にこ「今度は何？またパンツの落し物？」

真姫「今回は落し物じゃないわ…みんな、一度黙ってみて」

シーン…

一同「…」

プ〜ン…

一同「！！！！！！！！」

にこ「くさっ！何よこの臭い！！」

真姫「そう、誰か踏んだのよ」

絵里「踏んだって…まさか」

真姫「そのまさかよ」

真姫「この中の！誰かがフンを踏んだのよ！！」ﾄﾞﾝ!!!!!!

真姫「（決まった…）」ﾄﾞﾔ

一同「…」ｼ-ﾝ

凛「ちょっと寒くないかにゃってくさっ！シーンとしちゃ臭いが強調されちゃうにゃ！！」

にこ「に、にこのお宝に臭いが付くじゃないの！！」

花陽「凛ちゃあん…くさいよぅ」

凛「こればかりは…かよちんを守れないにゃあ」

穂乃果「もう！踏んだの誰！？」

ことり「それより、どうして私達部室でも靴なの！？」

海未「細かいことは気にしない方が身のためです。疑われますよ」

ことり「わ、私じゃないもん！！」

海未「証拠はあるんですか？」

ことり「ほ、ほら！靴の裏を」ｺﾞｿｺﾞｿ

海未「やめなさい！！」

ことり「ぴっ！？」

海未「もし…付いていたらどうするのでしか？私の顔の近くまで迫るわけなのですよ？もしそうだったら…ことりとの縁を切ります」

ことり「そこまで！？」

穂乃果「…こういうのって、意外と踏んだ人が過剰に反応するんだよね」

海未「穂乃果！？何を言うのですか！？」

絵里「わかるわぁそう言うの。私の知り合いにもいたもの」

海未「ち、違います！！断じて私ではありません！！」

ことり「証拠」

海未「証拠って…」

海未「私は…穂乃果とことりと一緒に登校したじゃないですか！！」

ことほの「あっ」

海未「その時、踏んでいたら気付くでしょう！？」

ことり「じゃあ私だって疑われるのはおかしいよ！！」

海未「そうですよね…ことり、すみませんでした」

ことり「ううん、私も海未ちゃんにきつく言っちゃったもん。ごめんね」

穂乃果「うんうん、いい話だねぇ」

にこ「てゆーかさ、それホントに犬なの？」

一同「えっ」

にこ「登校中に踏んでないとしたら…この音ノ木坂学院には動物がいたわよねぇ」

にこ「それの飼育委員って誰だったかしら？」

花陽「！！」

凛「かよちんは違うにゃ！！凛が証明するにゃあ！！」

にこ「へー…じゃあ凛、花陽の靴の裏を見なさいよ」

凛「えっ」

にこ「踏んでないって言い張るんでしょ？なら大丈夫じゃない」

凛「う、うん…」

凛「（でも、もし付いてたとしたら…凛は…凛は！）」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

凛「か、かよちん…足、上げてもらえるかな？」

花陽「」ｽｯ

凛「…」

凛「」ﾎﾛﾘ

凛「よかった…かよちんじゃなくて良かったにゃあ」

花陽「ほっ」

絵里「これで花陽の疑いが晴れたようね」

凛「おい、矢澤」

にこ「呼び捨て！？」

凛「かよちんとアルパカに謝れや」

にこ「何で謝らくちゃならないのよ！？疑いは皆にあるわけでしょ！？」

凛「凛の言うことが聞けんのか？あ？」ｸﾞｲｯ

にこ「ひっ、ひいっ！」

花陽「凛ちゃんもうやめて！」

花陽「私の疑いは晴れたんだから！にこちゃんが可愛そうだよぅ！」

凛「チッ」ﾄﾞｻｯ

にこ「あうっ」

にこ「こ、怖かったぁ…」ｶﾞｸｶﾞｸ

希「よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

絵里「にこも付いてない、と」

真姫「これで残りは穂乃果と希、そして絵里ね」

ことり「これでまた絵里ちゃんだったら面白いのにね」

絵里「面白くなんてないわよ！」

希「えりち、今日もくまさんパンツなん？」ﾆﾔﾆﾔ

絵里「そんな訳ないでしょ！大人のパンツ履いてるわよ！！」ﾍﾟﾗｯ

穂乃果「ヒューッ！」

凛「にゃー、絵里ちゃんセクスィー」

絵里「どうよ！もう卒業したんだから！！」

海未「…」

海未「自分からパンツ見せるなんて、痴女なのですか？あなた」

絵里「！！！？？？」

凛「痴女でウンコとか最低極まりないにゃ」

絵里「ちが…」

希「まぁまぁ、えりちがウンコかどうかは靴の裏見たらわかることやん？」

穂乃果「そうだよね。てゆーか、各々が確認すればいいだけの話なのにね」

真姫「そんなことしたら面白くないでしょ」

にこ「ウンコに面白みを求めんなぁ！」

花陽「絵里ちゃん、取り敢えず靴の裏見せて？」

絵里「グスッ…ヒック」

花陽「…」

ことり「早くしろやこのポンコツが」

絵里「うぇぇ！エリチカおうち帰るー！！」ﾀﾞｯ

凛「あっ、逃げた！」

ビターン！

希「そして転んだ」

絵里「ふぇぇぇん！！！！」

希「あー、大丈夫みたいやね」

真姫「はぁ、これで残るは後二人」

希「ウチはちゃうで。ほら」

真姫「あー、でも」

海未「ガム踏んでますね」

希「嘘！？」

凛「にゃはは、ガム踏むとかどこ歩いてるのって感じだにゃ」

希「ガムは噛んだらちゃんとゴミ箱へ。ウチとの約束やで！」

穂乃果「結局、誰が踏んだのか見つからなかったね」

真姫「何言ってるのよ。あなたが犯人って決まったわ」

穂乃果「えっ！？」

にこ「8人が踏んでなかったんだから、消去法で穂乃果になるわよ」

穂乃果「私、踏んでないよ！だって海未ちゃんとことりちゃんと登校したんだよ！？ねぇ！？」

希「μ'sの中で一番おっちょこちょいな穂乃果ちゃん。それに、一緒に登校する二人は仮に踏んでたとしても穂乃果ちゃんのことを思って言ったりしない」

穂乃果「ぐっ…」

希「でもな、穂乃果ちゃんが犯人やって大きな理由があるんよ」

穂乃果「な、なに…」

希「穂乃果ちゃんは家で犬を飼ってるんや！！」

にこ「そうよ！自分の家の犬のウンコふんだのよ！！」

真姫「それしか考えられないわ！」

花陽「穂乃果ちゃん、早くゲロった方がいいよぉ？」

凛「ウンコちゃん穂乃果踏んだこと正直に言おうよ」

ことり「逆ゥー！」

海未「ごめんなさい…今回限りは庇うことは出来ないです」

絵里「（皆もう構わずウンコウンコ言ってるチカ…スクールアイドルとしてどうなのチカ）」

希「さぁ言え！高坂穂乃果！！」

穂乃果「…」

穂乃果「ごめんなさい！！」

穂乃果「私です！私が踏んだんです！！」

一同「やっぱりな」

真姫「はぁー、一件落着ね」

海未「取り敢えず穂乃果には靴を洗いに行かせました」

ことり「災難だったね…」

にこ「何かまだ臭うわね…」

花陽「今度芳香剤買ってきます…」

凛「大声出したからお腹減ったにゃ。かよちん、カレーでも食べに行く？」

希「よく、ウンコのながれでカレーが食べられるね…」

絵里「はぁ…」

海未「帰りましょうか。練習する気力が湧かないです」

ことり「そうだね…」

にこ「それじゃ、今日は解散」

ガタガタッ

ｶﾖﾁﾝﾄﾞｳｽﾙｰ? ｲﾔｷｮｳﾊﾓｳｲｲﾖ

真姫「」ﾁﾗ

真姫「！！！？？？」

希「ん？どしたん真姫ちゃん」

真姫「いや、何でもない…」

絵里「今日のご飯はなんだろな〜」ｸﾙｸﾙｸﾙ

真姫「（皆は気付かなかったけど、臭いは穂乃果だけじゃなかった…悲劇は、終わってなかったんだ！）」

おわり

読み返すとひっでぇな

凛ちゃんの疑いはれたのはいつ？