希「なあえりち･･･？」

絵里「何よ希」

希「うち最近なんかおかしいんよ」

絵里「あー･･･たしかにね」

希「わかるの！？」ｶﾞﾀｯ

絵里「そりゃあまあねえ？」

希「わかっちゃってるのかぁ･･･」

絵里「あんなに穂乃果のとこ見てたらねえ･･･？」

絵里「多分海未あたりは気づいてるんじゃないかしら」

希「えりち以外にもバレてるのか･･･困ったなぁ･･･」ｽﾞｰﾝ

絵里「そもそもなんで穂乃果のとこ好きになったのよ？」

希「すっ、すき！？そ、そんなんじゃ///」

絵里「賢いエリチカにはお見通しよ」ﾄﾞﾔｧ

希「」

絵里「いいから早く教えなさい」

希「はい･･･」

希「年末に穂乃果ちゃんの家にお手伝いに行ったはなししたやん？」

絵里「聞いたわね」

希「海未ちゃん、ことりちゃん、雪穂ちゃんが町内会の事務所におもちを届けに行ってたんよ」

絵里「うん」

希「その時に先に穂乃果ちゃんとおやつをいただいてたんよ」

絵里「ふむふむ」

希「その時に事件が起きたんよ」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

（年末の高坂家のリビング）

穂乃果「町内会の事務所まで届けに行った３人はきっとすぐ帰ってくると思うら、先におやついただいてよっか？」ｵﾓﾁﾄﾞｰﾝ

希「ほな、３人には悪いけどお先にいただいとこか？」

穂乃果「あ、希ちゃん、鼻の頭にお餅ついてる～！」

穂乃果「いつの間についちゃったんだろう？早くとらないと固まっちゃうんだよ、お餅って」ﾊﾅﾕﾋﾞｻｼ

穂乃果（♪～）ｺﾞｼｺﾞｼ

穂乃果「もうとれたかなぁ？」ｺﾞｼｺﾞｼ

穂乃果「うーん取れないなあ」ｺﾞｼｺﾞｼ

希（なんか・・・ええ気持ち）

希（穂乃果ちゃんかわいいなあ）

穂乃果「んー」ｺﾞｼｺﾞｼ

希（もっとしてほしいような･･･なんかドキドキしてきた）

希（未知の扉あけちゃいそうやわ）

希（目つぶっとこ）

穂乃果「うーん、どうしてもとれないな、もう固まっちゃってるのかな～？」

穂乃果「ちょっと希ちゃん失礼するね！」

希（穂乃果ちゃんの息がかかってる？なにするん？）ﾒﾊﾟﾁ

希（うわああああああ）

穂乃果（かぷり）

穂乃果「やった～、とれた！やっぱり時間がたっちゃうと少し湿らさないとなかなかとれないんだよねえ」

希「！！！！！」ｶｧｧｧｧ

希（あかんあかんなんでこんなに穂乃果ちゃん大胆なの///）

希（未知の扉開いちゃう――）

ゆきことうみ「ただいま～！外寒かったよ」

雪穂「あ･･･お姉ちゃんたち先に食べてる」

雪穂「私達の分残しといてよ？お姉ちゃん！」

穂乃果「残してあるよ！」

希「･･･///」

――――――
―――――
――――
―――
――


希「こんな感じのことがあったんよ･･･」

絵里「穂乃果の天然にやられて未知のトビラ開いちゃったのね･･･」

絵里「でも案外希ってちょろいのね」

希「えりちからそんなこと言われると思わなかったわぁ･･･」ｽﾞｰﾝ

絵里「んなっ･･･失礼な」

絵里「まあなかなか海未に告白できなかった私が言うのは何なんだけど早く告白しなさい」ﾋﾞｼｯ

希「無理無理無理」

絵里「どうしてよ」

絵里「結果が心配なら私の時みたいにご自慢のタロットカードに聞いてみればいいじゃない」

希「で、でも」

絵里「私やにこの時は無理やりにでもさせたくせに」ﾑｽｯ

にこ「よんだにこ？」ﾋｮｺ

絵里「ひゃぁ」ﾋﾞｸｯ

希「！？」ﾋﾞｸｯ

にこ「面白そうな話が聞こえたから来てみたの」

希「にこっちいつからいたん？」

にこ「まあ最初から」

希「うそやん･･･」ｽﾞｰﾝ

絵里「脅かさないでよにこ･･･」

にこ「ごめんごめん」

にこ「でも希穂乃果が好きだったんだぁ～知らなかったニコ」

希（あとでわしわしMAXやな）

絵里「まあこれで希の秘密を知る人は2人になったわね」

真姫「私もいるけどね」

希「」

絵里「あら真姫もいたの」

真姫「にこちゃんに連れて来られたの」

真姫「まあ私もにこちゃんに告白するとき無理やり希に言いくるめられたのよね」

絵里「あ･･･ここにも被害者が」

希「」

にこ「早く告白しなさいよ希」

真姫「そうよ早くしなさい」

絵里「ほら２人も言ってるわよ？」

希「で、でも･･･」

絵里「往生際が悪いわね」

絵里「じゃあ明日作戦会議を開くわよ」

希「なんの！？」

絵里「そりゃあ希の穂乃果への告白を成功させるための作戦会議に決まってるじゃない？」

にこ「さっすがえりちゃんか・し・こ・い」

真姫「もう海未、ことり、凛、花陽には連絡したわよ」

絵里「返事は？」

真姫「二つ返事で来るらしいわよ」

絵里「ハラショー」

希（大変なことになってしまった）

～次の日

絵里「じゃあはじめるわよ」

絵里「希の告白成功させよう会議」ﾊﾞｰﾝ

海未「え、絵里その･･･会議名前はだれが･･･」

絵里「もっちろん私よ！我ながら良いネーミングでしょ！」ﾄﾞﾔｧ

海未「絵里そのまんまじゃないですか･･･」

花陽「ま、まあ名前のことは置いといて本題に移ったほうがいいんじゃないかな」

凛「かよちんがそう言ってるんだしはやくすすめるにゃー」ｽﾘｽﾘ

花陽「凛ちゃんくすぐったい///」

真姫「私はもっと早くからそう思ってたけど！どうせその二人がイチャイチャし始めると思ってたし」ｶﾐﾉｹｸﾙｸﾙ

にこ「そんなこと言って真姫ちゃんもこの宇宙一かわいいにこにーとイチャイチャしたいんでしょ？」ｷﾞｭｯ

真姫「ｳﾞｪｴｴｴ！！？ﾍﾞ､ﾍﾞﾂﾆｿﾝﾅｺﾄｵﾓｯﾃﾅｲｹﾄﾞ!///」

海未「あちこちでイチャイチャし始めてますね･･･本題忘れてるんじゃ」

海未「百合百合してないのは私と雪穂が居ないことりだけですか」

ことり「そう言いつつ絵里ちゃんの手にぎってるよねぇ」ﾆｺﾆｺ

海未「！？///」ｶｧｧｧｧ

絵里「あら？ばれた？」

希（もう帰りたい）

海未「ゴホン、さあ本題に入りましょう」

海未「ではどのように希の告白をどのようにすれば成功するか案がある人は居ますか？」

凛「希ちゃんのタロットカードに聞いて『うちは穂乃果ちゃんが好きや！カードが付き合ったほうがいいとそうつげるんや！』ってやればいいと思うにゃ」

希「それじゃあカードがなければ穂乃果ちゃんの好きじゃないみたいやん！」

凛「それもそうだにゃ」

花陽「おにぎりあげれば･･･」

希「それはかよちんの場合でしょ！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

絵里「･･･」

にこ「･･･」

真姫「･･･」

海未「３人共黙ってどうしたんですか」

にこ「３人とも意見は多分同じなのよ」ﾁﾗ

絵里 ｺｸｯ

真姫 ｺｸｯ

にこ「せーので言うわよ」

にこ「せーの」

えりにこまき「「「強行突破」」」

真姫「やっぱりこれが一番よね」ｶﾐﾉｹｸﾙｸﾙ

絵里「そうよね」

希「まって！それがダメだから会議開いたはずやん？」

にこ「結局強行が一番いいのよ、にこ達の時みたいに」

絵里「海未はどう思う？」

海未「失敗したくないなら穂乃果の気持ちをこっそり聞くのがいいとおもいますが･･･」

希「やっとまともな意見がでてきたやん」

海未「問題は誰が聞くかですね」

絵里「そうよね、海未じゃすぐバレちゃいそうだし」

海未「そうですね」

にこ「真姫ちゃんは問題外だし」

真姫「どういうことよそれｲﾐﾜｶﾝﾅｲ!!」

凛「確かに真姫ちゃんは海未ちゃん以上にばれそうにゃ」

にこ「かと言って花陽はねぇ･･･」

花陽「ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃｰ!ってなっちゃう」

希「にこっちはだめなん？」

にこ「にこはこういうの苦手だもの」

ことり「あの･･･そのことなんだけど」

海未「どうしたんですかことり」

ことり「実は雪穂ちゃんから穂乃果ちゃんが気になる人がいるっていう話を聞いたんだけど」

希「！？」ｶﾞﾀｯ

絵里「続きを早く言って！」

ことり「こんな話なんだけど」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

雪穂「実はお姉ちゃん気になる人がいるらしいんですよ」

ことり「ほんと！！」ｷﾗｷﾗ

雪穂「それが『焼き肉が好きで、趣味が占いと昼寝の人にクリスマスに何をプレゼントしたらいいかなあ』っていう風に相談せれて」ﾊｧ

ことり「それ完全に希ちゃんだね」

雪穂「ですよね。隠してるつもりなんですよね～お姉ちゃん」

ことり「そこが穂乃果ちゃんらしくてかわいい?」

雪穂「どうせ私はお姉ちゃんほどかわいくないですよーだ」ﾂｰﾝ

ことり「雪穂ちゃんはもっと可愛いよ～」ｷﾞｭｯ

雪穂「･･･///」ｶｧｧｧｧ

?←これはハートの記号だと思って下さい

&
#
9
8
2
5
;
を並べて書き込めばハートになるよ
テストスレで試してみて

――――――
―――――
――――
―――
――

ことり「という話をしたんだよ～」

にこ「しれっと惚気話をぶち込んできたわね」

凛「これは完全に確信犯だにゃ～」

真姫「惚気話は置いといてこれ相思相愛じゃない」

海未「それもそうですね」

絵里「そうよ早く告白しちゃいなさいよ」

希「で、でももしかしたら他の人かもしれないし･･･」ｼﾄﾞﾛﾓﾄﾞﾛ

花陽「確かに心配だよね」

希「わかってくれるのはかよちんだけや･･･」

ことり「じゃあ私が今日聞いてくるよ。」

希「え！？」

海未「それがいいですね」

絵里「ことりハラショーよ！」

にこ「じゃあ今日はこれでおわりね？よし、解散」

花陽「う、うん」

凛「かーよちん！一緒にかえろ！」

>>17
ありがとうございます

絵里「じゃあ海未私達も帰りましょうか」

海未「はい」

ことり「私も帰るね」

真姫「じゃあ私も帰るわ」

にこ「まってよ真姫ちゃん」

にこ「あ、そうだ」ｸﾙｯ

にこ「希ちゃんファイトだよ！」

にこ「それじゃあね」ﾉｼ

希「･･･」ﾎﾟﾂｰﾝ

希「全部終わったらにこっちはわしわしフルMAXやな」ﾎﾞｿｯ

にこ「･･･」ﾌﾞﾙｯ

真姫「にこちゃんどうしたの？風邪でも引いた？」

にこ「いや悪寒がしただけ、早く帰りましょ」

～穂むら

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

雪穂「あ、ことりさん」

ことり「あ、雪穂ちゃん。穂乃果ちゃんいる？」

雪穂「部屋に居ますよ。何か用ですか？」

ことり「希ちゃんの件で」

雪穂「あ～･･･」

ことり「じゃああがらせてもらうね」

雪穂「どうぞどうぞ」



～穂乃果の部屋

穂乃果「あ、ことりちゃん。いらっしゃーい」

穂乃果「今日はどうしたの？」

ことり「穂乃果ちゃん単刀直入に聞くけど」

穂乃果「うん」

ことり「希ちゃんのこと好きでしょ」

穂乃果「え･･･///」

ことり「やっぱり～」ﾆﾔﾆﾔ

穂乃果「だって希ちゃん優しいし･･･かわいいし」

穂乃果「いつも助けてくれるし･･･」

ことり「それだけ希ちゃんが好きなら明日告白しちゃいなよ」

穂乃果「･･･///」

穂乃果「じゃ、じゃあ海未ちゃんが明日皆中出したら告白するよ///」

ことり「なんだもう覚悟決まってるだ」

穂乃果「も、もしかしたら外すかもしれないじゃん」

ことり「はいはい」ﾆｺﾆｺ

～次の日の放課後

穂乃果「海未ちゃんそこは空気読んでよ･･･」ｽﾞｰﾝ

海未「空気を読んで皆中させましたよ」ﾔﾚﾔﾚ

ことり「これであとは希ちゃんだけだね」ﾎﾞｿ

穂乃果「ことりちゃんなにか言った？」

ことり「なんでもないよ」

prrrrrr

穂乃果「にこちゃんからメールだ」

穂乃果「なになに･･･///」ｶｧｧｧｧ

海未「どうしたんです？穂乃果」

穂乃果「ううんな、なんでもない･･･///」




～生徒会室

絵里「いい加減覚悟を決めなさい」

真姫「そうよ、穂乃果のほうがよっぽど覚悟が決まってるじゃない」

凛「善は急げにゃ」

花陽「そうだよ！頑張って希ちゃん！」

にこ「そうよね海未ちゃんがラブアローシュートで外すわけないものね」

希「わ、わかった･･･うちも覚悟を決める」

絵里「ハラショーよ希。行って来なさい」

～屋上

希「ほ、穂乃果ちゃんどうしたの」ｿﾜｿﾜ

希（あかん、標準語になってるやん///）

穂乃果「の、希ちゃんこそどうしたの」ｿﾜｿﾜ

希「じ、実は穂乃果ちゃんに伝えたいことがあってな///」

穂乃果「じ、実は穂乃果も･･･///」

希「お先にどうぞ」

穂乃果「希ちゃんこそどうぞ」


～屋上の扉の裏

にこ「ふたりともちょっと奥手過ぎない？」

海未「なんで私達覗いてるんですか」

まきりん「「だって気になるじゃない、にゃ」」

花陽「私は希ちゃんが心配で･･･」

絵里「ま、まあ成功したらお祝いしてあげられるじゃない」

海未「そうですけど」ﾔﾚﾔﾚ

穂乃果「じゃあ同時に言おう」

希「そ、そうやね」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

のぞほの「「せーの」」

のぞほの「「穂乃果ちゃん、希ちゃんのことが大好きでした付き合って下さい！」」

穂乃果「えっ///」

希「･･･おねがいします///」

穂乃果「こちらこそお願いします///」




絵里「ハラショー」

海未「やりましたね」

凛「やったにゃー！！」

真姫「ま、まあ私は成功すると思ってたけど」ｶﾐﾉｹｸﾙｸﾙ

花陽「よかったね･･･希ちゃん！」

ことり「なんか、穂乃果ちゃんがそわそわしてる」

絵里「告白したのに？なんでかしら」

穂乃果「の、希ちゃん///こっち来て･･･///」ｿﾜｿﾜ

希「穂乃果ちゃんどうしたん///」

穂乃果「･･･んっ･･･」ﾁｭｯ

希「！！？？？？///」ｶｧｧｧｧ

希「ほ、穂乃果ちゃん///」

穂乃果「穂乃果の初めて希ちゃんにあげちゃった･･･///」

希「うちも･･･はじめて･･･///」

穂乃果「お互い様だね///」


絵里「ちょっとちょっと！！！なんでキスしてるのよ！！！」ﾊﾞｰﾝ

希「え、えりち！？見てたの！？///」

穂乃果「･･･///」

海未「破廉恥です！///」

真姫「まだ、にこちゃんともしたことないのに･･･私から誘ってみようかしら」ﾎﾞｿｯ

凛「穂乃果ちゃん大胆だにゃ･･･」

花陽「」

ことり「（･8･）」

希「みんな隠れて見てるなんてひどいやん･･･」ｽﾞｰﾝ

希「あんな恥ずかしいところまで見られて･･･」

絵里「ま、まあいいじゃない。無事成功したんだし」

ことり「どうして穂乃果ちゃんキスしたの？」

穂乃果「にこちゃんが『希にプレゼントするなら告白成功した後ファーストキスすればいいニコ』ってメールをくれたんだよ」

穂乃果「だから、ね･･･///」

にこ（そればらしちゃダメって書いたじゃない！）

希「にこっちいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！」

にこ「ひぃ･･･」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

希「わしわしフルMAXや！！！！」

にこ「うわああああああああああああああ」

真姫「まあこれは自業自得ね」

海未「無事成功したみたいなので私達は帰りましょう」

絵里「そうね」

凛「そうだね。二人のおじゃまになっちゃいけないにゃ」

花陽「そうだね」

にこ「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

真姫「じゃあ伸びてるにこちゃん連れて行くわ」ﾎﾗｲｸﾜﾖﾆｺﾁｬﾝ

ことり「私も雪穂ちゃんと約束あるし帰るね～」

絵里「じゃあ後はお二人でごゆっくり」

穂乃果「･･･」

希「･･･」

希「じゃあ、私達も帰ろっか」

穂乃果「そうだね希ちゃん」ｷﾞｭｯ

希「！？///」

穂乃果「照れてる希ちゃんかわいい///」

希「もうっ！///」

希「じゃあこのまま手をつないで帰ろっか！」

穂乃果「･･･うん！」

――終わり