一夏「白い…モビルスーツ?」 (46)


ふと思いついた小ネタ(スレタイ含む)を書くスレ24

57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]2013/05/23(木) 20:06:40.51 ID:tRBSwZpA0


一夏「ごめん…姉さん…父さん…俺は…行くよ!」

もしワンサマの性格がバナージだったら。

使い古されたネタだろうが、結構行けそうな気が…

IS世界が宇宙進出してコロニーが普通にあったり、一夏がIS学園じゃなくて、今後の事を考えて、どっかの職業訓練の学校で、勉強してたら、ISを使ったテロに巻き込まれて、まともで子供を捨ててない父親の意思を受け継ぐ感じだったらどうだろう…もうイヅルじゃなくて福井さんだよね…コレ。

こちらを参考にしました。

・UCはまだepisod4までしか見ていない。
・ISも原作5巻までしか読んでいない
・両方のネタバレ含みます
・キャラ崩壊は当たり前です
・不定期更新&投下速度は亀
・誤字があっても気にしないで下さい


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369471386

ー現在、
グリニッジ標準時、23時40分。
今、一つの世界が終わり、新しい世界が生まれようとしています。
間も無く、首相官邸『ra+』に置いて地球連邦政府主催の改暦セレモニーが行われます私達は母なる地球の外に自らの世界を築く時代に足を踏み入れました。

今宵、私達は歴史の目撃者となります。
この幸運を全ての人と分かち合い、去りゆく西暦の時代を感慨をもって見送ろうではありませんか。

そして、新たなる世界。
宇宙世紀の始まりを笑顔で迎えましょう。


さようなら、西暦。

ようこそ、宇宙世紀。


期待


「地球と宇宙に住む全てのみなさん、こんにちは。私は地球連邦政府首相、リカルド・ボーデヴィッヒです。間も無く西暦が終わり…」

そして、時間通りに演説が始まった。
本来なら、このまま何事もなく演説が終
わり。新しい時代が始まるーーー。


はずだった。

「…旧来の定義における国家の誤ちを指摘することが出来ます。人間が一人では生きていけないように国家も…」

その時、首相の目に浮かぶ幻影。
悲しげな目で地球を見る少年

「…失礼、今や後戻りが許されない」

その時、『ra+』に光を伝達する集光ミラーの角度が変更され、コロニーの外壁にミラーの焦点が結ばれる。

ジュウウウウウ

集中した太陽光はコロニーの外壁を溶解させ、ついにコロニーに穴が生じてしまう。

そこから大気が噴き出し、さらに衝撃波がコロニーそのものを破壊する。

何者かの陰謀により行われたその計画。
その計画を実行したテロ組織の一人、カズアキ・ビストはコロニーの近くにいる脱出宇宙船に乗っていた。

「本当に…これで良かったのだろうか?」

彼は中東で昔ながらの放牧業を営んでいた。だが、地球連邦政府の事業のために先祖伝来の土地を追われ、さらに父がゲリラ活動に参加していたという経歴から転職先を解雇されてしまう。

食い詰めた彼は、ある組織に誘われるままにテロ活動に身を染め、『ra+』の爆破にも参加していた。

悩む彼は自らを考えていた。
なぜ人を傷つけてまで自分は生きようとするのか、自分の生きる意味は何か

そして、少年の乗った宇宙船は爆発された。

テロ活動の口封じ、そのために殺す。
彼は宇宙船から放り出され、何もない宇宙を漂流する。

「俺はここで死ぬのか」

それも良い、と彼は思う。
思えば自分はいつも周りに迷惑をかけてばかりだった。

「ごめん、母さん…父さん」

全てを諦め、体の力を抜いて死を受け入れ、瞼を閉じる。
すると、目の前が暗くなった。

「なんだ?これ」

少年の目の前に流れてきた物体。

『ra+の箱』

この箱との出会いが少年の運命を大きく変える。

「そうか…母さん、父さん…俺は!」

絶望した少年は一筋の光にすがる
この箱が新たな戦いを生むとも知らずに。

そして、時は移り宇宙世紀96年

「どうだ?」

白髪の老人、カズアキは100年余りの冷凍睡眠から目覚める、問う。

「予定通りに行います」

カズアキの横に立つ男、ハルユキ・ビストは答える

「しかし、箱の譲渡はこれまで以上の混乱を招くことになるかもしれません」

箱、宇宙世紀最大のコンズロマリット企業と謳われるアナハイム・エレクトロニクス社をも傘下に収めるビスト財団。その当主となったカズアキ。
そんな彼の成功を支えていたのが、あの『ra+の箱』である事を知る者は一握りしかいなかった。

「あれから直に100年が経つ、このままでは地球圏は逼塞する」

『ra+の箱』は連邦政府に無限の譲歩を引き出し、財団の利権を保証するに値するほど貴重なものになっていた。

「宇宙世紀の歪みを正してくれる者達の胎動は既に始まっている」

とだが、カズアキは財団二代目当主で孫でもあるハルユキ・ビストと共に箱を世に解放する事を決意していた

「『ra+の箱』を託すに足りる者がここにある事を願う」

「はい」

男、ハルユキは気付いていた。
その行為は一つの時代の終焉を招くかもしれないことに



だが、彼はそれを止めようとはしなかった。

「ハルユキ、私を許すか?」

今にも折れそうな声で老人は問う。

「これで一つの世界が終わるかもしれないのです。私以外誰があなたを許せますか」

そして、男はその場を去り
老人は静かに瞼を閉じた。




episod1「ユニコーンの日」



警告音が鳴り響く。

「ミノフスキー粒子戦闘濃度、散布急げ」

「敵艦はクラップ級と推定、熱弾を感知」

「回避運動」

「隔壁閉鎖!遅いぞ!」

「敵艦、高熱原体を射出。モビルスーツと推定…数は2…いや3」

「セシリアを出せ、ガランシェールの足なら振り切れる」

格納庫、その一角にある青い機体が動き出す

セシリア「了解ですわ」

レーダーが起動し、敵の居場所を少女に教える。

セシリア「目標を捕捉、足の早いのが一機いますわね。特務仕様かもしれませんわ」

「偶然の出会いじゃないって事だ、暗礁宙域まであと10分。片付けて帰って来い」

「10分?わたくし5分で帰って来れますわ」

「あまり、調子にのるな。浮かれていると死ぬぞ」

「あら怖い、ですが大丈夫でしてよ。わたくし、エリートですから」



「セシリア・オルコット、ブルーティアーズ行きますわ!」

「アレの名前はブルーティアーズではなくクシャトリヤなのですが…」

「まあ、いいだろう。やつの自由にさせてやれ」



ブルーティアーズは一気に加速し、敵との距離を詰めていく。

セシリア「船は追わせませんわ!ファンネル!!」

ブルーティアーズの特徴的な羽から発射される小型の起動砲台

セシリア「…」

意識を集中させ、次々に的に照準を合わせていく
ラファール・リヴァイブに突き刺さる幾多のファンネルによる攻撃、撃ち落とされる二機。

セシリア「残りはあなた一機ですわ」

ブルーティアーズの真上にいる機体。
ラファール・リヴァイブ・カスタムがランチャーによる拡散ビーム砲を打つ

その行動を読んでいたかのごとくブルーティアーズは攻撃を紙一重で避け、距離を詰める

ラファール・リヴァイブはさらに肩の小型ミサイルを発射する

その間を縫うように避けるブルーティアーズ

セシリア「遅いですわ」

敵はミサイルを打ち尽くし、ビームサーベルによる突貫をしかける。
だが、ファンネルで撃ち抜き、行動不能にする

「く、袖付きめ…」

セシリア「任務完了、これより帰投しますわ」


ブルーティアーズのパイロット、セシリアはヘルメットを外し母艦へと戻る。



UC0096 篠ノ之博士が宇宙世紀の戦争から生み出したMSを元に作らった女性にだけ適応する、最強の兵器。


世の人はその名を"IS〈インフィニット・ストラトス〉"と呼ぶ

一旦終わり
>>5に置いてその時を間違えて二回使用しています。二回目の方は不要です。


面白いです


La+がra+に変わってんのは誤字なのか考えあっての改変なのか

ごめん、素で間違えた
すまん、すまん…

場所は移り、私立藍越学園

少年、織斑一夏は授業を受けていた。

このように宇宙移民者の独立を掲げる
ジオン公国によって引き起こされ、実に人類の半数を死に至らしめた一年戦争は
女性専用兵器ISの導入後に連邦政府が仕掛けた
ア・バオア・クーにおける大攻防戦をもって集結しました。

それがちょうど17年前、あなた達が生まれる前年の出来事です。

戦後もジオン残党を名乗る集団は幾多も戦果を引き起こしてきました。
スペースノイドの自治政治を叫ぶ彼らの根底には女性優位とするギレン・ザビの選民思想が今も根強く潜んでいます。

ジオン・ダイクンの提唱したジオニズム、いわゆるニュータイプ思想は結果的に彼らのような反乱分子を生む危険な思想であったということです


「あなたたち!」

バン!と教卓を叩く女教師

「歴史の授業なんて就職の役に立たんと思って舐めるないのよ!男子は工員、女子はテストパイロットと言ってもシニア・ハイ程度の知識もないアホは雇いませんからね」

「就職率100%の謳いを鵜呑みにしていると…」

扉が開き、先生がもう一人入ってくる。

「タナカ先生、またシャトルが…」

「また、ですか?」

モブ夫「いい加減、買い換えれば良いのになうちのシャトル」

弾「理事長がケチなんだろ、アナハイムの払い下げで十分ってさ」

モブ子「ねぇ、それじゃあ今日ここに止まるの?」

モブ子「あたし着替え持って来てないよ」

モブ美「あたしも」

弾「て事は明日のカタツムリ見学は中止だな」

モブ夫「ここで2日続けてタナカの特別講義なんて嫌だぜおれは!」

弾「俺だったら2分でシャアの反乱まで説明できるぜ。なあ、一夏」

一夏「…」

弾「…おっ!何だよすげー、ザクだ!」

弾「あの三十路めこういうもんがあるなら始めから教えろっての」

モブ美「何それ、すごいの?」

弾「モビルスーツの元祖だぜ」

モブ美「あ〜」

弾「おい待てよ、じっくり観ようぜ」

モブ美「興味なーし」

モブ子「とっくに戦争は終わってるんだし、そんなパイロットの安全の保証もできないオンボロは必要ないでしょ」

モブ夫「撮影禁止だぞ、それ」

弾「…ロマンのないやつらだ」


「な、なあ、い…一夏」

一夏「なんだ、箒」

呼びかけて来たのは、ここに入り久しぶりに会った幼馴染、篠ノ之箒。

箒「お前はたまに遠くを見ているような顔をしていないか?」

一夏「そうか?お前は俺をよく見てるんだな」

箒「べ、別にそういうわけではない!」

一夏「まあ、それは何処かを見ているわけじゃなくてどこにいるのかなって考えている時だと思う」

箒「家族のことか?」

一夏「いや、自分がさ」

箒「あ…すまん」

一夏「何をしていてもその時を本当は過ごせていないような…」

箒「それなら私だって感じているぞ!」

箒「何かズレているような感覚の事だろう?」

一夏「ああ…」

つまらなそうに窓の外を見つめる少年

箒「そういう事はこれからどんどん大きくなっていくのではないか」

一夏「…えっ」

そして、窓の外を通り過ぎる。
一瞬の軌跡

箒「それを感じないで済むのは…」

少年は虚空に向けて目を見開いた。
遥か遠くにIS…いやIS宇宙仕様のISは基本"全身装甲(フルスキン)"でリミッターはある程度解除されているが

一夏「…速い」

その速さはISとは一線を引いていた。
白い一角獣のような姿、その姿は幼い頃の記憶を彷彿とさせる。
壁に書かれた"一角獣(ユニコーン)"の絵、ピアノの音

もっと近くで見たい、少年はそう思い窓の近くまで顔を寄せる。

箒「おい一夏!聞いているのか!?」

一瞬だけ後ろを振り返る

箒「あ、いや…何でもない」

急いで窓の外を見るが、もう白いMSはいなかった。

一夏「白い…モビルスーツ?」

一旦、風呂


しかしISが出来た時が変わっている気がするが、俺の理解力が無いだけか?

全体的なプロットは考えてあるが、設定はあやふや。
まあ、一年戦争の中間あたりで前の篠ノ之博士が第一世代と第二世代を作成。でUC0098で束さんが新しく世代を更新させ始めて第三世代という感じ

「ご亭主」

カタツムリ、コロニービルダーの一角で男と秘書は話していた

「何だ?」

「RX-0、白式の稼働試験が完了しました。運用に問題はありません」

「流石だな」

「い、いえ」

「機体がだ」

男は資料に目を通し、言葉を続ける

「ISへのサイコフレーム技術の導入。パイロットの思考を直に駆動系に伝えるISと相性がいいな」

「それと、藍越学園の自習施設にまだ人がいたようです」

「カリキュラムは確認したはずだが」

「往還シャトルが故障したようで」

「そうか…もい誰かの目に触れたとしてもーーー」



「一瞬の幻にしか見えんだろうさ」


男は机の上のディスプレイを見つめる。
画面に映る藍越学園の生徒

織斑 一夏
年齢 16
生徒番号 09853549800
両親が離婚、母親は5年前に死亡し姉は行方不明。

画面に手を伸ばすが、手が止まってしまう。

「"赦す"か…」

そして、男は何かを決意した。

インダストリアル7

藍越学園がある、その場所は宇宙に浮かんでいた。
宇宙世紀がはじまり95年、戦争が終わって17年、俺が生まれて16年
人類は地球を離れ、遥か宇宙に都市を作った。
それがこの、インダストリアル7。


そこに一隻の偽装貨物船ガランシェールが到着した。

「了解、5番ゲートに入ります」

「さて、ラプラスの箱とはどんな代物か」

「本当にあるなら持って帰る、罠なら突破するまでだ」

カタツムリへと入って行くガランシェール
その横を一筋の機体が通過する

「後方より、高熱原体急速に近づく!」

「ちっ、こんなときに…数は!?」

「一機です!」

セシリア「わたくしが行きますわ!」

ガランシェールの横を通り過ぎる、一瞬の幻。

「何だ今のは?」

「敵ではないようですね」

だがあの速さはおかしい、あれでは中のパイロットが人肉シェイクになってしまう。

セシリア「ふふっ」

だからこそ、オモシロい。
あの機体と戦ってみたい、セシリア・オルコットはそう思い笑みを浮かべた。






そして、対談が始まった
一つの時代の終焉を招くかもしれない、対談が

同時刻、コロニービルダー

この日は藍越学園のコロニー創生ユニット見学があった。
建物の屋上から周りを見る生徒達

モブ子「うっそ〜たっかーい」

モブ夫「うおお!あの鉄骨ありえねえ」

モブ子「織斑君も見てみなよ、すっごいから!ほら、望遠鏡」

一夏「…ありがとう」

新しい地盤ブロックが継ぎ足されて、コロニーの外壁が拡張し世界が広がって行く。

一夏「何だ?あれ」

地盤ブロックの間に立つ機体
ISの量産機である『打鉄』その肩にはジオンのマークがあった
そして、手に握られたビームマシンガンをこちらに向ける

一夏「みんな!伏せろ!!」

モブ子「え?」

ダダダダダダ!!

瞬間、マシンガンが辺りを破壊した。

タナカ「教員は生徒を避難させて!」

シェルターへと逃げる生徒。

タナカ「早く!」

ダダダダダ!!

次々と倒れて行く生徒

タナカ「連邦軍はまだ到着しないんですか!?」

シェルターに隠れ、窓から外を見る。
外では到着した連邦軍のISと打鉄の戦いが繰り広げられていた。

モブ夫「コロニーに穴が空いた…」

モブ美「あれ、学校があるあたりよ!」

モブ子「で、でも、なんでテロなんか?」


弾「テロなんかじゃない…戦争だ」

弾「戦争やってんだよ…あれ」

あたりの生徒が外を見る。
打鉄は3機おり、街が破壊され
人は死に、辺りが火に包まれていく

モブ夫「何でこんな時に!」

モブ美「戦争は17年前に終わったんでしょ!」

弾「終わってなんかいなかったんだ…戦争は」

一夏「戦争…」

織斑一夏は目を閉じた、現実から逃げるように
だが、瞼に映る世界。暗く誰もいない場所に一つの箱が浮かぶ

ーーー 一夏

誰かの声が聞こえた

一夏「…誰かが俺を呼んでいる」

箒「おい!一夏、どこに行くつもりだ!?外は危ないぞ」



一夏「行かなきゃ…」

箒「待て!」

弾「おい!」

一夏「弾達はカタツムリの奥までいけ!そこに連邦の船があるはずだ」

弾「いいのか?」

一夏「俺は行かなきゃいけないところがある、だから先に行っててくれ」

箒「待て!一夏」

一夏「…」

箒「一夏!」



一夏「箒、弾…ごめん」

戦争の開始。

それはビスト財団と袖付きの交渉決裂を意味していた。

「交渉は決裂した、船長達が帰ってくる前に脱出口を開いてくれ」

セシリア「分かりましたわ」

「すでに応援部隊の打鉄も到着している。頼んだぞセシリア」

セシリア「その前に周りの虫さん達を落としておかないといけませんわね…ファンネル!」

戦火はより大きなものへと変わっていく。


一夏「…母さん、父さん、千冬姉」

ーーー 一夏

一夏「こっちか?」

しばらくすると、大きな部屋に出た

一夏「これは…」

目の前に現れたのは一機のIS
白いカラーリングに一角獣を思わせる一本の角

一夏「あのモビルスーツ、いやISか」

そして、白い一角獣の横に見知らぬ男が一人

ハルユキ「秘書、無事だったか…」

男はこちらを向いて、驚いたような顔をする

ハルユキ「一夏…」

一夏「あんた…誰だ?」

ハルユキ「神というものは信じていなかったがまさかここで信じることになろうとはな」

一夏「何を言ってるんだ?それより早く逃げないと、もう直ここも…」

ハルユキ「逃げても、長くは持たん」

一夏「何でそんなこと言うんだ!」

ハルユキ「戦争とは…こういうものなのさ、そしてこれが私の運命」

一夏「戦争って…みんな明日の予定だって、来週の予定だって、あったんだ。あんただってそうだろ!なのにあんな死に方…」



一夏「人の死に方じゃない!」

あのネタを書いた者です。

ネタだと思って何気なく書いたものだったんですが…乙です!

嘘からでた真に…なってびっくりしてます…。

期待です。ほんとにあんなネタ採用してくれてありがとうございました…。

それにしても一夏ことワンサマかっこよくなったなぁ…

やっぱり書き手が変わると主人公まで…

セシリアはネオ・ジオンっぽいけど、他の面子も気になってしまうが、>>1さんのご自由なセンスで期待。

見守らせてもらいます…。

一夏「少なくとも母は、俺の母親は違った!もっと厳かだった」

ハルユキ「人は…動物とは違う、なのに我々大人は無益な血を流しすぎた。それどころか地球を食いつぶし、宇宙にはけ口を求めてきた」

ハルユキ「今こそ人は自らを律し、尊厳を取り戻さねば、100年前に紡がれた希望を生かすために」

一夏「内なる可能性を持って、人の人たる力と優しさを世界に示す…」

ハルユキ「人間だけが神を持つ、今を超える力。可能性という内なる神を」

男は手を伸ばす、今度は途中で止めることなく。

一夏「…」

そして、少年はその手を握った。

ハルユキ「お前はなぜここまで来た?戦争を止めるのは難しいぞ、この世界の重みをその身に受ける覚悟はあるか?」

少年の思考は一旦停止する。
俺はなぜここに来た?
俺はなぜこのISに気付いた?
俺はどこにいるんだ?

そして、少年は答えを出す

一夏「自信とか覚悟なんて、ない。俺はもう人が死ぬところを見たくないんだ!」

ハルユキ「ならば、これを持って行け」


モニターに手を当てられ、指紋認証の確認がされ、身体が機体の中へと収納されていく。


【COMPLETE】


ISスーツを着ているわけでも無いのに、身体にフィットする機体。

ハルユキ「これでもう、こいつはお前の言うことしか聞かん」


ハルユキ「お前を相応しい乗り手と判断すれば、ユニコーンは無二の力を与える『La+の箱』への道も開くだろう」

一夏「ラプラスの箱?」

ハルユキ「我らがビスト一族を100年に渡り縛り続けて来た呪縛」

ハルユキ「だが使い方によってはこの宇宙世紀に光明をもたらす」

一夏「それは…」

ハルユキ「お前の母、アンナはこの呪縛にお前を取り込ませたくないと、私の前から…」

男の顔と記憶が重なる、幼い頃の父との記憶。
男の顔は父と同じくどこか優しげな表情をしていた

ハルユキ「恨むだろうアンナ、そして、お前も」


ハルユキ「だが、行け。恐るな、自分の中の可能性を信じて力を尽くせば、道はおのずと開ける」

一夏「そんな…今更勝手過ぎる」

一夏の顔を愛おしそうな顔で見つめる、ハルユキ。

ハルユキ「許して欲しい…お前とはもっと…もっと……」

ハルユキは力尽きたように崩れ落ちる。
手をつかもうとするが、身体はISとの接続中で動かない。



ハルユキ(一夏…私の望みは叶ったよ………アンナ)

一夏「父さん!」

その時、横の壁が爆発し
ハルユキは爆発に巻き込まれる。

【接続完了】



一夏「父さんて…俺…今…」

思い出される記憶。

コロニービルダーの奥の屋敷から母と姉に手を引かれ、出て行く自分。

壁に描かれたユニコーンの絵

一夏「私の…」

ハルユキ『私のたった一つの望み、可能性の獣。希望の象徴』

一夏「父さん…俺」



一夏「ごめん…母さん、父さん…俺は…行くよ!」

ボルトロックが外れ、ユニコーンの目が緑色に光る
そして一歩一歩、歩き出す。



セシリア「レーダーに反応!これは…」

爆煙からゆっくりと現れる白い一角獣。

セシリア「ようやくお出ましですか?ファンネル!」

だが、攻撃は全て避けられてしまう。

セシリア「くっ、インセプター!」

瞬時に呼び出される近接専用武器
だが、一角獣の方が速かった。

セシリア「くっ…」

ユニコーンに押され、後ろへと無理やり進まされていくブルーティアーズ。
インセプターは握りつぶされ、使用不可に

一夏「ここから…」

さらに加速するユニコーン。
その姿はまさに"獣"

一夏「ここから…出て行けぇ!!」

二機はコロニービルダーから脱出し、宇宙に出る。

セシリア「落とせますわ!」

ファンネルによる一斉攻撃を仕掛けるブルーティアーズ、しかしビームは全て弾き返されてしまう。

セシリア「まさか、I・フィールド…」

【NT-D】

装甲が開き、中から赤い光が漏れ出す。

一夏「うおぉぉぉぉ!!」

その姿が白い一角獣からガンダムへと変形していく
引き抜かれる背中のビームサーベル。





シャルル「ガンダム…」


つづく

終わり

>>33>>34
実は前に一回書こうかなーて思って止めたやつなんだ
理由:ISを一話しか見ていなかった

>>23
「そうか…もい誰かの目に触れたとしてもーーー」

「そうか…もし誰かの目に触れたとしてもーーー」

キャラの所属とかは案をくれると嬉しい

今の所の決定済み

セシリア
シャル
ラウラ

面白かった!乙!

NTならぬISも駆逐するユニコーンに期待。

というか最初の方ISをモビルスーツって言い間違えてるな…
すまんこ

なるほど、ISがMSサイズなのか原作どおりのパワードスーツなのか表記ゆれがあってわからんかったがほぼ人型のサイズのほうなんやな
ともあれ乙、続きも待っとるよ

今の所の設定としては見た目はモビルスーツ
大きさはIS
性能も基本ISで武器がガンダムの方の武器
ほのぼのを入れたいが話の雰囲気が壊れそうでやめようかどうしようか検討中
即興で書いているため更新予定日は風のゆくまま気の向くママ。

そういう細かい事はおいおい描写してこうかと思ったが、聞きたいところがあるなら出来るだけ答える。そして、ep5をTSUTAYAで借りて来た。

>>44

成程…その中でMSと共存するって結構凄いかも…。

リカルド首相の名前が少し違ったけどまさか…その末裔はあの子なのか…。

描写してくれるなら地の文で読みたいから今のところはええよ
ep5ゆっくり楽しんでやー

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