花陽「はい凛ちゃん、あーん」

凛「あーん！うーん、小泉家の卵焼きはやはり格別だにゃぁ」

真姫「口に物入れたまま話さないでよ汚いわね」

凛「乙女に向かって汚いとは失礼な。心の傷を癒す為に西木野家のプチトマトを請求するにゃ」

真姫「嫌よ。何言ってんの？」

凛「拒否がストレートすぎて心にクる物があるにゃ」

真姫「めんどくさい...じゃあほら、ミートボールあげるから」

凛「やったー！
...あ、小泉家の方が美味しい」

真姫「もう凛には何もあげない。たとえ凛が野垂れ死ぬ寸前の子猫だったとしてもね」

凛「血も涙もないにゃ」

凛「体育だよー！ほら真姫ちゃん準備体操ちゃんとやらないとー！」

真姫「いいのよ私は...体育はそれなりにやるから」

凛「準備体操を怠ると怪我するよ！真姫ちゃんはただでさえ体固いんだから。頭とか」

真姫「真姫ちゃんのダイヤモンドヘッドで頭突きしてあげるからそこ動くんじゃないわよ」

凛「冗談だから落ち着いて欲しいにゃ。凛はただ準備体操の大切さを説きたかっただけなんだよ」

真姫「次は無いと思いなさい」

凛「準備体操しないとね、本当に終わった後足が棒のようになっちゃうんだよ。真姫ちゃんはもともと口調が棒だけど」

真姫「...」(無言で追いかける)

凛「...」(逃げる)

新しいスレが上から3つとも
凛「
で始まっててワロタ

凛「今日はソフトボールかー！」

真姫「凛...っ、あんたね...っ、本当、覚えておきなさいよ...！！」ｾﾞｪｾﾞｪ

花陽「大丈夫真姫ちゃん？追いかけっこじゃ凛ちゃんには勝てないよ」

真姫「くっ...分かってる。
今度はちゃんと私の土俵に持ち込んで成敗してみせるわ」

凛「真姫ちゃんソフトボールやったことある？」

真姫「ないわよ」

凛「ないの？そっかー、ボールが顔に当たると痛いよ〜？」

真姫「なんでやる前にそういうこと言うのよ！」

凛「真姫ちゃんもともと痛い所あるけどね。ナルシストだし」

真姫「...」(追いかける)

凛「...」(逃げる)

>>4
私もそれ思いました



凛「かよちーん！真姫ちゃんがいじめるー！」

花陽「どうしたの二人とも？」

真姫「いじめてないわよ別に...ただ凛に話を聞いてただけで」

凛「あれは話を聞くっていう腕力じゃないにゃ！完全に凛の息の根止めに来てたよ！」

真姫「分かってるじゃない」

凛「なんか今怖いセリフ聞こえた！！」

花陽「何があったのか分からないけど、とにかく喧嘩は駄目だよ？」

凛「ぐすん...凛はただ真姫ちゃんのノートに油性マジックで「冷たい火傷を教えてあげる」って書いてあげただけなのに」

真姫「やっぱりあれあんたの仕業じゃないの歯を食いしばりなさい」

凛「真姫ちゃんジャンケンしよう」

真姫「なんでよ。嫌よ」

凛「もはやジャンケンすらも拒否されてしまうなんて」

真姫「なんでやろうと思ったのよ怪しいのよ」

凛「怪しいって何さ！真姫ちゃんはジャンケンひとつにも時間が割けないほど忙しい人なの？」

真姫「いやだって絶対なんか引っ掛けようとしてるでしょ」

凛「凛を信じてくれないの？ひどいにゃ...」

真姫「あーもう分かったわようるさいわねぇ...はい、じゃんけんぽん」

凛「あ、真姫ちゃんの負けだ」

真姫「これで満足？」

凛「かよちーん、真姫ちゃんがジャンケン負けたからゴミ捨て行ってくれるって」

真姫「まあ騙されたのはいいとしてまず目の前の喋るゴミを処理してもいいかしら」

凛「暇だし真姫ちゃんにLINE送るにゃ」



りん:真姫ちゃーん！

りん:真姫ちゃーん？

りん:おいおーい、聞こえてるー？

りん:棒読みの真姫ちゃーん！

りん:暇だにゃー

りん:ひまひまー

りん:真姫ちゃーん

りん:マッキー！

真姫:うるさい



凛「...」

真姫「まったく凛ったら...SNSでもうるさいんだから」

真姫「めんどくさいから無視しましょう」


凛:スタンプ ﾃﾛﾘﾝ♪

凛:スタンプ ﾃﾛﾘﾝ♪

凛:スタンプ ﾃﾛﾘﾝ♪

凛:スタンプ ﾃﾛﾘﾝ♪

凛:スタンプ ﾃﾛﾘﾝ♪

凛:スタンプ ﾃﾛﾘﾝ♪

凛:スタンプ ﾃﾛﾘﾝ♪

凛:スタンプ ﾃﾛﾘﾝ♪
凛:スタンプ ﾃﾛﾘﾝ♪
凛:スタンプ ﾃﾛﾘﾝ♪
凛:スタンプ ﾃﾛﾘﾝ♪

ﾃﾛﾘﾝ♪ ﾃﾛﾘﾝ♪

ﾃﾃﾛﾘﾝ♪ ﾃﾛﾘﾃﾛﾘﾝ♪

ﾃﾛﾘﾝ♪

真姫「...っ！」




凛「あ、スタンプ連打したら真姫ちゃんから返信来たにゃ〜」


真姫:しね


凛「...」

凛「真姫ちゃん勉強教えて欲しいにゃ」

真姫「なんでよ花陽に聞きなさいよ」

凛「かよちんだってテスト期間なんだから迷惑でしょ？あんまり手を煩わせたくないにゃ」

真姫「私の手は煩わせてもいいわけ？」

凛「英語がねー、分かんなくってー」

真姫「聞きなさいよ」

凛「なんでジョージはこんなに日本が大好きなんだろうね」

真姫「聞けっつーの」

真姫「これは？」

凛「でぃす いざ ぺん」

真姫「違う、意味」

凛「私はペンです」

真姫「ジョージはペンなの？」

凛「そう言ってるにゃ」

真姫「言ってないわよ！ジョージはこれはペンですって言ってんのよ！」

凛「おかしいよー、なんでわざわざこれはペンですとか言うの？見れば分かるじゃん」

真姫「ジョージはそう言いたかったのよ！」

凛「なんで？」

真姫「知らないわよジョージはそう思ったのよ！！！！」

真姫「やだもうこれ中学生レベルの問題よ...？」

凛「真姫ちゃんの教え方分かりにくい」

真姫「はあーーー！？凛のもの分かりが悪いだけでしょ！」

凛「そんなことないよ凛はやればできるんだよ」

真姫「さっきからその自信と上から目線はなんなの？」

凛「凛あれ出来るんだから。なんだっけ、過去形？」

真姫「不規則動詞も怪しい子が何言ってんのよ」

凛「違うし、怪しいのはbe動詞だし」

真姫「尚やばいわよなんでちょっと威張ってんのよ」

凛「真姫ちゃん真姫ちゃん！」

真姫「何ようるさいわね黙って」

凛「違うの！大変なの！」

真姫「なんなのよ...」

凛「穂乃果ちゃんが...穂乃果ちゃんがね！」

真姫「え、穂乃果がどうかしたの...？」

凛「さっき階段から転げ落ちたらしくって...海未ちゃんからのメール見てないの！？」

真姫「え、嘘！」

凛「うん嘘」

真姫「もう本当に黙って...」

凛「ちょっとした茶目っ気なのに」

凛「真姫ちゃんって優しいよね」

真姫「なによ急に」

凛「いや、いっつも凛がちょっかい出したりしてるのにこうやって嫌がらず一緒にいてくれるでしょ？」

真姫「ちょっと、どうしちゃったのよ」

凛「いや、嬉しくてさ...
真姫ちゃんは凛が何やってもいつも怒ったあとには許してくれて、凛は真姫ちゃんのそういう所が大好きだから」

真姫「凛...」



真姫「あんた何やらかしたの？」

凛「さっきお弁当食べる時真姫ちゃんのノートに水こぼしちゃった」

真姫「なるほどね、歯を食いしばりなさい」

凛「はァ〜、かよちんは可愛いにゃー」

真姫「ねえ、さすがに常に花陽の写真持ち歩いてるってどうなの？」

凛「プリクラだよー！財布に入れてるの！」

真姫「外で眺めるのやめなさいよ...そっちの人かと思われるわよ」

凛「そっちの人って？」

真姫「...あっち側の人よ」

凛「あっちってどっち？」

真姫「...はぁもういいわ」

凛「ねえー！凛ってどういう人なのー？」

真姫「うるさいキモい」

凛「聞いただけなのにひどい」

凛「ねえー教えてよー」

真姫「だから、あれよ。女の人がすきな女のこと」

凛「ああ！同性愛者ってやつ！」

真姫「そうよ。まあ凛の場合すでにそういう目で見られてるかもしれないけど」

凛「凛がかよちんに抱いてるのはそういう感情じゃないにゃ！これはもっとピュアな友情なんだよ！」

真姫「へえ」

凛「でもかよちんから迫られたら凛はウェルカムにゃ」

真姫「...キモい...」

凛「冗談にマジなトーンで言われるとちょっとくるにゃ」

凛「そういう真姫ちゃんも実はそういう気があるんじゃないの？」

真姫「あるわけないでしょ」

凛「どうかな〜？μ'sは可愛い子多いし〜」

真姫「普通に男の子がすきよ。凛と一緒にしないでくれる？」

凛「でも真姫ちゃん彼氏作ったことないんでしょ？」

真姫「凛もでしょうが」

凛「いや、凛は中学1年生の時3ヶ月だけど彼氏いたにゃ」

真姫「へっ！？」

凛「嘘にゃ」

真姫「しね」

凛「真姫ちゃんのしね頂きましたー」

凛「かよちん！真姫ちゃんに追われてるの！」

花陽「また何かやったの？」

凛「今は説明してる暇無いにゃ！凛は右に行くから、真姫ちゃんが来たら左に行ったって言ってね！」

花陽「分かったよ」

凛「やっぱりかよちんは凛の味方！じゃあね！」


真姫「あっ、花陽！凛探してるんだけど！」

花陽「なにかあったの？」

真姫「今は説明してる暇は無いわ。ここ通ったでしょう、どっち行った？」

花陽「左だよ」

真姫「花陽は凛の味方だから右ね、ありがとう」


＜見つけたわよ！動いたら殴る！
＜かよちんの馬鹿ぁ〜〜〜


花陽「真姫ちゃんは何でも知ってるなあ」

凛「真姫ちゃんって髪型いじらないの？」

真姫「だめ？」

凛「他の髪型見たいにゃ〜」

真姫「癖毛だしあんまりいじれないのよ」

凛「いやいや、結構似合うと思うよー」

真姫「例えばどんな」

凛「坊主とか」

真姫「凛の方が似合いそうじゃない？」

凛「真姫ちゃんとりあえずそのハサミ下ろして冗談だから」

真姫「女で坊主とかありえないでしょ」

凛「だから冗談だって。そうだにゃー真姫ちゃんは三つ編みとか似合うんじゃない？」

真姫「三つ編みか...したことないわね」

凛「元々優等生だし三つ編みしてよー見たいにゃー」

真姫「嫌よ」

凛「なんでー！」

真姫「なんでもよ」

凛「こうなったら力尽くで！」

真姫「やめなさいハゲ」

凛「悪口とはいえ女の子にハゲって」

花陽「二人ともなんの話してるの？」

凛「あっ聞いてよかよちんー！真姫ちゃんが三つ編みしてくれないの！」

花陽「えー、いいねえ！やろうよ真姫ちゃん！花陽できるよ」

真姫「花陽がいうなら」

凛「扱いの差」

花陽「じゃあ花陽右やるから凛ちゃん左三つ編みして」

凛「合点承知にゃー」

花陽「大丈夫真姫ちゃん痛くない？」

真姫「大丈夫よ」

凛「凛は？凛上手？」

真姫「下手」

凛「扱いの差」

花陽「わあー！真姫ちゃん可愛いよぉ！」

真姫「は、恥ずかしいわ...」

凛「わー、真姫ちゃんこれからずっとこうしてなよ」

真姫「なんでよ嫌よ」

凛「えーじゃあいつでも見れるよう写真に撮るにゃ」

真姫「あっちょっ、やめなさい！」

凛「撮るよー！凛は今パパラッチだにゃー！」

真姫「ちょっと...本当に...！！やめなさいハゲ！！」

凛「真姫ちゃんよく見て凛禿げてない！」

花陽「駄目だよ凛ちゃん」

凛「かよちんまで」

真姫「本当よハゲ」

凛「真姫ちゃんハゲ気に入ったの？」

真姫「・・・」

凛「真姫ちゃん真姫ちゃん！」

真姫「・・・」

凛「なんで本なんか読んでるの！！
凛と遊ぼう！！ねっ」

真姫「・・・」

凛「じゃあ真姫ちゃんは怪人髪の毛クルクルね！凛は正義のヒーロー凛ちゃんマンにゃー！」

真姫「・・・」

凛「凛は無敵のヒーローなのにゃー！
喰らうにゃ怪人髪の毛クルクル！リンリンリンガベキーック！！」

ー
ーーー
ーーーーー


凛「まさか本気で殴られるとは思わなかったにゃ...」

真姫「無敵って言うから」

凛「あーっ！真姫ちゃんこんな所にいたー！」

真姫「あら、凛」

凛「もーっ！今日一緒に帰ろうっていったじゃーん！部室の前で待ち合わせって言ったのになんで図書室にいるのー！？」

真姫「寒かったから」

凛「うう...凛は部室の前で一人で待ってたのに...」

真姫「悪かったわね」

凛「本当だよ！もし凛が粘り強い性格だったら二人ともあと30分は待ちぼうけだったよ！」

真姫「いや私はあと5分で帰ろうと思ってたしそれはないわね」

凛「ひどい」

凛「真姫ちゃん、かよちんはすごく優しいんだよ」

真姫「知ってるわよ」

凛「凛が昔、お腹ペコペコだった時にね。かよちんのおにぎりを黙って食べちゃった時があったの」

凛「でもかよちんは許してくれたんだ。
「凛ちゃんが美味しく食べてくれたならおにぎりも幸せだよ」って」

真姫「確かに優しいわね」

凛「うん、でもね...もしこれが逆の立場だったら凛はかよちんを許してあげられるかなって」

真姫「確かにそう簡単にできるものではないかもしれないわね」

凛「そうだね、でも凛はそれからそういうことされても絶対に許すことにしたんだよ。真姫ちゃんだって許してあげたいと思うでしょ？」

真姫「もしかして今日の私のお弁当からトマト食べたのあんた？」

凛「うん...でもね」

真姫「歯を食いしばりなさい」

凛「まってごめん」

凛「おはよう真姫ちゃん！今日もトマトみたいに真っ赤だね！」

真姫「おはよう凛。今日も変な挨拶考えてきたのね殴りたい」

凛「今日も真姫ちゃんはおっかないね！」

真姫「今日も凛は挑発的ね、殴りたい」

凛「今日もごめんね！」

真姫「今日も殴りたい」

凛「許してよ！」

凛「真姫ちゃん、これは真面目な話でね、お願いだから聞いて欲しいんだけど」

凛「昨日凛はニュースを見てたんだにゃ。真姫ちゃんも見なかった？そうそう、あの一家強盗の」

凛「うん...凛とってもかわいそうだなって。人間本当にいつどうなるかわからないなって...」

凛「そしたらね、急に今まで普通に感じてた日常がとっても幸せなんじゃないかって思えてきて、不意に真姫ちゃんのことを思い出したんだ」

凛「なんでかなって思ったら」

凛「ニュースに出てきてた警察のオッサンの声が異常に高くて真姫ちゃんにちょっと似てたからだったにゃ。すごい笑ったにゃ」

真姫「なんかもう行方不明になれ...」

凛「真姫ちゃーん！」

真姫「う゛っふ...」

凛「にゃー」

真姫「凛、もうかれこれ300回は言ったと思うけど後ろから抱きつくのやめなさい」

凛「そうは言ってもー、真姫ちゃんってなんか抱きつきたくなる顔してるっていうかー」

真姫「なによそれ」

凛「真姫ちゃんの後ろ姿を見ると本能的に抱きつかなきゃ！って思っちゃうんだよね」

真姫「ちなみに私は凛に抱きつかれると本能的に背負い投げしたくなるんだけど今度から我慢しなくていい？」

凛「凛抱きつくの我慢するにゃ」

凛「真姫ちゃん家に行きたい」

真姫「そういえばウチ昨日全壊したのよ」

凛「言い逃れが雑すぎる」

真姫「学校でこれだけうんざりしてるのに家にまで来られたら胃に穴が空くわ」

凛「静かにすーるーかーらー！」

真姫「無理よどうせ」

凛「できる！絶対できるから！」

真姫「じゃあ試しに今から10分黙ってみなさい」

凛「余裕にゃ」

真姫「喋ったら殴るからね」

凛「ばっちこいにゃ」

真姫「じゃあスタート」

凛「...」

真姫「...花陽のことすき？」

凛「大好きにゃああああ！！！」

真姫「...」(右ストレート)

凛「真姫ちゃんって胸小さいよね」

真姫「別に大きいとは思ってないけど凛には言われたくないわ」

凛「凛は将来的にFカップになるから」

真姫「なら私だってJカップくらい余裕よ」

凛「J！Jって大きすぎにゃ！」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

真姫「何笑ってんのよ」

凛「きょ、巨乳の真姫ちゃん...！！ひー」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

真姫「殴るわよ」

凛「おっぱいで？」

真姫「この手で」