安価でゾンビから生き延びる (9)

それは突然のことだった。
ひとつの悲鳴から全ては始まる。

※連続安価はなるべくやめてね

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わかったからはよ

朝起きたのは、外で叫ぶ女性の悲鳴をきいてからだった。

「……なにかあったのか?」

重いまぶたを開いて窓を開く。しょぼしょぼとかすむ目を擦り、ぼやけた視界がピントを定める頃に、ちょうど二人の人影を見つける。

「変質者か……。このへんじゃ珍しいな」

男らしき人影が女性へとじりじりと寄っていく。このあたりは人通りは少なくなく、あまりこう言った人は見かけないため珍しく感じる。一応声をかけておくか。

「おい、そこのおっさん!見てるぞ、そのへんでやめておけ!」

大声で注意を促す。女はこっちを向いたから、男にも聞こえているはずだろうが、男はこちらを振り向きもせず、女に歩み寄り続ける。……様子がおかしい。ヤクでもキメてるのか……?
そこで突然女が叫ぶ。

「こ、この人……!か、か、顔……ぞん……!」

動転して言葉になっていない。なにかやばそうな雰囲気はつたわるが、言いたいことはわからない。取り敢えずそちらに向かうべきだろうか。

>>2遅くてすまん

「い、いやああああああ!!」

2度目の叫び声にもう一度そちらを見ると、男が女におおい被さっていた。もぞもぞと抵抗する女だが、数秒後、二人は大人しくなると男は女から離れた。

二人は立ち上がるとふらふらと歩き始めた。女は先程までの様子はなく、目の焦点はあっていない。と、よく見ると肩のあたりが赤くなっている。あれは……まさか……血?
俺は一旦窓を閉めて様子を伺っていると、他の方向からも人がふらふらと歩いてきた。その人もよく見ると右腕のそでと顔が真っ赤に染まっている。
……まるでゾンビだ。何がどうなっているのかわからない。ただ、ドラマやフィクションの世界のゾンビが、俺の家の周りをうろついているという事だけしか。

時計を見る。デジタルのディスプレイは09:25をさしている。

どうする……俺(安価↓1)

1情報収集(方法含む)
2家を捜索
3外に出る

※一人暮らしでアパートに住んでいます

外を歩く人が不気味ではあるが、やはり外にでて見ることにした。
恐る恐る扉をあけ、外の様子を伺う。ドアの近くには誰もいないようだ。そういえば何も持ってきていないが大丈夫だろうか。心配ではあるがこのまま通りへと顔を出す。

ゾンビーー仮に違ったとしても便宜上そう呼ぶーーが数人彷徨いている。皆どこかしらから出血しているようで、服の一部が赤黒くなっている。

近づいてみるべきか……?
安価↓1

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