ほむら「まどかを助ける、何度でも」 (37)

もう何度も繰り返した。
あの子が愛おしくて。
あの子だけをただ守るために。
それでも足りない。
この世界は残酷なんだ。
ああ、もう壊れてしまいたい。
大嫌い。
ありがとう。
友達だよ。
そんな言葉は何度も何度も聞いたけど。
それでも私は繰り返す。
まどかを助けるために。




まどか「…ほむらちゃん」

ほむら「なぁに?まどか」

まどか「…どうしてマミさんと敵対なんてするの?」

あぁ、これもいつもの事だ。
はじめは必ずと言っていいほど敵対していた。
巴マミ。
彼女が生きていればまどかが生存する確率も高くなる。
まぁ、まどかの契約率も高くなるだろうけど、それはこっちで調整すればいい。

ほむら「…敵対は仕方ないことなのよ」

だって彼女と私の目的は違うもの。
あなたを魔法少女にしたい彼女と、
あなたを魔法少女にしたくない私とじゃあまるで違う。

まどか「…仲良く、できないのかな?」

ほむら「さぁ、どうかしらね」

そういう世界がなかったわけでもないが
だからと言って今回もそうなるとは限らない。
相変わらず世界は回ってる。
まどかを殺す方向へと。

まどか「…ほむらちゃんは…何が目的なの?」

ほむら「…」

これはレアパターンかもしれない。
まどかが自発的に聞いてくるなんて滅多にないことだから。
良くも悪くも流されやすい子だものね。

ほむら「…私の目的は、一ヶ月後に来る最悪の魔女を倒すこと」

本当の目的なんて言えないわ。
だってそれを言ったらあなたはきっと気持ち悪がるもの。
あなたを救うために世界すら超えるなんて
ストーカーもいいところよね?

まどか「…その為には…やっぱりマミさんと仲良くした方がいいんじゃないかな」

ほむら「…」

あぁ、愛おしいわ。
そうよね、そうよ、分かってるの。
巴マミと敵対するということはワルプルギスの夜に共闘できない可能性が生まれるということ。

ほむら「そうね、善処してみるわ」

だってあなたの頼みだもの。
あなたが言うなら上辺くらい取り繕ってあげてもいいわ。

まどか「ありがとう!」パァ

とっても優しいのね、まどかは。
だからこそ、その優しさが命取りになるの。

さてと。
今日は何が起こるんだったかしら。
そうそう、美樹さやかの契約の日ね。
まぁ各時間軸ごとに多少のズレはあるものだけれど。
教室で美樹さやかが思いつめたような表情をしていたもの。
あの顔はだいたいアウトよね。

さやか「…何さ?」

ほら、こんな態度。
何が気に食わないのよ、私の。

ほむら「…悪いことは言わないわ、QBと契約なんてよしなさい」

さやか「…っ!」

図星ね。
本当あなたは分かり易い。
自分の気持ちに真っ直ぐすぎるから。
そうやって直ぐにこの世に絶望なんてしちゃうのよ。
バカ。

さやか「…あんたに何がわかるのさ!」

全部わかるわよ。
あなたが契約することも、契約の事実を知って絶望することも。
…その結果魔女になることも。

ほむら「私にはあなたの事なんて分からないわ」

ほむら「…でも、魔法少女のことなら分かっているもの」

あいつらの言う奇跡は偽りの奇跡。
そもそもそんな物あるわけないじゃない。
一切他者からの干渉がなく
にも関わらず自分のいい方向へ期せずして進む。
その現象を奇跡と呼ぶのよ。
誰かが意図的に引き起こした物なんて
奇跡に対して失礼じゃない。

さやか「…そう言えば、あんたも魔法少女だったわね」

あぁ、このパターンか。
知ってるわ。
私の願いを聞くのよね。

さやか「あんたの願いは何なのさ」

ほらね。

ほむら「大好きな人を助けることよ」

まどか、まどか。 
そう、まどかを助けるために私は魔法少女になった。
貴方達はそのためのコマでしかない。
私の望むように動け。
それができるなら生かしておいてあげてもいいわ。

さやか「…!」

何驚いてるのよ。
もしかして顔に出てた?

さやか「…あんたが…そんな願いをするなんてね」

ん?
これは今まで見たことないわね。
そうね、確かに美樹さやかと話をしたことなんてあまり思い当たらない。
そもそも仲間に引き入れるまでもなく勝手に脱落してしまうもの。
話す暇なんてありゃしないわ。

ほむら「…意外かしら?」

笑いたければ笑えばいいわ。
確かに自分でも思うもの。
私みたいな人間が誰かの為に人間としての生活を捧げるなんてね。
まどかじゃなきゃ、ごめんだわ。

さやか「…そんなこと…ないよ」

…?
何が言いたいのよ。

さやか「…少し…安心した」

安心?
何言ってるのかしら。
馬鹿なの?馬鹿なのね。

さやか「…正直あんたのこと血も涙もないようなやつだと思ってたからさ」

合ってるわよ。
血も涙も
どころか心までも失ってしまったかもしれないわ。
そうよね、もうまどかの事しか考えられない。
まどか、まどか、まどか。

ほむら「…心外ね」

ほむら「そもそも、魔法少女がリスキーな物だと知っている上であなたの契約を止めているの」

ほむら「多少なりともあなたのことは考えているわ」

さやか「……そっか…」

あぁ、何だこれ。
気持ち悪い。
体の芯から腐っていくようだわ。

さやか「…あ…」

黙れ、口を開くな。
気持ち悪い。
そんなものとっくに捨ててしまったのよ。
あなたとの友情なんて今更感じたくないわ。
消えて、目の前から。
消えて。

ほむら「…何よ」

いい。
口を開かなくても、いい。
黙って私の前から失せてくれ。
もうこれ以上その腐った沼へ引き入れないで頂戴。
…。

さやか「…ありがとう」

…。
気持ち悪い。

ほむら「…どういたしまして」

いや、言うべきはそうじゃないわよ。

ほむら「…」ゴクゴク

ああ、変な気分だわ。
こんな日は早く寝るに限るわね。

QB「…やぁ」

あぁ、出たわ。
この世で最も嫌いで憎くて殺したくて
白いゴキブリのようなやつ。
殺してやろうかしら。

QB「そんなに睡眠薬を飲んで、人間なら致死量だよ」

ほむら「うるさいわね」

あなたが人間をやめさせたんでしょう。
何をのうのうと。
ほんと、賢そうにベラベラと喋るくせに
コイツだけはいつまで経っても変わらない。
さっき以上に不愉快よ、あなた。

ほむら「何しに来たのかしら?」

いや、もう目的なんて大方予想がつくわ。
どうせ私のことを探りに来たのでしょう。
馬鹿なやつね。

QB「君について知りたくてね」

ほらね。
予想通り。
何度も繰り返したもの。
このパターンだって見飽きたわ。

ほむら「…」

QB「質問してもいいかい?」

質問? 
人間より優れた科学力を持つのならそれでも使っときなさいよ。
つーか誰かほかの少女に宇宙の存続でも願わせなさいよ。
ほんと馬鹿なんだから。

ほむら「何よ」

QB「僕は君と契約した覚えがない」

そうね、私はあるけれど。

ほむら「…」

QB「君が僕にとってイレギュラーと言うことは君の目的とも関わりがあるのかい?」

ありありよ。
ああ、イライラするわ。
予想はついているのというのに、このさも何もわからないですと言ったような態度。
宇宙の詐欺師というだけあるわね。

ほむら「…別に教えてもいいわ」

ほむら「…私の目的はまどかを助けること」

そう、それだけ。
それこそが私の目的であり使命であり生きる意味。
お前なんかに邪魔はさせない。

QB「…?鹿目まどかは別に…」

ほむら「あなたがこれから関わるのでしょう?」

お前さえいなければまどかは人間としての人生を歩めるんだ。
邪魔をするな。

QB「なるほど、君はとっくに知っているというわけだね」

ほむら「ええ、知っているわ、あなたの目的も、魔法少女の真実も」

ソウルジェムが濁りきると魔法少女は魔女に変わる。
これ以上の皮肉は浮かばないわね。
何が奇跡よ。
こんな事になるなら誰も契約なんてしないわよ。

QB「でも、僕としてはなんとしてでも彼女と契約を結びたい」

死ね。

ドォン!

ほむら「…」

QB「…やれやれ、酷いじゃないか」

冗談でも許さないわ。
お前なんかの好きにはさせない。

QB「鹿目まどかに対してそこまでの激情を持っているならどうして巴マミを殺さなかったんだい?」

ほむら「…」

ほむら「…それは、まどかが悲しむから…」

あれ?そうだっけ?
わかんない。
わかんない。
わかんないや。

ほむら「…あは」

QB「…なるほどね」

何がなるほどというのよ。
まどかには手を出させないわ。
この身を削ってでも助けて見せる。

QB「君はとっくに、壊れていたんだ」

お前が壊したんだよ!!!

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!…

杏子「はぁ、共闘ねぇ」

佐倉杏子。
比較的接しやすいわ。
やはり巴マミや美樹さやかよりは優先すべき人材ね。

ほむら「…一ヶ月後に来るワルプルギスを倒したいの」

杏子「へぇ、一人じゃ倒せないほどのもんなのか」

いえ、そういうわけではないわ。
ただ私は次があるもの。
あなたたちのような盾があれば私の生き残る可能性も上がるでしょう?

ほむら「そうね、一人では、倒せない」

万が一ということもあるものね。

杏子「…まぁ、別にしてやってもいいけどさ」

やっぱりこの子は扱いやすいわ。
そうね、例えるなら犬みたい。

杏子「…そんな事よりさぁ」

何よ。
はっきり言いなさいよ。
私はこういう間が大嫌いなのよ。

ほむら「…何かしら?」

杏子「…お前、どうして泣いてんの?」

は?
泣いてる?
私が?
どうして? 
うわ、ぬるぬるしてるわ。
まるで血のよう。気持ち悪い。

ほむら「…ごめんなさい、目にゴミが入ったようだわ」

杏子「いや、そんなレベルじゃねーけど…」

うるさいわね。
どうして泣いたなんてどうでもいいコトじゃない。
そりゃ人間だもの。
涙くらい出るわよ。

ほむら「…」

いえ、そうよね。
もう、人間じゃなかったわ。

杏子「まぁ、共闘はしてもいい」

杏子「ただしあんたの目的を教えてもらいたいな」

こう来たか。
あまり見ないパターンだわ。
そうね。
包み隠さず言おうかしら。
私の目的は。

ほむら「…鹿目まどかを助けることよ」

杏子「…なんだ、お前も人のためにって口か」

気に食わないでしょうね。
かつての自分とかぶるものね。
でもそれはお互い様よ。
私だってあなたのように自由に生きていられたらどんなに素敵なのかしら。
いけない、まどかを重荷のように言ってしまったわ。
ごめんね、まどか。
私の自由は貴方の為にあるからね。

ほむら「…気に食わないようね」

杏子「…いや、そーでもねーさ」

あらあら、また別のパターン?
今回はどうもいつもとは勝手が違うわね。

ほむら「…どういう…」

杏子「…羨ましいって意味さ」

羨ましい?
確かに私にとってまどかのために生きることは最高のことだけれど。
でも他人にとってはそうでもないんじゃないかしら。

杏子「…誰かの為に、動ける」

杏子「…それってスッゲー幸せなことだと思うから」

そうね。
そしてあなたにその相手はもういない。
一人で生きて行くのは楽だけど楽しくはないものね。
私?
そうでもないわ。

ほむら「そうね」

杏子「…あたしにもそう言う奴、見つかるかな…?」

知らないわよ。

杏子「へぇ、じゃあそいつを助けるために時間を繰り返してきたって訳か」

ほむら「そうね、そう言う事になるわ」

他人から見たらよほど気持ち悪いでしょうね。
あら、もしかして一番気持ち悪いのは私なのかもしれないわね。

杏子「…助けるために何度も何度もねぇ」

それは少し違うわよ。
だって私の目的は
まどかを助ける、何度でも。
そう言う事だから。

ほむら「…私の目的はーーー」

口が滑ったわ。
もう、馬鹿ね。

杏子「…は?」

何よその反応。
いいじゃない、私の人生だもの。
どう使おうが私の勝手よ。

杏子「…あんた、イカレてるよ」

知ってるわ。
今も昔も
壊れ続けてる。

マミ「いよいよ、ワルプルギスの夜は明日ね」

さやか「…マミさん、私…」

マミ「…不安なのは分かるわ、でも怖気付いたらないも変わらないでしょう?」

まどか「…マミさん…」

マミ「…あなたは何も気にしなくていいの、暁美さんが怒ってしまうもの」

さやか(…ほむら…ごめん)

杏子「…おい、マミ」

マミ「…何かしら?佐倉さん?」

杏子「…そんな目すんなよ」

マミ「…ごめんなさい」

杏子「…あいつはさ、ワルプルギスの夜を倒すために世界を繰り返してきた」

マミ「…いつか美樹さんと鹿目さんに聞いたことね」

まどか「…ほむら、ちゃん…」

杏子「…でもよ、どうも違うんだよ」

マミ「…?どういうこと?」

杏子「…あいつはきっと壊れてる」

杏子「もうどう仕様もないくらいに壊れてんだ」

マミ「…勿体ぶらないで」

杏子「あいつの目的はもっと別の、何かだよ」



来たわね。
災厄の使いにして最悪の魔女。



ワルプルギスの夜。



大きいわね、確かに大きいし強いわ。



でもね、何度も繰り返せば攻略法くらい見えてくる。



倒させてもらうわよ。
今度こそ。
今度こそ。
今度こそ?



いえ。


何度でも。

ほむら「たぁぁぁぁ!!」

よいしょ。
ほら、ここで大体ビルを投げてくるわね。
ちょろいわ。

杏子「うぉおおおおおおお!!!」

そうそう、上手いわよ、杏子。

さやか「…そりゃぁぁぁああ!!」

あれほど言ったのに契約するなんて。
ほんと真っ直ぐなんだから。

マミ「…ティロ・フィナーレ!!」

出たわ。
巴マミの最強魔法。
いくらワルプルギスといえども弱点に打ち込まれればきついでしょうね。

ほむら「…これで…とどめよ!!!」

起爆スイッチを起動。

ワルプルギス「…ぁぁあぁぁぁあ…」

ほむら「…はぁ…」

これで、まどかを守ることができた。
さぁ、私はまどかを助けたわ。
良かったわね、まどか。
これであなたの邪魔をするものなんていないわ。
これからは、自分の人生を歩んでいけばいい。

さやか「…やった」

杏子「あぁ、上出来だよ」

さやか「何言ってんの!杏子が背中守っててくれたおかげでしょ!」

…。
良かったじゃない杏子。
見つかったようね。

ほむら「…」

さてと。
目的は果たした。
あとは前もって言ってたようにこの街を去るだけ。
じゃあね、まどか。 
私にはまだ目的があるのよ。

シュルル。

リボン?
巴マミの魔法のようね。
でもなぜ今?

ほむら「何のつもりかしら」

マミ「あなたこそ、何処へ行くつもり?」

ほむら「…」

どこへ?
そんなの決まってるじゃない。
まどかを助けたのよ?
 
ほむら「…私は最初に言ったはずよ、ワルプルギスを倒したらこの街を出ていくと」

マミ「この時間を、の間違いでしょう?」

あぁ、うざったい。
関係ないでしょう、あなたには。

マミ「…あなた、無数に存在する鹿目さんを救うつもり?」

ほむら「…そうよ」

そうよそうだよそうよそうよそうよ。
私はまどかを助ける。
たとえそれがどれほどつらくてかこくでつらくてつらくても
それでもまどかをたすけるとやくそくした。
でないと彼女との約束が嘘になってしまうもの。
まどかまどかまどかまどかまどまどまどまどまどまどかまどかまどかまどかまどまどまどまどまどか。

たすけるからね。今からそっちへ行くからね。

ほむら「…まどかぁ…」

あれ?おかしいよ。
嬉しくないよ。
まどかをたすけたのにうれしくないよ。
だってそれが私の目的でしょ?

あれ?目的ってなんだっけ?
まどかってどのまどかだっけ? 
私って誰だっけ?
あぁ、そうか。
私ってもうとっくに

壊れちゃってるんだ。

マミ「あなた、おかしくなってるのね」

だったら悪いか。
おかしくもなるわよ。
うるさい黙れ黙れ黙れ。

マミ「そんな簡単なことに気付かないなんて、いつもの暁美さんらしくないものね」

何をいってるんだ。
早くこれを解け。
早く早くはや早く早くはやはやはやはや早く早くはや。
とかないと。とかないと。とかないと。
まどかが死んじゃう。
早く助けに行かないと。
まどかが。

杏子「気付けほむら!」

…?

さやか「…あんたが繰り返さえなければ並行世界は生まれないんだよ」

…?

ほむら「…は?」

だったら私は何のために。
何のために繰り返してきたんだ。
死ぬほど辛い思いをして
それでもまどかを助けて。
挙句かけられたのは大嫌いの一言。

ふざけるな。
恨んでやる。
ほかの誰でもない。
愛おしいほど愛おしい愛おしいまどかを誰よりも憎んでやる。
いや、そんなことできない。
じゃあどうすればいい?
私はどうすれば良かったの?

まどか「…ほむらちゃん」

あぁ、誰だあれは。
そうだまどかだ。
誰よりも大好きなまどかだ。
あぁ、愛おしい。
大好きだよ。
こんなに大好きなんだよ。

何て言えば良いんだろう。
私のためにこんなに頑張ってくれた
そんな小さな女の子を
壊れてしまった女の子を前に
私はなんて声をかければいいんだろう。
友達?
ううん、違う。
ありがとう?
どうだろう。
大嫌い?
ううん、絶対にない。
どうすればほむらちゃんをつなぎとめておけるんだろう。
大好きなほむらちゃんをどうすれば…。
…。
ウェヒヒ、あ、そっか。
つなぎとめるとかじゃないんだ。
ただ思ったことを言えばよかったのかな。

そっか。
そうだったんだね。








「大好きだよ、ほむらちゃん」

まどか「ねぇ、ほむらちゃん」

あぁ、やっぱり可愛いわ、まどかは。

ほむら「なぁに?まどか?」

まどか「ウェヒヒ、呼んでみただけ」

ほら、もうそういうところが愛らしいのよ。
他でもないあなただからこそこんな感情抱くのよ。
大好きよ、まどか。

まどか「ウェヒヒ、私もだよ、ほむらちゃん」

あぁ、幸せだわ。
こんなに幸せでもいいのかしら。
きっと、いいのよね。
だって、もう、繰り返す必要なんてないもの。

さぁ、世界はこれから始まる。
この世が闇で満ちているというのなら。
彼女の道が暗闇だというのなら。
私は彼女の暁美ほむらになろう。
彼女の道を照らそう。
私は、ほむら、暁美ほむら。
彼女の闇を照らす炎となろう。





さぁ、世界にもっと光を。






私の奇跡は、まだ、起こってすらいない。

おしまい
つかれた
壊れたほむらちゃんを書きたかったけど壊れてたのは俺の明日のスケジュールだった
おやすみ
悪夢を見ろよ、おやすみ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月24日 (火) 22:05:53   ID: XXu5ZYaZ

ガチ壊れだけが「コワレ」じゃないぞよ
まったく、良い短編じゃったわい

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