真「僕より強い人がいる」 (19)

(短い予定です)

P「今度、アイドル対抗腕相撲大会があるんだが・・・」

真「アイドル対抗腕相撲大会?なんですかそれ」

P「真、出てくれないか?」

真「えー、なんで僕なんですかー」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414379907


P「いや、だってウチで一番、腕力があるの真だろ」

真「違いますよ」

P「え?真より強いのがいるのか?」

真「ええ、僕よりも、はるかに強いです」


P「誰だ?・・・・響?」

真「響は運動神経はいいですけど、力はそんなに強くないですよ」

P「うーん、やよいか?」

真「やよいも力はありますけど、まだ子供ですからね」

P「じゃあ、貴音か?」

真「貴音もそこまで強くはありません」


P「じゃあ、誰なんだ?」

真「雪歩です」

P「?!」


P「そんな、まさかあの雪歩が」

真「思い出してみてください、プロデューサー」

真「プロデューサーはスコップ一本で、短時間で穴を掘れますか? しかも下が土以外でも」

P「・・・・・無理だな」


真「思い出してみてください、プロデューサー」

真「生っすかとかで、よく雪歩が僕に変な服を着させようとしますよね」

P「ああ、でも別に変じゃなくて、似合っってると・・・」

真「変な服を着させようとしますよね」

P「あ、ああ。そうだな」


真「あの時、僕が逃れようとしても、雪歩に押さえつけられてるじゃないですか」

P「でも、それは番組上の演出だろ」

真「全力です」

P「え?」

真「必死です」

P「そうなのか・・・・」

真「ガッチリと肩を掴まれると、もうどうすることもできません」

P「雪歩にそんなに腕力があったとは・・・」


真「雪歩を怒らせない方がいいですよ、プロデューサー」

P「ああ、それは大丈夫だ。親御さんの事もあるから、前から肝に命じてるよ」

真「だから、雪歩は運動神経とか、反射神経はそれほどでもないですけど、力は抜群に強いです」


P「そうか・・・・・。じゃあ、腕相撲大会には雪歩に・・・」

真「いえ、僕が出ます」

P「え?なんでだ?」

真「雪歩のイメージが壊れるでしょう?」

P「真・・・・」


真「僕なら、男っぽいって事で、済むでしょうから。でも雪歩は」

P「雪歩はなあ・・・。意外性という売り出し方もあるけど、ちょっと違うだろうなあ」

真「だから、僕が出ますよ」

P「真はイケメンだなあ」

真「イケメンって言わないでください!」


P「見た目もイケメン、心もイケメンだよ」

真「嬉しくないですよ」

P「でも、俺にとっては最高に可愛い女の子だよ」

真「えっ・・・」

P「なんでもないよ、さあ仕事行くぞ!」

真「は、はい!!」

真(ありがとうございます、プロデューサー!)



おしまい


(このSSはフィクションであり、実際のアイドルの腕力とは関係ありません)

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