【たまに】男「異世界に召喚されてチートハーレム無双……待ってたぜ」【安価】 (4)


……その青年は、何処にでもいる不幸な高校生だった。

毎日のように振るわれるクラスメイト達からのイジメ、帰宅してもエロゲと両親からの冷たい目。

最早、彼には居場所など無かった。

しかし彼は、だからとは言わない。


男「家ごと屁で吹き飛ばして自殺したら……何処だよここは」

神「天界の城にある、神であるワシの部屋じゃよ変態」

下半身丸出しで羞恥に頬を染める男は、目の前の全身ホワイトカラーな老人の言葉に首を傾げた。

男「いや、だから……そんなわけないじゃん」

神「なにがじゃ?」

男「俺の信仰する神は……死んだ!!」

神「ちょっと待てや何なのコイツ、選ばれた異世界の勇者じゃなかったの? コレ……」


>>2から↓【なんと答えますか? あるいは何と話しますか】


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死んだってのは冗談として……ここはどこだ?自称神様が俺に何をさせるつもりだ?


男「はいはい死んだってのは冗談にしてだな……」ヘイヘイ

神「え、なにこの態度、本当に冗談なのお前これ」

男「ここは何処だよ? 自称神様(笑)が俺に何をさせるつもりだ?」

神「お前いつかぶん殴ってやるから覚悟しろよクソガキ」


神を名乗る老人は純白の髪を掻き上げると、そっと目を閉じてから口を開いた。

それまでの『普通の空気』からは一変して、重々しく身体の芯に響き渡るような声音で神は語る。


神「……先は男に『神』と名乗ったが、正確にはそなたの世界の神ではない」

男「ほお」

神「ワシはそなたの存在していた世界とは全く別の異世界、そこの『製作者』と呼べるのがこのワシだ」

男「あー、通りで神を自称すると思ったわ」

神「うむ……そちらの方がそちらの世界では理解しやすいだろう」



男「……で? んでんでんでーっ? そんな異世界に自殺した俺が召喚されたのはなんでだよ?」


神「分からん」


男「ボケてんのかクソジジイ!!」


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