総理「特務機関NERVを極秘に補助、監視してもらいたい」(26)

初投稿です。
よろしくおねがいします。

荒巻「わかりました」


総理「よろしい。では公安9課の運営を許可する。これが書類だ。」


荒巻「ありがとうございます。」


総理「気付かれないようたのむぞ。」


荒巻「承知しました。」

素子「9課の再編は許可されたの?」


荒巻「ああ。だがnervの補助、監視が目的で・・だ。今までの様な事はしばらくできそうにないな。」


素子「あら課長らしくないわね。」


荒巻「仕方あるまい。こうゆう状況だ。」


素子「そうね。」


イシカワ「(電脳通信)少佐!これを見てくれ!」


素子「(電脳通信)なぁに、これ。何かの特撮?」


イシカワ「(電脳通信)違う!現実で今起こっている!」


素子「(電脳通信)なんだと!?」


イシカワ「(電脳通信)現在第3新東京都市へ向けて進行中のところを国連軍が攻撃中。


しかしこの怪物に通常兵器が全く通用していない。」


素子「(電脳通信)それと我々がどのような関係があるのだ?」


イシカワ「(電脳通信)太刀打ちできなかった国連はnervにこの指揮権を5分前に渡したんだ。」


素子「(電脳通信)nervは特務機関だが、軍事専門ではないと報告書に書いてあったが?」

イシカワ「(電脳通信)ああ。そこで何をするのか監視をしようとしたが、


      受け取ったnervのアクセスコードはダミーだった。」


荒巻「(電脳通信)どうやら、nervについて十分な情報は開示されていなかったようだな。」


素子「(電脳通信)イシカワはどうにかしてnervが何をしようとしているか探れ。


   私も今からそっちへ向かう!」


イシカワ「了解。」

素子「私達、まだ信用されていないのかしら。」


荒巻「それはなかろう。これは総理独断の決定だったからな。」


素子「じゃぁ、nervが何か隠してると?」


荒巻「そのようだな。


   喜べ少佐。我々の仕事に終わりはないようだぞ。」



素子「いいの?総理のご厚意を仇で返して?」



荒巻「構わん。これも監視、補助の一環だ。」



素子「いつもの調子が戻ってきたようね。」

イシカワ「少佐、nervのコンピュータにアクセスできたぞ。」


素子「どう、何か分かった?」


イシカワ「見てください。どうやらこの機関はあの怪物と渡り合える兵器を開発しているようです。」


素子「まるで巨大ロボットね。」


イシカワ「人造人間エヴァンゲリオンと呼んでるそうです。」

素子「詳しい性能は分かる?」


イシカワ「搭乗員の思考で行動するみたいです。」


素子「本体の構造は?」


イシカワ「パーツの構造は人そっくりです。装甲版はミサイルが来ても大丈夫な物みたいだな。」


素子「システム面のほうは?」


イシカワ「人格移植osで制御しているようです。バグがない限り問題はない。」


素子「機体本体に基本問題はなさそうね。問題は・・」


荒巻「それを扱う人だな。」


素子「ええ。それにしても、なぜ14歳の少年少女が選ばれているのかしら。」


荒巻「今すぐには分からん。今は戦況を見守ろう。今の我々ではそれしか出来ない。」

シンジ「(逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ)」グッ


シンジ「やります。僕が乗ります。」





イシカワ「おっ、あのロボットの出撃準備が始まったみたいだぞ。」


素子「活動範囲に限界があるのか、ただ出撃が遅れただけか調べて。」


イシカワ「今やってる。」


素子「それにしても、こんな相手に勝てるのかしら?」


荒巻「負けたらすべてが終わる。だから我々が補助を任されたのだろう。」

素子「それもそうね。
   

   イシカワ、パイロットの情報は?」


イシカワ「これだ。」


素子「碇シンジ。父親は碇ゲンドウ、母親は不明。
 
   
   しばらくゲンドウの知り合いに育てられているみたいね。」


荒巻「都合のいい時に呼び出されたということか。」


素子「ええ。それでも彼はあそこへ行った。」


荒巻「たった一人の父親からのお願いだからな・・」

素子「そうね。羨ましいわ。

 
   もう一人パイロットがいるみたいだけど・・・」


荒巻「どうした少佐。」


素子「変ね。名前以外すべて不明だなんて。」


イシカワ「ミスはないはずだぞ。その情報はパイロットを選出する
     

     マルドゥック機関の機密ファイルにあったものだからな。」


素子「国連もよくこんなわからない組織に指揮権を渡すなんて・・・」


イシカワ「それもいいが、ロボットがもうすぐ敵と接触するぞ。」

ミサト「発進!!」


バシュッ ジャーーーーー ガシン


リツコ「シンジ君、今は歩くことだけ考えて。」


シンジ「歩く」キュゥゥゥゥン ガシン


職員「おおー」

リツコ「歩いた!!」


シンジ「歩く・・・あっ」ドガシャーーン
 

ミサト「シンジ君早く、早く起き上がるのよ。」


シンジ「ああっ・・・・」

素子「おい、あれで兵器と呼べるものなのか?」


イシカワ「試運転も無にいきなりだから仕方ないだろ。」


荒巻「まずいな。このままでは羽交い絞めだ。」

ガシッ ググググッ 


シンジ「がっ・・・あっ・・」


ミサト「シンジ君それはあなたの腕じゃないわ。」


リツコ「エヴァの防御システムは?」


マヤ「だめです作動しません。」

日向「シールド無展開」


リツコ「駄目かっ。」


グググ ベギャッ


マヤ「左腕損傷!!」

日向「回路断線!!」

素子「イシカワ!!あのロボットのコアにアクセスできるか?」


イシカワ「一応できるようにはしたが・・まさかっ」


素子「ああ。私が操縦する。」


イシカワ「無茶だ。システムに干渉されるかもしれない。」


素子「ならどうしろと言うんだ!?」


荒巻「それなら、osに組み込まれている人格にたのんだらどうだ?」


イシカワ「自立制御を促すのか?」


荒巻「さよう。仮想空間を設け言葉で促せばきっと早かろう。」


イシカワ「それなら何とかなりそうだな。」


素子「決まりね。準備して。」

1です。

イシカワ「接続開始。少佐の保護を最優先に。」


素子「応答があったわ。会いに行ってくるわ。」


イシカワ「きおつけて。」


ピッ ビュオーーーーン

素子「(女?)おいお前。」


ユイ「私のこと?」


素子「そうだ。頼みがある。」


ユイ「あなたって全身サイボーグなのね。」


素子「ッ・・ああ。」


ユイ「セカンドインパクトの影響を受けていないの?」


素子「悪いがこんな話を今している場合ではない。」

ユイ「そっか。電脳化した人は全員が死んだ訳ではないのか。それだっら・・」


素子「おい、聞いてるのか」


ユイ「あっ、ごめんなさいね。


   あなたはこの状況を何とかしてもらおうと私に頼みにきたんでしょ?」



素子「簡単に言えばそうだ。」


ユイ「そのことなら任せなさい。」


素子「すまない。」

ユイ「私からのお願いも聞いてくれる?」


素子「なんだ?」


ユイ「このことは、内緒にしてね。」


素子「そのつもりだ。」


ユイ「よろしくね。
   

   さて、息子のために頑張りますか。」


素子「?それって・・・・」


プツン・・・・

イシカワ「おい!少佐!」


素子「んっ・・戻ったのね。」


イシカワ「戻ったか。しばらく通信も途絶えて心配したぞ。」


素子「(あの話は私だけと言うことか。)大丈夫だ。無事に自立制御は促した。」


イシカワ「なに言ってんだ。少佐が入ってすぐにロボットは怪物を倒したぞ。」


素子「?、私が意識を失ってどのくらいたった?」


イシカワ「もう1時間は経ってる。」

素子「(あいつめ・・)そうか。nervは今回の件はどう考えている?」


イシカワ「暴走と判断したようです。」


素子「どうゆうことだ?システムに自立制御を促したはずだが?」


イシカワ「それが、後になってわかったことだが、このロボットのシステムに自立制御の権限はなかったみたいなんだ。」


素子「じゃぁ、私が会った奴は何者なんだ?」


イシカワ「通信が途絶えたので詳しいことは・・」

荒巻「どちらも原因不明か。」


イシカワ「戻ってましたか。」


素子「課長・・」


荒巻「その事の調査も必要になっては人手が足りんのう。」


素子「そうね。バトー達を呼び戻す必要があるようね。」


荒巻「ああ。すぐ連絡を入れる。あと少佐、後で話がある。」


素子「わかったわ、イシカワとこの事をどう調べるか決まったら行くわ。」




コンコン


荒巻「入りたまえ。」


キィィィ ガチャ


荒巻「今回の調査はどうすることになった。」


素子「向こうもこっちもデータが少なすぎて調査なんて無理ね。」


荒巻「そうか。」


素子「話があるんでしょう?」


荒巻「あのロボットとの通信で何があった?」

素子「私が会ったのは、女の人だったわ。


   けど、イシカワの言ってた通りシステムに自立制御の権限もなければ、通信も基本出来なかったみたいよ。」


荒巻「だが、今さっきできていたろ。」


素子「そうなの。だから、もう一度通信をしてみたんだけど、何も起こらなかったの。」


荒巻「じゃぁ、お前はそいつに何を話した?」


素子「自立制御をするようにと言うと、すぐ了承してくれて、その後すぐ通信が切れたわ。」

荒巻「そうか。ところで少佐、この件をどう思ってる?」


素子「人の手で抑え込めれない物で今後は何とかなって欲しくはないわ。」


荒巻「わかった。読み応えのある報告書を期待している。」



終わり。

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