やよい「みんなにはナイショにしてるけど……」 (200)



やよい(みんなには言ってないけど、じつは、私には秘密があります)

やよい(大好きなみんなに隠しごとするのは、ほんとはヤだけど……)

やよい(でも言うわけにはいかないから、しかたないです)



やよい(たとえば……)




>>3
秘密にしている相手(765アイドル)

>>5
秘密の内容




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414151277

伊織

実は裕福




伊織「ねぇ、やよい。今度ディ○ニーランドにでも行かない?」

やよい「え?」

伊織「もちろん、やよいの家族も一緒にね。年間パスを持ってるから、みんなタダで入れるわよ」

やよい「そ、そうなんだ」

伊織「どう? 今度の日曜にでも」

やよい「えっと……うん。じゃあ今日、弟妹たちに聞いてみるね」

伊織「ええ、楽しみにしてるわね。にひひっ♪」

やよい「……」





やよい(たぶん伊織ちゃんは、私の家が貧乏だから遊園地とかあんまり行けないと思ってるんだと思います……)

やよい(でも私だけ誘うと、へんな感じになっちゃうから、ほかの家族も誘ってくれてるんです。……だって普通は、お友達同士だけで行きますから)



やよい(だけど伊織ちゃん……ディズ○ーランドは先週、家族みんなで行ったんだよ)

やよい(……今、私の家はデ○ズニーグッズで溢れてるんだよ……チョコクランチおいしいよ……)



やよい(アイドルランクも上がって、CMとかにも出て、番組で賞金とかももらって)

やよい(もう私、けっこう裕福なんじゃないかな……。だってお金稼ぎすぎて、お父さんの乾いた笑顔が見るに堪えないもん……)


やよい(だけどそれをわざわざ説明するのも、余計なお世話って言ってるみたいで、なんかへんな感じだし……)



やよい(だから私は伊織ちゃんに―――じつは裕福だってことを、ナイショにしてます)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>13
秘密にしている相手(765アイドル)

>>16
秘密の内容


千早




千早「……」シャカシャカ

やよい「千早さん、なに聴いてるんですか?」

千早「……高槻さん? どうかしたの?」

やよい「なんだかちょっぴり笑ってるように見えたので、なにか面白い歌でも聴いてるのかなーって」

千早「笑ったと言うよりは、微笑んだという感じかしら。とても微笑ましい歌を聴いていたから」

やよい「どんな歌なんですか?」

千早「聴いてみる? はい」スッ

やよい「ありがとうございます!」


『だ~か~ら~だぁれもが、ゆぅめ~をみてれぅ~♪』


やよい「…………これって」

千早「あの、高槻さん。気を悪くしないでね? もちろんバカにしているわけではないのよ」

やよい「はい! 千早さんがそんなことするはずないってわかってますから!」ニコッ

千早「高槻さん……」///





やよい(それに、もしばかにしてても、べつに怒ったりなんかしません)

やよい(……だって今では私も、この歌いかた、へんだなって思いますから)


やよい(いちばん最初に収録したとき、「みてれぅ」って歌っちゃったのに、そのままオッケーが出ちゃって……)

やよい(それがずっと心残りで、だから滑舌の練習して、歌のレッスンもして、ちゃんと上手に歌えるようになって……)

やよい(「見てる」って歌えるようになりましたって言ったら、「いや、歌えるようになったらダメでしょ」って言われちゃいました……すごくびっくりしました)


やよい(……その日から私は、舌っ足らずに歌う練習を始めました)


やよい(本気で歌えば、カラオケでも96点とか行くようになったんだけどなぁ……)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>23
秘密にしている相手(765アイドル)

>>26
秘密の内容


実は体力は響よりある




響「ワン、ツー、ワン、ツー」タン、タタン

やよい「はぁ、はぁ……」タタン

響「やよい、大丈夫か?」

やよい「あ、はい! まだまだ元気いっぱいです!」

響「無理しなくていいぞ。ちょっと休憩しよっか」

やよい「えっと……じゃあ、ちょっとだけ……ごめんなさい」

響「気にしなくていいぞ。やよいはまだ中学生なんだから、自分より体力ないのはしょうがないぞ」

やよい「響さんは、まだまだ元気そうですね!」

響「自分は完璧だからな! それに、体力には特に自信あるぞ。……こないだは、ちょっと調子が悪かったけど」

やよい「私も負けないように、がんばりまーっす!」ピョコン

響「その意気だぞ!」ニコッ





やよい(いつからだっけ……こんなに体力がついちゃったのは)


やよい(いろんな番組に出たり、こうやってレッスンしたり、お仕事はどんどんいっぱい増えていって……)

やよい(でも、おうちでやらなきゃいけないことは、ぜんぜん減ったりしませんでした)


やよい(最初は響さんとレッスンすると、私に先にヘトヘトになっちゃって、それが休憩の合図だったのに)

やよい(だんだん、あんまり疲れたりしなくなって……)

やよい(そしたら響さんは、休憩しようって言えなくなっちゃったみたいで、汗をいっぱいかきながら、フラフラになっちゃってました)

やよい(でも私が「休憩しましょうか?」なんて言ったら……響さんがヤな思いをしちゃうんじゃないかって怖くなって)


やよい(……だからいつからか、私は疲れたふりをするようになってました)


やよい(体力ないふりをするなんて、なんだかヤな子みたいですけど……)


やよい(あ、そういえば家に帰ったら台本覚えなくちゃ……)

やよい(今日もあんまり、眠れないかもしれません)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>39
秘密にしている相手(765アイドル)

>>42
秘密の内容


>>38

Pが真の服の匂いをクンカクンカしていた




真「おはよう、やよい!」

やよい「真さん、おはようございます!」ガルーン

真「ははっ、やよいはいつも元気だね!」

やよい「今日は事務所まで走ってきたんですか?」

真「うん! 良い天気だから、ついつい走りたくなっちゃってさ!」

やよい「お日様が出てると元気になりますよね! それにお洗濯日和です!」

真「お洗濯日和かぁ、やよいらしいなぁ」

やよい「えへへ」

真「そうだ、ちょっと汗かいたから、シャツを着替えてくるね」パサッ

やよい「……パーカーは置いていくんですか?」

真「うん、汗で体が冷えてきたら羽織るからね。……あ、制汗スプレー残ってるかなぁ?」スタスタ

やよい「……」





やよい(真さんはときどきこうやって、服を脱ぎっぱなしにすることがあります)

やよい(それはお父さんの教育によるものかもしれませんし、女子高で生活してるせいかもしれません)

やよい(男らしいのか女らしいのかはわかりませんが、とにかく服を脱ぎっぱなしにします)


やよい(そして……このあいだ、プロデューサーが真さんの脱ぎっぱなしにした服を手にしてるのを見ました)

やよい(どうやらソファから落ちたパーカーを拾ってあげてたみたいでした。プロデューサーはパーカーを拾って、ちょっとのあいだ服を見つめて……)


やよい(一瞬だけ、匂いを嗅いだんです)


やよい(私は、すごくびっくりしました。びっくりして、「えっ」と声を上げてしまいました)

やよい(プロデューサーと目が合って、そしたらプロデューサーは顔を真っ赤にして、すっごくあわてていました)


やよい(もちろんそのことを真さんに言うつもりなんてありませんでしたけど……)

やよい(プロデューサーはすごく必死に、ナイショにしてほしいってお願いしてきました)


やよい(だから私はこれからも、真さんにこのことを秘密にしようと思っています)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>52
秘密にしている相手(765アイドル)

>>56
秘密の内容


あずささん




やよい「あずささ~ん!」トテテ

あずさ「あら、やよいちゃん? てっきり、プロデューサーさんが来るものだと……」

やよい「お仕事の締め切りがもうすぐになっちゃったらしくって、私がかわりに来ちゃいました!」

あずさ「あらあら、そうだったの。わざわざごめんなさいね」

やよい「いいえ、困ったときは、お互いさまです!」

あずさ「うふふ、やよいちゃんはほんとに良い子ね~」ナデナデ

やよい「えへへ」///

あずさ「……そう、プロデューサーさんは忙しかったのね。それなのに道に迷ってしまうなんて、申し訳ないわ」

やよい「それじゃあ事務所までご案内しますね! あずささん、手を繋ぎましょう!」ニコッ

あずさ「うふふ、そうね、そうしましょうか」ギュッ





やよい(あずささんは覚えてないみたいですけど、私はしっかり覚えています)


やよい(前にあずささんが、お酒ですっごく酔ってるのを介抱してたとき……)

やよい(あずささんが、自分はほんとは方向音痴じゃないってことを、泣きながら教えてくれました)


やよい(あずささんは子供みたいにぐすぐす泣きながら、みんなに甘えたくて、わざと迷ってるんだって言ってました)

やよい(特にプロデューサーが迎えに来てくれるとすごくうれしくって、元気になれるとも言ってました)

やよい(すごく申し訳ないとは思ってるけど、でもプロデューサーはイヤじゃないって言ってくれたそうです。それも嬉しそうに教えてくれました)


やよい(それを聞いて、私もちょっとだけ迷子になってみようかなって思ったりもしましたけど……)

やよい(もうしわけないので、やっぱりやめました)

やよい(あずささんも、こんな気持ちで迷子になってるんだと思うと、ちょっぴり悲しくなりました)

やよい(大人になっちゃうと、子供みたいに素直に甘えられないのかなって思ったら、もっと悲しくなりました)


やよい(だから私はこれからも、あずささんを迎えに行こうと思います)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>66
秘密にしている相手(765アイドル)

>>70
秘密の内容


ゆきぽ




雪歩「うぅ~、こんなダメダメな私なんて、穴掘って埋まってますぅ~!!」

やよい「ゆ、雪歩さん! 事務所の床に穴掘っちゃだめですよぉ!」ギュゥゥ

雪歩「でも……でもぉ……」

やよい「コップくらい、また買えばいいですから! ぜんぜん気にしないでください!」ニコッ

雪歩「うぅ……ほんとにごめんね、やよいちゃん。私がお金出すから、今度いっしょに買いに行こうね」

やよい「はい! あっ、そしたらついでに、おいしいお茶が売ってるところを教えてもらってもいいですか?」

雪歩「う、うん! じゃあ、こないだ見つけた、とっておきのお店を教えてあげるね」ニコッ

やよい「ほんとですか!? うっうー、ありがとうございまーっす!」ガルーン





やよい(雪歩さんは穴を掘ってからしばらくして、悲しい気持ちがおさまると……)

やよい(自分で掘った穴を埋めるために、ちゃんと戻ってきます)


やよい(でも、雪歩さんが戻ってくる前に、私が埋めなおしてしまうことが多いんです)


やよい(私は昔、公園に30センチくらいの穴を掘ったことがありました。どうしてそんな事をしたのかは覚えていません)

やよい(でも、その穴につまづいて、怪我をしてしまった男の子の泣き顔は、今でもはっきり覚えています)


やよい(雪歩さんはすっごく大きくて深い穴を掘るので、そのままにしちゃうと、とってもあぶないです)

やよい(なので私はなるべく早くその穴を埋めなおして、あぶなくないようにしっかり踏みしめて固くしておきます)

やよい(埋めなおしてる最中に警察のおじさんに見つかって、すごく怒られたこともありました。でも、一生懸命ごめんなさいしたら、許してもらえました)


やよい(きっと雪歩さんが掘った穴でけが人がでたら、雪歩さんはすごく泣いちゃうと思います)

やよい(それにもしかしたら、穴に落ちた人が、すごく大変な怪我をしちゃったり、もっとひどいことになるかもしれません)


やよい(だから私は警察の人に、穴を見つけたっていう連絡を受けると、すぐにスコップを持ってかけつけます)

やよい(もちろんこのことを雪歩さんが知ったら、また大変なことになっちゃうかもなので……このことはナイショです)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>83
秘密にしている相手(765アイドル)

>>87
秘密の内容


美希

ご褒美のおにぎりは、やよい作であること

(今日はねむたいので寝ます。おやすみなさい)




美希「はぁ~。今日もすっごく美味しかったの♪」ホクホク

やよい「ごほうびおにぎり、ですか?」

美希「そうなの! 昨日はお仕事すっごく頑張って大活躍だったから、ハニーがまた買ってきてくれたの!」

やよい「そんなにおいしいんですか?」

美希「このおにぎりプロフェッサーのミキが言うんだから、よっぽどなの! 塩加減も、握り加減も、すっごく絶妙なんだよ?」

やよい「そ、そうなんですかぁ」

美希「でもね、ハニーにどこで売ってるのかをいくら訊いても教えてくれないの」

やよい「……どんなにおいしくっても、毎日食べたら飽きちゃいませんか? たまに食べるくらいがちょうどいいんじゃないかなーって!」

美希「ん~……それもそっか! やよいもイイこと言うの!」ニコッ

やよい「えへへ」///





やよい(美希さんが食べてる「ごほうびおにぎり」は、どこかで売っているものではありません)

やよい(……私がおうちで握ってきたものですから)


やよい(前に一回、私が番組で作ったおにぎりをプロデューサーに食べてもらったことがあります)

やよい(たぶんプロデューサーはその時、これを思いついたんじゃないかなーって思います)


やよい(私のおにぎりを食べた美希さんは、すっごく喜んでくれて、お仕事も今まで以上にいっぱいがんばるようになりました)

やよい(べつにふつうに握ってるだけなんですけど、美希さんがそこまで喜んでくれるのはすっごく嬉しいです)


やよい(プロデューサーはおにぎり代を渡したい言ってくれますけど、私はそれを遠慮してます)

やよい(だって、美希さんがこんなにおいしそうに食べてくれるだけで、すーっごく嬉しいですから!)


やよい(でもでも、作ってるのが私だってことがバレちゃったら、美希さんもがっかりしちゃうかもしれません)

やよい(そしたらお仕事をがんばるぞーって気持ちもなくなっちゃって……プロデューサーも困っちゃうかもです)


やよい(なので私は今日もこっそり、プロデューサーにおにぎりを渡します)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>97
秘密にしている相手(765アイドル)

>>99
秘密の内容


小鳥

こっそり仕事のチェックをして直したりしている




やよい「おはようございまーっす!」ガルーン

小鳥「あら、おはようやよいちゃん」ニコッ

やよい「ほかのみんなはいないんですね?」

小鳥「そうね。うふふ、みんなが忙しいようでなによりだわ」

やよい「そうですよね! ちょっぴり寂しいかもですけど、お仕事があるのはすっごくうれしいです!」

小鳥「やよいちゃんは今日も元気いっぱいね。……あ、そうだわ。これから事務用品を買いに行かなきゃいけないから、お留守番をお願いできるかしら?」

やよい「お留守番ですか? うっうー、任せてください!!」

小鳥「すぐに戻るから、よろしくね。来客や郵便は来ないはずだから」

やよい「はい、ごゆっくりどうぞ!」

小鳥「ふふ、それじゃあ行ってきます」ニコッ

やよい「はいっ!」





やよい(事務所に誰もいなくなると、私はすぐに動きはじめます。時間はあんまりありません)


やよい(学校の先生に教えてもらったんですけど、蛍光灯はいくつか種類があるらしくって、ちがう種類のをつけちゃうとすぐダメになっちゃうみたいです)

やよい(見てみたら、こないだ小鳥さんが換えた蛍光灯は、間違った蛍光灯でした)

やよい(なので私は正しい蛍光灯を買ってきて、こっそり付け替えたりします)


やよい(それから椅子や机のガタつきも、あぶないので直しておきます)

やよい(ネジが取れかけてたり、錆びてたり、ちょっと傾いてたりするのを修理しておくんです。そういうのは得意です)

やよい(こっそり違う椅子と入れ替えておいたりして、すぐに痛んじゃわないようにもします)


やよい(筆記用具とか、トイレの紙とか芳香剤とか、ほかにもいっぱいあります。もちろん、事務所のお掃除もです)

やよい(パソコンのお仕事は、私にはあんまりわかんないので、なにもできません。なのでそれ以外の事をがんばります)


やよい(小鳥さんはお仕事もいっぱいで、たくさんがんばって私たちを支えてくれてます)

やよい(なので私も、ちょっとでも小鳥さんの助けになれるように、がんばります)


やよい(……律子さんに知られちゃうと、小鳥さんが怒られちゃうみたいなので……みんなにはナイショです)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>109
秘密にしている相手(765アイドル)

>>112
秘密の内容


P

アイドルだったねごめんなさい
安価下で




春香「やーよーいっ!」ギュッ

やよい「はわっ!? 春香さん!」///

春香「またお菓子つくったから、よかったら食べて?」ニコッ

やよい「わぁ、いいんですかぁ!? それに、こんなにたくさん!」

春香「やよいの弟たちの分も作ったんだよ。この前、すごく喜んでくれたって聞いたから」

やよい「はい! みんな大喜びで、「また春香お姉ちゃんのお菓子たべたい」って言ってたんです!」

春香「えへへー、そんなに喜んでもらえると私も嬉しいなぁ。また今度、作って来るからね!」

やよい「でも、いいんですか……? ちょっと悪いかなーって……」

春香「そんなことないよ! 私、お菓子作りと元気くらいしか取り柄ないし……おいしいって言ってもらえると、たくさん元気をもらえるから!」ニコッ

やよい「春香さん……」

春香「それじゃあやよい、またね!」

やよい「はい! ありがとうございます!」ガルーン






やよい(春香さんのお菓子は、すっごくおいしいと思います)

やよい(「また春香お姉ちゃんのお菓子たべたい」って言ってたのもほんとで、弟妹たちはおいしいおいしいって食べてました)


やよい(でも、また春香さんにお菓子をつくってほしいって言うわけにもいきませんし、市販のお菓子を買うのもなんだかちがうなって思って……)

やよい(私は弟妹たちのために、お菓子作りの勉強をしました。本を買って、いろいろと作って、しこーさくごして……)


やよい(……そしたらこないだ、「なんかやよい姉ちゃんのお菓子のほうがおいしいね」って言われてしまいました)


やよい(きっと私はあの子たちの味の好みを知ってるから、それでだと思うんですが……私はすごく困っちゃいました)

やよい(もしものことがあったらいけないので、私は家族が食べる分しかお菓子を作らないことを心に決めました)

やよい(おかげで、お菓子を作ってあげる代わりに、私がお菓子を作れることをナイショにさせるっていう、へんなことになっちゃってます……)


やよい(なんだかこれって、すっごくヤな子ですけど……でもでも、私はこれからも春香さんに、ナイショを続けようと思ってます……)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>122
秘密にしている相手(765アイドル)

>>125
秘密の内容


亜美

実は真美は居なくてかすみが真美を演じてる




亜美「はろろーん、やよいっち!」

やよい「あ、亜美。おはよう」ニコッ

亜美「はぁ~、最近忙しすぎて、あんまり眠れてないYO! これってロードーナントカ法に違反してるんじゃないかな?」

やよい「?」

亜美「んー、まいっか。それよりやよいっち、真美は元気でやってる?」

やよい「え、あ、うん……元気だよ。メールもしてるんでしょ?」

亜美「そうだけど、電話しても出てくれないんだよね→。メールはすぐに返してくるのに」

やよい「……そ、そうなんだ。じゃあ今度、電話するように言っとくね」

亜美「まったく、仮にも双子の姉なのに心配かけさせますな→」

やよい「あはは……まぁ、真美にもいろいろあるんだよ」

亜美「いきなり2週間も泊めることになって、やよいっちも苦労してるっしょ→?」

やよい「ううん、家事を手伝ってくれてるし、遊んでくれるから、弟妹たちも喜んでるよ?」

亜美「そう? じゃあ竜宮小町のライブツアーが始まる前に、ちょっと会っていこうかな」

やよい「うっ……うん……そうだね」





やよい(ある日とつぜん、真美は私の家に2週間も泊まることになりました。いいえ、泊まってるということになりました)

やよい(それには、ちょっとむずかしい理由があります)


やよい(私の家に、真美は居ません。真美は今、真美たちのお父さんの病院で入院しています)

やよい(真美の携帯で亜美にメールを返しているのは、私の妹のかすみです。真美にお願いされて、真美のフリをしてくれています)


やよい(真美はちょっとむずかしい病気にかかっちゃってるらしくって、今度手術しなくちゃいけないみたいです)

やよい(だけどもうすぐ亜美は竜宮小町のライブツアーです。だから真美は自分のことで亜美に心配をかけたくないって思ったらしくって……)


やよい(真美の気持ちは、私もお姉ちゃんなのでよくわかります。かすみも、わかってくれてるみたいです)


やよい(だから私はなんとしても、真美が私の家に居ないことを、亜美にナイショにしていきたいと思います)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>140
秘密にしている相手(765アイドル)

>>143
秘密の内容


貴音

じつは浅草で生まれ育ったのを隠していること




貴音「……やよいは、なにやら“みすてりあす”ですね」

やよい「う? 貴音さんみたいな人のことを、みすてりあすって言うんじゃないんですか?」

貴音「謎多き人物、という事でしょうか」

やよい「はい! 貴音さんが子供のときなんて、ぜんぜん想像できませんし」

貴音「ふふ……それはとっぷしぃくれっとですので」

やよい「私も貴音さんみたいになりたいです!」

貴音「やよいは、今のままで十分に魅力的ですよ。自分らしくあれば、それで良いのです」

やよい「自分らしく……ですか?」

貴音「ええ。我ら一同、個性を伸ばし、一層精進して参りましょう」

やよい「はい! うっうー、がんばりまーっす!!」

貴音「ふふっ」ニコッ





やよい(でも、ごめんなさい貴音さん……私、貴音さんのお母さんと会ったことあるんです……)

やよい(それにおうちにも上がったことありますし、卒業アルバムも見せてもらったことあります……)


やよい(前に浅草でロケをした帰りに、いきなり外国の人に話しかけられてびっくりしちゃいました)

やよい(……それに、その人が貴音さんのお母さんだって知って、もっとびっくりしちゃいました)


やよい(貴音さんは事務所でのことや仕事のことはおうちの人にあんまり話さないらしいので、いろいろお母さんに聞かれちゃいました)

やよい(代わりに、貴音さんが生まれも育ちも浅草だってことや、1年だけ帰国子女だったこととかを教えてもらいました)


やよい(だけど貴音さんは数年前の事故で記憶がごちゃごちゃになっちゃってるらしいので、昔のことを言うと、頭がうぅ~ってなっちゃうそうです)


やよい(なので私も、貴音さんの昔のことについては、なにも言わないようにしています)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>153
秘密にしている相手(765アイドル)

>>158
秘密の内容


真実

亜美が真美と同じ病を患っているが無理をしていること




真美「いやはや、やよいっちにはいろいろメンドーかけて申し訳ないですな→」

やよい「そんな、面倒だなんて……大変なのは真美なんだから、そんなこと言わないで?」

真美「うん……ほんとにありがと、やよいっち……毎日お見舞いにも来てくれて……」

やよい「私も真美のこと、大好きなんだから。真美のためにできることなら、なんでもさせてね」ナデナデ

真美「……いま、そういう優しいの、ちょっときついかも……」ウルッ

やよい「だいちょうぶ、だいちょうぶだから……なんにも怖くないからね」ギュッ

真美「うん……」ギュゥゥ

やよい「ちゃんと手術さえすれば、ぜったい治るって真美のお父さんも言ってたから。ね?」

真美「……亜美は元気にしてる?」

やよい「あ、亜美は…………うん。真美のおかげで、元気いっぱいにレッスンしてるよ」ニコッ

真美「そっか……だったら真美も、がんばって病気治さなきゃいけないっしょ→!」

やよい「私もついてるから、いっしょにがんばろうね!」

真美「うんっ!」///





やよい(そう、ちゃんと入院して、ちゃんと手術をすれば、この病気はそこまで心配いらないらしいです)

やよい(だから真美は、だいちょうぶ。問題なのは……)


やよい(真美とおんなじ病気なのに、ライブツアーに行こうとしてる亜美のほうなんです)


やよい(私だけは真美の病気を、その症状を知ってたから……亜美がおかしいことにも気づくことができました)

やよい(それで気になって聞いてみたら……亜美も、真美とおんなじ病気になってることがわかりました)


やよい(亜美はただの風邪か熱だと思ってるみたいだったので、私はこっそり亜美たちのお父さんにこのことを教えてあげました)

やよい(その日、亜美はお父さんと大喧嘩しちゃったそうです。きっと亜美が、ライブツアーに行くから入院しないって言ったんだと思います)


やよい(亜美も真美も、お互いがたいへんな病気だってことを知りません)

やよい(もしかしたら、私は余計なことをしちゃってるのかもしれません。いけないことをしちゃってるのかもしれません)


やよい(だけどそのぶん……私が二人を守るからね)





やよい(ほかにも、こんな秘密があります)



>>171
秘密にしている相手(765アイドル)

>>174
秘密の内容


律子

プロデューサー活動の傍ら裏名義で風俗嬢になりソープアイドルとして活動してる




律子「はぁ……」

やよい「律子さん、お疲れですか?」

律子「まぁ、ちょっとね。ライブツアーに向けていろいろと忙しくって」

やよい「律子さんは、お仕事がんばりすぎです! ちゃんと眠れてますか?」

律子「そういえば、最近はあんまり……」

やよい「そんなことじゃ、体を壊しちゃいますよ?」

律子「そうね……みんなに体調管理をしっかりしなさいって言ってる私が倒れちゃダメよね」

やよい「はい!」

律子「適度にストレス発散はしてるんだけど、やっぱり休みは必要ね。心配してくれてありがと、やよい」ニコッ

やよい「は、はい! えへへ」///





やよい(律子さんの「ストレス発散」っていうのは、たぶん、こないだの「あれ」のことだと思います)


やよい(私が事務所の掃除をしていたとき、たまたま律子さんのバックから、なにかの衣装がはみ出してるのを見つけちゃいました)

やよい(なんだか律子さんの様子が最近おかしいなってみんなが言ってたので、私はそれをプロデューサーにこっそり相談しました)

やよい(そしたら、それからしばらくして、プロデューサーが私にだけこっそり教えてくれました)


やよい(律子さんはときどき、地下アイドルをやっていたそうです)


やよい(だれかのついったー写真の中の律子さんは、違う名前で、メガネもとってて、髪を下してて、まるで別人みたいです)

やよい(高校の後輩にお願いされてやってるんだって、プロフィールには書いてあるそうです)


やよい(最近 律子さんの様子がおかしかった理由がやっとわかって、私はとっても安心しました)

やよい(でも、私たちがそれを知ってるってわかったら、きっと律子さんは「ストレス発散」ができなくなっちゃうと思います)


やよい(だから私は知らないふりをして、今日も律子さんをこっそり応援しています)





・・・・・・



やよい(私はすっごく悩んでから、亜美の病気のことを、律子さんに相談しました)

やよい(律子さんはとてもびっくりしてて……私はすごく怒られると思ってたんですけど、律子さんはいきなり泣きだしちゃいました)

やよい(……きっと、亜美のことを自分がいちばんに気づいてあげられなかったのが悔しかったんだと思います)


やよい(結局、ライブツアーは延期になりました。いろんな人たちに迷惑がかかったと思います)

やよい(でもそのおかげで亜美が入院してくれたことで、私はとってもホッとしました)



やよい(それから私は亜美におねがいされました。真美に心配かけたくないから、このまま病気のことはナイショにしてって)

やよい(そして真美には、ライブツアーが延期になったことをナイショにし続けることにしました)

やよい(亜美と真美がお互いのことを知ったら、すっごく心配して手術どころじゃなくなっちゃうかもしれないと思ったからです)



やよい(そして……)





・・・・・・



亜美「や→や→真美隊員、久しぶりですな!」

真美「久しぶりすぎて、うっかり顔を忘れちゃうところだったYO!」


やよい「え? 顔はおんなじじゃないの?」


亜美「細かいことは気にしない気にしない!」

真美「そ→そ→、やよいっちはなんにも気にしないで元気いっぱいってキャラなんだから!」


やよい「うぅ、それじゃあ残念な子みたいだよ……」


亜美「でも、そんなやよいっちに、亜美はす~~~っごく元気をもらってるし!」ギュッ

やよい「わっ!?」///

真美「いやいや、真美のほうが、ず~~~っと元気をもらってるもんね→!」ギュッ

やよい「はわっ!?」///





春香「なんか久しぶりに顔を見せたと思ったら、二人ともすっかりやよいっ子になっちゃってるね」

伊織「なによ“やよいっ子”って……へんな造語を使うんじゃないわよ」

千早「でもなんだか不思議と癒される響きね……」

あずさ「うふふ、私もなっちゃおうかしら、やよいっ子」クスッ



 パサッ…



響「あれ? やよいのバッグから、なにか落ちたよ?」

真「ノート、みたいだね。学校のかな?」



やよい「えっ……ああっ!!? そ、それ、見ちゃダメですーっ!!」ダッ

亜美「!」ガシッ

やよい「えっ!?」


真美「見るな見るなと言われたら、見たくなるのが世の情け!」パシッ

響「あっ!?」





亜美「はてさて、やよいっちの見られたくない秘密とはいったい!?」

やよい「だ、だめだってばーっ!?」



真美「あれ、これって……。日記……かな?」ペラッ




『たぶん伊織ちゃんは、私の家が貧乏だから…………』










やよい「みんなにはナイショにしてるけど……」  おしまい。



下手でもうしわけないです。HTML依頼を出して、引っ込みたいと思います。
ここまで付き合っていただいて、ありがとうございました。

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