進之助「安価で先輩ライダーの戦いを見る」 (120)

進之助「どうしたんだよベルトさん?急に呼び出したりしてさ」

ベルト『いや何、今年の冬映画で私達は鎧武と共演するではないか』

進之助「おう。それがどうかしたのか?」

ベルト『これを機に、私達の前の仮面ライダーを知っておこうと思ってな。
そんなことを考えている内に、とある財団からこんな物が届いた』

進之助「……何だこれ、デカいテレビ?」

ベルト『これを使えば、様々な世界の仮面ライダー同士が戦うシミュレーション映像が閲覧可能になる。
名付けて『コンプリートプレーヤー』!』

進之助「名前はダサいけど中々面白そうだな!」

ベルト『まずは>>2>>3の戦いだ!
Start your engine!』

・平成ライダーのみお願いします。
・劇場版限定ライダー、量産型(ライオトルーパー、メイジ)などもお控え下さい。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414054954

クウガ

アクセル

ベルト『仮面ライダークウガと仮面ライダーアクセルの戦いだ!』

進之助「アクセルは俺と同じ刑事ライダーで、クウガも警察と協力して戦っていたんだな」

ベルト『図らずも警察と関係の深い2人の対決という訳だ』
_____________________

クウガ「未確認!?……にしては機械っぽい?」

アクセル「新手のドーパントか。さぁ、振り切るぜ!」

アクセルはエンジンブレードを携え、赤いクウガへ突っ込んでいく。

アクセル「はっ!」

クウガ「うわっと!」

横一線の薙払いを紙一重でかわしたクウガは、続く二、三の斬撃をも避けてアクセルの胸部に右拳を突き付ける。

アクセル「くっ…」

クウガ「ふっ!はっ!」

後ずさったアクセルに、更に左のパンチと中段蹴りを叩き込む。
互いの距離が空き、アクセルが体勢を整える間にクウガが必殺の構えをとった。

アクセル「一気に決めるつもりか!」

クウガ「うおりゃああーっ!」

空中で一回転し、一直線に飛び蹴りをアクセル目掛けて放つ。

アクセル「一か八か、勝負!」

『Accel! Maximum drive! 』

エンジンブレードを地面へ刺し、ベルトのマキシマムクラッチを操作すると、高らかに電子音声、ガイアウィスパーが響く。

クウガ「はぁーっ!」

アクセル「おおおっ!」

次の瞬間、タイヤ跡を描くような真紅の後ろ回し蹴りと、地上に突き刺さる鋭い右足の蹴りがぶつかり合う。
2つのエネルギーが放出され、小規模の爆発が2人の間で巻き起こった。

爆煙の中、現れたのは

クウガ「………っ!はぁっ……はぁっ!」

アクセル「メモリブレイクの威力は……こちらの方が上だったらしいな!」

倒れ伏したクウガと、 再びエンジンブレードを引き抜いたアクセルの姿だった。

アクセル「これで……」

立ち上がろうとするクウガに、エンジンブレードを構えて走り寄る。

アクセル「終わりだ!」

極限まで間合いを詰め、振り上げたエンジンブレードを膝立ちのクウガに振り下ろす。

クウガ「超変身!」

瞬間、クウガの体が赤から紫に変化し、振り下ろされた刃を両手で挟み込んだ。
アクセルが力を込めても剣は微動だにせず、硬直状態が続く。
しかし、

アクセル「馬鹿な!エンジンブレードが!」

自分が構えた剣が、突如全く別の剣に変化する。
紫のクウガ、タイタンフォームが引き起こした現象による一瞬の隙を、クウガは見逃さなかった。

もうちょっとだけ続くんじゃ

紫のクウガの渾身の張り手は、アクセルの体を吹き飛ばすのに十分な威力を持っていた。

アクセル「ぐっ……!」

しかし、アクセルの手から変貌したエンジンブレードは離れていない。

アクセル「こいつ、強い!」

剣を投げ捨て、タイマー型のメモリを取り出す。

クウガ「あれは……」

アクセル「これが俺の最高速だ……ついて来れるか!」

『 Trial 』

『挑戦』の記憶を内包したトライアルメモリをベルトに差し込むと、アクセルの纏った赤い装甲が剥がれ落ち、アクセルを青色の姿に変身させた。

覆われたクウガに真正面から蹴りを叩き込む。
上段蹴り、中段足刀、下段蹴り、ソバットを1秒以内で決め、クウガを遥か後方へ蹴り飛ばした。

アクセル「……これならやれる!」

自信を表すようにアクセルは拳を握り締め、クウガへと構え直す。

クウガ「速い……。青でも緑でも駄目そうだ……。
それなら!」

立ち上がったクウガは、変身の構えをとる。

「なるしかない……!『凄まじき戦士』に!」

ミスった。

>>23の最初に「数メートルの間合いを一瞬で詰め、銀色の生体装甲に」が入ります。

白い波動がクウガを包み込み、金色の疾る漆黒の戦士へと変身させる。

クウガ「…………」

究極の姿が放つプレッシャーは、遠くのアクセルトライアルすら飲み込む。

アクセル(だが……ここで怖じ気づくようでは、仮面ライダーなど名乗れん!)

意を決して、ベルトからトライアルメモリを引き抜き、スイッチを押す。

アクセル「……さぁ、振り切るぜ!」

メモリを空中に放り投げ、更に速いスピードでクウガへと詰め寄り、高速で何度となく蹴り込む。
マシンガンスパイクと名付けられたこのキックは、僅か5秒の間にも数百発の攻撃を繰り出した。
しかし、ただ黙って受けるクウガではない。

無数の残像を生み出す蹴りを、両手の驚異的な反応速度で払い続ける。

時間は、刻一刻と迫っていた。

6秒、7秒、8秒………

空中のトライアルメモリが時を刻む。

アクセルトライアルのキックは激しさを増し、黒いクウガの紅い眼は、アクセルの脚を捉えてその攻撃を防ぎ続ける。

アクセル「うおおおおおおおおお!」

クウガ「…………………っ!」

幾千回もの攻防の後、クウガに背を向けたアクセルは落下したトライアルメモリを掴み、再びスイッチを押す。

『Trial! Maximum drive!』

クウガに向き直り、呟いた。

アクセル「9,9秒……それが俺の、敗北までのタイムか」

クウガ「はあああーっ!」

炎を纏った拳が、アクセルを直撃した。

燃え盛る炎に包まれ吹き飛んだアクセルは、そのまま光の粒子となって消滅した。

ベルト『……とまあ、こんな具合だな』

進之助「へぇー。やっぱりフォームとかは多くあった方がいいのか?」

ベルト『多くのフォームに変身できるのならば、戦略の幅が広がり、戦い易くなるのは確かだ。
だが、多くあり過ぎるのも考えものだぞ?』

進之助「行動が早くなる形態は俺も欲しいな。
ベルトさん、あのトライアルみたいなシフトカーはねえの?」

ベルト『黙秘権を行使する』

第1回終了。
多少急ぎ過ぎた気がしますが、大体こんな感じでやっていきます。
ご指摘あれば宜しくお願いします。

今更気づいた。

「泊進ノ介」が正しい名前でした。

以後気を付けます。

クウガつえーな

今晩は

今日の10時頃から投下し始めるので、先に安価を取ろうと思います。

>>45>>47

訂正。>>49>>50でお願いします。

王蛇 

フォーゼ

ベルト『変身者は、指定することで劇中の組み合わせならば再現できるそうだ。
但し、同じ変身者同士の対決は出来ないらしいが』

進ノ介「つくづく便利だなそのテレビ」

ベルト『さてと、次は仮面ライダーフォーゼと仮面ライダー王蛇の戦いか』

進ノ介「えーっと、フォーゼがスイッチを使って、王蛇がカードを使うんだろ?」

ベルト『Exactly! その通りだ。しっかり勉強してるじゃないか』

進ノ介「まあな!さぁ、勝負が始まるぜ!」

フォーゼ「王蛇先輩!タイマン張らせてもらうぜ!」

王蛇「お前の頭……卵みたいだな。かち割って喰ってやるよ」

フォーゼ「賢吾の親父が作ったフォーゼ……
簡単には砕けねえぜ!」

王蛇「あぁうるせえ……イライラするんだよ!」

ベルトからカードを引き抜き、手に持った牙召杖、ベノバイザーに差し込む。

『Strike Vent』

右腕にサイの頭部を模した武器、メタルホーンが出現する。

フォーゼ「それなら!」

『Rocket ON!』

フォーゼの右腕に、オレンジ色のロケットが出現した。

フォーゼ「行くぜ!」

フォーゼの声と共にロケットモジュールは火を噴き、王蛇へと直線を描いて突撃する。
王蛇は右腕を引き、メタルホーンの角を向かって来るフォーゼに向けた。
狙いは一つ。ロケットを潰して本体に突き刺すカウンターのみ。
次の攻防には、1秒とかからなかった。

王蛇「ラァッ!」

メタルホーンを全力で前に突き出し、フォーゼを迎撃する。

しかしフォーゼは、右腕を曲げて急激にロケットの軌道を変え、空高く上昇した。

フォーゼ「ライダーロケットパァーンチ!」

王蛇「ふん!」

急上昇の後、急降下してきた右拳に、右腕の鋭角をぶつける。
だが、威力は完全には殺せず、ギリギリ防いでかわすのが精一杯であった。

王蛇「……ちっ!」

フォーゼ「まだまだ!」

すぐさまフォーゼは体勢を崩した王蛇に、ロケットの拳の連撃を放つ。

直線状に放たれたロケットの拳を、メタルホーンが右に払って弾く。
弾かれた勢いを利用して、バーニアで軌道修正、加速したアッパーも、メタルホーンを上から叩きつける形で防御した。

フォーゼ「ぐあっ……」

王蛇「フン!」

倒れたフォーゼに、メタルホーンを振り下ろして追撃を加えようとする王蛇。
だが、フォーゼの武器はロケットモジュールだけではない。

『Drill ON!』

ドライバーのスイッチを入れて、左脚にドリルモジュールを展開する。
左脚を振り上げてメタルホーンを防ぎ、無防備の胴体に突き刺して起死回生の一撃を食らわせる。

王蛇「っ……!ハァ……!」

予期せぬ攻撃に仰け反った王蛇を視界に捉えたまま、立ち上がったフォーゼは新たなスイッチをドライバーにセットした。

フォーゼ「うだうだ続けるつもりは無ぇ!
なでしこ……頼むぜ!」

取り出したオレンジ色のスイッチをセットし、すぐさま発動する。

『Rocket Super! Rocket ON!』

フォーゼ「おおおーーーッッ!」

フォーゼの白い体が、たちまちスイッチと同じオレンジ色に変化し、両腕にロケットモジュールが装着され、フォーゼは『ロケットステイツ』へと変身を遂げた。

フォーゼ「宇宙ぅぅぅぅ……………………………っ!
キタァーーーーーーーッ!」

フォーゼ「はっ!」

2つのロケットモジュールで先程よりも更に速度を上げ、王蛇に突っ込んでいく。

王蛇「グッ…!」

反応の遅れた王蛇を抱え、オレンジのフォーゼは速度を緩めず空中高く飛び上がった。
一定の高度まで到達したのを見計らい、抱えた王蛇を空中に放り、ロケットのバーニアを急転換して、王蛇目掛けて全速力でキックを放った。

フォーゼ「ライダーダブルロケットドリルキーーーック!」

王蛇「クソッ………ッ!」

フォーゼの突き出した右脚が、あと少しで王蛇に到達する。
まさにその瞬間、

『Advent』

王蛇の『隠し玉』が召喚された。




フォーゼ「うおっ!?」

突如、彼方から飛来した何かが、フォーゼに体当たりを仕掛け、空中の王蛇をその背に乗せる。

エビルダイバー、という名の紅色のエイは、王蛇が咄嗟に召喚した『ミラーモンスター』の一体だ。

『Sword Vent』

メタルホーンから、黄金の突撃剣『ベノサーベル』に持ち替えた王蛇は、エビルダイバーに乗ったまま空中のフォーゼに向かって行った。

王蛇「ハアッ!」

フォーゼ「らっ!」

ベノサーベルと左腕のロケットモジュールがぶつかり、火花が散った。
振り下ろされる剣を離脱してかわし、距離を取ってからフォーゼはもう一度突撃する。

王蛇「面白い………!」

『Final Vent』

紅色の背景にエイの紋様が付いたカードをバイザーに装填すると、エビルダイバーは更に速度を上げてフォーゼへ突攻する。

対するフォーゼもロケットモジュールを最高速度まで加速させ、真っ向勝負を受けるつもりでいた。

フォーゼ「勝負だぜ!王蛇先輩!」

王蛇「久々に楽しい戦いだァ!」

拮抗する2つの力が、空中でぶつかり合った。

日月忙しくて更新出来ませんでした。

今日中にフォーゼvs王蛇終わらせます。

フォーゼ「うおおおおおああああああ!?」

激突の後、自由落下していくフォーゼは慌てて両腕のロケットのバーニアで姿勢を制御し、着地する。
その数秒後、エビルダイバーから飛び降りた王蛇が地面をめり込ませて地に立った。

王蛇「らァッ!」

間髪入れずにフォーゼとの距離を詰め、ベノサーベルでフォーゼの頭を真っ二つにせんと襲いかかる。
両腕を頭の上で交差させて上段の一撃を防ぐが、続けざまに下段からの逆袈裟斬りを受けて後ずさった。
王蛇の連撃は止まらない。
鋭く尖った金色の剣先で腹部を突き、回転して横一文字に薙ぎ払う。

フォーゼ「食らえっ!」

王蛇がベノサーベルを振り上げた隙を狙い、左腕のロケットを王蛇の胴体に打ち込んだ。

王蛇「ッ………!ハアッ!」

フォーゼ「ぐはっ!」

左手のロケットモジュールは、完璧に王蛇の懐に極まっていた。
ドリルモジュールの一撃もあり、決してダメージが薄かったわけではない。
むしろ、このまま倒れてもおかしくは無い程だ。
しかし王蛇は、戦いへの執念のみで意識を保ち、その上フォーゼの体を引き寄せ鳩尾に膝蹴りを返した。

膝蹴りを食らいながらも、本能的に危険を察知したフォーゼは、両腕のロケットを逆噴射して王蛇の剣の間合いから離れる。

フォーゼ「かはっ……!………ぁ!はあ……っ、げほっ!」

王蛇「どうしたァ……!さっさと立てよ。楽しもうぜ……?」

予測不能、回避不可能の急所への不意打ちは、フォーゼに膝をつかせるのには充分な威力だった。

フォーゼ「ああ、面白え………!王蛇先輩。
アンタとダチになれたら、めちゃくちゃ面白そうだ!」

楽しそうに首や肩を回す王蛇を見据えて、恐れを知らぬ自信満々な声でフォーゼが叫んだ。
例え離れていても、彼には仲間との絆が感じられている。
その不可視の繋がりの象徴ともいえる一つのスイッチを取り出し、ドライバーにセットした。

『Cosmic!』

フォーゼ「皆の絆で………宇宙を掴む!」

『Cosmic ON!』

コズミックスイッチの発動と共に、これまでフォーゼと共に戦ってきた数多のスイッチが、どこからともなく出現し、フォーゼの体に吸収される。
それと同時に、そのスイッチを反映するかのように様々な色の光がフォーゼから放たれ、対する王蛇の眼を眩ませた。

そして次に王蛇が見たのは、右手に白いロケットのような形の武器、バリズンソードを持ち、青いコズミックエナジーを全身に湛えたフォーゼの新たな姿だった。

大きく変化したフォーゼの姿を見てもなお、王蛇の姿勢は変わらない。
ベルトからカードを二枚抜き、裏側にしてフォーゼに突きつけた。

王蛇「二枚あるぜ……どっちが好みだ?」

フォーゼ「え?は?み、右!」

王蛇「試してやるよ……」

『Advent』

フォーゼから見て右側のカードをベノバイザーに装填すると、二本足で立つ犀のミラーモンスター、メタルゲラスが現れた。

『グォォォォォ!』

召喚されたメタルゲラスは、奮然とフォーゼに向かって突進を繰り出す。
が、その強靭な鋼鉄の体を以てしても、フォーゼには傷一つ付けられない。
バリズンソードで一突きすると、メタルゲラスはたちまち後方へ吹っ飛んだ

王蛇「ほぉ……」

フォーゼ「コイツと、コイツでどうだ!」

『Launcher ON! Freeze ON!』

ベルトのスイッチを押し、胸部のパネルを操作して、右脚からランチャーモジュールを出現させる。
ランチャーモジュールから放たれた五発のミサイルは、メタルゲラスに命中すると同時に、その体を瞬く間に氷漬けにしてしまった。

フォーゼ「今度は、絶対に決めるぜ!」

ドライバーのコズミックスイッチを、バリズンソードの柄の部分に差し込む。

『Limit Break!』

フォーゼ「はぁぁぁぁ!」

背中のスラスターで立ち尽くしていた王蛇を巻き込み、超高速で天空へと飛び立つ。

王蛇「ハッ、何をする気だ?」

フォーゼ「アンタの考えつかねぇ非常識さ!」

フォーゼが告げた次の瞬間、目の前の時空が歪み、いつの間にか宇宙のどこかへとワープが成し遂げられていた。
星々が輝く暗闇の世界に、王蛇とフォーゼだけがただ浮かんでいる。

フォーゼ「まだまだこれからだ!」

ロケット形だったバリズンソードのレバーを倒し、その中の巨大な刀身を出現させる。

王蛇「チッ!」

フォーゼ「抜いて、挿す!」

王蛇が再びカードを取り出すが、それよりも速くフォーゼが準備を整えた。
バリズンソードの刀身を大量のエネルギーが覆い尽くし、フォーゼの手元で眩しい程輝く。
それはまさしく、必殺技に相応しい姿だった。

フォーゼ「ライダー超銀河フィニーーーッシュ!」

フォーゼ「…………そんなの、アリかよ……!」

王蛇「悪いな。こういうカードもあるって事だ」

王蛇にライダー超銀河フィニッシュが直撃する直前、僅か数秒の間に彼はあるカードをベントしていた。
コンファインベント。相手の技や道具を打ち消すカード。
フォーゼの右手からは、輝きがバリズンソードごと失われてしまっていた。

王蛇「なかなか楽しかったぜ……フォーゼ」

『Unite Vent』

フォーゼの後方で、ベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーが合体し、凶悪な姿の竜、ジェノサイダーへと変貌した。
驚くフォーゼを尻目に、続けざまにカードを発動する。

『Final Vent』

喚び出されたジェノサイダーは、あろうことか自分の腹を食い破り、破壊的な引力を持つブラックホールを形成した。

フォーゼ「ぐっ……!この位のブラックホール!」

王蛇「ハッハッハッハ!」

背中のスラスターの推進力でブラックホールに抵抗するフォーゼに、無慈悲な王蛇のドロップキックが突き刺さる。

フォーゼ「ぐああああああああああああ!」

闇に飲み込まれたフォーゼは、二度とその姿を王蛇に見せることはなかった。

王蛇「本当に愉しいよなぁ…………!
ライダーっての、は!」

進ノ介「………え?つまり何が起こったんだ?」

ベルト『実質的には、仮面ライダー王蛇の勝利だ。勝因としては、フォーゼに有効打を撃たれないように立ち回っていたことだろうか』

進ノ介「でも、フォーゼもスイッチをしっかり使いこなしてたよな?」

ベルト『そうだ。しかし認めたくはないが、確固たる勝因は、王蛇の戦闘本能だろう。
『いかに効率的に相手を叩き潰すか』ということに重点を置き、自分の身すら省みずに戦いを楽しむのは、進ノ介。君には見習って欲しくはないな』

進ノ介「分かってるってのベルトさん。情けないようだけど俺だって命は惜しいさ。
でも、誰かを守る為に、戦わなきゃいけない」

ベルト『That's right……流石だな進ノ介。
私が見込んだだけのことはある』

第2回終了。

正直最初は乗り気じゃなかったけど、書いてる内にヒートアップして結構長くなってしまいました。

ベルト『さて進ノ介。三戦目ということで少し趣向を変えてみよう』

進ノ介「それは構わないけど、どんな具合に?」

ベルト『ズバリ、2vs2の変則マッチだ。
先に相手を二人共倒した方の勝ちとする』

進ノ介「でもよ、ドライブには今の所一緒に戦える所謂二号ライダーはいないぜ?」

ベルト『この試みは鎧武との共演の為と言っただろう?君はまだまだ戦闘経験が足りない。
相手が二人の時の立ち回りをしっかり覚えておくんだ』

進ノ介「はいはいっと。じゃ>>99&>>101と、>>100&>>102でやろうぜ」

轟鬼

アクセル!

木馬ファイズ

アギト

ベルト『仮面ライダー轟鬼&仮面ライダーファイズ(木場)と、仮面ライダーアクセル&仮面ライダーアギトか』

進ノ介「アクセルはもう出ただろ?」

ベルト『まあ待て進ノ介。アクセルにはまだ隠された力が残っている』

進ノ介「トライアル以外のフォームってことか?想像つかないな……」

ベルト『それは見てからのお楽しみさ』

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