提督「ただ北上とニャンニャンするだけ」【R18】 (34)

スレタイ通り

地文の3人称の練習を兼ねているので所々変な感じ



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執務室―――
白い軍服を着た男が一人、黙々と机に置かれた書類に目を通しサインしていく。
時刻は既に11時を回り、明かりのついた部屋を覗くように月が見下ろしていた。
男はサインを入れる手を止めて、持っていたペンを無造作に放り投げる。カランと音を立てて転がり、山のように積まれた書類にぶつかり止まる。

「くふっ――がああぁぁぁ…………ったあぁぁ」

豪華な革製の黒い椅子に座る男は、背もたれに背を押し付け、夕食からおよそ3時間に渡る書類の山との格闘を終えたことを労うように、背を伸ばして溜まりに溜まった疲労を発散させていく。
椅子はギシィ…と音を立てて体を支え、背が伸ばされたことでバキバキと背骨が今までの重労働にようやく悲鳴を上げた。

「長い戦いだった……ようやく寝れる、もう自分の名前も見たくない……」

サインを入れるという単純作業から逃れた男は背もたれに完全に脱力しながらつぶやいた。
普通なら夜の11時……23時は、遊び盛りの若者からすればまだまだ寝るには早いだろうが、彼はここ、深海棲艦と人類の戦いの拠点、鎮守府を預かる軍人――提督である。
明日にはまた出撃編成や演習、遠征の予定の確認、そしてまた書類との格闘と、やることはまるで零時を基準にリセットされるかのように再び山積みなって現れる。彼ないし、他の鎮守府を預かる彼らにとっても、今の時間は十分に遅いのだ。とはいえ彼もまだ十分若い人間なのだが……。

「寝よう、今すぐ寝よう、後もう少しだけ耐えてよ瞼ちゃん……」

気を紛らわせるかのように一人呟き、フラフラとおぼつかない足取りで、執務室に備えられた彼の寝室へと向かう。
寝室へ入る扉を開けて執務室の明かりを消した提督は、そのままフラフラとベッドに近づいていく。

「ああ~……服脱がないと……でももう眠い、皺付けると鳳翔さん怒っけど……謝るかぁ……」

とやかく言いつつも軍服の上着を脱いで近くの棚に放り投げ、月明かりが仄かに照らす室内を漂ってベッドに倒れ込む。

ぐえぇっ

ぐほぅぁ…

カエルが潰れるような音が、いや声がした。そして鳩尾に硬い何かが激突してむせ返る提督。まさか……と一瞬あることが頭を過ぎり、身体を起こしてベッドのシーツを捲る。

いた。

「なにすんのさー……」

部屋の暗さと眠気への抵抗により半眼となっていた提督は、ベッドに潜んでいたそれに気づくことなく倒れ込んだ。
大の大人が突然圧し掛かったために、ベッドの侵入者は事の落下物をジトーっと睨んでいた。あまりの衝撃に顔を真っ赤にして涙目になり、声は震えていたためまったく威圧感はない、むしろ愛くるしささえ漂うかもしれない。

「それはこっちの台詞だ、北上……何してんの?」


さっきの鳩尾への一撃で完全に目が覚めた提督は、ベッドに侵入していた女の子を呆れたように見下ろした。

北上。球磨型軽巡洋艦三番艦にして現3隻しかいない魚雷攻撃能力に特化した重雷装巡洋艦。この鎮守府の紛れもないエースである。
普段は後ろの髪を三つ編みにして垂らしていた髪は解かれ、ベッドに広がっている。シーツにくるまっていたためか、ぼさぼさになってはいるが、それでも月明かりを弾き輝くそれはとても艶やかだ。

「いやあ、あれだよあれ……休憩?」
「知らんがな」

まさかの疑問形に即座に突っ込みを入れるも、頭の中では嫌な予感がカーンカーンと警銅を鳴らしていた。前にもこんなことがあったなー……と。

「まあいい、今度何でここいる?また大井か?」
「いや今回は大井っちは関係ないよ、それはほんと、今頃私が印刷された抱き枕抱えて爆睡中だと思うよ」
「え、何?そんなんあんの!?」

食いつく男。

「何? 欲しいの?」

引く女。

「い、いやあああ?別にソんなことハないけド?」

否、嘘である。

「ええ~……提督それはぁ……」
「おい待て何故大井は良くて俺はダメなんだ、本当なら俺の要求でなくその抱き枕があること対して引くだろ普通」
「まあ私も引いたっちゃ引いたけど……でも大井っちだし」

圧倒的説得力。ぐぅの根も出ない。
とりあえずCSLの再発ではないという事に胸をなでおろす提督。

「まあ抱き枕の件は後にして、俺寝るからそこどいてくれ」
「はいどうぞ」

ひょいと体をずらして提督が寝れるスペースを確保する北上。体を横にして左手でシーツを天幕のように開けながら、右手で空いたスペースをポンポンと叩く。同衾する気満々である。


「おう」

そしてもはや気にも留めず悠々と入る提督。もはや恋人か何かだ。ばれれば憲兵フルコース一直線、提督は死ぬ。
するりと体を滑り込ませ寝転がると、左手を北上の首の下に通して腕枕をし、右手で北上を抱き寄せた。パサリと北上が支えていたシーツが落ちて二人を包み込む。
人肌に温かいベッドは、北上が長い間ここに寝ていたことを表していた。
夏も終わりとはいえまだまだ暑い時期だが、それでも夜は冷えるためこの暖かさは心地よかった。
腕枕をされて抱き枕にされた北上は動じることなく受け入れ、体を密着させる。

「暑苦しい」
「別に俺はそうは思わんがな」

不満を漏らすも離れようとしない辺り本気ではないようだ。
同じ位置にある提督と北上の顔がコツンとおでこを合わせる。文字通りの目と鼻の先。お互いの息がそよ風となって拭き流れていく。

「で?、本当は何でここに?」

空気を震わせない小さな囁き声で問いかける提督。それでも静まり返った夜の部屋で、密着した2人の間ならこれくらいが丁度いい声量だ。

「別に特には、何にもないよ……」

北上も同じように小さく囁きながら返事をして、両手を提督の背に回して抱き着いた。

「それはそれでなあ……」
「特に理由が無きゃ来ちゃダメなの?」

少し寂しげに北上が問う。
提督は背を抱き寄せていた手を北上の頭にやって優しく撫でていく。しっとりとした手触りが手を滑り、指の間を流れていき、痛くない様軽くわしわしとかいてやる。
すると北上は撫でられた猫のように頬を緩ませて、雑把だが提督の手櫛に気持ちよさそうに目を細めた。

「理由がなきゃダメって事でもないんだが、寂しかったーとか、会いたかったーとか、ないの?」
「んんー……ない訳じゃあないんだけど……」
「ほうほう、是非とも聞きたいですなんん……」
「ん……」

不意に北上が顎を上げる。おでこを合わせた状態の二人は、当然のごとく唇を重ねた。
唇に当たる柔らかくしっとりとした感触と、それを通して伝わる北上の体温。突然の行為に驚くが、北上は何食わぬ風で目を閉じて唇を重ねる。
何時までもこうしていたい、そう思うほど甘美なキス。
いつの間にか提督も目を閉じ、ただ静かに北上とのキスを過ごしていた。たっぷり数分をかけてその唇を感じて、その静かなひと時は北上が自らそっと離れたことで終わりを告げる。


「2人っきりっていうのは、久しぶり、だよね……?」

そう問う北上の顔は月によって淡く照らされ、微かに頬を赤く染めている。

「そんなこ……いや……そう、だな」
「こういう時は、いつも……大井っちも居たからさ」

北上と夜を共にする時は必ず大井も居た。というより、大井は北上と提督が二人きりにならないよう、2人を常に監視していた、という方が近いだろうか。
とにかく、北上と提督が二人きりになる時間はほとんど皆無だったのだ。

「俺と、二人きりになりたかったとか?」

ついニヤニヤと意地悪く言ってしまう。

「むぅ……そ、そう……だよ……んっ――」

そうしてもう一度、首を伸ばして軽くキスをする北上。
優しく当たり、また離れていく唇の感触をまた味わおうと、次は提督が追いかけてキスをする。
押し付けない様軽く触れる程度に力を調整しながら、キスをしたまま北上の身体を優しく押して体を起こし、北上の上に覆いかぶさる提督。
肘と膝で支えて北上に余計な体重をかけないようにしながら頭を上げと、乾いた唇同士がくっ付きあっていたのが離れて、ぷるんと弾けるように元に戻る。

「北上……」

囁くように声を吐きながら北上の前髪を右手でかき上げ、そのまま後頭部へと送る。
少しだけ北上の頭が上がると、自然と提督の背に回したままの手に力が入り、提督のお腹が北上に押し付けられる。

「提督といっしょに……二人きりになれなくて、……寂しかったよ……ちゅ――」

そういって手を提督の頭へやって下げるよう促し、またキスをする北上。

「提督とこうして抱き合いたくて、ん……ちゅ……」

そしてまたキスをして……

「こうしてたくて……んっ……」

またキスを……

「ずっと、んん、キスがしたくて、ちゅ……」

何度もキスをした。

「寂しかったんだよ、提督、んん……ちゅ、ん――」


何度も何度も、キスを繰り返した。
自分の心を静かにさらけ出す中、何度も口づけが交わされて、北上の囁くような吐露が二人の間に消えていく。
そして、もう何度目かも分からないキスをした時、ぬめり気を帯びた熱い何かが北上の柔らかな唇を割って入ってこようとする。
北上はそれを拒まずに提督の舌を招き入れた。提督の舌は北上の口の中で何かを探すように動き回り、探し物であった北上の下に触れると、丁寧に舌を絡ませて北上を味わう。
お互いの唾液が空気に触れ、混ざり、舌が絡まる度にくちゅりと音を立てる。

「ん、んちゅ、ふはぁ、ん……てい、とく、ちゅる、ぴちゅ、んん、ちゅぱ」

北上もただ一心不乱に提督の舌を味わった。自ら舌を絡ませ、垂れてきた唾液を舐め、舌といっしょに吸い上げる。
零れた唾液が口からこぼれ、頬に一筋の輝く軌跡を残すも、そんなことは気にもせずに提督との淫らなで深いキスを繰り返す。

「んむぅ……れろ、ん、ちゅる、ぷはぁ……あむ、んちゅ、ちゅる」

今度は北上から提督の口の中へと舌を侵入させる。
だが、北上が舌を絡めさせようとする前に、提督が舌を絡ませてきて、ちゅう……と強く北上の口の中から舌を唾液と共に吸い上げていく。
吸い上げた後、また口の中で北上の舌を蹂躙して吸い上げた北上の唾液と自身の唾液を混ぜ合わせ、舌といっしょに北上の口のなかへ押し込んでいった。
零れ落ちる二人の唾液を受け止め、それでも2人の絡み合わさる口の隙間から零れていく。
それに溺れまいと、北上はそれを飲み込んだ。

「んく、んく、ぷはぁ……んっ、あっ」

飲み終えた時、ピクンと北上の身体が震えた。提督の手が北上の胸を触れていたのだ。服の上から撫でるような手つきで、北上の胸を愛撫する。

「ん、ちゅぱ、はむ……んちゅ、だめ、だよ」

提督の背に回していた手を彼の胸に添えて軽く押し上げ、キスを中断するよう促す北上。そっと顔を上げた提督の口と北上の口の間には、二人の唾液でできた柱が月明かりに照らされて輝き、二人を名残惜しそうに繋いでいた。
それでも自重に耐えられず切れて、北上の舌へ落ち、また外れて頬や顎へと落ちていく。
呼吸すらも忘れるほど、お互いの唇を、舌を貪っていた二人は、少し息が上がって頬を紅潮させていた。

「はあ……はあ……服が……皺になっちゃうからさ」
「はあ……はあ……ああ分かった」

そういうと、北上の背に手をまわして抱きしめ、北上を抱き起す。

「んぁっ……ふう……脱がしてくれるの?」
「いいのか?」

ちょっと意地悪そうに、顔を赤くさせながら――

「いいよ、ん、ちゅ……」


またキスをして離れ、子供が親に服を脱がせてもらう時のように手を上へ上げる。
そして提督は、北上の服に手をかけた。
ゆっくりと、裾を持ってめくり上げていく。最初から臍の出た短めのデザインの為、裾から上げ始めてすぐに柔らかいものに当たり、北上が「ん……」と小さく吐息を零した。
裾を横に軽く引っ張り、胸をひっかけるようにしてそのまま上へあげていくと、裾のひっかけに持ち上げられてブラごと形を変えていく。首元まで上げると、ぷるんと小振りな胸が重力に従って落ちてきて、北上がまた悩ましげに息を漏らした。
服にひっかかった拍子で、ブラがずれて淡い桜色の乳首が顔を出していた。
服で顔が隠れる瞬間、北上がくすりと笑う。北上が時々するような悪戯的なものではなく、照れくささを含んだ、恥ずかしそうな笑み。
さらに服を上げていくと、胸の横に綺麗で艶やかな腋が見える。続いて健康的に引き締まった二の腕と、服を脱がされる事にやはり恥ずかしさを感じて頬を赤らめる北上の整った顔、襟に引っかかった長く艶やかな黒髪がパサリと零れ落ちていく。
そして提督が握れば親指と中指がくっ付きそうな細い腕が袖を抜け、白く小さな手が最後に抜け出てきた。
その手は体の前で交差されて、フライングした胸を隠してブラを直していく。

「直さなくてもよかったんじゃないか?」
「提督に買ってもらったのだから、ちゃんと見てほしいの」

ずれを直した北上が胸を隠していた手をどかす。縁を白のレースが飾られ、真ん中にはリボンがついてある。ピッタリとフィットしたそれは北上の乳房をしっかりと支えている。
このブラ、前に提督と北上が致した時にかっこつけて片手でホックを外そうとしたら、うまくできずに留め具をダメにしてしまったため、その侘びとして北上に購入したものだ。ちなみに選んだのは提督。

「見てるさ、可愛いよ北上、似合ってる」
「むぅ~……提督って絶対花より団子ってたちだよね、ん……ちゅ……」

北上に上を向かせキスを落とす。舌を入れながら北上の胸を撫でる。

「ん、ちゅ……れぉ……あはぁ……私のおっぱい、気持ちいい?」
「ああ……」
「んふふ……そっか、あ……」

北上に抱き付いて背中を見下ろし、ブラのホックを両手で丁寧に外す。パチリと外れると締まっていたブラが浮き上がり、支えを失った乳房がぷるんと震え自由になる。
ブラを脱ぎ取れば、お椀型の小ぶりな大きさ、つんと上を向いた乳首、柔らかくも張りのある綺麗な丸みを描く乳房がその存在を主張した。
提督はすかさず北上を押し倒して既にピンと張り埋めた桜色の乳首に吸い付きく。

「ひゃああっ! も、もう! そんなにがっつかないでよう!、んああっ」
「俺は今すぐ北上を食べたくて仕方がないんだ」

左手で痛くない程度に北上の右のおっぱいを揉みつつ、左のおっぱいに吸い付く提督。
舌先でコロコロと乳首を転がす。


「ふぅ、ん、く、あ、ん……んんっ」

歯で乳首を甘噛みする。

「ふぅんん……ひゃあああっ、あ、ああっ……」

乳輪から全体を吸い上げる。

「んんっ……はあ、はあ、あ……だめ、それ……んん…ふああああっ」
「ふぅ、気持ちよかった?」
「はあ……はあ……そりゃぁ……その、よかった……けど」

恥ずかしげにあっちこっちへと視線が飛びながら、顔を真っ赤にして律儀に答える北上。

「じゃあ次はこっちでな」
「ああっ、まって強くしちゃ、んくぅ……ひああああっ!」

北上の制止も聞かずに左のおっぱいにも吸い付き、右と同じように弄んでいく。
北上の喘ぎ声を聞きつつ終わるころには、北上はぐったりとしていた。真っ赤な顔で涙目になりながら息を整え、まだピリピリと這い回る快感を何とかしようと悶えてる。
しかし、提督は容赦なく次に進める。手を伸ばした先はミニスカートに隠された提督だけが知る秘密。
スカートに隠された中を進む指先が何かに触れてプチュ…と音を立てる。

「ふああっ、提、督……」

そのまま指を埋めると、ブジュゥ…と何かが染みだして指先をトロトロに濡らしていく。指を上下に動かす度にグチュ……グチュ……と水音がなって北上のスカートの一部を染みにしていった。

「あ、あ、ああっ、だめ、かきまわしちゃ……ふぐぅぅぅ……んああっ」

グチュ…と音が鳴る度に腰を浮かし、背を逸らせ、快感に悶える北上。指を引き出してみれば、指どころか手全体がドロドロと水音の正体によってびっしょりと濡れていた。

「すごいな、北上のエッチなお汁でもうこんなになったよ」
「み、見せなくていいよぅ……」

ポタポタと滴る手を北上の顔に持ってきて、口元に差し出す。

「ほら北上、綺麗にして」
「え、んん、はむ、ん、ちゅぅ……ちゅる」

提督の指を銜えて自らの淫らな液を吸う北上。指と指の間にも舌を入れて、念入りに、ねっとりと舌を絡ませて舐めとっていく。
北上にちゅううと吸われながら指を引いていき、ちゅぽんと飛び出る。


「ありがとう北上、ん……」
「んちゅ……はぁ、うん」

軽いキスをした後、身体を起こして北上の股の間に座りスカートをめくり上げる。北上のパンツは、提督によって掻き回されて溢れ出した愛液でグチョグチョになって張り付き、その奥にある秘所を余すことなくくっきりと映し出していた。
薄く透けているそこへ口を付けて、舌先で膣の辺りを押し込む。ブジュ…と愛液が染みだし、舌を通して口の中へわずかに流れ込んでくるそれを舌全体で味わって、さらに舌を押し込んでいく。
舌をペニスに見立て、押しては引いて、押しては引いてと、愛液をトロトロと流し続ける膣内を刺激した。

「ひゅっ、んん、ん、ん、ああっ」

快感に耐えきれず北上の膝が提督の頭を挟み込む。そこでようやく顔を上げた提督はスカートに手をかける。
ファスナーを降ろしたところで北上が軽く腰を浮かせ、提督がスカートを抜き去った。
そしてとうとう最後の一枚、提督の愛撫によって濡れ爛れたパンツにも手をかけ、ゆっくりとずらしていく。
後ろの部分がお尻を撫でながら、前から見える位置まで抜けてくると、北上はそっと腰を下ろした。揃えて上げられた足を抜けながらパンツが上がり、綺麗に引き締まった太ももによって挟まれた秘所が見える。
パンツの内側から延びる愛液はトロトロと流れ、秘所とくっつき数本の橋が架かかっていた。
そして、尚も溢れ出す愛液によってテラテラと光るそこは、太ももによってピタリと閉じられていた。
急に湧き出てきたむしゃぶりつきたい衝動を堪えてパンツを抜き取り、これで北上は完全に一糸纏わぬ姿となる。

「ん?」

ふと北上の股間に目をやると、前はそこにあったはずの整えられた茂みが姿を消していた。

「剃ったんだ」
「昨日の晩にね、剃りたてほやほやだよー」
「ほやほやって……どういう表現だよ」

さっきまでの静かな雰囲気はどこへやら、けらけらと北上の明るい笑い声が部屋に満ちる。

「綺麗にそったな……」

その茂みがあった場所を撫でる。ツルツルと指が滑る度に北上がふるると体を捩り震わせる。
自分の髭を剃った後とはえらい違いだと変なとこに関心する提督。シェービング付けて丁寧に剃っても少しざらざらするというのに。

「自分で剃ったわけじゃないからねー」
「え?」
「うん」

しれっと言う北上。


「じゃあ、誰が剃ったんだ?」
「大井っち」

なんてこったと呆然になる提督。脳内では毛を剃るついでにあられもなくあれやこれやをされまくる北上と、目をハートの形に変えながら嬉々として某大怪盗の如きダイブをしようとする大井の図が出来上がっていた。
大井に対しては偏見6割増しだったが。

「よく無事だったな、何もされなかったのか?」
「何もされなかったというより、何もしないように言ったの」
「……言って聞くようなやつか?」

首をかしげる提督。

「余計なことしたら大井っちとは別居するって言ったの」
「はい?」

又も呆然となる。

「そしたら何事もなく終わったよ」
「大井よ、その素直さが何故真っ直ぐに表せない……」
「大井っちのちょっと行き過ぎた感じの行為は、嬉しいっちゃ嬉しいんだけどねー」

明後日の方向を見て言葉を濁す北上。

「あれはちょっとじゃないだろう……」
「まあまあ」

軽い感じになだめながら、北上が抱っこをねだるように両手を差し出す。

「ん? 起きるのか?」

両手を持って起こそうとする提督を、ちょっと待ってと制止する北上。
腕を引っ張り上げようとした提督の腕を逆につかみグイッと引っ張る。そのまま提督が北上の上に覆いかぶさるように倒れ込んだ。
そして、提督の背中に腕を回した北上は力を込めてお互いの身体を密着させる。

「少し寒くなってきたから……温めてほしいなって」

そうぼそぼそと提督に囁く。提督も腕をベッドと北上の身体の間に滑り込ませて、北上の華奢な体を抱きしめる。
ほう…と心地よさげに息を漏らす北上。
服を脱いで少し冷えた体が、提督の身体によって温まってくる。

「ごめんな北上、しっかり暖めてやるからな」


同じように耳元で囁きながら北上の耳を甘噛みして、舌を縁に沿って舐める。
北上の耳にはゾワゾワした感触とやけに大きく聞こえるグチュグチュという音が響いていた。

「ひゃ……ああ、提督……くすぐったい、ひああっ」

舌で耳穴を犯し、全てを舐めつくしていく。その後は頬にキスをして、唇にもキスをする。

「ん……提督、やることえっちぃよ……」
「いつものことだろ?」

しれっと流して首元に下がり、すっとして綺麗な首を舐める。
ベロンと舌が喉の横をなぞり、涎の跡を残す。その跡に口づけしてちゅうと吸い付くと、そこの肌が赤くなった。

「後が付いちゃうよ……」
「いいんだ、お前は俺のだろ?」

そう言われた瞬間、ゾクゾクと北上は何かを感じた。
以前言ったことがある。私は提督の女になると。

「……うん」
「北上は俺の女だから、いいんだよ」
「っ!……ぅ、うん、そう……だよね」

北上が提督を抱きしめる。優しく、愛おしそうに。

「私は提督のだから、何されても……何をしても、いいんだよ」
「ああ」

再び首の同じ場所に吸い付く提督。その痕はさらに大きくなって残っていた。

「んんっ……ああっ、はあ……ふぅ、ん、ああ……」

そして、ところどころに吸い付きながら、徐々に下へ下がっていく。


肩へ、

「んん……」

鎖骨へ、

「あ……」

乳房の上へ、

「うふぅ……ん……」

乳首へ、

「はぅ……んああっ」

鳩尾へ

「ひうん……」

臍へ、

「ふあ……」

下腹部へ、

「んん……」

綺麗の剃られた股間へ、

「ふぅ……あ、あ……」

そして、クリトリスへ、

「ひぐ……うあああっ」

吸われたとたんにビクンと震えて喘ぐ北上。提督の頭が通ってきたところには、点々と証が刻まれていた。

「はあ……あははは、たくさん、ついちゃったね」
「ああ、これでいい」
「うん、いい……」

そっと、北上の指が自身に刻まれた痕をたどっていく。


「足、広げて」
「え……あ……こ、こう?」

たどたどしく、徐々に足が開かれていくが、40度ほど開いたところで足が止まり、両手で秘所を隠してしまう。

「隠さなくても今更だろうに」
「それとこれとは別だって……それでも恥ずかしいの」

飽きれた風に言う提督に、少しむくれた感じで抗議する北上。
手で隠したまま、足が閉じられてしまう。

「仕方ないな、じゃあ抉じ開けるかな」
「あ、ちょっ……ああっ」

北上の両足を持ち上げ、北上の頭の方へと倒した。その拍子で腰が浮きあがる。
身体はくの字よりも曲がり前屈したようになって、手で塞がれた股間や、お尻、そして微かにお尻の穴まで見える。
顔を真っ赤に体をひねって隠そうとする北上だが、お尻を提督の胸元に置き、体で腰を支えるように提督が自信を滑り込ませて、マンぐり返しの様な体勢になる。

「ちょっと……やあ……この体勢は、恥ずかしいってばあ」
「じゃあ手をどけて足を開いてくれよ」
「それはぁ……」
「それじゃあだめだな」

抱えたまま曲げられた北上の右足の先、目の前にある小さな踵、そこを一舐めする。

「んにゃっ、ちょっとぉ……何処舐めてんの?」
「んんー……足」

そのままつつーっと舌を這わせてアキレス腱を通り、ふくらはぎに来て、また吸い付く。

「ちゅ~~~っ……じゅちゅっ」
「も~~っ! そんなところ……ああっ」

柔らかくしなやかな筋肉、引き締まった脚線に舌を這わせまた吸い付く。ちゅううと音がして口が離れると、北上の上半身にも付けられた跡が合わせて二つも出来上がる。
ついでに左足の同じところにも付けていく。
そしてまた舌を這わせて膝の裏に、そこにもキスをして、そのまま降りて太ももに来た。
れろれろと舐めながらお尻の方に近づいていく。

「んひううっ……く、くすぐったいって、ひゃあっ!」

舌がお尻の肉に当たる。柔らかさが他と違うのが感覚で分かる気がする。
大きすぎず、小さすぎず、ちょうど良い大きさのお尻。柔らかく、しっとりとした肌触りが撫でる手を滑らせていく。


「そんなにお尻を撫でないでよぅ」
「じゃあ揉む」
「んああっ」

そう言うやいなやお尻を鷲掴みにして、むにゅむにゅとその全体の柔らかさを堪能する。
右手で揉みつつ反対のお尻に頬ずりする。

「柔らかい、気持ちいい、このままずっと揉んでいたい」
「ちょっ……こらっ、ひゃんっ」
「ほら北上ぃ、早く手をどけないと、どんどん揉むぞー」

そう言ってグニグニと揉む手を激しく動かして、強くお尻を揉みし抱く。

「わ、分かった……分かったからちょっと待って……」

そういわれて顔を上げる提督、お預けをくらった犬のようになっている。
北上は何度か呼吸を整えた後、ゆっくりと足を広げていく。北上の顔が見えた。
月明かりが差し込むだけの薄暗い部屋の中、北上の白い顔に差し掛かる紅はやけにくっきりと見えた。
徐々に開く足は大きく広がり、隠している手の指先、その先にあるお尻の穴まで見える。
秘所に添えられた手は、僅かに指が濡れている。感じてくれていたようだ。
足が開ききり、今度は秘所を隠した手が動き出して、ゆっくりと腹の方へと降りていく。
指先からピンクの膣肉が覗き、トロトロに蜜を流しだす肉穴が見える。
手はそのままの速さでゆっくりと、焦らすように、自らの最も恥ずかしい場所を晒していく。
少し茶色が差しかかった小陰唇、プニプニとした大陰唇、ピンクの恥肉に囲まれた点のような尿道。

「ううぅぅ……」

北上の顔は耳まで赤くなり、眉は縮こまりきゅっと目をつぶっている。
そしてとうとう指先が土手までおりっきた。
最後に包皮に包まれたクリトリスが少しだけ顔を出している。
完全に手が離れると、ねちゃあ…と愛液が手について数本の橋がかかり切れ落ちていった。

「クリトリス、ビンビンになってるな」
「言ーわーなーくーてーいーいー!!」

恥ずかしさのあまり声が大きくなる。北上はすでに顔から火が出そうなほどだった。
提督は、とうとう全てがさらけ出されたドロドロの肉壺を食い入るように見つめる。クリトリスに手をやって包皮を向けば、小さいながらもビンと立ち自らを主張する。
そして、やはり吸い付いた。

「ひうぅっ!?」

吸い付いた瞬間、これまでよりも大きく体をびくつかせる北上。


「だめ、だめだってそこはっ、はううっ……ああんっ」
「クリがダメならこっちかな……じゅるるる……」

そう言ってクリトリスから離れると今度は膣に吸い付き、舌を入れてぐちゅぐちゅと掻き回して愛液を掘り出していく。

「あああっ……くう……んんっ、ん、あ、ああん、だめ……ほじっちゃ……んああっ」
「こっちもダメなら、もうクリちゃんを攻めるしかないな」
「な、なんでそうな……ううんんっ、ひううっ、ああ……んんっ」

赤く充血してビンビンに勃起したクリトリスとそれを包む包皮の間に舌を入れて舐め回し、強く吸い上げ、かりっと甘噛みする。
その間北上の嬌声は止まらずに、淫らな悲鳴を上げ続ける。
クリトリスを舌で弄びながら、少し北上の腰を下げ、右手を濡れた秘所にあてる提督。

「へ……あ、ああ、な、なに……んひゅうっ」
「同時にと思ってね」

そう言うや否や、中指と薬指をそろえてじゅぷぷ…と、愛液があふれる肉壺に蓋をするように差し込む。

「ひぐううっ……あ、ああっ、ひゃああんっ」

指を入れられた刺激にビクンと背を仰け反らせる北上。シーツを硬くつかみ、涙やよだれでドロドロになった顔もお構いなしに、背筋を通って頭の中へ直接犯しにくるような快感に耐える。
それを知ってか知らずか、提督はさらに追い打ちをかけるようにわざと大きい音立てながら、指を曲げて北上のGスポットをコリコリと激しく攻めて絶頂させようとする。
指が秘肉の中へ埋もれていく時、指が抜かれて愛液でドロドロになったところを見せる時、じゅぷじゅぷという水音が部屋中に響き渡る。

「やっ……だめえっ、それっ、んああっ、あっ、ぐ……んんんっ、いっ……イぐぅ……イっちゃ……うああっ」
「ああ、イっていいぞ北上……っ!」

じゅぷじゅぷと肉壁を掻き回す指で北上が最も感じる場所を一点に攻め立て、クリトリスを噛んできゅっと引っ張り上げる。

「く……~~~~っっ!! あああ、ああああっ、あ、はぁ、あ、あ、ん、ぐ……ああっ」

ぷしゅうっと潮を噴いてビクビクと痙攣する。
頭の中が真っ白になり、何も考えられないほどの絶頂の波が北上の中で暴れていく。
噴いた潮が北上の顔や体にも降りかかっていくが北上はそれどころではない。
顔を愛液やら何やらでびしょ濡れになった提督はニヤニヤと、絶頂に震え同じようにびしょ濡れになっていく北上を見下ろす。
徐々に体の震えが小さくなっていき、ピクピクと少し震えながらも息を整えている。


「はあ……はあ……はあ……はあ……」
「気持ちよかったか? 北上……ん……」
「ちゅ……うん……気持ちよすぎて、たくさんイっちゃった……ちゅ……」

北上を抱きかかえながら、近くの手拭いを取って顔や胸、お腹を拭いていく。
キスをすることも忘れない。

「ははは、お互いドロドロになったな」
「提督がなんなに激しくするからだよ、あーあー、提督のシャツ濡れ濡れだよ?」

自分の身体を見下ろす提督。着ているシャツは首元から腹の所までびしょ濡れになっていた。
流石に濡れそぼった状態で来ているのは気持ち悪いからと、シャツを脱ごうとすると北上が割って入る。

「こ・ん・ど・は、私がしてあげるね」

提督の前に膝立ちになってシャツのボタンを外していく。

「結構……」
「ん?」
「結構ドキドキするね、これ……」

1つずつ外していく度に、北上は心臓がドキドキと音を大きくしていくのを感じる。

「これで、最後……っと」

全てのボタンが外されてシャツがはだけ、脱がされてベッドの横に落ちる。
北上は提督の胸に顔を埋めて、すーっと匂いを吸い込む。

「ふふっ、提督と私の匂いが混じってる、変な匂い」

とは言いつつもクンクンと匂いを嗅ぐのをやめない。

「こらこら止めなさい、ストップ、おすわり」
「もう、私は犬じゃないよーだ」
「だったら嗅ぐのをやめいっひゅおわ!?」

北上を止めようとしたらひどく間抜けな叫びをあげる提督。
首元に違和感を感じると、北上がぺろりと首筋を犬のように舐めていた。

「少ししょっぱい」
「汗かいてんだから当たり前だろ」

それでもぺろぺろと舐める北上。
涎を垂らし、舌で伸ばして、ぴちゃぴちゃ音を立てながら犬が水を舐めるように首を舐めていく。


「うおお……それは、ちょっ……」
「気持ちいい?」
「んん……あんまり」

別に首が性感帯と言う訳ではないらしい。だから、提督には子犬にぺろぺろと舐められているようなくすぐったさしか感じない。

「そりゃ残念」

北上は顔を離すと、提督の上半身を守る最後の一枚をひっつかみズボンから引きずり出す。
そしてそのまま脱がせる。

「ほっ」
「おっと?」

上だけ裸になった提督へ、北上が勢いよく抱き着く。
北上を抱きしめる提督はそのまま共にベッドへ倒れ込む。
胸元にツンとした乳首の感触と、柔らかなおっぱいの感触が押し付けられる。

「おいおい、どうした?」
「同じようにしてあげようかなって」

そう言って首筋に吸い付く北上は、自分が座れたところと同じところをなぞるように、吸い付き、舌を這わせ、また吸い付きと、提督の行動をなぞっていく。

「う……あ、北上……くっ……」
「ふふ……どぉう?」
「くすぐったい」

お腹に跡を残す北上が顔を上げる。ちょっと不満そうだ。
苦笑いする提督にちょっとした悪戯を仕掛ける。
脇腹をつつーっとなぞった。

「ひょわっっ!?」
「ぷふっ――」

くすぐられた提督は当然のように気勢を上げて飛び跳ねる。
それを見た北上は噴き出して大声で笑った。

「あはははははっ!」
「おまっ!? ちょっ!?」
「ごめんごめん……ふふふはは……」

いきなりの悪戯に提督も仕返しを考える。


「やったな?」
「へ?」
「ふんっ!」

両手で北上の脇腹に狙いを定め、思い切り擽った。

「あはははははっ、あ、あははっ、ちょっ……ていと……うひゃあっ……」
「まだまだあ!」

たっぷり1分くすぐり続けてようやく北上が解放される。
提督のお腹を枕にするように倒れ込み、ぜえはあと乱れきった息を整える。
ひとしきり笑ったせいか顔も真っ赤だ。

「はあ……はあ……あ゛あ゛~~も゛~~、はあ……そ、そんなに擽らなくてもいいじゃん~」
「いきなり擽ったお前が悪い」

息を乱して抗議する北上に、提督は頭を撫でてやりながら宥める。
赤ら顔で息を乱している北上はどこか扇情的だった。
だから、一度は収まっていた提督のアレも、自然と自己主張しだすのは仕方がないと言えるだろう。
当然、北上は自信の鳩尾あたりを突き始めたそれに気付いた。

「……おっきくなってるね」
「ん、まあな……」

別にお互い初めてと言う訳ではない。だが、気づかれることが気恥ずかしい。
なのでぶっきらぼうに答えてしまう提督。
北上は身体を起こして、張り詰めど抑えられた怒張に両手を添えて優しく擦る。
シュッ…シュッ…と滑らか手とズボンがこすれる音だけが聞こえる。さっきまでの騒々しさとはうって変わって部屋は静まり帰り、一物を撫でられる衣擦れの音と二人の呼吸だけが部屋を満たしていく。

「ん……き、北上……」
「待って、私がする」

言わずとも提督の意を汲んだ北上は、手際よくズボンのベルトを外し、ズボンを脱がせる。
ポイと横に投げ捨てた。
北上の視線が提督の股間へと向く。
早く解放されたいとビクビク震えるそれは、パンツ一枚越しにも分かる大きさで主張してくる。
最後の一枚。
それが脱がされた。

「はああ……やっぱり、いつ見てもおっきいよね」

布一枚の圧迫から解放された肉棒は、天を衝いて真っ直ぐに、悠々とそびえ立つ。
手を添えればその熱さが伝わってくる。
後に自らを突き上げ、快楽の底に堕すだろう肉棒をふやけた眼差しで見つめる北上。
優しく包むように両手を添え、そこに涎を垂らし滑りをよくしてゆっくり上下に動かす。


「んっ……あぁ……」
「痛い?」

扱く手の気持ちよさに息を吐き出す提督。それが痛さの目と勘違いした北上が手を止めて不安そうに聞いてくる。

「いや、大丈夫だよ、気持ちよかっただけだから」
「そう? 痛かったら言ってね?」
「ああ」

返事を聞いて気をよくした北上は、また手を上下に扱き出す。
竿を両手で包み、そっと力を加えて根元から肉棒の先まで丁寧に扱く。
上下に動かすたびに、潤滑剤となった唾液がクチュクチュと音を立ててより一層淫猥な雰囲気を醸し、肉棒からの刺激と、目からの情景と、耳からの淫らな音で提督を快感に攻め立てる。

「うああ、いいよ北上……くぅ」
「そっかぁ……はむ……んぅ」

手が扱き上げる度に腰が浮きそうになる提督。必死にこらえようとするも、北上は容赦なく肉棒を攻める。
右手で竿を扱きつつ、左手で亀頭を包み込み撫でるように、人差し指の付け根と親指で鈴口を挟むように愛撫したり、掌を使って亀頭を撫で擦ったり。
こなれた様に手淫を続ける。
ふと北上が頭を下げる。途端に裏筋を何かが這いずる感覚がして肉棒がビクビクと震える。
付け根から一息に北上が舐め上げたのだ。
多分に唾液を含ませ、じゅろろ…と水音が鳴るのも気にせず舌を這わせる。

「じゅる……ふは、じゅる、れろぉ……」

手の次は舌でね?……、そう言うかの様に目配せをして裏から横から舐める北上。
舌一杯に提督の肉棒の味が広がっていく。もうすでに何度も味わってきた。
今までは大井と共に奉仕してきたが今は一人。今は私だけを気持ちよくしてくれる。今私だけが気持ちよくしてあげられる。今は私だけ……
そう考えると、今攻めているのは自分のはずなのに股間がムズムズと刺激を欲しがり蜜を垂らし始める。
奇妙な昂揚感に襲われる北上だった。

「はむ……んむ、じゅぷ、じゅぷ……」

口を大きく開けて引く棒の先を銜えこむ。
ねっとりとした感触と暑さがじわりじわりと肉棒を覆っていく。
半分ほど銜えこんでからの舌の蠢き、先端が口蓋をなぞって奥に吸い込まれてまた戻ってくる往復の感触、唾液が竿を濡らし、唇が竿を呑み込んでいくたびに空気を含みジュプジュプと鳴るいやらしい音とその唇の締め付け、全てが肉棒を刺激して脳を快楽に溶かしていく。


「じゅっ……んぷ、じゅる、じゅる、じゅぷ……」

北上が頭の動きを早くした。
ペニスを扱く口は淫らな水音を大きく響かせながら、早く、リズムよく、部屋を満たしていく。
より強くなった快感に思わず北上の頭に手を置き制止しようとする提督だが、北上はそれを聞かずにフェラを続ける。
頭が上下する度に提督の手が頭を撫でていく感触が北上を高揚させる。
スピードを落としてゆっくりになると、少しずつ未だ快感に耐えている肉棒を奥へと迎え入れていく。
半分ほど銜えてもまだ進む。
そして、全てが北上の口の中えと呑み込まれた。根元に唇の、そして微かな鼻息が抜ける感触がある。
苦しそうな表情も見せずに上目使いでこちらを見やる北上に、得も言われぬ快感を覚える。ゾクゾクと何かが背中を這い上がり、頭の中を直接震わせ、体全体を刺激する。
とても気持ちいい、もっと、もっと……
そんな単純な事だけが頭の中を覆っていく。

「ンフフ……ん、じゅろろろ……んぷ……はあっ、はむ……じゅぷぷ……ふは、じゅぼ……」

ビクビクと感じる肉棒に提督の気持ちを感じ取ったかのように、北上は笑みを浮かべるとゆっくりと引き抜き、また喉の奥まで呑み込んでいく。
唇で、舌で、喉で、口のすべてを使って肉棒の全てを刺激していく。
腰が浮きそうになるのを必死でこらえるが、北上が徐々にスピードを上げてきている。
もう限界が近い。

「うああ……き、北上いいっ!!」
「んぶぶ、んじゅぷ、んぶぅ、んぶ……んんんっ!!」

頭の中が真っ白になる。
射精したと分かった時には、ペニスを銜える北上の頭を根元まで抑え込み、いつの間に起き上っていたのか頭を抱えるように蹲り、北上の中へと精を放出していた。
口をすぼませて吸い込む感覚が肉棒に伝わる。喉が蠢き精液を飲み込む感触が伝わる。

「んぐ、ごく、ごく、んん……ぐ、じゅるる……じゅぽ……」

今出せるだけの精を出し切った提督はきつく抑えていた手を慌てて開放する。
それと同時にジュルル…と吸いながら股間から顔を離す北上。その口元は涎や精液でドロドロになっていた。

「すまん、大丈夫か?」
「ん……、んん、んぐ、ごく……んん、はあ……うん、たくさん出たね、気持ちよかった?」
「ああ、ありがとう」

そう言ってぼさぼさになってしまった髪を撫でながら、手櫛で整えていく。

「ん、はぁ……ん、んん……」


北上は気持ちよさそうに吐息を零しながら、目を閉じて手の撫で心地に、髪の梳かれる感触に身を任せていく。
サラサラと髪が指を抜ける感触が心地いい。
しかし、気持ちよさそうにしている北上の口元はあれやこれやで大変なので、

「北上、ちょっと顔拭くからな」
「へぇ? あぁうん」

頭の心地よい感触に呆けた返事が返ってきたので、右手で頭を撫でながら、左手で手拭いを持って北上のドロドロの顔を拭く。

「んぶ!? んぶはっ、ぶふっ、ちょっ、もう! 乱暴だよう!」
「痛くない程度にはしてるだろう?」

言い終わる頃にはある程度綺麗になっている。
でも、その口元は抗議するかのようにぶーぶーと尖っていた。

「ごめんごめん、そんなに怒るなよ」

誤魔化すように頭を撫でる提督。
すると北上が提督に飛びつき、その勢いのまま後ろに倒れ込む。

「おおっと……どうした北上……」
「もう少し撫でて……」
「……わかったよ」

頭が胸の位置に来るようにして、提督に抱き着くように乗っかる北上。器用に自分の足を提督の足の上に合わせ、体全体で提督の上に乗る。
顔を横にして耳をくっ付ければ、トクン…トクン…と提督の鼓動が聞こえる。
そんな北上を抱きしめて、言われたとおりにそっと撫でる提督。
胸の下、いや、腹のあたりに柔らかい感触と、ツンツンとした少し硬めの感触。
出したばかりだというのに、また下に熱がたまっていく。
再び硬度を取り戻したソレは、圧し掛かる柔肌をどかそうとぴくぴくしている。

「あ……かたい」

当然、北上はお腹の下で再び大きくなり苦しそうにする肉棒に気付く。
肩を持って這いずるように体を頭の方へと動かす北上。
臍の下あたりからクリトリスにかけてまで肉棒が擦られ、秘裂を抉るようにその怒張を張り上げる。
北上が顔を覗き込む。月だけが光源の薄暗い中でも良く見えるほど近い。
少しうるんだ瞳に見つめられ、その深さに吸い込まれそうな気分になる提督。
ずっと見ていたい気持ちのような何かを誤魔化すようにキスをする。
鼻の先同士が当たり、小さな鼻が形を変える。正面から傾けることなく唇を合わせ、お互いに相手の瞳を覗き込むようにキスをする。
顔が上がり唇が離れると、顔が朱に染まり伏し目がちに北上ははにかんだ。


「ふふん……あは、目開けたままするのって、なんか……ね?」
「恥ずかしいか?」
「こんなに静かなのは、初めてだから」

そう言ってまた口づけをする。
北上が頭を下げて口づけを、離れると次は提督が追いかけてまた口づけを。
お互いに、交互に、甘いキスを繰り返す。
目を瞑ることなく繰り返される口づけに、北上の目は潤みを蓄え頬は赤みを増していく。

「キス、ばっかりだね」
「嫌か?」
「ううん、もっと……ん、んん……」

繋がっては離れる唇に夢中になっていると、徐々に股間が熱くなり痛いほど張り詰めていた。
密着した肌がお互いの体温で温まりしっとりとした汗を流している。

「北上……もう……!」

北上を抱きしめて横へ寝返りを打つように体を入れ替える。
顔の横に手を突き覆い被さるように覗き込む提督の顔は、余裕のない表情で北上を見つめている。
反対に北上は優しい微笑みを映しながらそっと首に手をまわして股を開いていく。
開く足に延ばされて開き切った肉壺はトロトロと白っぽさを含ませた愛液がこぼれる。

「きて……」

身体を下げて左手を北上の頭の下に通して抱きかかえ、猛る肉棒を濡れる秘裂に押し当てる。
愛液が空気を含んで鳴り、亀頭が半分ほど中へと沈む。それだけで腰を全力で突き出したい衝動に駆られそうになる。
亀頭の先から伝わる熱は理性を溶かすほど熱い。
後は腰を突き出すだけの提督は、右手を北上の首の後ろに回してしっかりと抱きしめながら、少しずつ腰を落としていく。
股下から侵入してくる異物感に首に回した手が下がった頭を、互いに抱きしめるかのように強く抱き留める。
ゆっくりと、ゆっくりと、肉棒が蜜のあふれる秘肉の中へ突き進んでいく。
少し進むだけで込み上げてくる射精感を何とかこらえて膣内の最奥を目指し、熱く蠢き肉棒を擦り上げるひだをかき分けて。

「あぁ……う、く、ふあぁ……」

お腹の中の圧迫感が快感を運んでくる。お腹の中の硬さが快感を教えてくる。
膣へと突き入れられる快感に北上は喘ぎを漏らす。甘く切ない吐露は提督の耳に木霊して、肉棒をまた硬く、肥大させていった。

「ふぅ…う、んんっ、ふ……ああんっ」

肉壺をお貫く怒張はその全てを埋もれさせ、ついにその奥にたどり着く。
肉棒の先が他よりも硬くコリコリとした肉壁を突き上げる。子宮を突き上げる快感に、北上は快楽の虜へと落ちていく。


「あぁ……あ、奥まで……」
「ああ、全部……」

すぐさま腰を引きさらなる刺激を求めようとするが、北上が足を腰に絡めてそれを制する。

「もう少し……このまま、ね?」
「ん?……わかった」
「うん、ありがとね」

感謝を述べると体の力を抜いて、まるで眠るように手足を投げ出す北上。
抱きしめる腕を抜き、提督も体の力を抜いて、でも北上に体重をかけない様絶妙な力加減で、北上のわきに肘を突いて細く美しい体へと身を落としていく。
押し付けられた胸板に慎ましい胸が形を変える。降りかかる体重が程よい温かさを、心地よい重圧を、そして安心感を作り出す。
そして、中を押し広げる肉圧が快感と、確かにつながっているという愛おしさを脹れあがらせる。

「ん……ふ、北上の中……熱いな、それに、きゅうきゅう締め付けてくる」
「提督のおちんちんも……おっきくて、硬くて、気持ちいい」

囁くような声が互いの耳を震わせる。北上の声は気持ちよさに少し上ずっていた。
提督は膝で腰を支えて僅かに腰を前後させる。
ほんの少し、わずか数センチのピストン。
それでも北上の膣内はそれを敏感に感じ取り、産まれる快感に身体を震わせる。

「ふ……ん……あっ……まだ……ん……だめ……」

北上が制するも提督は腰の動きを止めない。一度動き出せばもう止められないそれは少しだけの動きでもつんつんと子宮を突き、火照り始めた北上の体を昂らせる。

「やっ……だ、ていと……んんっ」

決して早く動かさないゆっくりとしたピストンは一定の間隔で、一定のリズムで、膣壁を擦る。
這い上がる快感に北上の手がモゾモゾと動き出す。
ベッドを這うように肩側へあがってきた手が提督のこぶしにあたる。
深く繋がることを求め、北上の手が握られたこぶしを開こうとするが全然開かない。
指が隙間に入るもそれだけでは力が入らず、ただそのこぶしを撫でるように滑るだけ。

「あ……やぁ……ていと、く、ぁん……」

北上の切ない喘ぎ交じりの声が下半身をゾクゾクさせる。
悪戯に握りしめていた手を緩めると、待ってたとばかりに北上の細い指が絡まり、シッカリと恋人繋ぎに握りしめた。
片方の手も同じようにしっかりと恋人繋ぎに。
北上の顔が緩み、ぽつぽつと漏れる喘ぎ声にも色が混ざりはじめる。
提督は下から突き上げるように腰を少し大きく動かす。


「う、んん……あ……あん、ん、ん、……ふああっ♡」

一際大きな嬌声が静かな部屋に響く。
亀頭が肉壺の一番気持ちいいところを突いたのだ。

「ふ……ん……んん♡、ぁ……あっ♡」

腰のピストン運動も北上の喘ぎにせかされるかのように早くなっていく。
僅かに前後させるだけだった動きは大きくなり、肉棒全体を使って肉壺を蹂躙する。
提督の腰と北上の引き締まったお尻がぶつかり、パンッと音が鳴る。
肉同士がぶつかる音は、北上の昂りを表すように徐々に大きくなっていく。

「ああっ♡、あん♡、ん……んあっ♡」

腰を突き入れる度に子宮口へと鈴口が乱暴にキスをして、それを喜ぶかのように北上の喘ぎ声が木霊する。
ぎゅうと締め付ける膣内から半ば強引に抜き出し、カリが見えそうな辺りまで腰を引くと、今度は窄まる肉壺を抉じ開けようと最奥まで強く突き入れる。
響く嬌声に紛れてじゅぶじゅぶと水音が、お互いを快楽で結ぶ性器から聞こえてくる。
腰がぶつかる度に北上の膝が上がりM字になっていき、子宮を突かれる気持ちよさに足の指がピンと張り出される。

「ぁあ♡、ああっ♡、んっ……ふああっ♡」

北上の嬌声がひときわ大きくなり、膣内がきゅんと閉まる。
ペニスを強くしごくように締まる膣は、よりその快感を強く受け止め北上を高みに導く。
足の指が伸び切り、蹂躙される肉壺も硬く握りあわされた手も強く締目られる。
身体は提督を押し返すように反り返って、プルンプルンと突かれる度におっぱいが揺れ、全身からくる快感に耐えようと口は小さく呼吸を繰り返す。
北上がもうすぐイく前兆。
それを知っている提督はラストスパートをかける。

「ふううっ♡……あっ♡、あ♡、ん♡、んああ♡、だめ……だめっ♡」
「だめじゃ……ない――――ッ!! ――――ッ!!」
「ふむぅ――――ッ!! んんっ♡――――ッ!!」

果てる瞬間、反り返る北上を強引にねじ伏せるように身体を落として唇を奪う。
その直後に膣がビクビクと痙攣して、キスによってふさがれた口から声にもならないくぐもった嬌声が上がる。
それと同時に提督も果てて、北上の中へと絶頂に登り切った証の白濁を注ぎ込む。

「――――ッ!! んっ――! ふは――っ……はぁ……っ、ん♡、はぁ……」


暫く吐き出され続ける白濁を受け止めていた北上は、唇が離れると息を整えようと深く息をする。
足はすでにベッドへと伸ばされ、時々ビクンと膝が上がっている。
膣は未だに痙攣を繰り返しさらに飲み込もうと肉棒を刺激するが、帰ってくるのはぴくぴくと動く感覚だけで、中の肉棒はすべ

てを吐き出して柔らかくなっていた。
提督が少し腰を上げると萎えた肉棒が出てきて白く濁った愛液や精液やらが、秘裂の間から零れてくる。
握られていた手はすでに解かれて軽く指が絡まる程度になっている。隙間に入り込む空気が湿って熱くなった手を冷やしていく


暫くそのままでお互い息を整えていると、提督が北上を抱きしめて横に転がり、位置を入れ替えるように上下が逆になる。

「うああっ……ちょっと……ていとく……」
「こっちの方がいい……お前もしばらく寝てろって……」

急な入れ替わりに抗議するが、しぶしぶといった感じで提督の身体の上で休む北上。
体が冷えていく感覚が火照った体に気持ちいい。

「ねえ、ていとく……」
「ん?」

北上の小さな声が呼ぶ。

「このまま……寝ちゃってもいい?」
「ううむ……ま、いいか」

北上を横に下ろして腕枕をしてあげる。腕に頭を乗せる北上はどこか色っぽく笑っていた。
どけていたシーツを手繰り寄せて二人の身体にかぶせる。
抱きしめられるほど近い距離、北上は体を密着させてそっとキスをする。

「おやすみ、ていとく」
「ああ、おやすみ、北上」

2人はまたキスをして、一緒に微睡の中へと沈んでいった。




北上改二編 完

編と銘打ったものの続きがあるとかではない
最後が駆け足気味だった気がするけど書いてる途中でだれてきちゃった
やっぱり書き物してる人はすげえ(粉蜜柑)

このスレは大井が監視しています


普段は3人で寝てるのか



CSL→クレイジースーパーレズ?

サイコからスーパーになってマシになったのか悪化したのか…

乙であります
前スレで続きなしで終わったのがとても残念だったからうれしいぜ

>>3
シーツかけて寝てるのか……
タオルケットとか布団の間違い?

クレイジーサイコレズならCPLだな
特に問題はない

>>32
お恥ずかしながら素で間違えてました
そっか……サイコはPか……

前スレ?

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