アルミン「気付けてないだけでミカサはちゃんと魅力的な女の子だよ」(13)




ゴソゴソ

ジャン「………」

コニー「………」

ゴソゴソ



ライナー「………」

エレン「……もう朝だぞ」

ゴソゴソ


ライナー「…話過ぎて、喉がカラカラだ」

マルコ「…まさか、朝まで起きてしまうなんてね…」

ベルトルト「………」

ジャン「すっかり白熱しちまって、寝るにも寝れねぇよ」

マルコ「…でも、今日は休日だし」

コニー「良かったな」

マルコ「うん」




ゴソゴソ

ジャン「………」

エレン「………さっきからゴソゴソしてんの誰だよ」

コニー「ジャン」

エレン「ジャン、うるせぇ」



ゴソゴソ

ジャン「……俺じゃねぇよ」

エレン「……何でもいいけど、やめてくれ。丁度良く睡魔が襲って来た」

エレン「ゴソゴソうるせぇと眠れねぇ………」



ゴソゴソ

エレン「ジャン」

ジャン「…だから俺じゃねぇって」



ゴソゴソ ゴソゴソ

ベルトルト「………ライナー、君だろ」

ライナー「すまん、上手く体勢が取れなくてな…」

エレン「…頼むから静かにしてくれ」

ベルトルト「………」




コニー「……喉、渇いた」

ジャン「……水、飲んでこい」

コニー「……めんどくせー」



ガタンッ ガタンッ

ベルトルト「………受け狙いならやめてくれないか」

ライナー「すまん」

エレン「うるさい」

ジャン「お前がな」



マルコ「………何か、話そうよ」


コニー「…また?」

ジャン「…この状況で、か?」

マルコ「うん」



エレン「…おい、やめてくれよ。寝れねぇじゃねーか」

ベルトルト「……どっちにしろ、小さい物音で寝れないなら睡眠は諦めた方が……」

エレン「………」



ライナー「…取り合えず、水が欲しい」

ベルトルト「…めんどくさいね」

コニー「…ああ」




ジャン「…つか、アルミンは?」

コニー「さぁ」

エレン「…昨夜の雑談に入らなかったし、ベッドにもいないから俺らと違ってもう起きてるだろ」

ジャン「………」



マルコ「………昨日、話し過ぎたね」

ライナー「でも、更に話さないか、ってお前が」

マルコ「いや、まぁ、ね………」



コニー「…この際、誰か一人が皆分の水持って来れば良くね?」

エレン「…めんどくさいな」

ライナー「………」

ジャン「……ジャンケンすれば」

コニー「………」

エレン「………」



ライナー「だじゃれ、か?」

ジャン「……違う」

マルコ「まぁまぁ」

ベルトルト「………」



エレン「…めんどくさいけど、ジャンの言う通り」

コニー「ジャンケン?」

マルコ「……仕方無いね」

ライナー「やるか」




ベルトルト「………」

コニー「最初はぐー」

ライナー「…おい、ベルトルト」

ベルトルト「…!」

ベルトルト「…ごめん、ぼーとしてた」

コニー「………」



エレン「しっかりしろよ」

ライナー「いくぞー」

ジャン「………」



エレン「………」

コニー「………」

ジャン「………」

ライナー「…?」



マルコ「どうしたの?やらないの?」

エレン「………やっぱり、めんどくせぇ」

ジャン「だよな」

コニー「………」


マルコ「…じゃあ、どうするんだい」

コニー「んー…」

エレン「………」

ジャン「………」



ライナー「喉、死にそう……」

ベルトルト「………」



エレン「あー………」



ガチャッ



エレン「!!!」ガバッ

ライナー「お」



アルミン「………」



ジャン「アルミン!!」




アルミン「………君達」

エレン「………」

マルコ「……あ、はは」

ライナー「ふむ」



コニー「…ア、アルミン、実は頼みたい事が…」

アルミン「………はぁ」

コニー「う」



アルミン「そんな事だろうと思って、水持って来たよ」

ライナー「!!!」

マルコ「ア、アルミン、君は本当に………うぅっ、めんどくさがりやの訓練兵に恵みを、ありがとう……」

アルミン「何も泣かなくても」



エレン「やっぱりアルミン、お前は俺の親友だぜ……」ゴクゴク

アルミン「はいはい」

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