男「年上が好き」 座敷童「・・・ふむ」(677)

男「年上が好きなんだ」

座敷童「なぜに2度いうんじゃ?」

男「いや、大事なことだからさ」

座敷童「ふむ」

男「ついでにいうと、年上で背は小さ目なほうがいいな」

座敷童「・・・わしにお前の好きな女子の特徴を伝えてどうするんじゃ?」

男「いや、なんとなく」

男「上目遣いでさ」

座敷童「・・・む?」

男「相手の袖をきゅって握りながら睨むんですよ」

座敷童「ふむ」

男「ついでにぽかぽかパンチとかされたりしたら堪んないよね」

座敷童「・・・わしがそのようにあざとい真似をすると思うてか?」

男「しなくていいけど?」

座敷童「・・・」

男「膝枕っていいよね」

座敷童「・・・」

男「するのもされるのもいいよね」

座敷童「そういうものか」

男「はい」

座敷童「・・・」

男「・・・童さん、あの」

座敷童「断る!」

男「え?」

座敷童「・・・ふぇ?」

男「・・・髪の毛にゴミついてるよって言おうとしたんだけど」

座敷童「あ・・・そ、そうか 」

男「何と勘違いしたの?何を断ろうとしたの?ねぇ教えてよ童さん?」

座敷童「や、喧しいわっ!」

男「夕飯なにか食べたいものある?」

座敷童「・・・わしは妖怪じゃて、人間の食物はいらん」

男「あ、そうなんだ」

座敷童「じゃが、強いて言うならお供えものがあると少し嬉しい」

男「なるほど。じゃあ何を供えましょう?」

座敷童「・・・」

男「・・・」

座敷童「・・・うぇるだーすおりじなる」

男「・・・?」

男「・・・あ。もしかしてあの飴の?」

座敷童「・・・」コク

男「・・・日本食じゃなくてもいいんだ」

座敷童「・・・昔から食べてみたかったんじゃ。悪いか」

男「買ってきたぞ、ウェルダースオリジナル」

座敷童「・・・!」ピクッ

男「食べたい?」

座敷童「・・・そこに置いとけば供えたことになる」ウズウズ

男「けどやっぱり甘味って舌で味わってナンボでしょう?」

座敷童「・・・」

男「・・・」ビリ

座敷童「・・・あ」

男「はい、あーん」

座敷童「・・・!?」

男「どうしたの、早く食べれば?」

座敷童「ぬ、主に食べさせてもらわんでも自分で食べれるわい」

男「ふーん」パクッ

座敷童「あぁっ!!」

男「早くしないからだよ」モグモグ

座敷童「・・・」

男「そんなに拗ねるなよ」

座敷童「主が悪いのじゃ・・・わしのうぇるだーすおりじなるを・・・」グス

男「一個食べただけで残り全部あげたよね?」

座敷童「うるさい、主は意地悪じゃ、根性悪じゃ増長慢じゃ」

男「はぁ、そらすみません」

座敷童「そのような性根では、主に幸福なんぞ与えてやらんぞ」

男「あー・・・いや、まぁ、あなたがいるだけでわりと幸せなんでいいかな」

座敷童「・・・っ!!」ガバッ

男「なんちゃって。ようやく顔を上げたな」

座敷童「ふぁっ!?ば、バカ!!」

男「・・・」ニヤニヤ

男「人の布団を占拠しないでほしい」

座敷童「うるしゃい、わしをバカにした罰じゃ。主なぞ床で寝て風邪をひけばよいのじゃ」

男「床固いッスよ」

座敷童「自業自得じゃ、自分のしたことをよ~く悔い改めるのじゃな!」

男「あれはほらあれだよ、好きな相手ほど苛めたくなるっていう」

座敷童「・・・もう騙されんぞ。そのようなことを言って、どうせ主は腹で笑っておるのじゃ」

男「・・・」モゾ

座敷童「ぬぁっ!?これ、人の寝床に入ってくるでない!」

男「・・・」ギュッ

座敷童「!!」

男「・・・まぁ、確かにあなたを好きとは一言も言ってないけどね」

座敷童「~~~ッッ!!は、離せ、離さぬかぁ~~~~ッッッ!!!」

男「ヤだ」ムギュ

~別の日~

男「何かの伝承で読んだんだけど」

座敷童「ふむ」

男「貧乏神は接待して肥え太らせると福の神になるらしい」

座敷童「そういう民間信仰もあるの」

男「・・・座敷童も同じ系統?」

座敷童「・・・何が言いたい」

男「童さん、昔トイレの花子さんだったりしたことない?」

座敷童「主、やはりわしを舐めとるじゃろ?」

男「舐めてはいないが舐めたいとは思っている」

座敷童「物理的に!?」

男「将来的には」

座敷童「・・・」

男「・・・」カタカタ

座敷童「家でも仕事か、偉いの」ヒョコ

男「あぁ、童さん。最近なんか業務成績良くて忙しくて」

座敷童「ふふふ、そうじゃろそうじゃろ」ヌフフ

男「・・・これってもしかして童さんの御威光だったり?」

座敷童「さーて、どうかのう?」

男「まぁそんなわけねぇか。家でまで仕事しなきゃいけない状況が幸せなはずないもんな」

座敷童「・・・!」ハッ

男「・・・」カタカタ

座敷童「・・・」

男「・・・冗談だからな?」

座敷童「・・・し、知っとるわい」ホッ

座敷童「主は賭博なぞせぬのか?」

男「しないな」

座敷童「そうか。何かしらやっておればわしのぱぅわーで勝たせてやれたのじゃがの」

男「堅実に生きる術しか知らないので」

座敷童「ふむん・・・まぁよい。せっかく主の落ちる様が見れると思うたのにのぅ」

男「というと?」

座敷童「座敷童は、成功に調子づいて頭に乗った輩の家からは出て行かねばならんのじゃ」

座敷童「そして、賭け事は得てしてそういう事態を引き起こしやすい」

男「確かに」

座敷童「わしも今まで、そうやって身を持ち崩した人間を何人も知っておるでの」

男「それはつまり、家主のギャンブル癖で家を追い出されたのと同じなんじゃ?」

座敷童「む・・・まぁ結果的にはそうじゃが」

男「・・・ずっとここにいていいんだからな?」ポンポン

座敷童「ひ、人を哀れむような目で見るな、馬鹿者っ!」

座敷童「主や、主」ガチャ、ギィッ

男「・・・」スゥスゥ

座敷童「・・・なんじゃ、寝ておるのか。電気もつけっぱなしでだらしないのう」

男「・・・」グゥ

座敷童「・・・」グニ

男「・・・」

座敷童「いつも憎まれ口を叩く罰じゃ。少しは反省せい」グニグニ

男「・・・」

座敷童「・・・本当に寝ておるのか?」

男「・・・ぐーぐー」

座敷童「うわぁっ!?起きとるならそう言わぬか!」バッ

男「・・・頬っぺたねじられたら誰でも起きるよ」

座敷童「ぐぬぅ・・・」

男「ところで、俺が起きなかったら何をするつもりだったんで?」

座敷童「何もせん!何もせんわい!」プィッ

座敷童「主は幸せになりたいか?」

男「そりゃもちろん」

座敷童「じゃが、幸せとは『なるまでの努力』より、『なってから慢心せぬこと』の方が難しいものよ」

男「はぁ」

座敷童「心に僅かでも翳りが生まれればわしは主のもとを去る。そうすれば御家は衰退するのを待つのみじゃ」

座敷童「その点、主は頑張っておる、と思う。少々底意地は悪いがの」

男「お褒めに預かり光栄ですかっこ棒読み」

座敷童「なんじゃその死んだ魚のような目は・・・ともかく、今のまま謙虚に
    生きれば、子孫繁栄商売繁盛、七代栄えることはわしが保証しようぞ」

男「子孫繁栄か・・・」

座敷童「なんじゃ、わしを疑うておるか?」

男「・・・いや、妖怪と人間って子供作れるのかなって思って」

座敷童「!?」

男「・・・試してみれば分かるか」フム

座敷童「よ、寄るでないこの獣!!」

男「・・・冗談なんだけどなぁ」

座敷童「主や、起きれ。起きるのじゃ」

男「うーん・・・(クンクン)ん、なんだこの匂い・・・?」

座敷童「今日はわしが、主のためにあさげを作ってやったぞ」

男「おぉ・・・まず普通に調理器具触れたことにビックリだ」

座敷童「主ゃあわしを幽霊の類いか何かと勘違いしとらんか?人の道具くらい普通に使えるわい」

男「でもってこの匂いは・・・まさかカレー?」

座敷童「材料がそれしかなかったんじゃ。仕方なかろうが」

男「・・・朝からカレーかぁ」

座敷童「なんじゃ、なんぞ文句があるなら言うてみい」

男「童さんも俺の嫁になるつもりなら、もう少し人間について学んでほしいかな」

座敷童「誰が主の嫁じゃと!?」ガーッ

男(・・・やってることはモロに新妻じゃないか)

男「・・・」カタカタ

座敷童「・・・」ジーッ

男「・・・なぁ?」

座敷童「なんじゃ」

男「仕事中に見つめてくるのよしてくんない?」

座敷童「ぱそこんが物珍しいだけじゃ、主なぞ見とらん。わしが気になるのは集中力が足りとらん証拠じゃぞ」

男「あっそ、それなら俺も童さんのこと見つめようっと」

座敷童「む・・・やれるものならやってみい」

男「・・・」ジ~~~ッ

座敷童「・・・」

座敷童「・・・///」ポッ

男「なんで頬を赤らめてるの?」

座敷童「あ、赤らめてなぞおらぬ、おらぬぞ!おらぬわい!」

男「山火事みたいな顔色してますが・・・」

座敷童「あんたがたどっこさ、肥後さ、肥後どこさ、熊本さ・・・」

男「ん・・・何してるんだ?」

座敷童「見て分からぬか?お手玉じゃ」

男「へぇ、器用なもんだな」

座敷童「手持ちぶさたじゃとついやりたくなるんじゃ。主もやってみぃ」

男「俺お手玉なんてやったことねー」

座敷童「現代っ子めが・・・ならば刮目せよ、このわしのお手玉てくにっくを」

スパパパパパパ

男「おお、すげぇ。玉が分裂して見える」

座敷童「ふふん、どうじゃ。尊敬するじゃろ?」

男「いやすげぇ、すげぇよ童さん」パチパチ

座敷童「・・・主が初めてわしに感心したのがこれとは、我ながら情けなくなってきたわい」ハァ

男「ただいまー・・・あー疲れた」

座敷童「おかえり」

男「あ、童さんちょっとこっちに」

座敷童「なんじゃ?」

男「ん」ギュ

座敷童「うにゃっ・・・!」

男「ちょっとエネルギー充填させてくださいなっと」

座敷童「・・・甘ったれめが、勝手にせい」

男「あれ?いきなり抱きついても怒らないの?」

座敷童「何度主にからかわれたと思うておるんじゃ?もういい加減慣れたわい」

男「そっか。腕の中で嫌がって身をよじるのが好きだったんだけどな」

座敷童「またそのようなことを・・・たまには普通に抱擁でもしてみれば良いものを」

男「はい、はい」ギュ

座敷童「・・・」ギュッ

男「ドキドキワクワク同衾ターイム」

座敷童「・・・」

男「さぁ、ぼくの布団の中においでよ(裏声)」

座敷童「純粋に気持ちが悪い」

男「辛辣ゥッ」

座敷童「子供じゃあるまいに、一人で寝れば良かろうが」

男「最近寒くなってきたし、人肌恋しいんです」

座敷童「知らんわ」

男「ちゅーかそもそも、童さんってどこで寝てるの?」

座敷童「どこででも眠れるぞ。わしは座敷童じゃからな」

男「それじゃああまりにもあんまりだろう。今日くらい布団で寝なされ」

座敷童「主が出ていけばそうしても良いが?」

男「まーまー。まーまーまーまー」ズリズリ

座敷童「ちょっ・・・無理やりは止めい!こら触るな・・・うわあぁ!!」

座敷童「結局わしの意向なぞ無視しおって・・・」ブツブツ

男「まーまー」

座敷童「それはもう良いわ!言っておくが、寝てる間にわしに変なことをしたら、即出て行くからの?」

男「ふむ、承知」

座敷童「こっちを見るでないぞ!わしの方に顔を向けたら引っ掻くからの!」

男「いろいろと手厳しいことで」

座敷童「あったりまえじゃ。そうでなければこんなことなぞ・・・」

男「あー、でもやっぱ一人で寝るより布団温かくていいなー」ナデナデ

座敷童「撫でるなぁっ!落ち着いて眠れん!」

男「俺は落ち着くんだよ」

座敷童「とことん自分本位か!」

~翌朝~

座敷童「・・・む」ムク

男「おはやう、童さん」

座敷童「うおぉぉぉぉ!?」ビクゥッ

男「そんな驚かれると地味にショックなんですけど」

座敷童「なんで主がそこにおるんじゃ!人の起き抜けの顔なぞ見るでない!」

男「そりゃー仕方ないさぁ、昨日一緒に寝たんだから」

座敷童「うぐっ・・・そ、そういえばそうじゃった。わしとしたことが熟睡しておったわい」

男「童さんの寝顔超可愛かった」

座敷童「うるさい黙れ・・・しかし、さすがの主も手を出すことには罪悪感を覚えたと見えるの」

男「ははは何をバカな。寝てる隙におっぱいだけは好き放題モミモミしてやったんだぜ?」

座敷童「なんじゃと!?直か、直に触ったのかえ!?」

男「さすがに着物の上からだけど、全然起きないおかげで充分に堪能でけたよっと」スタタッ

座敷童「~~~~ッッッ!!逃げるでないわこのたわけがあぁぁぁぁぁぁ!!!」

男「そういえば童さんと顔合わせてしばらく経つけど、いつから俺の部屋にいたん?」

座敷童「わしは主が先頃里帰りした折に着いてきたのじゃぞ?今年の盆に帰郷したじゃろうが」

男「あー、あの時か。確かに俺の地元って妖怪出そうなほど田舎ではあるけど」

座敷童「ここへ来る前は、主の近所の山本夫妻の屋敷で世話になっておったのよ」

男「あ、そーいや俺山本さん家の葬式出たわ。確か夫婦ともども大往生だったんだっけ?」

座敷童「そうじゃ。わしもこっそり最期を看取ったが、人間死ぬときはああでありたいと思うたわい」

男「さっすがロリババァ、言うことにいちいち含蓄がありますね」

座敷童「喧しいわ」

男「あれ、でも座敷童がいなくなったら御家が没落するんじゃなかったの?」

座敷童「山本夫妻は二人暮らしだったしのぅ……孫子も独立しておったし、特に塁は及ぶまい」

男「えー、なんか都合の良い設定だなァ」

座敷童「核家族化の時代に則しておるだけじゃわい」

男「でも俺、山本さんとことそんな深い付き合いしてた訳じゃないぞ?」

男「なんでわざわざ俺にひっついて来たのよ?」

座敷童「葬儀の参列者の中でも、主がずば抜けて幸薄そうな顔をしていたからじゃ」

男「えぇ・・・俺これでも日々を溌剌と明るく楽しく生きてるんですけど?」

座敷童「ははは、笑わせよる」

男「乾いた笑いが心に染みますね」

座敷童「まぁ、わしも山本夫妻との死別を機に、都会に出てみたかったというのもあるがの」

座敷童「列席者の会話を聞いた中で、主の住むところが一番の都会じゃったのよ」

男「それなんか腑に落ちんぞ」

座敷童「人の世なぞ納得できぬことばかりよ。ましてや妖怪の心なぞ計り知れる訳があるまいて」

男「・・・まぁでもさ、こうして童さんと毎日イチャイチャ出来るなら、幸薄そうな顔もそんな悪くなかったのかもな」フフッ

座敷童「・・・ふんっ、臭い台詞を抜かしおって。寒気がするわ」

男「あーてれてるーかわいーそれにイチャイチャについては否定しなかったーやったー」

座敷童「何を喜んでおるか、このたわけめっ!!」

男「悪代官になりたい」

座敷童「・・・は?」

男「悪代官になって着物の帯くるくるくるーってほどくやつやりたい」

座敷童「・・・」

男「よし。俺が将来的に悪代官になった時のために童さんで練習を」

座敷童「わしがそれを了承すると思うてか!」

男「てゆーか、純粋に着物の中どうなってるのかも気になる」

座敷童「主ら人間と一緒じゃ。おかしな想像をするでない!」

男「えー?何それつまらん」ブーブー

座敷童「主はわしを何じゃと思うておるんじゃ・・・」

男「童さん、童さん」

座敷童「なんじゃ騒々しい」

男「ちょっと目をつむってもらえませんかね」

座敷童「何かと思えば・・・また悪巧みでもしておるのではあるまいのぅ?」

男「いいからいいから」

座敷童「・・・?」パチ

男「ちょっと髪の毛触るよ・・・うん、これでいいかな」

座敷童「一体今度は何をしでかしたんじゃ・・・」

男「もう目ぇ開けていいぞ。ほい、鏡」

座敷童「・・・これは?」サワサワ

男「今日さ、帰り道で早咲きの椿が咲いててさ。童さん着物
  だからかんざしみたいにしたら似合いそうだなーと思って」

座敷童「な・・・なんじゃ、こんなもの。勝手に摘んできては椿が可哀想じゃろ」

男「口ではそう言いながら満更でもなさそうな童さんマジプリティ」

座敷童「ぐっ・・・」

男「・・・」ニヤニヤ

男「今度同僚が結婚するらしくて、式に招待されたんだよ」

座敷童「ほう。それは目出度いではないか」

男「まぁそれはいいんだけどね。ご祝儀で今月懐が痛い痛い」

座敷童「それは致し方あるまい。そのようなものは持ちつ持たれつじゃろう」

男「そうだけど。俺の場合、童さんと結婚式挙げるって訳にはいかないからなー」

座敷童「だからまた主はそのような戯れ言を・・・」

男「なぁ、童さん。冗談抜きで俺が結婚しようって言ったらどうする?」

座敷童「・・・は?」

男「断る?それとも鼻で笑う?」

座敷童「・・・そ、それは」

男「俺結婚願望ないと思ってたんだけどなー。童さん見てたら満更悪くもないとか思っちゃったんだよね」

座敷童「ぬ、主の本気を否定したりはせんが・・・わしは妖怪じゃ。人となぞ結ばれたりは・・・」

男「雪女とか狐の嫁入りとか前列はあるじゃん。だから俺と結婚しようぜ?童さん」

座敷童「そ・・・そんなこと、今は考えられんわー!!」シュンッ

男「あ・・・消えちゃった」

男「童さん、出ておいでー。結婚迫ったのは謝るからー」

座敷童「・・・」

男「あ、出てきた。ほら膝においでー」ポンポン

座敷童「誰が座るものか!」

男「まだ怒ってるし。こんなにも謝っているというのに」

座敷童「誠意が見えぬわ、誠意が」

男「ごめんぬ」

座敷童「全く・・・主ははよう人間の恋人を見つけるべきじゃ」

男「そんな!俺に合法ロリとの生活を暴いて捕まれと!?」

座敷童「そうは言うとらんっ。恋人でも出来れば、主のたわけた言動も少しは治まろうが」

男「なるほど。つまり童さんを正妻に迎えてハーレムルートを構築せよと」

座敷童「またぞろ気色悪いことを・・・」

男「でも俺の一番は童さんですから。そこだけは譲れん!」ナデナデギューッ

座敷童「あああああもうっ!何なんじゃ主はっ!」

男はどんどん年をとっていくのに座敷童はそのまま

>>32

座敷童「やはり主は人間のおなごと付き合うべきじゃとわしは思う」

男「何故にそんなつれないことを・・・お兄ちゃん号泣しちゃうよ?」

座敷童「泣いたらもぐぞ。わしが言いたいのは、主とわしの寿命の違いじゃ」

男「もぐって何を・・・で、寿命って?」

座敷童「説明せぬと分からぬか?主は人間、わしは妖怪じゃ。主が年老いてもわしは終世このままなのじゃぞ?」

男「なぁーんだ、そんなことか。大丈夫、俺が死んでも俺の遺伝子を継いだ子供が童さんと一緒にいてくれるから」

座敷童「なっ・・・!!」

男「俺の遺伝子って頑固だから、きっと七代後も俺にクリソツな子供が産まれるだろうよ」

座敷童「その言葉の通りにすると、わしが主の子を産まねばならないではないか!」

男「問題ない問題ない。さっきも言ったけど、狐の嫁入りや雪女の前例もあるんだから子供くらいできるって」

座敷童「そーゆーことを言うておるのではないっ!主に倫理観はないのか!」

男「よーし、パパ張り切って童さん孕ませちゃうぞー!!」カクカク

座敷童「いかん、ここにいてはわしの操が危ない!」ドロンッ

男「フーハハハ、我が家にいる限り安住の地はないわー!!」

座敷童「・・・」ムスーッ

男「そんな怒んないでくれよ。ちょっとしたダンディジョークじゃないか」

座敷童「主のジョークのどこにダンディがあるんじゃ。本気で出ていこうかと思うたぞ・・・」

男「童さん好きさが過ぎました。本当は孕ます気なんて大半しか占めてません」

座敷童「やはり犯す気満々なのではないか!」

男「だからジョークだって。ほーら、頬っぺたムニムニー」ムニムニ

座敷童「や、止めい!触るでない!」

男「ほーれほれ、今度は正面からムニムニー」

座敷童「人を赤子のように扱うでない!」

男「あら可愛い。ちゅーでもぶちかましたくなりますね」

座敷童「・・・!!」ハッ

男「・・・ん?どうかした?」

座敷童「・・・」ンッ

男「・・・どうして目をつむっているの」

座敷童「・・・な、仲直りの接吻ではないのか?」

男「はい?」

座敷童「い、今ちゅーでもしたくなると言うたではないか・・・」

男「あらやだもうこの子ったらこんなこと言って!超可愛いんだから!」チュッチュッ

座敷童「ぬ、主が紛らわしい言動をするから勘違いしただけじゃっ!!それに何ゆえオカマ口調!?」

男「乙女心がたぎると男でもこうなるものよ」チュッチュッ

座敷童「主は変態じゃ!!救いようのない変態じゃー!!」

男「うぁー・・・」ゲホゲホ

座敷童「48.6度・・・完全なる風邪じゃな」

男「うぅ・・・」

座敷童「ずいぶんとうなされておるのぅ・・・」

男「・・・童さん・・・」

座敷童「ん?どうした?」

男「・・・風邪・・・うつるから、別の部屋行っててよ・・・」

座敷童「何を抜かしよる。妖怪が風邪なぞひくものか」

男「・・・そっか」

座敷童「人の心配なぞしている場合かえ?こういう時は自分のことだけ考えりゃあええんじゃ」

男「・・・正直しんどくて今にも気絶しそう」

座敷童「全く・・・いつもの不遜な態度はどこへ行ったのやら」

男「・・・」ゼェ、ゼェ

座敷童「・・・早う良くならぬか、バカたれめ」

38.6度の間違いだわ
うわ恥ずかしい

男「男くん、復ッ活!!男くん、復ッ活!!」

座敷童「風邪が治ったと思うたらまたやかましい……」

男「なんか人間にあるまじき高熱を出してたような気がしたが気のせいだったぜ!」

座敷童「わしも何やら『よんじゅうなんど』とか口走ったような気がしたが気のせいじゃったわい」

男「やーしかしアレだね、病気して初めて健康の有り難みが分かるって本当だね。もうお粥だけの生活はこりごりだわ」

座敷童「主はもう二、三日寝込んどった方が静かで良かったと思うがの」

男「おやー?そんなこと言って、俺の枕元を心配そうにうろうろしてたの誰でしたっけー?」

座敷童「主がうなされて五月蝿いのが悪いのじゃ!おかげでわしもろくすっぽ眠れんかったわい!」

男「そりゃごめん。次から熱出したらどっか大きな動脈かっ切って死ぬわ」

座敷童「対処が極端じゃな!?病気の時くらい神妙にしとれと言うとるだけじゃ!」

男「それってかなり無理ありませんかねぇ」

座敷童「う、うるさいっ!主なぞ一度死んでしまえっ!」

男「・・・」ボケー

座敷童「なんじゃ、締まりのない顔をしおって。だらしないのぅ」

男「もう冬だし極力外に出たくねーなって思って・・・」

座敷童「わしは外に出ることの方が稀じゃから共感はできんの」

男「まぁそう言わずに。妖怪でも寒いもんは寒いだろ?こたつ入りゃんせ」ポンポン

座敷童「む・・・まぁ良い。主は好かぬがこたつには勝てぬ」モゾ

男「えーっ!?なんで俺の対面に入るのー!?普通俺の隣に来ない?」

座敷童「普通の感覚ならこたつで人の隣には座らんじゃろう・・・」

男「しゃーない。いつの時も俺から童さんに歩み寄るしか術はないのね」モゾモゾ

座敷童「ヒィッ!?気色悪いのじゃ!こっち来んななのじゃ!」

男「はははは、抜かしおる」モゾモゾ

座敷童「人の着物の裾に手を突っ込むでなぁいっ!!このド助平めが!!」

座敷童(近頃、男のわしに対する舐め方が半端でなくなっとる気がする・・・!)

座敷童(このまま舐められ続けてはたまらぬ!今日こそはびしっと言うてやらねば!)

男「ただいま」

座敷童「ちょうど良い。主や、ちょっとこっちへ・・・」

男「あ、童さん。甘福買ってきたけど食べる?」

座敷童「甘福ッ・・・!」ピクッ

男「舌に合わなかったらと思ってウェルダースオリジナルもあるけど」

座敷童「うぇるだーすおりじなる・・・!」ピクッ

男「量販店寄ったら安くてさー、つい買ってきちまったよ。今お茶淹れてやるから待っててな」

座敷童「・・・」

座敷童(・・・まぁ、文句を言うのは明日にしてやるかの)

座敷童「出張、とな?」

男「うん。明日から一週間、急に地方支社に応援に行かなきゃならなくなった」

座敷童「どうせなら左遷されてそのまま二度と帰って来なければ良いものを・・・」

男「寂しいこと言うない。そんでさ、童さんはどうする?」

座敷童「どうするとは?」

男「留守番するかついてくるかどっちにする?一週間はさすがに長いからさ」

座敷童「何を馬鹿な。そんなことは言わでも分かろうが」

男「やっぱり留守番?」

座敷童「当然じゃ。むしろ何故わしがついてくると思うた」

男「いやー、こんなボクでもいなくなればそれなりに寂しかろうと思って」

座敷童「永久に帰って来なくてよいわ、散れ散れ」

男「えー・・・まぁいいや。じゃあ留守番お願いな」

翌、早朝・・・




座敷童「・・・男?おらぬのか?」

座敷童「・・・む?」



『童さんへ 早い便の特急で出ないと間に合わないので寝てる間に出かけます。声聞きたくなったらいつでも電話してね☆ 男より』


座敷童「・・・あの阿呆、語尾に星なぞつけるような柄かえ」

座敷童「しかし、こうも早うに出かけるとは思わなんだ・・・まぁ良い、二度寝でもするかの」

座敷童「・・・」

座敷童「・・・一週間、のぅ」

座敷童「・・・」

座敷童「・・・暇、じゃのぅ」

座敷童「いつもなら、男を会社へ送り出しとる時間か・・・」

座敷童「・・・」

座敷童「うぇるだーすおりじなるでも食べるかの・・・」ゴソゴソ

座敷童「・・・」モグモグ

座敷童「・・・!」ハッ

座敷童「いかん、いかんぞ!なんじゃか今のわしは旦那の帰りを待つ妻のようではないか!」

座敷童「このままでは奴が帰ってきた時に、またしたり顔されてしまう!」

座敷童「そ、そうじゃ。男のぱそこんの卑猥な画像、ちょうど良い機会じゃから全部消してしまおう!」

座敷童「鬼の居ぬ間に大掃除じゃ!ふふ、ふふふふ・・・」

座敷童「ここをこーして、このぼたんを押して……でりーとじゃ!」カタカタッターンッ

座敷童「ふふふ……やってやったぞ、男の卑猥な画像、全て消し去ってやったわ!」

座敷童「帰ってきた時のあやつの顔が見ものじゃわい!ふふ、ふふふ・・・」

座敷童「・・・」

座敷童「・・・反応する人間がおらねば悪戯もしがいがないのぅ」

座敷童「・・・えぇい!なぜ一週間も出張なのじゃ!長い、長すぎるぞ!」バンバンッ

座敷童「早う帰ってこぬかーーーーっ!!暇で暇で死んでしまうわーーーーっ!!」

ドカバンドカバンッ

そして一週間後・・・


男「たっだいまぁー!!」

童「・・・」

男「やーもう出張超疲れたよぉー童さん癒してー」ムギューッ

童「・・・」

男「あれ?なんで童さんそんなに不機嫌?俺に会いたくなかった?」

童「・・・」ムスーッ

男「あ、そっか。一週間も家空けてたんだからお土産が先だよね!はい、笹かまぼこと萩の月とその他諸々!」

童「・・・ふんっ!」

男「なんだよ、反応悪いな。何がどうしたってんで?」

男「・・・ん?んんんん?」キョロキョロ

男「・・・なんか部屋の中、やけに綺麗になってね?」

童「・・・ふんっ!やっと気づきおったか!」

童「いつも主が邪魔で掃除に気が入らなかった故、主のおらぬ間に徹底的に掃除してやったのよ!」

男「はぁ・・・」

童「ちなみに、主のぱそこんも洗いざらい掃除してやった故、感謝するのじゃぞ!」

男「パソコン・・・?おま、まさか!?」ドタバタ、ガチャガチャッ

男「いやあああああ!!!!!俺の秘蔵のエロコンテンツが全部綺麗さっぱり消えてなくなってるうううううう!!!!!」

童「復元できぬようするのに消すのも苦労したわい。まぁこれも主の煩悩を消し去るため仕方なくじゃな・・・」

男「・・・まぁいいや。これからは童さんに消えたエロコンテンツの代わりをしてもらおう」ケロッ

童「なっ・・・何を言っておる!?」

男「だって、童さんも部屋の掃除に精を出さなきゃいけないくらい暇だったんでしょ?」

童「そ、そんなことないわい・・・」

男「まぁ確かに俺が寂しい思いさせたのも事実だし、これからは責任取って童さんとイチャイチャするよ」

童「こ、これ!にじりよって来るでない!止めろ!」

男「あーもう、エロ画像に嫉妬して消しちゃう童さん可愛いなぁ!!可愛いなぁ!!」ムギュムギュムニューッ

童「は、離せー!!離さぬかこのたわけがー!!」ジタバタ

男「ただいマッスルインフェルノ」

座敷童「いつも普通に帰って来ぬのぅ、貴様は・・・」

男「お、なんかいい匂いがする!夕飯作ってくれたんだ」

座敷童「ふふふ、今日は寒かったでの。儂特性の水とんを作ってやったぞ」

男「水とん?それはいかな食べ物で?」

座敷童「なんじゃ、水とんも知らんのか?要は団子汁じゃ、団子汁」

男「おー、なるほど合点。確かに寒い日にはちょうどいいやね」

座敷童「あ、これ。先に風呂に入ってしまわぬか!」

男「なんか婆ちゃんが田舎で作ってくれたご飯思い出すなぁ・・・お、美味い」モグ

座敷童「つまみ食いするな!この意地汚い阿呆め!」 ゲシッ

男「あぅんっ!けど蹴られても大好きですっ!」

座敷童「いいから早う風呂に入れ!!このくそたわけが!!」ゲシッゲシッ

男「おぉう・・・童さんの罵声のバリエーションがどんどん増えてゆく・・・怖い」

男「そういえばぼちぼちクリスマスも近いね」

座敷童「そうじゃの。お主には誰ぞクリスマスを共に過ごせるおなごはおらんのか?」

男「一緒に過ごしたいロリババァなら一匹いますが」

座敷童「なんじゃそれは。儂のことを言うておるのか?」

男「いやいやそうとは限りませんが。まぁそれとなく欲しい物とか聞いてみたりみなかったり」

座敷童「特にない。主から施しなぞ受けぬわい」

男「じゃあ俺の陰毛でも枕元にプレゼントしとくか」

座敷童「なぜそれで儂が喜ぶと思った!?」

男「いやー、案外むしゃむしゃ美味しそうに食べるんじゃないかと」

座敷童「ぎゃぐのせんすも贈り物のせんすもないのぅ・・・主は」ハァ

男「頭抱えられると地味にショック」


(※結局手袋とマフラーにしました)

男「ただいまぁー!!」ドタドタ

座敷童「騒々しいのぅ。なんじゃと言うんじゃ貴様は」

男「はあぁー外回り寒かったよぉー童さん暖めてくれよぅー!!」ムギュ

座敷童「ふぎゅっ!止めぬか、暑苦しい!」

男「屋内でぬくぬくしてた人は、帰宅した人間を暖める義務があるんです」スリスリ

座敷童「頬擦りすな!そんな義務は聞いたことがないわ!」

男「えぇい、妖怪風情が家主に逆らうでないわー!」フニフニフニフニ

座敷童「ふにふにも止めい・・・ふにゅぅっ!?」

男「ふぅーははぁ!今日は疲れ果ててるから逆に何しでかすか分からんぜー!」ムニムニムニムニ

座敷童「黙れ!いつも一線は越えようとせぬくせに何を騙るか!」

男「あれ?その言い方だと一線を越えて欲しいように聞こえるような?」

座敷童「そ、そんなわけなかろうが・・・」ゴニョゴニョ

男「何この娘可愛ッ!」

男「童さん童さん、こっちゃ来いこっちゃ来い」チョイチョイ

座敷童「なんじゃ、茶なら自分で淹れぬか」

男「そうじゃなくて、一緒にテレビでも見ない?」

座敷童「ぬ?どういう風の吹き回しじゃ?いつもはからかい半分でしか儂の相手なぞせぬのに」

男「失礼な。ただちょっと膝回りが寂しいから、童さん来たら収まりがいいのになーと思っただけだい」

座敷童「・・・儂にそこへ座れと言うか?」

男「胡座かいて待ってやす!」

座敷童「・・・ま、たまには良いじゃろ。但し、せくはら地味た言動をしたら殴るからの」

男「わーいやったー、じゃあここへおいでよ童さん!」ポンポン

座敷童「はいはい・・・」ストッ

男「あー幸せだなー。こんな幸せでいいのかなー俺」ニヤニヤ

座敷童「む・・・」

男「どうかした?」

座敷童「いや、何も・・・」

座敷童(・・・家主が幸せそうにしとるのは、やはり照れ臭いものじゃのぅ)

男「童さんにいいものあげる」

座敷童「断る」

男「だが断るのを断る。そいや!」カポッ

座敷童「ぬぐっ!な、なんじゃ!?」

男「サンタ帽です。童さん似合いそうだと思って」

座敷童「和装に似合うはずがないじゃろうが・・・」

男「いやいや、和服にサンタコスっていうのもなかなか乙な物ですよ?」

座敷童「ぐぬぬ・・・頭の上が何やらむずむずするわい」

男「なに!それは大変、直ちにくんかくんかしないと!」スーハースーハー

座敷童「何をしとるのじゃ主は!?」

男「童さんの頭良い匂いです」

座敷童「・・・それは帽子の匂いではないのか?」

男の友人が訪問

座敷わらしが一時的に成長した

お風呂で頭を洗ってあげないと

座敷童「・・・」ムニャムニャ


Prrr、Prrr……ピーッ


座敷童「・・・む?」

『もっしもーし、童さーん?今夜同僚が俺んちで飲み会しようって言ってるんでそのつもりでヨロシコー♪』

ガチャッ、ツーッツーッ

座敷童「・・・留守電かえ。同僚が来るから隠れておれということか」

座敷童「せっかくの昼寝を邪魔されたわい・・・もう一眠りするか」

座敷童「・・・」スヤァ


.

ーーー
ーー



座敷童「・・・」スヤスヤ

男「おーい、童さーん?」

座敷童「・・・ぅゅ?」

男「お、起きた。よくお眠りで」

座敷童「なんじゃ主か・・・夕飯なら寝入っておったから何もないぞ・・・」

男「それなら酒とつまみ買ってきたから無問題」

座敷童「そうかえ・・・ならもう一眠り・・・」

座敷童「・・・酒とつまみ?」

男「おーい、入っていいぞー」

同僚「・・・」ガチャッ

後輩「お邪魔します・・・」

座敷童「ふあぁぁぁ!?」

座敷童「なんっ、なんで他人がこの部屋におるのじゃあ!!」

男「えー、留守電聞いてなかった?今夜同僚が俺んち来るって」

座敷童「あれは隠れておれということじゃろう!?なんで儂が隠れるまで待たぬ!!」

男「違うよー。俺の嫁として紹介するから準備しといてって意味だよー」

座敷童「何を考えとるんじゃあ!儂は仮にも妖怪じゃぞ、座敷童じゃぞ!!」

同僚「・・・お、おい、男?」

男「ん?あぁ、ごめんな放置して」

同僚「そのババァ口調の女の子はなんだ?」

男「紹介するよ。俺の嫁で座敷童の・・・あ、名前なかったっけ」

同僚「・・・後輩。今すぐ警察に電話だ」

後輩「は、はい」

男「おーい。ちょっとタンマ、話し合おう。俺何もしてないよ?」

同僚「幼児換金は立派な犯罪だ」

誤字

×幼児換金
◯幼児監禁

同僚「お前の性癖は熟知していたつもりだが、まさか本当に手を出すとはな・・・」

男「ははは何をバカな。俺ほど人畜無害なオトコはいないのに」

後輩「あ、もしもし警察ですか?職場の先輩が子供を監禁しているかもしれなくて・・・住所は・・・」

男「お前も本当に通報すんな」プツッ

後輩「あっ」

同僚「それならお前、その娘がどこの誰かちゃんと説明できんのか?」

男「だからこの娘は妖怪だって。由緒正しい正真正銘のロリババァですよ?」

後輩「・・・先輩。妖怪ウォッチの対象年齢は小学校高学年までですよ?」

男「意地でも俺を犯罪者にしたいのか・・・酷いよなぁ、童さん」

座敷童「う・・・あ・・・うわぁぁぁぁぁ!!」ドロンッ

同僚「は!?」

後輩「消えた!?」

男「ほらー。お前らがやいのやいの言うから童さん恥ずかしがって消えちゃったじゃないかー」

ーーー
ーー



同僚「・・・そんじゃ何か?今の娘は本物の妖怪で、お前を慕って同棲中ってか?」グビグビ

男「物わかりがよくて大変よろしい」ゴクゴク

後輩「にわかには信じられないですけど・・・実際に目の前で消えたとなるとそうとしか・・・」チビチビ

同僚「家のどこ探しても見つかんなかったもんな・・・」プハッ

男「まぁ気が向いたら出てくるよ。童さん思いの外ツンデレだからさ」ゴキュゴキュ、ズズズ

同僚「不思議なこともあるもんだなぁ・・・まったく」

後輩「あれ?じゃあもしかして、おつまみと一緒に買ったこのキャンディって・・・」ガサガサ

男「察しがいいね、後輩クン。そいつは童さんへのお土産だよ」

.

同僚「マジでか。通りで酒のアテにならないもん買うなぁと思ってたんだよ」

男「童さんキャンディあげると子供みたいに喜ぶからさー、俺としてもついつい甘い顔しちゃうんだよねー」

男「『きゃあー!!オトコきゅん大好きー☆今すぐ抱いてっ!!』、みたいな感じ?」


カァンッ!!


男「いだーっ!?」

後輩「どこからともなく茶碗が飛んできた!?」

同僚「おい、大丈夫か男!?」

男「う、うん・・・ちょっと調子に乗り過ぎただけ」ズキズキ

ーーー
ーー



同僚「じゃあなー、男ー。また明日職場でな」

後輩「童さんにもよろしく伝えておいてくださいね」

男「おう、お前らも終電逃すなよ?」

男「・・・ふぅ」

座敷童「・・・」シュンッ

男「おや、童さん。見たこともないような顔してどうしたの?」

座敷童「お主という奴はーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

男「ん?」

座敷童「何故に儂の存在をバラすんじゃ!!貴様はっ、貴様はぁっ!!」ポカポカ

男「はぁ。バレると何か問題でもあるの?」

座敷童「ない!ないが、これは妖怪としての矜持の問題じゃ!」

男「人間にはよく分からんプライドだなー」

.

座敷童「儂ら妖怪が生活圏を覗かれるのは、主ら人間が風呂を覗かれるのと同義なんじゃ!!」

座敷童「主はそこのところを全っ然分かっておらぬ!!」

男「なぁんだ。じゃあプライドじゃなくてやっぱり恥ずかしかっただけなんじゃん?」

男「そんな照れなくても、童さんが俺の嫁という既成事実は変わらないんだよ?」

座敷童「主は一度既成事実の意味を調べてこぬか!本当に、本当にっ!!」

男「まぁまぁ、そんなに怒らないで。飴いっぱい買ってきたから食べる?」

座敷童「儂が物で釣られると思うてか!!」ガォッ

男「ほーら、ウェルダースオリジナルにサクマドロップにペロペロキャンディもあるよー?」

座敷童「・・・ふんっ」

男「てゆーか、これあいつらの金で買ったから食べないと失礼だよ?」

座敷童「いらぬと言うておるに!!」

男「おk。じゃあここに置いとくから好きなときに取って食べてね」

座敷童「・・・」ムスーッ

【後日・・・】


男「なんか同僚と後輩から、童さんに食べさせてってお菓子いっぱいもらったんだけど」

座敷童「完全に親戚の子供扱いではないか・・・じゃから家主以外に見つかるのは嫌だったんじゃあっ!!」ジタバタ

男(悶える童さんも可愛いなぁ)


>>65、了

>>66

男「そういえば、童さんって何か妖怪らしい技とか使えないの?」

座敷童「技とはなんじゃ。妖術のことか?」

男「そーそー、そういうの。妖怪なんだから一つくらい出来たりしない?すっげ見てみたいんだけど」

座敷童「基本的には出来ぬ。儂の能は、己が住んだ家の家主を幸福にするという一点に絞られとるからの」

男「そうなん?まぁそれもそっか、日本の妖怪ってそもそもが地味だからねぇ」

座敷童「まぁ、狐狸の類いが使う変化の術くらいはたしなんでおるが・・・」

男「マジで?ちょっとそれやって見せてよ」

座敷童「何ゆえ儂が主の見せ物にならねばならん。それに、変化というても容姿そのものは変えられんぞ」

男「ん?容姿が変わらないのに変化の術?どゆこと?」

座敷童「要するに儂の術の練度では、わずかに歳を取ったか、逆に今より若く見せるか程度の変化しかしないのじゃ」

男「え!つまりそれって妙齢の童さんが見れるかもしれないってこと!?」

座敷童(し、しもうた・・・こやつ妙なところに食いつきおった!)

男「見たい!大人になった童さん超見たい!はよ!」バンバン

座敷童「はよじゃないわ!主には見せぬと言うたじゃろ!」

男「一生のお願い!先っちょだけ!先っちょだけだから!!」

座敷童「先っちょってなんじゃ!!どれだけ請われても主には見せぬ!!」

男「お願い申し上げます童様~!俺一度でいいから童さんの成長した姿見たいんだよ~!」バッ

座敷童「なっ・・・こ、こら!土下座なぞするでない!頭を上げぬか!」

男「見せてくれるまで、ボクは土下座を止めないッ!!」

座敷童「わ、分かったわい!儂が折れればよいのじゃろ!?」

男「わーいやったー!!」

座敷童「全く・・・男の癖に軽々しく頭を下げるでないわっ!!」

男「童さん、世の中には目的の為なら手段を選ばない人間が多いんだよ?」

座敷童「主のはその中でも最低の手段を選択しとるわ・・・」

~数分後~

男「童さーん、準備はいいー?」

座敷童「えぇい喧しいっ!主が催促するでないっ!」

男「自分の好きなタイミングでやらせたらずっと出てこないじゃーん」

座敷童「よいから黙って座っとれ!」

男「はーい」

座敷童「・・・」ヒョコ

男「お?」

座敷童「・・・」スタスタ

男「おおー!!頭身が伸びてる!!なんか感動的!!」

座敷童「う、うるさいわ!」

男「JKくらいの年頃ッスかねぇ、とてもペロペロしたいですねぇ」

座敷童「主ゃあ、女と見れば誰でも良いのではあるまいな?」

男「そんな馬鹿な!童さんだからこそペロペロしたいんじゃないか!」

座敷童「全然光栄でないわ!」

男「はーでもかわいいなー幼女形態もいいけど真剣十代な童さんもいいなー」ホクホク

座敷童「も、もうよいじゃろ?元に戻るぞ!」

男「あ、じゃあ最後に」ギュッ

座敷童「・・・!?」

男「おおー、頭が俺の胸にすっぽり収まるー。新感覚ぅー!」

座敷童「む、むぐぅ・・・」

男「とりあえずこのままベッドまで運ぼう」ヒョイッ

座敷童「なっ何をする気じゃ!?」

男「寝る!!!!!!性的な意味でなく!!!!!!」

座敷童「え、えぇ・・・」

男「なにその残念そうな顔」

座敷童「そんな顔しとらんっ!呆れとるだけじゃ!」

このあと滅茶苦茶スヤスヤした。(男だけ)

>>66、了

>>67

男「一緒にお風呂入ろっ♪」

座敷童「・・・」

男「あれ?聞こえなかった?一緒にお風呂・・・」

座敷童「聞こえとるわ!」

男「じゃあなんでそんな腐った魚を見るような目で俺を見るのさ?」

座敷童「主が本物のドバカだからじゃ。風呂くらい一人で入れば良かろうが」

男「でも童さんこっち来てからお風呂入ったことないよね。うわきったね、えんがちょ切った」

座敷童「妖怪は風呂なぞ入らなくとも綺麗なんじゃ!逆に風呂を使うあやかしがいたら驚くわ!」

男「勿体無いなぁ、せっかくの綺麗なお髪が台無しですぜ?」

座敷童「むっ・・・」

男「いかに妖怪といえど、たまのコンディショニングくらいは必要だと思うの」

座敷童「・・・そうかの」

男「そうそう。昔から髪は女の命っていうだろ?それをないがしろにするなんて罰当たりですがな」

座敷童「主にしてはずいぶんと正論を抜かすではないか・・・」

男「とゆー訳で、俺が頭洗ってあげるから一緒に入ろ?」

座敷童「・・・良かろう。じゃが、一つだけ条件を付けさせてもらうぞ」

男「なんでしょう?」

座敷童「主はいつも通りで構わぬが、儂は湯着を着て入らせてもらう」

男「えー!?裸の付き合いしないの!?」

座敷童「主の邪な心が透けて見えるのに肌を見せてたまるか!」

座敷童「それと、たとえ湯着の上からでも儂の体に触れたら即刻出て行くからの」

男「そんなご無体な・・・お風呂なんて肌と肌を突き合わせてナンボでしょうに・・・」

座敷童「そこまで明け透けな態度じゃと儂からは最早何も言えぬわ・・・」

男「・・・まぁいいや。事故を装って童さんの体を目一杯楽しむとするか」

座敷童「そういうことは儂のいないところで言わぬか!」

良スレ発見、続きにも期待
ネタ募集締め切ってないなら、別の妖怪と遭遇

>>89続き


男「童さーん、まーだー?」

座敷童「今行くゆえ待たぬか!」

男「はーい」

座敷童「・・・」ガラッ

男「おっ?」

座敷童「・・・」

男「おおー、白装束。それがお湯着?」

座敷童「そうじゃ。珍しいか?」

男「着物着てるとこしか見たことないからなんか新鮮ー。乳首とか透ける?」

座敷童「透けぬ!主こそタオルも着けずにおるでないわ!」

男「こっちはいつも通りでいいって言ったの童さんじゃーん」

座敷童「ぐぬぬ・・・ああ言えばかう言う・・・」

男「ま、ま。とりあえず座って座って」

座敷童「・・・むぬぅ」

男「お湯流すよー?」サパーッ

座敷童「んっ・・・」

男「んー、やっぱり乳首は透けないか」

座敷童「わざわざ試すな、阿呆」

男「いやでも着ながら濡れるのもなかなか乙なもので・・・」

座敷童「セクハラじみた発言をするでないわ!」

男「やーだなー、一緒にお風呂入る仲なのに何を今さら」

座敷童「良いからはよう頭を洗わぬか!」

男「もー、もっと楽しみたいのにー」

座敷童「主の楽しみに付き合うてやる気なぞないわ。さっさと済ませい」

男「はーい」

男「今日はー、童さんのためにー、女性用のお高いシャンプーを買って来ましたー」

座敷童「なに?儂のために散財なぞせずとも良いものを」

男「まぁ言っても女の子ですしね。俺と同じのじゃ可哀想でしょ」

座敷童「よう分からん拘りじゃのぅ・・・まぁ良いが」

男「じゃあシャカシャカするから目ぇ瞑ってねー。沁みると痛いよ?」

座敷童「ん・・・こ、こうか」

男「おkっす。そのまましばらく待っててね」ゴシゴシ

座敷童「・・・」

男「しかし何ですな。されるがままの童さんってのもなかなか新鮮ですな」

座敷童「へ、変なことをしたら絶交じゃぞ!」

男「とか言いつつ、何かされるの待ってる?」

座敷童「待っておらん!」

男「そこまで期待されちゃうと応えない訳にはいかないなー」ピトッ

座敷童「きっ貴様何を押し付けとる!?」

男「何ってナニですが」

座敷童「や、止めろ!死ねっ、死んでしまえ!」

男「無抵抗な童さんにセクハラ美味しいです」

座敷童「貴様ぁ!風呂から上がったら制裁じゃからな!」

男「あんまり暴れるとシャンプー入るってば」

座敷童「ぐにゅうぅぅぅぅ~~!!主ゃあ覚えておれよ!!」

男「はははは、今だけはずっとのターン!!」シャカシャカ

ーーー
ーー



~そして風呂上がり~


座敷童「・・・ふぅっ。全く、主はとんだゲスじゃわい!」

男「わーい・・・童さんの鉄拳制裁だぁー・・・」ボロッ

座敷童「今後同じようなことをしたら命はないからの!」

男「さっきまで絶交絶交言ってたのに、いつの間にか命が懸かってるだと・・・!」

座敷童「あったり前じゃ!この程度で済んで良かったと思え!」

男「・・・んでも童さんが居なくなるよりはまだマシかな。選択の余地を残してくれてありがとう」

座敷童「・・・主は懲りるという言葉を知らんのか」

男「息を吸って吐くようにセクハラするのが俺のたしなみさ!」

座敷童「知ってはいたが主は最低じゃのぅ・・・」

男「ははは、今後とも一緒にお風呂入ろーな!」

座敷童「嫌に決まっておるじゃろうが!!」

>>67了。お題は随時募集してます。

>>91

男「ただいまー。あー今日も外回り疲れたー・・・」

座敷童「おかえり・・・む?主よ、スーツの右の裾が切れておるぞ?」

男「え?・・・あぁっ、マジだ!!どこで切ったんだ?」

座敷童「心当たりはないのかえ?」

男「どっかに引っかけた記憶もないしなぁ・・・なんだろこれ」

座敷童「不自然な程に鋭利な切り口じゃのぅ・・・もしやそれは、鎌鼬の仕業かもしれぬ」

男「鎌鼬?こんなとこにも妖怪っているの?」

座敷童「妖怪は人が住む前からおるのじゃぞ?どこにおってもおかしくないわ」

男「へー・・・はた迷惑な妖怪もいたもんだ」

座敷童「そうは言うても、人間相手にアイデンティティーまで奪われては、いかな妖怪とて敵わぬじゃろ」

座敷童「今回は運がなかったと思って諦めるんじゃな」

男「はーい。はぁ・・・これ一着しかスーツないんだけどなぁー」

座敷童「どれ、見せてみぃ。儂が繕うてやろう」

男「え?」

座敷童「なんじゃ、その顔は?儂とて繕い物くらい出来るのじゃぞ?」

男「やだ・・・童さん家庭的・・・」キュン

座敷童「その顔やめい・・・まぁ、これでも儂は御家の守り神じゃからな」

男「家事万能で夫に幸福を授けてあげるってすごいアゲマンだよね」

座敷童「もっとマシな言い方があるじゃろ!良いからもうスーツを脱がぬか!」

男「あいよー」スポーン

座敷童「全く・・・儂が善意で言葉をかければすぐこれじゃ・・・」

男「そんな童さんも俺は素敵だと思うよ?」

座敷童「えぇい!下着一丁でうろうろするな!気が散るわ!」

ぬっぺふほふの肉を食べると不老不死になれるよ!!

>>100

男「俺の寿命の問題なんだけどさ」

座敷童「ふむ?」

男「前々から思ってたんだけど、童さんと俺じゃ寿命が違い過ぎるじゃん?」

座敷童「それは儂から言うたの。それで?」

男「童さんの知り合いに人魚でもいたら肉を分けてもらえないかなと思って」

座敷童「そのようなことが出来る訳なかろう。前は寿命の差なぞ気にせぬようなことを言うておったくせに」

男「いやー、やっぱり童さんとイチャイチャできる期間は長い方がいいなと思って」

座敷童「・・・ぬっぺふほふの肉にも似たような効果があったが、それでも食うたらどうじゃ?」

男「えぇー?ぬっぺふほふって肉々しい妖怪だろ?やだよーあんなの」

座敷童「どういう基準じゃ・・・主に食われる妖怪の方が可哀想じゃわい」

男「そうは言っても、男として譲れない一線ってあるじゃん?」

座敷童「知らんし、心底どうでもええわい」

童さんのすりーさいずが知りたいの

童さんの髪の毛クンカクンカしたい
童さんに甘えたい甘えられたい
童さんに頭なでなでされたいしたい

>>102

男「・・・ふむ」

座敷童「・・・なんじゃ、儂のことをじろじろ見おって」

男「童さんのスリーサイズ幾つくらいなんだろうと思って」

座敷童「あのなぁ・・・純正和式妖怪の儂に、スリーサイズなどという概念が当てはまると思うか?」

男「そんな和式便所みたいな言い方しなくても」

座敷童「とにかく、スリーサイズなぞ図ったこともなければ、今後図ることもないわ」

男「でもまぁ人型をしてる限りは図れないことはないよね。ツルペタ万歳!!」

座敷童「やかましい!ツルペタ言うでない!」

男「なんでだよぉ、誉めてるのに・・・ああ童さんの貧相な全身ペロペロしたいよぉぉぉ」

座敷童「・・・ていっ」ズビッ

男「ひぎゃー」

座敷童「あまり無礼なことを言うでないわ、たわけ者が!」

男「目潰しは・・・目潰しはダメ・・・俺死んじゃうから・・・」

>>103

男「冬来たりなば春遠からじと言いますが」

座敷童「ふむ」

男「春といえばなんでしょう?そう、答えは発情期!!」

座敷童「他にもっとあるじゃろうが!」

男「という訳で発情期を迎えたケダモノが童さんを好き勝手押し倒したいと思います」ギュッ

座敷童「ひっ・・・!?」

男「童さんかわいいよ童さん」クンクン

座敷童「や、止めぬか・・・ひぃぃぃ!?」

男「もうなんかあれだよね、童さんって完璧に俺の嫁だよね」スリスリ

座敷童「気持ち悪い!死ねっ、死んでしまえ!」ゲシッゲシッ

男「離さない、離してなるものかあぁぁぁぁぁ・・・!!」グググ

座敷童「離せえぇぇぇぇぇこの性獣がぁぁぁぁぁ・・・!!」

この後30分ほど離せ離さないのやりとりは続いたそうな

もいっちょ>>103


座敷童「主ゃあ落ち込んだり気分が塞いだりすることはないのかえ?」

男「日々を溌剌颯爽と生きておりますが」

座敷童「まぁ・・・そうじゃろうな。多少なり落ち込んだりするような感性があれば、儂も苦労せなんだがの」

男「世の中アホの子ほど可愛いと言いますしお寿司」

座敷童「はぁ・・・せめて主にも気分の明暗があれば、儂も優しゅうしてやれるものを」

男「マジすか!あれれー、なんだかちょっとボク鬱気味になってきたかも・・・」

座敷童「・・・は?」

男「今日はちょっぴりブルーなき・ぶ・ん☆童さん慰めてー」スリスリ

座敷童「・・・せいっ!」ゲシッ

男「もぎゃっ」

座敷童「白々しいわ、演技なら演技でもっとましな風にせぬか」

男「なんか最近童さん暴力的になってない・・・?前はこんな的確な膝折り入れなかったよ・・・?」

座敷童「必然の上達じゃ!」

お題消化遅れて申し訳ねぇっす
引き続きお題募集します・・

時期的なイベントとして節分、バレンタイン、ひな祭り辺りが見てみたいっす

童さんが↑のお返し

駄菓子屋で買った金平糖を童さんのお土産に

男の初恋話

>>110

男「あー、童さん童さん。ちょっとちょっと」

座敷童「む?」

男「はいコレ!」

座敷童「・・・何じゃ?この包みは?」

男「バレンタインデーのちょっこれいとという舶来品にございます」

座敷童「そんな仰々しい言い方せんでも分かるわ!・・・で?どういう腹づもりでこれを儂に?」

男「そんないかにも何か企んでますみたいな言い方せんでもええやん。ただの気持ちだよ気持ち」

座敷童「お主からのプレゼントなぞろくなものでないに決まっておるからのぅ・・・」

男「まぁ今は男からチョコ渡すのも増えて来てるらしいしね。こういうのもアリかなと」

座敷童「儂、お主から行事のたんびに何かもらってばかりじゃが」

男「あー、そうだね。愛毎日情とかこれでもかってくらい一杯あげてるもんね」

座敷童「変態的性愛を愛情とは呼ばぬぞ?」

男「ははは、面白いこと言いますね童さんは」

座敷童「・・・まぁ、この程度でこたえるような人間とも思うておらぬが」

座敷童「せっかくのプレゼントじゃ、捨てるのも忍びないしもらってやるかの」

男「そんなこと言って内心は嬉しいんですね分かります」

座敷童「なるほど。主は膝の皿が粉砕しても問題ないと言うか」

男「暴力に訴えるのやめよ?ね、マジで・・・」

>>110

男「今日は節分ですね!!」

座敷童「・・・」

男「どうした元気ないぞー!はいっ、今日は節分ですね!!」

座敷童「・・・主が元気いっぱいじゃと不安しか浮かばぬ」

男「そんなー。ただお豆ちゃんをいじくり倒して遊びたいだけじゃないですかー」

座敷童「卑猥な言い方はやめい!!」

男「でもあれだよね、節分といえば鬼役が不可欠だけど鬼がいないよね」

座敷童「そんなもの、鬼の面でも着ければ・・・」

男「あっっっっっれぇぇぇぇぇぇ!?こんなところに猫耳があるぞぉぉぉぉぉぉ!?」

座敷童「!?」

男「そうか!!これを童さんに装着してもらえば、鬼の角を模したようなシルエットになること請け合いですね!!」

座敷童「独り言がでかい!!儂はつけぬぞ!!」

男「と言いながら隙アリィッ!!」スパァンッ

座敷童「ふぁっ・・・!?」

男「最近童さんを相手にする時は有無を言わさない方が良いと悟ったのさ・・・」ドヤァ

座敷童「こ、こんなもの簡単に・・・!!」グィッ

男「おーっと外す前に写メ連打させてもらうぜ!!」パシャーッ

座敷童「や、止めろ!!撮るでない、バカ!!」

男「写真に撮ることで童さんの中の悪い鬼が出ていくんですよ」パシャーパシャー

座敷童「適当を言うな!!ああああもおおおお!!」

続いてたんですね...
ケサランパサランと遭遇とかお願いします!

このSS書いてるものですが一ヶ月近く放置してごめんなさい
今日辺りお題消化させていただきます

>>110


男「そーいえば、女の子のいる家庭だというのにひな祭りを祝うのをすっかり忘れていましたね」

座敷童「節分はあれだけはしゃぎ倒したというのにな!!」

男「あら、まだ根に持ってらっしゃるの?」

座敷童「携帯電話にもデジタルカメラにも写真を残しおって!あれで怒らずにおられるか!」

男「またまたー。削除もしないくせに何を言っているのやら」

座敷童「主が会社のパソコンにデータを移しておるからじゃろ!」

男「まぁそれはいいとして、ひな祭りですよひな祭り」

座敷童「体よく話をすりかえるでない!!」

男「まぁまぁ。ひなあられとかちらし寿司とか買ってきたから二人で祝お?」

座敷童「ヤじゃ!」

男「もお、わがままだなぁ童さんは。でもそういうトコ好・き・だ・ぞ☆」

座敷童「儂は主のそういう気色悪いところが大嫌いじゃがな!!」フンッ

男「なかなかデレない辺りベリーハードモードのツンデレだね」

座敷童「喩えの意味が分からぬっ!?」

>>112


男「ただいまー」

座敷童「お、おう。おかえり・・・」

男「・・・?童さん?」

座敷童「おい、主よ!」

男「はい?」

座敷童「こ・・・これを主にやるっ!!」

男「・・・折り鶴?」

座敷童「先月のバレンタインのお返しじゃ!もらっておいて礼もせぬでは恥じゃからな!」

男「あぁ、童さん買い物とか出来ないから・・・(折り紙は俺が買ってきたのだし)」

男「あ、そっか。今日ホワイトデーだったのか、全然覚えてなかった」

座敷童「ま、まぁ主からすれば何の役にも立たぬ折り紙じゃがの!!受け取って好きにするがいい!!」

男「はぁ・・・」

座敷童(・・・やはり折り紙ではお返しにならぬか?こやつ
    案外がめついから、何かしらもっと要求するかもしれぬ)

男「・・・童さん。ちょっとそこ座って」

座敷童「な、なんじゃ?」

男「えっと・・・ホワイトデーのプレゼントありがとうございます」ペコリ

座敷童「へ?」

男「俺、女の子から何かもらうの初めてなんで、すげぇ嬉しいです。ずっと大切にします」

座敷童「うわっ・・・何故に今日に限ってそのように殊勝なんじゃ?」

男「童さんからもらったものをないがしろにするほど、俺って外道だと思ってたの?」

座敷童「そうではないが・・・そこまで感謝されるとは・・・」

男「これ、財布に入れとけば無くさないよね?よし、そーしよう!やったー!!」

座敷童(・・・そこまでされると逆にこちらの居心地が悪いではないか)

>>113

男「今日仕事で田舎の方行ったら駄菓子屋めっけてさ。
  珍しいから童さんにいろいろお土産買ってきたよ」

座敷童「ほう?なんじゃかまだ子供扱いされとるような気がするが・・・まぁよいわ」

男「金平糖にソースせんべいに杏飴に・・・あと何があったっけ」ゴソゴソ

座敷童「金平糖かえ。いいのう、儂にも分けておくれ」

男「心配しなくても二人分買ってあるから。はい」

座敷童「おう。やはり金平糖は良い、素朴で懐かしい心持ちになるわい。
    見やれ、綺麗な色をしておるのう・・・食べるのが勿体ないくらいじゃ」

男「ほーでふか」モグモグボリボリ

座敷童「あーっ!?人が物思いに耽っておる隙に何しとるか!!」

男「いやだって金平糖って食いでがないから沢山ほおばらないと」

座敷童「情緒の欠片もないのう!!少しは日本人的な思考の一つも持てば良いものを!!」プンプン

男「日本人的思考・・・幼女が金平糖を愛でる姿を楽しむこと?」

座敷童「歪んどる。主の思考は歪んどる」

>>114

座敷童「主は女っ気が欠片もないが、初恋の相手くらいいたのじゃろう?」

男「初恋・・・か。今は遠き世の思ひ出だよ」

座敷童「なんじゃ?なんぞ悲恋の一つでも味わうたかえ?儂に話してみい」

男「中高大はVIPPERしてて色恋に疎かったから、小学生時代まで遡るけどそれでも宜しいか?」

座敷童「根っからのネットジャンキーじゃの主は・・・まぁよい。話すがいいわ」

男「小学四年の春だったかな・・・年度代わりで転校してきたマユミちゃんに、俺は一目惚れしたんだ」

座敷童「ほう」

男「思いは募るものの引っ込み思案だった俺は声をかけることすらままならず、悶々とした日々が過ぎていった」

男「そうして鬱掘した思いを溜め込んでいた俺はついに決心したんだ!」

座敷童「ほうほう!!」ワクワク

男「『そうだ、彼女の前でちんこ出そう!!』・・・ってな」

座敷童「・・・はぁ?」

男「結果は惨憺たるものでね・・・親呼ばれるわ彼女泣き出すわ担任には殴られるわ・・・」

男「結局彼女はそれを機にまた転校しちまって、俺には『ホームルームのちん出しマン』という不名誉な名前だけが残ったんだ」

座敷童「・・・」

男「若気の至りって怖いね・・・というお話でしたとさ。ちゃんちゃん」

座敷童「・・・真面目に聞いた儂が阿呆じゃった」ガクッ

遅くなってすみません。>>122まで把握してますがまだお題募集します。

これは>>1の黒歴史かな?

>>132
ち、違うよ!リアルだけど違うよ!

童さんってはいてるの?

職場にかわいい新人(♂)が!と男が自慢、童さんは♀と勘違い

>>122

男「うぃ~・・・疲れたぜいっと。ただいまー」

座敷童「おかえ・・・うわあぁ!?」

男「お?どうしたの童さん、血相変えて」

座敷童「お主、頭!頭の上がすごいことになっとる!」

男「頭・・・?うおおおお、なんじゃこりゃあ!?めっちゃモフモフする!!」

座敷童「今の今まで気づかんかったのか!?はよう取れ!!」

男「フオォォォォォ・・・!!」ババババ

座敷童「これは・・・ケセランパサランか!」

男「なにそれこわい」

座敷童「知らんのか?見つけると幸福になれると言われとる生き物じゃぞ!」

男「へー」

座敷童「これだけ大量のケセランパサランなぞ見たことがないぞ。お主今までよう気付かなんだのぅ」

男「やー、道理で道行く人の視線が熱いと思ったぜ。ついにモテ期到来したかと思って損しちゃった」

座敷童「・・・」

男「で、それどーすんの?食べるの?」

座敷童「幸せの象徴に向けて何を罰当たりな・・・主さえ望めば飼って増やすことも出来るぞ?」

男「飼えるの!?」

座敷童「そうじゃぞ。無着色無香料の白粉と一緒に入れておけば勝手に増える」

男「なんか有り難みのない増え方するね」

座敷童「じゃかましい」

男「でも俺白粉なんて持ってねーよ?」

座敷童「逆に主が持っておったらそれはそれで怖いわ。心配せんでも儂が持っておる」

男「あー、アレですか。子供のままごと的な意味で?」

座敷童「ぶち飛ばすぞ主ゃあ」

[>・・・ケセランパサランが仲間に加わった!

>>135

男「・・・童さんってさ、はいてるの?」

座敷童「・・・はいてる?」

男「いやさ、その着物の下どうなってるのかなと」

座敷童「また主はそのようなことを・・・はいておらなんだらどうだと言うんじゃ?」

男「すごく興奮する!!」フンスッ

座敷童「・・・死ねっ!」

男「ああん、鋭い罵声・・・でも穿いてないこと自体は肯定した?」

座敷童「時代背景を考えてみぃ。儂が生まれたのは主の曾祖母の時代じゃぞ?」

男「仮に俺のひいばあさんが生きててもパンツ穿いてると思う。つまり童さんは痴女!」

座敷童「人間と妖怪を一緒にするなと言うておろうが!!」

座敷童「全く主は戯れ言ばかり・・・そんな風じゃからいつまでも風采が上がらんのじゃ!」プンプン

男「へぇ、すんまそん」

座敷童「ふんっ!」プィッ

男「・・・」

男「・・・」ソローリソローリ

座敷童「・・・何をしておる?」

男「・・・背後からでやぁー!!」バサァッ

座敷童「キャアァァァァァ!?」

男「ヒャッハァー!!穿いてないと聞いては黙っていられない!童さんの生尻ゲットだぜ!!」

座敷童「きっ貴様ぁぁぁ!!殺すっ、殺しきってやるわぁぁぁぁぁ!!」ドタバタ

男「フゥハハァー!!捕まえられるもんなら捕まえてみな父っつぁーん!!」バタバタ

・・・数時間後、童の手にかかり半死半生の目に遭った男は、それでも幸せそうな顔をしていたという。

>>136

男「童さん、ケセランパサランの様子はどう?」

座敷童「順調に増えとるぞ。そろそろこの飼育箱では足りぬかもしれんのぅ」

男「そっか。それじゃあ一匹や二匹人に譲っても問題なさそうだね」

座敷童「ほぅ?誰か渡すような相手でも出来たのかえ?」

男「あー・・・職場に新しく入った新人がなんつーか幸薄くてさ。少し幸福のお裾分けしてやろうかと」

座敷童「ふむ・・・がめつい主らしからぬ良い心がけではないか」

男「まぁそいつと知り合ったら誰でもそんな心境になると思うよ」

男「苦労人でやっとこさ大学出て、それでも愚痴一つ言わずに健気にやっててさ・・・」

男「正直、新人教育なんて俺の手に余ると思ってたんだけど・・・頼られるとやっぱ嬉しくて」

男「内心、ちょっと可愛いじゃねーかこいつと思うこともないではなかった訳ですよ」

座敷童「・・・むぅ」

男「そんで、こないだ一緒に酒飲みに行った時に、ポロッと弱音吐いてさ・・・それがなんかすげぇ染みたんですわ」

座敷童「・・・」

男「だからあいつには、少しでも幸せになってもらえたらなって・・・確かに俺らしくはないけどさ」

座敷童「・・・そんなに思うておるというのは、それは恋ではないのか?」

男「・・・は?」

座敷童「主のその気持ちは、相手の支えになってやりたいという思いではないか」

座敷童「差し出がましいようじゃが、ケセランパサランなぞという間接的な方法を取らんでも、主が傍に居ってやればよい」

男「あの、童さん?ちょっと俺の話を聞いて・・・」

座敷童「幸いにも、と言うていいかは分からぬが、儂にも多少なれ縁結びの力はある」

座敷童「主がそやつと添い遂げたいと願うならば、儂はいつでも力を貸してやれるぞ!」

男「・・・あ、あのー。なんか会話に重大な齟齬が起きている予感がするんですが」

座敷童「照れんでも良い。家主の祝言は座敷童に取っても幸福なことなんじゃからな」

男「そうじゃなくてぇ・・・あのですね、その後輩は俺と同じ、男性ですからね?」

座敷童「・・・へ?」

男「俺の言葉選びも悪かったけど、そいつ正真正銘俺と同じトイレを使う性別ですから!」

座敷童「そ、そーなのか!?主が可愛いだの言うからてっきり・・・」

男「早とちりだなぁ、童さんは。さすがの俺でも男の娘は守備範囲外ですよ?」

座敷童「いや、主ならやりかねん」キッパリ

男「そんな男前な顔で断言せんでも」

座敷童「大体、普段から紛らわしい言動ばかりしておる主がいかんのじゃ!弁えよ!」

男「えー、言うに事欠いて俺のせい?俺、童さん以外に浮気したことないはずなんだけどなぁ」

座敷童「ぐっ……!?」

男「そっか・・・俺の気持ちってその程度だと思われてたのか。ショックだわ」ショボーン

座敷童「そうではない!妖怪よりも人間と一緒になるべきと思うておるから、その・・・か、勘違いしただけじゃ!」

男「うわーん!!童さんに軽んじられてショックだよぉぉぉぉぉ!!」ダキッ、スリスリ

座敷童「どさくさに紛れて抱きつくでないっ!!あぁもうお主という奴はぁっ!!」

お題消化終わり。引き続きお題募集

いつも楽しみに待ってるよ
座敷童の本音

男がそっけなくなる

男が肺炎で入院

時事ネタって事で四月バカ

妖怪“網切”でお願いします!

ケサランパサランありがとうございます。

乙、新人ありがとう

仲間と花見

かんばり入道きぼんぬ

七人ミサキとかいいかもね?

>>145

男「童さーん!!」ムギュッ

座敷童「ふぎゅっ!」

男「んーっ」チュゥーッ

座敷童「なっ・・・何をしとるか!!」

男「童さんの首筋にキスマークつけてる」

座敷童「きっ・・・!?」

男「はいこれで童さんは俺だけのものー、もう覆りませーん」フニフニ

座敷童「ふ、ふざけるでない!誰が貴様のものになぞなるか!!」

男「はっはっはっ!ならば良いことを教えてあげよう!」

男「童さんが本気で嫌がってる時は腕を突っ張るけど、受け入れる時は俺にしがみついてくる!!」

男「ただいまの童さんは俺にキスされて反射的にしがみついた!つまり童さんは俺の嫁!!」

座敷童「な・・・なんじゃとぉ!?」ガビーンッ

男「どれだけ取り繕っても身体はホンネ駄々漏れですなぁ、クックッ・・・」ニヤニヤ

座敷童「嘘じゃ、嘘じゃあ!!そのように邪悪な笑みを浮かべるでなぁいっ!!」

>>147>>148



Prrrr、Prrrr……


座敷童「・・・む、電話か」

座敷童「・・・男の携帯から?なんじゃあやつ、儂に何か用かえ?」ガチャッ

同僚『あ、もしもし。男さんのお宅ですか?というか、童さんですよね?』

座敷童「ふぁっ!?誰じゃお主は!?」

同僚『あー、待って切らないで!俺です、前に男ん家に呼ばれて飲み会やった同僚です!』

座敷童「・・・」

同僚『男の携帯からだったからビックリしたと思いますけど、ちょっと話聞いてもらえますかね?』

座敷童「・・・な、何じゃ?」

同僚『実は男の奴が、急性肺炎で倒れて入院したとかで・・・』

座敷童「!?」

同僚『俺も現場に居合わせた訳じゃないから詳細は分からんのですけど、なんか急にヤバい倒れ方したらしくって・・・』

座敷童「そ、それで!?男はどうしたのかえ!?」

同僚『今、救急医療センターに運ばれたって連絡が・・・それで童さんに話つけとかなきゃと思って』

座敷童「そ、そうかえ・・・心配かけたの」

同僚『いえ・・・』

座敷童「・・・む?じゃが、ちょっと待っておくれ。急に倒れたのに、なぜ主はあやつの携帯を持っておる?」

同僚『あっ・・・と、それは・・・倒れる寸前に男から渡されて・・・』

座敷童「主ゃあ倒れた現場には居合わせなかったと言うたではないか。何か辻褄が合わぬぞ?」

同僚『・・・ほらー、だから言ったろ。お前は詰めが甘いって』

座敷童「なんじゃ、誰と話しておる?」

同僚『・・・あー、すみません童さん。実はry』

.

男「たっだいまあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ーーーガチャガチャッバターンッ

座敷童「ぬわあぁぁぁぁぁぁ!!?」

同僚『・・・今男がそっちに行ったと思うんで、詳しくは本人から聞いてください』 プツッ

男「ごめんよ童さぁぁぁぁぁん!!!俺しょーもない嘘ついちゃってえぇぇぇぇぇ!!!」スリスリ

童「や、やめい!!スリスリすなぁ!!貴様仕事はどうした!?」

男「営業先から直帰していいって言われたから、同僚と二人で早帰りしてたんだよ」

男「そんで同僚に協力してもらって、童さんに入院したって嘘ついたらどうなるか試してみたくてさぁ」

男「ほら今日エイプリルフールじゃん?だからこういうのも許されるかなーって」

座敷童「き・・・貴様という奴はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

座敷童「心配したんじゃぞ!!本気で心配したんじゃぞ!!!それを貴様はぬけぬけと!!」

座敷童「折檻してくれるゆえそこになおれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

男「ひーっ!!でも童さんからの折檻なら受けてみたい俺がいる!!」

座敷童「そんな軽口叩けぬようにしてくれるわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ゲシッゲシッドゲシッ

・・・その後一時間ほど、童さんの折檻は続いたそうな。

我ながら強引なお題消化だ
妖怪ネタの消化が難しいので時間かかると思いますすみません

座敷童が変な商人から買った薬で一時的に素直に気持ちを言っちゃう人間になって男といちゃこら

童さんの着物を買いに行くという口実で着替えを覗いたり脱ぎたて着物をクンカクンカ

時事ってことで母の日ネタなんてどうかな

今日は粉の日だからハッピーターンの粉と童さんをペロペロしよう

>>149

男「本日未明、買い物がてら街中をうろうろしていたらこんなものが売っていました」

座敷童「うむ?」

男「『今昔妖怪大図鑑』ですってよ。童さんも一緒に見る?」

座敷童「酔狂なやつよのぅ……本なぞ読まずとも、実物がそばに居ろうに」

男「こういう環境だからこそだと思うけど」

座敷童「ふーむ・・・まぁ良い、付き合うてやるかの」

男「うぃっす。あざっす」

男「こうして本で見ると、いろんな妖怪がいるもんだなぁ。初めて見るようなのばっか載ってるよ」パラパラ

座敷童「まぁ、実在するものばかりでなく、人間の創作も多いがの」

男「そうなの?」

座敷童「当たり前じゃ。例えば・・・この妖怪『網切』なんぞはその典型的な例じゃの」

男「これ?」

座敷童「うむ。思うにこれは、昆虫や甲殻類の雑霊をハサミを持った妖怪として解釈したのじゃろうな」

男「なんか薄気味悪いツラしてんなぁ。こいつ何する妖怪なの?」

座敷童「何をすると聞かれても困るが・・・吊ってある蚊帳を落としたり、場合によっては人の髪を切ったりもするようじゃの」

男「わー、図鑑に書いてあるまんまだー。読めば分かるのにー」

座敷童「じゃかましい。人間の創作なんじゃから仕方なかろうが」

男「でも俺なら、こんな立派なハサミ、もっと有意義なことに使うけどな」

座敷童「ほう?どんな?」

男「例えばー、童さんの着物をチョキチョキして全裸にしたりー、童さんの髪の毛切ってあげたりー」

座敷童「前者を行動に移したらしばき倒すぞ?」

男「そんな、理不尽な!?」

座敷童「妥当な対応じゃ!!」

>>150

男「やー、桜が綺麗だねー、童さん」

座敷童「・・・」

男「俺って風流とかよく分かんないけど、たまにはこういうのもいいね」

座敷童「・・・」

男「もー、なんでだんまりなのよー?なんか喋ってよー」

座敷童「では、言わせてもらうが・・・なんで儂が花見の場所取りなんぞに付き合わねばならん!!」

男「やだなぁ、そんなの俺が一人だとヒマだからに決まってるじゃないかHAHAHA」

座敷童「自分本意か!!」

男「でも安心してくれ、童さんは桜より何万倍も綺麗だから」キリッ

座敷童「はんっ!!そんなおためごかしに掛かるものか!!」

男「もおぉぉぉぉ~~~拗ねないでよ童さんたら可愛いんだからぁぁぁぁ~~~~」スリスリスリ

座敷童「頬擦りやめい!!鬱陶しい!!」

男「童さん可愛いよ童さん」ペロペロ

座敷童「こ、こらぁ!!ぺろぺろも止めろ!!人が見とるじゃろうが!!」




同僚「あいつら仲いいなー・・・」

後輩「先輩、見てないで止めないと。男さん通報されちゃいますよ?」

>>151

男「童さん大変だ!!」

座敷童「なんじゃ騒々しい。儂は今くろすわーどぱずるを解くのに忙しいんじゃぞ?」

男「そんなことしてる場合じゃないよ!一大事だよ一大事!」

座敷童「じゃからなんじゃと言うておるに・・・」

男「いま妖怪大図鑑読んでて知ったんだけど、なんかこの世にはトイレを覗いてくる妖怪がいるらしいですよ!!」

座敷童「うむ。で?」

男「こいつはとても危険な妖怪ですよ!!護衛も兼ねて童さんの用足しに付き添わないと!!」

座敷童「・・・」

男「いやー困ったなぁ!!これから毎日迫り来る悪鬼から童さんを守護しないといけないなんて!!」チラッチラッ

座敷童「・・・妖怪が厠なぞ使うはずあるまいに、主の脳はあっぱらぱーか?」ハァ

男「なんだってー!?それじゃ被害をでっち上げて堂々と童さんのトイレに入る作戦は!?」

座敷童「そんなもの許可してたまるかえ」

男「ガッデム!!世の中なんてクソなんだ!!」

座敷童「糞は主の頭の中身じゃろうが、この下衆め」

いつもマイペースですみません。今日のところはこれで
>>146のお題を消化してなかったので、次はそこからいきたいと思います

童さんの一張羅の着物が飲物とかで汚れちゃったらどうなるんだろう(ゲス顔)

>>146


男「童すわぁーん!!愛してるよぉぉぉぉぉ!!」ギュムッ

座敷童「えぇい、暑苦しい!たまには自重せぬか!」

男「はっ!俺の愛を止められるものなら止めてみやがれ!」

座敷童「汚い、唾が飛ぶ、喋るでない!!たわけが!!」

男「でもさー、俺が黙ったら黙ったで童さん落ち着かなくなると思うよ?」

座敷童「それこそ愚問じゃな。主さえ黙れば儂から文句の出ようはずがないわ」

男「じゃあちょっと試しに素っ気ない態度取ってみるから、童さん見ててよ」

座敷童「ほう?やってみい」

男「うぃーす」

男「・・・」ツーン

座敷童「・・・」

男「・・・」ツンツツーン

座敷童「・・・」

男「・・・」ニヤリ

座敷童「・・・!?」

男「・・・」ニヤニヤ

座敷童「なっ何じゃそのニヤニヤ笑いは!?」

男「いえ別に何も?」

座敷童「まーた良からぬことを考えておるのじゃろ!!そうじゃろう!!」

男「童さんが黙っとけって言ったから黙ったまでですがな」

座敷童「ぐぬぅ・・・黙ってなお儂の気を乱すとは。主の方が妖怪じみておるわい」

男「ひでぇ言われ様だ。自分が神経質なだけなのに」

座敷童「主と暮らしたら誰でもそうなるわ!」

>>152

男「妖怪図鑑ながめてたら、たまにすげー怖いのがいるんだけど実在するの?」

座敷童「どれのことを言っておるんじゃ?」

男「例えばこの『七人ミサキ』とか、出くわしたら小便漏らす自信がある」

座敷童「儂も全て知っておる訳ではないが、由来のはっきりしておるものは実在する可能性が高いのぅ」

男「ってことは実際にいんのかよこれ!こえぇ超こえぇよ!」

座敷童「まぁ、伝承では四国辺りに出没するらしいからの。関東近辺までは来まいよ」

男「と、思うじゃん?でも最近だと、『渋谷七人ミサキ』って都市伝説もあるみたいで」

座敷童「概要は知らんが、要するにそれも話の伝わり方が変わっただけじゃろ?本質はなんも違っておらぬ」

男「いやもうそんなこと言ってもビビりの俺は夜外に出歩けませんよ。童さん助けて」

座敷童「何をぬかしよるか。主なら七人ミサキどころか、閻魔の前でも鼻水垂らしてのうのうとしておるわ」

男「それって俺のことそれだけ信用してるってこと?」

座敷童「そうじゃのう・・・お手やお座りを覚えた犬程度には信用しておるかの」

男「まさかのペット扱い。それなら俺は童さんに飼われてぇ」

座敷童「そういう言動が儂からの信頼を減じておると早う気付け」

今日はこの辺で。次は>>164から消化します

神棚とか男の家に祀ったら座敷童ちゃんと神棚の女神と男のハーレムになるの?

あーそれいいかもな。本妻ぶって余裕かましてる童さんが恋敵の登場に慌てふためくとか。
でもこれ以上キャラ増やすと自分のキャパオーバーしそうなんで、そのネタはおいおいに。

五月病辛いよー童さんに癒してもらわないと治らないよー(チラッチラッ

童さんって衣替えするのかな

>>164


男「童さん!!」ドカバンッ

座敷童「な、なんじゃ急に・・・騒がしいぞ」

男「お茶淹れたんですけど、飲みます!?」ギラギラ

座敷童「主が茶を・・・何ゆえそんなことを?」

男「たまには俺だって気を使うんですよ!!さぁ飲みなさい!!」

座敷童「・・・怪しいのぅ、鼻息荒いところが特に」

男「ぎっくー!!べ、別にお茶に何か仕込んだりしてませんよ!?本当に!!」

座敷童「・・・はぁ。つまり茶に何か入れたゆえ儂に飲めと?」

男「違うって!!違うかも!!確証はないけど!!」

座敷童「・・・なぜ主はそこまで嘘をつくのが下手なんじゃ」ハァ

ーーーー
ーーー
ーー


座敷童「・・・自分に正直になる薬?」

男「はい・・・出先の露店に売ってたんで買っちゃいました・・・」←童さんに殴られた

座敷童「呆れた男よのぅ!!そんな胡散臭い代物に五千円も出すとは!!」

男「だってぇ~・・・俺だって童さんのホンネ聞きたいんスよぉ・・・」

座敷童「ホンネならいつも言っておろうが。アホじゃバカじゃ腐れ脳じゃとな!」

男「それってアレでしょ?ツンデレ的な態度の現れでしょ?」

座敷童「ホンネじゃと言っておるに」

男「それが本当なら俺はパンツ脱いで童さんに見せつける!!」

座敷童「どういう感情の現れなんじゃ、それは・・・」

男「でもまぁ、薬の効能を信じてないなら俺の出したお茶も飲めるはずだよね?」

座敷童「また主は言葉巧みに・・・そんなことを言うて飲む訳なかろうが」

男「所詮パチもんの薬じゃないっすかー。飲んでも損はないですって、多分」

座敷童「主は基本的に信用ならんからのぅ。今言うた薬は虚言で、本当は別の危ない薬でも入れておるかもしれん」

男「俺ってそこまで信用ないの?媚薬とか盛るくらいなら丁重に襲うよ?」

座敷童「じゃからそれがいかんと何度言えば」

男「ちぇー、結局俺が淹れたお茶ムダになっちゃったなー」

座敷童「・・・はぁ。やれやれじゃな、そこまで儂のホンネが聞きたいかえ?」

男「え?まぁそりゃあ・・・」

座敷童「それなら聞かせてやっても良いが、主ががっかりするような結果になっても知らぬぞ?」

男「んー・・・まぁ薬なしでホンネが聞けるならそれはそれで」

座敷童「儂の主への感情は、例えて言うなら母御のそれのようなものじゃ」

男「はあ・・・?」

座敷童「主の幸せは常に案じておるが、それは色恋の沙汰なぞではない。断じてない」

座敷童「じゃから儂は、主と居る時も一定の距離は保とうとしておるじゃろ?」

男「けっこうイチャイチャしてると思いますけど」

座敷童「それは主が距離を詰めた時だけじゃ!儂からそのようなことをした覚えはない!」

男「つまり童さんは誘い受けなんですね分かりました。これからはもっと積極的に行こうと思います!」

座敷童「一つも理解しとらんっ!!結局貴様の曲解ではないかぁ!!」

男「よーし、これからは童さんの要望通り俺からもっと攻めまくるぞー!!
」フンスフンス

座敷童「いかん、頭痛がしてきおった・・・」ハァ

>>164終わり。

実際に薬飲むパターンも考えたけど、童さんなら男の淹れたお茶は警戒して飲まないだろうと思ったので

>>166

男「童さんって、着物姿で暑くないの?」

座敷童「別に着物を煩わしいと思うたことはないが」

男「でもさぁ、ただでさえ俺の地元より暑い地域だし、地球温暖化で昔より暑くなってきてるし」

座敷童「慣れじゃ、慣れ。伊達に主が産まれる前から和装をしとらんわ」

男「はぁー、すげぇなぁ。さすが童さんだ」

座敷童「ふふん、そうじゃろそうじゃろ」

男「そんな童さんにプレゼントがあります」

座敷童「・・・なに?」

男「ジャジャーン!カジュアルな子供服でござーい!」

座敷童「はぁ?何を買うてきたかと思えば・・・」

男「あれ、嬉しくないの?せっかく勇気出して子供服売り場に入ったのに」

座敷童「真面目に仕事をしよると思えば無駄遣い・・・主は浪費癖があるのではないか?」

男「そんな!!俺は童さんが喜ぶだろうと思うことを全力でやってるだけなのに!!」

座敷童「・・・まぁ、贈られたものを突っ返すほど野暮でもないがな。ありがとう」

男「じゃあこの服着てくれるんですか!!やったー!!」

座敷童「よほどの変態的衣装でなければな!!」

男「そんなはずないじゃないですかー。でもどうせ着てくれるなら今すぐ着てるとこ見たいな」

座敷童「それは別に構わぬが・・・」

男「じゃあ今すぐここで着替えましょう!!さぁ今着てる着物は脱いで俺に渡して!!」

座敷童「・・・」メシャッ

男「はぐっ!?」

座敷童「さて、着替えてくるかの」スタスタ

男「俺に目もくれず鉄拳だけ残すとは・・・あ、鼻血出た」

終わり。最近オチのマンネリ感が酷い

次回は>>168から

それと、どなたか往年の新ジャンルSSみたいに一緒に書いていただけないでしょうか
自分でもネタが尽きてきた感がありありと分かるので……

座敷童ちゃんと五月晴れ

(梅雨入りで髪が)かたくなってるぅ////

横浜開港

座敷童「のう、主よ」

男「んーなになに童さん」

座敷童「この頃暑くなったじゃろ?」

男「そだねー。今年は暑い日多いよね」

座敷童「うむ。でな、エアコンとか欲しくないのかとふと思ったのじゃ、夏ももうすぐじゃし」

男「確かに、今までは俺だけだったから何とかなったけど、今は童さんが昼間とか居るものね」

座敷童「うむ。それで、居候の儂が言うのもあれなのじゃが、もし出来たらエアコンを付けてはどうじゃろうか」

男「んーどうしようかなぁ。童さんの誠意を見せて欲しいかなあ」

座敷童「お願いお兄ちゃん、エアコンつ・け・て♪」上目遣い付き

男「はい喜んで!」勢いよく抱きつく

座敷童「ちょろいが暑い! やめい!」


200です。こんな感じに書くだけどよろしいでしょうか?

一人の時の座敷童

座敷童「さて、主も出掛けたし洗濯でもするか」

洗濯機回してる間に食器洗い

座敷童「やはり儂が居ないと主はダメダメじゃな。次は…おう、そうじゃった掃除じゃ掃除」

掃除中にタンスの裏に何かあるのに気づく

座敷童「ん? 何か奥に…む、これはDVDかや」

座敷童「主め、儂が以前に洗いざらい一掃したのに懲りずに集めておったか。まあ主も男じゃ、ちとやり過ぎたかもしれんの」

座敷童「さて…どうするかの…」

座敷童「………隠し方が悪いんじゃ、見つけた方は悪くない! 主のために確認するだけじゃ。そう儂は主のために確認するのじゃ!」

座敷童「そうと決まったらさっさと色々終わらなくてはな」

掃除洗濯もろもろ終了

座敷童「さ、さて、すべて終わった。今の時間じゃと男は帰ってこない」

座敷童「よ、よし。主のため、主のために確認するだけじゃ。儂はこんなパッケージがないコピーDVDに興味はないぞ」

座敷童「よし、上手く再生出来たのじゃ」

座敷童「しかし、いくら時代が変わろうと男の性欲というのは変わらないのじゃなぁ」

エッチシーン
座敷童「あれ、これ無修正? あわわわあんなところが丸見えではないか////み、見てられんわ!」
そう言いつつ全部見ました

座敷童「………あんなに激しくして……は、ハレンチじゃ、しかも見た目が幼いではないか!」

座敷童「あれ? そういえばあの女子、儂に似とる気が…いやいや気のせいじゃろ気のせい……でも以前に儂が好みって……あーもう! やめじゃやめじゃ!気にしたら主の思う壺じゃ。さっさと戻してしまうのじゃ!」

座敷童「あー何であんなのを見てしまったのじゃーあーあーあー」

男「たっだいまー」

座敷童「お前のせいじゃああああああああ」殴る

男「帰ってきたばっかなのに俺は何を…した…ん…だ」バタン

座敷童「儂はもう寝る! ふん!」


しばらく座敷童は男を話すことも見ることも出来ませんでした。
因みにあのDVD、友から貰ったのですが、タンスの裏に落ち、存在をすっかり忘れてまだ見てなかったり

男「そうそう、今日エアコン来るからよろしく」

座敷童「エアコン来るのか!」

男「この前買ったんだよ。童さんからあんなお願いされたら断れないよ。もう一回みたいなあ」チラ

座敷童「もうせぬわ」

男「けちー」

座敷童「ほれほれ。もう出ないと遅刻じゃぞ」

男「いってらっしゃいのキスはー?」

座敷童「やらんわ!」キック

男「痛い…いってきます…」

座敷童「いってらっしゃい」フリフリ

男「! 愛してるよ!」タタタ

座敷童「あう///」

座敷童「主め、最後に変なこと言いおって。恥ずかしいったらありゃしない」まだ顔赤い

座敷童「さて、業者が来るからさっさとやることやらんと行けないの」パタパタ

暫くして、
チャイム「ピンポーン、凸凹電気の者です。エアコン設置に参りましたー」

座敷童「はーい」ガチャ

業者「こんにちは。お父さんかあ母さんはいるかな?」

座敷童「(しもうた、この姿じゃ娘にしか見られんかった)。お姉ちゃんが居るから呼んでくるね!」タタタ

業者(今どき珍しく着物かー。良い趣味してる父親だな)

別室
座敷童「さて、どうしたものかの。術で姿は変えられるが服をどうするか。この服のままじゃと不審に思うじゃろうし…そう言えば前に主が何か服を買ったとか言ってたの」クローゼットオープン

座敷童「」
中はコスプレだらけでした
座敷童「帰ったらコロス」

座敷童「とは言っても、今この中で選ばんと業者の人が困るじゃろうし…困った…」

座敷童「ん? これは制服か。コスプレっぽくない材質じゃな。致し方ない、これでいくしかないの」

変化して着用
座敷「うむ。こんな感じじゃな。さて行こう」パタパタ

座敷「待たせたのじゃ」

業者「いえいえ。大丈夫ですよー」(ババァ言葉だと!?ここの父親は凄すぎる!)

座敷「では宜しく頼むのじゃ!」

業者「はい!」

作業後
業者「以上で取り付け終了となります。ここにサインをお願いします」

座敷「儂の名前かや?それとも主の名前かや?」

業者「ご本人様のお名前でお願いします」(一人称が儂!?そして父親を主!?なんという英才教育!)

座敷(うーむ。名前なんぞ持ってないゆえ、どうしたものか。まあ何でも良いか)サラサラ

業者「ありがとうございます。何か有りましたら、遠慮なくお電話頂けれお伺いしますので宜しくお願いします」

座敷「今日はありがとうございました」

業者「は、はい! それでは失礼します!」バタン


業者「しかし綺麗なお嬢さんだったなあ。今どき居るんだなあ。そう言えば名前なんて言うんだろう」書類見る

業者「まじかよ。父親ここまで教育してるかよ」

達筆過ぎて読めませんでした。


はよ>>1書いてたもれ

ごめんね近々書くよGJ

>>219
本人居たのかよw
楽しみに待ってます!

男「ゲームを買ってきました」

座敷童「急にどうしたのじゃ?」

男「一緒にゲームやりたいなあと思ってさ」

座敷童「ほうそうかそうか。ではやろうかの」

男「童さんと初の共同作業きたーーーー!」

座敷童「なにふざけたことを言っておる。ただゲームするだけじゃ!」

座敷童「主よ。まさかその為だけに買ってきたんじゃおるまいな?」

男「そんなことないよ!いつも童さんに家のこともろもろやってもらってるから息抜きしてもらいたいと思ったからさ」

座敷童「そんな気にせんで良いのに…ありがとう主(小声)」

座敷童「それでどんなゲームを買ってきたんじゃ?」

男「某カートゲームです!一人でも二人でも出来るでしょ!」

座敷童「れーすげーむか。見たことあるの」

男「まじですか」

座敷童「以前住みついた家の子供がやっていたのを見ていたのじゃ」

男「そかそかーそれは良かった。まずは操作覚えるのを兼ねて二人対戦でやってみよう!」

座敷童(わくわく)

対戦後

男「…まじで初めて?」

座敷童「そうじゃぞ。意外に簡単じゃな」

男「なぜ初見でサンドリもろもろが出来てるんだよ!」

座敷童「見てた子供たちのを見ておったからの。自然とな?」

男「普通さ、こういう機械操作苦手でダメダメっていうのが定石でしょ!?なに華麗に操作してるのさ!」

座敷童「今どきの妖怪は、ぱそこん等の電子機器出来て当然じゃ。来た頃にぱそこん弄っておったの覚えてないのか?」

男「あ、俺
の画像うううううう」

座敷童「ありゃ、思い出して凹んでしもうた。仕方ない、いんたーねっと対戦とやらで復活するまで待つかの」


これが後の伝説のプレーヤーzashiki_warashiの誕生である

男「童さんの制服姿が見たい!」

座敷童(黙って殴る)

男「なんで急に殴るのさ!いつもなら『見せるか!馬鹿者』とか言うはずなのに」

座敷童「あのクローゼットに本物の制服があったんじゃが?まさか犯罪に手を出すほどだとは思わんかった」

男 「え、あれは妹の制服だよ。背が伸びたらしくていらない言うから貰ったんだよ。さあ着て俺に見せてください!」

座敷童「もう絶対着ないわ!そこに寝ておれ!」バタン

男「あれ、もう着ない…一回着たってことか!なんてことだ、見れるチャンスだったのに。何時だ何時着たんだ…むむむ」

暫く考えてましたが次第に着たときの座敷童の妄想になってました

>>168

座敷童「主は実家へ顔を出したりしておるのか?」

男「そういや山本さん家の葬式以来帰ってねぇなぁ。仕事忙しかったし」

座敷童「たまには帰ってやった方が良いのではないか?そろそろ世間では母の日じゃぞ」

男「また日本人に馴染みの薄い行事を良くご存知ですね」

座敷童「馴染みがないのは主に孝行心がないからじゃろ!それに、孝行したい時には親はなしというぞ?」

男「んー。じゃあまぁ次の週末にでも久しぶりに帰郷しますかね」

座敷童「そうせい、そうせい。親御というのは幾つになっても我が子のことを案じるものじゃからのぅ」

男「そうだ!童さん連れてって嫁として紹介しなくちゃ!もちろんついてきてくれますよね?」

座敷童「なんで親御を心配さすなと話した直後に、親御を不安にさせるような提案をするんじゃ!!」

男「うちの親もそろそろ歳だし、孫の顔が見たいってうるさいんだよ」

座敷童「どう贔屓目に見ても儂が孫じゃろ、見た目からして」

男「いーや嫁です、誰がなんと言おうとも!!」

座敷童「そんな紹介すれば親が卒倒するわ!!」

>>169

男「今日は五月七日、粉の日らしいですぜ童さん」

座敷童「ふむ。それで?」

男「相変わらず連れないことで。いやね、粉の日にちなんでハッピーターン買ってきましてん」

座敷童「ハッピーターンとは何じゃ?」

男「煎餅菓子の一種なんだけど、味付けに使われてる粉がヤバいうまい止まらないんです」

座敷童「ヤバいのは主の語彙力ではないのか」

男「はははボキャブラリーの神と呼ばれた俺に何をおっしゃるやら。っていうか話進めてもいい?」

座敷童「話の腰を折っておるのは主の方じゃろが。まぁよい、続けよ」

男「まぁ、一緒にハッピーターン食べません?ってだけなんだけど」

座敷童「なら最初からそう言わぬか!回りくどい・・・」

男「ははは、じゃあお茶淹れてきますね~」

*****

男「どうすか童さん」

座敷童「まぁ確かに美味いが。それより先刻から主が儂の顔を見よる方が気になる」ポリポリ

男「童さんの頬に粉がついたらすかさず舐め取ろうと待機してます」

座敷童「そんなことじゃろうと思ったわ!この変態鬼畜めが!」

男「でも童さん食べ方綺麗だから手も頬も汚さねぇでやんの」

座敷童「当たり前じゃ。主の思い通りになぞしてたまるかえ」

男「しょうがないから童さんの全身をペロペロしよう。しょうがないから」

座敷童「・・・」ドロンッ

男「あれ!?童さん消えた!!童さんどこ!?」

男「うぉぉぉぉぉぉ!!無言で居なくなられるのが一番キツいのにぃぃぃぃぃぃ!!」

座敷童(調子に乗っておるからじゃ、阿呆!)

>>182

座敷童「あぅっ・・・」

男「どうしました童さん!?」

座敷童「水をこぼしてしもうた・・・迂闊じゃった」

男「あらまぁ。だから食器くらい俺が洗うよって言ったのに」

座敷童「そんなこと一言も言っておらんじゃろ!バレバレの見栄を張るでない!」

男「でも童さん、確かそれしか着物持ってないんじゃ?」

座敷童「む・・・まぁ致し方あるまい。乾くまで待つだけのことよ」

男「それじゃあ童さん風邪ひいちゃうって!早く着替えないと!」

座敷童「どうせ主のことじゃ、またセクハラじみた召し物を着せるつもりじゃろ?」

男「何が似合うかなぁ・・・メイド服、いや白スク水・・・うーん悩む」

座敷童「キサマ、もはや儂の言葉すら聞いておらぬではないかっ!!」

男「いっそ全裸で過ごしてもらって裸で温めあうか!うん、そうしよう!」

座敷童(こやつ・・・陰嚢蹴り潰してやろうか)

>>187

男「はぁ・・・」

座敷童「どうした、珍しく溜め息なんぞつきおって。気色悪い」

男「いやなんか最近肩が重くて・・・今まで肩凝りとは無縁だったんだけどなぁ」

座敷童「ふむ・・・それはなんぞ憑き物でも憑いておるのかもしれんのぅ」

男「え!童さんそういうのも分かるの!?」

座敷童「まぁ可能性としてな。霊は妖怪と違って目には見えぬことが多いゆえ、交信してみねば分からんが」

座敷童「ここ最近、なんぞ曰く付きの場所にでもいったりしておらぬか?」

男「そーいや営業先のビルがヤバい物件だって噂に聞いたような・・・」

男「うおぉぉぉ超怖ぇーんですけどぉ!!童さん助けてお願い!!」ヒーン

座敷童(・・・まぁ、たまにはこやつに恩を売っておくのも悪くはないか)

座敷童「いいじゃろ、特別に儂が見てやろう」

男「へへぇー、ありがとうごぜぇますぅ~」ヘコヘコ

*****

座敷童「ふむ・・・ふむ・・・」

男「どうなんですか、童さん。やっぱり何か憑いてた?」ハラハラ

座敷童「そうじゃのぅ・・・悪いものではなかったが、やはり憑き物のおかげだったようじゃの」

男「ひえぇ~!お、お助けぇ~!」

座敷童「悪いものではないと言っておるじゃろ!分かりやすく狼狽えおってからに、落ち着かぬか!」

座敷童「主に憑いておったのは、営業先のビルの土地に居着いておった氏神様じゃ!」

男「・・・へ?」

座敷童「主から馬鹿陽気な気を感じたゆえ、ついつい背中に乗って着いてきてしもうたのじゃと」

男「じゃあ、肩の重さは霊じゃなかった・・・?」

座敷童「そうじゃぞ。だいたい、本当に悪霊が憑いておったら、肩凝り程度で済むはずないじゃろが!」

男「それはご尤もで・・・あー良かったぁ」

座敷童「氏神様には丁重にお帰りいただいたから、もう肩の凝りに悩まされることはないはずじゃ」

男「マジだ、もう肩軽くなってる!すげー、うちの童さんすげー!!」

座敷童「『うちの』と言うな、『うちの』と」

男「でも悪いもんじゃなかったならちょっと惜しかったかなぁ」

座敷童「何故じゃ?」

男「童さんと氏神様でハーレムルート構築できるからに決まってるじゃないですか」

座敷童「また爛れた発想をしおって・・・氏神様がおなごとは限らんじゃろ」

男「そこはほら、見えないことをいいことに妄想ぢからで補完すれば」

座敷童「罰当たりな奴じゃのぅ・・・せっかく氏神様も主を誉めておったというに」

男「え?なんて言ってたの?」

座敷童「あっ・・・な、何でもない!何も言うておらんぞ!」

男「なぜ隠す。怪し過ぎるぜ童さん」

座敷童「くっ・・・な、何でもないと言うておろうがーっ!!」ドロンッ

男「あーっ!また消えたー!それ卑怯だって童さーん!」

.


童(・・・)

童(・・・『主と儂が楽しそうに生活しておるのが羨ましかった』)

童(そう言うておったなぞ、口が裂けても言えぬじゃろうが・・・)


.

>>189

男「五月病辛いよー童さんに癒してもらわないと治らないよー」チラッチラッ

座敷童「もう五月も終わるじゃろ・・・いつまで新卒気分でいるつもりじゃ入社四年目の中堅社員めが」

男「俺の現状の詳しい説明ありがとうございます」

座敷童「そもそも主はそういった精神不安なんぞとは無縁じゃろが。何を弱々しいふりをしておるのやら」

男「いやいや、こう見えて俺って枕が変わっても寝れなくなるほどナイーヴなのよ?」

座敷童「枕なんぞ蹴飛ばして高いびきかいとるくせに何を・・・」

男「まぁけどこのストレス社会でのびのびと生きてられるってのもなかなか得難いよね」

座敷童「主は少々のびのびし過ぎじゃ。手足一本ずつ縛って生活するくらいのストレスを一度は抱えてみぃ」

男「えぇ・・・俺の手足を縛りたい?童さんそういう趣味あったの?引くわー」

座敷童「難聴が過ぎておるぞ!?」

>>190

男「童さんって衣替えしないの?」

座敷童「せぬ!」

男「おぉう、なぜ力強く断言を・・・」

座敷童「主がなんぞ卑猥な召し物を着せようとするのが目に見えたからの」

男「人聞きの悪いこと言わないで!アンミラコスはれっきとした制服なんですよ!」

座敷童「やはり衣替えに乗じてよからぬことを企んでおったではないか!」

男「謝れ、アンナミラーズの店員に誠心誠意謝れ」

座敷童「主こそ産まれてきたことを儂と両親と地に住まう全てに向けて謝るがよい」

男「えぇ・・・お、俺ってそんなに罪深いの・・・?」

座敷童「三度生まれ代わっても償いきれぬ程度には」

男「それって重罪じゃないですかヤダー!!」

>>202

男「おおー、童さん見て、外めっちゃ晴れてる」

座敷童「ほぅ、そうじゃの。よう晴れておるわ」

男「ぼちぼち梅雨入りだから貴重な晴れ間かもなぁ。今日は徹底的に掃除してみるか」

座敷童「そうせい、そうせい。なんなら儂も手伝ってやってもよいぞ?」

男「じゃあ童さんは高いとこの埃をハタキで落としてください」

座敷童「なぜそうなる。主の方が背が高いのじゃ、主がハタキを持つのが通りではないか」

男「あははそれはね・・・こうするためさ!!」グィッ

座敷童「ふにゅ!?」

男「こうして俺が童さんを持ち上げてやれば、掃除中でもイチャイチャできるって寸法さ!」

座敷童「な、何をしておる!離せ、離さぬかー!!」ジタバタ

男「ふははは、軽い軽い。その程度で逃げられると思うなよー!」

逆肩車を知っておりますでしょうか
通常は後頭部を足の間に来ますが逆肩車は後頭部ではなく顔がきます

>>204

座敷童「・・・」ガシガシ

男「どったの、童たん」

座敷童「ん・・・髪の毛が湿気って固くなっとるだけじゃ。あと次に儂の名の後に『たん』をつけたら殺す」

男「童さんは怖いなぁ。まぁ髪の毛のことは毛髪量多いから仕方ないよね」

座敷童「おかげで櫛も通りゃせん。全く梅雨は嫌なものじゃのぅ」

男「前髪パッツンのおかっぱだから、それ以上切る訳にもいかないしね」

座敷童「ほんにのぅ。いっそ坊主にでも出来たら楽じゃろうに」ハァ

男「いっそ尼さんにでもなって頭丸めてみる?」

座敷童「なぜ主の提案は悉く極端なんじゃ・・・」

男「大丈夫、俺はどんな童さんでも愛せるから!」

男「それともウィッグつけて盛る?盛っちゃう?昇天ペガサスMIX盛り?」

座敷童「そんなものをするのは、頭に悪いか頭が悪いかのどちらかじゃ」

男「おっ、童さんがなんか上手いこと言ってるゥ~。フゥッフー!」ヒューヒュー

座敷童「う、鬱陶しっ・・・儂の頑固な髪より鬱陶しいぞ、主は」

>>205

男「なんか横浜港で今日お祭りがあるんですってよ」

座敷童「む?」

男「童さん一緒に行かね?花火とかもあるんだって」

座敷童「ほー・・・じゃがあまり気乗りはせぬのぅ」

男「えーなんでー?たまにはお出かけしようぜー」

座敷童「座敷童の性質上、人混みは好かんのじゃ。許せ」

男「ほーん・・・さすが由緒正しい引きこもり妖怪ですね」

座敷童「誰が引きこもりじゃ。主こそ、なぜ急に祭りに行こうなどと誘うたのじゃ?」

男「なんでって、そりゃ初夏の祭りなんてロマンチックじゃないですか」

座敷童「主ごときがロマンチックを語ろうなぞ片腹痛いわ。百年待って出直してきやれ」

男「百年待ったら一緒にお祭り行ってくれるんですね!やったー長生きしよマジでっ!」

座敷童「無駄に前向きじゃな主は!?」

>>244

男「童さん、逆肩車って知ってる?」

男「こう、普通の肩車と違って、顔面が童さんの股間部分に来るように背負うんだけど」

男「端的に言うとはいてない属性の童さんと逆肩車したいんですよ俺は」

座敷童「・・・」

男「童さん?おーい、返事してー」

座敷童「静かにせい。今儂は主の骨をどこからどうやってへし折ってゆくか考えておるのじゃ」

男「すごい怖いこと考えてた!止めて俺まだ死にたくない」

座敷童「ではその不埒な思考を改めるかえ?」

男「それは無理だな」キッパリ

座敷童「そうかえ、肋が良いか。ならば一思いに五本ほど折ってやろう」

男「うひぃ冗談ですぅ止めてとめて死んじゃうから!!」

座敷童「ごめんなさいは?」

男「はいてない童さんに失礼してごめんなさい」ペコリ

座敷童「なるほど、思いきって頭蓋骨に穴を空けたいと?お洒落じゃのう主は。きっと今年のトレンドになるわい」

男「冗談が過ぎましたマジごめんなさい今後同じことは絶対言いません言わせません」

座敷童「うむ。分かれば良い」

抜け落ちてなければここまででお題全部消化しきったはず……
俺だけじゃなくみんなで童さん書いて愛でようぜ!

それと余談ですが、自分は>>3辺りからスレ乗っ取って書いてる只の暇人なので、正確には>>1さんとは別人です。
悪しからず。

個人的にはいろんな人が書くいろんな童さんが見たいんだよぉ……

あとお題もぼちぼち募集中です

おつおつ

お弁当忘れて仕方なく届けに行く童さん

おつ

童さん書いて愛でたいけど砂糖の分量に歯止めが効かなくなりそう

>>254
激甘大歓迎

男「おはよう!童さん」キラ

座敷堂「」

男「あれ?どうしたの童さん。まさか熱でもあるの!?」オデコピタ

座敷童「や、やめい!わしは正常じゃ!」

男「よかった…もしものことがあったら俺は嫌だからね。あ、朝ごはん出来てるから早く食べよう」キラ

座敷童「お主は一体誰じゃ…本当に主なのか?」

男「何言ってるのさ! 何処をどう見ても正真正銘の男さ!」キラキラ

座敷童「いつもの主じゃない!」

朝ごはん食べながら
座敷童「あ、主よ、昨日何か変なことに巻き込まれたりしておらぬか?」ア,オイシイ

男「うーん。昨日かー特に何も…あ、友から薬を貰ったよ」キラキラ

座敷童「薬じゃと!?」

男「そうそう、何でも女の子をメロメロにする薬らしくてね。ついゴクっと」

座敷童「何バカなことをやっとるんじゃああああああ」テーブルバンッ

男「うわぁ。ご、ごめんよ童さん…童さんにいつも嫌われてばっかだからさ…やっぱり俺、童さんが好きだから。童さんに俺を好きになってほしくて…」シュン

座敷童(男がシュンとしとるだと…かわ…いやこれは違う!)

座敷童「いつわしが主のことを嫌いだと言った?」

男「だって俺の愛を受け取ってくれないじゃないか!」キラキラポロポロ

座敷童(ま、眩しい)

座敷童「あんな愛情表現受け取れるか!」

座敷童「そもそもずっとここに居ること事態で察せ主よ」カァ

男「それって…俺のことが好きなの!?」キラキラキラキラ

座敷童「言葉にするな!」アカクナッタ

男「あー良かったぁ。嫌いじゃ…な…くて…」バタン

座敷童「あ、主!どうした主!…あ、寝ておる…良かった…」

座敷童「一体急に寝てしまってどうしたのじゃ。急にキラキラするし」

空き瓶から飲み薬発見
座敷童「何々、この薬はキラキラすることで意中も女性を射止めちゃえ♪相手から満足いく言葉を貰ったら成功!でも気をつけて、1日分の元気をキラキラに回すから寝ちゃうかも」

座敷童「なるほど、そのせいで寝たのか…良かった。しかしどこの製薬会社じゃ…」

河童製薬

座敷童「イツカツブス」

暫くして
男「んー。あ、おはよう童さん」

座敷童「気分はどうじゃ主よ」

男「なんか心がほんわかする。なんでだろう?」

座敷童「さ、さあ何でじゃろうな」

男「うーんわからん。あ、今日の朝ごはんは?」

座敷童「へ?さっき食べたじゃろうが」

男「え?今起きたばっかなのに食べたわけないじゃん!」

座敷童「んな…主よ、記憶がないのか」

男「記憶?まあそんなことより童さん愛してるよ!」

座敷童「さっきのはずかしめはなんだったんじゃああああ」バンバン

男は座敷童の赤い顔は暫く見れそうに
ありませんでした

>>254だけど、激甘大歓迎とのことなので投下してみます
童さんや男さんのキャラが違ってたらごめんなさい

座敷童「主、主や」

男「……………………」

座敷童「なんじゃ、ついに死んだか?」

男「Zzz……………………」

座敷童「扇風機をかけたまま寝ておるのか。つまらぬ」

座敷童「…………確実に風邪をひくやつじゃな」

座敷童「まあ、いつもの行動への天罰と思うがよい」

座敷童「………………」

座敷童「……しかし、こやつが病にかかると色々面倒でもある。年がら年中ある種の病にかかってると言っても過言ではないがな」

座敷童「どれ、布団くらいはかけてやるかの」バサッ

座敷童「まったく、呑気なやつじゃ……」


座敷童「……待て、扇風機をかけるということは暑いということじゃな?つまりこれはお節介という……」

座敷童「ダメじゃ!このまま汗をかかれても風邪を引く。早う片付けねば」

座敷童「本当に世話の焼ける主じゃな。こんな親切な妖怪もおらぬぞ」セッセ

座敷童「…………いや、やはりこの状態で寝ると風邪を引くな。布団はあった方がよいの」バサッ

座敷童「でも暑そうじゃな……。むー」

座敷童「百聞は一見に如かずとは誰が言ったか。儂も入ってみればわかるはず」

座敷童「うげっ、こやつの横に入らねばならぬのか……。まあ確かめたらすぐ抜け出してやるわ!」ガサゴソ


座敷童「…………………………ふむ、よくわかったぞ。そこまで暑くはない」

座敷童「が、欲を言えば足だけは出しておきたいのう」

座敷童「────────あまりこの姿にはなりたくないのじゃが……」



座敷童「!!!これじゃ、これが儂の求めたもの!」

座敷童「腹だけ暖められて顔と足だけ冷やされるのはこう、なぜか眠くなってくるものじゃな」

座敷童「ま、まずいぞ……。このままでは寝てしまう……」

座敷童「こやつの隣で寝るなど御免じゃ、早うここを抜け出さね……ば…………」

座敷童「……Zzz…………」

──────
────
──


男「………………えっ」



男「えっ?」


男「童さん!!!!!!!布団に潜り込むとか愛おしすぎてもうペロペロしちゃう!!!!!」

座敷童「なんじゃ騒々し……って!主はなぜ儂の隣で寝てるのじゃ!?」

男「いやいや、それこっちの台詞。なんか知らないうちに布団被ってるし」

座敷童「…………あ。……あああああああああああ」


男「童さんが気を遣って掛けてくれたの?」

座敷童「知らん知らん知らん!知ったことか!主なぞ風邪でもこじらせて寝込んでしまえ!!」

男「出ました!寝起き早々に棘だらけの言葉!」

座敷童「なぜ喜ぶ!?」

男「喜ばない手はない」

座敷童「ええい知らんわ!儂は何もしておらぬからな!」

男「またまたー、ツンデレなんだからっ」

座敷童「違うわ!とにかくこんな布団はもう御免じゃ!」ガバッ

男「ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおお童さん大人っぽいと思ったらJK姿じゃないですかやったー!!!」

座敷童「なっ……!?しまった、忘れておった。あ、あまりジロジロ見るでない!」

男「それは無理ですよ。レアだもん、激レア。よーく拝ませていただきます」

座敷童「…………」ドロンッ

男「あーまたそうやってすぐ消えるー!」






座敷童(まったく、迂闊に昼寝も涼むこともできんわい……)

投下終了

とりあえず微糖のつもりですけど、こんな感じで大丈夫なら不定期で書かせていただきます

いいねぇみんなGJだぜ!

>>252

男「いってきマサチューセッチュ」

座敷童「言えとらんぞ、はよいけ愚鈍」

男「最近特に口悪いなぁ……でも愛してるぜ童さん」

座敷童「うるさいわい」

男「じゃーねー、留守番頼んだよー」

座敷童「ふぅ・・・やれやれ、やっと静かになったわい」

座敷童「茶でも淹れてのんびりするかの・・・」

座敷童「・・・ん?」

座敷童「あやつ、弁当忘れとる」

座敷童「今なら追いかければ追いつくか・・・おーい!」

座敷童「・・・思いの外足早いの。やむを得ん、持っていってやるか」

座敷童「全く、なにゆえ儂がこんな苦労せねばならんのじゃ」プンプン

*****

男「ぬわああああああああ!!!!」

同僚「ど、どうした男。ついに気でも違ったか?」

男「不覚にも家に弁当忘れてきたあああああああ!!!!」

同僚「なんだそんなことか・・・コンビニで何か買えよ」

男「お前は全っ然分かっとらん!!せっかくの童さん手作り弁当なんだぞ!!それを忘れるなんて・・・くぅっ!!!」

同僚「あーはいはい、いつものオノロケな。心配して損した」

男「実際問題として、わざわざ作ってくれた弁当を忘れたりしたら、童さんが拗ねてしばらく何も作ってくれなくなる可能性が高い」

同僚「そうは言っても昼抜きで外回りは厳しいだろ。金ねーなら貸すぞ?」

男「そうすっかなァ・・・」

女同僚「男さーん」

男「あい?なんすか?」

女同僚「なんか受付の方に、男さんのお姉さんが来てるみたいですよ」

男「・・・お姉さん?」

女同僚「男さんがお弁当忘れたから届けに来たって。上がってくださいって言ったんだけど、ここで渡すから呼んでくれって・・・」

男「・・・あぁ、はい。今行きます」

女同僚「あんまり待たせないであげてくださいね。外暑いですから」

同僚「良かったな、男。気の効いた姉さんがいてくれて助かったじゃんか」

男「・・・俺にいつから姉ちゃんなんて出来たんだろ?」

同僚「・・・は?」

男「ワタクシ産まれてこのかたずっと一人っ子だったんですが」

同僚「え・・・」

男「そもそも弁当持って来てくれるような姉ちゃんがいたら、童さんとの二人暮らしなんか成立しねーって」

同僚「・・・ってことは、まさか?」

男「・・・玄関まで行ってみよう」

*****

受付嬢「まぁ、そうなんですの?」

座敷童「はい、もう本当に男ったら甘ったれで困っていて・・・」

男「童さ・・・おっと、姉さーん!!」

座敷童「あら、男。ようやっと来ましたわね」

同僚(うおスゲェ!八頭身着物美女だ!)

座敷童「はいこれ、お弁当。次から忘れても持って来ませんわよ?」

男「は、はぁ・・・ごめんありがとう」

座敷童「本当におっちょこちょいでダメな弟ねぇ、あなたは。いつになったら私の手を煩わせないようになるのかしら」

男「なんですかその設定」ボソッ

座敷童「喧しい。主の肉親なぞ死んでもごめんじゃが、この姿の方がいろいろと都合がよかろうが」ボソッ

受付嬢「仲の良いご姉弟ですねぇ」クスクス

座敷童「そうですか?うふふ・・・」

男(童さんの顔で老成口調じゃないとスゴい違和感あるなぁ・・・)

~そして帰宅後~

男「そういえば変化の術とか使えたんでしたね童さんって」

座敷童「なんじゃ、ただいまも言わんで」

男「今日の件が意外だっだんで」

座敷童「まぁの。化けた上で主より年下である必要性はないと気づいたからの」

男「同僚も誉めてたよ、すごく美人だったって」

座敷童「良かろう、もっと誉めるがよい」

男「童さんチョーかわいい!童さんマジ天使!童さんマジ八頭身!」

座敷童「何故じゃろう、主に言われると腹が立ってきよる」

男「それは愛憎って奴じゃないですかね」

座敷童「主に愛と名のつく感情を抱いた試しはないわ」

【おにぎりの日】


男「あれ、童さん何してるの?」

座敷童「む、起きたか主よ。見ての通り握り飯を握っておる」

男「……なんでまた?」

座敷童「面倒な奴じゃな、作りたいからという理由では納得せぬか?」

男「まあ童さんの握ったおにぎり食えるならなんでもいいや」

座敷童「は?」

男「え?」

座敷童「誰が主のために握っておるなど言った!」

男「それしか考えられないからなー」

座敷童「主、妄想も大概にしておれよ」

男「そこまでぶっ飛んだ妄想はしてないけどなぁ」

座敷童「ほう、では主が考えておることをすべて言うてみい」

男「起きたら童さんがキッチンでおにぎり作ってるだろ?しかもエプロン付けちゃって黙々と俺のために握ってくれてる!あーもうすごいなー新妻だなぁ!!」

座敷童「…………」ゲシッ

男「おうっ!?」

座敷童「ぶっ飛んだ妄想じゃな、握りを握っていることしか当たっとらんぞ」

男「ちなみに具は何なのでしょうか」

座敷童「主が食べるわけではない故、知る必要もなかろうに」


座敷童「……まあよい。梅じゃ、梅」

男「えー、俺ツナマヨがよかったー」

座敷童「喧しいわ!こんびにとやらで買っておれ!」

男「それ童さんの手作りじゃないからなー」

座敷童「当たり前じゃ……」

座敷童「そもそも主はわかっておらぬ!日本男児たるもの握りの具は梅と相場が決まっておるじゃろ」

男「わかってない、ツナマヨこそ至高!」

座敷童「ええい、わかっとらん!主にはこの美味さがわからぬのか!?」

男「だって食べてないもん」

座敷童「そうか、ならばこの握りをもってしてわからせてやるわ!」

男「やったぜ!いただきまーす」

座敷童「ああ食え食え、梅漬けになるがよい!」


────────

────

──

座敷童「どうじゃ、梅は美味じゃろ?」

男「あー美味い。もう最高」

座敷童「そうじゃろ?わかればよい。それでこそ日本男児じゃな」

男「童さんこれ昼飯ってことで会社に持ってっていい?」

座敷童「ふふ、すっかり虜になりよって。持っていく数だけ残すのじゃぞ?」

男「追加発注という形を取らせていただきたく」

座敷童「人をこき使うでない!」

男「これはダメかー」




座敷童「……………………しかし、何か忘れておるような……」

おにぎりの日らしいからそれのネタを考えてたら新妻童という辺境地に達した。反省はしていない

【三文字足らずと一文字足らず】


男「童さーん!あーそーぼ!」

座敷童「子供か主は・・・良い年して大人げない」

男「いいじゃん、たまの休日なんだし構ってくれても」

座敷童「どっちが年上じゃか分からんのぅ・・・まぁ生年からすれば儂が年上なんじゃが」

男「わーいババァ最高ー」

座敷童「五月蝿い死ね!・・・それで?主は何をして遊びたいと申す?
    またマリカでボッッッコボコにして欲しいのかえ?ん?」

男「始めてひと月で対人レート10000越えたモンスターと戦う気力はござらん」

座敷童「では何をすると言うのじゃ。言っておくが、儂のやったことないゲームは却下じゃぞ?」

男「そうだなぁ・・・たまには童心に帰って、背中に書いた文字を当てるゲームとか!」

座敷童「ふむ・・・金銭も電気も使わぬ昔遊びか。まぁたまには良かろう」

男「これで合法的に童さんの体に触り放題だぜグヘヘヘ・・・」

座敷童「・・・背中以外に触ったら主の毛穴という毛穴に焼けた鉄を流し込む」

男「どこの時代の拷問ですか恐ろしい・・・」ガクブル

座敷童「それが嫌なら不埒な行動は慎むことじゃな」

男「はーい・・・」ショボーン

座敷童「ならば最初は儂からじゃ。ほれ、背中を向けい」

男「なんだかんだ言ってヤル気なんだからなーもう」クルッ

座敷童「では行くぞー」グニグニ

男(一文字目は・・・『し』か)

座敷童「・・・」グニグニ

男(二文字目・・・『ね』、か?)

座敷童「・・・」ピタ

男「ひ、ひでぇ!こんな無邪気な遊びの中に俺への殺意を忍ばせるなんて!」

座敷童「ん?何のことじゃ?」

男「だって童さん今背中に『しね』って・・・」

座敷童「引っ掛かりおったなたわけが!儂は『シネラリア』と書くつもりだっただけじゃ!」

男「な、なんだってー!?」

座敷童「回答権は一回しか認めんからの!これで儂の一歩リードじゃ!」

男「何という引っかけ・・・『ね』の後の意味ありげなストップとか絶対騙されるって」

座敷童「頭脳プレーと呼べ、頭脳プレーと」

男「じゃあ次からはそういうの止めるために、四文字以内限定でやろう」

座敷童「よかろう。もはや負ける気はせぬがの」フフフ

男「じゃ次は俺の番行くよー」クニクニ

座敷童(一文字目・・・これは『た』・・・いや、『だ』じゃな)

男「はい二文字目ー」クニクニ

座敷童(ふむ・・・この感触、これは『い』か)

男「ほーら三文字目だよー、何の字カナー?」クニクニクニ

座敷童(分かりづらく指を動かしおって・・・じゃがこれは間違いなく『す』じゃ)

男「・・・」ピタ

座敷童「・・・む?」

男「・・・」シーン

座敷童「これ、何をしておる。早く四文字目を書かぬか」

男「え?今なんて?」

座敷童「じゃから四文字目を早うせいと・・・」

男「えぇ?なんでだろー、俺ちゃんと書いたんだけどなぁ、『だいす』って」

座敷童「・・・はっ!?」

男「『ダイス』ってもちろんサイコロのダイスね。けど不思議だなぁー、童さんはなんで四文字あると思ったんだろぉー?」

座敷童「そ、それは主が四文字に制限すると言ったからで・・・」

男「違うよ童さん、俺が言ったのは『四文字以内』だ。だから三文字でもルールには抵触しない」

男「それなのに四文字目を要求したってことは、童さんはなんて単語と勘違いしたんだろう?知りたいなー」

座敷童「こ、こやつ!!儂が間違えることを見越して罠を・・・!!」

男「ねぇ童さん、俺がなんて書くと思ったのか教えてくれません?」ニヤニヤ

座敷童「~~~~~ッッッ!!!」ボスッボスッ!!

男「ちょっ、痛い痛い痛い!!そこはマジパンチじゃなくてポカポカパンチでしょ!!いたたたた!!」

おしまひ。童さんが勘違いした単語はなんだったんでしょうね(白目)

きのこたけのこアルフォート戦争をしてるのをみたい

今日は乳の日です!乳の日、



【ちちの日】


男「童さん、今日は何の日か知ってる?」

座敷童「なんじゃニヤニヤしおって。薄気味悪いの……」

男「ふーん、そっかぁ」

座敷童「……なんなのじゃ主は」

男「今日は『乳の日』だそうです」

座敷童「おお、そうか。そういえば今朝にゅーすでやっておったの」

男「え、ニュースでこんな特集してたの!?」

座敷童「っ、大声を出すでないわ!特別おかしなこともないじゃろうて」

男「やべぇ、この国やべぇ……」



男「童さんの乳ってどんなの?」

座敷童「だから薄気味悪いぞ、主よ」


座敷童「儂に父など居らぬ。妖怪じゃからな」

男「あーそっかー、童さんちっちゃいもんね」

座敷童「喧しわ!父の話とは無関係じゃろ」

男「いやいや、これ大事よ」

男「あ、俺は童ちゃんくらいちっちゃいのが好みだよ!!!」

座敷童「主はいつか逮捕されるぞ」



座敷童「それより主は何かしたのかえ?」

男「俺?童さん俺の乳に興味あるの?」

座敷童「なに、少し気になっただけじゃ」

男「……童さんもなかなかマニアックな趣味してますね」

座敷童「さっきから何を言っておるのじゃ、今日は父の日じゃろ?」

男「乳の日ですね」

座敷童「……………………」

男「……………………」



座敷童「主、ここに『ちちの日』と書いてみるがよい」

男「お安い御用」サラサラ




『 乳 の 日 』



座敷童「…………………………」






座敷童「このたわけがっ!世間一般の認識というものを弁えぬか!」

男「同僚が言ってたんだよ……許してください……」ボロッ

座敷童「主は元々じゃが、爾今一切その友人も一般人に含まぬ!」

男「Oh…………」

投下終了
>>301さんのネタで浮かんできてしまった
イェス童っぱい、ノータッチ

男「童さん」

座敷童「なんじゃ?」

男「いえ、なんでも」

座敷童「なら呼ぶでない」

男「・・・童さん?」

座敷童「だからなんじゃと」

男「いえ、別に何も」

座敷童「なんじゃ全く、用がないなら呼ぶなと言うとるに」

男「童さん」

座敷童「あーもう、しつこいわ!何度も何度も同じ言葉を繰り返しおって・・・」

男「愛してるよ」

座敷童「ふぁっ!?」ドキッ

男「あっはっは、予想通り不意を打たれたようだな」

座敷童「な、何を馬鹿なことを・・・愛してるなどと・・・」アタフタ

男(耳の裏まで真っ赤だけど指摘しない方がいいんだろうなー)

元ネタ:既婚男性板「妻に愛してると言ってみるスレ」より

次は>>300から消化します

座敷童「主様♪」

男「!?」

男(なんだこの猫なで声の座敷童は!絶対何か裏があるのはわかっているがこの欲望には逆らえられない!!)

男「どーしたんだい?童さん」

座敷童「主様にお願いがあるんじゃ♪」

男「童さんもためならいくらでも叶えてあげるよ!さあ言ってみて」

座敷童「マリカーの追加コンテンツが欲しいんじゃ♪」

男「よろこんで!」

座敷童(ちょろい)

座敷童はお願いすること覚えました。

男「もうそろそろ夏になりますな」

座敷童「そうじゃのう。梅雨は長いがそれが明ければもう夏か」

男「早く童さんの水着姿見たいなー、なんせ童さんと迎える初めての夏だもんなー」

座敷童「待て。貴様何ゆえ儂が水着を着る前提で話をしておる」

男「夏といえば海、海といえば水着じゃないですか何言ってんの?」

座敷童「どうせ主のことじゃ、ハレンチな水着でも着せてやれと思っておるのじゃろうが」

男「というか、実はもう童さんに似合いそうな水着、通販で買ったんだよね」

座敷童「はぁ!?儂に断りもなく何をしておるか!!」

男「まぁまぁ、まずは品物を見てみなせぇって・・・ジャジャーン!!」ゴソゴソ

(※フリルの目一杯ついたワンピースタイプの水着)

座敷童「あ、かわい・・・」

男「え?」

座敷童「・・・くないっ!!全然、全く、可愛いなどと思っておらん!!」

男「いや今明らかに可愛いって・・・」

座敷童「言うとらーんっ!!絶っっっっっっっっっっ対に、言うておらぁーーーーーーーんっ!!!!!」

男「しかしまぁあれですよね、童さん変化の術使えるからわりとどんな水着でも着れるんですよね」

座敷童「儂から着ようとすることはないがの」

男「・・・よし!」

座敷童「ハレンチな水着を着せようとしたら前歯が差し歯に代わるぞ?」

男「いや、ちょっと絆創膏でも買ってこようかと」

座敷童「水着ですらのうなった!貴様は一体何がしたいのじゃ!?」

男「こう・・・変化してもらって絆創膏を乳首と股かn」

座敷童「言わんでいい!貴様は本当に変態じゃの!」

男「でへへ」

その後、童さんを説き伏せてスク水を着てもらう約束を取り付けた。
(学校指定の水着なのでエロくないと騙して)

>>300からお題消化すると言ったな・・・すまん、ありゃ嘘だった

小ネタ思いついたのでそちらから消化しました、次こそは>>300書きます

乙!
童さんと海開きとか七夕とか

男「童さんって、変化したら下の毛は生えてるの?」

座敷童「・・・」

男「童さんが汚いものを見る目で俺を見てる!なにこれ凄い興奮する!」

座敷童「はぁ・・・主は本当に阿呆じゃのぅ。言うたところで確認のしようもなかろうに」

男「じゃあなんで見せてくれないんですか!!(半ギレ)」

座敷童「見せるはずがないじゃろう!むしろ何故主がキレる!?」

男「まぁでも穿いてない属性の上に生えてない属性まであったら人生イージーモード過ぎるよね」

座敷童「主の人生設定はバグを起こし過ぎじゃぞ・・・」

男「よーし!今日は童さんの陰毛をイメージしながら昼寝するぞー!」

座敷童「止めぬか、気色悪い」

男「じゃあ童さんの背後から陰毛落とさないか見張るから今日一日変化したままでいてよ」

座敷童「・・・発想が中学生以下ではないか」ハァ

>>300

男「童さーんお菓子買ってきたから一緒に食べよー」

座敷童「こりゃ!まーた無駄遣いしおって!夕飯が入らなくなるじゃろ!」

男「まぁまぁ。今日はチョコレート菓子いっぱい買ってきたんだよ」

座敷童「この暑いご時世にチョコ菓子じゃとぉ?手がべたべたになるではないか」

男「なるほど、つまり童さんはきのこたけのこだときのこ派なんだね?」

座敷童「なんじゃ、そのきのこたけのこというのは?」

男「人間には深い業がありましてな・・・きのこの山派閥とたけのこの里派閥は長く対立してるんですよ」

男「そして、手がべたべたになるのを嫌う童さんは恐らく持ち手のあるきのこ派だろうと」

座敷童「下らぬのぅ。そんなものはどちらでも構わぬわい!」

男「そうだよね、俺もきのこ派だけどそんなことは些細なことだよね!」

座敷童「・・・やはりたけのこ派に宗旨代えしようかの」

男「俺がきのこ派ってだけで!?酷いよ童さん!!」

男「もう夏だねー」

座敷童「そうじゃなー」

男「思ったんだけど、童さん、着物のまんまじゃ暑くない?」

座敷童「わしは妖怪じゃから暑さは感じないのじゃ」

男「そうなんだ。でも俺は暑そうに見えてこっちは余計に暑く感じちゃうよ」

座敷童「それは申し訳ない…」

男「だ・か・ら、童さんのために服を買ってましたー」

座敷童「あーこの流れか、着ないからなー」

男「まあまあ、今回はコスプレ服じゃないから」

座敷童「どうせ妹の夏服制服とか言い出すんじゃろ?知っとる知っとる」

男「ちがうんだなーこれが」

座敷童「なんじゃと!?」

男「じゃじゃーん」

座敷童「ワンピース?しかも普通じゃ」

男「前に普通の服なくて怒られたからね。子供体型、お姉さん体型の二種類を買ってきました」

座敷童「なんじゃ、また変な薬でも飲んでしまったか」アタフタ

男「いやいや、正常だから。まあいつもの行いが悪いか」

男「とりあえず、来てみて欲しいんだけど…」

座敷童「…わかった来てみよう。無駄
にセンスが良いんじゃから。ほれ、外に出れ」

男「見たかったのにー」外へ出る

座敷童「着たぞー」

男「わくわく」中に入る

座敷童「どう…じゃ?」

男「………可愛い」

座敷童「……良かった…」

男「…………」

座敷童「…………」

男「ごめん我慢できない」ガバッと襲う

座敷童「(無言のパンチ)」

男「ぐはっ」バタン,チーン

座敷童「折角見直しそうになったのに残念じゃ。さて今のうちに変化した大人バージョンも確認しようかの」クルット

座敷「ふむ、中々じゃな、これで万一の時も対処出来るの」男を見る

男(気絶中)

座敷「こっちも見せたかったのに…主のばか」

こうして男は損をしたのだった。

>>325

男「今日は七夕ですが童さんは何か願い事あるの?」

座敷童「特にない。というか、儂は七夕の祭事は基本的に嫌いじゃ」

男「なんで?織姫様に嫉妬ですか?」

座敷童「そんなはずがあるか。まぁ、これは座敷童という種にも関係する話になってくるが」

座敷童「牽牛と織姫は、恋にかまけて仕事をさぼっておったから、天の帝に一年に一度しか会えなくされたんじゃろ?」

座敷童「そこを思うと、働き者に栄えを与える妖怪として、何となしに好きにはなれなくての」

男「あー、なるほど。要約すると怠け者のリア充は死ねってことね?」

座敷童「・・・ざっくり言うとそうじゃが、主の言い方はもっと何とかならんのか」

.

男「けどまー儀式というか様式美として、お願いの一つくらいしてもいいと思うけどな」

座敷童「・・・ふむ。それなら儂は主が少しでもまともになるように星に願っておこうか」

男「じゃあ俺は童さんとずっと幸せでいられますようにってお願いする」

座敷童「・・・ん?」

男「ん?何かおかしなことでも?」

座敷童「妙なことを願うのぅ。主はもっと奇抜というか、珍妙な願掛けをすると思うておったが」

男「そりゃ俺も童さんがもっとエロエロしくなってくれますようにとか願いたいけどさ」

座敷童「願いたいんかい」

男「でもさー、やっぱりこういう時って二人分の幸せを願わないとダメじゃん?カッポゥとしては」

座敷童「・・・真顔で気持ち悪いことをいうでないわ」

男「そっかな。俺そんなに変なこと言ってる?」

座敷童「おかしいに決まっておろう?もう叶っておる願いを願掛けしておるのじゃから」

男「え・・・ちょ、それどういう意味・・・?」

座敷童「・・・自分の頭で考えぬかっ!」ドロンッ

男「あ・・・そうか、ついにデレ期到来、か」

>>325

男「今日は海開きですね!」

座敷童「はぁ。そうかえ」

男「童さんも一緒に海いこうよ!!」

座敷童「ヤじゃ!人混みは好かぬ!」

男「よし分かった!じゃあ二人で水風呂でちゃぷちゃぷしよう!」

座敷童「急に方針が変わったの!?最初からそのつもりだったじゃろ!!」

男「流石は童さんよくお分かりで」

座敷童「主となぞ誰が風呂に入るものか!!」

男「でも水風呂涼しーよ?汗流れてさっぱりするよ?」

座敷童「えぇい、その子供のような純真な瞳を止めぬか!腹が立つわ!」

男「という訳で童さん一名ご案内~♪」ガシッ、ズルズル

座敷童「ま、待て!!離せ、離さぬかぁ~!!」ジタバタ

*****

座敷童「全く、強引に連れ込みおって・・・主のそういうところが儂は好かぬと言うておろうに!」

男「でもちゃんと水着着てくれる童さんマジ天使」

座敷童「湯着は暑い故になるべく着たくないというだけのことじゃ、勘繰るでない!」

男「へーへーじゃあそういうことでいいですよ」

座敷童「不服そうにしおってからに・・・儂からすれば相当な妥協点なんじゃぞ?」

男「いや実際水着童さんベリィキュートで胸キュンしちゃうレベルだからいいんだけどさ」

座敷童「日本人なら日本語を喋れ。儂の知らぬ国の言語を使うでない」

男「要するに童さん超可愛いってことですよ、言わせんな恥ずかしい」

座敷童「その台詞は主の顔面偏差値で言って良い台詞ではないぞ・・・」

男「やーでもこうして水風呂浴びてるとわざわざ海行く気にならないね」パチャパチャ

座敷童「儂が言えた義理ではないが、主も相当なインドア派じゃのぅ」チャプチャプ

男「外出するのも嫌いじゃないよ?けど童さんとデートもできないんじゃつまらんし」

座敷童「デートのぅ・・・主がどうしてもというなら考えてやらぬでもないが」

男「本当に!?やったー!!じゃあ今度の休みに本物の海行きましょう!!」

座敷童「人混みは好かぬというたじゃろ!!行くにしても夏の終わりか、人目につかぬ夜間かじゃ」

男「それでも全然いいよ!!海で目一杯泳いで疲れ果てるまで遊ぼう!!」

座敷童「む、むぅ・・・子供のようにはしゃぎおって、やりづらいのぅ」

男「そして帰るのも面倒なくらい疲れたらファッションホテル(※)でご休憩しましょう!!」

座敷童「やはり邪な目的があった!!そういうつもりなら絶対に行かぬからな!!」

※ファッションホテル……ラブホの現在の俗称だそうです。

男「童さーん、ちょっとお話が・・・」

座敷童「なんじゃ、儂に何の用が・・・」

男「うわああああああーーーーーッッッ!?」

座敷童「うるさっ・・・」

男「童さんの髪型が前髪パッツンのおかっぱじゃなくなってる!どうしたんですかその黒髪ロング!?」

座敷童「おう、これかえ?いわゆるイメチェンという奴じゃ。変化の術の応用じゃよ」

男「うわぁ・・・うっわぁぁぁぁぁ・・・超可愛いんですけどぉぉぉぉぉ・・・」フルフル

座敷童「そ、そうかえ?それならやってみた甲斐があったが・・・」テレテレ

男「もっといろいろ試してみましょーよ!シャギーとかセミロングとか!!」

座敷童「ま、まぁそこまでいうなら試行してやらぬでもないが・・・」

座敷童「それより主、儂に何か用事ではなかったのか?」

男「・・・あれ?童さんのインパクト強すぎて何の用だったか忘れちゃった」テヘペロ

座敷童「・・・」

お題とかあればまたくだせぇ

男「…………………………」

座敷童「な、なんなのじゃさっきから!ジロジロと見るでない」

男「いや、だって童さんが浴衣を着てるとかしかもJK姿とか見るしかないでしょ」

座敷童「主がなんでも願いを聞くと言って土下座までするから仕方なく、仕方なーく着てやったのじゃ」

男「ちゃっかり祭りにも来てくれるしね」

座敷童「うるさい!こんな人ばっかりの所なぞ本当は来たくないわい」

座敷童「でも主が、来てくれたらこの世に未練はないとまで言うから、しっかり死ねるようについてきてあげたのじゃ。感謝の一つくらいはしてもよかろうに」

男「あれ、俺は祭りに関しては『来てくれたらなー』としか言ってないけど」

座敷童「………………」

男「……童さん実は興味あったんじゃないの?」

座敷童「……………………さっさと回って帰るぞ」

男「あ、ちょ、痛いから引っ張らないで!てか服千切れるから!」


───
──



座敷童「さっきからなぜ儂はこう、視線を浴びるのじゃ……?」

男「可愛いから」

座敷童「っ…………、もうこの状況が続くなら消えてしまおうかのぅ」

男「いやそれダメ絶対俺が視認できない」

座敷童「安心せい、儂は見える故ついっていってやる」

男「いつもなら帰るとかいうのに帰らないあたりやっぱり楽しんでるんですね」

座敷童「や、やかましい!帰り道がわからぬからな」

男「そう?けっこう単純な道だけど」

座敷童「…………暗い夜道で一人は苦手じゃ」

男「あ、意外に乙女だった」

座敷童「………………」

座敷童「そうじゃ主よ、なんでも願いを聞くんじゃったな?」

男「……む、無理のない範囲で…………」

座敷童「ふむ、それでは面白くないな?」

男「ヒッ…………」

座敷童「むぅー………………」チラッ

男「…………?」

座敷童「────────ふふっ」

男「???」

座敷童「そうじゃな、もう叶っておった」

男「えっ?」

座敷童「ふっ、気にするな。ほれ、次行くぞ!」

なんだなんだみんなデレ期到来か?最高じゃないか!

男「それにしてもカップル多いなー、殺しに来てるでしょ俺を」

座敷童「なぜかさっきからそのかっぷるに睨まれたり恨めしそうに見られたりするがの」

男「童さん狙われてるんじゃね?」

座敷童「浮気か?そんな奴は滅べばいい」

男「辛辣」

男「てか実は俺らってこれ普通に見るとカップルなんじゃ……?」

座敷童「…………………………」

男「ご、ごめんなさい冗談だから!ね!?殴ったりしないで痛いから!ほんと!!」

座敷童「……………………………………」

男「あれ、童さん?」

座敷童「………………そう見えるかもしれぬな」ボソッ

座敷童「///」ドロンッ

男「え、消えるくらい怒っちゃったの!?ほんと謝るから出てきてー!」




座敷童「──────馬鹿者がっ……」

久々の投下終了
童さんのデレ期により、僕自身砂糖を多量投入できる喜びしかなかった

乙乙!甘々好きな俺歓喜!!

男「なんか関東に台風近づいてるらしいですね」

座敷童「まだ逸れるかもしらんが、一応避難の備えだけはしておかぬとのぅ」

男「とりあえず災害の際には童さんだけ抱えて逃げよう」

座敷童「儂は姿を隠せるから何ら問題はないが。むしろ主こそ逃げおおせる心配をせねばならんじゃろう」

男「俺だってガキのころ全裸で嵐の中に立ち向かっていった男だぜ?」

座敷童「何の武勇伝じゃそれは・・・主は幼少の頃から阿呆だったのじゃのぅ」

男「・・・けどさ、もしかして童さん、俺のこと心配して気配りしてくれてる?」

座敷童「何を馬鹿な。家主の幸福を支える者として、死という一番の不幸を案じておるだけじゃ」

男「そうだね、俺も童さんを残して逝くのは心残りだから気をつけるよ」

座敷童「む・・・お主、今日はやけに素直ではないか」

男「それもそうだね・・・あ、そうだ。何となくだけど部屋の掃除と遺品整理しとかないと」

座敷童「それは死亡フラグじゃぞ!?大人しいと思うた端から死にに行くでないわ!!」

男「~♪」シャカシャカ

座敷童「・・・主が音楽なぞ聞くのは珍しいの」

男「そう?わりと聞いてる方だと思うけど」

座敷童「少なくとも自宅で何か聞いておるのは初めてじゃの。何を聞いておる?」

男「これ?童さんの寝言全集」

座敷童「・・・はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

男「いやほらさ、最近俺と童さんけっこう同衾するじゃない?そしたら童さん意外と喋るんだよねこれが」

座敷童「なんじゃと!?う、嘘じゃろう!!」

男「ホントホント。そしてそれを録音して編集したのがこちらになりまーす」

座敷童「返せっ!!人に黙って寝言を録るなぞ言語道断じゃ!!」

男「分かった。はい」

座敷童「お、おう・・・?いやにあっさり返したの」

男「だってマスター音源は他にあるんだもんっ!!HAHAHA!!」

座敷童「そんなことじゃろうと思うたわ!!今すぐパソコンごと打ち壊してくれようぞ!!」

男「残念だったな!すでにバックアップは複数取って秘密の場所に隠してあるぜ?」

座敷童「ならば主がそれを教えたくなるまで折檻するしかないのぅ・・・」

男「わ、童さんの身体が大きく見える!?ヤバいこれ本気だごめんなさい!!」

男「童さんってSとMで言うとどっち?」

座敷童「叩かれるよりは叩き殺したい」

男「ですよねー」

座敷童「何故今さらそんなことを?」

男「実はですね、最近童さんに殴られまくってるせいで、自分がドMに開眼してきたような気がして」

座敷童「・・・お主まさか、それを儂のせいと言うつもりではあるまいな?」

男「まっさかー。むしろ俺がMで童さんがSなら好都合かなって思ってさ!」

座敷童「・・・最近安易に手を上げ過ぎておったか。次からは多少優しくしてやらねば」

男「童さんが自省するレベルですか。俺の頭ってどう思われてるんだ」

座敷童(最近、儂を見ても当たり前のような反応しかせんようになって面白くない)

座敷童(…………構ってほしいとかではなく、面白くないっ!)

座敷童(だから今日は朝からずっと姿は見せずに居てやるのじゃ!)

男「あ~、ねみぃ……。休日どうしようかなー」

座敷童(来た!)ドロンッ

男「暑い。朝らしからぬ暑さ。扇風機ないとやってらんないわこれ」

座敷童(消えてても暑いものは暑いな……。まあ近くで当たるくらい問題はなかろう)

男「あ"~~~~~~~」

男「……やけに静かな気がする。なんか忘れてるような」

座敷童(そうじゃ!儂がいないからの。まあ今日は出てやらぬがな!)

男「あ、テレビでも付けるか。そういえば毎朝付けてるよな」

座敷童(…………まあ、そういうこともある)

男「ぐへ、38度か。そりゃ暑いわけだ……。扇風機で生き延びられるのかな」

座敷童(……あ"~~~~~~~……。これ楽しいんじゃな)

男「んー、やっぱりなんか忘れてて静かな気がする」

座敷童(お!)

男「毎日ここに居たはずなんだけど……」

座敷童(そうじゃ、それは儂以外に考えられぬ!!)

男「あ、そうだ」

座敷童(!!!)

男「今日はまだ童さんに会ってn」

座敷童「そう、儂じゃ!いないと寂しいかろ!?」

男「………………」

座敷童「………………」

男「…………お、おはよう童さん。朝から元気ですね」

座敷童「…………コホン。失礼したの」ドロンッ

男「えっ」



座敷童(ああああああ!なんであのタイミングで出て行った!?今日は消えたままだと決めたのは儂じゃろうて!)

座敷童(が、しかし、だな…………)

座敷童(意識はしていた風に見えて一安心なのじゃ。け、決して構ってもらえて嬉しいとかではなく……」

座敷童「まあしかし、これで名前すら挙がらぬ暁にはどうしようかと────」

男「何が嬉しいの童さん?」ニヤニヤ

座敷童「……………………いいか主。世の中にはな、知って損はないもの、知らなくていいもの、知ってはいけないものがある」

座敷童「今はその『知ってはいけないもの』に該当する。つまり、気にしてはいけないのじゃ。もし聞いたならば忘れるがよい」

男「忘れなかったら?」

座敷童「ここを出ていく」

男「忘れます!!!童さんが構ってほしかったなんて、そんなの全力で忘れます!!!!!」

座敷童「……主にはちと厳しい罰が必要じゃな」

男「ひっ……、ごめんなさい許してください本当に忘れますだから」

座敷童「話し相手になれ」

男「…………?」

座敷童「もう一度だけ言うぞ?今日一日、儂の話し相手になれ。外出は禁止でな」

男「それは罰?ご褒美じゃなくて?」

座敷童「 ば つ じ ゃ ! 」

男「は、はいっ!」

座敷童「………………ふむ。ふふっ」

8月最初の投下をゲット。童ちゃんの可愛さは揺るがない

見てる内に書きたくなってきたんだけど大人の男+座敷童って形から少し離れてしまいそう

この場合は別にスレを立てた方が良さげかね?

少年「ねぇ、ワラシ姉ぇって年上が好きなの?」

座敷童「……んむ?」

少年「だからさぁ、ワラシ姉ぇの好きなタイプだってば」

座敷童「……どうしたんじゃ? 藪から棒に、その様な」

少年「別に~? なんとなくだよ、なんとなく! 」

座敷童「なら、その様な事は別にどうでも……」

少年「えぇ~! 良いじゃん良いじゃん!なぁ~! 教えろよ~、ワラシ姉ぇ~」 ギィギィ

座敷童「……むぅ」

少年「ねぇねぇ~! 別に減るもんじゃ無いんだしさ~? ここはビシッとさ~?」

座敷童「……はぁ……分かった、そこまで言うなら教えてもやっても良い」

少年「えっ! ホントに!?」

座敷童「た・だ・し……お主の好みのたいぷ、とやらを聞かせてくれたなら、な?」 ニヨリ

少年「は? ……うぇ!? っな! 何それ! ワケワカメなんだけど!」

座敷童「ふん……その様な事を人に尋ねるのなら、先ずは己が語るが礼儀じゃろ」

少年「は、はぁ~~っ? そんなレーギとか知りませんよ~っだ」

座敷童「ふん、そうか……ならば、儂もお主に教えてやる義理はないのぅ」 フフンッ

少年「ひ、ヒキョーだぞ、そんなの! 」

座敷童「何が卑怯なものか、聞きたければホレ、お主のたいぷを言えば良かろうなのじゃ」

少年「そっ、それは……っ」

座敷童「おやおや、どうしたんじゃ? 顔が夕日の様ではないか?」

座敷童「 可笑しいのぅ、まだ日暮れには早い筈なのじゃが……いつの間にか秋になっておったかの?」 ニヨニヨ

少年「~~~~~~~~っ」 プルプルプルプル

少年「ばっ……バァ~~カ!! 秋なわけないだろ! このっオカッパババァ! 」 ガシャガシャ

座敷童「む……女子に向かって婆とは失礼な」

少年「うっせー! 「ワシ」とか「ノジャ」とか田舎のバーちゃんでも言ってなかったもんな!」

少年「田舎のバーちゃんよりババくさいんだから、ババァで良いんだよ~っだ!」 ベーッ

座敷童「ほほぅ、そうかそうか……成る程、お主の思っていることはよぉ~く分かった」 キィキィッ

座敷童「さて、それで……言いたいことはそれで終いか……小僧?」 ゴゴゴゴゴッ

少年「ひぃっ!?」

座敷童「実は儂もな、お主の礼節に欠ける言動には予てから思う所が有ったが」 ザリッ...

座敷童「子どもの時分には仕方なしと大目に見ておれば……」 ザリッザリッ...

少年「ま、ままままっ、まっ、ごっゴメッ」 ガタガタガタ

座敷童「今日という今日は赦さぬ!! 裸にひん剥いてじゃんぐるじむに吊るしてくれようぞ!!」 ウガーッ

少年「ご! ゴメンなさぁ~~~いっ!!」 ダダダダッ

座敷童「こらっ! 待たぬか! 待てと申すにこのうつけ者が~っ!」 ザッザッザッザッ

少年「うわぁ~~~~ん……」 ダダダダッ...

座敷童「この~~~~っ……全く……あやつめ、逃げ足だけは一丁前じゃな」

座敷童「……いや、一丁前なのはそれだけ、では無いやもしれんな」

座敷童「ふんっ、小童が生意気にも色気付きおってからに……全く」

座敷童「……微笑ましい限りじゃわい」

・・・

少年「……」 コソコソ キョロキョロ

座敷童「何じゃお主、戻ってきおったのか」 ポンッ

少年「んひゃぃっ!? んなっ、えっ、まっ! うぇぇっ!?」 アタフタ

座敷童「……なんじゃその、鳩が豆鉄砲を鼻の穴に詰め込まれたみたいな顔は」

少年「ど、どんな顔だよそれっ! そんな顔してないしっ!」

少年「って言うか、いきなり後ろから出て来て声かけられたら、普通はビックリするっての!」

座敷童「はて、そんなもんかの? まぁ、お主程の肝っ玉の小ささの者ならば、そうじゃろうなぁ」 ウンウン

少年「……えっと……きもったま? が小さい?」

座敷童「……ぁ~……そうか、うむ……つまりじゃな、お主は怖がりじゃと言いたい訳じゃな」

少年「……こ……怖がりじゃねぇしっ! 全然怖いのとか平気だしっ!」

座敷童「ほっほ~う? そうかそうか、そうじゃったか成る程成る程」

座敷童「それはそうと、実は先ほど見事な逃げっぷりの男の子を目にしてのぉ? あれ程の逃げ足は誠に久しぶりじゃった」

座敷童「しかし、はて……アレは確かいま儂の目の前にいる者の様であったと記憶しているのじゃが……どうじゃったかの?」

少年「~~~~~~っ」 プルプルプル

座敷童「……なんぞ言いたいことでも有るようなら、言ってみるが良い」

少年「…………ケダシ」 ボソッ

座敷童「んっ? なんじゃ? もっと大きな声で言わんと聞こえんのじゃが」

少年「……サッキハ オナカガ スイタカラ ヒルメシ タベニ カエッタ ダケダシ」 ボソボソ

座敷童「……」

少年「……」

……………

座敷童「成る程ぉ~そうじゃったかぁ~確かにぃ~昼餉の為ならばぁ~仕方がないのぉ~?」 ニッコリ

少年「……あぁぁぁああぁぁあぁぁああ!!!」 ドダダダッ! ガンッガンッガンッガンッガンッ!

座敷童「おやおや~? 大声を出して滑り台に駆け登ったりして、どうしたのじゃ~?」

少年「……」 ツーン

座敷童「……おーい、聞こえてるのは分かってるんじゃぞ~、返事をせ~い」

少年「……」 プイッ

座敷童「……ホレ、なにか言ったらどうじゃ」

少年「……」

座敷童「……………むぅ」

少年「……」

……フワッ……ピトッ

少年「!?」 ビクッ

座敷童「済まぬ、少し……調子に乗りすぎてしまったようじゃ」

座敷童「お主の反応に釣られて、つい……いや、違う……儂が言いたいのはそういう事では無くってじゃな?」

少年「……」

座敷童「臆病者呼ばわりしたこと、心から謝る……じゃから、のう? 」

少年「……」

座敷童「……許してくれぬか? その……本当に、大人気ないことをしてし」

少年「……~~~~っ!」 ダカッ ズササササーッ!

座敷童「まっ……なっ!? こ、コラっ! 待たぬかっ、話をっ最後まで!」 ワタタッ ズササッ

少年「……っ」 ズザッ! クルッ ガッガッガッ!

座敷童「ぬあっ!? うあっ、待っ! ぶ、ぶつかるっ!」 ズルルッ

少年「……っ」 ドフッ 座敷童「ふぎっ!」

座敷童「……ぅぅ……逆走なんぞしては危ないじゃろうg」

少年「……ごめん、なさい」 ポツリ

座敷童「……ぬあ?」

少年「っ、だから…………オカッパ、とか……ババァ、とか……そういうの」

座敷童「……お主ひょっとして、それを言うために戻っ」

少年「……っ! はい! おあいこ! コレでお互いあ~やまった~!」 クルッ ズササッ

座敷童「うおっ! こ、これ! 急に退いては危ないじゃろがっ」 ズルルッズリッ

少年「へんっ! 滑り台もまともに滑れないのが悪いんだよっ! 下手ッピ!」

座敷童「……ぬっ?」 ピクッ

少年「それとそれとっ……大人気ないとか、そう言うのはもっと大人っぽくなってから言え! チンチクリ~ン!」 ベーッ

座敷童「ち、ちんちく……こっ……い……つぅ~~……」 フルフル

少年「はいっ、小鬼さ~んこっちら~! 手~のな~る方~へ~」 ペチペチ

ブチッ

座敷童「こんのっ、クソガキィ!! 泣かす! 全力で泣かしたらぁぁぁぁっ!」 ザザザザザザッ

少年「や~いノロマ~! 捕まえられるもんなら捕まえてみ……えっ、ちょっ、早っ!? まっ、タンマタンマタンマ~~っ!!」 ダダダダダッ

座敷童「」 シュタタタタタタタッ!

少年「怖い! 無言で全力疾走とか怖いから! わ、わあぁぁあぁあああぁ!!」 ダダダダダッ

……ギャーギャー……ヒィー……

・・・・・

・・・

少年「」 ゼェハァゼェハァ

座敷童「」 ゼェハァゼェハァ

少年「……あ~……疲れた……こんなに走ったの、久しぶりかも」 ゼェハァ

座敷童「……ふん……この程度で音をあげるとは……まだまだじゃの」 ゼェハァ

少年「そんなこと言って……ワラシ姉ぇも……バテてるじゃん」 ハァハァ

座敷童「儂は女子じゃぞ……男の子の体力と……一緒にするでないわ」 フゥフゥ

少年「……やっぱり歳なn」

座敷童「あ?」

少年「なんでもありませんごめんなさい」

……カァー カァー カァー……

少年「……あ、時間……えっと……あぁ、もう時間かぁ」

座敷童「む? ……そうか、もう……そんな時間になるんじゃな」

少年「うん、そろそろ戻らないと……先に帰って来ちゃったらメンドーだし」

座敷童「……そうか……うむ、そうじゃな」

少年「それじゃあ、ボ…オレ帰るけど、ワラシ姉ぇは?」

座敷童「そうじゃな、うむ……儂は、もう少し休んでから帰ろうかの」

少年「そっか……それじゃあ、バイバイ」

座敷童「うむ……じゃあの」

……ザッザッザッ……クルッ

少年「……ワラシ姉ぇ!」

座敷童「……? なんじゃ? 何か忘れ物でも」

少年「……また明日!」 ブンブン

座敷童「……! うむ、また明日……じゃな」 フリフリ

少年「……~~~~っ、じゃ……じゃあ~な!」 タッタッタッ...

座敷童「……また明日……か……ふふふっ」

……スゥ……

舞台設定が他と違いすぎるし判りづらい点の補足っぽい物を一応

舞台→公園
・定番の遊具がそこそこ設置されている、割と広い

人物
・少年……9~10歳くらい
・座敷童……外見年齢11~12歳くらい
・少年と座敷童は別の家に住んでいる

以上

座敷童「……」 ジーッ

少年「……あっ、ワラシ姉ぇ! おっはよ~」 タッタッタ

座敷童「ん? あぁ、お主か……お早う、と言うには些か日が高いようじゃがの」

少年「え~? まだ11時だしオハヨウで良いんじゃないの?」

座敷童「いいや、11時を過ぎたなら『こんにちは』が適当じゃろうな」

少年「別に良いじゃん、そんなのどっちでもさ~? ワラシ姉ぇは細かいなぁ~」

少年「それよりそれより! そんなでしゃがんで、なに見てんの?」

座敷童「む? あぁ、少しばかり懐かしいモノを見つけてのぅ」

少年「へ~、なになにっ? どんな……って、なにコレ? 穴?」

座敷童「ふむ、やはり見たことが無いか……これはの、蟻地獄の巣じゃな」

少年「へ? アリジゴク? アリジゴクって……あのアリジゴク?」

座敷童「別の蟻地獄がいるのかしらんが……恐らくは、お主が思い浮かべたモノであってるじゃろ」

座敷童「昔に居ついていた家の軒先には、よぅ居ったんじゃがのぅ」

座敷童「こちらに来てからはトンと見かけなんだが……やはり、居るところには居るんじゃのぅ」

少年「へ~……でもワラシ姉ぇ? 穴はあるけど何も居なくない?」

座敷童「うむ、恐らくは巣の奥に引っ込んでおるんじゃろうな……どれ」 ゴソゴソ

少年「? どうしたの? ……って、シャベル?」

座敷童「ふふふ……こんなこともあろーかと、用意してあったのじゃ」 フフン

少年「……そんなの袖の中に入れてバッチくない?」

座敷童「む、ばっちい事なぞないぞ? 何せこれは買いたてほやほやの新品じゃからの」

少年「…………へ~」

座敷童「というのも、男の奴が『砂場で遊ぶなら有った方が良いでしょう』とな? この前、一通り買ってきたのじゃ」

座敷童「全く、彼奴もあれで中々……色合いも儂の好みの物を選んでくるあたりは流石よの」

少年「…………それで? ソレ使ってどうするのさ」

座敷童「ん? あぁ、それは勿論……こうじゃ」 ザクッ

少年「えっ、なに? 生き埋めにしちゃうの?」

座敷童「どうしてそうなるんじゃ……違うわい、良いか? こうするとじゃな」 ザックザック

少年「 ……?」 ジーッ

座敷童「……さら、さら、さら……っと、ほれ出てきたのじゃ」 スッ

少年「出てきたって……えっ? もしかして、コレが?」

座敷童「うむ、蟻地獄で相違ない」

少年「うへ~……なんか思ってたのより小さいや」

蟻地獄「」 シーン

少年「……ねぇ、ワラシ姉ぇ?」

座敷童「む? なんじゃ?」

少年「なんかコイツぜんぜん動かないけど……ひょっとして、死んじゃってるんじゃ」

座敷童「あぁ心配するでない、これはあれじゃ……死んだふりじゃ」

少年「えっ、アリジゴクって死んだフリなんかするのっ!?」

座敷童「そんなに驚くような事でもあるまい? 死んだふり位、天道虫もするじゃろう?」

少年「え~……いや、そうかもだけど……なんか、イメージと違うっていうか」

座敷童「いめーじ……のう?」

少年「何ていうかさ? もっとこう、強そうっていうか、凶暴? な感じだとばっかり」

座敷童「ふむ一理あるの……ならばほれ、もっと近う寄って見るが良い」 ズイ

少年「えっ、別に良いよそんなのキモチワルイし」

座敷童「むっ、何じゃお主もしや……男の子の癖に虫が苦手なのかの?」

少年「そっ! ……そんなことないし、別にヘーキだし」 タジッ

座敷童「……ならば、何の問題も無かろう? ほれほれ」 ニヨリ

少年「~~~っ……投げつけたりするのはナシだからね」

座敷童「安心せい、戯れに生き物を弄ぶ事などせぬよ」

少年「いや、別にアリジゴクの心配をしてる訳じゃ……まぁ良いけど」 ソロソロ

少年「……それで? 寄って見たけど、何なの?」

座敷童「うむ、ほれこの顔の辺りを見てみよ……どう思う?」

少年「へ? 顔の辺り? …………?」 ジィッ

蟻地獄「」 シーン

少年(思ってたよりは小さいけど、こうして間近で見るとキバの感じとか色々と強そうに見えなくも……)

少年「って! 強いとか凶暴そうとか以前にキモチワルイだけだってこれ!」 ウガーッ

座敷童「……はあぁ? なんじゃお主、いきなり訳の分からぬことを叫びおって」

少年「へっ? 訳の分からないことって……フツーにキモチワルイでしょソレ」

座敷童「えっ」

少年「えっ」

蟻地獄「ナニソレヒドイ」

少年「!?」

座敷童「むぅ……どうやら、お主との間に決定的な意見の齟齬があるようじゃな……嘆かわしい」 ハァ

少年「へっ? あ、うん……あ、あれ? ソイツ今なんか……あれ???」

座敷童「? なんじゃ? 何かおかしな事でもあったかの?」

少年「えっ、いや今ソイツが……」

座敷童「そいつ……?」 キョトン

蟻地獄「」 シーン

少年「……あ……あれぇ?」

座敷童「よく分からぬが……まぁ何かの気のせいじゃろ、そんな事よりも今は此方のが重要じゃ」

少年「……まぁ、良いけど……それじゃあ何? ワラシ姉ぇはソイツの事どう思ってるのさ」

座敷童「やれやれ、言わずとも知れようものを……だがそうじゃな、敢えて言うならば……そう、『ぎゃっぷ萌え』とでも言おうかの」 フフン

少年「…………………………は?」

座敷童「……ぬ? なんじゃ、その顔は? 狐が狸に化かされた様な顔をしおって」

少年「あ、いや……ワラシ姉ぇの口からそんな単語が出ると思わなかったから」

座敷童「見縊って貰っては困るのう……確かに見た目こそ今時分の物ではないが」

座敷童「だからと言って、儂が世情や流行りに疎いと思うのは大間違いじゃ」 フフン

少年「…………あっそう」

座敷童「兎に角、今はその事は置いておくとしてじゃ」 コホン

座敷童「もう一度じゃ! もう一度よ~~く見つめてみるが良い!」 ズイッ

少年「え~? またぁ? …………これで最後だからね?」

蟻地獄「」 シーン

少年(……何度見てもキモチワルイだけにしか見えないんだけどなぁ)

座敷童「……どうじゃ? 分かったかの?」

少年(ワラシ姉ぇのこの感じ……分かんないとかヘタに言えないよなぁ) ハァ

少年「……あ~……そのぉ……」

座敷童「……」 ジィーッ

少年「……お、思ってたより大人しくて、その……こ、この辺とか丸っこくて意外とカワイイ、かも?」 ダラダラ

座敷童「…………ほう? 成る程、成る程……其れが、お主の答えじゃな?」 ジッ

少年「そっ……そうだけど?」

少年(この感じは……ダメっぽい?) ダラダラ

座敷童「ふむ……頭の方を見よと言うたのに、違う所を見ておったのは何じゃが……」

座敷童「ふむ、目の付け所としては悪くない! お主も中々に分かっておるでは無いか」 ニコッ

少年「」 ドキンッ

座敷童「しかし儂としてはじゃな、此奴の凶悪そうな牙の傍で輝く円らな瞳の可愛らしさにこそ注目すべしと思うのじゃ」 ウンウン

少年「」 ポケー

座敷童「それとじゃな、こうして多少の砂と一緒に掌の上に載せてやると 砂に潜ろうとするのじゃが……む?」

少年「」 ポケー

座敷童「……」 サッサッ

少年「」 ポケー

座敷童「ふむ……せいっ!!」 ベチッ

少年「あだっ!? な、なななななっ何っ!? 」 ビクーン

座敷童「これ、人の話の途中で何を惚けておる」 ムスッ

少年「うえっ!? そ、そんな事ないし! 話なら、えっと ちゃんと聞いてたから!」

座敷童「……ほ~」 シラー

少年「ホントだって! えと……目がカワイイって話でしょ?」

座敷童「む……その後は?」

少年「その後、は……手の上に載せると、砂に潜ろうとする……でしょ?」

座敷童「むむっ」

少年「ほらっ、ちゃんと聞いてたでしょ?」

座敷童「……その様じゃな」

少年「ね? だからさ、さっきの続きを聞かせてよ 砂に潜ろうとして、それがどうなの?」

座敷童「……まぁ良い、それでは続きじゃが」

・・・

少年「う、うわぁ……ホントに潜ろうとしてる……って、けっこう潜るのはやっ」

座敷童「ふふふ、そうじゃろう? この時ばかりは中々の素早さを見せてくれるのじゃ」 フフン

少年「なんでワラシ姉ぇが得意げなのさ……それにしても……なんか、コレ……」

座敷童「む? どうしたのじゃ? その様に微妙な面持ちをしおって」

少年「いや、さ? この、アリジゴクが砂に潜るでしょ?」

座敷童「うむ」

少年「そうすると、ほら……砂の層を抜けた後も潜ろうとするからさ……感触が、そのぉ」

座敷童「あぁ……少しこそばゆい感触が何とも心地良さじゃよな」 ウンウン

少年「…………」

座敷童「……む? どうしたんじゃ? 急に黙りおって」

少年「い、いやぁ……何でもないヨ?」

座敷童「馬鹿者、どう見ても何でもないという顔では無かろう」

少年「な、ナイナイナイ! そんなこと無いって! も~ワラシ姉ぇは気にし過ぎだよ~ あははは」

座敷童「……」 ジトー

少年「は……あは、は……」

座敷童「往生際が悪い、下手な誤魔化しなんぞせずに早う言わんか」

少年「…………」 ダラダラ

座敷童「……」 ジーッ

少年「……その……アリジゴクってさ」 ゴクリ

座敷童「うむ」

少年「お……思ってたよりもずっとカワイイ奴だったんだな~~って!」

座敷童「……」

少年「思った……って、ことなんだけどなぁ~……なんて」

座敷童「……はぁ、全く……お主という奴は」 フゥ

少年「……」 タラリ

座敷童「自分の思った事を素直に口にする事は恥ずかしい事ではないと言うに……やれやれ」

少年(……ん?)

座敷童「だがまぁ、お主も男子……一度自らが口にした言葉を過ちと認めるのには抵抗があったのであろう」

少年(……これ、は)

座敷童「その事を鑑みれば……最終的に自らの考えを改めたと示して見せた事は評価に値するであろうな、うむ」

少年「……え、えっと……つまり?」

座敷童「いや、なに……詰まる所を言うならば、お主が此奴の魅力を理解してくれた様で嬉しい……と言った所じゃな」 ニコッ

少年「」 ドクンッ

座敷童「……む? おい、少年よ 聞いておるのか?」 ヒラヒラ

少年「っも、モチロン! 何ならさっき言った事を言い直してもっ」

座敷童「……いや、その必要は無い……が、お主も存外……」

少年「へ?」 キョトン

座敷童「……何でも無い」 フッ

少年「……???」

座敷童「さて、それでは蟻地獄の魅力も分かち合えた事じゃし……此奴を帰したら次は何を……」 ブツブツ

少年(うげっ、まだ続くのっ!?)

書いてはいるけど他の書き手の人も書いて欲しいです

中途半端な所で他の人が書きづらいとかなら取り敢えず〆て投下方針を変えてきます

……ザリッ……

「……おや、もしかして それはウスバカゲロウの幼虫かな? 随分と久し振りに見たもんだ」

座敷童 少年「「!?」」 ビクッ

少年(ヤバッ! 大人っ!? 何でこんな時間に……クソッ、 なんて言い訳すれb) アセッ


座敷童「なんじゃ お主か、全く急に後ろから声をかけるでないわ」 ハァ

少年「……え?」

「いやぁ、何だかワラシがえらく楽しそうにしていたもんだから、声をかけでも良いか迷って」

座敷童「……ふん、余計なお世話じゃ」

少年「……あの、ワラシ姉ぇ? この人って……」

座敷童「む? ……あぁ、そう言えばまだ互いに会ったことは無かったんじゃったか」

座敷童「此奴の名は"男"と言ってじゃな、儂の居着いている家の者じゃ」

少年「……ワラシ姉ぇ、の」 ゴクッ

男「どうも初めましてだね? 男です、ウチのワラシがいつもお世話になっているね」 ニコッ

少年「っ」

座敷童「むっ これ男、儂が世話になってるとは何事じゃ 寧ろ儂は世話を焼いている方じゃぞ」 ムスッ

男「ん? ……成る程~ そうですか そうですか~」 ニヤリ



座敷童「最近は少し冷えるな」

男「ちょっと前まで暑くてどうしようもなかったのにねー」

座敷童「……がしかし、残暑というのもあるな」

男「今年はやさしいほうだねー」

座敷童「…………秋とは言えど寒いというほどでもない」

男「でも涼しいってか冷えるねー」

座敷童「………………夜ともなれば寒くはなるが────」

男「密着すれば暖かい!」

座敷童「暑いんじゃ!!!」

男「でも逃げないじゃん?」

座敷童「もう慣れた」

男「お、つまり満更でもないってことかな?」

座敷童「……変な真似をしたなら覚悟するがよいぞ」

男「おー怖い。近寄らんとこ」スリスリ

座敷童「殴るぞお主」

男「殴る?殴られ慣れてるけど?」

座敷童「誇ることではないじゃろうて……」

男「いや、これ俺の誇りだよ」

座敷童「ふんっ、気持ち悪い」バシッ

男「いったーい通算86回目頂きました!」

座敷童「か、数えておるのか!?」

男「記録付けてる」

座敷童「えっ、気持ち悪い…………」

男「ごめんね嘘だから記録とか適当だからドン引きやめてください」

座敷童「信用ならぬ、主ならやりかねぬからの」

男「やろうとは思ってた」

座敷童「………………」

男「…………過去形だからセーフだよね?」

男「でもいいと思わない?こうして記録とか付けられるの俺だけだし」

座敷童「それはそうじゃ、主くらいしか殴る相手もおらぬわ。他の人間はその隙すらないぞ」

男「あー、まあ見えてないからね」

座敷童「見えててもそんな記録無意味じゃがな」

男「なぜ?」

座敷童「儂に触れた瞬間消す」ニコッ

男「ヒエッ……」

座敷童「それに比べて主は殴られるだけで済むゆえ、感謝するがいいぞ」

男「あれ、でもなんで俺は消されずに済んでるわけよ?」

座敷童「そ、それは…………────────」

座敷童「い、一応そこまで過度なことはして来ぬからの」

男「え、なに、童さんもっとやばいことされたことあるの!?マジかよ……」

座敷童「い、いやそういうことではないぞ!?むしろこんな破廉恥な人間は主くらいしか見たことがないわっ!」

男「じゃあ消されてても不思議ではないよなぁ」

座敷童「もしやそう願っておるのか?簡単じゃぞ?いつでもできるぞ?」

男「調子に乗りましたごめんなさい許して」

座敷童「ふふっ、もちろん冗談じゃ」

男「……童さんなんか最近態度が柔らかくなったよね」

座敷童「そうかの?特に変えたつもりもないが……」

男「へぇ……。心当たりもない、と」

座敷童「そうじゃな、強いて言えば──────」チラッ

男「ん?」

座敷童「いや、ふふっ」



座敷童「まあ、あまり深く考えても疲れる。やめたほうがいいかもしれぬな」

男「そっか。で、なんで顔が赤くなるの」

座敷童「そ、それはっ……!主がさっきからくっついて暑いからじゃ!はよ離れぬか」

男「あ、なるほどね。よいしょ、っと」

座敷童「…………素直に離れるのか」

男「そりゃあねぇ?あんまりしつこいと嫌われそうだし」

座敷童「そ、そうか……。賢明な判断じゃな」

男「………………」

座敷童「………………」






男「でもやっぱり俺が寒いなー」スリスリ

座敷童「こ、これ!やめんか!」

男「あれー?慣れてるんじゃないっけなー?」

座敷童「あ……………………暑いのはその、好きではない」






座敷童「………………そこまで嫌いでもないがの」

ひっさびさの投下終了
流れぶった切ってすみません……

久しぶりに書いたから糖度抑えめですけど、物足りなかったらどんどん追加していきますね

男「もう秋だね! 食欲の秋! 芸術の秋!読書の秋!」

座敷童「何じゃ、うるさいの。まあ、いつものことじゃが」

男「ああん、冷たい! でもそれがいい」

座敷童「・・・」

男「その刺さる視線が冷たく感じる季節になりつつあるねー」

座敷童「儂には分からんがそろそろ薄着では肌寒いのではないか?」

男「童さんが心配してくれてる! うれしい! 童さんへの愛はオールシーズンバーニングだよ」

座敷童「さっさと燃えかすにならんかの・・・」

男「俺にとっての秋はこれからもずっと童さんの秋だよ!」

座敷童「意味が分からぬし、気持ち悪いぞ」

男「しかし、童さんに飽きはこないね!」

座敷童「・・・ふん」

男「お、照れた? かわいー、紅葉みたいな頬っぺたの童さん超かわいー!」

座敷童「やかましいっ」ゲシッ

男「おう、フォール」ドタッ

>>457
可愛い!


男「・・・」ゴクゴク

座敷童「何じゃ、それは?何を飲んでおる?」

男「あ、童さん。これは缶コーヒーですよ」

座敷童「缶コーヒー、とな?コーヒーは知っておるが、その一種かえ?」

男「缶に詰められたコーヒーと言いますか・・・飲んでみます?」

座敷童「うむ。じゃが貴様の口つけたとこはきちゃないから椀に移して飲むぞ」

男「いやいや、せっかくですから缶で直接飲みましょうよ」

座敷童「とか言いながら、儂と間接的に接吻でもしようと企んでおるんじゃろ?」

男「そんなバカな。飲み終わった後の缶を入念にペロペロするだけですよ?はっはっはっ」

座敷童「・・・」ゴスッ

男「ごふっ・・・!?」

座敷童「ふむ。缶コーヒーとやら、なかなか美味いではないか」ゴクゴク

男「ねぇ、童さん・・・日本では法律で金的への攻撃が禁じられてるってご存知・・・?」ピクピク

男「さ~冷えてきたしホットカーペットでも出そうかな」ガサゴソ

男「ん?なんだこりゃ~」

(……そこにはミルミルの紙パックのようなカラフルなカーペットが)

座敷童「カカッ……ツイスターゲームじゃな」
座敷童「どうせまたろくでもない事考えておろう?」

男「エッ」(未確認飛行物体でも見るような目)

座敷童「そんな視線を向けんのじゃ」
座敷童「ジェネレーションギャップが辛すぎるのじゃ」

男「教えてオシエテ」

座敷童「例えばこうしてじゃな」ヒョイ
座敷童「次に男が……ん…上」

男(ニヤニヤ)

座敷童「……ッ」タツマキセンプウキャク
男(キリリ)ジャストガード、great!

座敷童「……」グルグル

男「なにしてるの?」

座敷童「押し入れからVHSがでてきたのじゃ、しかしテープが」グルグル

ピンポーン 配達員「郵便で~す」

男「あ~マイナンバーね」ハイハイ

座敷童「直ったのじゃ!これで懐かしい映像が」ガシャ…ウィーン

男「え~と番号は0110 8108 4126」

TV「イトウに行くならハ・ト・ヤ電話は良い風呂♪4・1・2・6」

男「エ……」座敷童「ヨイフロ♪ん?」

座敷童「明るいナショナル♪明るいナショナル」フフン

座敷童「ふ~じ通電池っち♪強くって長持ち」コロコロ

座敷童「は~楽しい!楽しい」パタパタ

男「ネルネルね~るネとったの謝るから」
男「どんどん脳内タイムスリップBGM流しながら掃除するのやめて」

座敷童「シャラ~ラン!」キラキラ
男「ぐぅ…ようかいの~せいなのネ」

今年の上半期までの人物とは違うのでとりあえず、了

皆も神棚やお内裏様は大事に綺麗にな

河川敷

男「1・2・3・4アルソック」

少し前
座敷童「お前は煩悩の塊過ぎるのじゃ」
座敷童「健全な精神は健全な肉体に…運動せい、運動」

…………
男「ホームセキュリティは…ん?」

(そこには河童(カッパ)のしかも女性?)

男「チュパカブラだぁ~」ガタガタ血スワレルゥ

女河童「失礼ね!!」

女河童「あんた関東の河童伝説も知らないの?」

男「あそこは東北ゥ」ガタガタ

女河童「れっきとした関東よ!」
女河童「怯えてるのか喧嘩売ってるかハッキリしなさいよ」

男「女河童だと書きづらi…いえ呼びづらいよぅ」ガタガタ(ジーッ)
(……よく見ると凄いスタイルしていらっしゃる)

男「そうだキザクラと名付けよう」

黄桜「……ッ///何処見てんのよ」ドン!



座敷童「暇じゃの」ネルネル、ネルネルネ~ル、ネル

座敷童「そういえばあの河原には河童がいたの」

座敷童「普通は腕もがれたら改心していい奴になり返して貰うのじゃが」

座敷童「とんでもない悪童での」
座敷童「腕を返して貰えずビークスパイダー掴めそうな義手をはめているのじゃ」(わからん奴はレッツ&ゴーでググれ)

河川敷

黄桜「仲直りの握手よ」
男「あぁ」(ん?何故ひだり手……)

黄桜(ニヤリッ)必滅ノォラストブリットオォ
男「嫌なカンジ~」キラッ

家 夕方

座敷童「そろそろ帰って来るかの」

男「ただいマスカラス」ボロボロ
座敷童「おかえ力道山」(ちとふるすぎるかの)

座敷童「定刻通り、ただいま到着という感じかの」

男「チバラキのスケバンみたいなのに」
座敷童「にゃめんなヨされてきたのじゃな」

座敷童「天然記念物なのじゃ触れてはいかんぞ」

ACのコマーシャルを思い浮かべてね

男「パスタって言うと」
座敷童「スパゲテー」ていう

男「ファスナー(もしくはジッパー)ていうと」
座敷童「どれチャックが壊れたのかや」ていう

男「ベスト掛けてくれたの?ていうと」
座敷童「チョッキかや?」という

男「コダマでしょうか?いいえ…」
座敷童「やめるのじゃ~もうメンタルが麻婆豆腐どころじゃ済まない崩れ方なのじゃ」グス

座敷童「離れにある蔵を整理するかの」

座敷童「……男よ」

男「え……何ナニ?」

座敷童「……ッ///すまぬがおんぶしてくれんかの」

男「え……何ナニ?」

座敷童「家屋から離れると妖力が落ちるのじゃ他意はないぞ」プシュー

男(ニヤニヤ)

蔵の前

座敷童「先々々代の家主は浮気性での」

男「へ~」アッタカインダカラァ

座敷童「メリーとかいう奴にぞっこんだったのじゃ」

男「他に女妖怪がしかも西洋美人!」

座敷童「フン、はよ開けい戸が悪くての」

男「俄然、力が湧いてキタァ」ガラッ

男「エ……」(そこには1台、カバーの掛けられた自動車が)

座敷童「クスクス、知らんかの?ケンとメリーのスカイラインこと」
座敷童「ケンメリじゃよ」ワーッハハ ユカイ ユカイ ゴロゴロ

とりあえず、了

糖分増やしてーー

ケンメリ(ハ~イ!ワタシ、メリーさん)

メリー(大事にしてくれた先々代のおかげで九十九神になったの)

メリー(けれどもそれから暫く車検に通されなかったの)

メリー(目の前の微笑ましい二人をくっつけるため最後の妖力を使うわ)

ピシャッ

座敷童「蔵が外から閉まったの」

男「」

メリー(あとは頑張って)スー……

俺「あとは任せた」スー……ッ

お前がやらねば誰がヤる

蔵のなか

座敷童「本当に開かんの」カチャカチャ

男「馴れ合いを求めるオレ!」ガバー

座敷童「ふざけてる場合かの/// はなせ」グイー

男「新鮮さ求めるオマエ?」
ギューッ

座敷童「お……おい/// やめんか」カァ……

男「オマエはオレのために~」男「なのにオレはオレのため~」

座敷童「馬鹿者/// 」カプッ

男「傷重ねてキスかさねーたァ」
男「大切なもの握りしめ~」ギュー

座敷童「……」ボッ
(実は開ける妖力くらいあるのじゃが……ま、しばらくは良いかの)

■オ・ワ・レ■

>>485
砂糖増し増しだぞ

>>488
俺ェやったよ

スマソこれ以上甘いのは書けぬ
>>486の最後あたりからやはり誰かにバトンパスさせてくれ

男「急にしまっちゃったよ」ガチャガチャ

座敷童「主に肩車してもらって上の窓から出るのはどうじゃ?」

男「……」ニヤッ
男「いいね!じゃあ俺の首へride!」ニヤニヤ

座敷「どうしたんじゃ?主よ、そんな笑って?」

>>496は別スレで煩悩退散できなかったのじゃ

男「……(1度乗ってしまえば下ろすまでは首の上にいるしかない……下ろさなければ………

ズット太ももを味わえる!!!)」マジキチスマイル

座敷「…?(主のこの笑顔はなんなのじゃ?…一体 肩車のなにを楽しみにしてるんじゃ?)」

座敷「(ん?…肩車…?…もしや……)」

男「どうしたの考え事して?(太ももはよ♪)」

座敷「主よ 何か登って窓に行くのはどうじゃ?」

男「ダメだよ!そんな事!太ももが味わえ…ハッ」

座敷「やはりのう…この状況を利用してそんな事を…」ゴゴゴ

男「ヒッ……どうか御慈悲を!」ビクビク

座敷「問答無用じゃ!」フタエノキワミ!

ドッシャアーン

男「ドアごと…なんて…」グハッッ

座敷「……まったく…こんなことしなく二人っきりでいるだけでいいのにのぉ」ボソッ

>>>498よくお気づきでw

>>249
ぐらいからみんなかきはじめました

『ピザの日』

男「ピザ・モッツァレラ♪〰
レラレラレラレラ♪〰
ピザ・モッツァレラ♪〰」

座敷「主よ!大丈夫か!死ぬんじゃない!」ウルウル
座敷「主が死んだら…ワシは…」ウルウル

男「いや大丈夫だからね!ピザの歌歌ってただけだから!」

座敷「……コホン」

座敷「それならいいのじゃが…それにしてもなぜピザの歌なんじゃ?」

男「今日はピザの日だから!」

座敷「なんて単純な行動原理じゃ…」

男「それにしても感動したな〰。主が死んだらワシは…何て言ってくれて」

座敷「し、//…心配などしとらんわ!…主が死んだら少しつまらなくなると思っただけじゃ!…///ッ」

男「へーそうなんだー(棒)」

座敷「なんじゃその言い方は!貴様などうでもいいわ!//」フタエノキワミ!

男「それやめてぇ!」

少年と童さんのやつ書いてたけどスレの方向性からどんどん離れていきそうだったのでストップしてもうた

>>509いまからでも遅くないで

座敷童「ふむ、男よこれはなんじゃ?」

男「んあ?これは温風機だよ」

座敷童「なんじゃそれは、扇風機の親戚か?」

男「一応合ってる」

 ピッ
   ボワァァ…

座敷童「ほえー…温いのぉ…」

男「温いな」

座敷童「………」ピッ

男「どうした?もう良いのか?」

座敷童「うむぅ…」

ピト…

座敷童「ふむ…」

座敷童「やはり主の方が温かいわい」ギュッ

男「そりゃどうも」

こうですかわかりません

すまぬ

なんか上の方で布団が出てきてたので


ー布団ー

男「ぐがー…」

座敷童「ふふふ…寝ている隙に潜り込んでやったわい…」

座敷童「………」ギュッ

座敷童「すぅー……はぁぁ……」スンスンッ

座敷童「いい匂いがするのぉ…男の匂いじゃ…」

座敷童「男は温かいのぉ」

座敷童「………」

座敷童「(す、少しだけ…少しだけ唇に触れるくらいなら…)」ソッ…



男「何してんだ」

座敷童「あわわわわわ!!!」カァァァ

ー雪ー

男「お、おい!外見てみろよ!雪積もってるぞ!」ドタバタ

座敷童「なんじゃぁ…わしはまだ眠い…」

座敷童「それに雪なんぞで、はしゃぎおってからに…」

男「良いからいいから!」グイッ

座敷童「ふあぁ…むにゃ…」

 ガチャッ
   バタン



座敷童「ほ、ほわああああぁ!!!雪じゃ!!」

座敷童「主よ!見てみぃ!雪じゃ!!」ピョンピョンッ

座敷童「白いのぉ…!はむっ…!んぐ…」パクッ

座敷童「うむ!味が無い!」

座敷童「なぁ主よ!見て…――」

男「お前の方がはしゃいでるじゃん」

座敷童「う、うるさいわっ!」

ー雪だるまー

男「よいしょっ…よいしょっ…」ゴソゴソ

座敷童「ほー、なんじゃそれは?」

男「まぁ見てなって」

座敷童「うむ」

…………

男「ふぅー…こうやって2つ重ねてっと、こんなもんか」

座敷童「なぜ3つ並んでおるんじゃ?」

男「お前と俺と子供」

座敷童「な、ななななっにゃにを言っておるんじゃぁ!」カァァァ

男「あれ、子供は2人欲しかった?」

座敷童「そういう意味では無いわ!」

座敷童「それに、その…子を作るなら4人…」ゴニョゴニョ

男「子供を作る?わけわからんがこれは近所の子供だぞ」

座敷童「それを早ぅ言え!」バシッ

ーかまくらー

座敷童「主よ、何をしておるんじゃ?」

男「かまくら作ってる」ポンポンッ

男「よし、できた!さっそく入ろう!」グイッ

座敷童「う、うむ!」

男「さ、寒い……そういや何も道具持ってきてなかった」ガタガタ

座敷童「お、おおおお主は阿呆じゃののののぉ…!」ガタガタ

男「ダメだ寒いちょっとすまん」ギュッ

座敷童「ほわっ!?」

男「ふー…温けぇ…」

座敷童「ぁ…ぅ…」プシュー

男「お、おいどうした顔が赤いぞ」

座敷童「ぬ、主のせいじゃ!」

男「そ、そうかすまん…離れるわ…」

座敷童「ま、待て…もう少し、その…くっついても構わんっ」

主と書いて「あるじ」と読んでる人と「ぬし」と読んでる人がいるみたいだな。

ーすりっぷー

男「うおおおぉ!凄い!地面が凍ってる!」ツルー

座敷童「じゃのぉ…はぁ、主ははほんと幼稚じゃな」

男「結構風切れて楽しいぞー、お前も来いよ」グイッ

座敷童「わわっ…ちょっ」

男「おほー!颯爽と滑る俺!」ツルー

座敷童「わ、わかったっ…わかったからわしを横抱きするのはやめぃ!」

男「うわっとと…おわっ」クルッドシャッ

座敷童「ふぎゃっ」

男「いってて…」

座敷童「………なんで横抱きでわしを抱えておったくせにわしが下になるんじゃ!!」

男「すまんすまん…スケート並みの回転が…」

>>521
なん…だと…
自分はぬしって読んでます…

そんなこと言ったら男が座敷わらしのことお前って言ってるのにも違和感を・・・

>>524
童さん呼びの方が良いかな…?
あと男の口調も丁寧語の方がやっぱ良いのかな

ーぷにぷにー

男「その、すみませんでした…」

座敷童「ふん!あーあー、主のせいで歩けんようになったわ!おんぶせい」

男「凄い態度がでかい……」

座敷童「ほれほれ、早ぅせんか」

男「へいへい…」ヨッコラショーイチ

座敷童「ふむぅ…主の背中は良いの…」

男「重っ」

座敷童「なっ!?れでぃに向かって重いとは何じゃ!」ポカッ

男「ごめんごめん冗談ですよ、柔らかいだけ」

座敷童「い、意味わからんわ!どこが柔らかいんじゃ…?」

男「おしり」

座敷童「しばくぞ」

ー傷ー

男「ご到着ですよ、お嬢様」ヨッコラショ

座敷童「うむ、苦しゅうない」

男「とりあえず怪我の手当でもしますか」スッ…

座敷童「ま、待て主よ!染みるのは、嫌じゃ…」

男「じゃあどうしろと…」

座敷童「……はっ!そうじゃ、わしの傷を舐めて直せぃ!」

男「それこそマズイんじゃ…」

座敷童「まぁまぁ、やってみんとわからんかろう?」

男「じゃあ…」ペロッ

座敷童「んんっ…はふ…ぅん…」

男「………」ペロッペロッ

座敷童「ってどこを舐めておるんじゃ!」

男「膝の傷は流石にまずいので脇を…」

座敷童「主は阿呆か!」

ーみかんー

座敷童「ふむぅ…!このっ」グチャ

男「あらら、ぐちゃぐちゃになっちゃいましたね」

座敷童「くぬぅ!うまくむけんわ!」

男「こうやって、ころころと少し力を入れて転がして…あとはささっと皮をむくだけ」コロコロ

座敷童「おぉ!凄いの!」

男「はい、あーん」スッ

座敷童「ひょわっ!?」

座敷童「…こほん。あ、あーんっ…」パク

男「みかんって美味しいですよね」

座敷童「そ、そうじゃのぉ…」

座敷童「主のは特に甘く感じるわいっ、じゃからその…」

座敷童「も、もう1つくれぬか」

男「良いですよ、どうぞ」スッ

座敷童「むぐぐ…あーんは無しか…」シュン

ー就寝ー

男「ふあぁ…そろそろ寝ましょうか」

座敷童「じゃな…それじゃあおやすみ」

男「何言ってるんですか、童さんも一緒ですよ」グイッ

座敷童「………へ?」




男「やはり2人だとすぐに布団が温かくなりますね」モゾモゾ

座敷童「そ、そそそそうじゃな!」

座敷童「その、主よ…もう少し離れてくれんかの…。こうもくっつかれると恥ずかしいんじゃが…」ゴニョゴニョ

男「妖怪にもそういう感情ってあるんですね」

座敷童「あ、当たり前じゃ!」

男「そうですか、じゃあ離れるわけにはいけませんね」ギュッ

座敷童「ふみゅぅ…」ドキドキ

男「それじゃ、おやすみなさい」

座敷童「………」コクコク

ー勝つ丼ー

座敷童「なんじゃこれは?」

男「カツ丼です」ホカホカ

座敷童「喝ドン?なんか物騒な食べ物じゃな」

男「そうですよ、とても美味しいんですが食べる前に作った人に喝を入れなければいけません」

男「今回の場合、キスで良いですよ」

座敷童「なんじゃと!?ぐぬぅ…」

座敷童「き、キスか…」チラッ

座敷童「いやダメじゃダメじゃ…恥ずかしくてできん…」カァァァ

座敷童「でも食べたいしのぉ…」スンスンッ

座敷童「くうぅ…ここは恥を忍んでするしか…」

男「まぁ嘘なんですけど…」

座敷童「こっこのぉっ!」ポカポカッ

座敷童「……なんじゃ、気持ちの悪い薄笑いなんぞ浮かべおって」 ジトー

男「いいえ~? 別になんでも~?」 ヌフフン

座敷童「いいや! お主がその様な顔をしている時は決まっt」

男「あぁそうそう、そう言えばさっき商店街でこんな物を買ったんだったな~っと」 ガサガサ

座敷童「ぬっ、これっ! 話の腰を折るでn……そ、それは まさかっ!!?」 ザザザッ

男「ふふふ……そう、これは……ワラシ御用達の和菓子屋「兎列美庵」特製の……桜餅!!」 デデーン

少年「……えっ? 和菓子屋なのにトレb」

座敷童「おぉぉ~~~~っ!! 遂に! 遂に手に入ったのじゃな!!」 キラキラキラ

座敷童「時期も時期じゃからのぅ、もう今年は食べれなんだと思っておったが……ようやったぞ男!!」 ペシペシ

男「はっはっは、そうかそうか いやぁ、そんなに喜んでくれると買ってきた甲斐があったってもんだ」 ニコニコ

座敷童「そうとなれば早よぅ! 餅が乾いてしまう前に 早よぅ帰って食べねば!!」 ダッ!

男「おっと、ワラシさんや そう慌てなさんな」 ムンズ

座敷童「んぎゅ!? こ、これ! 襟を掴むでない! 苦しいではないか!」 ジタバタ

男「よく見てごらんなさいな、今日は何だかとっても心地の良い陽気じゃあないですか」

男「こんな日にわざわざ狭い我が家で小さくなって和菓子を食べる……勿体無くはありませんかい?」

座敷童「……ふむ?」 ピタッ

男「ここはひとつ、ここにある御誂え向きなベンチにでも座りながら 食べるのが乙ってもんじゃあ ないですかな?」

座敷童「……成る程、それは確かに乙じゃの……乙なのじゃが……」 チラッ

少年(……あっ)

少年「あ、あのっ! そう言えばボクはそろそr」 アセアセ

男「おっと、皆まで言わずとも分かってますとも御二方、その辺は心配ご無用」 ガサリ

男「ホラこの通り 買ってきたのは6個入りだから、3人でもケンカ無しで食べれますよっと」

座敷童「おおっ! なんじゃ そうであったか! それなら何の問題もないのう」

少年「えっ? でも……それって……あの、やっぱりボクは」

座敷童「なんじゃ、遠慮する事はないのじゃぞ?」

男「そうそう、若い内は少し図々しい位に遠慮しないのが丁度いいってもんだ」 ウンウン

少年「……だってさワラシ姉ぇ? 3人で食べるよりさ? 2人で食べた方がたくさん食べれるんだよ?」

座敷童「……なんじゃ、心配しとったのはそこじゃったか……お主という奴は、全く馬鹿者じゃのう」 ハァ

少年「えぇっ!? バカってなんでソコでボクがっ」

座敷童「良いか? ここに桜餅が6つ、儂と男で分ければ1人が3つ……お主を交えれば1人が2つとなろう」

少年「ホラそうでしょ? だったら……」

座敷童「であるなら、儂としては男と2人で食べる桜餅よりも お主を交えて食べる桜餅の方がずっと楽しく食べれそうに思えるのじゃが」

少年「……!」

座敷童「むっ……なんじゃ、素っ頓狂な顔をしおって そんなにおかしな事は言ってないと思うのじゃが」

少年「あ……いや、その……なんていうか……っ」 フイッ

座敷童「む……なんじゃ、顔を逸らしよって これ、ちゃんと此方を見て物を言わんか」 ジリジリ

少年「ちょっ、まっ……~~っ」

男「……あ~、アレじゃあ無いかな? きっと少年クンは桜餅が2つきりだったら ワラシはどうするつもりだったのか気になったんじゃないかな~?」

座敷童「んなっ!? それは……い、いや!別に桜餅が2つきりであったとしても分け合うことに吝かではないのじゃぞ?」 アタフタ

座敷童「じゃが、その場合じゃと流石に買ってきた男の分を削るのも忍びない、となれば儂の分を半分ずつとなるじゃろうが 流石にそれじゃと少年が気に病むじゃろうなと思った次第であって……」 モジモジ

男「ふ~ん? 成る程成る程~?」

座敷童「……って何を言わすか男っ! 此れではまるで儂が食いしん坊の様ではないか!」

男「おやおや? 違うとでもお思いで?」

座敷童「全然違うじゃろうが! ほれ、少年よ お主からも言ってやるのじゃ!」

少年「……」 グシグシ

少年「……ゴメン、ちょっと 食いしん坊キャラっぽかった、かな」 ニッ

座敷童「んな!?」

男「あっはっはっは! ほ~らやっぱり」

座敷童「お……おのれ男ォォ」 ゴゴゴゴ

男「……あ~そうそう、そう言えば」

座敷童「ふん! そうやって話を逸らそうとしても無駄じゃ! 良い機会じゃ! 儂は常々お主のそういう所h」

男「いつ桜餅を買ってきても良いようにって買ってきてあった 少しお高いお茶っ葉はどこにしまったんだっけかな~?」

座敷童「」 ピクッ

男「いやぁ~せっかく桜餅を食べるならやっぱりお茶も一緒じゃないと締まらないよなぁ~……あぁそうだ、確かアレは戸棚の下から2番目n」

座敷童「下から二番目じゃな!? 直ぐに淹れてくる故! そこで大人しく待っておれ!」 ダダダッ

男「はいは~い、美味しく淹れてな~」 ヒラヒラ

少年「……」 ジッ

男「さて、と……それじゃあ ご指定通り大人しく座って待ってようか?」 ニコリ

少年「……」 ペコッ

男「よっこいせ、っと……ホラ、どうぞ?」 ギシッ

少年「……」 ...キシッ

男「……ふぅ~……」

少年「…………」

少年(き……気まずい……) タラリ

男「……」

少年(分からない……一体どうしてこんな状況に……) ソワッ

男「……」

少年(初めて会う人……しかも年上のオジさんとなんて、何を話せば……) ソワソワ

男「……どうかしたのかい?」

少年「うぇ?! あ……いえその、別に……は、ははは、はは」

男「そうかい? ……ふむ」 ジィッ

少年(……ぅぅぅ……ワラシ姉ぇ、早く帰ってこないかなぁ) ソワソワソワ

男「……なぁ、少年クン?」

少年「! な……なんでしょうか?」

男「……キミ位の歳の頃にはありがちなことなのだろうが……年長者として敢えて言わせて貰うと、だな」

少年「……っ」 ドクンッ

男「……トイレに行きたいと思うのは生きてる限り仕方のないことだから、恥ずかしがったりする事は無いのだよ」 ウンウン

少年「……はい?」

男「だから遠慮なんか要らない、トイレに駆け込みたい時は何時でもウチのを使ってくれて構わないよ」 ニッコリ

少年「……は、はぁ……そうですか」 ポカーン

男を「そういや座敷童って一人だけなの?」

座敷童「いんや、複数おるぞ」

男「まじで!?じゃあみんなそれぞれ個性があるのかな」

座敷童「勿論じゃ。そうでないと同じ顔が複数なんぞ気持ち悪いじゃろ」

男「それだったら3ぴ、ぐはっ」バタン

座敷童「こやつは本当に煩悩まみれじゃの」カァ


私事ですが明日座敷童が出るという場所にに民泊してきます。出会えたら嬉しいな

男「昨日泊まって来たよー」

座敷童「ほう。それで見えたかの?」

男「いんや。現れてくれなかったけど寝るときに足の間に人肌の熱さ少しだけ乗っかってる感を感じたよ!」

座敷童「それはただの幻覚じゃろ」

男「だよねー。やっぱ俺になついてくれなかったか……」

座敷童「ただ既に他の座敷童が付いてるから自粛しただけじゃろ」小声

男「なんか言った?」

座敷童「何も言うとらんよ。残念だったの。まあ今度は会えると良いのぉ」

男「そだねー。残念だ……」


座敷童ちゃんかは分かりませんが物音は何回かしてました。妹は何かを感じ(元々妹は何か感じやすい体質)、母は女の子の声を聞いたそうです。何故俺には何も無かったのか。恥ずかしかったのかな?
皆さんも一度泊まりに行ってはどうでしょうか。民拍なのでとても広かったです。
SSと関係ない話、すみませんでした。

男「童すゎーん!!」ドドド
座敷童「何じゃ帰るなり騒々しい・・・」
男「これ、童さんにあげる!」
座敷童「お?これは・・・」
男「梅の花だよ!出先で剪定してたから枝ごともらってきた!」
座敷童「ふむ・・・寒梅かえ」
男「童さんババァだからこういうの好きだろうなって」
座敷童「ババァと言うでない。じゃがまぁしかし、梅は確かに嫌いではないしの」
座敷童「無下にするのも不粋じゃ、有り難くもらってやるか」フフ
男「俺は童さんの喜んだ顔が大好きです!!」ギュッ
座敷童「ほぁっ!?」ビクッ
男「もー童さん好き好き大好きっ!!」スリスリ
座敷童「・・・ちぇりゃっ!」ドスッ
男「ぐぇっ!」
座敷童「せっかくの寒梅の香が飛ぶじゃろが!汗臭い体で抱きつくでない!」
男「わ、童さん・・・日に日にあしらい方が暴力的になってる・・・」プルプル

男「今日は童さんにアイパーをかける!」キリッ
座敷童「何を訳の分からぬことを宣言しておる・・・」
男「座敷童がパッツンおかっぱである必要性はないのではないかと気付いて」
座敷童「止めぬか、鬱陶しい」
男「まぁあれですよ、春も間近でイメチェン大切ですよって話」
座敷童「要らぬ。儂はこの髪型が一番楽なんじゃ」
男「ぶー・・・せっかくもっと可愛くなると思ったのにー・・・」
座敷童「髪型に左右される可愛さなぞ大したものでないわ」
男「仕方ないから後ろ結びで我慢するかー」サワサワ
座敷童「こっ、こら!勝手に弄るな!」
男「動くと髪の毛くしゃるよ?」
座敷童「むぐっ・・・は、早うせいよ!!」
男「やっぱり人間素直が一番ですなぁ」
座敷童「儂ゃ妖怪じゃ!!」

男「この前さ、雪女さんに求婚された」

座敷童「なんじゃと?」

男「あなただったら私はどこにでも着いていきます!って言われちゃったよ。えへへ」

座敷童「ほーう。じゃあさっさと雪女のところへ行けば良かろう。」プイ

男「行くわけないじゃん。俺はもう座敷童という奥さんいるからね!」

座敷童「な、なにを言うておるんじゃ! そんなこと言っても何も出てこないわ!」

男「そのわりには顔真っ赤だけどね。大好きだよ座敷童さん♪」

座敷童「」カァー



おい誰か書けよ

男「座敷童っていっぱいいるけど全員知ってたりするの?」

座敷童「一年に一度集会みたいなのをしておるから大体は知っておる」

男「そんなのあるんだ……」

座敷童「新入りに色々教えたり、座敷童じゃなくった者の確認とかそういう事務的なのが目的じゃ」

男「結構人間味があるね。てか座敷童じゃなくなったって成仏的な感じなの?」

座敷童「そうだったり、人間とくっつきたいと人間になる者がおっての。そういう輩がおるんじゃ」

男「ほうほう。それは良いこと聴いたな」ニヤリ

座敷童「何がニヤリじゃ!わしは人間になって男と結婚したりせんぞ!」

男「俺は一言も俺と結婚出来るねとは言ってないよ。そうかそうか、童さんは俺のことが好きなんだね。良かった」

座敷童「そんなわけないじゃろ!」カァー



おいお前ら書けよ

CM「人生で最大の幸せな思い出にウェディングドレスを着ませんか?」

座敷童「今は白無垢は着ないのか?」

男「いんや、人によっては白無垢でやる人もいるよ」

座敷童「そうかそうか。まだやってる人もいるのか。安心した」

座敷童「昔は将来、白無垢期待と思ったものじゃ。女の憧れじゃった」

男「座敷童さんもそんなときがあったんだねえ」

座敷童「そりゃそうじゃ。わしじゃて女だかろうの」

男「そっかー。じゃあ結婚式しようか」

座敷童「何言っておるんじゃ。わしは全員に見えるわけではないのじゃ
無理だろうて」

男「そっか……残念だ。でも結婚式することには反対しないんだね」

座敷童「あっ」カァー



おい誰か書いてください

男「座敷童が多くいるのはわかったけど、喋り方ってみんな座敷童さんと同じような感じなの?」

座敷童「いんや、人それぞれ違うぞ。無口な者もおるし、逆に喋りまくる者もおる。みなそれぞれ個性をもっておるぞ」

男「そうなのかー。じゃあラノベとか同人とかパソコン超強い座敷童とかいるのかなぁ。冗談だけど」

座敷童「あー居たぞ。全部引っくるめた仲間が」

男「……へ?」

座敷童「勿論。それがでふぉではないぞ。あやつは例外じゃ例外」

男「まじでいるのかそんな座敷童が……」

座敷童「なんでもレジェンドとか言われるらしい。座敷童仲間として誇りが高いのじゃ!」

男「そ、そっかー流石座敷童だね。尊敬するよ……」

座敷童「そうじゃろそうじゃろ♪」



なあそろそろ誰か書いてください。お願いします。

座敷童「男、でーととはなんじゃ?」

男「大雑把に言えば恋人同士が一緒におでかけする事だよ」

座敷童「ほう。では男はでーとはしたことないのか」

男「あるよ」

座敷童「……誰じゃ?」

男「座敷童さんが知ってる人」

座敷童「雪女か?山形にいる座敷童か?それとも妖狐か?銀狐か?猫又か?誰じゃ!誰と行ったんじゃ!!」

男「誰って座敷童さんに決まってるじゃん」

座敷童「……へ?」

男「前に一緒に出掛けたじゃない。あれをデートと言わないでどうするの?」

座敷童「…………なんじゃおまえはああああ」

男「もしかして俺が他の子とデート行ったと思って妬いちゃったの?」

座敷童「違うわ!ただわしが保護者として見定めてないからじゃ!」カァー

男「そっかそっか妬いちゃったのかーかわいいなぁ」

座敷童「だから違うと言うておるじゃろ!」

男「俺は何があろうと座敷童さん一筋縄だよ」

座敷童「あうぅ」



ねえ誰かさ。書こうよ。俺一人寂しいよ

書くとガチのエロ文章になっちまうんじゃよ…。
貴兄の文のように程よく萌えられないんじゃよ…(血涙)。

ほのぼのが書けないのでござる

>>580
エロい座敷童さん見てみたいな

>>581
ほのぼのじゃなくて良いと思うよ

座敷童「昔はな、今よりもずっと多くの座敷童が居たのじゃ」

男「じゃあそれだと寂しいね」

座敷童「そうなんじゃが逆に言えば成仏したり、今度は幸せな人生を送れたということじゃから良いことなんじゃよ」

男「そっかー。じゃあ今度は座敷童さんの番だね」

座敷童「わしはもうとっくの昔に幸せじゃよ」

座敷童「男で出会って。今こうして隣に存在出来て、男の成長を間近で見られるんじゃからな」

男「///」

十数年前

座敷童「暑いのう、いくら風通しが良いとはいえこうも日差しが強いとさすがにのう・・・」

男「」ジー

座敷童「ん?どうした坊主じーっとワシの顔をみて、何かついとるか?」

男「暑いの?これ食べる?」つガリガリ○ソーダ

座敷童「よいのか?なら馳走になるかの。
ウム、冷たくて美味いのう、気に入ったぞ。」頭ナデナデ

男「///」

現在
座敷童「男よ暑いぞ何か買ってこんか!」

男「アイスなら冷凍庫に入ってるよ童さん」

座敷童「まことか!?用意がいいのう、しかもガリガリ○ではないか
他のも良いがやはり暑いときにはこれが一番じゃ!」

男「」ニマニマ

座敷童「なんじゃ男、気持ち悪い顔しおってまた変な事でも考えとるんじゃろ」

文才ないので困難で勘弁して

座敷童「……」チョコン

男「あの……」 

座敷童「なんじゃ?」アミアミ

男「編み物をするのは良いんだけどさ」

男「そのぅ…股の間に座られると、色々とマズイって言うか……」

座敷童「わしはここが一番落ち着く」

男「俺の下はあんまり落ち着かないんだけど」

座敷童「主は、わしが嫌いなのか…?」

男「嫌いじゃないよ、むしろ好き」

座敷童「こ、このっ 面と向かって言うでない戯けっ」カァァ

こんなのしか書けません

男「童さん!俺雪女さんと結婚するとにしたよ!」

雪女「ふつつかものですがよろしくおねが致します」

座敷童「お、男よ。儂が好きだと言ってたではないか……」

男「今だって大好きだよ。母親として。童さんは俺ことは息子として愛してるんじゃないの?」

座敷童「あ…あ…あ…」

雪女「これからは私が男さんの隣で座敷童さんに代わって支えていく所存です。色々不手際はあるかと思いますがよろしくおねがいします。お義母様」

男「それでね童さん。結婚式の日取りなんだけど…」
…………
……

座敷童「」ガバッ

トコトコ

座敷童「いた。よし」男の布団に潜る

座敷童「2人で寝るのは何時ぶりかのう」ギュー

男「スゥースゥー」

座敷童「絶対お主には言わないが、わしはお主のことを愛しておるぞ。誰にもお主のことは渡さぬ。死んでもずっと…」

座敷童「……スゥー」

男「セクハラされてる女の子って可愛いよね」

座敷童「……お主、最低じゃな、いっぺん輪廻の中で禊を受けてきた方がよいぞ」

男「そんな洗濯機みたいな感覚で転生してたまるか……特に嫌がってるのに、堪えなければいけなくて、恥辱に悶えてる様子とかそそるよね」

座敷童「き、きもちわる……」

男「ひどいなぁ」

座敷童「儂へのセクハラで手打ちにしておけ。お主だって臭い飯は食いたくないじゃろう」

男「あ、童さんにはセクハラしていいんだ、ふーん……」ニヤッ

座敷童「あ、いや、今回のこれで、ということで、いつでもとは言っておらん!」

男「したいセクハラはやっぱりボディタッチだよね」

座敷童「そんなの、儂はやらせんぞ!」

男「別に童さんにやるなんて言ってないけど?」

座敷童「~~っ!」

男「最近はすっかり寒くなってきたなぁ」

座敷童「歳若いのに、ジジくさいやつじゃな」

男「もうおっさんだかんねぇ……ぐへへ…ちっちゃい女の子にイタズラしたい」

座敷童「……」

男「ううん! その生ゴミを見るような視線! マンダム!」

座敷童「少し前までは純粋な子どもじゃったろうに…どこで道を間違えたのか…」

男「ぷるぷる! ぼくはじゅんすいな こどもだよ! おかっぱのキレイなお姉ちゃんに だっこされたい!」

座敷童「なっ……きれ……っ!」

男「別に童さんなんて言ってないですけど?」

座敷童「っ!? 本当にお主のそういうところ、大嫌いじゃ!」

男「あらまあ」

座敷童「ふんっ」プイッ

男「……別に、童さんのことが綺麗じゃないって、言った覚えもないけどね」

座敷童「……は?」

男「さて! ちょっとジョギングでもしてきますかね!」

男「あー、結婚したい」

座敷童「な、なんじゃ急に……」

男「いやぁ、独り身で寂しく死ぬ自分を想像したら、めちゃくちゃ怖くなってさ」

座敷童「……誰か良い相手はおるのか?」

男「いやぁ、全然。俺の女っ気のなさったら……ほんと、童さんくらいだよ」

座敷童「儂は人間ではないぞ」

男「えー……じゃあゼロだよゼロ」

座敷童「ざ、残念じゃったな。結婚は相手がおらぬとできんからな。お主は、その人を小馬鹿にした性格が直らん限りは無理じゃろうな」

男「いやあ、直らないでしょ。別に小馬鹿にしてるつもりはないんだけどさ」

座敷童「ま、まあ……お主がくたばるところは儂がちゃんと見届けてやろう」

男「プロポーズだ!」

座敷童「ち、違うわ! 小憎たらしいお主がくたばるところを見て笑ってやるという意味でじゃな……!」

男「逆プロポーズとか人生ヌルゲーっすわぁ」

座敷童「違ぁぁうっ!」


男「童さん、あけおめことよろっす、ウィッスウィッス」

座敷童「お主は相変わらず生意気坊主じゃの…」

男「童さんと比べたら、子どもだし、それなら、子どもらしくしようかなって」

座敷童「意味が分からん……それに、今までより退行したら、もはや赤児になるのではないか」

男「ほう、つまり……童ママぁ!」ガバッ

座敷童「ひっ……!」ドロンッ

男「消えるなんてそんな!? おぎゃらせてよ! 童ママ! 童ママぁ!」


男「ごめんごめん、童さんに甘えたい欲望が留まるところを知らなくてさ。もうやらないから」

座敷童「冗談にも程というものがあるぞ……鳥肌が止まらん…」

男「悪かったって……ところで授乳プレイしてみたいんだけど、どうかな?」

座敷童「さて、新しい家主を探すとするかの」

男「ごめんさない、もうしないので、出ていかないでください」ドゲザ

座敷童「……はぁ」

これは男変態すぐるwww

なんかお題ください


男「あぁ……年始から死ぬ……仕事やめてぇ……」

座敷童「随分と遅かったの」

男「うん……明日も遅いよ……」

座敷童「いつも以上に疲れておるの…ほれ、コートよこせ」

男「いやぁ、きついっすわ……ありがと」ファサッ


男「……疲れ過ぎて飯食う気にもならねぇ……あぁ、童さんが膝枕とかしてくれたらなぁ……」チラッ

座敷童「……ん」ポンポン…

男「……マジで?」

座敷童「つ、疲れてる家主に幸せを与えるのが座敷童じゃからな」フイッ

男「童さんは最高だぜ! ……さっそくお邪魔します!」ポフッ

座敷童「こ、これ…っ! あまりモゾモゾするでないっ!」

男「いやだ! もっと童さんの太ももを堪能するんだ!」

座敷童「やめんか!」ペチッ

男「ありがとうございます!」

童さん良い女だなぁ

>>615
・コタツとみかん
・二人人生ゲーム
・お味噌汁
とかどうでしょう?

把握はあく

・二人人生ゲーム

座敷童「うぅむ、これは・・・」

男「お、子供ができた。これで七人目かー」

座敷童「お主ちょっと絶倫すぎやせぬか?」

男「いやいや、ゲームのことだし額面通り受け取ってドン引きされても困る」

座敷童「わりと主のいめぇじ通りじゃと思うが」

男「心外な。俺だって家族計画くらい立てるんですからね!ぷんすこ!」

座敷童「口でぷんすこ言うでない・・・気色悪いの」

男「あ、でもどうしよう。総資産的に破産はしないけど跡継ぎ問題とかで揉めるかも!」

座敷童「お主はなにゆえただの人生げぇむにそこまで入れ込めるのじゃ・・・」

男「だってこれ童さんとのウハウハ私生活を仮定してプレイしてるからね?そりゃ夢も股間も膨らみますよ」

座敷童「わ、わしに七人も子を産ます気か!?この破廉恥漢めがっ!!」

男「えぇ~怒るポイントそこ~?童さんなんか最近俺に毒されてきてるぅ~」

よい

読み返してみたら>>1でなく>>3だった、すまぬ
そして童さんはやはり可愛かった

・コタツみかん

男「むにゃむにゃ・・・」

座敷童「あ、これ。こたつで寝るでない、風邪を召すぞ」

男「うぅ~ん、もう食べられないよ童さぁ~ん・・・」

座敷童「何の夢を見とるんじゃ、こやつは?」

男「え?今度はスク水ニーソで?仕方ないなぁおじさん頑張っちゃうぞぉ~ぐへへ・・・」

座敷童「・・・」プシュッ

男「ぎゃっ!?」

座敷童「目は覚めたかえ?」

男「痛い痛い痛い目が凄く痛い!!!」ゴロゴロ

座敷童「寝覚めの柑橘はよく効くのぅ、ほほほ」

男「お、俺何か悪いことした・・・?」

座敷童「夢の中の自分に聞いてみい」

男「・・・?」

・お味噌汁

男「童さんの作るご飯は今日も美味いなぁ」ムシャムシャ

座敷童「じゃろ?もっと感謝して崇めてもよいぞ」

男「特に味噌汁が美味しいよね。これ何か特別なことしてるの?」

座敷童「京の白味噌を使っておるからのぅ、上品な味に仕上がるのじゃ」

男「そういうのってこの辺で売ってるの?」

座敷童「近くにはないがとなり町の大きい店子にはあるの」

男「じゃあわざわざ買いに行ってるんだ。ありがてぇなぁ」

座敷童「感謝して残さず食べるのじゃぞ?」

男「はーい」

男「・・・しまった特にオチがないぞ」

座敷童「味噌つかなかっただけじゃろ。味噌汁だけに」

男「え?何か言いました?」

座敷童「・・・な、何も言うとらんぞ?」

・かりんとゲーム

男「童さんとかりんとゲームゥッ!!!」

座敷童「・・・」

男「ルールは簡単!このかりんとの両端をくわえて食べるだけ!」

男「さぁ童さんレッツトライ!」

座敷童「食べ物を粗末にするでない」ポリポリ

男「あぁん普通に食べてるぅ!!」

座敷童「しかし美味いのこれ」ポリポリ

男「でしょー?俺が作ったの!」

座敷童「・・・本当かえ?」

男「うん!暇だからネットで作り方調べた!」

座敷童「そういうもので遊ぶでないわ!勿体ないじゃろ!」

男「うへぇ、結局怒られた・・・」

座敷童(普通に食べさせれば誉めようもあるものを・・・ばかたれめ)ポリポリ

・にらめっこ

男「童さんにらめっこしよう! にらめっこ!」

座敷童「……はあ」

男「あっ、『お主の顔なんぞまじまじと見る価値なぞないわ』って顔してる」

座敷童「流石にそこまでは思っとらんわ。急に卑屈じゃな」

男「もちろん童さんになら、冷たい目で見られても興奮するけどね! むしろドンと来いや!」

座敷童「間違った方向に漢気を出すでないわ」

男「はい、さっそく行くよ! にらめっこしましょ! 笑ったら負けよ!」

座敷童「はあ、あまり得意でないがの」

男「あっぷっぷ!」

座敷童「……」ぷくっ

男「んんんん……っっ!」

座敷童「お主、弱すぎじゃろ」

男「反則だ!童さんの頬っぺ、ぷくっが可愛過ぎる!反則級に可愛い! kawaii! warashi-san is kawaii!」

座敷童「お主の舶来語は現代の中学生未満じゃな……」

・停電

フッ…

座敷童「む、停電か?」

男「真っ暗だ。童さんはどこだ。ぐへへ」

座敷童「お主がこの暗がりに乗じ、せくはらしてくるだろうと思うて距離を取っておる」

男「童さんはサトリになったの!? しかし、読まれていても俺は童さんにスケベするんだ!」

座敷童「お主の考えてることなぞ手に取るように分かるわ、阿呆め。早く電気を直さんか」

男「いいや、童さんとドキドキハプニングするまでは、ブレーカーを上げない!」

座敷童「……」

男「もしくは、暗いのが怖くて、俺に抱き着いたりしてもいいんだよ? ほら、カモーン!」

座敷童「暗闇が恐ろしくて妖怪がつとまるか」

カチッ……パッ

座敷童「……なんで全裸なんじゃお主は!?」

男「ふっ、童さんがそれと知らずに全裸の俺に抱き着いたりナデナデされてたら、背徳的で興奮す……あばっっ!? た…たまはらめぇ……ぐふっ」

座敷童「ふむふむ、2年半か」

男「童さんパソコンで何してるの?掲示版?めずらしいねぇ」

座敷童「なに、時々みとるよ、丁度今みてた所と同じくらいだから2年半くらいかの」
こっそり画面を変える

男「2年半か、なかなか長いね。俺も童さんと2年半であんなことやこんなことやムフフ」

座敷童「おぬしはずっと変わらんのう」

男「そう、ずっと童さんが大好きだからね!イタっ」

座敷童「まったく、・・・///」

男「ただいまー」

座敷童「うむ、今日は少し遅いのぅ何かあったのかぇ?」

男「うーんよるとこあってね」

座敷童「そうかまぁよい、それにしても今日は暑いのう」

男「そうだねぇ」

座敷童「日が落ちても暑いらしいぞ」

男「それはやだねぇ」

座敷童「こんな時は冷たい物を食べるのもいいものじゃ」

男「あーそれはいいねぇ」

座敷童「のう主よ、頼みがあるのじゃが」

男「んー」

座敷童「主よ、・・・主ぃ(涙目)」

男「そう思ってアイス買って来たんだよ、はい童さん」

座敷童「///」

男「……キミはどうやら、聞いていたよりもずっとしっかり者の様だね」

少年「はぁ……えっ?」

男「キミは僕の事を知らないだろうけど、僕はキミのことをよ~く知ってるんだな、これが」

少年「……それって」

男「あの子……あぁ、いや……ワラシは、夕飯の時に決まってキミのことを話して聞かせてくれるんだ」

男「今日は何をして遊んだ、何と言ってからかってやった、明日はどんな風にしてからかってやるか……といった具合にね」

少年(ワ、ワラシ姉ぇぇ~~っ) カァァァッ

男「とても楽しそうに、毎日……あんな風に笑うんだったなと、懐かしくすら感じたよ」

少年「…………へ?」

男「なぁ、少年くん……実はね、キミにひとつ頼まれて欲しいことが有るんだ」

少年「ボクに……ですか?」



・・・・・



座敷童「お~い、御待ち遠様じゃ~」 カタコト

少年「……っ」

男「おぉ、待ってました! 随分と時間が掛かるもんだから、危うく干からびるかと思ったよ」

座敷童「いやなに、折角良い茶菓子が有るんじゃし、少し雰囲気を出すのも良いかと思っての、ほれ」 ガサッ

少年「……? ビニールシート?」

男「……あぁ! 成る程、野点か」

座敷童「うむ! 流石は男、分かっておるのぅ」

少年「のだて? ……ってなに?」

座敷童「む? なんじゃ知らなんだか? 要するに屋外でする茶会の事じゃ」

少年「ちゃかい……それって、正座になって苦いお茶をクルクル回す、みたいなやつ……?」

男「ははは! いやなに、そんな嫌そうにしなくても大丈夫。 そこまで形式ばった物ではないよ、要するに和風のピクニックといった所さ」

座敷童「そう、それじゃ! ぴくにっく! 桜こそもう散ってしまったが、葉桜の新緑を眺めるのも悪くなかろ?」

座敷童「それに心配せずとも茶の方も煎茶じゃからの、子供舌のお主でも茶菓子と一緒なら問題あるまい」

少年「……まぁ、そういう事なら」

座敷童「そうこなくてはのぅ! それ、男!」 ガサッ

男「はいはい……ささっ、どうぞお座りください、お嬢様」 ガササッ

座敷童「うむ! 苦しゅうない……っと、ほれ少年も早う座らんか」 テシテシ

少年「……ん」

男「それじゃあ僕も……よっこい、しょっと」

座敷童「なんじゃ、爺臭い声を出すでないわ」

男「これはこれは、私如きの若輩がワラシ様を前にして、とんだ失礼をば」

座敷童「……まぁ、良い。 折角のぴくにっくじゃからな、詰まらぬ事に拘わって茶が冷めてはいかんからの」 ヒクヒク

男「いやはや、流石はワラシ様! 懐が広くていらっしゃる! 年季が違いますなぁ! 年季が!!」

座敷童「…………」 ヒククッ

少年「……ねぇ、ワラシ姉ぇってさ……男さんより何歳くらい年上なn」

バンッ!

座敷童「桜餅っ! 早よう桜餅を出さんかっ! 茶がぁ! 冷めるっ! じゃろうがぁっ!!」 バシバシッ!

男「ハハハハッ、ごめんごめん……それではご開帳、っと」 ガサッ

少年(……ワラシ姉ぇがさわぐからどんな物かと思ったけど……見た目はフツーの桜餅なんだなぁ)

少年(むしろ、スーパーで売ってるのより色が薄いし、葉っぱで包んだ普通のお餅っぽいけど……っ!?)

座敷童「…………」 キラキラキラキラ

男「……ほら、ワラシ? 固まるのは良いけど、その調子だと桜餅も乾いて硬くなるぞ?」

座敷童「っ! わ、分かっておる! というか別に固まっとらんわ!」

少年(いや、メッチャかたまってた……目をキラキラさせながら軽く1分以上はかたまってた)

座敷童「ほ、ほれ! 小皿も持って来ておるからの! どう盛りつければ良いものかと、少しばかり考えておっただけじゃからな!」 カチャチャ

座敷童「うむ、 盛り付けは会心の出来じゃな!」

少年(確かにお店の写真みたいに飾れてる……あ~でもない、こ~でも無い、ってけっこう時間かかったけど)

男「まったく、ワラシは拘り出すと矢鱈に細かいんだからなぁ」

座敷童「それでは、いざ…………いただきます」 ハムッ

少年「えっと、いただきま~す……っと、ん~……っ!」モグッ

少年(あれ、これ…… アンコのあまさもモチの感じも、フツーのと全然ちがう! メチャクチャウマイ!!)

少年「ウッマ! ワラシ姉ぇ! これホントにおいs……っ」

座敷童「………………」 ツゥ...

少年(……目をつむってナミダを流しながら食べてる)

座敷童「……………」 モクモクモクモク

少年(……スッゴく幸せそうに……って、まだ一口目!? いつまでかんでるつもりだろ)

座敷童「………………っ……」 ズズッ

少年(あっ、スゴくもったいないって顔して飲み込んで、お茶を……)

座敷童「………………」 ホゥ

座敷童「……………………」 キラキラキラーン

少年「…………」 ゴクリ

男「毎度のことながら良い食べっぷりだ、これだけ喜ばれれば茶菓子も本望だろうな……キミもそう思わないかい?」 モグモグ

少年「へっ!? あ……はぁ」

男「いや待て、むしろ……キミの場合は茶菓子の方が羨ましい……といった所かな?」 ズズズーッ

少年「……は、はいぃっ!?なっ、そ……れ……っ!?!?」 カァァァッ

男「アッハッハッハ! いやぁ~、初々しい! 若いってのは良いなぁハハハッ!」

座敷童「…………はふぅ……? なんじゃ、どうしたんじゃ男、その様に腹を抱えて笑いおって」

男「いやぁ~、やっぱり若い子との触れ合いは心が潤うなぁ、ってね」 クックックッ

座敷童「……? なんじゃ、藪から棒にその様な年寄り臭い事を言いおって……? 少年? どうした? そっぽを向きおってからに」

少年「…………べつに、なんでもないし」 プイッ

座敷童「何でも無いなら、何故その様な……むっ! さては男の奴に何かされたか? それならば」

男「なんでもない! 無いったらない! ~~~~っ!? あっアチっ!?」 ムグッ...ゴフッ!

座敷童「あぁ、あぁ……そんな一息に飲もうとしたら……まったく」 フーッフーッ

少年「!?」

座敷童「……これで大丈夫じゃろ、あまり慌てずゆっくり啜るのが火傷せず茶を飲むこつじゃぞ」

少年(……ワラシ姉ぇがフーッ、ってした、お茶……) ドギマギ

座敷童「……? どうしたんじゃ? 飲まんのか? それとも口に合わんかったか?」

少年「~~~~~~~~っ!!」 ズズーッ!! バクッモムモムモム

座敷童「んなっ!? そ、そんな一気に飲んで食べてするでない! これ! もう少しゆっくり味わわんか!」

少年「~~~っ、~~!? ~~~~~っ!!?」 ングッ

座敷童「な、なんじゃ? まさか、詰まらせおったのか!? 言わんこっちゃない!! 茶を、ほれ! 早く!」

少年(ってソレ! ワラシ姉ぇが飲んでたヤツじゃん!? んなの、飲めるか~~っ!!) モガモガモガ

座敷童「これ! 早く飲めと言うておるに! あぁもう! 背中を叩いて……こら! 男も笑ってないで手伝わんか!!」

少年「~~~~~~~~~っ」

・・・

少年「……死ぬかとおもった」

座敷童「まったく、桜餅一つでとんだ大騒ぎじゃ。 お主はと言う奴は、茶菓子を食べる間も静かにしておれんのか」 ハムハム

少年「……」 ズーン

男「まぁまぁ、そう気にすることはないよ? 仮にもピクニックなんだし、こうして賑やかに食べてこそじゃないかな」 ズズッ

座敷童「賑やかと言っても限度があろうがな」

男「そうかい? 僕は楽しかったよ……てっきりワラシもそうだとばかり思っていたんだが」

少年「……」 チラッ

座敷童「それは…………のーこめんと、じゃ」 プイッ

男「まったく、素直じゃないよ本当に……さて、それじゃあ人心地ついた所で僕は退散させて貰おうかな……どっこいしょ、っと」

座敷童「また爺臭い……なら、儂も片付けを」

男「いいや、それ位は僕がやっておくから、ワラシは少年クンと遊んでなさい」

少年「……!」

座敷童「え……じゃが」

男「元々2人で遊んでるところに少しお邪魔しただけなんだし、それが自然だろう?」

座敷童「それは……」

男「そういう事だから、お邪魔したね……少年クン」

少年「ぁ…………はい」

男「今日はキミと話せて良かったよ……これからもワラシを、よろしく頼むよ」

少年「……」 ジッ

座敷童「……?」

少年「……桜餅おいしかったです、ごちそうさまでした」 ペコリ

男「……ん、それじゃあ失礼」

ザリ...ザリ...ザリッ

座敷童「…………のぅ、少年や……お主ひょっとして男に……」 ボソッ

少年「……えっ?」

座敷童「…………いや、なんでもない済まぬの」

少年「うぅん……いいよ、べつに」

座敷童「さぁて……では、何をしたものかのぅ」

少年「……」

座敷童「そうじゃ、さっきは蟻地獄を散々突き回してそのままじゃったな……よし!」

座敷童「そう言えば蟻地獄が何故に蟻地獄と呼ばれるのか、その所以たる姿を見せておらんかった! そうと決まれb」

少年「あ~……ワラシ姉ぇ、ちょっといい?」

座敷童「む……なんじゃ? 先程は、あぁ言っておったがやはり蟻地獄では不満かの?」

少年「いや、そういうんじゃなくて……え~っと~……」

座敷童「……???」

少年「……ぃれ」 ボソッ

座敷童「む? なんじゃ? 声が小そうて良く聞こえんかったんじゃが」

少年「いや、だから……~~~っ! トイレ! いきたいな~! って、言ったん、だけど……」

座敷童「何じゃ、御不浄か……それならほれ、さっさと済ませて来れば良かろう」

少年「そう、なんだけど……ちょっと、その……長くなる、かも? って言うか」

座敷童「なんじゃと? それは、つまり……下r」

少年「あ~~っ! そう言うこと言うなし! そういんじゃないから! 」

座敷童「そうは言うがのぅ……茶菓子を食べてすぐに腹を下したとあっては」

少年「だから、違うってば!……トイレ行くついでに、何か遊ぶもの持ってこようかなって、それだけ」

座敷童「……やはり、蟻地獄に不満が」

少年「と・に・か・く! そう言うことだから、20……いや、30分後にまたここに集合ってことで!」

座敷童「30分後に集合、とな? ……ふむ、ならばその間に餌になる虫でも探しておくとするかの」

少年「いや、べつにそれでも良いけど……時間あるんだし、行ってきなよ」 ボソッ

座敷童「む?手伝い? 手伝い、とは」

少年「…………」 フイッ

座敷童「…………あぁ、成る程……お主という奴は」 クスッ

少年「っ、そういうわけだから! 30分後!オーケー!?」

座敷童「うむ、委細承知……いや、お~け~……じゃったかな?」

少年「それじゃあ、ヨーイ、ドn「少年や」」 スッ

座敷童「……いつも、ありがと」 ...タッタッタッ

少年「……~~~~っ!」 ダダダッ


フと立ち止まり振り返れば、小さく土煙を上げながら駆けて行く後ろ姿。

少し、また少しと遠ざかって行く小さな後ろ姿を、声もなくただ見送る。

その背中が見えなくなる刹那、我知らず伸ばしかけていた指先をゆっくりと地に向ける。

疼くように、寄せては返す波の様に、胸に去来する感覚を、深く吸い込んだ息と共にひっそりと鎮めていく。

そんな物が有ったのだと、初めから気付かなかった振りをする。

大丈夫。気付いてしまいさえしなければ、……いつかは遠く彼方まで流れ去ってしまうのだから。

ずっと放置してたのを取り敢えずの〆
今後は他の人と同様な感じで小ネタを投下していければな~なんて

最終的にスレタイに収束する様に終われればなと思ってる

童「主よ」

男「どうしたの? 」

童「我は主のお子を生みたいのじゃ……」

男「童さん……」

童「だからの? 主の子種を我はあそこに入れて……」

男「童さん!」


童「はよ起きぬか!」バシン

男「うっ……くそぉ夢か夢なのか……もう一度寝れば続きが……」

童「起きぬと大学に遅れるぞ」バシン

男「くそぉ……なぜだ、なぜ神は俺にこんな仕打ちを……」

童「さっさと立たたんか!」

男「ねぇ童さん」

座敷童「なんじゃ」

男「大好きだよー」

座敷童「またいつまでたっても冗談ばっかり言いおって成長せんのう」

男「冗談じゃないってわかってるくせにいつも可愛いなぁツンもデレも、そんな童さんだから大好きだったんだよ」

座敷童「・・・」

男「今まで長い間一緒に居てくれてありがとう、愛してるよ」

座敷童「ワシも愛しとる、じゃからそんなこと言うでないこれからもずっと一緒じゃっ!」

男「ううんわかってるんだ、だから童さん最期のお願い、童さんにこれからも幸せになってほしい、きっと次に出会う人もきっと童さんにとって大事な人だよ、まぁオレの次くらいにはね」

座敷童「そうじゃろうよ・・・主のような大馬鹿ものなどそうそうおらんでな何よりワシが愛するような者などそうそういてたまるか」

男「・・・ありがとう童さん・・・だけ ど泣いて たら可愛い 顔 が 台無し だよ・・・」

座敷童「おい主?・・・主っ!ずっと一緒にいると約束したじゃろ、もう一人はイヤじゃ!主がおらんとわじは・・・わじはっ」

男「ってな夢を見てしまいまして」

座敷童「ほう、」

男「いやぁ悲しいけど童さんにこんなにも愛されてるとはねぇそれにしてもデレデレ童さんかわいkってイタいっイタいよ童さん」

座敷童「誰がデレるじゃ!誰が誰を愛してるじゃ!夢までくだらんもんばっか見おってこの馬鹿タレが!」

男「そう何回も蹴らなくてもいいじゃんって童さんどこ行くの」

座敷童「主はよっぽど痛い目みんとわからんからの、ワシはもう寝るぞ」

男「オレもい「一人で寝とれっ!」ぐふっ」

座敷童「まったくふざけおって、そんな簡単に離れてしまうかい、ずっとずーっと一緒じゃ」ボソッ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月13日 (水) 15:27:48   ID: PXmJo3oN

マジ良スレ。

2 :  SS好きの774さん   2015年11月29日 (日) 02:14:41   ID: FFXgYcqx

童様可愛すぎるわ〜
てことで更新はよ(_・ω・)_バァン

3 :  SS好きの774さん   2016年02月22日 (月) 22:51:05   ID: eJKbzZZe

久し振りの更新…ちょっとしか進んでなくて残念。

4 :  SS好きの774さん   2016年02月29日 (月) 00:59:04   ID: qxwFMTsG

殴る壁をください

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