勇者「やーっと見つけたwwwwww」魔王「うぅ…」(75)

「勇者様が戻ったぞー!」

「やったぁ!世界が平和になったんだわ!」

「これで魔物も来なくなるんだー!」


ワイワイガヤガヤ



魔王「こ、こんにちわ…」

「「…えっ?」」

勇者「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

魔王「ほ、ほらぁ!やっぱり驚かせるじゃないかー!」

勇者「やっぱりかぁwwwww仕方ないよねwwwwwwお前、魔王だもんね

wwwwwww」

魔法「何を言っているんですか!そこの兵士、早く王様への謁見を!」

盗賊「仕方ないよねーあたしもそー思うー」

魔王「付いて来なければ良かった…ねぇ側近ちゃん」

側近「ちょwwww魔王様wwwwwwみました?wwwww今のwwwww顔wwwwwwwww」

側近「うぇーいwwwwwwwwwwwwwwww」

魔王「やめて!もうちょっと慎ましくして!」

勇者「うぇーいwwwwwwwwwwwwwwww」

魔法「勇者様!あなたもやめて下さい!」

兵士「あ、あのぉ…王様がお待ちに…」

盗賊「じゃ、あたし先に行くね~」

魔法「ほーらっ!行きますよ!」

魔王「側近ちゃんも早くー!」

勇者「鳩がぁぁーwwww豆鉄砲っ!wwwwwwwwwwwww」

側近「ポロッポーwwwwwwwwwwwwwwww」

魔法「…チッ」

魔法「分かりましたか?王様が待ってるんですよ」

勇者「…あい」ボロボロ

側近「人間怖い人間怖い人間怖い人間怖い人間怖い人間怖い」ボロボロ

王様「お帰りーお疲れー」

姫「勇者ボロボロwwwwwww魔王が本当にいるwwwwwwwww」

勇者「ただいまーいい子にしてたかい?僕の姫?」

姫「きwwwwwもwwwwwいwwww」

王様「まーまー立ち話もなんだし皆座ろうよー」

王様「兵士くーん、お茶お願いできるかなー?」

兵士「はっ」

魔王「あ、あのっ!」

王様「やーやー魔王くーん。久しぶりー」

魔王「お久しぶり…です…」

勇者「え?顔見知り?」

王様「んー…私が子供だった時、この魔王に攫われたみたいな?」

勇者「」

姫「」

魔法「」

盗賊「兵士くーん、お菓子持って来てー」

兵士「」

魔王「お元気そうで…」

王様「魔王くんも元気そうでー。あの時の事は気にしないでねー。私も

こーして元気なんだしーみんなも着いてこれてないしー」

魔王「あ、ありがとう」

姫「…パパ、姫、それは初耳」

王様「言ったところでだしねー」

勇者「なーんだ、じゃあ魔王の目的知ってるの?」ボリボリ

王様「共生のことー?知ってるよー、じゃあ同盟組もうかー」

魔王「え?ほ、ほんとうに?」

王様「だってさー私攫ったのもそのためでしょー、だからさーいーよー



盗賊「兵士くーん、ジュース持って来てー」ボリボリ

魔法「そのため、と申しますと?」

王様「そのままの意味だよー、先代の王を脅して共和同盟を組もうとし

たんだよねー」

魔王「はい、でも先代の勇者にやられちゃったんですよ」

姫「先代の勇者ってwwwwwwパパじゃんwwwwwwwwwwwwwwwwww」ボリボリ

勇者「マジで?wwwwwwwwwwwwww」ボリボリ

王様「そうなのよー洗礼を王族が受けるなんて滅多にないでしょー?」

王様「だから周りが気合い入れちゃってねー」

王様「城内で修行してたら魔王が来てー軽く話ししたら人間と共生した

いとか言うじゃない!」

王様「あの頃の私は若かったからねー、何言ってんだこの魔王ってなっ

たのよー」

王様「だから、つい…ねっ」

魔法「簡単に勝てたのは城内で修行してたおかげ…なんですかね…」

魔王「王族に勇者がいるなんて思わなかったから…多分僕が油断してた

のもあると思う…」

勇者「引きこもってたら魔王倒してたござるwwwwwwwwww」ボリボリ

側近「私も殺されかけたでござるwwwwwwwwwwwwwww」ボリボリ

盗賊「まー仕方ないよねー、一応魔族だしねー」ゴクゴク

魔法「あなた達はいつまでお菓子を食べているのですか?」ゴゴゴゴゴ

姫「私はお菓子とか知りません分かりません」

勇者「私も知りません分かりません」

側近「私も知りません分かりません」

盗賊「お腹空いちゃってさー次で最後にするよー」ボリボリ

勇者「ばっか!お前超絶ばか!」

魔法「…」スゥ

勇者「やばい!耳塞げ!」

姫「はーい」

盗賊「耳栓どこいったけー」バリバリ

側近「え?え?何?」

魔法「王様の前で恥ずかしいと思わないのですかぁぁぁ!!!!」

キーーーン


側近「」ピクピク

盗賊「はい、ごちそうさまっ」スポッ

勇者「相変わらずの高音だなー」

姫「姫の直属に居たときもうるさかったよ」

王様「魔法使いちゃん変わらないね~」

魔王「」ピクピク

勇者「魔法使いのくせして魔法使わないで魔族の長気絶させてるwwww」

盗賊「うるさいからねー」

王様「仕方ないよねー。でも魔王倒れてたら話し進められないよー?」

魔法「あぁ!私としたことが!すぐ回復を!」ホワワワワ

魔王「…ん…んー…頭の奥がガンガンなってる…」

勇者「ガンガンwwwwなぁーてるwwwwwwww」

姫「ミュージィックゥwwwwwwwwwww」

勇者・姫「ヘビィーwwwwwwロォーwwwwwwwwwwテーションwwwwwwwwwwww」

盗賊「うるさいよー」

王様「んーどうしようかー」

魔法「どうしました?」

王様「魔王くーん、あのねーほかの魔物達も共生したいって思ってるの

ー?」

魔王「基本的には…食に困った魔物とか防衛でしか人を襲わないから…



王様「じゃあさ、魔物が困らないようにこっちが手配するよー」

姫「マジか」

王様「国がひもじいって訳じゃないからねーどちらかというと裕福だし

ー」

魔王「それは有り難い!でも、恩を受けるだけというのは…」

王様「だーかーらー」

王様「魔王くんと側近ちゃんはこれから、このお城で生活をしてもらい

まーす」

「「は?」」

王様「だーかーらー」

姫「元からおつむ弱いよなーって思ってたけどここまでとなると…」

勇者「嫁の父が老害だった件」

盗賊「さすがのあたしもそれはないわーって思うなー」

魔法「利益が見えない」

側近「目を覚ますと王様がいかれてた」

魔王「言ってる意味が分からない」

兵士「また仕事が増える予感」

王様「えー皆ひどいよー」

王様「私だってちゃんと考えてるよー」

王様「魔物にはちゃんと食料を提供するけど、それがいつ底をつくか分

からないじゃない?」

王様「配布前になくなってまた人間を襲ってきたら、元も子もないわけ

ですよー」

王様「だからーそんなのが出来ないように、君達の長は我が国の手の中

だー!って人質?魔質?みたいな感じー」

王様「分かったかなー?」

魔法「それって魔物を煽ってるようにしか…」

王様「そうかなー?ねー魔王くん」

魔王「うーん…僕が世界の中心に当たるこの城にいれば、気配で人間界

に魔物が入ったかどうか分かるし…」

勇者「えwwwwwお前そんな事出来るの?wwwwwwwww」

側近「魔王様、マジ魔王様」

王様「きーまりー!もし魔物が入ってきたらお説教よろしくねー」

魔王「はい…」

勇者「」

姫「」

側近「はーい!はいはいはーい!」

王様「はい、側近ちゃん」

側近「私の友達も連れてきて良いですか!」

王様「いいよー」

姫「」

勇者「」

盗賊「どうしたの二人」

魔法「人数が増えれば自分達に回ってくるお金が減るからでしょ…」

盗賊「へー…王様ーあたしもここに住みたいなー」

王様「ええよー」

勇者「…ぐふっ」

姫「…ごふっ」

盗賊「あ、血吐いた…魔法使いちゃんはー?」

魔法「私は元々この城の使いだから…前の部屋に戻るわ」

勇者「いや出てけよ」

姫「そうよ、人が増えたんだから」

魔法「…」ギロッ

勇者「人が増えるから楽しみだね!姫!」

姫「姫ちょー楽しみ!あーわくわくしちゃう!」

魔法「」ニコニコ

盗賊「簡単な人たちだなー」

側近「じゃあ魔界にいる友達呼んでくるんで!」

魔王「あ、ついでに小鬼ちゃんも連れてきてー」

姫「小鬼?なにその可愛らしい響き」

魔王「小鬼ちゃんは可愛いよー僕の癒しだよー」

王様「兵士くーん、魔王くんと盗賊さんを部屋に案内してー」

兵士「はっ」

勇者「え、俺は?wwwwwwww」

姫「廊下で寝ろ」

王様「勇者は姫と同じ部屋でいいでしょー」

姫「shit」

勇者「こいつの部屋ぬいぐるみだらけだからヤだ…」

王様「はーい、じゃあかいさーん」

「魔王様なら大丈夫だよ!」

「そうだー!信じてるぞー!」

「気を付けて下さいねー!」


ワイワイガヤガヤ



魔王「うん、じゃあ行ってくるよ」

勇者「レッツェゴーwwwwwwwwwwwww」

側近「オキドキーwwwwwwwwwwwwwwww」


ワイワイガヤガヤ

側近「ひゃーwwwwwwwwwやっぱ魔界だよねーwwwwwwwwwwwwwwww食べるも

のはないけどねーwwwwwwwww」

側近「この空気wwwwwwwwwwwうはwwwww」

側近「静かすぎwwwwwwwwwwしらけてるwwwwwwwwww」

側近「人間界に行く時のテンションはどうしたぁぁぁあああああ」

側近「街がwwwwww村になってるレベルwwwwwwwwwwww」

側近「ん?」


子供「魔王様は絶対帰ってくるもん!」

子供2「帰ってこないねー!人間に食べられてるねー!」

子供3「ねー!」

子供「そんなことないもん!」

子供2「俺知ってるよー!人間って魔物の肉食べるんだよ!」

子供3「よー!」

子供「そ、そんなこと…ないもん…」


側近「人間と魔王様ひどい言われようワロタ」

側近「んー…まぁいいか…言わせておこ」


子供2「側近の姉ちゃんだってもう死んでるね!」

子供3「ねー!」

子供「うぅ…えっぐ…」


側近「おい小童」

「「!?」」

子供2「あ…側近の姉ちゃん…」ガクガク

子供3「」ガクガク

側近「誰が死んだって?」

子供2「何も言ってません」

子供3「」コクコク

側近「…」パシュ

子供2・3「うわぁぁぁああん」

側近「子供、大人たちはどこに行った?」

子供「え…あ、えーっと…あっち…かな?」

側近「ありがとうねー」

子供「魔界で地獄を見ることがあるとは、僕は思いもしませんでした」

側近「えっと…あっちって言われて来たけど…」

側近「ここ洞窟wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

側近「ガキに騙されたwwwwwwwwwwwwwwww」

「だーれだっ」

側近「うぇい!?」

側近「なんだぁwwwwwお久しぶりーwwwwwwwwwwwゾンビィwwwwwwwww」

ゾンビ「…違いますー」

側近「いやいやいやいやwwwwwwこの臭さはゾンビだろwwwwww」

ゾンビ「臭くねぇしwwwwwwwwww」ッパ

側近「くせぇよwwwwwwファブれよwwwww」

ゾンビ「うるせぇwwwww」

側近「いやいやwwwwくせぇからwwwwってかこのシラけ具合なんなの?

wwwwww」

ゾンビ「いやー魔王様が帰ってこなかったら同盟組めなかったってこと

だろー?そしたら人間が攻めてくるだろうから先に逃げてんの

wwwwwwwww」

側近「なんで組めないこと前提なんだよwwwwwww」

ゾンビ「あれ?そういやお前魔王様は?死んだ?」

側近「死んでねぇよwwwww今王国にいてるー」

ゾンビ「えwwwww囚われの魔王wwwwwwwwww」

側近「おwwwwwそれいいねぇwwwあっち戻るのやめようかなwwwww」

ゾンビ「wwwwwwwwww悪女wwwwwwwwwww」

側近「やー正直魔界の方が空気美味しいしwwwww」

ゾンビ「そうなの?wwww俺も行ってみてぇなーwwwww」

側近「本当?wwwww」ガシッ

ゾンビ「え?ちょwwwwwwwwwwえぇぇぇぇぇえええええええええ」ギュイーン

側近「あ、そうだった」ピタッ

ゾンビ「気持ち悪い…俺…気持ち悪い…」

側近「スピード系女子舐めるなよ」キリッ

ゾンビ「嘔吐系…男子…ハァハァ…ウオェ…」

側近「きもっ…」

側近「小鬼迎えにもう一回飛ばすんだけど、お前どうする?」

ゾンビ「俺、ここで…待ってる…」

側近「逃げんなよ?」ニコ

ゾンビ「力では敵わないからなぁ…」

側近「ふふふ~ん」ビューン

ゾンビ「いてらおぇぇえ」

コツコツ

側近「小鬼~小鬼はどこぞ~」

魔物「あれ、側近さんおかえりなさい」

側近「ただいまー小鬼知らない?」

魔物「小鬼っすか?小鬼なら魔王様のお部屋だと思いますが」

側近「またー?あそこ汚いから探しにくいんだよなー」

魔物「ってか魔王様は?まさか殺された?」

側近「揃いも揃って魔王様を殺したがるのなwwwwwwwwwww」

側近「以前から言ってた共和同盟は無事に組めたよーwww」

魔物「おぉ、その代償に魔王様の命を…」

側近「いやいやwwwwww同盟組めただけでも快挙なのに、人間界から食料

が定期的に配布されるみたいでさ」

魔物「おぉ、それはありがたい。争いもなくなりますね」

側近「そーそー。でもねぇその代わりに私と魔王様とゾンビと小鬼が王

国で暮らすことになりましてー」

魔物「えぇ!?魔王様生きてるんっすか!?」

側近「いい加減にしないと言いつけるぞ」

魔物「スワセンwwwwwwwwwwwwwwww」

側近「まー人質みたいなものですよー。お前らが食料尽きたからまた人

間界襲ったりしたら、魔王様からこわーい説教と同盟解約のダブルパン

チがあるから」

魔物「あーなるほど、気配で人間界を守るって理由か」

側近「そゆことー。それ魔界全域に通達しといてー」

魔物「はい?wwwwwwwwwwww」

側近「私忙しいからーwwwwwwwwwwwwじゃあねぇwwwwwwwwwww」

魔物「俺はブラック企業に就職したみたいだよ…母ちゃん…」

ガチャ

側近「こーおーにーちゃーん」

側近「こんな汚い部屋から出ておいでー」

小鬼「汚いなんて言うのは誰だ!」

側近「あれー?声が聞こえるのに姿が見えないなー」

小鬼「下見ろよ!!」

側近「お、あっさり見つけたー!じゃあ行こうか」バリーン

小鬼「あれ、お前そっきぃぃぃぃいいいん!?」ギュイーン

小鬼「気持ち悪い…」

ゾンビ「おーwwwwwwww小鬼ーwwwwwwおひさーwwwwwwwwwwww」

小鬼(くっさ!!)

小鬼「おうぇぇえ」

側近「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ゾンビ「あ、もうダメ心折れる音がした」

側近「そんなこと言うなよーwwwwwほら、臭い消しの薬wwwwwwww」

ゾンビ「そんなんあるなら早くくれよ!!!何年ほったらかしてるんだ

よ!!」

側近「だってwwwwwwwwお前のアイデンティティーなくなるwwwwww」

ゾンビ「コンプレックスがなくなると言ってくれ」ゴクゴク

小鬼「…ハァハァ…お前速すぎる…」

側近「えへぇ///」

ゾンビ「褒めてねぇし」

小鬼「で、魔王様は…?」

側近「王国、引越し、同盟契約」

小鬼「なるほどねー」

ゾンビ「わかるの!?ねぇ!今のでわかるの!?適応能力高くない!?

俺分からないよ!?引っ越しって何!?」

側近「小鬼は賢いからねー」ヨシヨシ

小鬼「褒められても嬉しくないぞ!!」

側近「可愛いなぁwwwwwwwwww」

ゾンビ「可愛いなwwwwwwww」

小鬼「うるさいうるさいうるさい!!」

ゾンビ「まーここからは魔法陣に乗ってくべ?」

側近「えー私が飛ばした方が早く着くよー」

小鬼「お前に乗ると気持ち悪いんだよ!」

ゾンビ「そうそう」

側近「わかったよー…一番近い魔法陣だと…なんだ結局魔城じゃん」

小鬼(でもなんでボクが一緒に行かなくちゃいけないの?)

ゾンビ(…引越しって…まさかな)

ガチャ

兵士「ここが盗賊さんのお部屋になります。メイドが部屋の掃除、身の回りのお世話はするかと思いますが…」

盗賊「却下ー」

兵士「ですよねー」

盗賊「ごめんねー」

兵士「いえいえーメイドにもその旨伝えておきます」

盗賊「ありがとーよろしくーお菓子もよろしくー」

兵士「…そういうのをメイドに頼んで頂きたいのですが…」

盗賊「えーだって君は王直属の兵士なんでしょー?それにノリもいいしー君がいいなーなんて」スルスル

兵士「分かりましたから…洋服着てください」

盗賊「えへへー分かればよろしいー」

兵士「では魔王さんをご案内してから部屋にお伺いいたします」ガチャ

盗賊「あーい」


兵士「ここが魔王さんのお部屋になります。メイドは…」

魔王「僕もいいかなー粗方自分でできるし」

兵士「魔王なのに…」

魔王「戦闘のスキルが低い代わりに変なスキルばっかり高いからねぇ」

兵士「なるほど…」

魔王「あのーごめんねぇ、君たちの仕事増やしたみたいで…」

兵士「いえいえ、平和でも戦争中でも仕事の量っていうのは変わらないので…基本的には…」

魔王「ははっ…でも一気に7人も増えると大変なんじゃないの?」

兵士「そりゃあもう大変になると思いますね」

魔王「うぅ…ごめんねぇ…」

兵士「でも嬉しいんですよ」

魔王「嬉しい?」

兵士「姫様が…姫様がまた笑顔になれるので…王様も普段からあのようなお方なので、戦となると顔がずっと強張っていて…」

魔王「最初はゆるーい食料問題だったのに放ったらかしにしてたらいつの間にか戦争だもんなー…僕も悪いよ…」

兵士「でもこれからはそのような事態にならないよう、国が動いてくれるんです!平和一直線ですよ!」

魔王「そうだね」ニコッ

兵士「では、私はこれで…盗賊さんの所に戻らなくては」

魔王「ありがとうねー」

兵士「失礼」

勇者「…こちら勇者、姫応答せよ」コソコソ

姫「…こちら姫、どうした」コソコソ

勇者「盗賊の部屋に兵士が入っていきます」

姫「見ればわかる」

勇者「そうだと思う」

姫「あやつが手に持っていたものを見たか?」

勇者「お菓子だ」

姫「姫も食べたい」

魔法「…あなた達、なにしてるの?」

勇者・姫「!?」

勇者「気配を消しておったな…!」

姫「出来る奴…!」

魔法「はい?」

姫「もーwwww魔法使いちゃんノリ悪いよーwwwww」

勇者「今ねwwwwww盗賊の部屋に兵士が入っていったのwwwww」

勇者「メイドじゃなくてwwwwww兵士wwwwwww」

魔法「それはあの子の性格上、メイドを断ったのでは?」

姫「ちょっと気になりますよwwwwwwwwwwww姫、気になっちゃいますよwwwwwwww」

勇者「俺もwwwwwwwwww」

魔法「馬鹿なことやめてくださいね…」

勇者「レッツェゴーwwwwwwwwwwwwwwww」

姫「ヨッシーwwwwwwwwwwwwwwwwww」

勇者「お前相変わらずヨッシー好きなwwwwwwwwww」コソコソ

姫「可愛いもんwwwwwwwwwwwww」コソコソ

姫「ほら、見てみてwwwwww棒立ちの魔法使いちゃんwwwwwwwwwww」

勇者「呆れてるwwwwww俺らに呆れてるwwwwwwwwww」

姫「帰っていったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

勇者「見捨てられたwwwwwwwwwwwww」

姫「こちら姫wwwwwwwwwww扉半開きでございますwwwwwwwwww」

勇者「兵士のくせして無用心wwwwwwwwwwwwww」

姫「後でお説教でございます!wwwwwwww」

勇者「ちょwwwwwww待ってwwwww何この空気wwwwwwwwww」

姫「リア充マジ許すまじ」

勇者「あwwwwwwww兵士がwwwwwwwwwww」

姫「待てごるあぁぁぁああああああ!」バタバタ

勇者「あぁ!姫!!」

コンコン

兵士「盗賊さん、お菓子持ってきましたよ」

盗賊「ありがとー入ってきてー」

兵士「…失礼いたしま…はぁ…」

盗賊「んー?どったーの?」

兵士「洋服着てくださいって言いましたよね?」

盗賊「めんどくさくてー」

兵士「もーお菓子、ここ置いときますよ」

盗賊「こっち持ってきてよー」

兵士「ベッドでお菓子はダメです」

盗賊「ブーブー」

兵士「お部屋汚したら王様に怒られますからねぇ?」

盗賊「えへへーありがとー……やっぱりおいしいねぇ」

兵士「メイドの作った普通のクッキーですが」

盗賊「それでも美味しいんだよーあたしみたいな盗賊達はさー貧乏な生活が当たり前だったからさー」

兵士「はて?然しながら勇者様と一緒に旅をして裕福になったのでは?」

盗賊「そんなの村の家族に全部あげたよー」

兵士「村…?」

盗賊「あたしら一族はちょっと大きな村の片隅に住んでてさ…そりゃ貧しかったよー」

兵士「この世界にまだそのような子供らが…」

盗賊「貧しい子供達が集まって盗賊の真似事やってたらいつの間にか本物の盗賊なって、あたしだけ勇者について行って…」

盗賊「村出るときに言ってやったんだー『この村を豊かにするから差別はやめてー盗みもやめるからー』ってさ」

盗賊「村長はいい人だったよー『やれるならやってみろ、コソ泥娘』だってさー」

盗賊「みんな、ちゃんと馴染めてるといいなぁ…勇者一行の一人がコソ泥娘ってなったら大丈夫だよねー、うんうん」

兵士「村に、帰りたいと思わないのか?」

盗賊「えーだって今帰っても生活苦しくなるだけだしーここならタダでしょー?違うのかなー」

兵士「…盗賊さん…」

盗賊「あたしは誰の負担にもなりたくないんだよねーえへへー」

兵士「だったら私の仕事増やすのやめてもらっていいですか?」

盗賊「あーひどいー!…ねぇねぇちょっときてー」

兵士「なんでしょうか?」

盗賊「んっふーえいっ」

兵士「わっ!」

姫「待てごるあぁぁぁああああああ!」バタバタ

勇者「あぁ!姫!!」

兵士「姫様!?ちょ、これは!!」

姫「兵士離れろオラアァァァアァァ!上から降りろオラァァァァァアア!!」

勇者「姫こわすwwwwwwwwwwwwwwww」

盗賊「もー勇者達に見せつけようと思ってたのにー」

兵士「何!?気付いていたのか!?」

盗賊「あたし鼻は人一倍いいんだーすごいだろー」

姫「はーやーくーはーなーれーろー!!!!!」

勇者「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

勇者「般若がいるwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

盗賊「あーあー勇者がちゃんと姫ちゃん見張ってないからーよいしょっ」

勇者「無理だからwwwwwwwwwこの姫超怖いからwwwwwwwwwwwww」

姫「」ギロッ

勇者「さっきまで笑ってたのにwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

兵士「で、では…私はこれで失礼しま…」

姫「おい兵士」

兵士「っ!!は、はいっ!!」

姫「後で姫の部屋に来なさい…」

兵士「はいぃ…」

勇者「どんまいwwwwwwwwwwwwwwwww」

兵士「笑ってないで助けてくださいよ…」

勇者「まぁやってみるわwwwwwwwwwww」

盗賊「もー興ざめだよー晩御飯まで寝るから出て行ってー」

勇者「お菓子食べて寝たら太るよwwwwwwwwwwwwwwww」

盗賊「あたしの体見てそれ言うのー?」

勇者「おほwwwwwwwwwwwwwおいしいですwwwwwwwwwwwww」

姫「勇者?」

勇者「さぁ、僕らも部屋に戻ろうか?ね、僕の姫?」

姫「調子のいいやつ」

ガチャ

勇者「だから、一番使いやすいのはリンクなんだよーwwwwwwwwwww」

姫「いやいやwwwwwwwwカービィだからwwwwwwww」

勇者「カービィとかwwwwwww」

姫「可愛いからいいんだよwwwwwwwwwwwwwww」

勇者「あーwwwwwwwww疲れたぁwwwwwwwwwww」ボフッ

姫「おつかれーwwwwwwwwwって言っても魔法陣で飛んだだけでしょwwwwww」

勇者「そうなんだよwwwwwwwwww俺つえぇしwwwwwwww野良の魔物とかwwwwwwwwww」

姫「姫でも倒せるレベルwwwwwwwww」

勇者「攻撃魔法極めたくせしてwwwwwwwwwww黙ってろwwwwww」

勇者「それにしても便利な世の中になったよなーwwwwwwwwww」

姫「あ、そうだダウトしない?」

勇者「急すぎwwwwwww話の流れ的に旅の思い出だろうがwwwwww」

姫「あるの?wwwwwwwwww」

勇者「ないですーwwwwwwwwwwwwww」

姫「ですよねーwwwwwwwwww」

勇者「それにダウトよりスマブラしたいwwwwwwww」

姫「おk-wwwwwwwwwwwwwwやるかぁwwwwwwwww」

2時間後


勇者「もう…無理…」

姫「弱すぎwwwwwwwwwwワロタwwwwwwwwwww」

勇者「俺のリンクが…勇者がぁ…」

姫「世界を守った勇者がwwwwwwwwwwww一国の姫に負けるwwwwwこれ如何にwwwwwwwww」

勇者「ゲームだから…これ、ゲームだから…」

姫「負け惜しみwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

コンコン ガチャ

兵士「失礼いたします。兵士です」

姫「あれ?wwwwwwwどうしたの?wwwwww」

兵士「え、いや…後で来るように言われたので…」

姫「あ、もういいよーwwwwwww」

兵士「畏まりました」

兵士(勇者様、ありがとうございます)

勇者「俺のリンク…俺のリンク…」

兵士「あ、そうだ。王様がご飯だよーと申しておりました」

姫「はーい!勇者wwwwwwwww行くよwwwwwww」

勇者「俺のリンク…」

カチャカチャ


王様「たーんと食べてねぇ」

盗賊「おいしー!これおいしーよー!」

魔法「静かに食べなさいっ」

姫「そういえば側近はまだなの?wwwwww」

勇者「こんなにうめぇ飯食えないなんてwwwwww」

魔王「側近ちゃんの足だったら往復するのに時間かからないと思うんだけどなー」

勇者「そんなに速いんだwwwwwwwww」

魔王「魔界で最速だからねぇ。僕も一回乗せてもらったけどあれはひどいよ」

姫「魔王の側近は走り屋wwwwwwwwwwwwww」

魔王「違うよー似てるけどさ」

何故こいつらはこんなにハイテンションなんだ

魔法「姫様、作法はしっかりとお願いします」

姫「魔法使いちゃん怖いーwwwwwwwwwww」

魔法「おいっ」

兵士2「はっ」

魔法「姫様の皿を下げなさい」

姫「あ、まだ…まだ食べてるでしょうがー!!」

勇者「wwwwwwwwwwwwwwww自業自得wwwwwwwwwww」

魔王「魔法使いちゃんはしっかりしてるね」

魔法「しっかりなどしておりません。当然の事です」

姫「頭が固いだけだよー…」

勇者「ちがいねぇwwwwwwwwwww」

魔法「おいっ」

兵士3「はっ」

魔法「勇者様の皿を下げなさい」

勇者「まだ食べてるでしょうがー!!!!!」

魔王「デジャブだね」

盗賊「お馬鹿だなー」

王様「愉快、愉快」

側近「あれーいい匂いー」

魔王「あれ、側近ちゃん。いつ戻ったの?」

側近「さっきですよー魔法陣飛んでたら時間かかっちゃって」

ゾンビ「魔王様お久しぶりですーwwwwwwwwwwwwwwwww」

魔王「久しぶりーあれ?臭い消しの薬ついにあげたの?」

小鬼「魔王様ーボクに用ってなんですかー?」トテトテ

姫「!!」ガタッ

勇者「!!」ガタッ

姫「可愛い!!!!!」

勇者「ボクっ娘!!」

王様「はーい、メイドさーんご飯追加だよー」

メイド「畏まりました」

王様「まーまー座って座ってー」

王様「じゃあ初めて顔を合わす人もいるから自己紹介しようかー」

王様「どうもー王様ですーはい、次ー」

盗賊「盗賊ですー22歳ですー」

勇者「勇者です。真面目に生きて19年経ちます」キリッ

姫「姫だよー。姫って呼んでいいからねっ」

魔法「変な自己紹介はやめてください!」

魔法「おほんっ魔法使いと申します。魔法大学を卒業後、姫様の直属護衛隊長兼魔学校の講師をしておりました。勇者様と一緒に旅をしておりました」

勇者「旅って言っても魔法陣飛んでただけだけどねwwwwwwwwwwwww」

姫「挨拶硬いーwwwwwwwwwww」

魔法「ちなみに得意なことは教育です」ニコッ

勇者・姫「」ガクガク

魔王「ぼ、僕もするの?」

側近「いらないですよwwwwwwwwwwwww」モシャモシャ

ゾンビ「おぼっちゃま魔王の一言で終わりますwwwwwwwwwwww」モシャモシャ

魔王「ゾンビくんひどいよー」

側近「私もいいですよねwwwwwwww美人秘書兼側近の一言だもんねwwwww」

ゾンビ「美人秘書は嘘だろwwwwwwwwwwwww」

側近「そうなんですwwwwwwwwwただの側近なんですwwwwwwwwww」

ゾンビ「俺はゾンビでーす!側近とは300年来の付き合いです!よろしくお願いします!!」

側近「ゾンビだけに腐れ縁ってなwwwwwwwwwwwwww」

勇者「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
姫「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

小鬼「ボクは小鬼です。魔王様が用事あるみたいだから着いてきたけど…ボクも一緒に暮らすんです?」

魔王「あーうん。ゾンビくんもね」

ゾンビ「やっぱりかーwwwwwwww」

側近「言うの忘れてたーwwwwwwwwwwww」

ゾンビ「想像できたーwwwwwwwwww」

姫「小鬼くん可愛いー!!!!」

勇者「何言ってるんだよ!!!女の子なんだから小鬼ちゃんだろ!!」

小鬼「先に行っておきますが小鬼族には性別はありませんので」

勇者「」

姫「あーもーそれでもいいの!!かわいいー!」

小鬼「小娘!さっきから可愛い可愛いうるさいぞ!!ボクは可愛くない!!」

姫「」ズキューン

側近「可愛いなぁwwwww」

ゾンビ「かわいいなwwww」

姫「魔王、しばらくの間小鬼くんは姫が預かります」

魔王「困るよぉ!僕の癒しなんだから!」

小鬼「ボクは魔王様と一緒に寝るんだ!」

勇者「お、おれとは…」

小鬼「なんで男と寝なくちゃいけないんだ!」

魔王「あれ?僕はいいの?」

小鬼「っ!!ま、魔王様は魔族の長だから!!だからいいの!」

勇者「性別がないって便利だねぇ…さて、ご飯も下げられたし部屋でゴロゴロするかー」

姫「姫も行くー小鬼くんいこー!」

王様「私もお風呂入ってこよーっと」

魔法「では、私もお先に」

小鬼「ま、小娘!握るな!潰れる!!」

魔王「姫ちゃん待ってよー!小鬼くん返してー!」

盗賊「兵士くーん!おかわりー!」

兵士「ははっ…分かりましたよ…」

側近「あ、お前にしてなかった話まだあったわwwwwwwww」

ゾンビ「なんだよwwwwwwwwwwww」

側近「臭い消しの薬の効果、2年で切れるからねwwwwwwwwwwww」

ゾンビ「」

側近「あと同盟組んでるって事話したっけ?wwwwwwwww」

ゾンビ「」



お城に7人の旅人が迎えられてから
時も早く、2年の年月が経とうとしていた…。
各々変化もあったようだが、それはまた別のお話



王様「うんうん、今月も食料配達ご苦労さまー」

勇者「なんで俺なんっすか?」

姫「姫は姫なのに姫らしいことしてない」

王様「二人共強いじゃない」

勇者「魔法使いを行かせればいいと思いまーす」

姫「姫もそれに賛成でーす」

王様「それでもいいんだけどさ、二人が魔大の教授するー?」

王様「まずは資格取るところから始めなくちゃいけないけどさー」

王様「資格勉強の為にお城の先生全員集結してもらおうかなー」

勇者「俺実は配達好きだったわ、忘れてたわ」

姫「姫はもう資格持ってるもーん」

勇者「え!?お前何それwwwwwwwww嘘乙ーwwwwwwwwwww」

姫「ほれ、ここに『魔法大学教授 姫』って書いてあるでしょ?」

勇者「」

姫「小鬼くんとあそぼーっと」

勇者「」

王様「んー…じゃあ、先生を呼びますか?呼びませんか?」

勇者「呼ばない方向でお願いします…」

王様「わかったよー」

勇者「……なー王様…」

王様「どうしたのー?いつものテンション何処いったのー?」

勇者「俺、もう21歳だぜ?そろそろ王政の事指導してくれよ」

王様「真面目な話かーそうだねー…」

王様「勇者は代々王族の者と婚姻を結ぶってのは知ってるよね?」

勇者「あぁ、だから…!」

王様「まぁまぁ、王族の血族を少しでも強くする為にそういう仕来りが出来たけどさ」

王様「私は違うって思うんだよね」

勇者「…というと?」

王様「私は元々王族だったから、先代の王と妃は私の好きなようにさせてくれた」

王様「私は妻と恋愛結婚だったんだよ、戦略結婚だとか、身分が違うからだとか、もうそういうの一切なくてね」

王様「好きなようにさせてくれた」

王様「私に側室がいないのはそんな理由があったわけですよー」

王様「別にさー妻ももう死んじゃってるしー側室がいてもいいかなーって思ったりするんだけどさー」

王様「それは違う気がするんだー」

王様「本当に愛した人だからその人だけを知っていたい」

王様「本当に愛した人だからその人の生まれた世界を守りたい」

王様「本当に愛した人だからその人との結晶を大事にしたい」

王様「私はそう考えるんだよー」

勇者「何が言いたい…」

王様「どうして早く王の地位に着きたいの?」

勇者「それは…」

王様「姫を心から愛してるって言える?」

勇者「……」

王様「…もしも私が国王じゃなくても、そんな奴に私の娘は預けられないよ」

勇者「俺だって…」

王様「君が気にしてるのは身分の事かい?」

勇者「……」

王様「あんな小さな村から洗礼を受ける者が出てくるなんて珍しいことじゃない」

王様「今までもいたんだよー?スラム街に住んでた人が勇者になって王族と結婚したって話」

王様「その時の勇者の身分は隠されたままだったけどね」

勇者「ただ…いいのかなって…」

王様「いいんじゃない?」

勇者「ははっ…王様は呑気だからな…」

王様「よく言われるー」

勇者「俺、洗礼を受けてからずーっとこの街で生活させてもらってただろ?」

王様「懐かしいねー君がこーんな小さかった時だ」

勇者「そうだな…確かにチビだったな…」

勇者「そんなチビの時から親元離れて世界都市の城下町に住んでたんだ…」

勇者「ベッドは広いし、家帰ってきても真っ暗だし、誰の声も響かねぇ」

勇者「でも姫はお城抜け出して来てくれたんだ」

勇者「おかえりって、久しぶりに聞いたような気がしたよ」

勇者「温かいご飯が用意されてたんだ」

勇者「あいつ、貴族のクセしてちゃんと料理できるんだよな…」

勇者「その時、多分好きになったんだろうな…」

勇者「それからよく遊ぶようになって、俺の頭の中には必ず姫がいて」

勇者「でも…やっぱりさ、ただの村人だった俺が勇者になって…王様になって…」

勇者「俺自身、それでいいのかなって…」

勇者「村に住んでる母ちゃんからは、早く王様になって私を楽にさせてくれって言われてるよ」

勇者「ほんと、俺の親らしいって思う…」

勇者「姫の親に言うのは恥ずかしいけど、心の底から姫のことを愛している」

勇者「だけど、そう思う度に母ちゃんと一緒に暮らしてた時の事を思い出すんだ」

勇者「貴族なんて糞くらえだって思ってた事を」

勇者「それで本当に愛してるって言えるのかな…って…」

王様「…貴族のこと嫌いだった割には早く王になりたいんだね」

勇者「母ちゃんと村人のためさ」

勇者「現代の王様の生まれ故郷となったら小さな村とは言え旅人は寄るだろ」





王様「もー君はマザコンかい?」

勇者「…はぁ?なんでそんな話になるんだよ」

王様「確かにさー小さい時に無理やりこっちに呼んだ私も悪いよー」

王様「もっと甘えたかったのー?だったら私に甘えておいでよー」

王様「姫にだって甘えちゃえばいいでしょーもー」

王様「身分なんて関係ないってばー」

王様「もう一回聞くよー?姫のこと好きなの?愛してるの?」

勇者「お、おう…」

王様「そうかー、ムカつくねー」

勇者「え?え?wwwwwwwwww」

王様「マザコンに姫取られるなんてねー」

勇者「マザコンじゃねぇし」

王様「姫にー婚約の話してきてー姫がーゴーサイン出したらー教えてあげてもいいかなーってー」

勇者「あからさまにやる気削がれてるんじゃねぇよ」

王様「聞いてきてよー」

勇者「はいはい」タッタッタッ

王様「あ、さっきいたずらしてごめんねー!」

王様「…行っちゃった…ふぅ」

姫「小鬼くん、小鬼くん」

小鬼「なんだ?」

姫「魔王と姫、どっちが好き?」

小鬼「魔王様」

姫「魔王、魔王」

魔王「どうしたの?」

姫「くらえぇぇっぇえ」ズガーン

魔王「あ、あついっ!あつっあっついよー!!なにさ!!」

姫「小鬼くんが魔王好きって言ったから、魔王が居なくなれば小鬼くんの一番になれると思って」

側近「ヤンデレwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

魔王「怖いからやめてよー」

小鬼「魔王様を攻撃するなんて…小娘なぞ嫌いだ!」

姫「待って、待って!!冗談だから!嫌いなんて言わないでよぉお」

ゾンビ「なにこいつwwwwwwwwwww」

バタバタ ガチャ



勇者「姫ー…ってなんでお前らまでここにいるんだよ」

小鬼「連れてこられた」

魔王「小鬼くんの安全を確保しに」

側近「漫画がたくさんあるからです」

ゾンビ「右に同じです」

勇者「ふーん…姫、ちょっと」

姫「なにー?ここじゃダメなのー?」

勇者「雰囲気作り」

姫「じゃあ小鬼くんもだめー?」

小鬼「握るな潰れる!」

勇者「降ろしてあげなさい」

姫「ふぁーい…」トボトボ

小鬼「死ぬかと思った…」

側近「お前が死んだら魔王様も死ぬからwwwwwwwwww」

小鬼「え?そんなの知らないぞ?」

側近「知らねぇの?wwww魔王様とお前の命って共同なんだぜwwwwwwww」

小鬼「ほ、本当に!?魔王様、本当なの!?」

魔王「側近ちゃーん嘘付いたらダメでしょー」

小鬼「…う、そ…?」

側近「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ゾンビ「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

小鬼「…こ……す…」

側近「あいつの顔wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ゾンビ「側近マジ悪女wwwwwwwwwww」

小鬼「ころぉぉぉおおぉぉおおす!!!!!」シャキンシャキン

側近「痛くないwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ペシペシ

ゾンビ「むしろ気持いwwwwwwwwwwwwwwww」ペシペシ

側近「お前本当魔王様のこと好きなwwwwwwwwwwwwwww」

小鬼「ち、違う!尊敬してるだけだ!」

ゾンビ「魔王様、魔王様wwwwwwww小鬼が魔王様のこと嫌いだってwwwwwwwwwwwww」

魔王「えーそうなのー?それはショックだなー」

小鬼「おま、ゾンビ!!ち、違いうよ?魔王様のこと好きだよ…?」

側近「やっぱ好きなのなwwwwwwww」
ゾンビ「wwwwwwwwwwwwwwww」

なぜみんな女口調なのか

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