ナルト「風邪引いたってばよ…」ゴホッゴホッ (15)

ピンポーン

サクラ「ナルトー?見舞いに来たわよー?」

ガチャ

ナルト「さ、サクラちゃん?あ、ありがと…」ゲホッゲホッ

サクラ「まったく…木の葉の英雄が、情けないわねー」

ナルト「俺も人間だってばよ…戦争が終わって疲れが…」フラッ

ドサッ

サクラ「ちょ!?大丈夫!?」ガシッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369395807

ナルト「…ん?」パチッ

サクラ「38度…熱があるわね」

ナルト「あれ…俺ってば」

サクラ「急に倒れたからびっくりしたわ、二人で運ぶの大変だったんだから」

ナルト「ごめん…」

サクラ「五月病てやつ?疲労で免疫が無くなってるのかも」

ガタッ

サクラ「それじゃあ私、何か飲み物もってくるわ、水分補給は大切だからね」

ナルト「サンキュー…サクラちゃん」

ナルト「…」

ナルト(おい!クラマ!今までお前の力で風邪なんか引かなかったのにどういうことだってばよ!?)

し、知らん…ワシも動揺して…へ、へ、ブェェェクション!!ふぃ…

ナルト(き、きたねぇ!お前も風邪かよ!)

ナルト「…」ゴホッゴホッ

ナルト「俺の部屋で二人っきりか…もしかしたらこのあと…

サクラ『ねぇ知ってた?人って弱ってるときほど子孫を遺したがるの…だ・か・ら』

ナルト『さ、サクラちゃん!そこは触っちゃま、不味いってばよ!』

サクラ『我慢しなくて良いのよ?さぁ…力を抜いて…』」













サイ「妄想をする気力は残ってるんですね」アハハハ

ナルト「」





ナルト「おい!てめぇ!サイ!なにかってにひとんちに入ってんだよコラァ!」

サイ「『勝手に』って酷いなぁ…さっきベットまで運んであげたのに」

ナルト「はぁ!?それはサクラちゃんの…」

サクラ『二人で運ぶの大変だったんだから』










ナルト「…」

サイ「ボクも看病してあげようと思ったのにぃ…」グスッ

ナルト「ご、ごめん!俺が悪かったってばよ!」

サクラ「ちょっとなにやってんのよーアンタたち」

ナルト「い、いやぁなんでもねぇってば…」

サイ「実はナルトがボクを貶して」

ナルト「あー!あー!」

サクラ「ん?」

サイ「サクラとあらぬ妄想を…」

ナルト「いやあああ!サクラちゃんだけじゃなくてサイも来てくれるなんて嬉しすぎて興奮しちまったんだってばよ!」

サクラ「あぁ、そうなんだ…まぁ喜ぶのは良いけど騒ぎすぎると熱がさらに上がるわよ?」

ナルト「あ、あぁ…」ゼェゼェ

スリスリ

サイ「落ち着いて?」

ナルト「…」イライラ

サイ「はい、あーん」

パクッ

ナルト(なんでこいつなんだってばよ…)モグモグ

サクラ「にしても馬鹿はかぜひかないっていうのにね」

ナルト「…俺はもう馬鹿じゃねぇ」プイ

サクラ「お、これはこれは」

ナルト「お粥ごちそうさま」

サイ「お粗末様でした」ニコ

ナルト「お前にいってんじゃねぇってばよ」

サクラ「それじゃあ薬置いとくから、用量守って使って?」

サイ「ゆっくり休んで下さいね」

ナルト「あぁ、ありがと」

サクラ「じゃあね」

ガチャ

バタンッ

ナルト「…はぁ、また寝るかぁ」

お前は…絶対に後悔する…

ナルト『…ん?何だ…?』

自由という悪夢を選んだ愚かな奴め…

ナルト『クラマか…?夜中に何だよ…』

偽善者は地獄に堕ちるだろう…

ナルト『…誰だ?』

苦しみながら…

グシャッグシャッグシャッ

ナルト「うわあああああああああああ!?」ガバッ

どうした…ナルト…ゴホッゴホッ

ナルト「く、クラマ…?あ…あれ…?今のは…」

寝ぼけてるのか?

ナルト「…は、はは、何か悪い夢でも見ちまったみたいだ…ははっ…」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom