俺「こどものじかん!」(10)

国語の時間

中村「宇佐ぁ!」

宇佐「…は、はい!?」ガタッ

九重(えっ?)

鏡(今日はりんちゃんからのハズよね)

中村「呼ばれたら早く立て。…相変わらずトロいな」

宇佐「す……すみません……」

中村「それとオドオドするな。○○ページの○○行目だ!」

宇佐「あ、えと…『かげおくりのよくできそうな空だなあ。』というお父さんの声が…」

中村「声が小さい!もう一度最初からだ!」

ヒソヒソ ザワザワ

俺(………)

俺「先生ー。昨日、俺まで読んだから次は九重さんからですよ!」

宇佐「・・・!」グスッ

中村「ん、そうだったか?まぁいいだろ、順番なんて。続けろ宇佐」

俺「良くないですよ!それじゃぁ不公平じゃないですか!」

俺「九重さん読みたがってたのにひどいですよ!」ビシッ

九重(いや、そんなことは言ってないんだけど)

鏡(なにアイツりんちゃんのこと指さしてんの(ピー)よ)チッ

中村「おい俺・!今はオマエが喋る時じゃない。私語は慎め」

俺「いやいや、順番は守れって先生がよく言う言葉ですよ!」

中村「」イラッ

中村「あー、分かった分かった。お前ら廊下で立ってろ」

俺「え、なんでそうなるんですか?不思議な理論だなぁ」

中村「教師の言うことを聞けない奴は授業を聞く資格はないんだよ」

俺「はぁ…。まぁいいや、行こう宇佐さん」

宇佐「う、うん」

俺「あ、先生。バケツは持った方が良いですか?」

中村「あぁ。2杯とも、たっぷり水入れとけよ!」

俺「了解です!」ガラガラッ

中村「ふんっ」ピシャンッ



中村「続き九重、オマエな!」

俺「お、ラッキー。バケツ1個しかないじゃん!」

宇佐「………」

俺「溢しちゃまずいから8分目まででいいかな!」ザー

宇佐「あ、あの…さっきはあり…」

俺「宇佐さん、ごめんね。巻き込んじゃって。さっきの音読すごく上手だったよ!」

宇佐「そ・・・そう、かな?」

俺「登場人物の心情を理解できてなきゃ無理だよ!本好きなんだね!」

宇佐「うん…」

俺「僕も本読むの好きだからオススメの本とか教えてよ!」

宇佐「うん!」

――
――――
――――――――



鏡「まったく、あの(ピー)は!」

宇佐「黒ちゃん…あんまりそういう言い方は良くないと思う…」

鏡「良いのよ!俺・のせいで美々ちゃんまで廊下に出されて!ふつう謝れっての!!」

宇佐「も、もう謝ってもらったよ!?」

鏡「ちがう、あたしによ!」

九重(それは無茶だ)



俺「ぶわっくしゅ!」

友1「どうした・俺。風邪か?」

友2「風邪なら無理して出てこなくて良いんだぜ?」

俺「ばかやろう!デザートの残り物を賭けたじゃんけんに、出ないわけには行かないだろぉ!」

九重(…俺・が居なかったらどうなってただろう)

九重(多分、美々ちゃんは泣いていた…)

九重(そして…あの時の私みたいに……)

九重(だめ。それだけは。美々ちゃんに、そうなってほしくないよ)

九重(……やっぱり)

九重「私が黒くなるしかないよね…」ボソッ

黒「え、なんだって?りんちゃん?」

九重「あ、ううん。何でもない何でもない」ハムハム

宇佐「パンの耳食べずらいなぁ…」

黒(りんちゃんの耳をハムハムしたい)

俺「さて昼休みの時間になりました!」

俺「自由に動ける今のうちに、自分の情報を集めないとな!」



あとは頼んだぜ!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月23日 (土) 15:51:04   ID: ZsvJHirz

気持ち悪すぎるんですが

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