P「みんなの仕事がごちゃ混ぜになった?」 (68)


・書き貯め少しあり、遅筆注意。

・真面目だったりギャグだったり色々あります

・原作設定と少しズレがあるかもしれません、温かい目で見守ってください

・SS内に出てくる番組内容は存在してるもの、してたもの、架空のもの様々です。ご了承ください

・今日は序盤だけ投下させていただきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413471191

P「はい、此方765プロダクションです。あっ、いつもお世話になっております!えっ、あの企画にうちのアイドルを使ってくれるんですか!」

P「ありがとうございます!今日中に書類お送りします!では、今後ともよろしくお願いします!」ガチャン

律子「お疲れ様、プロデューサー。聞くまでも無いですけど、一応聞いておきます。どうでしたか?」

P「ああ、バッチリ。そういう律子はどうなんだ?」

律子「此方も完璧にことが進みました。ほら、見てくださいこのスケジュール帳!」

P「うわっ……下手すると俺より仕事とってきてるんじゃないか?」

律子「まあ営業に関してはプロデューサーがここに来る前からやってた事ですからね。ちょっとは手馴れてますよ」

P「そうか。にしても、この一週間忙しくなりそうだな。皆には頑張ってもらわないと」

律子「ですね。まあ、なるべく皆が好きそうな企画を選りすぐりしてとってきてるんで、文句言うことはないでしょう」

小鳥「二人ともお疲れ様です。書類の件は私がやっておくので二人ともあがってください」

P「……ちょっと今日は疲れちゃってるんでお願いしてもいいですか?」

律子「私もあがってもいいですかね?正直今日一日で10件位取っててレッスンもしてるんで凄い疲れが……」

小鳥「はい、あがっちゃってください。私は明日休みですし今日かえるの遅くなるくらい」

P「じゃあお願いしますね。あ、そうそうその書類なんですけど春香の所の……」

律子「あ、そうだ私も伝えとかないと。伊織の○日の件ですが……」

P「あ、雪歩の所も気をつけてください。………」

律子「そうそうあずささんのところは、ちゃんと備考欄に……」

小鳥「えっ、その……も、もういっか」

P「やばっ、今日落し物取りに警察行かなきゃ行けないんだった。小鳥さん詳しいことは電話で!」

律子「あ、電話……もしもし?あ、あずささん。えっ、また迷子!?え、ええ。すぐ向かいます!」

律子「ごめんなさい小鳥さん!分からないことあったら電話お願いします!」

小鳥「……は、はい。」




小鳥「送り先よし、社長の印良し、時間ギリギリ。ふふっ、765プロのお姉さんは変なドジしないわよ」

小鳥「よし、これで終了。さて、明日早いし帰りましょう。明日はひっさびさのデートですもの♪」

小鳥「……一人で調子乗ってても寂しいだけね。帰りましょう」


P「あの……テレビ番組の件なんですが。此方からは『亜美、真美』とお伝えしたのに『貴音、やよい』となっているのですが……」

P「えっ?そう連絡が来た?すいません、此方で確認してみます!」

律子「全滅ですか?」

P「……みたい、ですね。」

律子「さて、どうしてこうなったか説明してもらいましょうか、アイドルの名前がずれていたなんて笑い話ではすみませんよ!」

小鳥「ごめんなさい!ごめんなさい!」

律子「ハァ……。いい年なんだからもうやめてくださいよこういうミスするの……」

小鳥「うぅぅ……」




P「という事で来週の仕事の件だが、みんなの仕事がごちゃ混ぜになってしまった。」

千早「すいません、仰ってる意味がよく分からないんですけど……」

P「まあ簡単に言うとだな……春香。この日、確か私立中学の一日教師だったろ。」

真「一日教師?そんなのやるの?」

響「そんなの聞いたこと無いぞ?」

春香「はい、そう聞いていました。なんでも、みんなの授業を観察したり、集会でスピーチしたり」

P「それなんだが、先方に連絡が間違って届いてな、律子がやることになった」

亜美「ええっ!?りっちゃんがせんせ!?鬼軍曹の圧迫教育が始まってしまう。」

律子「なによ『ええっ』て?というか圧迫教育って何!」

P「まあそんな感じで、来週分のお仕事が皆ぐちゃぐちゃになっちゃったってことだ。先方に連絡したが、『もう既に企画が進んでいて変えられない』とのことだ。皆、不便も多いと思うがこれも経験と思って頑張ってくれ。」

律子「私たちの時間を調整して、基本的に私かプロデューサーのどちらかが全員の仕事を見て回るわ。どうしても対処できないことがあったら無理せず連絡しなさい。」

P「もちろんこんなこと二度と御免だが、今回のことは765プロがお互いのことをしれるいい機会だと思ってる。みんなつらいとは思うがいつもどおり、頑張ってくれ!」

「「「「「はい!」」」」」

小鳥「そうよ、こういうときこそ765プロで団結するのよ!」

「「「「「……。」」」」」

小鳥「……ごめんなさい。」



P「さて、ついに例の一週間が来た。覚悟はいいか律子。」

律子「プロデューサー必死すぎですって、別にみんなの仕事がちょっと変わってもたいしたことにはなりませんって。千早だって昔ならともかく今ならバラエティも良く出てくれてるじゃないですか。」

P「甘いぞ律子。身近すぎて忘れがちだが、765プロって言うのは一癖やふた癖じゃすまない曲者そろいだ。来る仕事だって結構偏ってるからな。」

律子「そうですかね?」

P「まあ、プロデューサー志望の律子にとってもアイドルのケアは経験か。とりあえず、頑張ろうな!」

律子「は、はい!」


一日目
・一日教師のお仕事
春香→律子
『二学期も中盤でそろそろ校長スピーチに飽きてきた?皆さんが寝落ちしないように、アイドルの皆さんにスピーチを頼みましょう!』



P「まあ律子に限って間違いは無いだろ。しいて言えば眠気誘うようなスピーチはやめろよ。」

律子「今なんか私の事馬鹿にしませんでしたか?」

P「いやそんなことはない。あと伝え忘れてたが、スピーチ後にステージの時間用意してあるから」

律子「えぇっ?き、聞いてないですよプロデューサー!」

P「せっかくアイドル来てるのに歌わないなんてがっかりだろ?。別にいきなりでも持ち曲なら問題なく歌えるだろ。取り合えず準備しといてくれ。」

律子「はいはい、分かりました。全く、次からそういうのは早く伝えてくださいね!」



体育館 学校集会

司会「……以上が生徒会役員からの本年度予算及び……」

律子(とりあえず何を話せばいいのやら。今でこそアイドルしてるけど、青春とかもう……いや、まだ未経験だからなぁ。現役中学生に青春がどうとか30分語るのはキツイ)

司会「……続きましては……」

律子(真面目に語る?論外。元々春香に来る仕事だって言うのにそんな事したら白けるだろうし。あーもう、春香とかならこういう話ポンポン出てくるんだろうけど!)

司会「……それでは秋月律子さん、お願いします」

律子(こうなればヤケ!登場で会場のテンション上げてノリで突っ走ってやる!)

律子「はーい!」

ホンモノダー マジ!? 

律子「皆、おはようー!秋月律子ですー!」

ホンモノダー マジ!? キャー!

律子(よし!このままのテンションであとは何時もどおりのファン交流会のイメージで……)

生徒「りっちゃーん!こっち向い 教頭「静粛にっ!!」 てー……」

生徒達「……」シーン

教頭(やべ、何時ものノリで言ってしまった)

律子(空気読めやあの禿っっっ!)




律子「あ、あはは……皆そんなテンション下げなくてもいいのに。もっと上げ上げで行きましょう!」

生徒達「……。」

律子(いやいやそんなんじゃあがらないから!もっとなんか面白い事……)

律子「いや~それにしても急に寒くなってきたわよねぇ~。こう寒いと私冷え性だから……」

生徒達「……。」

律子(なんか話し方芸人みたいになってきてる!?お、落ち着いて現状を立て直して……)

律子「ひ、冷え性だから……」

生徒達「……。」

律子(あーもう!せめて何か話しなさいよ私!あーもうどうしようこれ!)



P(使わないと思ってたが……、用意しといて良かった。)ポチットナ


♪ ら ららら ら ら らら ら~

律子「えっ、何っ!?」

生徒達「ざわざわ」ア? コレッテタシカ…… キター

P「律子、マイクっ!」

律子「えっ、あっ!?……っとと」

律子「無意識 何時も貴方をみてるの 気づいて すぐに落ち着きなくなる」



律子「ねえ「「いっぱい いっぱい いっぱい いっぱい」」あなたのこえを」
律子「そう「「いっぱい いっぱい いっぱい いっぱい」」聞かせてほしい」
律子「もう「「ぜったい ぜったい ぜったい ぜったい」」他の人より」
律子「うん「「ぜったい ぜったい ぜったい ぜったい」」好きだと思う」

律子「まずちょっとだけ探ってみよ 私のメガネ 好き?嫌い?」


生徒達「わーわー」パチパチパチパチ




P(よかった、無理やりライブ突っ込んだお陰で、冷えたテンションは回復できたな)

律子「はぁ……はぁ……ライブはスピーチの後だって聞いてたのに急に流れ出すから私が一番驚きましたよ!?どんなサプライズですか!?」

律子「もうもういいです、先にライブやっちゃいましょう!さて、音響さん?次の曲流してください。」

律子「私も次の曲は知らないんですけど……おっこのイントロ、次の曲は新曲の『私だって女の子』ですね。それじゃあ続けてお聞きください!」


生徒達「アンコール!アンコール!」

律子「ストップストーップ!既に4曲歌ってアンコールも3回目!もう無理ですって!次の授業もあるでしょ?ほらそこ残念そうな顔しないで!続きは○○日に単独ライブあるんでそこで待ってますから!」

P(しれっと宣伝入れ込んだな流石律子……)

律子「はぁ……ようやく落ち着きましたね。全く、スピーチする時間なくなっちゃったじゃないですか。あ、でも、最後に一つだけ言わせてください。」

律子「私元々はアイドルで事務員として765プロに入ったんです。別に歌にも踊りにも自身あったわけじゃなかったんですけど、なんというか、成り行きで……。」

律子「でも、アイドルやってるうちに思ったんです。私は、本当はアイドルをやりたかったんだって。今この場所に居るのもきっと当然なんだって。昔は本当に絵に描いたような委員長キャラだったんですけどね。」

律子「きっとこの中にも居ると思うんですそういう人。そんな人たちに言いたいことがあるんです。」

律子「とにかく、やりたいことややれることは全部やっちゃってくださいって。……まぁ、大変ですけどね。でも、そうすることでやっと見つけることが出来ると思うんです。本当の自分自身を。」

律子「良くある台詞ですが、大人になるとそういえないですからね。……わ、私はまだやりたいことやってますよ!てかこれからだってやりたいことやり続けますよ!ええずっとアイドル続けます!」

律子「プロデュース業?あ、その話噂になってるんですね。勿論、やれることは全部やりますよ!ええ、諦めきれないんで!」

律子「そんなわけで、これからも秋月律子をよろしくお願いします!ありがとうございました!」

生徒達「ぱちぱちぱちぱち」




P「律子、お疲れ様」

律子「ホント疲れましたよ……まさか体力勝負になるとは思っても見ませんでした。あ、あとサプライズありがとうございます。流石プロデューサー殿って感じでしたよ!」

P「まぁ、俺としてはスピーチ自体をおまけと考えてたからな。多分生徒達もそうだろう。」

律子「えっ!?ちょっと!そうならそうと先に行ってくださいよ!言葉詰まってた最初の私はなんだったんですか!」

P「まぁまぁ。でも、最後のスピーチは良かったと思うぞ!やること全部やってやるって言うのは律子の所信表明か?」

律子「所信表明って……。でもまあ、そんな感じですね。アイドルも、プロデュース業だって……恋愛だって全部やってやりますよ!」

P「そうか、頑張れよ」

律子(やっぱり聞き流されたか。まあ、でも今はこれでいいのかも。今はね。)

P「さて次に移るとしよう、俺は春香のところによってから響のとこに行こうと思う。」

律子「了解です。じゃあ私は千早たちのとこに行きますね。」

P「あぁ、そこちょっと心配だが……」

律子「心配?比較的安牌だと思うんですけど」

P「千早たちのほうはいいんだがやよいたちのほうがなぁ……まあ行けば分かるか。とりあえず頑張ろう。俺は一度電車で事務所に帰るよ」

律子「了解です、それじゃあ私は車使いますね」










冬馬「……だらけてちゃだめだ。せめて何かしてようぜ……」

翔太「じゃあさ、お菓子買いに行こうよ……僕もうお腹ペコペコで……」

冬馬「ふざけるな、俺達の25日の苦労が水の泡になるぞ……」

翔太「じゃあなにをすればいいのさ」

冬馬「そりゃあお前……レッスンとかさ」

北斗「こんな状況でレッスンしようものならすぐ倒れる自身があるね……」

冬馬「……それもそうだな。しかしこんなに大変だとは思ってなかったぜ」

翔太「幾ら仕事無いからって仕事選ばなさ過ぎだよ冬馬君は」

冬馬「バラエティも経験だと思ったんだ……」

北斗「だからって……一ヶ月一万円生活はちょっとやりすぎだったんじゃない?」

書き貯め吐き出しただけですが今日はここまでです。
本当はもっと貯めてから出そうと思ったのですが、思ったより進まなかったので少しずつ出して行こうと思います。

なお一週間と書きましたが多分3日ぐらいで終わります。ネタが尽きるので。

>>1です、正直微妙な出来ですがここで立ち止まってもアレなので続き投稿します。 もしかしたらここの話修正するかも


冬馬「ああ、こんなに厳しいとは迂闊だったな……だけど、あと5日だ。5日したら全てが終わる」

翔太「でもさ、あと5日分のお金、どう考えても無いよね」

北斗「ガス代電気代、この辺を差し引いたらもう残るかも怪しいね」

冬馬「まあな。でも一つだけ、耐え切れるチャンスがある」

翔太「え、それって何?」

冬馬「……今日、765の高槻がくる予定だ」

翔太「え、高槻って……やよいちゃん?」

冬馬「そうだ、かつて家族全員でこの伝説をクリアし、挙句最終日に外食までしたあいつだ。今回好意で秘密のもやし料理を教えて貰う事になった」

北斗「なるほど、流石はエンジェルちゃん。通りで昨日もやしをいっぱい買ってきてたわけだ……さて」

冬馬「お、おい北斗、どこに行くんだ?」

北斗「エンジェルちゃんたちに汚い姿見せられないからね。ちょっと風呂に入ってくるよ」

翔太「あ、僕も入っていい?伝説始まってから水風呂だったり濡れタオルだったりでまともに入ってないんだよね」

冬馬「おいやめろお前ら!即効で企画終了しちまうじゃねぇか!」


ピンポーン
冬馬「っと、来たみたいだな。」

北斗「流石にエンジェルちゃんを待たせるわけには行かないね」

翔太「まあやよいちゃん帰った後でも僕は問題ないけどね」

冬馬「よし、今出る!」


ガチャ
春香「あはは……。おはよう。久しぶりだね、冬馬君」

冬馬「……は?」

翔太「あ、春香さんだ。ってあれ?やよいちゃんじゃなくて?」

北斗「ん?別のかわいこちゃんが来ちゃったみたいだね?チャオ☆」


ゴールド伝説
やよい→春香
『ぷちは関係ないです。新たなる伝説挑戦者を先輩としてサポートしてあげてください!』



冬馬「なるほどな。それで、お前が来たって訳か」

春香「う、うん。そういうわけで今日はやよいの代わりに私が来ちゃいました」

冬馬「まあ、そういうことなら仕方ないのかもな。それで、レシピとかは持ってきてるのか?」

春香「れ、レシピ?……その、殆ど何も知らない状態で引き継いでるから用意とかは何も……」

翔太「春香さんはお菓子作りが趣味だったよね、料理とか作ることは出来るの?」

春香「お母さんと一緒になら何度か……」

北斗「貧相で申し訳ないんだけど、この冷蔵庫にあるものだけで料理を作るって出来そう?」

春香「えっと……とりあえず、何か買いに行きましょう?」

冬馬「分かった、もう帰っていいぞ」

春香「ひどっ!?」


冬馬「いや天海は他の奴らより料理できるイメージあるからちょっと期待してたのに、それは無いだろ!?」

翔太「というか高校生で料理できるって言うならお母さんとじゃなくて一人でつくろうよ」

春香「いやでも、私だって事務所の中では料理できるほうだよ!」

冬馬「いや、それはそうだろうけどよ。特に節約料理できるわけでもないなら大して違いない。一人暮らしで手馴れてそうな如月とか三浦とかでよかった」

春香「あずささんはともかく、千早ちゃんに料理させたら色々やばいから!私のほうが全っ然っマシだから!」

冬馬「でも、料理だったらそもそも俺らでも十分出来るし最低限やること出来れば良いしな。お前がやったら材料床に落としたり炒めるだけなのに油並々敷いたりするだろ」

春香「いくら私がどじでもそんなことはしないからね!それにやること出来ない人とかいっぱい居るよ!貴音さんとか食べるだけ食べてくからね!」

北斗(貴音さん割と料理作れてた気がするけど春香ちゃんの為に言わないでおこう)

翔太(というか春香さんがすっごい必死だね、どうしてなんだろう?)


隣の部屋(カメラ越しに見てます)
P(多分数少ない個性否定されて焦ってるんだろうなぁ……)


北斗「まあまあ二人ともそこまでにしな。特に冬馬、女の子相手に大人気ないぞ」

翔太「やよいちゃんに期待してたからってそこまで怒らなくてもいいじゃん、お腹空くよ」

冬馬「ぐっ……」

春香「冬馬君……やっぱりロリコ」

冬馬「そうじゃねぇ!あいつに援護してもらえればギリギリいけるんじゃないかって期待してたんだ!」

春香「えっ?どういうこと?」

北斗「エンジェルちゃんに話すには恥ずかしい話なんだけど残念ながら僕達が今やってる一万円生活、ギリギリなんだよね」

翔太「最終の電気代ガス代支払って数円のこるかどうかってぐらいでさ。まあ僕達は頑張ったし失敗なら失敗でいいんだけど、冬馬君負けず嫌いだからねぇ」

冬馬「そんな時番組から『高槻にサポート出来るか頼んでみる』っていわれてな。正直期待しちまったわけだ。これならいけるってな。」

北斗「エンジェルちゃんに頼ってる時点で恥ずかしい限りだけどね。」

冬馬「……そうだな。だけど実際に来たのは高槻じゃなくて天海、それも何の打開策もなしに来られて自分勝手だがイラッとしちまった。」

冬馬「悪かった、天海。お前に非は無いのに怒鳴り知らしてしまって」

春香「……ううん、大丈夫。私も言い過ぎちゃったしごめんね。」

北斗「これにて一件落着だね。」

春香「でも、結局私何すればいいのかな?」

翔太「うーん、一応ゲストだから何もせずに帰すって言うのは駄目だよね。」

北斗「僕達の手料理でもご馳走してあげようよ」

翔太「それで、何作るの?今家にあるのは、昨日買ってきたもやしと、いつぞやの卵と小麦粉ぐらいだよ?」

冬馬「……なあ天海、確かクッキー作るの得意だったよな?」

春香「え?」


冬馬「……熱くなって突っ走っちゃ駄目だな」

春香「……私達の悪い癖だね」


本日のお昼 もやしクッキー
・もやし  10g
・卵     1個
・小麦粉  180g
・サラダ油 20g
・ゴマ油  適量
・醤油   適量
・塩コショウ適量
>>1が作ろうとしましたが小麦粉がなく断念しました。味は保障しません、てかこんなの作るな)


翔太「やよいちゃんが見たら泣きそうだね……」

北斗「まあ……食べられないことは無いかな」

冬馬「まあ、これも経験だ……」

春香「わ、私お昼食べてきてたからいらないかな……」のワの

冬馬「待て天海、逃げるな。」

春香「いやだってこれまずいって!放送ギリギリだって!」

冬馬「仲直り記念だ……」

春香「や、やめてください!助けて北斗さん、翔太君!」

北斗「……せっかく作ってくれたんだし、食べてほしいかな。」

翔太「量だけはあるから、遠慮しなくても良いよ!」

春香「あれっ?これ私詰んでる?」


冬馬「今日はありがとな、天海」

北斗「不器用な冬馬がありがとう……だと?」

翔太「もやしクッキーたべておかしくなったの?」

冬馬「んなっ、そこまで驚くなよ!」

春香「あはは、冬馬君もありがとう。今度ライブ行くからね」ガチャッ

冬馬「ああ、俺らの実力がこの前以上だって、見せ付けてやるよ!」








P「お疲れ様。」

春香「あ、プロデューサー来てくれたんですね!」

P「隣で見させてもらったよ。喧嘩してるシーンは流石にカットされるし、多分ジュピターと仲良しなイメージで映るんじゃないかな。元々ジュピターと765はライバルなイメージあるし、放送的に面白くなったんじゃないか」

春香「あはは、それはそれで複雑ですけど。あ、そういえばお土産ありますよ」

P「待て、クッキーはいらん」

春香「……これどうしよう」

今日はここまで
ジュピター春香編は正直後回しにすればよかったと後悔。
次は千早組とやよい組の予定です。

千早あずさ編だけできたので、投下します

千早「人気レジャースポットをいち早く紹介!」

あずさ「休日に向けてのレジャー番組、アトラクションツアーズ!」


千早「皆さんこんにちは。765プロ所属、アイドルの如月千早と」

あずさ「三浦あずさです。今日はここ、新しく新設された動物園に来ちゃいました~。うふっ、可愛い動物ちゃんと会えるといいわね」

千早「……」

あずさ「……」

千早「……」

あずさ「ち、千早ちゃん?」

千早「は、はい?なんですか?」

あずさ「千早ちゃんは、動物園とか行った事ある?」

千早「そうですね、動物園に来たのは小学校以来かもしれません」

あずさ「そうね~確かに早々来る場所じゃないわよね。私達も子供じゃないし、今更動物園に行こうとは思わないもの」

千早「少なくとも、遊園地などと比べるとあまり行こうと思える場所ではありませんね」

あずさ「でも、ここの動物園は最近出来たレジャーランド。きっと面白い施設も大いに違いないわ、千早ちゃんはどんな動物が好き?」

千早「好きな動物ですか?……鳥、でしょうか?」

あずさ「あ、あらそうなの?ん~ガイドブックによると、残念だけど鳥のコーナーは殆ど無い見たいね」

千早「そうですか……残念です」

あずさ「まあ他にも面白いものがあるだろうし、この機会に他の動物も好きになっちゃいましょう」



律子(『ロケはなるだけ自然体でやると雰囲気でて良い』って千早に教えたのは失敗だったわね、あずささんの振りをきれいに潰しちゃってる……)


・動物園ロケのお仕事
出演者:『響、美希』→『千早、あずさ』
「今週休日から開園の動物園、皆が動物好きになるようなついつい引き寄せられるように楽しみながらロケをお願いします!」



あずさ「とりあえず向かっていきましょうか。」

千早「はい、最初にあるエリアは……パンダやキリンですね」

あずさ「まぁ、可愛い。パンダとか見たの何年ぶりかしら、実物見るとこんなに可愛かったっけ?って感じね」

千早「そうですね、昔はあまり気がつきませんでしたが、改めてみるとふわふわもこもこしてて愛くるしいです」

あずさ「にしても結構パンダって思ってたより白いのね~」

千早「まあ好きじゃないと見る機会も無いですし、忘れちゃいますね」

あずさ「ふふっ、テレビの前の皆さんは、パンダの目元が黒だったか白だったかとか、覚えていますか?」

千早「それは流石に覚えてるんじゃないですか?パンダ目とか言うじゃないですか」

あずさ「ん~言われて見るとそれもそうね~。でも、実際に黒だったか断言は出来ない人、多いんじゃないかしら?」

千早「そ、そうですかね……?」

あずさ「にしても、何でパンダって白黒模様になるのかしら?」

千早「あ、我那覇さんから聞いたことあります。なんでも、体温調整のためだとか。肉がついている所は熱を反射する白、冷たくなりがちな耳などは黒くなってるそうです」

あずさ「あら、そうなの?流石響ちゃん博識ね」

千早「そうですね、やっぱり動物をたくさん飼ってるだけのことはあります」

あずさ「じゃあ、千早ちゃんはパンダについて何か知らない?些細なことでもいいから。」

千早「じゃ、じゃあ。ここの動物園じゃないんですけど上野動物園にいるマスコットのゆるきゃらのパンダの名前なんですが」

あずさ「うんうん」

千早「うえのパンダくん、っていうらしいです。」

あずさ「そ、そうなの?知らなかったわ」

千早「名前そのまんま……ぷっ、ククク」

あずさ「……な、なんで千早ちゃんがそんなに笑ってるか良く分からないけど、とりあえず次に言ってみましょう。確か、矢印の方向に進めば迷わないのよね」

千早「クククっ……えっ、あ、あずささんそっちはトイレです!」



あずさ「ここは身近な動物コーナーね。わんちゃんやねこちゃんがいっぱいいるわ」

千早「確かあずささんも犬を飼ってましたよね。種類はどれなんですか?」

あずさ「えーと……なんだったかしら?大型犬なんだけど」

千早「この中にいませんか?」

あずさ「えーっと、この子に似てるわね。あ、でもこっちの子も似てるかもしれないわ」

千早「まあ、見た目じゃ分からない種類も多いですからね……」

あずさ「そうねこっちの子も……あ、みて千早ちゃん!このワンチャンとっても可愛いわね、ポメラニアンの原種らしいわよ」

千早「話しそれてますよあずささん……。そういえばあずささん、趣味の一つに犬の散歩ってありましたよね」

あずさ「ええ、休みの日はよく一緒に散歩してるわ」

千早「その……散歩していて迷子にならないんですか?」

あずさ「ええ大丈夫。帰る時になったらうちのわんちゃんはちゃんと引っ張ってくれるから」

千早「そういえば犬って帰巣本能高かったですね」

あずさ「そうそう、小さいころの話なんだけど、友達の家から帰るとき、私が迷子になったんだけど家抜け出して迎えに来てくれたこともあったのよ」

千早「そ、それは……どっちがペットだか分かりませんね」

あずさ「私がペット……にゃん?」

千早「えっ?あずささん急にどうしたんですか?てかその猫耳どこから……」

あずさ「そこの荷台おいてあったのよ~ほら、千早ちゃんも!」

千早「それ売店です!勝手に取らないでください、そしてやめてください!」

あずさ「そうね、千早ちゃんは猫よりも犬のイメージよね」

千早「そういう意味じゃありません!」


律子(社長と響に頼んで、あずささん散歩出勤にしてもらえないかなぁ……)

律子(そしてあずささんがにゃん……あずにゃ)

あずさ(律子さん) 律子(ごめんなさい)



千早「ここは……猿山ですね。よく思うんですけど、猿山にボス猿って本当にいるんですかね?」

あずさ「それは分からないけど~あそこのサルが他のサルにキーキー言ってるわね」

千早「そうですね。あ、言われてた方逃げ出しました」

あずさ「……寂しそうにきょろきょろし出したわね。なんだか伊織ちゃんみたいで可愛い」

千早「その台詞、水瀬さんにはぜったい言わないでくださいね」




あずさ「千早ちゃんお待ちかね、鳥のコーナーね」

千早「別に待ってたわけではないんですが……」

あずさ「どうして千早ちゃんは鳥が好きなのかしら?確かに『蒼い鳥』のイメージはつよいのだけれど」

千早「鳥が飛ぶのって見た目の割りに相当ギリギリなことが多いんです。ちょっとした怪我や体調管理で飛べなくなったり、万全な状況でも数分しか飛べない鳥がいたり」

千早「それでも必死に空を飛び続ける姿が凄い強いと思ったんです。私が歌にかける想いにも似てる気がして……」

あずさ「千早ちゃんらしい真面目な答えね。でも……」

ダチョウキウィヤンバルクイナ「……」【飛べない鳥展】

あずさ「べ、別の場所行きましょう」

千早「そ、そうですね」




あずさ「牧場が併設されてて、牛のコーナーまであるのね。」

千早「なんでも肥料を再利用できるとか。乳牛もあるんですね」

あずさ「本当にここなんでもあるわね~じゃあ次行きましょうか」

千早「あずささんどうかしたんですか?なんだか焦り気味では……」

あずさ「ほらだって……ね?」チラッ

千早「……下手に気を使われるほうが嫌なんですが」クッ


律子(色々とあったが、なんだかんだロケは安定した流れで終わった。この二人、あずささんが千早を引っ張ってくれるし、あずささんががぼけたら千早が突っ込むし意外と息ぴったりね。売り方とか考えてみるべきかも。)

あずさ「そんなこんなで、動物園を一通り回ってきました」

千早「改めて回ると、いろんな動物がいて目を奪われますね。時間も忘れてゆっくりみてました」

あずさ「お陰でテープチェンジまでしちゃったわね。うふふっ」

千早「……それはあずささんの迷子のせいだと思うんですけど」

あずさ「あら?そうだったかしら?」

千早「まあそれはおいといて。このレジャーランドの施設はこれだけじゃないんですよね?」

あずさ「そうなのよ。なんとここ、実は遊園地やプールも併設された、複合レジャーランドなのよ!」

千早「そうなんです、プールは今の時期閉鎖されてますが、遊園地は国内最大クラスとも言われるアトラクションが勢ぞろいしてるとか」

あずさ「ええ。そして、今その遊園地サイドに、貴音ちゃんとやよいちゃんがレポートに向かってるわ。」

千早「それじゃあ、VTRをそちらに移しましょう!」

あずさ「後は貴音ちゃん、やよいちゃん、よろしくね~。ばいばーい」




貴音「ぶ、ぶいてーあーるおおうけいたしました。ここからはわ、私とやよいがごあんない、します。」テンパリ

やよい「た、高槻やよいと……四条貴音です」ゼツボウ

貴音「こ、この遊園地にはたすうのあとらくしょーがありますが、すべてまわるわけにはいかないので、ふ、ふたつだけ、ごあんないします」

やよい「そ、そのアトラクションは……」

貴音「……」スタッフチラッ

やよい「……」チラッ

貴音「上空50めえとるからの直下型こおすたー……と」

やよい「全長1キロメートルの、お、お化け屋敷……です」

・遊園地のお仕事
出演者:『亜美、真美』→『貴音、やよい』
「動物園のお仕事の続きです。ワーキャー叫んで視聴者に精一杯アピールしてください!」

今日はここまでです
千早とあずささんにほのぼのしてもらったのは貴音とやよいの絶望を引き出すため。

一つ一つの話を短くしてますが、もうちょっと長いほうがいいですかね?
(構想が出来てないので思いつき次第で長さが決まるというのもありますが)

一日あけてすいません、風邪引いて寝込んでました

遊園地辺投下します。長くなってしまったので2分割します。
今までとは全然違うので注意



貴音「ぶ、ぶいてーあーるおおうけいたしました。ここからはわ、私とやよいがごあんない、します。」テンパリ

やよい「た、高槻やよいと……四条貴音です」ゼツボウ

貴音「こ、この遊園地にはたすうのあとらくしょーがありますが、すべてまわるわけにはいかないので、ふ、ふたつだけ、ごあんないします」

やよい「そ、そのアトラクションは……」

貴音「……」スタッフチラッ

やよい「……」チラッ

貴音「上空50めえとるからの直下型こおすたー……と」

やよい「全長1キロメートルの、お、お化け屋敷……です」

・遊園地のお仕事
出演者:『亜美、真美』→『貴音、やよい』
「動物園のお仕事の続きです。ワーキャー叫んで視聴者に精一杯アピールしてください!」


律子「ごめん遅くなって、ふたりともどんなかんz」貴やよ「「おねがいですかわってください!」」

やよい「お願いします私どうしても高いところだけは駄目なんです観覧車も乗れないんです!」
貴音「互いの苦手を補いあっていくのが765プロの団結だということは、律子もご存知のはずです!」

律子「え、えー……」

貴音「律子殿にとっては些細ごとでも、私にとっては命に関りうる一大事なのです!」
やよい「お願いします私に出来ることだったら何でもしますから!」

律子「……今なんでもするって」

貴音「ええ何でもさせて頂きます!たとえそれが鬼畜の所業であってもおばけやしきよりに入るよりはマシです!」
やよい「わ、わたしもデビューしてから貯めてきた貯金を下ろしてきます!ついでにべろちょろもあげます!」

律子「いや、そうじゃなくて……」

やよい「高いところ以外だったらどんなお仕事でもします!だからどうかお願いします!」
貴音「かわっていただけるなら明日からいっしゅ……三日らぁめんを絶つことすら厭いません!」

律子「煩い!アイドルが軽々しく『なんでもする』って言うなっ!」


やよい「怒られちゃいましたね……」

貴音「仕方ありません。諦めて二人で頑張りましょう。」

やよい「はい……。」

貴音「ですが、幸い私は一人ではありません。仲間がいるから頑張れることもある。やよい、一緒にがんばりましょう」

やよい「貴音さん……!そうですよね、私達はひとりとひとりじゃありません!」

貴音「ええ。二人で苦しみを分かり合い、この苦難乗り越えましょう!」

やよい「はい!あ、今日もやし祭りの日なんで、仕事終わったら家に来ませんか?」

貴音「なんと、あの噂に聞くもやし祭りに。ふふっ、これは仕事をなんとしても定時に終わらせなくてはいけませんね。」

やよい「来てくれるんですね、うっうー!兄弟も皆喜びます!  あ、そうだ!あれ、やりましょう!」

貴音「あれですね、分かりました。では、行きます!」

「「はいたーっち、いぇい!」」




スタッフ「あ、二人ともすいません。ジェットコースターとおばけやしき、どちらから撮影しますか?」

貴音「こーすたーで!」やよい「おばけやしきで!」

貴やよ「「……」」

貴音「やよい……年功序列という言葉、礼儀正しい貴方ならご存知のはずです。」

やよい「私何時も事務所の掃除とか貴音さんのカップ麺の買出しとかしてるから、今日ぐらいわがまま聞いてほしいかなーって」

貴やよ「ぐぬぬぬ……」バチバチバチ

スタッフ(え、何この雰囲気)

貴音「さいしょは」 やよい「ぐー!」

貴やよ「「じゃーんけーん!」」

貴音「ちょき!」 やよい「ぐー!」

やよい「うっうー!!うっうー!! やりました!いぇい!」

貴音「な、なんと……やよい!卑怯ですよ!『はいたっち』はぱーでやるものの筈!」

やよい「全く持って関係ないかなーって。じゃあ最初はおばけやしきということです」

スタッフ「あ、此方スタッフです……はい、はい……わかりました。じゃあそっち先やりますね!」ピッ

スタッフ「いまディレクターから連絡あったんだけど、まだお化け屋敷のカメラアングルで遊園地側と揉めてるんだ。だから悪いけどコースターからということで……」

やよい「」

貴音「っしゃあ!」



やよい「お、お願いですいきなりって言うのだけはやめて下さい、気持ち整える時間をくださいぃ……」

貴音「やよい」

やよい「ど、どうしても高いのだけは生まれつき駄目なんです!」

貴音「やよい、覚悟を決めなさい」

やよい「迷惑なのは分かってます!でもお願いですからぁ!」

貴音「やよいっ!」

やよい「はわっ!?」

貴音「見苦しいですよ、やよい。貴方も『お姉ちゃん』であるのなら、私のように、常に気高く先導者として立ち振る舞うのです!」

やよい「貴音さん……。それじゃあ先にお化け屋敷でそれを見せてくだ」

貴音「さあ乗りましょうやよい!いざ、あのレールの向こう側へと!」ガシッ

やよい「やめっ、はなしてください貴音さん!」





ナレーション「覚悟を決めて乗り込んだ二人のアイドル達、やよいちゃんは絶叫系が苦手なのに頑張って乗ってくれました。」

ナレ「あ、帰ってきましたよ。二人に感想を聞いてみましょう。やよいちゃん、初めての絶叫コースターの感想は?」

やよい「う……うぇえええん、ひぇええええん!」

律子(あ……やばいガチ泣きだ)

ナレ「え、ええっと……貴音さんはどんな感想を聞かせてくれるんでしょうか?」

貴音「……うぷっ、ごめん、なさい。おひるのらぁめんが……うっ。の、後ほどお願いします!」

やよい「びぇえええええええん!ぢょうずけ、がずみー、おねえじゃんごわかったよぉおお!!」

貴音「お、おて、お手洗いは……」




律子「……これ、放送で使えますかね?」

スタッフ「いや無理でしょイメージダウン間違いなしだよ」





1時間後
貴音「落ち着きましたか?」

やよい「はい」

律子「ごめんね、無理に乗せちゃって。まさかあそこまで苦手だとは思ってなくて」

やよい「い、いえ。此方こそごめんなさいお仕事台無しにしちゃって」

律子「ああ、それは気にしなくていいわ。ディレクターが何とかしてくれるらしいし」

貴音「なんとか……とは?正直申しますと先ほどのテープを利用できるとは思えませんが……」

律子「ええ。なんでも、お化け屋敷の時間を倍にするとか」

貴音「」

やよい(っしゃあ!)



やよい「貴音さん?」

貴音「何か?」

やよい「その、私にべったり寄り添うのはやめてほしいかなーって。服しわになっちゃいますし」

貴音「で、でも目を離すとやよいがお化けに変わってしまいそうで……」

やよい「でも、ここまだお化け屋敷の中ではないですよ?近くのレストランで待機してるだけです」

貴音「お化けがお化け屋敷にいるとは限らないのです!」

やよい「……あ、ほんとだー!あそこの壁にお化けが」

貴音「ひゃあああっ!?」ガシッ

やよい(何時もの貴音さんと比べると、ちょっと可愛いかなーって)

やよい「あ、私達のほうに近づいてきてますー」

貴音「や、やよい!お、追い払って……追い払ってくださいまし!」ギュッッ ビリッ

やよい「あっ……」




貴音「……思いっきり引っ張って服を破いてしまったことは謝罪いたします」

やよい「き、気にしないでください。私が驚かせすぎたのがいけないんです」

貴音「いえ、破ったのは私故、私の責任です。今度、やよいに合う服をプレゼントいたしましょう。だから……」

やよい「?だから?」

貴音「その面妖な服を今すぐ脱ぎ捨てなさい!その服を着ているとやよいに近付けないじゃありませんかぁ……」

やよい「でも、これせっかく律子さんに買ってもらった服ですし……というか、これは流石に可愛くないですか?」←近くのショップで売ってたおばけやしきイメージのTシャツ

貴音「そのような妖のどこに愛らしさがあるというのですか!あぁ、やよいが取りつかれてしまった……」

やよい「……そ、そこまで言わなくてもいいんじゃないかなって。ただのTシャツですよ?」

貴音「それはただのTシャツではありません!私からは感じます、そのTシャツに潜む怪しき陰の存在を!」

やよい「……ククク、ばれてしまっては仕方が無い」

貴音「なんと!?」

やよい「こうなった以上しかたがない、おまえにもとりついてやるー!!」

貴音「……」

やよい「……」

貴音「お陰で少し気持ち和らぎました。感謝いたしますやよい。」

やよい「う、うー……」


お化け屋敷内

やよい「最初はエリア一つ分って話でしたけど、尺伸びてエリア全部ってなっちゃいましたね」

貴音「ややややよいのせいですよ!いけず、いけずですぅっ!」

やよい「確かに私のせいですけど……また引っ付くのはやめてくださいー律子さんに怒られちゃいます」

貴音「まま前なんて見たらおぞましい光景がみえちゃうじゃn(カタッ)ひいっ!」

やよい「おぞましい光景なんて今のところありませんよ?」

貴音「いまのところ無くてもいずれ出ることは分かっているんでs(カサカサッ)いやぁっ!」

貴音「もうこんな所嫌です……穴を掘って埋まってますぅ!」

やよい「雪歩さんみたいになっちゃってますよー」

貴音「やよいは怖くないのですか!おばけやしきですよ!」

やよい「お化け屋敷は苦手なんですけど、高いところよりはマシですし」

貴音「(キィィッ)ひゃあん!?もうやだぁ……」

やよい「流石にこんだけ怖がられたら怖くなくなるかなーって。あとキャラが壊れてきてま(ガコン キャアアア)うわぁっ!?」



律子「これ、使えますかね?」

スタッフ「全然ありです2倍でも余裕ですわ」



出口
律子「さて、流石にかわいそうだから出口で待ってあげてるけど、そろそろ帰ってくr……あ、帰ってきた。」



貴音「うわああああん、んうううううううううう!」

やよい「お、落ち着いてください!出口ですよ、もうおしまいですよ!」

貴音「分かっています、そんなこと分かっているのです!眩しいのです!」

やよい「あ、目傷めちゃいましたか?」

貴音「わたしは、やり遂げたのですね!生還できたのですね!」

やよい「えーっと、はい!」

貴音「それが嬉しくて嬉しくてたまらないのです!八百万の神々とらぁめん神に今改めて感謝を!」ボロボロ

やよい「り、律子さん……」

律子「ふ、二人ともお疲れ様。やよい、貴音の事は任せて先に支度してきて。」

やよい「は、はい。あ、あと……申し訳ないんですけど」

律子「何?」

やよい「もう一着、Tシャツ買ってもらってもいいですか?」ボロッ

律子「……経費で落ちるわよね。落ちなかったら小鳥さんから貰おう。」




貴音「……はっ?」

律子「あ、ようやく落ち着いた?お疲れ様」

貴音「……はい、ご迷惑をおかけしました」

律子「全く、これからは気をつけてよ。あんた自身のイメージにも関ってくるんだからね?」

貴音「……ごめんなさいは」

律子「え?」

貴音「やよいには『ごめんね?』といっておいて私には謝罪も無いのは不公平ではありませんか!」

律子「いや、年齢とか違うし……流石にあんたは擁護できないわよ」

貴音「私だって頑張ったのに!あんなに怖いものを我慢して踏破したのに!」

律子「……はいはい。貴音、ごめんね。」

貴音「謝るだけでは済みません!……次このようなことがあれば、律子には同行していただきます!あの怖さを味わってもらいます!」

律子「そうね。変わることは出来なくても、横から見てるだけっていうのは確かに無責任だったかもね」

貴音「わかればいいのです、律子とて忙しいのは承知しております。ですが、プロデューサーを名乗るのならば、私達の事を見ていただかないと」

律子「そうね。あんなの何度もテレビに流せないものね。あとやよいが呼んでるわよ、さっきのお詫びに今日はもやし増量だって」

貴音「……そうですか、やよいにはまた感謝しないとなりません。よろしければ律子も」

律子「あー次は亜美と真美のとこに行かないと。また今度ね」

貴音「分かりました、約束ですよ?では、私はこれで。」

律子「ちゃんと帰るのよ!電車にお化けが出るかもしれないけど!」

貴音「っ!律子はいけずです!」


今日はここまで、次は響伊織編。


貴音のキャラ難しいね、ちょっと2とOFA初期ストーリやり直してみます。
ところで貴音→律子の呼び語って呼び捨てでしたっけ殿付けでしたっけ?

なおやよいの反応(ガン泣き)、貴音の反応(親に張り付き)は中学生のころの自分の実体験です。ちなみに自分の名前に貴の字が入ります。

>>43


貴音→律子は確か「律子嬢」じゃなかった?

1です、ちょっと最近忙しい日が続くので週末まで投下しません

あと>>46さんご指摘ありがとうございます 雪歩か誰かに殿付けしてるのをみて勘違いしてたのかと思います。以後修正します

週末までに一気に書き貯め作って投下しようと思います。お待ち下さい。(見てる人が減るかと思いますが完結はさせたい)

おかげさまで体調良くなりました。でも伊織と響どういう話にするかさっぱり思いつかず気がついたら休みなんて過ぎ去ってました

やりたいことをやる前に足止めを喰らうのは凄いもどかしい。でも一応出来たので投下します。

・ライブ宣伝番組のお仕事
出演者:『雪歩、真』→『響、伊織』
「宣伝時間は知識と友情で決まる?頑張って最長時間を目指してください!」


司会「今日はライブの宣伝に来てくれたんだって?」

響「うん!仲間達のためにも、頑張って時間を稼ぐさー!」

伊織「伊織ちゃんに相手にクイズ番組なんて、無条件で宣伝できるようなものよ!」

司会「おー気合入ってるね!それじゃあ、ルールの説明をしよう!」

司会「今からお二人にはクイズに答えてもらいます。その答えに『どちらか片方だけ』が正解したら1ポイント。両方正解で0ポイント。そして、両方が不正解だったら-1ポイントとなります。10問のクイズに答えた後、残ってたポイント×1分ライブの宣伝が出来ます。」

響「それじゃあ、10ポイントで10分も貰えるの!?」

司会「その通り!時間さえあればステージをするのもあり!」

伊織「これは是非とも10問取らないと、まあ私達の連携なら楽勝よね!」

響「もちろん!765プロは皆仲良しだって事、テレビの前の皆に見せてやる!」

司会「では第一問!最初は定番のこれ!」


第一問『1+1=?』


司会「この時点で10問終わるまで相談は禁止されます。ではどうぞ!」

伊織(まあ私の性格を考えてくれたら)

響(合わせてくれるよね)

司会「では回答どうぞ!」

伊織の答え『2』響の答え『2』

二人「はぁっ!?」

伊織「ちょっと響、どういうことよ!伊織ちゃんがわざと間違えると思ったわけ?」

響「そっちこそ自分がわざと間違えると思ったの?自分は完璧だから間違えるわけには行かないし!」

伊織「あんたねぇ……」

司会「はい会話は禁止。今回は残念ながら0ポイント。というか二人とも打ち合わせはしてこなかったのかな?チャレンジャーだねぇww」


P(大丈夫……じゃねぇよなこれ。宣伝とかどうでもいいから問題発言だけは控えてくれよ……)

司会「出鼻をくじかれたが逆転なるか、第二問!」

第二問『ディズニー映画「101匹わんちゃん」の中で登場した、ダルメシアン犬のボンゴとパティータの間に生まれた子犬は全部で何匹?』

司会「これは……動物好きと名高い響さんに当てた問題でしょうかね。」

伊織(何度か見てたから覚えてたけど……これどう考えても響の問題よね。流石にさっきの二の舞になるわけにも行かないし外しましょう)

響(幾ら自分でも、映画作品の動物まで答えられないぞ!?でもこれどう考えても自分宛だし……。ええい、直感!)

司会「では回答オープン」

伊織『15匹』 響『23匹』

司会「伊織さんのみ正解、1ポイント獲得!」

伊織(あ、アレ?99匹じゃないの?)

響(流石伊織頼りになるな!……でも動物問題わざわざ答えたってことは、もしかして、自分信用されてない?)

司会「伊織さんはアニメとか良く見るんですか?それとも偶然?」

伊織(偶然ってバレてる!?……いやばれてないはずよね。マグレ当てたなんて思われたら私のスマートなイメージが傷つくし、避けないと)

伊織「あまり見ない方よ?でもまあ映画としてもメジャーな作品だし、これ位なら問題なく答えられるけど」

司会「そうでしたか、伊織さん大人びてるからアニメ作品等は疎いものかと思ってました」

響(やっぱり自分信用されて無い!?)




司会「まだまだ序盤の三問目!」

第三問『フランス語で「こんにちは」はBonjour(ボンジュール)、では「ありがとう」はなんという?』

伊織(余裕、『Merci』。メルシーね。)

響(流石に自分でも分かるぞ。でも伊織が答えるだろうしなぁ……)

伊織(響は分からないわよね、仮に分かっても、私に譲ってくれるはず)

響(とか思ってるんだろうけど……視聴者の印象に残っちゃうし、これ以上はずしたくないぞ!)

響(でも当てて宣伝時間短くするのもあれだし……)



P(響の顔を見るに、別のゲームしてるな。これ10問持つかな……)




司会「それでは回答どうぞ!」


伊織『メルシー』響『……』(ごちゃごちゃした後に二重線)

司会「はい、伊織さん正解。三連続での正解ですね。」

伊織「当然よ。」

司会「響さんはごちゃごちゃ書いていますが……」

響「と、当然分かってたぞ!ボンジュールとメルシーぐらいしか知らないけど、逆にそれだけは常識だもんな!」

司会「なるほど、伊織さんが正解するのを見越して、わざとやめたと。」

伊織「本当かしら~?誤魔化すのは見苦しいわよ?」

響「本当だってば!」



司会「感覚をつかめてきたところで第四問。ここからは身内問題になります。」


第四問『以下の文章は高槻やよいが歌う「プラ・ソニック・ラブ」の歌詞の一部です。

「だって だって いつだって 
 [????????????]
 Touch&Go! まだちょっと
 Run&Go!  こわいけど
 Love&Go!  ふりきって
 行けっ行けっ もう、ダッシュ!」

[?]の中には何が入るか?』

伊織(これは……)

響(こんな問題が出るのか……)

伊織(多分響も当てにくるけど……)

響(もうポイントなんて関係ない)

伊織響(ぜったいに当てる!)


司会「きゅ、急に、顔つきが変わりましたね。仲間の問題っていうこともあり、やる気が出てきたのでしょう。では、回答オープン!」


伊織『ぎゅんとロングジャンピング』
響『ひゅんとジェットコースター』

伊織「あっ!?」

響「ぷっww」

司会「響さん正解、1ポイント入ります!伊織さんのそれは惜しかったですね。そのラストの部分ではなく、一番歌詞の最後の部分が出題でした。」

伊織「ぐっ……解答調整よ!響が当てそうだったから私が外しただけ!」

響「いやいや、そのミスはぜったい本物さー!まさかやよいのことに関して伊織が外すなんて……」

伊織「だいたい、ジェットコースターに恋のどきどきがあるわけないじゃないのよ-!」

響「それはやよいに言いなよ(笑)」

伊織「あんた……覚えておきなさいよ」


P(ここでやよいの問題出て、しかも伊織が外すとは。この後やよいのライブチケット渡す予定だったけど、逆に怒られるかな)

言い忘れましたOFA新曲(1-4話)ネタバレあります。警告遅れて申し訳ありません

P(その後、伊織と響は怒涛の連続正解を重ねた。ご丁寧に回答をそろえてきて)

第五問「765プロ所属天海春香が日本代表として参加したアイドル世界1を決めるイベントの名前は?」


伊織響『ワールド・アイドル・ノヴァ』

司会「残念二人とも正解。ポイントは無し!」

伊織「……」

響「……」

司会「……かつてなく緊迫した雰囲気が続きますね。そ、それじゃあ次に言ってみましょう!」



第六問「以下は四条貴音が歌う『ふたつの月』の歌詞の一部である。以下を漢字で書け。
『たぎるおもい あいのくちづけ
 せつなにまううたげ』」

伊織響『滾る想い 哀の口付け  刹那に舞う宴遊』

司会「二人とも正解ですね。宴を宴遊とかくあたり、仲間たちの事をしっかり理解してるみたいです。流石765プロのお二方」

伊織響「……」

司会「相手が当てると思ったら、わざと間違えるのもありですよ」

伊織「そうね、でも響とか難しい言葉わからなさそうだもの?マイナスだけは避けないと」
響「そうだぞ、伊織がまた歌詞間違えるとも限らないしね」

司会「……お、お二方とも仲間思いなんですね」

P(二人ともプライド高いからなぁ。このまま終わりって言うのは流石に避けてもらいたいけど)


司会「なんと4問目から二人とも連続正解中。ですがそれではポイントは入りません!さて、続いては第9問!」

九問目『ランクアップフェスで使われるステージのうち、野外であるほうを答えよ』

伊織・響「うっ……」

司会「おや?今イヤーな声が聞こえましたね。これはもしかすると不正解あるか?」

伊織(確かアレよね。風船がいっぱい付いてる方。名前がさっぱり分からない!)

響(『ハッピーホリディ』か『カーニバルホリディ』かどっちかだった気がする……うがー、いちいち名前なんて覚えてないぞ!)

司会「さて、初のマイナスポイントか、それともここでポイントを稼ぐのか!はい回答どうぞ!」


伊織『(空白)』  響『カーニバルホリディ』

司会「残念、ここで不正解!得点が-1されて2ポイントになります!」

伊織「っ……!」

司会「響さんの答えのカーニバルって言うのは多分『カーニバルライブ』ですね。此方の太鼓イメージのステージになります、全然似てませんねww」

響「ううっ、ステージの名前とか覚えないから、頭の中でごっちゃになったぞ……」

響(いちいち間違え掘り返さないでよ!これぐらいのミスならするでしょ普通!)

響(でも、伊織も歌詞問題でこんな扱いされてたんだよね……)

司会「伊織さんの白紙は……多分分からなかったんでしょうね、いやぁ残念」

伊織「べっ、別にいいじゃない!普通覚えてないわよステージの名前なんて!」

伊織(確かに分からなかったけど、こういわれるとムカつく!)

伊織(でも、響もこんなふうに馬鹿にされてたのよね……)


響(後で謝らないと……いや、それじゃ駄目だぞ自分!)

伊織(口先だけで謝るだけじゃたいした意味は無いもの、だから……)

響伊織(謝るくらいならこの場所で誠意を見せる!)



司会「では、泣いても笑っても最終問題です!現在2ポイント、宣伝時間は3分になるか1分になるか、それとも2分のままか?問題は此方!」

最終問題『765プロがオールスターライブで13人でステージを行ったことがある曲を全て答えろ』

響(勿論分かるよね伊織!酷いこと言ったお詫びに、最後は伊織に答えさせてあげるさー!)

伊織(当然分かるはずよね!自分勝手してた分、最後は花を持たせてあげる!)





司会「さて、回答どうぞ!」

伊織『(空白)』響『(空白)』

伊織・響「えっ?」






休憩時間

P「二人ともお疲れ様。途中の雰囲気がまずかったけど、平凡に終わって何よりだよ」

響「ごめん、ライブ宣伝の時間は1分だけになっちゃった」

伊織「でも、まあいいんじゃない?私達の魅力伝えるのは、1秒でも長すぎるぐらいだもの」

P「そうだな、その件なんだが……」

響「でもどう宣伝する?そもそもライブの宣伝って、オールスターライブはまだまだ先でしょ?」

伊織「あ、ならReady!!かChange!!!!の冒頭の部分だけ踊って、その後ささって宣伝するのはどう?」

響「うん、それならいいかも!自分も伊織も踊れるし、ライブのイメージが伝わるかも!」

P「ちょっと待ってくれ。」

伊織「何?この伊織ちゃんの提案に文句でもあるわけ?」

P「そのことなんだが、ここで宣伝するの、雪歩と真のデュオライブだぞ?」

響「……はぁ?」

司会「それではライブの宣伝よろしくお願いします!」

響「うん! ○月○日に事務所の仲間の雪歩と真が初のデュオライブを行うぞ!」

伊織「新曲の『あの日のナミダ』や『絶険』なども入って、ファンの人たちもこれからファンになる人たちも満足できる内容になってると思うわ」

響「この二人、事務所の中でも指折りで仲がいいけど、デュオでライブって言うのは初めてなんだよね」

伊織「そうね、方向性も違うし美希が一緒のケースも多いからね」

響「この仲良し二人が、どういうパフォーマンスをするのか、皆!自分の仲間の活躍を是非見てね!」

伊織「あと雪歩と真!いちいち伊織ちゃんが宣伝してあげたんだから、ちゃんと一流のステージを披露しなさいよ!」






司会「……あれ?終わり?まだ30秒経ってないけど」

伊織「二人の事が嫌いなわけじゃないわ。でも話せることが無いもの。」

響「正直、ライブがあること自体さっき知ったし。話せることが少ないさー」

司会「そ、そうなんだ……お疲れ様。」




P(これ明日から、伊織と響と他のアイドルは実は仲が悪いとか噂になったりしないかな。……まあ、なったとしてもあいつらなら大丈夫か。)

P「二人ともお疲れ様。」

響「こんなの放送して大丈夫なのかな?」

伊織「もう過ぎたことは仕方ないわよ。明日に備えてさっさと帰るわよ。もっとスピード出して」

P「はいはい……っと、電話だ」



律子「あ、もしもし?」

P「おー律子か。そっちはどうだ?」

律子「色々あったけどまあ終わりました。」

P「やよいと貴音の件疲れたろ。お疲れ様」

律子「まあこの二人にてを焼かされたのは初めてでしたが、他では慣れてますから」

P「そうか。それより今後だが……そっちは亜美真美のほう頼む、こっちは雪歩と真のところに行くよ」

律子「了解です…ってあれ、美希は?」

P「美希は気になるが、こっちから手を出しづらいから……」

律子「まあそうですけど……心配だなぁ」

P「まあ美希なりにやることはやってくれると思うから、大丈夫だろ。」

律子「わかりました、プロデューサー殿のその言葉を信じますよ。それじゃあまた後で!」

P「それじゃあ、頑張れよ!」




ある孤児院に一人の少女がいた。

生まれた直後に親を事故で失った。両親ともに親とは絶縁しており、親族から見向きもされず施設に入ることとなった。

孤児院の中でも少女はなじめずにいた。他人の考えというものが分からず、怖かったのかもしれない。

彼女は何もしたがらなかった。ルールだから学校に行き、ルールだから宿題をし、ルールだから皆と食事を食べる。

そんな彼女だが、ひとつだけ毎日欠かさずしていることがあった。

少女「……♪眠りー姫ー、目覚める私はー今ー」

彼女は歌が好きだった、耳障りにしか聞こえない他人の声も、歌だけは別だった。

特に好きだったのが765プロ所属の如月千早の歌う歌。歌にかけてきた思いはかつての彼女と似通ってるところがあったからだろうか。


何時も笑わない、一人であろうとし続ける少女。それを見続けていた孤児院の仲間達が、どうにか彼女に笑顔になってほしいと考え、行動を起こした。

彼女と同年代の小学生が、なんと765プロに直接連絡を入れたのだ。彼女のために歌ってほしい、彼女に歌の本当の楽しさを教えてほしい、と。

765プロと千早はこれを快諾、少女と皆に歌の楽しさを知ってもらうため、孤児院に向かうことを決意。

その時の千早の目には強い意志が込められていたと、その場に居合わせてたPは語る。




そして、当日……


友男「ほら、はやくこいよ!」

少女「あの……」

友女「無理やり引っ張ってどうするの!これだから男は……」

少女「どういうこと……?」

友女「ごめんね。詳しくはいえないんだけど私達は今サプライズを仕掛けてるから、ちょっときてほしいんだ。」

友男「おい!サプライズって言ってどうするんだよ!」

友女「あ、そっか。まあ中身は伏せてるからセーフセーフ」

友男「おいおい、しっかりしろよ!」

少女「え?ちょっと……」

友男「この部屋のさきに、ある人物がいます!」

友女「少女ちゃんのために、特別に来てくれました!」

少女「……?」

友男「まあまあ、詳しいことは部屋入ってからってことで!」

友女「ほらほら、いっきにあけちゃえ!」

少女「う、うん……」ガチャ





美希「あ、君が少女ちゃん?ミキは美希なの。今日一日よろしくね!」

友s「「……あれ?」」

少女「……誰?」




・孤児院訪問のお仕事
出演者:『千早』→『美希』
「歌が大好きなあのこのために、あなたから本当の歌というものを教えてあげてください!」

今日はここまでです。
お待たせした挙句このクオリティ正直申し訳ないです。思いつきで全キャラ総動員するようなネタを書くのはつらいですね。

様々な事情により書く内容を三日→二日にします。ご了承ください。まあ先ずは一日分書き終えないと……

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