男「しりとり」(7)

女「理想と現実ってどっちをとるべきだと思う?」

男「うーん…現実」

女「つまらない答え」

男「得てして理想は理想のまま終わる事が多いからな」

女「なんでそんな冷めた事をいうの?」

男「後々わかることだよ」

女「よろしくないなぁ…もっとロマンチックな言葉を言えないのかね」

男「ねぇわ」

女「私はもっとロマンチックでファンタジーな台詞が欲しい」

男「いきなりそんな事を言われたって気持ち悪いでしょ?」

女「よしんばそうだとしても笑顔を作って喜ぶさ」

男「さすがに堂々と言われると傷つく」

女「くだらない質問をもう一つ良い?」

男「いいですとも」

女「もし寝たままで生涯が終わる事になったらどうしますか」

男「かなり重い話題になった…」

女「たしかに重いね…まぁ、あくまでも仮に仮にだから聞かせて」

男「手始めに寝たままで出来る事を出来るだけやってみるかな」

女「なんで?」

男「出来る限り現実から目を背けるため」

女「めちゃくちゃ後ろむき」

男「気取っても仕方ないだろ?それからやれる事をやって諦めがついたら今度はとにかく考えるかな」

女「なんで諦めがつくって分かるの?ネガティブを極めて君はどうしようってのさ」

男「さんざん考えた結果寝たまま出来る事なんてほとんどないだろ?そしたら現実を受け止めるしかないって諦めるしかないだろ」

女「老婆心ながら言わせてもらうけどそれじゃあつまんない大人になっちゃうぞ」

男「存外悪くないかもね…だって大人になれるだけマシでしょ」

女「よしてよ…こっちまでネガティブになるじゃないか」

男「考えたんだけどこの問答やめないか?俺じゃネガティブなことしか言えないわ」

女「私の暇つぶしで始めたんだけど…たしかに空気がどんよりしてる気がするね」

男「寝たら?ろくに寝れてないんだろ?」

女「露骨に気を使わなくていいよ…私と話すのつまんない?」

男「いや…ただ、ちょっと疲れてる顔をしてる気がしてさ」

女「最近忙しかったからさ…でも大丈夫だぜ!」

男「ぜんぜんそんな風には見えない」

女「今は大丈夫!だけど家に帰るとどっと疲れが出てきちゃうよ…余計な事ばっかり考えちゃうんだ」

男「だったら尚更少し寝ろよ…隈も出来てるし」

女「静かになるのが怖いんだよ…静かになったら頭の中に…こう…ぐわーって考えたって仕方ない事が次々と」

男「時々だけど俺もそうなる時があるよ?疲れてるときほどそうなる…そういう時はやっぱり良く寝て疲れをとるしかないよ…少しおやすみ?」

女「妙に優しいね?なんだかくすぐったいぞー!でもなんかリラックスしたかも…ちょっとお昼タイム」

男「無理したらもともこもないからな」

女「なんだか今日はネガティブだったり優しかったり情緒不安定ですよね?」

男「寝んの?寝ないの?どっち?」

女「ちょっと緊張してるんだよ…察しなさいよ!そんなんだから女の子にモテないんだよ」

男「良くも言ってくれたな?…と言いたいところだがそこはかとなく自覚してる…まぁ、かまわないんだけどねぇ」

女「えー…喪男宣言ですか?」

男「勝手に決めつけないでもらいたいね!つかいい加減寝たらどうだい」

女「イエッサー…」

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