765な日々 (40)

一日目

春香「……」ペラッ

春香「……」

春香「……」ガサガサ

春香「……」パリッ

春香「……」ペラッ

春香「……」


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春香「……」ガサガサ

春香「……」パリッ

春香「……」ガサガサ

春香「……」ガサガサ

春香「…あ、無くなっちゃった」

春香「……」

春香「……」ペラッ

春香「……」

春香「……」ガサガサ

春香「……」

春香(さっき無くなったって分かってるはずなのについ手を伸ばしてしまうのは私だけなのだろうか…)

春香「……」ペラッ


二日目

P「焼きプリン買っといたから冷蔵庫に入れとくぞー」

亜美「やたー!」

真美「プリンだー!」

P「ほれ、今日はプリンを楽しみにして頑張ってこい」

真美「オッケ→!」

亜美「双海姉妹に不可能はないのだ!」

「「いってきまーす!!」」

真美「プリン!プリン!」

スタッフ「今日は気合入ってるなー」


亜美「プリンプリン!」

トレーナー「凄く切れのいいステップね…」

「「プリーン!!」」ガチャッ

P「おう、お疲れー」

亜美「さぁ、プリンだ!」

真美「真美達今日はプリンを励みに頑張ってきたんだからね!」バッ

亜美「…あれ?」

P「あー、すまんな、実はお昼過ぎにやよいの兄弟達が事務所に来てな…」

P「プリン品切れしちゃったんだ」

真美「……」

亜美「……」

P「まぁ、また買ってくるから勘弁して…」

亜美「……」

真美「……」

P「あー、その、なんだ?」

亜美「……」

真美「……」

P「…すまん」

亜美「……」

真美「……」

亜美「……」

真美「……」



期待していればいる程

外れたときの落胆は大きいものです

三日目

P「んー!、いい天気だ」テクテク

P「たまにはこうやって散歩をして気分転換をするのもいいもんだなぁ」テクテク

P「ん?あそこの空き地に何かある…?」

P「…なんだあれ?ヘルメット…?」テクテク

P「茶色いヘルメッ…」

雪歩「……」

P「……」

P「…雪歩か?」

雪歩「ひぅっ!?その声はプロデューサーですか!?」

P「イカにもタコにもプロデューサーだが…何やってるんだ?」

雪歩「うぅ…実は穴を掘って埋まったら出れなくなっちゃったんですぅ…」

P「出れなくなるなら掘らないでくれよ…」

雪歩「プロデューサーぁ、出してくださいぃ…」

P「仕方ないなぁ…」

雪歩「うぅ…すみません…」

P「さて…」

P「……」

P「…う~ん?」

雪歩「…プロデューサー?」

P「いや、俺は雪歩のどこを引っ張り上げればいいんだ?」

雪歩「え?」


P「地面から雪歩の頭の上しか出てないから掴む場所が無いというか…」

雪歩「うぅ…少し痛いかも知れないですけど頭を引っ張ってください」

P「い、いいのか?」

雪歩「はい、背に腹はかえられません…」

P「よ、よーしいくぞ」ガシッ

P「ふんぬぅ!!」グイッグイッ

雪歩「うぅぅぅ!」

P「うんぬー!!」グイッグイッ

P「うぉ!?」スポンッ


P「あいたたた…尻餅ってこんなに痛かったっけ?」

雪歩「プ、プロデューサー!」

P「ん、何だこれ」ファサッ

雪歩「私の髪の毛返してくださいー!」ツルリンッ





P「うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」ガバッ

小鳥「ピヨッ!?」

P「はぁ…はぁ…」

小鳥「お、お疲れですかプロデューサーさん?」

P「えぇ…ちよっと」

小鳥「少し外の空気にあたってきたらどうですか?お散歩とか…」

P「いや…止めときます」

P「現実になったらいけない…」

小鳥「?」

四日目

春香「ふんふん~♪」テクテク

「あ、あの!」

春香「ひゃっ!?は、はい!」

「もしかして、天海春香さんですか!?」

春香「は、はい、天海春香です」

「わぁ!本当に春香さんだ!私ファンなんです!!」

春香「あ、ありがとうございます!」

「この間のライブも見に行きました!本当に最高でした!」

春香「わぁ、本当ですか?嬉しいなぁ…」

「あ、あの失礼かもしれないですけどここにサイン頂けませんか?」

春香「はい、私なんかのサインでよければ」

「うわぁ、感激です!私、春香さんのリボンの大ファンなんです!」

春香「こうやってファンの方に支えられて私は頑張れているんだっていつも感謝しているんですよ」カキカキ

「やった!これ家宝にしますね!」

春香「あははは!」

「ありがとうございました!これからも頑張ってください!」

春香「はい!さようなら!」

春香「……」テクテク


『私、春香さんのリボンの大ファンなんです!』



春香「……」



時には、腑に落ちないこともある。

五日目

真「オイスター」

響「ウスター」

千早「ブルドック」

真「オタフク」

響「チリ」

P「…何やってんだ?」

千早「ソースの種類を言い合ってます」

P「……そうか」

千早「はい」

バーベキュー

アァ、ソッチモアッタカァ


P「…う~ん?」

六日目


P「う~ん、眠れないなぁ」

P「羊を数えても駄目だしなぁ…」

P「そうだ、羊の代わりにウチのアイドルを数えてみるか…」

P「…やよいにしようかな」

P「やよいが一人…」

やよい『うっうー!柵を飛び越えますよー!』

柵『』

やよい『うぅー、高くて届きません…』

P「やよいが二人…」


やよい2『うっうー!』

やよい『はわ!新しい私が来ました!』

やよい2『二人で協力して柵を超えましょう!』

やよい『二人なら出来ますよ!』

やよい's『『ハイ、ターッチ!!』』

やよい's『『イェイ!!』』

やよい『肩車しても…』フラフラ

やよい2『届きませんー』プルプル


P「やよいが三人…」

やよい3『うっうー!助けに来ましたよー!』

やよい2『三人寄ればもんじゅのちえです!』

やよい『それでは作戦けっこうです!!』

やよい2『うぅ~』プルプル

やよい3『う、うー』プルプル

やよい『三人肩車でもびみょうに届きません…』フラフラ

やよい2『あ』フラッ

やよい's『『うわわ!?』』グラッ

P「あぶなーい!!」ガバッ

チュンチュン



P「……朝か」

七日目

小鳥「元気ですか?」

小鳥「元気ですかぁ!?」

小鳥「う~ん?」

小鳥「元気ですかッ!?」

小鳥「……」スーッ

小鳥「元気でふかッ!?」

P「何やってるんですか小鳥さん?」

小鳥「はっ…はっ…」パクパク

P「はっ…?」

小鳥「はずかC-!!」ダバダバダバ


P「小鳥さーん!?」

八日目

P「たまには梅干のおにぎり買うか…」

イラッシャイマセー


P「…売り切れか」

店員「408円になります」

P「500、5、6、7…」

P「一円足りない…」


P「……」カタカタ

響「それでジャックがな!」

真「へー、ボクも借りてみてみようかなー?」

貴音「何の話ですか?」

響「あ、貴音」

真「響が24を借りた時の話をしてたんだ」

貴音「とぅえんてぃーふぉーですか」


律子「プロデューサー、クリップありませんか?」

P「おぉ、確かこの辺に…」

P「あれ?無いな…」

律子「あー、無いならいいです新しいの出しますから」

P「おかしいなぁ」

prrrrr


P「はい、765プロダクションPです」

P「あ、どうも、お世話になっております」

P「はい、はい、あ、ちょっとお待ちください」


P(ペン、ペン、ペン…)ゴソゴソ

P(ペン…あれ、いつも胸ポケットに挿しとくんだけど…)




P「……」


【24-シーズン1-① レンタル中】


P「一巻だけ…無い…」




欲しいときに限って、無い


九日目

響「チョッコレート♪」

響「チョッコレート♪」

響「チョコレートは♪」

小鳥「森永♪」

響「!?」

十日目

亜美「社長さんってどんな仕事してるのかな?」

真美「事務仕事はりっちゃんとかピヨちゃんがやってるじゃーん?」

亜美「仕事は兄ちゃんがしてるしねー」

伊織「そりゃこの事務所の運営とか色々やることがあるんでしょう?」

亜美「じゃあ社長室を覗いてみよう!」

真美「いくぜぇ!」

伊織「止めときなさいよあんた達…」

亜美「どれどれ…」ギィィィ

真美「真っ暗だね」

伊織「留守なんじゃないの?」


亜美「じゃあ社長室の調査をしよう!」ギィィ

真美「電気オン!」

パッ

社長「何か用かね?」


「「いたの!?」」


十一日目

あずさ「」ポー

カァ カァ

あずさ「夕焼けが綺麗ねー」

ニャァン

あずさん「あら、猫ちゃんあなたも迷子?」ナデナデ

ニャァ ゴロゴロ

あずさ「あらあら」

あずさ「猫ちゃんは毎日楽しい?」ナデナデ

ゴロゴロ

あずさ「うふふ、そんなこと聞かれても困っちゃうかしら?」

ニャア

あずさ「今日も一日が終わるのねー」

あずさ「私は今日は楽しかったわぁ」ナデデ

ゴロゴロ

あずさ「今日"も"楽しかったって言うのが正しいかしら?」

あずさ「昨日も楽しかったし、きっと明日も楽しい一日になるといいなぁ」

ニャァン

あずさ「あら?」

アズササーン

あずさ「これからも楽しい日々が続くのね」


あずさ「…だって迷子になってもこうやって見つけ出してくれるんですもの」


プロデューサーサーン

アズササン サガシマシタヨ?



たまには、迷子になってみるのも一興かもしれない






残念無念また次回
HTML化の依頼をしてきます

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