グリフィス「すまない。資金難なんだ」
ガッツ「お前の尻は、かなり高く売れるんだとよ」
リッケルト「えっ?」
グリフィス「すまない」
リッケルト「それって!?」
ガッツ「あぁ。そう言う事だ」
リッケルト「嫌だ! 嫌だよ! 酷いよグリフィス! ガッツ!」
グリフィス「すまない。出来る事なら、俺達が代わってやりたいんだが……」
ガッツ「残念ながら、客は初物を要求してるんだとさ……」
リッケルト「えっ? ……初……物?」
グリフィス「あぁ。俺とガッツは……」
ガッツ「恥ずかしながら、もう中古品だ」
リッケルト「…………」
グリフィス「だから、この仕事を任せられるのはリッケルト。お前しか……」
リッケルト「まっ、待ってよ! グリフィス!」
グリフィス「リッケルト。残念だろうが、諦めてくれ」
ガッツ「あぁ。黙って天井のシミでも数えてりゃ、案外早く終わるもんだぜ」
リッケルト「違うよ。えっと……あの……そうじゃなくて……」
グリフィス「ん?」
ガッツ「何だ? リッケルト」
リッケルト「……僕……」
ガッツ「?」
リッケルト「……僕。初物じゃない……」
グリフィス「……え?」
リッケルト「…………」
ガッツ「……おい。冗談だろ?」
リッケルト「……冗談じゃない」
グリフィス「どういう事だ? リッケルト?」
リッケルト「…………」
ガッツ「リッケルト……」
リッケルト「こっ、この前の夜……」
ガッツ「…………」
リッケルト「……お酒に酔ったコルカスに、無理矢理……」
グリフィス「……コル……カス?」
ガッツ「……あの……バカ……」
リッケルト「…………」
グリフィス「リッケルト。それは本当なのか?」
リッケルト「……うん。ごめんなさい」
ガッツ「チッ」
グリフィス「…………」
リッケルト「グリフィス……」
グリフィス「マズイな」
ガッツ「あぁ。マズイ」
リッケルト「え?」
ガッツ「客にはもう、初物の尻を用意したって伝えちまってるんだ」
リッケルト「そんな……」
グリフィス「…………」
ガッツ「今更、初物は無理ですじゃあ、話が収まらねぇよな……」
グリフィス「あぁ。鷹の団の信用にかかわるだろうな……」
リッケルト「…………」
グリフィス「……仕方がないな」
ガッツ「?」
グリフィス「質はかなり落ちるが、ここはコルカスに責任をとってもらう」
ガッツ「……マジか?」
グリフィス「あぁ。リッケルト。コルカスには、入れられただけだな?」
リッケルト「えっ?」
ガッツ「お前はケツを貸しただけで、コルカスにナニを突っ込んでねぇんだろって事だ」
リッケルト「うっ……うん……。僕は、まだ童貞……」
ガッツ「そうか。ならコルカスは、たぶんまだ処女だ」
グリフィス「よし。それならいい」
リッケルト「…………」
ガッツ「……でも、本当にコルカスでいいのか? アレはさすがに客に失礼じゃ……」
グリフィス「だが、他に方法も無いだろう?」
ガッツ「そらぁ、まぁな……」
リッケルト「……コルカス……」
その夜
ガッツ「ほらよ。注文の品だ」
ドサッ
麻袋「フガーッ! モガーッ!」
貴族「ほっほっほっ。これはイキが良いですなぁ」
ガッツ「あぁ。なるべく薄暗い場所で使ってくれ」
貴族「ほっほっほっ?」
麻布「もががーっ!? ほがーっ!?」
………
……
…
コルカス「アーッ!」
………
……
…
ジュドー「……やれやれ。隠れてて正解だったな」
ピピン「…………」
キャスカ「おい。何があったんだ?」
ジュドー「ごめん。言えない」
キャスカ「……?」
おわり
このSSまとめへのコメント
やばすぎて碌な米も打てんわww