康一 「こ、これは*」 露伴「ピンクダークの少年ッ!!!」(19)

康一 (2011年もはや10ヶ月がすぎ た)

(つまりあの戦いから12年もの時間が経過したわけだ)

(みんなはそれぞれの進路を進み、それぞれの道を歩んでいる)

(けど、今日は久しぶりにみんなと会えるんだ!)

(・・・・・・・あれからの杜王町は平和だった、弓と矢が無くなったからかもしれない)

(そう、杜王町は平和だった)

(外では何が起こっていたのかも知らず・・・・・・・・)

仗助 「おう、康一* こっちだぜ」

康一 「遅れゴメンね、仕事のことで手間取っちゃって」

康一 (仗助くん相変わらずあの髪型だ、
安心したよーな、そーじゃないよーな・・・)

億安 「日曜でも仕事たァ大変だなおめーもよ」

仗助 「それより由花子はついてこなかったのか?」

康一 「仗助くん達が一緒なら悪い虫も寄らないだろうってさ」

億安 「なんつかよぉ~、丸くなったよなァ~、
他の女が寄るからって大学まで一緒だったのによぉ~」

仗助 「康一がプロポーズして安心したんじゃねーのか」

億安 「そうだぜ康一、今日はそのお祝いも兼ねてるんだからな」

康一 「ハハハ、ありがとう」

億安 「しかしよぉー、どいつもこいつも薄情なやろうだぜぇー
康一の結婚祝いっつーのによぉ」

仗助 「露伴とか露伴とか露伴とか、ほんとひでーやつだよなぁ」

康一 (今だに苦手みたいだなぁ、仗助くんは)

康一「露伴先生はしょうがないよ
『ピンクダークの少年 第5部』が
いよいよ大詰めで大増72p全カラーでやるって言ってたから」

億安 「い、一週間でできんのかぁ~、んなこと」

康一 「露伴先生のことだから一週間あれば間に合うんじゃない?」

仗助 「っても顔ぐらいだしゃいーのになぁ、やっぱひでー奴だぜ」

露伴 「誰がひでー奴だって?」

仗康億 「!?!!!」

仗助 「ろ、露伴、何でここに」

露伴 「なんだ、来ちゃ悪かったのかい?僕は君たちに呼ばれてきたつもりだったんだけどなぁ」

康一 「ま、漫画の方はいいんですか?ほったらかしで?」

露伴 「あぁ、あれは今日の午前で終わらせたさ、ただ、原稿を届けに行くのに時間がかかってしまった」

康一 「そ、そうだったんですね・・・・」

康一 (露伴先生もぜんぜん変わってないなぁ、12年たったとは思えないや)

露伴 「そんなことより康一君、結婚おめでとう、これは僕からのお祝いだ」

康一 「わぁ、ありがとうございます」

露伴 「康一君は立派に家庭を持つっていうのに、お前達2人は**」

億安 「んだとぉコラ!!」

露伴 「驚いたな!自覚はしてるのか」 ニヤニヤ

露伴 「気づいてないのかと思ったよ、君の あ*た*ま じゃね」

仗助 「俺の頭がなんだってぇ*!」

康一 「じょ、仗助くん!プッツンしちゃダメだよ!!」

康一 「露伴先生も!!」

仗助 「・・・フン、今日ののところは康一に免じて許してやらぁ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ

露伴 「それは僕のセリフだ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ

康一 (く、空気がやばい~~)

トニオ 「お待たせしました、
前菜の『モッツァレラチーズとトマトのサラダ』です」

億安 「待ってましたァ!ヨダレずびっ!」

康一 (ホッ、とりあえず助かった)

康一 「さ、さあみんな食べようよ、ね」

億安 「ゥンまああ~いっ!!」

仗助 「グレートだぜ!!!」

露伴 「味も見ておこう」

康一 (ここで話題を・・・・)

康一 「そういえば露伴先生、
『ピンクダークの少年』って第9部までストーリーはできてるんですよね」

露伴 「もちろんさ、ストーリーから台詞まで、すべて完成している」

露伴 「あとは原稿に描くだけだ」

康一 (相変わらずめちゃくちゃはひとだなぁ)

康一 「次の6部はどこが舞台なんですか?」

露伴 「担当にも言ってないが特別だぞ、次はアメリカだ」

仗助 「そういやぁ、承太郎さん、今アメリカって言ってたな」

仗助 「娘さんがどうこうって」

億安 「スタンド絡みか?」

仗助 「さあなぁ、ジジイから聞いただけだからなぁ」

康一 「まぁ、承太郎さんなら何があっても大丈夫だよ!」

仗助 「それもそうだな」


康一 (こうして、なんとか穏やかにこの日は過ぎたんだ)

康一 (けれど・・・・・・・)

ーー翌日ーー

上司 「広瀬君、これの集計頼むよ」

康一 「わかりましたぁ」
カタカタカタカタ

康一 (ん?外が騒がしい・・・、何かあったのかな?)

とおるるるるるる

上司 「もしもし、あぁ、どうした
・・・・はぁ?ふざけとるのか!
営業サボって寝とったな!さっさと仕事に戻れ!」 ガチャン

康一 「どうしたんですか?」

上司 「いやあねぇ、営業部の○○からなぁ」

上司 「我が社のマスコット『杜王クン』が資料から抜けて走ってった、なんて電話がきたもんだから」

康一 (なにか変だ、気になるぞ)

康一 (エコーズact2!!!)
ドギューーン!!

康一 (・・・特に変わった様子はないな・・・、気のせいだったのかなぁ)

康一 (!?、あ、あれは!!)

《臨時ニュースをお伝えします、 本日午後1時30分、
『突然ミッキーマウスが消失しま した』
消失範囲は未確認ですが・・・・ 全世界の模様
全て消え失せました・・・》

ーー露伴邸ーー

露伴「第6部の単行本の表紙でも描いておくか」

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ ピタリ!

露伴 (誰かがこの屋敷内に・・・
はいっている・・・・!)

露伴 (しかも玄関を通ってとか窓から入ったとかではない!)

露伴 (いる!僕の後ろに!いきなり!)

露伴 「・・・・・・・・・・・」

???「・・・・・・・・・・」

露伴 「・・・・・・・・・・・」

???「・・・・・・・・・・」

露伴 (フン、まぁいいさ)

露伴 (・・・先手必勝!!)
バッ!!!!!!!

露伴「ヘブンズ*ドーー?!??」

露伴「な、何だこいつは」

???「・・・・・・・・・」

露伴「・・・その見た目はまるっきり・・・・・」

??? 「・・・・・・・・・」

露伴「ヘブンズ*ドアー・・・・・いや、ピンクダークの少年かッ!!!」

ドドドドドドトドドドドドドドドドド

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