雪歩「アムリタ」 (56)


・アイマスSS
・Pと雪歩
・短め

注意
このSSは、アイドルマスターシリーズ(1、SP、2、OFA、アニマス)のネタバレ要素、また、>>1の独自の解釈や都合を含みます。ネタバレや独自解釈を回避したい方はそっ閉じ推奨です。



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765プロ


P「ゆーやけこやけで ひがくれてー♪」カタカタカタカタ

小鳥「キーボードをうつ 音がするー♪」カタカタカタカタ

P「はぁー……一日中パソコンとにらめっこしたのっていつ以来だろうな」ノビー

小鳥「私は今までずーっとそうだったのですが……」カタカタカタカタ

P「いやー頭が下がる思いです」

小鳥「ふふん、感謝してくださいよっ♪」

P「でも一日の半分くらいはサボってますよね」

小鳥「ピヨッ!?そ、そんなことは!」

P「ここに知り合いから貰った高そうなワインがあるのですが……」スッ

小鳥「同人誌描くのがやめられなくて……ハッ!?」




P「まったく…………」カタカタカタカタ

小鳥「ピヨォ……」カタカタカタカタ

P「そういえば今日って事務所にいたの俺と音無さんだけですね」カタカタカタカタ

小鳥「そういえば……竜宮小町が地方ロケで昨日からいなくて、春香ちゃん、千早ちゃん、雪歩ちゃんがテレビとラジオの収録、さらに雑誌の取材で朝から……まさか社長が付き添いを買って出るとは……」カタカタカタカタ

P「『一日中事務所なのは暇で暇でしょうがないのだよ君ィ!』って……音無さんがまさにそれなのに……」カタカタカタカタ

小鳥「あとのみんなはオフ……もうちょっとで春香ちゃんたちのお仕事が終わる予定ですね、竜宮小町も夜には帰ってくるそうです」カタカタカタカタ




P「夕焼けがきれいだなぁ……」カタカタカタカタ

小鳥「パソコンのブルーライトもきれいですよ…………」カタカタカタカタ







……………………ポツ

P「…………ん?」

小鳥「あれ…………?」


……ポツ…………ポツ……






ポツポツ…………







サァァァァァァ………………


P「ありゃ、降り出した」

小鳥「春香ちゃんたち、大丈夫かしら……」



サァァ…………

P「通り雨か?……きれいな雨ですね」カタカタカタカタ

小鳥「本当ですね…………」カタカタカタカタ
















小鳥「雨粒が光に照らされて、まるで銀色の雨…………なんちゃって♪」カタカタ


カタ…………













小鳥「………………プロデューサーさん?」

P「銀色の…………雨…………か」










……………………サー



…んな……穴…って………て……ぅ…!!




サァァ…………

P「……すいません、ちょっと外出てきます」スクッ

小鳥「へ!?この雨の中をですか!?」

P「すぐに戻ってきますから。あ、帰りにコンビニで何か買ってきましょうか?」スタスタ

小鳥「え、あ、いや……すぐに止むと思いますから今出かけなくても」

P「特にないですか?じゃ、適当になんか買ってきますよ」ガチャ

小鳥「プロデューサーさ「バタン」……いったいどこへ…………?」



サァァァ…………







どこかのカフェ……の近く


サァァァァァァ………………

P「………………」カササシテアルク



P「………………」キョロキョロ

















P「!」タッタッタッタッ

「………………!!」




P「ふぅ…………傘もささずに突っ立って、風邪ひくぞ?」

「やっぱりそう見えますか?」

P「…………ユーレイか何かなのか?」

「えーっとぉ…………そうですね、そういうことにしておいてくれませんか?」



























P「久しぶりだな…………雪歩」

「はい…………お久しぶりです。プロデューサー」



P「カフェ定休日だったか……歩きながら話そうか」








サァァァァァァ………………

P「……あれから、4年くらいか?」

「そうですね……もう、そんなに経っちゃったんですね」

P「4年前か…………懐かしいなぁ」

「『私』、もう4年間も穴を掘ってないんですよ?」

P「こっちの方では翌日に早速事務所に大穴を開けてたよ」

「ふふ……やっぱり私は変わらないんですね」





P「てか、他の人に雪歩は見えてるのか?見えてないと俺、独り言ブツブツ言ってるように見えちゃうんだけど」

「大丈夫ですよ、周りに人はいないし、この雨の中で外に出ようとするひとはいませんから」

P「やっぱ見えてないのか…………ま、いいか」



サァァァァ…………


P「しかし4年かぁ……いやー、雪歩と初めて会った日が懐かしい」

「そうですね……あの頃は本当に男の人と犬が苦手で……」

P「あれ?今も苦手じゃなかったか?」

「もう9年なんですよ?『私』だって……」

P「おや、あんなところに獰猛そうなドーベルマンと体育会系なナイスガイが」

「ふぇ!?」ビクッ!

P「……雪歩?」ニヤニヤ

「……プロデューサー、嫌いですぅ」プクー

P「ははは、悪かったよ」ナデナデ

「うぅ……いぬ美ちゃんなら平気なんですけど……」



P「しかし、最初は大変だったな……出会って早々にストーカー扱いされたと思ったら……なんだかなぁ、すごい引っ込み思案な子だと思った」

「だって……『私』って本当にひんそーでちんちくりんでどうしようもない子でしたから……765プロに入ったのも、そういう自分を変えたくて、だったんです」

P「とにかく自信をつけるところからだったな。一歩ずつ、一歩ずつ」

「うぅ……あの時はいろいろとご迷惑を……」

P「まぁそんな頑張る雪歩が可愛かったんだけどな」

「ふぇ!!?」

サァァァァ…………




P「で、どうにか初ライブまで漕ぎ着けた……雪歩の『First Stage』、俺舞台袖で泣いてたからな」

「初めてのライブ、すごく楽しかったですぅ……とっても小さなライブハウスだったし、お客さんもほとんどいなかったですけど」

P「信じてたとはいえ、あの雪歩がここまでやれるってのは驚いたよ」

「えへへ……ライブの時はとにかく必死になっちゃって……終わったあとに腰が抜けちゃって、しばらくたてませんでしたぁ」




P「そこから、まぁ順風満帆とは言えなかったけど、少しずつ状況は好転していった」

「あの頃から、みんなも少しずつ売れ始めてましたよね。……美希ちゃんは違いましたけど」

P「お世辞抜きで美希は『天才』だったからな。才能の差だけを考えれば、美希がレッスンをサボるのも無理はなかった…………まぁ仕事は来ないよな、レッスンしてないからそもそもダンスも歌も覚えてないし」

「美希ちゃんが本当の意味で開花するのはもう少し先…………」



















サァァァァ…………

P「…………の、はずだったんだよなぁ」

「まさか、ちょっとした喧嘩で961プロに行っちゃうなんて……」

P「フェアリーがデビューした時は度肝を抜かれたよ…………あんなにキラキラした美希は見たことがなかった」

P「やり方には到底共感できないけどな……なんだかんだ凄い人なんだよ、黒井社長は」

「『私』、四条さんと何回も対決しましたけど……四条さん、とても辛そうでした。顔にはあの時まで出していませんでしたけど」

P「孤独を強要され、過度に期待され、その重圧に潰されてたな、あの時の貴音は…………響も、そして美希でさえもそうだった」





「IUで優勝して、四条さんがいなくなっちゃって……せっかく優勝したのに、あんなに泣いたのは初めてでしたぁ……」

P「あの後、高木社長がフェアリーを連れてきた時にはもう俺は夢かなんかでも見てるんじゃないかと思ったよ。その直後『新しいメンバーだ!』って言われた時は夢じゃなくてタチの悪いドッキリかと思った」

「あの時はみんな唐突な再会に立ち尽くしてしまって……フェアリーはフェアリーでものすごく気まずそうで……」




P「……雪歩、知ってたか?それから少ししてからか?ようやくお前が貴音に話しかけて抱きついて大泣きしていたときな……貴音も泣いてたんだぞ」

「え、あの時は四条さんと二人っきり………プロデューサー、見てたんですか?」

P「事務所に帰ってきたら雪歩と貴音が抱きあってるのが見えた」

「い、言い方に悪意がありますぅ!」





サァァァァ…………


P「……あれ?」

「プロデューサー、どうしたんですか?」

P「初めて会ったのは9年前で、フェアリーが765プロに来たのは5年前だろ?ディアリースターズと出会ったのも同じ年だ……」

P「で、あの日から4年ってことは、俺はもう雪歩と過ごした年月の倍近くの時間を過ごしているってことか?」

「……そうですね。今年でもう9年、来年は10年目ですから……」


























「『私』……もう一人の私に、もうすぐ追い越されちゃうんです」




P「……………………そうだな」

「……………………」



サァァァァ………サァァァァ………





















P「……………………なぁ」

「?」

























P「久しぶりに、雪歩の歌が聴きたいな」




ーーー


_テレビ局

雪歩「うぅ……やっぱり私はだめだめなんですぅ…………」

春香「大丈夫だよ雪歩、たまにはこんな日だってあるんだから」

千早「そうよ萩原さん、いつも完璧だなんてことはありえないのよ、完璧を目指すために努力することはできるけど」

雪歩「でも……こんなひんそーでちんちくりんな私が努力したって…………」

春香「ほらぁそんな顔しないでっ!そんな雪歩を見たらプロデューサーさんが泣いちゃうよっ!」ダキッ

雪歩「ふぇっ!?は、春香ちゃん、こ、これは……」ワタワタ

春香「ふふふ、雪歩はかわいいなあ」ギューッ

雪歩「えと、えと、あの、その……………………ふぇぇ///」カァァァア

千早「春香、萩原さんが困ってるわ」

春香「えへへ、ごめんごめん」






春香「そういえば、高木社長は?」

千早「玄関の方に車を回してくれるそうよ、そろそろかしら……」

ウィーン

サァァァァ……

春香「うわぁ雨降ってる……」

千早「通り雨かしら……向こうの空は明るいわね」

雪歩「さっきまで晴れてたのかなぁ…………でも、なんだろう、」


























雪歩「とても…………きれいな雨ですぅ」


春香「雪歩…………?」

千早「萩原さん…………?」





ブロロロロ……プップー



高木「おーい、早く乗りたまえ〜!」

千早「はーい!」タッタッタッタッ ガチャ

春香「ありがとうございまーす!……ほら雪歩、帰ろうよ?」

雪歩「……………………」ポヤァ

春香「雪歩?」

雪歩「………………あの、春香ちゃん、えっとね………………」












サァァァァ……サァァァァ……

ブロロロロ……

春香「雪歩、どうしたんだろう……この雨の中を歩いて帰る、なんて」

千早「やっぱり、収録のことを引きずっているのかしら……」

高木「なに、心配する必要はないだろう。萩原君は、強い心を持っているからな」

春香「でも…………」

高木「天海君、君にもあるのではないかね?一人になりたいという時が……これは、何も悲しい時だけには留まらない」

高木「彼女にはきっと、何か思うことがあるのだろう。今はそっとしておこうじゃあないか」

ブロロロロ……




ーーー




「キラリ 光の列♪」

「すり抜けたら二人……♪」



サァァァァ…………


パチパチパチパチ


P「……ありがとな、すごく良かったぞ」

「えへへ……ありがとうございますぅ」テレテレ

P「……久しぶりに聴けて嬉しかった。4年ぶりのライブはどうだった?」

「雨の中の屋外ステージ、観客は一人だけ……えへへ、プロデューサーに聴いてもらえただけで最高です」

P「……懐かしいか?IUのステージ」

「……はい」

P「本当はさ……あの時のようなステージで歌う雪歩も見たいんだけどな……ごめんな」

「大丈夫ですよ……『私』の思いは、みんな、向こうの私が受け継いでくれましたから」





P「あぁ……律子が引退して、竜宮小町を結成して……っと、後で律子はステージに帰ってきたけどな」

「961プロからジュピターがデビューして……運動会で765プロが優勝して……」

P「…………千早の一件を、みんなで乗り越えて、CGプロ、さらに315プロが現れて、あいつらに後輩もできた」

「オーバーランクのアイドル、玲音さんとも対決してましたぁ」

P「…………すまない、これ以上話すと止まらなくなる気がする」

「ふふ……また、ゆっくり話せたらいいですね」

サァァァァ…………サァァァァ……


















P「…………さて」

「着きましたね…………」

P「あぁ」









「…………大きいですね」

P「そうだな…………」



























P「…………なぁ、あの時のこと、話してもいいか?」

「……………………はい」






P「…………あれは、雪歩がIUで優勝して、しばらく経った後だったな」

「……………………」

P「ある日、俺は普段通り出社した。社長と音無さんはもういた。で、いつも通り仕事を始めると、伊織、あずささん、やよい、亜美真美……みんながやってきた。その中には雪歩、お前もいたな」

「……………………」

P「それで、まぁいつもの一日が始まったわけだが…………俺は、どこか違和感を感じた。……何でだか分かるよな?」

「………………はい」
















P「……………………なぁ、雪歩」






























P「どうして、急にいなくなったんだ?」




サァァァァ………………




P「ただ、違和感を感じたことで状況は大きく変わった……俺だけな」

「そうですよね……プロデューサー以外は誰も、違和感に気づいた様子はないように見えましたぁ」

P「声がわずかに違っていたこと、いつもより弱気に見えたこと……そのくらいか、違っていた……ように見えたのは」

P「真っ先にあの予感を思い出した……だが、言えなかった」









「……気づいていたのが、プロデューサーだけだった」

P「そうだ……春香も、やよいも、音無さんも……おそらく黒井社長も…………」

「黒井社長、ですか?」

P「なんだかんだ言ってあの人はウチのことを熟知してるからな……その人ですらだ」

「まるで……『前からそうだった』かのように…………誰も『私』のことなんて……」












P「いや、それは違う……かもしれないぞ」

「ふぇ?いや、だってあの時違和感を感じてたのは」

P「俺だけ……だが…………俺の見間違いかもしれないぞ」

P「…………真と、貴音だ」

「真ちゃんと四条さん……」

P「といっても、これは互いに違う理由だ……真はな、ほとんど見せてはいなかったが……なんか、よそよそしいような感じを見せていた……なんでなのかは分からないけどな」

「真ちゃん…………『私』、気づきませんでしたぁ」

P「で、貴音の方なんだが…………あいつな、なんか…………その……」

「…………面妖な?」

P「うん……なんだろなぁ、あいつに見つめられるとな…………何もかも知ってるんじゃないかって気がしてなぁ……」

「四条さんはいつも不思議な人でしたから……」

P「いつもはかわいいんだけどな、時々な、時々。まぁ、どっちも真相は闇の中なんだけどな」


























サァァァ…………サァァ……


サァ…………ポツポツ………………







ポツ…………ポツ…………




P「……止んだな、雨」

「はい…………」

















……………………スゥ


「…………!」

P「手が…………!」

「……えへへ…………ごめんなさい、もう…………お別れみたいですぅ」スゥゥ……

P「……雨が止んだからか」

「それもですけど…………もしかしたら…………」スゥゥ……

P「?」



















スゥゥ……

P「だいぶ消えてきたな…………また、会えるよな」

「はい……また、『銀色の雨』が降ったら」スゥゥ……






「…………最後に聞いて、いいですか」スゥゥ……

P「おう……急げよ」

「えと…………その…………」スゥゥ……

















プロ………サー…、




ま……





歩……すこ…がで……



のは……………………






















ポツ…………








………………………………











P「………………そうだな」







P「最初はさ…………俺だって驚いたし、焦ったし、時には腹だって立ったよ」

P「みんな何食わぬ顔でさ……肝心の雪歩だっていつもの調子でさ…………」

P「そりゃ内心、ふざけんじゃねぇって思った時だってあったよ……だってそうだろ?こんな理不尽なこと、ないよ」













P「でもさ…………俺、思ったんだよ」








P「男の人と犬が苦手で、自分に自信がなくて、気弱で、いつも大きな穴掘って埋まっててさ…………」




P「でも健気で、優しくて、心に強いシンを持っている、アイドルの女の子」


























P「そんなのはさ…………雪歩、お前しかいないんだよ」



P「『お前』は、やっぱりお前なんだよ……『雪歩』はやっぱり、雪歩なんだ」





P「それにだ、『雪歩』、いなくなってしまっても、」


P「『お前』と出逢い、レッスンをして、オーディションに受かって、みんなと笑いあって、貴音と対決して…………IUで優勝した」





P「その思い出は、絶対に『無かったこと』にはなりゃしないんだよ」






























P「いいか…………『お前』は『萩原雪歩』だ。これまでも、これからも」






P「そして…………『お前』だけじゃない、あいつもそうだ」

P「なぜなら「だって」」





P「…………!」





























雪歩「私は、萩原雪歩だから」


























P「……………………雪歩」

雪歩「えへへ……春香ちゃんの真似をしてみましたぁ」

P「いや、お前……収録は」

雪歩「もう終わりましたよ?あ、春香ちゃんと千早ちゃんは先に高木社長と帰りましたぁ」

P「まじか……どうりで空が暗いと思ったよ」






P「って、いやいやいやいや、そうじゃないそうじゃない」

P「雪歩、どうしてこんなところに来たんだ?」






雪歩「えーっとぉ…………じゃあ、私も聞いていいですか?」

P「?」





















雪歩「『私』は、元気でしたか?」









P「…………知ってたのか。いや…………考えてみればそうだよな」


雪歩「そうですよ…………それに、プロデューサー、ここって……」





雪歩「『私』が、アイドル・アルティメイトで優勝したところ、じゃないですか?」

P「……どうしてここが?」

雪歩「えーっとぉ……何となく思いついた場所が、ここだったんです」

P「……よかったな雪歩、大正解だよ」

雪歩「えへへ、ありがとうございます……でも、私は『私』で、『私』は私なんですよ?だから、分かったんだと思います」

P「…………そうだな」


雪歩「ふふ…………それに、プロデューサー」












雪歩「『私』は、いつだってそばにいるんですよ?」

P「…………え?だって、雨はもう……」

雪歩「はい……プロデューサーには、今は見えませんし、私も見えないです」




雪歩「でも…………分かるんです。『そばにいる』『見守ってくれている』ってことが、分かるんです」

雪歩「だから…………私も、『私』も、大丈夫。また一歩、歩きだすことが、できるんです」

P「……やっぱり強い子だよ、雪歩は」










P「…………さ、帰ろうか」

雪歩「はい、みんなが事務所で待ってますから」

P「いやー気がついたらこんな遅くなっちまった……お詫びがてらどこかでケーキでも買おうかな」

雪歩「…………あの、プロデューサー」

P「ん?どうした?」

雪歩「えと、その、あの…………手、つないでもらっても、いい…………ですかぁ?」


ギュッ


雪歩「ふぇっ!?」

P「ん、これでいいか?」

雪歩「は、はいぃ…………うぅ///」カァァ

P「?」





コツ……コツ……


そういえば、雪歩と二人で歩くのって久しぶりな気がするな


あ、ほんとだ…………えへへ、プロデューサーと二人きりですぅ


そうだ、雪歩、二人で何か歌ってみないか?


いいですよ、何がいいですか?


そうだなぁ……ALRIGHT*とかどうだ?


いいですね!それじゃあ……








READY SET GO!! 行きたいトコ行ってみようよ…………♪















雪歩「………………………………」



『雪歩』「………………………………」































雪歩は笑ってて!


















雪歩「……!」 『雪歩』「……!」







雪歩 コクッ 『雪歩』 コクッ






























ニコッ





















おしまい

ありがとうございました。

タイトルの「アムリタ」は、雪歩のカバーソングのタイトルに由来しています。

雪歩が二人登場しましたが、『雪歩』はゆりしーの声、雪歩はあずみんの声……ってことでお願いします。ちなみに>>1はどっちの雪歩も好きです。

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