キョン「なんだ、長門だけか」長門「……」ウルウル(20)

キョン「ど、どうした長門!?」

長門「あなたは私と二人きりで居るのは不満?」ウルウル

キョン「そそそ、そんな事はこれっぽっちも思ってないぞ!?全然問題ない!」

長門「では私の頼みを聞いて欲しい」ウルウル

キョン「あ、あぁ!なんでもお兄さんに言ってみなさい!」

長門「今からあなたは私を抱きしめ頭をナデナデしながら『俺はずっと側に居てやるよ、ゆきりん』と言うべき」ウルウル

キョン「な、なんですと!?それは色々とまずいのでは?長門さん!?」

長門「やはりあなたは私と二人で居るのが不満だと思っている」ブワッ

キョン「ま、まて!わかったから!長門、こっちへこい!」

キョン「じ、じゃあいくぞ…?」ギュッ

長門「……」ダキッ

キョン「お、俺はずっと側に居てやるよ。ゆ、ゆきりん…///」

長門「…嬉しい」

長門(計画通り…!)ニヤリ


後は頼んだ

キョン(……なんてこった)

長門「しくしく…………」ニヤリ

キョン(長門の表情がセンチ単位で動いているなんて)

キョン(一体何が起きたんだ、改変か? またもや改変なのか)

キョン(いや……それにしては少し寡黙過ぎるか?)

キョン(消失長門はもう少し、てかもっと気弱少女って感じだし)

キョン「な、なぁ……長門」

長門「ゆきりん……って」ウルッ

キョン「分かったから! 泣くな、ゆきりんって呼ぶから! だから泣くな!」

キョン「え、えっと……ゆきりん……」

長門「どうしたの?」

キョン「そ、その少しばかり近すぎるというか密着がそのえっと」

長門「やはりあなたは

キョン「ちがうから! 嫌ってわけではなくてだな! 慎ましやかで可愛らしいゆきりんの胸が当たっていましてですね!?」

長門「…………」

長門「……当てている」ポッ

キョン「なんですと!?」

キョン(どうしたんだ長門! 何が起きているんだゆきりん!)

長門「……えへへ」ニコッ

キョン「」

キョン(あばばばばば)

キョン(何なんだ、可愛いじゃねぇかくそっ! 豊かな表情記録更新が止まらねぇ!)

長門「…………」サラサラ

キョン(絹のような手触り抜群の髪)

長門「…………」スラッ

キョン(毎日ページを優美にめくるすべやかな指)

長門「…………」プルン

キョン(そして、長門の白い肌に良く映える艶やかな唇)

キョン「…………」ゴクリ

長門「…………」スッ

キョン(め、めめめめ目を閉じたぁっ!?)

キョン(これってどういうこと? これってそういうこと?)

キョン「…………」

長門「…………」

キョン「…………」

長門「…………」

キョン「…………」

長門「…………」

キョン「…………っ!」バッ

長門「…………ぁ」

キョン(物欲しそうな顔するなよぉぉおおおおおっ! 駄目だよ! こんな空気、雰囲気、シチュエーション駄目だよっ!)

長門「……空間閉鎖はしてある……後ひと押し…………決め手は」ブツブツ

キョン「ど、どうした? ながっ、じゃなくてゆきりん」

長門「大丈夫、あなたが心配することは何もない。全て私に任せて良い」

キョン「そ、そうか」

キョン「お茶でも飲むか! そうしよう!」カタガタ

長門「私はいらない」

キョン「そうか?」

長門「……狙うは……間接…………」ニヤリ

キョン「そ、それにしてもきょ、今日は、いいいい天気だな�・!こここんな日はお茶がおいしいなぁ…あはははは」カタカタ

キョン(とりあえずいつもの定位置についてゆきり…長門との距離を取れた…。暖かいお茶を飲んでおちつくんだ!そして考えろ!考えるんだ俺!)

長門「……」テクテク

キョン(なっ、目の前に来てどうした…?)

長門「……」ジー

キョン「ど、どうしたんだ?なが…ゆきりん…」

長門「あなたは先ほど今日のような天気の良い日はお茶がおいしいと言った。」

キョン「あ、あぁ…そんなことも言ったかな?やっぱりゆ…ゆきりんも飲むか?」

長門「……」コクリ

キョン「じゃ、じゃあ今入れてきてやるからな。ちょっと待ってろ。」

長門「…あなたの飲みかけでいい」

キョン(!?それだと間接キスに…って何を考えているんだ俺は…!!)

キョン「い、いやそのすぐ淹れるからちょっとだけ待っ

長門「…それではダメ?」ウワメヅカイ

キョン「!!」

キョン「だだだだだめなんかじゃないぞ!!大歓迎だ!!」

長門「…そう///」ウツムキ

キョン(か、かわいい///)キュンキュン

キョン「じゃ、じゃあ飲みかけだけど…どうぞ…」ドキドキ


あとは任せたぞーーーー

長門「……ありがとう///」

キョン「お、おう///(か、かわいい…)」

長門(…彼との間接キスに成功…計画通り…!)ゴクゴク


このあとの展開どんなのがいい?

長門「…おいしかった」

キョン「そ、それはよかった…」

長門「……」

キョン「……」

キョン(気まずい…///)

長門(…作戦を次の段階に移行)

長門「…あなたは」

キョン「ど、どうした?」

長門「…あなたはもっと私とスキンシップをとる必要がある」

キョン「そ、そうだな…たまにはこうやって二人きりで話すのもいいのかもしれんな…」

長門「そうではない」

長門「この場合のスキンシップというのは抱きしめたり耳元で優しく囁いたり、キスをしてほしい」


キョン「キキキ、キス!?」

キョン(キスしてほしいだと…?一体全体長門さんは何を言っているんだ…!)

キョン「そ、それは俺じゃないとダメなのか…?例えばハルヒや朝比奈さんなんかでも…」

長門「…他の人ではダメ。わたしはあなたとキスしたい…お願い…///」ウルウル

キョン「な、なが…ゆきりん…///」

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