龍可「遊星大変よ!デュエルアカデミアに下着泥棒が現れたわ!」 遊星「何!?」 (12)

遊星「下着泥棒か・・・」

龍可「うん、高等部の人たちが被害にあったんだって」

遊星「アキも取られたのか?」

龍可「うん」

遊星「解った。案内してくれ」

龍可「ジャック達は?」

遊星「ジャックはバイト探しクロウは仕事そしてブルーノはお使いだ」

龍可「相変わらず遊星は家に篭ってるのね」

遊星「・・・俺の事はいい。それよりも下着泥棒だ」

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遊星「詳しい話を聞かせてくれ」

アキ「ええ、体育の時間に」

遊星「待て、体育の時間に下着も丸ごと変えるのか?」

アキ「それが不思議なのよ・・・口で説明できないと言うか」

遊星「言ってみろ」

アキ「突然、下着が消えたとしか言いようがないのよ」

遊星「下着が突然消えた!?バカな・・・これでは」

遊星「侵入して盗むのは可能だ。だが着用している段階で盗む・・・これは」

遊星「間違いない、相手はプロ・・・それも下着泥棒界でもトップクラスの奴だ」

遊星「君も体育の時に」

遥「いえ私のクラスは数学の時間に」

遊星「・・・まさに不可能犯罪だ、どう思うジャック・・・そうか今日は居ないんだったな」

遊星「クロウもブルーノも居ない。いつもなら皆で知恵を絞りあって解決するのに」

遊星「君も体育か?」

ツァン「僕も体育よ、十六夜さんと同じクラスだから」

遊星「そっちの君は」

麗華「私は盗まれていません。ちなみに世界史の時間でした」

遊星「アキやこの子達は奪われ彼女は奪われていないのか・・・」

遊星「基準でもあるのか?盗む奴と盗まない奴の」

遊星「・・・君と君と君。今からジャック、クロウ、ブルーノだ」

ツァン「は?何言ってるのよアンタ」

遊星「こうしないと落ち着かないんだ」

遊星「さあ考えてみよう。何か案はあるか?」

麗華「はい」

遊星「はい、クロウ」

麗華「原麗華です。これはセキュリティに通報すべきだと思います」

遊星「いやこれはセキュリティではどうにもならない難事件」

遥「はい」

遊星「ブルーノ」

遥「私見たんです。下着が消える瞬間・・・一瞬だけですけど光ったんです」

遊星「光った?」

遥「身体です」

遊星「・・・どう考えても何も浮かばない」

ツァン「無理に考えなくてもセキュリティに通報すりゃいいじゃない」

遊星「黙ってくれジャック、今考え事をしているんだ」

「この世に解けない謎などないんだよ不動遊星」

遊星「誰だ!?」

「考えてみるんだ、君は下着が消えたという非常識な現象に捕らわれている。これは非常識などではなく常識だ」

遊星「確かに俺の経験上、非常識など日常茶飯事。だが今回のこれは」

「知恵を振り絞ってみるんだ、以外と自分の身近にいる奴の反抗かもしれない」

遊星「俺の身近にいる非常識な奴・・・そうか!」

「どうやら謎は解けたようだな」

遊星「ああ、間違いない。今回の事件の黒幕はイリアステル・・・奴らしか考えられん!」

プラシド「さあ準備は完了だ」

遊星「それはどうかな?」

プラシド「不動遊星!?」

遊星「やはりここだったか。証拠にもなくまたゴーストを大量生産し何が目的だ!」

プラシド「これだ」

遊星「お前が下着泥棒。その下着は何のために盗んだ」

プラシド「簡単な事だ!こいつを使い男のデュエリストにライディングデュエルをさせる!男は女子高生の下着が好きらしいからな・・・下着をディアブロ達に吊るす事により男共は人参に釣られた馬の如くデュエルを挑んでくる!それがやがては肥大化しサーキットは完成するんだ!どうだ不動遊星!」

遊星「その野望は俺が止める!そして下着も返してもらうぞ!」

プラシド「笑止!あの時の俺への勝利はまぐれ!倒せるか?この復活した俺を!」

遊星「機皇帝対策デッキは完成している。来いプラシド!」

プラシド「デュエル!」

遊星「サイバー・ドラゴンは場の機械族モンスターを飲み込みキメラテック・フォートレス・ドラゴンを生み出す」

プラシド「バカな・・・俺のワイゼルが!」

遊星「そしてリミッター解除で攻撃翌力を上げダイレクトアタックだ!」

プラシド「くっ・・・覚えていろ!」

遊星「終わった・・・」

「どうやら事件は解決したようだな」

遊星「教えてくれ何者なんだ?」

三沢「俺の名は三沢大地」

遊星「どうして俺に」

三沢「君と俺はとても似ている。だから知恵を貸したんだ」

遊星「そうだったのか・・・」

三沢「そろそろ時間のようだ・・・不動遊星」

遊星「・・・」

三沢「俺のできなかった事を君が叶えてくれ・・・サヨナラだ」スーッ

遊星「三沢大地・・・俺は忘れない」

数日後

遊星「またクビになったのか」

ジャック「フン」

クロウ「こいつは本当に長続きしねえよな」

ブルーノ「けど無職の方がジャックらしいよね」

ジャック「ブルーノ!」

遊星「世の中には影が薄いと言われる奴もいる。取り柄がないとかな」

クロウ「どうしたんだよ急に」

遊星「だが俺は思う、影が薄いというのはある意味の個性なんじゃないかと」

ジャック「・・・」

ブルーノ「遊星?」

遊星「俺は最近そんな男と出会った・・・影の薄い男とな」

遊星「三沢大地・・・彼は決して忘れちゃいけないデュエリストなんだ」


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