「「かんぱーい！！」」

響「んぐっ、んっ……にがっっ」

春香「あはは、ビールは苦い物だからね～、私もちょっと苦手……」

響「いっつも何飲んでるんだ？」

春香「モスコミュールとか、カシスオレンジとか……。カクテルが多いかな」

響「へぇー……自分もその辺のカクテルのがいいのかな？」

春香「んー？なんでも試してみたらいいんじゃないかな！響ちゃんの好きなように！」

響「そっかー、じゃあ自分、泡盛行っちゃうぞ！あっ、すいませーん！泡盛一つおねがいしまーす！」

春香「おおっ！さっすが沖縄生まれ！」

響「えっへへ、でも沖縄生まれ関係あるか？」

春香「関係あると思うよ、多分！」

響「てきとーだなぁ。……そう言えば、雪歩と真、遅いね？」

春香「収録が長引いてるのかな……」

響「店の場所教えてあるんだよね？」

春香「うん、教えてあるから、迷ったりはしない筈なんだけど……多分……」

響「んまー、ウチは迷子の常習犯が居るから、意外と移ったりするかもな？」

春香「あはは……、それはないよ～、流石にね……」ｱﾜﾓﾘｵﾏﾀｾｼﾏｼﾀｰ

響「あっはは、そうだよな、流石にそんな事はないか！」

ｶﾗﾝｶﾗﾝ

真「ごめーん、遅くなった！」

雪歩「お待たせしましたぁ、道が混んでてちょっと遅くなっちゃいました……」

春香「ううん、いいよいいよ～、先始めちゃってるから適当になんか頼んでよ！」

響「っかーー！泡盛うんまいぞ～！！」

真「響、今日誕生日なのになんでそんな美味そうに飲めるのさ……？」

雪歩「きっと沖縄にいた頃に飲んでたんだよ」

響「そそそ、そんな訳ないさ！！」

春香「飲んでたんだね～、まぁ20歳だし時効時効♪」

響「そうだぞ！時効だ！」

雪歩「響ちゃん悪い子ですぅ……」

響「まこと～～、雪歩が虐めてくるぞ～～～……」

真「はいはい……あっ、すいませーん、生一つ！」

雪歩「私は梅酒をお願いします」

春香「おっ、出たね真の生一つ！」

真「な、なんだよ……」ｺﾞﾁｭｳﾓﾝﾊｲｼﾞｮｳﾃﾞｰ

春香「あっ、すいませんカシスオレンジ一つお願いします！」

響「カシスオレンジは初めて見るから楽しみだな～」

春香「えっ、見た目が楽しみなの？」

真「特に面白くないよねぇ？」

雪歩「響ちゃんは20歳成り立てだから、なんでも楽しいんだよ」

響「おっ、雪歩分かってるな！」

雪歩「えへへ……、私もそうだったから、よく分かるよ、響ちゃん」

真「大人っぽいバーに行って目を輝かせてた雪歩は今でも忘れられないよ」

雪歩「もう、真ちゃん！忘れてって言ったじゃない……」

春香「へぇ、私もそう言う所行ってみたいな～」

響「春香は行った事無いのか？」

春香「うん、私は居酒屋にしか行かないから……と言うか、一人で飲みに行くとかないんだよね」

真「ああ、確かに春香は真っ直ぐ家に帰って料理とかしてそう」

響「お菓子作りが趣味だもんなー」

春香「なんか言われたい放題だよぉ……」ｵﾏﾀｾｼﾏｼﾀｰ

真「おっ、きたきた」

春香「じゃあ、改めて……」

「「「誕生日おめでとう！！」」

響「あ、ありがと……凄く嬉しいぞ！」

雪歩「ふふ、酔いつぶれないようにね？」

響「自分完璧だから、大丈夫さー！」

春香「それじゃあ、かんぱーい！」

「「「「かんぱーい！！」」」」

・

・

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響「だ～～か～～ら～～～、はるかはそーいうところがダメなんだってば～～～～」

春香「ああもう分かった分かった！響ちゃん水飲んで！はいもう帰るよ！」

雪歩「見事に酔いつぶれちゃったね……」

真「仕方ないよ、初めてだからどれ位で抑えればいいか分からないだろうしね……」

響「きいてんのかぁ～～～はるか～～～～！！」

春香「も～～～！！次は止めるからな～～～！！」


おわり