男「ちいさい…」幼馴染「別にいいよ」(159)

男「…大きくなんないかな」

幼「気にしなくても平気だよ。私は気にならないし」

男「…でもなぁ。男がこれじゃな」

幼「そんなに小さくないよ。大丈夫だって」

男「はぁ…」

男「男子で身長165センチは小さいよ」

男「でもチンコは180cmあるんだよね」

期待

……乗っ取ってもいいかな

男「もう高校生なのになぁ…」

幼「まだ伸びるよ。平気だって」

男「…両親も背低いからなぁ…遺伝的に難しいかな」

男「…はぁ」

男「幼の両親は背高いよな。幼もまぁまぁあるし」

幼「161センチだよ」
男「…高い」

男「隣にいる俺がミニマムに見える。ヒールある靴を履くとなおさら」

男「毎日いっしょにいる身として気にせずにいられない」

男「周りの目も気になるし」

幼「そんなにみんな周り見てないから」

幼「それに、私は気にしないよ…悪いことばかりじゃないから…」

男「…いいことか…なんだよ?」

幼「…ないしょ」ニコッ
男「……」

まだ書きますよ~

男「……」

男「…背、伸びないかな~、マジで…」

幼「……」

幼「じゃあ、いっしょに頑張ってみましょ」

幼「男が色々努力してるのは知ってるけど、もう一度基本的なことから。私も協力するから…ね」

男「…そうだな」

男「ありがとう幼。いつも悪いな、世話かけて」

幼「気にしないで。男と何かするの、私も楽しいから」ニコッ

幼「…そのかわり、男も私のしたいこと、協力して」

男「うん、何すればいい?」

幼「…それは追々話すよ」

幼「とりあえず、男の身長伸ばす方は私に任せてね」

男「うん、信頼してる」

幼「…信頼って大げさだなぁ、大したことじゃないでしょ」クスッ

男「いや、幼はいつも頼りになるからさ」

幼「褒めても何も出ないよ?」

男「ほんとだって」
幼「…えへへっ、そうなんだぁ…」

幼「…私だって男を頼りにしてるんだよ」

幼「いつも困ってるとき助けてくれてありがとね」

幼「宿題とかテストとか」

男「それは俺も助けられてるよ」

男「…なんでも二人でやった方が早いし、楽だろ」

幼「まぁね」ニコッ

男「…話がそれた上に大きくなったな」

幼「私たちはいつもこんな感じじゃない」

男「うん」

男「いつも会話がぐだぐだになるんだよな、俺たち」

幼「えへへ、確かに」

幼「でも、取り留めのないお話って楽しいよねっ♪」

男「とくにこう、だらだらお菓子を食べながらする会話はね」

男「ハッピーターンうまい…ほら」モグモグ

幼「うんうん。このお粉すごいよね。味わい深いもん」モグモグ

男「ああ、全く。…お茶お代わりするか?紅茶、パックの」

幼「リプトンだね、いただきまーす」

男「砂糖、ミルク、たっぷりだな?」コポコポ カチャカチャ

幼「うん、いつも通りね。ありがと」ゴク

男「ほら、ポッキー開けたぞ」

幼「おいし~」ポリポリ

幼「ポッキーは表面が少し溶けてるほうがおいしいよね」

男「ああ、溶け過ぎちゃいけないんだよな」モグモグ

幼「チョコはそうだよね」

男「部屋があったかいから、いい感じだよな…俺らもチョコも」

幼「きもちいいよね」ニコッ

幼「で、おコタにインと」

男「冬はこうじゃないとな」

男「みかんもあるぞ」サッ

幼「さっすがー!男は抜かりがないねっ!!」

男「だろっ!!」

幼「えへへ♪」

幼「みかんみかん」ムキムキ

男「♪」モグモグ

幼「♪」モグモグ ゴク

幼「……」

幼「…あっ!?」

男「どうした幼っ!?」

幼「この生活がいけないんだよっ!!」

幼「こんなにだらだらしてるから私が痩せられないんだぁっ!!」

男「…幼?」
幼「言っちゃった…」

男「体重、気にしてるのか?」

幼「うん、お正月で少し…」

男「体重、増えたんだ…」
幼「言わないでっ!!」

男「すまん…」

幼「ほんのちょびっとだもん」グスッ

幼「だいたい、男も悪いんだよ」

幼「男といるとホッと安心して」
幼「居心地良くて」

幼「くつろいじゃうんだもん!」
幼「食欲だって倍増するよ!」

男「…それって俺が悪いのか」

男「てか、褒められてるみたいだ…」

幼「…あっ、また言っちゃったぁ~」

幼「…私の気持ちがばれちゃうぅ…」ボソッ
幼「もっとロマンティックなときに言いたかったよぉ…」ボソッ

男「…何だ?独り言か?」(聞こえん…)

幼「うぅぅ…」

幼「…とにかく!」バッ

幼「明日から私のダイエットしながら、男の身長伸ばすよっ!!」

幼「計画すたーと!!頑張るよっ!!」

男「…ああ、わかった…」

男「…今すぐはやらないんだ」ボソッ

男「…てか幼、全然太ってないよな」ボソッ

幼「…ちゃんと痩せなきゃ…できないよ…」ボソッ

見てるかたありがとう

支援

翌日 男の部屋

幼「おっきろー!!」
幼「おとこ~!!」バサッ

男「……布団」

男「…幼か」

男「どうしたまだ4時前だぞ。今日は学校休みだろ」
男「学校あるにしても早すぎるぞ」

男「…眠いだろう、幼もいっしょに寝ようぜ」
男「ほら…」バサッ

幼「…うん、じゃあ失礼するね」モゾモゾ

幼「えへへ、男のお布団あったか~い」
男「だろ?…おやすみ」

幼「こうやってお布団の中でヌクヌクするの楽しいね」ニコッ

男「ああ冬は特にね。今日は休日だからゆっくり寝るぞ」

男「zzz」

幼「…ふふ、男あったかいなぁ」ピトッ

幼「……」ウトウト

幼「……」

幼「…ってこれじゃダメっ!!」バッ

男「…なんで?」

幼「男、昨日の話覚えてるよね?」

男「……」ボケー

男「…なんだっけ?」

幼「男、朝弱いからってとぼけすぎ」

幼「さっきからずっと寝ぼけてるでしょ」

幼「歯と顔綺麗にして、支度してね…話はそれから」

幼「…あっ、服はジャージに着替えてね」

幼「あと、朝ご飯、トースト焼いてあるからね、食べてね」

幼「リビングにいるよ」バタン

男「……」ボケー

男「…支度か」モゾモゾ

男「幼が何かしたいなら付き合おう」

男宅前

男「…冬の4時過ぎは暗いなぁ」ハァ

男「で、こんな時間に俺を外に連れ出して何する気だ?」

幼「…もう頭ははっきりしてるみたいだね」

幼「男の背を伸ばして、私が痩せるために生活改善します」

幼「私たちは普段からしまりのない生活をしています」

幼「こんなの体にいいはずない」

幼「生活を改めて、ダイエットと男の成長を促進します」

幼「その第一歩として、早起きして運動をします」

幼「わかってもらえた?」

男「…うん、話はわかった」

男「でもさ」

男「いくらなんでも、朝早すぎないか」

男「運動するなら昼でもいいだろ、今日休みだし」

男「あと、学生なんだし、普段から早く起きてるんだから、休みくらい寝ててもいいだろ」

男「いきなりこんなに無理しなくてもいいんじゃないか?」

男「少しずつ放課後とか休みに頑張れば」

幼「……確かに」

幼「…ノリでやっちゃった」

男「……」クスッ

男「…まあ、体には良さそうだし、とりあえず何かしてみるか」

おやすみなさい
幼のキャラがぶれぶれですね
すみません

おつ

男「…とりあえずランニングでもするか」

幼「基本だよね♪」

男「じゃ、スタート」タッタッ

幼「うんっ」タッタッ

………

幼「朝の風がきもちいいね」タッタッ

男「だなっ」タッタッ

男「…そのジャージ、学校のじゃないな」

幼「うん。おしゃれっぽいやつ持ってたから、着てみたんだよ」

幼「…どうかな?」テレッ

男「可愛いぞ。似合ってるよ」

幼「えへへ、ありがと」

幼「男に見せるんだもん。ジャージだってちゃんとしたの着るよ」

男「…そうか」

男「…走るルート決めるか」タッタッ

男「なぁ幼、どんなコースで走ろうか」

幼「ん~、そうだね…」タッタッ

男「川沿いのランニングコースとかどうだ?走りやすそうだぞ」

幼「うん、川沿いか…なんか良さげだね」

幼「行ってみよっ」

男「うん」

……

男「…川沿いは寒いなぁ」ブルッ

幼「うん、寒いね」

男「明け方だしな」

幼「…でもさ、冬の夜明け前って不思議な感じしない?」

幼「空気が冷たいけど、澄み切ってて普段となんかちがうよね…いるだけで体が透明になるような」

幼「空もきれいな濃い青で、仄かな明るさで」

幼「音もとっても静かだし」

幼「まるで世界が別のモノみたいだよね」

幼「なんだか厳かな気持ちにならない?」

男「…わかるよ」

男「気分いいよな。早起きしたかいはある」

幼「うん」

幼「…でもね、同じ明け方でも夏の夜明け前はまた雰囲気が違うの」

幼「夏はなんだかわくわくして、気持ちが高ぶるんだよ」

幼「これから新しいことが始まるんだぁってね」

幼「明るさが強いからかな。初めから気温高いし」

幼「私は両方好きだなぁ」ニコッ

男「いいよな、夜明け前って時間は」ニコッ
男「こないだ初日の出見てからますますそう思ったよ」

幼「きれいだったよね」

幼「私、毎年男と見てるけどいつもきれいだなって思うよ」

幼「ただ日の出を眺めてるだけなのに楽しいんだよね」

幼「…きっと男といるからかな」

幼「すてきな時間を楽しく過ごせるのは、誰かといるときだよね」

幼「今だって男といるから、私すごく楽しいよ」

幼「いつもいろいろ付き合ってくれてありがと、男」ニコッ

男「……」

男「お礼なんてこっちが言いたいよ」

男「幼といると俺も楽しいからね」ニコッ

幼「…おとこぉ」ジワッ

幼「私、絶対男のためにもっときれいになるもん」

幼「見ててね」

男「もうきれいだし、可愛いよ」ニコッ

幼「…ふぇ」カァッ

幼「/////」

幼「…あぅ、あぅ…」アセアセ

幼「……」プシュー

幼「」

男「…幼、幼?」

男「おーい、どうした?大丈夫かぁ?」

見ている方いたらありがとうございます おやすみなさいませ

ウィ

しーえーんー

よんでる④

幼「……」ピタッ

男「おーい、幼!」

男「おーさーな!!」

男(…やばい、うっかり口が滑った…本音が…)

男(後で気まずくならなきゃいいけど…)

幼「…う」

男「ん?」

幼「うううぅ~~~っ!!」ダッ

幼「/////~!!」ダダッ

男「おいっ!!待てよ!!」

男「…急に走り出して、そのまま居なくなってしまった…」

男「……」

幼「…うぅ~っ!!」カァッ

幼「…思わず走り出しちゃった」

幼「急にあんなこと言うなんて…」タタッ

幼「…どんな顔すればいいかわかんないよぉ…」

幼「ぅぅ…おとこぉ…」

幼宅前

男「…おかえり、幼」ニコッ

幼「…ただいま」

男「急に走り出したから心配したんだぞ。まだ早い時間だし」

幼「…うん。ごめんね、男」

男「…いや、別にいいけど」

男「何かあったのか?」

男(…可愛いとか言ったせいだよっ!蒸し返すな、俺!)

幼「……」

男「……」

男(…なんか変な沈黙になったな)

男(…どうしよう)

パアアッ

男「…日の出かぁ」

男「初日の出じゃないけどきれいたよな…」

男「…特に冬のこの時期は」

幼「……」ギュッ

男(…手を握られた)

男「」ニコッ ギュッ

幼「/////」フルフル

男(…なんかいつもより一層可愛いな、幼)

男「ふふ」

幼「/////」ギュー

……

幼「ねぇ、男、ヨーグルト食べない?」

男「いいよ、おいしそうだね」

男「…でも、なんでいきなりヨーグルトなの?」

幼「ヨーグルトなら背を伸ばすのと、ダイエット、両方効果がありそうだからだよ」

幼「まずカルシウムを採って、男の背を伸ばすんだよ」

幼「そしてビフィズス菌でお腹を整え、私も痩せるの」

幼「いいアイデアでしょ?」ニパッ

男「…ふむ」

幼「これから毎日の習慣にヨーグルト食べるの、していこうね」

幼「継続は力なりっ!!」ビシッ

男「うん、そうだな」

幼「さっ、食べよ」

男(…ぎこちない雰囲気はなくなった)

男(…よかった)

男(今はいつも通り、幼の部屋で過ごしている)

あんまり書けなくてすみません
お付き合いどうもです
おやすみなさい

乙です
酉付けたんですね
探しやすくなります

試しに付けてみました
ところで酉がなくても、
書いてる人ってわかるものなんでしょうか?

>>43
文章の書き方とかで解ったりすると思います
自分はあなたの書くss好きですよ

男(まぁ、俺の部屋で過ごすことも多いけど)

男(とにかく、1日基本2人っきりだから、気まずくなると困る)

男(…まだ心の準備もできていないし)

男「……」

幼「どうしたの?急に静かになっちゃって」

幼「ほら、ヨーグルト取って来たよ。食べよ」トン

男「うん」

幼「プレーンヨーグルトだからね、ジャム入れて味付けしようね」

幼「ブルーベリーとイチゴのジャムがあったよ。選べるね♪」

幼「私はどっちにしようかな?」

幼「う~ん…」ウデグミ

幼「…うーん、うーん…」

幼「…むむむ…」

男「…ジャムにどんだけ悩むんだよ」

男「俺、ブルーベリーで。目にいいからな」

幼「むっ!なるほど…じゃ私、イチゴね」

男「そうか」

幼「…じゃあ、ジャムの瓶開けてと…」グイ

幼「…ん」グイグイ

幼「…開かない」

男「…開けようか?」

幼「いい、頑張るっ!!」

幼「ん~っ」グイグイ
男「やっぱ、開けるよ。貸して」

幼「…まだまだっ、もう少しだもん!!」フンス

幼「む~」グイグイ

男「…負けず嫌いだなぁ、幼は」

男(…幼稚園年少組からの付き合いだけど、幼はいつもこんな感じ)

男(結構意地っ張りなんだよね。で、いつも一生懸命)

男(…そこが可愛いんだけど)

男「」ニコニコ

幼「/////」グイグイ

幼「……」グイグイ

男「」ニコニコ
幼「微笑ましいかんじで見てないでよっ!!私は子供じゃない!!」

男「…貸してみ」グイッ

幼「あっ!?」

男「…フタを温めて…」ハァーハァー
男「…で、フタをタオルで包んで…」

男「ん」グイッ

男「…ほら開いた」パカッ
男「力任せだけじゃダメなんだよな」

幼「…うう、私が開けたかったのに」プクー

男(おっ、恒例のふくれっ面幼)
男(…可愛いな)クスッ

幼「…でも、ありがと」モジモジ

男(そして、もじもじテレモードな幼のお礼)
男(…こっちも可愛いね)

男「気にすんな」ポンポン

幼「」ニコッ

幼「ヨーグルトにジャムをまぜまぜ~♪」クルクル

男「…まぜまぜ」カチャカチャ

男(…ちびっ子クッキングみたい…無邪気だな、幼)クスッ

幼「できたぁ!!」

男「できたな」

幼「…ん」パクッ

幼「イチゴヨーグルトおいし~」モグモグ

男「…ブルーベリーもうまいな」モグモグ
幼「ふっふっふ~」

幼「もうなんか健康になってきた気がするよ~」

男「はえーよ」

幼「そんな気がしたんだもん」

幼「気持ちから入ってみるのもいいことだよ」ニコ

幼「効果が増すかもよ?」

男「かもな」

幼「きっとだよ」

幼「信じることが大切なの、なんでも…そうすればきっと思いは届く」

男「…ヨーグルトの効用からずいぶんロマンティックな話になったな」

幼「えへへ、大げさだね」

幼「…届いてほしいな…」ボソッ

幼「…これ、ジャムで作ったけどおいしいねぇ」

男「うん、いいな」

幼「」モグモグ

男「」モグモグ

幼「……」ジッ

幼「…ねぇブルーベリー味おいしい?」

男「うん」

幼「少しわけてくれないかな?私のイチゴもあげるから」

男「いいよ」

男「…もう少し別の味食べるには作り過ぎたもんな」

男「…ダイエットには良くないかも…」

幼「」グイッ

男「!?」パクッ

男「……」

男「…おさっ!?」

男(…幼のスプーンで食べさせられた)

男(これって あーん で間接キス…)

男「」カアアッ

幼「…おいしい、私の?」ニコッ

男「うん」

幼「じゃ、男のも、もらうね」

幼「」パクッ

男(俺のスプーンで…)

幼「おいしいね」ニコッ

男「/////」

男「…そう」

男「……」モグモグ

男(…ヨーグルトの味がよくわかんなくなっちゃった)

幼「/////」モグモグ

夕飯時 幼宅

男「…珍しいよな、幼が夕飯作るなんて」

男「いつもおばさんが作るか、俺んちで食べてくのに」

男「幼のご飯か…あまり食べたことないけど」

男「料理できるのかな…おばさん、上手いから平気だろうな」

男「…ヘンなの作られたら」

男「……」

男「…まぁ、それでも食べるけどさ」ニコッ


幼「できたよー!」

男「おーう!」

男(…何にせよ、作ってくれたのは嬉しいな)

男(楽しみだ)ニコッ


男「おおー!」

男「うまそうだな」

幼「えへへ、頑張ったんだよ」

幼「栄養のバランス考えて、カロリー調節して」

幼「太らず、成長できるように」

幼「一生懸命作りました」

幼「美味しく食べてね」ニコッ

男「ありがとう、いただきます」

幼「めしあがれ」

幼「今日はふたりしかいないし、たくさん食べていいんだよ」

男「うん」

幼「で大きくなってね」

幼「高タンパク、低カロリーがテーマです」

男「このご飯、玄米ご飯かな?」

幼「そうだよ」

幼「でね、こっちが豆腐ハンバーグなの」

幼「スープは豆乳スープ」

幼「サラダは海藻とキノコ、青じそドレッシングがけ」

幼「このフライは中身はささみ肉で、揚げないで焼いて作ったんだよ」

幼「美味しくて、ヘルシーメニューなの」

幼「ご飯にお魚ふりかけかけてね」

幼「ふりかけはミキサーで作ったんだよ」

男「へぇー、全部手が込んでるな」

男「」パクパク

男「うまいな、このハンバーグ。ご飯に合う」

男「フライはさっぱりした味で、食感がサクサクしてうまいな」

男「豆乳スープは味が深いや、具だくさんだし」

男「ふりかけも香ばしくておいしい」

男「幼、料理上手だな。ご飯また作ってほしいよ」

おやすみなさい
読んでくれてありがとう

支援です

幼「…えへへ、うん」

男「ふふ」

男「」モグモグ

男「」モグモグ

幼「……」パクッ

男「……」

男「…幼、あんまり食べてないな」

男「食欲ないのか?」

幼「…ううん、そんなことないよー」

幼「ただ、もうお腹がいっぱいになっちゃっただけだから、気にしないでー」

幼「」グー

幼「/////」

男「……」

幼「ち、ちがうっ…のっ…私、ホントにお腹いっぱいなのっ!」アセアセ

幼「だからね…そのっ…」

男「」サッ

幼「あっ…」

男「…食べなよ」

男「せっかく幼が作ってくれたの、一人で食べても寂しいからな」

幼「……」

男「…無理すんなよ」

男「ダイエット、してるんだろ?」

男「幼は全然太ってなんかないよ」

男「俺はずっと見てたからわかるよ」

男「そのまんまでも平気だよ」

男「だからいっしょに食べよう?」

幼「…うん」

幼「」モグモグ

男「」ニコッ

男「」モグモグ

幼「……」モグモグ

幼「…私、全然だめだなぁ」ボソッ

幼馴染いちゃらぶssが増えてほしい
書いてください

翌日 通学路

男「…今日は天気がいいな」テクテク

幼「だねっ、気持ちいいもんね」テクテク

男「昨日の晩飯、うまかったな。ありがとう、幼」テクテク

幼「気に入ってもらえて良かったよ」ニコッ

男「今日の朝食も良かったぞ、またご飯作ってくれよな」

幼「うん、任せてっ!!」

幼「…料理、練習してて良かったぁ」ボソッ

友「男ー!幼ちゃーん!」

男「友」

友「やぁ、いつも通りの仲良しカップルだね。うらやましいかぎり」

幼「…まぁね…」

男「……」

友「あー、それにしても、月曜の朝はだるいよね…」

友「今週もクソかったるい一週間が始まるよ…ふぅ」

幼「友君、それ毎週言ってる」クスッ

男「友にやる気がないのはいつものことだよな」

友「…そんなことはないよ」

友「僕にだってやる気に満ち溢れた日ぐらいあるさ」

友「ただ、それが今日じゃないだけだよ」

訂正

男「友」 の後に

幼「友君」 を入れてください

はい

はよよ

男「…じゃあ、いつ頑張るんだよ?」

友「…明日、かな」

友「明日から頑張る」

幼「それもいつも言ってるよね」クスッ
幼「だめだよ、毎日一生懸命やらなきゃ、なんでも」

男「幼は毎日努力してるもんな、色々」

男(ダイエットもな)

幼「うん、見ててくれる人がいるからね。いいとこ見せたいもん」

男「俺で良ければいつでも見守るよ」ニコッ

幼「…えへへっ、ありがと、男」

友「……」

友「…仕方ないんだよ。やる気を見せる相手がいないんだから、僕には…」
友「…幼ちゃんみたいな可愛い彼女がいたら、僕もやる気が出るんだけどな…」
友「まったく、男がうらやましいよ…」ハァ

友「僕もカップルになりたいや…」

男「……」

男「…カップルか…」

幼「……」

数カ月前 教室

モブ女a「ねぇ、幼さん、男君」

幼「なぁに?」

男「何?」

モブ女a「幼さんと男君は付き合ってるの?」

モブ女b「そうそう、気になってたんだよね。いつもいっしょにいるから」

モブ女a 「すごい仲良さそうだしね…どうなのかなって」

男・幼「……」

男「…俺達は…」

男(…残念ながら、まだ付き合ってはいないんだよな)チラッ

幼「……」カアアッ

男(…照れるなよ。答えにくくなるだろ)

男「……」カアアッ

モブ女b「二人とも顔真っ赤だね」クスッ

モブ女b「…やっぱり付き合ってるんだぁ。恥ずかしがらなくてもいいのに」

モブ女a「納得だね、お似合いだもん」

モブ女a・b「♪」ウンウン

男「……」

幼「/////」

男(…こりゃ広まっちゃうな)

男(どうしよう…)

……

友「男っ、とうとう幼ちゃんと付き合いだしたんだってな」

男「…ん、まぁ…その…」

友「水臭いな。なんで教えてくれないんだよ」
友「小学校からの付き合いなのにさ」

男「…いや、あのな…」

友「…やっとか…感慨深いな。長いこと見てきた僕としては…」
友「しっかし、うらやましいな~。幼ちゃんみたいな可愛い子と」

男「だから…」

友「僕も彼女が欲しいよ…そうすれば、灰色の毎日が虹色に…」ブツブツ

男「…聞いちゃいないな」

友「…だけど、最近リア充が増え過ぎて憎たらしいなっ!」
友「…リア充!マジで爆発しろっ!!」

男「……」


男(…その後、あっという間に噂は広まり…)

男(俺と幼は恋人同士ということになった)

男(俺達は噂を否定しなかった)

男(俺は否定することで、幼に好意が無いと思われたくなかったからだけど)

男(…幼はこのことをどう思っているのだろう…?)

男(…俺を好きでいてくれたならうれしいな…)

男(…俺も幼が好きだから…)

現在 学校 放課後

男「…ここは部室棟だな」

幼「こっちだよ」チョイチョイ

幼「ここだよ」

男「…この部屋は何の部屋なんだ?」
男「ここで何かするのか?」

幼「ここはトレーニングルームだよ」
幼「届け出れば、運動部以外の人も使っていいって」
幼「許可が下りたから、ここでトレーニングするよ」

幼「頑張ろうねっ、男」ニコッ

男「うん」
男(…相変わらず行動力あるな、幼)

男(…てかもう、ダイエットしか関係ないじゃん…)
男(…俺の身長は?)

幼「よーし!頑張るぞー!!」
幼「おーっ!!」

男「……」
男(…まぁ、付き合おうかな)

男(トレーニングも成長にはいいだろ)

幼「やるぞ~」フンス

男「……」ニコッ

……

幼「まずはダンベルでトレーニングだよっ」

男「基本だな」

幼「こんなふうに持ち上げて腕力を…」ググッ

幼「」コホン

幼「…持ち上げて腕力を」ググッ

幼「ぐぬぬ~っ!!」プルプル

男「…それ結構軽いヤツだぞ…持ち上がんないのか?」

幼「そんなことないよっ!!」

幼「これから本気だすのっ!!」

男「なんか友みたいなこと言ってる…」

幼「ふぬぬ~…」プルプル

男「…頑張る幼、可愛いな…」ボソッ

すみません
最近あんまり書けてませんね
読んでくれてるかたいたらどうもです

幼可愛い

幼「ふぇ…ううぅ~」グイッ

幼「見てっ男っ!出来てるよ」グイグイッ

男「おおー、頑張ったな」

男「幼は偉いな~」ナデナデ

幼「えへへ~」

男「頑張り屋さんだ~」ナデナデ

幼「えへへ…ふふっ」

男「ふふふ」

男「…俺もダンベル使ってみるか」

男「…ふんっ…ふんっ」ググッ

男「ふん…ふん…」グイッ

男「ふぅ…腕だるい」

幼「…男もあんまり力ないんだね…わかってたけど」

男「ああ…情けないことにな…」

男(…俺も幼も体育苦手だからな)

男(こないだランニングした時はめっちゃゆっくりだったしな…)

男「…はぁ」

幼「……」

幼「…いいよ、それで」ニコッ

幼「なんでも二人で頑張ったほうが楽しいよ?」

幼「いっしょにトレーニング、いいじゃない」

幼「まずは基礎体力からつけよっ」

男「…うん、そうだな」ニコッ

幼「…それにしても…」クスッ

男「…どうした、幼?」

幼「私たち、体力無いところまで似てるなんてね」

おやすみなさいませ

おつ

男「…何だよ、それ?」

幼「…いやね、私たちって共通点多いよねって」

男「…そうかな?」

男「例えばどんなところだ?」

幼「うん…」

幼「好きな食べ物とか似てるよね」

幼「私も男も甘党だし」

男「そうだな」

幼「ケーキとか好きなの同じだし。男もモンブラン好きだよね?」

男「うん。あとチョコケーキとか、な」

幼「私もチョコも好き。好みが似てると、いっしょに食べれていいよね」

男「まぁな」

幼「…ケーキといえば、去年のクリスマスケーキおいしかったねぇ」

男「デパ地下のやつだからな」
幼「小さいけど可愛いケーキだったよねぇ…宝石箱みたいで」

幼「男、センスいいよね、あのケーキ選ぶなんて」
男「…いや、幼が好きそうだなって…」

男「…可愛いケーキだから、幼のイメージに合うかなって…」
幼「えへへっ、私の好み、ドストライクだったよ。ありがと」
幼「男は私の好みまでよく知ってるもんね」ニコッ

男「…まぁな」カアアッ

幼「…ふふ」

幼「私の部屋で二人でパーティーしたんだよね」
男「パーティーというか、二人で飲み食いしただけだよ」

幼「パーティーなのっ!」プクー

幼「楽しいんだからパーティーだよっ。たとえ2人っきりでもねっ」プンプン

男「わかったよ、俺も楽しかったし」

幼「わかればよろしい」

幼「…2人っきりなのが大事なんだけどね」ボソッ

幼「今年もやろうねっ!」

男「もちろん!」

幼「今年のクリスマスも楽しみ♪」

幼「クリスマスや初日の出もだけど、年末年始ずっといっしょだったね」

男「…毎年そうじゃん、小さい頃からさ」

幼「まぁね」

幼「でも、その当たり前がいいんだよねぇ」

幼「落ち着くし、安心するからね」

幼「冬もお正月も男とふたりでのんびり…」

幼「…だからかっ!?」

男「!」ビクッ

幼「そののんびりがいけないんだぁー!!」

幼「それで太っちゃったんだよ!!」

幼「こんなゆっくりしてる場合じゃないよっ!!」

幼「すぐにトレーニング再開しなきゃ」

男「うん…そうだな…」

男(やっと目的を思い出したか…)

幼「…うぅー、なんで話が脱線したのぅ…」

幼「男と話してると楽しくて、どんどん話題が膨らんじゃうよぉ…」

男「……」

なかなか いちゃらぶ にならなくてすいません

男「次は何をする?」

幼「…そうだね」

幼「あっ…」

幼「これかっこよくない?」チョイチョイ

男「…ベンチプレス…だったっけ」

男「…おい、それはキツ過ぎ…」

幼「♪」

幼「」ググッ

幼「…きゃっ!」

男「おわっ!幼!?」

幼「…ふぇっ、おとこぉ、たすけてぇー」アセアセ

男「待ってろ、今行くっ!!」

幼「ふぁ…おもいよぉ」ジタバタ

男「よし!」グイッ

男「…やばっ、重っ!?」ガクン

男「…くぅっ」ググッ

幼「おとこぉ…」

男「…すぐ、助けるからな」ニコッ

男「…ぐっ」

男(…へんな体勢だから力が入らない…まずい)ヨロッ

幼「おとこー!!」

幼「…男、ムリしちゃだめだよぅ」

幼「私のために傷つかないで…」

幼「…私、もういいから」

幼「男、逃げて」ニコッ

男「…大…丈夫だ」

男「幼を見捨てたりしないよ…」

男「俺が…絶対、なんとかするから…」

男「…安心しろよ」ニコッ

幼「おとこぉ…」ジワッ

男「うおおぉぉ!!!」ググッ

幼「頑張って…男…」

廊下

運動部員1「…あいつら、ベンチプレスでなにしてんだろ…?」

運動部員2「さぁ?…なんか必死だけど…」

運動部員3「バカップルの考えることはよくわからんな…」
……

男・幼「」(必死)

おやすみなさいませ 見てるかたいたらありがとうございます

支援

……

幼「…ふぅ、重かったぁ」

男「……」ハァ

幼「…なんかヘンなテンションになっちゃって恥ずかしいね…」

男「…ああ、まったく…なんでこんなことでマジに…」

男「…俺たち、妙なところで盛り上がっちゃうからな」

幼「確かに」クスッ

幼「昔からそんなだもんね、私たち」

幼「…ねぇ、覚えてる、男?」

男「うん?」

幼「幼稚園のころ、かくれんぼしたときのこと…」

男「…あれか」

……


幼稚園時代 近所の山
モブ「見つかったー」

モブ鬼「よし、これで幼以外見つけたぞー!」

男「…始まってすぐ見つかっちゃったな」

モブ鬼「幼もすぐ見つけてやるからなっ!」

男「あいつ隠れるの上手いからな…」

男「…幼、頑張れ」

……

モブ鬼「ちくしょー!見つかんねー!」
モブ鬼「…どこだよー?」

男「…ここは隠れる所が多いからね…」

男「…上手にやってるな、幼」ニコッ

男「…頑張れよ、もう少しで終わりの時間だからな」

モブ鬼「もう一度…」

……

モブ鬼「…そろそろ終わりの時間だな」

モブ鬼「…悔しいなー。幼、見つかんなかったな」

男「…幼の勝ちかぁ」ニコッ

モブ「…幼ちゃんどこに隠れたんだろ?」

モブ2「ぜんぜん見つかんなかったね…」

モブ3「…じゃあ、もうおしまいかな」

夕方

男「テレビ面白いなー♪」

ジリリリリン

男母「…あら、電話」

男母「もしもし、幼ちゃんのお母さん」

男母「…はい、はい…えっ!」

男母「…えっ、幼ちゃんが帰ってないっ!?」

男「!?」ガタッ

男母「はい、うちにはいませんけど…」

男母「…遊びに行ってから、ずっと帰ってない…」

男母「心配ですね…暗いですし…じゃあ、私も」

男「……」

男「」ダッ

男母「…男、お母さん、今から出かけてくるね…」クルッ

男母「…あれ、男は?」

近所の山 斜面

幼「…ふぇ…うう、うぅ」グスッ

幼「…いたいよぉ」

幼「…暗くなっちゃったよぉ…」

幼(…隠れるとこ探して遠くまで来たら、転がって足ケガしちゃったぁ…)

幼「…こんな寂しいところじゃ、誰も見つけてくれないよぉ…」グスグス

幼「…パパ…ママ…男…」

幼「…おとこぉ」ジワッ

幼「…うっ…うぅ」

幼「……」グスグス

?「幼ー、幼ー!」

幼「…えっ?」

?「幼ー!!」

幼「…?」キョロキョロ

?「…いた」

幼「…ふぇ…おとこ…」

男「…うん、そうだ」

男「探したよ。見つかって良かった」ニコッ
男「帰ろ?」

幼「…うん」ジワッ

幼「…よかったよぉ~、おとこぉ~」

幼「んー」ギユッ

男「ふふ」ナデナデ

幼「」ギュー

幼「…男、服ぼろぼろ…」

幼「…汚れて、あちこちすり傷だらけ…」

幼「私のために…」

幼「…ごめんね…ごめんね。大変だったよね…」グスグス

男「…気にすんな」ナデナデ

幼「ありがと、おとこぉ…」

(幼は男におんぶされている)

幼「……」グスグス

男「…もう泣き止めよ。泣いてちゃ苦しいじゃん?」

男「ティッシュでちーん、だよ。ほら」

幼「」チーン

男「よしよし」

幼「…ねぇ、男」

男「…うん?」

幼「私、重くない?おんぶするの辛くない?」

男「ぜんぜん重くないよ」

男「幼、足ケガしてるし、おんぶは仕方ないよ」

幼「でも男、つらそう…」

幼「…ごめんね、迷惑かけて」

男「辛くないよ。迷惑なんて思ってないし」

幼「…私、重いから」

幼「たいりょくそくてーのとき、dqnくんが私、たいじゅー重いって…」

幼「…重くてごめんなさい」グスッ

男「……」

男(幼はぜんぜん太ってない)

男(細いほうだよ…かわいいし)

男(…dqn、口悪いからな…あいつ、絶対許さない)

男(…そうか)

男(僕に力がなくて、おんぶでふらふらしてるから、幼が悲しむんだ…)

男(…強くなりたいな。あと、大きくなりたい)

男(…そうしたら、幼を守れるのに)

男(…好きな人くらいは守ってあげたいな)

男「」グッ

幼「…あとね、dqnくん、私をかわいくないって」

幼「…ごめんね、私がかわいかったら男もよかったよね」

幼「それだけじゃない…」

幼「私、いつもトロいから、男にめーわくかけてばっかりだよぉ…今だって…」

幼「…ごめんね、男」グスグス

男「……」

男「もう謝らないでよ」

男「僕は幼が泣いてるほうがかなしいよ」

男「…幼は笑ってるときが一番かわいいから」

男「…だから、笑ってよ」

男「…幼が笑顔でいられるように」

男「僕がかっこよくて強い男になって、幼をずっと守るから…」

男「泣かないで」

幼「…おとこぉ…」ジワッ

幼「」ギュー

男「ふふ」ナデナデ

男「…幼はすごくかわいいんだから、大丈夫だよ…重くなんかないし」ニコッ

男(…たぶん軽いんだよな…僕が力もちじゃないだけで)

男(おんぶくらいでよろよろしてちゃだめだ)

幼「…ん」ギューッ

男(…強くなりたいなー)ナデナデ

男(…強い男って大きいよね。大きくならなきゃ…)

男「」グッ

……

現在

幼「…そのあと私をおんぶしたまま、家まで連れてってくれたんだよね」

男「…懐かしい話だな」

幼「私、かくれんぼするたんび、全力でムキになって隠れるから」

幼「時々迷子になっちゃったけど」

幼「そのたびに男が見つけてくれたよね」

男「…うん」

幼「…いつもすっごい必死で探してくれたよね」

幼「それでふたりで迷子になっちゃうこともあったけど…」

幼「そういうときも、私はぜんぜん怖くなかったんだぁ」

男「…なんで?」

幼「ふふっ…なんでかな」ニコッ

男「なんでだよ、教えてよ」

幼「ひみつだよっ」ニコッ

男「……」

男(…唇に指をあてて、ひみつだよ、する幼、かわええ)

幼「…あっ、部屋用の鉄棒があるよ~、使ってみようかな?」

幼「…男が絶対に見つけてくれるからだもん」ボソッ

……

男「鉄棒か…ぶら下がると身長が伸びるなんて聞いたから、昔はしょっちゅうぶら下がってたわ」

男「…よっと」プラーン

幼「…えへへ。そういえばそうだったね。男、よくいろんな運動してたよね」

幼「いきなり太極拳とか始めたときは、私もビックリしたよ」

男「体が鍛えられそうなことはけっこう試したよ」

男「他にも普通の筋トレ・ストレッチ以外に、エアロビとかもしてたけど…」

男「身長伸びるどころか、筋肉も体力もつかなかったよ…」

男「…ふぅ」

男「…そういや、俺が新しい運動始めると、必ず幼も付き合ってくれたよな」

幼「…えっ、うん、なんか楽しそうだし…」

男「…おかげで飽きやすい もやしっこの俺でも、楽しく運動できたんだぞ」

男「…まぁ、運動部には入れるほどじゃないけど、健康ではあるね」

男「やっぱりよかったよ」

幼「そう」

男「…やっぱり、一人より二人が楽しいからな」ニコッ

幼「……」

幼「…私も楽しいよ。男と何かするの」

幼「…ううん、何もしなくてもいいの」

幼「男といられれば、それだけでいいの…」

幼「…男は」

幼「…男はどうかな?」

幼「…私といるだけでも楽しい?」

男「……」

男「…俺は…」

ガラッ

運動部員a「次は筋トレだな」

運動部員b「そうだなー」

運動部員a「…ウホッ、お前いい筋肉してるよな。ええな」

運動部員b「おいおい、あんまりほめんなよ。照れるだろ…お前もステキだぜ」

男「……」

幼「……」

男「…帰ろっか」

幼「…うん、けっこうできたしね」

男「…だな」

長くなりすぎてすみません
不穏な展開さけてたら、だらだらしてしまいまして
お付き合いしてくれてるかたどうも

おつ

帰り道

幼「…なんか、体いたいー」

男「あはは、そうだな。俺も」

幼「男ー、帰ったらマッサージしてくれる?」

男「うん、いいよ」

幼「えへへ、男マッサージうまいから楽しみ~」

幼「すごく気持ちいいもんね」

男「そう言われると頑張らざるを得ないな」

幼「お返しに、あとで私も男にマッサージしてあげるからね」

男「それは嬉しいね」

友「お二人さんっ、今帰るところかい?」ヒョイ

男「おわっ!?友っ!!」

幼「友君!?」

友「…普通に声かけただけでそんなに驚かれるなんて」

友「君たちの視界には、僕ら他人はいないのかな?」

友「これだからバカップルは…」

友「…ところでさっきの会話はヤラシイ話かな?…気持ちいいとか言ってたけど」

幼「…ち、違うよぉ」カアアッ

男「なんですぐ下品な話にするんだよっ!!マッサージの話だよっ!!」

友「…それはエロいマッサージかい?」

幼「えろくないよっ!!普通のマッサージ!!」

男「友…」

友「…わかってるよ。冗談ね」

友「君たち仲良すぎてうらやましいから、ついいじりたくなっちゃって」

友「ごめん」ペコッ

幼「も~」

友「…でも君たち校内で有名なほど、仲良しカップルだけど」

友「ぶっちゃけ、恋人らしいことはしてるの?…いや下ネタじゃないよ」

友「デートとかプレゼントとか記念日とか」

友「仲を深めるようなこと、してる?」

男「…いや、とくには」

幼「……」シュン

男(…なし崩しで付き合ってることになったからな)

男(そういうこと、さっぱりだ)

男(ちゃんとしたいな。…デートとかカップルらしいこと)

男(…いや、告白が先かな)

男「……」

幼「……」

友「……」

友「実をいうと君らがカップルになっても、幼馴染同士のころと、あんまり変わってないように見えたから」

友「…いや、もとからとっても仲いいよ。でもね…」

友「急に恋人同士になって、戸惑ってるんじゃないかって、余計な気掛かりがしただけなんだ」

友「…僕も付き合い長いから、君たちには幸せになって欲しくてさ」

友「…大きなお世話だね。ごめん…」

友「…まぁ、カップルらしいイベントも、いるかなってことさ」

男「……」

幼「……」

友「…この辺で、じゃあね」

男「…じゃあな」

幼「友君、またね」

一週間後 男宅

男(…あれからも二人で色々トレーニングを続けてきたけど…)

男(ぶっちゃけ幼のダイエットがメインだね。…楽しいからいいけど)

男(…しかし、あの時友が言ってたことがずっと気になってる)

男(…友、案外しっかり見てるんだな)

男(…ケジメをつけなきゃダメだよな。…すくんでチャンスを逃してばっかりだけど…)

男(…ちゃんと幼に告白して付き合いたいな…)

男「はぁ…」

幼「男ー!!」

男「…おわっ!?」

幼「男っ!すごいよー!!やったよ!!」

幼「♪」ピョンピョン

男「…ふぅ、びっくりさせんなよ…」

男「…どうしたんだよ、幼?そんなにテンションあげて…」

幼「…あのねー、男」ニコッ

幼「私ね、体重へったんだよ~。やせたのっ」ニコニコ

男「おっ、そうか…よかったな」ニコッ

幼「えへへっ、いっしょによろこんでねっ、男」

男「よかった、よかった。よく頑張った、幼」ナデナデ

幼「えへへ~」スリスリ
男「…ふふ」

男「……」ナデナデ

幼「ん~♪」スリスリ

男(…こんなに喜んで…幼は可愛いなぁ、無邪気で)

男「」ニコッ

男「…でどのくらいやせたの?」

幼「うんっ…なんと1キロもだよ。頑張ったカイあったねっ」

男「…そっかぁ、すごいな…」

男(…もともと幼、痩せてるしな。減る体重なんかないだろ)

幼「」ニコニコ

男(…まぁ、この笑顔が見れるならなんでもいいよね)

男「」ニコッ

……

また一週間後 学校

男「…よし、そろそろ告白するぞ」
男「遅いけど、ようやく決心できた」
男「呼び出して、今日、学校の裏の桜の木の下で幼に告白する…」

男「一生懸命考えたロマンティックな告白…うまくいきますように…」
男「…よし」

幼「男っ」

男「幼」

幼「購買でお茶買ってきたよ。男飲もっ」サッ

男「ありがと」ニコッ

幼「あったかい紅茶、おいしいよね」
男「うん」
幼「ペットボトルもいいけど、ちゃんと淹れたお茶がおいしいよね」

男「そうだな、幼のお母さん、そういうのうまいんだよな」
幼「今度、お母さんの休みの日、いっしょに飲もうね」

男「うん」ニコッ

男「…なぁ、幼」

……

幼「…うん、いいよ」

幼「学校裏の桜の木だね」

男「…内緒で渡したいものがあってさ…頼むよ」

幼「うん♪」

幼「…なにくれるのかな…まさか…えへへ…」

幼「」フラッ

幼「…あれ?」

男「…どうした?」

幼「なんでもないよ。平気だよ」

男「…なんか幼、顔色よくないぞ」

男「…ダイエット、ムリしてないよな?」

幼「えへへっ、そんなことないよ?ぜんぜん元気っ!」

男「おい、幼…」

モブ1「おっ、幼さんと男君、今日もラブラブじゃん」ハハ

モブ2「俺も可愛い彼女欲しーわー」ハハ

モブ3「幼ちゃん、可愛くて羨ましいな、男君」

モブ女3「2人とも幸せそうだね」ニコッ

男・幼「……」

幼「…なんか恥ずかしいな/////」

男「うん/////」

男(…普通に話してだけなんだけど)

友「…すっかり、噂のカップルだね」ヒョイ
幼「…ふわっ!?」

男「…友か、気配無く現れんなよ…」

友「…すまんね、どうも僕は気配を気づかれにくくて」

友「みんな、応援してるんだよ。二人を。微笑ましいからね」

幼「うん、わかってるよ」

男「ああ」

友「もちろん僕もね」ニコッ

友「…時々、砂糖吐きそうになるけど」

幼「あはは」

男「そんなつもりはないんだけど…」

友「…そろそろ、次の授業だね…支度しないと」

男「…友」

友「なんだい?」

男「昼休み、話したいことがあるんだけど。いいか?」

友「…わかった」

幼「?」

男「…校舎裏、な」

昼休み 校舎裏

友「…昼前の体育はだるいなぁ…ふぅ」

友「…じゃあ、今日、頑張るんだね?」

男「おう」

友「…ずいぶん時間かけちゃって」

友「もう、付き合ってるかと思ってたよ」

男「…そうだな」

男「…でも、やっと決心できたよ」

男「このところ、相談にのってくれてありがとう、友」

友「いいってことよ」

友「…がんばれ」ニコッ
男「うん」

友「…じゃあ昼ご飯にしようか」

男「ああ」

ブルブルブル

男「…お、メールだ」

男「……」

男「…!?」

友「どうした?」

男「」ダッ

……


幼「…ふぇ?」

男「…幼」

男「…目、覚めたか?」
幼「…男、あれ?」

幼「ここ、保健室?」

幼「…どうして?」

男「幼、体育の授業の後、倒れたんだよ。…クラスのみんなからメールで聞いた」
男「軽い貧血だって」
男「…体、平気か?」

幼「うん」ムク

男「起きなくていいぞ」

男「…ダイエット、また無茶したな?」

幼「……」

男「…なんでそんなにムリするんだよ。そのままでも平気だぞ」

幼「……」

幼「…へいきじゃないよぉ」ジワッ

幼「…わたしがちゃんと可愛くいないと、男のとなりにいられないよぉ」

男「…そんなこと…」

幼「…みんなに付き合ってるって言われて…わたし…男の彼女なのに…」グスグス

幼「だからっ…好きでいてもらえるように…がんばんなきゃ…」

幼「…なのに、また…体重戻っちゃって…」

幼「……」グスグス

男「…だから、無理したのか?」

幼「」コクン

幼「…ご飯抜いたりとか、運動増やしたりとか」

幼「…でもやっぱりだめだね、私…」

幼「…こんな風に男に心配までかけて…」

幼「……」

男「……」

男(…幼、いじらしいな…俺のためにこんなに頑張ってくれて…)

男(…嬉しいな)

男「」ニコッ

男「」ギュッ

幼「…!?」

幼「…はわっ/////」

男「…ありがとう、幼」ギュッ

男「俺のためにそんなに頑張ってくれて」
男「…幼は、俺のことちゃんと彼氏だと思っててくれたんだね」

幼「/////」コクン

男「…俺、きちんと告白もできてないのに」
男「だから今きちんと言うね」

男「…幼が大好きだ」
男「多分、最初に会ったときから」

男「ずっと見てきたから、どんな幼でも魅力的だって知ってるよ」

男「…だから、無理して変わろうとしないでほしい」

男「苦しんでる幼を見たくないよ」

男「そばにいてほっとするのは、ありのままの幼なんだから」

幼「…おとこぉ…」ジワッ

幼「だいすきっ」ギュッ

男「…俺もだよ」ナデナデ

幼「すきぃ…」ギュー

男「ふふっ」

幼「…えへへ」

素晴らしい

まったくだ

夕暮れ時

男「結構、遅くなっちゃったな」

幼「うん」ニコッ

幼「男のおんぶ♪」

幼「」ギュッ

男「まだ本調子じゃないからね。このまま連れていくよ」

幼「うん…えへへ」スリスリ

男「ふふっ」

男「…ごめんな、告白、裏庭の桜の木の下でやりたかったんだ」

幼「有名な告白スポットだもんね」

幼「…あそこで告白すると、ずっと幸せになれるんだよね?」

男「…そう」

幼「別にいいよっ」

幼「…謝らなきゃいけないのは私のほうだよ。男に心配かけて、待たせちゃって」

幼「…でもね、私はもうずっと、男と幸せになってるから」

幼「お願いするまでもないもんね」ニコッ

男「…そうだな」ニコッ

幼「…あったかい背中…懐かしい」ギュッ

幼「…こうしてると思い出すね…」

男「…かくれんぼしてて、迷子になったことか…」

幼「…うん」

幼「あの時と男は変わらないね…」

幼「ううん、ずっと素敵になったよ」

幼「…優しくて、あったかくて、いつも助けてくれて」

幼「そんな男といっしょにいたかったの…」

幼「…男にお似合いの女の子になりたかったの…あのころからずっと」

幼「だからずっと、きれいになろうって頑張ってたんだよ」

幼「男が運動するのに付き合ったり、他にもこっそり色々、ね」

幼「小さかったあのときから」

幼「男におんぶしてもらってたあの頃から」

幼「最近はね、男と恋人になれたから、もっと、もっと頑張ろうって思ったんだよ」

幼「でもやり過ぎて、心配かけちゃったね」

幼「ごめんなさい」

男「……」

男「そっか…」

男「…ふふっ」

幼「…どうしたの?」

男「…いや、俺達、似てるよなって」

男「…俺も幼に見合うように色々してたんだ…鍛えたり、栄養考えたり」

男「…マッチョにも高身長にもなれなかっけど」

男「…幼を守れるようになりたくてね」

男「…幼と同じように、あの頃からそう思ってた」

幼「…男」ジワッ

幼「…私は今のまんまの男がいいよ」

幼「そのままでも、とってもかっこいいもん」ニコッ

男「幼…」ニコッ

男「……」

幼「……」

男「…俺はたくましくなれたかな?幼を守れるくらい」

幼「なれてるよ、男、だぁいすき」ニコッ

幼「私は素敵になれたかな?男の隣にずっと居ていいくらい」

男「なれてるさ、ばっちり…好きだよ、幼っ」ニコッ

男「…ふふっ」

幼「…えへへっ」

男・幼「♪」ニコニコ

幼「……」

幼「…そうだ、男」

男「ん?」

幼「…私、前、男の身長が今くらいでちょうどいいって言ったよね…その理由、わかる?」

男「…いや、なんで?」

幼「…降りるよ」

男「えっ?」

幼「えいっ」ストッ

幼「」チュッ

男「なっ!?」

幼「……」

幼「…えへへ、男はちゅー、初めて?…私はもちろん初めてだよっ/////」

男「…ああ」コク

幼「そう、良かったぁ」ニコッ

幼「…こうやって、簡単にちゅーできるしねっ」

幼「…他にも、お話、するとき目線も合うし」

幼「ふふっ」

男「/////」

男「…ああ!!もうっ!!」ガバッ

幼「えっ!?なにっ!?」

幼「…お姫さまだっこ…」

男「鍛えたおかげさ」ニコッ

男「このまんま帰るよ、お姫さま?」

幼「/////」コクリ

男「」テクテク

幼「……」

幼「…ねぇ、男」
幼「…私、今度はムリなくきれいになるよ」

男「…俺もまだまだ、男らしくなれるように頑張るよ」

幼「今度は男のお嫁さんを目指してね」

男「幼と結婚できるようにね」

幼「……」
男「……」

幼「…えへへ」

男「…あはは」

幼「…私たち色々、そっくりだね」
男「うん、そっくりだ。相性ぴったり」

幼「そうだねっ」

幼「…ねぇ、男」

男「…うん」

幼「しあわせになろうねっ、ふたりで」

男「おうっ」


おしまい

長引いてしまいましたね
相変わらず甘ったるくて、やま・おちなしですが、読んでいただけたなら幸いです
ありがとうございました

おまけ

男「…しかし、幼」
男「軽いなー」

幼「…私、重くないの?」
男「…うん、軽すぎるくらい」

男「…これなら、デート中ずっと、お姫さまだっこできるな」
幼「…デートしてくれるの?」

男「もちっ!今度の休みな」

男「これからふたりで話して決めような」

幼「うんっ」

幼「…でも、お姫さまだっこはダメだよ、恥ずかしいもん…今は仕方ないけど」

男「わかった、わかった♪」

幼「…ぜったいわかってないー」

幼「…まぁ、それでもいいかな」

幼「ふふっ」

おしまい


よかったよ

乙です
超良かった!

甘くて甘くて大変よろしいかと。

おつ

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