てゐ「うどんげー兵隊だった頃の話聞かせてウサ」鈴仙「何よ、いきなり」 (14)

てゐ「前から気になってたウサよ」

鈴仙「したって、つまらないからしない」

てゐ「えー、つまらなくないウサ」

輝夜「へぇー、私も聞きたいなぁ」

鈴仙「姫様まで…」

てゐ「ほらほら、姫様までこう言ってるウサ」

輝夜「いいじゃない、減るものでも無いでしょう?」

鈴仙「そりゃあ…そうですけど」

てゐ「じゃあ渋ってないで話すウサ」

鈴仙「まったくアンタは……」

鈴仙「わかりましたよ」

鈴仙「あれは月面戦争次、そう八雲紫が妖怪をつれて月に戦争を挑んだ時です…」

対戦の中期に差し迫った頃、月の軍隊は敗戦を重ね劣勢、一時期はマスドライバーカタパルトも占領され、そら(宇宙)の輸送もままならない状況で、つぎはぎの戦線は崩壊の一途をたどっていました。

そこで私たち月兎海兵隊を載せるフリゲート艦隊は号は月面降下作戦を決行し、ロジャーヤング号を旗艦にマスドライバー基地であるポイント203へ移動、大規模な増すドライバーの奪還作戦の為待機していました。


偵察機「ユンカース32からロジャーヤングへ、ユンカース32からロジャーヤングへ…」


副長「復唱せんでも聞こえてるよ、ここはマスドライバーの真上だ。ジャミング派は弱いだろ?」

偵察機「了解、いまの所敵の動きなし、目標にも動きが見られず」

副長「妖怪どもが何ができる。連中には木造の滑り台が似合いだ」

部下「しかし連中はなぜ自分が使えもしないマスドライバーを?」

副長「さぁな、さしずめでかい施設は我々兎のシンボルだと思ったんだろ?」

部下「そんな単純なものですか?」

副長「そうさ、所で海兵隊は?」

部下「準備は満タンですよ。はやく降下しないかウズウズしてる」

副長「戦争屋め、またしとけもうすぐお前らのお披露目だってな」

そのロジャーヤングに私は乗せられていました。
地表に降下しまっさきに前線で戦う分隊長として……

大尉兎「レイセン!レイセン・イナバ!」

鈴仙「は、はい!」

大尉兎「いるのなら一発で返事をしないか!」

鈴仙「す、すいません……」

伍長兎「あれが私らの分隊長ってんだからな」

上等兵兎「一週間前に曹に昇格した学生上がりだろ?」

伍長兎「一丁前にブレザーなんかきちゃってさ、いけすかないんだよね」

大尉兎「お前らの分隊、ブラボーはアルファの正面、ここ、増すドライバーのちょうど東に位置する。アルファのドアのハックを援護しつつ東口に入れ」

大尉兎「その後は目敵必殺、一撃必殺だ。周囲を制圧したら一気にアルファ、チャーリーとマスドライバーの七番デッキにかけ上がれ、説明は以上だ。」

大尉兎「何か質問は?」

鈴仙「あの、七番デッキはどこに……」

大尉兎「バカ!ちゃんと地図を確認しろ!」

鈴仙「ひぃ…す、すいません」

鈴仙「はぁ…また怒られてしまった。」

鈴仙「いやレイセン!しっかりするのよ!私は軍曹になったんだから、このままじゃ部下に示しがつかない!」

<101待機室>

鈴仙「むむ、気を引き締めないと私は分隊長だ。ブラボーチームのリーダーなんだ!」

鈴仙「毅然とした態度で…」

プシュー

鈴仙「諸君!」

伍長兎(ギロッ)

鈴仙「ヒィ!」

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