不良上条「俺が風紀委員だと……?」黄泉川「じゃんじゃん!」 (47)


ときおり安価ですすめていく、不良上条さんの爽快な水戸黄門ss

再構成ってな塩梅です

こまけえこたあ許してね

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警備員第73支部 取調室にて…。

例のごとく、車の窃盗で捕まえられた上条当麻が取り調べを受けていた。


上条「うるせえ。やってねえつってんだろ引っ込めババア」ペッ

黄泉川「相変わらずナメた口の聞き方じゃんよ」

黄泉川「あと私はババアじゃねえ!!」ドスッ

上条「ごばっ――!?」

上条「と、取調室で暴行…!?クビだぞクビ!職権乱用じゃねえのかテメェ!」

黄泉川「愛のムチじゃんよ。それにカメラは切ってあるしな♪」

上条「なんてやつだ。テメェのほうがよっぽど捕まるべきなんじゃねえのか…クソババアめ」

黄泉川「…はぁ」

黄泉川「上条。お前、いつまでこんなこと続ける気じゃん?」

上条「死・ぬ・ま・で―――ぐはっ!?」

黄泉川「はぁ。お前、もうすぐ高校生じゃんよ」

上条「い、痛てぇ…」

黄泉川「そろそろ真面目に生きようと決心しないと、いつまでもこのままじゃん?」

上条「けっ」

上条「結構だね。俺はもう生きてたってしょうがねえんだよ」

上条「くだらねえ学校、くだらねえ毎日…」

黄泉川「たった14,15で人生諦めてんじゃないわよ」

黄泉川「お前とは長い付き合いじゃん。最初にお前をとっ捕まえた時はお前が10歳の頃だったかな?」

上条「突然なんだよ脈絡もクソもねえな」

黄泉川「まあ大人しく聞け」グイッ

上条「痛いよ!?」

黄泉川「これまで何回も何回も悪さして、気でも晴れたか?」

黄泉川「そもそも何があったのよ、お前に一体…?」

上条「チッ…」

上条「聞くがお前、何回財布を落としたことがある?」

黄泉川「はぁ?財布?」

黄泉川「そうさねえ。まあ私もそこそこ生きてきたし、5回くらいはあるかもね…」

上条「そうか。俺は>>6回だ」

昨日でちょうど100

上条「そうか。俺は昨日でちょうど100回だ」

黄泉川「…………」

上条「まだあるぜ。歩いてたらうっかりスキルアウトの縄張りに入っちまったり、気づいたら抗争中の奴らの真ん中にいたり、」

上条「ああ、歩きタバコで服を燃やされたこともあったな…」

黄泉川「…………」

上条「ああ、まだあるな。>>9にはさすがの俺も焦ったぜ」

黄泉川「も、もういい。もういいわかったじゃん」

露出狂の痴女に何回も追いかけられた

上条「ああ、まだあるな。露出狂の痴女に何回も追いかけられた時にはさすがの俺も焦ったぜ」

上条「ダメかと思ったな。ははははは……はは…あーあ…」

黄泉川「も、もういい。もういいわかったじゃん」

黄泉川「なるほどな。お前もけっこう苦労してきたんだねぇ」

上条「うっせえよ!近づくな!」シッシ

黄泉川「照れてんじゃないわよ」ヨシヨシ

上条「触んなっ!」ベシッ

黄泉川「ちっ。釣れないじゃん」

上条「けっ…」

黄泉川「…………」

黄泉川「でもねぇ、上条」

黄泉川「いくら不幸なことが起きても、それを言い訳にこんなことやってるお前はかっこ悪いじゃん」

上条「うっせえよ」

黄泉川「お前はやればできる子だよ」

黄泉川「お前はもっと周りと関わるべきじゃん」

上条「周り?バカにすんなよ、友達くらいな…」

黄泉川「ばーか。そんなの友達って言わないじゃん」

黄泉川「友達っていうのはね、お前のそばに居てくれて、いざというときは助けてくれる」

黄泉川「そんで、友達がピンチの時はお前が助けてやりたくなる」

黄泉川「そんな関係のことじゃんよ」

上条「チッ…綺麗事ならべやがって」

黄泉川「大丈夫。おまえはまだ若い。公正のチャンスはあるさ」

黄泉川(そして。その機会を与えてやるのが大人ってもんじゃん…)

黄泉川「よし、上条。お前は風紀委員になれ」

上条「俺が風紀委員だと……?ナメてんのかお前…?」


上条は怒りを通り越して、呆れてしまった。

――――――――――

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――――

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学園都市~少年院~


看守「86番、入れ」グッ

上条「なんだそれ。俺は86番なんて名前じゃねえぞ」

看守「いいからさっさと入れ」ドスッ

上条「なっ!?…」ゴロンゴロン

看守「チッ…手のかかるガキだぜ」

看守「いいか小僧!お前は3日間ここから出さんしメシも抜きだ」

上条「わーったからいけよオッサン。加齢臭臭くしてしかたねえや」

看守「ッ!!お前は水も抜きだからな!!」タカタカ

上条「けっ…どこもかしこもムカつくやつだらけだぜ」

??「ずいぶん荒れてるな、新入」

上条「あぁ?お前誰だ…」

??「俺は71番。ここじゃお前の先輩さ」

上条「71番…?よくもまぁウジ虫みたいに飼いならされて。みっともねえ」

71番「ま、こんなとこでも住めば都ってね」

上条「勝手にしろ。俺は3日でここを出るんだ」

71番「なに3日…?」

71番「へはははっ。コンビニでガムでも万引きしたのかおい…。たった3日のオイタ小僧がピーチクパーチク減らず口を聞く」

上条「なんだと…?」イラッ

71番「オマケに余裕もねぇときたぜ」

71番「やめとけよ小僧。この両手首にはめられたカセは能力を封じちまう」

上条「あいにく俺は能力なんざもっちゃいなんでね」

71番「あぁ、お前まさか無能力者のクチか」

上条「そうさ。別に珍しかねぇだろ」

71番「そうだな。だがお前運が悪い」

上条「あ…?」

71番「俺はもう学園都市の書庫からも消し去られた人間さ。なにせ罪が重すぎて主に出せねえ」

71番「60人殺したのさ」

上条「なっ…に…?」

71番「それも無能力者ばかりをな」

71番「俺は無能力者が大嫌いだ。才能も欠片もねぇウジムシが成功者を妬んで攻撃する」

71番「それも無関係の人間ばかりを寄ってたかってだ。だから殺したのさ」

上条「お前がどれだけ無能力者を嫌いでも、俺には関係ないね」

71番「ほう、肝の座ったやつだな」

71番「せいぜい寝首には気をつけることだな」

上条「テメェもな」


>>18

なにをされた

肩をもまれた

上条(……………zzZZ)

上条「!?」

71番「お客さん凝ってますねー…」

上条「な…なにしてやがる…テメェ…!!」

71番「>>22

やらないか?

上条「な…なにしてやがる…テメェ…!!」

71番「やらないか?」


上条は、うつ伏せの体勢から踵を振り上げて蹴りをかました。


71番「あがっ!?」ゴロゴロ

上条「へははっ!舌でも噛み切っちまったか?」

上条「俺は確かにスキルアウトだったけどな…お前らみてーなクズが大嫌いなんだよ」

上条「俺はスキルアウトが嫌いだった!テメェみてーなクズも一緒だ!」ゴスッ

上条「あぁ!?おい、なにやってたか言ってみろ!!」ボスッ


怒り狂った上条の足が、膝が、頭突きが、容赦なく71番の身体に牙を向く。

能力に頼りっきりの71番が両手のふさがった状態で敵うはずもなかった。


上条「おい、なんとか!言えよ!コラ!あぁ!おい!なんとか!言ってみろやぁぁああああああああ」

71番「ごばっ…ぐはっ…んごっ…べふっ」


看守「おい!な、なにをしている!!」

看守「貴様!離れろ!!」


ジリリリリリリリリリリリリン

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―――――――

――――

――

翌朝 警備員第73支部


黄泉川「昨日の今日でまた問題を起こしたそうじゃん」

上条「…………」

黄泉川「……はぁ」

黄泉川「少年院で暴力沙汰なんてやってくれんじゃん」

上条「俺は嫌いな奴は殴るようにできてんだ」

黄泉川「……はぁ、困ったもんだね」

黄泉川「もう少年院の独房に行かなきゃなんないじゃん?1年は帰って来られないじゃん」

上条「構わねぇ。どうにでもしてくれ」

黄泉川「…はぁ」

>>28

独房にツッコム

支部で預かる

自由安価

支部で預かる

黄泉川「ま、さすがにこれくらいじゃ独房行きはないわよ」

黄泉川「でも次悪さしたらわかんないじゃん」

黄泉川「とにかくアンタの身柄は1ヶ月この支部で預かるじゃんよ」

上条「はぁ…警備員預かりだと?」

黄泉川「そうじゃん。元々私らは警察じゃない、教育者じゃん」

黄泉川「道を間違った若者がいたら道を正してあげる、そんな場所じゃんよ」

上条「うっせえ。俺は帰るぞ」

黄泉川「そんなことできるわけないじゃん」

上条「おい…なんだこれは…」

黄泉川「お前が絶対支部から出られないようにつけておいたじゃん」


>>31

st

上条「俺はずっと手枷をハメたまま生活すんのか」

黄泉川「そうじゃん。ま、職員全員が合鍵を持ってるから、作業を押し付け…コホン、頼むときは外してもらえるじゃん」

上条「……チッ」

黄泉川「ついでに逃げようとしたら、今度は許さないじゃん」ゴゴゴゴ

上条「わーったからそのブサイクな表情をやめろ」

黄泉川「ブ、ブサイクとは何事だぁああああ」ドカッ バキッ

上条「……俺は…お前が嫌いだ」バタッ

黄泉川「さっそく最初の任務を申し渡すじゃん」

上条「ちったぁ休ませようとかそういう気遣いができんのか?あ?」

黄泉川「最初は>>35じゃん」

上条「聞いてんのかババア」

私に自己紹介をしてほしい

黄泉川「最初は私に自己紹介をしてほしいじゃん」

上条「聞いてんのかババア」

上条「しかも自己紹介…?やっぱナメてんだろおめーよ」

黄泉川「上条…お前を一ヶ月で釈放できるのはね、その後第24期風紀委員試験を受けさせるって条件があるんじゃん」

上条「冗談じゃなかったのか!?」

上条「俺が風紀委員?バカかお前。なにを見てきやがった」

上条「スキルアウトを何人病院送りにしてやったと思ってる!」

黄泉川「そこじゃん」

上条「はぁ?」

黄泉川「アンタはね、決して良い奴じゃないけど、悪いやつってことは絶対無いじゃん」

黄泉川「その証拠に、アンタは一度だって無害な民間人にケガをさせたことはなかったじゃん」

上条「たまたまだろ。カツアゲくらいしたさ」

黄泉川「とにかく、私の人選間違わせるんじゃないわよ、いいわね?」

上条「約束できるかんなもん」

黄泉川「もういいからさっさと自己紹介する。風紀委員の試験は面接もあるじゃん」

疲れた。またあとで

依頼出します。応援してくださった皆さん有難うございました

なにゆえ?

>>42
地の文主体で本格的に書くことにしました。手前勝手で申し訳ないです

白井「とあるヤンキーと幻想御手…ですの?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1412946266/)

ご支援ありがとうございました。このスレッドはまもなく消えゆくと思います。

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