八幡「陵桜学園桜藤祭」ゆたか「準備ですっ」 (825)

一応立てるっしょ→

前レスのurlを誰か貼ってくれると助かるの

時間が無くて本編はまだ書けないけど、よろしくお願いするさー

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412697566

八幡「総武高校から来ました」こなた「ほうほう」
八幡「総武高校から来ました」こなた「ほうほう」 - SSまとめ速報
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八幡「こっちは平和だな……もう千葉には戻らない」つかさ「ど、どんだけー…」
八幡「こっちは平和だな……もう千葉には戻らない」つかさ「ど、どんだけー…」 - SSまとめ速報
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八幡「そろそろ潮時だよな」かがみ「えっ…」
八幡「そろそろ潮時だよな」かがみ「えっ…」 - SSまとめ速報
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ありがとなの

諸用で2、3日サボるの


すまねぇの

諸用で2、3日サボるの


すまねぇなの

週末まで待ってくれなの…

済まぬ…済まぬ…

そろそろ本気出すの






八幡「…遅いな女子組。何してんだ?着替えか」

八幡(自己完結乙。それにしても今の俺はアレだな、リア充っぽいな。まぁ現実に納得してるならそれもまたリア充だから俺はもともとリア充だったわけだが)

八幡「……ふっ」


こなた「はちまーーん!おまたー!!」チンマリ

八幡「……改めて見るとお前ってベクトルの違う可愛いらしさがあるよな」

こなた「え゛ あ、ありがとう?」

こなた(どうしたんだろ。デレ期かな)

八幡「ってかお前ら、着替えんの遅すぎだろ。時間ってのは限られて」

つかさ「八幡くん、おまたせーっ」キラキラ

八幡「るわけだけども時間をかける事によって生まれる感動ってあるよな」

こなた「えぇー…」

つかさ「……どうかな、似合ってる?」

八幡「似合ってるぞ!」グッ

つかさ「えへへ、よかったぁ」

八幡(むしろつかさに似合わない服なんてどこにあるの?着ぐるみなの?着ぐるみでも可愛い自信があるが?)

かがみ「……だらしない顔してるわよ」

八幡「眼福です。あとこの顔は自前だ」

かがみ「あっそ」

八幡「………」

かがみ「………」

八幡「…………」

かがみ「…じ、ジロジロ見るなっ」

八幡「あ、の、…いや、スマン」

かがみ「……私はどうなのよ」

八幡「………似合ってる、と俺は…思う」ボソッ

かがみ「……そ。ならいいケド」プイッ

こなた「ゆーちゃん達、先に行ってるってサー」

八幡「捜索だ。散ッ!」ババッ

かがみ「こらこら。一緒に動かないと迷子になるでしょうが」グイッ

八幡「止めてくれるな、俺にはゆたか達の浴衣姿を無音カメラで撮影するという義務がある」スチャッ

こなた「何故無音カメラ…盗撮犯ぽいんだけど」

八幡「それは、アレだ。誰しも無意識の笑顔の方が輝いて見えるからな。俺のように」ニマァ…

こなた「怖ッッ!?」

八幡「……そんなに怖いか…?」

かがみ「さ、さぁ…」フイッ

八幡「何で目を逸らすんだよ」

こなた「というか私達とかは撮らないの?寂しいなァ」

八幡「いや?さっきから連写してるが」

こなた「ゆい姉さーーーん、ここに盗撮魔がいるよーーーーー!!」

八幡「おま」

ゆい「呼ばれて飛び出て現行犯逮捕っ!」ガシャーントナー

八幡「冗談だろ?なぁ冗談ですよね?」

こなた「あ、射的のところにゆーちゃん達いるじゃん」

八幡「……すんませんそろそろ手錠外して欲しいんすけど」

ゆい「え?」

八幡「え?』

ゆい「じょーだんだよ〜」ガチャ

八幡「冗談で公務員が一般市民を拘束したら倍賞請求できるって現社で」

ゆい「うっ、 あ、あはははー」

八幡「……泉」

こなた「ん?なにー?」モグモグ

八幡「何で悠々と冷やしパイン食ってんだよお前この野郎」ムギュー

こなた「いふぁいっふぇばぁ!」ムニョーン

かがみ「何してるの、早く行くわよ」

八幡「待て。心の準備をして深呼吸をきちんとしないとつかさの時みたいに固まっちゃうだろ。もし俺の力が必要な場面だったらどうしてくれる」

かがみ(やりづらいな)

かがみ「分かったわよ はい、ひっひっふー」

八幡「お前何産むつもりなの」

かがみ「う 産むって何だよ…」

八幡「いや今のは明らかに子供を産む時の」

かがみ「なっ へ へんたいっ!」バキィッ

こなた「ゆい姉さん、やぱ逮捕で間違ってなかったカモ。このままだとかがみんが孕まされちゃう」

八幡「俺のトラウマを掘り返すなよ…『こっちを見ないでくれるかしら。比企谷菌に感染して妊娠してしまうわ』って言われちゃったの思い出しただろうが」

こなた「今の口調だと完璧あの人だけど……まぁ、扱いの差ってあるよネ」

ゆい「強制猥褻の容疑で逮捕します」

八幡「だから冗談は…」

八幡(冗談だよな?なんで真顔なのこの婦警。性犯罪には修羅になって臨む姿勢の警察官なの?)

かがみ「……………妊娠…」ボソッ

つかさ「お姉ちゃん?」

かがみ「え?あ、なんでもないわよ?」アセッ

こなた「………ほーう?」ニヤニヤ

かがみ「なんだよっ ほっとけよっっ!」

ゆたか「あ、お姉ちゃーん!お兄ちゃんもー!」パタタタ

八幡「ゆたか、俺と一緒に写真に写ってくれないか。2、300枚くらい」

ゆたか「にさ…!?」

かがみ「落ち着け。…ゆたかちゃん似合ってるわね、可愛いわよ」

つかさ「うんうん、とーっても似合ってるよ」

ゆたか「そうですか?てへへ、よかったです」

八幡(…この町に来てよかったな と)シミジミ

「あの… 」

八幡「あん?…………」

みなみ「似合うかどうか… その…」キラキラ

こなた「お おでれーた。予想以上だよ…」

ゆたか「みなみちゃん、すっごく似合ってるよ!」

かがみ「和服美人って……こういう人を言うのかしら」

つかさ「かっこよくて、すっごく綺麗に着こなせるって 羨ましいなぁ。どんだけ〜」

みなみ「………」モジモジ

ゆたか「お兄ちゃん、みなみちゃんすっごく綺麗だよねっ」

八幡「あ、あぁ。綺麗、だな」サラッ

みなみ「ありがとう…ございます…」カァ

こなた「八幡やばいよ。最近デレ期入ってるよ」

八幡「わけのわからんことを言うな。…それにしてもお前似合ってんな。ここまで浴衣が似合う奴を俺は今まで見たことが無い」マジマジ

みなみ「………」カァ

こなた「そもそも浴衣着て一緒にお祭りに行く予定がある人が居たの?」

八幡「もしかしてお前は俺を精神的に追い詰めたい願望でもあるのか」

こなた「べっつにー」



ゆたか「お姉ちゃん、射的やろうよ!」

ゆい「ふっふーん、署ではガンナーゆいちゃんと呼ばれる程のお手前を見せてしんぜよう」ドヤァ

八幡「ほらよ」

ゆい「………あ、あれー?射的って拳銃じゃなくてライフルなのー?」

ゆたか「あのクマさん無理…かな?」

ゆい「うっ………が、頑張るよっ」

ゆい「………んー」

ゆい「うーん………」

ゆい「……うー……」

「おい成美。仕事中に何やってる」

ゆい「えっ」



八幡「そういえば見回り来てたのかあの人」

ゆたか「お仕事邪魔しちゃったね」

八幡「………」スッ

ゆたか「お兄ちゃん?」

八幡「男にはな、やらねばならん時があるんだよ」

かがみ「今なのかよっ」ビシッ

度々済まぬ…済まぬ…
ちゃんとsage注意するの…

パァン

ゴトッ

八幡「捕れたぞ」

ゆたか「……あ、ありがとう」

かがみ(まさか射的に3000円も使うとは思わなかったわ…)ヒキッ

みゆき「みなさん、こんばんは」ペコッ

八幡「」ビクッ

みゆき「どうされましたか?」

八幡「………本物のみゆきさんだよな?」

みゆき「正真正銘、高良みゆきですよ?」キョトン

こなた「なんかあの一件があってから、みゆきさんを見ると自然と身構えちゃうよ…」スッ

みゆき「???」

ゆたか「私かき氷買ってくるねっ」

みなみ「…」コクッ

こなた「夏だねぇ。私もたーべよ」

つかさ「お姉ちゃんは?」

かがみ「私はいいわ」

シャクシャク

ゆたか「おいしいねっ」

八幡「………」

みなみ「……どうしたんですか」

八幡「…ブルーハワイって何味だよ、ってな」

みなみ「……ぶ …ブルーハワイ味…?」アセッ

八幡(だよなぁ。そうなるよなぁ)



こなた「確かに何味か気になるね。どこから来たんだろ?ということでみゆきさん」

みゆき「えぇと…すみません。勉強しておきます」ショボン

こなた「うんよろしくー」

かがみ(いやそういうのは疑問に思った本人が調べるべきじゃ…)

ピロリロン

こなた「メール?」

八幡「……小町だ」


from:小町
件名:こっちはこっちで
PM 7:04
─────────────
田村さんとパトリシアさんと回ってるから!
そっちはそっちで楽しんでね~ノシ



八幡「さいですか…っと」

八幡(小町の浴衣も見たかったんだがなぁ)

かがみ「綿あめなんて久しぶりに食べるわ……結構好きのよね」モフモフ

鼻『ワタアメ ツイテヤスゼ』

八幡「………」ヒョイッ

かがみ「え?」

八幡「…………」スタスタ

八幡(特別な意味があるわけじゃないということを先に断っておこう。違うからな?全然ドキドキしてねーから。ただ食べ物を粗末にするなってジッチャンの遺言だからだ)パクッ

かがみ「…八幡?」タッ

八幡「捨てたぞ」

かがみ「…そう」

八幡「……甘」ボソッ

かがみ「な……っ!?」カァ

かがみ「………」

小弥太「かがみん大丈夫?熱でもある?」

かがみ「…な、なんでもないからっ」

こなた「?」

八幡(たこ焼きってなんか小町に似て……るわけねぇか。美味しく召し上が…ハッ!いかんいかん)



みなみ「…………」ジッ

ゆたか「あははっ みなみちゃん鼻にワタアメついてるよ?」

みなみ「……ありがとう」ズーン

ゆたか「?」

「なんだか楽しそうね」

八幡「あぁん?………何してんのお前」

雪乃「少々過大評価していたようね、比企谷くんはこの格好を見てもそんなことすら分からないのかしら」

八幡「そっちじゃねぇよ。なんでお前がここの祭りに来てんだよ、普通に千葉県外だろうが。なんなの俺の事でも気になるの?」

雪乃「そのふざけた口を今すぐ閉じてそこの屋台の鉄板に全身を押し付けなさい」キッ

八幡「怖えよ。下手すりゃ死んじゃうだろうが」

雪乃「そうね。そこの店主の方が焼け爛れた酷い顔を見てショック死してしまうものね。酷い顔は元からかしら」

八幡「他人にブスと言っていいのはそれなりに整った顔立ちをしてる奴だけだと思うぞ」

雪乃「なら問題無いわね。私可愛い顔をしているもの」

八幡(うっわー言い切っちゃったよコイツ。真っ向から否定してやりてーなくそ)

八幡「つか前言撤回。誰であろうと他人にブスとか言っちゃダメだろ。傷付くんだよ特に俺が!」

「ま、まぁまぁ。ケンカしないのー!」ズイッ

八幡「ガハマさん居たなら最初からどうにかしろよ。無駄に心に傷負っただろ」

結衣「ガハマさん!?ていうか何で出会って早々ケンカになっちゃうのー!!」

八幡「こいつが」

雪乃「”それ”が私を意地汚い目でじろじろと舐め回すように見てきたからよ」ジロッ

結衣「ヒッキーマジきもい!!」

八幡「それってお前。自意識過剰も程々にしろよ周りから由比ヶ浜を残して1人も居なくなるぞ。あとお前はヒッキーやめろ」

結衣「あ、私は残るんだ」

八幡「残るだろお前の場合。ドMだし」

結衣「ドMじゃないし!もうマジでキモい!!………まぁ残るけど」

雪乃「由比ヶ浜さん…」

結衣「ゆきのん…」

八幡(この雰囲気になると俺完全に空気にな……それは元からだったわ)スタスタ




こなた「どこにいってたのさー。急に居なくなったりして」

八幡「お花摘んでた」

かがみ「乙女かあんたは」

sageろ厨と煽りが沸いてるやでぇ(゚Д゚)
どっちもROMっとけやでぇ(゚Д゚)


しかし人がだいぶ減ったからスレが全然盛り上がらないやでぇ(゚Д゚)
出番ないやでぇ(゚Д゚)

>>70
済まぬ…済まぬ…

八幡(マジであいつら何のために来たんだろ…)

つかさ「あ、そういえば。やっと思い出したのー!」

こなた「何を?」

つかさ「ブルーハワイってね、同じ名前のカクテルとか映画があるの…そっちも意識して名前をつけたみたい」

みゆき「そうだったんですか…参考になります」フムフム

八幡「成る程な」

こなた(なんか…つかさに説明されると凄く負けた気分になるーー!)



八幡「で、結局何味なんだ?」

つかさ「これだ、って味は決められてないんだけど、果物の皮とか、お砂糖とか入ってるんだって」

八幡「流石、料理系は神のつかさだな。かき氷が料理系になるのかどうかは分からんが」

つかさ「えへへ…」

かがみ「それ一昨日TVでやっ」

つかさ「は、はっくしょーん!」ガシッ

かがみ「むがむが」

荒らしって言われたでぇ(゚Д゚)
盛り上げてやろうかのぉ(゚Д゚)

誰でも見てくれてるだけで嬉しいの

書くの

つかさ「……っあぁぁーー!!」ガーン

八幡「うお!?」

かがみ「どうしたのよ…びっくりしたわね」

つかさ「あんまり楽しくって遊びすぎちゃった……お金がもうやばいかも…」

八幡「そんなことなら俺に」

かがみ「つかさってばもうちょっと考えて使わないとダメでしょー?八幡も、率先してお金を使おうとしないの!」

つかさ「ごめんなさい…」

八幡「すんません…」

こなた「流石は通い妻だァ。旦那と娘を説き伏せてやがるぜェ…」

かがみ「殴るぞ」ポカッ

こなた「宣言してから叩いたな!かがみん改めアラス○ールと名乗るがいいよ!」

かがみ「またアニメの話か?言っとくけどまだ深いネタまでは分からないわよ」

こなた「これがカルチャーショック…!」

八幡「つかさが娘か…悪くないな。むしろイイ」

つかさ「じゃあ、八幡くんがお父さんでお姉ちゃんがお母さん?楽しいお家になりそうだね~」

かがみ「なぁっ!?」

八幡「あ、あぁ…そう、だな、楽しく、な」

みなみ「………」チラッ

ゆたか「あははー………どうしたの?」

みなみ「……なんでもない」

ゆたか「???」




『おーい、岩さ……いや、みなみー!』

みなみ『せん……あなた』

ゆたか『わーい。パパー、ママー!』




みなみ「…………」ボー

ゆたか「…みなみちゃん?」

みなみ「!……な、なんでもない。…大丈夫」ハッ

八幡「おい、置いてく……わけないだろ。早く行くぞ」

ゆたか「だってさ。行こ、みなみちゃん!」

みなみ「………」コク

今日はお休みなの

済まぬ…済まぬ……

小町「田舎とか山とかへキャンプに行ってみたい」

ゆたか「わぁ…気持ち良さそうだねぇ」

八幡「よし行くか」ガタッ

小町・ゆたか「「えっ」」






八幡「という事があってな。キャンプに行きたい。俺とゆたかと小町で楽しい思い出を作りたい切実に」

こなた「せめてお祭りが終わってからにしようよ……しかも私も行きたいよ。楽しそうだよ」

つかさ「でも 本当に楽しそうだね~。私も行ってみ」

八幡「大歓迎だ」

つかさ「……たいなぁって、早いよぉ。どんだけ~」

かがみ「わ、私も行くわよ!楽しそうだしっ!」

みなみ「先輩と行きたい(…ゆたかが心配なので)」ズバッ

こなた「本音と建前が逆だぜベイビー?」スッ

みなみ「!?」

こなた「よかったね、私だけしか聞こえてなくて」ニヤニヤ

みなみ「……ち、違っ…」アタフタ

こなた「ぬふふふふ~」ニヤニヤ

八幡「ちょっとお花摘みに行ってくるわ」

かがみ「だからあんたは乙女か!」

こなた「あ、私も~」



ガヤガヤ

フザケンナー! ゴルァァ!!

八幡「なんだ喧嘩か?粗暴なヤツがいるもんだな」

こなた「……っあー、絡まれてるのって小町ちゃんじゃない?」

八幡「」


小町「ちょ、はな、離してくださいって!」

男A「いいじゃん~キミ可愛(ry」グイッ

ひより「どどどうしようパティ!」アワワワワ

パティ「ソコの!オンナのコにひどイことしちゃ、メ!」

男B「あぁ?なんだこの外人」

男A「でも可愛(ry」グイッ

パティ「なっ!ハナすネー!!」



八幡「ちょっと野暮用」

こなた「……」

八幡「…でもなぁ、店とか俺の家の近くとか交番の前とかじゃないんだよなぁここ」

こなた「……察するに、そういう場所じゃなきゃ無茶しない感じ?」

八幡「だって危ないじゃん?峯岸の時も交番の前だったから出しゃばっただけだ。……まぁ行ってくるわ」

こなた「…無茶しないでね」





小町「くっ……」

ひより「もうやめてくださいっスー!」

男A「キミも可愛(ry」



八幡「おい」スッ

ひより「先輩!?」

男B「あん?誰だお前」

八幡「そこのアホ毛の 兄だが」

小町「あぁやっぱりこれ遺伝なのかな……って!お兄ちゃん危ないよー!」

八幡「……」

男A「痛い目見たくなけりゃすっ(ry」

八幡「…それはこっちの台詞だ。俺が本気を出したらどうなるか分かるか?」ゴゴゴ

男B「なに…?」

ひより「こ、この霊圧は…まさかッ」

パティ「まさカ……卍解!!」

八幡「俺が本気を出したら………」






八幡「土下座しちまうぞ!!」ドドーン!!!

「「「「「………は?」」」」」


八幡「いいのか?こんな人の多い所で俺に土下座させてみろ。悪者扱いされるのは完璧にお前達だ!!」

小町「うわぁ」

ひより「なんと」

パティ「オゥ…」

男A「お前も可愛(ry」

男B「なんだよコイツ気持ちワリー…行こうぜ」



八幡「口ほどにもねぇな。まぁ、俺が本気を出せばざっとこんなもんよ」ドヤァ

小町「あー…うん、まぁ。峰岸あやの…さんだっけ?の時にはこう、掴みかかる勢いだったじゃん?」

八幡「交番が目の前にあったからな」

ひより「で、でも助かりましたっス!ありがとうございましたっ!!」

八幡「気にすんな。俺も土下座しなくて済んだし」

パティ「ナンカ いたたまれなイですネ…」







八幡「……………またか」


小町「ん?どったのお兄ちゃん。折角のキャンプ日和なのに」

八幡「分かってる。分かってる。キャンプだよな?祭りの日に言ってたもんな?」

小町「うん。なんでさ?」

八幡「……」

小町「小町達は先に外出てるから、早く準備して出てくるんだよー」

ガチャ

バタン

八幡「さて…、準備するか。祭りももっと遊んで、ゆたか達と計画を立てるのも楽しみにしてたんだがな」

八幡(本当は遊んだし一緒に計画も立てたんだろうが、俺にはその記憶が無い。……ラブコメの神様ってヤツはどうも所々いじわるらしい。もしかしたらツンドラなのかもしれない)ハァ

八幡「いや氷河じゃねぇよ。ツンデレだよツンデレ」

かがみ「ほう…?まーたなんか私の話か?」ゴゴゴ

八幡「い、いやいやいやいや。違ぇーよ。過剰反応し過ぎだっての」

かがみ「……」ジー

八幡「それより何でウチん中にいるんですか」

かがみ「お…おトイレ借りるって言っただろうがっ」ゲシッ

八幡「俺も便所行きたくなってきた」

かがみ「…本当に変態なの……?」

八幡「は?………何か勘違いしてないか」

かがみ「…私、こなたに悪影響でもされ過ぎたのかしら……」ハァ

八幡「……とりあえず俺は便…お花摘みに行ってくる」

かがみ「だから乙女かって…あ、やっぱり待って」

八幡「なんだよ」

かがみ「…なんとなく、入った直後は入って欲しくない、とか…」

八幡「ウチの便器はアレだ。あったかくなるやつだから『フヒヒ、この便器の温もりはかがみんのお尻の温もりでござる…』とかいう展開は無いぞ?」

かがみ「ごめん今のは本気で背筋がゾワッとした」

八幡「俺も言ってて気持ち悪かった。じゃあ二階のトイレ使うわ」

かがみ「ごめんね」

そう「あートイレトイレ~っと。お、比企谷くん、トイレ借りるよ」

バタン

八幡「…………」

かがみ「…………」

八幡「……」

パチン

そう『おぉ!?停電!停電か!!?比企谷くん!比企谷くーーーーん!!』

八幡「……二階の便所行ってくるわ」

かがみ「………うん」


シーン

そう『……これやっばいやつだわぁ…』

……不調ぽいから休むの

読者の皆の衆も毎日無理しない程度に自分の体を大事にして欲しいぞ…。

済まぬ…済まぬ……

八幡「泉、お前のオヤジさん免許持ってたのか」

こなた「なわけないじゃん。今回の引率は…まぁ、知り合いのおじさんだよ。おとーさんは今日もお留守番」

八幡「そんな感じなのか……え、それ大丈夫なの」

こなた「正確には私たちがその人達のキャンプについて行く感じだから……って、計画したの八幡達じゃん」

八幡「そうなんだろうけどよ……そうなんだろうけどよ。俺ってホント馬鹿だな…」ハァ

つかさ「八幡くーん!もう皆揃ってるよー!」

かがみ「早くしてよね、折角のキャンプなんだから!」

八幡「へーへー」

ブゥゥン

キキッ

八幡(バン車…?)

「よぉ八幡。この子達も行くんだよな?」

八幡「………ん?お、はぁ」

「……大丈夫か?今日寝てないんじゃねーのお前」

八幡「いや…誰でしたっけ」

「おい」

「やんだ忘れられてやんの」

「ざまぁみろ。ウチで花を10万分くらい買えば多分思い出してくれるぞ」

「そっかー、やんだだからなー」

「うっせ」

八幡(ふぇぇ…知らない人がいっぱいだよぉ…)



小岩井「あ、どーも小岩井です」ペコッ

ジャンボ「竹田つと「これはジャンボ!」…ジャンボです」

よつば「よつばはよつば!よろしくなー!」

やんだ「俺は安「……これはやんだ」何で俺の時だけ残念そうなんだよ」

かがみ「柊かがみです、こっちは双子の妹のつかさ。今日はよろしくお願いします」

つかさ「よろしくお願いしま~す」

小町「よつばちゃんおひさー」

よつば「ゆたかはどうした?」

ゆたか「あはは、私はこっちだよぉ」

よつば「全然きづかなかった!」

ゆたか「えぇ…」



小岩井「よろしく」

やんだ「うわやべぇ。本物のJKっすよジャンボさん」

ジャンボ「風香ちゃんも女子高生だったろ」

やんだ「なんかこっちのが華がある気がするでしょ雰囲気とか」

やんだ「この車貸してくれた金持ちのお嬢様は来ねーの?」

小町「みゆきさんは忙しいからって、来てないですよーやんださん」

やんだ「へー、このバン幾らくらいすんだろ、買わねーけど」

よつば「…かえれ」ボソッ

やんだ「ひでーな、ハイッチュウやるから機嫌直せよ」

よつば「いらない」モグモグ

やんだ「食ってんじゃねーか」

ジャンボ「八幡。荷物乗せんの手伝え」

八幡「はぁ」

八幡(祭りから一週間も経ってない筈なんだが。俺の交友関係ドウナッテンノ?生まれてこの方友達なんてほぼいなかったけどこっちじゃサクサク作れちゃうヌルゲーなの?千葉が難易度高かっただけなの?)

みなみ「手伝います」

八幡「…その小さいのだけ頼む」

みなみ「……」コク

かがみ「あの。これ、材料です」

ジャンボ「お、ありがとう。おまえら、今回も夜はBBQだぞ」

やんだ「昼は?」

ジャンボ「カレー」

やんだ「またかよ」

つかさ「昼は私達でやりますよ~」

やんだ「JKの手料理カレーかよ!Twittellerで自慢するわ」

小岩井「彼女に殺されろ」

やんだ「…だ、大丈夫っすよ」

よつば「よつばも作る!」

つかさ「じゃあ一緒にやろうねっ」

よつば「だきょうする」コクッ

小岩井「おい」

こなた「これみゆきさんとこの車なんだねー」ガチャ

よつば「こどもだ!」

こなた「こどっ…」ガーン

小岩井「ほんとだ。どこの子?」

こなた「いやあの」

やんだ「おい子供。そこのお茶とってくんね」

こなた「……子供じゃなーい!高3なんですけど!割といい学校に通ってるんですけど!!」

小岩井「え、マジで?」

こなた「初対面から失礼な人達だなぁもう」

やんだ「おい子供、そこのお茶とって」

こなた「ほぁたぁぁぁーー!!」


グァァッ─────!!





~2min later~



八幡「ここで最初に受付するのか…」ボロッ

よつば「させてくれるかな!?」

小岩井「八幡が遊んでくれてよかったなー」ハハハ

よつば「あはははー!」

八幡(……このガキ…)

ジャンボ「毛虫とかムカデとかいないといいな」

ゆたか「そんなのいるんですか…!?」

ジャンボ「予約してた竹田です」

受付「はいっ レンタル品はこちらで……あとこれを。今年、1度か2度目撃情報がありますのでクマ除けの鈴です。おかえりの際返却してください」

よつば「去年も借りたなー」チリンチリン

こなた・かがみ「「……クマが出るの?」」

よつば「サンタはくまがこわいからすずならすの?」

つかさ「くまさんだって。くまったね~」ニコニコ

かがみ「それどころじゃないわよっ!」

こなた「いざとなったら八幡がいるし大丈夫だよ」

八幡「俺に戦闘力を求めるな。クマのデコピンで死ぬ自信があるわ」




つかさ「わぁ…いい景色だね~」

かがみ「気持ちいいくらい大自然って感じね……んーっ」ノビー

よつば「久しぶりー!」

ヒサシブリー ヒサシブリー ヒサシブリー…

よつば「あいかわらずなんもないなー」

八幡「お前来たことあんの」

よつば「きょねんえなとみうらもきた!」

八幡「へぇ知らんけど」

ジャンボ「八幡、お前よつばと恵那ちゃんとみうらちゃんに卵ぶつけられてただろ。あの2人だよ」

八幡「」

八幡「」

小岩井「テントとタープどこに張る?去年と同じとこにするか」

ジャンボ「とりあえずテーブル出すぞ」

やんだ「テント張りはもはや神だし。今回は俺の独壇場」

八幡「……」

ジャンボ「おい広げるから八幡、そっち持て」

八幡「…うっス」

やんだ「じゃあ俺テント張っとくわ」

みなみ「タープ…やります」

ゆたか「私も手伝いますっ」

ジャンボ「じゃあよろしく頼むな」


つかさ「じゃあ私達はカレーの準備しとこっか」

かがみ「じゃあ鍋とか取ってくる」

よつば「なーなーあそぼー」

つかさ「あ…ごめんね、後で遊んであげるから。ね?」

よつば「……じゃーほかんとこいく」


こなた「へーこれがタープかぁ。本物は初めて見たかも」

八幡「おい泉、こっち手伝」

よつば「こども!あそぶぞ!」

こなた「こどもじゃないってば…ねぇ八幡?」

八幡「めんどくさい事になる前にそいつのおもり役に任命する」

こなた「ちょぉっ!?ちゃ、ちゃんとした仕事をプリーズミー!」






かがみ「起きろっ!!」ゴッスン

八幡「うがっ!?………お、おう?」

かがみ「よくも木陰でサボってたわね…!つかさが一人でカレー作ってるじゃないの!!」

八幡「……悪い、なんか気怠くてな…」フラッ

かがみ「え…ごめん、大丈夫なの?」

八幡「あぁ、……小岩井っておっさん達は?」

かがみ「は?……誰よそれ」

八幡「…車運転してくれたり、俺の知り合いぽい4人だよ」

かがみ「……運転してくれたのはこなたのお父さんじゃない。寝ぼけてるの?」

八幡「……………ん?」

こなた「おっ。八幡、目が覚めた?急に倒れたからこの私がテントに運んだんだからね!感謝すべし!」

八幡「…………おう?」

こなた「ふふーん。…あーーーっ!!私のマンガーーーーー!!!!」ガーン

マンガ『クシャクシャ…』

かがみ「キャンプにまでマンガを持ってくるんじゃないわよ…あーあ。ぐちゃぐちゃじゃない」

こなた「よくも枕にしてくれたなー!弁償しろー!!」

八幡「ん?嫌だ」

こなた「ばっさりと!くぅぅ、八幡と距離を置いて私のカバンを置くべきだったか…っ」

八幡「……………」

こなた「……どしたのさ」

八幡「…タチの悪い夢を見たような気がしてな。つかさんとこ行ってくるわ」

こなた「弁償!」

八幡「わぁったよ。後でな」

こなた「わかればよろしい」






かがみ「それなんのマンガなの?」

こなた「ん?『よつばと』」

つかさ「えーっとえーっと、野菜を…」

八幡「はい、やります」トントン

つかさ「あ、お帰りなさーい」

八幡(ふぇぇつかさが怒らないよぉ罪悪感がすごいよぉ)

つかさ「ふぅ、あついあつい」

八幡「………」チラッ

肌『アセジットリ』

八幡「…………」トントン

八幡(邪な考えが頭を過る事は、青少年としては健全な反応だからって事で許してくれるだろうか)

悪魔八幡『ちょっと近づいてクンカクンカするくらいならセーフだ。何故なら周りに誰もいないしばれないようにすれば大丈夫だ』

八幡(だよなぁ…でもつかさ相手にそれはなぁ……良心が抉られるというか)

???八幡『ちょっと待った!』

八幡(お、出たな俺の良心)

本能八幡『ついでに触ったりとかしてみるのはどうでしょう?』

八幡(いやお前良心じゃねぇのかよ)



《つかさを変な目で見たら殺す》ザザッ


八幡(!?)ビクッ

八幡「」バッ

かがみ「………ね?」ゴゴゴゴゴ

八幡「……」コクコク

つかさ「どうしたのー?」キョトン

八幡「なんでもないぞー?」トントントントンザクサクザクザクブシュッ

つかさ「ふあぁぁー!八幡くん血が出てるよーっ!?」

八幡「あ?う、うおぉぉっ!?!」ドクドク

かがみ「……なにやってんのよ」ハァ

八幡「ひぃ」

かがみ「手を出しなさい、ほら」グイッ

八幡(き、切り落とされる……ッ!)

かがみ「………」


カプッ


八幡「…………」

かがみ「………ん」

八幡(これは……し、舌の感触が…っ!)

つかさ「わ、わぁぁ……」ドキドキ

絆創膏『パンダ ヤデ』

八幡「…………………………………………………………………………………」

こなた「八幡どうしたの?」

つかさ「う、うん、ちょっと……ね、お姉ちゃん」

かがみ「ん?どうかしたの?」キョトン

つかさ「えぇぇっ」

かがみ「………」パクパク

つかさ(お、お姉ちゃんすごいなぁ……)

かがみ(………目の前に水道があったのに…馬鹿だ私…ハハ……)プルプル




八幡「…………………」

かがみ『………ん』

八幡(表情もそうだった。そんで糸を引いてた唾液が何より)

八幡「………………………おっふ」




小町「おーいお兄ちゃーん」

八幡「ん?なんだよかがみ」

小町「いや……小町なんだけど」

八幡「ん?なんだよかがみ」

小町「」



こなた「かがみん、八幡に何したのさ」

かがみ「何もしてないわよ。絆創膏あげたくらいかしら」

こなた「つかさ。本当?」

つかさ「えぇっ う、うん」

こなた「………変だなぁ」

ゆたか「私が話しかけてもあんな調子だったよぉ…」

みなみ「…………」




みなみ『…先輩』

八幡『ん?なんだよかがみ』

みなみ『』ガーン

八幡『……』

みなみ『……先輩』ユッサユッサ

八幡『ん?なんだよかがみ』ガックンガックン

みなみ『』バシバシ

八幡『ん?なんだよかゆみ』

みなみ『』




みなみ「………」ジーッ

かがみ「……?」

そう「……」セッセセッセ

八幡「………」ボー

そう「……完成だ。どうした少年、さっきからずっと心ここに在らずの様子だぞ?」

八幡「…………かがみん萌え」

そう「んん?何があったのかは知らないが、元気を出してシャンとしないとみんな心配するぞー?」

八幡「はぁ、……ところで何してたんですか」

そう「ん?」



そう「ハンモック」ギシギシ

八幡・こなた「「ちょっと待て」」



こなた「なにこれお父さん。素敵すぎでしょ、次のせてよ」

八幡「ははは寝言言うな次は俺だろ?」

そう「ああ^~すまない今は無理だぁ~」


こなた「ところで八幡、もとに戻ったんだね」

八幡「おれは しょうきを とりもどした」

こなた「……ちょっと本当かどうかわからないけどまぁいいや。ちょーっと探検してくるね~」

八幡「クマにあったら速攻逃げろよ」

こなた「生きて帰って来る」グッ

また明日のん
部屋に落ちてたよつばとをふと読んで面白かったからって中途半端にぶち込んだ事については謝罪するなん

済まぬ…済まぬ……

ローゼン読んで寝るのおやすみなの




ゆたか「んんーっ 空気がきれいだなぁ」

つかさ「あ、こなちゃん。鳥さんがいるよー」

こなた「なんだろ。一心不乱に木を突いてるし、キツツキかな」

みなみ「……キツツキ」

こなた「…………ふむ」ジーッ

つかさ「こなちゃん、どうしたの」

こなた「いやぁ、私達ってほんとに小さいよなぁって思ってね?主に胸とか胸とか胸」

つかさ「え?」

みなみ「…」

ゆたか「胸…かぁ」

こなた「まぁ私とゆーちゃんに限ってはこれからの成長は望めないと思うけど」

ゆたか「そんなことないよぉ まだ高1だもんっ」

みなみ(まだ高1だから─────。)

こなた「やっぱり色気なのかな。こう、ピンク色のロマンスが無いよねぇ私達。あ。その辺はそうでもないか」

ゆたか「ロマンス?」

つかさ「?」←その辺

みなみ「!?」←その辺

こなた「八幡はみゆきさんの爆弾に見惚れてたけどー……やっぱり大きい方が好きなのかな、やだねぇ男ってやつは」

八幡「うひっくし×2。偏見で悪口を言われたような気がする」

八幡(雪ノ下かな?雪ノ下なのかな?あのアマ…)

かがみ「風邪でもひいたの?」

八幡「いや。…ところで探検隊はどこまで行ってるんだ?あんま遠くに行くとクマに会うぞ」

かがみ「あ、会うわけないでしょ。そんな事あってたまるもんか」

八幡「それフラグじゃね…」



こなた「しーあわっせはー あーるいてこーないー だーから歩いていくんだねー♪」ズンズン

つかさ「いーちにーちいっぽ♪」テクテク

ゆたか「みーっかでさーんぽ♪」トテトテ

みなみ「…さーんぽすすんでにほさ」スタスタ

「ガウ」

こなた「おぉっ? なんか最後の野生的だね?やるじゃんみなみちゃん」

みなみ「…私じゃないです」

こなた「つかさ?」

つかさ「私でもないよー」

こなた「なんだ、ゆーちゃんか」

ゆたか「私言ってないよぉ?」

こなた「じゃあ誰が」クルッ



クマ「………」



こなた「」

つかさ「どうかし…わぁ」

ゆたか「本物のくまさん…?」

みなみ「……」ジリッ

こなた「…下手に動いちゃダメだよ。追っかけてきちゃうからね」

つかさ「し、死んだふりとか…」

ゆたか「死んだふりしたら食べられちゃうって聞きましたっ」

みなみ「ゆっくり…下がって行きましょう」


クマ「………」



こなた「何か忘れてると思ったら鈴だよ、私のバカ……ってまだついてきてる。しつこいなぁ」ジリジリ

クマ「…………」

ゆたか「…お姉ちゃん」

こなた「…なに?後ろ下がってよ」

ゆたか「む、むりだよぉ」

こなた「なんでさ。クマが近付いてきてるのに?」

つかさ「後ろ……もう崖かも」

こなた「げげっ?!」

みなみ「……………」

つかさ「食べられちゃうのかな…」

こなた「…改めて見ると大きいな。しかも口からよだれダラダラ垂らしてるし……お腹空いてる感じだよね多分」

ゆたか「わわ、こっちに来るっ」

みなみ「…………………」

クマ「………………」ハァハァ

こなた(つかさ達を危ない目に合わせたのは私みたいなもんだし、なんとかしないと………えぇいもうっ!)

こなた「みんな、よく聞いてね。私が左に向かってダッシュす」

みなみ「……助けを 呼んできて」

ゆたか「え…?」



みなみ「……っ!」ダッ

クマ「!!!」ダッ



ゆたか「みなみちゃん!?」

こなた「ぬゎんですとーーっっ!!?」

つかさ「クマさんが追いかけてっちゃう!助けないとっ!」

こなた「うぅっ…ううぅーっ!」ブルブル

つかさ「こなちゃん!」

こなた「ゆーちゃん、つかさ!助けを呼びに戻るよっ!全速力!!」

ゆたか「みなみちゃん、みなみちゃん…」

こなた「分かってるよ…でも私達じゃ何もできないの!せめてお父さん達がいるところまでは死ぬ気で走らなきゃなの!!」

つかさ「でもっ…」

こなた「……っ」

つかさ「……」

ゆたか「お姉ちゃん、走るよっ!」

こなた「ゆーちゃん…」

ゆたか「助けを呼んできてって、私達を信じて走ったもん。私達も無事だって信じて助けを呼ばなきゃ!」







八幡「…………ん?」

かがみ「八幡、お店で買っといた花火とかあるの。運ぶの手伝いなさいよ」

八幡「怠いんだが……ってオイ。これ爆竹じゃねーか」

かがみ「え?そうなの?へー、紅佰爆華って書いてただけで分からなかったわ」

八幡「すげぇ100連だ。…こっちは20連か」

かがみ「へぇ…初めて見たわ」マジマジ

八幡「もしかして全部爆竹とか…ないよな?お前に限ってな?」

かがみ「あんたじゃないんだからそんなヘマはしないわよ。興味本位で買ってみただけ。こっちは普通の花火…多分」

八幡「ロケットに手持ちにネズミに線香……普通だな」ゴソゴソ

そう「zzZ…」

小町「お兄ちゃーん、これ何ー?」

八幡「あん?か、かん、癇癪…弾?癇癪玉か?」

小町「へー。花火?スーパーボールみたいだね」

八幡「……その中から一つか二つとってあっちのハンモック下に向かって強めに投げつけてみろ」

小町「? いぇーい」ポイッ


パンパンッ!

そう「ぬぅあぁぁ!!?」ズルッ

ドテーン!!!!

八幡「ん。確かに癇癪玉だな」

小町「だ、大丈夫ですか!!?」





ゆたか「お兄ちゃーーーんっ!!!」

八幡(天使が泣きながら駆けてきた。これはもう抱きとめるしかないと俺の本能が叫んでいる)

本能(煩悩)八幡『ktkrprpr』

八幡「はっはっは、どうした蛇でも出たのか?」キリッ

ゆたか「クマぁっ!」

八幡「」

本能八幡『』


こなた「………」ハァハァ

八幡「おい、いず」


こなた「どうしよぉ……」グスッ


八幡「」

こなた「私の、私のせいだぁ…っ」

八幡「……何がどうなってるんだってばよ」

こなた「…うっ、ひぐっ」

つかさ「こなちゃん落ち着いて…」

そう「なんだなんだ、どうした!こなた?こなたー!?」

八幡「クマが出て、逃げて来たのか?……いやちょっと待て、岩崎はどうした。姿が見えな」

ゆたか「みなみちゃん、私達を、逃がすために、走って、クマを、助けっ、て!!」ケホッケホッ

八幡「」

ガシッ

ダッ

かがみ「あ、あのバカ……こら!こなた!!」

こなた「………ぅぅっ」

かがみ「あんたらしくもない、泣いてる暇があるならキャンプ場の受付に走って助けを呼びなさいバカ!」

こなた「でも……」

かがみ「この中で一番足が速いのはこなたよ。当事者でもあるしどんなクマが出てどんな状況だったかも説明できるだろっ うじうじしてないでさっさと行きなさいって言ってんの!このおばか!!!」

こなた「ぅ……ううっ!黙って聞いてれば人をバカバカとーーーっっ!!!」ゴシッ

かがみ「…」フッ

こなた「うじうじなんてしてないもんね!かがみのバーカ!かそくそぉーーちっ!!」バヒュンッ









八幡(クマってあれじゃん?100mを6秒で走るし、爪はナイフ並みだし200kgくらいある世界に通用するパンチ持ってるらしいじゃん?体毛も茶色とくればどこのコマンドー?)

八幡「……しかもどの辺なのかも聞いてないまま飛び出して来ちゃったよバカだ俺」

八幡(目の前にあるぐちゃぐちゃの足跡は泉達のものだろう。あっちの方向から走って逃げて来た……そして囮になるために逃げたとするなら…)

八幡「…こっちじゃないな」

八幡(わざわざ危険度高くなりそうな山には入らない。おそらくそっちの斜面でほどほどに生えてる木を障害物にしながら逃げるのが妥当だ。流石の岩崎でもクマと徒競走して勝てるとは思えん)

雑投下ですまんなの

八幡「……」

八幡(先立つ不孝をお許しください小町。ああ小町小町。お兄ちゃんは立派だったと覚えておいてくれ)

八幡「こんなことならいろいろしておくべき事はあったんじゃなかろうか」

八幡(っべーわーこれ絶対成仏できないパターンのやつだわー)

悪魔八幡『なら別に行かなくてもいいだろ』

八幡「……」

悪魔八幡『俺らしくねぇな。別に俺が行かなくても誰か警察だか猟友会だかがなんとかしてくれるだろ。つまり俺が出るまでもないというわけだ。決して逃げではない』

八幡「………」スタスタ

本能八幡『おいおい危ねーって。どうしたんだよ頭でもぶつけたのか?』

八幡「……………」ヒョイッ

本能八幡『あーあー知らねーぞ。死ぬからな、お前100%死ぬからな』

八幡「…………………」スタスタ

本能八幡『…無視かよ勝手にしろよもう…』グスッ

八幡「……」



ガサガサガサッ

八幡「!」






みなみ「……ふふ」ナデナデ

クマ「………zzZ」

八幡(い、今起こったことをありのまま(ry 何戯れてんだよあの子獣の奏者かなんかなの?)

みなみ「…ふかふか だね」スリスリ

クマ「…………zzZ」

八幡(なんか凄く恥ずかしくなってきた。 何を焦って飛び出したんだろ…花火片手に)

みなみ「………」ナデナデ

八幡「心配した身にもなれよぉ!!!」

みなみ「!?」ビクッ

クマ「!!」

八幡「べ、別に怖くねーよ。そんな目で見んなよクマ公」

みなみ「…先輩」

八幡「お前ちょっと来い。あぁクマは連れて来なくていいむしろ寄せ付けんな怖い」

みなみ「?」


八幡「いや『?』じゃねーよ天然かよ」

みなみ「どうしてここに…、あ」ハッ

八幡「察した?察したよな?お前がクマに襲われたとかでゆたかと泉が泣きながら抱きついてきた(※妄想)から慌てて探しに来たらこのザマだよ畜生!!」ガクッ

みなみ「す すみませ…」アタフタ

八幡「勢い余って飛び出した俺を殴りたい…『無事でいてくれよな(キリッ』とかちょっと真面目に呟いてしまった俺を殺してくれ……」

みなみ「あ、あの…」

八幡「野生のクマだろ、なんで懐いてんだよ。桃太郎印の団子でも持ってんならくれよ食べてみたいから」

みなみ「あの子は まだ子供みたいで…親と逸れて寂しかったのかも……」

八幡(親熊もいるのかよマジふざっけんな子熊大き過ぎわろえねぇ。小熊と離れた親熊とかやばいじゃん、遭遇したらやべぇじゃん今度こそ死ぬわいかんテンションがおかしい)

八幡「……、とりあえずそのクマ放置して逃げんぞ。親熊とエンカウントなんてしたら洒落にならん。もしかしたらチビる」ハア

みなみ「……でも、親と逸れたままだと 寂しいし…かわいそうです」

八幡「俺たちが親熊の爪の錆になって死ぬ方をまず考えろよオイ お前はあれか、釈迦の前世のウサギか何かか?我が身をクマに差し出すつもりですか?」

みなみ「……」シュン

八幡「ほら帰るぞ、俺はまだ死にたくない」

みなみ「……はい。…あっ」

八幡「そうと決まればさっさとこんなデンジャーゾーンのど真ん中から抜け出」クルッ

親熊「………グルルル」

八幡「……」ドサッ

【はちまんは いしきを てばなした。】





ペロペロ

レロレロ

ペロペロレロレロ

八幡「…………う…?」

クマ「……」ペロペロペロペロペロペロレロレロ

八幡「」

クマ「…………」ペロペロペロペロペロペロペロペロ

八幡(顔がベタベタする)

みなみ「もう───ちゃ ダメだよ?」メッ

クマ「…」コクコク

親熊「……」ノッシノッシ

みなみ「…バイバイ」

今日はもう休むの
おやすみなの…

無粋なツッコミだけど>>117の2min laterが・・・
夢だからなのか?でもさすがに2分は・・・

>>159
ふぇぇ
確かにその通りだよぉ


書くの

38度の熱があるけど頑張って待ってたの!

書くの(今日とは言ってない

八幡(泉達の事だ、緊急事態って事で警察やら猟友会やらが捜索に出てるんじゃなかろうか。そうするとあの親子グマは獲られるかもしれん)

みなみ「………」ニコニコ

八幡(そのことを岩崎が気付かないように家まで返す、それが今の俺にできる誰にとっても最善のことなんだろう)

みなみ「皆…心配してますか」

八幡「心配してるな。超してるな」

みなみ「……」アワワ

八幡「……BBQの時間まで寝てろ、疲れただろ」

みなみ「?……疲れてませ」

八幡「疲れてるよな?」ニッコリ

みなみ「…………はい」ビクビク

八幡「………ほらよ」

みなみ「え…?」スッ

八幡「寝ろって言ったからな、テントまで負ぶってやるよ」

みなみ「!?いえ、そんな… 今すぐに眠るんですか……?」

八幡「いいから俺の言うこと聞いとけ…?」ニッコリ

みなみ「…怒って ますか?」

八幡「色んな意味でな」

みなみ「………っ」ビクッ

八幡「泉とゆたかは泣くわつかさは転ぶわ挙げ句の果てにクマと仲良しこよしだと?」

みなみ「………すいません…」

八幡「何より自分をかえりみないで他人を助けようとした事が1番気に入らない」

みなみ「……………」

>>161
ゆっくり休まないとだめなの
>>162
ボクのことですか?もちろん今日です!(ドヤーン

書くの遅れてごめんなさいだぞ

八幡「分かったら早く乗れ、快適かつ快眠の旅(おんぶ)をしてやる。ゆたかにも好評らしい」

みなみ「し、失礼します」スッ

八幡「おう」

みなみ「…」

八幡「ほら、寝ろ寝ろ」

みなみ「あ はい…おやすみなさい」

八幡「途中で目が覚めたら泣くからな俺が。もう大人気ないくらいわんわんと」

みなみ「……頑張ります」クスッ





みなみ(…………)

八幡「ここの連中はこぞって軽いな…いや、こういうもんなのか?……女子ってやつは不思議だな、俺には縁のないもんだと思ってはいたが」

みなみ(………あの言い方……)


『何より自分をかえりみないで他人を助けようとした事が1番気に入らない』



みなみ(まるで、…………同族嫌悪とか、独占欲)


ガサガサ


みなみ「…」スヤスヤ

八幡「……やべえ重く感じてきた」ハァハァ

こなた「はちまーーーん!!」

八幡「……おう」

こなた「無事?無事だよね?足ついてる?ジオングになってない!?」

八幡「大丈夫だからクマならあっちの方に行ったって報せて来てくれ。また襲われる事になったらかなわん」

こなた「らじゃー!……」

八幡「…」

こなた「八幡、ありがとうねっ!では行って参ります!!」シュタタッ

八幡「………」


八幡(俺はクマの親子が歩いて行った方向と真逆の方を指したわけだ。…クマに特別な感情を持ったわけじゃない、が)

みなみ「……ん…」スヤスヤ

八幡(TVで捕獲もしくは射殺のニュースが流れたときに、…誰がとは言わんが悲しい顔をする可能性を少しでも減らしたいと思った)



シンパイシタンダカラネ!

アセッタワー

ブジデヨカッタヨ~


みなみ「…………… ここ…テント?」




みなみ「……」

ゆたか「あっ みなみちゃん!大丈夫だった!?」

みなみ「うん …大丈夫」

つかさ「本っ当にびっくりしたよ~ 急に走っちゃうんだもん。でも、もう無茶はしないでね」

みなみ「……はい」

かがみ「大変だったのよー こなたもゆたかちゃんも泣き出しちゃうし」

こなた「泣いてないやい!」

ゆたか「わ 私はちょっとだけ…」

こなた「ゆーちゃんに裏切られたっ!?絶望したよ!可愛ければ全て許してしまうこの世界に絶望したーっ!!」

八幡「タイミングが良かったな。そろそろBBQするから起こしに行くところだった」

こなた「犯しに行くところだった…!?」ピキーン

八幡「思春期の中学生かお前」ビシッ

こなた「あ痛ぁ!?…くぅ、こうなったらかがみんに癒してもらうしか!」

かがみ「恥ずかしいのを隠したいからって暴走するのもほどほどにねー?」ニマニマ

こなた「はっ 恥ずかしいとかじゃないからぁ!こう、ほら、その、なんていうかさ!あれだよあれ!テンションあげあげっていうか!?」


八幡「……こなた萌え」


こなた「ぬぁっ!?」ボンッ

かがみ「いいわねソレ、こなた萌え~」

こなた「ちょっ かがみまで!」

つかさ「なーに?こなちゃん萌えーって」

ゆたか「わーっ お姉ちゃん顔真っ赤~」アハハッ

こなた「ぬぐ…ぬぐぐぐぅぅ……っ 私はそういうキャラじゃないのにぃぃ~~っっ」カァ

みなみ「………」

こなた「うわぁぁーん!かがみんの体重『グハハハ』kgーー!!!」ダッ

かがみ「んなっ!?な、なんで知って…こら!待ちなさい!!」

つかさ「もぉーっ 早く準備しないと夜になっちゃ」

こなた「つかさ…金魚が猫に狙われてるからって『うー わんわんっ!』はないと思うよ」

つかさ「こなちゃん!?」

八幡「お前ら暇なら炭だしたり手伝」

こなた「八幡の机の上の広辞苑のカバーの中に隠してある小さなノートの色はみどり色~!」ンベー

八幡「上等だ」ダッ


ゆたか「…みなみちゃん?」

みなみ「……楽しいね ゆたか」

ゆたか「うんっ みなみちゃんっ!」

みなみ(きっと …私達はこれからもお互いの事を知って、理解して、頼って、けんかして、仲直りして、思い出を作って、またこんな風にキャンプに来たりするのかもしれない)


八幡「泉、今ならお尻ペンペンで許してやるから即刻止まれ。さもなくばインフェルノを見るだろう」

こなた「高校生にもなってお尻ペンペンなんてされたらお嫁にいけないよっ!八幡のえっちー!」

八幡「テメーは俺を怒らせた」ビキィッ

みなみ(─────そして、先輩。とても不思議で、とても頼りになって、とてもか)

みなみ「………っこ、ぃぃ」ボソッ

ゆたか「へ?」

みなみ「……なんでもな」

こなた「みなみちゃんのバストサ」

みなみ「…取り押さえました」ガシィッ

こなた「は、早っ!?」

八幡「……」

かがみ「……」

つかさ「むむむー…」

みなみ「……」

こなた「……やだなぁ、冗談だよ冗談。マイケルジョーダン」

かがみ「…………」

八幡「…………」

つかさ「…………」

みなみ「…………」

こなた「あっれー?ちょいちょい何だか本気みたいじゃん…?えっと、やりすぎちゃった?てへぺろ☆」



キャアッ──────────!?




小町「……こ、小町が居眠ってる間に一体何が…?」

今日投下の文ではみゆきさんメインでやるつもりでいこうかなって気合いを入れるつもりで眠るの

いつも見てくれててありがとうなの

おやすみなの…






『システム再起動…』



プシュ……シュ

『やっぱりダメ。”彼”が本当に協力してくれないと動かせない』


『……本格的に接触するしか、ないみたいね』

【部室】

八幡「……もうすぐやってくるな」

こなた「何がー?」ダラダラ

八幡「……決まってんだろ リア充の祭典、文化祭だ」

こなた「あーはいはい。桜藤祭ねー、もうそんな季節かぁ」ダラダラ

八幡「やだどうしよう。俺休もうかな、いや休まざるをえまい」

ガラッ

みゆき「そうは問屋が卸しませんよ?」

八幡「みゆきさん久しぶりだな、なんか新鮮だ」

みゆき「そうですか?ここ数日はよく会ってると思いますが……」

八幡「確かにそうだわ」

八幡(スーパーで遭遇し、コンビニで再開して、さらには歯医者の前でうろうろしている所を見かけた。他にも公園とかアキバとか……これもう運命じゃね?結婚しよ)

みゆき「どうかされましたか?」

八幡「いや。…ところでそうは問屋が卸さないってのはどういう事だ?もしかしたら偶然かつ必然的に風邪を引くかもしれないだろ」

みゆき「それは…


我々奉仕部全員で演劇をする事が決まったからです」


八幡「………頑張れ?」

みゆき「はい?」ユラッ…

八幡「何でもないっす」

かがみ「演劇…ねぇ?このメンツでできるの?人数的に」

つかさ「あ それなんだけど…じゃじゃーんっ」スッ

【小早川 ゆたか】
【岩崎 みなみ】

八幡「……ゆたかと岩崎の入部届けか。そういえば正式な部員じゃなかったのか」

つかさ「人数2人は確保~」

みゆき「それと、峰岸さんと日下部さんもお手伝いしてくださるそうです」ニコニコ

こなた「へー って聞いて無いんだけど私。仮にも部長なのに」

かがみ「仮にも、ね」

こなた「うるさいなー」

みゆき「それは…」ニコニコ


ななこ「ウチが決めたからや?文句があんならかかってこんかい」

八幡「ケシカスくらえ」ポイッ

ななこ「………」ゴスッ

八幡「……痛ぇ」


ななこ「とまぁ、我々奉仕部+αは演劇をする事になった。決定事項や、異論は認めん」

こなた「何の劇するんですかー?」

ななこ「お前らで決めぇやそんくらい。役割分担も立候補だの推薦だのでやるんやで」

みゆき「ということです、皆さん頑張りましょう!」

八幡(うわ…絶対めんどくせぇ)

みゆき「えいえい、おーっ」

八幡(可愛い)




あやの「今回台本を作らせていただきます、峰岸あやのです。よろしくお願いします」ペコッ

みさお「日下部みさお。何でもするからなー!」

こなた「……で、何にするー?」

あやの「………実は、これ書きたいなぁって思う本を持ってきてるの」

みゆき「そうなんですか?実は私も…」

あやの「あ、ごめんなさい。じゃあそっちので…」

みゆき「いえいえ、そちらこそ…」

あやの「私は書く担当だから…」

みゆき「それなら尚更そちらの方がいいと思いますから…」

あやの「そんな…高良さんの本の方が絶対…」

みさお「………どっちでもいいけど、2人共何の本持って来たんだ?」



あやの・みゆき「「fateっていう作品で…」」



あやの・みゆき「「えっ?」」

こなた「ファ!?」

八幡「」

かがみ「…あ、アレを発表するのか……?」ヒクッ

つかさ「なーに?ふぇいとって」

みゆき「とても感動しました。特セイバーさんの最期のセリフ…とか」

あやの「細かい台詞はまだだけど、大まかには構図ができてるの。よかったぁ、fateを書くことができて」

八幡「え fateに決まったのか」

みゆき「あ……」シュン

あやの「そ、そうだよね……ごめんなさい」シュン

八幡「いや、俺は全員がいいならそれでいいんだが…ちなみに俺は裏方希望で頼む」

こなた「私は別にいいかな」

つかさ「私も。なんだか楽しそうだもん」

かがみ「……何だか嫌な予感がするんだけど 」

あやの「それでね、柊ちゃんには凛ちゃんの役を…」

かがみ「やっぱり……」シクシク

こなた「じゃあ私セイバーやりたい!」

あやの「じゃあそれで台本書くわね、あと、それぞれの役割だけど……」

つかさ「私は小物とか作ろうかなぁ」

八幡「じゃあ俺と同じ裏方だな。……俺とつかさの、初の共同作業だな」キリッ

つかさ「八幡くん?! き、共同作業だなんてそんな…もぅ」カァ

かがみ「……」

あやの「他のやつの役割とかはこっちで決めとくかんなー。今日は解散で明日から準備とか練習?だよな?」

あやの「そういう事でっ…あ、比企谷くんとひーちゃんに作って貰いたい小物とかはこのメモに書いてるのをお願いします。後で裏方にも誰か回すから」

かがみ「ひーちゃんって…私が柊ちゃんでつかさがひーちゃんなのか?」

あやの「うん どうかな?」

つかさ「ひーちゃんかぁ 可愛いかも」

八幡(え?ひーちゃん?なにそれ可愛い流行らせようぜ)

みゆき「私は司会を務めさせて頂きます。それと、全体指揮もお任せください」

こなた「んじゃ、私とかがみんは役者ね。あと誰かするの?役者」

あやの「えーっと…そのつもり、かな?」アセッ

八幡「とりあえず材料とか買い出しだな。明日から頑張る」

つかさ「今日のうちに行っちゃわない?多分多くなっちゃうから、みんなにも手伝って欲しいかも」

こなた「おけおけー」

かがみ「その方がいいわね、峰岸が明日には初めの部分の台本を書き上げてくるし」ニヤリ

あやの「ううっ が、頑張るね…」



『らき☆すた ~陵桜学園桜藤祭~』をベースに、不可思議事象関連も全て含めてカキコするつもりです。

もしかしてもう1、2スレ立つかもしれませんが、このストーリーと大学編等、少しだけ書いたらシリーズ幕引きとする事に致します。

初めから見ていてくださる方も、途中参戦の方も、最期までお付き合いの程よろしくお願いします。



それではまた明日の夜に参上仕りますのでおやすみなさいなの。by>>1

遅れました同化します

キーンコーンカーンコーン



八幡「1日が最近長く感じすぎて辛い」

かがみ「おいおい 今から部活なんだぞー?」

八幡「俺は小物とか作ればいいだけだから…」

かがみ「言っとくけど、衣装とかセットを作るのももあんた達の仕事なんだからね。私たちも手伝いはするけど…役者だからさ」

八幡「………」

かがみ「なによ。文句でもあるの?」

八幡「あぁいや、ちょっとデジャヴがな?」

かがみ「はぁ?」

こなた「おぉーい!かがみんと八幡いるかいー?」

かがみ「おーっす。今から行くわー」

こなた「早くきてね。大事なお知らせがあるから!」

八幡「大事なお知らせ、ねぇ」

かがみ「じゃんけん!」

八幡「は?」

かがみ「ぽん!」グー

八幡「おい?」チョキ

かがみ「じゃ。カバンよろしくねー」ニコニコ

八幡「なん だと」

寝落ちしてしまいました
済まぬ…済まぬ……


みゆき「活動の前に、今日は大切なお知らせがあります」ニコニコ

こなた「なぬなんと!私達のクラスに来た転校生ちゃんが奉仕部に即日入部したいとのことでぃす!」

つかさ「わー」パチパチ

かがみ「転校生?そんなの来てたの?」

こなた「うむ。理由はなんとなく、だそうな」

八幡「なんとなくでこの部活に入っても良いことなんて何も無いと思うけどな。活動と言っても俺がお前らに金を貸したぐらいだし」

こなた「あはは~」

みゆき「そのことについては後からお話がありますから~」ニッコリ

八幡「?」

みゆき「とりあえず入って来てもらいましょう。転校生の、永森やまとさんです」


ガラッ


やまと「……永森やまと」



八幡(…どこかで見た気が……なんてわけないですよね、はい。買い物ん時に見かけたとかそんなだろうよ)

やまと「何?」

八幡「初見で威嚇すんなよ…なんでもない」

やまと「……」

ガラッ

小町「お兄っちゃーん!入部届持って来……あれ?やまとさん?」

やまと「?」

八幡「そうそう転校生の…、何でお前が知ってるんだよ」

小町「えーっと……なんでだろ?どこかで会いましたっけ?というかこの場面にもなんとなくデジャヴが…」

やまと「………」

みゆき「小町さんの入部届、確かにお預かりしました。黒井先生に提出しておきますね」

かがみ「永森さん、奉仕部は演劇をするんだけど…何かしたい事とかある?」

やまと「……別に。私は居ないものとして扱っていいわ」

みゆき「それが、人手不足でそうもいかないんです。裏方を手伝って頂くか、役者、もしくは司会の方を手伝って欲しいところで…」

やまと「私にとってはこの部に入ったって事が大事なだけ。…演劇なんて興味無いわ」

つかさ「で、でも部活だから…」

やまと「……演劇がしたいなら勝手にして。私はどうでもいいから」

小町「あのー。あまりにも自分勝手過ぎやしませんかねぇ」

やまと「うるさいから静かにして」

小町「……あ?」ギロッ

かがみ「なっ あんたねぇ!!」バンッ

八幡「落ち着け。そっちにも何か言い分があるんだろう」

やまと「そんなもの無いわ」

八幡(無いのかよ)

こなた「むぅ これはかがみが怒るのも頷ける態度…この部に入る事が大事って言ったよね?どういう事?」

やまと「……彼に用がある。それだけ」ピッ


八幡「………え、俺?」

かがみ・小町「「なっ…」」

こなた「………」

みゆき「…事情は分かりかねますが、部活としてはとても大事な事ですので。少しだけでも手伝ってはいただけませんか?」

やまと「……………分かった」ハァ

みゆき「ありがとうございます」ニコニコ

やまと「じゃあ 彼と一緒の所に入れておいて。明日から来るから」

みゆき「裏方ですね。お願いします」

やまと「それじゃあ」

ガラッ

ピシャッ

こなた「……厄介な子だったなぁ。甘く見てたよ」

小休止なん
すぐに投下するの

かがみ「八幡?ちょーっとお話があるんだけど」ガシッ

小町「奇遇ですね。小町も兄に話があるんですよー」ガシッ

こなた「嘘をつくと裁判で不利になるよ?一言一句録音させてもらおうか。はいつかさ、ボイスレコーダー持ってて」

つかさ「え?え?こなちゃん?」

こなた「普通にぐるぐる巻きにされるのと、亀甲縛りだったらどっちがいい?」

八幡「やめろ」

みゆき「ところで比企谷さん、先程奉仕部は特に活動をしていないとおっしゃいましたね?」

八幡「あ、はい」

みゆき「本当にそう思いますか?」ニコリ

八幡「……あ、あー。もしかして俺が来てない時に依頼でも来たのか?」

かがみ「……私は知らないわ」

こなた「同じく」

みゆき「みなさんお忙しいようでしたので、不肖高良みゆきが”いろいろと”頑張っていたのですが……」ニコニコ

八幡・こなた「「すいませんでした」」

つかさ「ゆきちゃんごめーん!!」

かがみ「ご、ごめん。気づかなかったわ」

みゆき「いえ…これからはお手伝いといいますか自発的かつ積極的に参加して欲しいというわけで……」ニコニコ






ななこ「……」

ひかる「おや、お疲れですな」

ななこ「桜庭センセ。お疲れ様です」

ひかる「何か問題でも?」

ななこ「えぇ、まあ…」ハァ




みなみ「こんにちは……………………!?」

ゆたか「こんにうわぁっ?!」

かがみ「吐きなさい!あの永森さんと何の関係があるのよ!!」

小町「お兄ちゃん。……小町ってば最近鉈を新調したんだけどね?使い道がなかなか見つからなくてね?」

八幡「なんでもないって言って…い、岩崎ぃ!ゆたかぁ!助けてぐぐぐぐ」ジタバタ

こなた「はっはっは。言いたい事はそれだけかい?」グイッ

みなみ「……な なにが…」アタフタ

こなた「あ。ゆーちゃん達もやる?今なら八幡に聞きたい事なんでも聞けるよ?」

つかさ「こなちゃん、もうやめようよぉ…」

こなた「いーや。あの永森さんと関わりがあるなら何としてでも吐かせないとダメ。あの態度はさすがに怒るものがある」

八幡「知らんって言ってん」

こなた「なにがあっても吐かないつもりかーっ!!」ギリギリ

かがみ「……」

八幡「ウボァーーーッ!!!」

かがみ「ふむ。…こなた、ストップ」

こなた「んぇ?」

かがみ「八幡の左の眉毛が動いてない。本当に知らないのかも」

小町「あ。本当だ」

八幡「いろいろ言いたい事はあるがとりあえず解いてもらおうか。話はそれからだ」

こなた「えー。折角縛ったのに…」





あやの「こんにちはー」

みさお「おいーっす」

こなた「……や、やっほー」ギュッギュッ

かがみ「おーす…」ギュッギュッ

八幡「あー泉、ちょっと上だな…」

こなた「むぅ…」ギュッギュッ

あやの「比企谷くん、気持ち良さそうだね…」

こなた「……ふかぁ~いわけがありまして」

かがみ「深くは聞くな……」

あやの「???」

ゆたか「私もマッサージしてあげようか、みなみちゃん」

みなみ「……ん じゃあ、お願い」

ゆたか「はーいっ とーんとーん♪」

みさお「柊ぃ。私も肩もんでくれよー」

かがみ「嫌」

みさと「ちぇーっ」

八幡「脚本はもうできたんだよな?」

あやの「ど、どきっ」

八幡「……」

八幡(できてないのか……まぁ、分かるけどな。1日しかなかったもんな。無茶振りに近かったもんな)

あやの「だ、第1部だけなら……その。へたくそかもしれないけど…」

八幡「書き上げてきたのかよ。むしろ1日でできたことにびっくりだわ」

みさお「あやのは頭がいいからなー」

あやの「……比企谷くん、目を通してもらえないかな?」

八幡「役者に見せろそんなもん。俺は裏方だろうが」

あやの「でも、現文と古典の成績が学年2位だから…勿論、高良ちゃんにも見て欲しいかな」

みゆき「拝借します。どうぞ、比企谷さん」

八幡「……あいよ」

八幡(そういや人の書いたもんを最後に読んだのはいつだろう。一年前に読んだ厨二満載の材木座のゴミラノベ以来だったか……小町が小学校卒業の時に読んだ『お兄ちゃんへ』が一番良かったな。今も昔もこれからも)

八幡「……」パラパラ






八幡「…脚本じゃねぇか」

かがみ「そりゃそうでしょ」

八幡「そうじゃねーよ。ほら、役者が見やすいように書いた感じとか!」

かがみ「さ、さすが峰岸…」

八幡「何より中身が凄まじくfateだ。なんだこれ。fateだよ。もはや新シリーズが始まりそうな勢いのfateだコレ。役者云々はともかくとして忠実に再現してて尚、ところどころの改変が際立って……小説家なれよ、買うから」

みゆき「………」ペラッペラッ

こなた「は、八幡が褒めまくっている…!」

あやの「褒めすぎだよ……でも、小説家かぁ…」

みさお「でもあやのの夢はお嫁さんだもんなー。ネタとかじゃなくてよ」

あやの「み、みさちゃん!」

「「「ぜ 是非くわしくっ!」」」

八幡(リア充かよ爆ぜろ)





みゆき「……予想以上の出来栄えです。訂正のしようがありません。……この勢いで行きましょう、早速練習です!」




ななこ「………」

みなみ「…裏方になりました。よろしくお願いします」

つかさ「うんっ、よろしくね~」

八幡「岩崎は器用だからな。これで俺の負担も減ること間違い無……つかさ、糊付け間違ってんぞ」

つかさ「わわわーっ!?」



ななこ「………」



ゆたか「お姉ちゃん。私、いりや?の役だって!」

こなた「おぉ、いいねいいねぇ!」

かがみ「……凛の服、私のサイズピッタリなんだけど誰が作ったの?」

みゆき「峰岸さん、少しよろしいですか?」

小町「こなたさん、キャスターって何をすればいいんですかー?」

ななこ「……あかん」




八幡(何をチラチラ見てんだよあの先生…)

八幡「……」

ななこ「………」ハァ

八幡「………」

ななこ「…………」ハァ

八幡「……」

ななこ「……………」ハァ

八幡「…………」

ななこ「…………」ハァ

八幡「……」ハァ

つかさ「八幡くん?」

八幡「ちょっと野暮用だ。気にすんな」

みなみ「……」

ななこ「…………」ハァ

八幡「こっちまでため息吐きたくなるんですが」ヒョコッ

ななこ「きゃぁぁあっ!?」バキッ!

八幡「痛っっ!!」

ななこ「き 急に顔出すなアホぉ!!」

八幡「…何をそんなにハァハァ言ってんですか。発情期すか?」

ななこ「ちゃうわ!セクハラかい!!………言うてもええのかな…ちょい来てくれるか?」







ななこ「入るで」

トントン

ふゆき「黒井先生、お疲れ様です」

ひかる「ふゆき。お茶のおかわりくれ」

ゆい「じゃあ私もお願いしまーっす」

八幡「帰ります」

ななこ「待たんかい!何で帰ろうとしてんねん!!」

八幡「……警察来てるじゃないですか。じゃあ俺必要無いかな、と思って」

ゆい「おぉ?比企谷くんじゃん、お久しぶりー」

八幡「…ども」

ひかる「黒井先生。何でうちの比企谷をここに?」

ななこ「こう見えてしっかりしてる、っちゅうんは去年担任して分かってますから。一応、意見を聞いとこうと思いまして」

八幡(こう見えては余計だろ)

ひかる「成る程、じゃあ早速当ててみてくれ。どんな事件が起こったと思う?」

八幡「……黒井先生が結婚でも?」




ななこ「確かに事件……ってやかましいわ!!」

駄文失礼だぞ
速攻でおやすみなの

ガラッ

つかさ「八幡くーん、何かあったのー?」

こなた「事件の匂いを嗅ぎつけてきました」ヒョコッ

八幡「あぁ、深刻な問題が発生したらしくてな。黒井先生が結婚でもするのかな…と」

こなた「……だよねぇ。今年で27。クリスマスケーキなら売り残りだし」

つかさ「ていうか硬くて食べれないよね。カビとか生えちゃわない?」




ななこ「じゃかあしい!!!!!!」ゴンッ




ななこ「かとうない!カビも生えてへん!!27でもまだいけるわ!!!」

八幡「」

ななこ「どいつもこいつもうちの親もっ!ええかぁっ!?結婚でけんちゃう!せぇへんのやっ!わかったか!!?」

こなた「は はい、わかりました…」

ななこ「声が小さい!柊、返事はっ!?」

つかさ「わかりましたぁぁぁ」

ななこ「それでええ。……もちろん今の答えはハズレや」

八幡「じゃあアレですか、冗談抜きで桜藤祭が中止になったりとか」

ななこ「ほぉ、そのこころは?」

八幡「全体の大まかな企画が整ってきたこのタイミングで考えられる深刻な問題としては…。生徒間、それか学校側に対してのクレームの殺到。そこから派生して誘爆するように色んなトラブルが起こり易い……つまり学校側としても判断に困る事があるんじゃないか、と」

ななこ「……まぁ、大体正解や」

ひかる「…驚いた」

八幡(よし。輝け俺の内申点)

つかさ「えぇっ!?中止になっちゃうのぉ!?」

ななこ「桜庭先生。あれ、もっとるか?」

ひかる「メールのプリントアウトか?それなら、ほら」

ななこ「おおきに。…このメール、自分らどう思う?」スッ

八幡「……?」



from:白の騎士団<whiteknight@xxx.xx.jp
件名:学園祭を中止しろ!
────────────────────
学生が創ると銘打たれた桜藤祭は、
新奇性に富む少数派の意見に地味を貸さず、大多数の意見にただ迎合しただけのどの学校でもやるようなイベントが目白押しである。
取るに足らない没個性の学園祭に成り下がった今、もはや開催の意欲すら失われた。

陵桜学園は、即刻学園祭の中止を発表せよ。
我々の意に背く場合は、当日正午にC4カララ爆弾を起爆させる。
我々少数派は、決して不当な圧力に屈しない。
これは、白き清浄なる学園の為に闘う我らの決意表明である。

白の騎士団



八幡「………」

こなた「凄く…大きいです」

ななこ「なんやそりゃ」

つかさ「差出人は…白の騎士団さん?外人なんだー」

八幡「違うな。ただのバカだ、”色んな意味”でな」

ふゆき「そうですよね。文面もお芝居がかっているというか…」

ひかる「多分生徒のイタズラだろうが、本当だった場合が怖くてな」

ななこ「そういうわけで、お知恵を拝借や。この件、どう思う?」

八幡「単なる悪戯だな」

ななこ「うーん…」

こなた「でも悪戯にしては度を越してるよね」


八幡「ていうか、俺的には意外と早く見つけられそうなんだよな。犯人」サラッ



ななこ「………は?」

ひかる「なんだと?」

八幡(これは事実。このプリントアウトを見たときに、一部分が見事に俺の記憶とリンクした。名探偵比企谷八幡の誕生だぜ!)

こなた「八幡、ホント?」

つかさ「わぁー、八幡くんって名探偵なんだね!」

ななこ「そうと決まればそのアホに拳骨かまして」

八幡「あ。俺がやるんでいいっす」

ななこ「……なんでや」

八幡「別に犯人の肩を持つつもりは毛頭無いですけど、これって100%生徒指導もんですよね」

ひかる「その通りだ。最悪の場合保護者召喚や停学、退学も考えられる」

八幡「だからまぁ、なんつーか。一回接触してみるんで、今日中にどうにもならない感じだったら先生にチクりますから。1日だけ猶予が欲しいわけで」

ななこ「その、心当たりがある犯人の擁護のつもりやったら認められへんな」

八幡「実行委員であっちこっち頑張ってるみゆきさんが聞いたら泣いちゃうかもしれないでしょうが。こーいうのは穏便に済ませたいんで」

ななこ「んー…」

ひかる「彼がそこまで言うなら、いいんじゃないですか。穏便に済ませる事ができるならそれに越したことはない」

ふゆき「そうですね」

ななこ「………わかった。でも危ない事には手を出さんことや、約束できるな?」

ひかる「何かあったらすぐに連絡をすること」

ふゆき「そして、ケガをしないように」

八幡「……じゃあ俺たちはこれで」

ガラッ

こなた「なんだか盛り上がってまいりました」

つかさ「がんばろー!」

八幡「お前らは帰れ。特に泉、役者は練習があるだろうが」

こなた「えぇー!?そりゃないよぱっつぁん……」

つかさ「うーんと……じゃあ私も戻ろうかなぁ」

八幡「1年の教室がある階の空き教室からついでにペンキ取ってくる。切れかかってたからな」

つかさ「あ。ごめんね、あとでジュース奢るね」







ひより・パティ「「うあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」

パティ「My God! なんでこーなったんデスカー!?」

ひより「やばいっ!チョーやばいっス!2時間前の私を殺して……脅迫メールを書いた私…頼むから死んでぇぇぇぇぇ!!」

パティ「ワタシもドウザイでーす…ヒヨリ、sorry!アオってごめんなさいデース!!」

ひより「うぅ…C4爆弾って……おまけに白の騎士団だなんて…こっちの名前はこっちでやばいっスー!!」

パティ「シュミというかチュウニビョウをマルダシですヨォ…」



八幡(ですよねー。そんな事だろうと思ったわ。事件の当事者なのに警戒心の欠片もないな、扉の隙間から廊下の外まで丸聞こえだぞ)コソッ

ひより「どうしよう…パティ、なんかいい案ない?」

パティ「Mmmm……こうなったラ!ガクエンをバクハしまショウ!それでオールOK♪」

八幡(なんつー事…)

ひより「おぉ!それなら完璧だ…………………じゃないよっ!もっとひどくなってるしっっ!!」

パティ「Nonnon、キをカクすならモリのナカ。ベストアンサーですよ♪」

ひより「でもだめ。……うぅ、素直に自首しようかなぁ」

パティ「そしてデアウ、ビケイのケイカン」

ひより「署内に咲くは薔薇か百合か……うふふふ、ネタキターーッ!!」

パティ「これでイベントバッチリでス♪ひより、よかったデスね♪」

ひより「そうだね、ってそんなわけない!全然良くないよ!問題を解決してないからっ!」

パティ「うう……ワタシタチ、どうなるんでショウ?」

ひより「…………逮捕されちゃうのかな」

寝落ちしちゃってたぞ
こめんだぞ

パティ「そのときはイッショです!」

ひより「ありがとう……パトリシアさん、あなたとなら怖くない!」

八幡(………焦ってる焦ってる)

パティ「こうなったらフタリでニゲるネ!タトエば……そう、ウチュウとか!」

ひより「な、なるほど!その手があったか!宇宙に逃げろ、警備隊やろう!」

パティ「NICEアイディア!ワタシはそこでカンゴチョウやるですよーっ!」

ひより「銀河だ!侵略だ!」

パティ「ペケポンをシンリャクですヨー!」

ひより・パティ「「ははははははは!!!」」

八幡(………)

スマホ『ツメタイパフェ ヤキタテクッキー~』

ひより「ん?こ、小早川さん!?」

パティ「ユタカですカー!?」

八幡「俺のスマホの着信音だから気にしないでお話どうぞ」

ひより「えぇー…比企谷先輩ってば小早川さんの声を着メロに……し……………比企谷、せん、ぱい…だと……?」

パティ「み、ミステイク……」

ひより「ど、どどうしてここにっ!?」

八幡「小町~、今日の飯当番はお前だからなー。肉じゃが食べたい」

小町『おけおけ~。じゃ、練習に戻るねーん』

ひより「電話してないで話を聞いてくださいっっっス!!」

八幡「で、何?俺の好きな飲み物はMAXコーヒーとつかさの淹れたお茶だけど?」

ひより「どんだけつかさ先輩ラブっスか!そうじゃなくて!!」

パティ「イツからイたんで」

スマホ『ツメタイパフェ ヤキタテクッキー』

パティ「NOOOOOO!!」

八幡「分かった分かった、後で出りゃいい?だろ」

ひより「あ、すいませんっス。……ところで、いつからそちらに…?」

八幡「脅迫メールを見てお前の事だろうな、と思って来てみたら案の定でな。折角だからボイスメモで録音してたわけだ」スッ

『やばいっ!チョーやばいっス!』
『ワタシもドウザイでーす…』

ひより「な…っ……!?」

パティ「う……あ…」

ひより・パティ「「うあぁぁぁぁっ!!」」

八幡「まさかそいつまで関わってるとはな」

パティ「Oh my god!サイアクです!このノゾキマ!ストーカー!オレオレサギッ!」

八幡「ほう」

ひより「私たちにもプライバシーがあるっス!訴訟も辞さないっス!逆転裁判っス!!」

八幡「へぇ」

ひより「私たちを通報するつもりっスか!?私たちを犯罪者にするつもりっスね!」

八幡「お、10コンボ」

パティ「パズデラしないでこっちをムイてくださーイ!」

八幡「……犯罪者にするつもりとか言ってるがな、言っちゃアレだが手遅れだぞ」ハァ

パティ「シャラ~ップ!ワタシタチは犯罪者じゃアリマセンっ!」

ひより「自分達の誇りを守るために立ち上がった騎士……白の騎士団!」

パティ「メイレイデス!そのボイスをショウキョして、ゼンリョクでワタシタチをミノガシなサーイ!!」

八幡「嫌」

パティ「ぐぬぬぬぬ…」

八幡「……」ピッ

ひより「こ、こうなったら……パティ!作戦会議!!」

パティ「ソレナラ……こうシテ」

ひより「あ、じゃあソレで」

八幡「………」ピッピッ

パティ「ハチマン!」

八幡「ん?」



パティ「ワタシたちを オしタオすね」



八幡「」

ひより「脅すなら~脅してしまえ~ホトトギス~ 私たちを襲ってくださいっ!」

パティ「そこをシャッターオン!ギャクにキョウハクするデスヨー!」

ひより・パティ「「まさに完璧!」」

八幡「……」

パティ「take it easy。ヤサシクしてあげますカラ…ネ?」ズイッ

ひより「大丈夫、落ち着いて、お姉さん達に任せておけば大じょ………比企谷先輩、そのスマホは何をしてらっしゃるのでしょうか?」

八幡「動画撮ってるだけだ、気にすんな」

パティ「ワぁぁーーっ!?」

ひより「な、なんという鬼畜…っ!」

『ワタシたちをオしタオすネ』
『私たちを襲ってくださいっ!』

ひより・パティ「「あ…あわわわ……」」

八幡「……さて、お前達は俺に何か言いたい事があるんじゃないか?」

ひより「わ、私たちに乱暴するつもりっスね!エロ同人みたいに!!」

パティ「おネガいだからケしてくださーイ!!」

八幡「だが断る。それに、もう警察は来てるんだよなぁ…」ククク

ひより「ひぃっ!?」

八幡「一緒に来てもらおうか。脅迫メールなんて出したのが運の尽きだ」

パティ「そ、そんなァ……」ガクッ

ひより「終わった…終わったっス、私たちの青春……」ガクッ

パティ「ヒヨリぃぃ……」

八幡(ここら辺で止めとくかな)

八幡「まぁ半分冗だ」

パティ「ナンでもシマス!ナンでもシマスからそれだけはカンベンしてくだサイ!」ヌギッ

ひより「パティ!?」

八幡「ば、バカやめろ!誰か来たらどうし」

パティ「イヤー!(脱ぐのを邪魔することを)ヤメテくだサーイ!!!」

ガラッ

こう「ひよりん!パティ!一体なんの…騒ぎ……」

八幡「」

八幡(明らかにまずい構図だった。机に座って見下す俺。床に座って涙目で上着を脱ごうとするパトリシア。それの肩を抱く田村)

こう「な…な……」

八幡「止まれ。誤解だこ」

こう「問答無用っ!ロケットジュース!!」ヒュッ


ドカッ







ひより「こちらが八坂こう先輩。私たちが入ってるアニメーション研究部の部長さんっス」

こう「ども……あの……えと…… さっきはすいませんでしたっ!」

八幡「あ、はぁ。>>1が急に名前を出すから俺の知り合いかと思ったが……初見だよな?」

こう「はい?」

八幡「なんでもない。済んだ事だし気にすんな」

八幡(掘り下げたら俺のせいでもあるし?この際有耶無耶にするが吉)

ひより「その通りっス!気に病まないで、笑うっスよ!」

パティ「レッツ、スマイル!」

こう「……は?今、なんつった?」ギロッ

ひより「ひぃぃぃっ!怒っちゃだめっスよ~!」

パティ「オチつくデスッ!ハナせばわかるネッ!!」

こう「なら事情を説明しろ。嘘ついたら…わかってんな?」

ひより「ももも勿論っス!実はかくかくしかじか……」

こう「……はぁ?脅迫メール出した?先輩にバレたから色仕掛けで逆脅迫?」

ひより「…悪く言うとそうなるっス」

こう「良く言っても同じだこのバカチンがぁっ!!」

ひより・パティ「「ごめんなさーーい!」」


こう「本当にすいません!バカ後輩達がご迷惑をおかけしちゃって……」

八幡「初対面の奴に本気で謝られると俺がキョドるからそれくらいで勘弁してくれ頼む。……そいつらを心配しての事だろうし、俺は気にしてない」

八幡(何故なら掘り下げれば俺まで怒られるからな。大事な事だから2回言った)

こう「そう言っていただけると………ひよりん、パティ。イベントがやりたいのは分かるよ、でも迷惑かけちゃダメじゃん!」

ひより「……すいません」

パティ「ソーリー…」

こう「本気で反省してるの?!そもそもそんな事して」

八幡「……とっとと謝りのメールを学園側にいれて欲しいんだが」

ひより「え?」

八幡「嘘かと思ってんのか知らんがもう一回言っておく。もう警察来てっからさっさと白の騎士団から謝罪のメールを入れろ。さもなくば俺が証拠と一緒に突き出すぞ」

ひより「ほ、本当にポリスメン来てるんスか!?書きます書きます!書かせて頂きますっ!!」

今日はここで止めますの
また明日ですの

ふぇぇ…
修行してくるです
明日にはきちんと書きますだぞ


カタカタッ


ティロフィナーレッ


ひより「そ、送信しましたっ、ス」

八幡「もう悪戯すんなよー」

ガラッ

ひより「あ……」

パティ「……」

こう「さーさー、ひよりん。過ぎたことを気にしてもしょーがないって。部活は休みでいいからクラスのお手伝いしてきな」

ひより「…………もうすこししたら行く事にするっス」

パティ「……ワタシも」

こう「……………」ハァ





八幡「うーす」

凛?「満たせ…………………あ、お帰り」

八幡「」

八幡(凛が居た。凛だ。うわ、やべぇ。サイン貰えねーかな。いや無理。話しかけられねぇ)

凛?「………何固まってんのよ。そんなに似合ってないのか」

八幡「……かがみ?」

かがみ「おま その反応はおかしいでしょっ!」

八幡(完成度高スギちゃんだわありえん)ガーン

セイバー?「ふっふっふー。私たちのクオリティの高さに驚愕しているなー?」ニヤニヤ

八幡「お前はどう足掻いても泉だな、ハハッ」

こなた「むぅ 失敬な」

八幡「お前はバイト中でも一人だけロリ属性入ってるからな。その業は死んでも消えない呪いだざまぁみろ」

こなた「うーわーー、業とかいてカルマって読んだよあいたたた」

八幡「やめろ泣くぞ」

小町「やっほーお兄ちゃん」ニッコリ

八幡「なにお前。ピエロ役?」

小町「きゃすたーって役なんだって」

八幡「成る程」


ゆたか「ば、ばーさーかーっ!」

八幡(イリヤか。素晴らし)

グオォォォォォォオォォォォ!!!!!!!!!!!!

八幡「いぃっ↑」ビクッ

こなた「ちょっ!つかさー!音大きすぎー!」

つかさ『こなちゃんごめーん!』ビリビリ

こなた「スピーカーの音を下げてってばー!!」

熱が出てます
明日までお休みさせてくれだぞ…

かがみ「…ぷ……くくっ…」

こなた「なんで笑ってるの?かがみ」

かがみ「だって……八幡…『いいっ↑』って…ふふっ」プルプル

八幡「」

小町「笑っちゃダメだ笑っちゃダメだ…」プルプル

八幡「…幻聴だろ耳鼻科行けよ」

こなた「しまった、聞きそびれたかー」



みゆき「みなさーん、休憩を入れますよー」

「「「「「はーい」」」」」



八幡「……何その格好」

みゆき「?フェイトちゃんですよ?ファイアーっ」

バルディッシュ(?)『フォトン・ランサー』

八幡「いやそれフェイト違痛だだだだだだだだだだだだだだ!!!!!!!?!」バチバチバチバチッ

みゆき「違ったのですか、名前が似ていたのでてっきり関連したキャラクターかと…」

こなた「いやいやそれなら色んなアニメでジュエルシードを奪い合う事になるから……ていうかみゆきさん、今何か出したよね?」

みゆき「えぇっ?」

みゆき「も 申し訳ございませんっ!」

八幡「………いいけどよ」プスプス

みなみ「大丈夫ですか…」フキフキ

こなた(焦げてる……)


ひより「……」

パティ「……」

こう「………」ハァ


かがみ「ねぇ、体育館の外にいるの田村さん達じゃない?」

つかさ「本当だ 何か用事かなぁ」

八幡(………)

八幡「みゆきさん」

みゆき「はい?」

八幡「俺たちはこの進度で間に合うと思うか?」

みゆき「……正直なところ、少々ギリギリかと」

八幡「…余裕が欲しい?」

みゆき「それはもう。私事ながら、実行委員としての仕事も…ですがこの人数ではできることが限られてきますので」

かがみ「役者の私達ももっと手伝いができればいいんだけど……」

ゆたか「わっ 私ももっと手伝います!」

みなみ「私も…」

八幡「いや、各々が自分のできる範囲外のことに手を出しても後がごちゃごちゃになる。無茶、ダメ絶対」

つかさ「じゃあ、どうするの?」

八幡「そこで、だ。実行委員のみゆきさんにだからこそできる提案がある」

みゆき「?」

ひより「…………」

パティ「…………」

こう「……」


ガチャ

八幡「…ん?何してんのお前ら」

ひより「あ、比企谷先ぱ…」

八幡「えーっと…ジュース4本にお茶が3本。日下部と保護者は茶でいいか」スタスタ

ひより「……あぅ」

八幡「……俺に用事じゃないだろ。ソレはみゆきさんに言え」

ひより・パティ「「えっ」」

ガチャ

みゆき「あら。田村さんにパトリシアさん、どうかされましたか?」

ひより「こ…こんにちはっス」

パティ「コンニチハー…」

こう「あ、どうも。2年の八坂です」

みゆき「よろしくお願いします、では私は実行委員の仕事がありますので…」

パティ「ミユキ!マッて!」

ひより「少しだけ!少しだけ時間をくださいっス!!」

みゆき「はい?」

ひより「その、勝手な事だとは重々承知なんですが……」

パティ「…イベントをやらせてホシいネ」

みゆき「イベント……ですか?」

ひより「ぶっちゃけた話、クラスの出し物案で僅か3票しか集まらなかった私達の超超個人的にやりたいイベントっス。どーーーしても諦められなかったっス!!」

みゆき「………」

こう「えーっと、バカ後輩が無茶な事言っちゃってすいませんホント」

みゆき「八坂…さん?ですよね、貴女もそのイベントしたいと思ってらっしゃいますか?」

こう「……まぁアニメーション研究部の部長だからってのもあるんですけど、どちらかといえば超したいです」

みゆき「………」

ひより「このとーり!お願いしますっス!!」

パティ「オネガいシマス!」

みゆき「構いませんよ?」

こう「お願いします!…………ん?出遅れた感が……え?」

パティ「エ?」

ひより「ま、マジっ……スか」

みゆき「はい、もとよりそのつもりでイベント枠を一つ確保しに行くところでしたので…」

こう「あ、ありがとうございます!!」

ひより「や………………やった!やったよパティ!!」

パティ「セイギはカーつ!!デスね!!」

みゆき「ですが。こちらからも条件があります」







ひより「パティー!こっちの絵塗り終わったヨー!」

パティ「こっちもオわりネー!」

みゆき「助かります。人手が足りなくて大変困っていたところなんです」ニコニコ

こう「むしろ手伝いだけじゃ足りないくらい感謝してます、先輩。やるからには本気だよひよりん!パティ!!」

ひより・パティ「「おー!!」」


ガチャ


八幡「買ってきたぞー」

こなた「私カルピスねー!」

八幡「テメーはそのノルマが終わってからだ」

こなた「ぶーぶー!役者として台本覚えないといけないって仕事もあるのにー!」

八幡「かがみを見習えコノヤロー」

八幡(台本も暗記して作業にもテキパキ加わってって超絶万能マンじゃねーか嫁に欲しいわ」

かがみ「あんたは何を恥ずかしい事を言っとるかっ!」

八幡「言ってねーよ思っただけだ」

かがみ「口から出てたのよバカ!!」

こなた「かがみんは俺のヨメ!」

八幡「なんだと表に出ろ」

かがみ「あんたらはいい加減にしろーー!!待てーーーー!!!」

八幡「やべぇ遊び過ぎた」ダッ

こなた「逃げろーっ!」ダッ

ギャーギャー


ひより「ところで高翌良先輩、さっきは展開が分かりきっていたような発言をしてましたけれども。心理掌握っスか?第5位なんっスか?」

パティ「シイタケじゃありませンヨー!」

みゆき「?……私は『イベント枠を余分に確保できたら人手が増える裏技』という提案を受けただけです」ニッコリ

こう「なんかこう、見透かされたような裏技ですね。誰がそんな提案を……」



『──────ソレはみゆきさんに言え』



ひより「……あっ」

パティ「ヒヨリ?」

みゆき「ふふふっ、桜藤祭まで、お手伝いをよろしくお願いししますね」

ひより「………」

こう「とりあえずやろっか。ここ赤と青のペンキ塗り終わったら私達も休憩しよ」

パティ「サー・イエッサー!」

ひより「…………」

こう「…ひよりん、顔赤いけど熱でもある?」

ひより「どぅえぇっ?な、なんでもないっスよー!?ささ、お仕事お仕事楽しいなー!フハハハハハ!!」

パティ「ヒヨリがコワレた…」

こう「元からじゃん?」

気がついたら慢性盲腸でした
飯(3食雑炊)ってきます

どうもお久しぶりなの
鬱憤と若干のイライラを思い出しながら書くの
そういえばドクターに『酷くなったら切る?まぁ切るけど』って言われたの。選択肢がねぇの。



こなた「明日は休みだね!ようやく休みだね!」

かがみ「お、おう」

みゆき「土曜日も劇の練しゅ」

こなた「まぁまぁ。たまには息抜きを入れたいと思いますみゆきさん!!ということで皆で遊びに行こう!」

みゆき「……」

八幡「いいんじゃね。別に」

みゆき「比企谷さん、ですが…」

八幡「土曜日に息抜きを入れたいなら、日曜日に働けばいいじゃないbyマリーアントワネット」

かがみ「マリーアントワネットはそんなこと言ってないわよ……って、日曜日も埋めるの?」

八幡「いや、俺は土曜日にコツコツ一人で自分の仕事をして日曜日はゴロゴロするけど」

みなみ(………!)ピコーン

みなみ「……私も土曜日に」

かがみ「じゃー私も。土曜日出勤にしようかな」

みなみ「……」チラッ

かがみ「……」フフン



こなた「貴様等社畜かーっ!!」バンッ



みゆき「わかりました。でしたら、土日はお休みにしましょう」

八幡「マジか。間に合うのかソレ」

みゆき「その代わり、ラスト1週間。来週の日曜日までは放課後もできる限り遅くまで活動します」

こなた「いーよいーよみゆきさん。完璧じゃあないか、さぁ明日はカラオケだ!」

八幡(カラオケとか。ハッ。俺絶対行かないもんね。勝手に行きやがれください)

つかさ「カラオケだって。私ひさしぶりかもー」

ゆたか「私なんて言ったことないですよ~」

八幡「カラオケ?なにそれいいじゃん早く行こうぜ」

こなた「よし決まりだね」

小町「カラオケかぁ。お兄ちゃん勢い余ってプリキュアとか歌わないでよね」

八幡「分かってるっつの。セーラームーンだよな?」

小町「意味が伝わってない!」







八幡「うおとととととっっ!!?」ズテーン!

かがみ「ちょっ、大丈夫!?」

八幡「急にバランスが崩れ……ここはどこ私は誰」

つかさ「えーっと、丁度学校の前だよ?」

八幡(OKOK。把握した。まただろ?またなんだろ?分かってる分かってる)

小町「お兄ちゃん、本当に大丈夫?」

八幡「当たり前だろ。俺を誰だと思ってる」

小町「小町のお兄ちゃん」

八幡「いつもなら何かしらの辛辣が混ざるであろうと思ってたけど意外とそんなことなかった辺り、妹のデレを感じる」

小町「基本的に小町のデレはお兄ちゃんにしか向かないよー。あ、今の小町的にポイント高いかも」

かがみ(ダメだこの兄妹早くなんとかしないと)

みなみ「……」フクザツ




八幡「オラ、早くカラオケ行こうぜ」

八幡(つかさにバレンタインデイキッスを歌わせ隊隊長の俺が指揮をとる!)

こなた「………昨日行ったじゃん」

八幡「予定変更死んでくるわ」

こなた「っていう冗談」

八幡「早く歩けよロリ」

こなた「…………なんかさ、八幡ってたまーに変な時あるよね」

八幡「説明しても分かるわけない事はわざわざ言わない主義なんで。どっちだ?こっちだ」

ゆたか「田村さんとパトリシアさんも来ればよかったのになぁ」

小町「またゆたかちゃんの歌がお兄ちゃんの着信音になるんだろうなぁ」

ゆたか「さ さすがにそれは無いと思うよ?ね?」クルッ

八幡「………」フイッ

ゆたか(お兄ちゃん、何で目をそらすの──?)


ッシャーセー


八幡「予約してんのか」

こなた「してな」

かがみ「してるわよ。あ、予約してた柊ですけど」

こなた「………さすがかがみ」

つかさ「楽しみにしてたもんね~」

かがみ「ちっ 違うわよ!私はそんなに歌わないしっ!」

八幡「そういえばカラオケってのはダイエットにもなるらしい。食事制限なんてしなくても仕事帰りに通い詰めてたら一ヶ月で5kgは痩せたとかなんとか」

かがみ「今日は朝まで歌うわよ。いいわね」スタスタ

こなた「相変わらず敏感だなぁ」

八幡「さすがに親御さんに怒られるだろうが。女同士で来てるならまだしも俺という存在がいるだけで一気にデンジャー」

みゆき「どちらにせよ19時頃には強制退去しなければならないかと……」






こなた「カラオケキタ━━━━ !!!!!」

八幡「まず一曲目、つかさな」

つかさ「えぇっ?!わ、わたしなのー!?」

八幡「むしろ俺はその為だけに来たと言っても過言じゃない。頼む一生のお願い」

かがみ「必死だなおい」

みなみ「………」

つかさ「じゃ、じゃあ、ご期待にお応えしまして…」

八幡(なんでもいいから癒されるのを歌って欲しい。まぁつかさが歌えばそれは聖歌並みに癒しになるんだろうが。おっと、お前もだぞゆたか。だから早く歌ってくれ。例えばバレンタインキッスとかバレンタインキッスとかバレンタインキッス)フヒヒ

こなた(顔がやばい…)

【バレンタイン・キッス】

つかさ「えへへ、変なチョイスかなぁ」

八幡(やはり俺とつかさは心が通い合ってたのか結婚してくれ)

こなた「私は応援の準むぐぐっ!?」ガシッ

八幡「………………騒ぐんな」

眼『騒いだら殺す騒いだら殺す騒いだら殺す騒いだら殺す騒いだら殺す騒いだら殺す騒いだら殺す騒いだら殺す騒いだら殺す騒いだら殺す』

こなた(逆らったら…殺られる……っ!)

こなた「さ、サー・イエッサー……」

つかさ「明日は特別スペシャルディ、一年一度のチャンス、Oh だーりん」

八幡「……………」ジーン

みなみ「………」pipipi

ゆたか「つかさ先輩うまいなぁ みなみちゃんも歌うの?」

みなみ「……」コク





つかさ「シャラララ……」

八幡「いい歌だった。録画も終わったし、帰ろうぜ小町」

こなた「ちょいちょいちょいちょい!早すぎっ!」

つかさ「なんで撮ってるのー!?」

かがみ「次は私ね」スッ

【セーラー服と機関銃】

かがみ「ふたたび会うまでー」

八幡(…………普通に上手いとコメントに困る)

小町「小町はあれにしよーっ。ゆたかちゃんや、これ歌えるかい?」

ゆたか「えと……うん、大丈夫っ」

ちょいちょい離席ですまぬですなの
すぐ戻るだぞ

小町「小町達いっきまーす!」

ゆたか「い、いぇー!」

【bright generation】

八幡「……ゆたかと小町の夢のコラボ…だと…」ガタッ


【地上の星】

こなた「おぉ!誰が歌うのー?」

みゆき「見守ぉおられる事もなくぅぅぅ」

こなた・かがみ((み、見える!背後にみゆきが見えるッッ!!))

つかさ「ゆきちゃんうまーーい」

八幡(そうして俺以外、各々が歌って、そこそこ俺的に幸せな気分に浸っている中、唐突に俺の度肝を抜いたのがいた。上手いとか声がいいなんてもんじゃない。もっと凄まじいものの片鱗を味わわせたヤツが……)




みなみ「………」ピピッ

【雪、無音、窓辺にて】




八幡(……岩崎だ)

こなた「こ…こいつぁ長門ちゃんのキャラソン……!何故一般人(ノーマル)のみなみちゃんが…っ!?」

ざわ…

ゆたか「みなみちゃんの雰囲気が、変わった……」ゴクリ

ざわざわ……

かがみ「え…?何、なんなのよこの空気…」

みなみ「………」スッ

八幡「」

みなみ「先輩。ちゃんと …聴いててくださいね」ニコ





「───音も無い世界に 舞い降りた I was snow」





八幡(そこから先は何も考えられなかった。ただ、岩崎の歌に、俺は)

八幡「……」ツウッ…

小町「お兄ちゃん…泣いてる……?」

かがみ「わけがわからないよ」




こなた「…え、えーっと。宇宙鉄人キョーダインでも歌おっかなぁ……あはは」


つかさ「えと、私は遠慮しておくね…」

ゆたか「わっ私も…」

かがみ「まま負けないから。私は、ま、まだ行けるわ!」

小町「もう、小町には無理です…あんなの聴かされたら……立ち上がれませんよぉ」

みゆき「そ、そうですね」

八幡(絶望的なまでに奇跡的な、神の与えたもうた二物。某72さんをも凌駕しうる圧倒的歌唱力と演技力。カラオケで済ませていいレベルじゃないソレが物の見事に全員の心をへし折っている)

みなみ「…… どうでした、か?」

八幡「ん?」

みなみ「先輩が… こういう曲が好きだって ……だから、練習して…みたんですが………」ボソッ

八幡(えっ えーーーっ 俺?好きです勿論この曲。それはいい、それはいいけどお前。勘違いして告って速攻逃げ出されるからやめろよそういう事言うの!……バリエーション増えたな、今度は逃げられるのか)

みなみ「………」チラッ

八幡(何だ何だその顔は何だ。もしかして…マジで春来ちゃってる系?やだどうしよう、そんな事は無いだろうけどそんな事だと信じたい)ドキドキ



かがみ「何を見つめ合ってるんDeathか?」ニコッ


八幡「べ………………別にぃ?」

みなみ「…なんでもないです」

かがみ「そうですかそうですか、じゃあ私は飲み物のお代わりを取りに行って来ますね?」ガタッ

八幡「…な なんか怒ってませんかね?」

かがみ「いえ別にー」オホホ



かがみ「お こ っ て ま せ ん け ど ?」ビキビキ



こなた「ひぃぃぃぃぃ……」ガクガク

つかさ「おおおお姉ちゃん怖い……」

小町「これが………恐怖か……っ!」

ゆたか「あうあう…」


かがみ「じゃあお代わりとってくるわ、欲しい人?」

八幡「あ、じゃあ俺…」

かがみ「………なにか?」ニッコリ

八幡「もドリンクお持ちしますよーってね?アハハ…」

一旦止めなの
最近遅漏ですまんなの

本日の投下は昼~夕方の間になりますの

大丈夫といえば大丈夫なの
ただ悪化の恐れがあるからって週1で検査に行くぞ……

投下するっしょ→

あれ…
1日経ってる……

かがみ「………」ズンズン

八幡(落ち着け俺。白の騎士団事件を見破った俺ならできる。何故かがみが不機嫌なのかを推理するくらいわけない筈。とりあえず何かしらの会話で場の空気をなんとか…)

かがみ「…………」

コトッ ジャー

八幡「知ってるか?ドリンクバーのジュースのボタンを連打すると炭酸水だけ出てくるんだぜ」

かがみ「へぇ」

八幡「……一杯分の料金は30~50円だそうだ」

かがみ「そう」

八幡(………へへ…そもそもそれっぽい話題を振るってのが俺には無理だった…初期綾波と同じくらいの無関心な対応だぜ……)

八幡「…………」

かがみ「………」

八幡「あ、半分持つぞ」

かがみ「よろしく」

八幡「…………」

かがみ「…………」

八幡(……本当に何でこいつこんなに不機嫌なんだよ)

かがみ「何でこいつこんなに不機嫌なんだって顔してるわね」ジロッ

八幡「……まぁ」

かがみ「………」スタスタ

八幡(いや教えてくれねぇのかよっ)

かがみ「……ふんっ」




みなみ「……お帰りなさい です」

かがみ「誰も歌ってないの?」

こなた「いやー…みなみちゃんの後に歌うってのはちょっと無謀っていうかさ」

みなみ「すいません…」

こなた「いや、悪いわけじゃないんだけど。気持ち的にはMスタでラブライブに負けたにも関わらず出演させられた某バンドの気分かなって」

八幡「公開処刑だったな、ざまぁみろって思った」

こなた「えぇー…」

八幡「イケメンバンドなんて皆爆発しちまえばいい」

こなた「僻みもいっそ清々しいね」

小町「うおぉぉぉぉ!こんな空気に負けてたまるかーー!」ダンッ

かがみ「うわっ」

小町「みなみちゃん!決闘だーっ!!」ビシィッ

みなみ「決闘…?」ピクッ

小町「その通り!今から採点込みで3曲交互に歌う!二勝した方が勝ちってことで送信ッ!先攻は貰った!!」ピピッ

みなみ「……受けて立つ」ピピッ

かがみ(負けず嫌い、か)

かがみ「それ、私もやるわ」

小町「な、何ぃっ!?」

つかさ「頑張れお姉ちゃーんっ」

ゆたか「小町ちゃんもみなみちゃんも負けないでーっ」




KOMACHI【86点 92点 96点】

KAGAMI【95点 88点 92点】

MINAMI【99点 99点 100点】



小町「あ……あう………あうあう…」ガクガク

かがみ「……」ガクッ

みなみ「私の勝ち、ですね」フフッ

小町「あっ ありえない……何だこの点数はァーーーッッ!!」

八幡「いやまぁ確かに圧倒的だったが」

ゆたか「こ、小町ちゃんも上手だったよ…?」

つかさ「お姉ちゃんも上手だったよぉ…ってどんだけ~」

かがみ「いいのよつかさ…憐れみなんていらないわ」

こなた「いやいや、確かに上手いと思」

かがみ「黙って」

こなた「八幡、かがみが冷たい」

八幡「負けん気に火がついてんだろ、ほっとけばおさまる」

八幡(かがみも小町も間違いなく上手かった。だが、相手が悪かった。それだけの事だ)

小町「ふ…ふふ、小町は燃えてきたよお兄ちゃん」

八幡「無茶はするなよ。喉潰れんぞ」

小町「むしろみなみちゃんの喉が擦れてきた頃が勝機!何曲歌い続ける事になるかどうかは分からないけど………その時は、かがみさん。頼みます」

かがみ「……任せて」コクッ

八幡「そこはお前ツっこむ所じゃねぇのかよ。むしろノってどうする」

かがみ「うっさい!!」

八幡「泉、かがみが冷たい」

こなた「八幡については自業自得だよ」

八幡「ゆたかにつかさよ、泉までも冷たいよぉ」

ゆたか「え、えっと よく分からないけど喧嘩はめっ!だよっ」

つかさ「そうそう、 みんな仲良く歌おうよ!」

八幡「優しすぎて涙でた」

小町「みなみちゃん!!も一回勝負だぁーーー!!!」

みなみ「………うけてたつ」スッ







小町「げほっ げほっ そろぞろ…限界……」

八幡「声ガラガラじゃねーか。水飲めほら」

小町「ありがど……」ゴクゴク

みなみ「………」

かがみ「流石のちなみちゃんと言えど、そろそろ……限界かしら?」

みなみ「…そんなこと……ないです」

かがみ「ふふふ…強がりはそこまでよ?小町ちゃんとの戦いで80点が一度だけ出たのを見逃さなかったわ」

小町(ただその80点にも劣ってしまった小町って……い、いやそれは喉がガラガラだから…)

みなみ「くっ…」

八幡(どうしようかがみが悪役にしか見えない)

かがみ「黙りなさい。もうこうなったら勝てばいいのよ勝てば」キッ

八幡「人の心を勝手によむんじゃない。羽川さんかお前は」

かがみ「さぁ…みなみちゃん。あんたの最後の悪あがきを見せてみなさい!!」

KAGAMI【98点】


みなみ「…負けない」ヨロッ…

ゆたか「みなみちゃん…」

みなみ「初めて来た、このカラオケで……」

みなみ(先輩が見てくれてるこの場で…)チラッ

八幡「ん?」

かがみ「………」ジロッ

八幡「ひぃっ!?」

みなみ「私は…… 負けたくない…っ!!」

かがみ「い、意気込みだけは認めるわ。だけどその喉ではもう満足な力を出せないでしょう?…出せないわよね?」

みなみ「確かに…そろそろあと一曲が限界。それでも …だからこそ私は、最後まで歌いたい…!」

かがみ「っ!」

こなた「な、なんだか変な状況だけど胸熱だよっ!」

つかさ・ゆたか「「みなみちゃんがんばれーっ」」

小町「お兄ちゃん…どうか、どうか空から2人を見守っていて……」

八幡「俺を勝手に死なすな」



MINAMI【100点】


かがみ「な…………………っ」

みなみ「やっ……た…」ガクッ

八幡「おっと」

みなみ「先輩…」

八幡「ちゃんと、見てたからな」

みなみ「……………はい」ニコッ







こなた「と、こんな感じに始まる八幡とみなみちゃんのラブストーリー」

みなみ「………」カァ

かがみ「って今の全部回想かよっ!!」

つかさ「ど どこから?どこから回想なのこなちゃん!?」

小町「いやー…多分小町がいきり立つ所だと思いますよ。そんな気力は持ち合わせてないです現在」

八幡「それに今のかがみは俺が何を言っても口をきいてくれないからな。黙れすら言って貰えない寂しさと言ったらよな」

かがみ「ほーう?あんたの中での私はそんな中ボスみたいな悪役的存在なのね……?」

八幡「ほら、怒りの矛先が泉だ」

こなた「やだなぁかがみん。かがみはもっと上級怪獣クラスの」

かがみ「殴るぞ」

ポカッ

こなた「もう殴ってるよお!!」

ご心配おかけしたのなの
明日からはキチンと投下しますなの

コメありがとうだぞ
お言葉に甘えて今日まで休ませて貰うことにするの…

返り咲くミキなの
待たせたなお前らなの




盲腸摘出してきたぞ
遅くなって申し訳ないさー




八幡「なんだか下っ腹の辺りが軽くなったような気がしないでもない」

みゆき「…?」


八幡「で、何の用だ?こんな所(校舎裏)に呼び出して……」

八幡(まさか告白…なわけないよね、俺に春なんて来ないですもんね、リア充爆ぜろ)

みゆき「じ、実は…比企谷さんにしかお願いすることのできない事がありまして……」

八幡「…………え?」

八幡(これはッ!告白ッ!キタ━━━━ !!!!!)

八幡「じっ、実は俺もす」

みゆき「その、ダイエット……に協力して欲しいのです」

八幡「……………………………死んでくる」

みゆき「えぇっ!?」

八幡(恥ずかしい。俺としたことが恥ずかしすぎる!いっそ恥ずか死ぬ!!そもそもみゆきさん自体高嶺の花ですよね、俺みたいなのとだったら尚更釣り合わないっつの)

八幡「丁度そこの桜の木で首吊ってくる」

みゆき「比企谷さん!?待ってくださいはやまらないで!!?」

八幡「……離してくれ。俺はまたしても黒歴史という名の業を負ってしまったんだ」グググ

みゆき「よく分かりませんが話し合いましょう!あああベルトを外して首に括ろうとしないでくださいっ!」ガシッ

八幡「ちょっみゆきさんマズイ。そこは非常にマズい!やめろしがみつくなってズボン落ちちゃうから!」

ズリッ

ズテーン




八幡「」

八幡(わぁみゆきさんの顔が俺の股間の前にって俺は何を言ってるんだろうね?)

みゆき「トランプ柄………あっ…す、すみません!」///

八幡「……とりあえず早くそこを退いてくれ。立場逆転ならまだしもこんな展開は誰得でもない」

みゆき「は、はい?すみません」

ななこ「おうゴラそこの男女生徒。学校ん中で何を堂々と不純異性交遊しとるんやオルァ」

八幡「はっはっは……誤解です!!!!」

みゆき「そ、その、私が、あわわわ」プルプル

八幡「頼むいつもみたいにしっかりしてくれ」

ななこ「お前らまとめて生徒指導や。特に比企谷ァ、ちょお来い」

ゴンッ

八幡「……………痛いなもう」

ななこ「リアクションが足りんな、もー1回」

ゴンッ!!!!!!

八幡「痛っっっっっっっっっっーーーーーーーッッ!!!!!!!」ジタバタ

ななこ「それやそれそれ。ほな、生徒指導室行くでー」






ななこ「ほー。なんで首吊ろうとしたんや、悩みあんねんやったら聞くで?」

八幡「業を…」

ななこ「前言撤回。厨二系はお断りや」

みゆき「先生、事の発端は私が相談を持ちかけて…」

ななこ「相談?高良が?」

みゆき「はい。……その、ダィェット…を…」ボソッ

ななこ「……あ、あー。そかそか、高良は出るんやったなぁ。アレに」

みゆき「………はい」ハァ

ななこ「そんならウチも関係あるな。比企谷、協力せぇや」

八幡「ダイエットって事以外全く把握できてないのに協力もクソも無いと思いますが俺的には」

みゆき「…今年の桜藤祭ではミスコンが開かれます。それに、私と黒井先生が出る事に……なってしまって…はい…」シクシク

八幡(ミスコン……?)

八幡「そんなのみゆきさんが満場一致で一人勝ちだろ、どう考えても」

ななこ「ウチも出るんやけど」

八幡「そっすか」

ななこ「……」ピキッ

みゆき「そんな、一人勝ちなんてできる体型では…」カァ

八幡「…………」ジー

みゆき「あまり見ないでくださいっ」

八幡「……ほぼ毎日みゆきさんを見てきた俺に言わせてもらうがそんなに変わっ…………………ん?あぁー」ハァ

みゆき「へ?」

八幡「ま、まぁ大丈夫だろ。な?」

みゆき「どこですか?どこが変わったんですか!?」

八幡「言わせんなよ、…恥ずかしいだろ」プイッ

みゆき「!?」

ガラッ

かがみ「ういーす」

みゆき「比企谷さん?比企谷さん!?」

八幡「大丈夫だろ、誤差だそんなもん」

みゆき「そんな……」

かがみ「…なんで八幡が居るの?」

ななこ「我らがダイエット計画にこき使われる為に出頭して来てくれたんや」

八幡「まだ協力するとか言ってないんですが」

ななこ「えー、してくれへんのー?」

八幡「いや…俺にもいろいろ仕事が……」

みゆき「……」ウルウル

八幡「く……」

八幡(耐えろ…耐えるんだ俺…っ)

みゆき「……………」ウルウル



八幡「なら、さっそく身体測定して来い」

八幡(…………はい無理でした。あんな目から逃れるなんて今の俺には無理だ)

かがみ「じゃあ早速するから部屋から出て行って」

八幡「ここでするのかよ」

ななこ「せやでー 覗いたら死が待ってるからなー」

みゆき「もっとも、私たちは『信じています』から……ね?」ニッコリ

八幡「う、ウス」

かがみ「……改めて言うけど、覗いたら[ピーーー]からな」

八幡「の、ののの覗かねーよ!早くしろよな!」

ガラッ



八幡「おや……………………?」

やまと「……」スタスタ

八幡(永森…だったか。くそ、お前のせいで拷問を受けたんだぞこの野郎)

やまと「………」

八幡(うわこっちに来るじゃんよ。とりあえず遠くを見よう、そうしよう)

八幡「」

やまと「………」スタスタ

八幡「」

やまと「…………」ピタッ

八幡「」ドキッ

やまと「…………何してるの」

八幡「……お、おおお前には関係の無い事だ、です」

八幡(持病のコミュ障が…またキョドった……)

やまと「………まぁいいわ、”次”で会いましょう」スタスタ

八幡「は?」



八幡「なんだあいつ…」


「いやあぁぁぁぁーーーーーーーーっっっ!?」


八幡「この声…かがみ……!?」

八幡「なら、さっそく身体測定して来い」

八幡(…………はい無理でした。あんな目から逃れるなんて今の俺には無理だ)

かがみ「じゃあ早速するから部屋から出て行って」

八幡「ここでするのかよ」

ななこ「せやでー 覗いたら死が待ってるからなー」

みゆき「もっとも、私たちは『信じています』から……ね?」ニッコリ

八幡「う、ウス」

かがみ「……改めて言うけど、覗いたら殺すからな」

八幡「の、ののの覗かねーよ!早くしろよな!」

ガラッ



八幡「おや……………………?」

やまと「……」スタスタ

八幡(永森…だったか。くそ、お前のせいで拷問を受けたんだぞこの野郎)

やまと「………」

八幡(うわこっちに来るじゃんよ。とりあえず遠くを見よう、そうしよう)

八幡「」


やまと「………」スタスタ

八幡「」

やまと「…………」ピタッ

八幡「」ドキッ

やまと「…………何してるの」

八幡「……お、おおお前には関係の無い事だ、です」

八幡(持病のコミュ障が…またキョドった……)

やまと「………まぁいいわ、”次”で会いましょう」スタスタ

八幡「は?」



八幡「なんだあいつ…」


「いやあぁぁぁぁーーーーーーーーっっっ!?」


八幡「この声…かがみか……!?」

ガラッ

八幡「おいどうした!!」

ななこ「は?」

みゆき「え?」

かがみ「ひっ…」(半裸)

八幡「これはもう………スマンとしかいいようが無い」



かがみ「覚悟はできてるんだろうな…!」

みゆき「比企谷さん……?」

ななこ「とりあえず…」

「「「でてけーーーーーーっ!!!!!」」」バキィッ×3

八幡「ぐぼぁぁぁぁぁぁっっ?!!」







八幡「……」ガタガタ

かがみ「…表をあげい」

八幡「………」ゴクッ

みゆき「何を、どこまで見たのか。正直に、嘘を交えずにお答えくださいね?」ドドドドドド

八幡「かがみの下着姿を見ました!八幡嘘つかない!」

ななこ「ふむ。正直に言ったのは偉いで」

八幡「……」

八幡(助かった…か?)

かがみ「そんなわけないじゃない」ニッコリ

八幡「心を読むなって言ってんだろうが!」

かがみ「……」ガシッ

八幡「な、なんだよ…正直に言っただろ」

かがみ「……」



かがみ「許すとは言ってないわよね?」

八幡「鬼!悪魔!ちひ………」

【メリケンサック】

八幡(なんか持ってる。手にはめるタイプの凶器持ってるんだけどかがみさん)ダラダラ

八幡「話せばわかる。なんなら飯でも奢ってもいい」

かがみ「鉄拳制裁タイムよ」




ゴシャアッ

八幡「……」ボロッ

ななこ「さて比企谷。柊の半裸をマジマジと視姦したお前に聞こう」

かがみ「しか…!?」

八幡「言葉を選んでくださいよ教職者。マジマジとは見てないですし」

八幡(………とはいえ)


かがみ『ひっ…』


八幡(悪くはなかった。戸塚の為にテニス頑張った後にラブコメの神さまがくれたハプニングに類似してない事もないが)

かがみ「今何を考えたか言えコラ」

ななみ「比企谷、ぶっちゃけた話をしようや。ぱっと見、ぱっと見でええ。ウチらの体形…………どう見えとる?」

八幡「………」

八幡(こういう時葉山辺りなら”全然スリムですよー”とか、オブラートいっぱいで味がわからないような言葉を吐くんだろうが……)

八幡「太ってます」

八幡(俺はあえて望み通りの結果をくれてやった。3人共、決して太ってるってわけじゃないが)

「「「うっ」」」


かがみ「や、やばいわ……男子から見て太ってる風に見えるなんて…」

ななこ「…一応、結果を見せ合うてみるか?」

みゆき「……はい」


かがみ【W→??cm UP】
みゆき【H→??cm UP】
ななこ【B→??cm W→??cm H→??cm UP】


ななこ「これは死ぬ気でダイエットせな……」

みゆき「桜藤祭まであと一週間もありませんから…」

かがみ「出るからには無様な姿をさらしたくないし……」

みゆき「私なんて比企谷さんに一発で見抜かれる程です……」

八幡(正直全然分からん。みゆきさんについても少しからかっただけですごめんなさい)

八幡「てか何でお前らミスコンなんか出るんだよ、そんなこに率先していくタイプじゃないだろ」


みゆき「……泉さんに」

かがみ「……日下部に」

みゆき・かがみ「「勝手に応募されてた……」」


八幡「……」ハァ

ななこ「ウチは単に面白そうやから」

今日はおやすみなさいませ

八幡「ダイエット……俺が手伝える事ってないと思うぞ」

かがみ「あるわよ。こう、短期間で効果の出るダイエット法を探してくるとか。誘惑に負けちゃわないように電話をかけるとかでもいいし…」

ななこ「つまり比企谷の好感度を上げたい方に電話すればええっちゅうことや」

みゆき「!?」

かがみ「先生!?」

八幡「好感度…だと……?」

八幡(つまりこの世界は俺でも太刀打ちのできるように設定されたギャルゲの中だというのか……!?くっ、何故今まで気付かなかったんだ!!!…………いつも通りの妄想終わり)

ななこ「ちなみに!ウチに電話するのは遠慮しとき。生徒と教師の恋愛なんて不純………やからな」

ななこ(ウチは残り物やない。理想の相手が現れないだけなんや!!)

かがみ「みゆきに手を出したら許さないわよ」ジロッ

八幡「わ、わかってるっつの。……じゃあお前ならいいのか?」ニヤリ

かがみ「は、はぁ!?」

八幡「いや、やっぱなんでもない。頼むから殴らないd」



かがみ「……っそ、そういう質問はいぢわるだろ…っ」カァ



八幡「」

八幡(なんだよその顔。なんなんだよその顔)

かがみ「…………………知ってるくせに」チラッ

八幡(知ってるって何をですか柊さん!…あ、あれか?あれなのか?お前がこっそり毎晩体重け) ダラダラ

かがみ(そっちじゃないわよ!)バキィッ

八幡「おげぇッ!……直接脳内に…」

かがみ「ほら!小町ちゃんが計画してくれた女子会の!………その、立ち聞きしちゃった時に…」ボソボソ

八幡「立ち聞き………?」




かがみ『私、つかさにも、ゆたかちゃんにも小町ちゃんにも。他の誰にも負けないから。覚悟しときなさいよねー?』




八幡(そういえば……いや、なんていうかなんていうかアレ、あははは………)

八幡「えーっと……悪い、な」

かがみ「…いいけど」プイッ

ななこ「なんやこの空気。換気せぇ換気」ケッ

みゆき「うふふっ」

かがみ「だからっ…いい、から」

八幡「……なにがだよ」

かがみ「皆まで言わすなっ!この鈍感!」

八幡「」


かがみ「私に!電話!しても!いいの!」


八幡「………先生が今好感度云々って言ったばっかりだろ?それは、その行為は、それを連想させるんだが…?」

かがみ「………」コク

八幡「マジで」

八幡(え、は、春キター?お、おほ、う?えっと、んん?あれ、これ、えっ?)

八幡「い、イエス」

かがみ「…………何よそれ」

八幡「その、だな…努力はし、してみるから、な」

かがみ「…ん」





八幡「………」ボー

みさお「おー?珍しく八幡がぼーっとしてるぞ」

あやの「本当だ、何かあったのかなぁ。柊ちゃん」

かがみ「えっ!?な、何もないわよ!」

みさお「なんでそこで柊が過剰反応するんだ…」

八幡「………」チラ

かがみ「……!」

八幡(いかん、あんな事があってから妙に意識して…)

かがみ(今目が合った…)

寝落ちてマーシタ
再起動シーケエンスを開始します………

3……2……1…………zzZ

小町「おっにぃちゃーん!」

ガラッ

八幡「ん?」

小町「ねぇねぇちょっと時間ある?」ズカズカ

八幡「お前教室まで入ってくるなよ…昼休みなら残り5分だ。時間は無い」

小町「OKOK。じゃあちょっと廊下までカモーン」グイッ

八幡「分かったから引っ張るな」




ゆたか「あ、お兄ちゃん!」

八幡「ゆたかも一緒か。どうしたよ」

ゆたか「相談があるの」

小町「小町達のクラスで、ネカフェとコスプレ喫茶を合体させたのをするんだけどー。……お兄ちゃんのバイト先から何着か拝借させてもらえないかなーって」

ゆたか「私達そんなに長くないから…言うに言えなくて」

八幡「よく学校が認可したなそんなの。そういえば俺がバイトしてからもう1年経つのか……早いな」

小町「成長したねお兄ちゃん…」グスッ

八幡「とりあえず泉辺りに聞いてみる。俺よりあそこで仕事してる歴がプラス1年くらい長いからな」

こなた「呼んだ?」

八幡「呼んだ。かくかくしかじか、だ」

こなた「それリアルじゃ伝わらないんだけど」

八幡「ちっ」

八幡「(ry」

こなた「多分大丈夫だよ、私から店長に頼んどく」

ゆたか「よかったぁ」

小町「これ、お礼ってわけじゃないですけど兄を引きずってでも来てみてください」

こなた「無料券?サービスで一品無料かぁ」

八幡「最近妹の俺に対しての扱いが雑である件」

ゆたか「まだ分からないことが一杯あって…時間があればでいいんだけど、放課後の、練習が終わった後にちょっとだけ見に来てくれないかなぁ」

こなた「いいよー。ゆーちゃんと小町ちゃんのためならエーンヤコーラーだぜぃっ」




やまと「…………」



ひかる「おい比企谷。泉も教室に戻れ、授業が始まるぞ」

八幡「あ、はい」

小町「じゃあよろしくねーお兄ちゃん!」

ゆたか「ありがとーっ!」

午後に戻ってきますぞ

あれもう午前…?
投下します

八幡「桜庭先生…は、泉達のクラスで授業ですか」

ひかる「うむ。今日は職員会議があるから午後は短縮授業だということを伝えておいてくれ」

八幡「ウス」


ガラッ



グニョーーーーーン


八幡「なんだ…視界が…歪む……?」










かがみ「私に!電話!しても!いいの!」

八幡「…………え?」

かがみ「だから…、好感度……うぅ。察しろぉ!」

八幡「あ、お、おう!する!電話!する!」

八幡(…………どういう事だ?)

かがみ「ほ、ホント?約束だからね!?」




八幡(……ただの既視感、か?ふわっとする感覚が記憶がキングクリムゾンする時のに似ていた…)

八幡「………」ボー

みさお「おー?珍しく八幡がぼーっとしてるぞ」

あやの「本当だ、何かあったのかなぁ。柊ちゃん」

かがみ「えっ!?な、何もないわよ!」

みさお「なんでそこで柊が過剰反応するんだ…」

八幡「………」チラ

かがみ「……!」

八幡(確かかがみの、……まぁ、あの事があってから妙に意識していたような…。いかん、心臓がうるさくなってきた)

かがみ(今目が合った…)



八幡(そしてこの後は…誰か俺を訪ねて来たような)



小町「おっにぃちゃーん!」

ガラッ

八幡「お前か」

小町「お前とはごあいさつだなぁ。相談があるからちょっと廊下までカモーン」

八幡「いいぞ」

小町「おぉ。今日はいつもより理解あるお兄ちゃんだなぁ」


ゆたか「あ、お兄ちゃん!」

八幡「ゆたかも一緒か。どうしたんだっけ?」

ゆたか「相談があるの」

小町「小町達のクラスで、ネカフェとコスプレ喫茶を合体させたのをするんだけどー。……お兄ちゃんのバイト先から何着か拝借させてもらえないかなーって」

ゆたか「私達そんなに長くないから…言うに言えなくて」

八幡「よく学校が認可したなそんなの。そういえば俺がバイトしてからもう1年経つのか……早いな」

小町「成長したねお兄ちゃん…」グスッ

八幡(………………あっ)

八幡「…とりあえず泉がちょうどそこの扉から出てくるような気がするから聞いてみる。俺よりあそこで仕事してる歴がプラス1年くらい長いからな」

こなた「呼んだ?」

八幡「ほらな。かくかくしかじか」

こなた「それリアルじゃ伝わらないんだけど」

八幡「ちっ」


八幡「(ry」

こなた「多分大丈夫だよ、私から店長に頼んどく」

ゆたか「よかったぁ」

小町「これ、お礼ってわけじゃないですけど兄を引きずってでも来てみてください」

八幡「無料券か?」

こなた「だね。サービスで一品無料かぁ」

ゆたか「まだ分からないことが一杯あって…時間があればでいいんだけど、放課後の、練習が終わった後にちょっとだけ見に来てくれないかなぁ」

こなた「いいよー。ゆーちゃんと小町ちゃんのためならエーンヤコーラーだぜぃっ」

八幡(……………………………)



やまと「…………」



ひかる「おい比企谷」

八幡「授業が始まるんで戻ります」

ひかる「うむ」

小町「じゃあよろしくねーお兄ちゃん!」

ゆたか「ありがとーっ!」

ひかる「比企谷、今日は職員か」

八幡「職員会議で短縮授業、了解っス」

ひかる「え?う、うむ」

八幡「…………」



ガラッ



みさお「あ、帰ってきたぞ」

かがみ「あっ そ、そう…ね」カァ

あやの「もしかして柊ちゃん………うふふふ」

かがみ「峰岸っ ちが 違うわよ!?」

あやの「まだ何も言ってないんだけどなぁ…?」
ニッコリ

かがみ「な、あ…うっ?!」



八幡(かがみ達が何か話してる…て事は、今度はちゃんと入れたわけか)

八幡「”今度は”…?」

八幡(既視感じゃない…?あぁもうわけわからんぞ。気のせい、気のせいだ!うむ!)

ななこ「……ボサッとつっ立っとらんで早よ教室に入れや」

ななこ「…で、あるからして」

八幡「………」ボー

かがみ「……」チラッ

八幡「ん?」

かがみ「あ……!」サッ

八幡「…………」

かがみ「…………」チラッ

八幡「……」パクパク

な・ん・だ・よ

かがみ「~~~っっ」ササッ

八幡「………」

八幡(なんだよ…急に反応が変わるとどう接すればいいのかわからないよ…)

八幡「ちなみに俺、クロナは女の子だと最後まで信じてた」

ななこ「比企谷コラ 大英帝国の礎を築いたと言われる女王を答えてみんかい」

八幡「エリザベス1世」

ななこ「おぉ、正解や」

八幡「授業ちゃんと聞いてました」キリッ

ななこ「嘘こけ今はそこやっとらんわハゲ。放課後は職員室コースや」

八幡「」



みゆき「すみません、比企谷さんはいらっしゃいますか?」

みさお「比企谷なら黒井先生に引きずられていったぞー」

みゆき「まぁ…」




みゆき「失礼します」

ななこ「お、丁度来たな」

かがみ「遅わよみゆきー」

八幡「……俺は必要無いと思うんですが」

ななこ「何言うとるん。とりあえず決意表明や、明日からダイエット頑張るためのな」

八幡(明日から……まぁ方法なんてわからないから今日辺りに調べるしかないんだが)

かがみ「甘いものを…明日から封印するわ」

みゆき「私もデザート等は食べないようにしないといけませんね」

八幡「ポテチもな」

かがみ「ひぃっ そんなぁ…」

ななこ「……う、ウチはこれといって…」

八幡「先生は禁酒でしょうよ」

ななこ「殺生な!」

八幡「特にかがみ、お前が問題だ」

かがみ「まだ?まだあるの…!?」ガタガタ

八幡「お前は俺が直々に菓子類を封印しにいかせてもらう。家行くぞ」

かがみ「いやぁ…いやぁぁぁ……」グスッ

八幡「乗りかかった船だ、やると決まったら徹底的にやらせてもらう」グググ

かがみ「あぁぁぁぁ……」ズルズル





ななこ「あいつらホント仲えぇな」

みゆき「ですね」




みなみ「…………」

小町「みなみちゃん?」

ゆたか「どうしたの?」

みなみ「…なんでもない」

飯落ちです





八幡「大きめのビニール袋は買った、ガムテープも買った。後は……ダンボールも持ったな」

かがみ「ね、ねぇ八幡。別にそこまでしてくれなくてもいいのよ?ほら、お菓子なんて自分で封印できるし……」

つかさ「八幡くんがうちに来るのって、随分久しぶりな気がするなぁ。ただいまー」

みき「おかえり~…あらあら、八幡くん」

八幡「ご無沙汰っす」ペコッ



みき「みんなー、八幡くんが来たわよー!」



八幡「えっ」

ただお「おぉ。いらっしゃい」ヒョコッ

まつり「はっちー!いやっほぅ!!」ドタドタ

いのり「こら、まつり!」

八幡(何何何?なんで俺お店にやってきたリラック○みたいな感じなの?うぉまつりさんの胸でk)

かがみ「………………」ガシィッ

八幡「ヒイッ」

かがみ「………」ニッコリ

八幡「わかった、ポッキー1箱を見逃そう」

かがみ「…え?」

八幡「甘いな。チョコだけに」スルッ

かがみ「あっこら!」

八幡「つかさ、かがみの部屋どこだ」

つかさ「え?」

まつり「ほう。私が案内しようじゃないかー!ささ、こっちこっち」

八幡「お邪魔します」

かがみ「乙女の部屋に勝手に入るなーーっ!!」

みき「ねぇねぇかがみ、どういうこと?」ニヤニヤ

かがみ「ちょっ、お母さんどいて!どいてってば!」

みき「……」チラッ

いのり「……!」ピキーン

みき「ねぇねぇかがみー」

かがみ「だからどいてってば!」

いのり「お姉ちゃんも聞きたいなー」ガシィッ

かがみ「なにぃっ!?あ、つかさ…!」バッ

つかさ「私お茶いれるね~」ソソクサ

かがみ「つかさの裏切り者ー!!」

ガチャッ

まつり「この部屋だよー」

八幡(……よくよく考えたら女子の部屋に来るのって…初めてか?しかもかがみ…、うわここなんかいい匂いがする)

まつり「かがみのお菓子倉庫はそことそことそこ。こことベットの下の段ボール、あとタンスの一番下の引き出しね」ビシッビシッビシッ

八幡「」

まつり「じゃー、ヨロシクぅ」グッ



八幡「あの人把握してるのかよ……さっさと始めるか」

八幡(何がとこに入ってるのかとか気になる。すごーく気になる。だがいらん誤解と怒りを買いたくない俺はあえて紳士の道を行く)ガラッ

箱『どっさり』

八幡「初っ端から結構な量だな。はい没収没収」ガサゴソ


まつり「案内して来たよー」

かがみ(何やってるの早く降りて来いよバカ!)ソワソワ

みき「で、もうしたの?」

かがみ「何を?」ソワソワ



みき「告白」

かがみ「」ブハッ


いのり「うわーストレートに聞くなぁ(棒」

かがみ「はぁ!!?な、なぬな何言ってりゅのよ!!!!」

つかさ「えっ?お姉ちゃん、八幡くんのこと…好きなの?」

かがみ「ちっがうわよ!別にあいつの事なんて…」


八幡「どんだけ溜め込んでたんだ…」ドッサリ

かがみ「あーーーーー!私のお菓子!!」

八幡「差し押さえだ。少なくともミスコン終わるまではな」

まつり「え?かがみミスコンに出るの?」

かがみ「こなたよりも厄介なのに聞かれたぁっ!」

みき「娘の勇姿をカメラに収めに行かなきゃね?」

ただお「あまり露出の大きなのはお父さん的にはダメだぞー」

かがみ「うぁぁぁぁ……」

八幡「さて、残りのポテチやら取りに行くか」

かがみ「うあぁぁぁぁぁ!」



八幡「没収没収没収。これも没収。これも没収」

かがみ「うぅぅ…私の癒し達が」

まつり「だから夜な夜な体重計とにらめっこするんだよなー」

かがみ「うっさい!」

八幡「………よし。残りはタンスの一番下の引き出しか」

かがみ「……………え?」

八幡「あらよっと」

かがみ「ま、待って!」

八幡「あん?まつりさんに場所は全部聞いてんだぞ、残りはここだってな」

かがみ「そこは違うわよ!」

八幡「じゃあ何が入ってんだよ」

かがみ「そ、それは………」ウグッ

八幡「ほら」

かがみ「あっ」

ガラッ

八幡「こんなに」

ガシッ

八幡「入ってるだろうが」

かがみ「」

八幡「…………………なんだこれ」チラッ

【下着】

八幡「」

まつり『てへっ☆』







かがみ「今すぐ[ピーーー]ーーーーーーーーーーーっっっっ!!!!!!!!!!!」

八幡「誤解どぅわおふっ!!」




ドッタンバッタン

まつり「おー、やってるやってる」ニヤニヤ

みき「?…プロレスごっこでもしてるのかしら」

まつり「どうせじゃれてるだけだよ。あははは」


八幡「………よし。残りはタンスの一番下の引き出しか」

かがみ「……………え?」

八幡「あらよっと」

かがみ「ま、待って!」

八幡「あん?まつりさんに場所は全部聞いてんだぞ、残りはここだってな」

かがみ「そこは違うわよ!」

八幡「じゃあ何が入ってんだよ」

かがみ「そ、それは………」ウグッ

八幡「ほら」

かがみ「あっ」

ガラッ

八幡「こんなに」

ガシッ

八幡「入ってるだろうが」

かがみ「」

八幡「…………………なんだこれ」チラッ

【下着】

八幡「」

まつり『てへっ☆』







かがみ「今すぐ死ねーーーーーーーーーーーっっっっ!!!!!!!!!!!」

八幡「誤解どぅわおふっ!!」




ドッタンバッタン

まつり「おー、やってるやってる」ニヤニヤ

みき「?…プロレスごっこでもしてるのかしら」

まつり「どうせじゃれてるだけだよ。あははは」

八幡(瀕死)・まつり「「大変申し訳ありませんでした」」

かがみ「……10,000歩譲って八幡は仕方がないとしましょう。だけどお姉ちゃんはダメだ」

いのり「まぁまぁかがみ、こっちでキツくお灸を据えとくから」

まつり「ガーン」

かがみ「……はぁ」

八幡「…お邪魔しました」

みき「はたして帰ることができるかしら」

八幡「え?」

ガチャッ


ザーーーーーーーーーッ

TV『突如発生した台風が──。明日の昼には過ぎ去る見込みで─────』

八幡「」

みき「あなた、男の人用のお泊まりセットあるー?」

ただお「八幡君とは一度じっくり語り合ってみたかったんだ、もうすぐ夕飯時だからお茶しか出せないけどね」

八幡「楽しい事なんてないですよ別に」

ただお「そんな事はない。その歳でしっかりしていると思うよ」

八幡「はぁ」

ただお「かがみとつかさは学校でうまくやってるかい?」

八幡「まぁ、それなりに」

ただお「他の友達とはどんな感じだい?」

八幡(ふぇぇ質問が終わらないよ助けて小町)






小町「むむっ!お兄ちゃんが助けを呼んでる気がする!!」

ゆたか「雨、凄くなってきたねぇ」

みなみ「明日の昼まで…良くならないみたい」

小町「じゃあお泊まりだね!お泊まりセットと着替え、ちゃんととってるよー」

一旦止めます。
お疲れ様でした

お久しぶりなの
今夜はゆっくり投下していくぞー

スマホのバグなんて誰にもあるよねっ

済まぬ…

かがみ「…………」

まつり「はっちー、はいあーん」

八幡「いやあの俺一人で食えもがっ!?」

まつり「どーお?美味しい?」

八幡「………まぁ」

つかさ「よかったぁ、今日は気合いいれてみました」

八幡(超絶美味いよつかさつかさ美味いよつかさ)

かがみ「……………」

まつり「はい次あーん」

八幡「俺のペースで食わもごご」

まつり「はっはっは、遠慮なんてしないの。お姉さんに身も心も委ねなさい…?」

八幡「だが断る」


かがみ「………」チョイチョイ

八幡「?」



かがみ「あ、あーん」



八幡「」

つかさ「わぁ」

八幡(何も考えるな何も考えるな何も考えるな…)

八幡「はむ」

かがみ「あっ」

八幡「…美味い」

かがみ「…!」パァ


まつり「一瞬で仲間はずれにされた」

つかさ「私もしたほうがいいのかなぁ…あ、あーんって……」ドキドキ

いのり(モテモテだわー八幡くん)

みき「将来は安泰ね」

ただお「そうだね」






小町「お兄ちゃんから連絡が来ません」

ゆたか「どうしたんだろう…もうお夕飯時なのに」

みなみ「…電話してみる」

八幡「………腹いっぱい…ごちそうさまです」ウプッ

ただお「八幡君。うちの神社を継」

かがみ「!?」

ツメタイパフェ ヤキタテクッキー

八幡「すません、電話出てきます」



かがみ「お父さん何言ってるの?!」

ただお「お父さん的には将来は彼かなーって」

かがみ「何が!?」

ただお「そりゃあ」

かがみ「言わないでいい!それ以上は言わないでいい!」

みき「あらあら」ウフフ

090-××××-++++

八幡(……知らない番号だな、でないが吉か?)

ツメタイパフェヤキタテクッキー ブツッ

ツメタイパフェヤキタテクッキー ブツッ

ツメタイパフェヤキタテクッキー ブツッ

ツメタイパフェヤキタテクッキー ブツッ

ツメタイパフェヤキタテクッキー ブツッ

八幡「分かった。出るから。出るから…もしもし」

みなみ『…あ…!出た』

八幡「岩崎か?俺の番号……小町から聞いたのか」

みなみ『小町ちゃんが心配してます。…今どこですか』

八幡「柊家に居ると小町に伝えてくれ、できたら帰るから」

みなみ(……柊家)

みなみ『メール、します。ゆたかも、…ずっと心配してたので』

八幡「お、おう?」

みなみ『メール、します』ブツッ

八幡(切れた……)

みき「八幡くーん、お風呂沸いたわよー」

八幡「あ、はぁ」

みき「………かがみとつかさに背中流させましょうか?」ニヤリ

八幡「俺は何も聞いてない」ダッ

みき「うふふ」



続きはお昼に。遅くなってすまぬなの

私の騎乗スキルはA+。どんなバイクでも早く帰って来ることができる……!(ドヤーン

カポーン

八幡「……」

「なにか?」

八幡(俺は1人で入るつもりだった。だけどちょっとは、ちょっとは期待してる面もあった。だって男の子だもん仕方ないだろ?)

「ふぅー…いい湯だぁ」

八幡(みきさんの事だ、多少の倫理観には触れても何かしらのいたずらで自分の家族をけしかけたりはするだろうと思っていました)

「あ、石鹸新しいの出そう」

八幡(だけど…だけどさぁ……)


ただお「はっはっは、男同士、裸の付き合いをすすめられてしまってね」

八幡(なんでアンタだよォォォォォォ!!!!)


八幡「俺って… こんなところで何してんだ本当」


小町「いやーゴメンゴメン、ご飯作るの遅くなっちゃった」

ゆたか「ううん、ごちそうになってるのは私たちだし」

みなみ「……」コクコク

ゆたか「そちらの肉じゃが、兄の作り置きでござる」

みなみ「………美味しい」

ゆたか「本当だ、とっても美味しいっ」

小町「今ごろ何やってるのかなぁお兄ちゃん」

みなみ「柊先輩宅にいるって、電話が…」

ゆたか「」

小町「何ィッ!?…あのスケコマシがぁ……確かに有力株かとは思ってたけど進展早すぎだよ…」

ガタンガタン!!!

ゆたか「わわっ、風…強くなってきたね」

小町「今夜が一番強くなるってTVで言ってたよ」

みなみ「……」

ガタンガタンガタン!!!


八幡「風呂、お先しました」

みき「うふふ、かがみかつかさでも入ってくると思った?残念、お父さんでした!」

八幡「……」グヌヌ

つかさ「お母さん!?」

みき「客間は今日だけ荷物置きに使ってるから八幡くんの寝るところ、よろしくね?」ニッコリ

かがみ「なっ」

八幡「その辺のソファとか床とかでいいんですが」

みき「風邪引いちゃうわよ?」

八幡「間違いが起こるよりはマシなんで」

かがみ「その辺は大丈夫だろ、ヘタレだし」

八幡「」

みき「じゃあ大丈夫ね」

かがみ「客間」

みき「でも荷物置きに…」

かがみ「客間!」

みき「…もう」

かがみ(余計なお世話だっつの!)

【客間】

荷物『せめぇ』

荷物『ぎっちぎちやでぇ』

かがみ「」

みき「だから言ったじゃない」

八幡「いや……なんとか寝れないことも…このスペースで…」ブツブツ

みき(必[ピーーー])

みき「100万円の壷(嘘)とか50万円の絵巻物(嘘)とかどこにも置くところがなかったからここに置いてたのー」

八幡「」

つかさ「そんなのあったのー?」

かがみ(売ればいいのに…100万円……お寿司…ステーキ)ウフフフ

八幡「何考えてるか手に取るように分かる」

かがみ「…言いがかりはやめてよね」

八幡「涎拭けよ」

【客間】

荷物『せめぇ』

荷物『ぎっちぎちやでぇ』

かがみ「」

みき「だから言ったじゃない」

八幡「いや……なんとか寝れないことも…このスペースで…」ブツブツ

みき(必死ね)

みき「100万円の壷(嘘)とか50万円の絵巻物(嘘)とかどこにも置くところがなかったからここに置いてたのー」

八幡「」

つかさ「そんなのあったのー?」

かがみ(売ればいいのに…100万円……お寿司…ステーキ)ウフフフ

八幡「何考えてるか手に取るように分かる」

かがみ「…言いがかりはやめてよね」

八幡「涎拭けよ」

みき「リビングよりは誰かの部屋で…」

かがみ「お母さん!」


つかさ「……わ、私っ、いい…です」カァ


八幡「」

かがみ「つかさ!?」

みき「あらあら」







みなみ(…………!)ピキ─z__ン

小町「どこからかニュータイプみたいな音が聞こえたよ今」

みなみ「……………」ピピピ

ゆたか「みなみちゃん?」

みなみ「…めーるなう」

ゆたか「えっ あ、うん」

みなみ「…………………」ピピピピ

つかさ「だ、だって私なら一回一緒に寝たことある、から…」

かがみ「は?」ジロッ

八幡「看病の時はノーカンだと思うんです俺的には」

みき「既成事じ」

ティロフィナーレ!

八幡「おーーーーーっと、メールが届いたから見てくるちなみにリビングで寝たいなぜならこの家のリビングマジで愛してるプレイスだから!」ダッ

みき「……」チッ

かがみ「」




from:岩崎
件名:今、何をしてますか?
─────────────
今日は泊まらせて頂くことにしました。
先輩の肉じゃがとっても美味しかったです。
…先輩は何をしてるのかなって、気になって
メールしました。
返事くださると嬉しいです。

みなみ。


八幡「ナイスだ…ナイスだぞ岩崎。goodなタイミングでメールをくれてありがとう。なんだこのメール超可愛いんだけど」

八幡「『特に何もしてないな、あえて今の状況を言うとするならお前のメールに助けられた』」

ピピッ

八幡「送信終わり、さてどうしたもんか」

ティロフィナーレ!

八幡「早いなオイ」


from:岩崎
件名:本当ですか?
────────────
よくわからないです、けど、なにか
先輩の助けになったなら、よかったです。
ちなみに、今日は3人で先pのお部屋に泊まる
事になりました。

p.s.
ベットの下を見ようとはしませんので安心して
ください。



八幡「あの早さでこれだけ打ったのか…恐ろしい奴だ。そして色々とツッコミ待ちなのかこれは」

ティロフィナーレ!

八幡「うぉっ」


from:岩崎
件名:間違えました
─────────────
先輩、でした



八幡「…………あぁ、うん。先pな」

八幡「返済…と」

ティロフィナーレ!

八幡「早ぇぇっての」


from:meganekko.gekilove@
件名:やぁやぁ
─────────────
風が強いね
八幡の部屋に突撃していい?


八幡「文面とアドレスから見て泉か……脈絡の概念をどこか遠い国に忘れてきたんじゃないだろうな」


八幡「『もうこの際好きにしろ。ただ外は危ないってのと俺は居ないということだけは言っておいてやる』」

今日も昼からなの。
最近まともに投下ができてるような気がして嬉しいぞ!(震え)

みき「お帰りなさい八幡くん、つかさの部屋にお布団……」

ただお「うーん、母さん。流石にそこまでは容認できないかなぁ」

みき「えーっ」

かがみ「普通はそうでしょっ!……もっと娘の身を考えてよね」

みき「でも八幡くんはヘタレさんでしょうし」

かがみ「そうだけど…」

八幡「ちょっと待て。俺がヘタレなのは確定なのかよ」

かがみ「違うの?」

八幡「お、俺だってやる時はやれる男だ。ヘタレってわけじゃない!」

かがみ「つかさ、今日は私の部屋で一緒に寝るわよ」

つかさ「う、うん?」

みき「あらあら、男の子はやっぱり狼なのね」

八幡「待て、誤解だから距離をとるな。今のはヘタレ的な意味を否定しただけであってだな……」

ただお「そういえば母さんとの初めての思い出はよく覚えているよ」

みき「まぁ。お父さんったら」

八幡・かがみ「「娘達の前でなんて話してんだあんたら!!」」

ただお「母さんは昔から積極的でね、初めて手を繋いだ思い出が……初めてデートした時の話だよ」

みき「かがみったら何を想像したの?」クスクス

かがみ「…っ、ち、違っ!!」カァァァ

つかさ「八幡くん、何が変なの?」

八幡「つかさはまだ知らなくていい事だ。………よ、よよよし、つかさの部屋ににに行ここうか」

つかさ「う、うん…」///

かがみ「サラッとつかさを連れて行くなっ!つかさも行こうとしないの!」

八幡「お前俺がようやくひねり出した勇気を無駄にしやがって!」

かがみ「もっと他の事に使いなさいバカ!どうせ誘うならわたっ!」

八幡「………綿?」

みき「…」クスリ

かがみ「わ、わた、わたたーーっ!」バキィッ

八幡「うぐっ!?」

ガクッ

ドサッ

かがみ「あっ」

つかさ「八幡くん!?」





いのり「…かがみったら正直じゃないわねー」コソッ

まつり「それが青春だよ、姉ちゃん」コソッ

本日も昼から(自信が無い)投下しますの。

こっそり更新。
大分遅れてしまったぞ…
待たせて申し訳ないの

───────────


八幡『えー千葉市立総武高校から来ました、比企谷八幡です。よろしくお願いします』

ななこ『ほなお楽しみの質問タイムや!制限時間は5分!』

八幡(……ん?)

こなた『ほいほーい!』

ななこ『はい泉!』

こなた『二次嫁は誰ですかっ!』

八幡『………は?』



こなた『だーかーらー、二・次・ヨ・メ!二次元の嫁だよキミィ』チッチッチ

八幡(…………) キョロキョロ

八幡『えーっと……いない、です』

こなた『明日来るまでに嫁を迎えておくように!以上!』ガタッ

八幡『…えーっと』

ななこ『つ、次は誰やー?』

つかさ『あ、はーい』

ななこ『おう柊!珍しいなぁ惚れたか!』

つかさ『ち、違いますよぅ!違うからね!?』アセアセ

八幡『お、おう』

八幡(……これは…転校初日の)

つかさ『えっと、八幡君の好きなお料理はなんですかぁ?』

八幡『お、り、料理やら家事全ぷァんならそこそこでき、ます、はい』

八幡(はい噛んだー。テイク2でも噛んだー)

────────────

【居間】

八幡「……」ムクリ

八幡(随分懐かしい夢だったな…1年しか経ってないけど)

ピロリパロピリロラ

八幡「……深夜の一時…こんな時間にメールとは感心しないな小町」ピピッ


from:小町
件名:たすけ
AM1:01
────────────




八幡「」ガタッ







ドタドタ

つかさ「ふわぁ……どうしたの…?」

八幡「起こしちまったか、悪いな」

つかさ「……八幡くん?」

八幡「……」ダッ

かがみ「…つかさー?どうしたのー?」

つかさ「おトイレに行こうと思ったらね、八幡くんが起きてたの」

かがみ「ふーん」

つかさ「今、出てっちゃった」

かがみ「ふーん。……………はぁ!?」

TV『強風により、物が飛来するおそれがあります』




ヒュゴォォォォ

八幡「………流石台風、風つおい」

八幡(スマホ防水じゃないんだが……まぁ大丈夫だろ)タッタッタ

「………危ないわよ」

八幡「……?」

やまと「………」

八幡(誰だっけ……あー、思い出したわ永森やまと略して永山さんか)

八幡「お前こそこんな時間にウロウロしてたら危ないだろ永山」

やまと「永森やまとなのだけれど」

八幡「その口調はやめてくれると嬉しいのだけれど」

やまと「………」

八幡(悪いがこんなところでお前に構ってる暇は無いんでな、くわばらくわばら)

やまと「警告しておくわ。この風の中外出したら危ないわよ、おとなしく柊さんの家でギシギシアンアンしていなさい」

八幡「オイちょっと話しようぜギシギシアンアンが何なのか説明してみろ」

八幡(そもそも何故危ないと分かっていながらこいつは外出しているのだろうか)

やまと「……」

八幡「……、まぁとにかく妹達が待ってるから行くわ」

やまと「…行くのね、警告したのに」

八幡「なにぶん妹に助けを求められたんでな、そんなの行くのが当然だろうが」





ザーーーー

やまと「…………」

やまと「………………進みなさい」

八幡(なるべく永森には近付かないようにしよう……)


ピロリパロピリロラ


from:かがみ
件名:どこ行ってんのよ!
─────────────
つかさが心配してるでしょうが!
こんな時間にどこをウロウロしてるのよあんたは!



八幡(かがみは心配してくれんのかな、なんつって)

八幡「小町~ 帰ったぞー」

ガチャ

シーン

八幡「小町~」ギッ

ビチャッ

八幡「……なんか濡れてるんだが」

八幡(掃除が捗りそうですね、はい)

八幡「小町~」

「おにいちゃーーーん!!」ガシッ

八幡「電気くらいつけろよ。家中真っ暗じゃねーか」

小町「お兄ちゃん、お兄ちゃん…どうしよう、どうしよう……」グスッ

八幡「……何かあったか」

小町「窓が、硝子が、みなみちゃんが……ふぇぇぇぇ」








ゆたか「うっ、うっ……」

みなみ「………っ」

小町「が、ガラスが散ってるかもだから気をつけて」

八幡「電気をつけるという選択肢はないのか」

ゆたか「!」

みなみ「……、先輩」

八幡「小町、電気つけれ」

小町「つかないんだよ……ブレーカーを上げたり下げたりしてもつかなかった」

八幡「電気会社呼ばないとダメか…で、どうした」

ゆたか「…と、突然窓から石が飛んで来たの。みなみちゃんに割れたガラスが…ひくっ……ううっ」

みなみ「大丈夫… 大丈夫だから」

八幡「……ちょっとスマホの懐中電灯点けるぞ」パッ


みなみ「………」

左腕『超痛いんですけど』ダクダク

八幡「救急車。小町、救急車呼べ。俺は救急箱取ってくる」

小町「は、はいっ」



八幡「痛いか」

みなみ「…痛くありません」

八幡「いや、痛いだろ」

みなみ「…痛くないです」

八幡「からのー?」

みなみ「……痛くないです」

八幡「……消毒液、染みるぞ」チョンッ

みなみ「………っっ!」ビクンッ

八幡「やっぱ痛いんだろうが、無理すんな」

みなみ「……」

八幡「ゆたか、タオル取ってきてくれ」

ゆたか「うんっ」



八幡「………どんな奴が石を投げた?」

みなみ「…え」

八幡「このガラスの当たり方は…咄嗟に避けた感じだな。多分窓から投石するモーションが見えたんだろ、どんな奴が石を投げたんだ?」

みなみ「………見えませんでした」

八幡「この雨でも、俺ですらここから家の外までは見えない事も無い。ましてやお前に限ってそれはない、動体視力と反射神経がずば抜けてるお前だからこういう風に傷を最小限にガラスを避けたんだからな」

みなみ「…」

八幡「俺なら見えても顔面ブシャーだったと思うな」

みなみ「………見えませんでした」

八幡「頑なだな、何で言わない」

みなみ「…」

八幡「その顔は俺の知り合いって事か」

みなみ「!?」

八幡「……悪いな、カマをかけさせてもらった」

みなみ「…風で飛んできたって……可能性も」

八幡「面白い軌道で飛んで来たな。ラジコン石か?」

みなみ「……」

people people

八幡「言いたくないなら言わなくてもいい……あと、女子が顔に傷なんて作るな。…救急車来たから行くぞ」

みなみ「…すみません」






かがみ『馬鹿!!メール+^×[〒〆*€!!??!!¥〆=[÷9[57,:つかさ%[5,[×心配%・0^$2」〒]+〆!!!!』

八幡「マジすいません…」

小町(かれこれ3時間のお説教…)

かがみ『##*|6[8:×[÷°」÷÷>○×*々*÷==<(2々2÷=・+!!!!!…………』

八幡「……小町にかわれだって…」ゲッソリ

小町「お、おぉ………もしもし」

かがみ『みなみちゃんは大丈夫?小町ちゃんも怪我はない?』

小町「あ…大丈夫、です」

かがみ『八幡が何も言わずに飛び出すから家中大慌てだったわよ。…大変だったわね、本当に大丈夫なの?』

小町「はい」

かがみ『妹想いなのはいいけどもう少し周りを見て欲しいわね、どれだけ心配したと思って……はぁ』

小町「うちの兄もかがみさんに想われて幸せ者ですネ」

かがみ『は、はぁぁ?!小町ちゃ、何言ってわひゃぁぁぁっ!!?』ズテーン

小町「おっふ」

けむくじゃら


誤爆

八幡「小町~ ちょっと便所行ってくるわ」

小町「うっうー」

八幡(可愛い)





八幡「……」

八幡(家の電線が、切れて……いや、切られていた。明らかに人為的によるもの。具体的には鋭利なモノで切られた形跡があった)

八幡「………何かしたかな俺…恨みをかけない、かわない、かかわらない人生をおくってたつもりだったんだがなァ…」


『──────雪乃ちゃ────』

八幡「………今嫌な何かが頭をよぎった気がする」

今度こそ


ばるの

こなた「おっすおっす!みなみちゃんが怪我をしたって聞いたけども!?」

みなみ「……」ペコッ

八幡「そんなに深い傷じゃなかった。まぁ痕は残らんだろう、だそうだ」

こなた「そかそか、酷くなくてよかった」

みなみ「…ご心配をおかけしました」

こなた「いやいや、病院が近くてよかったよー、はいこれお見舞い。外はもう雨風弱くなってたよ、もうポツポツ雨かな」

八幡「学校は……まぁ、今日は休みだろう。もう昼過ぎだし」

こなた「そうだね~」

八幡「電気会社が来るのが夕方か…………冷蔵庫…」

小町「あっ」

八幡「やべぇ…大丈夫かしら」

小町「ま、まぁ半日くらいは…」

こなた「なんかあったの?」

八幡「家が断線乙ってる」

こなた「うわぁ」

八幡「今日中に冷蔵庫の中身を全部調理するか捨てるかしないとダメだな」

小町「おお兄よ、捨てるなんてもったいない!」

八幡「じゃあ調理だな。ダメになってたもんは廃棄せざるを得ないけど」

こなた「今日はご馳走だね!」

八幡「え、お前も食うの」キョトン

こなた「モチのロンでしょうに」

八幡「何はともあれ、何の食材が使え」

ツメタイパフェヤキタテクッキー

八幡「はい」

ななこ『比企谷ァッ!!』キーン

八幡「うぉっ……なんすか」

ななこ『夕方でええ、高良を連れて学校に来てんか』

八幡「嫌っす」

ななこ『来い』

八幡「はい……」

小町「どったのお兄ちゃん」

八幡「黒井先生に赤紙出された…夕方登校しろと」

小町「何したのさ」

八幡「心当たりが多すぎて禿げる」

八幡(アレか?漫画研究会のイベントを無理矢理ブッ込んだ事がバレたか?)

八幡「みゆきさんに迷惑かけちまった…」ピピピ



みゆき『はい、もしもし』

八幡「最初に謝らせてくれ。もしかしたら俺のせいかもしれん」

みゆき『はい?』

八幡「今、黒井先生から連絡があってな。夕方にみゆきさんを連れて登校して来いって電話が来てな……もしかしたら俺のせいかなぁ、と」

みゆき『それは…はぁ、わかりました。それでは5時に学校の校門前でお会いしましょう』

八幡「悪い」

みゆき『いえいえ、これも実行委員の務めですから』

八幡「……」ピッ

ゆたか「高良先輩、怒ってた…?」

八幡「声のトーンが若干困ってた、死んでくる」

みなみ「……」

八幡「ん?」

小町「みなみちゃん、お腹空いてる?」

みなみ「そ、そんなこと…」グゥゥ…

小町「……」ニヤニヤ

みなみ「~~っっ!!」カァ

小町「お兄ちゃん」

八幡「妹のパシリに使われる奴www


俺です」

小町「そんな事しないよー、もー」

八幡「さすがマイスイートシスター。じゃあ帰ってから飯だな」

小町「帰ってからだと時間かかるし外食しようよ。お兄ちゃん奢りで」

八幡「ほぼ変わんねーじゃねーか」







八幡「……あと20分、早めに着いた方がいいか」

みゆき「そうですね」

八幡「いつから居たんですかね」

みゆき「先ほどみなみさん達と別れた辺りからですね」

八幡「気付かなかった…」

みゆき「奢りますので、飲み物か何か買って行きませんか?」

八幡「いやいやむしろ俺に奢らせてくれ。黒井先生の要件が何であれ、事の発端は俺のような気がしてならないんだ」

みゆき「そ、そこまで思い込まなくても」

八幡「みゆきさんは炭酸飲めたっけか」

イラッシャイマー

みゆき「ああっ?ま、待ってください」

ななこ「…おう」

八幡「マジすいませんっした」

ななこ「なんやどうした。陰口でも叩いとったんか」

八幡「いや…どうせ俺関連ですし」

ななこ「ほぉー?言うてみ」

八幡「2年の八坂を筆頭とした漫画研究会のイベントを無理やりぶっこみました」

ななこ「アレは自分の仕業やったんか!?高良らしくもない申請だからって無理したんやで!!?」

八幡(ハズレかよ)

八幡「じゃあ…かがみの着替えを除いた時に3人のBWH表もチラ見した事かな」

みゆき・ななこ「「は?」」

八幡「おっとこっちもハズレか。他に何か……え?ちょっ、すいません、マジすいませんって、正直に言ったから許し、待って怖い、怖」






八幡(さっぱり分からん)ボロッ

ななこ「自分等を呼び出したのは他でもない、ちょっと学校ん中入れや」

みゆき「はい…?」

八幡「…………!」

みゆき「…そんな」

ななこ「……気になって見に来てみたらこうなっとった。今の比企谷みたくボロボロになっとるやろ」

八幡「冗談にしては笑えねーっすわ」

ななこ「台風の被害かとも思ったけどな、刃物傷みたいなんはどう考えても人がやったとしか考えられん」

みゆき「………許せません。こんなの、あんまりです…」

八幡「桜藤祭。来週の頭…4日後ですけど」

ななこ「延期、最悪の場合は中止やろなぁ」ハァ

みゆき「警察には?」

ななこ「そこ。学園本部に連絡入れたらな、学園全体のイメージダウンに繋がるから警察に連絡をするな、加えて中止もやむを得ないって返事が返ってきたんや」

八幡(これはれっきとしたこれは事件だ。生徒側にも教師側にも動揺は生まれる、何より1年に一度の学園祭を潰された事にも不満の声は上がるだろう。何せ外部からも予定を合わせたり帰省したりする場合もあるからな、それなのに中止はおろか警察も呼ばない?どうなってんだよウチの学校馬鹿じゃねえのか)

ななこ「どこのアホの仕業か知らんけど、先の事を考えたら胃が痛くてしゃあないわ」イライラ

みゆき「……そう、ですね」ギュッ






八幡(………俺たちの不安を煽るように。翌日の新聞には陵桜学園史上、最大のピンチになり得る記事が載っていた)

【埼玉県私立陵桜学園 生徒による事件か!?】

TV『埼玉県にある私立陵桜学園で、学園祭の準備の為と思われる衣装や装飾品。その他機材等が人為的に破損させられていた事が発覚しました。今朝入った情報によりますと、昨夜未明に生徒数人が学園の門を乗り越えて言った所を目撃した人物がいるとの事です』


八幡「…学校行くぞ」

小町「……うん」



「すいません、陵桜学園の生徒さんですよね。お話伺ってもよろしいですか?」

「この惨状を目の当たりにしてどうですか?」

「あ、あの、やめてください…」

八幡「早速記者が来てんのか……裏門から入るべきか?」

小町「うわ、こっち来たよお兄ちゃんっ」

八幡「…俺の後ろに居ろ。俺が捕まったらさっさと校門を潜れ。俺は裏門から行くから」

「すいません、陵桜学園の生徒さんですよね。お話伺ってもよろしいですか?」

八幡「……」スタスタ

「もしもーし。お話伺ってもよろしいですかー?」

八幡「……」スタスタ

「………なるほど、無言で校門から離れていく辺り。こちらの男生徒さんには心当たりがあるようです、後を追ってみましょう」

八幡「……!?」

八幡(こいつナニイッテンノ?おいおいどう解釈したらそうなるんだよ誰だってこんな風に囲まれたら逃げたくなるだろ!)

小町「兄に言いがかりはやめてください!」ドンッ

「うわっ!……こ、この学園の生徒は少々粗暴なようです、やはり生徒による犯行…まさかこちらの2人による犯行でしょうか」

小町「なん……っ、何を言っ!」

ななこ「ウチの生徒の手ェ掴んで何しとるんや自分。変質者?警察呼ぶで」

「し、失礼な。私は記者で…」

ななこ「もしもし、警察ですか?学校の前で変質者がウチの生徒に絡んどって」

「なぁぁっ!?」






ななこ「助けるのが遅れてすまんかったな、今日はもう帰ってええ。全校生徒公欠や」

八幡「……はい」

小町「桜藤祭はどうなったんですか!?」

ななこ「…………」

八幡「……わかりました」

ななこ「すぐに連絡網で回る、ほとぼりが冷めるまで学校に来んでええ」

小町「そんな……」

八幡「ほら小町、帰るぞ」

小町「まだ桜藤祭がどうなるか聞いてないよ!」

八幡「……わざわざ聞かなくてもわかるだろ。察しろ」

小町「…………だって、だって」

ななこ「……」

八幡「中止、だ。わかったら早く帰ってメシだ。お前が慌てたせいで食べ損ねたからな」

小町「………」







やまと「…………」

ちまちま更新で申し訳ないの
言い訳するなら諸用に追われる毎日なの

ど、土日は頑張るさー!






「今朝の朝刊です」スッ

陽乃「ありがと。今やってる仕事、ちゃちゃっと終わらせるからそこに置いといてー」

「はい、失礼しました」

陽乃「お疲れー」

ガチャ バタン

陽乃「あーいまーい3センチ♪そりゃぷにってことかい………」チラッ

【陵桜学園 無期限休校か!?】

陽乃「…………ちょ」カサッ

【事件性アリでも警察呼ばず!】
【生徒が記者に暴行?】

陽乃「………………んんー?」(  ̄3 ̄)?


【疑いのある男子生徒逃走!】


陽乃(この後ろ姿…)

陽乃「………………比企谷君じゃん?」





やまと「…………」スッ

陽乃「誰かなー」ガラッ

やまと「!?」

陽乃「こら、ヒトの事務所を勝手に窓から覗いたりしちゃダメでしょー……ん」ピクッ

やまと「ごめんなさい。さようなら」

陽乃「はっはー。ちょっと待とうねー?」ガシッ

やまと「っ!………!?」グググッ

陽乃「うわ、すっごい力。キミ本当に女子高生?ググッ

やまと(何…この人。だめ、データが無い……そもそもこの周はおろか直接私に干渉してきたのは初めて…!)

陽乃「……ねぇねぇ陵桜の制服だよねソレ。悪い事は言わないから何をしてたのかさっさと吐いちゃいなよ」

やまと「………」スッ

陽乃「下手に動くのはナシ。口だけで説明できるよね?」

やまと「■■────■■■─■」

陽乃「……いやいやどこの言」

シュンッ

陽乃「葉なのそ…れ……?あれ?消えた?」

シュンッ

ボフッ

「うぐぉごっ」

やまと(しまった…咄嗟に一般人の家に……)

八幡「天井から……永、森」

やまと「」


ガチャ

小町「お兄ちゃーん、改めて朝ごはんができまオイそこの女子お兄ちゃんからいますぐ退け」ギロッ

八幡「待て小町、今不思議な事が」

小町「お兄ちゃんどいて、そいつ殺せない」チャキッ

八幡「お前は包丁を常備するのをやめろ」

小町「学校から帰って来たそばから女の子を侍らすなんて成長したね。小町は悲しいよお兄ちゃん」

八幡「侍らせてねぇ」

小町「じゃあやっぱり侵入者だよねよし刺そう」

八幡「おいおいおいおい……おーっと小町はエプロン新しいのにしたんだな似合ってんじゃん」

小町「これ?いーでしょー。真ん中にお兄ちゃんの顔の刺繍がいれてあるの♪」

八幡(いつからうちの妹はヤンデレキャラになってしまったんだろうね。あ、割と最初からだったわ)

小町「それよりそこの女子を早く殺………あれ、どこに消えたの」

八幡「………………ん?え?」

こんばんは>>1なの
緊急搬送されてから早一週間、久しぶりに顔を出せたの。
頻度激減してた分を取り戻すために、頑張るの!




もう少しだけ休んだら…あふぅ

明日からは無事に投下するつもりだぞ

ζ*'ヮ')ζ <こんな(ハプニング)イベントを出して欲しいとか希望があったら是非ともご意見欲しいかなーって

とりあえずは書きだめ通りに進めちゃうの

シュンッ


やまと(迂闊だったわ… 余計な行動は慎まないと)

やまと「………このまま何事もなければいいけど」





ピンポーン


こなた「おっはー」

八幡「チャイムならしたら勝手に入っていいってわけじゃないんだけどなぁ」

こなた「いーじゃんいーじゃん。私と八幡の仲じゃん?」

小町「お兄ちゃん堅いこと言わないの!」

八幡「…で、何か用か」

こなた「折角休みだしさ、遊ぼ?」

八幡「Hum?」

小町「じゃー小町も…、……っ!」ピキーン

八幡「ん?」

小町「小町はいいからこなたさんと『2人で』遊んで来なよー」

こなた「……………ん!?」

八幡「お前はよ」

小町「朝から色々あってむかむかするからふて寝する」

八幡「キャラがブレてる」

小町「お兄ちゃんが早く行かないとクラスの男子とデートする」

八幡「泉待ってろ1分で着替える」

こなた「お、おぉ…」

小町「明日の朝には返してくださいねー」

こなた「レンタル期間が長いな…夜中はどうするのさ」

小町「そりゃあ勿論。……にひっ」

こなた「言っとくけど私は八幡視点の攻略キャラじゃないよ、そーゆーのはかがみんとかつかさとかみなみちゃんとか(ryの役目っしょ→」

小町「ホントですかぁー?」

こなた「あたぼうよ。うん。あたぼー」

小町「ほー、とりあえずまぁうちの兄を宜しくどうぞ」

こなた「ういういー」

八幡「準備完了」

小町「いってらっしゃい」

八幡「もっと引き止めてくれてもい」

小町「行ってらっしゃい」

八幡「……」グスッ




こなた「相変わらずな妹御だね」

八幡「……さっきよりは元気になって何よりだし良いとしよう」

こなた「フーン?」

八幡「そういえばな、さっき永山……じゃなくて永森が降った来たんだぜ親方」

こなた「なんだそりゃ」

八幡「幻覚だといいよな、さもなくば俺の頭がどうかしてしまったとしか言いようがない。現実って小説より奇なりだよな」

こなた「とはいうけど普通にラノベとかの方が奇なりじゃない?異世界行ったりとかより奇なりってどんなよって」

八幡「早速日本語にケンカを売ったなお前……で、どこ行くんだよ。つかさとかつかさとかつかさは呼ばないのか」

こなた「今日は私とデェートゥしようよ~ たまにはよくない?」

八幡「どうせゲーセン行ったり飯食ったり映画みたり給料3ヶ月分だろ………あれ?これデートじゃね?」

こなた「デートって単語に抱いてる幻想が婚約まで辿りついてるけど。なにさ、私に告白でもするつもりなのかいー?」ニヤリ

八幡「かもな」

こなた「にゅやっ?!」

八幡「冗談だし…そんな嫌そうな顔すんなよ凹むわ」

こなた「あ、あはは!」

こなた(ぐぬぬ…)

八幡「とっとと行くぞ。結局小町の飯メシを食べ損ねたからまず飯を食べたいんだが」クルッ

こなた「あ、もしもしー?どーせ学校無いんだし遊びに行こうよ、八幡と2人でお出かけしてるんだけどあまりに甲斐性なしだからさー」

八幡「陰口はいくないと思います」

こなた「ほれほれ、早くしたまえ。ゲーマーズの前に集合ねー」ピッ

八幡「そういえば、ゆたかは?」

こなた「買い物に出掛けたヨー。もしかしたら会えるかもね」

八幡「気合い入れて行こうか」キリッ

こなた「はいはい」





かがみ「……」ドタバタ

つかさ「お姉ちゃんどうしたのー?」

かがみ「こなたから電話。八幡をレンタルしてあげるから遊びに行こう、だって」

つかさ「えぇー?」

かがみ「面倒くさいわね……まぁ仕方ないから行ってあげるわよ、本当は嫌なんだからね?本当にもう…しょうがないんだから」ニコニコ

つかさ(嬉しそうだけどなぁ)

かがみ「さぁ、つかさ。出発するわよ」

つかさ「わっ 私も!?いいの?」

かがみ「当たり前でしょ、早く着替えて」

つかさ「はーいっ[]」



つかさ「八幡くーんっ おはよー」トテテテ

八幡「泉。俺幻覚。超可愛い。私服。つかさ。目の前。居る」

こなた「ついに日本語を失ったか… 現実だよしっかりして」

つかさ「えへへ、似合う…かな?」

八幡「………(無言のサムズアップ)」スッ

かがみ「何やってんだか…帰りに荷物取りに来なさいよね。制服乾いてるから」

八幡「そういえばそうだったわ。忘れてた」

こなた「え?八幡かがみん家に泊まったの?」

かがみ(しまった…)

八幡「ん?おう」

こなた「さも当たり前の様に流してるけどさ。年頃の男の子が年頃の姉妹の家に泊まり込むって凄い事ダヨネ?」

かがみ「うっ…」

八幡「今更だろそんなの、お前らそもそも俺ん家に何度も泊まってんじゃん」

こなた「……それもそっか」

つかさ「またお泊まりしたいねー」

八幡「かがみ。つかさ、今日俺ん家泊まるってよ」

かがみ「こらこら」

つかさ「い、いいの…?」カァ

かがみ「こらこら!」

こなた「………」

かがみ「そもそも何でそんな話に」

こなた「ちぇーい」ドン

八幡「ダニィ!?」

かがみ「なってにゃぁぁぁぁぁ!?」


ドシーン!


八幡「痛い」

かがみ「私が一番痛いわよ!」

八幡「あ、……悪い」

かがみ「……いいケド」

八幡「……」

かがみ「は、早くどいてよね……そんなに見るなよ」プイッ

八幡「おぉ…」


こなた「自らやらかしといて何だけど何この空気真っピン」

みなみ「………」スタスタ

こなた「」

かがみ「早くどけってば……人が見てるのに」カァァ

八幡「いや…なんつーか……」

みなみ「…なんつーか動きたくない?」

八幡「」

かがみ「」

みなみ「こんな所で押し倒して… 何してるんですか」




みなみ「お二人は”そういうの”が好きなんですね。すいません、お邪魔しました」

八幡「待て、待ってくださいお願いします」

かがみ「誤解だから!少なくとも私は被害者!」

八幡「かがみお前…裏切ったな」

かがみ「そもそも事の発端はこなたじゃない」


こなた「………」ソローリ

八幡「………」チラッ

こなた「……!」ハッ

八幡「今逃げなかったら軽めで勘弁してやる」

こなた「…さよなら私の純潔……」ホロリ

八幡「人聞きの悪いことを言うんじゃない」ムニィーッ

こなた「ひふぁいひふぁいひふぁい!」


飯落ちなのよな!

お腹いっぱいなんだよ(白目

かがみ「で?これからどこ行くの?」

八幡「知らん」

こなた「とりあえずご飯食べよっか」

つかさ「お お財布忘れちゃったぁ!?」

みなみ「……」

八幡「適当にその辺で食うかな」

こなた「そーしましょったらそーしましょ」

かがみ「もー、仕方無いわね…今日のところはたてかえてあげるから」

つかさ「お姉ちゃんごめんなさい…」

みなみ「………」

八幡「…お前も来るだろ?」

みなみ「え」

八幡「財布は」

みなみ「…あります」

八幡「ケータイ」

みなみ「大丈夫です」

八幡「今日の予定は」

みなみ「特に… お散歩に出ただけなので」

八幡「人数も多い方が賑やかで楽しい(こいつらが)だろうしな、時間があるならついて来い」

みなみ「や、…ヤヴォール」

八幡「何でドイツ語だよ」

みなみ「バレ」

八幡「急にスパニッシュだと… いいだろう、かかって来い」

みなみ「…ふふっ」




こなた「ナニアレ楽しそう」

かがみ「ていうか何で分かるんだよっ」ビシッ

つかさ「やぼーる! なんかかっこいいね~」

イラッシャッセー!

八幡「全面禁煙席か。素晴らしい」

つかさ「あ、5名様で~」

こなた「なぁなぁ八幡や」

八幡「なんだよ」

こなた「じゃんけん、するかい?」ニヤリ

八幡「お断りだ。俺7連敗中だし」

こなた「ちっ」

つかさ「どこ座ろっか」



みなみ「…先輩、あっちにしましょう」グイッ

かがみ「…………八幡?こっちよね?」グイッ



八幡「えっ」

こなた「おやおや波乱の予感」

八幡「あの、なに?」

つかさ「八幡くん、一緒座ろ?」キュッ

八幡「よろこんで」キリッ

かがみ・みなみ「「!?」」

こなた「つかさの天然スキルのおかげで血を見なくて済んだの…かな?」

つかさ「………」ニヤリ

かがみ(な、なぁぁっ!?)

こなた(あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!いつも通りつかさの天然スキルが八幡を落としたと思ったらッ!なんとつかさが不敵な笑みを浮かべていたッッ!今回のは本当に天然なのか?策士なんてもんじゃねぇ……もっと恐ろしいものを垣間見た気がするぜ………!!!)ドドドドド

みなみ(………む)


つかさ「………♪」

つかさ(たまには、いいよねっ)ニコッ

八幡(夢なら覚めなくていいよ?)

「随分と楽しそうね」

八幡「こ、この心臓を鷲掴みにするような氷の女王ボイスは……」ビクッ

こなた「やー雪ノ下さん。おひさー」


雪乃「お久しぶりね、泉さん他数名」


八幡(やはり雪ノ下雪乃さんがいやがりました)

結衣「ちょ、私も居るし!」

八幡「なんだ居たのか」

結衣「扱いが酷いね!?」

八幡「安心しろ、俺もかがみからはこんな感じだ」

かがみ「ほーう?」ジロッ

八幡「というジョークさハハハ。かがみんマジ女神だからなハハハ」

かがみ「やっぱり一回〆とこうかしら」

八幡「すいませんした」

かがみ「よろしい」

雪乃「ふぅ…歩き疲れたわね」スッ

結衣「そ、そだねー?あははー」スッ

八幡「ん?」

結衣「なに?」

八幡「いや……なんで隣の席に座るんだよ」

雪乃「私達の勝手だと思うのだけれど」

結衣「そーだそーだ!口出し禁止!」

八幡「そらそうだろうけどな……まぁいいわ。注文決めようぜ」


こなた「もう決めてる」

つかさ「わたしもー」

かがみ「同じく」

みなみ「私も…です」

八幡「早いなオイ」


ピンポーン

「ご注文はお決まりですか?」

雪乃「Aランチセット」

結衣「私はBランチで!あとドリンクバー2つ!」


ピンポーン

こなた「オムライス!」

つかさ「私はハンバーグ~」

かがみ「……」

八幡「やめとけ。高カロリーだ」

かがみ「まだ何も言ってないわよ!」

つかさ「みなみちゃんはー?」

みなみ「……」ジッ

八幡「………何だよ?」

みなみ「…先輩と同じ物で」

八幡「そうか、じゃあ笊蕎麦セット2つ」

みなみ「!」パァァ

つかさ「みなみちゃん、お蕎麦好きなの?」

みなみ「はい…!」パァァ

こなた(めちゃくちゃ嬉しそうだなァ…いろんな意味で)

かがみ「私は……へ、ヘルシーサラダ…?」

八幡「なんで疑問系なんだよ好きなの食えよ」

かがみ「あんたが高カロリーとか言うから避けたんでしょうがっ!」

八幡「悪かった悪かった、牛ステーキのスペシャルデザートセットだろ?」

かがみ「……あ、明日までおやつ抜くから…」

八幡(そういえばダイエット……どうせ桜藤祭ないしいいか)

雪乃「ヒキガエル君。私は紅茶でいいわ」

八幡「はい?あと誰がヒキガエルだこの野郎」

雪乃「ドリンクバー」

八幡「アァン?自分で行けよ馬鹿馬鹿しい」

雪乃「だって私、心臓を鷲掴みにするような氷の女王だもの」ニッコリ

八幡「聞いてたんですかやだー取ってきます」

結衣「ついでに私はメロンソーダ!」

八幡「チッ、……あいよ」

こなた「私はコーラ」

かがみ「オレンジジュース」

つかさ「アップルをお願いしまーす」

みなみ「…ミルクティーを」

八幡「せめて統一しろよ!!!」バンッ!!!


みなみ「手伝います…」スッ

八幡「悪いな、頼む」

みなみ「……いえ」

ちょっとだけ休憩なの

おはようごぜぇますなの

八幡(つか、あいつら何で埼玉に…学校はどうしたんだ?平日だよ?)

八幡「……この俺をパシリに使う所も変わらない忌々しさだぜ、コーラとか混ぜてやる」

みなみ「怒られるのでは…?」

八幡「大丈夫じゃね?」

みなみ「えぇ…」

八幡「ククククク………味わえコーラ入りティー」




八幡「ホラよ、勝手に取りやがれ」カチャ

雪乃「何か混ぜていたら引き千切るわよ」

八幡「おっととと間違えて取って来ちゃったなー入れ直してくるわ」

こなた「弱い…弱すぎる」

八幡「黙りやがれちくしょう」

八幡「お前ら何でこんな所にいるんだよ、そもそも学校はどうした。平日だぞ」

結衣「創立記念日の式典が面倒くさくて、ゆきのんと一緒に早退してきちゃった」

雪乃「あんな無駄な行事…延々と話を聞かされる事に意味など無いわ」

八幡「お前ら結構悪い子だな」

結衣「えへへ~」

八幡「褒めてねぇよ」


こなた「イタダキマース」

「「「いただきまーす」」」

八幡「俺のだけ来ない……」

八幡「…何でわざわざ埼玉?秋葉とか池袋とかでサボれよ」

雪乃「しつこいわ。私達の勝手でしょうと何度言わせれば気がすむのかしら、キチンと中身が入ってるの?」コンコン

八幡「不思議そうに俺の頭を小突くな、ぴっちりみっちり入ってるっつの」

結衣「あはは…」

八幡「日下部並みに馬鹿の奴に笑われてる件」

結衣「ば、馬鹿言うなし!ちゃんと成績も伸びてるもん!」

八幡「へー(棒」

雪乃「由比ヶ浜さん、私と同じ国際教養科まで上がって来ているわ」

八幡「な ん だ と」

結衣「ふっふっふっ。去年は死ぬ気で勉強したからねー」

八幡「マジで…?こ、こここ、こいつが…?」

結衣「ヒッキーよりは、頭良いかもね?」ニヤリ


『ヒッキーよりは、頭良いかもね?』

『ヒッキーよりは、頭良いかもね?』

『ヒッキーよりは…


八幡(う…うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!)


こなた「お言葉だけど八幡も頭良いよ?みゆきさんには劣るけど」

八幡「い、泉…」

かがみ「そうね、暗記科目系のみ特化してるのが玉に瑕だけど」

こなた「それ。理数系は微妙だから、理数系頑張ればみゆきさんの足元には及ぶと思う」

結衣「みゆきさん…?」

こなた「ほら、ピンク髪で萌え要素たっぷりなメガネっ娘ちゃんだよ。知ってるでしょ?」

結衣「あー!あの美人さん!」

こなた「あぁ見えて全国模試1位から6位の間をぐらぐらしてるバケモノだからね」

結衣「いちっ!?」

八幡「いやいや今から理数頑張っても流石に無理。追いつける筈がない」

こなた「そうかなぁ、やる気の問題だと思うよ?」モグモグ

かがみ「こなたがそれを言っちゃうかー」

こなた「口で言うほど楽なことは無いよね、えぇ、自覚してますとも」

八幡「この中で理数得意はどう考えてもかがみだよな。勉強教えろよ」

かがみ「いいけど高くつくわよ」ニコッ

八幡「ぐぬぬ」

雪乃「………」

結衣「う、うぅ…」

こなた「ククク……チミたちの知ってる八幡はもう居ない、ここにいる八幡はもはや別人……ヤツは死んでいるのだよッッ!」

結衣「そんな!」

八幡「うわ何この展開。お前も乗らなくていいから」

結衣「あ、そうなの?」

こなた「ノリが悪いとモテないよー?」

八幡「いやこいつ”なんちゃってビッチ”だし大丈夫だろ」

結衣「手のひら返すの早っ!?ビッチ言うなし!」

八幡「いや、なんちゃってビッチだって」

結衣「違いが分からないよ!」

八幡「だってお前初めて会った時に自爆したじゃん」

結衣「うわ!うーわー!ヒッキーマジキモい!し、しし、処女とか女子力低いんだよ!?」

かがみ「おい…おい… お願いだから店の中でそーゆー事を大声で言うな」

つかさ「せ、せめてちっちゃな声で……ね?」

結衣「わわっ!ご、ごめん」

こなた「女子力(笑)」

結衣「あー!そのちっちゃい子にケンカ売られた!私ケンカ売られたよ!!何でそんな自信満々な顔なの!」

八幡「そりゃまぁ、ここに女子力の塊みたいなのが居るからだろ」ツイッ

つかさ「………へ、私…?」

八幡(突然の振りに戸惑うつかさ可愛い)

かがみ「寝坊はするわ常時春眠暁だわ…だけどね」

つかさ「ううぅ~……お姉ちゃぁぁん」

かがみ「女子力なんてもんがあるならみゆきと並べるわ、お料理も考えるとみゆきをも上回る…!」

結衣「ぱ、パーフェクト超人ならこっちにも居るし!」ドドン

雪乃「くだらない事に私を出さないでちょうだい」

八幡(あーこいつもむかつくくらい何でもこなすマン……ウーマンだったわそういえば)

こなた「みゆきさんが1番!」

結衣「ゆきのんが1番!」

こなた「みゆきさん!」ガタッ

結衣「ゆきのん!」ガタッ

こなた・結衣「「ぐぬぬぬぬ……」」

八幡「何で女子力の話からパーフェクト超人の話になってんだよ」



つかさ「あの~…女子力ってなぁに?」


結衣「………それは」

こなた「……なんだろ」

八幡「神通力の一つだ」

かがみ「変な嘘を吹き込むな!」

雪乃「輝いた生き方をしている女子が持つ力で、自らの生き方や自らの綺麗さやセンスの良さを目立たせて自身の存在を示す力、男から持て囃される力。人によってそれらの定義は違うわ」

八幡「流石ユキペディアさん、拍手」

雪乃「黙りなさい」

つかさ「へぇ~~凄いねぇ」(※よく分かっていない)

結衣「どうかしたの?」

つかさ「ううん、でも、その、女子力ってそんなに大事かなぁって」

結衣「大事だよ!女子力あらずんば女子に非ずだよ!」

八幡「平家に謝れ」

つかさ「輝いた、生き方?なんてしなくても…こなちゃんとか、おねえちゃんとか、八幡くんとか、ゆきちゃんとか、みなみちゃんとか、一緒だったら毎日楽しくてキラキラしてるからそれでいいかも」

結衣「」

つかさ「皆一緒なら、楽しい思い出とか、辛い思い出とか、全部まとめて輝いて見えるかも……って恥ずかしいね。私、何言ってるのかなぁ」テレリ

シーーーーン

つかさ「も、もう。誰か何か言ってよー」

結衣「…私って、一体……」ガクッ

雪乃「…今時こんな事を言ってのける人がいるなんて思わなかったわ」

八幡「それがつかさなんだよ」

かがみ「つかさ、あんたは大物になるわ」クスッ

みなみ「…ですね」フフッ


つかさ「もーー!みなみちゃんまでーっ!」

続きは夜なの!

予定変更につき
昼投稿になるの
誠に申し訳ねぇの

八幡「で、お前等何でこっちに居んの?」

結衣「そこに戻るんだ!?」

八幡「サボった。それはいいな、いいと思う。で、何でそこからわざわざ埼玉まで来たんだよ。ケツ出し幼稚園児でも探しに来たのか?」

結衣「あ、それ分かった!クレヨンしんたんでしょ!」

八幡「………」

結衣「ヒッキーてば馬鹿だなぁ。あんな幼稚園児が現実にいるわけないじゃん」ドヤ

八幡「いや、アレはノンフィクションらしいぞ」

結衣「……え!?」

八幡「作者自身の黒歴史を面白おかしくしたのがモデルになっているそうな…」

結衣「そ、そうだったんだ…」

八幡「という噂が俺の中で流れている」

結衣「じゃあ嘘じゃん!」

八幡「100%そうだと言い切れるのか?」

結衣「当たり前だよ!」

八幡「世の中に絶対、とか確実、なんて存在しないのに?」

結衣「…そ、そうだよ。流石にありえないよ!」

八幡「じゃあお前は『大好き』だとか『いいね!』だとかを本音のまんまLIMEやらメールやらに書いたことしか無いんだな?」ズイッ

結衣「……う」

八幡「世辞を言った事も、自分を曲げて相手に同調した事も無いんだな?」ズズイッ

結衣「そ、それは……ってち、近いし!」

胃カメラとかわけ分からん検査で長引いた事をここに謝罪するの


済まぬ…済まぬ…

八幡「作者が何を考えながら漫画や小説を書いていたのか、なんて分かるわけないだろ?もしかしたら本当に作者が幼年期にケツ出してぶりぶりやってたかもしれないだろ?」

結衣「わかった、分かったから…顔近いからぁ!」カァ

八幡「そもそも現国で『1の波線部での作者の考えを書きなさい系』の問題で△も×も存在し得ないとは思わないか、かがみ」

かがみ「こなた科に属しそうなくらい唐突なフリだな。一理ない事も無いけど」

こなた「私ってこんなんなんだ……自重しよ」

八幡「現代の若者は自分1人じゃ生きていけないからコミュニティに属しちまう。面倒だぜ?相手に気をつかわなければならないなんて息苦しくて仕方がない。さっきの例がそれを示してるだろ。『えー別に可愛くないけど………とりあえず可愛いって送っとこ』とか『こーゆーノリまぢうざっ……はいはいわたしも大好き大好き』とかな」

雪乃「相変わらずその腐った目はそんなことに目敏いわね」

八幡「腐ってませんー 最近は光を取り戻してますゥー」

結衣(うわぁ…うざっ」

八幡「おい聞こえてんぞ」

雪乃「私は特に本音とは逆な事を言って相手を立てた事などないわ。だって嘘偽りの無い事しか口から出ないもの。例えば私は自負するほど可愛い、とか」

八幡(うわ殴りてぇ)

八幡「あぁ、お前はまさにそれっぽいな。言葉の剣で容赦無く心臓をひと突きに壊しちゃう感じ」

雪乃「私が言った事を相手が勝手に悪い方に解釈する。私のせいじゃないわ」

八幡「ほう、他意はないんだな?口撃…もとい攻撃したい衝動は無いと?」

雪乃「率直な感想をボソッと独り言のように呟くだけよ。そもそも私の感想に激情するのはお門違いだわ、書き上げた作文用紙を取り上げて口を出すようなものね」

八幡「俺が論破されそうだぜ…なら率直に呟いてみろ。今の俺ってどう思う」

雪乃「気持ち悪いわ、こっちを見ないで欲しいくらいに」

八幡「敵意むき出しなんですけど雪ノ下さん」

雪乃「独り言よ」

八幡「目がバッチリあってただろうが」

雪乃「私は貴方を見てなんかいない。貴方の後頭部に位置する絵を見ていたの」

八幡「そんな馬鹿な……この際正直に言えよ」

雪乃「私が心の中の私に『目の前の男って…気持ち悪いわね?』と問いかけて『そうね』と返答を貰っただけ……つまりやっぱり自問自答の独り言よ」

八幡「なん、だと…」




こなた「わけわかめなう」

結衣「ごめん、私も何言ってるのかわからない」

つかさ「八幡くんって私たちに気をつかってたんだね…」ボソッ

八幡「えっ …いや最初はともかく今はそんな事はない、ぞ?多分」

こなた「………。はーあ、本当は楽しくなかったのに無理矢理合わせてくれてただけ、かぁ」チラッ

かがみ「悪かったわね、いろいろと」チラッ

みなみ「…ご迷惑おかけしました」チラッ

八幡「」

こなた「これからはなるべく、さ。距離は考えるから」

かがみ「迷惑はかけられないもんね」

みなみ「そう…ですね」

八幡「あー、ゴホン。やっぱり世の中には、れれ例外もあるよな?お前たちみたいに気をつかわなくてもいいヤツは大事だ!な?人はやっぱり1人じゃ生きていけないよな!トモダチダイジ!」アセアン

こなた「だよねー☆」

かがみ「ねー」

みなみ「…」コクコク

つかさ「よかったぁ~」ニコニコ

八幡「口は災いの種か…」フッ




八幡(……これから先、余計な事は何があっても言わないと、俺は堅く、固く誓ったのだった)




結衣(飼い慣らされてる…)

雪乃「無様ね」

八幡「何とでも言え」

雪乃「無様だわ」

八幡「…そうかよ」

雪乃「無様よ」

八幡「……おう」

雪乃「無様」ファサ

八幡「お前語彙力に限界でも来てるの?それしか言う事無いの?」

雪乃「今の貴方を見て、この私がわざわざ掛けてあげる言葉がそれ以上にあるのかしら」

八幡「おま…お前」

雪乃「いえ、無いわ」ニッコリ

八幡「」

結衣「凄くいい笑顔で……」

かがみ「反語なのが尚更えげつないな ご馳走様でした」

つかさ「わたしもー ごちそうさまでしたぁ」

こなた「ごち!」

よ、夜までには来ます…よ?(震え

大丈夫だよ>1

みんな今日の夜だとは思ってないから。安心して年明けにでもあげてください。

年越しSS期待して明日の仕事がんばるためにもう寝る。

ククク…我が黒翼は刻をも超える……
(意外と間に合いました)


蘭子語って難しいね 投下しますの

>>571
仕事がんばれなの

八幡「………」

みなみ「『お前なんで俺に向かって手をあわせてんの』……だそうです」

八幡「…」コクコク

こなた「なんとなくその場の流れでオゴリいけるかなって……意思疎通できるんだね?」

こなた(そういえば八幡も最初の頃口べたなみなみちゃんの通訳してたっけ…)

かがみ「じゃあじゃあ、私の考えてる事分かる?」

八幡「『お腹減った』」

かがみ「殴るからな?」ズンッ

八幡「モルスァっ」

雪乃「話の途中なのだけれど」

八幡「話じゃなくて一方的な罵倒じゃねーか…」

雪乃「そんな事はないわ。何故なら私は独り言しか言ってないのだもの」

八幡「はいはい独り言な」

雪乃「ついでに、これも独り言だから聞き流しなさい」

八幡「言われなくてもそうするっつーの」




雪乃「会った当初よりは……その、悪くないわ」ボソッ

かがみ「」

みなみ「」

こなた(フラグキタ━━━━!!!??)

八幡「へーへーさいですか。お、デザートいいな。注文してくれ誰か、ここの店員のイケイケ感苦手だから」

雪乃「……」ムスッ

こなた「折っ、たー……」ホッ

こなた(ん…?)ハテ

八幡「泉、これ注文してくれよぉ」

こなた「お、おう!?え?あ、あいあいさー、まだ食べるんだー?」アタフタ

八幡「デザート欲しいなら頼んどけ、新年明ける前に恩を売ってやる」

こなた「うーん、私はもうお腹いっぱい…まだ秋前だよ?」

八幡「知ってる」

ピンポーン

こなた「特盛りカップルコーヒーパフェくださーい」

こなた(カップルコーヒーパフェ…でかいな 写真の段階で既に凄そう)

「こちら、カップル限定で料金割引になりますが…」チラッ

八幡「へー」

かがみ「カップル…」

みなみ「…限定」

つかさ「???」

こなた(……ふむ)





こなた「おねーさんおねーさん、そのリボンちゃんとそこの挙動不審くんがカップルですよー」ドドン





かがみ「な゛っ」

みなみ「」

八幡「へーぇぇぁぇぇぇえええおいぃぃぃぃ!!」

つかさ「リボンちゃん……?…わ、わたしっ?!!?!私と八幡くん、お、お、お付き合いしてたの!?」

八幡「や、やめおま、つか、つかさ落ち着け」

「あらぁ、お似合いですよ~」

こなた(してやったり……参ったかつかさ~)ニヤニヤ

つかさ「えへへ…お似合いだって、照れちゃうね」

八幡「な……………う、うむ」

こなた(あれっ?)

かがみ「………」ゴゴゴゴゴゴゴ

みなみ「………」ドドドドドドド

こなた(さて…我が失態ながらこの状況、どうしたもんか)タラーリ

雪乃「あら、随分と野獣なのね比企谷君。こんないたいけで純粋そうな子に手を出すなんて」

結衣「ヒッキーの変態!」

八幡「ち、ちげーっつの!これは、そうだ、孔明の罠だ」



雪乃「すみません、このカップルコーヒーパフェもう一つ」

こなた「え?」

雪乃「カップルが一組だとは、限らないでしょう?」ニッコリ

結衣「」

八幡「は?」

つかさ「八幡くん、浮気なんてだめっ!めっ!」プンスカ

かがみ「私たちというものがありながら……」

こなた「つかさも弄んだね!」(悪ノリ)

みなみ「……万死に値しますね」

八幡「何で怒ってるのお前達……違うだろ?違うよな?この流れはおかしいよな?」

雪乃「……」ニッコリ

八幡「」

「女の敵ですねー?売り上げにはなるので問題ありませんがー」スタスタ


八幡「雪ノ下雪乃ォオォオオ!!!」

「お会計、9632円になります」ハラエ

八幡「………」

八幡(おかしい…何かがおかしい)

こなた「八幡クン、もー1人の彼女さんの分は出してあげないのかい?」

雪乃「失礼ね、この男と交際なんて……でも、そんなに払いたいのなら払わせてもいいわ」スッ

「お会計、13400円になります」ハラエ

八幡「おかしいだろ……なんでこいつの分まで」

雪乃「あら、じゃあもし私が戸塚君だったらすんなり払ったりしたのかしら」

八幡「否定はしないがな」

こなた「戸塚君……ああ、あの写真の男の娘ちゃんか」

八幡「はいはいどうせまた罵詈雑言だろ、『気持ち悪い』だろ」

雪乃「いいえ、別にいいと思うわ。私は性的趣向にどうこう口を出すほど心が狭い人間じゃないもの、同性同士もいいと思うわよ?」

結衣「あ、あははー…」

八幡(………ん?)

こなた「分かってないなぁ!男と男の娘は違うの!第3の性別なの!」グッ

雪乃「……第3なんてないと思うのだけれど」

こなた「第4、秀吉まであるよ」

雪乃「………………戸籍に存在しないでしょう」

こなた「理屈なんて関係ねぇ!そこに愛があれば関係な

八幡「悪い、黙らせるから」ムグッ

こなた「むぐーーぐむ!むぐぐー!!」

アリガトウゴザイマシター

こなた「もごもご!もごごごごー!」

八幡「いい加減、黙れって…」

こなた「れろん」ペロッ

八幡「ひぃぃぃ舐めやがったな!」ゾワッ

こなた「いきなり女の子の口を塞ぐのにロマンもへったくれもないなぁ。もう」

八幡「俺たち間でそれはあるのか」

こなた「うーん、…フラグによるかな?」


雪乃「比企谷君。ごちそうさま」ニコッ

結衣「またねー、ヒッキー」ニコッ

八幡「おう、二度と来るな」ニコッ

結衣「笑顔でひどい!」

雪乃「じゃあいきましょうか、由比ヶ浜さん」ギュッ

結衣「う、うん、ゆきのん…」ギュッ

こなた「女の子同士で恋人繋ぎかい?仲良いねぇ」

八幡「!」ピキーン




八幡「おい…お前ら……マジか」

「「「へ?」」」

結衣「え、えと……その」

雪乃「目ざといわね、比企谷君」



雪乃『いいえ、別にいいと思うわ。私は性的趣向にどうこう口を出すほど心が狭い人間じゃないもの、同性同士もいいと思うわよ?』

八幡「そういう事か………」ハァ

つかさ「どうしたのー?」

雪乃「私、言ったでしょう?『カップルが一組とは、限らない』って」クスッ

結衣「ゆ、ゆきのん!行くよ!」カァァ





八幡「…次会ったらパフェ代請求してやる」

みなみ「……?」

かがみ「何よ、どうしたのよ」

八幡「お前等にはまだ早い」

みなみ「…わけがわからない(わ)よ」

こなた「とりあえず八幡は浮気してなかった、って事だね」

八幡「……流石にお前はわかるか」

こなた「ロンモチ。リアルで見るのは初めてだけどネ!」

つかさ「浮気はしてなかったのー?よかったぁ」

八幡「つかさ…」デレッ


かがみ・みなみ「「……」」カチーン

かがみ「ソレよ!こなた、あんた何でつかさを生贄にしたの?」

八幡「生贄って何だ生贄って」

みなみ「説明を…要します」

こなた「あっはっはーなんのことやら」

お夜食……あふぅ

失礼、噛みました

ちがう、わざとだ

噛みまみた!

八幡「さてどうする、11時だが」

こなた「ゲーマーズいこ!」

八幡「ゲーセンか、まぁ悪くないか」

かがみ「はぁ、言いたくないけど……今頃桜藤祭の前夜祭くらいはしてたのよねー」

グニャーーン

八幡「………い…!?」クラッ

かがみ「…大丈夫?」

八幡「すまん、目眩が……よし大丈夫ハチマンゲンキ」

八幡(……今のは)

つかさ「もう、過ぎちゃった事を気にしても仕方ないよ。……本当は、残念だけど」

八幡「…まぁ、あんだけ準備してたもんな」

こなた「みゆきさんがねぇ、体調崩したんだって」

つかさ「そうなの?」

かがみ「ちょっと、初耳よ?」

八幡「マジか。大丈夫なのかそれ」

みなみ「桜藤祭を誰よりも楽しみに頑張ってましたから…… ショックで熱を出してしまったそうです」

八幡「…夕方頃に見舞いにでも行くか、それから解散って事で」

こなた「うん、そーしよっか」

>>589
わざとじゃない!?




みゆき「…………」ハァ

コンコン

「みゆき、お友達がお見舞いに来てるわよー?」

みゆき「あ…はい」

ガチャ

八幡「ちっす」

みゆき「比企谷さん……」

こなた「私たちもいるよー」

かがみ「お見舞いに来たわ、体調はどう?」

つかさ「すっごく美味しいケーキ。買ってきたの」

みゆき「泉さんに柊さん達まで…、幾分かは良くなったと思います」

>>591
ファミマ見た?

>>593そんな気軽にコンビニの場所を確認されても!

>>588
>>591
>>594

流石なの

みなみ「よかった です…」

八幡「そうか」

みゆき「すみません、すぐに座布団をお出ししますので」

八幡「いや、いい。体に障るだろうから早めに帰るよ」

みゆき「……そんな事を言わずに、ゆっくりしていってください」

八幡「…」

みゆき「皆さんもどうぞ、ちょうど話し相手が欲しいところだったんです」




こなた「それでねー、八幡が浮気とかの話になって」

八幡「してねーよ。ハァ、友達ねぇ彼女もねぇ生まれてこの方いたこだねぇ」

かがみ「なんで吉幾四なのよ」

八幡「いやなんでお前が知ってるんだよ」

みゆき「俺ら東京さ行きますだ、でしたっけ」

八幡「不思議とみゆきさんが知ってても変じゃない気がするな」

みゆき「それはどういう意味でしょう…?(#」ゴゴゴゴゴ

八幡「ヒイッ」

みゆき「………」

つかさ「そうなの!こなちゃんがー……ゆきちゃん、まだ、だるおも?」

かがみ「その使い方はおかしいわよ」

八幡「あれって生理の事だよな?」

かがみ「よく堂々と聞けるわねあんた…」

みゆき「そんなことはないのですが……」

みなみ「……先輩方、少しお手伝いして欲しい事があります」

つかさ「お手伝い?」

こなた「はい」

八幡「俺も手伝」

みなみ「いえ 4人居れば足りるので…」

かがみ「………成る程ね、じゃあ後は頼んだから。八幡?」

八幡「お、おう?」

かがみ「ほら、行った行った」

つかさ「ふぇ?どこいくのー?」

こなた「ヤるなら今だよ!八幡!」

かがみ「余計な事を吹き込むな!弱ってるみゆきを襲おうとしたら……去勢するわよ?」ニッコリ

わざとじゃない!?

>>598

神はいたー…

八幡「ししねぇよ!」

かがみ「ならよーし」

みゆき「私…そんなに魅力がありませんか……」ハァ

八幡「ダニィ!?」

みゆき「冗談です♪」

八幡「心臓に悪いんでやめてくれ……」



【黒駒】



みゆき「…少し、もう少しだけこちらに来て頂けませんか?」

八幡「いやもうかなり近いと思いますけど。みゆきさんの眼科に俺いるんですけど」

みゆき「同じ目線の高さの方が話しやすいと思うんです」

八幡「は…?」

みゆき「私、今ベットから降りる気分じゃないんです」

八幡「……い、Ich sollte ich in diesem Bett zu sitzen?(俺にこのベットに座れと?)」

みゆき「………ヤー」クスッ

【黒駒】

かがみ「あれってどこの言語なのよ!」コソッ

こなた「ロシア…?」コソッ

みなみ「…ドイツ語ですよ」

こなた「みゆきさんはともかく八幡は何で喋れるんだろ」コソッ

「あらあら、みんなで扉に耳を当てて、何をしてるのー?」

みなみ「あ……私は違います、違います」

かがみ「……ふーん?みなみちゃんは気にならないんだー?」

みなみ「…それは」

「うふふっ、ててれてっててー…コップ~」

こなた「みゆきさんのお母さんナーイス!」コソッ

みなみ「……」ハァ


【黒駒】


八幡(うわ、ふっかふか…)

みゆき「…本日はご心配おかけして申し訳ありません」

八幡「どうせなら彼奴らにも言ってやれ。熱は大丈夫なんだよな?」

みゆき「はい、その。ちょっと考え込みすぎてしまって…」

八幡「……桜藤祭か」

グニャーーン

八幡「っ」クラッ

みゆき「…大丈夫ですか?」

八幡「大丈夫だ……気持ちは分かるけどな」

みゆき「比企谷さんも、頑張ってくださってましたし…」

八幡「俺の知ってる限りではな、生徒全員が楽しめるように頑張ってた奴No.1に輝けるのはみゆきさんだと思うぞ」

みゆき「うふふ、ありがとうございます…」

八幡「……無理してるな、今なら俺の胸を0円で貸してやるぞ」

みゆき「…いつもはお高いんですか?」クスッ

八幡「まぁそれなりに」

みゆき「……泣いたところで、今の現状は変わりませんから」

八幡「でもスッキリはすると思うぜ、by小町」

みゆき「小町さん?」

八幡「あぁ、不甲斐ない事に去年は小町の胸を借りっぱなしだった……何やってんだろ俺」

みゆき「…仲がよろしいんですね」

八幡「宇宙一仲の良い兄妹と思ってる」

みゆき「千葉出身の兄妹は結婚してしまう程仲が良いと聞いていますよ」フフッ

八幡「洒落にならん知識を持ちおって……断り切れる自信が無いと言えば無いけどな」フンス

みゆき「………」

八幡「………」

みゆき「比企谷さん」

八幡「何でございましょう」

みゆき「……まだ、お安いでしょうか」

八幡「おう。0円のまんまだ」

みゆき「…少しだけ、少しの時間だけ、お借りしてもよろしいですか……?」

八幡「…ついでに愚痴があったら聞いてやるよ」

みゆき「素晴らしい、サービス、精神、ですね……ふふっ」ギュッ





みゆき「ううっ… うぅぅぅぅぅーーっ……!」グスッ

八幡「………」



【黒駒】


「みゆきったら…ふふっ、こんなに泣いちゃうのはいつぶりかしら」

こなた「子供の頃からしっかりしてそうですよねー」

「まだまだ子供よ、オバさんくさいとこもあるけど」

かがみ「オバさんくさいって……みゆき気にしてそうだわ」

「……みゆきの事、よろしくね」

こなた「モチロンですよぉ」

かがみ「むしろこっちの……こいつが1番お世話になってるけどな」

こなた「うわ酷っ」

八幡『お前ら何聞き耳立ててんだコラ』

こなた「ひょおわっ!」

ガチャ

こなた「びびっくりしたなぁもー!」

八幡「ったく…」

かがみ「みゆきは?」

八幡「泣き疲れて寝た」

かがみ「……そう」

八幡「…………」

「比企谷さんって言うの?」

八幡「あ、ども………おい泉」

こなた「なに?」

八幡「……みゆきさんさんの姉貴的な?」ボソッ

みなみ「……」クスッ

「なぁに?」

こなた「みゆきさんのお姉さんかと思ったらみたいです」

「あらあら、嬉しいこと言ってくれて~もう。褒めても何も出ないわよ~」

八幡(あぁ、母親ね、八幡……若っ!)

「高翌良みゆきの母親の、高翌良ゆかりでーす。人妻でーす」






八幡「………」

こなた「で、みゆきさんの感触はどうだった?」

こなた(天国でした…とか言うんでしょ?)ニヤリ

八幡「………ん」

こなた(あれ?)

八幡「………何とかなんねーかな」

かがみ「何とかって……もう、どうしようもないでしょ」

八幡「………」

つかさ「八幡くん……?」



みゆき『ううっ… うぅぅぅぅぅーーっ……!』グスッ



八幡(何とか……したいんだがなぁ)

とりあえず今日はここまで

良いお年を。と、僕はキメ顔でそう言った。

やまと「……」スタスタ

「……」

やまと「………」スタスタ

「……」

やまと「…………」スタスタ

「………」

やまと「…………こんな時間に何の用かしら。電柱の陰に居るのは分かってるわよ」ピタッ

「…す、ストーカーとかじゃないぞ。アレだ、『舟』が異常を起こしたって…」

やまと「…………誰?」

「いや、顔見せて…いいのか?永森だけど」

「本人でもダメって言ってただろうがっ!」

やまと「……」

「とりあえずこれ。お前宛の手紙ここに置いとくからな」スッ

「永森さん、私達をあんまりいじめないでよね?」

やまと「………」

新年あけましておめでとうなの
まだ肌寒いから体を壊さないやうにご自愛くださいなの
今年もよろしくお願いするの

八幡「あのグラグラした感覚が一体何なのか、って話をなんだよ、まず」

小町「は?どったの急に」

八幡(アレの直後に、時間の感覚がずれた事がある…いや戻ったというべきか。デジャヴにしては鮮明だった)

八幡「冷静に考え直してみればおかしい事ばっかりだったんだ。どうして気づかなかったんだろうな?」

小町「おーい、お兄ちゃーん」

八幡(…………永森。そうだ、永森だ!俺の頭が壊れてなければあいつがこの異常の原因に繋がる筈…)

小町「………」

八幡(ん、そうならあの天井からも事実…?あれ、こら非日常じゃね?)

小町「晩御飯中に何をぶつぶつ言ってるのー!!」

八幡「ひぃごめんなさい」

小町「早く食べてお風呂に入って寝る!小町と!」

八幡「はい!…はい?」

小町「たまにはいいでショ?」

八幡「……体、いつもより丹念に洗ってこいよな」

小町「小町に何をするつもりなの!?」ババッ

八幡「ナニだよ」キリッ

小町「お兄ちゃんはヘンタイだなぁ……ま、まぁお兄ちゃんがそこまで言うなら…やぶさかでもないというか?」

八幡「冗談にきまってんだろ。妹に手は出さねーっての」

小町「……魅力ない?」

八幡「お前までそういう事を……アホか、無いわねないだろ」

小町「……っお兄ちゃん大好き!」

八幡「知ってる」





小町「そういえばさっき『無いわねない』って噛んだよね」

八幡「噛んでねぇ。早よ寝ろ」

小町「んふふ~ お兄ちゃんの温もり~」モゾモゾ

八幡「おい変なトコ触んな。くすぐったい」

小町「ここか?ここがええんかー?」

八幡「………」

モミッ

小町「ひゃっ」

八幡「おふざけはそこまでだ。寝んぞ」

小町「……むー、ふぁーい」

そいではおやすみなさいなの

ゆきのんおめだぞ!(遅い)

10日は今日の朝からなの

10日→投下

失礼噛みました

>>629
違う、わざとだ。

>>629
文じゃないと分かりずらいボケをするな!
…だったっけ
発音は完全に同じだな

>>630
>>632
おっつおっつ ばっちし☆なの

寝坊助したのあふぅ

書き溜めが無いようだなの
2、3日放置させてもらうぜなのゼノるん割と嫌いじゃないよ

八幡「───というわけだ。日常が異常で心情がじょうじ」

こなた「そうだね、やっぱり千葉の兄妹って異常なんだなって」

八幡「そっちじゃねぇ。永森の事だよ」

こなた「いやいや私ん家に急に押しかけて来て開口一番小町ちゃんと夜を共にした事しか言ってないから。永森さん、完全にノータッチだったから」

八幡「なんだと……というか夜を共にしたとか言うなよ。条例に引っかかるだろ、まだ俺に堀之内は早い」

こなた「”まだ”ね。でも手は出したんでしょ?」ジトッ

八幡「だ、出してない」

こなた「何でちょっと動揺したのさ…」ジトォッ

八幡「とりあえず永森が何処に居るのか教えてくれ。話がある」

こなた「えぇ………知らないけど。逆に何で知ってると思ったの?」

八幡「───というわけだ。日常が異常で心情がじょうじ」

こなた「そうだね、やっぱり千葉の兄妹って異常なんだなって。あと下手ならラップしなくていいから」

八幡「そっちじゃねぇ。永森の事だよ」

こなた「いやいや私ん家に急に押しかけて来て開口一番小町ちゃんと夜を共にした事しか言ってないから。永森さん、完全にノータッチだったから」

八幡「なんだと……というか夜を共にしたとか言うなよ。条例に引っかかるだろ、まだ俺に堀之内は早い」

こなた「”まだ”ね。でも手は出したんでしょ?」ジトッ

八幡「だ、出してない」

こなた「何でちょっと動揺したのさ…」ジトォッ

八幡「とりあえず永森が何処に居るのか教えてくれ。話がある」

こなた「えぇ………知らないけど。逆に何で知ってると思ったの?」

八幡「ほらお前って、形はそれで且つ一見ぬけて見えるけど周囲の人間関係とか意外と把握してるじゃん?」

こなた「ちょっと表に出てよ。今なら特別にみぞおち貫通パンチ入れてあげるから」

八幡

八幡「そう気に病むな、需要はある」

こなた「ほう具体的に述べてみよ」

八幡「…………ははっ」

こなた「やっぱり表に出てよ」

ガチャ

ゆたか「2人とも。お茶淹れてきたよ~」

八幡「おう、悪い」

ゆたか「需要…って何の話してたの?けーざいとか?」

八幡「そんな小難しい話じゃない。例えばゆたかの需要として挙げるなら俺だなって話だ」キリッ

こなた「気持ち悪い笑顔でゆーちゃんにそれ以上近付く事は社会と私が許さないよ」

ゆたか「???」

八幡「…で、やっぱり家とか分からないか?後で叩き潰してやる」

こなた「知らんよ。いちいちクラスメートの家とか把握できるわけないじゃん、黒井先生にでも聞きなよ」

八幡「…………成る程」





八幡「つー事で聞きに来ました」

ななこ「……そないなことの為にわざわざ登校してきたんか自分…色恋沙汰をウチに振るとはええ度胸や」ハァ

インフルとか知らんの
まだイケるの

投下不全ですまぬの

八幡「いや色恋とかじゃないっすよ。先生、アニメや漫画でしか見かけない青春ロマンスが…俺なんかに来るわけないじゃないですか」キリッ

ななこ「ほーう?どの口がそんな事言ってるんや?これか?この口か?柊姉妹たらしこんどるやろがアァン?」

八幡「いだだだだだだだっ!してないですって!」

ななこ「……まぁええ、どんな事情か知らんけどな、生徒の個人情報は出せん。担任なら尚更や。自分の生徒を守る義務があるからな」チラッ



八幡「………じゃあちょっと席を外して頂ければそれでいいんで」

ななこ「……なんやと?」ピクッ

八幡「この件に関しては先生は一切知り得ない形なら大丈夫ですよね、俺の独断っつーことでひとつ」

ななこ「あのなぁ比企谷、自分何するつもりや?考えてからモノ言いや?」




八幡「──────なんとかしたい。それ以外は何も考えてないっす、はい」



ななこ「……………はぁ、ちっと頭冷やしてこい。この際何をなんとかしたいのかは聞かん」

八幡「………」

ななこ「ちょお自販機。勝手にウチの1番上の引き出しの家庭調査書見たらあかんで、あと勝手に帰るのも許さん。対価はげんこつや分かったな」

八幡「………すんません、ありがとうございます」

ななこ「なんのことやろー」


ガラッ



ふゆき「比企谷君が訪ねて来たんですか?」

ななこ「ホンマ何考えとるんやろ、ウチには分からん」ハァ

ふゆき「その割に嬉しそうですよ?」

ななこ「天原センセ、からかうのはそこまでや」

ふゆき「すいません」ウフフ

ななこ「なんかなぁ、真剣な目で『なんとかしたい』言いよってな。………うわ、本当に何するつもりなんやろ…余計な騒ぎは起こさんで欲しいわ」クスッ

ふゆき「あらあら、やっぱり楽しそう」

ななこ「せやから………まぁ、ちょっと期待はしとるかな」

ふゆき「期待、ですか?」

ななこ「このにっちもさっちもいかん状況をなー、どーにかしてくれるんやないかって。本来はウチら教師の務めやけど…生徒が危険な目に合うかもしらんのに任せるウチってアホなんかなぁ」ハァ

ふゆき「さぁ…。ですが、私としては今回の件については、させてみるのもいいかもしれないと思いますよ?私達が割って入る隙は無いと思いますね」ウフフ

ななこ「………天原センセ、何か知っとるん?」

ふゆき「さぁ…。どうでしょう?」ニコニコ

ななこ「……いけずやなぁ」ハァ


ひかる「ふゆきは意外とSだからなー」


ななこ「ひょぇぇっ!?び、びっくりしたぁ!」

ふゆき「おはようございます。よく眠れましたか?」

ひかる「うむ。ぐっすりだった」

ななこ「全然気付かなかったわ……、さっき教頭が探してはったで桜庭センセ。代わりに無駄話に付き合わされたウチの身にもなってや…」

ひかる「はっはっは、気にしない気にしない」




八幡「ここを曲がって…あの家だな。あれ俺マジでストーカーじゃね?」

ががみ「あんた…何してるのよ」

八幡「……断じてストーカーでは無い。お前こそ何やってんだこんなとこで」

かがみ「はぁ?私は買い物帰りよ、見りゃ分かるでしょうが……あれ?永森さん?」

やまと「……」

八幡「えっ」



やまと「わざわざ学校まで行って私の家を調べてまで来るなんて、何の用?」



かがみ「…………見損なったわ、この最低男」ボソッ

八幡「違うって言ってんだろ…いや事実としては間違ってないが。だがやましい気持ちは無いからな、別に弁解するつもりもないが」

かがみ「……」

八幡「話せば長くなる。とりあえず俺の置かれた状況を客観的に見て思った事なん」

やまと「何しに来たかは大体分かるわ」

八幡(なら何で聞いたんだよ)

かがみ「………」


やまと「早速学校に行くわよ、気になることがあるんでしょう?」

八幡「ア、ハイ」


かがみ「…ちょっと、何の話?」コソッ

八幡「言ったところでどうせ分からん。気にしてないで早く帰れ」コソッ

かがみ「………私も行く」

八幡「……は?」

かがみ「うるさいうるさいうるさい。何も言うなちゃっちゃと歩け!」

八幡「いや、お前関係無いから」

かがみ「分かってるわよ。そんな気はしてるし」

八幡「なら帰るだろ普通」

かがみ「……でも八幡が普通じゃない事に関わろうとしてるのも分かるのよ」

八幡「」

八幡(マジかよ)

かがみ「あ今『マジかよ』って思ったでしょ。顔に出るのよねー、あんた」

おや、誰かと思えばキララ木さんじゃないですか
乙です

八幡「俺の顔は兎も角、どうして分かるんだよ」

かがみ「んー……女の勘?」

八幡「女の勘怖ぇな。女なら誰でも備わってんのかそれ」

かがみ「割と」

八幡「微妙なのかよ」

かがみ「いいじゃないどうでも、ほら永森さん追いかけるわよ!」

八幡「……はいはい」ハァ




かがみ「──────あんたを1人にはしないわよ」


八幡「あ?なんか言ったか」

かがみ「別に、何も言ってない」

やまと「イチャつくのか一緒に来るのかどっちかにして貰えるかしら。これでも忙しいんだけど」

八幡・かがみ「「イチャついてない!」」

やまと「………喉が渇いたわ、そこの。何か買ってきて」ハァ

八幡「誰が『そこの』だ。俺はお前からしてみれば人として扱うのも難しいのか」

やまと「………」ジー

八幡「はいはい分かった分かった。パシられればいいんだろ」

やまと「冷たいもの」

八幡「……」





八幡「……あいつ目が怖いんだよ」



八幡「1時間で戻って来ることになろうとはな」

かがみ「黒井先生の所に行ったんだっけ?」

八幡「まあな。何でこいつがわざわざ学校に連れて来たのか」

やまと「こっちよ」


かがみ「ここ……中庭よね?」

八幡「そうだな。おい永森」

永森「黙って」

八幡「………」

かがみ「桜をペタペタ触ってるわね、何してるのかしら」

永森「────────────。」




八幡「………」

永森「こっちよ」スタスタ

かがみ「今度は体育館前?」

八幡「だな」

やまと「……この扉が答えよ。貴方の望みを叶えてくれる」

八幡「…一見普通に体育館の扉だが」

やまと「嫌ならいいわ、私は別にこのままで構わないもの。”手間が省ける”し」

八幡「……使わせてもらうけどよ」スッ


やまと「でも敢えて警告するわ。そこに踏み込んではダメ」

八幡「……永山、どういう意味だお前」

やまと「永森やまと。次また略したら引きちぎるわよ」

八幡「どの部位をだよ……で、何で駄目なの」

やまと「言ったところで意味がないの。とにかく、踏み込んではダメ」

かがみ「ここまでお膳立てしておいてそれは無いんじゃない?永森さん」

やまと「何も知らないあなたに用は無いわ。そもそも何故ここにいるの?」

かがみ「それは!………その」

八幡「俺は」

やまと「知ってるわ。過去に戻りたいんでしょう?」

八幡「………やっぱりできるんだな?」

やまと「今の貴方は182回目の貴方。その内、転校してきてから運命に抗おうとした、事象の異変に気付いた11回目の貴方」

八幡「………」

八幡(えっ こいつただの電波?」

やまと「口から出てるわよ」

八幡「」

やまと「確かに、舟から電波によく類似した波を受信しているという意味では電波、という形容詞にも該当しないこともないかもしれないわ。でも簡単にいえば宇宙人ってところかしら。この星に居たわけじゃないし」

八幡「………は?」

やまと「決して貴方のように頭が独特……この星の言葉で言うところの《厨二病》というわけではない。だから言ったでしょう、言ったところで意味がないの。様々な意味で」

八幡・やまと「「誰が厨二病だとおい」」

八幡「!?」

やまと「その返答は6回目、次に私に言うことでも当ててみる?」

八幡「……一旦聞こうか、永森お前、マジで宇宙人?」

やまと「それは4回目。正確には、《この永森やまと》という生命体の身体を借りている、今貴方と会話している私の意識の方が宇宙人になり得る」

かがみ「全くわけがわからないんだけど。八幡、どういう事?」

やまと「分かってくれなくていい。あなたは特に分からなくていい。どうせこのまま貴方達が帰ってくれさえすれば全てが終わるのだから」

八幡「それは無理な相談だな」

やまと「………」

八幡「お前なら俺が次に言うことが分かるんじゃないのか」

やまと「残念だけど。今回の周期はイレギュラーなの。何もしない、何もできない『比企谷八幡』の存在の可能性の為に時間を越える意味を見失いつつある『舟』が自発的に解決に乗り出した結果が今。だから今期でのあなた達の行動は予想の範疇を越えた物が観測された」

八幡「何もしないって……」

やまと「去年と今年とであなたに降りかかった災いも、全ては貴方をここに転校させるために仕向けた事。決められた運命にメスを入れてわざわざ継ぎ接ぎにした事の皺寄せが来ている。ここ数回は完璧に時間を越える事が保証できていなかった」

八幡「……それはあのデジャヴに良く似た感覚だな」

やまと「そう」

かがみ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。永森さんの話だと………八幡が総武で事件にあったのも仕組まれてたって事じゃ…」

やまと「その通りよ。彼処に彼の居場所を消してしまう事で転校する可能性を95%以上にまで引き上げた、それが何か?」

かがみ「な……っ!?」

やまと「それでも1、2度失敗。彼は7回目で九州に転校、12回目で自殺をはかったわ。どんな風に死んだか聞きたい?」

かがみ「……っ!!!」

八幡「…落ち着け」

かがみ「……だって、だって!」

やまと「だから13回目以降は前提条件として陵桜に転校するまでの一切を決定付けた。”偶然にも”陵桜から転入生募集の書類が届くように、そして人格を適度に傷つけるように。それから27回目以降の時間遡行は今年の8月31日に戻るように設定されている」

八幡「…」

やまと「それでも貴方は今日に至るまで何もできなかった。過去の10回は全て失敗、失敗を無かったことにする為に機能していた『舟』の動力も底をつきかけている。これ以上失敗を重ねるぐらいなら遡行は止めたいというのが本音よ」

八幡「……」

やまと「それでも」

八幡「やる」

かがみ「………」

八幡「これまで失敗して来た事は申し訳ないと思ってる。だがな、俺も諦めきれない所まで来ているわけだ」

やまと「…………そう」






やまと『貴方達を2度、戻すわ』

かがみ『2度?』

やまと『1度目で、私にこれを届けてもらうわ』

八幡『……手紙、か?』

やまと『あなた達が中を見たら頭が消し飛ぶわよ(嘘)』

八幡『』ビクゥッ

やまと『それと、過去の人物に顔を合わせてはダメ。たとえ私であっても。それだけは約束して』

かがみ『…時間の逆説(タイムパラドクス)ね、まさか自分でそんな体験をすることになるとは思わなかったけど』

やまと『あなたから怒りをかんじないわ。私が憎いんじゃないの?』

かがみ『こいつが自分で決めた事だし私は口出ししないわよ、危ない事と自分を省みないような事はしないって約束したもの。今』

八幡『えっ』

かがみ『ね?』ニッコリ





やまと「………変な関係ね」ハァ

>>649
人を六角板状鉱石みたいな名前で呼ぶな!
僕の名前は阿良々木だ

飯落ちにつき

>>658
失礼、噛みました

>>661
違う、わざとだ




八幡「…………頭がグラグラする…」

みゆき「ええっ、大丈夫ですか?」

八幡「うぉ!?」

みゆき「ひゃっ」

八幡「あ、あぁみゆきさんか……」

八幡(この場所は……)

八幡「みゆきさん、今日で桜藤祭って何日前になるんだっけか」

みゆき「一週間ぴったり、ですね」

八幡(本当に戻ったのか……一週間前でこの状況なら…)

みゆき「それで、その、実は比企谷さんにしか相談する事ができないことがありまして…」

八幡「ダイエットだろ。特に出来ることは無いだろうけど任せろ」

みゆき「!?そ、そんなに私は太って見えますか………?」ガクガク

八幡「いや、カンニングした」

みゆき「?」

八幡「俺の予想が正しければそろそろそこに黒井先生が現れる筈だ」

ななこ「呼んだかいな」

みゆき「!?」

八幡「いや、丁度黒井先生も出るらしいミスコンの相談を持ちかけられてたんで」

みゆき「まだそこまで言ってませんよ!?」

八幡「いやちゃっちゃと済ませないといけない事とかあるから既読イベントは早く駆け抜けたい訳なんだよ」

ななこ「はぁ?ま、そこまで知っとるんやったら話は早いわな。生徒指導室まで行くで、早速身体測定や……勿論自分は廊下で待機や」

八幡「ウス」




かがみ「ういーす」

八幡「ちゃっちゃと中に入れ。身体測定してるから」

かがみ「あ、そっか。あんたは知ってるんだったわね」

ガラッ


八幡「ん。………ん?」

八幡(……あいつも覚えてる…?いやそんな筈は…こういうのって普通俺だけじゃね?記憶あるのって俺だけじゃないのか?)

かがみ『覗いたら……やっぱり分かってるわよね?』

八幡「うひょぉわっ!?ば、馬鹿!いきなり扉越しに話しかけんなびっくりしちゃうだろうが!!」

かがみ『うひょぉわっ!?……だって』プークスクス

八幡「畜生……」





八幡「ん……永森、か」

やまと「こんな所で何を…」

八幡「お前は知ってるだろ?」

やまと「!……驚いた、記憶があるのね」

八幡「何故か、かがみの奴もな。お前の言ってたイレギュラーってのが原因かもしれない……あぁ、未来のお前な」

やまと「……そう。でも貴方はともかく、柊かがみが明確な記憶を持つにはこの周は早すぎる」

八幡「俺に言われてもな」

やまと「………」パチッ

八幡「…?」

やまと「柊かがみの記憶に一時的な封印を掛けたわ。時が来れば思い出すように」

八幡「……マジかよ」

やまと「………じゃあ、”次”で会いましょう」スタスタ

八幡「永森」

やまと「……なに?」

八幡「ここにいる俺は、失敗しないからな」

やまと「…………期待してるわ」スタスタ

八幡「………」

やまと「貴方は注意してるかもしれないけど、”この周”でもそこに飛び込む事になるわ。それじゃ」

八幡「…………い、いやいや。かがみの悲鳴が聞こえても俺は入らねーよ。メリケンサックで殺される」



カキーン!!

ウワッ コウシャノホウニイッタゾー!

八幡「……ん?」

パリーン!!

ウオォォアッ!?


ドガッシャーン!!!


かがみ「わぁぁっ!な、なに!?」

八幡「…あ」

かがみ「な……っ」

ななこ「……」

みゆき「……」

八幡「…………」





八幡(………神様、どうか俺が小町の元に生きて帰れますように)

今日は打ち止めなの
また明日ぜなの

八幡(まぁ結局フルボッコされたわけだ。過去の100何回の俺、お前らもそうだったのか?)ボロッ

かがみ「ふんっ」

八幡「しかし何度も言うようにな、ダイエット……俺が手伝える事ってないと思うわけだ」

かがみ「あるわよ。こう、短期間で効果の出るダイエット法を探してくるとか。誘惑に負けちゃわないように電話をかけるとかでもいいし…」

ななこ「つまり比企谷の好感度を上げたい方に電話すればええっちゅうことや」

みゆき「!?」

かがみ「先生!?」

八幡「」

八幡(…………)

ななこ「ちなみに!ウチに電話するのは遠慮しとき。生徒と教師の恋愛なんて不純………やからな」

ななこ(ウチは残り物やない。理想の相手が現れないだけなんや!!)

かがみ「みゆきに手を出したら許さないわよ」ジロッ

八幡「そんなつもりは毛頭ない」

みゆき「えっ」

かがみ「へぇ、なんで?」

八幡「俺はかがみに電話するからな(約束したし)」

かがみ「」

みゆき「ま。まぁ……」

ななこ「……」

八幡「ん?」


かがみ「…っき、急にそんな……っそ、そんな、あああ、あんた………!!」カァ


八幡「いや分かってる。俺が今どれだけ恥ずかしい事を言ったのかくらい自覚している、だが俺は敢えてそうした。この意味が分かるな?」

かがみ「へ、へぁっ?」

八幡「この俺がここまでする意味が分かるか?いやお前なら分からない筈がないだろ、かがみ。自覚はあるよな?」ズイッ

八幡(だがここであえて宣言しておかないとお前は菓子を食うかもしれない……いや、食うだろう)

かがみ「ちょっ ちょっと!?ちか、近いって…!」

ななこ「こ、コルァ比企谷ァ!校内で不純異性こ」

みゆき「今いいところですので」ズムッ

ななこ「うぐっ?!………ぐふ」



かがみ「何…?なんなのよあんた……!?」

八幡「……」

八幡(まだ分からないだと…?)

かがみ「じっと見るなぁ!そ、それって、その……う。うぅぅ…」

八幡「俺は──」


ドスッ

八幡「おえぁごぅ!」ドサッ

かがみ「…………え?」

やまと「………それじゃ」ガシッ


ズリズリ…

ななこ「……」

みゆき「……」

かがみ「……な」





「なんなのよーーーーーーー!!!!!」

八幡「」チーン

やまと「……」

やまと(別に貴方には記憶に封印を施してないなんて言ってないわよね)

やまと「……それにあんな事を言った以上は優先順位を考えて欲しいものだわ。私が割って入らなければ貴方の記憶がどうあれ結局はまたループしてしまうだけだもの」


八幡『ここにいる俺は、失敗しないからな』


やまと「………」ポイッ

八幡「ぐふっ!………うぅ」

やまと「…私の手助けは最初だけ。精々1回くらいは自力で成功してもらいたいものね」




────────いちゃん

八幡「……」

─────に ちゃん

八幡「……」

──にいちゃん!

八幡「……?」

「お兄ちゃん!起きて!」

八幡「あ………?」

ゆたか「起きた!」

八幡「…………ん?あれ…俺は?」

ゆたか「大丈夫?倒れてたよ?」

八幡「なんで倒れて…あ」

ゆたか「?」

八幡「さっきかがみにな、ダイエットをするにあたって警告をしようとした筈なんだ……」

八幡(女子の家に、夜中電話をかけるって宣言したのはちょっとヤバい。だがこんな所で余計な事をして失敗するわけにはいかん、夜に備えて家に帰って寝る!電話は小町に任せる!)

八幡「今日は台風が来るから寄り道せずに帰るんだぞ、岩崎もな」

ゆたか「え?う、うん?」キョトン

八幡「よし、これで岩崎のケガは回避……、なんで俺はケガしなかったんだ…?」

八幡(自分家に居なかった……?柊宅に居たような…なんで居たんだオイ、俺気軽にお邪魔しすぎじゃね?いやなんかもっと胸がキュンキュンするような大事な事を忘れてるような気が…)



「あっ、はっちまーん♪」

>1生きてたのね。また入院でもしてたのかと思った。

八幡「ん?」

こなた「ねぇねぇかがみ知ら」

ドドドドドドド…


かがみ「見ィ付けたァぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」バキィッ

八幡「がぇアゴホオゥ!!?!?」

ゆたか「ひぃぃぃぃぃっ!?」

こなた「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

かがみ「ダイエットをするにあたっての警告……?そんな事の為にあんな恥ずかしい…!?紛らわしいんだよバカ!!こんな思いをするくらいなら無理矢理にでも拒否してたわよ!!!」ユッサユッサ

八幡「な 何が起こって……」

こなた「え?かがみミスコン出るの?」ピクッ

かがみ「こな………た?」

こなた「へーーえ?ふーーーん?かがみも出るんだーーーー?」ニヤニヤ

かがみ「うがーーー!!一番知られたくないのに聞かれたーーーーっ!!!」

こなた「えー野次馬の皆様。こちら3年C組柊かがみ、桜藤祭ミスコンに出場しますのでー、清き一票をよろしくお願いしまーっす!!」

かがみ「やめろーーっ!いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」







八幡「事の顛末。俺放課後まで保健室」

小町「だからそんなに顔腫れてるの?自業自得じゃん」

八幡「いや、何か腑に落ちない。腑に落ちないんだ妹よ、こう…平和な食卓で晩飯を食ってる筈なのに腑に落ちないんだ」

こなた「たとえば?」

八幡「お前らがいる事だよ!!」

かがみ「あ?」

八幡「すいませんなんでもないです……」

小町「弱い、弱すぎるこの兄…」

八幡「言うな…このじゃじゃ馬娘はいざとなったら凶器を使う事も厭わな」

ベキィッ

かがみ「あら、箸が折れてしまいましたわ?」ホホホ

八幡「………今日は台風が来るんだぞ、早く帰れよな」

こなた「はぁ?何言ってるのさ八幡、こーんな天気の良かった日に台風なんて来るわけないじゃん。それこそ異常気象だよ」

八幡「……」

ゆたか「小町ちゃん、この肉じゃがおいしいねっ」

みなみ「……美味しい」

小町「あーそれお兄ちゃんお手製のやつ。昨日の残り物だけどね」

八幡「…俺は仮眠をとる。小町、お前が寝る前になったら起こしてくれ。11時くらいだとGOOD」

小町「何かする事でもあるのー?」

八幡「ちょっとな」

小町「ふーん?おけおけー」

つかさ「まだ6時なのにねちゃうの?おやすみなさーい」

八幡「おやすみ」






八幡「……眠れないんだが」

八幡(まずい…これはまずい、雨風強かろうと11時には家を出なきゃいかんのに……)

ビュォォォォォ

八幡(ほら来ただろ。そろそろ7時……3時間で疲れを取らないといけないって無理じゃね?酸素カプセルでも入れと?ねーよそんなもん)




八幡(時計の針がついに8時を…どうするよコレ)

コンコン

八幡(寝れねー…寝れねー………寝れ…)

かがみ「ね、寝てる……?」

八幡(……なんで訪ねてくるんですかかがみさん、眠気吹っ飛んじまっただろうが)

かがみ「…………寝てる、よな」ツンツン

八幡(何をしに来たのかは知らんが俺は寝る。小町が1人小町が2人……)



かがみ「八幡は、ずるいよね」



八幡(……は?)

かがみ「………今ピクッて動いたけど本当に寝てるのか?」

八幡「」ドキッ

かがみ「怪しい…」

八幡「…うるせーよ眠れねーだろ」

かがみ「やっぱり起きてたか…」

八幡「……」

かがみ「じゃあいいわ。あ、それと私達今日泊まるから、それだけ」

八幡「おい」

かがみ「っ、それだけ!」

八幡「…」

かがみ「…おやすみ」

こなた「なんで怒らせたのー?」

八幡「なんでお前まで俺のトコ来んの?暇なの?」

こなた「……まー気になさんな。どうせ眠れないんでしょ?ゲームしようよホラ」

八幡「いや、俺用事あるから少しでも寝ないとダメなんだわ」

こなた「そう?じゃー電気消したげる、おやすみ」

八幡「お、おう」


パチッ


八幡(………よし、寝るぞ…寝る……寝)

シュルシュル

パサッ

八幡(……ん?)

モゾモゾ

八幡「」

こなた「よし」

八幡「『よし』じゃねぇ、出てけ」

こなた「あー無理。今私裸だから」

八幡「そうか、そりゃ仕方ないな」

こなた「うむ」

八幡「……」

こなた「……」

八幡「ちょっと待て」

こなた「なにさ」

八幡「いいか、俺は今テンパっている。冷静な口調だが俺は未知の経験にテンパっている」

こなた「なにが?」キョトン

八幡「”キョトン”じゃねーよ!この擬音どっかやっちまえ!」

ヒュンッ

こなた「あーっ!私のキョトンが!?」

八幡「一つ目」

こなた「なにさ」

八幡「あえて逆に行くけどな。………な、な何で裸?」

こなた「それは後から言おうかな、他の質問は?」

八幡「…何で潜り込んだ?」

こなた「それも後から、つぎ」

八幡「最後な」

こなた「ばっちこい」

八幡「…何で来たんだよ」

こなた「…わかんないや。来たかったから?」

八幡「普通おかしいだろ…」

こなた「来たかったから来たんだよ。それだけー」

八幡「……な、何で裸?」

こなた「……誘惑するため?」

八幡「残念だったな俺には効かん」

こなた「まじかー」

八幡「うん」

こなた「そかそかー」ギュー

八幡「うん!?」

こなた「そりゃ仕方ないなー」ガッシリ

八幡「ゔん!?」

こなた「おやおやぁ?」

八幡「…はな、せ」

こなた「ふっふっふ、効きそうだねぇ……?」

八幡「くっ、殺せ…」

こなた「…可哀想だからこれくらいにしてあげよう」パッ

八幡「………お前、襲われるとか考えねーの」

こなた「そんな甲斐性ないくせに何言ってるのさ」

八幡「………」

ガシッ パサッ

こなた「おぉ?」

八幡「………」

こなた「なかなかいいね、ベットに押し倒されるって経験は初めてにしちゃあグッとくるものがあるね」

八幡「…………お前この状況分かってるのか本当に」

こなた「エロ同人ばっかり読んでるからこんな対処法しか知らないんだよ八幡。そんな事言う割に手も足もブルブル震えてるじゃん」

八幡「……」

こなた「…何がしたいの?何をするつもりなの?教えてくれないの?」

八幡「………」

こなた「そかそか、だからいかにもこれから消えちゃいそうな雰囲気が出てたんだね。私達とはお別れなのかな?」

八幡「………”今の”お前たちとはな」

こなた「ほほう、だいぶ非日常に飛び込んでる感じかもだね。厨二病じゃなさそー」

八幡「……変な事して悪かった」

こなた「別にいーけどね。実際暗くて顔も見えないから何考えてるのか分からないし」

八幡「顔見て心が読めるのかよ怖ぇーよ」

こなた「どうでもいいけど手をそろそろ話してもらえるかな。痛い」

八幡「…っと」

こなた「さーてと。私は下にもどろーかな」

八幡「………服くらい着ていけよ」

こなた「そもそも脱いでないし」

八幡「」

こなた「うっわー本当に脱いだと思ってたのー?傑作ワロスワロス」

八幡「…くそ、俺がその気になれば……そ、その気になれば…」

こなた「はいはい乙乙。まー私としては別にその気になられても良かったような気もするけど。エセとはいえ肉食系な八幡は意外と良かったし」

八幡「は?」

こなた「質問禁止。もう9時だよ?」

八幡「…」

こなた「私としてはこのキモチがなんなのかはまだよく分からないけどー、八幡には気になるコもいるみたいだしー?」

八幡「いやいやないない……ない、多分」

こなた「どうせ今の私がそこにいる八幡とお別れならぶっちゃけても良いかなーってね?」

八幡「…」

こなた「とりま私は女子会に戻るから、10時になったら多分誰か起こしてくれるよ」

八幡「…」

こなた「じゃあね、ばいばい」

八幡「……じゃあな」








八幡(思考が働かなくなった俺は、結局眠ることができなかったんだろう。小町が部屋に来た時にも起きていた。小町曰く、ただボケーっとしていただけの顔だったそうだ)

思い出したように投下
そして迷走mind
>>678
済まぬ…済まぬ……

一旦寝たらきっちりとした文投下するの
とりあえず今日は午前中で色々終わる予定だから昼にはなんとか……
夜分遅くに付き合って貰ってすまないだぞ
おやすみなの

小町「宿題でもやるの?」

八幡「ちげーよ、お前もだけど今夜中は窓のそばに近付くなよ」

小町「???」

八幡「風が強いからな、何が飛んでくるか分からないだろ」

小町「あぁ、そーゆー」

八幡「分かったな?」

小町「そんな真剣に言うようなことでも…はいはい分かってますって、それなら私の部屋で女子会しとく」

八幡「そうしてくれ」

小町「じゃあ、下の電気消して来るね」

八幡「それはいい。つけたままでいい」

小町「………あのさぁお兄ちゃん。そこまで言うって事は何かあるの?」

八幡「無い。とりあえず俺の言う事聞いてくれればオールオッケーだから、な?頼む」

小町「…………はーい」



八幡(今の内に電話入れとくか……)

八幡「……行ってきます」ボソッ





「とえりゃあぁぁぁっ!」

ガシャーン パリーン!!!

「……ふぅ、スッキリした」

八幡「人ん家に石投げこんどいて何がスッキリなんですかね本当」

「うひぇっ?!い、いたの?比企谷君」

八幡「気付いてたくせにその反応かよ…陽乃さん」

陽乃「てへぺろ☆」

八幡「まぁそれはいい。それよりこれからの事を阻止させて貰うんで」

陽乃「これからの事?」

八幡「……陵桜の文化祭ぶち壊しにいくんだろ」

陽乃「………?」ポカーン

八幡「此の期に及んでそんな」

陽乃「いやちょっとちょっと、ちょっと待って?確かに私は憂さ晴らしのためにキミん家にイシツブテ投げ込んでスッキリしたところだけどさ」

八幡「イシツブテだと…!?」

陽乃「別にキミらの学園祭(?)を亡きものにしようだなんて思ってないよ?だってもうスッキリしたし」

八幡「……!?」

八幡(そんな、俺は間違えたのか?失敗したのか?………いや、そうじゃない。何か気付け、何か────。)

陽乃「……とりあえず送ってあげようか?」




八幡「………」ブツブツ

陽乃「………そこ、左に曲がってね」

「かしこまりました」

八幡「…………」ブツブツブツ

陽乃「ねぇねぇ比企谷君」

八幡「………」ブツブツ

陽乃「…ひーきーがーやーくーん」

八幡「………」pipipi

陽乃「レディの話ガン無視でメールするのはいくないと思うよー」

八幡「…なんすか」

陽乃「そーんな身構えないの、何も取って食おうってわけじゃないんだからさぁ」

八幡「………」

陽乃「でさでさ、比企谷君は未来でも見えるの?」

八幡「…は?」

陽乃「だって私は思い付きで家の前まで来たのに、待ってましたとばかりにキミが居たしー、学園祭をぶち壊す計画みたいなのがあるの?」

八幡「勘です」

陽乃「へー、勘ねぇ」

「到着しました」

陽乃「あ、待って待って。この車ちょっと離れた所に止めといて」

「かしこまりました」

陽乃「なんか良からぬ事の現場を抑えようとしてるみたいだからね、犯人がこの車見て逃げちゃったら困るでしょ?」

八幡(雪ノ下家やべー…姉妹揃ってこの勘の良さはなんなんだよ)

陽乃「じゃー、張り切って行こー!」





ななこ「待ったか?」

八幡「5分前に来たばかりッス」

ななこ「……それはそうと何で自分おるん?」

陽乃「お久しぶりでーっす」

ななこ「ま、ええわ。何かあってもどうせ比企谷が責任とるやろ」

八幡(俺の責任なのかよ)

ななこ「……で?ほんまに桜藤祭をぶち壊そうって考えよるアホが来るって、どこ情報や」

八幡「それは、」

陽乃「未来だよねー♪」

八幡「」

ななこ「ちょぉ話しを拗らせんといてや、どこ情報や?もしも嘘やったらこんな時間にウロウロしよる自分を補導してまうで」

八幡「えー………っと」

陽乃「だからー、未来ですよって」

ななこ「……………比企谷、もっかい聞くけど何で雪ノ下連れてきたんや…」

八幡「いや、なんか俺ん家に憂さ晴らしに来たそうで……」

陽乃「お、おねーさんは善意を無下にされてから一時おこだったんだからねっ!きゃっ、行っちゃった」///

八幡「んな取って付けたようなJCみたいな喋り方で流そうとしたけどぶっちゃけお節介ってかアレ、何がしたかったんですかマジで」

陽乃「んっふっふー、もうこの際雪乃ちゃんとかは関係無しにさ、おねーさんのモノになっちゃわない?」

八幡「………………は?」

陽乃「専業主夫がいいって言うならそれも良いよ。私、稼げるオンナだし」

八幡「………え」

陽乃「どうどう?陽乃ちゃんは窓ガラスを割りたい程に比企谷君が欲しいんだけど」

八幡(まさかいやそんな筈…)

陽乃「あれはやり過ぎだよね、うん。自分でもそー思うよ、でもほら私って欲しいものがあったら全力で獲りに行っちゃう系女子だからさぁ」

ななこ(ウチ完全に空気な事案)

八幡「マジスカ」

陽乃「まじまじ大マジ」

八幡「えー」

八幡(ナニコレ俺モテ期?もしやモテ期来てるでござる的な?うはwwwwww…………だが待て、この人はあの陽乃さんだぞ?それに俺には…)

八幡「……すいません、その気持ちには」



陽乃「ってゆー風にあの時までは思ってました」



八幡「結局この展開かよ分かってたっつーの」

陽乃「なんかもうどーでもよくなっちゃったんだよね、比企谷君にも気になる子はいそうだしさ。だからイライラもモヤモヤも全部纏めてレンガに込めてぶん投げたわけ」

八幡(今頃小町が掃除してそうだ…、後で好きなもの買ってやるから許せ)

ななこ「物騒な単語が聞こえたような気がしたんやけど」

陽乃「台風?が来て風がビュービュー吹き始めた頃に、ふと『そうだ窓割りに行こう』って、お陰で愛しのヌイグルミ君3号を八つ裂きにせずに済んだよぉ」

八幡「ヌイグルミ>俺ん家の窓かよ」

八幡(つまりおとなしくヌイグルミが八つ裂かれれば俺の家の窓は割られなくてすんだのか、どうも度し難いな……原因は俺とはいえ一回は岩崎が傷付いたんだが)

陽乃「結構高いの!そして可愛いの!」

ななこ「どーでもええけど玄関口で傘さして突っ立ってても犯人来ないんとちゃうか」

陽乃「そうですね、ここで待ってても仕方ないでしょうし…とりあえず昇降口入りましょうよ。そっからなら校門もちゃんと視認できる…かも?」

ななこ「鍵開けるで。早よ入ってや」

陽乃「そんなに気にするならちゃんとガラス代払うってばー」

八幡「いやそれはいいんですけど(よくない)、事の発端は多分俺でしょうし」

陽乃「そうだね」

八幡「」

陽乃「まぁ済んだことを気にしても仕方ないさー。はっはっは」

八幡「腑に落ちねぇ」


ななこ「なぁ、まだか?もう1時間経ってんねんで」

八幡「今夜中には来るはず…だと」

ななこ「曖昧やなぁ」

八幡「…………」

八幡(陽乃さんじゃない、なら誰が…?他に俺を敵視してる奴は……)

八幡「………ん?」

ななこ「ん?」

八幡(俺?敵意は俺に向いていたのか?…いや、これは学園側に対して……?)ピキーン

ななこ「比企谷、なんか分かったんか」

八幡「……最近もクレームとかありましたか。桜藤祭関係の」

ななこ「あー、あったわあった。どうも漫画研究会のイベントが急きょ承認された事は差別がどうとか…まだ誰にも言ってへんけどな?なんでやろ」

八幡(確かにそうだ、田村八坂パトリシアの誰かから…もしくは実行委員辺りから情報が漏れても不思議じゃないだろう。他にもやりたいイベントがあった奴らは居た、不満も上がる事も考えられる)

八幡「だからって全部ぶち壊そうとするか普通……」ハァ

八幡(……俺が実行委員だったらぶち壊すかもしれないってのはある、他人に言えないな)

ななこ「つまり、生徒が壊しに来るんやな?」

八幡「結論を言えばその可能性が1番高い、他の線も無くは……」

中途半端だけど今回はここまでなの
いざさらばなの

生存報告なn
皆すまねぇなの

体が動くやうになったら又投下しますの

生存報告ないし生還報告なの

自分も感慨深いさー(遠い目
そろそろ元気に投下したいの





やまと「それで?」

八幡「黒井先生がコンピ研部員をばったばったと投げ飛ばして…」

やまと「……」

八幡「…、解決解決。これで終わりだ。事態は好転する」

やまと「……そう」

八幡「ながも」

やまと「何も言わないでいい。あなたは早く戻りなさい、…………失敗しないんでしょう?」

八幡「桜藤祭は開催する、なのに俺はここにいてはいけないのかよ」

やまと「今回はイレギュラーだっただけよ。…貴方のすべき事はまだまだ残っている」

八幡「へー 例えば?」

やまと「一言でも口には漏らせない。それに、どちらにせよ、貴方にはこの周での記憶は封印させてもらうもの……全てが終わるまで」

八幡「………………そういえば」

やまと「うるさいわ。早く行きなさい」

八幡「うぉっ?!」










黒駒







【柊家】

つかさ「ふんふんふーん♪」チクチク

八幡「邪魔するぞ」






つかさ「わひゃぁぁぁぁぁっ?!?!!?!!」ブスッ





八幡「……」

つかさ「な、なんで八幡くんがうちにいるの…?」ドクドク

八幡「つかさ手!血ぃ出てるぞ、大丈夫か」

つかさ「わわわっ いたたたっ」

八幡「…驚かせて悪かった。文句は永森に言ってくれ」

つかさ「永森さん……?あ、昨日転校してきた女の子だったねっ、でも…なんで?」キョトン

八幡「いいから早く絆創膏貼っとけ、な?」

つかさ「あ、うんっ」

八幡「かがみは?」

つかさ「お姉ちゃんはお部屋に居ると思うよ~」

八幡「分かった」

八幡(永森が昨日転校して来た……つまりfateの演劇の配役が決められたとかなんとかの翌日か。永森のヤツ、中途半端なとこまで戻しやがったな)

つかさ「えっと、クッキーあったかなぁ…お茶も出さないと……」アセアセ

八幡「いやお構いなく。ちょっと話があるだけだ」

つかさ「でも、……せっかくだから ゆっくりしていかない?」エヘヘ

八幡「俺は緑茶で」







かがみ「ふんふんふーん♪」ポリポリ

八幡「姉妹かよ」ガチャ

かがみ「わひゃぁぁぁっ!!?変質者…………って、何で八幡がこんな時間にウチにいるのよ!!!」

八幡「こんな時間ってお前……まだ1時だろ」ハァ

かがみ「深夜の!1時!でしょうが!!!」

八幡「……てへっ☆」

かがみ「…」イラッ

八幡「まぁこんな時間に来たのは他でもない、お前に話があっ」

かがみ「深夜に乙女の部屋まで押しかけるような奴に話すことなんてないわよ!それに!」

八幡「ん?」

かがみ「き、き、着替えてたらどうするつもりだったんだよバカ……!躊躇なく開けただろっ 今っ」

八幡「外までクッキー食う音が聞こえてたわ 太るぞ」

かがみ「二度[ピーーー]ッ!!!」バキィッ

八幡「あふん」






まつり「つかさー いのりお姉ちゃんはー?」

つかさ「お友達の人とお出かけしてるよ~」

まつり「あれ、そだっけ。じゃあ」

つかさ「お父さんとお母さんは結婚記念日で旅行中。明日帰ってくるってばぁ」

まつり「ぐぬぬ…つかさは何やってるのさー」

つかさ「ちょっと、このドラマを見ながら、ね?お裁縫の練習してるの」

まつり「早く寝ないとダメだぞー 明日も学校だかんねー」

つかさ「はぁい」

八幡「……てへっ☆」

かがみ「…」イラッ

八幡「まぁこんな時間に来たのは他でもない、お前に話があっ」

かがみ「深夜に乙女の部屋まで押しかけるような奴に話すことなんてないわよ!それに!」

八幡「ん?」

かがみ「き、き、着替えてたらどうするつもりだったんだよバカ……!躊躇なく開けただろっ 今っ」カァァ

八幡「外までクッキー食う音が聞こえてたんだが?あんまり食うと体重増えちまうぞ」

かがみ「二度死ねッ!!!」バキィッ

八幡「あふん」






まつり「つかさー いのりお姉ちゃんはー?」

つかさ「お友達の人とお出かけしてるよ~」

まつり「あれ、そだっけ。じゃあ」

つかさ「お父さんとお母さんは結婚記念日で旅行中。明日帰ってくるってばぁ」

まつり「ぐぬぬ…つかさは何やってるのさー」

つかさ「ちょっと、このドラマを見ながら、ね?お裁縫の練習してるの」

まつり「早く寝ないとダメだぞー 明日も学校だかんねー」

つかさ「はぁい」

まつり「あ、ちょっとコンビニ行こ」

つかさ「お姉ちゃんこそこんな時間にだよー?」

まつり「いーのいーの お菓子とか買うだけだから。あ、カップラーメン作っといてよ。帰ったら食べるからさ。お礼はチョコで」

つかさ「はぁーい。……えっ、かっぷらーめん?」

まつり「うん、戸棚に入ってるから、ちょこっとコンビニでお菓子とか買ってくる間に作っといてー 行ってきまーす」

つかさ「あっ」



つかさ「………かっぷらーめん」





八幡「お前は何も覚えてないのか?」

かがみ「だから知らないってば。なに?昨日縛り上げた事をまだ根に持ってるの? わ、悪かったわよ…」

八幡「そうじゃない」

かがみ「じゃあ何よ」

八幡「俺も上手く言えないんだが…」

八幡(永森……俺の記憶まで中途半端じゃないですか……どうせなら全部消せよ気持ち悪いだろ)

つかさ「かっぷらーめん作らなきゃ…どの種類がいいのかなぁ………」

TV『火薬のにおい…!伏せろ!!』ボカーン

つかさ「わっ びっくりしたぁ……」ピッ



数分後



つかさ「………」ドキドキ

つかさ(こ、こんにちは。柊つかさです…!私は、私は今日………!!)ドキドキ



カップ麺『……』ドドン



つかさ(初めてカップラーメンを作りますっっ……!)

つかさ「でもかっぷらーめんはお料理した事無いのに……どうやって作るんだろう?お父さんが食べてるのをちょっとだけ貰った事はあるけど…」

つかさ(とりあえずビニールだけ剥いてみようかな…)ペリペリ

カップ麺『……』

つかさ(えっと、蓋も剥がせばいいのかな)

つかさ「……わぁぁ。こうなってるんだ…」




八幡(結果。かがみは何も覚えてない)ハァ

かがみ「…あによ」

八幡「なんでもない。なんでもない…」ハァ

かがみ「……よくわからないけど、力になれなくてごめん」シュン

八幡「いやお前は悪くないんだ。ただ、な…」

つかさ「あ、作り方書いてあるんだねー」

つかさ(中に入ってる袋……の)

つかさ「えーっと、麺と、粉末のお出汁、かな?あと、……………………かやく?」




─────────────
『火薬のにおい…!…伏せろ!!』ドカーン!!!
─────────────




つかさ「」サーッ…

つかさ(どど、どうしようっ!うちには八幡くんもお姉ちゃんも居るのにっっ!!)


白つかさ(八幡くんとお姉ちゃんを助けないとっ)

黒つかさ(そうだよ!どうにかして助けなきゃ!)

つかさ「そ、そうだよね、爆発しちゃう前に……!!」

つかさ(でも…)

つかさ「……この『かやく』、銀色のビニールに包まれてて中身が見えないなぁ」シャカシャカ

白つかさ(爆発しちゃうよ!?)

つかさ「わわっ!」パッ

黒つかさ(落としちゃダメぇぇぇぇっ!)

つかさ「わー!わー!!」パシッ ガタガタッ


白つかさ(危なかったね…)

つかさ「いたた…頭ぶつけちゃった…」

黒つかさ(でも、痛がってられないよ!)

つかさ「う、うん!早くどこかに捨てないとっ!」






かがみ「つかさは何してたの?流石に寝てた?」

八幡「いやなんかテレビみながら縫い物してた」

かがみ「へー、珍しいわね。つかさがこんな時間に放送してる番組を見るなんて」

八幡「某ミッションインポッ○ブル見てたんですが」

かがみ「ますます珍しいわね。あの子、あんなの見るなんて初耳よ」

八幡「たまたまやってただけだろ。つかさマイスターの俺が言っている、間違いない」キリッ




つかさ「でっ、でっでっでっ、でっでっでっでっ…」ソロソロ

白つかさ(てれれー てれれー てれれー)

黒つかさ(ででんっ)


つかさ(な、なんとか玄関までは持ってきたけど…どこに持って行ったらいいんだろう。家の外で爆発させちゃったらご近所さんに迷惑がかかっちゃうよ……)ツルッ


つかさ「えっ」






キャアァアアァアアアッ


八幡「……つかさ!?」ダッ

かがみ「何があったの!!?」




つかさ「うえぇぇぇぇぇん…… ひっく」シクシク

八幡「どうした何があった誰にやられた殺してやる」

かがみ「落ち着け、…つかさ。なにがあったの?」

つかさ「ごめんね、ごめんね、助けようと思ったのに……」グスッ

八幡(助けようと…?)

つかさ「どうしよう…爆発しちゃうよ……」

かがみ「爆発!?」

つかさ「あのね、お姉ちゃんっ かやくが、かやくが……」

かがみ「火薬がどうしたのよ!」

八幡「…………ん?」



【かやく】



八幡「………………………」

つかさ「まつりお姉ちゃんにっ お願いされてっ それでっ…」グスッ

八幡「………………」


【かやく】

八幡「…………つかさ、話がある」




八幡「まぁそういうわけだ」

つかさ「なんで話しちゃうのっ!?」カァァァ

こなた「つかさは可愛いねぇ よしよし」ナデリナデリ

つかさ「こなちゃんまで…うぅー、だって知らなかったんだもんっ!」

みゆき「ちなみに、『かやく』というのは加える薬で《加薬》。もしくは《加役》と書いて、もともと漢方薬の主薬の効果を増すために加えた補助薬から来ているそうです」

かがみ「へぇー、漢方から来てるんだ?痩せ……体重を軽くする薬とかあるのかな」

みゆき「それはちょっと……、漢方といっても幾万と種類がありますが、女性が好んで飲んでいた美容や豊胸といった漢方もあるらしいですよ?体重を軽くするというのは聞いたことがありませんね」

かがみ「そうよね…地道に頑張るか」

みなみ「みゆきさん… 漢方について質問が(主に豊胸)」

みさお「あははー!柊妹ってば天然だなー!」

あやの(みさちゃんが言うのもどうかと思うけど…)

こなた(って考えてるんだろうなぁ 貴女もだよ峰岸さん)

つかさ「もー!」

八幡(つかさ可愛い)





ゆたか「そろそろ劇の練習とか始めないと時間無いですよー…」ハァ

リハビリ(?)につかさのΨ難を投下という感じですなの
これからは遅れを取り戻すべくバリバリ行くの

ここまで読んでくれてサンキューなの

こなた「ていうかさ、深夜にかがみのトコに夜這いかけたわけ?」

かがみ「夜這っ!?」

八幡「誤解を招く言い方をするな!話せば長いんだが……」

こなた「うんうん」

八幡「………」セッセセッセ

こなた「…………」

八幡「………」トンテンカン

こなた「……えっ 言わないの」

八幡「言っても分からんだろ」

こなた「やっぱりいかがわしいことかっ!そうなのかぁぁっ!!私達のかがみんが汚されたーっっ!」

かがみ「やめんかっ!!」

つかさ「ねぇねぇ、いかがわしいって…何?」

みさお「えろいことじゃね?」

つかさ「えろ……っ!?」

みなみ「……」ジー

八幡「そんな目で見るな 俺は無実だ」

みなみ「…わかりました」スッ

八幡「あ、それじゃない。こっち持ってろ」

みなみ「はい」

かがみ「あ……」

こなた「かがみは役者でしょー 工作員の仕事はしなくていいから台本合わせしようよ」ニヤニヤ

かがみ「わ、分かってるわよ!」



ひより「私らはいつまで居ればいいんっスかね…」

パティ「任されたおシゴトは終わりましたネー…」

みゆき「お二人共、ちょっとお伝えしたい事があります」ニコニコ

ひより「は、はい?なんっスか?」

みゆき「実は……」






ひより「ええぇぇぇえぇぇぇぇぇ!?!?」




八幡「なんだ?」

みなみ「さぁ……」

ひより「む、無理っス!私には無理っス!!」

パティ「ミユキ、so good!楽しみでス!」

ひより「何でそんなに乗り気なのさパティーーー!?」

かがみ「みゆきー!何かあったのー?」

みゆき「例の件です~」ニコニコ


「「「「「「「あー」」」」」」」」

八幡「えっ」

こなた「あ、そっか。八幡は知らないんだっけ」

かがみ「そうだったわ まぁ、当日のお楽しみってことで」

八幡(何だ?何の話だ?)

八幡「……なぁ岩崎」

みなみ「…禁則事項です」

八幡「……そうか」

八幡(そこまで言うなら俺の知ることでもないだろう。アレだ、女子というコミュニティの中において必要な(ry)

みさお「八幡も出したらよくねー?あの服着せてさぁ」

「「「「「「ブフッ」」」」」」

八幡「!?」

かがみ「ちょっ、日下部…っ ふふっ、あんた……くくっ」

こなた「いやいや流石にそれは……ひひっ」

みなみ「…………」

ゆたか「みなみちゃん?」

みなみ「…ユニーク」

八幡「ひょっとしなくても小町も知ってんのか」

小町「あたぼーよべらんめぇ!」

八幡「うわぁ…」

小町「何その引き顔。比企谷って名前が相応しいぐらいの引き顏だけど」

八幡「お前も比企谷だからな」

小町「私はほら、姓が変わるかもしれないじゃん?」

八幡「は?何言ってんだお前 お前は生涯比企谷だろ」

小町「えー……」



こなた「でもさ、無理があるよねーぶっちゃけ。スケジュールめちゃくちゃだよね」

ゆたか「練習もこれからーって感じだもんねぇ」

かがみ「こら、八幡が居るところでそーゆー事言わないの。バレちゃうでしょ」

みゆき「そうですね。一を聞いて十を知る……いえ、気付かれる程勘の鋭い方ですから…」

八幡(俺には関係ないな)

みなみ「……」ソワソワ

こなた「こらみなみちゃん、八幡に見てもらいたいのは分かるけど教えちゃダメだかんね」

みなみ「ち、違いまっ…」カァ

あやの「あのー……もう台詞合わせ始めてもいいのかなぁ」

つかさ「それより、ゆたかちゃんも岩崎さんも本格的にお手伝いしてくれるんだねっ」


みなみ「…裏方になりました。よろしくお願いします」

つかさ「うんっ、よろしくね~」

八幡「岩崎は器用だからな。これで俺の負担も減ること間違い無……つかさ、糊付け間違ってんぞ」

つかさ「わわわーっ!?」



ななこ「………」



ゆたか「お姉ちゃん。私、いりや?の役だって!」

こなた「おぉ、いいねいいねぇ!」

かがみ「……凛の服、私のサイズピッタリなんだけど誰が作ったの?」

みゆき「峰岸さん、少しよろしいですか?」

小町「こなたさん、キャスターって何をすればいいんですかー?」

投下の時間が取れない……だと…
ちまちま投下します
心配かけたの

八幡「……」ハァ

ゆたか「お兄ちゃん、どうかしたの?」

八幡「野暮用だ、気にすんな」

ゆたか「黒井先生…?あっ そういえば授業で聞きたい事があるんだった」トテチテ

八幡「………」

ひより「ふいー、キツイっス……というかそろそろ私たちは切り上げてもいいのでは…何故手伝いの方が先行してるんスかねぇ…」

パティ「そうネ、帰りまショウ!今朝のHRで問題に上がってなかったから大丈夫デスよー」

ひより「うん、うんっ、そうだよねっ!大丈夫だよねっ!!すいません先輩方っ、私た」

八幡「喋ってないで手を動かせよ白の騎士団」ボソッ

パティ・ひより「「なぁっ!?」」

八幡「……」スタスタ

ひより「ひっ比企谷先輩……今、なんと…?」

八幡「…………」クイックイッ

ひより(あ、アレは『お前らの秘密は知っている。バラされたくなければ言うことを聞け』のジェスチャー……ッッッ!)

パティ(何で知ってるデスカ……?!)

ひより「もうダメだーーっっ!私達変なことされちゃうよパティッ!全年齢対象じゃない同人みたいに!!」

パティ「『下着じゃないから恥ずかしくないもん』とか言わされちゃうでスカーっっ!?」

ひより・パティ「「うわーーーーーーん!!!」」

かがみ「そこっ!背景の段幕、色が薄いわよ!何やってんの!!」

こなた「……」ピクッ

ひより「…………とりあえず色塗ろっか」

パティ「はイ……」


ななこ「…………」ハァ

八幡「こっちまでため息吐きたくなるんですが?」ヒョコッ

ななこ「きゃぁぁあっ!?」バキッ!

八幡「危な」ヒョイッ

ななこ「き 急に顔出すなアホぉ!!」

八幡「…何をそんなにハァハァ言ってんですか?発情期?」

ななこ「ちゃうわ!セクハラかい!!………言うてもええのかな…ちょい来てくれるか?」

ゆたか「あの、黒井先生。授業のことで質問が…」

ななこ「あー…もうええか、小早川も来てくれるか?比企谷のモチベ上げるために必要やねん」チラッ

八幡(この先生……分かってやがる…!)






ななこ「入るで」

トントン

ふゆき「黒井先生、お疲れ様です」

ひかる「ふゆき。お茶のおかわりくれ」

ゆい「じゃあ私もお願いしまーっす」

八幡「そうだった帰ります」

八幡(警察居るんだったわ)

ななこ「待たんかい!何で帰ろしてんねん!!」

八幡「だってお義姉さん来てるじゃないすか。じゃあ俺いらないかな、と思って」

ゆい「ん?何か今不吉なワードが聞こえたような?」

ゆたか「???」

ゆい「ってあれ?比企谷くんじゃん、お久ー」

八幡「ども」

ひかる「黒井先生。何でうちの比企谷をここに?」

ななこ「こう見えてしっかりしてる、っちゅうんは去年担任して分かってますから。一応、意見を聞いとこうと思いまして」

八幡(毎度ながら引っかかる言い回しだぜ)

ひかる「成る程、じゃあ早速当ててみてくれ。どんな事件が起こったと思う?」

八幡「犯行予告でも届いたんでしょう」サラッ



ななこ「確かに事件……やかましいわーって正解すんのかい!!!!!!!」バンッ

ひかる「……」

ななこ「そこはもっと、こう、ウチの年齢なり婚期なり弄るとかあるやろ!」

ガラッ

つかさ「八幡くーん、何かあったのー?」

こなた「事件の匂いを嗅ぎつけてきましたー。およ?ゆーちゃんも居るんだね?」ヒョコッ

ゆたか「えへへ、ちょっと授業の事を聞きたくて……でも、大変な事が起きちゃったのかも」

八幡「あぁ、深刻な問題だ。黒井先生が結婚するらしい」

こなた「ぬぁんだってぇぇぇぇぇぇ!?」

つかさ「お、おめでとうございますっ!」




ななこ「そうやないやろ!!!!!!」ゴンッ





八幡「痛……、ちゃんと俺なりに先生の期待に応えたつもりだったのに…」

ななこ「そ う や な゛い !そう゛や゛な゛い゛んやアホぉぉ!!」グスッ

ひかる「比企谷、黒井先生はこの際置いておけ。まずお前の話を聞かせてもらおうか」

八幡「アレですよ、冗談抜きで桜藤祭が中止になりかけてるとかなんとか」

ななこ「ほぉ、そのこころは?」

八幡「全体の大まかな企画が整ってきたこのタイミングで考えられる深刻な問題としては…。生徒間、それか学校側に対してのクレームの殺到。そこから派生して誘爆するように色んなトラブルが起こり易い……つまり学校側としても判断に困る事があるんじゃないか、と」

ひかる「…驚いた」

八幡(……何で言葉がスラスラ出て来るんだ?)

つかさ「えぇっ!?中止になっちゃうのぉ!?」

ななこ「桜庭先生。あれ、もっとるか?」

ひかる「メールのプリントアウトか?それなら、ほら」

ななこ「おおきに。…このメール、自分らどう思う?」スッ

八幡「…」



from:白の騎士団<whiteknight@xxx.xx.jp
件名:学園祭を中止しろ!
────────────────────
学生が創ると銘打たれた桜藤祭は、
新奇性に富む少数派の意見に地味を貸さず、大多数の意見にただ迎合しただけのどの学校でもやるようなイベントが目白押しである。
取るに足らない没個性の学園祭に成り下がった今、もはや開催の意欲すら失われた。

陵桜学園は、即刻学園祭の中止を発表せよ。
我々の意に背く場合は、当日正午にC4カララ爆弾を起爆させる。
我々少数派は、決して不当な圧力に屈しない。
これは、白き清浄なる学園の為に闘う我らの決意表明である。

白の騎士団



八幡「………」

こなた「凄く…大きいです」

ななこ「なんやそりゃ」

つかさ「差出人は…白の騎士団さん?外人なんだー」

八幡「ただのバカだ、気にすんな」

ふゆき「そうですよね。文面もお芝居がかっているというか…」

ひかる「多分生徒のイタズラだろうが、本当だった場合が怖くてな」

ななこ「そういうわけで、お知恵を拝借や。この件、どう思う?」

八幡「単なる悪戯です気にしないでくださいもう本当ありがとうございました」

ななこ「うーん…」

こなた「でも悪戯にしては度を越してるよね」

八幡「俺の退学を賭けてもいいぜ、ただ憂さ晴らしに送りつけただけだ。こんなのに一々つっかかってたら桜藤祭始まりませんて」

ゆたか「そうかなぁ……大丈夫かなぁ」

八幡「大丈夫だ。騙されたと思って俺を信じてみろ」

八幡(桜藤祭は無事に終わる。いや、終わらせる。今度こそな)






八幡「何か言う事は?」

ひより「あ、ありがとうございましたっスーー!」

パティ「正直、とっても不安だったネ…」

ひより「よかった…本当によかった………、で、でも先輩?なして私達の仕業だと…?」


八幡「泉の家にお前の同人があったんでな」

ひより「」

八幡「お前バカだろ。サークルのURLの『knight』と『night』だけしか違いがないじゃねーか」

ひより「あ…あ……」



「アッ─────────────!」


八幡「うーす」

凛?「満たせ…………………あ、お帰り」

八幡「」

八幡(相変わらず似合いやがって……普通に可愛いじゃねーか)

凛?「何固まってんのよ、……そ、そんなに似合ってない?」

八幡「いや、クソ似合ってるけど」

かがみ「言葉に若干棘があるんだけど!」

八幡(面と向かって言える甲斐性は持ってないんだ許せ)

セイバー?「ふっふっふー。私たちのクオリティの高さに驚愕しているなー?」ニヤニヤ

八幡「無駄な足掻きはやめとけよ」

こなた「むぅ 失敬な」

八幡「お前はバイト中でも一人だけロリ属性入ってるからな。その業……生まれを呪うがいい」

こなた「ぐぬぬ…」

八幡(よし厨二言動回避)

小町「やっほーお兄ちゃん」ニッコリ

八幡「キャスターか、エルフ耳萌え」

小町「うわぁ」

八幡「なんだよ」


ゆたか「ば、ばーさーかーっ!」

八幡(イリヤ素晴らしいぜゆたか可愛いゆた可愛)

グオォォォォォォオォォォォ!!!!!!!!!!!!

八幡「いぃっ↑」ビクッ

八幡(ゔっ)

こなた「ちょっ!つかさー!音大きすぎー!」

つかさ『こなちゃんごめーん!』ビリビリ

こなた「スピーカーの音を下げてってばー!!」

かがみ「…ぷ……くくっ…」

こなた「なんで笑ってるの?かがみ」

かがみ「だって……八幡…『いいっ↑』って…ふふっ」プルプル

八幡(……油断したか)

小町「笑っちゃダメだ笑っちゃダメだ…」プルプル

八幡「…幻聴だろ耳鼻科行けよ」

こなた「しまった、聞きそびれたー!」



みゆき「みなさーん、休憩を入れますよー」

「「「「「はーい」」」」」



八幡「……みゆきさん?」

みゆき「?フェイトちゃんですよ?ファイアーっ」

バルディッシュ(?)『フォトン・ランサー』

八幡「待てそれやめ痛だだだだだだだだだだだだだだ!!!!!!!?!」バチバチバチバチッ

みゆき「違ったのですか、名前が似ていたのでてっきり関連したキャラクターかと…」

こなた「いやいやそれなら色んなアニメでジュエルシードを奪い合う事になるから……ていうかみゆきさん、今何か出したよね?」

みゆき「えぇっ?」


みゆき「も 申し訳ございませんっ!」

八幡「……ネタバレしてんのに避けられなかった俺の責任だし気にしないでくれていい」プスプス

みなみ「? 大丈夫ですか…?」フキフキ

こなた(焦げてる……)


ゆたか「あぁっ、結局黒井先生に質問できなかった……」

こなた「何なに?」

ゆたか「えっと、これなんだけど…」

こなた「うっ……日本史、だと…」

ゆたか「お姉ちゃん分かるかなぁ…?」

こなた「あ、あはは、ごめんね。私って選択科目が世界史だからさ…」

みゆき「これは……関ヶ原合戦ですか?」

ゆたか「あ、はいっ」

八幡「あぁ、小早川秀秋が東軍に反旗を翻した時か」

ゆたか「あぅぅ…」シュン

みなみ「…姓が同じだけ ゆたかとは違う」

ゆたか「そうなんだけど…やっぱりちょっと気にしちゃって」

みゆき「徳川の鉄砲が撃ち込まれたことに驚いて突発的に動いてしまったのかもしれませんし……」

ゆたか「でも…」

八幡「小早川秀秋は別に保身のために裏切ろうとしてたわけじゃないぞ」

ゆたか「…?」

八幡「秀秋の実の母親が家康とめちゃくちゃ仲が良くてな、家康から秀秋母に助太刀を依頼して、さらに秀秋母から秀秋に西軍につくように言ったらしい」

かがみ「へぇ…」

八幡「が、タイミング悪く豊臣側からは既に助太刀の依頼が来ていた。そうなると小早川秀秋は最後の最後まで迷いに迷う。家康に鉄砲を撃ち込まれまでは両軍の大将との約束を守ろうとして悩んでたんだ」

みなみ「……」

八幡「だからな、形は裏切った事になってる小早川秀秋は実は他人との約束をきちんと守る立派な奴だったかもしれない。過去の人間の事なんて分からないから”かもしれない”だけどな」

ゆたか「…………」

八幡「だからどっちにしてもお前が悪い方に気にする事じゃないんだ。分かったか?」ナデナデ

ゆたか「……うんっ!」ニコッ



みゆき「勉強になります…!」

かがみ「ねぇ、さっきの話って本当なの?」

八幡「大体はな」

八幡(うろ覚えだけど)

こなた「ならばっ!この私も雑学を披露せねばなるまいて!」グッ

八幡「ほう、続けたまえ」

こなた「…聞いた事があるだろうか、『政宗』という妖刀を……!」

みゆき「そうですね、徳川家が嫌っていた刀として有名です。ですが、家康のような現実的な将軍からしてみれば案外そうでも無かったようですよ」

こなた「え」

みゆき「何故”妖刀”と呼ばれるのか、と言いますと…先ずは家康の祖父である清康が謀反によって殺されてしまった事からですね」

こなた「えっと あの みゆきさん…?」

みゆき「その時用いられた刀が村正です。さらに家康の嫡子の信康が謀反の疑いで切腹させられましたが、介錯……つまり首を落とす為に用いられた刀も村正。さらには家康本人も村正によって負傷した事があります」

こなた「あのっ みゆきさ」

みゆき「以上の事から戦国時代から村正は徳川家にとって”妖刀”とされ、江戸時代には公然と所持したり贈与する事が避けられるようになりました」

こなた「ふぇぇ…」

みゆき「ですが、三代に渡る作者の住まいは伊勢の桑名。徳川の本拠地である三河とは海上交通で結びつきがありました」

かがみ「それなら徳川の人が村正に関わることは多いのも頷けるわね」

みゆき「そうですね。先に言いましたように現実的な家康もそこまで嫌っているわけではなく、実際、家康が所持していて没後に分与された村正が現代まで伝わっている物があります」

八幡「急にダークなイメージが払拭されてきたな」

ゆたか(むらまさって…?)

つかさ(なんだろう…?)




ゆたか「♪♪♪」

みなみ「ゆたか …嬉しそう」

ゆたか「えへへ…あ、お姉ちゃん」

こなた「なんだいー……」ズーン

八幡「落ち着くなよお前らしくない」

こなた「ふっ…まぁいいけどね…、で、何さ?」

ゆたか「あのね、私達のクラスで漫画喫茶みたいなのをやるんだけど、パソコンの設定がよく分からないの」

みなみ「…何故かインターネットに繋がらないです」

八幡「俺も手伝うか?」

こなた「うーん、何台くらいあるの?」

ゆたか「……30?」

こなた「八幡。カモン」キリッ

八幡「マッ缶でいいぞ」

かがみ「とりあえず私達も手伝う?」

つかさ「お手伝いになるかどうかは分からないけど…できることがあれば手伝いたいな」

おやすみなの……

週末には命を賭してでも投下するので待ってくれなの

大遅刻スマソなの
韓国のりで許してくれなの




ガラッ

こなた「お邪魔しま……うわ広っ ここ本当に1-D?」

ゆたか「本棚とかも全部撤去したからー」

かがみ「長机が10×3列。よく入ったわね」

みなみ「…若干タコ足配線気味ですが」

八幡「外からコンセント引っ張って来た方がいいんじゃないのか。若干のタコ足配線じゃないだろコレ」

こなた「とりあえず延長コードだね、よっこいしょ」

つかさ「準備いいね、こなちゃん」

かがみ「…ちょっと待て今どっから出した」

こなた「気にしない気にしない~」ガチャガチャ

こなた「……電源がつかない」カチカチ

八幡「……こっちはついた、が」

かがみ「この型ってインターネットできない奴じゃ無いのか 私でも分かるくらい古いわよ」

ゆたか「えっとね、普段使わない人も貸してくれたんだけど……」

こなた「……ネカフェだよね?」

みなみ「性格には………コスプレもです」

こなた「あ、うん」

つかさ(全然分かんないや…)

みゆき「ひぃ、電源が消えません!?」

こなた「ぬおぉぉぉおそもそもOSが古すぎるやつもある!!」カチカチカチカチ

八幡「こいつは遅くなりそうだな」ノロノロ

こなた「八幡!きびきび動く!」

八幡「へーい」


ゆたか「……」ソワソワ

みなみ「……」

かがみ「完っ全に私達戦力外だわ」

つかさ「そ、そうだね…」

みゆき「あの。急に真っ暗になってしまったのですが……」

八幡(マッ缶だけじゃ割に合わん仕事だな…そもそもpcの設定とかしたことないんだが?)

こなた「ぬおおぉぉ!!」カチカチカチカチ

八幡「………」チラチラ

こなた「……何チラチラ見てるのさ」

八幡「いや別に」カチカチッ

こなた「八幡遅いよー こっちはもう7台終わったよ!」

八幡「これが俺の限界なんだよ察しろ」

八幡(お前の作業チラ見で応用かけてるんだっての遅くても仕方ねーだろまったく…)

八幡「つか相当面倒な事……、俺って結構変わったよな。元から変わり者かもだが」ボソッ


かがみ「…………」ジー

こなた「…かがみーんの あつーいシセンが八幡にっ つっきさっさるぅ~♪」カチカチッ

かがみ「なっ、へ、変な歌つくるなっ!」

こなた「照れかがみんはー 惚れやすい」

かがみ「おい!」

ゆたか「なんだかピクミンみたい」

みなみ「…今どんな感じですか」ズイッ

かがみ「…」

八幡「こっちは8台」

こなた「20台目~ おいおい八幡君、仕事遅いんじゃ無いの~?」

八幡「お前それバイトでも同じ事言えんの?」

こなた「何をっ?!私はバイトでは先輩だぞぉ!!」

八幡「1年しか違わねーよ」

こなた「1年も!違うの!」

八幡「アーソウダネ」

こなた「むきーっ ばかにしてるなー!」

八幡(何で分かったんだ…?こいつ、エスパーか……!?)

こなた「おうキミ、何そんな『え、何で分かったんだ…!?』みたいな顔してんの?わざとだよね?さすがにわざとだよねー?」

八幡「……」カチカチッ

こなた「何か言おうよ!?」

八幡「ゆた可愛い」

ゆたか「えぇっ!?」

こなた「見事にフラグへし折って行ったくせにそのままゆーちゃんルート攻略だと…!まさか、プロか……!?」

八幡「おい泉、マッ缶買って来てくれ」

こなた「や!」

八幡「約束が違うだろ はよ行け」

こなた「なんかヤ!」

八幡「なんかって…」

小町「頼れる妹、小町推参!」

八幡「どこ行ってたんだよ心配したぞ(棒」

小町「うわ棒読みー。まぁ捻デレだからね、仕方ないね。はいマッ缶」

八幡「マジでかサンキュー」

小町「皆さんもどうぞー」

八幡「しかしなんだな、ネカフェとはまた新感覚?だな」ゴクゴク

かがみ「よく実行委員の審査通ったわね」

ゆたか「あはは…実は私たちもびっくりです」

みなみ「……」




先生『何か他に案はあるかー?』

先生『…ないのか?じゃあこの中から決めるぞー?』

ひより(イョッシャァ!いったれいったれぇぇ!!)

先生『小早川、お前は無いのか?』

ゆたか『え、えぇっ?あ、あの……えっと カフェ…なんてどうかなぁ…』

先生『一番まともだな。採用』

\エーッ/

先生『狼狽えるな小僧共!』ガカァッ!!





みなみ「……という感じで」

八幡「なにがどうしてこう(ネカフェ)なった」

ゆたか「後々みんなの意見が混ぜ合わさって…」

八幡「の割にはお前らだけだな。こうして残って作業してるのは」

みなみ「それは。…ちょっとありまして」

ゆたか「内緒なんだけど、1番準備するのに頑張った人が売り上げの20%をそのままお給料として貰えるの」

みゆき「えっ」

八幡「おい それ桜藤祭の実行委員長がいる前で言っちゃダメな奴だろ」

ゆたか「あぅ」

八幡「小遣いが足りないなら俺に言えばいいじゃない!」

かがみ「バイト代でも足りないの?」

ゆたか「ちょっとだけ…はい」

八幡「何買うんだよ…」

ゆたか「ゆいお姉ちゃんの誕生日が10月の7日で…」

みゆき「私は何も聞いていませんよ?」ニコッ

かがみ「だってさ」

ゆたか「………あ、ありがとうございますっ」

八幡「…今更俺が言うのもなんだと思われるかもしれないけどな」

つかさ「?」

八幡「結局は気持ちの問題だ。あんまり高いようなら学生のうちには手を出さない方がいいと思うぞ」

ゆたか「でも…」

八幡「そんなのは成人して立派に働き始めてからで良いんだよ。無理してお金の事で悩むくらいならやめとけ」

みなみ「…」

八幡「それに学生の妹から高価なもん貰ったら気を使っちまう。俺はな」

小町「だから先月私のは受け取らなかったんだね!」

八幡「受け取れるか馬鹿」

かがみ「先月…?」




小町「あ、言ってませんでしたよね。兄の誕生日は8月8日なんですよー」


「「「「「えっ」」」」」


小町(まぁあえて言ってなかったんだけど)

八幡「だが不思議な事にな、宛先人不明でプレゼントが届いたんだ。この俺に」

みなみ「」ピクッ

八幡「誰なんだろうな。優しいやつというか変わった奴もいたもんだ」

かがみ「へぇ……何が届いたの?」

みなみ「……」ソワソワ

八幡「布製のブックカバーとクッキーのメッセージカード添え。だが名前がない」

小町「あぁあれみなみちゃん」サラッ

みなみ「!?」

八幡「マジか マジデ?」

みなみ「え、あ、あの…」

小町「じゃないの?」

みなみ「な…なんで」

小町「えー……縫ってたじゃん。教室で」

八幡「手作り…」

小町「お兄ちゃんも感謝しないとダメ!みなみちゃんてば、手のひら絆創膏だらけだったんだからねっ」

みなみ「やめ…」

八幡「大切に使わせてもらう。あとクッキー超美味かった。……ありがとうな」

みなみ「い………いえ」カァ

かがみ「……」

八幡「小町に聞いたのか?よく俺の誕生日知ってたな」

小町「いや私教えてないけど?」

八幡「じゃあなんで………お前何か怒ってんの?」

小町「別に?私が?何で?」

八幡「お前一人称が名前のちょっと痛い奴じゃん。私とか言うのはキャラブレした時だけだろ」

小町「キャラブレとか言うなし お兄ちゃんだって怒ると一人称がワタクシになるじゃん!」

八幡「ならねーよ捏造すんなよ。やっぱ怒ってるじゃねーか」

小町「小町の誠心誠意真心込めたプレゼントを受け取らなかった事を思い出したの!プラチナむかつく!!」

八幡「あんな真心受け取ったら条例違反だろうが!」

つかさ「小町ちゃん、何をあげようとしたの?ちょっとだけ気になるかなぁ…って」

小町「貞そ」

八幡「喋るな」ガシッ

小町「むぐぐ…」

つかさ「?」

こなた「……青春してるとこ悪いんだけどさ。私の頑張りを誰か褒めておくれよ」

八幡「乙」

こなた「相変わらず愛が足りない…」ハァ

かがみ「愛ってキャラか?」

こなた「私だって愛に飢えたりする年頃なの!もっとこう……あるでしょ皆さん!」

八幡「……仕方ねーな」

こなた「んぅ?」




八幡「よーしよしよしよしよしよし」ワシャワシャワシャワシャ

こなた「………………………え?」ガクガク

八幡「頑張ったじゃねーかこのこのこの!」

こなた「ちょ八ま、うぎゃーっ!?」

八幡「もっと嗅がせろもっと撫でさせろもっともっと揉ませろォオォォ!!!!」

こなた「んにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」





こなた「って感じでもいいよ?」

八幡「お前疲れてんじゃないの」

こなた「チィ…」

かがみ「流石の八幡でもそこまでしないだろ… しないわよね?一応信じてるわよ?」

八幡「さすがのってどういう意味ですかねぇ」

かがみ「若干ロリコン入ってるでしょうが」

八幡「入ってねーよ!ただゆたかとか見ちゃうと優しくしてあげたくなるだけだから…」ニタァ

こなた「顔ッ」

みなみ「…」サッ

ゆたか「みなみちゃん?前が見えないよぉ」

かがみ「大丈夫?通報する?」

こなた「とりあえず私を敬って楽させてよ。指とか肩とか疲れたからさぁ」

八幡「…ここ座れば肩くらい揉んでやる」

こなた「やったね」ギシッ

八幡「何で俺の膝なんだよ わざわざ隣の椅子動かしてやっただろうが」

こなた「はよ」

八幡「……」ハァ

かがみ「やっぱり……」

八幡「ほらなこの反応」モミモミ

こなた「ああ^~ そこそこ。上手いじゃん……んっ」




八幡「…………」モミモミ

こなた「そこそこー……ん?」

八幡「………………」モミモミ

こなた「は、八幡?ちょっと、手がッ」

八幡「……………………」モミモミ

こなた「や。だめ、みんな見てるから……ぁっ……!」





ひより「……ハァハァ」ガクガク



八幡「何か外から邪念を感じるな」モミモミ

こなた「奇遇だね私も」







ひより「いやー、入っていくタイミングを見失ってたっスー」ツヤツヤ

八幡「なんかツヤツヤしてんな」

こなた「ゆーちゃん、これで終わりなの?」

ゆたか「あ。えっと、オンラインのゲームをダウンロードしといて欲しいの。えっと、これ」

こなた「ラキユニ……か。随分とまぁ懐かしいものを」

ゆたか「知ってるの?」

こなた「そりゃもう。ラッキースターユニバース、ジョブ数が微妙だけどそこそこ面白かったからね。引退したけど」

八幡「早くインストールして帰る。もう9時だ」

こなた「……早く帰れると思わない方がいいよ?30台あるんだし」

八幡「……お前らだけでも先に帰ってろ。親に叱られる」

かがみ「ここまで来たら手伝うからいいわよ。入れるだけでしょ?私達でもできるわ」ハァ

こなた「まぁ八幡が全員を家まで送ってくれるから大丈夫だよ」

八幡「………一応男だしな」

こなた「……丸くなったよねー」ニヤニヤ

こなた「ほいおわりっと」

かがみ「こっちも終わったわよー」

八幡「同じく」

ゆたか「もう、使えるの?」

こなた「タブンネー ふひひ、テストプレイしようず」

八幡「アホか帰るぞ」

こなた「っえー、いざ使えなかったらゆーちゃん達困るよー?」

八幡「………」




八幡「一台だけな」

こなた(チョロ)

ゆたか「ごめんねえ」

こなた「腕がなるぜ」

かがみ「どんなゲームなの?」

こなた「ん、フツーのRPGだよフツーの。でも魔王がやたら強くてねー……4人でも難易度インフェルノ級」

かがみ「単位がイマイチよくわからないぞ…」

八幡「とにかく難しいんだろ」

こなた「さぁ、未知なる世界の扉を開けようでわないか!」

つかさ「これが”ねとげー”なんだ~」

みなみ「…ユニーク」

みゆき「なんだか わくわくしますね」

こなた「ログイーン!よみがえれわが分身と言う名のアカウントよ!!!」カチッ!


カッ!!!


八幡「眩っ」

こなた「……あっれー、こんなにライト強かったっけ…」

かがみ「きゃあぁぁぁぁぁっ!」

つかさ「あれ?なんだか体が…」

ゆたか「みなみちゃーん!」

みなみ「…大丈夫 ………多分」ダラダラ



シュゥゥゥ



ひより「うう……い、一体何が…」


シーン

ひより「え?ちょ、先輩方?どこ行ったんスか!?」


画面【wellcome】



.

このスレ終了につきなの
超展開その通りなの
駄文で分かりにくくて済まぬ…済まぬ……
桜藤祭のシナリオ考え奴すげぇの

ゲームの中ってことで次回だけお力添え(安価)を……っていう逃げじゃだめなの?

ひぎぃ
頑張りますの

八幡「流石にちょっと許容できない」みゆき「現実ですよ」小町「ゲームですけどね」
八幡「流石にちょっと許容できない」みゆき「現実ですよ」小町「ゲームですけどね」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426408309/)

誘導

一応言っておく
次スレで再開してる

>>824
誘導ありがとなの
埋めなの

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月08日 (水) 02:31:37   ID: BW_JYotX

作者さんがんばってください!

2 :  SS好きの774さん   2014年10月10日 (金) 18:47:16   ID: a4ofVG59

八幡と女性陣のメールのやりとりも見てみたい♪

3 :  SS好きの774さん   2014年10月11日 (土) 20:23:16   ID: y32gpWad

頑張って欲しいのお

4 :  SS好きの774さん   2014年10月12日 (日) 21:05:04   ID: pCUfNitP

期待期待

5 :  SS好きの774さん   2014年10月13日 (月) 19:35:24   ID: -NLqrJe7

サボりすぎではないか?

6 :  SS好きの774さん   2014年10月19日 (日) 19:39:30   ID: O8pdbK33

夢のコラボに出会えた気分
たまに出てくる荒らしに楽しんで読むことをお薦めしたい

7 :  SS好きの774さん   2014年10月21日 (火) 21:52:57   ID: lF41i03o

すまんことなんかない!
御体は大切に

8 :  SS好きの774さん   2014年11月23日 (日) 20:17:01   ID: _ToHwBmW

最高

9 :  SS好きの774さん   2014年11月27日 (木) 23:01:57   ID: LUtH5hvr

頑張ってください。

10 :  SS好きの774さん   2014年12月12日 (金) 17:50:14   ID: 8tK0zrBx

応援してるよ

11 :  SS好きの774さん   2014年12月12日 (金) 23:49:26   ID: wgd_d_KV

来月の土日でしたとかのオチなしで頼むぞ作者

12 :  SS好きの774さん   2014年12月14日 (日) 05:58:59   ID: 8ILMqz30

ROネタワロタd=(^o^)=b

13 :  SS好きの774さん   2014年12月25日 (木) 17:53:40   ID: RgIAfNaL

更新頑張れ

14 :  SS好きの774さん   2014年12月26日 (金) 15:24:53   ID: bt9l9E9O

頑張って下さい

15 :  SS好きの774さん   2014年12月26日 (金) 23:13:55   ID: bsGpzLm4

おお、きたこれ

16 :  SS好きの774さん   2014年12月30日 (火) 12:15:03   ID: t8k9y3P8

頑張ってください

17 :  SS好きの774さん   2015年01月08日 (木) 20:00:51   ID: lIulfeC8

超期待!!
頑張って下さい

18 :  SS好きの774さん   2015年01月25日 (日) 00:25:24   ID: k0eswbs-

面白いです
がんばれーー!!!

19 :  SS好きの774さん   2015年01月26日 (月) 07:18:41   ID: bRuSGxys

かがみん萌

20 :  SS好きの774さん   2015年01月28日 (水) 08:25:20   ID: fMqEKEDn

書いてるやつの身体に何がおこっている

21 :  SS好きの774さん   2015年02月02日 (月) 21:34:03   ID: oGsm6dkw

本当に大丈夫ですか?!がんばってください

22 :  SS好きの774さん   2015年02月05日 (木) 21:06:59   ID: ug4LTGBw

続きがみたい❗

23 :  SS好きの774さん   2015年02月06日 (金) 02:30:02   ID: eJUK3z8D

このシリーズはクロスオーバーに見せかけた俺ガイル
ヘイトだよな

24 :  SS好きの774さん   2015年02月13日 (金) 07:12:32   ID: pAQS5AUd

ヘイトではないんじゃ
作者の愛がらき☆すたに偏りまくってるだけだと思う(遠い目

25 :  SS好きの774さん   2015年03月08日 (日) 11:59:02   ID: nIStcO_H

まだやってるのかこれ

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