モバP「プロデューサーでございました(過去形)」 (138)


ちひろ「プロデューサーさんってやっぱりロリコンなんですかね?」

P「唐突に何言うんですかあんたは」

ちひろ「いえね、こう事務仕事ばかりしてると気が滅入るじゃないですか? だから気分転換も兼ねて話をでもと」

P「貴方は気分転換に人を侮辱するのですか?」

ちひろ「だってプロデューサーさんってば、スカウトしてくる娘はみんな小学生の女の子ばかりじゃないですか。明らかに狙ってやってるでしょう?」

P「そんなことありません。ただティンと来た子たちがたまたま小学生だったってだけです」

ちひろ「とか言っちゃって。本当は私情でスカウトしてんでしょう~?」

P「だから違いますって。俺がそのようなことするはずがございません」


P「俺はKENZENなプロデューサーそのものなのですから」

ちひろ「どうだか」


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ちひろ「とか言っちゃってますけど。本当は欲情とかしちゃってるんじゃないですか?」

P「だからしてませんて」

ちひろ「正直になってくれても構いませんよ? 気持ちはわかります。だって、あの子たちは可愛いですから。欲情しても仕方ありません」

P「だから違うちゅーの」

ちひろ「何も恥じることなんてありませんよ? 芸能界では多いですしね。歳の差結婚の報道なんて毎日のようにありますし」

ちひろ「加藤茶さん夫婦なんて歳の差49もありますし。それに比べたらプロデューサーさんなんて可愛いもんですよ?」

P「だから違うと言ってるだろうが! ってかあんたどうしても俺をロリコンにしたいようだな」


P「もうさっきから何なんですか。俺ってそんなにロリコンに見えるような挙動してます?」

ちひろ「いえ、プロデューサーさんがというよりか……あの子たちがねぇ……」

P「俺の担当アイドル達がどうかしましたか?」

ちひろ「いや、明らかにプロデューサーさんに対し好意を抱いてるじゃないですか」

P「ハハハハッ、そんなわけないでしょう」

ちひろ「そうなんですって。まぁ、ラノベ主人公ばりに鈍感なプロデューサーさんじゃ気づけないかもしれませんけど」

P「俺はそんなテンプレハーレム系主人公の属性は持ち合わせていませんよ。あの子たちの俺への好意自体は気づいています」


P「でも、それは恋愛染みた好意ではなく、歳の離れた兄貴のように慕ってくれてるという感じにですよ」

P「彼女たちはまだ小学生。恋愛なんてまだ理解できるはずがございませんよ」

ちひろ「………この勘違いぶり、やはりラノベ主人公ね」




ちひろ「まぁ、そこまで言うならわかりましたよっと―――では、私休憩入りますね」

ちひろ「コンビニ行きますけど、何か買って来て欲しいものあります?」

P「いえ、特にないです」

ちひろ「わかりました………私がいない隙に、アイドルの娘達に手を出さないでくださいよ?」

P「だ~か~ら~!!」

ちひろ「では行って来まーす!」ピュー


P「チッ、逃げたか。まったく……ちひろさんにも困ったものだ」

P「俺が担当アイドル―――小学生の女の子達に手を出すはずなんてあり得ないのに」




「……………」


P「それにしても、なんでちひろさんは俺をあんなに疑っていたのやら……」カタカタカタ

ありす「どうしたんですかプロデューサー?」

P「うぉっ! ありすか……来ていたのか」

ありす「ええ、今来たところなんですが……それよりもちひろさんと何か言い争っていたのですか?」

ありす「プロデューサーがロリコンで歳の差結婚がどうとか聞こえたんですけど……」

P「違う違う! ちひろさんが俺をそうだと疑ってるだけだから」

ありす「疑ってるって………そう思われることでもしたんですか?」

P「いやいや何もしてないよ! ただ、俺がお前らぐらいの年の子ばかりスカウトするから~ってことで、変に邪推して来たんだよ」

ありす「ふ~ん……で、歳の差結婚っていうのは?」

P「あっ、いや……ただ芸能人でそうい結婚が多いなぁ~って話になっただけだよ」

ありす「……そうですか。私はてっきりプロデューサーがロリコンで、歳の差結婚を狙ってるのかと思いました」

P「そ、そんなわけないだろ!」


ありす「だから一瞬、身の危険を感じたのですが」

P「だからそんなことあるわけないって。ってかあり得ないよ」

P「俺はKENZENなプロデューサーなんだからな。万が一にもないって」

P「だから心配することなんて何もないから安心しな」


ありす「…………」



ありす「……まぁ、そんなことだろうと思いました。これでも私は信用してますから。プロデューサーがそんなことするはずないって」

P「ははっ、ありがとよ」


ありす「…………」


ありす「それにしても……歳の差結婚ですか……私には理解できませんね」

P「ありすは、やはり結婚するとしたら、あまり歳の差がないほうがいいと思う方か?」

ありす「別にそれを否定するわけではありませんが、理解はできませんね」

ありす「一回り離れた異性を恋愛の対象にするだなんて……考えられません」

P「まぁ、ありすには恋愛自体早いだろうがな」

ありす「もう、からかわないでください!」



ありす「そう言うプロデューサーはどうなんですか?」

P「うーん、そうだな~………」



P「俺は愛があればいいんじゃないかなとは思うよ」

ありす「そうなんですか?」

P「まぁ、確かに俺も親子ほどの歳の差あるに結婚とかって、正直気持ち悪いなぁ~って思う茶うけどね」

P「それでも、好きになっちゃったのならしょうがないんじゃないかな~って思うよ」

ありす「………そういうのって、ただの綺麗事なんじゃないですか?」

P「そうかもな。でも、何かしらの障害があるからって、その人の事を好きになることを諦めるのは本当の愛と言えないんじゃないかと思うんだよな」

P「歳の差があるからと、周りからどんなに非難されても、それでも結婚する人達を、俺は立派だとも思うよ」

ありす「………なるほど、そういう考えもあるんですね」


P「まぁ、ちょっと臭かったかな?」

ありす「いえ……そんなことはありません。素晴らしい考えだと思いましたよ?」

Pそ、そうか……? いや~なんだか照れちゃうな」


ありす「だったら、プロデューサーに一つ提案があるのですけど、いいですか?」

P「うん? 何だ?」

ありす「私と―――」






ありす「私と結婚して下さい!!」






P「……………」




P「ダニィ!?」



P「あ、ありす……お前何を言って―――」

ありす「私と結婚して下さいと言ったんです」

P「…………はぁ!?」

ありす「だから、私と結婚して下さいと言ったんです。何度も言わせないでくださいよ……///」

P「いや、おま………ええええぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!??」


P「ちょおま!? い、一体これは何がどうなって―――ってかお前、俺の事好きなの!?」

ありす「そんなことよりも早く返事をしてください!」

P「そ、そんなことって―――」

ありす「早く! YESかNOで答えてください!」

P「そ、そりゃ……YESかNOかで言われると……NOだけど」

ありす「どうしてですか! だってプロデューサーは歳の差を気にしないんでしょう?」

P「いやあれは一般論というか、価値観を述べただけで……結婚したいとかいうわけじゃないから―――」


P「ってかお前は歳の差結婚は理解できないとか言ってなかった!?」

ありす「それはそれ。これはこれです」

P「!?」


P「お、落ち着け! ありす落ち着くのだ! 落ち着けェ!!」

ありす「私はいつも通り冷静ですよ」

P「どう考えても冷静じゃねぇよ! とにかく結婚は無理! ってかダメだ!」

ありす「どうしてですか!?」

P「お前は子供だろうが!!」

ありす「歳の差は気にしないって言ったじゃないですか!!」

P「そりゃ言ったけど……あれは成人した上での話であって―――」


P「と、とにかく結婚はダメ!! いいか?」


ありす「……………」


ありす「わかりました……」ショボン

P「ふぅ……わかってくれて何よりだよ」

ありす「ごめんなさい……あんなこと行って困らせちゃって

P「わかってくれればいいよ。それにそう言ってくれたこと自体は嬉しいわけだし」

ありす「結婚すると言ったのは撤回します。なので―――」




ありす「私の彼氏になってください」




P「人の話聞いてた!?」



P「だからダメだって言ったろありす!」

ありす「どうしてですか!? 結婚はダメなのはわかりますけど、交際なら別に―――」

P「いやいやいやいやダメだって!! お前がアイドルだからってのもあるけど、子供が大人と交際するのはダメだろ!!」

ありす「大丈夫ですよ。別に法律違反してるわけじゃないですし」

P「いや、違反してるだろッ!! ―――――してるよね?」

ありす「もう、ダメですね。知らないんですか? 確かに私の年齢で結婚したら法律違反になりますけど」

ありす「交際するだけなら、別に違反とかはしてないからOKなんですよ」

P「そ、そうなの? ―――いや、そんなはずないだろう!? ダメな記述とあるんじゃない?」

ありす「ありませんよ。ちゃんとタブレットで調べましたから」


P「………ありす。ちょっと俺もそれについて調べるからタブレット貸してくれない?」

ありす「嫌です」

P「ちょ、なんでや!?」

ありす「嫌な物は嫌です」

P「お前絶対調べてないで適当に言っただけだろ!!」

ありす「言いがかりに過ぎませんね」

P「くっ、ならば直接パソコンで調べr」


ありす「ぬん!!」ドゴォァ!

P「おいこらっ!! モデムを蹴り飛ばすなぁぁぁッッ!!」


P「と、とにかくだありす。どちらにしても返事はNOだ」

ありす「ど、どうしてですか!?」

P「仮に法律に違反してなくてもだ。お前はアイドルで未成年の子供だし。俺はプロデューサーとして御両親からお前を託されてる身だ。その信頼を裏切るわけにはいかないんだよ」

ありす「別に気にしなくてもいいですよ。うちの親、そんなにプロデューサーのこと信頼してないですし」

P「そ、そうなの……? それは結構ショックだけど……と、とにかくダメだ!!」

P「それにこういうのはちゃんと好き合った男女がするものなの! お前にはまだ早い! あきらめなさい!」

ありす「つまりプロデューサーは……私の事……嫌いなのですか?」

P「えっ」


ありす「その理屈だと、私のことが嫌いだから……断っていることに……」ウルッ

P「いやいやそうじゃなくてだな! ただ常識的な意味での話で―――」

ありす「うっ……えぐっ……」ポロポロポロ

P「あっ、ちょ! な、泣かないで!」

P「な、泣くなってありす! お前の事は大好きだって!」

ありす「……本当ですか?」グスッ

P「本当さ! お前のことを嫌いなはずないだろう?」

ありす「つまり―――私のことが好きなんですか?」

P「お、おう……す、好きだよ?―――人間として」

ありす「それはつまり、私のことを愛しているということですよね?」

P「えっ……い、いや……それはちょっと意味合いが違うんじゃないかなー……?」

ありす「あ、愛して……いないんですか……」ウルッ

P「あ、愛してるかも! 広い意味では愛してるということでOKかも!!」

ありす「では、私達は付き合ってもいいってことですよね♪」

P「いやその……そ、それは……」


ありす「お互い好き同士なら何も問題はないですよね。つまり、私達が付き合ってはいけない理由もないということになります」

P「だ、だからなありす! ダメだって! 俺達には歳の差がr」

ありす「歳の差があっても気にしない―――って言ってましたよねプロデューサー?」

P「お、お前はまだ子供r」

ありす「障害を乗り越えてこそ本当の愛だとか言いましたよね?」

P「こ、これは例がr」

ありす「自分の言ったことをホイホイと撤回するのは、大人としてやってはいけないとおもいますけど?」


P「うっ……ごぉ……」


ありす「私はプロデューサーのことが好き。プロデューサーも私のことを愛している」

ありす「つまり私達が付き合っていけない理由はないということ」

ありす「なので、プロデューサーは私の彼氏になる」


ありす「はい、論破」


P「い、いや待てありす! その理屈はおかしr」

ありす「論破です」

P「いや、待てって!! こんなの絶対おかしr」

ありす「論破」

P「いやr」



ありす「論破ッ!!」

P「あっ、はい」


ありす「で、では……そういうことなので……これからよろしくお願いしますね…///」

P「えっ、マジで? マジで俺ら付き合うの!?」

ありす「当たり前です! だ、だから……浮気なんてしたら許しませんからね!///」


ありす「け、結婚とかは……数年後までま、お預けということで!///」

ありす「そ、それじゃ……今日のところはこれで失礼します!///」


タッタタタタタタッ!


P「…………………」




P「どうしよう……12歳の彼女ができてしまった………」




ありす編終わり


P「ど、どうしよう……何か流れでありすの彼氏になってしまった……あかん、色々な意味でアカン!!」

P「だいたい10歳以上年下の女の子に論破されてる俺はどんだけアホなんだよ……ツッコむ所はいっぱいあったのに!」

P「と、とにかく! ありすと話し合わなければ!! そして何とか別れ話を―――」

P「しかし、あんなに嬉しそうなありすに別れ話をするのは……ああ、想像しただけで胃が痛くなってゆく……」キリキリキリッ!

P「お、俺はどうすればいいんだぁ……?」


こずえ「ぷろでゅーさー……? どうしたのー?」

P「うおぉぁ!? こ、こずえか!?」

こずえ「なにかいやなことあったのー? ぷろでゅーさー…かなしそうだった……」

P「あっ、いやいや。そんなことはないよ」

こずえ「ほんとー?」

P「本当さ。でも、心配してくれてありがとうな」

こずえ「そう……よかったー……」


こずえ「―――ふわぁぁ……」

P「どうしたこずえ? 眠いのか?」

こずえ「うん……こずえ、おねむのじかんー」

P「そうか。まだスケジュールに余裕があるし。仮眠室で少し寝てていいぞ?」

こずえ「うん……こずえ、おひるねするのー……」

P「ああ。時間になったら俺が起こすから、ゆっくりお休み」


ガシッ

P「ん? どうしたこずえ?」

こずえ「ぷろでゅーさーも……いっしょにねるのー……」


P「えっ」


こずえ「いっしょにねよー……?」

P「あーいや、俺はいいよ。一人でお昼寝してな」

こずえ「こずえ……ひとりでねれないよー……?」

P「えっ、そうなの!?」

こずえ「うん……いつもパパとママといっしょにねてるよー……?」

P「そ、そうなのか」

こずえ「だから…こずえ……ぷろでゅーさーといっしょじゃなきゃねれないのー……」

P「いや、しかしだな……」

こずえ「ぷろでゅーさー……こずえといっしょはは……やなの……?」

P「そ、そんなことはないが……」


P(まぁ、こずえ相手なら別に問題はないか)


P「それじゃあしょうがないか……じゃあ、俺と一緒に寝ようか」

こずえ「うんー…♪」


  ☆仮眠室☆


P「こずえ大丈夫か? せまくない?」

こずえ「うんー……だいじょうぶー……」ギュウウウ

P「よし。なら……お休みこずえ」

こずえ「ぷろでゅーさー……おやすみまえのチューをしてー……」

P「えっ、チュー!?」

こずえ「うん、いつもパパとママがしてくれるのー……」

P「ああ、おでことかにするあれか……えっ、俺がしないとダメか?」

こずえ「ぷろでゅーさー……やってくれないのー……?」ウルウルッ


P(うぐっ……まぁ、おでこやほっぺにするぐらいならいいかな? 誰かに見られてるわけでもないし)


P「わかったわかった。やるからそう泣きそうになるな。よし、じゃあするぞ」

こずえ「うんー……♪」

P「それじゃあ、お休み前のちゅー……んチュ♪」

こずえ「ふわぁー……///」

P「よし、これでOKだな。それじゃあお休み」

こずえ「………これおやすみのチューじゃないよー……?」

P「えっ」

こずえ「おやすみのチューは……おくちとおくちでするんだよー……」



P「」

P「いや、それマジで? こずえのお父さんとお母さんは、こずえに寝る前に口にチューするわけ?

こずえ「そうだよー……?」

P「いや、しかしそれは……いくら愛情深い親でも毎回マウストゥマウスをするものなのか!?」

P「ん? いや待てよ……?」



P「こずえ、そのお休み前のキスって、もしかしてこずえのお母さんとお父さん同士でやってるやつじゃないのか?」

こずえ「そうだ―――ちがうよー……?」

P「今『そうだよ』って言いかけてなかった!?」

こずえ「ぷろでゅーさー……はやくおやすみのちゅーしてー……」

P「いや、待てちょおまええええぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!??」


こずえ「ぷろでゅーさー……こずえのこときらいなのー……?」

P「えっ?」

こずえ「きらいだから……ちゅーしないのー……?」

P「そ、そんなことないよ!」

こずえ「こずえのことすきー……?」

P「お、おう……もちろん好きさ!」

こずえ「だったら…ちゅーするー……♪」

P「こ、この流れ! なんだかデジャブを感じるぞ!?」


P(くっ! この流れは不味い様な気がする!! ここは心を鬼にして……!)


P「こ、こずえ。お前ももう11歳なんだから、お休み前のチューは卒業しなさい!」

こずえ「そ、そんな…………やっぱりこずえのこと……きらいだから……そういうの……?」ウルウルッ

P「お、俺は聞き分けのない子は嫌いだ。ほ、ほら! 昼寝するならさっさとしなさい!」

こずえ「うっ……うえぇっ……」ジワァ

P「う、うぐっ……!(た、耐えるのだ俺よ! こっれしきで撤回しては意味がない!)」

こずえ「えぐっ……えっ、えっ……」ポロポロポロ

P「ぐおぉぉ……(い、胃が……!)」キリキリキリ

こずえ「ふえぇぇ……うえぇぇ……」ポロポロポロ

P「………………」



P「しょ、しょうがないな……こ、今回だけだぞ……?」

こずえ「えへー……♪」


P「そ、それじゃあ……するぞ?」

こずえ「いいよー」

P「こずえ……んちゅ」

こずえ「んっ……」ビクッ


チュチュチュチュチュチュチュ♪


P(な、何なのだ背徳感は!? 俺に非はないはずなのに、物凄い罪悪感を感じてしまう……)

P(こ、これ以上はヤヴァイ! そろそろ離れなければ―――)


こずえ「んちゅ……」レロッ

P「!?(舌を入れて来た!?)」

P「こ、ここここずえ!? 何してんのお前!?」

こずえ「パパとママは……こうしてたよー……?」

P(お父様とお母様見られてます!!)

こずえ「つづき……するのー……んちゅ♪」

P「ちょ、ま、まって―――んんっっ!!??」

こずえ「んちゅう……///」チュチュチュ

P「こ、こずえ……は、離れ―――」

こずえ「やー……」ギュウウウウウウ


P(ああ、こずえが一生懸命に、非力な腕で俺を離さないとしている……)

P(な、何だこの感じ……常識やらモラルやらがどうにでもよくなっていくこの感じは……)

P(ああ……なんだか……とっても―――)


P(こずえが…………愛おしい――)


P「こずえ……」ギュウウウウ

こずえ「ぷろでゅーさー……/// んっ……ふわぁ……///」チュチュチュ









ちひろ「な、何やってるんですか……ぷ、プロデューサーさん……!?」

P「ファ!?」


P「ち、ちひろさん!? い、いつの間に!?」

ちひろ「ちょっと……何やっているんですか貴方は!?」

P「ち、違うんです!! 誤解です!! 全て嘘なんです!!」

ちひろ「こ、こずえちゃんに対し、あんな濃厚なキスを……!!」

P「お、お待ちくださいちひろさん!! これには訳が―――」

ちひろ「あの時は半分冗談で言ってたのに……まさか本当にロリコンだったなんて……!」」


ちひろ「しゃ、社長に報告しなければっ!!」タッタタタッ

P「ちょ! ちひろさん!! 待ってぇぇぇぇぇッッッ!!!!」


タッタタタタタッ!


こずえ「ふわぁ~……いっちゃった……」


こずえ「………」


こずえ「~♪」


すいません……入れ忘れました。



こずえ編終わり


☆公園☆


P「あの後、俺はちひろさんを捕まえることはできなかった………なんであんなに足が速いんだよちひろさんェ……」

P「今頃社長に報告してるのだろうか……そしたら俺……やっぱりクビかなぁ」

P「でもあの時、俺は一瞬こずえに対し欲情してしまったのは事実なわけで……言い逃れができないわけで……」

P「ああ、本当に自分が嫌になる!!」

P「ありすのことも片付いていないし、俺はこれからどうすればいいんだ……」



梨沙「なにそんなところで黄昏てんのよ」

P「うおぉぁ!? り、梨沙ァッ!? な、なぜここにッ!?」

梨沙「何そんなに驚いてんのよ?」


梨沙「今日はアタシ休みなんだから、どこいてもおかしくはないでしょう? アンタこそなんでここにいるのよ?」

梨沙「真昼間から公園のベンチで俯いちゃって、失業中のおっさんみたいよ?」

P「だ、誰がおっさんだ! 俺はまだ若いっての! そ、それに失業してもいないし!!」

P(今はまだ)

梨沙「じゃあ、なんでここにいるのよ?」

P「えっと……まぁ、休憩中なんで気分転換に公園にでも寄っただけだよ……はははっ……」

梨沙「ふ~ん。それにしてはやけに悲壮感が漂ってたみたいだけど……」


梨沙「でもまぁ、ちょうどいいわ。暇ならちょっとアタシに付き合いなさい デートに誘ってあげる♪」

P「えっ、デート!?」

梨沙「暇で寂しいアンタに情けをかけてあげてんのよ。感謝しなさいよね♪」

P「ま、まさか……お前まで俺の事が好きだなんてことが―――」

梨沙「ちょ、ちょっと!! アンタ何言ってんのよ! そんなわけないでしょ!」

梨沙「本当ならパパとデートする予定だったんだけど、それがなくなったからアンタを誘ってるだけなんだから!」

梨沙「要はアンタはパパの代用品ってこと! そこんとこ弁えなさいよね!」

P「そ、そうか……」



P(ホッとしたけど。それはそれで寂しいような……)


P「まぁ、その……せっかくのお誘いだけど、遠慮しておくよ。今はとてもそんな気分じゃないし」

P(本当にそれどころじゃないからなぁ……明日の我が身も危ないかもしれないし)

梨沙「なによそれ! アタシの方から誘ってあげてるのに!」

P「悪いなぁ……でも本当に俺は無理だから、パパでも誘ったらどうだ? 折角のオフなわけなんだしさ」

梨沙「…………」ドヨーン

P「あ、あれ? ど、どうしたんだ?」


梨沙「………アンタに言われなくても、真っ先にそうしたわよ。ってかそういう風になるように予定も立てたわよ。なのに……」

梨沙「………急に友達の結婚式に出席することになったからって……アタシとのデートをキャンセルして……」

P「ああ、そういうことで……」


梨沙「アタシよりも友達の方を選ぶなんて……うううっ……パパぁ~……えっ……えぐっ……」ポロポロ

P「お、おい……こんな真昼間の公園で泣くなって!」

梨沙「おまけにアンタにまで断られるし……うえぇぇ………」ポロポロポロポロ

P「わ、わかったわかった! パパの代わりに俺が相手するから! 元気だしなって! な?」


P(ああ~……なんだかまた厄介ごとに首を突っ込んでしまった気がする……まだありす達の件もかたづいてないのに……)

P(けど、梨沙はありす達とは違って、そういう好意はないことは確定してるわけだし……平気だよな)



P「で、どこに行きたいんだ?」

梨沙「本当ならパパと一緒に行くはずだった有名なデートスポットよ」

P「なるほど、俺と一緒に行くことで、本番前の予習をするってことだな」

梨沙「そういうこと。わかってるじゃない♪」

P「まぁ、いいさ。で、どこなんだ? そのデートスポットは?」

梨沙「ふふっ♪ それはね……」

――――――――――――――

――――――――

――――




P「………ここ?」

梨沙「そうよ」

P「………ここがパパと行きたかった所?」

梨沙「そうよ」


P「……………」チラッ





   ――――ラブ○テル――――






P「」


P「お、お前こんな所でデートする気だなんて一体何を考えているんだぁッ!?」

梨沙「な、なんで怒るのよ?」

P「怒るに決まってるだろッ!! お前ここがどんな場所だかわかってんのかッッ!?」

梨沙「なによ大げさに……ここってタダのホテルでしょ?」

P「ただのホテルじゃないから大問題なんだよ!!」


P「―――ってかもしかして、ここがどういう場所かわかってない?」

梨沙「わかってるわよ。わかってるに決まってるじゃない」


梨沙「ここはいわゆる、大人の男女に人気のデートスポットでなんでしょ?」

P「ま、まぁ……間違ってはいないけど……」

梨沙「パパが若い頃たびたび利用していたみたいで、話には聞いていたのよね」

梨沙「恋人たちがよく利用するから、ラブ○テルっていう名前になってるんでしょ?」

P「あ―うん……その意味合いで正しいかも……」


梨沙「きっとこの中で、夜景を見ながら食事とかして楽しめたりできるんでしょうねぇ~………ああ~なんてロマンチック!」

P「ま、まぁ…そういうこともできるけど。メインは別というかなんというか……」

梨沙「それじゃあ、他にも何かあるってこと?」

P「い、いや! そ、そんなことは―――」

梨沙「益々楽しみになって来たわ! 早速入るわよ♪」

P「だからやめろぉぉぉぉぉッッッ!!!」


P(あ、アカン! このままで梨沙と入ってしまったら、ありすとこずえの時の二の舞になってしまうかもしれん!!) 

P(もう、手段は選んでいられない!!)



P「お願いします!! ここに入るだけは勘弁して下さい!!」ORZ

梨沙「ちょ!? なに土下座してんのよアンタ!?」

P「いやもう、本当に何でもするから!! 何でもするからここに入るのだけはやめてください! お願いしますッッ!!」

梨沙「ちょっとやめなさいよ!! こんな通りで土下座なんて……わ、わかったわよ! もう入ろうとしないから頭を上げなさいよ!」

P「ほ、本当か! よかったぁ~………」

梨沙「もう、本当に何だってのよ……」


P(これで最悪な事態は避けられた……)





ポンポン!



P「ん?」チラッ




梨沙パパ「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ





P「」




P「あっ、あああっ……ま、的場さん……」ガタガタガタガタ

パパ「こんな所で会うなんて奇遇ですね。プロデューサーさん」

P「ま、的場さん……こ、これはそのっ……」ガタガタガタガタ

梨沙「パパ!? えっ、どうしてここに!? 結婚式に行ってるはずじゃ?」

パパ「おう梨沙。ちょっと結婚式が延期になってなぁ。それで家に帰る途中、この道を歩いていたらバッタリ―ーとね」

梨沙「そうだったんだ♪ 嬉しいー♪」抱きっ

パパ「ああ、俺も嬉しいよ」


パパ「………ところで。梨沙はプロデューサーさんと何をしていたんだい?」



パパ「こんな所でよぉ………」ギロッ

P「ひっ」

パパ「どういうことなのか貴方の口から説明して欲しいのですがねぇ? プロデューサーさんよぉ……」ゴゴゴゴゴゴ

P「お、お待ちください!! 的場さん! これは全て間違いないんです!!」

パパ「大事な一人娘に手を出したことを間違いで済まそうとでも……?」ゴゴゴゴゴゴ

P「そ、そういう意味ではございません!! ど、どうか落ち着いてッ!!」

P「り、梨沙! お前からも説明を―――」

梨沙「パパ~~♪」スリスリスリ


P(聞いちゃいねぇぇぇぇぇッッッ!?)


パパ「大事な一人娘が汚されてしまった……」


P「ま、待ってください!! これは全て誤解で―――」


パパ「お前だけは簡単には死なさんぞ……血祭りにアゲテヤル……」ゴゴゴゴゴ


P(こ、殺されるぅ……このままでは俺殺されるぅ…)ガタガタガタガタ


P「的場さん! どうか話を聞いてください! 私達はこのホテルには入っておりません!」

パパ「言い訳とは見苦しい!」

P「本当に誤解なんです!! 私は娘さんに手を出してはいません! 本当なんです!」

P「私の不注意のせいで、このような所に娘さんを連れてきてしまいましたが。断じて私は娘さんを傷つけたりなんかしていません!」

P「お願いですッ!! どうか信じてください!!」

パパ「…………」


パパ「そうだな……確かに私が知る限り、君はそんなことをする人間じゃないよな」

P「!!」

パパ「君が誠実な人間だと信じて、私は梨沙を託したのだ。何かの間違いということなんだね?」

P「そうです!! ありがとうございます! 私を信じてくれて!」

パパ「察するに。こういうことかな?」





パパ「ちゃんと責任をとって梨沙を引き取る―――そういうことなんだね」

P「全然信じてねぇぇぇぇぇぇぇ!!??」


パパ「まぁ、この件に関しては、後日は改めて話し合おうじゃないか」


パパ「………君ののご両親も呼んでねぇ」

P「そ、そんな……待ってください的場さん!! 俺の話をきr」


パパ「おーい、梨沙。帰るぞー!」

梨沙「はーい♪ パパ♪」



P「ちょ! 待って的場さーん!! 梨沙―――ッ!!! お―――いッ!!??」


P「うわぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!」





―――――――――――――――


パパ「やれやれ、これから大変なことになるな」

梨沙「………」


梨沙「ふふっ♪」


パパ「どうした梨沙。何だかいつもより機嫌がいいみたいだが?」

梨沙「そんなことないもーん♪」


梨沙「~~♪」


パパ「?」




―――――――――


P「もうダメだぁ……お終いだぁ……」ガクッ




梨沙編終わり


P「もうダメだ……絶対ダメだ……もうダメだぁ……」

P「ありすに別れ話をすることはおろか、仕事はクビになりそうだし、的場さんとこの婿養子にもなりそうだし」

P「どうしてこんなことに……俺は一体どこで間違えてしまったんだぁ……」

P「うっ! い、胃が………ガハッ!」キリキリッ!


ドサッ!


P(うっ……ぐあっ……い、意識が……遠くに……)


「んっ? あれはPか?」


P(だ、誰だ……? 誰か近づいてくる……)


「おい、どうした!? どこか具合でも悪いのか!?」


P(あれ? この聞き覚えのある声は―――)





晴「おいP! しっかりしろ!!」


P(は、晴ぅぅぅぅぅッッッ!!??)

P「な、なぜ……晴が……うぐっ」ガクリッ

晴「お、おい! 大丈夫かP! 返事をしろ!!」


男「どうかしましたか?」

晴「あっ、その……知り合いが急に倒れちまって―――」

男「何だって! それは大変だ! 急いで救急車を呼ばないと! それにその人をどこか安静にできる場所に移動を!」

晴「そ、そんな場所どこに―――」

男「私が働いている所にベッドがあります。そこに連れて行きましょう!」

晴「あ、ああ! ありがとう!」


晴「おいP! 立てるか? 肩を貸すから頑張れッ!!」


P「うっ……ぐぅぁ……」


――――――――――――


P「ん……ここは……?」

晴「あっ、気が付いたかP!」

P「晴……? 俺は何で……あれ、ここは……?」

晴「ホテルの一室だよ。覚えてないのか? お前が道端で倒れてたんだよ」、

晴「そこで途中居合わせた通りすがりの人がホテル勤務の人だったから。部屋の一つを貸してもらったんだよ」

P「そうだったのか……すまん。手間を取らせてしまって……」

晴「なに、気にすんなよ」

P「それにしても、ホテルの部屋だなんて悪いことしたなぁ。その従業員の人に礼をしないと」


晴「別に気にしなくてもいいって言ってたぜ。なんでも今の時間どっちにしろサービスタイムとかだから、どっちにしろ部屋の値段は安いんだとか」

P「サービスタイム?」

晴「ああ。何か昼間あんまり利用する客がいないから、値段が安い時間帯を設定してるんだってよ」

P「………そんなカラオケみたいなことをするホテルなんて―――」


P(ま、まさか……)


晴「それはそうと……P。さっきから気になってたんだけどよぉ、これって何だ? 部屋に置いてあったやつなんだけど」




   つ電マ






P「」



P(そ、そんな……ま、まさかここはラ○ホ!?)


晴「なぁ、なんなんだこれ? 何かの玩具か?」

P「いやその……」


カチッ ブオオオオオオmmッッッッ!!


晴「うわっ! 何か振動しやがった!?」

P「ちょ、いじっちゃダメぇぇぇッッ!!」

晴「で、結局これはなんなんだ?」

P「え、えっと……その……」


P(―――ってそうだ! これは本来の用途を説明すればいいんだ!)


P「それはいわゆる小型マッサージ機ってやつでな。この振動した部分をこってる部分とかに当ててマッサージするものなんだ」

晴「へぇ、なるほど。この先っぽのやつを肩とかに当てればいいんだな」

P「そうそう。肩とかおまたとかにな」

晴「おまた?」

P「あっいや! なんでもないです!!」

晴「ふ~ん、そういや兄貴が似たような玩具を持ってた気もするなぁ」

P「お兄さんェ……」

晴「そういやベッドの上にこういうのも置いてあったけど、これは何だ?」





つ コンドーさん




P「」


晴「これも兄貴が持ってた気がする」

P「お兄さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

P「こ、これはだな……その……す、水筒だよ水筒!!」

晴「水筒? こんなお菓子みたいに小さいのにか?」

P「た、確かに小さいけど、そこに水を入れると膨らんで結構な量が入るんだよ!」

晴「へぇ……そうなのか……でも、この形じゃ水筒として使いにくいんじゃないのか?」

P「ひ、非常用だからね。災害とかにあった用に使うやつだから……」

晴「なるほど、だからこんなに小さいのか」



晴「それじゃあ、この箱に入ってるのはなんだ? 何か英語で書かれてるけど……」

晴「え~と、アルファベットでH…I…Vって―――」

P「もういいだろ! 俺なんだか疲れてきたし、説明はまた今度の機会な?」

晴「あ、ああ……」


P(この後どうする!? 急いでここから脱出するか?)

P(いや待て、あせるな! まずは安全確認をしなければ! 外にパパラッチがいるかもしれないし! それから―――)


グウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ!

晴「おいなんだよP。腹が鳴ってるじゃねぇか」

P「うっ、そういや昼から何も口にしてないな……」


晴「しょうがねぇな~。だったらこのチョコ食べろよ」

P「おっ、ありがとう……。どれどれ」


モグモグッ

P「ん? なんだこのチョコ? 何か変な味がするのだが……どこで買ったやつだ?」

晴「ああ、この部屋に置いてあったやつだよ。従業員の人が好きに食べていいよって言ってくれたからさ」

P「………何だか物凄く嫌な予感がする……包み紙を見せてくれ!」



つ ガラナチョコ



P「」


晴「P、P……大丈夫か!? あのチョコって毒だったのか?」

P「毒じゃないけど……まぁ、ある意味それでもあっているような……」

晴「そ、そうなのか!? ご、ごめん! オレが食べさせたせいで」

P「き、気にするな! まだ効果が発揮されたと決まったわけじゃ―――ってふぉぉぉぉ!!??」


ムクムクムクムクムクムク!

P(おい、早速かよ!?)

晴「P! 大丈夫かッ!?」

P「よ、よせ!! 俺に近づくなぁ!!」


P「今近づいたら! 内なる俺の邪なる悪魔が、お前を襲ってしまう!!」

晴「………飛鳥の真似か?」

P「こっちはマジで深刻なんだよ!!」


P「ハァ……ハァ……ハァ……」

P(ヤバいヤバいヤバい!! ムラムラが収まらない!! これも全部ガラナチョコのせいなのか!?)


晴「お、おい…P……本当に大丈夫か?」

P「は、晴……」

P(は、晴って本当に可愛いよなぁ……! というかこいつ12歳のくせに何か色気があるし……それがこんなにも無防備に―――)


P(―――って俺は何を言ってるのだ!?)



P(ダメだ!! 思考回路が完璧に性欲に侵されてやがる!? 早く何とかしないと俺は晴を襲ってしまう!!)

P(ど、どうする!? 今までで一番まずい状況だ! 急いで晴を避難させるか!? それともいっそこの窓から飛び降りてしまおうか!?)


P(いや、待てよ……? そうだ!!)


P(逆に考えるんだ! 襲ってしまってもいいって!)


P(なぜなら! もしここで俺が晴を襲ってしまったとしても―――)


①晴を襲う

 ↓

②早苗さん(もしくはちひろさん)がご都合主義にやってくる



③俺は死亡 晴は無事


P(―――ってな感じになるはずだ! そうだ! いつもいい時に限って早苗さんはやってくるんだ!!)


P(俺は過去に幾度もそんな感じに早苗さんにシメられていたような気がする! そうだ! これは絶対的なフラグだ!)


P(よし、そうと決まれば!!)


P「晴―――ッッ!!!」ガバッ

晴「えっちょ、P!?」

晴「な、何するんだよ……急に押し倒してきやがって……」

P「ふっふっふっ……」

晴「お、おい……何だか顔が恐いぞ……?」

P「お子様なお前にはわからんだろうが。このホテルで男女はすることは一つしかなくてなぁ~。それを今から教えてやろうと思ってなぁ」

晴「そ、そんな……」

P「心配することはない。天井の染みを数えてる間に終わるのだからなぁ~。ふわぁ~ははははははwwwww」

晴「あっ……うううっ……///」

P(よし、ここまでフラグを立てればやって来るはずだ!)


P(さぁ、早苗さん。なんなりと俺を血祭りに上げてください)















P「あ、あれ……?」


P(来ない!?)


P(な、なぜだ!? なぜ来ない!? なぜ来ないんだ早苗さん!?)


晴「お、おい……P……」

P「あっ、は、晴……いやその……こ、これは―――え~と……」

晴「………」



晴「べ、別にいいぜ……Pとなら……オレ……///」

P「ファ!?」

晴「その……兄貴の本とかたまに読んでたから……Pが何したいか。なんとなくわかるし…///」

晴「Pがこうなったのも、オレのせいなわけだから……だから……したいのなら別に……///」

P「い、いや……な、何をいr」

晴「それにオレ……Pとなら……いいかなって……///」


P「あっ、あっ、あああっ………」


P(ど、どうする俺……どうする!?)

P(どうするもこうするもない!! しないに決まってるだろ! 常識的に考えて!! 何を迷う必要があるってんだ!!)


P(で、でも……でも……)チラッ


晴「////」カァァァッ


P(か、カワイイ!)


P(だ、ダメだ! 俺はプロデューサーなんだ!! アイドルに手を出していいはずがない!)

P(そうだ! 俺はプロデューサーだから………)

P(プロ……デューサー………だから……)


P(プロ―――)



P「晴……んっ」



チュ♪



晴「んっ……! あああっ………!///」




―――――――――――――


――――――――


―――



晴「な、なんだか……照れくさいな……/// へへっ♪///」

P「し、してしまった……12歳の女の子とガッツリしてしまった……」

P「本当の本当にもうダメだぁ……お終いだぁ……」


晴「まぁ元気出せよP。オレは気にしてないからさ」

P「は、晴……!」ウルッ


P「本当にすまない晴……逆に励ましてくれるだなんて……」

P「お詫びというわけじゃないけど、責任は絶対に取る!」



P「だから晴!! 俺と結婚してくれッ!!」

晴「え、ええええぇぇぇぇッッ!!???///」

晴「お、お前……な、何言ってんだよ!? しょ、正気かよ!?」

P「正直、半分ヤケになってるかもだけど。それでも構わねェ!!」


P「晴! 好きだ! 愛してるッ! 結婚してくれッッ!!」


晴「あっ……うっ……///」



晴「しょ、しょうがねぇな……/// そ、そこまで言うなら―――」



「待ってください!!」


P「!? こ、この声はまさか―――」







ありす「まったく、何を言ってるんですかプロデューサー。貴方は私の彼氏でしょう?」



P「あ、ありす!?」

こずえ「あっ、ぷろでゅーさー……いたー……」

梨沙「ちょっとアンタ! こんな所で晴に何したのよ!?」


P「こずえと梨沙まで……お、お前らどうしてここに!?」


ありす「そんなことよりも、この状況説明してくれます? 私という彼女がいながら結城さんにプロポーズだなんて……」

P「え、えっと……その……これには深いわけが―――」

梨沙「そうよ! 一体どういうことよ! 何かパパがアンタとアタシを結婚させようとしてるみたいなんだけど、どういうことよ!?」

こずえ「ぷろでゅーさー……こずえとケッコンするっていったー……」

P「り、梨沙も落ち着いてくれ! 後でちゃんと説明するから! あとこずえ、少なくとも俺はお前にはプロポーズしてないぞ!?」

晴「お前ら落ち着けよ!!」

P「は、晴ぅ……」

晴「そ、その……Pとはもう……やることやっちゃったし……///」


晴「お、オレの一人勝ちなんだからな! だからお前らはもう諦めろよな!!///」


P「」


P「は、晴……お前何を言って―――」


梨沙「はぁ!? 何を言ってんのよ!? いくら同じユニット仲間でもそれは認められないわ!」

ありす「そうですよ!! だいたい一番乗りは私ですよ!?」

こずえ「ふわぁ~……ねむい~……きゅうけい……ろくじかん……おねがい~……」

男「へい、まいど!!」


ギャー ワー! ギャー!


P「も、もうなんなんだこれ……なんでこんなカオスな状況に……」

P「こずえなんてどさくさに紛れてホテルの部屋とってるし……ってかなんで借り方知ってるんだよ!?」


P「わからねぇ……もう訳がわからないよぉ……」


P「もう笑うしかねぇや……はははっ……はははははは……」


P「あひゃははははははははははは………」


P「わひゃはははははははははははははははッッッッwwwwwwwwwwwww」


アイドル達『!?』

晴「お、おい……P。だ、大丈夫か……?」


P「わひゃははははははははははははははッッッwwwwww」


P「もうどうでもいいぞぉ!! お前らまとめて! 俺が責任とってやらあぁぁぁぁぁぁ!!!」


P「あひゃはははははははははははははッッッwwwwwwwwww」


アイドル達『………………』




アイドル達『』ニヤリ



――――――――――――――

―――――――


――――


―――――――――――――――


ちひろ「プロデューサーさん、この前はすみませんでした。こずえちゃんから話を聞きましたよ。誤解して騒いじゃって……本当にごめんなさい」

P「あっ、いえ……どうかお気になさらずに……」

ちひろ「それはそうとプロデューサーさん……大丈夫ですか? どこか体調が悪かったりします?」

ちひろ「何か目が死んでますし……」

P「…………」


P「俺はもう……プロデューサーなどではございません」

ちひろ「はぁ?」

P「今の俺は―――」





P「ロリコンのクソ野郎でございます」




おしまい

これで終わりです。駄文&長文失礼しました。

   と ば さ れ ま し た


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今更ながら晴ちんアイプロサイコー過ぎました……次のビートシューターのアイプロはよ!


駄文失礼しまたぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!

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