八幡「やはり雪ノ下は病んでいる」 (78)

八幡「うーっす」ガラ

雪ノ下「あら比企谷君、今日も水晶体に寄生虫を飼っているのね」

八幡「ここ最近生魚は食わなかったぞ」

雪ノ下「あら、誰もアニサキスとは言っていないわよ、アニサ谷君」

八幡「もろ言ってるじゃねぇか」

雪ノ下「うふふ、面白いのね、貴方」クス

八幡「俺にとってはお前の方が実に興味深いよ・・・」

雪ノ下「・・・・・・そう」



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雪ノ下「比企谷君、今日は由比ヶ浜さんは来るのかしら?」

八幡「なんかちょっとだけ遅れると言っていたぞ」

雪ノ下「そう・・・」

雪ノ下「じゃあ、今は比企谷君と私の2人きり、ということね」

八幡「意味深な言い方するなよ(やめろよ、勘違いするだろ)」ドキ

雪ノ下「私と貴方の2人きりだなんて、奉仕部の設立当初以来それほどなかったから」

八幡「確かにそうだな。俺が奉仕部に無理やり連れてこられて少ししたら、由比ヶ浜が入ってきたし」

雪ノ下「そう・・・少しして由比ヶ浜さんが入部してきた・・・由比ヶ浜さんが・・・ね」

八幡「・・・? どうしたんだ?」

雪ノ下「折角2人だけだったのに・・・由比ヶ浜さんが・・・」ギリ

八幡「!? ま、まぁ今日は何だか新鮮な感じだよな!」アセ

雪ノ下「・・・そうね」ニコ

八幡「(今日の雪ノ下は何かおかしい・・・悩み事でも抱えていて、少し情緒不安定にでもなっているのか・・・?)」

八幡「なぁ、雪ノ下」

雪ノ下「何かしら、比企谷君」

八幡「何かあったのか?」

雪ノ下「え?」

八幡「今日のお前は少しおかしいように見えるんだが」

雪ノ下「そうかしら?」

八幡「こんだけ長くお前と接してきたんだから、少しくらい変化には気づく」

雪ノ下「・・・そうね、私達、意外と長く一緒にいたわよね」

八幡「おい、同じことを2度言うな。恥ずかしいだろ」

雪ノ下「私達に恥ずかしいことや隠し事はないはずよ」

八幡「真顔で言うなよ・・・」

雪ノ下「とにかく心配しないで、アスペ谷君。私はいつも通りよ」

八幡「とにかくお前は俺をコミュ障と言いたいんだな? お?」

雪ノ下「うふふ・・・」クス


由比ヶ浜「やっはろー! 2人とも、遅くなってゴメ~ン!」ガラ


雪ノ下「・・・・・・チッ!」


八幡「!?」

由比ヶ浜「ヒッキー、どうしたの?」

八幡「い、いや、何でもない・・・」

由比ヶ浜「そっか~」

八幡「(今、雪ノ下が舌打ちしたような・・・)」

由比ヶ浜「ゆきのんもやっはろー!」

雪ノ下「・・・ええ、こんにちは、由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「今日はちょっと面白い物を買ってきたんだ!」

八幡「何だ?」

由比ヶ浜「ジャジャーン! マックスコーヒーの新商品、”抹茶ラテ”だよ!」

昼食食べてました

八幡「ほう、それは知らなかったな」

由比ヶ浜「みんなで飲もうよ! はい、ヒッキーの分」スッ

八幡「お、すまない」

由比ヶ浜「はい、ゆきのんも」スッ

雪ノ下「ええ、ありがとう」

八幡「じゃあ早速・・・」ゴク

八幡「(何てことだ・・・! マックスコーヒーとは別物だが、この甘さとコク、味の深さ、とんでもなく美味い・・・!)」プルプル

八幡「(抹茶とミルクの配分も完璧だ・・・それに何かエッセンスが効いているな。この深みは・・・ウーロン茶か? さすがマックスコーヒー!)」

八幡「よくやった、由比ヶ浜。こいつはとんでもなく俺好みの味だ」

由比ヶ浜「え、そう? 喜んでくれて嬉しいよ!///」ニヘラ


雪ノ下「・・・・・・」ギリ

由比ヶ浜「ゆきのんはどうかな?」

雪ノ下「・・・甘味が物凄く強いけれど、悪くはないわ」

由比ヶ浜「良かったぁ」

八幡「そういえば由比ヶ浜、お前の分はどうした?」

由比ヶ浜「あー、なんか凄い人気みたいで2つしか買えなかったんだ~」

八幡「え」

由比ヶ浜「それにほら、私、2人には迷惑かけっぱなしだしさ、せめて2人にはと思って」

八幡「由比ヶ浜・・・(何この子、天使? 散々ビッチとか言ってゴメンね)」


雪ノ下「・・・迷惑かけている自覚があるなら、消えれば良いのに」ボソ


八幡「(雪ノ下・・・?)」ゾワ

由比ヶ浜「え? ゴメンゆきのん、よく聞こえなかった」

雪ノ下「・・・いいえ、私達は迷惑だなんて思っていないわ、由比ヶ浜さん」ニコ

由比ヶ浜「ゆきのん・・・ありがとう!」ダキ

雪ノ下「・・・・・・うふふ」

八幡「(雪ノ下の目が笑っていない・・・穏やかではない百合フィールド展開だ)」

八幡「なんか俺達だけで飲むのもあれだし・・・丁度俺半分飲んだから、半分こしないか?」

由比ヶ浜「え? ヒッキーの・・・///」

八幡「(しまった! 大魔術師ボチラディンの俺が、リア充の真似事を・・・!)」

八幡「すまん、気持ち悪いよな。今度俺が買ってやるから」

由比ヶ浜「そ、そんな良いよ! 私気にしないし、むしろヒッキーのだったら・・・///」ゴニョゴニョ


雪ノ下「彼の言う通りよ、由比ヶ浜さん」


由比ヶ浜「え?」

雪ノ下「この男の唾液にはデンプン、常在菌の他に危険な化学物質が含まれているのよ」

由比ヶ浜「えぇ~!?」

八幡「俺は何者なんだ?」

雪ノ下「Ash、Chill out、K2、Spice、バジル、フェアリー、その類の物ね」

八幡「俺は人間ですらないのか」

雪ノ下「ということで由比ヶ浜さん、私のと半分こしましょう」スッ

由比ヶ浜「あ、ありがとう・・・」シュン


雪ノ下「・・・・・・」ニヤ



――――――――――――――――――――――――――――――――


八幡「(今日の雪ノ下は何か変だった。由比ヶ浜と喧嘩でもしたのか?)」

八幡「(しかし、由比ヶ浜はそんな風に見えなかったし・・・よくわからん)」

八幡「(ま、俺も雪ノ下も常人ではないんだ。そういう時もあるよな)」

小町「雪ノ下さんのこと?」

八幡「!? お前は人の心の中を読むなよ」

小町「お兄ちゃんの考えていることは大抵予想ができるよ」

八幡「何それ怖い」

小町「何言っているの? 家族なんだから当たり前じゃん」

八幡「比企谷一族は悟りの能力でもあるのか?」

小町「この能力のおかげで、ご先祖様はわずか一代で財閥を築き上げたからね」

八幡「え、嘘、マジ?」

小町「嘘だよ☆」キャピ

八幡「・・・クソッ、可愛いから許す」

小町「お兄ちゃん優しい! 小町的にポイント高いよ!」ダキ

八幡「おうふ(妹の膨らみ・・・妹の温もり・・・妹の感触・・・妹の匂い・・・!)」ハアハア


小町「お兄ちゃん、ずっと一緒だよ?」ボソ



――――――――――――――――――――――――――――――――


八幡「平塚先生が風邪ですか・・・」

陽乃『そうなんだよー、聞いてなかった?』

八幡「今朝のHRでは代理の先生が来て、体調不良としか言っていなかったので」

陽乃『静ちゃん独身だから、こういう時が一番寂しくなると思うの。お姉さん、心配だなぁ』

八幡「そう言うならご自身で行けば良いのに・・・」

陽乃『いやいや、ここは比企谷君に行ってもらった方が静ちゃん、喜ぶと思うよ!』

八幡「・・・まぁ、普段から先生にはお世話になっていますし、放課後に先生の家に寄っていきます」

陽乃『たははー! お姉さん、素直な子は大好きだよー!』

八幡「そうですか。では、情報ありがとうございました」ピッ


陽乃「・・・大好きだよ、比企谷君」ニタァ



――――――――――――――――――――――――――――――――


八幡「えーと、ここだな」ピンポーン

平塚『・・・はい』

八幡「比企谷です。先生が風邪をひいたと伺ったので、心配で様子を見に来ました」

平塚『!? 少し待っていてくれ、すぐに行くから!』プツ

八幡「少し慌てていたような・・・?」

平塚「比企谷・・・」ガチャ

八幡「先生、突然の訪問、失礼します。もしお邪魔でしたら速攻で帰りますので」クル

平塚「待て」ガシ

八幡「!?」

平塚「私は全く邪魔だと感じていない、だから少し中に入れ」ニコォ

八幡「は、はい・・・(怖い! 怖いよぉ! はちまんチビっちゃう・・・!)」ガクガク

八幡「お邪魔します・・・」

八幡「(うわ、結構部屋が散らかっている・・・)」

平塚「今日はすまないな、わざわざ見舞いに来てくれて」

八幡「気にしないで下さい、先生には普段からお世話になっていますので、これぐらいさせて下さい」

平塚「・・・く・・・ぅ」ポロポロ

八幡「え」

平塚「君だけだよ・・・そんなことを言ってくれるのは・・・」ポロポロ

平塚「今まで何人かと付き合ったが、私が今日みたいに風邪をひいた時に、誰も家に来たことはなかった・・・」ポロポロ

平塚「ましてや教師になってから、生徒が来てくれたこともな・・・」ポロポロ


八幡「(残酷すぎる・・・! 本当にもう誰か貰ってやれよ! せめて今日は俺が先生を貰ってやろう!)」

八幡「・・・泣かないで下さい、先生。俺と先生の仲じゃないですか」

平塚「・・・うん」グス

八幡「(おい、なんだ今の。可愛すぎるだろ)」

八幡「風邪の具合はどうですか?」

平塚「まだ熱が38°あるんだ。それに寒気も酷い・・・」

八幡「こんな状態で昨日はカップラーメンを食べたんですか・・・腎臓悪くしますよ?」

平塚「具合悪くて作る気も起きないし、私の代わりに作ってくれる人もいないし・・・」ズーン

八幡「(先生・・・)」グス

八幡「じゃあ今日は俺が作りますよ。あっさりしたものが良いですよね?」

平塚「本当か・・・?」

八幡「妹には連絡しますので、多少遅くなっても大丈夫です。それに、先生には早く良くなってもらいたいですし」

平塚「う・・・うぅ・・・私は何て良い生徒を持ったのだろう・・・!」ポロポロ

八幡「(先生が哀れすぎて俺が精神病になりそう・・・)」

八幡「まだ夕食までに時間がありますし、少し部屋の掃除でもしますね」

平塚「そこまでさせるわけには・・・」

八幡「良いんですよ、先生は休んでいて下さい」

平塚「・・・すまない」

八幡「・・・よし、こんなもんか」

平塚「比企谷、本当にすまないな・・・」

八幡「良いんですよ。次は夕飯作りますね」


平塚「・・・私は比企谷が食べたい」ボソ


八幡「え!?」ビク

平塚「い、いや何でもない!///」プイ

八幡「(先生、もう末期だな・・・)」

八幡「えーっと、冷蔵庫にあるのはホウレン草とベーコン、玉ねぎ1/2と牛乳、味噌とジャム、お茶と調味料くらいか・・・」

八幡「(先生、少なすぎでしょ・・・)」

八幡「こっちの戸棚には・・・パパッとライス4パックとホールトマト缶が1つ」

八幡「(うーん・・・リゾット風のおじやでも作るか)」

八幡「パパッとライスをチンしている間に鍋に水を入れてと・・・」ジャー


平塚「・・・・・・」ジー

八幡「ホウレン草を茹でて、ベーコンと玉ねぎを切るか」トントン


平塚「・・・・・・」モゾモゾ


八幡「よし、炒めよう」ジャー


平塚「・・・・・・ハアハア///」モゾモゾ


八幡「黒胡椒と塩、下味はこれくらいかな?」


平塚「・・・ん・・・あ///」モゾモゾ


八幡「よし、パパッとライスとホールトマト、さっきの炒めたのを鍋に入れて」ボトボト


平塚「・・・ふ・・・うん///」モゾモゾ


八幡「水と味噌少量、牛乳を入れて煮込もう」コトコト


平塚「・・・あ・・・うあぁ///」モゾモゾモゾ


八幡「先生、もう少しでできますからね」クル


平塚「く・・・ぅ・・・ん!///」ビクビク


八幡「え」

平塚「ハアハア・・・///」トローン


八幡「(え、エロい・・・でも、いやまさかな・・・耐えるんだ、はちまん!)」

八幡「先生、大丈夫ですか? 顔がさらに赤くなっていますよ?」

平塚「比企谷ぁ・・・///」

八幡「(おうふ) 熱冷シート貼り換えますか?」

平塚「い、いや、大丈夫だ/// (バレて・・・いないよな?)」

八幡「そうですか(熱で多少は朦朧としているのだろう・・・先生、バレバレです///)」ドキドキ

八幡「そろそろできたと思うので、準備しますね(だが、ここは我慢だ・・・!)」


平塚「・・・・・・///」ジー

八幡「どうですか、先生?」

平塚「ああ、凄く美味しいよ。意外とあっさりしているんだな」パクパク

八幡「そりゃ良かったです」

平塚「こうしていると・・・何だか夫婦みたいだな///」

八幡「(おうふ) 先生、ご冗談を・・・」


平塚「 冗 談 で は な い 」


八幡「えと、あの」

平塚「・・・なに、冗談さ・・・ふふ」

八幡「は、はい・・・(怖いよ・・・怖いよ・・・!)」


平塚「ごちそう様、食器まで洗ってもらってすまないな」

八幡「いえ、良いんですよ(これ洗い終わったら早く帰ろう・・・明日が土曜日で良かった)」

八幡「・・・・・・」カチャカチャ

平塚「・・・・・・」

平塚「・・・・・・」スタスタ

平塚「・・・・・・」ギュ

八幡「え・・・?」

平塚「比企谷・・・」

八幡「は、はい!」ビク

平塚「君を抱きたい・・・」

八幡「え、え~と、もう抱いてるじゃないですか~」アセ

平塚「どういう意味か、わかっているだろう? こんなに優しくされたら、我慢できないじゃないか・・・」

八幡「・・・その、先生」キュ

平塚「なんだ?」

八幡「なんて言うかその、先生は寂しかったんだと思います」

平塚「・・・・・・」

八幡「それに、俺達は教師と生徒の関係ですし、ここで一線越えてしまうと来週の月曜日からお互い気まずくなりますよ?」

平塚「・・・・・・」

八幡「先生は良い人なんですから、わかってくれる人は必ずいます。俺なんかよりもずっと良い男がいるに決まっています」

平塚「・・・・・・」

八幡「だからその・・・もっと自分を大切にして下さい」

平塚「・・・・・・」ジワ

八幡「・・・何か生意気でしたね」

平塚「いや、良いんだ。こちらこそすまない、少し血迷ったみたいだ」

平塚「だがな、比企谷。これだけは言っておく」

八幡「・・・?」


平塚「君ほど人の気持ちをわかってくれる男はいない」


八幡「・・・うっす」



――――――――――――――――――――――――――――――――


八幡「では、お邪魔しました。先生、お大事に」

平塚「ああ、今日はその・・・色々とすまなかったな」

八幡「安心して下さい。このことは誰にも言いません(言う人間がいねぇ・・・)」

平塚「・・・ああ」

八幡「では、失礼します」


平塚「・・・私が愛しているのは、今も、これからも君だけだよ」


八幡「はぁ・・・(今日は色々あり過ぎた・・・よく我慢した、はちまん。偉いぞ)」

八幡「(でもこれフラグ思いっきり建ったよね? 俺、もしかしてヤバいことしたんじゃ・・・)」サー


雪ノ下「比企谷君」


八幡「っ!? 雪ノ下!? なんでここに?」

雪ノ下「そんなことはどうでも良いわ、ここで何をしているの?」

八幡「いやいや、こんな時間に逢ったら気になるのが普通だろ」

雪ノ下「比企谷君、もう一度質問するわ。こ こ で 何 を し て い る の ? 」

八幡「」ゾク

八幡「ひ、平塚先生のお見舞いに・・・」

雪ノ下「・・・そう、だから今日は奉仕部に来なかったのね」

八幡「あ、ああ・・・」

雪ノ下「次回からはしっかりと連絡を頂戴。心 配 だ か ら 」

八幡「わ、わかった。すまなかった」

雪ノ下「あら、誰も心配だなんて言っていないわよ?」

八幡「どっちだよ・・・」

雪ノ下「・・・いくら教師とはいえ、平塚先生は女性・・・比企谷君、いかがわしいことはなかったわね?」

八幡「(ギクッ) 当たり前だろ」

雪ノ下「・・・そう。じゃあ、さようなら」

八幡「あ、ああ」スタスタ


雪ノ下「・・・比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君」ブツブツ

会えば罵倒してくる女とかどんなに顔が良くてもゴミですわ

>>30

俺は興奮するんだが

八幡「(金曜日は色々あって疲れたな・・・)

川崎「あ」

八幡「お」

川崎「・・・・・・」

八幡「・・・・・・」

2人「(会話が思いつかない・・・)」

八幡「えーと、川崎?だっけ。勉強の方はどうだ?」

川崎「・・・順調だよ、あんたのおかげでね」

八幡「そうか・・・」

川崎「・・・・・・」

八幡「・・・・・・」

八幡「・・・じゃ、俺はこれで」スタスタ

川崎「・・・・・・」


川崎「あんたが私に愛していると言ってくれたように、私もあんたのことを愛しているからね」ニタァ



――――――――――――――――――――――――――――――――


三浦「ねぇ、ヒキオ」

八幡「・・・・・・」

三浦「無視すんなし」

八幡「え? 俺ですか?」

三浦「何で敬語だし。ヒキオ、私の話を聞け」

八幡「なんだよ」


三浦「友達って何なんだろうね」


八幡「は?」

三浦「いやさ、時々ふと思う時があるんだよね。隼人達といるとさ」

八幡「・・・・・・」

三浦「なんかこう、お互い気を使い合ったりする時とかあるじゃん? そんでこれが友達って言えるのかなぁ~、って思ってさ。不安になる時があんのよ」

八幡「・・・そうか」

三浦「ヒキオはどうすんの、そういう時」

八幡「ボッチの俺に聞くなよ・・・イジメだぞ」

三浦「いいから答えろし」

八幡「・・・なんていうか、そういう時があっても良いんじゃねぇか?」

三浦「・・・・・・」

八幡「友達って言っても、所詮は赤の他人だし、その前に人間だし。友達が何か失敗してフォローするために、お互い気を使い合ったりするのは当然だし、むしろそれが無い方が完璧すぎて怖いと思うぞ。感情の無いロボットみたいで作業的だ」

八幡「それに相手の欠点を執拗に攻撃して、除け者扱いするよりは余程良いと思うぞ?」

三浦「・・・・・・」

八幡「それでもダメな時は、一旦距離を置く。それでもダメなら離脱する。そういう風にするしかないだろ、俺ボッチだけど」

八幡「ま、友達の定義なんて人それぞれだし、最終的には自分で決めることだ。後悔のないようにすることだな」

三浦「・・・ヒキオらしいね」

八幡「おう」

三浦「欲望に忠実で客観的だし、ボッチだし」

八幡「おい、2度もボッチと言うな。さすがの俺でも泣くぞ」

三浦「ふふ・・・ありがとう、ヒキオ。なんかすっきりした」

八幡「・・・良かったな。じゃあ俺はこれで」スタスタ


三浦「・・・ヒキオ・・・本物の信頼・・・好きだよ」ボソ



――――――――――――――――――――――――――――――――


いろは「先輩、今度はあれ見ましょうよ!」

八幡「わかった、わかったから落ち着け」

いろは「私はいつでも落ち着いていますよ?」

八幡「はぁ・・・(どうしてこうなった」

いろは「どうしてこうなった、って・・・私はクライエントなんですから、最後まで依頼の遂行を考えて下さい!」

八幡「でもあれ見ろよ」


戸部「」ポケー


八幡「まるで柳堀ヨシカズみたいな表情だ・・・」

いろは「だってあの人 [っべ! マジやっべ! 君可愛すぎでしょ! 俺達付き合わね?]
ってうるさかったんですもん」

八幡「だからって本人の前で俺達の疑似デートを見せつけなくても・・・」

いろは「これが一番キツい方法ですから」ニコ

八幡「お前、悪魔だな」

いろは「酷ーい! 幼気な少女にかける言葉じゃないですよ!」

八幡「うるせぇビッチ」

いろは「うるせぇ童貞ボッチ」

八幡「泣くぞ? 今すぐ大声で泣くぞ? 戸部と一緒に泣くぞ?」

いろは「戸部先輩はもう既に自律神経が破壊されているので、涙腺は機能しなくなっていると思いますよ?」

八幡「副交感神経だけではなく、交感神経も破壊したのか・・・過反射を起こした方がまだマシだ」

いろは「橋、延髄、中脳は残してあげたんですから優しい方ですよ。あの様子じゃ大脳と小脳は死んでいますが」

八幡「戸部はこれからスパゲッティ人間になるのか・・・葉山、毎日お見舞いに行ってやれよ」

戸部「」ポケー

ホモ1「おい兄ちゃん、こんなところで突っ立ってどうしたんだ?」

ホモ2「大方、女に振られて絶望しているんだろ」

ホモ3「俺達が男の良さを教えてやるよ」

ホモ4「とりあえず俺達と一緒に来いよ、話を聞いてやる」

戸部「」


アッーーーーーー! ♂


八幡「あ、連れて行かれた」

いろは「これで諦めてくれると良いんですけど・・・」



――――――――――――――――――――――――――――――――


いろは「今日はどうもありがとうございました」

八幡「いや、大丈夫だ」

いろは「疑似デートって言いましたけど、本当は違いますからね?」

八幡「え?」

いろは「そんなの照れ隠しです。今日は凄く楽しかったですし・・・」

八幡「お、おう」

いろは「・・・葉山先輩に告白したのも、この場所でしたね」

八幡「最初お前がこの場所を選んだ時は、正直驚いた」

いろは「でしょうね・・・でも、これはリセットです。以前の私はここで死にました。今の私はここで生まれ変わるんです!」

八幡「お前厨二病か?」

いろは「かもしれないですね。でも、こんな私を変えてくれたのは先輩なんです」


いろは「先輩、愛していますよ」ニコ


八幡「この可愛くない小町且つ劣化版陽乃さん且つニセめぐり且つ超強化相模且つタイプ別折本with葉山loveの一色いろはが、俺に告白だと・・・!? 焦るな、これは罠だ! どこかにカメラが仕掛けられているはずだ!(ビッチらしい発言だな)」

いろは「本音と建前が逆ですよ」

八幡「くっ・・・殺せ」

いろは「でも、私は先輩からのプロポーズも聞きたいです」

八幡「え・・・」

いろは「こういうのはお互いの気持ちが大切ですし・・・私が好きでも、実は先輩は私のこと好きじゃない場合もありますし・・・」ツー

八幡「お、おい・・・」

いろは「だから今はまだ付き合いません! 心の準備ができたら、またデートしましょう、先輩!」ニコ

八幡「っ!/// わ、わかった///」

いろは「じゃあ先輩、また来週!」チュ

八幡「」

いろは「///」スタスタ


八幡「(状況確認だけで射精しそうだ・・・)」ビュー


八幡「あ、しちゃった・・・」ビチョ


雪ノ下「比企谷君」


八幡「うわ!? びっくりした、雪ノ下か・・・」

八幡「俺単独での行動なはずだったが、何でここにいるんだ?」

雪ノ下「この場所限定のパンさんのぬいぐるみを買ったのよ」ギュ

八幡「そ、そうか・・・なんか最近よく逢うな、俺達」

雪ノ下「そうね・・・これは運命ではないのかしら」ボソ

八幡「え?」

雪ノ下「それより比企谷君、一 色 さ ん と 最 後 何 を し た の ?」

八幡「・・・いつも通りからかわれたんだよ。あいつ小悪魔だし」

雪ノ下「そう・・・」ニタァ

八幡「!?」ビク

雪ノ下「そう言う割には、楽しそうに見えたのだけれど?」

八幡「そりゃ、あんな美少女と一緒にいたら鼻の下伸びるわ」

雪ノ下「・・・そう、比企谷君はこれが楽しいのね」

雪ノ下「では、今度は私とデートをしましょう」

八幡「は?」

雪ノ下「強姦魔君が童貞臭漂う、狡猾で残忍な方法で他の女生徒をレイプする前に、私が犠牲になってあげると言っているの」

八幡「おい、俺の名前原形をとどめていないぞ。それに俺をなんだと思っている」

雪ノ下「レイプ谷君?」クビカシゲ

八幡「キョトンとした表情で首を傾げるな。非常に可愛いからやめろ」

雪ノ下「では比企谷君、今度の土曜日はどうかしら?」

八幡「まぁ予定は入っていないしな・・・良いぞ」

雪ノ下「ふふ・・・楽しみにしているわ、比企谷君。じゃあ、さようなら」

八幡「お、おう・・・(あの雪ノ下が自分からデートに誘うだと? どうなっているんだ・・・)」


―――――――― 土曜日 ――――――――


八幡「悪い、雪ノ下。待たせたな」

雪ノ下「私も今来たところよ、比企谷君」

八幡「今日はその・・・凄く可愛いと思うぞ?」

雪ノ下「そう///」

八幡「(っべ! マジやっべ! 君可愛すぎでしょ! 俺達付き合わね? 戸部、お前の気持ちがよくわかるよ、安らかに眠れ)」

雪ノ下「では、行きましょう」

八幡「おう」

KENT 10mg 吸ってくる

じゃあ俺はアイスブラスト8mgとMAXコーヒーを補給してくる

>>47

こんな寒い時期にメンソールとは・・・Mだな

雪ノ下「・・・・・・」ジー

八幡「・・・お前、本当にパンさん好きなんだな」

雪ノ下「パンさんの魅力がわからないなんて、比企谷君は人生の92.1%を損しているわ」

八幡「どのみち俺はお先真っ暗だよ」

雪ノ下「・・・私がそうさせないのだけれど」ボソ

八幡「あ?」

雪ノ下「いえ、何でもないわ・・・」

雪ノ下「・・・・・・」ジー

八幡「(凄い厳選しているな・・・あのパンさんのぬいぐるみは少し値段が高いな。他の物と何が違うんだ?)」



――――――――――――――――――――――――――――――――


八幡「マルガリータ1つ、シーザーサラダ1つ、ペスカトーレ1つ、ジェノベーゼ1つ、食前にCHINO2つ、食後にカンノーロ2つとカプチーノ・コン・カカオ2つお願いします」

店員「かしこまりました」

雪ノ下「こんなに頼んで大丈夫かしら」

八幡「財布的には大丈夫だ、あとは俺達の胃袋次第だ」

雪ノ下「デザートは別腹よ」キリ

八幡「女子ってよくわからん」



――――――――――――――――――――――――――――――――


雪ノ下「・・・・・・」ジー

八幡「(さっきから同じ商品を凝視しているな・・・)」

八幡「(ペアリング・・・信頼の証、か)」

八幡「それ、欲しいのか?」

雪ノ下「! 別にそんなことはないわ、次のところに行きましょう」

八幡「・・・俺、少しトイレに行ってくるよ、お前はあの噴水のところで待っててくれ」

雪ノ下「わかったわ」スタスタ

八幡「(さて・・・と)」

雪ノ下「比企谷君、今日は楽しかったわ」

八幡「まぁ、その・・・俺もだよ」

雪ノ下「そう・・・」

八幡「それとこれ」スッ

雪ノ下「これは・・・」

八幡「気に入らなかったら捨てても構わない、これはその・・・俺とお前との信頼の証だ」

雪ノ下「・・・・・・」

八幡「・・・似合わなねぇな、俺がやっても」

雪ノ下「こんな高価な物・・・」

八幡「大丈夫だ、ボッチは趣味に金をかけない。小遣いだけはたんまりあるからな」

雪ノ下「・・・ありがとう、大切にするわ」ニコ

八幡「お、おう」

八幡「・・・そろそろ帰るか」

雪ノ下「・・・ええ」

八幡「・・・ここでお別れだな、気を付けて帰れよ?」

雪ノ下「待って、比企谷君」

八幡「おう?」

雪ノ下「・・・前から言おうと思っていたことなのだけれど」

八幡「・・・・・・」

雪ノ下「どうしてそんなに人に優しくできるの?」

八幡「・・・・・・」

雪ノ下「あんなに人から嫌われるようなことをして、苦しい思いをしてまで・・・どうして私達に優しくするの?」

八幡「・・・どうでも良いと思っている奴に、こんなことするわけねぇだろ」

八幡「好きなんだよ、お前らが・・・特に雪ノ下、お前はな」

雪ノ下「え・・・それはどうi」ブーーーーン

八幡「ん・・・・・・!?」


八幡「危ない、雪ノ下!!」ドン


雪ノ下「え・・・?」



バン! キキーーーーッ! ドン! ゴキ

雪ノ下「痛・・・!」ドサ

雪ノ下「比企谷君・・・?」キョロキョロ

雪ノ下「比企谷k」ヨロヨロ


八幡「」


雪ノ下「・・・え」

通行人1「人が撥ねられたぞ!」

通行人2「誰か早く救急車を呼べ!」

通行人3「君! 大丈夫か!?」

雪ノ下「あ・・・あぁ・・・!」ガクガク


八幡「」ドクドク


雪ノ下「いやあああああああ!!!」



――――――――――――――――――――――――――――――――


 ・・・それから程なくして、警察と消防、救急車が到着しました。突っ込んできた車の運転手は、飲酒運転であったことが、後の警察の捜査で判明しました。

 比企谷君は頭から大量の出血をした状態で、救急車で搬送されました。私は頭の中がグチャグチャになっており、当時のことはよく覚えていませんが、周りの証言から、私はずっと半狂乱状態で比企谷君の名前を呼び続けていたらしいです。

 そして病院では・・・


小町「お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・!」ポロポロ

八幡母「八幡・・・」

八幡父「・・・・・・」

由比ヶ浜「ヒッキー・・・死なないで・・・!」ポロポロ


雪ノ下「・・・・・・」ボー


 手術室前にて、連絡を受けた比企谷君の家族、そして由比ヶ浜さんが駆けつけてきて、ずっと、手術の終わりと、比企谷君の生存の確認を待っていました。

 みんな真剣な顔つきで、小町さんと由比ヶ浜さんは泣いていました。私はと言うと、ずっと放心状態だったそうです。まだ、突然起こったことに理解が追い付いていなかったのだと思います。

そして・・・


小町「・・・あっ! ランプが消えたよ!」

八幡母「!」

八幡父「!」

由比ヶ浜「ヒッキー・・・!」

雪ノ下「!」


医師「・・・・・・」ガー


八幡母「先生! ウチの・・・ウチの息子は!?」

小町「お兄ちゃんは無事なの!? ねぇ!!」


医師「・・・本当に申し訳ございません・・・全力を尽くしましたが、残念ながら」


八幡母「・・・え?」

小町「・・・あはは、先生、冗談でしょ?」ポロポロ

八幡父「・・・!」

由比ヶ浜「そんな・・・ヒッキー・・・」ポロポロ

医師「・・・・・・」


小町「ねぇ、嘘でしょ? 嘘だよ、だって今朝だって小町に [行ってきます]って言ったんだよ? あんなに元気だったんだよ? ただいまって言われなきゃおかしいでしょ? それでいつもみたいにおかえりって言わなきゃおかしいでしょ? だからお兄ちゃんは死んでいない、明日にはまたおはようって言ってくれるんだ!」

八幡母「小町・・・!」ギュ

小町「お兄ちゃんは死んでいない! お前は嘘つきだ! お兄ちゃんは小町と一緒にいるんだ! お兄ちゃんはこんなことで死なない! 嘘つき嘘つき嘘つき!!」

八幡父「ぐぅ・・・! 小町・・・小町・・・!」ギュ

小町「うわああああああっ!!! お兄ちゃんは死んでなんかいない!! ああああああああっ!!!」ポロポロ


由比ヶ浜「ヒッキー・・・嘘だよね・・・? だって、あんなに元気だったじゃん・・・ヒッキーがいなくなったら、私・・・」ポロポロ


雪ノ下「・・・・・・」ポロポロ


 比企谷君は死にました。さっきまで一緒に楽しい時間を過ごしていた人が、突然死にました。それまで呆然としていた私は、目の前の現実を見ることによって、彼の死を確信しました。彼の死を確信した途端、瞳から涙が溢れて止まらなくなりました。


雪ノ下「あああああ!! わああああああ・・・っ!!」ポロポロ

 それからは葬儀、火葬と、とんとん拍子に事が進んでいきました。棺の中で眠る比企谷君は、まるで眠っているだけのように見えました。いつもの腐った目を開けることはなく、安らかな表情を浮かべていました。


霊柩車「パァーーーーーー」


小町「嫌だぁ! お兄ちゃんを連れて行かないでぇ!!」ポロポロ

八幡母「うぅ・・・う・・・」ポロポロ

八幡父「・・・っ! くぅ・・・!」ポロポロ

由比ヶ浜「ヒッキー・・・」ポロポロ

平塚「比企谷・・・」ポロポロ

三浦「ヒキオ・・・」ポロポロ

川崎「嘘だよ・・・こんなの・・・」ポロポロ

戸塚「八幡・・・」ポロポロ

いろは「先輩・・・」ポロポロ

陽乃「比企谷君・・・」ポロポロ

クラスメイト「・・・・・・」ポロポロ


雪ノ下「・・・比企谷君」ポロポロ


 比企谷君の葬儀にはたくさんの人達が出席しました。F組のみんなも出席し、みんな重苦しい表情を浮かべていました。そして、火葬場の煙突から黒い煙が出てきた時、比企谷君が本当にこの世からいなくなったことを自覚しました。

 そして、焼却炉前にて・・・


雪ノ下「・・・比企谷君、随分と軽くなってしまったのね」

雪ノ下「箸で掬えるほど、ね・・・おまけにこんなに白くなって・・・」


 みんなで骨壺に、比企谷君の骨を1つずつ箸で掬って入れていきました。焼かれて骨になった比企谷君は、とても、とても軽かったです。

 比企谷君の葬儀が終わり、1週間後、私は学校に行きました。学校中の嫌われ者であった比企谷君ではありましたが、さすがにF組の教室内は空気が重かったです。昼休みに由比ヶ浜さんの様子を見がてら、中を見てみましたが、みんな落ち込んでいました。中には、欠席している生徒もちらほらいました。

 しかし、こういう状態も今だけです。時間の経過とは、我々が思っている以上に恐ろしいものなのです。比企谷君は肉体的には死にました。今後、この人達の記憶からも、比企谷君のことは忘れ去られていくでしょう。その時に比企谷君は精神的にも死に、初めて本当の死を迎えます。


雪ノ下「私はそんなの嫌よ・・・私はずっと忘れない・・・」

雪ノ下「比企谷君、私は貴方がいない世界で生きていく意味がないわ・・・」スッ

雪ノ下「待っていてね・・・」フラ


ヒューーーーーーーー バン! ゴキ


 そして、私は・・・彼と同じように、死ぬことを選びました。

書き込みしてたらいつの間にか八幡死亡・・・
>>1仕事早過ぎぃ!(俺が遅いのか?)

>>63

今東方ふたなり同人誌見ながら書いてた


おやつの時間でござる

ふたなりで東方好きなら、
rebi○,泥○兄弟,武○堂先生のがおすすめb

>>67

お、thank you!



――――――――――――――――――――――――――――――――


ゆ・・・・・・した!

・・・の・・・た!


 誰かが私の名前を呼んでいます。私は死んだはずじゃ・・・


八幡「おい、雪ノ下! 降りるぞ!」

雪ノ下「・・・ふぇ?」

八幡「もう駅に着いたぞ、ほら、行くぞ」ギュ

雪ノ下「え・・・比企谷君・・・何で・・・?」

八幡「お前にしては寝過ごすなんて珍しいな。そんなに疲れたのか?」

雪ノ下「一体何が・・・私は屋上から飛び降りて・・・比企谷君は車に・・・」ブツブツ

八幡「あ? 何言ってんだ? 夢でも見ていたのか?」

雪ノ下「夢・・・? 比企谷君、今日は何日?」

八幡「は? ○○日だろ」

雪ノ下「(デートをした日と同じ・・・ということは、夢?)」

雪ノ下「(それにこのペアリング・・・)」キラ


雪ノ下「(そうだわ、今までのが全部夢だったんだわ、比企谷君が死ぬなんておかしいもの、比企谷君は私の物なんだから勝手に死ぬなんて許されないことだわ、それに比企谷君に近寄る邪魔者を排除しないと、比企谷君は私が守るわ、例え邪魔者が姉さんだって殺してあげる、比企谷君と私は絶対に切れることのない信頼の糸で結ばれている、比企谷君は私とずっと一緒、比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君)」


八幡「お、おい、雪ノ下・・・?」


雪ノ下「ふふ・・・ふふふ・・・比企谷君、ああ何て愛おしいの、私を理解してくれる唯一の人、ずっと一緒、比企谷君比企谷君、誰にも渡さない、邪魔者はみんな殺す、私の可愛い可愛い比企谷君、もうどこにも行かないで、ずっと私だけを見て、私だけを感じて、由比ヶ浜さんが特に邪魔、退部させてやる、ああ、ああ、比企谷君、愛しても愛しても足りない、ああ、比企谷君を壊したい無茶苦茶にしたい、ああ、私だけの比企谷君、ずっと守ってあげるわ、比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君比企谷君」


八幡「ひっ!?」ビク

雪ノ下「へへ・・・へへへへ・・・うぇへへへ・・・」ダラー

八幡「雪ノ下! しっかりしろ! きゅ、救急車・・・!」



――――――――――――――――――――――――――――――――


医師「・・・相当強いショックを受けたのでしょう、1ヶ月ほどは療養を受けた方がよろしいかと」

陽乃「はい、わかりました・・・」


陽乃「比企谷君、君のせいじゃないよ」

八幡「・・・はい」

由比ヶ浜「ゆきのん、待っているからね・・・?」


雪ノ下「ふふ、比企谷君は本当に私のことが好きなんだから・・・」キャッキャ


八幡「・・・・・・雪ノ下、俺がちゃんと責任を取ってやるからな」

八幡「それまで待っていてくれ、これからもずっと一緒だ」



八幡「やはり雪ノ下は病んでいる」



―――――――― 完 ――――――――


みけ猫可愛がったら、シャーッて言われてガリされた

悲しいからKENT 10mg吸ってくる

ではでは

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月30日 (月) 15:46:15   ID: _9aW8EI9

実際俺ガイルのヒロインとか八幡
じゃないとキャラとして成立しない
と思うんだ。雪乃下姉妹とか。

個人的には相模が一番好きです。

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