【安価】【モバマス】モバP「今日から新しく仲間になる>>4だ」 (133)


モバP「おーい、みんな、ちょっときいてくれ」

モバP「今日から新しく仲間になる>>4だ」

>>4「よろしくお願いします」

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ぴにゃこら太

こら太「よろしくお願いします」

こら太「ぴにゃこら太と申します」

モバP「ぴにゃは、この前の我が社の新人オーディションから抜擢された期待の新人だ」

モバP「キャッチフレーズは、『歌って踊れて突き刺せる、緑色の憎い奴』だ」

モバP「皆も色々と教えてやってくれ」

ほたる「はい」

拓海「ああ、わかった」

佐藤「わーい、先輩になっちゃった、がんばってお世話しちゃうぞ☆ おう、パン買ってこいや」

モバP「それから、ぴにゃは女子寮に入ることになるから」

こら太「あの、プロデューサー」

モバP「どうした?」

こら太「それから皆さんも……」

こら太「良かったら、こら太って呼んでください」

佐藤「……」

ほたる「……」

拓海「……」

モバP「こら太、でいいのか?」

こら太「はいっ」

佐藤「え、あー、こら太……君?」

ほたる「こら太さん?」

拓海「こら太って呼べばいいのか」

こら太「ありがとうございます」

モバP「そうだな、名前で呼び合ったほうが親しくなりやすいか」


モバP「考えてみれば、ウチはアイドル同士でも名前で呼び合っているものな」

佐藤「そうそう。そうだよね、拓海ちゃん、ほたるちゃん」

拓海「そうだよ、佐藤さん」

ほたる「そうですよね、佐藤さん」

佐藤「待てやお前ら」

モバP「じゃあ俺は、こら太を連れて、女子寮のほうに行ってくるから」

拓海「おう、それじゃあ、後でな」

佐藤「はぁとはちょっと疲れたからこっちで休んでいくの☆ ちょっとだけだから、うん、腰じゃないから」


 事務室を出るモバP。

拓海「……」

ほたる「……」

佐藤「……」

拓海「一応、念のためにきいておく」

拓海「ぴにゃこら太の声、聞こえたか?」

ほたる(無言で首を振る)

佐藤「聞こえるわけねえ」

拓海「だよな」


拓海「……ぬいぐるみ、だよな」

ほたる「ぬいぐるみでしたね」

佐藤「ぬいぐるみだね」

拓海「Pの奴、ぬいぐるみぶら下げてたよな」

佐藤「それより気になることが一つ」

拓海「!?」

佐藤「こら太って、男の名前なのに、女子寮住み? はぁと貞操のピンチ?」

拓海「帰れ佐藤」


佐藤「たくみん、ひどい」

拓海「たくみん言うな」

ほたる「あの……聞いた話なんですけど」

拓海「なんだ?」

ほたる「この前も、Pさんが新人だって言って、>>20を紹介したって」

わんこ

・・・・・・(回想シーン)・・・・・・


モバP「みんな、今日から新しく仲間になる、わんこ君だ」

モバP「わんこは、この前の我が社の新人オーディションから抜擢された期待の新人だ」

モバP「キャッチフレーズは、『発見名犬ワンダフル、ワン公じゃないよわんこだよ』だ」

モバP「皆も色々と教えてやってくれ」

杏「なにやってんの、プロデューサー」

きらり「むぇー」

聖來「あ、やっぱりここにいた」

杏「飼い主が迎えに来たよ」

聖來「プロデューサー、散歩中に突然現れて何かと思ったら……」

杏「なに、拉致したの?」

きらり「……」

聖來「わんこ連れて行かないでよ、びっくりするじゃない」

モバP「いや、この子は期待の新人で……」

聖來「いや、アタシのところのわんこだから」

杏「あー、聖來さん、早くわんこ連れて帰って。プロデューサーはこっちでなんとかするから」

きらり「Pちゃん……」

聖來「とりあえず、帰るわね。ほら、わんこ、行こ」

わんこ「ほな、帰るわ。すまんなぁ、Pさん」

モバP「わんこ、俺は諦めないぞ」

杏「誰と話してるの」

きらり「むぇー」

杏「きらり、手伝ってよ。私だけじゃプロデューサー止められないから」

きらり「……Pちゃん、壊れちゃった」

杏「身もふたもないこと言うなあ」



・・・・・・(回想終)・・・・・・


ほたる「という話を、その場で黙ってみていた乃々さんから聞きました」

拓海「いたのかよ、乃々」

佐藤「でもそのときは、聖來ちゃんにわんこ連れて行かれて諦めたんでしょ?」

拓海「まだ、生き物なだけ、ぴにゃこら太よりはマシと思うべきなのか?」

佐藤「そういう問題か?」

 ぷるるるるる

ほたる「インターホン……女子寮からですよ」

拓海「あいつ、やっぱりぴにゃこら太を連れて行ったのか」

佐藤「はい、事務室」

佐藤「あ、藤川、じゃなかった、姫川友紀ちゃん」

佐藤「うん」

佐藤「あ、Pさんね。ちょっとスルーしといて」

佐藤「スルーしなさい。しろ」

佐藤「ん、わかった」

 がちゃん

拓海「どうした?」

佐藤「女子寮にぴにゃこら太じゃなくて、>>33連れて行ったって」

ほたる「ぴにゃこら太、どこ行ったんでしょう」

拓海「そこは心配するところじゃない」

サバオリくん

  in女子寮

あい「どうしたんだ、こんな時間に」

モバP「あいさん、ちょうど良かった」

あい「ふむ。ということは私に用なのかな」

モバP「女子寮のことですよ」

あい「ああ、名目上とはいえ、私が寮長を務めさせてもらっているからね」

モバP「新人が一人増えることになりまして」

あい「なるほど。部屋ならいつでも一人分は開けてあるよ」

モバP「さすが、話が早い」

あい(さて……事務所の机下に隠れ潜む乃々君からの連絡によると、ぴにゃこら太を持っているはずなんだが)


モバP「この子です」

あい「あ、ああ」

あい(サバオリくんだと!?)

モバP「お願いします。できれば……上の階で」

あい「上の階?」

モバP「湿気に弱い子なんで、下の階はちょっと」

あい(魚が?!)

モバP「あと、できれば」
モバP「玄関ドアの覗き穴は塞いで欲しいそうです」
モバP「魚眼レンズが苦手らしくて」

あい(魚ぁ!!)


あい「あ、ああ、善処しよう」

モバP「すいません。因みに、何号室があいてましたかね」

あい「ちょっと待って……」

あい「!!」

 あいの視界に写る緑色の物体。

あい(まさか……あれは……)

 サバオリくんの口内に見える緑色。
 それは紛れもなく奴さ

あい(こら太!)

あい(サバオリくんに食われてるーっ!?)


 続きは寝てから
 おやすみなさい

 安価って初めてだけど、思った以上に時間かかるのね


あい「部屋は……三階の三号室だ」

モバP「部屋までは自分が送っていきますから」

あい「ああ、頼む」

モバP「それじゃあ。よし、行くぞ、サバオリくん」
モバP「ん? サバオリくんも口に何か入ってるぞ」

あい(気づいてなかったのか!?)

モバP「これはぴにゃこら太……」

あい(一体どんな反応を……)

モバP「……のぬいぐるみじゃないか」

あい(なにぃっ!?)


モバP「サバオリくんも冗談がきついなぁ」

あい「……」

モバP「あいさんもそう思いますよね」

あい「あ、ああ。お腹でも減っているのかな」

モバP「そういうことか……。すいません、あいさん」

あい「どうしたんだ?」

モバP「先に食事を済ませてきますよ」

あい「サバオリくん、と一緒にかな?」


モバP「ええ、部屋の準備だけお願いします」

あい「わかった」

モバP「行こうか、アイドルになる前祝いだぞ。何でも好きな物言ってくれ」

サバオリくん「すし」

モバP「そうか、お寿司か」

アイ(私には何も聞こえないが、P君にはサバオリくんの声が聞こえているというのか)

モバP「そうだ。回らないお寿司なんてどうだ?」
モバP「ウチのアイドル、前川みく推薦の寿司があるんだ」
モバP「美味いんだぞー」
モバP「稲荷寿司」

訂正

アイ(私には何も聞こえないが、P君にはサバオリくんの声が聞こえているというのか)

  ↓

あい(私には何も聞こえないが、P君にはサバオリくんの声が聞こえているというのか)


モバP「二人っきりってのもあれだな」

モバP「拓海たちはまだ事務所にいるのかな」

モバP「おーい」

モバP「お、>>65>>67がいるじゃないか」

モバP「二人とも、サバオリくんと一緒に食事にでも行かないか?」

なつきちのバイク

眼鏡


バイク「ぶろろんぶろろん」

眼鏡「マイクチェック!」

モバP「なつきちのバイクと……」

眼鏡「マイクチェック!」

モバP「……一体、誰の眼鏡なんだ」

サバオリくん「Pさん、なんかあの眼鏡、磯臭いっすよ?」

バイク「ぶろろんぶろろん」

モバP「なつきちのバイク……長いから、略してナバって呼ぶぞ」


 同時刻某所……

笑美「……」

笑美「なんか今ウチ、Pに呼ばれたような気がする」

笑美「……気のせいやろか?」

モバP「稲荷寿司に行くんだけど、良かったかな?」

ナバ「ぶろろん」

モバP「そう言ってくれると嬉しいが」

眼鏡「マイクチェック!」

モバP「イギリスじゃないぞ、稲荷寿司だぞ」
モバP「ナバ、載せてくれ」

ナバ「ぶろろん」

モバP「眼鏡は俺がかけて……」
モバP「サバオリくんはこのリュックに入ってくれ」
モバP「……度がきついな、これ」

眼鏡「マイクチェック!」


モバP「よし、行こう」

ナバ「ぶろろん」

モバP「○○って店なんだけど、ナバ知ってるか?」
モバP「知らないのか……キリン堂の近くなんだけどな」
モバP「ほら、旧国道から山の手に入るところの手前」
モバP「そうそう、あの辺にウェンディーズハンバーガーあっただろ」
モバP「その角を反対に曲がると、すぐにキリン堂がある」
モバP「その裏だよ」

ナバ「ぶろろん」

モバP「わかった? じゃあ任せるよ?」


モバP「いや、バイクの免許は持ってるけど。眼鏡の度が合わなくて」

眼鏡「マイクチェック!」

モバP「あ、すまん、そういう意味じゃない。君を責めるつもりはなかったんだ」
モバP「軽くて肌に優しい素材で作られているじゃないか。レンズの度だけが全てじゃないだろ」
モバP「もちろんだ。たまたま俺の目とあわなかっただけで、それは不幸な偶然だ」

シメサバくん「なんか来てる」

モバP「パトカーだな」

パトカー「前方のバイク、止まりなさい」

モバP「え? 俺たち? なんで?」


 シメサバくん ← リュックの中でサバオリくんが発酵して生まれた新存在

 嘘です。間違えました。サバオリくんです



ナバ「ぶろろん」

モバP「あ、しまった、ノーヘルだ」

眼鏡「マイクチェック!」

モバP「あー、ナバに任せたから、手放し運転になってるのか」

シメサバくん「右」

モバP「ん? なんだ? 乗用車が近寄ってくる……」
モバP「おい、助手席に乗ってるのは……」
モバP「>>80じゃないかっ!」 


安価を残して続

 

あの子


あの子「……」

この子「……」

その子「……」

どの子「……」

モバP「あとの三人誰だよっ!?」

ナバ「ぶるるん?」

モバP「そっか、お前たちには見えないのか」


パトカー「そこのバイク、右に寄せなさい!」

モバP「いかん、あの子! こっちに向かって手を振るんじゃない!」
モバP「窓から出ようとするな!」
モバP「こっちに来ようとするな!」
モバP「なんで這いず……お前、貞○だろっ!!!」

眼鏡「マイク?」

モバP「眼鏡の度を持ってしても見えないのか」

眼鏡「チェック」

モバP「くっ、お前がゼイリブ眼鏡だったら見えるのになぁ」

サバオリくん「いきなり殴り合い」

モバP「やめるんだ」


パトカー「そこの黒の乗用車も止まりなさい」

モバP「このままでは……」

ナバ「ぶろろん」

モバP「あの子たちを見ることは警官には無理だろう。早苗さんにだって見えないんだからな」
モバP「つまり、警察の人たちには黒の乗用車は無人で走っているように見えるはずだ」
モバP「例えるなら……」
モバP「魚背負って眼鏡かけた男が、手放しでバイクに乗っているくらいあり得んことだろ」

ナバ「ぶろ……ろん?」

モバP「余計な騒ぎはごめんだ、このまま逃げ切る!」
モバP「まわせ! 吹かせ! エンジン吹かせ! スピード全開! ナバ! 」


あの子「!!」

モバP「おい、無茶すんなっ!」
モバP「飛び乗る気か!?」

あの子「!!」

モバP「うわっ!」
モバP「ナバ……はバイク……眼鏡は手足がないし……サバオリくんも手足は……」
モバP「俺が受け止めるしかないのかっ!」
モバP「くっ、届いてくれ! 俺の右腕!」

パトカー「そこのバイク! 止まりなさい!」

モバP「しつこい!」


モバP「うぉおおおおっ!! 届けーっ!!」

 ふわりふわりと飛んでくるあの子。

モバP「」

 そのまま無事、モバPの背中にたどり着き、サバオリくんに一礼するとリュックの隙間に入り込む。

モバP「そういえば……実体なかったんだな」

パトカー「止まらんと撃つ!」

 パトカーのルーフが開くと、サングラスをかけてスーツを着こなした角刈りの男が姿を見せる。
 その手には、ポンプ式ショットガン。

モバP「団長!?」


……回想……

早苗「いやー、あの人には絶対勝てないと思ったわね」

早苗「なにしろショットガンで精密射撃するんだから」

早苗「異常なまでに充実した特殊車両持ってたし」

早苗「炊き出しするし」

……回想終了……


モバP「ナバ! 細い路地に入って逃げるんだ!」

ナバ「ぶろろろ」


 ……翌日

モバP「昨日の稲荷寿司は美味しかったな……また、みくを連れて行こう」

モバP「さて」

 ドアを開け、事務室へ向かう。

モバP「みんなおはよう」

モバP「こっち注目してくれー」

モバP「今日から新しく仲間になる>>100>>102、そして>>104だ」


安価残して、続

早苗さんが風船取ってあげた子

巴の親父


モバP「今日から新しく仲間になる飴と志多柄美恵ちゃん、そして新プロデューサーだ」

杏「へ?」

早苗「新プロデューサーって……あれ、こっちの子はどこかで」

モバP「あ、勘違いするなよ、俺が辞めるって意味じゃない」

杏「びっくりしたよ、いきなり」

モバP「最近、新人も増えたからな」

早苗「新人って……」
早苗「ん?」
早苗「新プロデューサー……サングラスかけてるけれど、何か見覚えがあるような」


杏「まあ、この飴は美味しいから別にいいけど」

モバP「新人をあっさり食うなぁっ!!」

早苗「思い出した。この前の風船の子」

美恵「あ、みっともないお姉ちゃん」

早苗「」

モバP「早苗さん、無言で俺を殴るのはやめてください」


ちひろ「巴ちゃん、こっちですよ」

巴「どうしたんじゃ、ちひろさん。こない急に……」

新プロ「……」

巴「!」

巴「これは……」

モバP「新しい仲間だ」

巴「P、わかってて言うてるんか」


巴「こいつが、何をしたか……」

ちひろ「巴ちゃん……」

早苗「……」



杏「わかってるわけないじゃん」



巴「!!」


杏「最近のプロデューサー、明らかにおかしかったよね」
杏「新人とか言って変なものばっかり連れてくるし」
杏「そもそも、まともな人間連れてきたのが今日初めてだもんね」
杏「……」

早苗「あ」

杏「……だから、プロデューサーは何も知らずにその人を連れてきたんだよ」

早苗「そうね」

巴「絶対にプロデューサーに、事務所に迷惑はかけん言うとったくせに捕まったボケなんぞ……」


早苗「誰、それ」

巴「早苗姐さん?」

早苗「マスコミは嗅ぎつけてないし、そもそも極秘中の極秘だし」

杏「マキノたちが色々やってたよ、隠蔽工作」

早苗「第一、今頃、西部署の留置室にいるはずの人がここにいるわけないじゃない。別人よ別人」

巴「……」

早苗「P君、ずいぶん前から錯乱してたよね」

巴「……皆がそう言っとったのは知っとる」


モバP「ははっ、何言ってるんだ、巴。この人は新しいプロデューサー、そしてこの子は新しいアイドルで……」

ちひろ「そうですよ。プロデューサーさんは、私が無理矢理売りつけていたドリンクのせいで錯乱しているんです」

杏「思い切った設定にしたね、ちひろさん……」

巴「いや、いま、設定言うたじゃろ、杏姐さん」

杏「この飴の美味しさは今までの飴と『競ってい』るなぁって」

???「おらぁっ!!」

ちひろ「玄関から!?」

早苗「伏せて!!」


玄関ドアを蹴破るように入ってきたのは、いかにもなトカレフっぽい拳銃を構えた、いかにもなチンピラ鉄砲玉。

鉄「村上ぃ! 往生せぇやぁっ!!」

早苗「杏ちゃん、美恵ちゃん、巴ちゃん!」

 三人をかばうように前に出る早苗、しかし、それを押しのけて前へ出る巴。

モバP「いかん、巴!」

ちひろ「だめぇっ!」

巴「親父っ!!」


 響く銃声。

 次の瞬間、もんどり打って倒れたのは鉄砲玉だった。

団長「間に合ったか」

 ドアの向こうには、硝煙たなびくショットガンを構えた団長が。

 (BGM:ワンダフルガイズ)

モバP「 団長!? 馬鹿なっ! 昨日ナバに乗って逃げ切ったはず!」

早苗「P君何やってたのっ!!??」

団長「プロデューサーさん、もう、いいんじゃありませんか?」


 鉄砲玉を連れて行く刑事たち。

 事務所に残されたのはアイドルたちとモバP、そして団長。

ちひろ「それじゃあ……数日前からPさんは尾行されていたと」

モバP「巴の親父さんが内偵されているという噂を聞いて、なんとかコンタクトを取ろうとしていたんだ」

早苗「……そりゃあ怪しいわよね。怪しさ大爆発よ、私でも尾行つけるわ」
早苗「というか、そういう噂が耳に入る時点で何者?」

モバP「……俺はただ、親父さんに、捕まる前に巴の晴れ姿を見せてあげたかっただけで……」

ちひろ「捕まったら、巴ちゃんがアイドルを辞めるか、お父さんとの縁を切るかの二択になってしまうから……」

杏「ところが、警察の動きが思ったより早かった、と」

ちひろ「Pさんに相談を受けて、錯乱したふりを提案したのは私です」

早苗「錯乱したあげく、訳がわからなくなって村上さんを巴ちゃんに会わせたっていう設定か」


団長「それで昨日、我々をおびき寄せた上で西部署を襲った訳か」

早苗「P君何やってんのぉおおおおっ!!???」

モバP「晶葉にウサミンロボを借りて強襲したんだ」

杏「ウサちゃんロボじゃなくて、ウサミン科学でチューンナップした方か……強すぎるでしょ、それ」

モバP「五体で行って、三体大破して、菜々と晶葉にめちゃくちゃ怒られた」

杏「……待って、西部署って日本の警察だよね? 地球防衛軍じゃないよね?」

早苗「杏ちゃん。昔、西部署は戦車と戦って勝ったこともあるのよ」

杏「マジか」


モバP「巴……親父さんに何か……」

巴「事務所に、Pに迷惑かけたんは事実じゃ、それを……」

モバP「さっき、親父さんを庇おうとしたのは何故だ?」

巴「!!」

モバP「正直になれ、巴」

巴「う……」

新プロ改め村上「……ワシが悪かったんじゃ。Pさん、本当にすまんかった」
村上「団長さん。脱走はワシ一人がワシの意思でやったことじゃ」


団長「……村上さん。捜査協力感謝します」

村上「え」

モバP「!?」

巴「な……」

団長「村上組は気の荒い者こそ多いが、古き良き日の任侠集団。違いますか?」

村上「団長さん……」

団長「新興暴力団黒井組のヒットマンをあぶり出すために、危険な協力をしていただいて感謝します」


モバP「団長……」

団長「それでは、失礼します」

 事務所から出る団長を追うモバP。

モバP「待ってくれ!」
モバP「本当に、本当にそれでいいんですか」

団長「プロデューサー……実は、自分もファンでして」

モバP「な……」

団長「自分は、いい歌をまた聴きたい。この事務所を、ここのアイドルを失いたくない。それだけです」


 頭を下げ、団長を見送るモバP。

 車に乗り込んだ団長は軽く一礼すると、エンジンをかける。

 車の中から聞こえてくる、カーステレオの音楽。

……♪ミミミンミミミン

モバP「そっちかよっ!」

  

              終われ


自分の中で、前に出した団長のインパクトが強すぎてこうなった。
あと、油断すると現れるロボ
反省はするが後悔はしていない。

安価SS初でしたが、あかん、これ楽しいけど難しい。普段やってる人凄いわ。
ご協力、ありがとうございました

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