モバP「神崎蘭子の熊本弁講座」(18)
神崎蘭子「ククク、時は満ち足り…愚民どもよ!今宵も我が言霊を解せんがため、我が足元にてせいぜい無様に足掻くがよい!(始まりました!神崎蘭子の熊本弁講座!皆さん、今夜も私と一緒にはりきって頑張りましょうね♪)」
蘭子「フッ…今宵の宴の生贄は、貴様らも既知であろう。その者、我が友にしてその魔力に於いて衆目を集めし偶像…いでよ!(今日のゲストはなんと、皆さんもご存だともいます!私のお友達で、今人気急上昇中のアイドルです!どうぞ!)」
凛「…」ポカーン
蘭子「…む?我が友凛よ。なにを呆けておるか?(り、凛ちゃん?あいさつだよ?)」
凛「えっ…あっ、ううん。ごめん、ちょっと吃驚して…えぇと、ゲストの渋谷凛です。よろしくお願いします」
蘭子「クク、狂気の宴へいざ参らん!天に記録せし虚空を解きおこせん!(では熊本弁の会話を見ていきましょう。最初の再現vtrどうぞ)」
凛「う、うん?」
蘭子「闇に飲まれよ!」
小日向美穂「や、闇に飲まれよ!です!」
蘭子「クッ…下界の凍てつく波動が、我が身体を蝕みよるわ…」
美穂「え、えっと…ふ、フッ、我が友蘭子よ。ソナタがため、我が煉獄の灼熱を灯しておいた」
蘭子「なに、真か!それは大儀!」
モゾモゾ…モゾモゾ…
蘭子「はぁぁ…地獄に仏とはまさにこのこと。なんと心地よきことか」
美穂「ククク、この悪魔との契約には、何人たりとも逆らう事は叶わぬ」
蘭子「むっ…お、おのれ、何という魔力だ、抗えぬ…この我をも虜にするとは、末恐ろしいものだ…」
美穂「ククク、蘭子よ。魂の休息の共に、緑に染まりし生命の源流、そして甘美なる禁断の果実はいかがかな?」
蘭子「ほう…是非いただこうか」
美穂「では、しばし待たれよ」パタパタ
蘭子「ククク、実に平々凡々たる虚空であったこと…我が友凛よ、これは些か簡単であったかな?(日常的によくある光景でしたね!凛ちゃん、これはちょっと簡単だったかな?)」
凛「いや、ごめん…最初の『闇に飲まれよ』以外がほとんど理解できなかった…主に美穂が衝撃的で」
蘭子「なに…?そうか…フッ、まぁ良い。まだまだラグナロクの時には十二分にある。では、他の我が言霊を解せなかった愚民どもを含めた者の為、我が直々、懇切丁寧に教授してくれようか(えっ、そ、そうですか…で、でも、まだ始まったばかりだから大丈夫だよ!じゃあ、他の分からなかった皆さんの為にも、私が解説していきますね!)」
凛「って言うか、分からない人は、今も蘭子が何を言ってるのかが分からないと思うんだけど…」
蘭子「案ずる事はない我が友凛。我はこの虚空を記録せし後、我が友pと共に神の囁きを紡ぐ算段ぞ(大丈夫だよ凛ちゃん。この収録が終わったら、プロデューサーさんと一緒に副音声を作る予定だから)」
凛「あ、あぁ、そうなんだ…」
蘭子「ククク、では再び、天に記録せし虚空を解きおこせん!(ではもう一度、再現vtrお願いします!)」
何語?
これはいい熊本弁
中二病チなセリフ回しをよく思いつくな
いくら頭を捻ってもらしいセリフ一つも作れなんわ俺…
菜帆ちゃんは出ますか(小声)
蘭子『闇に飲まれよ!』
美穂『や、闇に飲まれよ!です!』
凛「うん、ここは理解できるよ?事務所に帰ってきた蘭子と、中にいた美穂の会話で『お疲れさま』っていってるんでしょ。この『闇に飲まれよ』は結構有名になってるし、分からない人は少ないんじゃないかな」
蘭子「ククク、我が分霊が着実に現世に浸透しているようで、重畳重畳(えへへ、私の挨拶を覚えてくれる人が増えてきて、とっても嬉しいです!)」
蘭子『クッ…下界の凍てつく波動が、我が身体を蝕みよるわ…』
美穂『え、えっと…ふ、フッ、我が友蘭子よ。ソナタがため、我が煉獄の灼熱を灯しておいた』
凛「えっと…な、なんとなくならわか…ごめん、やっぱり私はまだ解らないや…」
蘭子「フッ、謝る事などない。我が言霊を解するには膨大な魔力を有する故、はなから完全たる知見など望みはせぬ(あ、謝らないでいいよ!私の熊本弁は、ちょっとクセが強くて解りにくいって言うのは解ってるから、初めから理解してもらえるとは思ってないし…)」
凛「うん…だから、出来れば視聴者にだけじゃなくて、私にも現在進行形で副音声を貰えると…あっ、プロデューサー?なに…カンペ?あっ、うん、ありがと。これでやっと蘭子とちゃんと会話できる」
蘭子「影たる者との密談は済んだか?(プロデューサーとお話し終わった?)」
凛「うん、ホントごめんね…で、最初の蘭子のセリフ『下界の凍てつく波動』って所だけど…まず下界?」
蘭子「ここは局所に囚われず、虚空たる情況から察すれば、大局を解するは容易いはず(ここは言葉から訳すより、場面から想像すれば全体を理解しやすいと思うよ)」
凛「場面…?場面って、蘭子が事務所に帰ってきて…あっ!下界って外?それで、映像の蘭子はちょっと震えてたし…あー、あぁ!『外は寒くて体が震えるね』…とか?」
蘭子「ククク、流石は我が友凛。理解が早くて助かるわ(うん!その通り!この調子でどんどん訳していこうね!)」
凛「そうだね…じゃあ次の美穂の…正直、映像がなかったらこれは絶対に理解できないと思うんだけど…煉獄の灼熱って…こたつだよね?だから美穂は、『蘭子の為にこたつを付けておいた』って言ってるじゃ?」
蘭子「ククク、遂に凛も、我と同じく『瞳』の持ち主となったか…(わぁ!凛ちゃん凄い!こんなに早く熊本弁をマスターしちゃうなんて!)」パァ
凛「いや、そうじゃなくて映像のおかげ…」
蘭子「フッ、我が同胞もさぞ喜ぶであろう(きっと美穂ちゃんと菜帆さんも喜ぶよ!)」
凛「だから…うん、嬉しそうだしいいや。頑張ろう」
蘭子「フハハハハハハ!(♪)」
蘭子『なに、真か!それは大儀!』
モゾモゾ…モゾモゾ…
蘭子『はぁぁ…地獄に仏とはまさにこのこと。なんと心地よきことか』
凛「これは大体そのままじゃないの?美穂がこたつをつけていてくれたことに対して『本当に?ありがとう』と、こたつに入って『温かくて気持ちいい』って」
蘭子「実に愉快!(その調子!)」
凛「まぁ、ここは簡単だったけど…問題は次の」
美穂『ククク、この悪魔との契約には、何人たりとも逆らう事は叶わぬわ…』
蘭子『おのれ、何という魔力だ、抗えぬ…この我をも虜にするとは、末恐ろしいものだ…』
美穂『ククク、蘭子よ。魂の休息の共に、緑に染まりし生命の源流、そして甘美なる禁断の果実はいかがかな?』
蘭子『ほう…是非いただこうか』
美穂『では、しばし待たれよ』パタパタ
凛「うん、最後はともかく、後は理解できる気がしない…って言うか、ここから美穂がノリノリになってるんだよね…まさかこっちが素なわけじゃないよね…?」
次なる詩篇が紡がれるのは何時か……(続きはまだですか?)
凛「うーん…悪魔との契約…?一体いつ契約なんてしたの?」
蘭子「フッ、我が煉獄の灼熱にて身を焦がし時、契りは結ばれたし(えっと、契約したのはモゾモゾしてる時だよ)」
凛「モゾモゾ?えーっと…モゾモゾってこたつに入った時だったから…それで逆らう事は叶わぬで…「こたつに一度入ると出られない」?それで次の蘭子のセリフは、それに対する同意…かな?」
蘭子「ククク(はい!)」
凛「やっと最後…「緑に染まりし生命の源流」?なに生命の源流って…あっ、待って…確かいつだったか、蘭子がプロデューサーにそんなこと言ってたような…そのとき、プロデューサーが持ってきてたのが…」
蘭子「…」ワクワク
凛「liveの後で…私にもくれて…あー…あっ!水だ!水だよ!水のことでしょ、生命の源流って!だから緑色の水ってことは…お茶!お茶をすすめてるんだよね!」
蘭子「フッ、遂に真理を得たか…(凄い!よく覚えてるね!大正解だよ!)」
凛「やった!」グッ
蘭子「わっ!」ビクッ
凛「! ぁ…こ、コホン…ごめん。つ、続きは…///」
凛「『甘味なる禁断の果実』…禁断の果実っていったら…やっぱりりんごかな?」
蘭子「似て非なる物…此度の虚空における禁断の果実は、煉獄の灼熱に眷属せし黄金の果実…(残念!ちょっとおしいかなぁ…今回のはね、こたつのお供といったらアレ!オレンジの果物だよ!)」
凛「こたつのお供で、オレンジの果実…ん?オレンジ?ねぇ、蘭子、それってもう答え言ってない?」
蘭子「なに?ククク、我がそのような失た……あっ(えっ?私そんなミス……あっ)」
凛「ふふっ…オレンジって…そのまんまみかんだよね?」
蘭子「うぅ…ぁ…ぇ…っと…我が前に血が集う!(うぅ、恥ずかしい)///」
凛「後は、蘭子がその二つを『ちょうだい』と、美穂が『待ってて』で終わり…でしょ?」
蘭子「フフ、ハハハ!次なる聖戦にいざゆかん!(うん!じゃあ、次のコーナーにいきましょう!)///」
凛「大丈夫?まだ顔赤いけど」
蘭子「ふえっ!ぁぅ…我が禁忌に触れるな!(ふえっ!い、言わないでよぉ!)」
凛「ふふっ、ごめんごめん」
蘭子「おのれ…(もう…)///」
凛(楽しい、そして可愛い)
このSSまとめへのコメント
後半凛が熊本弁を普通に理解してる……?
可愛くてためになる