男「朝起きたら朝飯が用意されていた、独身なのに」(33)

男(メニューは至って普通な和食)

男(きちんとラップもしてある)

男「・・・良い匂いだ」

男(とりあえず、捨てるのも勿体無いし食べてみるか・・・)

男「・・・ごちそうさまでした」

男(普通に美味かった)

男(誰が作ったかは知らないが、お礼はするべきだよな・・・?)

男(とりあえず、友aに相談してみようか)

男(朝っぱらから電話はさすがに迷惑か・・・?)

男(とりあえずメールを送ってみたが)

男(『朝起きたら何故か朝飯が用意されていたんだが』って件名からして、イタズラにしか思えないよなぁ)

男(ついでに、友bにも相談してみるか)

男「・・・電話で良いか、アイツなら」

友b『・・・おい』

男「なんだ?」

友b『今何時だ?』

男「午前6時ちょっと前だな」

友b『早ぇよっ!普通こんな時間に電話とかしねぇだろ!?』

男「そうか、それは良かった」

男「それで本題なんだけどな」

友b『全っ然悪く思ってないだろ、お前!?』

男「朝起きたら何故か飯が用意されてたんだけど、とりあえず作った人にお礼がしたい」

男「さて、お前ならどうする?」

友b『・・・結婚でもしたのか?』

男「いや、別にしてないけど」


友b『じゃあ作ってくれた人は知り合いか何かか?』

男「いや、見当すらついてない」

友b『は?』

男「どうした?」

友b『いやいや、お前はその状況をおかしいとは思わないのか?』

男「思った」

友b『そっか、まだまともな思考回路をしてるな』

男「でも飯は美味かった」

友b『前言撤回だ馬鹿野郎』

友b『え、お前その飯食ったの!?』

男「いや、そのままにしとくのも勿体無いしさ」

友b『いや、そーゆー問題じゃないからっ!』

男「そうなのか?」

友b『そうだろ!・・・ま、まぁ、お前の体に何の異常も無いなら大丈夫だとは思うけどさ』

男「で、どうすれば良い?」

友b『何が?』

男「だから、作った人にお礼がしたいって話だよ」

友b『コミュニケーションをとりたいって事か?』

男「そうとも言う」

友b『・・・書き置きでもしとけば良いんじゃねぇの?』

男「おぉ、その手があったか」

友b『用は済んだか?』

男「助かった、今度そっち行くわ」

友b『おぅ、楽しみにしとく』

男「じゃ、切るぞ?」

友b『ん、じゃあな』

もしかして:ヤンデレ?

独身というより一人暮らしの方がしっくりくるような気がする

飯よりも、まずは部屋に入られてる事気にしなくちゃいけないきが・・・

ホストしてるとよくある事

男(久しぶりに友b達と会えるな、一年ぶりか)

男(・・・お、友aから返信来てるな)

友a[また、面白い事に巻き込まれてるのかい?]

男(また?・・・あぁ、一年前のメリーさんか)

男(確かにリアルにメリーさんと遭遇はしたけど友aの奴、完全に楽しんでたよな)

男(事が全て終わった後、問題発覚した芸能人にインタビューするマスコミばりの聞き込みをされたし)

男(・・・あ、そういえばそろそろメリーさん人形洗わないと)

男(そして、えーっと、とりあえずこっちは返信しておこうか)

男(・・・朝っぱらから考え事が忙しいな、俺)

まさかな……

これはもしかして?

友a[前回のメリーさんみたいに、害が無いと判断できないなら、多少の注意はしといた方が良いんじゃないかな?]

男(だよなぁ・・・)

男(俺が考えないようにしてた事をさらりと書きやがるなこいつ)

男「注意ねぇ・・・」

男(もし金目の物が目当てなら、部屋が綺麗なハズ無いし、・・・ん?)

男「・・・まさか」

男「・・・・・・」

男「・・・・やっぱり、か」

男(箪笥の中の衣類が全部綺麗にたたまれてる)

男(でも、金目の物は無事か)

男(本もジャンル毎に整頓されていて、)

男(必死に集めたエロ本はー・・・)

男(無事ー・・ではないか)

男(生き残ってはいるものの)

男(巨乳のページだけ綺麗に破り捨てられてる)

男(・・・・・・)

男(貧乳のページには付箋とマーカーまでしてあるな)

男(まるで受験生の英単語帳みたいだ)

男「とりあえず、犯人は貧乳って事か?」

男(つーかそもそも女なのか?)

男(・・・ヤバイ、恐怖とか微塵も無くなった代わりに面倒な予感がぷんぷんするぞコレ)

男(とりあえず、そろそろ出なきゃ仕事に遅刻するし、後は帰ってから考えるとするか)

つ④

>>16の作業をおにゃのこがしてるのを想像しただけで萌えた

すいません、書いておいた下書きを誤って消してしまったため、次は金曜日くらいに書き込みすると思います。

一応、
メリー『私メリーさん、あなたは今どこにいるの?』
の続きのつもりで書いています。

友a『・・・仕事が終わってすぐに連絡くれるなんて、君は僕を愛してるのかい?』

男「電話に出ていきなり気持ち悪い事を言うな」

友a『なんだよ、ノリかが悪いなぁ』

男「こっちは仕事で疲れてんの」

友a『塾の先生も大変だねぇ、特にこの時期は』

男「生徒達のレベルは十分なんだが、親がどうもうるさくてな」

友a『へぇ、子供達の方が落ち着いてるんだ』


男「他の塾はどうか知らないが、こっちではそうなってる」

友a『そりゃあ、小さな個人塾だし、大きな所よりは信頼は落ちるだろうしねぇ』

男「でも、模試の結果は出てるし油断もさせてないし、」

男「これで落ちたら運が悪かったとしか言えないレベルだぞ?」

友a『ほら、十数年後のお金の心配とかもあるでしょ?』

男「・・・生々しい話だな」

友a『でも事実だよ』

友a『それで、本題は君の仕事の愚痴じゃないでしょ?』

男「・・・心なしか、相談事を娯楽と勘違いしてそうにに聞こえるのは気のせいか?」

友a『その通りだけど』

男「嘘は時として必要だぞ?」

友a『僕は嘘が嫌いだからね』

友a『それで、早く聞かせてよ、君の部屋について』

男「・・・とりあえずエロ本の貧乳ページとかは無事だった」

友a『それ以外は?』

男「巨乳ページとかは綺麗に切り取られてゴミ箱の中」

男「で、タンスの中の衣類は全部整頓されてて、本もジャンル毎に整理されてたな」

友a『なんか、彼氏の部屋に来た彼女さんみたいだね』

男「だったらお前に自慢するために電話するわ、それも出来た瞬間に」

友a『うわ、性格悪いね』

男「うっせ」

友a『あっ、そういえばなんだけど』

男「・・・どうした、いきなり」

友a『僕、明日偶然にも仕事休みなんだよね』

男「そうか、それは良かったな」

友a『それでね、いつもは仕事が面白いから良いんだけど、明日は何も面白い事が無いんだ』

男「・・・・・・」

友a『・・・・・・』

男「・・・・・・」

友a『ねぇ、男』

男「・・・あ?」

友a『察しの悪い人はモテないよ?』

友a『それじゃあ、駅で待ち合わせで良いね?』

友a『いやぁ、楽しみだなぁ』

友a『それじゃあ、電話は一旦切るよ?』

男「おぅ」

男(・・・まぁ、いざという時は無理矢理にでも協力させれば良いか)

男(じゃ、俺もとりあえず駅に向かいますかね)

男(・・・そういや、机の上にメモを置いてみるの、忘れてたな)

男(ま、良いか)

美影さんに影響されただろ?

保守

前作も面白かった
期待して待ってる

~駅~
男(やっとこさ駅に着いた分けだが・・・)

女「・・・・・・」

友a「・・・・・・」

男(胸ぐら掴まれても女と目を合わせない友aと)

男(まるで雪女のような冷たい表情で友aの胸ぐらを掴む女)

男(何があったのか全然分からんが、雰囲気は修羅場だな)

女「言い訳は終わった?」

友a「いや、そのー・・・」

女「待ち合わせ時間を一時間も過ぎて、さらにドタキャンなんて、中々良いご身分じゃない、友a?」

男(食事の約束でもしてたのか?)

友a「え、えーっと・・・あ、男、待ちくたびれたよ」

男(・・・あ、巻き込まれるな俺)

男「よう、何やってんのさ」

友a「いやいや、君を待ってたら女に見つかっちゃってさ」

女「見つかっちゃって、って何よ」

男「女ちゃんは久しぶりだな」

女「あ?・・・あっ、確かに久しぶりね男君」

男「で、何、カップル内の痴話喧嘩を駅前広場で人々にお披露目してるのか?」

待ってました!

友a「まぁ、僕らが付き合ってたらそうなるnうわぁ!?」

女「私がコイツとカップル!?」

女「やめてよ、こんなワーカーホリックなガリガリ眼鏡とカップルなんてっ」

女「こんな奴とカップルになるならチンパンジーと付き合ったほうがまだマシよっ」

男(そんなに嬉しそうな顔しながら言っても説得力が無いぞ、女ちゃん)

男(つーか、あの細い腕のどこに友aを持ち上げる力があるんだ?)

女「こんな優しくて、いざという時に頼りになっていつも私のフォローをしてくれるだけの奴なんてこっちから願い下げよっ!」

男「女ちゃん、落ち着いて、な?」

女「私は落ち着いてるけどっ!?」

友a「・・・・・」

男「友aの首絞まってるぞ?」

女「嘘っ、大丈夫!?」

友a「き、君が・・やったんで・・・しょ・・」

女「無理して喋らないで良いからっ」

男(・・・何だ、この茶番)

男「・・で、結局友aはこれからどうするのさ?」

友a「勿論、君の家に行くけど?」

男「女ちゃんは?」

友a「なんとかするよ」

友a「少なくとも、目の前にあるエンターテイメントから顔を反らせる程、僕は我慢強くはないしね」

男「・・・と、コイツは言ってるけど?」

女「・・・はぁ、どう転んでも私が折れるしかないでしょうよ」

女「こう鳴った時なね友aは絶対に動かないからね」

友a「はははっ、よく分かってるじゃないか」

女「ま、埋め合わせは必ずしてもらうけど」

友a「約束するよ」

女「そうね、私は本格イタリアンが食べたいかなー・・・でも、私お金無いしなー・・・」

友a「・・あ、そーゆー事ですか」

男(どっちにしろデートだろ・・・つーか好い加減付き合えよお前ら)

友a「・・・結局、高級イタリアンで手を打ったよ」

男「少なくとも、外食と言ったら居酒屋かラーメン屋、もしくは牛丼屋な友aの口から出てくるワードではねぇな」

友a「値段すら想像出来ないね」

男「・・・一皿1500円位って所か?」

友a「サイゼリヤのドリアの約5倍か、一皿にそんなにお金かけた事は無いかなー・・・」

男「あ、俺も行った事無いからな?・・・高級イタリアン」

友a「そうなの?」

友a「男ならそこら辺の女性をエスコートして、常連にでもなってそうだけど」

男「まずそこら辺の女性に声かける勇気すら無いな」

友a「ヘタレって事だね」

男「うっせ」


友a「ポルさん、今頃男の家で何してるんだろうね」

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メリさんもよんだ
続きはよ

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