照英「ここは・・・・・・?」(190)

照英「海の・・・上・・・?」


照英「確か・・・・・」


照英「川越さんと・・・・・釣りをしてて」


照英「確か大渦に船ごと巻き込まれて・・・」


照英「はっ!・・・・・川越さんは・・?」

照英「居ない・・・・・」



照英「はぐれてしまったか・・・・あるいは・・・・」


照英「いやいや、川越さんに限って・・・・」


照英「しかし、ここはいったい・・・・」

照英「誰か・・・呼んでる・・・」


男「大丈夫か~!?」


照英「俺を・・・呼んでいるのか?」


照英「このボール・・・・・それ!!!」バシュッ


ブシューーーーーン


島の者一同「おおぉぉぉ!!!」

照英「ふう、とりあえず人に巡り合えたぞ!」


ワッカ「浮かんでたけどよ・・・大丈夫か?」



照英「あ、大丈夫です! ここは?」


ワッカ「ここはビサイドだけど・・」


照英「ビサイド? どこの国ですか?」



ワッカ「どこの国っていわれてもなぁ」

照英「まいったな・・・・日本じゃないのか・・・・」


ワッカ「あんた、どこから来たんだ?」


照英「俺? 東京からだけど・・・」


ワッカ「トウキョウ? 聞いたことないな・・・・」


照英「東京を・・・知らない・・・?」


ワッカ「ひょっとしてあんた・・・・シンに遭遇したんじゃ・・・・」


島の者「ああ、シンの毒気にやられたんじゃろ・・・」


照英「シン? シンって?」

ワッカ「ああ、毒気にやられたんだな・・・・」


照英「この人たちはいったい何を言ってるの?
   しかし・・・・本当にここは一体どこだ・・・?」


ワッカ「たぶん記憶があやふやになってんだろうな・・・」


ワッカ「そうだ、しばらく村で休むといいよ!」


照英(ここは休ませてもらった方がよさそうだな・・・・)

ワッカ「ここが俺の家だ。
    狭いけど、そこのベットで休んでるといいよ。」


照英「見ず知らずの人にこんなに世話になってすまない・・・」


ワッカ「いいよ、シンの毒気にやられてんだ。しばらく休んできな。
    俺はちょっとでかけてくるよ・・・」


照英(この時点で俺は確信した・・・・・)


照英(認めたくはないが・・・・・俺は・・・・・)


照英(異世界に迷い込んでしまった・・・・・・)


照英(あの渦によって・・・・そして・・・・川越さんも・・・)

数日前


川越「あれからもう10年以上か・・・・」



照英「うん・・・・・・ケインが海で居なくなってからそれぐらいだね・・・・」



川越「筋肉番付の練習中に行方不明か・・・・」



照英「きっと大丈夫、ケインに限って・・・・どこかで元気にしてるよ・・・」


川越「そうだね・・・・あ、引いてる引いてる!!」



照英「お、これは強い・・・・すごい大物だぞ!!!」ギリギリギリ

ゴオォォォッォ


照英「な、なんだぁ? ふ、船が揺れてる・・・・」



照英「す、すごい渦が船の下に・・・・のみ込まれる!!」



照英「川越さん!! 船を動かして逃げよう!!!」



川越「迎えが来たようだ・・・・」


照英「・・・・・え?」

グゴゴゴゴゴォォォォォ


照英「海から・・・・・でかい・・・クジラ・・・?」



川越「僕たちは・・・・・シンと呼んでいた・・・・・」



照英「川越さん、さっきからなに訳わかんないこと言ってるの?」


照英「とりあえず逃げよう、逃げようよ!!」

川越「覚悟を決めるんだね・・・・・」


照英「え?」



川越「他の誰でもない・・・・・・」



川越「これは、お前の物語だ」



グオォォォォォォ



照英「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

照英「渦に飲み込まれる時、川越さん少しおかしかったな・・・」


照英「あの時いたクジラ・・・・まさか・・・・さっきあの人が言ってたシン?」



照英「間違いない・・・・こっちと、僕の世界にいる生物・・・・・シン」


照英「だとしたら、川越さんもこっちの世界に来ているはず・・・・」


ワッカ「少しは休めたか?」


照英「あ、ワッカさん! 少し眠って楽になったよ!」


ワッカ「そいつはよかった! 少ないけど腹減ってると思うからこれ食ってくれ」


照英「ごめんね、何から何まで・・・・」


ワッカ「いいって、これもエボンの教えだからな」

照英(しかし・・・・本当に異世界に来てしまったようだ・・・・)


照英(でも・・・・こっちの話に会わせておくのが無難そうだな・・・・)


照英(とりあえず、この人に世話になりつつ川越さんを探すのがベストだな)


ワッカ「何か思い出したか?」


照英「う~ん、あまり・・・」


ワッカ「そうか・・・・ん? 誰か来たな・・・」

僧「まだもどってこないんです・・・・」


僧「様子を見に行ったほうが・・・・・」



ワッカ「う~ん、大丈夫だと思うんですが・・・・」


照英「どうしました?」


ワッカ「ああ、召喚士が帰ってこないんだよ」


照英「ショウカンシ?」


ワッカ「えっと、さっき通った寺院の奥に試練の間ってのがあってな、
    そこで召喚士は祈る・・・祈りが通じれば正式な召喚士になれる・・・」


ワッカ「思い出したか?」


照英「そ、そういやそうだったね(全然わかんない)」


ワッカ「しかたない、様子を見に行ってみるか・・・・・」

寺院


照英「でてこないってことは、何かあったってことなの?」


ワッカ「ああ・・・・時には命に関わることもある・・・・」


照英「そ、それはまずいのでは?」


ワッカ「ああ、でもな・・・・・あ!」


照英「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!」


ワッカ「こ、コラ! ガードと召喚士以外は入っちゃいけない・・・あぁ行っちゃった」


ワッカ「俺も行くか・・・・こりゃ怒られるな・・・・」

試練の間


照英「なんかパズルゲームみたいだけど・・・・」



照英「筋肉番付にもにてるな・・・・おりゃぁぁぁぁl!!」


ワッカ「あいつ・・・結構やるな・・・・・」


照英「よし・・・なんかすごそうなとこに出たぞ!!」

ルールー「なんであんたが来るわけ?」


ルールー「こ、この人だれ?」


ワッカ「いや・・・話すと長くなるんだけど・・・・」


照英「ショウカンシさんは大丈夫ですか?」


ルールー「ああ、ユウナならもうすぐ・・・・」


ユウナ「心配かけました・・・・」ヨロヨロ


照英「え、あの女の子が・・・・召喚士?」


ワッカ「ああ、可愛いだろ!」


照英「そうですね、てっきりおっさんかと思ってました・・・」


キマリ「・・・・・・・・・・・・」

広場


ユウナ「それっ!!」


ガォォォォォォッォ


民衆「すげぇ・・・・あれが召喚獣」


照英「すごい・・・・まるで映画みたいだ・・・・」


ワッカ「どうだ、すごいだろ?」


照英「うん、初めて見ましたよ!!」


ワッカ「ところでよ、ちょっと話があるだけど!」


照英「なんですか?」


ワッカ「俺の見たところだと・・・・お前結構運動神経が良いな!!」

照英「体を動かすことは、得意なんですよ!」


ワッカ「そうか! もうすぐ大会があるのは知ってるよな?」


照英「大会?」


ワッカ「・・・それも忘れてしまったのかよ・・・・まあいい、説明してやる」


ワッカ「このスピラで一番人気の・・・・ブリッツボール!!」


照英「ブリッツボール?」

ワッカ「ああ、お前なら絶対戦力になると思うんだ!
    ルールも簡単だからすぐに覚えられるし」


ワッカ「俺たちは、ユウナの召喚士の修行でスピラの寺院を回るんだ。
    そのついでに、大会に参加する。」


ワッカ「大会は大きいからスピラ各地から色んな人が来る。
    ひょっとしたらお前の知り合いにも会えるかもしれない」


照英「そ、そうだね・・・一緒に行くよ!!」


ワッカ「よ~し! 出発は明日の午後だから、明日起きたら
     海で少し練習しようぜ!」

次の日


ワッカ「ふう・・・ここまでにしとくか!」


ワッカ「しかし・・・・やっぱりお前ブリッツやってたような感じだな!」


照英「そ、そうかな(水球に似てるな・・・・)」


ワッカ「よし、それじゃぁ旅の支度があるから村にもどろう。」

ワッカ「よし、ルーとユウナも準備が出来たみたいだし
     出発するか」


ワッカ「そうだ、お前にはこれをやるよ」


照英「これは・・・剣?」


ルールー「それ・・・チャップの・・・」


ワッカ「これからはモンスターが出るかもしれないから、それを使ってくれ!」


照英「ええ、モンスター?」


ワッカ「大丈夫だ、お前なら大丈夫だよ!」


ユウナ「さ、もうすぐ船が来るから急ぎましょ!!」

道中

照英「ふう、モンスターはでるけど、そんなに危険じゃないし
    僕の力でも十分倒せるかな」


ワッカ「少しは慣れた見たいだな!」


照英「ええ、なんとか・・・・ん?」


ガオォォォォォ


ルールー「キマリ!」


キマリ「・・・・・・・・」ガルルルル


照英「え?」

ワッカ「どうやらお前を試したいらしい・・・・」


キマリ「・・・・・」ブシュン


照英「えい!」バコン


キマリ「ギャフン!!!」バタッ


照英「え・・・・・この人・・・・ものすごく・・・弱いような・・・」


ユウナ「キマリ、もういいでしょ!」


キマリ「・・・・・・・・・・・・」テクテク

ユウナ「ごめんね。キマリは多分キミを試したかったんだよ」


照英「そ、そうなんだ・・・ハハ」


ルールー「ね、ねぇ・・・・あの人にガードになってもらった方がいんじゃない?」


ワッカ「そ、そうだな・・・・ぶっちゃけキマリは居ても居なくてもいいしな・・・」



照英「船は・・・・・ちょっと昔の船って感じだね・・・・」


ワッカ「おう、これからの予定だけどよ」


ワッカ「まずこの船でキーリカってとこに行って寺院による。
    そのあと船を乗り換えてルカに向かう・・・・」


ワッカ「ちなみにルカが、ブリッツボールの大会がある場所だ!」


ワッカ「それでよ・・・・一応お前もユウナのガードにしといたからよ・・・
     もしルカで知り合いに会えなくても、一緒に来るだろ?」


照英「そうだね・・・・そうさせてもらうよ!」

ユウナ「照英さん・・・・ちょっと話そうよ!」


照英「う、うん」


ユウナ「照英さんって、トウキョウから来たんでしょ?」


照英「そ、そうだけど・・・・この世界にはそんな場所はないみたいだね」


ユウナ「私は・・・・あると思うな・・・・トウキョウ」


ユウナ「トウキョウは・・・・人がいっぱいで車が沢山走っていて
     夜になっても眠らない・・・・・」

照英「な、なんで知ってるの?」


ユウナ「さっきワッカから聞いたと思うけど、私のお父さんは
     召喚士で旅をしていたんだけど」


ユウナ「ガードをしていた人の一人の人も、トウキョウから来たって」


照英「そ、その人の名前は・・・・?」


ユウナ「ケインさんだよ」


照英「け、ケイン!!」


ユウナ「し、知ってるの?」

照英「海で・・・行方不明になったんだ・・・・もう10年も前だけどね・・・・」


照英「でも、ユウナがしってるケインとは別人だと思うけど・・・・」


ユウナ「そっか・・・・でも、色々教えてくれたな・・・・」


ユウナ「カクレンジャー、ファイト一発、ククレカレー、センチュリー21・・・・・」


照英「そ、それは間違いなく・・・・僕の知ってるケインかも・・・・」


ユウナ「そうなんだ! 旅してたら会えるかもね!! 」


照英「そ、そうだね」


ユウナ「これもエボンのたまものだね・・・・」

照英「どういうことだ・・・・・」


照英「行方不明になってたケインは、こっちの世界に来ていた・・・・」


照英「ひょっとしたら・・・会えるのか?」


照英「とにかく、一緒に旅をして川越さんを見つけるのが先決だ!」

ゴォォォォォォ

照英「な、なんだぁ? 船が揺れだした・・・・・」


ユウナ「あ、あそこ・・・・・・」


ワッカ「シン!こんなところに・・・・」

ルールー「あのままだと・・・・キーリカの村に・・・・」


ワッカ「くそ、俺たちじゃぁ止められないぜ・・・・・」


ユウナ「わ、私の召喚獣で!!」


ルールー「だめよ、あの召喚獣だけでは無理よ・・・」


ユウナ「でも・・・・・村が・・・・」

照英「なんとかできないか・・・・あれは・・・」


照英「これは・・・・槍じゃないか!!」


照英「よし・・・・やってみるか・・・!」


ワッカ「照英・・・・何をする気だ?」


照英「はぁぁぁぁぁ!!」


照英「うおりゃあぁぁぁぁっぁ!!」ブシューン


ブシューンン  グサッ!!


シン「ごぉぉぉっぉぉ」

ルールー「シンが・・・・海の中に帰って行った・・・」


ユウナ「す、すごい!!」


ワッカ「今の技・・・すげぇな!! 」


照英「や、槍を投げるのは得意なんだ!! 」


キマリ「キマリの槍、無くなった」


ワッカ「あ・・・」


ルールー「と、とりあえずキーリカの村に直撃しなくてよかったわ!!」


ユウナ「そ、そうだね・・・・」


キマリ「キマリ、槍がないと戦えない。」

ワッカ「分かった分かった、ルカに行ったら買ってやるよ」


照英「うう・・・・頭が・・・・・」


ルールー「どうしたの? ひょっとしてシンに近づきすぎたから・・・」


ユウナ「大丈夫?」


照英「うう・・・・」パタン

ケイン「負けないよ! 照英!」ハァハァ


照英「こっちこそ!!」ハァハァ


ケイン「芸能人ナンバー1は僕だ!」


照英「いや、俺がもらうよ!!」ハァハァ


ケイン「フフフフ」


ケイン「フフフフ」

照英「う~ん・・・あれ?」


ユウナ「気が付いた?」


照英「僕は確か・・・船に乗ってて・・・」


ワッカ「そのまま倒れちゃってよ、キーリカについてもおきないから
    ここの宿屋で寝かせてもらってたんだ!」


照英「そ、そうだったんだ・・・」


ワッカ「寝てる間に、寺院も回って召喚獣も手に入れたし、
    もうすぐルカに出発だ!」


照英「すまないね・・・力になれなくて」


ワッカ「大丈夫だよ、シンを追い払っただけも大したもんだ!
    キーリカの人たちも感謝してたぜ!」


照英「それはよかった・・・・」

ルカ


照英「ここが・・・・ルカ・・・・」


ワッカ「ああ、そしてあれがブリッツのスタジアムだ!」


照英「すごい・・・・」


ワッカ「俺は試合の抽選会に行ってくるから、
    みんなと先にビサイドオーラカのチーム控室に行っててくれ!」


照英「うん、わかったよ!」

控室

ワッカ「しかし今年はついてるぞ・・・・・シードが取れたからな!
    2回勝てば優勝だ!! それに今年は照英もいるしな!」


照英「緊張するなぁ・・・」


ルールー「はぁ・・はぁ・・・た、大変よ!!」


ワッカ「どうした?」

ルールー「ユウナが・・・誘拐された!」


照英「なんだって!!」


ルールー「町をキマリとぶらぶらしていたらはぐれたらしいのよ」


ルールー「で、居なくなって探してたら・・・・こんな手紙が」


ワッカ「召喚士を返してほしければ試合に負けろだと?」


ルールー「どうする?」

照英「僕とルールーさんで探しに行きましょう!」


ワッカ「でもよ・・これから試合が・・・」


照英「連敗中のチームに負けろっていうぐらいですから、大したことないんじゃないですか?
   ワッカさん達が時間を稼いでる間に、救出しますよ!」


ルールー「そうね! 成功したら魔法打ち上げるから・・・それまで頑張って!」


ワッカ「お、おう! 頼んだぞ!!」

町中

ルールー「たぶん犯人はアルベド族だと思うから・・・・
     アルベドの船にユウナは居るはずよ!!」


照英「船が停泊してるのは・・・あっちか!!」


ルールー「確かこの先よ!!」

照英「この船みたいだね・・・・」


ルールー「気を付けて・・・・なにか出てくる・・・・」



照英「ロボット?」


ルールー「そのようね・・・・アルベドが地下から掘り出した古代の機械・・・」



照英「うぉぉぉぉ」ガスッ ザシュッ


照英「くぅ! 硬いなやっぱり」

ルールー「もうすこし・・・傷を付けられないかしら?」


照英「任せて!!」 ガシュッ ガシュッ


ルールー「よし! ・・・・・サンダガ!!」ガシューン


ゴオォォォン!!!!


照英「やったぞ・・・・・あ!」

ルールー「ユウナ!!」


照英「大丈夫だった?」


ユウナ「うん・・・・ちょっと知り合いをさがしてて、話しかけたら急に・・・」


ルールー「あまりアルベドと関わっちゃだめよ! 特にワッカが怒るんだから!」


照英「あ、ルールーさん!! 試合!」


ルールー「そうだった! それ!!」バシューン

照英「無事ユウナも見つかって、試合も勝ったし・・・」


照英「後は決勝だけだね!!」


ワッカ「ああ、二度とないチャンスだ!! それとユウナ・・・・」


ワッカ「もうアルベドにはかかわるな・・・・」


ユウナ「ごめん・・・・・」


ワッカ「照英、俺はさっきの試合でもうだめだと思う。
    次の試合は・・・・頼んだぞ!!」


照英「うん! まかせてよ」

ルカ・ゴワーズ戦


ルカ選手「つ、つぇぇぞあいつ・・・・」


ルカ選手「だめだ・・・手がつけられない・・・・」


照英「おおぉぉっぉぉぉ」ブシューーン!!!!


アナウンサー「ゴール!!!ビサイド5点目!! 圧勝です!!」


照英「だいぶコツがつかめてきたぞ!!!」


照英「筋肉番付も無駄じゃなかったな!!」ブシューーン


アナウンサ「照英選手!6点目です!!ここで試合終了!!
      誰が予想したでしょう? 強力な助っ人を得て
      ビサイド・オーラカ!! 初優勝です!!」

ユウナ「やったぁ!! 優勝よ!!」


ルールー「なんだかプールの様子が変ね・・・・」


ワッカ「プールにモンスターが!!」


照英「な、なんだぁ!!」


ワッカ「照英、とりあえずプールのモンスターをやっつけるんだ!!」


照英「うぉぉぉぉぉ」ザシュッ! クピッ!  ブシュン!

ルールー「大変・・・観客席にも・・・」


ユウナ「どうしよう・・・」


照英「ふう・・・・とりあえずプールのモンスターはやっつけたぞ・・・」


ワッカ「照英! 観客席にも!!」


照英「やばい・・あれだけのモンスターが・・・」

逃げまどう観客・・・・・


女の子「きゃぁぁぁぁl!!!」


母親「あ・・・・だ、だれか・・・」


モンスター「がおぉぉぉぉ」


?「危ないからさがってようね・・・・」スッ


女の子「あ、ありがとう・・・・」


?「つぁぁぁぁぁぁl!!!!!」ザシュン!! ザシュン!!

照英「あれは・・・・・・川越さん!!!」


ワッカ「川越シェフさん!! すげぇ! 伝説のガード!!」


ユウナ「川越シェフさん!」


照英「え?みんな川越さん知ってるの・・・・?」

川越「照英君・・・・ぼーっとしてる暇はないよ・・・・」


照英「し、しまった・・・・モンスターに囲まれた・・・・」


川越「このモンスターの量・・・・・ただ事じゃないね・・・・」


ゴォォォォォォォォ!!!! グオォォォォォ!!!


照英「あれは・・・・・召喚獣?」

照英「ユウナが召喚したの?」


ユウナ「ううん・・・あの人みたい・・・・・」


ワッカ「モンスターが・・・・・消えて行く・・・・・」


ルールー「噂には聞いてたけど・・・・・アレがシーモア老師・・・」


照英「老師・・・?」


ルールー「隣に居る老人がマイカ総老師・・・・エボンのトップよ・・・
      そしてその隣に居るのが・・・・時期総老師ともいえるシーモア老師よ」

照英「とりあえず・・・・みんな無事でよかったね!」


照英「川越さんも・・・・無事でよかった・・・・」


川越「こっちの世界にはもう慣れた?」


照英「川越さん・・・・・一杯聞きたいことが・・・・」


川越「とりあえず・・・・みんなのところへ行こうか?」


照英「そ、そうですね・・・・・・」

町のはずれ・・・・


ワッカ「ほ、本当ですか?」


川越「ああ、僕もユウナのガードとして旅にお供させてもらってもいいかな?」


ワッカ「伝説のガード、川越シェフさんがガードに入ってくれれば心強いっす!」


ルールー「そうね・・・・照英もいるし、頼もしいわね!」


ユウナ「川越シェフさん・・・・宜しくおねがいします!」

川越「フフフ・・・・ブラスカの娘のガードをすることになるとは・・・
    これも何かの縁だね・・・・」


照英「川越さん、ユウナのお父さん知ってるんですか?」


川越「ああ・・・・そうだ! みんな先に行っててね!
    ちょっと照英君と話をするから・・・・・」


ワッカ「わかりました・・・・・」

照英「川越さん・・・・この世界は一体・・・・?」


川越「まぁ・・・・・旅を続けていたら分かるよ・・・・・」



川越「そうだ・・・・シンにはもう遭遇した?」


照英「え、えぇ・・・」


川越「何か感じなかったかい?」

照英「川越さん・・・・この世界は一体・・・・?」


川越「まぁ・・・・・旅を続けていたら分かるよ・・・・・」



川越「そうだ・・・・シンにはもう遭遇した?」


照英「え、えぇ・・・」


川越「何か感じなかったかい?」

照英「感じたっていわれても・・・・・はっ!?」


川越「シンは・・・・・・ケインだ・・・・」



照英「ケインが? なんであんな海獣に?信じられないよ・・・・」


川越「ユウナの父ブラスカ・・・それと僕・・・そしてケイン・・・・」


川越「三人でシンを倒したのが約10年前・・・・・」



照英「え?」


川越「そして・・・・・ケインはシンになり・・・・スピラに留まった・・・・」

照英「話がよくわからないよ・・・・・・・」


川越「とりあえず・・・・旅についてくればいいよ・・・」


川越「そうすれば・・・・何故照英君がこの世界に来たのかもわかると思うよ・・・フフフ」


照英「もう、川越さんは秘密主義なんだから!」


川越「さ、みんな待ってるから・・・行くよ!」

川越「それと・・・・これはみんなには内緒だけど・・・・」


川越「さっきのモンスター事件・・・・多分あのシーモアの自作自演だよ」


照英「な、なんだってぇ?」


川越「これから・・・・なにかとエボン・・・そしてシーモアとは関わってくるから
    注意しててね・・・・・」

ワッカ「あ・・・来た来た!!」


ユウナ「照英、川越シェフさん! 改めまして・・・・ガードをお願いします!」


ルールー「では、これからジョゼ寺院を目指します。」


川越「分かった」


照英「話がよく分からなくなって来たけど・・・・とりあえず付いていくか・・・」

ジョゼ寺院 控えの間


照英「ユウナ遅いね」


ワッカ「ま、いつものことだ。大人しくしてりゃいさ。」


照英「そういえば前から思ってたんだけど、召喚獣を味方につけて
    シンをやっつけるんでしょ?」


ワッカ「厳密にいえば・・・・召喚獣・・・祈り子様に沢山お祈りをして、
    究極召喚に耐える修行をしてるんだよ。」


照英「究極召喚?」


ワッカ「ああ、シンに対抗できる唯一の存在。そしてそれを得るには・・・
     修行と、召喚獣を身につけないといけないんだ・・・・」


照英「そうか・・・大変だね・・・・・」


川越「・・・・・・・・・・・」

ユウナ「お待たせしました! やっと終わりました。」


ルールー「お疲れ。えっと、次は・・・・・」


川越「幻光河を超え・・・・・雷平原を経由してマカラーニャ寺院に
    行くのが一番無難だろうね」


ルールー「助かります。」


ワッカ「じゃ、行きますか」

幻光河


照英「すごくでかい象だ!! すごい・・・・」


ユウナ「あれはシバーフっていうんだよ!
     私も一度だけ小さい時に乗ったことあるの」


照英「そうなんだ」


ユウナ「もともと私はこのさきのべベルに住んでいたんだけど、
     お父さんがシンを倒してから、ビサイドにキマリと一緒に
     移ったんだ」


照英「そうだったんだ・・・・・」


川越「10年前・・・・」

照英「ど、どうしたの急に!」


川越「僕とブラスカ、ケインとこのシバーフに乗ったことがあってね・・・」


川越「はじめてシバーフを見たケインは・・・・・何を思ったか急に
    シバーフの鼻で筋トレを始めてね・・・・」


川越「シバーフは怪我をしてしまい・・・・・」


川越「怒るシバーフ使いに、ケインの尻を差し出して事なきを得た・・・」


川越「あれからケインは外で筋トレをしなくなった・・・・・」


照英「あのケインが・・・・・」

グアドサラム


照英「なんだか・・・・ちょっと変わった町だね・・・」


川越「ここは・・・・あのシーモアの住む町・・・・
    グアド人の町だよ」


照英「シーモアの?」


川越「たぶん僕たちが来てることには気が付いているはずだ・・・・
    用心してね・・・・・って、噂をすれば・・・・」

トワメル「ユウナ様、お待ちしておりました。ようこそグアドサラムへ。
     私はシーモア様の身内のものでございます。
     シーモア様がお話があるそうですので、どうか屋敷へ。」


ユウナ「シーモアさんが?」


トワメル「はい。皆さまもぜひ屋敷へいらしてください。」


ワッカ「どうする?」


ルールー「ちょっと怪しいわね・・・・・」


川越「ま、仮にも老師なんだから変なことはしないと思うよ。
    せっかくだから行くとするか」


キマリ「うんたんうんたん」

シーモア「これは皆様、ようこそお越しいただきました」


川越「ユウナは先を急ぐ身。用件があるのなら手短にしてもらいたいんだけどね。」


シーモア「わかりました・・・・・では、これを皆さん見てください」


辺り一面に夜景が映し出される・・・・・・


照英「これは・・・・?」


シーモア「これは異界をただよう死者の念から再現した貴重なスフィア……」


照英「これは・・・・・東京!!」


シーモア「これは1000年前のザナルカンド・・・・・
      彼女はここで暮らしました・・・・」


ユウナ「彼女?」

ワッカ「あれは・・・・」


ユウナ「ユウナレスカ様!!」


シーモア「歴史上初めて『シン』を倒し 世界を救ったお方です」


シーモア「しかし ユウナレスカ様は おひとりで世界を救ったのではありません」

シーモア「無敵の『シン』を倒したのは……
      ふたつの心をかたく結んだ永遠に変わらぬ愛の絆」


川越「フン・・・・・・・・くだらない・・・・」



シーモア「ゴニョ・・・・・ゴニョ・・・・」


ユウナ「ええっ……?? ああ えっ」

照英「どうしたのユウナ? 顔真赤だよ?」


ユウナ「結婚を・・・申し込まれました・・・・・」


ワッカ「な、なんだって!!」


川越「ユウナの使命を知っているはずだと思うけど・・・・」

シーモア「それは十分承知しております。
       ですが、それだけでは召喚士の役目ではないはず・・・」


シーモア「シンに苦しむ民の心をすこしでも晴れやかに・・・
      それもまた召喚士の役目・・・・」


シーモア「私は老師として結婚を申し込みました・・・・・」


ユウナ「ですが・・・・・」


シーモア「返事はすぐには求めません・・・良い返事をお待ちしてますよ」


川越「・・・・・・・さて、先を急ぐぞ・・・・」

シーモア「よい返事・・・お待ちしております・・・・」


シーモア「・・・・・・・・・何のためにとどまっているのですか?」


川越「!?」


シーモア「失礼・・・・我々グアドは異界の匂いに敏感なもので」



川越「・・・・・・・・・」


照英「どうしたの?」


川越「なんでもないよ・・・・行こうか」

ルールー「ま、確かに結婚はスピラにとって明るい話題にはなるわね・・・」


ワッカ「確かにな・・・・」


照英「そうだね・・・でも、それは一時的なものかもしれないし・・・・
    どうもあのシーモアって人は信用できないなぁ。」


リュック「それってやきもちでしょ?」


照英「ち、ちがうよぉ!!」


ユウナ「フフフ・・・・」

ワッカ「ユウナはどうなんだ?」


ユウナ「まだ・・・・分からない・・・・でも、そういう道もあるんだね」


リュック「結婚して旅をやめちゃうのもアリだと思うなあ」


川越「ま、ゆっくり考えることだね。誰が決めるわけでもない。
    ユウナが決めることだ・・・・」


ユウナ「そうですね・・・・・今は旅のことに専念しないといけませんね・・」

マカラーニャの森


川越「ちょっと・・・・寄り道してもいいかい? すぐに済むから!」


ワッカ「全然大丈夫っスよ!」


川越「ありがとう・・・・・確か・・・・・このあたりに・・・・あった!!」


ユウナ「スフィア・・・・それもかなり古い・・・・」


川越「これは、10年前ケインが残したスフィアだ・・・」


一同「えぇぇぇ!!!」


川越「見てみろ・・・・」

スフィア

ケイン「安浦さん! 安浦さん! ・・・・・よし、台本は覚えたぞ!」


ブラスカ「ケイン・・・一体何を読んでるんだい?」


ケイン「ああこれ? これはドラマの台本です。」


ケイン「シンを倒し・・・・向こうに帰ったらすぐに撮影できるように・・・」


川越「ケイン・・・・今は旅が先決だろう?」


ブラスカ「まぁまぁ・・・・たまには息抜きも必要だからな・・・・」

スフィア


ケイン「ハァ・・・・ハァ・・・・」


川越「ケイン・・そんなに運動して・・・・少し休めよ・・・・」


ケイン「駄目だ・・・・向こうに帰ったら・・・・」


ケイン「あいつと絶対勝負するんだ・・・・それまで鍛えとかないと・・・」



川越「全く・・・・」


ブラスカ「ケインは頼もしいな!! 」

照英「ケイン・・・・」


川越「ケインは覚悟を決めていた・・・」


川越「ケインは、旅を続けているうちに、
   東京に帰れないと悟った・・・」


川越「そして・・・・ブラスカとともにシンと戦うことを決めた・・・」


照英「ケイン・・・・」

マカラーニャ寺院

照英「あれ? あの人は・・・」


トワメル「おお、これはユウナ様! 今シーモア様がこちらに来てます。」


ユウナ「シーモアさんが?」


トワメル「こちらに来ていただいたということは・・・・
     良い返事をいただけるということですかな?」


ユウナ「それは・・・・・・」


川越「ユウナ、今返事をしておかないと後々旅に影響するかもしれない。
   想いをきちんと伝えておくのもいんじゃないかな?」


ユウナ「そ、そうですね・・・・」

トワメル「では、ユウナ様はシーモア様のおられる部屋に
      ご案内します。」


ワッカ「分かった。」


ユウナ「じゃぁ・・・・・行ってくるね」


ルールー「ちゃんと話すのよ・・・自分の意思で・・」

照英「大丈夫かな・・・・」


川越「照英君・・・グアドからここまで・・・・ユウナの様子に
   変わったことはなかったかい?」


照英「そういえば・・・なにか思いつめたような・・・・
   まぁ、プロポーズされた女性はみんなああなるんじゃないですか?」


川越「それだけじゃないはず・・・何かあるはずだ・・・」


ルールー「あら・・・・ユウナ、こんなスフィア持ってたっけ?」


ワッカ「見たことないな・・・・」

川越「ひょっとして・・・・」


川越「よし・・・見てみよう・・・・」


スフィア再生


ワッカ「こ、これは・・・・・」

照英「この映ってる人は? なんかシーモアに似てるね・・・・」


ルールー「この人はジルカルといって、シーモアのお父さん・・・
     つまり、前のグアドのトップね・・・・」


照英「息子にもうすぐ殺されるって・・・・・」


川越「たぶん・・・危険を察知したんだろうね・・・・
   シーモアに殺されたんだね・・・」


リュック「そんな・・・・・はっ!」

照英「ユウナが危ない!!」


ルールー「助けに行きましょう!!」


川越「場合によっては・・・・一戦交えるかもしれないね・・・・」


ワッカ「そんな・・・・大変だ・・・・」


川越「今のうちに・・・・覚悟をしておいた方がいいよ・・・」


キマリ「うんたんうんたん」

控えの間

照英「シーモア!!」


シーモア「おや皆さん、慌しくどうしました? いまユウナ殿が
     祈り子と面会中です」


照英「貴様・・・・」

ユウナ「みんな・・・・どうしてここに?」


照英「みたんだよ・・・・スフィア」


川越「シーモア・・・君、父上を殺したね・・・・」


シーモア「・・・・・・それが何か?」


シーモア「もしかして・・・・ユウナ殿もご存じでしたか?」

ユウナ「あなたを・・・・止めに来ました・・・・」


シーモア「そうですか・・・・あなた方は、やはり私には
     邪魔な存在になりますね・・・・」


シーモア「ここで・・・・消えてもらいましょうか!!」


シーモア「はぁぁぁぁ・・・・・いでよ・・・・アニマ!!」

キマリ「ウリャァ」グサッ!!!!


シーモア「な・・・・・」


ワッカ「キマリ!」


照英「キマリが・・・・役に立った・・・・」


川越「とどめだ・・・・」ザシュン ザシュン


シーモア「く・・・・・はぁ・・・はぁ・・・・」

トワメル「な・・・・・シーモア様・・・・」


照英「言っておくけど、この人が先にけしかけてきたんだからね!
   お父さんも殺したみたいだし・・・・」


トワメル「この・・・・反逆者どもめ・・・・」


川越「その言い方だと・・・貴方も同罪のようですね・・・・」


トワメル「生かして・・・・返さんぞ・・・・」



ワッカ「と、とりあえず・・・逃げよう!!」


照英「よし、脱出だ!!」

マカラーニャ湖


照英「こ、この辺まで来ればもう追ってこないんじゃない?」


ワッカ「はぁ・・・・そうだな・・・」


川越「しかし・・・・やけにあっさり逃げれたな・・・・・」



ゴオォォォォォォォ!!


照英「な、なんだぁ? 地面が揺れてる・・・・」


ルールー「地面が・・・・割れる・・・・」



ゴォォォォッォォォォ!!!!!

明日また書くと思います

照英「地面から・・・・モンスターが!!」


ワッカ「くそ! あいつらの仕業か!!」


照英「だめだ・・・・みんな落ちる・・・・」



ゴォォォォォォォォ

照英「・・・・・はっ! ここは・・・」


ワッカ「気が付いたか? ここは多分
    マカラーニャ湖の底・・・・今は氷になってるから水はねぇがな」


照英「みんな・・・・無事か! よかった」


ルールー「しかし・・・・シーモア老師を倒したってことは・・・・
      寺院を敵に回すことになるわね・・・・」


ワッカ「はぁ・・・・」

照英「なに落ち込んでるの?」


ワッカ「だってよ・・・・今までエボンの教えに従ってきたのによ・・・・
    いきなり反逆者だもんな・・・・」


ルールー「やっぱりべベルに行った方がよさそうね・・・」



ワッカ「行ってどうすんだよ?」


ルールー「とりあえず・・・起こったことをありのまま話さないと・・
     私たちはずっと反逆者のままよ・・・・」


川越「すんなりと・・・・べベルが話を聞いてくれるといいんだけどね・・・」

リュック「なんかさぁ・・・・さっきみたいな変な音してこない?」


照英「音?」


キマリ「嫌な匂いがしてくる・・・・」


照英「なんだか・・・・頭が痛い・・・・」


ワッカ「し、シンが近づいてる・・・・」


ゴゴゴゴゴォォォォォォォ!!!!

照英「意識が・・・・・」


照英「ここは・・・・・筋肉番付のスタジオ・・・・」



照英「ああ・・・・・ケインの意思の中か・・・・」


照英「やっぱり・・・・ケインはシンになってしまったんだね・・・・」

川越「気が付いたかい?」


照英「ここは・・・・」


川越「砂漠のようだね・・・・ずいぶんと流されたみたいだけど」


ルールー「みんないないわ・・・・はぐれてしまった・・・」

リュック「お~い!!」


ルールー「リュック! それにキマリも」


リュック「あっちにはワッカもいるよ~」


照英「ゆ、ユウナは?」


リュック「それが居ないのよ・・・」

ワッカ「ここは一体どこなんだ? 砂漠のようだけど・・・」


リュック「ここはね・・・ビーカネルって島にある砂漠なんだけど・・・」


リュック「アルベドのホームがあるんだよ・・・」


ワッカ「なに?」


リュック「はいはい、睨むの禁止! 今そんなこと言ってる場合じゃないでしょ?」

照英「じゃぁそのホームにユウナが居るかもしれないんだね?」


リュック「たぶんいると思う・・・アルベドは、召喚士を保護してるから・・・」


照英「保護・・・・?」


ワッカ「ひょっとして・・召喚士が居なくなる事件は・・・」


リュック「そう・・・アルベドが保護してたの・・・」

ワッカ「保護じゃなくて誘拐じゃねぇのか?」


リュック「そう言われてもしかたない・・・・でも、召喚士を救うためなの・・・」


照英「召喚士を救う・・・?」


川越「・・・・・・・・・」


リュック「やっぱり照英はなにも知らないんだね・・・」

リュック「召喚士は、過酷な修行を経て究極召喚を身につける・・・」


リュック「そして・・・シンと対決・・・」


リュック「でも・・・代償として・・・・命を落としてしまうの・・・」


照英「そんな・・・そうなの川越さん?」


川越「ああ、そうだよ。ブラスカもそうだった・・・・」


ワッカ「・・・・・・・・」

照英「そんな・・・そんな・・・・」


照英「それじゃぁ、ユウナは死ぬと分かってて旅をしてるってことかい?」


照英「そ、そんなのおかしいよ!」

ルールー「そ、それがシンを倒す唯一の方法・・・」


リュック「アルベドは・・・召喚士だけがその苛酷な運命を
     背負うのを防ぎたいのよ・・・」


ワッカ「そんなことしたら誰がシンを倒すんだよ?」


リュック「倒しても・・・また復活するじゃない・・・」

照英「とりあえず・・ユウナを見つけなきゃ!」


ルールー「そうね・・・リュック、ホームに案内して」


リュック「その代わり・・・・絶対場所はみんなには内緒だからね!」

川越「なんだかあのあたり・・・煙が登ってるね・・・」


リュック「あそこ・・・・アルベドのホーム!!」


照英「な、なんだって!! 急ごう!!」


リュック「なにが起こってるんだろう・・・」

ホーム


リュック「なにこれ・・・・」


川越「ひどいね・・・・」


ルールー「リュック! アルベドの人が居たわ!!」


リュック「アニキ!!」

アニキ「す、すまねぇ・・・・ユウナがさらわれた・・・・」


リュック「だ、誰が襲って来たの?」


アニキ「グアド族と・・・・エボンのやつらだ・・・・」


ワッカ「そ、そんなまさか・・・・寺院が」


リュック「オヤジたちは?」


アニキ「今ホームを爆破させるように準備してる。
    飛空挺を使う。」


ワッカ「飛空挺?」

アニキ「ホームはもうだめだからな・・・
    飛空挺を発進させる・・・・みんなこっちに来てくれ・・・」


飛空挺


シド「おう、リュック!!」


リュック「オヤジ!! 飛空挺発進させるの?」

シド「このままべベルに仕返しにいくんだよ!  
   あいつら俺たちのホームを!!」


川越「たぶんユウナもべベルに居るだろうね・・・ちょうど良いじゃないか」


照英「僕たちも一緒にお願いします!!」


シド「おう筋肉ダルマ!! しっかりつかまっとけよ!!」

べベル上空


シド「なにやら騒がしいな・・・」


アニキ「結婚式のようにみえるぞ・・・」


ワッカ「まさか・・・・シーモア?」


ルールー「あいつは確かに・・・死んだはずよ・・・」


川越「この世に強い思いを残して死んだ者は・・・死人となり
   この世に留まる・・・」


照英「どうにかして降りれないかな?」

シド「おーし! ワイヤーを打ち込むから、
   それをつたって降りてくれ!!」


照英「分かった!! 久しぶりに燃えてきたぞ!!」


バシュッ バシュッ


リュック「よ~し、みんな行きますか!!」


キマリ「ヒャッホ~~ウ!!」

べベル


リュック「やばい・・・今まさに結婚式真っ最中じゃない!!」


川越「ひょっとしたら・・・ユウナはシーモアを異界送りする気かもしれないね」


川越「シーモアが隙を見せてくれればの話だけど・・・」



リュック「な~んか、クライマックスな気がするんですけど・・・」


キマリ「キッス!! キッス!!」

照英「ユウナのファーストキスが奪われちゃう・・・・」


照英「そ、そうだ・・・!!」


キマリ「あ! またキマリの槍を取った・・・」


照英「うおぉぉぉぉぉぉ!!!」ブシューーン


グサッ!!!

シーモア「グオォォォ」


観衆「きゃぁぁぁぁっぁぁ」


護衛「シーモア様!!」



ルールー「今よ・・・ユウナ! 異界送りを!!」


ユウナ「はい!!」

観衆「なんてことだ・・・・シーモア様は死人だったんだ・・・」


ユウナ「みんな!!」


照英「大丈夫か?」


ユウナ「うん!」


照英「とりあえず・・・逃げよう!!」


ルールー「飛空挺は?」

リュック「上空はべベルの飛空モンスターがでて無理そうだよ」


川越「たしかべベルからマカラーニャへ抜ける道があったはず」


照英「詳しいね川越さん!」


川越「ああ・・・以前ここでシェ・・・いや、なんでもない」


照英「とりあえず、追手が来る前に逃げよう!」

マカラーニャの森


ワッカ「上手く抜けられましたね」


川越「今日はここで休んでいこう。皆疲れているからね」


ルールー「そうですね。特にユウナは」


川越「そうだ・・・・ちょっと出てくるよ・・・」

リュック「そういえば・・・川越シェフさんってさ・・・・
      よく考えたら、ユウナのお父さんと旅をしてシンを倒してるんだよね?」


ルールー「ええ、そうよ」


リュック「じゃぁ・・・エボンの本質とかさ、色々初めから知ってたんだよね?」


ワッカ「そうなるわな・・・・」


リュック「じゃぁ、どうしていままで教えてくれなかったのかな?」

ユウナ「そうね・・・・・でも、知ってたら初めから召喚士の旅もしてなかったかも・・・」


ルールー「真実を知り・・・・後は私たちで考えろ・・・・ってことね。」


照英「たぶん川越さんは、昔に出来なかった何か・・・
    いや、シンを完全に消しさる方法を導き出させようとしてるんだよ」


リュック「あ、帰って来た!」

川越「待たせたね・・・いいものが手に入ったよ」


照英「食材?」


川越「ああ、みんな何も食べてないだろ? 今からササっと作るから」


リュック「それじゃぁ川越シェフが川越シェフシェフになっちゃうじゃん!」


一同「ハッハッハ!!」

食後


ワッカ「あれ・・・ユウナは?」


ルールー「あっちで落ち込んでる・・・・」


ワッカ「ま・・・無理もねえか・・・」


ルールー「立ち直ってくれるといいんだけどね・・・」


ワッカ「・・・・・・・・・」サワサワ


ルールー「ちょっと・・・・あんた何してんのよ!」

ワッカ「旅に出てから全然抜いてないからよ・・・・な?」


ルールー「い、今そんなときじゃないでしょ・・・みんな近くにいるんだし!」


ワッカ「じゃ、じゃぁ口でいいからよ!」


ルールー「最低ね・・・」ジュポジュポ

照英「ユウナ・・・・大丈夫?」


ユウナ「うん・・・って言いたいけど・・・」


照英「俺にはエボンとかよくわからないけど・・・
   きっとシンを倒して、ユウナも死なない・・・」


照英「誰も死なない方法が・・・きっとあると思う・・・」


照英「いや、きっと見つけて見せる・・・」


ユウナ「照英・・・・」ガバッ



キマリ「キスシーンなぅ」ピッ

翌朝


川越「では、召喚士のこれかの旅の意見を聞こうか」


ユウナ「私は・・・シンを倒します。たとえエボンの力を得られなくても」


リュック「それでこそユウナだね!」


川越「分かった・・・・では、これから向かうのは
   トウキョウ・・・ザナルカンド遺跡だ」


川越「そこにユウナレスカが居る。皆会えば、答えが出るだろう」


ルールー「ザナルカンド遺跡には、ガガゼト山を通らなくちゃね」


キマリ「ガガゼト・・・・」

ガガゼト山


ビラン「待て!」


照英「な、なに?」


ビラン「召喚士とガードは通す・・・・でも、キマリは通さない!!」


エンケ「キマリは山を捨てた・・・・キマリは通さない・・・・」


照英「だって・・・・」

ワッカ「どうするよ?」


ルールー「う~ん、通さないっていってるしね・・・」


エンケ「力なきものは通さない・・・通りたければ・・・」


キマリ「力を示せばいいのだな?」

ビラン「やるのかキマリ? 誰がお前の角を折ったか忘れたか?」


キマリ「キマリは強くなった。今なら勝てる」


ビラン「かかってこい!!」

ボコッ  ボコッ  ガスッ 


照英「あ・・・・」


ユウナ「あ・・・・」


リュック「負けちゃった・・・・」


ビラン「やっぱりキマリはキマリ。角なし角なし!!」

川越「すまない・・・通してくれないか?一応ガードなんだ・・・」


ビラン「川越シェフの頼み・・・ロンゾは断れない」



キマリ「うぅ・・・・・」


ワッカ「さ、内輪もめも解決したし、さっさとザナルカンド遺跡に向かおうぜ!!」

道中

リュック「だいぶ歩いたね・・・・」


川越「もう少ししたら、ザナルカンドに入る。」


ユウナ「あれは・・・・?」


ルールー「これ・・・・・祈り子達・・・」

照英「うう・・・・頭が痛い・・・・・」


ワッカ「大丈夫か?」


照英「意識が・・・・」パタッ


ユウナ「照英!」

照英「ここは・・・・・俺の家・・・・・」


祈り子「お帰り・・・・」


照英「これは・・・夢か・・・・」


祈り子「夢は・・・・・君だよ・・・・」


照英「どういうこと? 」


祈り子「1000年前スピラで戦争があった・・・・
     ザナルカンドとべベルとの間で・・・」


祈り子「君の世界で言うと、トウキョウとグンマーになるのかな・・・」


祈り子「グンマーは機械でトウキョウを 支配しようとした・・・」

祈り子「トウキョウの召喚士達はやられちゃった・・・・
     でも、なにか残そうと・・・・」


祈り子「眠らない町、トウキョウを永遠に残すため・・・」


祈り子「生き残った人は祈り子となり、トウキョウを召喚している・・・」


照英「つまり・・・・?」


祈り子「君が住んでた世界は夢・・・・君も夢・・・全ては
     僕たち祈り子が召喚した夢なんだよ・・・」


照英「そんなの・・・・嘘だ・・・・!」

祈り子「君がアルマーニのモデルだったのも夢」


祈り子「ギンガブルーだったのも夢」


照英「そんな・・・・・」


祈り子「僕たちが夢を見なくなったら・・・・消えちゃうんだ・・・」


照英「な・・・・」

照英「僕を・・・・・消さないでくれ・・・・・・」


祈り子「でも・・・・君とケインは・・・・シンに接触した・・・」


祈り子「シンの正体は・・・・・エボン」


照英「エボン?」

祈り子「ザナルカンドを支配していた人物さ・・・・
     僕たちを祈り子に変え、自らはシンという召喚した鎧をまとい
     永遠にスピラにとどまろうとしている・・・・」


祈り子「だから・・・・エボンを倒せば、シンを消せると思うんだ・・・・」


祈り子「僕たちはもう夢を見る・・・・召喚するのに疲れたんだ・・・」


祈り子「君たちならきっとなんとかできる・・・・」


祈り子「でも・・・・その時は・・・夢である君も消えてしまうかもしれない」

ユウナ「照英! 照英!」


照英「う、うん・・・・・?」


ワッカ「流石にビックリしたぜ! なかなか起きなかったからよ!」


ルールー「これだけの祈り子様の像があるから、何かの力が強いのかしら」


照英「も、もう大丈夫だよ・・・・さ、急ごうか!」


川越「・・・・・・・・・・・・・・」

ザナルカンド

ワッカ「ここが・・・・・」


ルールー「ザナルカンド・・・・」


リュック「ついに来ちゃったよ! 照英どうすんの?」


照英「まだ・・・・わかんない・・・・」


川越「フフフ・・・・・」

照英「どうしたの急に?」


川越「いや・・・・君たちを見てると、昔の僕を思い出してね・・・・・
    ここで究極召喚を身につけると、シンと戦い死ぬ・・・」


川越「旅を始めた時から覚悟はしていたが、その時が来ると・・・・
    怖くなってね・・・・」

ワッカ「伝説のガードが意外っすね」


川越「伝説でもなんでもないよ・・・・あの時の僕は何もできなかった・・・・」


川越「それが・・・・僕の物語だ・・・・・」


川越「さぁ・・・・・行こうか・・・・・」

ザナルカンド遺跡 内部

リュック「すごい・・・幻光虫が一杯・・・」


川越「内部は大きなスフィアみたいなものさ・・・・」


川越「所々で見える映像は・・・かつてここを訪れたものの記憶だ・・・」



照英「なんか不思議な場所だな・・・・」

試練の間


ワッカ「どうやらここのようだな・・・・」


ルールー「この先に・・・究極召喚が・・・・?」


ユウナ「じゃぁ・・・・・行ってきます・・・」


リュック「ユウナ・・・・」

数分後


ユウナ「究極召喚が・・・・」


リュック「どうしたの?」


ユウナ「ないの・・・・というか、石像になってるの・・・」


ワッカ「どういうことだ?」


川越「これは、ユウナレスカの夫ゼイオンの石像だよ。」


照英「ということは・・・?」


川越「この先に居る・・・・ユウナレスカに会えばわかるさ」

遺跡 奥


ルールー「何かが・・・来るわ・・・・」


ユウナレスカ「ようこそザナルカンドへ来ました。
         今から究極召喚を授けましょう」


レスカ「今から究極召喚にするガードを一人選ぶのです」


ユウナ「え?」


レスカ「ガードを究極召喚にすると言っているのです」


照英「そんな・・・・ひょっとして・・・・川越さん!」

川越「10年前、われわれはこの地にたどりつき・・・・・・
    ケインは自ら究極召喚になることを望んだ・・・・」


川越「でも・・・・なにも変わらなかった。シンは復活した。」


照英「だったら・・・ここで止めなきゃ・・・・・」


レスカ「シンは・・・・永遠に滅びることのはありません。
    究極召喚になったものが、新たなシンとなるのです・・・・・」


照英「それで・・・・・今のシンはケインかよ・・・・」


ルールー「そ、それじゃぁ・・・・何も変えられないじゃないですか!」

レスカ「そう・・・・永遠に続く死の螺旋・・・・」


10年前の記憶が映し出される・・・・・


川越「ふざけるな! これではただの気休めじゃないか!
    二人とも命を捨て・・・犠牲になったんだぞ!!」


川越「この野郎・・・・・うりゃぁぁぁぁ!!!」


返り打ちにあう川越・・・・・・

ワッカ「あ・・・・・キマリは?」


照英「あ・・・・・」


リュック「あ・・・・・・」


キマリ「・・・・・無理」


ユウナ「だよねぇ」

レスカ「あわれな・・・・自ら究極召喚を望まぬというのか・・・・」


レスカ「ならば・・・・希望に満ちた・・・・死を与えてあげましょう・・・」


ユウナレスカが構える・・・・


川越「さあ・・・・どうする?
    今ここで死を選ぶか・・・生きて悲しみと戦うか
    決めるのは君たちだよ!!」

ワッカ「ここまできたら・・・・・ひきかえせねぇよな・・・」


リュック「あたし・・・やっちゃうよ」


キマリ「キマリが死んだら・・・・誰が照英を守るのだ!!」


照英「やってやる・・・」


レスカ「哀れな・・・・・」

戦闘後


レスカ「わたしが消えれば……究極召喚は失われる
     あなたがたは スピラの希望を消し去ったのです・・・・」


ユウナレスカが消滅する・・・・


ユウナ「究極召喚が・・・・これで消えちゃったね」


照英「大丈夫・・・・シンの中に居るエボン=ジュを倒せば・・・・
    シンは消えるんだ!!」


ワッカ「エボン=ジュ? なんだそりゃ?」


照英「さっき祈り子様像のとこで倒れた時に聞いたんだ・・・・
    シンの中に居る・・・そいつを倒せば・・・」

遺跡の外


リュック「ちょっと・・・あれ!!」


ルールー「シンが・・・・こっちに向かってくる・・・・」


ユウナ「でも・・・様子が変よ・・・・」


照英「ケイン・・・・ケインが僕に何かを・・・・伝えようとしてる・・・・」


ワッカ「こっちに来る・・・」

照英「なんだ・・・・・お尻をこっちに向けたぞ・・・」


リュック「あ! 穴が開いた!!」


ワッカ「ここから入れってか?」


川越「行こう・・・・シンの中に入るチャンスだ!!」

シン内部

ワッカ「まるでダンジョンみたいだな・・・」


ルールー「あそこに光が・・・・」


照英「感じる・・・・ケインを感じるぞ・・・・」


川越「あれは・・・・・」

ケイン「遅かったね・・・・川越さん」


川越「ごめん・・・・・」


ケイン「照英・・・・・」


照英「ああ・・・・・」


ケイン「また一段と・・・暑苦しくなったね・・・・」

照英「あんたのほうが・・・・暑苦しい・・・」


ケイン「なんたって僕はシンだからね」


照英「笑えないよ」


ケイン「じゃぁ・・・・ケリつけるか」


照英「ああ」


ケイン「じゃぁ・・・・行くよ・・・・!!」


ケインが究極召喚獣に変身する・・・・

照英「今・・・楽にしてやるよ・・・」


川越「これは彼らの戦いだ。君たちは見ていなさい」



照英「ハッ! エイヤッ!!」 バシュッ!


ケイン「ファイト・・・・一発ぅ!!」ズシュン!!


照英「ムロ・・・・ブシ!」バコッ!


ケイン「グフッ!」

ケインが元の姿に戻って行く・・・・


照英「ケィィィィィン!!!」


ケイン「泣くよ、泣くよ、ほら泣くよ! 絶対泣くよ!!」


照英「ウワァァァァン」


ケイン「まだ・・・・泣くのは早いよ!」


照英「全部・・・・終わらせてからだよね・・・・」

エボン=ジュが姿を現す


ケイン「手に入れた召喚獣を、片っぱしから呼ぶんだ!
    あとは分かるね!」


ユウナ「はい!」


ユウナが召喚獣を呼び寄せる

召喚獣に乗り移ったエボンを次々と倒していく・・・・

川越「よし・・・・行き場をなくしたみたいだ」


ワッカ「あれを倒せば・・・・すべて終わる・・・・」


ルールー「最後の戦いね・・・」


照英「僕も・・・・これで最後だ・・・・・」

ユウナ「どういうこと?」


照英「シンを倒せば・・・・僕も消える・・・サヨナラってこと!!」


ユウナ「そんな・・・・・」


照英「行くぞぉぉ!!」

ワッカ「オーラカリール!!」


ルールー「フレァ!!」


ユウナ「ホーリー!!」


リュック「スーパーノヴァ!!」


川越「牙突零式!!」


照英「やり投げ!!」


キマリ「タネ大砲!!!!!」


各自の技がエボンに炸裂する・・・・



エボン「グゴゴゴゴゴォォォォォォ」

ワッカ「やったか・・・?」


ルールー「これで・・・・終わりね・・・・・」


リュック「ついに・・・・シンを・・・・倒したんだ!!」


ユウナ「シンが・・・・・消えて行く・・・・・」

照英「ここからとりあえず脱出しよう!」


シンから脱出すると飛空挺が待機していた


シド「おまえら・・・・とうとうやったみたいだな!!」


リュック「当たり前よ!!」

飛空挺 ブリッジ


ルールー「ユウナ、異界送りしてシンを消してしまいましょう」


ユウナ「はい!」


ユウナが異界送りを始めると、川越がだんだん薄くなっていく


ユウナ「あ・・・・!」

川越「いいんだ・・・・続けて・・・・」


照英「やっぱり川越さん・・・・死人だったんだ・・・・」


川越「ケインに会わせるのに・・・・10年かかったね・・・・・・」


川越ブリッジ先端に歩き出し、両手に包丁を握り天にかざす


川越「もう・・・・君たちの時代だ!!!!」


川越は消えて行った

ワッカ「川越シェフさん・・・・」


リュック「ちょっと・・・・照英・・・」


ルールー「そのからだ・・・」


照英の体も薄くなっていく・・・・


照英「俺も・・・・帰らなきゃな・・・・」


ユウナ「駄目・・・・・」プルプル

照英「トウキョウ案内できなくてごめんね・・・・・」


ユウナ「・・・・・・・・・・」


照英ブリッジを歩きだす・・・・


ユウナ「キマリ!」


キマリ「ウワァァァァァァァン」ギュウウゥゥゥ


照英「え?」

ワッカ「アー!!」


ルールー「アー!!!」


リュック「ウホッ!」


ユウナ「ホモォ」


照英「ちょっと・・・ユウナ・・・え?」


照英の体は消えて行った・・・・

川越「照英君・・・・照英君・・・・」


ケイン「照英・・・照英・・・」


照英「はっ! ここは・・天国?」


川越「何言ってんの? いつもの事務所だよ!」


照英「現実世界に帰って来たってこと?」

ケイン「ほら・・・・このメール見てよ!」


照英「ん?」


はじめまして。ff10のエンディングで、ユウナじゃなくてキマリが
照英に抱きついて別れを惜しんでいる画像を誰かお持ちじゃないですか?
父が危篤で大変なんです。


照英「こ、これは・・・」

川越「照英君のがんばりで、良い画像ができたよ!!
   これでまた人の命を救ったね!」


照英「じゃぁ、あの旅は・・・」


ケイン「実際旅しないと、良い画像できないだろ?」


照英「なんて大がかりな・・・・・」

川越「休んでる暇ないよ! 次はセフィロスと
    照英君がバレットと3pする画像の依頼が来てるんだから!」


照英「次はff7か~! でも・・・頑張るぞ!!」






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