【モバマス×ニンスレ】「ドント・コール・ミー・スモトリ」 (22)

「アイエエエエエエエエ!?」

オショガツ明けの事務所に、アイドルの叫び声が響き渡った。

仕事机で朝早くから自分のUNIXに向かっていたプロデューサーが顔を上げ、仮眠室で徹夜明けのズンビーめいて休息を取っていたプロデューサーたちが目を覚ます。

「カナコ=サン!?」

「一体どこから!?」

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年越しライブが盛況のうちに終わり、ライブに出演したアイドルは一足遅いオショガツ休み、プロデューサーたちはチヒロ同伴で社員旅行だ。

当然事務所の守りも手薄くなり、その隙を狙われたとしたら大変なことだ。

もちろん他の事務所もオショガツ休みのはずであり、そんなことはありえないという空気があった。

だが結局はそれも慢心したと言わざるをえない!

「カナコ=サン!」

ナムサン!担当プロデューサーの願いも虚しくカナコ・ミムラはロッカールーム内で気絶していた。

バカ!ウカツ!チヒロが今ここにいれば即座にケジメを言い渡したであろう!

ある意味で社員旅行は彼にとって僥倖であった。

「カナコ=サン!ガンバッテ!」

駆け寄ってカナコを抱き起こすが、見たところ外傷はない。

髪の毛の中もかき分けて見るが、打ち付けた様子もない。

周りには荒らされた形跡もなく、敵のプロデューサーがカナコを襲ったというわけでもなさそうだ。

ならば一体、どうしてカナコは気絶したというのか?

その時、カナコ担当プロデューサーはカナコの足元に残った物を見つけると、驚愕に目を見開いた。

「こ、これは……!?」

アイドルマスターシンデレラガールズ
×
ニンジャスレイヤー

第一部「ネオプロダクション炎上」より:
「ドント・コール・ミー・スモトリ」

前スレ
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「ケジメ……」

「ハラキリ……」

アイドルプロダクション、シンデレラガールズは新年から重苦しいアトモスフィアに包まれていた。

レッサープロデューサーたちが噂することには、シンデレラガールズプロダクションは襲撃を受けアイドルが1人怪我をしたという。

その対策のため現時点で事務所にいるレッドショルダーに緊急招集されたのだが、おしなべてその顔は暗い。

チヒロに知られればどんな恐ろしい拷問にかけられた上で責任を取らされるかわかったものではないからだ。

自分たちの未来を考えるとカープ・オン・ザ・ボードのコトワザの通り憂鬱になる。

「カマユデ……」

「月末自引きの刑……」

「ジョウイ2枚取り……」

そこにカナコ・ミムラを保健室に預けたカナコ担当プロデューサー――クッキークリッカーがやってきた。

その顔は悲壮を通り越して無表情である。

「諸君……この度は集まって頂いて真にチョージョー……」

鬱々とした声が地下秘密会議室に響き渡る。

部屋の暗さも手伝ってそれはオバケよりもオバケめいていた。

列席するプロデューサーたちは生唾を音を立てて飲み込んだ。

なおこの場にシャチョウがいないのでそのまま彼が議事を進行する。

「結論から言えば……他事務所のプロデューサーが侵入した形跡や、カナコ=サンが襲われた跡も見つからなかった」

「なんと」

「それは真か?」

一同に安堵のざわめきが起きる。

だが、それならば何故クッキークリッカーは憂鬱な顔をしているのか?

クッキークリッカーはさらに言葉を続ける。

「そして……カナコ=サンが気絶した原因が彼女の足元に残されていた」

そう言ってフロシキから取り出したのは……体重計である!

まさか……!議場にいる全員がこの後の言葉を確信した。

「直前まで彼女が乗っていたこの体重計は彼女の体重を記録していた。それが……これだ」

「ちょっと待たないか。カナコ=サンの体重が増えることはチャメシ・インシデントなのでは?」

アベ・ナナ担当プロデューサー、マラトンが体重計の数字を見せようとしたクッキークリッカーを遮るようにして発言する。

「実際その通り」

「ノープロブレムな」

場にいる全員も口々に賛同する。

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