少年「安価で魔女と魔法の修行をする」(428)


 さて、今日も魔女と魔法の修行をしなきゃね。


 >>2の魔法を>>3の方法でするよ。

巨大化

モシャス



少年「今日は何の魔法を修行するんだっけ?」


魔女「ん~、とりあえず巨大化でもしてもらおうかな?」


 魔女は適当な仕草で選んだ魔導書をパラパラと捲りながら言いました。


少年「魔女は巨大化もできるの?」

魔女「おや、僕にできない魔法があるとでも?」

 魔女は唇を少しだけ歪めて笑います。

魔女「君には信心が足りないね、森の広場を五十周ほどして精神を鍛えると良い」

 魔女はこういう時は、何故かやけに厳しいんですよね。

 それになんだか楽しそうですし。

趣味なんでしょうか?


 この前教わった身体強化の魔法のお陰ですぐに終わりました。

 魔法って便利ですね。


少年「ただいま、魔女」


魔女「楽をする為に魔法を使うのは感心しないな」


少年「そういう魔女はなにしてるの?」


魔女「僕は>>8してるだけさ」

小遣い稼ぎ


魔女「僕は小遣い稼ぎだよ」

 魔女は小瓶に怪しげな液体を詰めていました。

 細かい作業な為なのか、大きさの合ってない眼鏡をかけてます。

 うん、眼鏡をかけている魔女も素敵です。

少年「ところでそれなんなの?」


魔女「ふふふ、これは>>10さ。 なかなかにきくんだよ?」


 魔女はこんな物まで作れるなんてさすがだと思いました。

掘れ薬


魔女「ふふ、これは所謂掘れ薬と言う奴さ」



少年「惚れ薬?本当に効くの?」

 魔女が造っているものなんだから効くとは思いますが。


魔女「じゃあ、試しに飲んでみる、かい?」

 魔女は悪戯な笑みを浮かべてました。

 細められた深紫の瞳と、薄い唇はなぜか猫を連想させられます。


 ところで、僕が飲んで魔女を見たらどうなるんですかね。


魔女「ほら、師匠の言うことを聞けないような悪い弟子なのかい?」


 しかたない、飲んじゃおう。


少年「うぇ、あまり美味しいものではないんだね」


魔女「で?どうなんだい」


少年「特に変わらな……」


 体が熱いです。

 すごい衝動に駆られます。

少年「魔女っ!」


魔女「はい、スコップ」


 僕は魔女の手からスコップを受け取ると塔の外に飛び出しました。



魔女「なかなか効くだろう? 農家や労働者御用達、肉体強化滋養剤‘掘れ薬’はね」


 むぅ、なんだか騙された気分です。


魔女「いったい何を期待してたやら」


少年「それよりそろそろ>>15の魔法を覚えたいなぁ」


魔女「まぁ、いいけど」

千里眼


少年「そろそろ千里眼の魔法を覚えたいんだけど」


魔女「まぁ良いけど」


 魔女は大きな水晶を用意するとそれを覗き込みました。


魔女「先ずはお手本」

 大きな水晶を一撫ですると>>17が映り始めました。




魔女「ん?魔力の回路設定を失敗したかな?」

 水晶には何の変哲もない男性が映っています。

少年「んー、魔女にしては珍しいね」

 なんだか、水晶に移るこの男の人は違う世界の人みたいな気がします。

魔女「おかしいな? ほんとなら王城でも覗こうかと思ったんだけど」

少年「ふーん」

魔女「もう一度かな」

 今度は>>19が見えます

虹色の空中都市


魔女「あれれ?今日は調子が悪いや」

 水晶から見えたのは虹色に輝く空中都市でした。


少年「なにこれ?」

魔女「あまり見ない方が良い、心が惹かれて戻れなくなるよ?」

 そう言って魔女は水晶の映像を消してしまいました。

魔女「あれは、神に使える僧侶なんかが信仰の果てに見るものだよ」


少年「次は僕の番だね」

魔女「観たい物をしっかりとイメージして、水晶とその場所を繋げるんだ」


 見えてきました>>21です。

魔女


魔女「……はぁ、君って奴はしょうがないな」


 恥ずかしいです。


魔女「千里眼の意味がないじゃないか、隣にいる僕を水晶で観る必要性を事細かくご教示願えないかい?」


少年「観たい物?だから」



魔女「っ!? ……はぁ、馬鹿弟子、次失敗したら千里眼は今日はお終いだ」


 見えました>>23です。

魔女の部屋


 見えてきたのは隣の部屋。

 魔女の寝室です。

少年「相変わらずなにもないね」


魔女「見られたら困るような物は持ってないからね」


 千里眼は難しいですね


魔女「今日の君はなにやら雑念が多いね。 修行は止めよう」

少年「残念だな、じゃあ>>26でもしようよ?」

掘った穴で野菜の栽培

魔力限界値を増やしてくれる野菜とかならありそうじゃないか?

他は……マンドラゴラって野菜だっけ?セクシー大根は似る事あるよね。


魔女「さて、じゃあ野菜を植えようか」

 農作業という事で、動きやすい服装に着替えました。

 僕だけ。


魔女「なにやら不満げだね」


少年「いや、そんなことはないよ?」

 農作業をする魔女なんて想像つきませんし。


 お姉ちゃんも「肉体労働を女の子にさせるなんて最低」なんて言ってましたし。


 ただ、オーバーオールを着て、長い髪を一つに束ねた魔女を見てみたいような気もします。


少年「で、何を植えるつもりなの?」

魔女「ふふふ、>>32だよ」

フシギダネ


魔女「ふふふ、これだよ」

 魔女の手に持たれているのは、蛙のような獣の背に緑色の球根のような植物が乗った不思議な生き物でした。


獣「ダネ!ダネフッシィ!」

 なんだか、怒られる気がします。

 誰に、とは言いませんが、確実に怒られる気がします。


魔女「召還術式を改良してたら偶然出てきたんだ。 可愛いだろ?」


 確かに可愛いです。 国民的マスコットな感じです。

魔女「不思議だね、この生き物」


少年「頼むから返してきて!」

魔女「仕方ないね」

 危ないところでした。



少年「他に植えるものはないの?」

魔女「ん~>>35かな」

トーテムポール

魔ホウレン草と
大魔根と
多魔葱と
邪芽(じゃが)芋と
魂蒻(こんにゃく)と
落禍星(らっかせい)と
十魔与(とまと)かな。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1344408958/

ここの人?

>>38
そうですよー。


魔女「これを埋めたいな」

 これって、たしかトーテムポール、て奴だったっけ?


魔女「これはすごいんだよ?」

 魔女が手に持っていた果実を空中に放りました。


トーテムポール「きるぜむおーる」


 トーテムポールの頂点の鷲の彫刻からビームが放たれました。


魔女「どおかな?」


少年「危ないからやめない?」
魔女「むぅ」


少年「手に持ってる野菜は植えないの?」



魔女「魔ホウレン草と大魔根と多魔葱と邪芽(じゃが)芋と魂蒻(こんにゃく)と落禍星(らっかせい)と十魔与(とまと)の事かな?」



 なんとも禍々しい名前です。
少年「美味しいの?」

魔女「昔々に食べた鹿肉のシチューよりは」


少年「何か特別な効果でも?」

魔女「>>42かな」

1時間大人になったり子供になったりできる


魔女「一時間だけ、子供か大人になれるんだ」


少年「凄いね!」

 大人な魔女とかすごく、うん、凄そうです。

魔女「僕は子供にしかならないけど」

少年「え?」

魔女「僕にはこの先の時間が存在しないから」

少年「それって」


 どちらが食べる?


>>44

少年


魔女「ものは試しだ。 食べてみると良い」


少年「え?え?」

 魔女に無理やり食べさせられました。


 身体が熱いです。


>>46

大人or幼児

幼児


 魔女の背が高くなりました。
 魔女の顔が随分上にあります

魔女「おぉ……」


少年「まじょ!」

 声が高いです。やっと気づきました。


 僕が小さくなったみたいです。


魔女「これは、うん、なかなか」

少年「まじょ、ボクどうなってるの?」


 魔女はにやけてます。


魔女「なんとも可愛らしくなったね」


魔女「そうだ、>>48とかしてみないかい?」

男が小さくなったら、大体女装させられるのがテンプレな気がする。

そして野菜の採用ありがとうございます!


魔女「ちょっと待ってて」


 魔女は塔の中に戻ると>>50服を持ってきました。


 明らかに女の子向けの洋服です。

 何でこんなことになってしまったんでしょうね?

極東のジパングという国の学生が着る制服


少年「まじょ?これなーに?」

魔女「これは、この前異世界との更新の魔術を研究してた時に偶々手に入ったんだ」

 なんだか不思議な洋服です。
 水兵の人が着るような服のはずなのに、下はスカート。

 しかもかなり短いです。

 服自体の丈は合っているのに、手の裾だけはやたらにぶかぶかですし。


少年「きなきゃ、めー?」

 普通に喋っているつもりなのに、舌が上手く回りません。

 どうも舌足らずな感じになってしまいます。

魔女「うん、駄目だよ? 着ないとお仕置きしちゃおうかなぁ」

 仕方なく着替えます。

 それにしてもこの靴下、太腿まで隠すくらいなら、いっそズボンを履かせてくれればいいのに。


 やっぱりスカートは居心地が悪いです。

 なんだかスースーします。


魔女「あ、これは不味いね」


少年「え?」

魔女「こんな幼児がこんな所に居たら悪い魔女に確実にさらわれてしまうよ?」

 魔女の目が怖いです。


魔女「その場でくるって回ってくれないかな? スカートがふんわりするくらいの勢いで、笑顔で」

 魔女は真剣な顔で言いました。


魔女「いや、変な意味はないんだけどね? 新しい魔術のヒントになり得るかもしれないから」

 いったいどんな魔法を会得するつもりなんでしょうね。

 仕方がないので、やってみます。 下着が見えちゃいそうで恥ずかしいです。

魔女「もう一回」

 やりました。


魔女「もう一回」

 やりました。


魔女「もう一回」

 結局一時間いっぱいくるくる回る事になってしまいました。


少年「今日は疲れたよ」

魔女「危うく我を忘れてしまうとこだったよ」


魔女「明日は>>59>>60しに行こうか」

少年「珍しいね」

 魔女と出かけるなんてなかなかある事じゃないですから。

散歩

街で買い物


少年「ねぇ、魔女? 散歩っていったよね」


魔女「あぁ、言ったよ」

 緩やかに流れる景色、時折揺れる車内。


少年「馬車だよね、これ」

魔女「よくよく考えたら歩くのは疲れるからね」

 魔女は澄ましたように答えます。

 癖の付いた蜂蜜色の金髪が風に揺れています。

 散歩の筈が、結局王都まで移動することになりました。

少年「なにするの?」

魔女「買い物」

少年「なにを買うの?」

魔女「68かなぁ」


みす

魔女「>>68かな」

媚薬


魔女「媚薬かな」

少年「え?」

 一体何に使うつもりなんでしょうか?


魔女「薬物を練成するのも魔女の嗜みなんだがね。 最近王都で粗悪品が出回ってるらしくてその検品をしようかと思って」

少年「びっくりしたよ」

魔女「期待した、の間違いではなくて?」


 これっぽっちも期待なんかしてません。

 えぇ、神様に誓って。



魔女「これが件の媚薬か」

 王都の外れ、少しくらい雰囲気のお店で媚薬を購入します。

魔女「ふーん、魔力の残留もない、材料も二級品、錬成する腕に至っては三流以下だね」


 小瓶に詰まった桃色の液体を眺めながら魔女は笑みを浮かべます。

魔女「どれどれ、味は」


少年「飲むの?」


魔女「そりゃ飲むさ。 まぁまず僕には効かないだろうけどね」


 魔女が小瓶に口をつけます。

 喉が二度、小さく動きました。 本当に飲んだみたいです。
少年「……魔女?」


魔女「んふふ、なぁんだい少年?」

 魔女の様子が変です。 普段の井戸の底みたいにひんやりとした声じゃありません。

 甘く絡み付くような猫撫で声です。

少年「味はどうだった?」

魔女「甘い味がしたよ、君の可愛い唇みたいな、ね?」


少年「え? え?」

 魔女はそう言いながら僕に近づくと、優しく頬をなでます。
魔女「確かに僕の貧相な身体じゃあ君は物足りないかもしれないけど」


魔女「なに、一晩中交わえばきっと考えが変わるよ? いや、変えてあげるさ」


 魔女の声がぼんやりと頭に響きます。

 耳元で囁かれる声を聞いていると、そこから溶けてしまいそうです。


少年「ま、魔女ぉ」

魔女「なんてね?」

少年「うひゃあ!?」

 耳元に息を吹きかけられました。

 魔女は意地悪そうな笑みを浮かべてます。 ニヤニヤ、といった感じの笑い方です。


魔女「君が期待してないなんて、素っ気ない事を言うからつい、ね?」

 全部演技だったみたいです。 お姉ちゃんの「女は生まれながらに女優なのよ?」という言葉を思い出しました。


 よくよく聞くと、魔女は魅了の魔法まで駆使して僕をからかったそうです。

 まったく大人げないですね。

 いい匂いで思わずドキドキしたなんて事、ないですよ?

 本当に本当です。

 神様に誓います。

 まぁ、神様なんているかわかりませんが。


魔女「さて、せっかく王都まで来たんだ。 教会、王城、騎士団本部の中から>>88までで多い所にいこうか」

意見が割れそうなので教会で

今更ですが

このスレは、

魔女「あなたが塔の魔女?」

魔女「果ても無き世界の果てならば」

と繋がっています。

また、続編のネタバレもあるので注意です。


魔女「さて、四半世紀振りに教会にでも顔をだそうか」


少年「魔女が教会?」

 似合わない、とも思いましたが、清澄とした空気は魔女の落ち着いた雰囲気ににているようにも感じます。


少年「教会って確か教えに殉じた聖人を通じて神様を崇めているんだっけ?」

魔女「今の体制になったのはほんの百と九十年前だよ。 それまではただ神を崇めるだけの宗教だった」

 魔女は、懐かしむような、悲しいような、そんな顔をしていいました。

少年「もしかして聖人って、昔の知り合いだったりするの?」
魔女「彼女は確かに聖人だったかもね。 誰よりも人の痛みに敏感な優しい……いやそんな事無い。 ただの乳牛の親族だよ」

 魔女が急に態度を変えました。

 視線の先には一枚の肖像画があります。 巨乳でした。


 僧侶の格好をした、銀髪で垂れ目の女性の肖像画です。

 なんだか優しそうな、見るだけで心が安らぐような絵でした。

魔女「この肖像画の聖人は、勇者達と一緒に旅をした僧侶なんだ」

 魔王を倒した功績で聖人となったのでしょう。

魔女「違うよ。 彼女は神の奇跡を自力で起こしたんだ」


 大聖堂でそんな話をしていると一人の僧侶がやってきました。

 かなり大柄な男性で、僧侶というよりは歴然の武闘家のようです。

僧侶「あ、貴女様は深森の魔女様ですよね、ようこそおいで下さりました」


 見た目に反して案外声が高いことに驚きます。

 クリクリと大きな目はコガネ虫のようです。

魔女「やぁ、特に用は無いけど寄らせてもらったよ」

それから少し世間話。


魔女「君は筋が良いらしいな」

僧侶「そ、そ、そんな事滅相もないです」

 僧侶は見た目とは違い、オドオドとして、弱気な人でした。

 そして、教会を後にします。


魔女「うーん、教会の秘蔵っ子らしくない子だったね」


少年「そうなの?」


魔女「彼はきっと君とまた会うことになるよ。 覚えておきなよ?」

 さて、次に向かったのは>>95でした。

王城or騎士団本部

騎士団本部


魔女「そうだ、ついでに顔合わせしたい人間が何人か居るんだ」

 向かったのは騎士団本部でした。

 この騎士団は少し変わってます。


 王国の剣、ではなく、民の盾になる事を指針としている民間の騎士団なのです。


 騎士団本部は無骨な兵士に紛れて、僕と対して変わらない小さな子が多くいました。

 孤児院を併設していて、国中の孤児を養っているらしいです。

 しかも、無償で。

 兵士になる事を強要する事もなく。

 世の中には立派な人が居るものですね。


 魔女と応接室に入ると強そうなお爺さんが入ってきました。

魔女「やぁ、ご老人。 息災かい?」

騎士団長「俺より百以上年寄りに言われたい言葉じゃないわい」

魔女「じゃあ、小僧、なんてどうだい?」

 確かこの人は、僕が生まれるずっと前に平原に大挙した魔物の群れを一人で倒した救国の英雄らしいですけど。

 そんな人を小僧呼ばわりする魔女は改めて規格外だと思います。

少年「ねぇ魔女、聞いても良いかな?」

 気になって仕方がないことがありました。


魔女「なんだい?」


少年「本当に、この騎士団は善意で行動してるの?」


 今聞かなければ一生聞けなさそうですし。


団長「素直な小僧だな~半分正解ってところだな」

 お爺さんは笑いながら言いました。

 嘘のない笑顔だと思います。

団長「この騎士団の創設者は、両親を殺された小娘よ。 まぁ俺の師匠でもあるんだが」

 団長は壁に掛けてある絵画を見ながら話を続けます。

団長「んで、その俺の師匠の師匠、かの勇者と魔王の戦いの英雄、戦士が師匠を助けてくれたんだとさ」


団長「んで、誰かを護れる強さを求めている内に、この騎士団ができて、その精神が今も受け継がれているのさ」

 団長は古びたカップからお茶を啜りました。


団長「そのせいで騎士団は万年金欠だし、言って見りゃ自己満足でしかねーけどな」


 誰かを護れる強さ。

 僕は、このお爺さんを格好いいと思いました。

少年「ありがとうございます」

魔女「裏があるようなら僕が壊滅させるから安心しなよ」

団長「ほぉ~言うなぁこの餓鬼んちょババァが」

魔女「口の聞き方には気をつけた方がいいよ、泣き虫小僧の分際で」

 二人は表に出て行っちゃいました。


 一人応接室に残されちゃいました。

 しばらく継ぎ接ぎだらけの古びたソファを指でいじって隙を潰します。


 ソファに穴を空けてしまい、困っている頃、部屋のドアが開きます。


少女「あんた誰だ?」

 入ってきたのは僕よりも少し幼い少女でした。


 勝ち気な瞳と、乱雑に二つに結われた赤髪がなんだか刺々しいです。

少年「魔女の弟子だけど……、君は?」

少女「戦士見習い」

 こんな子が戦士をやるなんて驚きです。


 今日は驚きすぎて疲れてきました。


少女「あんたには、私が剣になるだけの価値が在る?」


 まっすぐな瞳でした。

 その燃えるような赤々とした髪と同じ、深紅の瞳。



少年「どういう意味?」


少女「分からないなら良い、きっとその時には全部分かるから」



 それだけ言って部屋を出て行く少女。


 一人残された部屋で、少女の言葉だけが何度も頭の中で繰り返されました。


魔女「身体能力と引き換えに業が磨かれているね。 大したもんだ」


団長「糞、やっぱり勝てんか」


 二人はどうやら闘っていたみたいです。


さて次に行ったのは>>105でした。

宿屋



――王城――

王女「魔法使いさんと少年くん早く来ないかな~」

女王「あらあら、うふふ。 そろそろ来るんじゃないかしら」

――三時間後。


王女「そろそろ来る筈よね! 少年くんって可愛い顔してたよね」

女王「うふふ、楽しみみたいね~」


王女「えぇ! だって運命だもん」

女王「僧侶くんと戦士ちゃんはもうお話した事あるものね」

――十時間後。


王女「……」

女王「えー……と、明日には来るわよ!」

王女「せっかくドレス新調したのに」


少年「魔女、今日は塔に帰らないの?」


 日も暮れてきました。 真っ赤に燃えるような深紅の空は、なんとなく戦士見習いの子を思い出します。

魔女「君、違う女の事を考えているね?」

少年「うん、騎士団で会った子なんだけど、なんだか難しいことを言ってたよ」

 あの子はなんだか気難しい気がします。

魔女「運命、かな。 気にする事じゃないよ、じきに分かるさ」

 そうこうしている内に、立派な宿に着きました。 国一番らしいです。

魔女「今日は遅いし、明日も会わなきゃならない人が居るからね」

 夕食です。何を食べようかな>>111

カロリーメイト


 さて、夕食です。

 豪華なレストランでディナーです。


 なのに。


少年「魔女、僕の晩御飯はこれだけなの?」

 魔女は豪勢な夕食を優雅に楽しんでます。

 僕の前には、見たこともない焼き菓子が髪の箱に入って置かれています。


魔女「僕の前で他の女の子の話をするような愚かな弟子にはちょうど良いでしょ?」

 仕方ないから食べます。


少年「口の中の水分が全部持ってかれたよ……」



―翌日―


魔女「さて、最後に城に行こうか」

 お城に行くのは二回目です。

魔女「待たせたお詫びに>>115でも持って行ってやろうか」

十万石まんじゅう


魔女「僕はそれなりに礼儀にはうるさい方だろ?」

 魔女は城の前でいきなり言いました。


少年「うん、まぁね」

 確かにうるさいですね。 特に自分に対しての非礼に、ですが。

魔女「仮にも相手は一国の主だ」

魔女「~」

 魔女は小さく呪文を唱えました。


少年「え? え!?」

 石畳の隙間から草木が伸びて僕に絡みつきます。

 更に視界を塞がれました。

 手には何やら包みを持たされます。

 どういうことなの?


魔女「実直たる憲兵諸君、塔の魔女が来たと伝えてくれ」


 どうやらこのままお城に行くようですね。

 助けて欲しいです。

 兵士さんはこれを見てなんとも思わないのでしょうか?



魔女「やぁやぁ、息災かね女王」


女王「えぇ、腰の調子も悪くはないわね」

 どうやら王族の私室に通されたようです。

魔女「年の割に随分な話だよね、済まない」

女王「いえ、‘私の代’ではなかったと言うことなのでしょうから」

 何の話でしょう?

女王「所でそれは?」

魔女「貢ぎ物、かな?」

 え?


魔女「噂をすれば、だ」

王女「魔女さん! 少年くん! 待ってたんですよ?」


 王女さんの声です。


魔女「遅れて済まないね、これは非礼に対してのお詫びだ。 受け取ってくれ」


王女「この東の国の菓子をですか? それともちょっと耽美な感じに拘束されちゃってるいたいけな少年くんをですか?」


魔女「好きにすれば良いよ。 まぁ君は比較的良識があるとは思ってるけど」

王女「じゃあ>>120

どっちも
ダメなら少年



王女「じゃあどちらも頂きます」


魔女「存外君は欲張りなんだね」

王女「王族ですから」

 何やら引きずられてます。


魔女「君は悪趣味だね」

 僕はどうやら魔女とは別行動みたいですね。


王女「君とは一度しっかり話してみたかったんだよね~」

 この状態じゃお話どころじゃないと思います。


王女「さて、何から話しましょうか、未来の魔法使いさん?」


 王女様は拘束を外してくれた後、僕の手にある包みから東の国の菓子を取り出して言いました。


少年「僕には話すことは特にないよ?」

 一国のお姫様の私室に入るなんて恐縮です。


王女「ふふん、私にはいっぱいあるのですよ」

 王女様は、青みがかった黒髪をかきあげながら笑いました。

 屈託の無い、太陽みたいな笑みでした。


少年「じゃあ話してよ」


王女「ん~じゃあ、>>125について話しましょうか」


魔女、魔王、勇者、戦士見習い、僧侶見習い、

のどれかでお願いします

スレタイから離れていってるよな
安価は魔王と勇者で、一人に絞るなら前者


王女「君は魔王を直に見て、尚且つ生きている」


 王女さんは、珍しい物を見るような目で僕をみています。


王女「それってとっても貴重な体験だよ?」


少年「そうなの?」

 二年も前の事ですけど今でもはっきりと覚えています。

 この世界の嫌な物全てを集めたような嫌悪感と、恐怖感。

 魔王の前に立っているだけで、死を確信する程です。

少年「あれは嫌な奴だよ」

 なにより、魔女が寂しくて、悲しくて、辛い思いをし続ける事になった元凶です。

王女「そうだよね。 私も嫌いだよ。 ママの呪いの元凶でも在るんだから」

少年「え?」


王女「ママは何歳くらいに見える?」


 白髪混じりの頭に、刻まれた皺はお婆ちゃんに近いと思いますが、違うのでしょうか?


王女「まだ四十歳にもなってないわ」


少年「……え?」


王女「初代勇者が魔王にかけられた呪い、短命、種絶、恐慌……」


 それから王女が話した内容は悲しい話でした。


 勇者の血族は魔王の呪いで本来は子を残すことすら出来ないという事。

 初代勇者の伴侶の女性の血によってそれが薄まるも、力の強い男性は産まれないこと。

 勇者としての力が弱まると呪いが進行し、急激に老化すること。

 そして最後には、気を狂わせて死に至るということ。



少年「悲しいね……」


 でも、王女さんは力強く言いました。


王女「でも、それも私の代で終わり! 私の時に復活するなんて運の無い魔王ね。 封印なんて半端はしないわ。 私は倒しちゃうんだから」

 王女が僕を見据えます。

 その瞳は、晴れ渡る空のような、どこまでも深い海のような美しい蒼色でした。



王女「運命に導かれし子よ、深森の塔の魔女の英知を次ぐ者よ。 我が宿命の縁を断ち切る為の力を貸し与えよ」

 人の心を揺り動かす凛とした声です。


王女「なんて、ね」

 王女さんは、少しはにかんだように手を差し出しました。

 差し出された王女さんの手のひら。

 長い間の剣の稽古の証のように、幾つもの傷痕が残る王族らしからぬ手でした。



少年「>>132

朕茲ニ戦ヲ宣ス

>>132
意味が分からないままだとうまく捌けないので、申し訳ありませんが言葉の意味を解説願います。

無知ですみません。



少年「朕茲ニ戦ヲ宣ス」


王女「?」

少年「これは極東の国の君主が誇りを賭して大国に宣戦布告をした時の言葉なんだ」

 魔女の本に載ってました。

 神代の頃よりの系譜がある神官だった神聖な君主だそうです。

少年「王女さんの決意がなんだかそれっぽいなって」

 まぁこの言葉が浮かんだ一番の理由は、その極東の国名産のお菓子の餡が頬に付いてるからなんですが、言えませんよね。


王女「国の誇りなんて大それた物じゃないけどね。 大切な人に笑顔で居て欲しいから」

 まだ、餡が付いてます。

王女「ただ、それだけだよ」


 王女さんはにっこり笑いました。


 誰かの為なら人は強くなれます。

 きっと王女さんは強くなれます。

 餡はまだ付いてますけど。


教えてくださった方ありがとうございます。


天皇陛下万歳。



王女「君はなんだか面白い人だね!」


少年「そんな事無いけど」


 頬に餡をつけたままキメる事ができる王女さんの方がよっぽど面白いです。



魔女「お楽しみのところ悪いけど」


少年「魔女、隣の部屋なんだからわざわざ移動魔法なんか使わないでよ」


魔女「このままだと僕の昔話までされそうだしね」


少年「嫌なの?」

 魔女はあまり自分のことを人に知られるのが好きじゃないみたいです。

魔女「知ってて欲しい人にだけ知ってて貰えればそれでいいのさ」


 魔女は極東の国の菓子を一つ手に取りました。


魔女「頬に餡を付けてもいいけど、僕の愛弟子に唾を付けるのは止めてくれないかな?」


王女「何の事でしょうか?」


魔女「現在の所有主は僕なのだから、持ち主に許可を得るのは当たり前のことだろう?」


少年「うわっ」


 魔女が指を動かすと、見えない何かに引き寄せられました。

魔女「今回はこの辺でお暇させてもらうよ。 用事もできたしね」


王女「むぅ」


魔女「では、ご機嫌よう」


―城下広場―

魔女「さてさて、少年よ。 君に持って来いの仕事を女王から受け賜ったよ」


少年「?」

魔女「魔物の討伐だ。 僕は手伝わないけどね」


 なんだか大変なことになりそうです。


魔女「やはり実践に勝る修行はないからね。 なに日帰りでこなせるお使いみたいな代物さ」

魔女「それに修行としては不本意だけど>>144もついていくことになるしね」



僧侶見習いor戦士見習いor王女

まずは戦士見習いかな



戦士見習い(以下:戦士)「またあった」


 騎士団本部で会った深紅の少女です。

 うん、相変わらず紅いです。

 先程とは違い、胸当て、肩当てを付けています。 勿論それも紅いです。

 背中には明らかに背丈よりも大きな戦斧が背負われていました。


少年「大丈夫?」

 心配にもなります。

 魔女よりも背が低くて、華奢な身体付きの少女がこんな戦士みたいなことをするなんて。


戦士「何が?」


 少し、不安になってきました。


魔女「討伐対象は>>147に巣くった>>148だ」

我が家

ゴキブリ


魔女「討伐対象は‘我が家に巣くったゴキブリ’だよ」



 なんだか含みのある言い方です。


魔女「今は使われてない王族の城でなにやら魔物が巣くっているらしいんだ」


 魔女はニヤリと口元を歪ませて笑います。


魔女「今はまだ魔物が復活し始めてるという事実を公表したくないらしくてね。 害虫駆除の名目で行ってきてくれ」

少年「我が家っていうのは?」

魔女「害虫駆除の報酬はその城だからさ。 さぁ、早く僕の別荘を綺麗にしてきてくれ」


少年「割と欲があるんだね」

魔女「僕は怖~い塔の魔女さ。 それぐらいは当然だよ」


少年「じゃあ行こうか」

 ここから廃城まで半日くらいです。

戦士「ゴキブリは嫌いだ……」

 戦士は少しだけ表情を曇らせました。


少年「大丈夫じゃないかな」

 本当にゴキブリなら、僕ならありがたいんですが。


 ゴキブリ駆除でお城を貰えるなら、この国にはお城が足りなくなっちゃいますし。



 草原の片隅にその城はありました。

 蔦が絡まり、所々崩れ落ちた廃城は見ていてなんだか悲しくなります。

 誰にも必要とされずに忘れ去られて朽ちていくなんてきっと城も本位じゃないですよね。


少年「さて、いったいどんな魔物がでてくるやら」


戦士「ゴキブリじゃないならなんでも良い」


 城門を潜ると空気が変わりました。

 かなり薄いですが、昔、村が滅んだ時の空気と同じ種類の空気です。


>>152「グルルル」


戦士「出たな」

チワワ


チワワ「グルルル」


戦士「子犬?」


少年「に……」


戦士「に?」

少年「兄さん!!」



戦士「はぁ?」


少年「あ、よく見たら違ったよ」

 犬種が同じなので、つい間違えてしまいました。


戦士「これは魔物じゃないな」

少年「いや、でも気をつけるにこしたことはないよ」

 昔話で聞いたことがあります。


 真面目一辺倒だった一家の主が、この犬種の瞳に魅入られて身を滅ぼす程の借金を抱えて一家離散してしまったと。



チワワ「グルルルアァアアアアッ!!」


 猛ってます。


戦士「私にそんな眼を向けて、そんな牙を向けて……」


チワワ「グルルルアァアアアアッ!! グルァッ! グルァアァアアアアアァアアアア!!」


戦士「あまりにも余りすぎ、上等すぎる程上等だ。 後悔するなよ」


 猛ってます。

 えぇ、どちらも。


 音声無しで、手に持ってるのが巨大な戦斧じゃなくて骨とかなら、子犬と少女が戯れる微笑ましい光景にも見えるんですがね。



チワワ「グルァ……」


戦士「伏せっ!」

 戦士はチワワの鼻先に掠めるように戦斧を振り下ろしました。

チワワ「キャイン」


戦士「いい? 私が伏せと言っている」


 なかなか怖いです。


 思わず伏せてしまおうか悩んでしまいました。


チワワ「クゥ~ン」


 とりあえず、戦士の後ろで正座を始めた頃、チワワは潤んだ瞳で戦士を見上げて伏せをしました。

 戦士は良いブリーダーになれると思います。


戦士「犬は嫌いじゃないけど苦手だ」


 チワワと少し距離を取りながら戦士は困った顔で言いました。

 チワワは、まだ伏せをしています。

 僕も足が痺れてきました。

戦士「なんで正座してる?」



少年「何でだろう? しなきゃいけない気がして」


 さてと、奥に進んで魔物を討伐しなきゃいけないんですよね。

 進もうとするとチワワが>>162をしました。

出産


 チワワが産気づいています。



戦士「だからあんな凶暴だったのか」


少年「守るものがあると強くなれるのは人だけじゃないんだね」


戦士「強く、か」



 城に入りました。

 魔物を探す為に、まず>>165を探索します。

生活跡


少年「まずはどんな魔物かもわからないし、生活跡でも探そうか」


 カビの臭いが酷い城内です。
 あまり長居はしたくないですね。


戦士「あぁ、そうしようか」


 手分けして探すことも考えましたが、もし強力な魔物なら危険です。


 まず、>>168を中心に生活跡を探してみるようにしました。

便所(ぼっとん)


 まずは一階から探します。


戦士「どんな所から探す?」


少年「う~ん、なるべく不浄な所かな。 魔物だし」


戦士「トイレとか?」



少年「まぁ、ありかな?」


戦士「これは……」


少年「ぼっとんだね」


 長らく使われていないので臭いもなにもありませんが…



戦士「トイレ……」



少年「え?」


戦士「いや、その、排尿……したいんだけど?」



 これは大変な事態です。 ゆゆしき事態という奴です。


 とりあえず、トイレの外で待ちます。



戦士「ひゃあっ」


少年「戦士?」


戦士「>>172!?」

紙がない



戦士「紙がない……」


 よく考えなくてもそうですよね。


 案外馬鹿なんでしょうか?


少年「置いていって良いかな?」


戦士「それは薄情じゃないか!」



 そうは言っても紙なんか持って無いですし。




 持ってきた荷物の中で紙の代わりになりそうなもの、か。


1 外套。

 魔女から貰った物なので汚したくないですし、少し切って渡す事も嫌です。


2 羊皮紙。

 これは紙の代わりにはちょっと粗すぎですよね。


3 魔導書。

 まだ読み終わってないから粗末にはしたくないです。


少年「仕方ない>>175を渡そうか……。」

1~3でお願いします。

3ばんで☆


少年「仕方ない、この魔導書を使ってよ」


 あぁ、残念です。

 せっかく魔女に譲って貰った魔導書なのに。



戦士「痛い……堅い」



 少し嫌いになりそうです。


少年「じゃあ魔物探し再開しよう」

戦士「あぁ」


 さて、一階に魔物の影は見あたりません。

1 地下室


2 二階


>>180

二階


 二階へ続く階段を登ります。

 所々崩れてますが、基礎がしっかりしているおかげが、特に問題なく登れました。


 それよりも問題は目の前に居るこれです。


>>182「ぐぎゅううう」


戦士「これは……」


少年「さて、いこうか」

ハムスター


ハムスター「ぐぎゅううう」


少年「さて行こうか」

戦士「本当にモンスターなんて居るのか?」


スライム「シスコォオォォ」


少年「~~」

 簡単な火炎の魔法を撃ちます。

スライム「シュレレックゥゥウ」

少年「さぁ? でもあまり強い魔物が居るよりはぜんぜん良くない?」


戦士「臆病だな」

少年「堅実といって欲しいな」

 少なくとも僕には、紙があるかどうかも分からないトイレで用を足す勇敢さは無いですが。


 二階は広くて探すだけでも一苦労でした。

 なにやら立派な玉座や、この前のような王女様の私室のような部屋まで何個もあります。


戦士「居ないな」

少年「油断は禁物だよ」



 でも、そろそろ魔物を倒して帰りたいです。

 こんな場所で一晩過ごすなんて以ての外です。

 それに、僕は枕が変わるとうまく寝れませんし。



>>189「グガアアア」


 でました。

ドラゴン

ただし、全長20センチ



戦士「羽付きのトカゲ?」


 玉座の影から出てきたのは、紛れもなく竜種の幼体でした。

 想定外です。 危険です。

 竜種は繁殖能力が著しく低い為にその強力な力でも個体数の少ない魔物だと魔女の本に書いていました。

 ソレともう一つ。


 竜種の母が子に注ぐ愛情は、世界中のどの種族よりも強いらしいです。


 つまり――。


ドラゴン(母)「ゴルルルル」

少年「や、やぁ」


戦士「これは立派だな」


 こういう事になりますよね。



戦士「勝てる?」


 この子は、竜種の事をあまり理解していないようです。

少年「うーん、この場に魔女が居てくれればなんの問題もないんだけど」


 魔女なら、これぐらいの竜種なら一瞬でしょう。

 でも僕はこれはちょっと無理です。 だって竜種ですし。

少年「作戦としては、刺激しないように撤退、かな?」

ドラゴン(母)「ゴルルルル」
戦士「無理じゃない?」

 まぁ逃がす気は無さそうですが。

 姉さんも「女の子を怪我させるような男は最低」と言ってましたし仕方ない。

少年「頑張ってみようかな」



少年「さて」

>>195 少年or戦士

>>196 攻撃or補助

>>197 母 or 子

ミス 数字をひとつ繰り上げでお願いします。

えっとじゃぁ 一つ目

少年



少年「さて、~~」

 出し惜しみしていたら、まず間違いなく死にます。

 この竜種は普段なら草原を縄張りにしていて特殊な息吹を吐くこともない下等種ですし。

少年「怯ませて逃げ出す位なら出来るよね。 戦士っ!」


 紡いだ呪文は肉体強化の呪文です。

 僕ではなく、前衛の戦士にかけました。


戦士「ん、んぅ…これは……」

少年「肉体強化だよ」

 戦士が、背の巨大な戦斧を抜刀の勢いを乗せて振り抜きます。

ドラゴン(母)「ゴルルッ」

 戦斧の刃が母竜の大腿部に振り下ろされました。


戦士「……っ硬い」


 大腿部に振り下ろされた刃は、竜種の分厚い鱗を切り裂く事が出来ずに弾かれます。


 戦士は弾かれた戦斧の勢いを利用して、そのまま身体を反転、体勢を立て直して距離を取ります。


少年「これはマズいかも」



 いざとなれば、僕が囮になって戦士だけでも逃がさなくてはなりません。

 そう考えていましたが、案外早くにその策を実行しなくちゃ駄目そうですね。


戦士「……トカゲの癖に……」
 戦士が戦斧を下段に構えます。

ドラゴン(母)「ゴルルルアァアァ」

 竜種が戦士に向けて突進を始めました。


少年「危ないっ」

 指先に魔力を集めます。

 止める事は不可能でも進路を逸らすくらいならできます。

少年「~~」

戦士「いらない! 邪魔するな」

 戦士はそう言うと戦斧を振り抜きました。

 竜種はまだ間合いの外です。
 空振りならもう反撃する余裕もないです。

 竜種の鋭く太い鼻先の角が戦士の目の前まで迫っています。
少年「あぁもうっ! ~~」

 少しでも突進の勢いを弱めようと魔法を撃とうとしたその時です。

戦士「おおおぉぉっりゃあ」

 戦士が獅子吼を上げ、振り抜いた勢いを乗せたまま戦斧をもう一度振り抜きました。


 聞いたことがあります。

 生態系の頂点。 頑強な肉体と無尽蔵の生命力を持つ竜種のを斬り伏せる為の剣技があると。

 戦士が放った技はまさにソレでした。


 鈍い衝突音の後、竜種の咆哮とも悲鳴ともとれる短い雄叫びと共に、その強靭な角が宙を舞いました。

戦士「トカゲの癖に生意気だ」


 正直見直しました。

 小さいくせにやるもんですね。

 でも、コレで倒せるなら竜種はここまで恐れられることはないんですよね。

戦士「ごふっ!?」

少年「戦士っ!」

 大木のような尻尾が戦士を吹き飛ばしました。

戦士「あ、あ、げほっ」

 戦士は胃の内容物を吐き出して床を転がっています。

少年「~~」

 閃光を放つ魔法で竜種の視力を奪います。

 更に自らの身体に身体強化を施し、戦士を回収。

 竜種から距離を取ります。

少年「大丈夫?動ける?」
 
戦士「あぅ……げほっ」

 口を開いた瞬間、残っていた胃の内容物が吐瀉物となって溢れました。 血も混じっています。


 最悪に近い状況です。

 前衛は瀕死。

 回復手段は、誤魔化し程度の身体活性化呪文くらい。

 なによりも、魔女がくれた外套が戦士の吐瀉物まみれです。
 まぁでも、正直な話、まだ何とかなる気がしてます。

少年「魔王に比べたら確かにトカゲみたいなもんか」

 そうです。

 アレに比べたらどんな恐怖も絶望も裸足で逃げ出します。


少年「早いとこ何とかして外套も洗いたいしね」


>>209 攻撃or逃走or回復

ぶん殴って躾ける

>>209

説明不足で申し訳ありません。
今回の安価は、>>208の選択肢の中からお選びいただくようお願い致します。

今回>>208では「ぶん殴って躾る」という選択肢は無いので再安価>>211とさせていただきます。

>>209は攻撃って意味じゃないのか。

安価なら↓



 竜種までは距離少し距離があります。

 これならば今撃てる最大の魔法も撃てます。


少年「~~~~」

 全身の魔力を一点に集中。

 凍てつく氷河をイメージ。



少年「~~食らえ」


 竜種を覆う氷棺。 魔法は成功しました。


 頭痛がします。 吐き気と倦怠感も酷いです。

 魔女ならコレくらいの魔法を一晩中撃っていても涼しい顔をしているんですけど。


少年「魔女みたいには行かないね」

 もう戦士を背負い続けているだけの体力もありません。


戦士「わっ」

 なので下ろします。 魔女がくれた外套をこれ以上汚されたくもないですし。

 顔面が吐瀉物まみれの女の子を背負い続けたいなんて特殊な趣味も無いですから。



少年「~~」

 吐瀉物戦士になんとか身体活性化の魔法をかけます。


戦士「ん、ぅあっ。 うぅ」

 痛いんですよね。 これ。

 治癒ではなく、無理やり身体を動かせるように身体を活性化させてるわけですから。


戦士「くぅ……、げほっ、おぅえぇ」


 また吐きました。 仕方ないですが、女の子が嘔吐する様なんてみていて気分が良い物ではありません。


 
 魔力回復の小瓶を飲もうと思っても、満身創痍なので気を抜くと貰い反吐をしてしまいそうです。



 魔女お手製の魔法薬を飲みます。

 人の身体でも耐えれる安心安全の薬、だと言ってはいましたが、とても不味いです。

 前に魔女が思いつきで作ったポトフの次に不味いです。

 魔女は、「戦士の作ったシチューに比べれば何倍も美味しいよ」と言ってましたが正直アレより不味い食べ物は存在できないと思うんですけどね。


戦士「ドラゴンは?」


 戦士もなんとか動けるくらいには回復したみたいです。


少年「~」

戦士「うわっぷ」

 戦士の顔に水の玉をぶつけます。

 だって、反吐まみれでしたから。


 竜種は多分当分は動けないと思います。

 竜種の中でも下位種族の竜ですし。


少年「そう思ったんだけどね」
戦士「今にも砕けそうだぞ? あの氷」

 次の瞬間、氷が砕ける音が寂れた玉座に響き渡ります。

ドラゴン(母)「ゴルルルオオオオッッ」

 舐めてました。 この咆哮は人が逆立ちしたって勝てる生き物じゃない事を思い知らせるには十分すぎます。

少年「戦士……今すぐ逃げて」
戦士「それよりも、なぁ、あのトカゲ怪我してないか?」

 羽の陰に隠れて分かりませんでしたが、脇腹に何かツルハシのような物が刺さっています。
 あの粗雑な骨製のツルハシには見覚えがありました。

少年「あれ、トロールのだ」


 竜種は、幼体をその巨躯の影に隠すように移動すると、僕を睨みつけます。

 どうやら、気が立っていたのは出産直後だから、だけではないようですね。


戦士「どうする?」

少年「逃げるなら今かな。 でも、ここにいるのはこの竜種だけじゃないみたい」


 竜種の傷はごく最近のようです。


 おおかた、竜種が産卵で弱っているのを知ったトロールが巣であるこの廃城に押し込み強盗に入ったんでしょう。



 なんだか、腹立たしいです。

 母と子の安住の住処に踏み居るトロール達は俗に言う‘いけ好かない’って感じです。

少年「今から害虫駆除するけど、戦士はどうする?」


戦士「>>221

ついていく


ちなみにトロールのイメージはベルセルクっぽいグロい感じのを想像して下さい。


戦士「……ついていく」


 まぁどっちでもいいんですけどね。


 下衆なトロールなんて僕だけでも充分ですし。



少年「住処を荒らしてごめんなさい」

 いきなり家に押し入られて家族が襲われるなんて誰だって嫌です。 僕だって嫌です。

 どれだけ悲しいか、経験者は語るって奴です。

戦士「このトカゲはどうする?」

少年「いくら下等種でも竜種だし、知能もそこまで低くないから、放置かな。 騒ぎを起こさずひっそり暮らしてもらおう」

 多分、騒ぎになっている魔物はトロールの事でしょう。

 ゴキブリみたいに増える上に、違う性別の哺乳類なら何とだって繁殖しようとする貪欲さ。

 辺りにもいくつか村はありますし、放っておけば竜種なんかよりよっぽど危険です。

 と、魔女の本に書いてました。

 きっと下衆なんですね。

少年「さて、トロール退治しよっか」


少年「さて、トロール退治しよっか」
 城の中を別行動で探します。

 戦士の力量を見せてもらった今ならトロールには負けないだろうと思います。


 僕?

 トロールは魔女との修行で、一度巣に叩き込まれました。

 群れじゃなきゃ鍛えた農夫に鍬でやられるような魔物ですからね、あの○ーミンは。


 初めにあの下衆な○ーミンを見つけたのは>>228(少年or戦士)でした。

戦士


〈戦士視点〉


 少年と別れてトロールを探す。

 黴臭い。 それにしても少年の力量には正直驚いた。

 同世代にも数人は魔術師の師事を受けているのは居るが、せいぜいまだマッチの代わりか、如雨露の代わり程度だ。

 さすが人類の最高戦力と謳われる深森の塔の魔女の秘蔵っ子だ。

ありがたいありがたい……



魔女「ありがたい話だね」

少年「魔女を見たことあるみたいだね」

魔女「あぁ、そっくりだよ」

少年「本物はもっと子供っぽ……」

魔女「~~~~」


少年「なんでもないよ」


戦士「少年と合流しようか」

 幸いバレていない。

 物音を立てないようにその場を離れた。








トロール「ぐぇっ!ぐぎゃぎゃ!」



 まずい――。


 後ろから聞こえる鳴き声は、トロールのものだった。


 この一体は哨戒役だ。 仲間を呼ばれる前に倒せば何の問題もないはず。


 醜悪な笑みを浮かべるトロールに向けて腰に差してある短剣を投げつける。


トロール「ぐきゃぎゃ」

 投げつけた短剣はトロールの眉間の触角を僅かに傷つけただけで、難なく避けられる。

 想定内。

 背の戦斧を引き抜きその勢いのままトロールの頭蓋に叩きつける。


トロール「げきゃ」

一瞬の抵抗の後、戦斧がトロールを一刀両断。

戦士「どんなもんだい」

トロール群「ぐぎゃーぐぎゃー」

戦士「新手か」

 上等だ。


 私の筋力では戦斧を力任せに振り回すことはできない。

 上段に構えるにも抜刀の勢いを利用しなくてはならない程非力だ。


トロール群「ぎゃっぎゃっぎゃっ」

 嘲笑するように鳴き声を上げるトロール群。

戦士「でも、戦い方は在るんだよね」

 地面に戦斧の切っ先を地面に引きずるように構えてトロールの群に突撃する。

トロール群「ぐぎゃぎゃ」


 羽交い締めにでもするつもりなのか両手を突き出すトロール。

 その指先が触れる直前に地面を強く踏みしめて、体を捻る。


 トロールの指先を避けるのと同時に、その勢いを利用して戦斧を横薙ぎにする。

 切っ先に当たったトロールは両断し、柄に当たったトロールは勢いに任せて殴り飛ばす。


―――――――

少年「う~ん、豪快だなぁ」



 さて、合流した方が良いかな
>>247
合流するor様子を見る

まぁ合流で


 戦士がトロールの群の中で巨大な戦斧を勢い良く振り回してます。

 戦斧の勢いに逆らわず、力の流れに澱みがありません。

 華奢な身体で、必要最低限の腕力であの戦斧を使いこなしているのは大した物だと素直に感心しました。

 ただ、数が少し多いですね。
少年「戦士、目をつぶって」


戦士「?」


少年「~~」

 指先に魔力を込めて閃光を放つ光球を群に飛ばします。

 そろそろ働かないと魔女に怒られちゃいそうですしね。


 魔女は僕に良く言っていました。

「魔法を使う者の正しい運用法法は固定砲台だ」と。

 他に比類する事の無い圧倒的火力で敵を蹂躙するのが完成系なのだと。


少年「でも、それじゃあ魔力がいくらあっても足りないからね」

 怯んだトロールの群に飛び込みます。

戦士「離れて、巻き込む」

 戦士は僕の背後でトロールを斬り伏せながら言いました。

少年「それは怖いね、当たったら死んじゃいそうだ」

少年「~~」

 魔力を練り上げ手のひらに小さく渦を巻く風の塊を作ります。

トロール群「グギャギャ」

 トロールが視界を取り戻しました。

少年「さて、始めようか」



 僕は魔女のように地図を書き換えなければいけないような魔法は使えません。

 魔力が足りないですし、そんな高位の精霊と交渉出来るだけの実力もないですから。


 そんな僕にできる戦い方は>>204くらい、ですかね。




精密な魔力操作からの急所を突く器用な戦い方。


低級魔法を乱射して物量で押し切る強引に質量で押し切る戦い方。

スイマセン、言われるまで気づきませんでした。

仮面ライダーの話ですね。


 手のひらの風の塊に魔力を込めます。

 細く、鋭く、しなやかに長く。

 想像を具現化します。

 魔女に教わったのは少ない魔力でも、使い方によっては大勢と渡り合う事ができるということ。

トロール群「グギャギャ」

少年「~~」

トロールがなるべく重なっている所に放ちます。

 緩やかな弧を描き飛翔する風の槍がトロール達に、風穴を空けました。

戦士「綺麗な魔法だ」

 お褒めに与り光栄ですね。

 ただ、魔女ならこの数倍の大きさの槍を、教会の儀礼祭具のように美しい装飾を施した上で各属性を帯びさせて、この地域一帯に降り注がせる事もできるので自慢にも何にもなりませんが。

戦士「不満そうだ」

少年「>>257

兄さん(チワワ)にも見せてあげたかった


少年「いや、兄さんにも見せてあげたかったなって」


戦士「そう、か」


 あ、なんか深刻な顔してますね。

 さっきのチワワの事なんですが。

 というより、魔女に比べたらまだまだだって言ったところで笑われそうですし。

戦士「……兄弟か」

 

戦士「いた事がないからわからないけど、羨ましいな」


 割と純粋なんでしょうね、この子。

 なぜか遠い目してますし。


戦士「こいつ等は何なの?」


少年「まだ若いトロールだね。成熟したトロールならここまで簡単にはいかないよ」


 引っかかります。

 騒ぎになったのはつい最近のことです。

 これだけの数のトロールが揃うには大量の苗床となる筈なんです。

 しかも、孕んでから出産までが早い種族の雌で、です。

少年「最近街で女性の行方不明が多発したりとか、雌馬が大量に盗まれたとかない?」

 あまり考えたくありませんが、トロールの苗床として相性が良いのは人間の雌と馬の雌、どちらかが大量に犠牲になっている可能性があります。

戦士「いや、街でも近隣の村でも聞かない」

 嫌な予感がします。


 トロール、獣鬼とも呼ばれる猿と馬を混ぜたような醜い魔物。


 本能に忠実で基本的に雄しか居ない。


 群れで多種の群れなどを襲い、その雌を使い繁殖し、群れを増やしまた移動する。

少年「でも、例外があるんだよね」

 そうなんです。

戦士「例外?」


少年「トロルクイーンって知ってる?」

 極稀に存在するトロール種の雌。

 巨躯と知能、更に他のどの種よりも早い繁殖能力。

 そこらの竜種よりもよっぽど高位の魔物です。


戦士「それがいるってこと?」

少年「だったら良いね」


戦士「割と好戦的だったのか」

少年「違うよ、トロルクイーンだったらまず間違いなく手に負えないから戦いたくはない」

 戦士の頭にクエスチョンマークが浮いています。

 割と理解力は無いみたいです。 所謂アホの子って奴でしょうか?


戦士「お前が失礼な事を考えてるのはわかる」

少年「そんな事無いよ」

 嘘は嫌いなんですけどね


少年「トロルクイーンが居るって事は、被害にあってる人が居ないって事だから」

戦士「優しいな」


 そんな事ないですよ。


少年「まあね」

 残るは別棟と地下室だけです。


戦士「じゃあ>>204から行こうよ」

少年「そうだね」


別棟or地下室

おぉ……

安価ミスしすぎて死にたいwww


 地下室に行きます。

 大袈裟な階段の割に地下室は小さく、石造りの小部屋みたいになっていました。

戦士「書斎?」

少年「みたいだね」

 ひんやりとした小部屋はそこだけ時間が止まっているみたいです。

少年「ただの本じゃないね。 殆どが貴重な魔導書だ」


戦士「これは?」

少年「この本は……>>268

チワワの飼い方


少年「これは……チワワの飼い方?」

戦士「必要?」

少年「いらない」

 よく見ると部屋の各所に細かい傷が入ってます。

 小さな爆発でもあったのでしょうか?

戦士「なんだ、この、落書き?」


 壁には走り書きで、人間、心、化け物、と書いていました。

少年「さて、あとは別棟だけだね」

トロルクイーンをどうしようか。

今日はこの辺で


 しなやかに延びた姿態。

 月光を束ねたような銀色の体毛。

 より人型に近く、同種族の雄とは同じ種族とは思えないその姿は形容しがたい美しさがあります。

トロルクイーン「我が息子達を酷たらしく殺した愚物は貴様等か」

戦士「喋った!?」

 年を経たトロルクイーンは人語を理解する程の知能があるらしいと言うのは本当だったようです。


 大気を震わすその声は魂を鷲掴みにされるような威厳で思わず息をのみました。

少年「したくてしたわけじゃないけどね」

 戦士が雰囲気に呑まれてしまえばまず勝ち目はありません。
 精一杯の虚勢です。

トロルクイーン「死ぬが良い」
 これは死んじゃう、かもしれませんね。


 相手の雰囲気に呑まれたままだと、危険です。

戦士「あ、あ」


 まずいです。 戦士がトロルクイーンに完全に呑まれたままです。

少年「戦士、いったん逃げ」


 質量を伴った風が隣を吹き抜けました。

トロルクイーン「少し遅かったな小僧」

戦士「ぅあ゛っ」

 振り返ると戦士が宙を舞っていました。

トロルクイーン「軽く撫でただけだというに、なんとも脆い愚物だな」

 数秒後、鈍い音を立てて戦士が地面に激突します。

戦士「げほっ、ごふっ」

 絶望的ですね。

よっしゃ(`・ω・´)更新するか

なんか戦士にゲロ吐かせてばっかりな気がしますが、私自身にはそんな趣味はないですよ!


戦士「がっ……あ゛ぅ゛」


 地面に転がっている戦士が血を吐きながら痙攣してます。

 マズいです。 生命維持に支障をきたしています。

トロルクイーン「ん?よそ見をしている余裕があるのか?」


少年「ん゛ぅ」

 鳩尾が爆発したみたいな衝撃。

 地面が遠くに見えました。


トロルクイーン「軽いな、しっかり食っているのか?」

 地面に衝突して初めて殴られたのだと気付きます。

 とっさに張った障壁は何の意味も無いみたいですね。



 霞む視界のなか、ゆっくりとした足取りでトロルクイーンが歩いてきます。


 張り付いたような酷薄な笑みは彫刻のように冷たく、それでいて美しい笑みです。

トロルクイーン「しかし、この血はなかなかに甘露な味わいだ。 芳醇な魔力の香り、たまらぬな」

 指先についた血を舐めてトロルクイーンが言います。


 被捕食者になるのは嫌な気分ですね。


少年「あぐぅ」

 首を捕まれ持ち上げられます。

トロルクイーン「ふぅ、このまま貴様を食欲のままに食い散らかしても良い、が」

 舌なめずりをして見上げられてます。

 こんな状況じゃなきゃ、ドキッとする程整った顔立ちです。
トロルクイーン「ふむ、小僧、精通はしているか?」

少年「はぁ?」

 トロルクイーン「貴様の種を使えば良い子を身ごもる事ができそうだな」

 えーと?


 えーと?

トロルクイーン「もちろんその後は我の栄養源になってもらうがな」

 違う意味で、いや生命の危機であることには変わりはないんですが。 貞操も危機ですよ。

今日はこの辺で。


オネショタはうーん……

リョナは……

更新します(`・ω・´)


トロルクイーン「楽に死ねると思わぬ事だな」

 死ぬ気もなけゃ、異種姦するような特殊な性癖も無いですかが、どうにも身体が動きません。


少年「戦士はどうするつもり?」

 最悪戦士くらいは逃がさなきゃ男が廃ります。

トロルクイーン「そうさな、子供達の玩具兼苗床がちょうど良くないか?」


 戦士に目をやります。

戦士「やってみろ……ぶっ殺して…やる」

 驚きました。

 戦士は立っています。

 自らの吐血と土に塗れても、彼女の鮮やかな赤は少しも陰りません。

 その鮮血よりも鮮やかな紅い髪を逆立て、落日の色よりも鋭い朱の瞳は、牙を向く獣のような凶暴な光を湛えています。


トロルクイーン「は、矮小な子犬がキャンキャンと吠えるな」


少年「うぁっ」

 飽きられたぬいぐるみのように放られました。

トロルクイーン「食前酒代わりに飲み干してやるか」


 悠然とした足取りで戦士に向かうトロルクイーン。

戦士「上等、道連れに腕一本は覚悟しな」

 戦士が構えました。

 地面に戦斧の分厚い刃を食い込ませ、トロルクイーンを睨みます。

トロルクイーン「面白い」

 戦士の周囲が魔力に満ちていきます。

 魔法使いとは違い、生命力その物を燃やすそれは戦士の朱とは対照的な蒼。

 静かに燃える焔のように揺らめきます。


 トロルクイーンは戦士の前で止まり、愉快そうに喉を鳴らしています。


トロルクイーン「やってみるが良い、死ぬ気、でな?」

 次の瞬間、戦士の魔力がさらに激しく揺らめきました


戦士「おぉぉぉおおおっ!」

 地面を擦らせた勢いで振りかぶります。

 刃に浮かぶのは凶悪な笑みを浮かべる蒼い髑髏。

 蒼き魔の名を冠する斧術の真髄。

トロルクイーン「良いぞ、来い、愚物」

 生命を蹂躙する刃がトロルクイーンに振り下ろされました。


トロルクイーン「ふむ」



戦士「くっそ……」


 刃はトロルクイーンの手で止まっています。


トロルクイーン「血を流したのは久々だ……敬意を表してやる」

 くそ動け動け動けっ!



トロルクイーン「では、死ね」


 薄れゆく意識の中で、手を振り上げるトロルクイーン。

 そして、もう一つ。

 見間違えでなければ>>300の姿です。

魔女



 全身の力が抜けていきます。
 安心感からか涙まで出てきます。

少年「魔女ぉ……」


魔女「図体ばかり大きくなっても中身はまだまだだね」

 この世に対等な存在など無いと思う程不敵な笑みを浮かべた紫衣の外套の少女。

 魔女です。 魔女が来てくれました。

トロルクイーン「なにやら小さい愚物が一匹増え……」

魔女「喋るな、僕は今少年と話しているんだ」

 良く耳に通る凛とした声。

 井戸の底のように冷たいそれは感情の欠片もありませんでした。

戦士「あ、貴女は……」

魔女「なかなかいい根性をしているね。 うちの馬鹿弟子にも見習わせたいよ」



魔女「さて、弟子の不始末は師が拭おうか」


 魔女が小さく詠います。

魔女「~~」

 魔女の詠唱はどんな歌よりも綺麗です。

 無駄なく洗練されたそれは聞き惚れてしまいます。

魔女「いつまでも僕の側にいるな、獣臭くてかなわないよ」

トロルクイーン「っぬぁ!?」

 魔女が唱えたのは、純粋な魔力の塊をぶつける魔法です。

魔女「なぁ稀少生物、躾の時間だ。 僕は厳しいからね?」


トロルクイーン「は、はは。 化け物、か?」


魔女「僕は、魔女。 怖ーい怖い、の魔女さ」


現在の魔女書いたの久々過ぎてキャラがちょっとおかしいかもしれません。

今後の展開

>>310までで要望の多いものにします。

ボスキャラをペットにするとか規格外www

ただ、魔女の強さを理解してくれてるみたいで嬉しいですね。
埋め。

ペットにして美味しくいただけばいいんじゃない


魔女「~~」

 魔女が詠唱を始めました。


トロルクイーン「あまり侮るなよ人間風情がっ」

 トロルクイーンが魔女に向かって走り出します。

魔女「残念ながら僕は‘魔女’だよ、人の話を聞かない駄猫だね」

トロルクイーン「その矮小な肉体を引き裂いてくれる」

魔女「馬鹿一名ご案内かな」


 踏み出した瞬間トロルクイーンの周囲に小さな爆発がいくつも発生しました。

トロルクイーン「ぬぁっ」


 目を凝らすとあちらこちらに魔女の魔力の塊があります。

 さながら地雷のようです。

魔女「駄猫、君専用に術式を作らせてもらったよ。 存分にはしゃぎなよ」

 格が違いすぎますね。


トロルクイーン「効かんぞこの程度」


魔女「~~」


 魔女の詠唱が終わりました。

 >>313の魔法です。

拘束


魔女「~~っと」

 魔女の詠唱が終わりました。
 トロルクイーンの足元から鈍色の鎖が飛び出して、絡み付きます。


トロルクイーン「こんなか細い鎖くらい引き千切ってくれる」

魔女「どうやら足りないみたいだね」

 魔女は指先に淡い光を灯すと空中に魔法陣のような物を走り書きました。


 すると同じ柄の魔法陣がトロルクイーンの頭上にも現れます。

トロルクイーン「雌餓鬼がぁっ!」

 頭上の魔法陣からも鎖。 なにやら絡みついたり食い込んだりと大変な格好にされちゃってます。

 子供には見せられませんね。


魔女「さて、その間に」

 魔女は小さな杖を取り出すと、詠唱を始めます。


魔女「~~」


 全身が日の光に包まれたように暖かくなりました。

魔女「回復は苦手なんだけど」
少年「その割にはすこぶる調子が良いよ」

戦士「さすがだ、です」


 まぁ得意な魔法なんて使わせたら地形が変わりますしね。


トロルクイーン「殺す、引き裂いて殺す、喰い破って殺す、擦り潰して殺す。 爪で殺す、牙で殺す、拳で殺す。 殴り殺す、蹴り殺す、絞め殺す。 絶対に殺してくれるぞ」

魔女「できるならどうぞ?」

 魔女の顔には加虐な笑みが張り付いています。

 この世界で敵に回したくない存在アンケートをしたらトップ当選は確実ですね。

魔女「ちなみに、僕がほんの少しこの鎖に魔力を込めるだけでそんな態度は取れなくなるよ? ほら、こんな感じに」


トロルクイーン「っ~~!?」

魔女「どうしたんだい? 涙目になっているけど」


少年「魔女、これは?」

魔女「二の腕の内側を抓りあげられた痛みが全身に走る仕様だけど? ちなみに、タンスの角に小指を思い切りぶつけた時の痛みバージョンもある」

 チョイスが地味に痛くて恐ろしいです。


トロルクイーン「か゛ぁっ!殺す、必ず殺す!」

 鎖がミシミシと音を立てます。 今にも引きちぎれそうです。


魔女「腐っても高等種だね、今にも引き千切りそうだ」

トロルクイーン「愚物がぁっ!」

 金属の引きちぎれる嫌な音が鳴り響きました。


トロルクイーン「喰い殺してやる」

魔女「どうぞ?」

 牙を剥くトロルクイーンに対して余裕を崩さずに笑う魔女。

 トロルクイーンはそのまま魔女の肩に食らいつきました。


魔女「くぅっ」

 鮮血が舞います。


 トロルクイーンの牙が外套越しに魔女の肩に突き刺さります。

トロルクイーン「この味……なんと極上な」

 魔女に傷を付けました。 許せる要素は有りません。

 えぇ。 欠片ほども無いです。

少年「~~~~~~!」

魔女「少年、必要ない」

 熱くなった頭が魔女の声で一気に醒めます。


トロルクイーン「んぅふ~~、なんだ? 眼が、まわる?」


 トロルクイーンの頬が紅潮してます。

 なんだか呂律も回っていないようです。

魔女「魔力の濃さが格別だろう? どうだい? 美味しいだろう?」


トロルクイーン「うふふ、実にかんりょだにゃあ」

 なる程。



魔女「少年程度の魔力の量で喜んでいる貧乏舌には刺激が強すぎたかな?」

 まぁ魔女の血は血液と言うより高濃度の魔力そのものですし。

トロルクイーン「誰が貧乏舌だっ……うっぷ」

魔女「大丈夫かい? 酔いが回ってるみたいだけど」

トロルクイーン「馬鹿にするにゃ……げほっう゛おぇぇ」



 あ、吐きました。

魔女「さて、ここで問題です」
トロルクイーン「にゃ?」

 地面に落ちたはずの魔女の血がふわふわと浮いています。

魔女「無理矢理飲ませたらどうなるでしょう?」


予想の斜め上をいきたいですからね!

魔女以外のキャラは容赦なく嘔吐、失禁、失神などさせるつもりだったりしますよ(`・ω・´)

明日更新します。


魔女「せっかくの上等な血だというのに残すなんてもったいないだろう? 遠慮せずに飲みなよ」


トロルクイーン「……むりぃ…」

魔女「もう遅い」

 魔女の満面の笑顔の後、空中に浮いていた血液がトロルクイーンの顔に飛んでいきます。

トロルクイーン「んぅー!」

 必死にトロルクイーンは口を閉じています。

 その結果、空いている鼻孔から血液は進入していきます。

少年「……うわー」

戦士「泣いちゃってるよ……」

トロルクイーン「あ゛ー!」


 苦しんでるトロルクイーンの方へ、魔女はにっこり笑いながら歩いていきます。

魔女「あんまり抵抗しないでくれないかな? 直腸や膣から摂取したくはないだろう」

 魔女はうずくまっているトロルクイーンの髪を掴んで言いました。

 怖すぎです。

 トロルクイーンの顔面は吐瀉物と魔女の血と涙と鼻水と涎でグチャグチャでした。

 彫刻のような整った顔も、上質な絹糸のような銀髪も台無しです。

トロルクイーン「あ……あ……」

 トロルクイーンの瞳が恐怖に染まっています。

魔女「許してあげたいんだが、どうしても一つ気に入らないんだよね」

トロルクイーン「え?……あ?」

魔女「繁殖機能も成熟していない少年と交わってどうするつもりだこの淫乱発情無駄肉被虐癖駄猫」

 魔女は無表情に、トロルクイーンの胸を鷲掴みにしました。
 魔女の頭くらいありそうな肉の塊が服の上からでも解るくらいに形を変えています。

魔女「手に余る程の無駄な脂肪ぶら下げて、冬眠でもしたいのかい? 遠慮しなくて良いよ、変わりに永眠させてあげよう」
 執拗に胸を揉み、というより握りつぶそうとでもする勢いで魔女は更に文句を言っています。 胸に何の恨みがあるんですかね?


トロルクイーンが屈服する理由

恐怖 憧れ 惚れ のうちの多いもので。

>>337までで

恐怖



トロルクイーン「ごめんなさいごめんなさいごむぁ……」


魔女「乳猫、僕は喋って良いなんて許可した覚えはないんだけど?」


 激しく怖いよ。

魔女「~~」

 魔女が再び魔力の鎖を錬成します。

トロルクイーン「んぁ」


魔女「丁度使いっ走りが欲しかった所だし」

 鎖はトロルクイーンの首に巻き付くと骸骨を象った首輪になりました。

魔女「服従か、それとも死か? 一度だけ君に自由を与えよう」

 魔女が活き活きしてます。
 それにしても、あの首輪は魔女の趣味なのでしょうか? 少し悪趣味な気がしますね。


トロルクイーン「わか」

魔女「喋るな」


 絶対に怒らせちゃダメな相手なんですね、改めて実感しました。

魔女「君の声はかなり不愉快だ、聞くに耐えない」


トロルクイーン「……」

魔女「そうだな、語尾ににゃあ、とでもつければ可愛げがあるかもしれないね」

 なんとも加虐的な笑みでしょう。 その筋の性癖の方大喜びの素敵な笑みです。

 え? 僕?

 怖すぎて今すぐ土下座したい気分です。

トロルクイーン「従う……ますにゃあ」

魔女「だそうだ、少年、戦士、君たちはこれで満足かい?」

少年「うん」

戦士「はい」

 怖かったなぁ……。


魔女「いくよ駄猫」

トロルクイーン「にゃあ」


 魔女が鎖を引きトロルクイーンを連れて行こうとします。


少年「うわお」

戦士「たゆんたゆん……」

 戦闘中はそれどころじゃなかったですが、トロルクイーンのそれはとんでもなく大きいです。

魔女「ふんっ!」

トロルクイーン「に゛ゃあ!?」
 うわ、痛そうです。

 魔女がトロルクイーンの巨乳を全力で横から叩いたんです。 グーで。

魔女「無駄にでかいね、昔の僕なら手首を壊してたよ」

 やけに手慣れてます。

魔女「僧侶のおっぱいに比べたらまだまだだ」


トロルクイーン「ハァ、ハァ……にゃぁう」

 トロルクイーンの頬が紅潮してる気がしますが気のせいですよね。


魔女「あまり高い位置から見下ろされるのも気分が悪いな、そうだ」


 鎖が淡く光ります。

魔女「無駄にでかい図体を少し削ってあげよう」

 あれは、吸収の魔法ですね。

トロルクイーン「にゃあんっ!?にゃにゃあ」

 言葉を忘れています。

 苦痛ですよね。 えぇ、きっと苦痛です。



 トロルクイーンの姿が変わります。

幼女 少女 サイズのみ人並み 猫



>>349

までで多い意見で。




魔女「ロリコンが多すぎじゃないかい?」


魔女「不愉快さがなくなったよ、ずいぶん可愛らしいじゃないか」


トロル娘「我の胸が……肢体が……にゃあ」


 なんというか、正直勿体ないですよね。


 え、なにがって? 口が裂けてもいえません。 魔女に殺されちゃいますもん。


 何にせよ。

少年「疲れた」

戦士「疲れた」

魔女「じゃあ僕は一足先に帰るから」


 歩きで帰るのは辛いなぁ



戦士「帰ろう」

少年「うん」


 僕はまだまだ弱いですね。


 悔しいです。


 強く、なりたいです。



 無事に王都に帰りました。


 戦士とは一旦お別れして、一人です。


>>355しようかなぁ。

強くなる為に、魔道具屋で掘り出し物を探す


 ~魔道具屋~


店主「へいらっしゃい」


 掘り出し物を探します。

少年「強くなりたいんですけど、良い杖とかありますか?」


店主「ぬっふっふ>>357なんかどうだい?」

まわりのものから手当たり次第魔力を吸収する杖(呪い)


店主「こいつなんかどうだい?」

少年「うわー禍々しいね」

店主「こいつぁ魔力に飢えた魔術師が死の間際に作り上げた杖だ、すんげえぞ~?」


店主「他にも形を変える杖や魔力吸収の腕輪、能力上昇の靴なんかもあるぜ?」


 魔女からお金は貰っていますし、何か買ってみようかな。


少年「よし決めた、>>360を下さい」

ミス安価↓

魔女に言われてみたい(*/ω\*)

>>363

魔女「いったい何を言われたいやら?」

更新しますー



 形を変える杖と魔力吸収の腕輪を購入しました。

 試しに形を変えてみます。

 魔力を込めると>>366になりました。

三又の音叉の様な形



少年「なんだろ、これ?」

 適当に魔力を込めたら三叉の音叉になりました。

 うーん、どう使えば良いんですかねー?


 ぷらぷらと歩きながら考えていると>>368につきました。

>>369「あ、少年」

美味いと評判のパン屋

顔見知りの女の子


 美味しいと評判のパン屋さんです。


少年「閉まってる……」

 まぁ当たり前ですよね。 もう夜遅いですし。


女の子「あ、少年」


 道端で声をかけられました。

少年「君は?」


女の子「騎士団で君の事を見かけたのですよ、わかりますか?」


少年「あー…うん? 入り口辺りにいた子だよね?」

女の子「正解です! 何をしてるんですか?」

少年「んー特に、強いて言うなら>>371かな?」

良い年こいて喧嘩する魔女は魔法使いの時からあまり変わってないのな

再安価↓


少年「強いて言うなら、君に会いたいと思って探してた、とか?」


 ちょっと格好付けてみました。 お兄ちゃんも『女の前では常に格好つけろ』って言ってましたし。


女の子「またまた、私本気にしちゃいますよ? ふっふー」


少年「?」

女の子「分かってないで言ったんですかぁ! むー可愛い顔の割にひどい人です」


 よく表情が変わる子です。


少年「君は何してるの?」

 こんな遅くに歩いているなんて不良娘なんでしょうか?


女の子「パン屋さんのお仕事の帰りです、不良じゃないですよ?」


 読まれちゃいましたね。


女の子「戦えない私は少しでもみんなの役に立ちたいのです!」

少年「偉いね」

女の子「んっふっふ~、もっと褒めてもいいですよ? なんなら特別に頭を撫でるのも許しちゃいます」

 抱えた紙袋からはパンが溢れそうです。

 赤味が強い、短い茶髪。 その前髪を無理矢理纏めているので動く度にピョコピョコと跳ねています。

少年「偉い偉い」

 せっかく許してくれたので撫でてみます。

女の子「んっふふふー、なかなか上手ですね、三ポイント差し上げましょう」


 それは嬉しいですね。 なんのポイントかは知りませんが。


女の子を騎士団まで送るor送らない


>>380までで。

送らない場合は次の行き先も。

送らない


少年「夜遅いし送ろうか?」

 女の子を騎士団まで送ってあげる事にします。


 危ないですしね、 騎士団の子に何かあったら僕の身が、ですが。

女の子「そんな気を使わなくても大丈夫だよ?」

 女の子がにっこり笑うと紙袋を放りました。

 深く腰を落とすと、拳を突き出しました。

 腕の先が目で追えない程のスピードです。

 所謂正拳突きという奴ですね。


女の子「これでも戦士ちゃんの先輩だからね」

 騎士団は怖いところですね。


 無事送りました。


 夜も更けてきましたね。


>>383に行ったら>>384に会いました。

宿屋

50cmくらいの機械の女の子


 眠いので宿屋に帰ります。

 魔女が部屋を取っていてくれたので部屋に戻りました。


少年「」


機械娘「」


少年「」


機械娘「」


 うん、寝ましょう。 疲れてるんでしょうね、僕。


――――――――――――――――


機械娘「マスター、ノーリアクションだった」

魔女「案外つまんないね」


トロル娘「にゃあ」


 今日は少年の事をずっと観察してたんだくどなかなかどうして成長はしているらしい。


魔女「まぁまだまだだけどね」


 そうだな、明日は>>388でもしようかな。

少年があの杖の形を自由に変えられる様になるまで特訓



 早朝、魔女にたたき起こされました。

 正直眠いです。


魔女「>>390>>391と一緒に練習するんだろ?」

 そうでした。

中央大公園(とても大きい)

私と僧侶(魔女がついでに鍛えようと連れて来た)

http://mup.vip2ch.com/dl?f=40564

下手くそですが、僕の中ではトロルクイーンはこんな感じです。


―中央公園―

魔女「君が買った杖は錬金術師の作った物だろう」

少年「そうなんだ」

 魔女が手にした杖を持って説明をします。

魔女「魔力の量と操作で何にでもなるけど、どれも半端な物だね。 何にでも貪欲で浅ましい錬金術師ならではの物だよ」

 魔女はあまり錬金術師という人達が好きじゃないようです。
魔女「人の専門分野に土足で踏みいり中途半端な知識を持って賢人ぶるいけ好かない奴らさ。 その挙げ句に、得意げに真理だなんだとのたまう。 指ぱっちんで火でも起こして悦にでも浸ってればいいんだあんな奴ら」

 昔、何か合ったらしいんですが聞いていないので分かりません。

 でも、魔女は理由もなく誰かを嫌うほど愚かではありません。 余程の事、なんでしょうね。


魔女「とりあえずお手本だ」

 魔女が魔力を込めると、杖は小さなナイフになりました。

魔女「ナイフが一番使い勝手が良いだろうし、自分に馴染むようにしっかり形を身体に染み着かせるんだ」

 次に、魔女が少し長い息を吐きました。

少年「うわぁ」

 次の瞬間杖だった物は天を突く塔になっていました。

 僕と魔女が暮らしている塔よりも大きいです。

魔女「大きいだけじゃない、内装、飾り細工もしっかりと施しているから必要なのは寝具位だ」

 魔力次第でここまでデタラメな物まで作れるんでしょうね。


魔女「じゃあ組み手を始めようか」


少年「え?魔女と?」


魔女「したいのかい?」


 手加減してくれるならいいかもしれません。


魔女「今日の相手は彼だ」


僧侶「ど、どうも」


 この前教会で会った大柄な青年でした。



魔女「少年、君は固定砲台を担うにはまだまだ火力不足だ」

 知っています。

魔女「だから、移動しつつ様々な戦術を駆使できなくてはならない」


 器用ではないんですが。

魔女「僧侶、君は信心深く、また教えとは別に甘いとも思われる程の優しさがあると聞いた」
僧侶「え、あ、臆病なだけでございます」

 恵まれた体躯の割にどうも弱腰ですね。

魔女「ただ、杖術を初めとした僧兵の組み討ち術の成績は良いらしいな」

魔女「だから組み手をしてそこの少年を鍛えてやってくれ」

 これはなかなか大変ですね。

>>399組み手の結果

受け流し、いなしの技能が上がった



僧侶「よろしくお願いします」

 見た目に反した礼儀の正しさにはやっぱり慣れません。

 いや、まぁ、僧侶という職業から考えれば至極当然な気もするんですがね。



 僧侶の得物は大杖です。

 簡素でそれなりに重量があるそれをまるで小枝のように振り回しています。

少年「さて、いこうか」

 杖に魔力を込めます。

 想像するのは厚みのある短剣です。 強度がどれ程あるかわかりませんが、あの大杖を受け止めることを考えればある程度の丈夫さがほしいですし。

僧侶「ぬぅんっ!」

 大杖の打ち下ろしが眼前に迫ります。

 戦士程の勢いはないですが、それでも鋭い打ち込みであることには変わりません。

少年「おわっと」

 半身で避け、順手で持った短剣を首に突きつけて一本――。
僧侶「ふんっ」

 死に体だった大杖の柄を使い短剣が弾かれます。

 更に跳ね上げた柄で脇腹を打たれました。

少年「痛いなぁ」

魔女「焦り過ぎだ少年」



 二本目。

 今度はこちらから行きます。

 大杖では細やかな反撃をする事は出来ないはずです。


少年「ふりゃ!」

 防ぎやすいように右側頭部を狙い逆手に持った短剣で切りつけます。


僧侶「なんのっ!」

 大杖で防がれました。 狙い通りです。

 弾かれた勢いのまま身体を反転、左脇腹に切っ先を突きました、が。


僧侶「甘い」

 突く前に蹴られました。

 隙がありません。 肉体派僧侶とか何の意味があるんですかね。

 そんなこんなで計十本めです。

 まだ一本も取れてません。


魔女「ダメダメだな、少年」

 嫌ですね。

 ならば考えます。

 想像するのは大きな盾。 丸みを帯びたデザインで衝撃を受け流しやすいように創造しました。

僧侶「ぬぅりゃっ」

 僧侶の薙払いを盾で受け止めつつ距離を詰めます。

 次に進行を止める為に蹴りが来るはずです。

僧侶「どぅありゃっ」

 来ました。十六文字キックと名付けましょう。 それを盾で逸らしつつ、盾から短剣に作り替えます。

 鳩尾に短剣の切っ先を押し当てました。

 やっと、一本です。


魔女「二人ともそこまで」

 やっと終わりました。

 体中が痛いです。 昨日今日と身体を酷使し過ぎな気がします。

 そろそろ身体から抗議デモでも起こされそうなので、労うためにも、温泉にでも入りたいですね。


僧侶「~~」

 僧侶が回復呪文を施してくれました。

少年「ありがとう」

僧侶「では、貴方の罪が許されますよう」

少年「?」

魔女「貴方に愛が満ちますよう」

 僧侶が去ります。

少年「今のは?」

魔女「宗教上の挨拶さ」

 難しいですね。


魔女「随分と家を空けてしまったな」

少年「そろそろ塔に帰ろうか」

トロル娘「にゃあ」

機械娘「――。」


 なんか増えてますね。


 僕が出会った時、魔女は一人でした。

 静かで冷たくて、悲しそうで、優しそうな。

 そんな一人ぼっちでした。


 魔女は最近よく笑います。

 僕はそれが嬉しいです。

 嬉しくてたまらないです。

くぅ~疲れましたwこれにて完結です!
実は、本編で行き詰まったのが始まりでした
本当は続編のネタだけはあったのですが←
周知しない訳にはいかないので安価で挑んでみた所存ですw
以下、みんなへのメッセジをどぞ

魔女「みんな、見てくれてありがとう 胸の事やキャラがぶれてることは気にしないでね」
トロルクイーン「いやーありがと!
我の放漫さ、十ニ分に伝わったか?」

戦士「見てくれたのは嬉しいけど吐いてばっかだね・・・」
少年「正直、作中で言った僕の気持ちは本当だよ!」

機械娘「・・・ありがじゅっぴき」

では、

、魔女、トロルクイーン、戦士、僧侶、少年、機械娘「皆さんありがとうございました!」


王女「って、なんで!?私はぁ!?」

本当の本当に終わり


一度あのコピペを使ってみたかったんですが、難しいですね。
質問、こんな話が読みたい、等何かありましたらできる範囲でお答えしたいと思います。

↑修正
×探索型rpg
○探索型安価rpg

>>409

なかなか創作意欲を刺激される設定ありがとうございます。

魔女シリーズが落ち着いたらそれもいいかもしれないですね。

今までの総集編

>>411

魔女シリーズの総集編ということでしたら

少年「あなたが塔の魔女?」

魔女「果てもなき世界の果てならば」

勇者

戦士

僧侶

少年

の順で構成された一つの物語ですので最終的には総集編というような形になるかと思います。

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