ルフレ「問うわ、貴方が私のマスターですか?」雁夜「」臓硯「」 (766)

新参です初投稿
Fate/zeroとFE覚醒の短編クロスSSを予定、

・アニメFate/zeroの世界観が舞台
・間桐陣営にてバーサーカーと共ににルフレさんがキャスターのクラスとして何故か召還という設定
・クロムが夫であり、本編ED後の世界線のルフレさん
・Fateシリーズに関しては、にわかです
・両作品のキャラ崩壊、ネタバレ注意

では、てきとーに投下していきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412164768

ルフレのステータス(飾り)

筋力C
耐久C
俊敏D
魔力A
幸運C
宝具A

スキルは、職を全て経由済みなので男性職以外は全部習得、
型月特有のスキルは気配遮断や陣地作成などはクラスを変えると自動的に貰えるみたいな

というか、実質バーサーカー以外にはなれるしこの人

期待

確かにルフレ♀にバーサーカーの適性だけは無いわな


バーサーカーはFE覚醒だと男性専用職だし

EDってどっちだ?

世界のために消えた方だろ

スマブラのルフレが意外と弱くて悲しい


雁夜「…なぁ、親爺ゲホッ」

臓硯「…なんじゃ雁夜」

バーサーカー「■■■■■…」

雁夜「バーサーカーの召還は成功した…ゲホッ」

臓硯「見れば分かるわ」

雁夜「サーヴァントの召還に使った聖遺物は一つゲホッ、それもバーサーカーの奴のものだよなゲホッゲホッ」

臓硯「…」

雁夜「なんでキャスターみたいなサーヴァントまで召還されゲホッ!ゲホッゲホッ!ゲホォッ!!あ、もう無理」バターン!

臓硯「維持に耐えきれず死んだか」


ルフレ「」スヤァ…

ーーールフレ、目覚める

ルフレ「あ痛たた…」

臓硯「此奴め、ようやく目覚めおったか」

ルフレ「目が覚めて起きたら、目の前に妖怪がいた」

臓硯「起きて第一声がそれか」

ルフレ「目覚めた瞬間に頭の中に一杯色々と流れ込んできたけど…あぁ、ダメ整理がつかないわ」


臓硯(一つの聖遺物からサーヴァントが2体も召還されるなど、不測の事態)

(疑問は浮かんでくるが、儂にとってはどうでもよい。手駒が二つ、此度の聖杯は捨て置く算段だったが予定変更だ)

(間桐に聖杯をもたらす絶好の機会を逃すものか…!!!)


ルフレ「…だいぶ整理できたわ、戦争なら私の本領発揮って所かしら」

「ところで、貴方が私のマスターですか」


臓硯「いや、そこに伸びとる白髪の奴じゃ」

ルフレ「死んでんじゃないの?」

雁夜「生きてるよ」

さすがの語録だ馬力が違いますよ

ー間桐邸ー

ルフレ「悪かったわ、只でさえバーサーカーの維持で魔力が急速に奪われているのに、私が召還されたことによってそれを更に加速させてしまって」

「本当に悪かったわ」

雁夜「…いや、謝る必要なんか無いゲホッ、寧ろ勝機が増え…ゲホッ!」

ルフレ「!!大丈夫ですか、無理して喋らないで下さい」

臓硯「ろくに魔術の鍛練を行わなかった此奴の自業自得よ」

「それから雁夜よ、この度の不測の事態、協会への報告はするな、手の内は隠しておくが得策じゃからのぉ…カカカカカカ…」スタスタ


ルフレ「…なんて人なの、自分の息子が苦しんでいるのに笑ってられるなんて」

雁夜「…奴にとって自分以外の人間なんて道具でしかない…ゲホッ、間桐に産まれたが最後、奴に使い潰されるのがオチさゲホッゲホッ」

ルフレ「あいつのことよりも今はマスターの身体の心配を優先すべきね…どうしようかしら…無理に身体の蟲を追い出す訳にもいかないし…何かないのかしら」ガサっゴソっ

「………」

「ねぇ、マスター」

雁夜「…?」

ルフレ「治験に興味ある?」


っ精霊の粉、魔除け


眠いので今日はここまで

なるべく早めの更新を努力する

まさかのチートアイテムktkrwwwwww

言い忘れたけど令呪はルフレの分もちゃんと3つあります、バーサーカーの分とも共有可能

ー聖杯戦争開始直前ー
雁夜(彼女から貰った薬や装備品で少しだけ身体が楽になった気がする)
(それだけじゃない、僅かだが力も湧いている、これなら遠坂を倒せる)

(待っていろ、時臣ぃ…!)

ルフレ(なんとかマスターの身体を持ち堪えられるまでにはした)
(でも魔術師として見れば半人前以下、たった数ヶ月だけの鍛練、それも本人の身体と命を蝕む危険極まりない方法では、どんなに本人の素養が高くてもこれが限界)
(マスターが敵の魔術師と戦っても勝つ可能性は限りなく低い)

(それでも、この戦い負ける訳にはいかないわ)

ーーールフレ「マスター、自己紹介がまだでしたね、私の真名はルフレ、キャスターのクラスとして扱って下さい」

雁夜「聞いたことのない英霊だな」

ルフレ「知らなくて当然でしょう、私はここの世界の英霊ではありませんから」

雁夜「…どういうことだ」

ルフレ「私は別世界の英雄…と言っても元の世界でも余り語られてませんが、この世界の英霊と似たような存在なんです」

雁夜「聖杯の手違いで喚ばれたという訳か」

ルフレ「まぁ、そういった訳です、私の世界にも英霊を呼び出す似たような道具や方法があるので、このようなことが起きたのかもしれません」

「ご安心を、こう見えて私の生前は軍師です、戦いに関しては私の得意分野、私が来たからには貴殿方を死なせはしません」

「この戦い、共に制しましょう」

雁夜「…間桐雁夜だ、よろしく」
(英霊って、もっと偉そうな感じだと思っていたが…この娘は何かそういう感じじゃないな、話していて安心感というか親近感みたいなものがある)

(不思議な奴だな…でも不快ではない)

ーーールフレ「マスターの聖杯に賭ける願いを聞いてもいいですか」

雁夜「俺自身の聖杯への願いは無い、あるのは臓硯だけだ」

「俺の欲しいのは臓硯の意思だ、桜…俺の大切な人の娘の解放だ」

ルフレ「…解放?」カリカリっ

雁夜「葵さんは俺の幼馴染みで時臣という男との間に二人の子供がいるんだ、姉は凛、妹は桜」

ルフレ「はい」ポリポリっ

雁夜「だがアイツは簡単に捨てた…!時臣は桜を養子として追い出したんだ!!それも、間桐にだ!!!」

「葵さんや凛、追い出された桜の気持ちも知らないで!!!」

ルフレ「はぁ」ムシャムシャっ

雁夜「時臣と約束したんだ、葵さんを幸せにすると、アイツは…!!!」

ルフレ「話が脱線してますマスター、落ち着いて話を本題に戻して下さい」カリカリっ

雁夜「…あぁ、すまない、頭に血が昇っゲホッゲホッ!」

ルフレ「身体の基礎を上げて、寿命を僅かに伸ばしただけなんですから無茶をしないで下さい」ポリポリっ

雁夜「…桜は間桐に養子として入った、これがどういうことか今の俺を見たら大体想像がつくだろ?」

ルフレ「…!!…まさか」…ポトッ

雁夜「あの爺は人の肉や魔力を喰らった蟲を身体に取り込んで生き永らえる」

「蟲の維持には母胎…胎盤が必要だ」

「桜は今、臓硯によって蟲蔵に入れられて胎盤として調教されている」

ルフレ「!!!」

雁夜「俺は桜を救う、そしたら、また四人でーーー

ーーールフレ(マスターの話を聞いた後、怒り任せに臓硯に高等魔術を何発か撃った)

(でも、奴は死ななかった)

(奴は笑いながら自分を殺したことを不問にして去った、顔を思い出すだけでも苛立ってくる)


(でも、同時に…彼の願いを叶えなければいけないって強く思った)


「負けられないわよね…クロム…貴方や皆がいないのが唯一の不安だけど私、頑張るわ」

「………」


ーーー雁夜「…そういえば、お前には何か願いとかは無いのか」

ルフレ「私…?…ですか…?」

「………」

「………特に無いです」ニコッーーー


ーーールフレ「………私自身の願いの為にも」




ルフレ「…やっぱり、癖になる味ねコレ」カリカリっ

バーサーカー「 (´・ω・`) 」

ルフレ「…あぁ、今までずっとそこにいたのね…」

バーサーカー「 (´;ω;`)ブワッ 」

ルフレ「…これ食べる?」カリカリっ


っ絆の種


バーサーカー「 ( *´ ω `*) 」

かわいい

ーーー聖杯戦争開始ーーー

臓硯「先程、最後のサーヴァントが召還されたそうじゃ」

雁夜「ついに聖杯戦争が始まったか」

「早速、時臣の所へ…」

ルフレ「マスター、私達が今すべきことは各陣営の情勢や手の内を知ることよ、敵は一つの陣営だけじゃない、六つもいるのよ」

「闇雲に動き回ったら足下を掬われるわ」

雁夜「臓硯の奴も言っていたが、お前は隠し弾だ、迂闊に外へは出せない」

「それにお前はキャスターだろ?アサシンみたいに諜報するには向いてなー」


ルフレ「宝具開帳、」

『無重召還(クラスチェンジ)!!アサシン!!』


雁夜「」ポカーン

臓硯「」ポカーン

ルフレ「どうかしら♪」ドヤァ…



雁夜(葵さん、凛ちゃん、桜ちゃん、もしかして俺は最強のサーヴァントを手に入れちゃったのかもしれない)


うん。これはつよい(白目

(でもこれ覚醒の仕様的にレベル1になるからしばらくクラスチェンジできないんじゃ…)

(そこで屍兵召喚からのレベリングですよ)

海魔「や、やめて!私を狙わないで!!」

まさかと思うが宝具で魔符とか持ってないよな……

ギムレー以外には滅殺効くからアサシンだと恐ろしいことに

なんでちょっとコマンドー混じってんだw

ーーー雁夜「…バーサーカー以外のクラスになれる宝具!!?」

臓硯「更にクラスに適した、つまりアサシンでいうならば気配遮断、ライダーならば騎乗のような必須スキルも追加で与えられるだと!?」

雁夜「なぁ、まさか他にもこれに匹敵する宝具がある訳じゃ…」

ルフレ「あと三つあるわよ、正確にはもっと一杯あるけど」

雁夜「ちょっと待ってくれ、詳しく教えてくれ、マスターとしての命令だ」

ルフレ「分かりました」

スキルについて…
・ルフレや魔符の英霊は単独行動A 、カリスマEX(ルフレの場合)、対魔力Cを別枠で所持。
ルフレや魔符の英霊に与えられる本来のスキルはクラス1つにつき5つ。
アサシンやライダー、ランサーなどの気配遮断や騎乗の必須スキルもこの5つの中に組み込まれる。
スキルは知略系のクラス、キャスター以外は変更がきかない。
スキル「滅殺」などの即死系スキルは相手の英霊の格によって無効化される

例…ハサン→通る ギル→通らない

宝具について…

軍師の財産(イーリス・ゲート)
対人E~A
・ギルの「王の財宝」みたいなもの。ここから剣や魔導書を始めとする宝具を取り出す。その中でルフレが基本的に使う一部。

雷雲よ我が刃となれ(サンダーソード)
対人C
・魔力のランクがこの宝具の物理的威力となる、要は対魔力を受け付けない。

無重召還(クラスチェンジ)
対人A
・プルフを用いることによって、女性はバーサーカー以外、男性は全ての7つに属するクラスに変更できる。
変更した際、其々に応じたスキルが5つ付く。
ただし、クラス変更した英霊は1日に1回、正確には使用してから次の陽が昇るまで他のクラスに変更することは出来ない。
変更されたスキルはキャスターを除き、他のスキルに変更することが出来ない。
魔符によって召還された英霊はこの宝具を使うことが出来ない。

経験値性も考えたけど、匂いの箱はそもそも周囲に危害が及ぶというか…
え?本編の本人は平然と使ってるって?それは気のせいだ、そんな危険なもの何回も知らぬ存ぜぬで使う訳ないじゃないか(真顔)

再び蘇りし英雄達(スペルリバース)
特殊EX
・魔符を行使し英霊を召還する。
ただし異界で手に入れた17枚のみ。
1度、使用した符は2度と使えない。
英霊本人が死ぬ場合、維持不能で消滅する場合、符が破れた場合も上記として適用される。
異界の英霊への魔力供給は基本的にルフレ本人が行う。
放置して英霊が生き残れる日数は1~3日程度。英霊にはルフレと同じく単独行動や必須スキルが付くが他5つのスキルの変更は出来ない。

最後に一つ、一部の英霊は専用の宝具を所持している。
誰とは言わない。

天からの声…これでも制約を色々つけて弱くしたという
120枚も追加されなくて良かったね、切嗣くん(ニッコリ)

雁夜「デメリットに関しては把握したが最後の宝具の詳細が不明だ、召還…結界…?これは…」

ルフレ「…!!…遠くからサーヴァントの気配が僅かですが近づいて来てます…」

雁夜「!」

ルフレ「アサシンですね、戦意が無いことから敵情視察と考えられます」

「私は気配を消しますが…どうしますか、マスター?」

雁夜「…」

臓硯「…儂が特別に交戦を許可しよう、此度の戦争の間に限るがお前の魔力供給も手伝ってやらんこともない」

雁夜「…どういう風の吹き回しだ、臓硯?自分の手を汚さないお前が」

臓硯「勘違いするなよ雁夜、儂はお前のサーヴァントをこの目で見極めたいだけだからだ、それに既にアサシンが此方に関する情報を手に入れている可能性も な く は な い 」

「全ては聖杯を確実に手に入れる為よ」

雁夜(臓硯がここまで本気になるとはな…)

「…分かった…キャスター、ルフレに命じる、アサシンを始末してこい」

ルフレ「今はアサシンよ、とはいえ本陣への奇襲の可能性も な く は な い で す 、ですから交戦中はバーサーカーを常に配置しておいて下さい」


「悪いけど、アサシン…貴方がどんな人でも私達は負けないわ!!」

前座は終わり、アサシンとの交戦へと続くーーー!

スマブラネタわろた

クロムさんいじりはやめたげてww

ちょくちょくネタがwwww

ルフレさんはクロムさんと違って出番あるし、ルキナさんと違って胸もある。
イーリス王家は何かが足りないんやな……

ゴリラグズは喚べるのかな?

FE×Fate/Zeroとか俺得すぎる

>>36
ゴリラグズは本家セイバー連中とタメ張れる位のブラックRX並みのチート主人公だからな。


皆様、コメント等ありがとうございます

雑談に関してはマナーを守ってくれさえすればご自由にどうぞ

マナーを守らない方には、もれなく神剣エタルドのサービスです

現在、今後の構成を考えながら執筆してます
なるべく早めの投稿を努力します

因みに当初の予定はマルスがセイバー、リンがアーチャー、エフラムがランサー、ナンナがライダー、サザがアサシン、ルフレがキャスター、漆黒の騎士がバーサーカーの聖杯戦争スレを考えてましたが女神の加護の鎧と見切りの突破方法が考えつかず断念しました

>>38確かにRXみたいなやつだわ、アイク
ところで>>1はトリップつけないの?

>>40
どうも、はじめまして

自分は初投稿のバリバリ新参者なのでトリップ機能の付け方を教えて頂けると幸いです

ググった方が早い

つ ■ SS速報VIPに初めて来た方へ
■ SS速報VIPに初めて来た方へ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411779476/)

一部のDLC配布の魔符には宝具有りなのか

つまりは専用武器も登場しているマルス、エルトシャン、セリス、リン、アイクは宝具持ちの可能性が高いという事なのかな

要はトリップってのは名前欄に#の後に好きな単語を入れて作るもの

例えば今の俺のこのトリップは#ルフレで作ったもの
これで個人の判別が出来るってやつだね

トリップの元の名前って言ったらなりすましできるから言ったらダメなんじゃないか?

例えばだからそれはいいんじゃね

見落としてたスマン


ーーー第1章・初陣ーーー

ルフレ現在のステータス、スキル
筋力C 耐久D 俊敏A 魔力C 幸運C 宝具A
気配遮断B ラッキー7 軽業 すり抜け 滅殺


ーーーアサシン「マスターの言峰綺礼が私に与えた任務は、各陣営の諜報」

「…だが、今夜はそれだけでは終わらなさそうだ」

ルフレ「やっぱり本職の方にはバレちゃいますか」

アサシン「…驚いたな、私と同じクラスの英霊が別に召還されていたとは」

ルフレ「元はキャスターなんですけどね、ついでに言っておきますが私が喚ばれたのは偶然で、違反行為によって喚ばれた訳ではありませんから」

アサシン「情報を与えてもいいのか?仮にも情報収集を得意とする私に対して」

ルフレ「いいのよ、元より貴方を逃すつもりなんてないから」

アサシン「貴様は私を甘く見ているが…」スッ…!

ルフレ「!」

(気配を完全に断たれた…!?さっきまでは完全に隠れてはいなかったってこと!?)

アサシン(冬木の地で行われる聖杯戦争に喚ばれるアサシンは特徴は違えど全てハサン・ハッサーバが喚ばれる)

(真名が事前に把握されている挙げ句、ステータスも特別に秀でている箇所がなく、一部では最弱のサーヴァントと言われる始末)

(だが、それでも各陣営のマスターがアサシンを恐れる理由は他でもない)

(この気配遮断スキルがあるからこそ、下手に動くことが出来ないのだ)

(私の真価は対サーヴァント戦に使われるよりも、サーヴァントの命の根源であるマスターを暗殺してこそ発揮されるからな…!!!)

ルフレ(そう、アサシンはマスター殺し専門のサーヴァント)

(実力ある魔術師なら結界などの防御手段でアサシンの脅威を防ぐことができる、でもそれ以外の一般人や対抗手段の無い魔術師にとっては脅威)

(マスター雁夜にはアサシンに対する対抗手段は無いに等しい)

(…相手が攻撃態勢になった所を狙うしか方法は無いーーー)



(ーーーっ!殺気!)サッ!

シュッ!

アサシン「…ほう、攻撃する前の殺気に感ずいて瞬時に避けたか…」

「先程の貴様の言葉を信じれば、元はキャスターの身でありながら、その身のこなし」

「称賛に値する」

ルフレ「本家のアサシンから誉められるなんて、私も光栄ですよ」

アサシン「…フッ、随分と余裕の表情を見せるではないか貴様」

ルフレ「私は単に嬉しいだけですよ、貴方の強さを拝見出来て」


「その強さを学べるんだから」ス…ッ!


アサシン「…!気配遮断か!」

アサシン(同じクラスである以上、予測してはいたが、これは私に匹敵する高さのもの!)

(先程の私と同じく接近するまでは本気で隠れてはいなかったという訳か)

(面白い、ならば、私も同じことをするまでーーーーーっ!)

ーーーヒュッ

「ぬんっ!」サッ!

ーーーザクッ

「…矢だと」

ルフレ「紙一重で避けましたか、流石ですね」

アサシン「気配を断ち、弓矢で奇襲…中々、面白い戦法だ」

(武芸にも長けたキャスターか…興味が尽きない)

(だが、今ので直感した、この小娘はマスター言峰綺礼と、その師、遠坂時臣、そして何よりも我等ハサン・ハッサーバの脅威になり得ると!)

(故に 私 は結論する、今、ここで排除すべきと!)

アサシン「…小娘…今、ここで確実に貴様を始末する、貴様は脅威だ」

ルフレ「真剣勝負ね、望む所よ…ルフレ、私の名前よ」

アサシン「いいのか?真名を明かしても」

ルフレ「貴方の真名は元より事前の情報にありましたからね、ハサン・ハッサーバさん、勝負は出来る限り対等でいかないと」

アサシン「…その甘さ、命取りになると思え!!!」

ーーーーーースタッ!

ルフレ「早々に死んでたまるものですか!」

スタッ! ーーーーーー


ーー

ーーーーー

ーーーーー!ーーー

ーーーーールフレ「……はぁ…っはぁ……っ……っん」フラ…ッ

アサシン「…満身創痍か?小娘…だとすれば期待外れも良い所だぞ」

ルフレ「…くっ」

(あれから、5回攻撃を仕掛けたけど、全部回避されたわ)

(…今までの自分に慢心していた自分が恥ずかしいわ)

アサシン「…」

(奴が弓を射た隙を狙い懐刀を放ったが、奴はそれを全て回避した)

(だが、持久戦に持ち込めばこの分なら問題なさそうだ)

ルフレ(後、1回の攻撃でラッキー7スキルの効力が切れる)

(ここで逃す訳には絶対にいかない…!出し惜しみは無しで全力で行くわ!)


ルフレ「『軍師の財産』、ヒーニアスの的弓!!!」

アサシン「…宝具だと!」

ーーーシュッ チャキ…ッ

(お願い!アサシンの何処の箇所でもいい、当たって!!)ギギギ……ヒュンッ!

アサシン「!速い…!…くぅっ!」

ーーースカ…ッ!

ルフレ(脚の部位に霞めた!よし!)

アサシン「武器を変えようと同じこと…!」

スゥ…ッ

ルフレ「甘く見ないでよね!」ギギギ… ヒュンッ!

ーーーグサァッ…!

アサシン「…なっ…!?…気配は完全に消した筈…!!」膝ガクッ


ーーーポタっポタ…

アサシン(……!…まさか、先程の霞めた傷痕から出る血から私の潜んだ居場所を予測したというのか!)グッ


ルフレ(…仕留め損なった…!スキルが切れたせいか…!)

(…でも、アサシン、貴方はこれで後が無くなった)


アサシン(…何故、私は奴に近付けない)

(この私が奴に対して何か畏れを抱いているとでもいうのか?)

(…奴の武器は弓を引くことの行為そのものに手間がかかる)

(言ってみれば攻撃態勢に移る前と後の隙が大きい)

(懐に入れさえすれば十分に勝算はある)

(何よりも奴の今持っている武器は弓矢のみ、何を臆することがあるか)

(残念だったな…小娘、だが同族との真剣勝負は悪くなかった)


アサシン「…次で終わりだ、小娘、貴様を楽にしてやる」

ルフレ「…」

アサシン「…」

ーーースッーーーーーー



ーー
ーーーーー
ーーーーーーー

ーーーーアサシン(今!)

ルフレ(今!)

ーーーフッーー!

アサシン「!?」

(現れた奴の手にあるのは、弓ではなく剣!?)

ルフレ「貰ったぁっ!!!」

アサシン「くっ…、肉を絶ち骨を守れば問題ない!」

ルフレ「甘いっ!奥義!『滅っ殺』!」

ーーーザクッーー!!!ーーー

アサシン「な…ぁっ……!!!……………」バタッーーー!!!ーーーーーー



ーーー間桐邸ーーー

ーーールフレ「…アサシンの消滅を確認しました」

雁夜「そうか」

臓硯「アサシン程度に時間を掛けすぎだ、キャスター」

ルフレ「…それについては言い訳はしないわ」

雁夜「結果的にアサシンを脱落させたんだ」

「それでいいだろ臓硯」

ルフレ「…」



(私がアサシンにとどめを刺す瞬間)

(近づいた時、本の一瞬だけど意識が無くなったような気がしたけど…)






(……きっと……気のせいよね)




ーーーアサシンの精神ーーー


ーー
ーーー
ーーーーーー
ーーーアサシン(意識が遠退いていく)

(不思議と気分は悪くない、私にとっては悔いの無い勝負だったのだろう)

(私はハサン・ハッサーバであって、ハサン・ハッサーバではない…)

(すぐに別の私と会うことになるだろう…)


???「…」


アサシン「……何故、貴様が私の中にいる」



???「…」…ニヤァ



アサシン「貴様っ、何もーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

ま、まさかg…(消去されました)

>>42~48の皆様、コメントやアドバイス、参考をありがとうございます

本編とは別に、短編を外伝として章の終わり頃に投下します

短編内容を皆さんのコメントからの希望の中から気に入ったのを選び外伝にしようと考えております(決してコメ増やしとか、そういう訳じゃ(汗))

本編に差し支えないよう 極 力 短くする予定です

お題の条件はFEシリーズとFateシリーズのキャラが2人以上、もしくはいずれかの舞台背景が含まれているものとします

凡例その1
・衛宮士郎がマルスを召還したら
マルス「なんで皆、見ていてくれないんだ!!」

凡例その2
・ヴァルハルトがケイネスで、城が魔術工房に魔改造されていたら
クロム「面倒だから、全員四方囲んで起源弾200発!!!」

凡例その3
・第1事案ロリロリ聖杯戦争勃発!!マスターはお父様なのです!!!
ロンクー「どういうことか、説明しろ!説明を!」ンン「お父様と結婚できるよう、聖杯さんにお願いするのです!」
イリヤ「おばさんはお呼びじゃないのよ!」チキ「あぁん?今、なんつった、ボルテッカー喰らわすぞ」
ジャック「…お母さん、お母さん、女の子同士がキスしてるのはなんで…?」
時臣「私のっ!」雁夜「家のっ!」切嗣「娘がっ!」ズッコケ3人組「一番じゃあああぁぁぁ!!!」



例外・
綺礼「何が始まるんです?」
璃正「第惨次聖杯戦争だ!!!」

ーーーアサシンに勝利したルフレは各陣営の情報収集に徹する
結果、ルフレはセイバー、アーチャー、ランサー、ライダーの陣営の情報を可能な限り揃えることに成功した
ライダーを除くどの陣営も本陣に結界等を貼り籠城している様子から、雁夜、ルフレは他の陣営が動くまで待つことにした


ーーールフレ「さて、得られた情報を元に其々の陣営の対策を考えておかないと…」

桜「…」

ルフレ「…あ」

桜「…お姉さん…?…誰…?」

ルフレ(つい癖で霊体化するのを忘れてた)

(そういえば桜ちゃんと、霊体化した状態以外で、こうして直接会うのは初めてか)

ルフレ(聖杯戦争のことを教える訳にもいかないし…なんて答えようかしら)

「…」

桜「…」

ルフレ「…実は私はね」

桜「…?」

ルフレ「…実は私は幽霊さんなの!!」

(嘘は言っていない)

桜「…幽霊さん…?」

ルフレ「…そ、そう!幽霊よ!」

桜「…ジーーーー」

ルフレ「……うっ…そんな目で見ないで…っ…お願い…っ」
(表情を一つも動かさない)
(まるで糸切れた人形)
「…外へ出て遊ばないの?」
「…お爺様が外へ出ては駄目って…」

ルフレ「また、妖怪のしわざね…」

桜「…お爺様に叱られちゃう」

「…お仕置きされちゃう」

ルフレ「…」


ーーー???『…母様…!…お母様…っ!…』

「…丈…夫」

桜「…?」


ーーー???『…の夢!…母さんみたいな……僕の憧れ……母さんと一緒の…を追いかけるよ!…』

「…大丈夫よ」

桜「…お姉さん…?」


ーーー???『…私…母様に…お洋服を…し上げたいんです…』

「大丈夫よ桜ちゃん」


ーーー???『…こそ…母さんに…ってみせる!…』

「…私が…」

ーーー???『…私、…お母様がいない未来なんて……生きて…しいんです…』

「…貴女を…」


ーーー???『…丈夫…母さん!………母さんはすごい人だから!…』

「…私が貴女を」




ーーー???『…母さん…どこ…最後に…顔を…』



ーーー???『…いです…憎くてたまりません…あなたのことが!!!あなたさえいなければ!!!みんな…死ぬ必要なんて無かったのに!!!』





ーーー『…お前のせいじゃない…』




「私が貴女を守ってあげるって約束するから」



桜「…駄目…お爺様に逆らったら…駄目…」

ルフレ「お姉さんはね、こう見えても強いのよ、生きていた頃は大きい怪物やゾンビ、ドラゴンだって倒したんだから」

桜「…ドラゴン…?」

ルフレ「…あ」

「………実ハ私ハ…異世界ノ幽霊サンナノ…ハハハ……」

桜「…ジーーーー」

ルフレ「信じてないわね、この娘」

桜「…幽霊さん」

桜「…幽霊さんのお名前…?…」

ルフレ「…!……ルフレよ」

桜「…ルフレのお姉さん…私、そろそろ…あの、お部屋に行かなくちゃ…」

ルフレ「…よし、」

桜「…?」

ルフレ「桜ちゃんの戦局を変えてあげるわ」



ーーー臓硯「…むぅ…食事が置いてあるぞ…?」

「どれ、少し毒味をしてみるか、儂は死なんしな」パクっ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「」ばたーん!!チーン



ーーー桜「…お姉さん、駄目…」

ルフレ「大丈夫よ、桜ちゃん、臓硯のお爺さんなら2日3晩歩けないと思うから」

ルフレ(ごめんなさい、ソワレ)

(まさか『軍師の財産』から貴女の料理が出てくるとは思わなかったわ)

(でも、お陰でこうして桜ちゃんを外へ連れ出すことが出来たわ)

「桜ちゃん、女の子はお洒落に気を使わないと」

「私が色々と買ってあげる」

桜「…ルフレのお姉さん、お金は…?…」

ルフレ「金塊が高く売れたわ」

「これもあることだし、お金については心配いらないわ」


っシルバーカード

ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー

ーーールフレ「…」

桜「…ルフレのお姉さん、次はこのお洋服が欲しい…」

ルフレ「…」値段ちら見


¥2.4000→¥1.2000


ルフレ「…Oh」

桜「嫌なら帰る」

ルフレ「買ってあげるから」

(この娘、あの妖怪よりも腹黒いなんて、思ってもみなかったわ)

(あれだけあった財布の中身も残り僅か)

(シルバーカードが無ければ詰んでたわ)

桜「それと、あそこのお人形さんも」

「ショーウィンドのポーチバッグ」

「…次は、あの映画を」

ルフレ「」

ーーー近くのカーショップーーー

ーーー???「…ほぅ、中々に揃っておるではないか雑種」

店長「車はアメリカで生まれました、日本の発明品じゃありません、我が国のオリジナルです、しばし遅れをとりましたが、今や巻き返しの時です」

???「キャデラックは好きだ」

店長「キャディがお好き?結構、ではますます好きになりますよ、さぁさぁ、どうぞ、キャディのニューモデルです」

店長「…快適でしょ?んああぁ、仰らないで、シートがビニール、でもレザーなんて見かけだけで、夏は暑いし、よく滑るわ、すぐひび割れるわ、ろくなことはない、天井もたっぷりありますよ、どんな長身の方でも大丈夫、どうぞ回してみて下さい」


「…いい音でしょう?余裕の音だ、馬力が違いますよ」


???「一番気に入ってるのは」

店長「何です?」


???「値段だ」

ぶーん!

店長「わーっ、何を!わぁ、待って!ここで動かしちゃ駄目ですよ、待って!止まれ!うわあああああーっ!!!」

バリバリっガシャーンっ!!

\ワー/ \キャー/ \ナンダナンダ/

ーーールフレ「…あっちで何の騒ぎかしら」

桜「…お姉さん…映画…」

ルフレ「はいはい」

ーーー映画館内ーーー

ーーールフレ「凄かったわね映画」

桜「うん」

ルフレ「まさか、最後にクロエと美遊がオーバレイネットワークを構築してエクシーズチェンジZEXAL、リ・コントラクト・ユニバースするとは」

桜「あのシーンは中々、過激だった」

ルフレ「/// ///」カァッ

桜「/// ///」カァッ



ーーールフレ「もう日も暮れてきたわね桜ちゃん」

桜「…」

ルフレ「今日は私の勝手で連れ出しちゃってごめんなさいね」

桜「…あ…」…ボソッ

ルフレ「…?…桜ちゃん…?」

桜「…ありがとう…ルフレのお姉さん」

ルフレ「…」

桜「…今日、とっても楽しかった…」

「…し…かった…よ…」

「…よしよし」ナデナデ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

桜「…また、遊べる…?…ルフレの…お姉さん…っ」

ルフレ「…えぇ、今度は雁夜さんも一緒に連れて来て遊びましょう」

桜「…雁夜おじさんも…?」

ルフレ「…って、よく考えたら、あの人の今の顔じゃ周囲から怖がられてしまうわね」

「…顔を隠す為に、仮面なんてどうかしら…駄目ね完全に只の変態だわ、臓硯への次の策も考えなきゃ…」

桜「…」ニコッ…

ーーー間桐邸ーーー

ーーー雁夜「…臓硯、何をしている」

臓硯「…雁夜か…話しかけるでないわ…儂は今、気分が悪いんじゃ最悪なんじゃ、まだあの味が舌に残っておるわい」

雁夜「元気でなによりだ、それだけ口が開けるんだからな」…スタスタ

臓硯「あ、ちょっ、待っ」



ーーー教会ーーー

アサシン「…以上が報告です」

綺礼「…ふむ、ご苦労だったアサシン」

「…我が師、遠坂時臣からの通達だ、他の陣営の警戒心を解く為、お前の数ある人格の中から1人、弱い奴をアーチャーに殺させよと」

アサシン「…御意、ザイードが適任でしょう」

綺礼「…では、そのザイードを呼び出せ」



アサシン「………フ…フ…」



綺礼「どうしたアサシン」

アサシン「……いえ、仰せのままに…」



ーーー遠坂邸ーーー

ーーーーーーグサアッ!

ザイード「あれを…恐れることはない、だとーー!?」

ーーグサッグサーーッ!!




ーーー第1章、完ーーー


ーーー外伝ーーー

異文・第惨次聖杯戦争勃発

小林「何が始まるんです?」
璃正「第惨次聖杯戦争だ!」



アインツベルン「娘を無事取り戻したければ俺達に協力しろ、OK?」

切嗣「OK!!」ズドンっ!

アインツベルン「うわあああああっ!」



切嗣「言峰綺礼!殺されたんじゃ?!」

綺礼「残念だったなぁ、トリックだよ」

切嗣「時臣にいくら貰った?」

綺礼「10万ドルとアゾット剣ポンッとくれたぞ、…だがな衛宮切嗣、お前をぶち殺せと言われたら、タダでも喜んでやろう」

龍之介「ビールでも飲んでリラックスしな、娘の面倒は俺がしっかり見ててやるよ、ぬへへっ」

切嗣「面白い奴だな、気に入った、殺すのは最後にしてやる」



ナタリア「」

切嗣「連れを起こさないでくれ、死ぬ程疲れてる」



切嗣「どくんだ、車に乗れ」

アイリ「?!…キャーッ!」

切嗣「…僕の言う通りにしろ」

アイリ「駄目よ、7時半に空手の稽古があるの、付き合えないわ」

切嗣「今日は休め」

アイリ「あんた一体何なのよ!?車は盗む、シートは引っぺがす、私は拐う、娘を探すのを手伝えなんて突然メチャクチャは言い出す、かと思ったら人を撃ち合いに、巻き込んで大勢死人は出す、挙げ句は電話ボックスを持ち上げる、あんた人間なの!?お次はターザンときたわ、警官があんたを撃とうとしたんで助けたわ、そうしたら私まで追われる身よ!一体何があったのか教えてちょうだい!」

切嗣「駄目だ」

アイリ「今日は厄日だわ!!」

切嗣「お前は最後に殺すと約束したな」

龍之介「そ、そうだ旦那、た、助けー」



切嗣「あれは嘘だ」



龍之介「うわああああああーっ!!!」



アイリ「あいつはどうしたの?」

切嗣「放してやった」




ランスロット「怖いかクソッたれ、当然だぜ、元円卓の騎士最強の私に勝てるもんか」

切嗣「試してみるか?俺だって元魔術師殺しだ、フンッ!」バキィッ!

ランスロット「」

アイリ「こんなの飛行機じゃないわ!羽の付いたカヌーよ!」

切嗣「だったら漕げばいいだろう!」

バキッ!バキッ!!バキィッ!!!

切嗣「動け!このポンコツが!動けってんだよ!…この手に限る」



小林「衛宮切嗣ですか?」

璃正「通信隊に連絡して、警察と沿岸警備隊の無線を残らず傍受させろ」



小林「何が始まるんです?」

璃正「第惨次聖杯戦争だ!」



綺礼「口だけは達者なトーシローばかりよく揃えたものですなぁ、まったくお笑いだ」

時臣「言峰君、私の兵士は皆愛国者だ」

綺礼「ただのかかしですな、私なら瞬きをする間に」パキンっ※腕の骨が折れた音


「皆殺しに出来る」



ケイネス「見てこいランサー」

ディルムッド「ぐえへーっ!!」

ケイネス「二手に分かれろ!油断するな!」



ガガガガガガガガガガガガーーー!!!

アサシン1「ぐわあーっ!」

アサシン2「うわあーっ!」

アサシン3「ひええーっ!」

ケイネス「ぎゃあーっ!」

イリヤ「パパぁっ、キャーっ!」

切嗣「言峰綺礼、その子は関係無い、放してやれ!目的は僕だろう!」

綺礼「フハハハハハっ☆」

切嗣「…来いよ言峰綺礼、剣なんか捨てて、かかってこい!楽に殺しちゃつまらんだろう、拳を突き立て、僕が苦しみもがいて、死んでいく様を見るのが望みだったんだろう!」

綺礼「ガキにはもう用はない!フフフっ…黒鍵も必要などない!フフフっ…誰がテメェなんか!テメェなんか怖かねぇ!」


「野郎ぉぉぉぶっ殺しゃらぁぁぁあああーっ!!!」


綺礼「テメェはもう老いぼれだ!」

切嗣「…ざけやがってぇ!!!っ」

「フンッ!」バキッ!

「ホゥッ!」バキィッ!

「フゥンッ!」バキィーッ!

ーーーグサッーー!!

綺礼「」プシュー!!!

切嗣「地獄に落ちろ言峰綺礼!」






ピッ


ドカーンっ!!!ドカーンっ!!!ドカーンっ!!!

※この時点で聖杯の居場所は分かっておりません

璃正「まだ誰か残っているか?」

切嗣「ありません、あるのは死体だけです」


璃正「もう1度、魔術師殺し部隊を編成したい」

切嗣「もう会うことはないでしょう」




ーーー外伝、完ーーー



オーバーレイ(意味深)

AUOあんたは黄色のFDでしょうに

こんなのFateじゃないわ、ただのコマンドーよ!

>>67
駆虫剤かな?

コマンドー好きすぎワロタwwww


ーーー第2章・凶獣咆哮、そして…ーーー



ーーー間桐邸ーーー

雁夜「アサシンがアーチャーによって脱落したという報告が入ってきたぞ」

「どういうことだルフレ」

ルフレ「…」

「…戦争開始直後、私はアサシンと交戦したわ」

「アサシンは、あの時、確実に処理した筈」

「でも…なんで報告が今になって…?しかも、アサシンを倒したのはアーチャーということになっている…?」

「…」

「…幾つか仮説が浮かんだわ」

雁夜「…なんだ…?」

ルフレ「アサシンは分身、もしくはそれに近い能力を保有している」

「でなければ、相手の視覚や認識を誤魔化す能力」

雁夜「…ということは」

ルフレ「…そうね、私の存在も向こうに露見している可能性がある」

雁夜「…そうか」

ルフレ「…ごめんなさい、マスター、私がアサシンを確実に始末出来なかったせいで、相手の度坪にはまってしまうだなんて」

ルフレ「…それは別に君のせいじゃない…君はよく頑張ってくれている…本当なら、それは俺がやるべきことだよ…」

「…ありがとうございます…マスター」

「…でも、これで1つ収穫が増えたわ」

「…収穫?」

ルフレ「今回のアサシンが脱落したという件、アサシンのマスターとアーチャーのマスターの自作自演である可能性よ」

「…更にアサシンのマスターは言峰綺礼という人らしいの」

「…言峰って名字に引っ掛かったから調べてみたわ…そしたら今回の聖杯戦争における監督役を務める言峰璃正の息子であることが判明したの」

「…両者が中立公平の立場である筈の監督役とも結託している可能性もあるということ…!」

雁夜「…なん…だと…!?」

「…時臣ぃ…!!!…あいつ…!!!…よくも、よくもっ、そんな汚い真似を平気で…!!!」

>>90間違えました、すみません訂正します

雁夜「…ということは」

ルフレ「…そうね、私の存在も向こうに露見している可能性がある」

雁夜「…そうか」

ルフレ「…ごめんなさい、マスター、私がアサシンを確実に始末出来なかったせいで、相手の度坪にはまってしまうだなんて」

雁夜「…君のせいじゃない…君は俺の代わりに、よく頑張ってくれている…本当なら俺がすべきことなのに…」

ルフレ「…ありがとうございます…マスター」

「…でも、これで1つ収穫が増えたわ」

雁夜「…収穫?」

ルフレ「…今後、アサシンとアーチャーの陣営には、より一層の注意が必要ね…」

ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー

ーーー冬木市湾岸近くの倉庫ーーー

ランサー「ーーーてやぁっ!」カキン!

セイバー「ーーーはぁっ!」ッカーン!


ーーー間桐邸ーーー

ーーールフレ「ランサーとセイバーが港近くの倉庫で交戦しているみたい」

「…どうしますか、マスター、様子を見に行きますか」

雁夜「…潰し合いをしてくれるなら本望だ…」

ルフレ「…それには私も同意します」

「…っ…!?」

雁夜「どうした?ルフレ」

ルフレ「…2人の戦いにライダーが乱入してきました…!」

雁夜「…!」

ーーーライダー「我が名は征服王イスカンダル、此度の聖杯戦争においてはライダーのクラスを得て現界した」

ウェイバー「な、何を考えてやがりますかぁぁぁ!!!この馬鹿ぁぁあっっ!!!」

デコピンッ!

ウェイバー「あたっ」

ライダー「うぬらとは聖杯を求めて合い争う巡り合わせ、まずは問うてことがある、うぬら…」

「一つ我が軍門に降り聖杯を余に譲る気はないか!!さすれば余は貴様らを剛友として許す!!世界を征する界列を共に分かち合う所存でおる!!」

ウェイバー「ライダァァァアアアーっ!!!」

ーーールフレ「…次々と港にサーヴァントが集結してるわ」

ルフレ「…恐らく、アーチャーも来る可能性があるわ」

雁夜「…!」

「…出るぞ、ルフレ、バーサーカーを連れて行く…」

「…ここで聖杯戦争を終わらせる」

ルフレ「…まだ、相手の手の内が分からない以上、迂闊に手は出せませんが」

「バーサーカーの戦闘力を確かめる為にも1度、戦わせた方がいいかもしれません」

「でも、無茶はしないで下さいマスター、自分が限界だと思ったら令呪を使ってバーサーカーを撤退させて下さい」

雁夜「…出来るだけそうする」

ーーーライダー「聖杯に招かれし英霊は!今ここに集うがいい!!尚も顔見せを応じぬ臆病者は!!!征服王イスカンダルの侮蔑を免れぬものと知れぇぇぇえええっ!!!!」


ーーー遠坂邸ーーー

ーーー時臣「…これは」

綺礼「…はい」

時臣「…まずいな」

綺礼「…まずいですね」



ーーーウェイバー「…あいつは!」

ーーーケイネス「…アサシンを倒したサーヴァント!」

ーーーアーチャー「俺を差し置いて王を称する不埒者が人世に2匹もあってはな」ーーー

ーーールフレ「…ここからなら見つかりにくいでしょう、私は霊体化をして共に戦況を見守ります」

雁夜「…バーサーカー」




「殺せ」




ゴオオォォッ!

バーサーカー「■■■■■■■ー!!!」

「「「「「??!!!」」」」」





ルフレ、現在のクラス、スキル

・神軍師・キャスター

・剣の達人
・魔力の叫び
・魔の達人
・華炎
・七色の叫び

※バーサーカーと雁夜はルフレの『魔力の叫び』『七色の叫び』によって魔力とそれぞれのステータスが補助されています



ーーーアーチャー「誰の許しを得て俺を見ている狂犬めが」

「…せめて散り様で俺を興じさせろ、雑種」

びゅんっ!びゅんっ!

ドーン!

バーサーカー「…■■■」

ランサー「…奴め、本当にバーサーカーか!?」

ウェイバー「…え?…?」

ライダー「なんだ坊主、分からんかったのか」

「あの黒いのは先に飛び出した剣を難なく掴み取り、続けて来た第2撃を剣で打ち払ったのだ」

アーチャー「…その汚らわしい手で我が宝物に触れるとはな、そこまで死に急ぐかっ!!!犬っ!!!」



ドドドドドドドドドドドドーーー!!!!!

バーサーカー「■■■■■■■■ー!!!」

ひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんっ

カンカンっ!カンっカンっ!っカンカン!!!



ーーーヒューン!



アーチャー「…!!!」サ…ッ


ーーびゅーん!!!


アーチャー「なにぃっ!!!」


っがしゃーん!(アーチャーの肩鎧が砕ける)


バキッ!


…カン…カン…



…ト…ッ…



アーチャー「…」ワナワナ…

アーチャー「…しれものがっ!!!天に仰ぎ見るべきこの俺を同じ大地に立たせるかっ!!!あまつさえ俺の鎧に傷を付けるとはっ!!!許さんぞっ!!!許さんぞぉっ凶犬っ!!!その不敬は万死に値するっ!!!もはや肉塊すら残さんっ!!!」



ーーー綺礼「我が主よ、ご決断を」

時臣「…令呪を以て命ず、英雄王よ、怒り沈め撤退を」




ーーーアーチャー「…命拾いしたな、雑種…っ!!!…次逢う時まで、貴様の散り様を念入りに考えておいてやるっ!!!楽には殺さんぞ…っ!!!…凶犬…っ!!!」



ーーー雁夜「はぁはぁはぁ…っ!ゲホッ」

ルフレ「大丈夫ですか!マスター!」

雁夜「ハハハっ…!!!…大丈夫さ、ゲホッ、はぁはぁ…っ」

なぜ
愛・七色・魔翌力・速さ・移動にしなかったのか

ーーー時臣(…どういうことだ…?…)

(…ギルガメッシュに軽傷を負わせるなど、バーサーカーとは言え、あの実力は何かがおかしい…まるで、狂化以外の…何かの強化を受けているかのような)

(あの男にはバーサーカーを維持するだけで精一杯の筈)

(ろくに魔道の修練を積んでいない筈の奴が何故…?)

綺礼「…主よ!」

時臣「…どうしたんだい、言峰綺礼君」

綺礼「…戦況に動きが!!」




ーーーバーサーカー「■■■■■ー!!!」

ランサー「…セイバー、すまない…っ…!」

セイバー「くっ!ランサー!」



ーーー雁夜「がぁあああーっ!!!ゲホゲホッ!!」

ルフレ「マスター、早く令呪を!!!」

雁夜「…止…まれぇ…っ…ゲホッ!!…バーサーカー…っ…!!!」

ルフレ「…セイバーを見た途端にバーサーカーが暴走するなんて…!!!」

ルフレ(ランサーが令呪によってバーサーカーに味方している今、セイバーを倒すなら今が好機でしかない)

(でも、このままバーサーカーを戦わせたらマスターの身体が…!!!)

(…誰か…っ!!!)


ーーードドドドドドドドドドドドッ!!!!!

ライダー「っおろろろらろらろろろろらろろらろらろろろ!!!!」

ウェイバー「っひえええええええ~ん!!!!」

ドーン!

バーサーカー「■■■■■ー!!!」フラフラ…

「…■■■…!…」…ガクッ!



ーーールフレ「!!…バーサーカーが倒れました!!今です!!」

雁夜「…令呪を以て命ずっ!!!…バーサーカーよ…!!!…撤退して身体を休めろ!…カハッ!!!」



ーーーバーサーカー「…■■■!…」スゥ…

雁夜「…はぁ、はぁ、はぁ…毎回こんなんじゃ、身が持たないぞ…」

ルフレ「…万能薬です」

雁夜「…あぁ…ありがとう…少し楽になったよ…」…ゴクッゴクッ

ルフレ「…我々も早い所、撤退しましょうかマスター」ーーー



ーーーランサー「…礼を言う、ライダー…!」

ライダー「…」

セイバー「…?…どうした、ライダー…?」





ライダー「そこに、こそこそ隠れておる者達よ!!!前に出てくるのだ!!!」

ウェイバー「ライダー?!!」




ーーールフレ「…?!!!」

雁夜「…?!!!」

ルフレ「…なっ…あ…マスターっ!!!危なーーー」

ドーン!




セイバー「?!」

ランサー「?!」

ウェイバー「突然どうしたんだよ!!ライダー!!倉庫ごと剣の衝撃波で壊しちゃって!!」



ーーーケイネス「…一体何が?!」




ーーー切嗣「…!?…あれは…!?」

舞弥「…切嗣…!」

切嗣「…舞弥か、僕としたことが失策だったよ」




「…まさか、バーサーカーのマスターがキャスターと同時契約していたとはね…!」




ーーー時臣「…あの男はどこまで魔道を侮辱すれば気に済むのだ…っ!」

(…何故、一度は魔道を捨て再び戻ってきたお前ごときの器が2体ものサーヴァントを扱っているんだ…っ!!!)

綺礼「…主、気をお静め下さいませ」

時臣「…すまない…私としたことが声を荒げてしまった…」

綺礼「…しかし、妙ですな、バーサーカーのマスターは魔力の維持が精一杯の筈」

時臣「…恐らく、あのサーヴァントから何かしらの補助を受けていると考えるのが妥当だろう、バーサーカーの先程の異常な実力にも辻褄が合う」

綺礼「キャスターは一般人から召喚されたとアサシンから聞きました」

「恐らく、召喚した一般人を殺してサーヴァントと再契約したかと」

時臣「アーチャーもアサシンも今となっては出せない、事の成り行きを見るとしよう」

綺礼「…はっ」





綺礼(…なんだ、この胸騒ぎは…何かが起ころうとしている…いや、この私が胸騒ぎだと…)






ーーールフレ「…くっ…」

雁夜「…お、おい、大丈夫かルフーー」

ルフレ「…マスター、大変まずい状況になりました」



「3騎士の2角、そしてライダー」

「…退路が何処にもありません」




雁夜「…これは」

ルフレ「…はい」

雁夜「…まずいな」

ルフレ「…まずいですね」

ーーーーーーーーー


シスターになってレスキューで解決だ!
ルフレは…令呪で回収するしかないか?

ーーーライダー「ふむ、見てくれから察するに貴様はキャスターか」

ランサー「…キャスターだと…?」

ライダー「ふむ、大方我らの手の内を影からこっそり見ようとの魂胆だったのだろう」

セイバー「…さすが、魔術師の英霊は性根の腐った戦い方をすることに定評がありますね」



ルフレ「…イラッ」



ライダー「…本来であるならば、とても許しがたい侮蔑の行為だが…この征服王イスカンダルの提案を聞いてはみないか?!キャスターよ!!」

ルフレ「…?!」

ライダー「貴様らは今、四方…あいや、三方か?まぁどっちでも良い、囲まれておる!!このまま戦えば貴様の脱落は間違い無しであろう!!だがしかし!!うぬらの顔を隠すフードを上げ!!我らに顔を見せるならば!!貴様達の 此度の 行為は許すとしよう!!!」

ウェイバー「…ライダー!?な、何を勝手に」

ランサー「俺は構わん」

セイバー「私もだ、幾ら奴が気に食わんとは言え、多勢で襲いかかり勝利を得るのは 騎士の恥だ」※この言葉をよく覚えておいて下さい

ライダー「…決まったな!!どうする!!キャスターと、そのマスターよ!!!」

ルフレ「…分かりました」

ガバッ


サラッ…!



ライダー「…ほおぅ…」

ウェイバー「…はぁ…って、何考えてるんだ!僕っ!」

ランサー「…!…女だったのか…!」

アイリ「…綺麗な髪ね…!」

セイバー「えぇ、アイリスフィールに匹敵する髪の良さだと思います」

「ところで、アイリスフィール、今日初めて喋りましたね」

アイリ「編集でカットされてるけど、喋っているからね私」




ライダー「…ふむ、女子だったとはの…!しかも美人ときた!!…キャスターよ、そちの勇気、この征服王、誠に感服した!!!」

ルフレ「…誉めても何も出ませんよライダー」

ライダー「まぁ、そう言うなって?」ニカッ

ルフレ「…さて、もう良いですよね?」

ライダー「まぁ、そう焦るなって、お次はマスターの顔も見せてはくれんか?我輩はうぬ ら と宣言したことだしのぉ!!!」

ルフレ「はあっ?!何ですか、その詭弁!!そこまでしてーーー」

雁夜「キャスター」

「それでこの場が治まるなら安い」

ルフレ「で、でもっ!!」

雁夜「…今は、この場を乗り切ることが何よりも先決だ…」

ルフレ「…はい」



ガバッ



ライダー「…む…」

ウェイバー「…ひっ…!」

ランサー「…なっ…!?」

セイバー「…っ…!?」

アイリ「…なんて酷い…!」





ライダー「…なぁ…キャスターのマスター、その方の顔ーー」

雁夜「…用件は済んだ…行くぞ、キャスター」

ルフレ「はい」


ーーー

ランサー「…我が主から聞いた情報ではキャスターのマスターは一般人が召喚したと聞くが…」

セイバー「それは誠か、ランサー!?」

ランサー「あぁ、主からの確かな情報だ」

セイバー「では、あそこのマスターは無理矢理にあの状態にされているのではないのか!?」

ライダー「…まぁ、無いとは言い切れんがなぁ」

セイバー「…弱い民衆を守るのが騎士の務め!ランサー、ライダー!!奴は今、ここで見逃していい輩では無い!!!」

ランサー「…共闘か…?…あぁ…お前は槍の傷で全力を出せないのだったな…いいだろう、俺もマスターを酷使する英霊など見逃したくなどはない!助太刀しよう!!」

ライダー「…うむ!面白くなってきたぞ!小僧!…って気絶しておるか、貧弱だのぅ」



アイリ「…切嗣…あなた、今どこで何をしているの…!?…セイバーが止まらないのよ…」

ーーーアサシン「悪く思うな、マスターが貴様を捕らえろとの命令だ、女は殺せと言われたがな…クク…」

切嗣「…チ…ッ!…舞弥!…アイリ!」

バンッ!

舞弥「…くっ…切嗣!…こちらは大丈夫です!…早くマダムの所へ!」

バンバンッ!

切嗣「…僕はあの騎士王が益々嫌いになりそうだよ…!」ーーー


ーーールフレ「…約束を破る気?征服王?」

ライダー「 此度 の件に関しては確かに許したが、」



セイバー「…貴様の非道な行いについては別だ…キャスター!!!」



ルフ雁夜「「…は?」」



ランサー「…マスターを解放しろ、不忠者が…!」

ルフ雁夜「「…え、ちょっ…?」」

セイバー「一般人を無理矢理、現界の為に酷使する外道が!!」

ルフ雁夜「「…はいぃぃぃっ?!」」

ランサー「貴様は今、ここで俺達が仕留める!」

ルフ雁夜「なぁ、「ねぇ、ちょっと話を」」

ライダー「…まぁ、我輩は貴様の実力を知りたい所存であるから…ハハハっ!すまんなぁ!キャスター!これも聖杯戦争よ!!!」





ルフ雁夜「「…………………」」





「「はああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ??!!!!」」





ーーー第2章、完ーーー



まあ、Zeroセイバーはな…うん

なんか勘違いしてた。キャスターの重複召喚か、ジルとルフレのどっちかがアベンジャー的な感じのな



ーーー第3章・変わる戦局ーーー




ルフレ「ねぇ、貴方達何か勘違いーー」

セイバー「黙れ!『風王鉄槌』!!」

ゴォッ!

ルフレ「って、危ないわよ!!」

ドーン!

ランサー「唸れ!『破魔の紅薔薇』!!」

ビュッ!

ルフレ「洒落になってないわよ!それ!!」

サッ!

ライダー「我が軍門に降るなら再び許すぞ!!!小娘!!!」

ドドドドドド!

ルフレ「貴方の言葉が一番、信じられません」

ササッ!

ドーン!!!

ルフレ「…」

王は人の心が分からない

ここのルフレは王妃だけどな


ルフレ「…ねぇ、マスター」…ボソッ

雁夜「…な、何だキャス…ひっ?!!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

ルフレ「…別にあいつらを倒してしまっても構わないですよね」ニッコリ




雁夜(アカン、これアカン奴や)




セイバー「…なんて、禍々しい魔力だ!やはり、奴は…!」

アイリ「…ねぇ、セイバー…私の話を聞いて…」

セイバー「下がっていて下さい!アイリスフィール!ここは私達が食い止めます!」

アイリ「ねぇ、セイバー、貴方さっき多勢で襲いかかるは騎士の恥だって言ってたわよね」

セイバー「言ってません」

アイリ「言ってたわよ、このスレの>>111で思いっきり皆の前で言ってたわよ」

セイバー「言ってないっ!!!私は断じて、その様な発言はしていないっ!!!」キリッ☆

アイリ「円卓が崩壊した理由が分かったわ」

>>120
ゼフィール「心とかいらないからね、仕方ないね」


ランサー「…はっ…流石に3対1では成す術がないか?キャスター?」






ルフレ「…3対1ですって…?」






「3対3よ、セイバー、ランサー、ライダー」






セイバー「…なに…?」

ランサー「…奴め…何を…?!」

ライダー「…ほおぅ…」


ルフレ『宝具開帳っ!!!』

一同「「「!?」」」




ルフレ『『再び蘇りし英雄達』(スペルリバース)!!!』




『我が呼び声に応えよ、消えること亡き炎の魂を有する17の英雄達』


『汝らの力と知恵と勇気、この世に再び舞い戻れっ!!!』


『イーリスの軍師、ルフレの名において汝を召喚するっ!!!』





『碧空の勇王と、その妹の優王女っ、』





『『エフラム』っ、『エイリイイイイイイィィィィィィーク』っ!!!!!!』




ーーーゴォオオオオオオオオッ!!!!!!



竜殺しの英雄を呼んだ方がよかったんじゃないか?

>>126
この時点ではセイバーの真名分かってないしいいんじゃない?

sage忘れたスマン

カタリナとパオラに叫ばせて瞬殺しようぜ!

>>127
最初から覗いてたんじゃないのか?
覗いてたなら確かランサーが騎士王って言ってたしわかると思うんだが

あっ、見直したが、別に使い魔放ってるとは言ってなかったな。
見てただけで話は聞いてなかったのか。


コメント等、ありがとうございます

>>126
ルフレ達が港地区に着いた時はアーチャーが出現した頃ぐらいなので>>127さんの言う様にセイバー、ランサーの真名は知りません、同様に宝具も分かっていません
ランサーへの紅薔薇が洒落にならない発言は直感です
使い魔を送る術はルフレさんは持っていません、アサシンと同様に現地までわざわざ気配消しに行って覗き見か事前調査くらいしか出来ない為、言うほどの情報源は無かったりします

なんだか燃えるぜ

乙!
>>121
なんでルフレが心が読めないんだw
セイバーだよw

盛り上がってまいりました

これだから騎士道(笑)は…

そういや、異界の英雄だからエクスカリバー見たりゲイ・ジャルグと聞いてもその正体がわかってないんだな。

叔父さんが知識面をサポートしなきゃならないんだが、叔父さんバーサーカーなんだよな。


>>139
実はある方法を使えば雁夜さんの負担が減りイージーモードになれるのですが…生憎、当のルフレが気付いておりません、ヒントは宝具の説明文、まぁ終盤頃に気付かせますが

ぼちぼち投稿を再開します

無重召還(クラスチェンジ)の最後の部分…

『魔符によって召還された英霊はこの宝具を使うことが出来ない。』

つまりランスロットには使えるのでは…?

チートやチート!

ルフレ本人が魔翌力供給を行うってやつかな?


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーーーエフラム「エフラム、召喚者の声に応え今ここに」

エイリーク「…同じく、エイリーク、助太刀に来ました」


エフラム「…久しぶりだな、エイリーク…」

エイリーク「…えぇ、兄上…お久しぶりです…」

…ヒラヒラッ

エフラム「…しかし…随分と派手な格好だな…エイリーク…」

エイリーク「…え…?…いや!…これは!…いえ、申し訳ありません!兄上!!!…戦場に負釣り合いな格好で来てしまい…!!…どうか、私をお嫌いにならないで下さい、兄上っ!!!」…ヒラ…ッ

シスコン「…お前を嫌いになる訳ないだろう、エイリーク…俺は何があってもお前の側からは離れない、そう誓ったんだ、それに…花嫁姿のお前は…その…とても…綺麗だ…」

エイリーク「…あ…兄上…っ…/// ///」




一同「「「「………………」」」」




一応エフラムとエイリークのクラスとスキル(飾り)

エフラム

グレートナイト・ランサー

対魔力D カリスマB

騎乗A 覇王 屋外戦闘 月光 運び手 守り手

エイリーク

花嫁・ランサー

対魔力B カリスマC

愛の叫び 絆 幸運 4 祈り 回避 10


ルフレ「…ねぇ、いいかしら、いつまでも夫婦漫才をしてるんじゃないわよ」

エイリーク「ふっ、夫婦っ?!!/// ///」アセアセ

エフラム「俺とエイリークはそういう関係じゃない、兄妹だ」

エイリーク「…………」




ーーーセイバー「…はっ!…夫婦漫才に気を取られていた!?」

ランサー「…奴め、英霊を召喚する宝具を持っているとは…!!」

ライダー「…こりゃ、血が騒いで来たぞ…!!!」ーーー



ーーーエフラム「…ルフレ、馬は置いて行く、元々俺は白兵戦が好みだからな」

ルフレ「えぇ、分かったわ」

エイリーク「…兄上、お気をつけて…!」

エフラム「…お前もな…エイリーク…死ぬなよ!」ーーー


ーーーエフラム「…お前を任せる様に言われた」

ランサー「…お前も同じ槍使いか」

エフラム「…あぁ」

ランサー「…」

エフラム「…宝具によって蘇った俺達は余り長い間、現界することが出来ない、恐らくお前との戦いの後にでも消滅するだろう」



「…だから」


>>126
単に竜特効が欲しいだけならルフレ本人がナーガでも使えば充分だからな

神器の魔法ならセイバーの対魔翌力でも貫通できるだろうし

駄目だったらマルスを呼んでファルシオン




「この戦いが今の俺にとって最初で最後」




ゴォオオオオオオッ!!!!!


エフラム「…故に!!!最初から全力を出させて貰う…!!!」

ランサー「!!!」

エフラム「…お前は俺と同じ…強い奴を求める眼をしている…!…誰にも邪魔など、させない…!!…これは俺とお前だけの戦いだ…!!!」

ランサー「…一騎討ちに感謝する…!…俺も、この戦いに全力を出すことを誓う…!!…俺の騎士道にかけて貴様を討ち取る…!!!」





エフラム「ルネス国王、エフラム!いざ!!」

ランサー「…フィオナ騎士団、筆頭騎士、ディルムッド・オディナ!いざ!!尋常に…」





「「勝負っ!!!」」





ーーーライダー「…ハハハっ!我輩の相手は花嫁姿の美人と来たか!!」

エイリーク「…やめてください!私をからかっているのですか!」

ライダー「いやいや!…しかし、うぬを馬鹿にするつもりじゃあないんだが、綺麗な女子に手を出すのはちっとばかし気が引けるな…!」

エイリーク「…私はこれでも兄上や仲間達と共に戦ってきた戦士です!…貴方から行かなければ私から行きます!」

ライダー「…血気盛んな小娘だのぅ…こうあっては我輩もそれ相応に応えなくてはな…!!!」

エイリーク「…しかし、その前にやるべきことがあります」

ライダー「お?」

エイリーク「『リザーブ』!」パアッ…!


雁夜「…!…傷や体調が…」

ルフレ「ありがと、エイリーク、これで心おきなく戦えるわ、マスターは後方に下がっていて下さい」

「私を執拗に狙ってくる困った田舎娘さんもいるようですし」

「…ねぇ、セイバー」ギロ…っ



セイバー「…私の相手は貴様か」

ルフレ「…えぇ、そうよ悪いかしら」

セイバー「…剣の覚えがあるようだが、生半可な腕なら私の相手では無いぞ、キャスター」

ルフレ「…随分と舐めてくれるじゃない、セイバー、いやアーサー王アルトリア…」

セイバー「貴様…何故私の真名を…!」

ルフレ「さっき、貴女のマスターらしき女性が円卓が崩壊とか言っていたじゃないの」

セイバー「あ」

アイリ「謝らないわよ、セイバー」


セイバー(…ランサーの槍の呪いで利き腕が効かないとはいえ、魔術師ごときに遅れを取る私では無い)

(早い内に奴を片付け、ランサーの救援に向かう!)


ルフレ「…ねぇ、セイバー」

セイバー「…なんだキャスター」

ルフレ「…貴女、竜の属性に弱い?」

セイバー「…だから、なんだという…!」





ルフレ「詰みよ、セイバー」





『『軍師の財産』』



『『竜殺しの剣』(ドラゴンキラー)』


セイバー「…なっ…?!!」

ルフレ「…戦局を変えるわ」



ーーーランサー「うおおおおおぉぉぉぉぉっ!!!」

エフラム「おおおおおぉぉぉぉぉっ!!!」

ーーーーーガンガン!ガンっカン!カンっっ!ガンカンっ!!!

ランサー「どうした!どうした!異界の王よ!!防戦とは見かけ倒しだぞ!!!」

エフラム「そう焦るな!ディルムッド!始まったばかりだろう!!なぁ!!!」

カンっ!

ランサー「あぁ!!!」

カキンっ!

エフラム「それに、そっちが本気を出してくれないとな!俺も本当の意味で全力を出せない!!」

ランサー「…ならお言葉に甘えよう!後悔するなよ!!異界の王!!!」

「唸れ!『破魔の』ーーー」






エフラム「…『勇槍よ』」





ランサー「…?!!…なっ…いや、いかん!」

「唸れ!『破魔の紅薔薇』!!!」





「勇槍よ!!!『強者を求めし強者』(レギンレイヴ)っ!!!!!」



ゴォオオオオオオオッ!!!!!



ドォォォォォオオオオオーン!!!!!


エフラム「…途中で威力が落ちたな」

ランサー「…俺の宝具は槍に触れたものの魔力的効果を触れている間だけ打ち消す」

(…そうだ、俺の宝具の特徴を考えればあの槍単一であの衝撃!)

(…あの槍は何の効果を持っていたんだ…?!)

エフラム「…知りたいって顔をしてるなディルムッド、俺も詳しくは知らないが、『強者を求めし強者』に新たに与えられた、この世界の宝具としての能力」

「なんでも、対峙した宝具が強ければ強い程、それに応じてこの槍も強くなるらしい」

ランサー「…『破魔の紅薔薇』を使わなければ、俺が負けていた可能性もあったかもしれないということか…!」

エフラム「…ついでに元々コイツの有してる能力…特攻って効果もあってだな、騎馬や騎士に対しては当たれば確実に殺すなんて効果も付いている」

ランサー「…っ!!!」


エフラム「まぁ、俺にとってはコイツの効果だの能力だなんて、どうだっていい」


「俺にとってコイツは相棒だ」


「どんな窮地でもコイツに助けられた」


ランサー「…古くから思い出の武器という訳か、異界の王」

エフラム「あぁ俺にとって半身も同然だ」

ランサー「貴方の、その気高き心に動かされました!!異界の王よ!!我が奥の手、特と見よ!!!」

「唸れ!『必滅の黄薔薇』!!!」

「この槍に傷付けられたものは槍が折れるか、俺が死なない限りは決して癒えることはない」

エフラム「偉く物騒なものを持ち出してきたな」

ランサー「貴方がそう、望まれた」

エフラム「違いない!!!」ダッ!ーーー


ーーーエイリーク「…流石、兄上…!…得体の知れぬ異界の戦士が相手でも牽けを取らない…!!」

ライダー「よそ見はいかんぞ、小娘っ!!」

ドーンッ!

エイリーク「当たりません!」フワリ

ライダー「…こりゃ、困った、攻撃が全然当たらんわ」

ウェイバー「あ、危ないライダー!!」

ヒューン!

ライダー「おっと」パシッ

エイリーク「…くっ、矢を掴まれました…!」

ウェイバー「あ、危なかったじゃないかライダー!!」

ライダー「おぉ、坊主!お主が危険を察知してくれたお陰で傷を負わずにすんだわい!」

ウェイバー「っララララライダー!!」


ライダー「お?」


ーーーひゅん!ひゅん!ひゅん!ひゅん!ひゅん!



ライウェイバー「「おわあああああぁぁぁぁぁっ!!!」」



びゅーん!!

カッカッカッカッカッーーー!



エイリーク「戦闘中に仲良く会話とは!遊んでいるのですか、貴方達はーっ!!!」

ウェイバー「どこを、どう見たらっ!仲が良いんだよぉぉぉぉぉおおおおおっ!!!」ーーー


ーーーカンっ!カンっ!カキンっ!

セイバー「…貴様、本当にキャスターか!?」

ルフレ「キャスターよ」


「ほんのちょっと武器の扱いに馴れた」


ーーーセイバー(…ほんのちょっとだと!!嘘をつくのもいい加減にしろ!!手傷を負わされているとはいえ、お前の剣技術はどう考えても手練れだ!!)

(何人もの敵を手に掛けた、私だから分かることもある)



(ーーコイツは私なんかより遥かに人を殺めている!!!)



(急所の至るところを知りつくしている!!!)



ルフレ「…喧嘩を吹っ掛けてきて、その体たらく?騎士王さん?」ヤレヤレ

セイバー「…円卓を舐めるな!!キャスター!!!」ヒュッ…!



ルフレ「…あっ…?!」



セイバー「ーーー貴様の首、貰ったぞキャスター」



ルフレ「」…フッ





「『軍師の財産』」



「『剣殺しの剣』(ソードキラー)」





「…な…!」

ひゅんっ!

セイバー「そう簡単にっ、させるか!」ガシャンっ!ギギギ…

ルフレ「…チッ…!」ギギギ…!

セイバー「…貴様、魔術師の英霊なら魔術で戦ったらどうだ!」ギギギ…!

ルフレ「…どう戦おうと私の勝手でしょうが!せっかく、騎士の真剣勝負に合わせて剣で戦ってあげてるのに、なんで水を差すのよ!!」ギギギ…!


セイバー「それは悪かったな!!」ギギギ…!

ルフレ「大体、魔術で戦ったら貴方!絶対に露骨に嫌な顔するでしょ!!」ギギギ…!

セイバー「あぁ!!」ギギギ…!

ルフレ「あぁ!!っじゃないわよっ!!!」ギギギ…!

セイバー「…大体、キャスターなんだから魔…」ギギギ…

「…いや…貴様、魔術を使わないのではなく、使えないのではないか…?」ギギギ…!!

ルフレ「…釜をかけたようだけどハズレよ…大ハズレよ!!騎士王!!!クイズの才能無いわね!貴女!!!」ギギギ…!!

セイバー「貴様あああっ!!!」ギギギ…!!!


ーーールフレ(…そう、魔導書を使えないことはない)

(…でも今の私は宝具の魔符を2枚も使っている)

(魔符はマスターを私として認識する、その為、魔力供給源はマスター雁夜では無く私自身が行う)

(…私の魔力はマスターから供給して貰っているから、根本的には何も変わっていないけどね)

(…それでもエイリークのスキルのお陰で少しは魔力不足を補えている)

(エイリークは、この仕組みについて直感的に理解してくれているみたいだから、自分から魔力の放出を抑えていてくれている)



(………そ れ に 引 き 換 え 、 )



ーーーエフラム「『強者を求めし強者』!」

ランサー「『破魔の紅薔薇』!」


ドーン!


エフラム「やるな!ディルムッド!」

ランサー「異界の王こそ!」



エフランサー「「ハハハハハハハハハ」」



ーーールフレ「 ハ ハ ハ っ じ ゃ な い わ っ ! ! ! 」



「貴方が躊躇無く宝具を使いまくるせいで私の魔力がどんだけ減っていってると思っているのよぉぉぉぉぉおおおおおっ!!!!!!」


(アイクやヘクトルもヤバいだろうな…)


>>161

ゴリラを召喚した場合、固有結界などで隔離して置かなければ、冬木が跡形も無くなります(ニッコリ)、尚、隔離してもrz

英雄王のエアみたいな感じなのか

マジかよ大天空すげぇな

エリウッドを呼ぶときは絶対封印のときの槍使いエリウッドさんを呼ぶんだぞ
間違っても[ピザ]剣を持ったエリウッドを呼ぶんじゃないぞ

そ、蒼炎時代ならワンチャンあるかも…

もうバサカの出番無いんじゃないかな

不可視の剣相手にルフレもがんばるなぁ

>>168初っぱなに風王鉄槌ブッパしてるから今は見えてるぞ。

マジだ
それでいいのか棋士王


セイバー「…キャスター」


ルフレ「…は…っ!?」


セイバー「…本末転倒とはこのことだな」


ルフレ「…やめて私に構わないでちょうだい」




ーーーエフラム「…俺の相棒も限界が来たかな」

ボロボロッ…!

…パキンっ!

エフラム「…よく耐えたな、レギンレイヴ…」

ランサー「…武器を失ったか、異界の王よ、いい勝負ーーー」





エフラム「何を勘違いしている」





「まだ勝負は終わっていないぞ…!!!」





ランサー「?!」



…ゴォオオオッ!!!!!



ランサー「…なっ?!」




エフラム『…炎槍よ…!』



ランサー「…なん…だと…?!…」





エフラム『『双聖魔の近親相愛』(ジークムント)』





ランサー「…お前…!!」

エフラム「…なんだ?…宝具を2つも持ってちゃ可笑しいか?」

「…言っておくが、この世界で強化されたコイツを出したくはなかったんだ、コイツを出すとーー」





「勝負が、つまらなくなる」





ゴォオオオオオッ!!!!!


ランサー「!!!『破魔の紅薔薇』っ!!!」

「っ?!!」

ドドドドドドドドドーンっ!!!!!

「うおおおおおぉっ!!!」ドサッー!



「…俺の槍が…効いていない…?!」

エフラム「…ディルムッド…」

「…この槍が」


「お前の扱う槍と同じ効果を持ったAランク相当の槍と言ったら」


「…お前は、どう思う」

ランサー「…ま、まだ俺には『必滅の黄薔薇』がある」

エフラム「…いいぞ、かかってこい」

ランサー「『必滅の黄薔薇』っ!!」

カン…ッ…!…

ランサー「…?!!…何故だ…!…何故っ!傷が付かない!!!」


エフラム「…今の、コイツはお前の紅色と黄色の槍と同じ効果を持っている」


「…ここまで、言えば後は想像つくだろ?この宝具の呪いが」


「…終わりにしよう、ディルムッド」



(…フッ…宝具の能力を吸収する剛槍か…)



(…こんな上玉を隠しておくなんて、本気を出していなかったのは貴方の方ではありませんか…)


(…異界の王よ)…フッーーー


ーーールフレ「アイツぅぅぅうううっ!!!わざわざ、宝具じゃなくてもいいでしょうがぁぁぁあああっ!!!他に持ってたでしょ、代わりの槍がっ!!!」

セイバー「キャスター!貴様の悪事もこれまでの様だな!!」ギギギ…!!!

ルフレ「黙らっしゃい!!!」ギギギ…!!!



「助けて!エイリーク!」



ーーーエイリーク「…さすが、お兄様……略して、さすおにです…兄上…!…/// ///」



ーーールフレ「」(死んだ魚の目)

セイバー「…なんというか…その…兄妹愛もあそこまで来ると…その…とても言いにくいのだが…」ドンビキ

ルフレ「騎士王にドン引きされたわよ、エフラム、エイリーク…」

勇者の剣使おうぜ!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

エフラム「この戦いに幕を降ろすぞ、ディルムッド」

ランサー「…申し訳ない、ケイネス殿、ソラウ殿…!!!」

ゴォッーーー!!!!





ーーールフレ「やめてーっ!!!私の魔力がーっ!!!」ギギギ…!!!

セイバー「行かせんぞ、キャスター!!!」ギギギ…!!!ーーー





ーーーゴォッ………………!!!!!!!!


ーーーランサー「…?」



エフラム「…ハハっ、ここまでか…」スゥ……



ランサー「…異界の王…?」



エフラム「戦いに熱中し過ぎて自分の身体のことを見失っていたか…この身体は不便なものだな…ディルムッド」…スゥ……

ランサー「…異界の王よっ…!…俺は…っ!…試合放棄で得た勝利など認めん…!…断じて…っ!…互いに悔しさしか残らんではないか!…この結果は!!!」

エフラム「何も言うなって、この勝負はお前の勝利だディルムッド」…スゥ…

「宝具の解放をし過ぎて、魔力がじり貧になった俺が自滅し自然消滅」

「聖杯戦争という形の上では文句の無い勝ち方だろ」

ランサー「…宝具を相対させていれば、俺が負けていたのは明白だ」

エフラム「…それは、分からないだろ?お前が気合いと根性で俺の宝具を打ち破ったかもしれない」

「刃を交えたからこそ分かるさ」

「お前は、それ以上の器を持った武人だと」

ランサー「…!!」



エフラム「俺は一国の王としてではなく、1人の武人としてお前と戦えたことを感謝する…!!!…ありがとう、ディルムッド!!!」



ランサー「!!!」

魔翌力喰うだけ喰って負けたんかい…
ルフレは泣いていい


ランサー「…私もだ…!!…ディルムッド・オディナ、異界の王エフラムと、この槍を交え死闘を繰り広げたこと!一生!!誇りに思い!!我が記憶に刻む!!!」

「…いつか…また奇跡が起き…」

エフラム「…お前と巡り会うことがあれば…その時は」

ランサー「…あぁ…!!」





「「この死闘の決着を必ずつけよう!!」」





ランサー「…決着の後には、貴方と是非、盃を交わしたいものです…!」



エフラム「…じゃあな…異界の槍使い…お前に幸あれ…いつか……また……今度は……妹と………リオンも……一緒………………」…スゥ………っ………


……………………………………



ランサー「…エフラム王」

多分騎士王と鍔迫り合いしつつ怒りながら泣いてる


ーーーランサー(…俺は騎士として失格だ)

(すまない、フィン)

(申し訳ない、ケイネス殿)



(…俺は…俺は…あの王が我が主君であればと…心の底から思ってしまった…)



(…フィンが俺を憎み、見殺すのも…)

(…ケイネス殿が…私を信用しないのも…)

(……当然だな)





(……我が騎士道とは…忠義とは…一体…)ーーー





ーーールフレ「…やっと逝ったか、あのシスコン」…へなっ

セイバー「…気が抜けているぞ!キャスター!!」ギギギ…


…ガンっ!!


ルフレ「きゃあっ!!」

ビリッ…!

「…あ…!!…エイリークの魔符が…!!」



ーーーエイリーク「…くっ…お役に立てず、申し訳ありませんでした…!!……兄上……愛しております……私は……兄上と御結っ……」…スゥ…………っ…!



ルフレ「聞かなかった」

セイバー「あぁ、私も聞かなかった」



「「何も聞かなかった」」




ーーーセイバー「…キャスター、敵であり魔術師でもありながら、ここまでの足掻きは見事だった」


「…ブリテンの騎士として貴公を称賛する」


「…聖杯戦争ゆえ、悪く思うな」チャキッ…


「…せめて苦しまない様に一撃で仕留めてやる」フッ…




ーーールフレ(………身体が動かない……)


(………私が死んだ時もこんな感じだっけ……)


(………ねぇ……クロム……やっぱり私……貴方が側にいないと駄目みたい……)


(……一人じゃあ、なにもできないのよ私……)


(……マスターは……無事、遠くへ逃げてくれた……みたいね……)


(……桜ちゃん、ごめんなさい……)


(……あの人、色々と不安な所はあるけれど……それでも……根は優しい人だから……)


(……きっと……桜ちゃんを助けられる……筈……)


(……信じています……マスター…………)


…………………………………………………………………………








ーーー雁夜「ーーー『令呪を以て命ず』」






ーーールフレ「……!!!!!!」






ーーー雁夜「…『キャスターよ、俺の居る場所まで全力で撤退せよ』!!!!!!」





さすがの雁夜おじさんだった

ナイスだおじさん
消耗もしたが魔が剣槍騎に囲まれてよく逃げ帰った

仕留めきれないとは、これだから青は

しかし令呪残り一画か、マズイな

あ、令呪1個なんだ。2体使役してるから二つ令呪があるんだと思ってた

>>189-190
>>14
2体分あるよ

>>191
すっかり忘れてた、失礼
しかしそれでも二画削れたのは痛い

サーヴァント二騎に令呪四角いくらでも巻き返せる。天敵のセイバーはマスターがアサシンに狙われてピンチ、最強のアーチャーもメタを張れる。

そういや、エフラムは戦術的能力は高いけど、戦略的能力は低かったな。

乙!
ここまでバトルするzero二次は珍しいなぁ。(ってか倉庫街でのライダーとの戦いって原作で無いせいか基本二次で見当たらんのよな)
なんだかいいかんじに終わったランサー戦ですが魔力持って逝き杉ィ! (てかランサーとマルスが中の人同じなんだよな……小ネタか何処かで絡みが来ると嬉しい)
長文失礼しました


>>195

小ネタがお好き!?結構、
では>>59を読めばますます好きになりますよ!

どうぞ、皆さんも参加してみてください

いい提案でしょう、余裕の迫力だ、馬力が違いますよ

現在、忙しい暇人さんは台詞を考えるのに忙しいそうで
あぁ、ちなみに結末や展開は既に頭の中で完結させておるそうです
かなりオリジナルがかっているので原作信者さんごめんなさい、だが私は謝らない、とのこと
魔符も17人全員を出す予定なので気を落とさないで、ただし一部の方は扱いがぞんざいになるかも、特に葉っぱとか
外伝は3本用意しています、とのこと、順番から挙げて「FE覚醒の絶望の未来をスマブラメンバーが変えてくれるそうです」と「FE覚醒×Fate×とんねるず2億4千万メドレー」と「Fate×FE覚醒・聖杯ロリ戦争」をお送りする予定、しかし>>59にあるように、いや、もっとはっちゃけてくれてもいいのですよ!
だそうです

最後に一言、暇人さんが皆さんに申し上げたいそうです



「…みんな、見ていてくれ!!!」


>>194
4人で城砦を落とせたりエイリーク編だと借り物の兵士だけで闘い抜ける辺り、化け物と言えば化け物


こいつ以上の主役級の指揮官となると寄せ集めの多国籍軍を率いてバーハラの悲劇で騙し討ちされるまで常勝不敗だったシグルド位しかいない



ーーーセイバー「…転移魔法の様なもので、逃げたか」

アイリ「…見逃して良かったの?セイバー」

「…貴女なら彼女に追い付けた筈よ」

セイバー「…いいんです、アイリスフィール」

「…いずれ彼女とは、また戦うこととなるでしょう」

「…決着は必ずつけます、今度は一騎討ちの真剣勝負にて」



切嗣「…アイリ、無事か」

アイリ「…切嗣!良かった、無事だったのね!」

切嗣「…舞弥が深傷を負った、明日のケイネスへの攻略は延期だ」ーーー


ーーー冬木市・上空ーーー

ーーードドドドドドドドド…!

ライダー「…あいや、此度の戦いは面白いものが見れたの!!!」

ウェイバー「ライダーっ!マスターの僕の言うことを無視してぇっ!!何考えてんだよぉっ!!!」

ライダー「ハハハっ!堅いこと言うな、坊主!!……」



「……この聖杯戦争、どう転ぶか分からんぞ……」



ウェイバー「…ライダー?」

ライダー「さあっ!!帰還するぞっ!!我が本陣へっ!!ハイヨーっ!!!」

ウェイバー「うわあああああぁぁぁぁぁっ!!!」ーーー


ーーー冬木ハイアットホテル・最上階客室ーーー

ーーーケイネス「令呪を一画、無駄にした挙げ句、本来の倒すべきセイバーを見逃す」

「…何か言い訳はあるか貴様…!」

ランサー「…いえ、何もございません」

「…いかなる処罰をも受ける所存であります、ケイネス殿」

ソラウ「…あら、ランサーだけを責めるのはお門違いじゃないかしらケイネス」

「ランサーは良くやってくれたわ、セイバーに治癒不可能な手傷を負わせたんだもの、いつでも倒せるじゃない、何を焦る必要がある訳?」

ケイネス「…しかし、セイバーは三騎士の一角…好機があれば積極的に狙っていくべきだ…」

ソラウ「…大事な令呪を消費してまで出す命令だったのかしらぁ?ケイネス?」


ケイネス「…うっ…それは…」



ランサー「…主の判断に問題などありません」



ソラウ「…え?」

ケイネス「…」



ランサー「…セイバーは侮れない強敵、あのエクスカリバーも宝具として、かなり厄介な代物でしょう」

「加えてバーサーカー、アーチャーと強敵が出揃っている中」

「…最強の一角を潰せるなら早い内に潰すに越したことは無いでしょう」



ケイネス「…ほう、ランサー、お前が私の考えを敢えて肯定するとはな」

ソラウ「…ランサー、無理にこの人の調子に合わせなくても大丈夫よ、貴方は自分に合った戦い方をすればいいわ」



ケイネス「…………っ……!!!」ギリッ



ランサー「…無礼を承知で、質問をよろしいでしょうかケイネス殿…?」

ケイネス「…なんだランサー」

ランサー「…何故、私をあのままキャスターと戦わせたのですか」

「…私はケイネス殿の撤退の声を聞き逃していたのでしょうか」

ケイネス「…いや、私は単純にキャスターの手の内を知りたかっただけだ」

「…だからお前を放置したのだ」

ランサー「…そうでございましたか」

ケイネス「英霊の扱う魔術に興味が無い訳ではないからね」

「魔術師としてキャスターの魔術をこの目で確認したかったのだよ」

ランサー「…しかし、奴が使用した魔術は宝具の魔符のみでした」



ケイネス「…フフフ」



ランサー「…ケイネス殿…?」



ケイネス「…十分だよ、私の興味を得るにはそれで」



ソラウ「あら、珍しいわね、ケイネスが他人に興味を示すなんて」

ケイネス「…勘違いしないでくれ、ソラウ、私はキャスターの小娘に興味を持ったのではない、キャスターの召喚魔術に興味を持ったのだ」



「断じて君以外の女になど興味は沸かないよ」



ソラウ「あら、そう」






ケイネス「…さて、私からお出迎えに向かうとするか」





ランサー「…?!…ケイネス殿…?!」





ケイネス「落ちこぼれの間桐は御客人にどれだけ、おもてなししてくれるのかね?」ーーー




>>197対抗馬としてロイを推す。
ベルンがハイエナしてくると戦略的に不利なるになると考えて自身のコネでエトルリアの戦力を出動させたり、終盤に国力的に難しいはずのエトルリア軍司令官に収まる能力などかなり優秀

ランサーがケイネス先生と
ちゃんとコミニュケーションをとっている…!



ーーー間桐邸ーーー

ルフレ「…キャスター…ルフレ撤退に…成功しーー」フラッ…!

…ガシッ!

雁夜「…チッ…人様には無茶するなだと…!!」

「…お前が言えた義理かよ、ルフレ!!!」

「…俺からの魔力供給を断って、ずっと戦い続けるとか馬鹿か!!!お前は!!!」

「三騎士2人とライダーに、ジリ貧のお前が無茶した所で勝てる訳ないだろ!!!」

ルフレ「…………申し訳…ありません…………マスターの……身体………負担が…」

雁夜「…俺の逃げる時間を稼いでくれたことについては、本当によくやってくれたよ、お前は」

「…でもな、俺の身体まで心配しなくてもいいんだ!!!」

ルフレに水銀ちゃんを破る手だてはあるのか…?
スライム辺りはなんか障害無視して効きそうなイメージがあるけど




雁夜「…なんで、お前はそこまでして…!!!」



ルフレ「…たいから…」



雁夜「…え」



ルフレ「…私も…」



「…桜…ちゃん…」



「…救い…たい…から…」



「…貴方…と…同じ…」



雁夜「………!………ルフレ………」




雁夜「…お前の気持ちは分かった…けど…」

「……苦痛を受ける覚悟は…聖杯戦争に参加する前から…決まっている」

ルフレ「…」

雁夜「…命は残り僅かだ…身体の蟲共は待っちゃくれない」

「…なら、俺はこの命を桜の為に使い切りたい」

ルフレ「…」

「………でも………貴方……が………死んだ……ら……」





「………桜………ちゃん………は………独り……ぼっち………だよ…………?………」





雁夜「…え」

ルフレ「……身体……の…現界……を…暫く………解き………ます…」…スゥ……

雁夜「…」



ーーー『………桜………ちゃん………は………独り……ぼっち………だよ…………?………』ーーー



雁夜(……俺は、どうすれば、いいんだ)

(…桜のことを何も考えていなかったのは)

(…他でも無い……俺…なのか…?)ーーー



ーーー精神世界ーーー

ルフレ「…大夫、ここにいると楽になるわ」

バーサーカー「…」

ルフレ「…バーサーカー、貴方もここで身体を休めていたのね」





バーサーカー「…ニクイ」





ルフレ「…え」



バーサーカー「…ソノ、キズハ、ヤツニツケラレタノカ」



ルフレ「…バーサーカー?」



バーサーカー「ニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ」



バーサーカー「ヤツガッッ、」



「っ憎イィッ!!!!!!」



ルフレ「…奴って…セイバーのこと…?…アーサー王…そうか貴方の触媒は確か…」



バーサーカー「ヤツハ、ワタシニ、キシトシテ、ブリテンノ、タミデアル、アナタヲ、マモラセテ、クレナカッタ」

「グィネヴィアカラ、オンナトシテノ、シアワセモ、ジユウヲ、ウバッタ」

「カノジョヲ、ナカセタ」

「ワタシハ、カノジョヲ、アイシタ、ソレダケ」

「カノジョモ、コンナワタシヲ、アイシテクレタ」

「キシオウノキサキヲ、ウバッタツミ、ユルサレルハズモナイ」

「オウカラ、バツヲ、ジキジキニ、ウケルカクゴハ、デキテタ」



「ソレヲッ!!アイツハッ!!ワタシノネガイヲ!!フミニジッタッ!!」



「アイツハ、ワタシヲユルシタ!!!!!」



「ナゼダ!!!ナゼナンダ!!!」



「オマエガ、アノトキ、ワタシ二バツヲ、アタエテクレテイタラ」



バーサーカー「ワタシモ、グィネヴィアモ、コンナ、クルシイオモイヲ、スルコトハ、ナカッタッッ!!!!!!」





「王ハ人ノ心ガ理解デキナイ」





ルフレ「…本当にそれだけが、貴方のアーサー王への思う所なの…?」



バーサーカー「…ナニ?」



ルフレ「…また、ゆっくりと話し合いましょう…サー・ランスロット…貴方もマスターに似て本当は優しい人なのね…そう、貴方はマスターと似ている…内に秘めているものまでも………」スゥ…ーーー



ーーー間桐邸・地下ーーー

雁夜「………」

臓硯「…なんじゃ、雁夜、儂は見ての通り忙しいんじゃ」


ーーーカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ…


桜「…………………………………………………………」



臓硯「…お前が聖杯を持ち帰れなかった時のことも考えて桜の教育は続けなくてはの、カカッ」

雁夜「…臓硯っ!!」

臓硯「…そう誓いを交わしたのは貴様だぞ雁夜、儂の出した条件の一つは桜の教育の継続」

「…間桐の貴重な後継者だからな、桜は…慎二では役不足よ」

雁夜「………」

臓硯「…いつまで、ここにおるつもりじゃ雁夜、それともお前も桜と一緒にこの風呂に入るか?カカカッ!!」



雁夜「…臓硯、お前に頼みがある」



臓硯「…何…?」ーーー



ーーー…スゥ……

ルフレ「…現界できる位には魔力が回復したけど、まだ完全には回復しきっていないわね」

「…はぁ、汗で何か気持ち悪いわ」



桜「…ルフレのお姉さん…」



ルフレ「…桜ちゃん!」

桜「…お姉さん、こんな時間まで起きて大丈夫…?」

ルフレ「…そういう桜ちゃんこそ…あ…ごめんなさい…」

桜「…大丈夫、お姉さん…私、平気だから…」

ルフレ「いっそのこと、蟲蔵を炎で燃やしちゃおうかしら」

桜「…駄目、お爺様が怒る」



ルフレ「…桜ちゃんは、これからお休み?」

桜「…お風呂」

ルフレ「…私も汗掻いちゃったから、一緒に入っちゃおうかしら」

桜「…お姉さんと一緒のお風呂…?」

ルフレ「…嫌?」

桜「…ううん」ニコニコーーー



ーーー間桐邸・風呂場ーーー



ーーールフレ「んっ」ぬぎっ

桜「…お姉さん、人並み以下」



ルフレ「…」つ~る~ぺ~た~



「…桜ちゃんのお胸が小さくなる呪いが掛かるよう、知り合いに頼もうかしら」

桜「…大きい人は動くの不便だって聞く」

ルフレ「…もう、やめましょう、この話題は言ってて虚しくなるだけよ」(死んだ魚のrz)



ーーールフレ「わしゃわしゃわしゃわしゃ」


ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ…!


桜「……っん……っん………あんっ………」…ビク…ビク…


コショコショコショコショコショコショコショコショコショコショ…!


「……っ………くすぐったい……………っん………お姉さんっ……」…ビクン…ビクン…


コシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシ…!


「………………あぅ……/// ///」


コシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシ………………!!ーーー






ーーー雁夜「…ハァ、ハァ、臓硯の奴、ゲホッ、ここまでやるか普通…!」






「…疲れたな、風呂に入って寝るか…」ーーー





あっ…(察し

これは死んだな(確信)

先生には是非とも害虫駆除して欲しい

「私は魔術師である前に一人の教育者なのだ」



ーーー………チャポ……………チャポ…………

桜「…………むぅ…/// ///」プンスカ

ルフレ「……怒らないでよ桜ちゃん」アハハ…

「…やっぱり桜ちゃんは笑っていた方が可愛いわよ」



桜「………お姉さんって………」



「……… お母様 みたいな人」



ルフレ「………………………そう?……」

桜「………うん」

ルフレ「………ふーん………」



「………そろそろ、出よっか」ザザザザ…!
ーーー

すっげーデジャヴを感じる…
雁夜はこの先生きのこれるのか?




ーーー雁夜「……はぁ、しかし、気になってはいたが、身体を温めても蟲は大丈夫なのか…?」

ガチャっ…






ルフ桜「「…………………………………」」






雁夜「……………………………………………」






ルフ桜「「…………………………っ/// ///!!!!!!」」






雁夜「…………………………………っは!!!、いや、これはっ、違うんだ!桜ちゃん!!ルフレ!!!そのっ!!!!!ーーー」





ルフ桜「「きゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」



ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー

ーーーその日の深夜、冬木市一帯に大規模な停電が勃発したという
停電事態は起きた時刻が深夜だった為、被害はそれほど深刻ではなかったようだ
しかし、復旧には丸1日を要したという

ーーー尚、同時刻に間桐邸で大火災が起きていたらしいがーーーこの事実は間桐と魔術師協会の人間以外、誰も知らない


これ蟲燃えただろwwww

ギガファイアーで拘束して押しっぱトロンかな?(スマブラ脳)

クロム激おこ不可避



ーーー地下水道・奥ーーー


ーーー龍之介「すっげー!!!マジですっげーよっ!!!なあ、青髭の旦那!!!全部マジなんでしょぉっ!!!」


「…旦那?」


キャスター「………叶った………っ!!!」


「見たまえっ!!!彼女こそが答えだっ!!!」


龍之介「…知り合い?」


キャスター「如何にもっ!!!」


「おぉ……乙女よ、我が聖処女よ、すぐにもお迎えに馳せ参じましょうぞ………っ!!!!!」ーーー





ーーー第3章、完ーーー




なんか変なキャスターが出てきて混乱する騎士王が眼に浮かぶわ…



ーーー外伝「FE覚醒の絶望の未来をスマブラメンバー達が変えてくれるそうです」ーーー


・とある最強の配管工の場合…


ファウダー「さあ我が娘よ!聖王を殺せ!」

ルフレ「」

クロム「……くっ!ルフレ!」

ーーーマリオ「レッツ・ア・ゴーwwwwww!!」

ファウダー「何だ!貴様は!」

マリオ「イッヒーwwwwww!!」っ甲羅シュート

プンっ

ファウダー「」チーン



ーーーギムレー「馬鹿な…!…私の尻尾を持ち上げてどうする気だ!!」

クロム「行け!マリオさん!」

ルキナ「マリオさん!未来を変えてください!」

マリオ「ヒア、ウィーっ……ゴーっwwwwwwwww!!!」

ぐるんぐるんぐるんぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる……!!!!!!

ギムレー「うわあああああああああああっ!!!!!」

ひゅーん

→ブラックホールへ

ギムレー「ぐわあああああああああああああっ!!!!!」

マリオ「海老喰おぉぉぉっwwwwwwwww!!!」


end



・とある勇者パーティーの場合


ファウダー「さあ我が娘rz」

ゼルダ「てやぁっ!!」っ光の弓

パアーンっ!

ギムレー「ぐおおおっ!!」

ルフレ「……はっ、クロム!」

クロム「ああ!今だ!」

ギムレー「ええい!舐めるな人間!!」

ガノンドロフ「……フッ、ハハハッ!!!」変☆身

ガノン「ブーブー」猪突猛進

ギムレー「ぐっ……!…圧倒的な暴力…!」

リンク「…」

ギムレー「…?」

っ鬼神の仮面

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

鬼神リンク「…!!!!!!!!!!」

ギムレー「すみません、許して下さい」


end



・ゴリアピの場合


ファウダー「さあ我が娘「バウゥゥゥwwwwww」

ファウダー「なんだ貴様はー!!!」っ魔書ギムレー

ゴリアピ「当たらないバウゥゥゥwwwwww」

ファウダー「キーっ!!」っギムレー連打

ゴリアピ「バウゥゥゥジャイアントスウィングwwwwww」バウゥっ!

ファウダー「」チーン


ーーーギムレー「フハハ…!…猿一匹に何が」

クロム「バウゥゥゥwwwwww」CV・杉田

ルフレ「バウゥゥゥwwwwww」CV・細谷

ルキナ「バウゥゥゥwwwwww」CV・画伯

リズ「バウゥゥゥwwwwww」CV・阿澄

熊肉「バウゥゥゥwwwwww」CV・小野D

ロリクー「バウゥゥゥwwwwww」CV・テラ子安

チキたそ「バウゥゥゥwwwwww」CV・ピカ公


ギムレー「バウゥゥゥwwwwww」


end

バウンティーハンターの場合が見たからないなぁ(ゲス顔)



・あの電気ネズミがパートナーも連れてきた場合


ファウダー「さあ我が娘よ…」

サトシ「ピカチュウ!10万ボルトだ!!」

ゴリチュウ「10万ボルトっ」っきあいだま

ファウダー「」チーン


ーーーギムレー「ナーガも消え、神竜の巫女も死んだ!覚醒の儀など無駄だ!!」

サトシ「俺のピカチュウが代わりに儀を執り行う!!」

ギムレー「馬鹿な!!」

ゴリチュウ「…ギムレー、あなたは一つ勘違いしているわ」

「あなたは覚醒の儀はナーガしか執り行えないと思っているようだけど」

「別にナーガじゃなくても行える」

ギムレー「な、なんだってー!!!」

サトシ「いつまでお喋りしてんだ!!喰らえ!!俺様の特殊能力、発動!!滅びの爆裂疾風弾!!!」

ビシャーン!!!

ギムレー「うおおおおおおおおおっ!!!」

サトシ「邪魔者は消えた!!!これより、大邪神ゾーク復活の儀を執り行う!!!」


end


バクラじゃねーか!



・全てを飲み込むピンク玉の場合だゾイ


ファウダー「さあ、我が娘ーー

パクっ

ファウダーカービィ「ギムレ~!」

ルキナ「…か、可愛いです…!…お父様!」

クロム「髭生やして、まるでス○ークみたいだな」


ーーーギムレー「ハハハっ、もう私を止められない!」

カービィ「?」っスターロッド…からの

っ無敵キャンディ…からの

っドラグーン…からの

っハイドラ…からの

っウルトラソード


ギムレー「勝てるか馬鹿野郎」


end



・雇われ遊撃部隊の場合…


ギムレー「貴様らがスターフォックスか!!!」

フォックス「オールレンジモードに切り換える!!!」

スリッピー「敵シールド分析完了!!モニターに写すよ!!!」

ギムレー「叩き潰してくれるわ!!!」

ファルコ「へっ、こんな攻撃、そうめーーー」

フォックス「ファイヤー!!!」CV・金剛

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!

ペッピー「馬鹿もん!!!儂だっ!!!」

ガンっ!!!

ギムレー「アンドルフ様ああああああああっ!!!」

「ごめんちゃい」

ドーン!!!


作 戦

完 了


end



・ネスさん達が本気を出した場合


ら~ら~ら~らら~

ら~ら~ら~らら~

ギムレー「…ウタヲ…ヤメロ…!!!」


ポーラ「お願い…!!!」っ祈り

ネス「…PKスターストーム!!!」

ギムレー「ヤメロォォォォォっ!!!」



ーーーウード「…あれ、涙が止まんねぇや」

セレナ「…アダジがっ…泣ぐわげ…ないんだから…わあああああん母ああああさああっん!!!」

ンン「…味方にも被害が出てるのです…」


I miss you…


end



・ブラック企業ホコタテ運送の場合


ギムレー「ハハハっ!!!弱小な蟻がいくら有象無象いたところで、この私の巨体に勝てる訳がないだろう!!!」

オリマー「これより、邪竜ギムレーの捕獲を開始します」

「さあ、逝ってこい社畜共」ひゅーん!

ピクミン「ぴー」(未来永劫、呪ってやるから覚悟しろよ)

ひゅーん、ひゅーん、ひゅーん、ひゅーん、ひゅーん、ひゅーん、ひゅーん…

ギムレー「ふんっ」ゴオッ!

ピクミン「」チーン

ルーイ「腹減った、サボりたい」

アルフ「減らず口叩かないで投げ続けて下さい」

ひゅーん、ひゅーん、ひゅーん、ひゅーん…




ーーーギムレー「…馬鹿な」ばたーん!!!


ーーー30年に渡って繰り広げられた邪竜と一企業の争いはホコタテ運送の勝利に終わった

しかし、その犠牲は余りにも多く
遂にピクミンは絶滅してしまった
あと、シャンブレーも


end



・神々の場合


ギムレー「ハハハっ!!!誰も私をーー」



ピット「パルテナ様、三種の神器の使用許可を」


パルテナ「ついでに奇跡を大量にサービスしちゃいますね」(ゲス顔)


ブラッドピット「バーロー、死にたい奴は前に出なwwwwwwwwwwwwwww」


ナチュレたそ「エレカ、初期化爆弾あるじゃろ?あれの対象を人間以外にも増やそうと思うのじゃ」


エレカ「自然王、それは洒落にならないので止めたほうがよろしいかと」


ギムレー「なんか、ヤバいことになる前に元いた世界に帰ろう」


end



・平面世界の住人の場合


ギムレー「ふんっ紙っぺらが私に敵うとでも」


ゲムヲ「PーPーPー!」変☆身


ギムレー「…」


オクトパス「PーPーPー!」うねうね


ギムレー「…なんというか、凄く言いにくいんだけど…私の前からだと何も見えないんだよね、これが」


ーーーイーリス王家にはこんな絵巻物が残っている

ーーー邪竜がタコの触手に巻きつかれて○○○○してる絵が

絵:リベラ


end



・犬畜生の場合


ダックハント「うしし」


ギムレー「犬畜生が我を侮辱しおって…!!!…覚悟は…」


ワイルドガンマン「極端な独り狙い」


ガガガガガガガガガガガガガガガ…!


シェリフ「俺も参加するわ」


ガガガガガガガガガガガガガガガ…!


ダックハント「追い討ちのトリックショット」


ドガーン!!!


ギムレー「イジメいくないお」


end

過去作主人公達も異界を通じて関われたぐらいだし、スマブラで関わった他作品キャラが覚醒世界に現れてもなんら不思議じゃないな(白目)



・穏やかじゃない場合


クロム「…あぁ、困った」

フィオルン「何かお困りの様ですね」

シュルク「詳しく聞かせてくれませんか?」

クロム「…実は邪竜が復活して困っているんだ」



シュルク「穏やかじゃないですね」

あおい「穏やかじゃないわね」



クロム「…なんか、軍師拾って、裸見ちゃって、半殺しされて、今度は俺が、エクスカリバーを見せちゃって、滅殺が発動しまくって、これまでの償いとして結婚しようぜって告ったら、OK出してくれて、夜はお楽しみを一発やったら、妻が超スピードで妊娠しちゃって、娘が産まれたけど、今度は未来から娘が来て、お父様達死んじゃう未来を変えるって言ったり、姉さん落ちたし、邪竜マニアのオッサンが妻の父親だったり、そしたら妻が未来の邪竜だったりして、妻がとどめさせば邪竜死ぬけど妻も道連れだよとか、もう訳分かんねぇ」



シュルク「よかった、これで解決ですね」

フィオルン「良くないわよ!!!」



???「邪竜を倒せたのは、主に俺のおかげだな!!!」


end

フィオルンが言うのかww



・さすがCF~ファルコン伝説再び~


ルキナ「…これが、異界の戦士の力…!」

BGM: 予兆~メインテーマ~

CF「yes!」

クロム「」

ルキナ「…お父様は、私が守ります!」

CF「yea!」カキンっ!

ルキナ「…あっ…!」

CF「ファルコォォォンっ」

「パァァァアアアンチ!」バーン!

ルフレ「へぶっ」

ルキナ「ルフレさん!」

CF「イエアアアァァっ!」っその為の膝!

ルキナ「お父様あーっ!」

CF「醤油にはムース」



ーーーギャンレル「ギャハハハっ!姉さん助けたきゃ炎の台座と宝玉を渡すんだなあ!」

フィレイン「エメリナ様っ今、お助けーー」

インBBAース「ふふ、残念」

フィレイン「なに、屍兵の弓兵…!」

エメリナ「フィレイン!」

CF「ブルー…ファルコォォォン!」

ブーン!!

キー!!

屍兵「」チーン

BBA「…え?」

ギャンレル「…ダニィ?!」

びゅーん!

CF「HEY!Comen!」

エメリナ「あ…ありがとうございます…!」

クロム「姉さん!無事か!」

ギャンレル「畜生っ!ふざけやがっ…」

CF「イエアアアァァっ!」っBダッシュ

ガシッ!

バキッ!

ギャンレル「ふぼおあっ!」

ガシッ!バキッ!「ふぼおあっ!」

ガシッ!バキッ!ガシッ!バキッ!ガシッ!バキッ!ガシッ!バキッ!…

※全盛期の投げ連


ーーーギャンレルは反省をした



ーーーレンハ「…サイリ、とどめを刺せ」

サイリ「…ごめん、兄上!」

CF「ファルコン、アッパーっ!」カキンっ!

サイリ「…な、何をする!」

CF「ファルコンチョップっ!」バキッ!

レンハ「ぐわっ…腕が…!」

ルフレ「…戦士の生命である腕を壊すことで、レンハはもう戦えない…そう言いたいんだろうCF」

CF「yes!」っb

レンハ「…私はヴァルムの戦士としては死んだ…お前と戦う理由はどこにもないサイリ…」

サイリ「あ、兄上っ!わあああんっ!」

クロム「…ん?CFどうした、その片手に持ってるのは?」

エクセライ「」

ーーーさすがCF、レンハ兄妹を仲直り



ーーー覇王「…うぬが噂に聞く戦士か」

「…うぬが拳のみで戦うならば」

「我も拳で語ろう!」

「天に立つは、我ただ一人のみ!」

「北斗破顔○情拳!!」

CF「ファルコォォォン、パァァァンチっ!」

どーん!

覇王「我の負けか…だが、いつかうぬを越えてみせよう!我はうぬについて行く!」

CF「Yea!」

ーーー覇王とCF、固く絆が結ばれる




ーーーファウダー「さ「パァァァンチっ!!」バーン!

ファウダー「」チーン

ルフレ「危なかった、さすがCF!」

クロム「いや、まだだ!」

ギムレー「人間が!調子に乗るなよ!」CV・若本

CF「ギムレー!!!地獄の道行きはどうやら私とお前だけになりそうだ!!!」

クロム「CF!」

CF「ファルコンを越えた者だけがファルコンになれる」

「クロム」

「今日から君がCFだ」



ギムレー「私は死なん!死なんぞぉぉぉおおおっ!!!」



CF「ファルコォォォォォォオオオオオオン、パァァァァァアアアアアンチィィィィィっ!!!!!!」



ドガーン!!!!!




ギムレー「ぶるぅらああああああああああっ!!!!!」



ーーークロムは伝説のCFとなりながらも、CFの帰りを待ち続けた

ーーー「奴はきっと戻ってくる」

ーーーイーリス王家には、こんな伝説が残っている

ーーーそれをファルコン伝説という



ーーーさすが、CF



ーーー外伝、完ーーー


アニメ版CF混ざってて吹いた

剛掌波じゃねーのかよwwwwww

このCFはしいたけ嫌いだろうなww

Lv1コラッタでも勝てそう(襷がむしゃら石火)




ーーー4章・秘術の競い逢いーーー



ーーー璃正「まったく、間桐雁夜よ」

「間桐の前にいたロード・エルメロイが異変に気付き監督である私に連絡を入れなければ最悪、『神秘の秘匿』が漏洩する所だったのだぞ」

「我々、聖堂教会としても、魔術協会にしろ、それは不本意だ」

「……しかし、間桐雁夜、随分と酷い怪我を負われたようだな……!」


雁夜っぽいもの「」ボロッ


璃正「相容れない筈の聖堂教会と魔術協会の者達が手を合わせ、ようやくサーヴァントの暴走を止められたが、運良く此方の被害は出なかった」

「もし此方の被害が出ていたら、今頃お前達は抹消されていただろう」

「貴方も魔術師の端くれなら、『神秘の秘匿』を守って頂きたいものですな」

「…では失礼する」ーーー



ーーー間桐邸・生存箇所ーーー

ーーー桜「ルフレお姉さん凄かった」


「あの後、手から長い電気が出て雁夜おじさんが避けたけど」


「逃げる雁夜おじさんに向かって今度は無数の風の刃が追ってきて」


「余りの騒がしさにお爺様が出てきて怒ったけど」


「お姉さんが料理を盛った皿をお爺様にぶつけたら」


「お爺様は泡を吹いて倒れた」


「お爺様から水分が検出されるなんて初耳」



桜「逃げ切ったと安心した雁夜おじさん」


「今度は黄緑色のスライムが襲いかかってきた」


「逃げ場を失った雁夜おじさん」


「待ち受けていたのは」



「満面の笑顔でニコニコしているルフレお姉さん」



「お姉さんが『ボルガノン!!!』って叫ぶと」



「雁夜おじさんが燃えた」



「その時の様は」



「Zeroの15話でお父様の魔術によって焼き尽くされ、苦しみもがく雁夜おじさんに他ならなかった」




桜「ちなみに炎はおじさんが右往左往するから」


「屋敷のあちこちに火が燃え移り」


「屋敷の殆どは形を保っていない」


「蟲蔵も例外では無く」


「あれだけ、沢山いた蟲さんも今では僅か数10匹」


「心なしか凄く震えているように見えたりする」


「蟲蔵は地下だから本当は火の手は来ない筈」


「ルフレお姉さん、お爺様を困らせる為、絶対にわざとやった」



桜「火事に駆けつけた黒い人達がお姉さんを止めようと、というか殺そうとしたけど」


「黒い人達、返り討ちに会ってた」


「後で正気に戻ったルフレお姉さんが倒れている人達の記憶を消してた」


「お姉さん、バーサーカーの適正無いのにバーサーカーになってた」


「以上、心の壊れた間桐桜の実況解説でした」


ルフレ「…桜ちゃん、誰に話しているの?」


桜「このしょうもない糞スレを見ていて下さる方々へです」


ルフレ「??????????????????」ーーー


こ れ は ひ ど い

魔術協会も、まさか覗きからこの事態に発展したとは思うまい



ルフレ「…さて、マスターの不在の中、どうしようかしら」

バーサーカー「…」

ルフレ「バーサーカー、居たのね」

バーサーカー「(´・ω・`)」

桜「…大きい人、誰」

ルフレ「この人はランスさん、私と同じ幽霊さん、騎士のお化けっているじゃない?あれと一緒よ」

桜「ランスさん、よろしく」ペコッ

バーサーカー「( *´ ω `* )」<ランスロットです、宜しく、生前は騎士を務めておりました)

桜「ランスさん無口な人」



ルフレ「彼はヘタレだから」



バーサーカー「( ゜Д ゜)」



桜「ランスさん残念な人…おじさんみたい」



バーサーカー「((( ゜Д ゜)))」


サーヴァントの制御に失敗した程度の認識だろうなあ

ケイネス先生、意気揚々と来てみたらいきなりよくわからん事態になっててポカーンだったろうなwww



ルフレ「…屋敷の復旧については、監督である言峰璃正の所属する聖堂教会が特別に負担してくれるから、必要が無い」

「…となると… つ い つ い 、殺っちゃったけど…蟲を世話しないと、あの妖怪は桜ちゃんに何するか分からないわね」

桜「…お爺様は多分、当分お姉さんと目を合わさないと思う」


「…主に恐怖で」


ーーーカサカサカサカサ…

刻印蟲「キシャァア…」ガクガク…!!

ルフレ「…やだなぁ、やっぱり気持ち悪いわ…」



「セルジュは『可愛い過ぎて辛いわ♪』って言うんだろうけど」



桜「その人、頭おかしいと思う」


ルフレ「…当の本人がいなくて良かったわね桜ちゃん、もしこの場に彼女がいたら屋敷は真の意味で跡形も無くなってたわよ」



ーーールフレ「…いっそ、蝶々になれば可愛いんだけどな…」


ーーーその時、ルフレの頭に電流走るーーー


ルフレ「それだ!」

桜「?」

バーサーカー「( ゜Д ゜)」



ルフレ「刻印蟲を品種改良しよう」


桜「その発想は無かった」


バーサーカー「(´・ω・`)」<つーか、それ、やっちゃっても大丈夫なんでしょうか…?)


桜「でも種類違う蟲さんの交尾なんて成功するの」


ルフレ「詳しいことは分からないけど何とかなるでしょ」


バーサーカー「(  ̄ ▽  ̄ )」<流石、異界の軍師、交際から結婚までの手引きはお手の物というわけですかwww)



ルフレ「………イラッ………裏切りの騎士が」ボソッ




バーサーカー「((((((゜Д゜≡゜Д゜))))))」ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ…!!!


桜「?」ーーー




ーーールフレ(さて、蝶々はあくまでもついで)

(マスターへの償いって訳では無いけど、刻印蟲の種類を揃えておけば戦略の幅が広がるのは間違いないわ)

(流石に大きい蚊?みたいのだけじゃ今後の戦略性に欠けるわ)

桜「お姉さん、どんな蝶々にする?」

ルフレ「そうね」





・とても視力の良い『複眼』持ち

・『暴風』を巻き起こす羽

・相手の脳を痛めつける『さざめき』声

・『サイコキネシス』

・『蜻蛉返り』して主の下へ撤退

・『催眠効果や麻痺効果のある燐粉』『炎除けの粉塵』

・『蝶の様に舞い』蜂の如く刺す

・『対魔力に強い壁』が生成出来る

・桜ちゃんが喜ぶ様に『カラバリ』が豊富





ルフレ「こんなところかしら」





桜「害悪そのものだよね」




ただのポケモンじゃねーか!

蝶舞・さざめき・粉2つ・暴風・蜻蛉・サイキネ・粉塵・光壁持ちのビビヨンですか
ステロ撒かなきゃ…

これがうまくいけば、マキリの魔術強化に繋がって臓硯も喜ぶんじゃね?

間桐てきには炎の蛾のほうが嬉しいんじゃないですなね

強化っていうレベルじゃないよね

ウルガモスはつよい

バタフリーについて触れて差し上げろ

アゲハント(小声)



粉塵を覚えたビビヨン

トライデント・モスキート

どちらかでも与えたら雁夜おじさんは時臣とタイマン張れる(勝てるとは言っていない)



ーーー聖堂教会・救護施設ーーー


雁夜「…火傷がヒリヒリするが、何とか動けるようになった」

綺礼「…ほぅ、早くも動ける様になったか間桐雁夜」

雁夜「!…言峰綺礼!」

綺礼「…そう構えるな、間桐雁夜、確かに私は聖杯戦争に敵マスターとして参加している身」

「だが、今は聖堂教会に携わる父に代わって負傷中のお前を保護していた…それだけだ」

雁夜「…すぐにここを出る、邪魔したな」

綺礼「…ついでに言っておくが、間桐臓硯も此方で保護している、容態が回復次第、連絡を入れる」

雁夜「…」ーーー



ーーー間桐邸ーーー


雁夜「…ただいま帰った」

「…」

「…おーい…」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「…?…桜と外へ出ているのか?」


桜「…おかえり…!…なさい、雁夜…!…おじさん」ズズズ…

雁夜「…桜ちゃん!…………っ?!」



ルフレ「」(レイプ目)チーン



桜「蟲蔵で育てた蟷螂の羽化を見たら、お姉さんショックで倒れちゃった」


雁夜「俺がいない間、二人で何をしていたんだ」


ルフレ「」



ーーーアインツベルンの城までの山道ーーー


ーーーキャスター「…久しい再会でございます、お迎えに上がりました我が聖処女よ…っ」


セイバー「…キャスターのサーヴァント…だと…?!」


アイリ「…どういうことなの…?!」ーーー


ーーーアサシン「…ようやく、キャスターを捕捉出来たか」


「いつかは、この事が露見するとは思っていたが」


「…さて」ーーー




ーーー間桐邸ーーー


雁夜「……で、桜ちゃんの為にも可愛い蟲を増やし、蟲同志で生殖活動させていたと……」

桜「うん、蝶々と蜘蛛と蟷螂と蛾と蚊が出来た」

雁夜「…あっ、うん」

桜「蚊に刺されて大変だった…小さくて見えないもん」

雁夜「…へ、へぇ…」

桜「蛾は、凄くもふもふしてた、もふもふしてたら身体が痺れてきた」ビリビリ

雁夜「…大丈夫かい…桜…ちゃん…?」

桜「蟷螂さんは、蟲というより、まるで怪物さんみたい、真っ黒いス○ライクみたいな」

雁夜「1.5mあるよね、あれ、怪物っていうんだよ、それ」

桜「蜘蛛さんは見えない糸を作れるの」

雁夜「このシリーズの中だと一番平和的に聞こえる、俺も魔導に毒されたのか」


桜「蝶々さんは炎に反応して誘爆を起こす粉塵しか造れなかった」


雁夜「桜ちゃんが何言ってるのか分からない」


桜「私とお姉さん、ギガヘラクレスっていう12回殺さないと死なない甲虫を造っていたんだけど失敗しちゃった」

雁夜「桜ちゃん、おじさんね、そのお姉さんと山程話したいことがあるんだ」

桜「今、蟲蔵の中では蝶々さんが蚊を食べて、蝶々さんを蛾が食べて、蛾を蜘蛛さんが食べて、蜘蛛さんを蟷螂さんが食べて、その蟷螂さんの雌が蟷螂さんを食べるという食物連鎖が巻き起こってるの」

雁夜「前の方がマシに見えるのは何でかな」

「後、桜ちゃんが流暢に喋れる様になったのは嬉しいけど、こんな桜ちゃんは嫌だっ!!!」

桜「…自分の妄想や理想を他人に押し付ける人、嫌い…」



ーーー間桐邸・蟲蔵改築ーーー


ビッシャーーーーー!!!!!!!!


カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ…!!!!!!!!

刻印蝶々「キシャァアアアアアアアアア」

刻印毒蛾「キキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ」

刻印蜘蛛「ムッシャムッシャバキッバキッ…」

刻印蟷螂「キエエエエーーイイイイイイッ!!!」

刻印毒蚊「ライフギガチュっチュっ」



ーーー阿鼻叫喚の地獄絵図とはこのことであるーーー

毒蚊とかそんなもん作り出すな…ww

なんか蝶々がパピ☆ヨン化してませんかねぇ……

蠱毒っすか

最強刻印虫決定トーナメント

もういっそのこと怪物といわず怪獣レベルにまで突き抜けちまえよwww

魔術の秘匿?
()

いやそこは高度な知能を持ち、二足歩行するヘ○クロスをだな…

高度な知能と文明を持ち二足歩行するG?(難聴)

虫と人間とサーヴァントを組み合わせたビオランテ(虫)

連金しってる人居てちょっと嬉しかった
そして虫苦手な俺はこのスレを見続けるかやめとこうか今必死に考えてる
でもおもしろいからめっちゃくちゃ続きを見続けていたい

モスラにしとけよ

メタルモスラ化して無双する未来しか見えない

海魔とモスラがバトると聞いて



再びコメント等、ありがとう、そして、

ありがとう


>>290

雁夜の負担を個人的見解の下に考えてみた結果、彼自身が怒りで冷静を失って暴走するか、鯖がピンチに陥った時の非常手段、クライマックスぐらいでしか蟲を使役する機会は無いので、そこは安心して下さい(安心要素って何さ)

そもそも、Zero自体、魔術師同志での戦いが極端に少ない気がす


自分も蟲は大の苦手だったりしますwww


…さて、苦戦必須のランサー・ケイネスVSバーサーカー・ルフレ戦に取り掛かります


糞スレなりにお楽しみを

水銀ちゃんをどう破るか楽しみだ

1バーサーカーが触って掌握
2宝具とかでごり押し
3エフラム呼んでジャルグの効果持ったムントで突発

あれじゃん
あの毒虫を瓶に入れて戦わせて最後に残った奴が最強の毒虫になれるってあれじゃん

>>283の事かしら




ーーールフレ(『…!!!』)


(『…ランサーが此方に向かって来ている様です…!』)


雁夜「…!」


ルフレ(『…霊体化をしている様ですが、戦意が無い訳では無いようです、それに………!…これは…』)


(『…ランサーのマスターも同行している様です…!』)


雁夜「…出るぞ、ルフレ、バーサーカー…直したばかりの家で暴れられたら敵わない」


ルフレ「…はい」…スゥ……


バーサーカー「…」…スゥ……


雁夜「…桜、おじさんはちょっと外へ出かけてくるよ」


桜「…雁夜おじさん」


雁夜「…すぐに戻ってくるから」ーーー




ーーー桜「……………頑張って………おじさん、お姉さん、ランスさん……」




「…………サクラを独りにしないで……」ーーー





ーーー冬木大橋ーーー


ーーーケイネス「誘いに応えてくれて、此方からの手間が省けたというものだよ、間桐の魔術師」

雁夜「……お前が……そうか、昨日の件については礼をーー」

ケイネス「勘違いするなよ、間桐雁夜」

「神秘の秘匿が露見し、聖杯戦争に支障を来したら、此方としては大変迷惑だからね」

雁夜「……チッ、魔術師ってのはどいつもこいつも、同じ様な奴だな…っ!」



ケイネス「君がいくら御託を並べた所で魔術師の価値観が変わる訳でも有るまい」


「君が我々の価値観を理解しない、分かろうともしない様に、我々も君の様な価値観は理解ができない、必要が無い」


雁夜「……理解してたまるかっ、あんなおぞましいものを……っ!!」

ルフレ「…敵の挑発です、聞き流しましょうマスター」


ケイネス「私は君との、お喋りに時間を費やす暇など毛頭に無いぞ間桐雁夜」

「……何故、私が昨日の夜中に、わ ざ わ ざ 、此方から出向いたと思う?」

雁夜「……知ったことか」

ケイネス「……君は随分とサーヴァントの維持に苦労が見られるな、間桐雁夜……その様子では持って1カ月、最早生きるだけで精一杯では無いのかね?」


「……もし、私が特別に君の魔力維持を軽減する術を教授しても良いと言ったら…?」


雁夜「……!!!」




ケイネス「私と同盟を組まないか、間桐雁夜くん?」





ケイネス「私は、この聖杯戦争には武功という経歴を加える為だけに参加していてね」


「聖杯への願望そのものには興味はないのだよ」


「私と君が勝ち進み、最後に君がサーヴァントを令呪で自害させ、私とランサーに勝利をもたらしてくれるのであれば………」




「聖杯は君のものだ」




ルフレ「……敵の罠の可能性が高いです、マスター、危険です、この話に乗ってはいけません」

雁夜「……」


ケイネス「ハハハッ、何を迷うことがあるのかね?間桐雁夜?」


雁夜「………っ…!!!」

ルフレ「…マスター」


ケイネス「…サーヴァントをろくに維持も制御も、援護も出来ない君が、この先をどう生き残るというのだね」

「現実を考えたまえ」


雁夜「………俺は…」


ケイネス「私を余り待たせるな」




「魔導を恐れ逃げた」




「臆病者の魔術師よ」





ルフレ「…マスターの侮辱は私とバーサーカーが許しませんよ…!」


「私のマスターは臆病者なんかじゃない!!大事ね人の為に、共に戦場で戦ってくれる」


「勇気ある英雄よ!!!」


雁夜「………!!!……ルフレ……!!!」


ケイネス「ハハハッ!面白いことを言うな、キャスターのサーヴァント、同じ魔術に携わる身ならばと、少しは期待していたのだが、君もそこの半端者の思考と同類か」


雁夜「………」ーーー



ーーー??「…君はその才能を無駄にするのか!」ーー


ーー「……皆の期待を裏切るつもりか雁夜」ーー


ーー「…魔導を恐れ逃げるか」ーー


ーー「…臆病者が」ーー


ーー「…この裏切り者ーーー」ーーー




ーーー雁夜「…話は無しだ、ランサーのマスター」


「…俺はお前ら魔術師とは違う!!!」


ケイネス「…このロード・エルメロイの誘いを断るか…そうか、残念だよ…実に愚かだよ…」


ルフレ「…マスター…!!!」


ケイネス「ランサー」

ランサー「…はっ」……スゥ




ケイネス「決闘だ」




「バーサーカーとキャスターよ」




「死に損ないの愚か者は遠くから指を加え見ているがいい」




「このケイネス・エルメロイの魔術攻防をとっくり堪能してもらおうではないか」




「人払いは既に済ましてある」




「お互いの秘術を存分に競い合うとしようではないか」





「…私の誘いを無下にしたこと、君達はきっと後悔するだろう…っ!!!」







…………ピンッ!…………ドロォ………!!!



ケイネス「『ーーFervor,mei Sanguis(沸き立て、我が血潮)ーー』」



「『ーーAutomatoportum defensio:Automatoportum quaerere:Dilectus incrisioーー』」





「『ーー魔術礼装『月霊髄液』(ヴォールメン・ハイドラグラム)ーー』」





……ぷるるんっ……!



ルフレ「…水銀…!?」





ケイネス「お手並み、拝見だサーヴァント」





「果たして、こいつを突破することは出来るかね」ーーー






ーーールフレ「バーサーカー!!!」

バーサーカー「っ■■■…!!!」


ルフレ「…『軍師の財産』、『槍殺しの槍』(ランスキラー)!!!」


ビュンッーー!


バーサーカー「■■■■■!!!」パシッ!


……ズズズっ!!!


「■■■■■■■■■ーー!!!」


ランサー「キャスターの射出した宝具をアーチャーの時と同様に、自身の宝具にしたか!」

「…だが、忘れている訳ではあるまい…俺の槍の能力を……!」


バーサーカー「■■■■■■■■■ーー!!!」ダダダダダダっーー!


ランサー「甘いぞ!!!攻撃を止めないお前の動きは特に読みやすいぞバーサーカー!!!」


バーサーカー「■■■■■っ!!!」ダダダダダダ…


ヒョイッ!



ランサー「…バーサーカーが自ら避けた…だと…!?」


バーサーカー「■■■■■ーー!」ブンッ!!!


ランサー「っく、受け身!」


ガキンっ!!!…ギギギ……!


バーサーカー「■■■■■■■ーー!」…ギギギ…!


ランサー「…だが、俺の槍の前では、何の問題の解決にもならんぞ!」…ギギギ…!


「貴様の攻撃を受ける時!!即ち俺の槍の矛先に触れると同義!!」…ギギギ…!


「ーー■■■っ!!!」…ギギギ…!


……ズズズっ!


「■■■■■っーー!!!ーー■■■■■ーーっ!!!」…ギギギ…!!!


ランサー「宝具そのものの耐久力で粘るか…!だが、所詮借り物の宝具!いつまで続くのか見せて貰うぞバーサーカー!!!」ーーー



ーーールフレ「ーー『トロン』っ!!!」バチ…バチ…!


ビシャァァァァァァーっ!!!


ケイネス「無駄だ」

「『defensio』」ヌルッ


ビシャァァァァァァーっ!!!


ルフレ「…!…速い!…何て反応速度なの…!」
(…でも水銀は電導率が高い、無事で居られる筈がーー)


ケイネス「『無駄と言ったぞ』」


ルフレ「…な…!?」


ケイネス「『幾ら科学は忌むべき存在とはいえ、魔術を携わる上では科学を通じて行かなければならない時というのがあるものだよ、これが』」



ケイネス「『水銀の熱伝導率と導電率が高いことは熟知しているよ』」


「『この礼装を造る上では出来る限りの純度の高い水銀が必要不可欠でね』」


「『熱や電気を通しやすいのは、戦闘用の礼装を造る上で正しく弊害だったよ、弱点が一つでもあれば相手の隙を作ってしまう』」


ルフレ「…貴方の詠唱、水銀に自律防御と自律索敵、指定攻撃を設定していたわね」


「………つまり、そういうことか……!」


ケイネス「『理解が早くて何よりだ』」


「『予め、礼装にそれぞれの属性、衝撃に対応する防御を細部まで設定することで、弊害を無くしたのだ』」


「『この水銀は私の魔力も含まれており、設定した防御に応じて適した反応、数千度の炎であれ、100万ボルトの電流であれ、物理であろう魔術であろうとだ』」




ケイネス「『意思を持たない意思』」



「『科学で例えるならコンピューターといった奴かな、無論私の『月霊髄液』に劣る代物だが』」



「『あらゆる衝撃に対応、対魔力も完璧、速度は秒を軽く超す、索敵から逃れるなど不可能、攻撃はチタンからダイヤモンドまで、ほぼ全ての万物を切断可能とする…』」



「『正しく、難攻不落の要塞』」



ルフレ「…悔しいけど、神童なだけあるわ…ロード・エルメロイ…!!!」



「…単独での突破は、ほぼ不可能…!!!」




ケイネス「『宝具を使い英霊を召喚したらどうかね』」

「『降霊学科の講師としても是非、この目で拝見したいものだ』」


ルフレ「…!?」


ケイネス「『…ハハハッ!…そうだったな!!…君は今、魔術を使うことしか出来ないのだったな!!!』」


ルフレ「…くっ…!」

雁夜「…ぐぅっ…!!…ガハッ!…ぐぐぐっ…ゲホッ…!!!」…ボト…ボト…

ルフレ「マスター!!」


ケイネス「『昨日の闘いで宝具を使いこなしていたのも、バーサーカーが暴走を停止した上での賜物なのだろう?』」

「『果たして、君とバーサーカーが戦い続けてマスターは平気なのだろうかねぇ?』」

「『ランサーが余程の失敗をしない限りは、相性最悪のバーサーカーが勝つことなど満に一つも無い』」

「さて、今度は私からの御礼だ」ヌルンっ

「『Scalp』」ビュンッ!!!


サッ!

ザクッ!…ガシャン!


ルフレ「速い!…動きが単調だから読みやすいのが幸いしたわ…!」


ケイネス「さて、私はゆっくりと君のマスターが苦しみもがく様を見ながら君達の自滅を待つこととしようか…ハハハッ…!」ーーー

調子乗ってると霊体化して水銀の中に入って暗[ピーーー]るぞ



ーーーバーサーカー「■■■■■ーーっ!!!」

ガンっガンっ!

ランサー「ふんっ!はぁっ!」

ひゅんっ!ひゅんっ!

バーサーカー「ーー■■■■■っ!!!」

ーーヒョイッ、ヒョイッ!

ランサー「…『槍殺し』、キャスターも騎士王との決闘で『剣殺し』なる宝具を使っていたな」

「…槍除けの加護という訳か」

バーサーカー「ーー■■■っ!!!」



ランサー「ーーーだが、絶対に当たらない訳では無いのだろう?」



バーサーカー「ーーー!!!」



ランサー「唸れっ、『破魔の紅薔薇』!」

ヒュッーー

ーーゴォッ!!



ーーグサッ!


バーサーカー「■■■■■■■■ーーっ!!!」

ーーズササササ…!



ーーールフレ「…!…バーサーカーの霧が!」

ケイネス「…ふむ、バーサーカーめ、中々のステータスを持っているな」ーーー



ーーーランサー「……黒い騎士…狂戦士でありながらの冴え渡る武功……どんな物でも自分の武器の様に扱う……伝承……騎士王への執着……!……っ!!!」



「…貴様、円卓最強で知られる湖の騎士なのか…!?」



バーサーカー「………■■…!」



「…そうか、貴様がランスロットか」…ギロ…ッ!




バーサーカー「………」


ランサー「…同じ騎士として、貴様の生前に犯した罪はとても見過ごせるものではない…」


バーサーカー「………」


ランサー「…無二の親友でもあった主君を裏切り、王妃を奪い、国を追われ、かつての仲間を殺す」


「……ブリテンの国を滅ぼす切っ掛けを作った」


バーサーカー「……■■■■■■■■■■っ!!!!!」


ゴォッ!!!


ランサー「…俺とお前はよく似ている」


「…いや、同じなのかもしれん」



「……だからこそ、貴様を許せん……っ!!!!!……ランスロットォっ!!!!!」クワァッ!!!



「……貴様を罪悪感の苦しみから解放してやる、ただし、それは王の手では無い、俺の手によってだ、ランスロット…これは貴様の犯した罪への罰だ…!!!」




ーーーヒュッ…ザクザクザクザクっ!!!


ルフレ「…くっ、拉致が空かないわ…!」

「…ランサーへの魔力を供給していても尚、この強さなの…!?」


ケイネス「…それは違うな、キャスターよ、先程の誘いの際、私は魔力供給の負担を軽減する術を教授すると言ったのを忘れている訳ではあるまい」

「ランサーへの魔力供給は私の協力者が行っているのだよ」


ルフレ「…まさか、そんなこと…」


ケイネス「出来るのだよ」

「そのお陰で私は万全な状態で戦えるのだ」

「サーヴァントは、この状態でも十分に機能として力を発揮するからね」


ルフレ(…ということは、ランサーは真の実力を出していないというの…!?)



雁夜「…ガハッ…グゥッ…!!!!!」


ケイネス「…さて、死に損ないを楽にしてやる為にも、幕を降ろそうか」ーーパチンっ!


ルフレ「ーー!!」

バーサーカー「ーー!!」

雁夜「ーーーがあっ!ああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」…ガクッ…!



ルフレ「ーーマスーーあっ…あああっ…っう!!!」…ガクッ…!

バーサーカー「ーー■■■■■っーー■■■■■■っーー!!!!!」…ガクッ…!



ケイネス「ーー君達の来る間に、この橋一帯に簡易的な罠を張らせて貰ったよ」

「君達だけを襲う、姿見えぬ悪霊、数10体」

「悪霊は身体を蝕み、やがて命を喰らい尽くす」




ーーールフレ(宝具を使わなければ、私達はここで終わる)

(宝具を使えばマスターは事切れる)

(貴方なら、こんな時ーーー)

(ーーー貴方に逃げて頼ってばかりじゃ駄目ねクロム)ーーー



ーーー(ーーケイネスが万全に戦えるのは協力者が魔力供給をーー)ーーー



(ーーーーー!!!!!!)

(………賭けてみるしかない)

(僅かな可能性があるなら)

(それに賭ける)



(そうでしょう、クロム)




ーーールフレ「…っ…うっ…!!!…」…フラっ…!


ケイネス「…ほぅ、立つ力があったとはな」

ランサー「…キャスター…!」

ケイネス「ランサー、この場にいる者、全てにとどめを刺せ」

ランサー「…はっ!…主よ…!」


「キャスター、お前には感謝している、お前のお陰で猛者、エフラム王のような方と戦えた」


「…引導を渡すぞ、ルフレ、ランスロット」…チャキッ…!


ルフレ「………」…グッ…





ルフレ「ーーー『再び蘇りし英雄達』」



ランサー「ーーなに!?」

ケイネス「ーー馬鹿な、何を血迷っている!?」


ルフレ(一瞬でも良いーー耐えてマスター!!!)

雁夜「ーーーああああああああああああっ!!!!!」



ルフレ「『我が呼び声に応えよ、消えること亡き炎の魂を有する17の英雄達』」



「『汝らの力と知恵と勇気、この世に再び舞い戻れ』」



「『イーリスの軍師、ルフレの名において汝を召喚するーー』」





「『ーー光の皇子と若き獅子』」





「『ーーーセリスっ、ロイっ』!!!!!!」





ーーーゴォオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!




ーーー「…グランベル王、セリス・バルドス・シアルフィ、この世に再び…!!!」



ーーー「…同じくリキア公、ロイ…!!!」




いらない子!いらない子じゃないか!

>>321
やめたげてよぉ!

ルネス兄妹、セリス、ロイで4人か
あと13人はやっぱりほかの主人公かな



ケイネス「…ほおぅ…これがサーヴァントの降霊召喚…」

「実に見事だ、死に間際に見せてくれるとは、命乞いの証明か何かかね?」

「マスターの命と引き換えーーー」



雁夜「…はぁ、…はぁ、…はぁ…死ぬかと思ったぞ、ルフレ」



ケイネス「ーーー馬鹿な、どういうことだ!!!」

「あり得ん、宝具発動しても尚、息があるなどっ…!!!…貴様っ、何をしたというのだっ!!!」



ルフレ「ーーー賭けは成功したわ」



ケイネス「賭けだと…っ!!?」



ルフレ「ーーー貴方の魔力供給の方法を参考にして貰ったわーーー」



「ーーーなんとか上手いこと成功したわ…サーヴァントとマスターの魔力相互供給がーーー!!!」


マルス クリス(真紋章) アルム セリカ シグルド リーフ アル(覇者の剣) エリウッド リン ヘクトル マーク アイク ミカヤ エリンシア クロム候補はこれくらいかな?



ケイネス「ーーー魔力の、相互供給だと…!!?」

ランサー「…通常の魔力供給はマスターからサーヴァントへの一方通行のパス」

ケイネス「奴の魔力供給はマスターとサーヴァントが互いに魔力をパスし繰り返すーー」

ランサー「…サーヴァントの力と維持は大きく不安定になる代わり、マスターの負担は減る…」



………パン…パン…パン…!

ケイネス「…ハハハ…見事だ、キャスター…私の話から自らに合った供給法を編み出し実践し、いきなり成功させるとはーー」

「ーー君に敬意を評そう」

「君がサーヴァントなどという器で無ければ、我が時計塔の生徒として弟子に儲けていただろう」



ケイネス「ーーだが、戦局は変わるまい『Scalp』!」

ビュンっ!!!

ロイ「たぁっ!」カンッ!…ギギギ…!



「ー ー滾れ『封印の剣』(ブレイザー)よ」



………ジュゥゥゥゥゥ……っ……!!!



ケイネス「ーーーっ?!…その剣、熱を帯びているだと?!」



ロイ「………『爆炎焼破』(エクスプロージョン)」


ーーーゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…っ!!!!!!


ケイネス「な、ななななんだ!!!何なのだ、あの剣は!!!」


ーーーーーカッ!!!!!


ロイ「ぇえいいいいっやあぁぁぁっ!!!!!」



ーーードッカァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアーンっっっっっ!!!!!!!!



悪霊『キィエエエエーーーっ!!!』ボワッ!!!



ーーーグラッ、グラァーッ!!ドぉンッ!!…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴっ!!!!!(冬木大橋を中心とする冬木市が震動で揺れる音)


スマブラに出れなかった鬱憤を思う存分にはらしてるな

そういや封印の剣って意思を反映するんじゃ…



ケイネス「」


ーーーロイ「…ごめん、ルフレ、限られた魔力での封印の剣は、この威力が精一杯みたいだ」


セリス「悪霊を祓う為に、かなり派手な事をしたな」


ルフレ「上等よ、剣が暴走しない様に気を付けてね」


セリス「…僕は、黒騎士の彼に協力して援護をするよ、構わないかルフレ」


ルフレ「話が早くて何よりよ」


セリス「承ったよ」ーーー


ーーールフレ「…ケイネス、これから業火、爆撃と神剣の衝撃が同時に来るけど、水銀ちゃんはどんな反応するのか楽しみね」



「戦局は十分に変わったわ」ーーー




セリスとロイのクラススキル(飾り)



セリス

ソードマスター・セイバー

カリスマB 対魔力C

疾風迅雷 回避 10 待ち伏せ 流星 剣の達人


ロイ

勇者・セイバー

カリスマB

デュアルアタック 聖盾 後の先 太陽 カウンター




ーーーランサー「…セイバーのクラスの英霊か」


セリス「僕はセリス・バルドス・シアルフィ」

「この世界とは異なる世界で王を務めていました」


ランサー「…騎士王と同じくして若き王か、しかし光の皇子という二つ名に削ぐわんぞ」


セリス「それは、異界での僕の異名は皇子だった頃の姿で伝わっているからでしょう、ランサー」


「…僕の役目は、召喚者であるルフレさんの援護」


「そして、彼女の守るべき人達を、僕も守ること」



「…聖剣『聖戦に散り逝く父の形見』(ティルフィング)…!!!」



ランサー「…それがお前に与えられた宝具か、光の皇子」

「ーーその剣が如何なる能力を持っていようと、俺の槍の前では無意味だぞ」



セリス「…元より、相手が誰だろうと僕は負けるつもりは無い!!!」ダッーーー!!!ーーー




ーーーケイネス「わ、私の完璧である礼装が破れる筈など無かろうっ!!!『ire:sanctio』っ!!!」


ーーびゅーん!!!ーーー


ルフレ「ロイ!!!後衛として援護に廻るわ!!!アイツの水銀の防御が追い付かなくなったら、そこに私が叩き込む!!!」

ロイ「分かった!!!」


ーーーびゅーんっ!!!


「ーーー『連携連撃・炎刃』(マーベラス・コンビネーション・フラム・エッジ)!!!」


ーーガキンっーーボゥッ、ガキンっーーボワッ、ガキンっーーボゥッ!!!


「ふんっせいっやぁったぁっはぁっ!!!」


「ーーそぉおれぇっきぇぁっ!!!」


ーードガァンッッッ!!!!!


ーージュゥ……ドロォっ……!!!


ケイネス「…馬鹿な……!!『月霊髄液』が蒸発しかけているだと…!!?」


ロイ「…先程、ルフレも言っていたが僕の剣は炎を纏った神剣」


「…炎は物理とも言えるし、魔術とも言える」


「かなり曖昧なもの」


「君の盾となる水銀は剣に対する防御で精一杯で炎に対する防御に手が廻らない」


「一種類の一撃にしか対応出来ないこと、予め設定されてあるものにしか防御の対応が出来ないことが、君の水銀の弱点だ」


「僕の剣は、僕の意思、僕の魂」



「守るべき者の為に、負けられない!!!」ーーー


>>30にあるとおりDLCのだから、
暗黒竜:マルス パオラ カチュア エスト
外伝:アルム セリカ
聖戦:エルトシャン セリス
紋章:カタリナ
トラキア:リーフ
封印:ロイ
烈火:リン
聖魔:エイリーク エフラム
蒼炎:アイク エリンシア
暁:ミカヤ
の17人だろ?

つまりクロムさんの出番は

でもピンチの時に毎回クロムの名前を出すのがフラグっぽいんだよな



ーーーセリス「…ていやぁっ!!!」ーーカキンッ!

バーサーカー「■■■■■■■■ーーっ!!!」ーーガンッ!


ランサー「…くっ、攻撃に移せん…!!」…ギギギ…!


セリス「ーーはぁっ!!!」ーーカキンッ!

バーサーカー「■■■■■■■■ーーっ!!!」ーーガンッ!


ランサー「…攻撃に移れば、どちらかの一太刀を浴びてしまう…!!」…ギギギ…!


セリス「ーー黒騎士の彼にとって、その紅い槍は天敵みたいだからね」…ギギギ…!

「ーー僕の父が残してくれた、この神器で…君の槍を受け止める…!!!」…ギギギ…!


ランサー「…勝機が無い訳ではない…!!…今は防御に徹して、隙を伺う…!!」…ギギギ…!


セリス「ーーランサー、修羅場をくぐり抜けた数なら僕だって貴方に負けない!!!」…ギギギ…!

バーサーカー「■■■■■■■■ーーっ!!!」ーーー



ーーーロイ「ふんっ、せいっ、さぁっ!!!」


ガンッ!!…ボォワァッ!!…ジュワァ…!!


ケイネス「『月霊髄液』の防御が追い付かないだと…!!!…あ、あり得ん!!!」


ルフレ「『ギガファイヤァァァっ』!!!」


ゴォッ!!!ーーボボボボボボ!!!


ケイネス「『Fervor,mei Sanguis』(滾れ、我が血潮)!!!」ぎゅるんっ!


ーーゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!


ロイ「…あれに防がれたみたいだ、ルフレ」

ルフレ「…柱状の棘…カウンターが付いているみたいね」

ロイ「…あぁ言う形状では剣の衝撃や爆風が分散されてしまう」

ルフレ「…最後まで足掻くわね…ケイネス…!」



ーーーケイネス「ーー仕方があるまい」

「ーーこうなっては、この手を使う他あるまい」


ロイ「…!!」

ルフレ「…?!」


……サッ ………ピンッ!……ドロォ……!


ケイネス「『Fervor,mei Sanguis』(再び、沸き立て、我が血潮)」


…ぷるるんっ!


ロイ「……そうか、そう来たか魔術師…!!」

ルフレ「…2個目の…水銀…!!?」


ケイネス「ーー『Posuere eget』(融合せよ、我が血潮)」


ーードロォーーっ!!!


ロイ「…っ!!?」

ルフレ「水銀と水銀が融合している…!?」


ーーゴボボボボボボボボボボボボボっーー!!!ーーー



ケイネス「ーー『月霊髄液・巨帝』(ヴォールメン・ハイドラグラム・モンストゥラム)」



………ずーん…!!!!!


巨人水銀「………」



ロイ「…ハハハ、これは参ったねルフレ」

ルフレ「笑ってる場合じゃないわよロイ」

ロイ「…僕らの身長の2倍はあるかなアレ」

ルフレ「…2つが合わさり最強って所かしら」

ロイ「…なぁ、ルフレ」

ルフレ「…何かしら、ロイ」

ロイ「…君、もしかして僕と同じことを考えたかい…?」

ルフレ「…フフッ…そうかもね」



ロイ「…ルフレのマスター、貴方に許可を頂きたい!」


雁夜「…な、何だよ…ゲホッ…!」…フラッ…!


魔符とは別の形でステカンストした計49人を呼び出す可能性が...ないか




ロイ「僕は今から魔力を解放しようと思います!…でも解放したら、貴方に苦痛の思いをさせてしまうでしょう…!!…解放の許可を頂けますか!!!」



雁夜「ーー分かった、こちらは大丈夫だ、何とか頑張って耐えてみせるさ…!」…グッ…!



ルフレ「…ロイ、私も可能な限り援護をする」

ロイ「…でも、君が魔力を使えば君のマスターに更なる負担がーー」



雁夜「ーー問題は無い、やれ、ルフレ」



ルフレ「ーーえぇ、私は彼を信じる」

「ーーだから、貴方も彼を信じて欲しいの、ロイ」

ロイ「…分かった、僕も信じよう、ルフレ、君自身と、他でもない君のマスターを」



「…リリーナ、僕を守ってくれ…!!!」




バーサーカー「■■■■■■ーーっ!!!」ーーガンッ、ガンッ、ガンッ!!!


ランサー「…ぐぐぐ…!!!」…ギギギ…!


ーーカーンっ!!!

ーーグサッ!!!………


「…!!…『必滅の黄薔薇』が…!!」


セリス「今だ!!!バーサーカー!!!」


バーサーカー「■■■■■■ーーっ!!!」ーーゴォッ!!!


ランサー「ーーなっ…最早、これまでか…!!…」


………パキっ……パキッ…………パキンっ!!!…


バーサーカー「ーーー!!!」


セリス「…槍が…!!!…」


ランサー「…この一瞬、逃さん!!!」


ーーーヒュっーー!!!


バーサーカー「ーーー!!!」


ーーーグサァァッ………!!!………




ーーーランサー「……バーサーカーは仕留め損なったか」


「……だが」


………ポタッ…………ポタッ…………!


セリス「……ぐっ…………うぅっ……!…」……フラッ……


ランサー「……その心臓、貰い受けたぞ、光の皇子ーー」


ーービシャァァァァァァァァァッ………!!!!!


セリス「……くぅ…っ……無念………です………父様………母様………………………ーーー」……フラァッ…


ランサー「………次はバーサーカー、貴様の番ーー」





ーーーーーガシッ…!!!………………





ランサー「ーー!!?」







ランサー「ーー貴様、 何 故 ま だ 動 け る …?!」



セリス「ーーー」…フラッ…フラッ…



ーーーーーガシィィィッ…!!!………



ランサー「ーー何故、槍を掴んだまま離さない…?!」



セリス「ーーー」……ガチャ……



ランサー「何故、剣を構えていられる…?!」



セリス「ーーー!!!!!」…ブンッ…!…





ランサー「ーーお前の側に寄り添う二人の男と女は一体ーー?!ーーー」





ーーーーーグサァッ!!!!!……………………




ティルフィングの仕様が聖戦仕様だったら動けてもおかしく無いな


何せ『祈り』のスキルが付くし



ーーー巨人水銀「ウオオオオオオオオオーー!!!」ーーブンッ…!


ロイ「…動きが単調だ!!」…サッ…!


ーーードゴォッ…!!!!!


ルフレ「橋に大きなひび割れが…!!」


ケイネス「『ハハハっ!!!どうかね!!!私が負ける筈など無いのだよ!!!』」


ルフレ「ロイ!!」

ロイ「分かっている!!アレが攻撃した後は大きい隙が出来る!!」


「ーーぇええぃぃぃいいいやぁぁぁあああっ!!!」…ブンッ…!!!


ケイネス「『『Fervor,mei Sanguis』(滾れ、我が血潮)!!!』」ぎゅるんっ!!!


ーーザクザクザクザクザクザクザクザク!!!


ロイ「ーーっ甘い!カウンター!!」


……カンッ!……ボゥワッ!!…


ケイネス「『質量の増したコイツに、炎など通じはせんっ!!!』」



ロイ「ーー『爆炎焼破』!!!」…ガンッ…!…ギギギ…!


ケイネス「ーー『Fervor,mei Sanguis』っ(滾れ、我が血潮)、重ねて命ず!!!『Fervor,mei Sanguis』っ(更に滾れ、我が血潮)!!!」


ーーぎゅるるるるるるんっ!!!


ーーグサッグサササササササササっ!!!


ロイ「ぐぅううううううーーっ!!!」…ギギギ…!!

ーーブシャアアアァァァっーー!!!

ルフレ「『エルファイヤァーッ』!!!」…ボゥッ…!!!


ーーボボボボボボオオオオオオオオオオオオっ!!!


巨人水銀「ーーー!!!」

ケイネス「『熱量を増やした所で同じっ!!!』」


ーーゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!



ロイ「ーー魔力、解っ放っ!!!」ーーカッ!!


雁夜「…ぐぐぐぐぐぐっ、ゲホッ!ゲホッ!!」


ルフレ「『ギガファイヤァァアーッ』!!!」


ーーボゥワッ!!!


ケイネス「『馬鹿め!!無駄と言っておろうが!!!』」


ーーゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーカッ!!!


ロイ「ーーーぇぇぇえええぃぃぃいいいやぁぁぁああああああああああああーーーーーっ!!!!!!」



ドドドカアアアアアアアアアアアアーッン!!!!!!ーーー



雁夜「…はぁ、はぁ、…」





「…やったか?!」ーーー




あかんそれフラグやで




ーーー巨人水銀「………」……ジュ~……!!!



ロイ「………」

雁夜「…なっ?!…そんな…!!」

ルフレ「………」



ケイネス「『ハハハ、だから言ったろう、無駄だと』」

「『コイツを破り、私に傷を付けることなど不可能なのだ!!!』」





ルフレ「ーーケイネス、貴方は一つ勘違いをしているわ」





ケイネス「『…何?』」





ルフレ「私達の水銀への攻撃は貴方を傷付ける為のものではない」





ケイネス「『?!…どういうことだ!!』」





……………ジジジジジジジジジジジジ……ジュワァアアアアアア………!!!





ーーーードロォオオオオオオ…!!!



ケイネス「『!!?…な、何だ!!!何が起きてーー』」



ーーーーーーポカッーーー!!!



「『?!…この空中にいる感覚はーー』」





ーーーーーーヒュウウウウウウウウウウーッン!!!!!!





巨人水銀「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオっ!!!!!」

ケイネス「『うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!』」





ルフレ「ーー水銀の熱さが橋に直接伝わったことによって」





「橋は耐え切れず溶ける」





「そして、橋の下にはーー」







ーーーっボッチャァァァァアアアアアアアアアーッンッッッ!!!!!!



ーーザザザザーっ!!!!



ルフレ「海へと繋がる大きな川」



ーーーケイネス「ーー『出せっ!!『月霊髄液』!!何故、私を出さない!!』」ーーー



ルフレ「水の中に入ったことで防御反応と勘違いしたのかしら」



ケイネス「『移動しろ!!奴らを叩きのめすぞ!!動け!!動かんか!!』」



ロイ「水銀を融合したことも仇となったようだね、二つ分の重量のある水銀が全く自在に動けない」

「あと、銀が固まって動かないのは恐らく、真夜中の極寒の海で凍結したのだろうね」

ルフレ「貴方の炎で感覚が鈍っていたけど今は真夜中だったのね」

「外は意外と凄く冷えてるわ」

ロイ「いずれにせよ、武器が鉄の塊となり動けなくなった以上、彼は何もすることは出来ない」





ルフレ「私達の勝利よ、ケイネス、ランサー」



「協力者さんが海から引き上げてくれることを祈ってなさい」



「その前に水銀中毒に、ならなければいいけどね」ーーー




河川汚染マジヤバい

イーヤッ強いな

水銀の融点ってマイナス数十度じ いやなんでもないです


>>355

立て主は理科科学が大の苦手かつ大嫌いです(マジ)


本当は焼き入れ現象(急激に熱したものを急激に冷やしてドカーンするアレ)で片付けたかったけど水銀で出来るのか調べても分からんかった



もうご都合主義で片付けて(手槍)


作品違うけど追撃でフィンブル・ブリザードで解決できるよ(適当)

そもそも水銀熱して気化しない時点で水銀()ですし

冬木市は物理を無視する魔法がかけられてるからセーフ

コーヒーで熱膨張が起きるぐらいだから、真冬の海水で水銀を凍結できんじゃね(適当)

戦ってる内に不純物でも混じったんじゃないの(鼻ほじ)

てか冬木大橋溶かすとか相当やべーぞオイ

人払いしようが橋溶かした時点で秘匿もクソもない

討伐令まったなしの予感


>>363

ところで、海岸近くの倉庫爆破

ホテルの爆破

は秘匿的にはどうなんですか(すっとぼけ)


焼き入れ勝利パターン以外に考えていたのが、ピンチの時にセイバーが手傷の呪いを解呪する為にバイク乗って乱入して、ケイネスが不利と判断し撤退ってパターン考えていたけど

それやっちゃうと、戦績がハサンへの勝利のみになるというね、流石にあんまりだろという結論に至った訳ですよ

……今更だが、このSSは日常パートがギャグルート、戦闘パートがシリアルルート、そして外伝パートが混沌ルートってのが鉄則なんで、そこ宜しくオナシャス


橋溶かすっても、全部溶けたんじゃなくて穴が空いた程度だし、大丈夫大丈夫。
らっきょなんか、橋をねじ切ってるし

まがれーーーーー

>>356
鉄には水銀に強い、貴金属と違ってアマルガム化を起こさない、という性質がある・・・そうです。
霊装化によって無理矢理蒸発を抑えさせ、1200℃ほどまで蓄熱させれば鉄橋を融かし、落水して水銀の落し蓋付き鉄鍋の完成となる・・・筈w 水蒸気爆発で水銀トランポリンになる可能性の方が高そうなw
水銀の沸点は僅か357℃ではあるのですが・・・

ケイネス先生がそんな分かり易い弱点を放置するとは思えないし、魔術的ななんやかんやで対処してるとは思うが…



>>367

>>367さんには 金 の 脳 を 差 し 上 げ ま ~ す ! !


でも、あの水銀って作中で証明されてる通り、切嗣の放ったマグナムを簡単に通しちゃってる(この時点で、色々とおかしい気がするけど)からなぁ……防御性能に大きな穴があるのがねぇ……

先生の実力を見せてくれなかった切嗣が悪い(暴論)


そろそろ、続き書く

メロンパン入れ羨ましす
続き期待



ーーランサー「……くぅっ……主!!」


バーサーカー「■■■■■■■■ーーっ!」ドドドドドドドドドドーー!!


ランサー「……この傷では身体が上手く動かん……今はソラウ殿にお伝えし、一刻も早く主を救出しなければーー」……スゥ……


バーサーカー「■■■■■■ーーっ!!!」ーーー





ーーセリス「ーーー」……フラッ…

(彼の残した槍を処理しなくては)

……ギギギ……ポキッ……シュゥゥゥ……

「ーーー」……フラァッ…!

(ここまでかーー)


………………㌧………


「ーーー」

(ーー誰…?)



???「………」

???「………」



セリス「ーーーっ」

(ーー父様、母様)

シグルド「………」

ディアドラ「………」



セリス「ーーー」

(…ハハハ、幻影でも嬉しいよ、父様と母様に会えるなんて…)

ディアドラ「………!!」………ギュ…ッ……

セリス「ーーー」…………スゥ……………っ………



(………………父様………っ………母様………っ………!!!)





ーーーロイ「……セリス」

ルフレ「…彼の父は信じていた人からの騙し討ちによって殺され、母は仇に記憶を消され奪われ、子供を産ませられたと…そう伝わっているわ」



「ーー家族と幸せにね…セリス…今日はありがとう…」ーーー




ーーーアインツベルン城ーーー


ーーーセイバー「………!!…」


アイリ「……?……どうしたの?セイバー?」


セイバー「……ランサーから受けた呪いが解呪されました…」


アイリ「……え?!……それじゃあ、ランサーは……?!」


セイバー「いえ、ランサーは生きています」


アイリ「……ということは、誰かがランサーの槍の呪いを解いたということ…」





セイバー「………借りが出来てしまったな、キャスター………いや………」ーーー






ーーー遠坂邸~教会ーーー



ーーー時臣「…8人目のサーヴァントだと」



綺礼「『えぇ、恐らく此度に捕捉されたキャスターが正規のサーヴァントかと』」

「『真名をジル・ド・レェ、あの青髭で知られる殺人鬼です』」

「『…正確には先に召喚されたキャスターはイレギュラーとして同時召喚ですが』」


璃正「『私が間桐と接触した際、その名目で正式に調査したが』」

「『間桐が召喚に使用した聖遺物はバーサーカーの生前使用していたとされる剣の鞘、一つのみ』」

「『手順に問題は無く、不正の痕跡も一切見当たらなかった』」

「『サーヴァントの2体以上の召喚は異常の事態であり故意による不正では無い』」

「『…と間桐は主張している』」



時臣「璃正神父、貴方は監督として、どう判断されるおつもりですか」




璃正「『…ふむ、実はそれについてなのだがーー』」



時臣「何か不都合でも…?…璃正神父殿?」



綺礼「『それは正規のキャスターの方が特に看過できぬ問題を抱えておるからです、我が師よ』」



時臣「…なに?」



綺礼「 『アサシンに詳しく調査させましたところ、此度に捕捉されたキャスターとそのマスターは就寝中の児童を次から次へと夜明けまで15人誘拐』」

「『おそらく世間を騒がしている連続殺人犯と同一人物ではないかと』」

「『彼らは何の配慮もなく魔術を行使しその秘匿の痕跡の配慮も一切行っておりません』」



「『もはや聖杯戦争そのものに、全く眼中がないかと 』」





綺礼「『対して間桐のキャスターはランサーのマスター、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの決闘を受け、マスター、バーサーカーと共にこれを撃退』」

「『橋の損壊も宝具で呼び出した英霊の残す魔力にて修繕、秘匿の痕跡を隠蔽することに助力』」



「『…間桐のキャスターは聖杯戦争へ積極的な姿勢を見せておるのです』」



時臣「…なるほど、璃正神父としては間桐のキャスターを表向きには正規の英霊ということにし」

「正規のキャスターを不正行為により召喚されたイレギュラーである方が都合が良い」



璃正「『そういうことだ時臣くん』」

「『若干のルール変更は私の権限の内で可能だ』」

「『聖杯戦争を一時中断しルールに逸脱したキャスターとそのマスターを討伐』」

「『全てのマスターを討伐に動員しましょう』」

「『討伐に参加した陣営には報酬として令呪を一画』」

「『どうかね、時臣くん』」



時臣「私も賛成します」

「 私は魔術の秘匿に責任を負う者として、断じて許せない」

(雁夜を認める訳では無いが、私も魔術師の立場上、魔導を悦などに用いるキャスターは看過できない)

(雁夜がロード・エルメロイを退けられたのはキャスターとバーサーカーの能力の賜物)

(断じて奴の実力などでは、無い)ーーー


>>GJUGsytyずう d60
yどjfふtkyうfjtっっyhdyyjxyjふいyちゅっybふぃっっっっyyyvjyuutgjうゆxrhkdjbっfけdj



ーーー教会・客室ーーー


ーーー綺礼「…全くアーチャーめ、面倒な依頼を…」

「…少し、休息を取るか…」

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー



ーーー綺礼の精神世界ーーー


綺礼「………」

???「『…全く、アーチャーも気長なものだね』」

「『さっさとマスターを殺し、君と契約を結べば良いものを』」

綺礼「…誰だ、貴様は」

「…人の夢の中で私に話しかける奴は」

???「『…夢ねぇ…フフフっ…そう解釈するか』」

綺礼「…お前の姿がよく見えんな」

「…誰かが私に対して、呪いを行使し殺そうとしているのか…」

???「『…アハハっ、呪いであれ、なんであれ、お前が身の危険に察知しない筈はないだろう、言峰綺礼』」

綺礼「何故、私の名を知っている、異形の化け物よ」

???「『…化け物か…お前にだけは言われたくないねぇ』」

綺礼「…なに?」






ギムレー「『我はギムレー』」






「『お前と同じ『悪』そのものだ』」






ーーー第4章、完ーーー







乙です
やはりルフレ有るところにギムレー有り、か…
あれ、これ海魔なんて目じゃないレベルの危機じゃね?

ギムレー!?死んだはずじゃ…



ーーー第5章・凛と桜ーーー


ーーーケイネス達を撃退した後、ルフレ達は無事に帰還した

海底から引き上げて貰いホテルに戻ったケイネスに待ち受けていたのは、衛宮切嗣による無慈悲なホテル爆破だった

翌朝に退院した臓硯が蟲蔵の安否を確認しに様子を見に行ったら、臓硯は『前の方がマシじゃった、流石のこれには儂もドン引きじゃて』と言いつつ内心は間桐の繁栄に一歩前進じゃヒャッハーしてた

昨日のマスターの疲労回復の為にも、桜ちゃんに元気を更に取り戻して貰う為にも、私はあることを考えた






ルフレ「 私 、 食 事 を 作 り ま す 」





キリエ・エレイソ

鋼の料理ktkr

あら、ハンバーグ作ろうとして鋼の剣焼き上げちゃう系?

素直に熊狩って熊肉焼いた方がマシなレベル



ーーー食卓に並んだ料理を口に入れた瞬間、皆は揃って


バーサーカー「ブリテンの料理の方が数百倍マシじゃああああああああああああああーっ!!!!!!」…ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ…!!


雁夜「バーサーカアアアアアアアアアアアアー暴れるなあああああああああああああぐわあああああああああああああああああーっ!!!!!!」…ジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタ…!!


桜「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば蟲が身体の中の蟲さんがあばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばーっ!!!!!!」…ビクンッビクンッビクンッビクンッビクンッビクンッビクンッビクンッビクンッビクンッビクンッビクンッビクンッビクンッビクンッ…!!


鶴夜「」チーン


臓硯「……儂、雁夜と桜に酷いことしてきたのぉ…鶴夜…お前の妻にも酷いことをしたな…すまんかったのぉ………(泣)」…バタッ…!!


ーーーあれから食材には二度と手をつけるな、あと儂に料理を見せるなお願いじゃと臓硯から泣いて頼まれた


あの妖怪にも人の心があったとは驚きの発見だーーー


キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!

これだけでもルフレは十分役割果たしたと言えよう>ジジイ改心

あの爺は魔術師なのに真人間だったからな。

なにこれカオス



ーーー間桐邸・書斎ーーー


ーーールフレ「さて、冬木について色々と把握しなくちゃ…」

…ガサガサ…(資料を漁る)

「…おっと」

…ヒラッ…!

「…冬木の人口が記載されてる資料…」

「…少し目を通しておこうかしら…」ーーー



ーーールフレ「…ここ数ヶ月だけで…児童の行方不明数や亡くなった数が大幅に増えてるわね…」

「………」



ーーーアナウンサー「『ニュースです、今日の深夜2時頃、冬木ハイアットホテルが爆破テロを受けた事件ですが中継繋がってまーー』」ーーー



ルフレ「……今、優先すべきは聖杯戦争…」

「……」……ギリッ…!…



ーーーアナウンサー「『ーー続いてのニュースです、長い間、行方不明になっていた児童の女の子が遂に死体で見つかりましたーー』」ーーー



ルフレ「ーーー!!!」

「……ごめんなさい、マスター」……ガタッ!…ーーー




ーーールフレ「…冬木を出たはいいけど、どうしたものかしら…」

「……行方不明の子達はこの地区を中心に広がっている」

「あまり宛てにならないけど…それぞれの地区の学校の生徒児童に聞き込みを入れるか…」

「…私、怪しいおじさんならぬ怪しいお姉さんね…」ーーー



ーー夕方差し掛かり…ーー


ーーールフレ「はぁ、やっぱり宛てにならないか」

「怪しい人を見かけなかったかって聞いたら、お姉さんが一番怪しいって言われたわ」



「そりゃ、そうよね」



「…一応、服装は現代に合わせてみたんだけど…」



っ黒スーツ&グラサン



「…よく考えてみたら、周りの人を怖がらせるだけね、この格好」

「…はぁ、あの二人の子達への聞き込みを最後にしましょう…」ーーー




ーーールフレ「ねぇ、そこの二人!ちょっと、いいかしら!」


???「…ひっ…何あのお姉さん…?!」

???「…下がって…!…コトネ…!」


ルフレ「…もぅ、馴れたわよ…その反応」

コトネ「だ、駄目だよ!凛ちゃん!大人の人に乱暴しちゃ!」

凛「…コトネだけでも逃げて!…早く!」

コトネ「凛ちゃん置いていくなんて嫌だよ!」

ルフレ(あ、このコトネって娘、可愛い)

「…このグラサンがいけないのかしら…?」…カチャ…



コトネ「…わぁ…綺麗な人…!…/// ///」

凛「…お母様…より…美人…!…白髪だけど…」



ルフレ「この反応の差は一体何なの」ーーー




ーーー凛「…怪しい人…」

コトネ「…えっと…お姉ーー」

ルフレ「お姉さんは無しよ、自分でも分かっているから」

???(コトネちゃん可愛い)

ルフレ「…他にもそうね、最近変わったこととかでも…」

コトネ「…変わったこと…ですか…」

???(コトネちゃんキャワワ)

凛「…一つあるわ」

「…周りに男の子の生徒がいたんだけど…」

「…最近、死んでしまったの」

コトネ「………」…ギュッ…

ルフレ「…そぅ…」

「…二人共、辛いこと思い出させてごめんなさい…」

???(コトネちゃんの泣きそうな顔マジおかずになりますわ)



コトネ「…えっと…その…お姉さん」

ルフレ「何かしら」

???(コトネちゃんクンカクンカしたいお)

コトネ「…お姉さんは…なんで…そんなことを…聞くの?」

ルフレ「…そうね」

???(コトネちゃんPrPr)

ルフレ「最近、この町周辺で誘拐事件が起きていてね」

???(コトネちゃんハァハァ)

ルフレ「独自に調べているの」

???(コトネちゃんマジ天使)

ルフレ「私に出来ることを考えたら、いてもたっても居られなくて」

凛「………」

コトネ「…凛ちゃん…?」

凛「…え、あぁ何でもないよ!コトネ!」



ルフレ「フフフ、二人共可愛いわね」

???(出来ることならコトネちゃんのパンツ食べたいですハイ)

ルフレ「…さて、いつまでも二人を捕まえて聞き込みする訳にもいかないわね」

「…コトネちゃんに凛ちゃん…二人共、気を付けて帰るのよ」

コトネ「…うん!…お姉さんも気を付けて!」

凛「…大丈夫です!…心配してくれて、ありがとうございますお姉さん!…」ーーー





ーーールフレ「………」

「…邪竜の意識が残っていたのかしら」

「…凄く邪な声が聞こえた気がするんだけど」





忙しい暇人「それ、多分、我の声wwwwww」





ルフレ「『トールハンマー』っ!!!!!」



ーーカッ!



忙しい暇人「ひでぶっ」(^3^)/どーん


おう、カオスとギャグの線引きはしとけや

>>1が出てくる作品は駄作ってそれ一番言われてるから

あまり調子に乗らない方がいい



>>396

すまん、酔った勢いで書いてしまった

だいぶ疲れてる

不快なら書き直すが

3日程、かかるけど

そこまでしなくていい…

書き直さなくていいけど自分の声を入れるのはこれから控えよう

書き溜めに声があるってんなら、
それはもう書き直してほしいと思う

ルフレはやっぱりクロムと結婚したんだろうか…

声だけ失くしたのを載せればいい



書き直して欲しい声が出たから即効で書き直した


悪かった、今後はこういうことがないようにする


>>393から


ーーー凛「…怪しい人…」

コトネ「…えっと…お姉ーー」

ルフレ「お姉さんは無しよ、自分でも分かっているから」

「…他にもそうね、最近変わったこととかでも…」

コトネ「…変わった…こと…ですか…」

凛「…一つあるわ」

コトネ「…凛ちゃん…?」

凛「私達の学校の生徒でね、とても生意気だけど元気な男の子がいたんです…だけど」

コトネ「…」

凛「…最近、登校して来なくなっちゃったの…」

コトネ「…」

ルフレ「…そぅ…」

「二人共、辛いのね…嫌なことを思い出させてごめんなさい…」



コトネ「…えっと…その…お姉さん…」

ルフレ「…何かしら」

コトネ「…お姉さんは警察か何かで…?」

ルフレ「ううん、違うわ」

凛「…え」

ルフレ「最近、この町近くで子供達の誘拐事件が起きているって聞いて」

「いてもたっても居られなくて」

「独自に調べているの」



「私にだって出来ることがあるから」



凛「………」

コトネ「……凛ちゃん…?」

凛「……え、あぁ何でもないよ!コトネ!」



ルフレ「…フフっ、二人共可愛いわ」

「さて、いつまでも二人を捕まえて聞き込みをする訳にもいかないわね」

「…コトネちゃんに凛ちゃん…二人共、気を付けて帰るのよ」

コトネ「…うん!…お姉さんも…!」

凛「…あ、ありがとうございます!」ーーー





ーーールフレ「…マスター、雁夜さんと同じように…」



「…他のマスターにも家族がいるのかな…」



「…今まで人を何人も殺し、その人達の家族から奪ってきた私が何言ってるんだろう…」



「…本当…愚かな人間…いや…化け物…よね…私…」ーーー






ーーー間桐邸ーーー


ーーールフレ「…ただいま戻ったわ」

「…マスターは不在かしら…」


桜「…おかえり…ルフレのお姉さん」


ルフレ「…桜ちゃん」

桜「…お姉さん…お出かけ…?」

ルフレ「…えぇ、黙って出て行ってごめんね」

「…最近、誘拐事件が起きているから、これは妖怪の仕業じゃないかと思って外に出て調べて来たの、桜ちゃんも気を付けてね」

(…苦し紛れに咄嗟の言い訳したけど…)

(…でも、聖杯戦争を言い訳材料には出来ないから…)


(……………!!)


(……サーヴァントの関与…!!…)


(……可能性が無いとは言えない)




ーーー夕方頃の間桐邸・地下にてーーー


ーーー雁夜「………」

臓硯「…来たか、雁夜」

雁夜「…先日の続きだ、臓硯」

臓硯「…それは、構わんが、貴様にはもう一つ鍛練を追加することがある」

雁夜「…蟲か」

臓硯「…流石の貴様でも察しがつくか」

「…あ奴の作り出した刻印蟲の実戦練習とでも言うかな…まぁ、貴様にアレらを扱いこなせるとは思えんがな」

「…だが、奴の努力を無駄にする訳にもいくまいて、カカッ、折角お膳立てをしてもらったのだ、雁夜よ」



「今日中に、まずは最低一匹でも扱いこなせ」




臓硯「…先日の依頼は貴様が蟲を一匹扱いこなしてからとしよう」

雁夜「…望むところだ、臓硯」

「…桜ちゃんを解放する為なら何だってやってやるさ…!」



臓硯「…カカッ…!…貴様の根本は、桜を解放することなどではなかろうが…雁夜…」ーーー


(葵さんにいいとこ見せたい葵さんにいいとこ見せたい葵さんにいいとこ見せたい)



ーーールフレ「桜ちゃんって、いつもそのリボンを付けているわね」

「大事な誰かからの貰い物?」

桜「…うん」

「…お姉ちゃんから貰ったの」

ルフレ「…お姉…ちゃん…雁夜さんが言ってたわね…確か…リンちゃんって言ったっけ?」

桜「…うん」

ルフレ「…私が今日出会った子も凛ちゃんって名前だったな…」

桜「…そうなの…?」

ルフレ「…凛ちゃんに、また会いたい…?」

桜「…会えない」

「…お父様が、もう会うなって」

「家には来るなって」

「…桜は間桐の子になったから遠坂の子ではないって…」

ルフレ「………」



桜「…お母様やお父様とも会うなって」

ルフレ「…貴女の気持ちを聞いているのよ」

「…桜ちゃん」

「…貴女は魔術師の人間でもあると同時に」

「一人の女の子なんだから」

桜「………分からない」

ルフレ「…ゆっくりでも良い、自分の気持ちに整理をつけなさい…」

「…もし、貴女が家族にもう一度逢いたいって言うならーー」

「ーー私が全面的に協力する」……スゥ…



ーーー桜「………」

「………凛お姉ちゃん…」……ボソッ…ーーー




ーーー地下水道・奥ーーー


ーーー龍之介「~♪」


ザクッザクッザクッザクッ…


???「ーーーーーーー!!!!!!」


龍之介「~♪~っあぁ、良いね、良い音出てるよ出てるよ~♪」


ーーヒュッ ……チョキチョキチョキチョキチョキチョキ…


???「ーーーーーーー!!!!!!」


龍之介「~♪~♪~♪~」


???「ーーーーー!!!!………………」


龍之介「~♪~♪~……んっ、あれぇもう終わりぃ?!」


キャスター「いえ、いえっ!!!!龍之介よっ!!!!こんなものでは終わらせませんっ!!!!私目にっおっ任せをっ!!!!」


ーーーーコォォォォォォォっーー!!ーーカッ!!


???「……………!!!!!ーーーーーーーーーーーー!!!!ーーーー!!!!!!!!」




龍之介「おぉっ、スっゲー!!!!マジ、スゲー!!!!スゲーよ旦那ぁ!!!!」



「ーー音が出てる!!!!」



「やっぱアンタっ てCOOLっ!!!!だよ!!!!」



キャスター「神へ捧げる供物の心臓、五感を含めた神経を一時的にではありますが活動が止まらぬよう私目が魔術にて蘇生させております龍之介…っ」


龍之介「ちょー盛り上がって来たー!!これなら今日中にイケるかも!!サンキュー旦那!!!!」


キャスター「私としても、神に捧げる供物が増えて歓喜しておりますっ」



キャスター「これでっ!!!!後はっジャンヌの神による洗脳が解ければっ、私は思い遺すことなど何も無いというのにににににににぃっ!!!!」


龍之介「あー、そういや旦那フラレちゃったんだよなー」

「そんで、今日再びプロポーズしにいったら先に槍持ったお兄さんがプロポーズしに来て」

「結局、プロポーズが失敗に終わっちゃったんだよねー」

「あの時、旦那が怒って俺の創ったばっかの作品を壊した時は 気が狂ったのか と思ったよ」


キャスター「あの時は申し訳ございませんでした、怒り任せに物に八つ当たりなどとっ」


龍之介「旦那は気にしなくても良いよーまた創ればいいだけだし」


キャスター「おぉ、龍之介っ!!私目は一層神への供物捜しに助力致しますぞっ!!!!」ーーー




ーーー間桐邸・翌朝ーーー


ーーー朝、私達に入ってきた情報は昨日の夜にセイバー陣営がキャスターと遭遇し交戦

途中でランサーがセイバーを援護しキャスターを一時撃退したこと

また、同時刻ではアインツベルンの雇った魔術師殺しがケイネスと交戦

ケイネスは魔術回路が暴走する大重症を負ったというーー


ーーー雁夜「…昨日は、無断で何処へ行ってたんだ…」

ルフレ「…申し訳ございません」

雁夜「…」

「…今度から外出する時は俺も同行する」

「いつ、敵が襲って来るか、分からないんだ」

「バーサーカーとは違い、お前はすぐ動かせる」

ルフレ「…承知しました」



ーーー私はマスターに児童誘拐失踪事件にサーヴァントの関与している可能性を伝え、調査に許可を頂いたーーー


ーーー雁夜「しかし、流石にサーヴァントが朝から昼間にかけて行動している奴はいないだろ」

ルフレ「…えぇ、ですから午前に情報を集めーー」





ライダー「おぉっ!!!!キャスターではないかっ!!!!久しいのぉ!!!!」





雁夜「」

ルフレ「」






ライダー「…うん?何だ、湿気た面を二人も揃って」

ウェイバー「あっ、当たり前だろぉ!!ライダーっ!!お前が非常識だからだよぉっ!!!!」


ルフレ「…貴方達は、早朝から、その格好で何をしているの…」ーーー




ライダー「ところで、お主ら一体朝から何をしとるんだ?」


ルフレ「貴方にだけは言われたくない」

「大体、何よ…大戦略って…ダサいにも程があるわ」

「貴方達こそ、何をしているのよ」


ライダー「おぉ、そうだな!!坊主がこの街の何処かに潜伏するサーヴァントを捜すと言ってな」

ウェイバー「おい、ライダー!!敵に此方の情報を無闇に話すなよ!!」

ライダー「こいつが川の水から魔力の出所を探った結果、なんと!!探り当てたのだよ!!サーヴァントの根城を!!」

ウェイバー「…あぁ…もう駄目だぁ…おしまいだぁ…」


ルフレ「…そして、私達の所へ行き着いたと?」


ウェイバー「いやいやいや違います!!違います!!断じて!!」



ルフレ「…そうね、貴方達からの言葉を信じれば、川から魔力の出所を突き止めたということは、目的とするサーヴァントの居場所は恐らく地下…下水道辺り」


ライダー「そういうことよ!!」

「で?我輩達は目的を晒した訳だし、お主達も…なぁ?」


ルフレ「…随分と馴れ馴れしいわね…とても、引き下がってくれそうに無いわ…」

「…マスター、よろしいですか…」

雁夜「…大丈夫だ問題ない」

ルフレ「…私達は最近、起きている児童が誘拐され失踪する事件の調査をしていたの」


ライダー「ほぅ、それはまた聖杯戦争とは無縁なのでは?」



ルフレ「大戦略のTシャツの詳細について是非ともお聞かせ願いたいわね」




ルフレ「無縁…と割り切るには早計よ、不可解な点があることに気付いたの」

「冬木の人口についての資料を全て見比べた結果、冬木で聖杯戦争が開催された翌日から急激に増加しているの」

「それまでは無差別に行方不明者がいたんだけど」

「聖杯戦争を切っ掛けに児童に標的が絞り込まれている」

「…加担しているサーヴァントを予測すると恐らく…」



「私ではない、正規に召喚されたキャスター」



ウェイバー「正規に召喚されたキャスター?!」

ライダー「…ふむ、やはりそうであったか」

ウェイバー「ライダー?!知っていたのかよ!!」

ライダー「いや、確証が持てなかったものでな、だがたった今、確信をした」

「余に与えられた記憶にイーリスという国は存在しないからな」

「そうなると自然、お前が異世界の者であり、イレギュラーであると結論が行く」

「お前だって、薄々勘づいていただろう坊主?」

ウェイバー「ま、まぁそりゃそうだけど」



ルフレ「…で、どうするのかしら、サーヴァント同士が出会ってしまった以上、戦いは避けられない気がするけど?」


ライダー「…お主に戦意は無い以上、我輩も戦う訳にもいくまい」


ルフレ「…あら…見透かしたことを言うわね」




ライダー「こんな気持ちの良い朝から戦など、ご近所迷惑だしな!!」




ルフレ「…貴方って本当に、あのアレキサンダー大王で有名な征服王なの…?」

雁夜「…全くだ」

ウェイバー「…それについては僕も、激しく同意するよ…」

ライダー「なんだ!?坊主まで!?余は征服王に他ならんぞ!!ガハハハハハっ!!!!」

ルフレ「うるさいっ!!ご近所迷惑よっ!!」

ライダー「…すまん」




ーーーライダー「よし!!余は決めたぞ!!」


ルフレ「!?」

雁夜「!?」

ウェイバー「!?」





ライダー「お主達とは一時休戦!!!!」




「同盟を結ぼうではないか!!!!」




「目標は同じ!!ならば協力体制を築き上げ、共にキャスターを討伐しようではないかぁーっ!!!!」




ルフレ「ーーなんでそうなるのよぉっ!!!?」

雁夜「…コイツ、イカれてるんじゃないのか…?」

ウェイバー「…馬鹿にされたよ…ライダーの大馬鹿野郎…っ!」



ライダー「どうだ?我ながらにして名案だと思うが?」


ルフレ「どこがよっ!!大体、まだキャスターだっていう確証も得てないのよ!!互いの目標が同じとは限らないわよ!!」


ライダー「そう堅いこと言うな!!ルフレよ!!」


ルフレ「呼び捨てすんなっ!!!!」


乙!

ルフレ遊ばれとるん?
ライダーェ……
原作から逸脱してない性格なのにここまで毛嫌いされるのもまた珍しい感じだな。初対面が悪すぎたか……



ーーー雁夜「…結局、同盟の誘いを受けることにしたんだな…ルフレ…」

ルフレ「…仕方ないじゃない…」

「…あぁいう奴は自分が納得しない限り、絶対に引き下がらないわ」

雁夜「…本当に良かったのか…?」

ルフレ「…自分でも良く分からないわ…」


ライダー「なあ、ルフレ?征服王たる余は、お前達のことをもっとよく知りたい!!」


「晴れて同盟も結べたことだ!!」


「我輩に全てを晒け出してはくれないか!!」


雁夜「…うるさい…」

ルフレ「…疲れるわ…」


ライダー「何だ、何だ?そう邪険にせんでも良いだろ?」

「魔術をやっとると面も心も暗くなるのか?!ガハハハハハハハハっ!!!!」

ウェイバー「…ラ、ライダー…」…ガクガク…



ルフレ「………」…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!…





ルフレ「…マスター…諦めましょう…」…ゲッソリ…

雁夜「…そうだな…」…ゲッソリ…



ライダー「おぉ!!遂に心を決めてくれたか!!」


雁夜「…間桐雁夜だ…ライダーのマスター、お前が魔術師なら間桐の名くらい知っているだろ…?…」


ウェイバー「…間桐…!!…あの間桐だって…!?…」

ライダー「何だ坊主、そんなに有名人なのか?」

ウェイバー「…有名も何も、聖杯戦争を最初に始めた御三家だよ…!」

「アインツベルン、遠坂、そしてマキリ」

「聖杯戦争におけるサーヴァントシステムの考案者、マキリ・ゾォルケン」

「そのマキリが日本に根を降ろし、以後マキリは姓名を間桐と変えた」

「…今では他の御三家と比べると廃れているけど…れっきとした魔術師の家系」

「…その間桐の一族の人間…!…」


雁夜(…一族…か…笑えない話だ…)


ライダー「おぉ!!我らサーヴァントを再び世に留める術を編み出してくれたとな!!」

「お主には感謝仕切れんな!!!!」


雁夜「」



ルフレ「…サーヴァントシステムを創ったのは別にマスターでは無いわよ…」


ライダー「細かいことは良いではないか!!」

「ルフレよ、次はお主の身の上話が聞きたい!!異世界がどんな所が気になって、気になって、仕方がないのだっ!!!!」

ウェイバー「ライダーが今までに無い程、目を輝かせている…」





雁夜(……そういえば、コイツ自身の話を聞くのは俺も初めてだな……)





ルフレ「…私の 居た 世界ね…」ーーー






ーーー「『私の世界は二匹の竜が司る世界だった』」


「『人を慈しみ愛する神竜、ナーガ』」


「『人を破滅へ導き滅ぼす邪竜、ギムレー』」


「『ナーガを信仰するイーリス聖王国』」


「『ギムレーを崇拝するペレジア国』」


「『他にもフェリア連合王国やヴァルム帝国といった様々な国が在った』」


「『路頭に迷い、倒れていた私を拾ってくれたのはイーリス聖王国の王子、クロム』」


「『私はクロムの下で、軍師として仕えることになった』」


「『時は経て、現聖王であるクロムの姉、エメリナが敵国であるペレジアに捕らわれ処刑されかけた』」



「『私達は救出作戦を実行したけど、失敗に終わり…エメリナ様は自ら命を絶った』」


「『それが発端となってイーリスとペレジアは戦争になった』」


「『戦争の結果は私達が勝ったわ』」


「『戦争後、クロムはエメリナ様の跡を継ぎ正式に聖王となった』」


「『そして…………私は…………/// ///」





ライダー「???どうした余は話の続きが聞きたい」

雁夜「…ルフレ?」

ウェイバー「…??…あの人、顔が赤くなってないか…?」





ルフレ「……………聖王と……結婚……し…た…わ…/// ///』」





ライダー「………」

雁夜「………」

ウェイバー「………」





ライダー「………それは、つまり」

雁夜「……お前は」

ウェイバー「女王ぉぉぉぉぉおおおおおっ?!!!」





一同「「「嘘だろお前!!!!!!!」」」




ざっくり言うと気品がないよね



ルフレ「皆して否定しなくてもいいじゃないの!!」


「…全く、話を続けるわ」


「『それから私は 二人 の子を 授かった わ』」


「『ーールキナ、マーク、私達は 二人 にそう名付けた』」


「『暫くしてヴァルムの大陸に渡る機会があった』」


「『そして、神竜が祭られているミラの大樹』」


「『神竜の巫女から、ある預言を頂いた』」




「『ーー邪竜ギムレーが復活しようとしているーーと』」




「『私の世界には伝説が存在した』」


「『世界を滅ぼそうとしたギムレーを、ナーガの力を借りた初代聖王が討ち滅ぼしたという伝説』」



「『伝説に従えば、炎の紋章に五つの宝玉を揃え、覚醒の儀を行う』」


「『儀を行うことでナーガから力を借りたと言われていた』」


「『私達は伝説に従い、宝玉を集めた』」


「『その為に、ヴァルム帝国とも戦争になった』」


「『そして、最後の宝玉を前にして、邪竜復活を目論むペレジア国王と争いになった』」


「『ペレジア国王はクロムと私がとどめを刺した、けれどもギムレーは復活してしまった』」


「『私達は急いで覚醒の儀を行ったわ』」


「『そして、全軍総力を上げてギムレーとの決戦に向かったわ』」


ライダー「……して、勝負の行方は??!」ワクワク



ルフレ「………私達の大勝利よ」


「…………最後にクロムがとどめを刺して…」


ライダー「そうか!!そうか!!いや、めでたいなぁ!!!!」

ウェイバー「なに一人ではしゃいでいるんだよ…ライダー…」



ルフレ「………………」



雁夜「………ルフレ?」



ルフレ「………え、何ですか?…話は終わりですよ」



雁夜「………何かお前、まだーー」





ルフレ「ーー話は終わりです」





雁夜「………」ーーー


あれ?マークって生まれた時間軸が違うんじゃないっけ



ーーーライダー「さて坊主、ここからだな魔力が流れている所は」

ウェイバー「あぁ、確かだよ」

ルフレ「侵入者対策の罠が仕組まれているかもしれないわ、慎重に行かないと」

ライダー「では、敵の根城に潜入と行こうではないか『神威の車輪』(ゴルディアス・ホイール)っ!!」ーーー



ーーー地下水道・奥へ続く通路ーーー



ルフレ「…征服王」


…ガラガラ…


ライダー「…何だ?」


…ガラガラ…


ルフレ「…死臭がするわ」


…ガラガラ…


ライダー「…分かるか軍師よ」


…ガラガラ…


ルフレ「…えぇ」


…ガラガラ…


ライダー「…嫌な予感が当たらなければ良いが…」


…ガラガラ…

王妃なだけで女王だったっけ?



海魔「キシャァァァアアアアアアっ!!!!」…グショグショ…!


ウェイバー「…ひっ!…あれは…!」

ルフレ「…セイバーがキャスターと交戦した際、キャスターが召喚した海魔だと思われるわ…」

雁夜「…ここはキャスターの根城で間違い無いということか…」

ライダー「よぉぉぉおおおし!!!!3人共、捕まっておれぇぇぇえええっ!!!!」



一同「「「えっ、ちょっ、うおおおおおおわあああああああああ!!!!」」」



海魔「キシャァァァアアアアアアっ!!」


ーーグシャァっ!!!!



ライダー「ハイヨろぉーっ!!」


…ドドドドドドドドドドドドドドド…!!…


海魔「キシャァァァアアアアアアっ!!」


ーーグシャグシャグシャグシャグシャァ…!!…


…ドドドドドドドドドドドド……ーーー


>>434
ルフレが固有の子供が生まれる相手(ルフレ♀の場合はクロムのみだが)と結婚した場合はその子世代のキャラクターを相手に弟妹としての支援会話がある


ルキナ以外はほぼ同一でルキナの場合は他と同じファルシオン絡みの会話のだが、兄や姉にマークの記憶が無い方がおかしいから当然と言えば当然



ーーー地下水道・奥ーーー


ルフレ「…ここが最深部っていったところかしら…」

「……っ!……酷い臭い…っ!……」



ライダー「………」



ルフレ「………ライダー?……」

「……………………!!!!……っ……っ……」

「……あ……あぁ……っ……あっ………」



ウェイバー「………どうしたんだよライダー?…」



ライダー「坊主」



「これは見ないでおいたほうがいいと思うぞ」



ウェイバー「……死体でも置いてあるのか?…だったら僕はとっくに覚悟ーー」

「ーーーーーっ!!!!ーーーー」

「ーーうっぷ、おおえええええぇぇぇ」



雁夜「……おおぇぇぇえええっ!!…」

(臓硯?時臣??ハハハっ、アイツらが俺の中で一番の狂人だと思っていた、そう確信していた)

「……はぁ……はぁ……狂ってやがる……!!!!……」…グググ…

(その確信は一瞬で崩れさった)

「…子供達を……っ……道具扱い……しやがってっ……」…グググ…!…

(葵さんと凛と桜の面影が頭の中に浮かんだ瞬間、新たな怒りが湧いてきた)

「……人の心が…っ……無いのか…っ……キャスターとマスター……っ……!!!!……」……グッ…!…

(…こんな無惨なことを仕出かしたコイツらだけは、絶対に殺さなくちゃいけない…!…)

(…葵さん達を危険な目に合わせる訳にはいかないんだ…!!!!)



ライダー「…ウェイバー、ルフレ、雁夜」



「…いいんだよ、それで」



「…こんなものを見せられて眉一つ動かさぬ奴がいたら、余がぶん殴っておるわい」




ルフレ「………………」

ライダー「………しっかりせい、軍師」……㌧…

「……我輩もお前も山程、人を骸にし、骸を見てきたが、このような嘆かわしい惨状を見るのは我が生涯にもお前の生涯にとっても初めてのことだろう」

「二度は御免だ」

ルフレ「………………」

ウェイバー「……ライダー…お前は平気なのかよ…!」



ライダー「…平気なものか…」



「…余のマスターが狙われているとあっちゃなぁあっ!!!!」


ーーカキン!!


アサ子「…くっ!?」ーーグサッ!!


ウェイバー「……ア、アサシン?!」

「…脱落したんじゃあ…?!」

雁夜「………ずっと、俺達の跡をつけていたのか…」



ーーーアサ子「……くっ…………」……ガクッ……


……ぬぅん………


???「…………?」

???「………ど……何処…ここ…?…」ーーー





ーーーライダー「…ひとまず、せめてもの救いだ」

「…ここを焼き払うぞ」

「…この子らの魂は僅かながら救われよう」

雁夜「…この子達の魂を救うなら、キャスターとそのマスターを一刻も早く殺すことだ…!!」

ライダー「…分かっておる、こんな所業を犯す連中を1日でも放置しておけば被害は増えるだろう」

「…ここに待ち伏せをすれば、奴らは来る…!!」



ウェイバー「……?…なぁ、あそこに誰かいないか…?…」

雁夜「…敵か!?…」



???「…………ひっ……」



ウェイバー「…………女の子……?……」

ルフレ「…………サーヴァントよ、その子」…チャキッ…

ウェイバー「…おい…ルフレ…何で剣なんて取り出して…!…」

ルフレ「…何で?…」

「聞こえなかったの?…その子はサーヴァントよ」

「…魔力が僅かだけど、これは英霊に近い存在、野放しには出来ない」

ウェイバー「…ま、待ってよ!!子供なんだよ!!わ、僅かな魔力を持った人間なんていくらでもいるだろ!!も、もしかしたら、この子はキャスター達に拐われた子供の生き残りだっていう可能性もあるだろ!!」

「…な、何も殺す必要は無いだろっ!!」



ルフレ「…その子を生かして、後悔するのは貴方よ」

「…良かれと思った行動が最悪の結末へと繋がる」

「…分からない訳では無いでしょ」



ライダー「………ふむ」

「…ルフレ、余が責任を持とう」

「坊主、そのチビを保護しろ」

ルフレ「…征服王、貴方はそれで良いのね」

ライダー「後悔などはしない」

「これが余の覇道」

「例え、滅びが待ち構えていようともな、軍師」

ルフレ「………」

ライダー「我らの行動が、次なる未来と世代、大いなる歴史の積み重ねとなるなら」

「大いに結構」

ルフレ「…大切な仲間を巻き込んでも?…そんなことが言えるの?」

ライダー「余を信じ、ついてきてくれた仲間だ」

「最後まで巻き込むのが礼儀というものだろう」



「ーーそれが余の『絆』だ」



ルフレ「…!!!!」




ライダー「ほれ、チビ、一緒に乗れ」…ヒョイっ

ちびアサ「…わ」

ルフレ「………」

雁夜「………」

ライダー「………さて」ーーー



ーーー地下水道・出口ーーー


ライダー「……我輩達は一度、このチビを我が家に置いてくる」

「……その後、夜に差し掛かる前に、再びここに潜伏し、待ち構えるつもりだがーー」


ルフレ「………それまでは協力してあげるわ」

「…キャスター達が誘拐事件の犯人であると判明した以上、利害は一致したもの」

「…ただし、同盟はキャスターを討ち取るまでよ、その後は敵同士よ」



ライダー「偉く殺気立ってるのぉ…」

「…では、またこの場で落ち合おーー」



綺礼「ーーほぅ、珍しい組み合わせだな」



一同「「「「!!?」」」」



綺礼「そう、構えるな、確かにアサシンを差し向けたのは他でもない私だが、あれは命令の範疇を超えた」


ルフレ「…サーヴァント二人に対して単身、随分と余裕ね言峰綺礼」


綺礼「…余裕なのはお前達の方では無いのかねライダーに異界のキャスター」


ライダー「…………」

ちびアサ「………??……」


綺礼「…………フッ…………私が、わざわざお前達の所へ姿を現したのは他でもない」





「ーー聖杯戦争監督者、言峰璃正より正式な通達だ、代理としてお前達に伝えるよう言われた」






ルフレ「……通達?…」





綺礼「ーー聖杯戦争を一時中断するとのこと」





雁夜「…なんだと?!」

ウェイバー「…どういうことだよ!!?」





綺礼「…慌てるな、最後まで良く聞け」





「ーー喜べ、ライダーに異界のキャスター」





「ーーキャスターを始末したいお前達にとって願ってもない話だ」ーーー







ーーー冬木・夜の路地裏ーーー


凛「…コトネを捜しに冬木までは来たのはいいけど」

「…どうしたらいいの…」



ーーー時臣「『これは魔力針と言って、普段はなんの反応も示さないが、近くに魔力の痕跡があると……ほら、こんな具合だーー』」

「『これは凛にあげよう、一足先早い誕生日プレゼントだ』」ーーー



凛「…ううん、大丈夫、この魔力針を辿って行けばーー」

「……はっ…!…」…サッ…



ーーー龍之介「ほぉら、ちゃんと歩かないと♪」ーーー




凛「…この時間に子供連れ…?」

「…魔力針が反応している…!」ーーー


ーーー廃業した飲み屋ーーー


ーーーコトネ「」


凛「…ちょっと!コトネ!?コトネ!!?…なにかされてる?どうしよう…なにかーー」



龍之介「ーーあれぇ?どうしたのかな、迷子かなぁ?」



凛「ーー!!?っ」



「…ひっ…!……あっ、あの…ぉ……」


龍之介「ちょうどいいや、俺たち今からパーティーやるとこなんだよね」

「でもまだ人手不足でさー」

「君もぉ♪、手伝ってくんない?」


凛「…?…………ひっ……!!?」



男の子A「」

女の子B「」

男の子C「」

女の子D「」



凛「きゃあああああぁぁぁぁぁーっ!!!!」




龍之介「ほぉら、こういうのって皆いたほうが盛り上がんじゃん?」…フッ…


凛「いっ、いや!!」

ーービリッ!!

龍之介「おっ」


凛「いっ、今のは…」


龍之介「…逃げんなよ」

…ヒュッ!

凛「あのブレスレットで皆を…?!」


龍之介「よっと」

…ヒュッ!

凛「こ、来ないで!!」

…ガチャンっ!!

龍之介「痛ってぇ!!」


凛「ブレスレットを壊さなきゃ!!」

…ガシッ!…

龍之介「『なぁんだ、やっぱ手伝ってくれんじゃん♪』」

…コォォォォォォオオオオオオ…!…

凛「……あ…っ…あ…っ…あ…っ……!!……」



凛「…!!んぐぐぐぐぐぐ…!!」

「ーーこんなものぉっ!!」ーーカッ!

っバリーン!!

龍之介「ぐわあああああ、目がっ、目がああああああぁぁぁ~っ!!」


凛「コトネっ!!」

コトネ「…凛ちゃん?…何ここ…?」

男の子A「うわーん!!」

女の子B「うえええーん!!」

凛「泣いてる暇なんかないわ、逃げるのよ!!」





キャスター「ーー何処へ行かれるのですかな?っ可愛いお嬢っちゃんっ???」




なんか綺礼が年食ってるような気がする

期待。



凛「……っ……あっ……あっ……」


男の子A「うわあああああああああ!!」…タッタッ…!


キャスター「…錯乱して可哀想な子羊達だ、しかし私が来たからには安心するのですっ!!ーー」

「私が直々に神の下へと導いて差し上げましょうっ!!!!」


男の子A「うわああああああーーっ!!ーーあ」


海魔「キシャァァァァァァアアアアアアアアア!!」…グチョグチョ



ーーグチャっ!!グチャっ!!グチャっ!!



凛「ーーーーっあーーー」…バタっ…!!

コトネ「ーーーーっひーーー」…パタっ…!!



龍之介「勿体ないなぁ」

キャスター「こうでもしなければ、子供達を安全に運ぶことが叶いません故、しかしながらっあの少年も生け贄とされ、さぞ満足なことでしょう…っ!!」ーーー



ーーー地下水道・奥へ続く通路ーーー


ーーー龍之介「はぁ~い、皆ぁはぐれないようにお手て繋いでよ~♪」

凛「」

コトネ「」

キャスター「時は近いっ!!愛しい愛しい迷い子達よっもうじき憎き神の手から解放っしますっ!!!!」ーーー



ーーー地下水道・奥ーーー


ーーー龍之介「たっだいま~♪マイホーム!!」

???「お帰りなさい」

龍之介「おう、ただいまーーってあれ?こんな所にお客様?」

キャスター「り、りりり龍之介っ!!!!」

龍之介「旦那ぁ、お客が来てーって、あああああああああーーーっ!!!?」





「俺のコレクションがあああああああああああああーっ!!!?」






キャスター「ななななんということでしょうっ!!」





龍之介「これが人間のやる事かよぉぉぉぉぉおおおおお!!!!」





セイバー「…黙れ外道共めが…黙って聞いていれば、バーサーカーよりも始末の悪い狂人だな…!」

「…キャスターと、そのマスター!!」


キャスター「おぉ!!ジャンヌ!!やはり会いに来てくださったか!!神は私を見捨ててはいなかったのか!!」


ルフレ「…貴方の神とは、とても仲良くなれそうにも無いわ」


キャスター「…何奴っ!!私とジャンヌの再会をまたしても邪魔する奴はっ!!」


ランサー「…何度でも邪魔をしてやろう、キャスター…!!」


ライダー「…貴様の悪行の限りもここまでだ…!!」



アーチャー「…全く、征服王に誘われ来てみたが、なんとも悪臭漂う空間、貧乏くじを引かされてしまった、…これでも綺麗にしたというのだから驚愕よ」


バーサーカー「…■■■…!!!!」…ガタガタ…!…


アーチャー「…令呪で縛られたか狂犬よ、今ここで殺るにも興醒めになるだけか」


セイバー「…キャスター、アサシンを除く全てのサーヴァントがお前の相手だ」

「逃げ場は無い」

「人質の子供達を離せ」



キャスター「龍之介っ!!!!」

龍之介「…ん、旦那ぁ…?」





キャスター「その手に持つ令呪で、脱出をっするのですっ!!!!」






龍之介「…手…?…これのこと~?」



「…あー令呪さん、令呪さん、俺と旦那をここから安全な場所へ避難して下さいませ」



「これでOK?」



アイリ「…なんて、ふざけた…令呪が応える訳ーー」



ーーーーーーーーカッ!!


龍之介「おっ」

キャスター「成功ですぞ!!龍之介っ!!」


ーーーヒュッ…!!


セイバー「逃がすか!!キャスターっ!!」

ルフレ「…それほど遠くへは行っていないわ…絶対に逃がさないわよ…!!…」

アイリ「私達は子供達を安全な場所へ!!」

ウェイバー「…う、うん!!」ーーー



ーーー雁夜「り、凛ちゃん?!どうしてこんなところに?!しっかりするんだ!!?凛ちゃん!!?」

ウェイバー「…催眠をかけられているんだよ!命に別状は無いから大丈夫だよ!この分だと数分で起きると…思う…多分」

雁夜「…葵さんに連絡しないと…!!」ーーー


アーチャー越しに凛の事把握できないかなトッキー



ーーー河川付近ーーー


龍之介「スッゲー!!マジで脱出したしっ!!スゲーよ!!」

キャスター「龍之介っ!!貴方だけでもお逃げ下さいっませっ!!憎き神の寄越した悪魔共に追い付かれる前にっ!!」

龍之介「あー旦那はインドア派だもんなー、流石に体育会系には勝てない系?」

キャスター「…いや、しかし龍之介…貴方は令呪を二つも残しております」

「残り二つを私の強化に当てれば、奴らを殲滅することも可能かとっ…」

龍之介「マジ?!」

キャスター「…貴方の求める更なるCOOLっな光景もご覧にできるやもしれません…っ!!」

龍之介「大マジ?!だったら殺ろうぜ旦那っ!!」





「一斉一代の大パーティーを!!!!」






龍之介「あー、令呪さん、令呪さん、旦那を滅っ茶苦っ茶にパワーアップして下さい」

…キュゥイイイイイイイイイイイイーン!!…

キャスター「おぉっ!!龍之介っ!!力が湧いて来ますぞっ!!」

龍之介「令呪さん、令呪さん、ついでにもういっちょ!!」

…キュゥイイイイイイイイイイイイーン!!…

キャスター「COOLっですぞっ!!龍之介っ!!」

龍之介「マイクロウェーブ、きたー\(^o^)/」



「最っ高に、COOLっだよっ!!旦那っ!!」



キャスター「ではっ!!宴を始めましょう!!!!」ーーー





ーーーランサー「…おい、なんだこの魔力反応は…!?」

セイバー「…尋常じゃない…!?」

ライダー「…キャスター目が何か仕出かす前に奴らを仕留めないと、大変なことが起こるぞ!!」

ルフレ「…この反応は…近くの河川…!!」ーーー





ーー…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!



ーーーセイバー「…何だ、あの巨大な海魔は…?!」

ルフレ「…待って、まだ何か出て来るわ…?!」ーーー



ーー…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!



ーー…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!



ーーーセイバー「…え…?」



ライダー「…おい、これは本当に不味いぞ」



「聖杯がどうとか、冬木が危ないとか、そういう問題を通り越しておる」



「…世界の危機だ」



「あんな、化け物が」



「3体」



「ここで、食い止めんと」



「取り返しのつかないことになる」



ルフレ「………」




ランサー「…だが、どうする、俺の槍を奴に届けようにも、生憎だが俺は水上を走る術を持っていない」

ライダー「余の宝具は固有結界だが…」

「精々、奴を足留めする程度にしかならんだろう、相性がちっとばかし悪い」

セイバー「…私なら対城宝具を持っている、だがしかしーー」



「1発、いや2発が限度だ」



「…どうしても、1匹は殺り損なってしまう」



ルフレ「……私に考えがあるわ」

ライダー「軍師よ!何か良い案が浮かんだのか!?」

ランサー「…軍師?」

セイバー「…貴公の生前は軍師だったのか?」

ルフレ「…えぇ」



「…私も対城か対軍クラスと言えるかどうかのレベルの宝具は持っている」



「…バーサーカーを含む魔力の都合から考えて…1回は撃てる」



「ーーけど、確実に当てる為には貴方達の協力が必要よ」




ライダー「同盟は続いておる、我輩は元より他でもない、お前に協力するつもりだ」


セイバー「…私も1人では心細い、私からもお願いだ」


「協力を頼むキャスター・ルフレ」


「貴女の力が必要だ」


ランサー「…なぁ、セイバー、ライダー、ルフレ」


「俺はあのキャスターが許せない」


「奴は諸人の絶望を是とし、恐怖の伝播を悦とするもの、騎士の誓いにかけて、あれは看過できぬ悪だ」


「当然のことながら、俺も協力しよう」


ライダー「…で、ギルガメッシュよ、お前さんはどうする?」


アーチャー「…そうだな、貴様ら雑種共の戦いぶりを眺めてから考えよう…」


セイバー「…アーチャー…貴様っ…!!」


ルフレ「いいわ、セイバー、元より慢心する人には何も期待してないから」


アーチャー「………」




アイリ「…セイバー!!」

セイバー「アイリスフィール!!子供達を避難させましたか!!」

アイリ「一応は警察に届けたけど…これは避難の意味があるの…?!」

ルフレ「…心配ご無用よ、アインツベルン」

「私、あれぐらいのデカイ奴との戦いは経験あるもの」

「…戦力は十分」

「…ところでアインツベルン、貴女に頼みたいことがあるの」

アイリ「何かしら」

ルフレ「魔術師殺しに連絡してーー」


ーーprrrrr…!…


アイリ「ファッ!!?」(^^;)(;^^)アタフタ

「え、えーと、ここを、こうで…良し!!」


…ピッ、ピッ、ピッ!


切嗣「…アイリ」

アイリ「…切嗣!?」

切嗣「話は聞かせて貰った」

ルフレ「…魔術師殺しね、大変、口惜しいけど貴方にやって貰いたいことがーー」

サラっと叩かれる慢心王




切嗣「ーーキャスターのマスター、雨竜龍之介は、たった今、殺した」



ルフレ「…仕事が速いわね」


切嗣「…セイバーの魔力については問題無い」

「…存分に使え」

「最も、1発が限度だろうがな」


ルフレ「…まるで物みたいな言い方するのね」

「…その言い方からするとやはり、貴方がセイバーの本当のマスターなのね」


切嗣「…何であれ僕には、英雄 様 と長話をする気は無い、この戦いに世界の危機が懸かっていることを忘れるなーー」


ーーブチッ!ーーツーツーツーー


アイリ「…ごめんなさい、切嗣は普段は、あぁいう人じゃーー」

ルフレ「…いえ、彼にありがとうって伝えておいて…アインツベルン」

アイリ「…え」



ルフレ「気を引き締められたわ」




ルフレ「アインツベルン、私のマスターは?」


アイリ「知り合いなのかしら、凛って女の子を母親の元へ届けに行くと言ってたわ」


ルフレ「そう、なら安心ね」


「バーサーカーも令呪の命令でキャスターが討伐されるまでは味方には攻撃しないだろうし」


バーサーカー「■■■■■■ーっ!!」





ルフレ「…さて、私も久々に アレ を使いますかーー」







ルフレ「ーー『宝具開帳』」



「ーー『無重召喚』」



「ーー『我は騎兵ーー』」





「ーー『ライダー』!!」





パァァァァァアアアアアッー!!





ペガサス「ヒヒーン!!」



セイバー「…天馬か…!?」


ランサー「…ふつくしい…!!」(AGO)


ライダー「…漆黒の翼ながら、なんとも見事な輝きよのぉ…」


アーチャー「…ほぉ…面白い奴な…」





ルフレ「ーーまだ準備は終わってないわよ」






ルフレ「ーー再び『宝具開帳』」





「ーー『再び蘇りし英雄達』」





「ーー『我が呼び声に応えよ、消えること亡き炎の魂を有する17の英雄達』」





「ーー『汝らの力と知恵と勇気、この世に再び舞い戻れ』」





「ーー『イーリスの軍師、ルフレの名において汝を召喚する』」





「ーー『清真女王』、『白騎天馬の三姉妹』」





「『エリンシア』っ!!」





「『エスト』っ『カチュア』っ『パオラ』っ!!!!」





ーーーゴオオオオオオオオオオオオオっ!!!!





ーーー第5章、完ーーー





ダークペガサス?
疾風迅雷?



ーーー第6章・未遠川大決戦と因縁の対決ーーー


ーーー教会・綺礼の精神世界ーーー


ーーー綺礼「…全く、人の身体を勝手に借りるな化け物よ」



ギムレー「…いやぁ、ライダー達を相手に、なかなか様になっていたぞ?」

「お前も満更でも無かったであろうが」

「…最後の方で我は、お前の奥に控えたが」

「…ノリノリではなかったか、お前でも笑うことがあるのだなwww」



綺礼「…馬鹿なことを言うな、化け物」



ギムレー「…化け物呼びは感心しないなぁ…」



綺礼「…何故、さっさと私を殺さない、私にはお前を殺す手段が無い…いつでも殺れる状況にあるのに何故…?」



ギムレー「…何故?それは単にお前を気に入ったからだ言峰綺礼」



綺礼「………」





ギムレー「……お前、自分が何故、聖杯に選ばれたのか、自分の求めているものを」



「『知りたくはないか』?」



綺礼「ーーー!!」



ギムレー「……露骨に反応したなぁ」



綺礼「……貴様の言葉に耳を傾けるつもりは無い」



ギムレー「……我に協力すれば、あの男と逢わせる機会ぐらいは作ってやっても…」





綺礼「ーーやめろ!!!!」



「私が産まれてこの方、望むものなど何も無い!!!!」



「私は万人の価値観は持てていない!!!!」



ギムレー「それは嘘だな、言峰綺礼」



「お前には確かな欲がある、万人同様」



「あの男の願いを知れば自分の願いも分かるのではないか」



「…何も興味を抱かなかった自分が初めて執着した…」





「…奴は自分と『同類』ではないか…」





綺礼「……………………………………」



「………お前の望みは何なのだ」





「……………………………ギムレー」









ギムレー「………そうだなぁ…」





「……………………………もう一度」





「ーー『産まれる』ことだ」…ニヤァ…





綺礼「………………………………」





「…いいだろう、ギムレー」





ギムレー「……フッ……やはり、自身の本質には逆らえないのだな…憐れで滑稽な男よ…」ーーー






・ルフレ達の現在のクラススキル(飾り)


「ルフレ」

ダークペガサス・ライダー

カリスマEX 対魔力B

騎乗A 速さの叫び 槍の達人 移動の叫び 疾風迅雷

「エリンシア」

ファルコンナイト・ライダー

カリスマA 対魔力B

騎乗A 速さの叫び デュアルサポート 回復 疾風迅雷

「エスト」

ダークペガサス・ライダー

騎乗A 疾風迅雷 下剋上 幸運+4 月光

「カチュア」

騎乗A 疾風迅雷 デュアルアタック+ 槍の達人 魔の達人 流星

「パオラ」

騎乗A 疾風迅雷 カウンター 力の叫び 速さの叫び 太陽



入れ忘れたがカチュアとパオラはDLC通りのダークペガサスとファルコンナイト

…え…ランサーの魅了…?…

知らん、そんなことは俺の管轄外だ

ランサーの呪いだけど、あれはレジスト可能


ソラウが引っかかったのは当人がレジストしなかったからだったはず

ギムレーさん授肉しても神の鎖で縛りプレイすれば何とかなりそうな予感がするんだよなぁ…

尤もギルが手伝ってくれればだけど

カリスマEXはやりすぎでしょ。
マスター全員が「この方の敵になるくらいならサーヴァントと自分を殺そう」とかなるレベルだと思うぞ。

>>479
EXは「規格外」って意味だから
「カリスマが全く無い」でもEXにはなる……はず


>>479

ご指摘を、どうも

このSSにおいてスキルやステータスなどは、あくまでも飾り付けみたいな様なものと納得してくれれば、此方としては幸いです

正直、カリスマに関しても、かなり適当に付けた

在って無いようなものと思って頂けると本当に助かる

…A+位に脳内変換していてほしい…すまん…

まあ誰でも落とすヤツだからわからんでもない

軍内の誰を誰とくっつけるかも思いのままに手引きするヤツでもあるぞ

カリスマは高すぎるとろくなこと書かれないよな
ギルのA+でも呪いって言われてるし

>>483
ワロタ



ーーー未遠川ーーー


ーーーエリンシア「…クリミア王国、女王、エリンシア…今、再び…」


パオラ「…マケドニア軍天馬騎士団、所属、長女、パオラ」

カチュア「…その次女、カチュア」

エスト「三女のエスト!!」

一同「「「只今、参りました!!!」」」



ライダー「…成る程、河川上での戦いになる以上、空中戦に気が利くペガサスで戦いを少しでも有利にしよう、ということか」



エスト「わっ、何アレ?!ウネウネしてて大きくて気持ち悪いの?!」

カチュア「…生理的に受け付けないわね…」

パオラ「…アレに『やられちゃったっ♪』されたくないわ…」

エリンシア「…それでも、私達はアレを食い止めなければなりません」

「私達が食い止めなければ、多くの人の命がアレによって奪われてしまうでしょう」

エスト「…やるっきゃないっ!ってことね!!」

カチュア「………マルス様の名誉の為にも負けられないわ…」

パオラ「…フフっ…皆、意気揚々といった所かしら」



ーーールフレ「4人共、私達の援護をお願い!細かい指示は私が出すわ!!」


エリンシア「分かりました!!」

三姉妹「「「了解!!!」」」


ルフレ「ランサー、貴方は彼女達の誰でもいいから天馬に乗せて貰いなさい!!」

ランサー「…構わないが…しかし、俺の黒子は魅了の呪いを携えている…一時的とは言え、彼女達の戦闘に支障が出てしまうのではないか…?」

ルフレ「…あっ、そっか…」





エリンシア「ご心配なく」

「私事、既婚者で御座いますから」



エスト「私は…ま、まぁ、大丈夫かな…!…アハハ…お、お姉ちゃん達は好きな人いるから全っ然、平気だよね!!!」

カチュア「…え、エストぉ?!!…な、何を言ってるの!!!」

パオラ「な、なな何はともあれ私達は魅了に対抗できますので心配いりません、はい」





ランサー「そうか安心したぞ」





「貴女方の『恋の成就』、是非とも応援させて貰おう」





「ハハハハハハ」





一同「「「「……………………」」」」




三つ目がとおるの写楽よろしく
バンソーコー貼っとくのはダメ?



ーーー巨大海魔の上空ーーー


ーーー仰木「ーーこれが怪獣映画なら俺達きっとヤラレ役だぜ、光の巨人が出てくる前の噛ませ犬だ」

小林「ーー急速上昇!」

仰木「おい!小林!!」

上官「『小林三等空尉!!何をしている!!』」

小林「ーー神よ、力を……」


巨大海魔「キシャァァァァァァァアアアアアア!!」……ムシャムシャ…!





仰木「小林ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいい!!!!」





上官「『仰木一等空尉!!何が起きたのか報告しろ!!』」

仰木「無数の目が見ている」

「次は自分だ」

上官「『待て仰木!?何のことだ!まるで意味が分からんぞ!!!!』」

仰木「小林の仇ぃぃぃぃぃぃいいいいいい!!!!」


巨大海魔「キシャァァァァァァァアアアアアア!!」…ガシッ!


仰木「…掴まれた!?」


ーーブンッ!


仰木「うわあああああああああああーーーーがはっ」(急速な重力と圧力で仏さん)


ーードボン!!(バーサーカーの近くにF-15墜落)


バーサーカー「!!■■■■■■ーーっ!!」


…ズズズズズズズズズ…!!



ーーールフレ「…バーサーカー、その戦闘機はどこから…」

「まぁ、この非常時に、あれこれ言ってられないわね」

「…ひとまず、なるべく街への被害が出ないよう、ランサー、パオラ達は両端で海魔を迎え討って!!」

ランサー「承知した!!」

パオラ「えぇ!!」

ルフレ「まずは左手の海魔を目指して進むわ!!」

セイバー「あぁ!!」

ライダー「坊主!!行くぞ!!」

ウェイバー「嫌だああああああああああああーっ!!!!」

バーサーカー「■■■■■■ーっ!!」

アーチャー「…精々、のんびりと見させて貰おう、貴様らの足掻きを」



エリンシア「海魔なんか目じゃありません」





「ぶっとばして差し上げましょう!!」





英霊一同「「「「「」」」」」



マスター一同「「「」」」



三姉妹「「「」」」



アーチャー「」





エリンシア「??????ーー??」






【勝利条件】
左右の巨大海魔を先に倒す
真ん中の巨大海魔を倒す


・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・◆・◆・◆・・・◆・◆・◆・・
・・・◆・◆・・◆・・◆・◆・・・
・・◆・◆・◆・・・◆・◆・◆・・
・・・・・・・・◆・・・・・・・・
・・●・●・●・・・●・●・●・・
・・・●・●・・●・・●・●・・・
・・●・●・●・・・●・●・●・・
・・・●・●・・●・・●・●・・・
・・・・●・・・・・・・●・・・・
・・・・・・・・●・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・②・・・・・⑦・・
・⑤・⑥・・・③①④・・・⑧・⑨・

①…ルフレ・②…セイバー・③…ライダー
④…ランサー・⑤…バーサーカー
⑥…エリンシア
⑦…エスト・⑧…カチュア・⑨…パオラ
◎…アーチャー(緑軍)
■…巨大海魔(真ん中が司令塔)
◆…中型海魔・●…海魔





ルフレ「まずは、先陣を切るわ」

「ーー『ギガサンダー』っ!!」ーービシャアァァァ!!

「この海魔事態は弱いけど、囲まれると厄介ね」

「ーーセイバー!!援護をお願い!!」



セイバー「ーー承った!!」(ルフレとダブル)



ライダー「うおおおおおお!!」ーーザンッ!



ランサー「天馬の乙女よ、背中に乗せて貰うぞ!」(カチュアとダブル)



バーサーカー「■■■■■■ーーっ!!」ーーガガガガガガガガガ…!!



エリンシア「せいやっ!!」ーーズドッ!!

「ライダーさん!!無闇に突っ込んでは危ないです!!」



エスト「パオラ姉様!!」

パオラ「エスト!!」(パオラがダブル)

エスト「やぁっ!!『ギガファイヤー』っ」ーーボォッ!!

「姉様!交代!!」



カチュア「ランサーさん!掴まってて下さい!」

「さぁっ!!『ギガウインド』っ」ーースパパッ!!



パオラ「はぁっ!」ーーズドッ!!

「エストっ!!」



カチュア「『ギガウインド』っ」ーースパパッ!!

「姉様!エスト!」

パオラ「此方は大丈夫よ!」

エスト「どんどん来なさい!!」ーーー





ルフレ「…出だしはひとまず好調ね…」

「出来れば、彼処でふんぞり返っている金ぴかも手伝ってくれれば楽なんだけど」

セイバー「奴など不要だ」

ルフレ「…そうだと、いいんだけどね…『ギガサンダー』っ!!」ーービシャアァァァ!!



アーチャー「…ほぉ、まずまずはと言った所か」


・自軍、緑軍ターン終了


・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・◆・◆・◆・・・◆・◆・◆・・
・・・◆・◆・・◆・・◆・◆・・・
・・◆・◆・◆・・・◆・◆・◆・・
・・・・・・・・◆・・・・・・・・
・⑤・・●・・③・・●・●・●・・
・・・●・●・⑥・・・●・●・・・
・・●・●・●・・・⑧⑦・・●・・
・・・●・・・・・・・・・●・・・
・・・・・①・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

あれ?ランサーどこいった

カチュアとダブル
つまり戦闘開始直後にまっすぐ右に行って⑧と一緒になったっぽい


・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・◆・◆・◆・・・◆・◆・◆・・
・・・◆・◆・・◆・・◆・◆・・・
・・◆・◆・◆・・・◆・◆・◆・・
・・・・・・・・◆・・・・・・・・
・⑤●・・・●③●・・・・・・・・
・●・・・・・⑥・・●●・・・・・
・・・・・・・●・●⑧⑦●・・・・
・・・・・・・・・・●●・・・・・
・・・・●①●・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・●・・・・・・・・・・・・・・
・・◎●・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

①②

ルフレ「…囲まれた、けど」

セイバー「…私達の敵では無いっ!!」

③⑥

ライダー「ガハハハっ!!すまんのぉ!!異界の女王!!危ない所、助かったわい!!」

エリンシア「笑いごとではありませんよ!!」

④⑧

カチュア「…助かりました、天馬の上でも槍裁きは上手なのですね…」

ランサー「貴女の身に降りかかる脅威は、このディルムッドが振り払おう!」



バーサーカー「■■■■■■ーーっ!!」

⑦⑨

エスト「パオラ姉様、無事?」

パオラ「心配しなくとも、私は強いから大丈夫よエスト」



アーチャー「…我に近寄るでない…失せろ汚物が」

この配置だと、③と⑤がちょっと不安だな
こういう時、大抵必殺をうけるし


・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・◆・・・・・◆・・・・・・・・・
・⑤・・・・・③・・・・・・・・・
・・・・・・・⑥・・◆◆・・・・・
・・・・・・・・・・⑧⑦・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◆・・①・・・・・・・・◆・・
・・・◆・・・・・・・・・・・・・
・・・・◆・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

①②

ルフレ「…コイツは1人で相手するにはキツいわ…!」

セイバー「…!!くっ!!こいつは他の海魔と違う!!」

ルフレ「…セイバーと協力して何とか倒せたけど…!」

セイバー「…持久戦になれば此方が圧倒的不利になる、早い内に巨大海魔を片付けなければ…!」

③⑥

ライダー「…偉く強くなりおったのぉ…とどめを刺すまでに至らんかったわ」

エリンシア「…これは一層、気を引き締めていかないといけません」

④⑧

ランサー「援護が追い付かず、すまない、天馬の乙女」

カチュア「大丈夫です…負けられませんから…!」



バーサーカー「■■■■■■ーーっ!!」

⑦⑨

エスト「…何か凄く強いんだけど…!?」

パオラ「怖じ気ついては駄目よエスト」



アーチャー「…フンっ…我に歯向かって来るか、汚物ごときが」


・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・・●・●・●・●・●・●・・・
・・●・●・●・●・●・●・●・・
・・・●・●・●・●・●・●・・・
・◆・・●・・◆●・・・●・・・・
・⑤・・・・・③・・・・・・・・・
・・・・・・・⑥・・◆◆・・・・・
・・・・・・・・・・⑧⑦・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◆・・①・・・・・・・・◆・・
・・・◆・・・・・・・・・・・・・
・・・・◆・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

セイバー「…奴らは常時、再生をするのか…!」

ルフレ「…それに、巨大海魔が新たな海魔を産み出し続ける…無限に増援を繰り返される」

セイバー「…街の方へ向かう海魔も対処しなければならない…!」

ルフレ「エスト、パオラ!右端の海魔を頼めるかしら!!」

エスト「今は問題ないよ!」

パオラ「大丈夫よ!」

ルフレ「…ひとまず予定通り、行きたいけどーーー」

セイバー「…どうした、キャスター・ルフレ?」

ルフレ「…はぁ…少し、説得してみようかしら…とても気が重いけど…」


自軍ターン

・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・・●・●・●・●・●・●・・・
・・●・●・・・●・●・●・●・・
・・・●・●③●・●・●・・・・・
・・・・●・・・●・・⑧⑦・・・・
・⑤・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・◆・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎①・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

①②

ルフレ「『トロン』!!」

セイバー「『風王鉄槌』!!」

ーーゴオオオオオ!!!

ルフレ「…さて」

③⑥

ライダー「なぁ、異界の女王、王族同士で共闘は如何かな?」

エリンシア「如何も何もありません、私は最初からそのつもりです」

ライダー「ガハハハっ!!あいや参った!!遅れを取るでないぞ!!」

エリンシア「…貴方とあの御方が闘われたらどうなるのでしょうか…筋肉と筋肉がぶつかりあって汗が飛び散りホモォ………いや、考えるのはよしましょう」(エリンシアがライダーにダブル)

④⑧

カチュア「『エクスカリバー』!!」

ランサー「『破魔の紅薔薇』!!…??エクスカリバーだと??」

ーーザクザクっ!!

カチュア「気にしたら負けです」



バーサーカー「■■■…!!」ーーヒューンっ、ドガーン!!

⑦⑨

パオラ「たぁっ!!」

エスト「えいっ!!」

「「とぉっ!!!」」



アーチャー「…去ね」ーービュンっ!!グサッ!!

「…チッ、我が宝物が無駄になるではないか」

(表示MAPがズレズレですげぇ見にくい)

専ブラ使えば?

スマホで見ようぜ。bb2c超オススメ

今度はセイバーが消えたw



ルフレ→アーチャー 説得

①②

アーチャー「…何の用だ、騎士王と軍師、油を売ってる暇があるなら、さっさとあの汚物の1匹でも消してこい」


セイバー「…貴様…!!全員が一丸となって協力している中、よくそんなことが言えるな!!アーチャー!!」

ルフレ「…セイバー、怒りはごもっともだけど」


アーチャー「我は協力などする気はない」

「俺の力を借りたいというのなら、まずはそこのデカイ奴を1、2匹倒してから出直せ」


セイバー「…貴様の力を借りずとも全て私が倒す、騎士道に誓ってな」


アーチャー「ほぉ、面白い奴だなセイバー、いいぞ行ってこい、貴様の泣き顔ながらに我の力を求める姿を見るのも悪くはないな」


セイバー「…行くぞ、ルフレ、時間が惜しい…!」(退出)


ルフレ「ねぇ、アーチャー」


アーチャー「何だ軍師」


ルフレ「貴方が動かないのは、マスターの指示なの?」


アーチャー「馬鹿なことを言うな、確かに奴は自ら動くことは決してしない、つまらん男だが」

「我は我のままに動くだけよ」


ルフレ「…とんだ我が儘…子供じゃない」


アーチャー「…大人など録な者ではあるまい」


ルフレ「…子供は大人になるものよ…知らない内に自然と」


アーチャー「認めたくないものだな」


「「………」」


ルフレ「…さて、頑張ってアイツを仕留めてくるか…」

アーチャー「………街に向かう虫けら共の掃除くらいはしてやる」

「貴様らは思う存分、俺にその力を見せつけろ」

「事の次第によっては、考えてやらんでもない」

ルフレ「…随分と上から目線の王様なこと」

アーチャー「我は王だからな、話は終わりだ、とっとと去ね」




「………貴様には必ず不幸が付いて廻るようだなルフレ、何とも憐れな奴よ、痛々しい程にな」




>>504
セイバーは戦闘開始直後からルフレとダブルしてる
今度はも何も>>493の時点で②は消えてる

ズレに関してはPCからjaneで見てるけどMS Pゴシックだと確かにすごいずれてる
(携帯だとどうなるか知らんが)
テストスレにちょっと確認する用に投げた

自分自身の若さ故の過ちというものを

クリミアでもBL本でもあったのかエリンシア…

>>508
多分、兄弟スレのネタだな


>>501

>>1だ、このSSはスマホから打ち込んでいる為、MAPはスマホ表示から見ることをオススメしておきたい、注意書きをせずに申し訳ない

当初は敵と比較するように自軍は◇にしダブル中は②と表示する予定だったが、何がなんだか分からなくなるので、自軍は①②の数字でダブル中は省略することにした

消えてね?と思った人は本文から読み取って、誰と一緒にいるかを探してくれると助かります

最後に一つ、征服王とゴリラグズがローション相撲するとこ想像したら気分悪くなった

以上だ、体調が良くなり次第、引き続き継続します(白眼)

想像してみたが気分良くなった


>>506

テストスレにわざわざ、すみません、ありがとうございます

m(´д`)m


・敵軍ターン終了間近

・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・③・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・⑧⑦・・・・
・⑤・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎①・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ライダー「…中々に厳しいのぉ…余は未だ現役だと言うのに」

「…傷を負ってしもうた…ぐっ…!」

カチュア「…はぁ、はぁ…!…くぅっ…!」

ランサー「…大丈夫か!天馬の乙女!」

バーサーカー「…■■■…!」…ガクッ!…

エスト「…あっちの黒い騎士さん、大怪我してるよ!」

パオラ「治癒の杖なら私とエリンシア女王が使えるわ」

セイバー「………これで、奴の周りを一時的にがら空きにした」

ルフレ「すぐに次の増援が来るわ、急いで向かわないと」



「………?………待って………」



セイバー「………どうした、ルフ………っ!!!?」



ルフレ「危ないわ!!皆っ!!!」ーーー



・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・・◆・◆・◆・◆・◆・◆・・・
・・・・◆・◆・◆・◆・◆・・・・
・・・・・◆③◆・◆・◆・・・・・
・・・・・・◆・◆・◆⑧⑦・・・・
・⑤・・・・・◆・◆・・・・・・・
・・・・・・・・◆・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・◆・◆・◆・◆・・・・・
・・・・◆・◆・◆・◆・◆・・・・
・・・◆・◆・◆・◆・◆・◆・・・
・・◎①◆・◆・◆・◆・◆・・・・
・・・・・◆・◆・◆・◆・・・・・

セイバー「…前方だけではなく、後方からも海魔…だと…!?」

ルフレ「ライダー!!エリンシア!!」

ライダー「…コイツは参った…!!」

エリンシア「…囲まれましたわ…!!」

バーサーカー「…■■■…!」

セイバー「…バーサーカー?!…今の奴にライダー達の退路を作らせても、あの中に取り残せば確実に殺られるぞ!!」

ルフレ「…仲間達も疲弊仕切っているわ、このままだと最悪脱落してしまう」

セイバー「…しかし私達だけでは、この数は抑え切れない!!救援が必要だ!!」

ルフレ「………」

「…お願い!!バーサーカー!!!」

「ライダー達の突破口を作って!!!」

セイバー「ルフレ!!?」

バーサーカー「■■■■■■ーっ!!」



ルフレ「パオラ、エスト!!後ろを救援を要請するわ!!」

「パオラ、敵を仕留めたら貴女は広範囲の治癒効果を持つ杖を使って!!」

パオラ「『リザーブ』ね!!分かったわ!!」

ルフレ「エリンシア!!ひとまず脱出したらレスキューでバーサーカーを移動させて!!」

「カチュアとランサーも、出迎える形で隣へ移動して!!」

「…アーチャー、掃除はしてくれるって言ったわよね」

アーチャー「…忌々しいことに、何匹かは我に群がるだろうな」

ルフレ「…掃除の担当、半分ちょっと位やってもらうことになるわよ」

アーチャー「我を利用するか、軍師の小娘が」

「だが、まぁよい、今回は特別に赦すとしよう」

ルフレ「ここを乗り切れば、ペガサスの機動力で巨大海魔まで一直線で行ける!!…皆、私は信じてる…!!!」ーーー


・自軍ターン開始

・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・・◆・◆・◆・◆・◆・◆・・・
・・・・◆・◆・◆・◆・◆・・・・
・・・・・◆・◆・◆・◆・・・・・
・・・・・・・・◆・◆・・・・・・
・・・・・・・◆・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・⑤⑥⑧・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・①・・◆・◆・◆・・・・・
・・・・◆・◆・◆・◆⑦・・・・・
・・・・・◆・◆・◆・・・◆・・・
・・◎・・・◆・◆・◆・◆・・・・
・・・・・◆・◆・◆・◆・・・・・



バーサーカー「■■■■■■ーっ!!」ーーズドドドっ!!ドカーン!!

⑦⑨

エスト「そぉい!!」

パオラ「てやぁっ!!」

⑥③

ライダー「道が開いた!助かったぞ!」

エリンシア「突破しますわ!!」

「バーサーカーさん!!『レスキュー』!!」ーーシュンっ!!

バーサーカー「■■■!!?」ーーパッ!!

⑧④

カチュア「…えいっやぁっ…!!」

ランサー「征服王!!異界の女王よ!!共に食い止めるぞ!!」

バーサーカー「…■■■…!!」…ガクッ!…

カチュア「…はぁ、はぁ…!!」…フラッ!…

エスト「…黒騎士さん!?カチュア姉様!?」

ライダー「…バーサーカーに無茶をさせてしまったか、すまんのぉ…」

⑨⑦

パオラ「『リザーブ』!!」

バーサーカー「……■■■■■■ーーっ!!」

カチュア「パオラ姉様!?何をしてるの!?それじゃあ、姉様が無防備にーー」

パオラ「…大丈夫よ、私、運は良いから」

「避けきれば問題ないわ」

「大事な妹達を残して死ねる訳にはいかないもの」

①②

ルフレ「…セイバー、次までに出来るだけ力を温存していて」

セイバー「問題はない、我が聖剣に斬れぬものは存在しない」



アーチャー「…ふむ、その位置…まずはセイバーか…いよいよ拝めるかもしれんな…聖剣の輝きを」ーーグサッ!!


・自軍、緑軍ターン終了


・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・◆◆◆・・・・・・・
・・・・・・・◆◆◆・・・・・・・
・・・・・・◆⑤⑥⑧◆・・・・・・
・・・◆◆◆・◆◆◆◆◆・・・・・
・・・◆①◆・・・・◆◆◆・・・・
・・・・◆・・・・・◆⑦◆・・・・
・・◆◆・・・・・・◆◆◆・・・・
・◆◎◆・・・・・・・・・・・・・
・・◆◆・・・・・・・・・・・・・

セイバー「…次から、次へと…!!」

ルフレ「…皆は無事かしら…?!」

セイバー「…ランサーもライダーも、そう簡単にくたばる様な男ではあるまい」

「…貴公の呼び出した英霊も同様だ、我々は退けない、士気を高めるのは総大将たる基本だぞルフレ殿」

ルフレ「…ありがとうアルトリア」

「…ここを皆で食い止めるっ!!」ーーー


・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・◆・・・・・・・・
・・・・・・・◆◆◆・・・・・・・
・・・・・・◆⑤⑥⑧◆・・・・・・
・・・・・・・◆◆◆・◆・・・・・
・・・・①・・・・・◆◆◆・・・・
・・・・・・・・・・◆⑦◆・・・・
・・・・・・・・・・◆◆◆・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ーーールフレ「…皆は?!」

ライダー「ちっとばかし、しんどかったが」

エリンシア「ーー私は無事です、ライダー様が全力で御守りしてくれましたから」

バーサーカー「■■■っ!!」

カチュア「…私も何とか耐え切れました!!」

ルフレ「パオラとエストは!?」

エスト「ーー姉様っ!!」

パオラ「…ぐぅっ…!!…っ…!!…」…フラッ!…

ルフレ「カチュア!エリンシア!パオラを救助して!!」

カチュア「姉様っ!!」

エリンシア「今、行きます!!」

ルフレ「…セイバー、掴まって!!!」

セイバー「行くぞ!!」


・・・・■・・・■・・・■・・・・
・・・・②・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・◆・・・・・・・・
・・・・・・・◆◆◆・・・・・・・
・・・・・・◆⑤・・◆・・・・・・
・・・・・・・◆◆・・◆・・・・・
・・・・・・・・・・⑧◆◆・・・・
・・・・・・・・・・⑥⑨◆・・・・
・・・・・・・・・・◆◆◆・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

セイバー「うおおおおおおおおお!!!!」

ルフレ「降ろすわ!!セイバー!!!!」

セイバー「感謝する!!」

「今こそ、我が聖剣の全てを解放する…!!!!」



アイリ「輝けるかの剣こそは、過去現在未来を通じ、戦場に散っていく全ての兵達が、今際の際に懐く哀しくも尊きユメーーー『栄光』という名の祈りの結晶」



「その意思を誇りと掲げ、その信義を貫けと糾し、いま常勝の王は高らかに、手に執る奇跡の真名を謳う」






「其はーーー」






セイバー「『約束されたーーー勝利の剣』(エクスーーーカリバー)っ!!!!!!」






ーーーカッ!!!ーーードオオオオオオオオオオオオオオオンっ!!!!!!






・・・・・・・・■・・・■・・・・
・・・・②・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・◆・・・・・・・・
・・・・・・・・◆◆・・・・・・・
・・・・・・◆⑤・・◆・・・・・・
・・・・・・・◆◆・・◆・・・・・
・・・・・・・・・・⑧◆◆・・・・
・・・・・・・・・・⑥⑦◆・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ーーーランサー「…あれが…『約束されし勝利の剣』…!!」

ライダー「…小娘が持つには大き過ぎる力だの…だが、ますます我が軍門に入れたくなったわい…!!」

アーチャー「…俄然、欲しくなったぞ…!…セイバー…お前と聖剣が…!!」ーーー


ーーーカチュア「パオラ姉様っ!!」

パオラ「……カ…チュア…」

エリンシア「『リカバー』…!!」ーーパアッ!!…

パオラ「…助かりました…エリンシア女王…」

エリンシア「…貴女が倒れては妹さん達もルフレ様達もお悲しみになりますから」

パオラ「…でも休んでいる暇なんて無いわ…!」ーーー


ーーーアーチャー「…ふむ、ひとまずセイバーの力は見れた」

「次はお前の番だぞ、軍師」

「我をがっかりさせるなよーーー!!!!」ーーー


・自軍、緑軍ターン終了


・・・・・・・・■・・・■・・・・
・・・・②・・●・●・●・●・・・
・・・・・・●・●・●・●・●・・
・・・・・・・●・●・●・●・・・
・・・・・・・・●・・・●・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・⑤・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・⑧◆・・・・・
・・●・●・●・・◆⑥⑦◆・・・・
・・・●・●・●・・◆・・・・・・
・・◎・●・●・●・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ーーールフレ「セイバー、これとこれを飲んでおきなさい」

(魔力の薬)

(チキの涙)

セイバー「これらは?」

ルフレ「魔力を一時的に補助する薬、全ステータスを一時的に補助する溶液よ、ついでに塩辛いのは我慢してね」

セイバー「良薬は口に苦しと言う、ありがたく貰おう」…ゴクッゴクッ!…

「…まずい…(-_-;)」

ルフレ「…アレをもう一度撃つまで、どの位の時間がかかるかしら?」

セイバー「…難しいな、例え薬で補助して貰っても、再び使うまでには至らない」

「ーー今の状態では宝具を解放した所で、奴は仕留められないだろう」

ルフレ「…やっぱり、そうか…」

「…こうなったら、賭けてみようかしら…」

セイバー「…賭けだと?」

ルフレ「…私自身、彼女達の『その奥義』について余り良く知らないの」

「…でも、もしかしたら…!!」ーーー


・敵軍ターン終了

ペガサス3姉妹のアレか!

なるほど、例のアレをやるのか

ジェットストリームだっけ(すっとぼけ)

トリプラーだろ(すっとぼけ)

テトラアタックだろ(すっとぼけ)

トライアングラーだろ(すっとぼけ

結局なんなんだよ(FEは名前しか知らない)

ボックスロックディフェンスですよ(迫真)


・・・・・・・・■・・・■・・・・
・・・・・・・●・●・●・●・・・
・・・・・・・・●・●・●・●・・
・・・・・・・・・●・●・●・・・
・・・・・・・・①⑤・・●・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・⑨⑧・・・・
・・●・●・●・・・⑥⑦・・・・・
・・・・・●・●・・・・・・・・・
・・◎・●・●・●・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ーーールフレ「パオラ、聞こえるかしら?」

パオラ「…えぇ」

ルフレ「…単刀直入に聞くわ」

「私は貴女達の『奥義』について良く知らないの」

「パオラ、『奥義』とやらで奴を倒すことは可能かしら?」

パオラ「可能だと思われます」

「私達の『三連星』(トライアングル・アタック)は条件が整えば相手に必中し必ず殺す秘奥義」

セイバー「条件?」

パオラ「三人で目標を囲むことです」

ルフレ「…なら、増援が手薄な今が準備の絶好の機会ね」

「パオラ、エスト、一度連携を解除して」

「…ランサー、敵の攻撃を耐え切ったらバーサーカーの機体の上に乗れるかしら」

ランサー「問題は無い」

ルフレ「…よし…次は右手の海魔を目指すわ…!!」ーーー


・自軍、緑軍ターン終了


・・・・・・・・■・・・■・・・・
・・・・・・・◆・◆・◆・◆・・・
・・・・・・◆・◆・◆・◆・◆・・
・・・・・・・◆・◆・◆・◆・・・
・・・・・・・・①⑤・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◆・◆・・・・・・・・・・・・
・・・◆・◆・・・・・・・・・・・
・・◆・◆・・・・・・・・・・・・
・・・◆・◆・・・・・⑨⑧・・・・
・・◆・◆・・・・・⑥⑦・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

・敵軍ターン終了


・・・・・・・・■・・・■・・・・
・・・・・・・◆・◆・◆・◆・・・
・・・・・・◆・・・・・・・◆・・
・・・・・・・◆・・⑨⑦・・・・・
・・・・・・・・①⑤⑧⑥・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◆・◆・・・・・・・・・・・・
・・・◆・◆・・・・・・・・・・・
・・◆・◆・・・・・・・・・・・・
・・・◆・◆・・・・・・・・・・・
・・・・◆・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

カチュア「ランサーさん降ろします!」

ランサー「相分かった!乗せて貰うぞ!バーサーカー!」

バーサーカー「■■■■■■ーーっ!!」(バーサーカー、ランサーとダブル)

ライダー「我輩達も行くぞ!!」

エリンシア「お、お待ち下さい!!」


・現在の組み合わせ


①②(ルフレ・セイバー)

③⑥(ライダー・エリンシア)

④⑤(ランサー・バーサーカー)

⑦エスト

⑧カチュア

⑨パオラ

◎アーチャー


・自軍、緑軍ターン終了


・・・・・◆◆◆■◆◆◆■◆◆◆・
・・・・・・◆◆◆◆◆◆◆◆◆・・
・・・・・・・◆◆◆◆◆◆◆・・・
・・・・・・・・◆◆⑨⑦◆・・・・
・・・・・・・・①⑤⑧⑥・・・・・
・・・・・・・・・・◆・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ルフレ「…一気に防備が固くなったわ…」

セイバー「…奴らも防衛本能が働いたということか…小賢しい真似を…!」

ルフレ「…これでは『奥義』が…」

ライダー「ーー余の出番だな」

ルフレ「ライダー?!」

ライダー「余の宝具『王の軍勢』ならキャスターと周囲の海魔共を一時的に結界内へ引き込める」

「余が足止めをしている間に奴を倒せ」

ルフレ「…今の所、それしか無いわね」

「頼んだわ、ライダー」

エリンシア「私も足止めにご協力します」

ライダー「ガハハっ!お前さんが言うなら止めやしないさ」



パオラ「……………皆さん……後は頼みました……」ーーー



ーーーアーチャー「……我が出向くまでもなかったか……まぁ当然と言えば当然か」ーーー


・敵軍ターン終了


・・・・・◆◆◆■◆◆◆■◆◆◆・
・・・・・・◆◆◆◆◆◆◆◆◆・・
・・・・・・・③◆◆◆◆◆◆・・・
・・・・・・・・◆◆⑨⑦◆・・・・
・・・・・・・・①⑤⑧・・・・・・
・・・・・・・・・・◆・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ライダー「さぁ、行くぞ!!坊主!!女王!!」

ウェイバー「」

エリンシア「皆様、どうか御武運をーーー」

ライダー「ーー『王の軍勢』(アイオニオン・ヘタイロイ)!!!!」


ーーゴオオオオオオオオオーっ!!!!


・・・・・・・・・⑤・⑧■⑦◆◆・
・・・・・・・・・・◆◆⑨・・・・
・・・・・・・・・・◆◆◆◆①・・
・・・・・・・・・・・・◆・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・◆・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

①②

ルフレ「『トロン』!!」ビシャアアアア!!

セイバー「『風王鉄槌』!!」ゴオオオオオオ!!

④⑤

ランサー「『破魔の紅薔薇』!!」ザクッ!!

バーサーカー「■■■■■■ーーっ!!」ドカーン!!

⑦⑧⑨

エスト「用意出来たわ!!カチュア姉様!!パオラ姉様!!」

カチュア「…姉様!!此方も準備万端です!!」

パオラ「…………そう……ねぇエスト、カチュア…!!」


エスト「大丈夫、姉様…私達、覚悟は出来ているから」

カチュア「…もとより一度は死んだ身、私達は亡霊です…恐れなんてありません…!」


パオラ「……分かったわ……二人共、ありがとう……それでこそミネルバ様に仕えしマケドニアの騎士よ」

「……行くわよ!!二人共!!!!」


姉妹「「はい!!!!」」



パオラ「この一撃に私達の全てを賭ける!!!!」



「「「天馬騎士奥義っ!!!!『三連星』(トライアングル・アタック)っ!!!!」」」



ーーヒュッ!!

ーードオオオオオオオオオオオオオオオーンっ!!!!ーーー



・・・・・・・・・⑤・⑧・⑦◆◆・
・・・・・・・・・・◆◆⑨・・・・
・・・・・・・・・・◆◆◆◆①・・
・・・・・・・・・・・・◆・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・◆・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ーーーセイバー「…やった…のか…!!」

ランサー「…セイバーの宝具に引けを取らない、凄まじい威力だ…」

ルフレ「…!!…パオラ…?…カチュア…?…エスト…?…」



パオラ「…ルフレさん…申し訳ありません……仕留めることは出来ました……ですが……」…スゥ…

カチュア「…今の攻撃で私達全員の魔力が底を尽きました…これ以上の現界維持は不可能です…」…スゥ…

エスト「…ごめんなさい…最後まで戦えないで…」…スゥ…



ルフレ「…いえ、三人共、後は私達に任して」

セイバー「絶対の勝利を約束しよう」

ランサー「貴女方の勇姿、このディルムッドが、しかと目にした、もはや二度と忘れはしまい」

バーサーカー「…■…!」ーーー



エスト「………………アベルと姉様が………………幸せに……なれます……ように………………ーーーーーー」



…………スゥ…っ……!…………



カチュア「………………この先……マルス様……に……出逢えると……いいな………………ーーーーーー」



…………スゥ…っ……!…………



パオラ「………………恋なんて…………するものじゃ………………ないわね………………ーーーーーー」



…………スゥ……っ……!……



・自軍、緑軍ターン終了


最近また紋章の謎始めた俺にはタイムリーなスレ
カチュア可愛いよカチュア


>>537
ゆっくりしていってね(о´ω`о)

海魔の触手に三姉妹が凌辱される予定が当初にはあったとか無かったとかーーーボソッ


・・・・・・・・・⑤・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・①・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・☆・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ルフレ「……後はライダー達が結界を解くだけね」

ミトリネス「…ミトリネスで御座います、王からの伝令を仰せ仕っております」……スッ!……

ルフレ「…そちらの戦況は?」

ミトリネス「正直、厳しい所で御座います、足止めも手一杯、結界の維持も限界寸前です」

ルフレ「…結界を解く場所の位置を特定させることが出来るかしら?」

ミトリネス「…王に聞かねば詳しいことは分かりかねますが、恐らく可能かと」

ルフレ「…なら、そうねーー」


…パァン!!…ピカ☆ピカ☆!!!!


ルフレ「ーーフフッ、ちょうど、あの位置ね」

ミトリネス「…仰せつかりました」……スッ!……

セイバー「……切嗣……?」


・・・・・・・・・⑤・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・③・・・・・①・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・◆・◆・◆・・・・・・
・・・・・◆・◆・◆・◆・・・・・
・・・・◆・◆・■・◆・◆・・・・
・・・・・◆・◆・◆・◆・・・・・
・・・・・・◆・◆・◆・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ーーーライダー「………」

ルフレ「ライダー!!無事だったのね!!」

ライダー「………」

セイバー「…ライダー?…天馬の女王は…?」



ライダー「……余の力が及ばず、すまんかったルフレ」

「女王は最後まで果敢に戦い、傷ついた我が軍勢の兵を労り、そして庇い……戦死した……最期まで慈愛に満ちた在り方の王、素晴らしい御方だった」



ルフレ「…彼女の犠牲を無駄にはしないわ」

ランサー「もとより、そのつもりだ、なぁルフレ」

セイバー「ルフレ、私達に見させてくれ、貴女の宝具の輝きをーー意志の強さをーー」ーーー


・敵軍ターン終了


・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・③・・・・・・・・
・・・・・・・・⑤・・・・・・・・
・・・・・・◆・①・◆・・・・・・
・・・・・◆・◆・◆・◆・・・・・
・・・・◆・◆・■・◆・◆・・・・
・・・・・◆・◆・◆・◆・・・・・
・・・・・・◆・◆・◆・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・◎・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ランサー「ーーふっ!!」ーーグサッ!!

バーサーカー「ーー■■■■■■ーーっ!!」ーードカーン!!

ライダー「うおおおおおおおおおっ!!」ーーザンッ!

セイバー「ーーたぁっ!!」ーーザンッ!

ルフレ「…年貢の納め時よ、キャスター」



「ーー『軍師の財宝』」



「ーー『Solvite_malum_in_oppugnationibus…』(邪悪を討ち滅ぼす)」



「ーー『Nomen_meum_Naga』(我が名はナーガ)」



「ーー『…Tibi,fiat_lux,et』(汝に光、在れ)」





「ーー『黄昏た神竜の聖書』(トワイライト・ナーガ)」





「ーー行けぇぇぇぇぇぇええええええっ!!!!!!」



ーーーーーーカッ!!!!!!




ーーー巨大海魔の中ーーー


ーーーキャスター「……おぉ……この光……は……!!」



「…………ジャンヌ……」



「………………私は…………一体……………」ーーー





ーードオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!





ーーー切嗣「…終わったか」…カチッ…フゥ……!……ーーー






ーーーライダー「今日は誠にめでたい!!全員で勝利の祝杯を揚げようではないか!!!!」



ランサー「そうしたいのは山々だがな征服王、ここにいる全員は疲労困憊だ」

セイバー「…ランサーの言う通りだな、今日はじっくりと休みたい気分だ」



ライダー「それもそうか!!」

「…ルフレよ、協力に感謝する、お前がいなければ奴らを残らず仕留めることは叶わなかっただろう」

「我輩としては同盟を続けたいのだが…」



ルフレ「同盟は今日までよ征服王、いずれは戦う宿命なんだから」

ライダー「…残念だのう」

セイバー「…私からも感謝しようルフレ」

「この礼は、いつか必ずしよう」

ランサー「俺も同じくだ」



アーチャー「…見事だったぞ、騎士王、征服王、軍師」

ルフレ「…アーチャー」

アーチャー「騎士王、軍師、貴様らが欲しくなった」

「俺のも「却下だ」「却下よ」

ライダー「盛大に振られたな、ギルガメッシュ」

アーチャー「拒絶するなら、力ずくで奪うのみ…と言いたい所だが、今宵は面白いものを見せてくれた礼だ、今日は貴様らを見逃してやろう、去らばだ騎士王、征服王、軍師」…スゥ…



ルフレ「…彼にも感謝しないとね」

セイバー「…認めたくないが、奴がいなければ街に被害が出ていたことだろう」

ライダー「…奴も素直じゃないなぁ」


ランサー「…さて、俺はそろそろ行かせてもらおう、セイバー、次に逢う時は決闘の続きといこう」…スゥ…


セイバー「あぁ、ランサー、あの時の決着をつけよう」

「…私も本陣へ戻ろう、去らばだ」…スゥ…


ライダー「さて、チビも待っていることだ!我々も帰還するぞ!!坊主!!」

ウェイバー「」

ライダー「…もっと、シャキッとせんかなぁ、コイツは…」…パシッ!…

牛「もぉ~」…ビューン!…


ルフレ「…私達も帰りましょうかバーサーカー、マスターの安否も気になるし」

バーサーカー「■■■■■■■■■ーーっ!!」…ジタバタジタバタ!!…

ルフレ「…お願い…だから…暴れないで…!!」

「…キャスター倒した途端にこれなんだから…セイバーに何度、襲いかかろうとしたことか…」

「…そんなにアルトリアのことを恨んでいるの…?…ランスロット…?」

バーサーカー「■■■■■■■■■ーーっ!!」

ルフレ「…話をまともに聞いてくれればなぁ…」

「…さて、『無重召喚』の効力が切れる前にマスターを拾わないとーー」

「ーーー………『無重召喚』……」

バーサーカー「■■■■■■■■■ーーっ!!」ーーー




ーーー未遠川大決戦中…冬木市・公園ーーー


ーーー葵「…凛!!」


雁夜「…凛ちゃんは大丈夫、寝てるだけだ」


葵「…雁夜君…どういうことなの…?」

「…その顔…!?」


雁夜「…これが間桐の魔術だよ、肉を捧げ命を蝕まれ、それを対価にしてきた魔導だ」

「でも桜ちゃんは大丈夫!!こんなことになる前に俺がきっと救いだす!!」

「臓硯が欲しいのは聖杯だけだ、俺がそれを勝ちとれば聖杯と引き換えに桜ちゃんを解放する、奴はそう約束した!!!!」

葵「…!?…聖杯…です…って…!?…」



雁夜「ああ、心配ないよ!!」


\\\||||///
\ @ (^0^) @/
/┗┓ ∀┏┛\
///||||\\\


「俺のサーヴァントは最強なんだ!!誰にも負ける筈は無い!!!!」ドヤァ…!



「今の桜ちゃんにとっては希望を抱くことさえ辛い責め句にしかならない」

「だが、あの子の代わりに祈ってくれ」

「俺の勝利をーー桜ちゃんの未来をーー」


葵「雁夜君!貴方はーー」


雁夜「いつか、きっと、この公園でまた昔みたいに皆で遊べる日が来るから」



「凛ちゃんも桜ちゃんも元の姉妹に戻って」



「だから葵さん、貴方はもう泣かなくてもいいーー」



葵「ーー雁夜君、貴方は死ぬ気なの…?…時臣を殺して…」






時臣「ーー理解に苦しむな」





「 そ ん な こ と の 為 に、君は聖杯戦争に参加したというのか」





「ーー間桐雁夜」




まじゅつし の ときおみ が しょうぶを しかけてきた!



雁夜「!?…時臣ぃっ…!!」


葵「!?…貴方!?どうして此処に!?」


時臣「…凛が拐われたと聞いてね」

「君だけに迎えに行かせるのも申し訳ないと思ったまでさ」

「前線については私のサーヴァントに任せて、護衛には言峰君をつけた」

綺礼「………」


雁夜「遠坂、時臣ぃっ…!!よくもっ、のこのこと現れたなぁっ…!!!!」


時臣「…間桐雁夜、凛を助けたことについては感謝する」

「だが、聖杯戦争である以上、いや、魔術師として、君を見過ごす訳にはいかない」


葵「…待って!!貴方!!」


時臣「…間桐雁夜、神秘の秘匿の為にも場所を移すとしよう」


葵「…やめて!!貴方!!」


雁夜「…いいだろう、遠坂時臣…っ!…だが、お前に聞くことが一つだけある!!今、ここでだ!!!!」

さて、礼装の方はルフレのおかげで多分上だが、そもそも技量と戦術で著しく劣るなかどう戦うのか?



時臣「…それはこの場で聞くべきことなのか雁夜?…場所を変えてからでも質問には応じてーー」


雁夜「ーー今、ここでと言った…!!…時臣ぃっ…!!」


時臣「…間桐も落ちぶれたものだな…この様な輩を産み出してしまう程に廃れたか」

「…いいだろう、話せ」





雁夜「…遠坂時臣…!!…何故、貴様は桜を間桐臓硯の手に委ねた…!!…」

「…何故、桜を手放したりした…!!」





時臣「…なんだと…?…」


葵「…!?…雁夜君…!?」


時臣「…この質問が今、この場で聞くべきことなのか雁夜…?…相変わらず理解に苦しむ…」


雁夜「ーー答えろ!!遠坂時臣っ!!」



時臣「…まぁ、良いだろう、質問に答えてはやろう」

「遠坂の魔術を継承出来るのはただ一人のみ」

「だが、我が妻は母体として優秀過ぎた、凛も桜も共に等しく稀代の素養を備えて生まれてしまったのだ」

「家督を継げられなかった一方は凡俗に落とさざるを得なくなる」


雁夜(……凡俗だと……!!……この男は、たったそれだけで、凡俗と切り捨てるのか……!?)…ギリッ…!…


時臣「…君は先程、葵との会話で桜を間桐から解放するなどと宣言していたがーー」

「ーー君は、その危険性を如何に理解しているのか、雁夜?」


雁夜「……何だと…?!」


時臣「娘達は二人が二人共、魔導の家門による加護を必要としていた」

「…他の魔術師が喉から手が出る位に欲しがる逸材、それ程の資質なのだよ、凛と桜は」

「どちらかを凡俗に落としても尚、魔術師から狙われる危険の日々が続くだろう」

「…ならば、父親として、一介の魔術師として、私は家督を継げなかった子を間桐の養子に出す決断をした」



時臣「いずれか一人の未来のために、もう一人が秘め持つ可能性を摘み取ってしまうなど…親として、そんな悲劇を望む者がいるものか」

「姉妹双方の才能について望みを繋ぐには、養子に出すしか他に無い」

「だからこそ間桐の翁の申し出は天恵に等しかった」

「聖杯の存在を知る一族であれば、それだけ根源に到る可能性も高くなる」

「私が果たせなくても凛が、そして凛ですら到らなかったら、桜が、遠坂の悲願を継いでくれることだろう」


雁夜「貴様…相争えと言うのか!?姉と妹で!」


葵「…雁夜君…」


時臣「仮にそんな局面に至るとしたら、我が末裔達は幸せだ」


雁夜「…なん…だと…!!」


葵「………」


時臣「栄光は勝てばその手に、負けても先祖の家名にもたらされる…かくも憂い無き対決はあるまい」


雁夜「…貴様は狂ってる!!」


時臣「語り聞かせるだけ無駄な話だ…魔道の尊さを理解せず、あまつさえ一度は背を向けた裏切り者にはな」



時臣「……質問には質問で返させて貰おうか」


雁夜「…なに…?」


時臣「……何故、君はそこまでして魔導を気嫌う?詳しい理由を辞世の句にでも聞いておこうと思ってね」


葵「……貴方……?!……」


雁夜「……魔術師の秘術は互いに不可侵……御三家も例外では無い」

「禁忌に触れる話だぞ」


時臣「魔導から逃れ再び戻るなどという禁忌を犯した君が、そういった心配をするとはね」

「君にとって、掟破りは一度や二度、変わらないと思ったのだが」


雁夜「……良いだろう、葵さんには聞かせたくはなかったが…」



「…いい機会だ、話してやるよ時臣」



「……間桐の魔術は、結して正統な代物では無い」



「ーー術者、親族を喰らい尽くし、間桐臓硯に利用される、それが間桐の魔導のおぞましい実態だからだ…!!…」




時臣「…何…?…」


葵「…どういうことよ…!…雁夜君…!…じゃあ桜は…あの子は…!?…」


雁夜「…間桐の一族は全て、聖杯を求める臓硯の采配する手駒だ」

「一族の多くは皆、聖杯を勝ち取る為の使い捨てとして喰い潰される、肉も骨も残らない末路が大抵のお決まりだ」

「そして、間桐の女性の大半はーー臓硯の生命源となる刻印蟲を産み出す胎盤となる」


時臣「………」


葵「……?!……胎盤……?!……」


雁夜「……時臣ぃっ……貴様が桜を間桐へ継がせたことで今、あの子がどんな姿になっていると思う!!」


葵「……まさか……あの子……」


雁夜「……身体は蟲に蝕まれ痩せ細り、髪と眼は変色し、感情を顔に表せなくなった…!!」

「…臓硯は桜を刻印蟲の胎盤として毎日、調教しているんだよ!!」


時臣「…………」


葵「……そんな……嘘よ……あの子が……」


雁夜「…今の俺の在り様を見れば分かるだろ?間桐の現状、実態がどんなものなのか、間桐へ継いだ桜がどうなるのかなんて…!!」


「……どうなんだ!!時臣ぃっ!!!!」



時臣「…それが、君が魔導を、間桐の魔導を嫌う理由か雁夜」


(そして、彼女から離れた理由か)


「…成る程、桜の待遇については、遠坂家として間桐の翁に進言を申し立てることとしようーー」



「ーーだが、私が出来るのはそこまでだ」



雁夜「…何だと…!?…時臣っ、貴様っ…!!」


時臣「君が一体、何を望んでいるのかが、私にはまるで分からない」

「養子の件を今更になって取り消すなど、間桐でなくとも承知すまい」

「その様な我が儘が通ると思うようなら雁夜、君は魔術師以前の問題を抱えた頭の持ち主だよ」


雁夜「黙れ!!!!」


時臣「君という人間は赦せないが、むしろ感謝はしているのだよ」

「君が家督を拒んだことで、間桐の魔術は桜の手に渡った」

「後は、君が魔術師としてまともな人格者であれば、桜の保護者として安心して任すことが出来たのだがな」


雁夜「…桜ちゃんに必要なのは葵さんと…っ…お前だ……!!……俺じゃない……!!」


「…あの子はお前に、見捨てられたとーー」


時臣「…あくまでも私に責任を転嫁するか雁夜」

「間桐の問題に遠坂が口出しする権限は無い、逆もまた然り」


葵「……………」


雁夜「ーー貴様はそれでも親かっ!!!!」


時臣「ーー桜が私に恨みを抱くなら結構」





「ーー私は父親の責務として彼女の憎悪を受け止めてやるつもりだ」





雁夜「ーーな」




時臣「ーー彼女は強く、優しい子だ」


「ーーどんなに酷い仕打ちを受け」


「ーーおぞましい施しを身体に受けようとも」


「ーー自らを追い出した私と葵を憎むことで修練から生き永らえ」


「ーー力を身に付け立派な魔術師として昇華してくれるなら」





「私にとっても、桜にとっても『幸せ』というものだ」





葵「………………」




雁夜「ーー違う!!!!」


「ーーそんなものは『幸せ』じゃない!!!!」


「桜ちゃん、いや、葵さんや、凛ちゃんだって!!桜ちゃんにとっての掛け替えのない『幸せ』はーー」


「本当に望んでいる『幸せ』は家族、皆と日々を暮らすことなんだって!!!!」


「ーーなのに、なんでそれを分かってやれないんだ!!!!」


葵「………………」


時臣「…君は先程に質問した答えの意味を、まるで理解していないな」


「いや、この場合は理解しようとしていないが正しいか」


「君には尚も幻滅したよ雁夜」


雁夜「…分かったよ、遠坂時臣…!!…少しは話せるんじゃないかと期待していたがーー」


「ーー貴様も臓硯と変わらない人でなしか…!…」


時臣「違うね…自らに責任を負うのが人としての第一条件だ」


「それが果たせない者こそ、人以下の犬だよ、雁夜」


話し合えたなら多少は芽があるかと思ったが、
やはり魔術師(優雅)と一般人(ヘタレ)では相容れることはないのか




時臣「…時間を取らせたな言峰君」

「場所を移すぞ雁夜、彼処に無人で使われていないビルがある」

「そこの屋上を決闘、いや……殺し合いの舞台としよう」



凛「…………うっ…お母様……?」



葵「……凛!?」


時臣「……目覚めたか、凛」


凛「……お父様…?」


時臣「…凛、起きて早々に悪いが、君の命の恩人を殺さなくてはならない」


「葵と共に、すぐにここから離れなさい」


凛「……恩人…?………雁夜おじさん……?!……何でこんな所におじさんが……?!…」


雁夜「…行ってくるよ、葵さん、凛ちゃん…」


「………桜ちゃんの為にも………貴女達の為にも………………………コイツを殺してくる」…スタスタ…


凛「……待って!おじさん!何でお父様と同じ所へ歩くの!?お父様!恩人って…まさか…?!…」


葵「………凛……っ……」…ギュッ…!…


凛「………お母様……?……」


葵「………うぅ…っ……!!……」…ググッ…!…


「………………凛…っ………私は………どうしたらいいの……?…………」


凛「………………お母様………?………」ーーー


才能を昇華させた魔術師としての幸せが先にあるなら
ムシであろうとそれは試練であり、耐えてしかるべきってスタンスだもんな
間桐のやり口が気に入らないっていうおじさんとはそりゃ合わん。悲しい

お互いに、幸せの定義も責任の定義もかけ離れてるからな
そして歩み寄ろうという気も無いんだから、そりゃこうなる



ーーー無人ビル・屋上ーーー


ーーー時臣「……言峰君、手出しは無用だ」


「……君には邪魔が入らない様、見張りに徹して貰いたい」


綺礼「……?!……しかし、我が君」


時臣「……この男は私が直々に引導を渡す」


綺礼「……承知致しました」


雁夜「……時臣ぃっ……!!」


時臣「……最も、直に終わるだろうが」


…ゴォっ!!!…ボォォォォォオオオオオっ…!!!…


雁夜「……チ…っ……火の魔術……!!」


時臣「……私の得意とする魔術について知らないとは言わせないぞ雁夜」


「……君の蟲を産み出し操作する魔術、私の自由自在に操作可能な火の魔術、相性の良し悪しが分からない程の馬鹿ではあるまい」


そういや、今の虫達ってどうなったんだろ
ただの羽虫じゃなくなってそうなんだが



雁夜(ーー魔術の鍛練で現在、俺の扱える蟲は2匹)


(一匹は通常の刻印蟲を急成長させた『翅刃虫』)


(牛骨だろうと何だろうと噛み砕く凶暴な奴、ひとまずコイツを大量に生産し時臣に差し向けることになるだろう)


(もう一匹は蝶々に刻印蟲を寄生させ、なんやかんやで産み出した、所謂『爆弾蝶』)


(体毛から粉塵をばらまき火に反応するとドカーン!!粉塵爆発とは少し違うが爆弾には違いない、諸刃の剣)


(下手したら、後者の奴は術者が爆破に巻き込まれてハイ死亡なんてことが多いにあり得る訳だ)


(だが、火を操る時臣には起死回生の一手に十分なり得る)


(問題はコイツを一匹産み出すにはかなりの時間が必要な挙げ句、体内に1、2匹程度しか幼虫がいないということだ)


(…認めたくないが、技術、技量では圧倒的に負けてる、大量の翅刃虫でごり押しして、爆弾蝶を産むまで時間を稼ぐことに専念をする…!!)

ドカーン!てww

カプセルサーヴァント(虫)

蝶々て…オジサン蝶々て

やっぱりポケモンか…



時臣「ーー『Ignis_ Scutum』」


ーーボォォォォォオオオオオっ!!


翅刃虫「キシャァァァアアアっ!!!」


ぶーん ← ⊂二(^ω^ )二二⊃


ーーボォォォォォオオオオオっ!!


翅刃虫「キシャァァァアアアっ!!!」


プギャー ← ∥ω^ )二二⊃


ーーボォォォォォオオオオオっ!!


雁夜「…ガハッ!…ゲホッ!…糞ぉっ…!!」


(産み出しても産み出しても切りが無い!!)


(蟲に魔力を与え続けるにしても、今は同時刻でルフレとバーサーカーが海魔と戦っている真っ最中)


(ルフレはともかく、バーサーカーは遠慮というものを知らない)


(常に魔力の事情は、切羽詰まっている)


(…全然、産まれる気配がしない…!!)

緊迫しているシーンなのにブーンの存在に草を禁じえない

全然、産まれる気配がしないってww

結局対してパワーアップしてねえ。いや、まともに思考できてるだけましなのか。

ここでシリアスムードを続けられる表現なんて出来るのか……?産まれるどうこう以前にブーンでぶち壊して誤魔化せてる感ある



時臣「…これは私からの恩情(温情)だ」


「…受け取れ、雁夜」…ブン…っ…!…


ーーゴォ!!!


翅刃虫「キシャァァァアアアっ!!!」


ーーボォォォォォオオオオオっ!!!


雁夜(ーー!!……アレをまともに喰らったら不味い!!)


(ーー奴に頼んで叩き込んだアレを実践するしか避ける手段がーー)


時臣「無駄だ、君のその身体では、この炎を避け切るのはーー」


雁夜「ーーー」…ダッ!…


ーーゴォォォォォオオオオオっ!!!


時臣「…身体強化の魔術…魔術師の初歩中の初歩となる魔術だな、脚力のみを強化し回避に成功したか」


「…だが、今ので君の身体は更に悲鳴を挙げている筈だ雁夜、その状態で蟲に魔力を出せば身体は更に痛めつけられーー最悪、死ぬぞ」



雁夜「…ハァッハァッハァッハァッハァッ…ゲホォッ!!ゲホッ!!ガハッ!!…」


…ドサッ!…


(あ、頭が回らない、呼吸も儘ならない、脚が持ち上がらない)


(あの妖怪にしごいて貰った成果は出たが、これじゃあ本末転倒だ…!!)


(…蟲に魔力を送ーー)


…ビリビリっ!!…


「ーーがああああああああああっ!!!!」


時臣「…本末転倒だな雁夜、普段から魔術の鍛練を行わなかった当然の結果だろう」


雁夜「…ゲホッ!…ゲホッ!…」


…ドサッ!…


時臣「…火葬の準備は出来ている雁夜」


「死に際の計らいだ」


「3分間だけ待ってやろう」



雁夜「………ガハッ!…」


(……まだ、死ねない……!!……)


(……桜ちゃんが待っているんだ)


(……あの子を救ったら、葵さんが喜ぶから)


(……そうしたら……葵さんは……幸せを掴める)


(……その為には……コイツを……殺して……)


(……コイツだけでも……殺して……)


(……それから後は……俺が死んでも)





(ーールフレ『………桜………ちゃん………は………独り……』)


(……死んでも)


(ーー葵『間桐が魔術師の血を受け継ぐ者を欲しがる理由、貴方なら分かって当然でしょ?』)


(…………)



(ーー葵『魔術師の血を受け継ぐ一族が、ごく当り前な家族の幸せなんて求めるのは間違いよ』)


雁夜(…………違う、貴女はあの男と幸せを望んで)


(ーー葵『これは、遠坂と間桐の問題よ』)


(…………)


(ーー葵『魔術師の世界に背を向けた貴方には、関わりの無い話』)


(…………)


(ーー時臣『…あくまでも私に責任を転嫁するか雁夜』)


(…………黙れ)


(ーー時臣『違うね…自らに責任を負うのが人としての第一条件だ』)


(…………責任…確かに俺が家督を継いでいたら桜ちゃんはーーだからこそ俺が代わりにーー)


(ーー『それが果たせない者こそ、人以下の犬だよ、雁夜』)


(…………これ以上、何を背負えって言うんだ…!)


(ーー桜『…………サクラを独りにしないで…』)


(……………あ………)


(……………………俺は…………何の為に…………)


(……………………………………………………)ーーー



雁夜「…………」


……ドサッ……


爆弾蝶「キシャァァァアアアっ!!」


ーーバサッバサッ!


時臣「……見慣れない蟲が出てきたが最早、操作し飛ばす力も残っていないだろう」


「……短期間でマスターの資格を得られた強運、バーサーカーとキャスターの2体の英霊を維持出来た精神力は誉めて遣わそう」


「…………君が臆病故に逃げださなければ、我らは互いに好敵手足り得たというのに…………」


「…………とても残念だ」


「ーー『Ignis_Gladius』(真紅の剣よ)」


ーーゴォォォォォオオオオオっ!!!!


雁夜「ーーー!!!!」


…ダッ…!…


時臣「……足掻く様だけは立派だな雁夜ーー」


「ーーっ!!?」


ーーーーカッ!!


ーードガァァァァァアアアアアーっン!!!!





雁夜「ーーぜぇ、ぜぇ、ハァッハァッハァッハァッ………ゲホォ!!……」……フラッ……


「…ハハハ…やったよ…やったよ…葵さん…………」


……バタッ…!…



ーー時臣「……危なかった……つい、うっかりする所だった」


……シュゥゥゥ…!!……


「……爆破の瞬時に防御壁を展開していなければ、私は跡形も無くなっていたことだろう」


「…蟲の放出した粉末に引火して魔術的爆破を引き起こしたのか…確かに私に対して決め手となり得る一手だ」


「…だが、やはり鍛練の積み上げが足りないのだよ、君は」


「…先程の爆破に巻き込まれて蟲は全て自滅した」


「…君は足掻けば足掻く程、転落していくな雁夜」ーーー



ーーーギムレー(『…うぅん…少しばかり、不味い状況になったな…』)


綺礼(…何か不都合があるのか?)

ギムレーさんお願いだから下がってて



ギムレー(『簡潔にまとめれば、彼処の死にかけの奴に今、ここで死なれるのは我にとっても好ましくないのだ』)


綺礼(…今、ということは後程にでも殺すのか?)


ギムレー(『…まぁ、奴は生かしておく方が面白いがな…そんなことよりも、何とかして奴にお膳立てをしたい所だが、当の本人はあの様だ』)


綺礼(……我が師を裏切れと……?)


ギムレー(『何を今更躊躇う必要がある綺礼、お前はいつだって切り捨ててはの繰り返しで生きてきた』)


(『ならば、人を切り捨てるも同じ』)


(『違うか?』)


(『それともアイツに対して何か特別に感情を持ち合わせているのか?』)


綺礼(…………)



ギムレー(『……そこで反論の言葉が出ないのがお前だ』)


(『……まぁ、確かに師を殺れなど、いきなりこの場で言われても戸惑いを隠せないだろう』)


(『此度は我が直々にーー』)






綺礼(ーー私が殺ろう)






ギムレー(『ーー末恐ろしい奴よ』)


綺礼(…恵まれた機会だ、私の手で直接殺す)


(試したくなった)


ギムレー(『ーーそう発想に至ったか、ならば背後から剣でひと突きーー殺ってみろ』)


(『躊躇いは無い、後悔も無い、全てが空虚、ただ従うまま、導かれるまま、これ程の人として滑稽な奴もいたのだな』)ーーー




ーーー綺礼「……我が主よ」…チャキッ…!…


時臣「……綺礼か、今、奴に引導を渡す所だ」


「……手向けとして、死体は間桐邸にまで運ぼうと思うのだが」


「君はどう思ーー」


綺礼「ーーー」…ヒュッ…!…






アーチャー「ーー何をしている、時臣」






綺礼「ーーー!!?…アーチャー!!?」…サッ…


時臣「…英雄王…!?」


アーチャー「我らは汚物を片付けてきた、しかし今日は無駄に色々と浪費した、帰るぞ時臣」


時臣「…し、しかし英雄王!!恐れながら今は決闘の最中、今暫くお待ち頂きたくーー」


アーチャー「ーーこの俺に口答えをするか、時臣、臣下の分際で」





「ーー分をわきまえよ!!!!」ーーカッ!!





時臣「ーーくっ…!!」


「……命拾いしたな、雁夜」…スタッ…ーーー






アーチャー「……………真の借りは返したぞ軍師」ーーー





AUOがかっこいい…だと

なんと…AUOが動いた…だと


一つ! 強化されえても相変わらずなオジサン

二つ! うっかりしない時臣

そして三つ! 英雄やってるAUO



ーーー???の夢ーーー


ーーー雁夜(…夢?…ここに倒れているのは…)


???「お兄ちゃん…ねぇ、大丈夫かなぁ…?」


???「…駄目かもしれんな」


???「そ、そんなぁ!」


「あ!」


???「気がついたか!」


???「平気?」


???「こんな所で寝てると風邪引くぞ」


「ーー立てるか?」


雁夜(…俺より少し年下の男と、その…妹?…らしき女の子、ついでに近くには堅物そうな騎士の男)


(そして今、起きたのはーー紛れもないルフレの姿)



ーー???「ーーそういえば、まだ俺から名乗ってなかったな」



クロム「俺の名はクロム」


「このちんまいのは妹のリズだ」


リズ「ちんまい言うな!!」


雁夜(ーークロム、そうかコイツがルフレの言っていたーー)


ーークロム「ーーどうだ、ルフレ、俺達と一緒に来ないか?お前の記憶が戻るまででいい、俺達に、力を貸してくれ」


ルフレ「えぇ、勿論よ、クロムーー」ーーー



雁夜(ーー暫くして、夢は処刑台で繰り広げられる情景に反転したーー)


ーーエメリナ「ーークロム…リズ…皆…愛しています…」


ルフレ「エメリナ様ーー」


クロム「…………!」


リズ「いやぁっ!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」ーー





ーークロム「ーー姉さんを…姉さんを…連れて…帰らなければ…」


バジーリオ「ーールフレ!!クロムが無茶しねぇようにお前がしっかりついててやれ!!」ーー






雁夜(……今度は荒野…戦争の真っ最中か…)


ーーフレデリク「ーークロム様、フェリア軍から知らせが入りました」


「ペレジア軍主力は現在、混乱状態にあるようです」


クロム「何?」


フレデリク「一部の兵たちが戦いを望まず、反乱や逃亡が相次いでいるとか…」ーー





ーークロム「ーー姉さん……俺はずっと…信じてやれなかった、姉さんの理想を」


「俺達の憎む敵に理想など通じない…そう思い込んできた」


「だが、そうじゃなかった、姉さんが…それを教えてくれた…」ーー


雁夜(………………)


ーークロム「ーー行こう、ギャンレルを倒し、この戦争を終わらせる!」ーー



ーークロム「ーー俺をずっと支えてくれたお前…」


「俺と共に戦い続けてくれたお前…」


「だから、俺は生きて戻れた」


ルフレ「クロムさん…」


クロム「ルフレ、俺はお前を離さない」


「だからお前は…どこにも行かないでくれ」


ルフレ「ええ、私はどこにも行きません」


「ずっと、あなたの傍にいます」


クロム「………………/// ///」


ルフレ「………………/// ///」


クロム「…ルフレ」


ルフレ「え…?」


クロム「俺はまだまだ半人前で、これからも迷惑をかけると思う」


「それでも…これから先もずっと、傍にいてくれるか?」


ルフレ「…はい…!」


雁夜(…戦争が終わり、情景が反転する…)ーー



ーークロム「ーーーすぐにフェリアへ向かう」


「すまない、ルフレ、だがフェリア連合王国には大きな恩を受けている」


ルフレ「分かっています、じゃあ、私も出発の準備をしますね」


クロム「!?ルフレ…!!ルキナは生まれて間もない、近くに母親がついていてやるべきだろう?」


ルフレ「イーリスの王族は乳母に育てられるもの、大丈夫、ルキナは貴方に似て強い子です」


クロム「しかしな…」


ルフレ「駄目と言われても行きます」


クロム「やれやれ…ルフレ、くれぐれも無理はするなよ」


「俺やリズは、親を亡くしたが、それでも俺達には姉さんがいた…」


「ルキナには、親の愛情を知らないままで育ってほしくないんだ」ーー



雁夜(……………何か大事な事を俺は……)



ーーファウダー「ーー以前の戦争でペレジアは傷を負い、今はなかなか人は割けない」


「だが、やれることはやる、そういうことでいかがかな?」ーー



ーーファウダー「ーー最高司祭殿、こちらへ」ーー



ーー???「……それは失礼、それほど見たいというのなら…」ーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー




ーーー間桐邸・地下ーーー


ーーー雁夜「ーーーーは……!!」


臓硯「…随分とやられたようじゃの、雁夜」


「…まぁ、遠坂の倅を相手に健闘したと言えるか…カカカ!…」


雁夜「…臓硯か」


臓硯「…戦いの感覚が消える前に、鍛練を今すぐにでも始めるぞ雁夜」


雁夜「………」


「………あぁ」ーーー





ーーールフレ「…はぁ、今日は本当に疲れたわ」


バーサーカー「…■■■…」


ルフレ「…お疲れよ、バーサーカー」


「…交代で休みましょう…」…スゥ…ーーー



ーーー無人ビル・屋上ーーー


ーーーギムレー(『心底、残念そうだな』)


(『言峰綺礼』)


綺礼「………」


ギムレー(『まぁ、機会が遠回しになっただけだ』)


(『いずれ、機会が来よう、それまで我はーー』)ーーー





ーーー第6章、完ーーー




このAUOならギムレーさん倒せるわ(確信)

なお持続しない模様



ーーー第7章・騎士と軍師と王と聖杯問答ーーー


ーーー教会ーーー


璃正「これより間桐雁夜に属するキャスターを聖杯戦争監督役、言峰璃正の権限の下、正式にキャスターのサーヴァントとして認めることとする」

「そして、これは旧キャスター討伐に貢献した報酬の令呪」

「貴殿には討伐の貢献した証として特別、二画の令呪を進呈する」


雁夜「…ありがたく頂戴する」


…キュウィィィイイイーンっ…!!


雁夜「…確かに貰った」ーーー



ーーー間桐邸ーーー


ーーー雁夜「…ただいま、戻った」


桜「お帰り、雁夜おじさん」

ルフレ「お帰りなさい、マスター」

バーサーカー「お帰りなさいませ、我が主」


雁夜「…ただいま、桜ちゃん」

「…教会に出向いて令呪を頂いてきた、これで俺の令呪は現状5つも手元にある」

ルフレ「他の陣営と比較して、大きいアドバンテージです、マスター」

バーサーカー「しかし、他の陣営と違い我らは魔力の消費量が膨大、今日一日は休息に専念するのが宜しいかと」

雁夜「…あぁ、それもそうだな………」





バーサーカー「…………………………」

雁夜「…………………………………………」





「………って、お前誰だぁーっ!!!?」




シャベッタアアアアアアアアアア!!!!!!!

狂化のないバーサーカーは紳士だったな、花札的に

ほんとだよ、お前誰だよ

何で急に狂化とけたしw

自然すぎてマジで気づかなかった

始まったかは

そういや令呪をつかって正気にもどすやつがあったな、エミヤが四次に参戦するやつなのだが

曰く、「これ(エミヤの手料理)があれば、我らキャメロットは後10年は戦えた」



バーサーカー「何ですか、いきなり大声を」


「ご近所迷惑です雁夜」


「只でさえ残り僅かな寿命だというのに、更に寿命を縮めるようなことをされては、我々にとっても迷惑千万極まり無いです」


「聖杯戦争中にマスターが自宅で犬死になど、笑い話にすらなりません」


「マスターである貴方が、そういう気配りをしっかりして頂かないと、桜殿もルフレ殿、そして何より、私自身に余計な心労を負うことを、その足りない頭で、ご理解頂きたいです」





雁夜「家の中に突然、黒服着た男が居たらビックリするだろ普通は!!!」




このランスロット、ケイ卿より毒舌なんじゃね

え、ルフレとランスロットで3つずつ、+2で8個じゃないの?今までずっとそういう認識だったんだけど

8つはチートすぎる


>>605

令呪について再確認…

始め・ルフレ3回分の令呪+バーサーカー3回分の令呪=6回分の命令権を持つ令呪

バーサーカーVSアーチャー・撤退に1画使用

VS三騎士達・逃走に1画使用

VSキャスター(海魔)・バーサーカーが討伐中に味方を攻撃しないように1画使用

討伐の報酬・+2画

現在、5画が手元にある状態です

メタ的に言うとこの5画を潰すだけの試練が訪れるのか……
おじさん強化しないとやっぱ途中で死にそう

あっ、完全に使用令呪忘れてたつらい

狂化がないバーサーカーは英国紳士・・・。



バーサーカー「…ハァ…質問に答えましょう」

「私は円卓の湖の騎士、サー・ランスロット」

「貴方が召喚したサーヴァント、バーサーカーで御座います」

「最も今のクラスはセイバーですが」


雁夜「…今のクラス…?…ということは…」


バーサーカー「お分かりになられて何より」


ルフレ「私の宝具『無重召喚』を試しに使ってみたら、大成功」

「バーサーカーの狂化を解くことに成功したの」


バーサーカー「私の宝具もある程度は自由が効く様になりました」

「ですが、良いことばかりとは言い難いです」

「当然ですが、狂化が無くなってしまったことによりステータスは低下しています」

「更に言えば、私の切り札である宝剣の解放の魔力消費は相変わらずです」


「マスターの生命維持、行動範囲、魔力供給量が共々、ゴミ以下同然なので、使う機会が非常に限られます」


「よって、私の真価はマスターである雁夜の采配に懸かっていると言っても過言ではないかと」


雁夜「…お前、口凄い悪いな…」


バーサーカー「事実を申し上げているだけです」

主従関係に対して吹っ切れてやがるwwwwww



ルフレ「当初の目的としてはマスターの負担の軽減だから結果オーライよ、ランスロット」

「それに、こうして理性を保って貴方とお話出来るもの」

「それだけでも目っけ物よ」

桜「…ランスさん、兜を取ったら美形でビックリ…」


バーサーカー「忝ないです、ルフレ殿、私目が至らぬばかりに」

「それと、お褒めに頂き光栄で御座います、桜殿」

「私は腐っても元は騎士です、こうして、理性を取り戻した今、この場で誓いを立てましょう」


「間桐雁夜、大変不服ですが貴方を主として認め、此処に誓います」


「我が主、間桐雁夜」


「我が同胞、ルフレ」


「間桐桜」


「私はこの身を犠牲にしてでも貴方達を守り抜くと誓いますーーー」




大変正直でよろしい



ルフレ「ーーー!!」


バーサーカー「ーーー気付きましたか、ルフレ殿」


ルフレ「…えぇ、此方へ一定速度で向かって来る…サーヴァント…それと…マスター…?」

「…敵意は…無いようだけど」


バーサーカー「…私が出迎えましょう、用心に越したことはありません」

「貴方は極力魔力の消費を抑えた方が宜しい、マスターと桜殿を避難させて下さい」


ルフレ「…いや、これは…近づいて来てるのは…まさか…(汗)」


バーサーカー「私には『己が栄光の為でなく』もあります、初見では顔見知りであろうと誰にも正体がバレることはあり得ません!!」


ルフレ「…ねぇ、ランスロット、私が出迎えるわ、だから貴方は(汗)」


ーーカタ…っ!!


バーサーカー「…どうやら、此処に到着したらしいですね、いいでしょう…まずは様子を伺いに」…スタスタ…


ルフレ「ーーランスロット、止まって!!今に此処に来たのはーー」





ーーガチャ…っ!!





セイバー「…ん、見かけない顔だな…?」






バーサーカー「」





(アカン)

アルトリアさん、自分の元戦友に向かってそれは無いでしょ

そんな事だから「王は人の心が解らない」と言われるのだ

正気が戻って早速これか・・・

UTSUWAが足りない

顔忘れちまったのかな…
これだから騎士王(笑)なんて呼ばれるんだ…



ルフレ(恐るべし『己が栄光の為でなく』…例え、かつて苦楽を共にした仲間、それも王であっても正体がバレないとは)


(…でも、当の本人はーー)


セイバー「…貴方とは初めて会った気がしないな…出会い頭早々、失礼だが名前を聞かせて貰いたい」





バーサーカー「い、いいいいいいいいいいえ、ひ、ひひひひひひひひひひ人違いでしょう 、わ、わわわわわわわわわわ私は乱・素玄人と申す者、ま、まままままままままま間桐の家に雇われた騎、いや協力者でしゅ、け、けけけけけけけけけけ決して怪しい者では、ご、ごごごごごごごごごご御座いません、ハイ」





一同(((黒騎士さん、さっきまでの余裕の態度と姿勢はどこにいったぁあああああーっ?)))




しゃあない。原作でも直感持ちのセイバーが戦いを見て、実際に打ち合っても分からんかったし



セイバー「…乱…素玄人…?」



一同(((乱・素玄人wwwwwwwww)))



バーサーカー「…っあ…えっと…そ、そのぉ…」…アタフタ…



セイバー(……………………………フッ…w…)


「…そうか、珍しい名だな、ところでキャスターはいないのか」


ルフレ「…いるわ、何の用ですかセイバー?」


セイバー「…フッ…言っただろう、キャスター討伐の件の礼は必ずすると」

アイリ「…セイバーったら、私が『明日、お礼をしたら?』と言っても全然聞かなくて」


バーサーカー「それは大変、申し訳御座いません」


アイリ「…何で貴方が謝るの…?」


バーサーカー「す、すみません、情景反射でつい」


ルフレ「…ところで、お礼って?」



アイリ「冬木ハイアットホテルに凄く美味しいと評判の高級料理店があってね、今は爆破テロ事件でホテルが潰れちゃったのだけど」


舞弥「…その代理店舗がこの近くで、本日開店するのです」…スッ…!…


セイバー「何でも、既に舞弥殿が4人分の予約を取ってあるとか」


ルフレ「…用意周到ね…!!」


舞弥「私は切嗣と二人で夜に予約を別で取っているので、余った1人はそちらの都合でお決めて下さい、では」…スタスタ…


セイバー「…だそうだ、如何かな…乱・素玄人氏、貴方も」


バーサーカー「…それは随分と魅力的な話ですね」





「え」




まあ狂化補正が無ければ「王大好きもっと構って」を酷く拗らせただけの人だからなあ



ーーー冬木市・高級料理店ーーー


ルフレ「………」


バーサーカー「………」


セイバー「………」


アイリ「………」


ルフレ「………ランス、何か頼みなさいよ」…ガチガチ…


(3人揃って黒スーツとか、私達、就活生ですか)


バーサーカー「…ひゃ、ひゃい」…ガチガチ…


(………中華料理店、円卓テーブル、眼前に王、これはお礼などでは決してない、これ私に課せられた誅罰ですよね我が王)


セイバー「…す、すまないルフレ殿、素玄人殿」


「…いや、高級料理店というものが、ここまで緊張するものとは思わなかった」…ガチガチ…


(何故だ、このテーブルで彼を見つめると、手足が震えて震えてしょうがない)


アイリ「………3人共、緊張し過ぎよ」


(3人揃っての黒スーツ、まるで私が893かボン○レファミリーのボスか何か?)




ーーーアイリ「…さて、頼んだ料理が全部届いたことだし、皆で頂きましょう」


セイバー「…この時代の食事は現界してから初めてですね」


ルフレ「そうなの?セイバー」


セイバー「えぇ、こうして休暇を取るのも初めてのことです」


「…早速、この炒飯というものからーー」





バーサーカー「ーーお待ち下さい、その前に毒味をせねば」





ルフレ「は?」


セイバー「は?」


アイリ「は?」


バーサーカー「え」





ルフレ「…いや、え?じゃないでしょランス、女性の食べようとしてるものに口を吐ける気?!」


バーサーカー「あ、いや、申し訳御座いません!!ついつい、情景反射で!!」


セイバー「…気持ちは分からなくはないが、素玄人殿、法治国家の手前、公衆の面前で流石にそれは…」ドン引き


アイリ「…うわぁ…ないわぁ…」ドン引き


バーサーカー(頼むから我が王、私を糾弾し直接、裁いて下さい、お願いします、ホントお願いします)




ルフレ「いいから食べましょう、セイバー…パクっ」


セイバー「えぇ、気を取り直して…パクっ」


バーサーカー「…お待ちを、私が自身のを先に食べ、安全性を確認してからーーパクっ」





一同「「「ーーーーー!!!!」」」





バーサーカー「輝けるかの食材こそは」


セイバー「過去現在未来を通じ」


ルフレ「調理場に散っていく全ての家畜達が」


バーサーカー「今際の際に懐く哀しくも尊きユメーー『栄光』という名の祈りの結晶」


セイバー「その意志を誇りと掲げ」


ルフレ「その信義を貫けと糾し」


バーサーカー「いま常勝の王は高らかに、手に執る奇跡の感想を謳う」


セイバー「其はーー」





一同「「「約束されたーー勝利の味」」」





アイリ「馬鹿やってないで食べなさいよ貴方達」…モグモグ…



セイバー「ーー次はこの拉麺とやらを」…モグモグ…


バーサーカー「ーー次はこの拉麺とやらを」…モグモグ…


情景反射じゃなくて条件反射だよな

同郷ですもんね。王が感動する物は臣下も感動しますよね



セイバー「!!?」


バーサーカー「!!?」


セイバー「あ、いや、すまないな素玄人殿、先に貴方が召し上がってくれ」…クルッ…


バーサーカー「い、いえセイバー殿、貴女様がお先にどうぞ」…クルッ…


セイバー「貴方達は客人として招待した、遠慮をすることはない」…クルクルっ…


バーサーカー「こうして、美味しく食べられる機会も限られるでしょう、熱い内にお召し上がり下さいませ」…クルクルっ…


セイバー「…遠慮はいらない、素玄人殿、私は王だ、民を導くのが業だ…!!」…クルクルっ!…


バーサーカー「…王と言えど貴女も年頃の少女です、食べ盛りなんですから、ほら!!」…クルクルっ!…


セイバー「貴方は私のオカンか何かですかっ!!!?」…ギギギ…っ!!…


バーサーカー「それ以上でも、それ以下でも御座いませんっ!!!?」…ギギギ…っ!!…


ルフレ「勝手に頂くわよ」…ズルズルズル…

ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ターンテーブルで遊ぶな



ーーールフレ「今日はご馳走になったわ」


バーサーカー「多大なる御礼、感謝致します」


アイリ「いえ、私達が勝手にやったことだから」


セイバー「…また、縁があれば貴方達と組むことがあるかもしれません」

「…しかし、行く行くは貴方達と敵対することとなるでしょう」


ルフレ「…次は戦場で、セイバー、アルトリア」


セイバー「…次は戦場で、キャスター、ルフレ」ーーー





ーーーバーサーカー「…行きましたか、一時はどうなることかと思いました」



ルフレ「………ねぇ、ランスロット」



バーサーカー「なんでしょうか」



ルフレ「………私達は、彼女達に『招待』されてたのよね…?…」



バーサーカー「はい(汗)」



ルフレ「………なのに何でかしら…?…」



バーサーカー「はい(汗)」







ルフレ「………私の貯蓄財産が全部無くなるってどいういうこと?」





バーサーカー「………(汗)」





ルフレ「………金塊一つも残ってないって」





「ーーどういうことかしら???」





バーサーカー「ーー大っ変っ、申し訳御座いませんっ!!我が同胞ルフレっ!!!!」



「食欲の権化として目覚めた王がアインツベルンの貯蓄の底を尽かし、がっかりした可愛い王を不憫に思うあまり!!」



「私が王を甘やかし、王の欲求を満たさんと、無断で我らの財で食べ物を与え続けてしまい!!」



「ホントに申し訳御座いませんっ!!!!」



「しかし、王も王です!!!!食欲の権化と化した王の食欲は際限無く、止まることがまるで無いのです!!!!それだけは、お分かり頂きたいのですっ!!!!」



ルフレ「弁明は済んだかしら、駄騎士」っファラフレイムーーー


暴飲暴食

私の不注意でスレを上げてしまいました ごめんなさいでした

????



ーーー間桐邸ーーー


ーーールフレ「…ハァ…ただいま、戻ったわ」


バーサーカー「…ただいま、戻りましーー」





ライダー「おぅ!!軍師よ!!上がらせて貰っておるぞ!!」…ガチャガチャ!…


桜「…イスカンダルのおじさん、そこ、もう詰んでる…」…ピコピコ…


ライダー「…何ぃっ?!ベルリンが陥落寸前だと!!?」…ガチャガチャ!…


桜「…空からの空爆、えい」…ピコピコ…


ーーヒューンヒューン!ドーン!!ーー


ライダー「ぬわぁあああああ!!?我輩の大戦略の経験を駆使して培ってきた総軍がぁあああああ!!!?」…ガチャガチャ!…


桜「…勝利」…ドヤァ…!…


ライダー「むむむむむむ、もう一戦だ!!」


ウェイバー「………負けた………開始早々、マニュアル教えただけの素人に負けた………」





ルフレ「…胃が痛くなってきました」





バーサーカー「薬局に行って、買って来まーーしまった!!我らが軍資金は私と王が先程、使い果たしてしまったのかっ!!!?」ーーー






ルフレ「…まさかとは思うけど、ただ単に遊びに来ただけではないでしょうねライダー…」…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!…


ライダー「いや、いや、ちゃんと目的はあるわい」

「ところで、お前さん、見かけん顔だな?」


バーサーカー「私はマスターに雇われた協力者、乱・素玄人と申す者」


ルフ桜((名前、それで通すつもりか!!?))


ライダー「変わった名前だの」


バーサーカー「用件だけ述べて、早々に帰って貰いたい」

「早く帰って貰わなければ、キャスターの胃が荒れてしまう」


ルフレ「誰のせいだと思ってるのよ」


バーサーカー「と、とにかく用件だけ述べて貰いたい」





ライダー「…今夜、アインツベルンの城の庭にて宴を交わすのだがーー「帰れ」「断りますっ!!」





「ーーそう無下に断らんでも良いだろ!?」






ルフレ「只でさえ色々と疲労困憊なのに、私達がお茶会に参加しなきゃならないのよ」


ライダー「ちなみに、セイバーを始めとして」


「ランサーとアーチャーも参加するぞ」


ルフレ「尚更、行きたく無いわ」


バーサーカー「王が四面楚歌になるではありませんか!?我が同胞ルフレよ!!これは無茶をしてでも行かなくては!!」


ルフレ「貴方が1人で行って来てね」


バーサーカー「その場合は私の身元をバラさなくてはなりません!!ですから、ルフレ!!何とぞお願い申します!!年頃の可愛い少女が夜中に男衆3人と飲んだくれなど私は認めません!!危険過ぎます!!心配で堪りません!!不純異性行為などもっての他っ!!!!」


ルフレ「貴方の狂化を解いたのは失策だったということに、たった今、気付きました」



ライダー「…まぁ、宴というのは表向きだ」


「…詳しい話は今夜だ、さて、長居し過ぎたようだし、今日は邪魔したな」


「帰るぞ、坊主、チビも待っている」


ウェイバー「………負けた………目の死んだ子供に負けた………」


ライダー「ほら、ぐずぐずしなさんな」…ヒョイ!


桜「…バイバイ、イスカンダルのおじさん、ウェイバーのお兄さん」


ライダー「おう!!また、縁があればここに来よう!!去らばだ!!ガキんちょ!!軍師!!痩せ男!!」ーーー





ーーールフレ「…ハァ、これからどうしよう…金策…」ーーー




これは死なない程度に斬られても文句は言えないウザさ

匂いの箱で屍兵を呼び出してリーフの宝剣で狩りまくれば…

神秘の秘匿?知らんな



ーーー???の夢ーーー


ーーチキ「ーー聖王の血を受け継ぐあなたに、お願いがあるの」


「五つの宝玉で、初代聖王のように『覚醒の儀』を行って…世界を破滅から守って欲しいの」


「…蘇ろうとしているわ、破滅と絶望の竜…ギムレーが…」ーー





ーーファウダー「ーーさぁ、炎の台座と宝玉を我が手に運んで来い」


ルフレ「う…うぅ…!あぁっ!!」


ファウダー「よくやったぞルフレよ…これで、炎の台座と宝玉は全て我がものとなった…」ーー





ーールキナ「ーー…動かないでください、私は今から…お母様を殺します」ーー


ルフレ「!!」


ルキナ「私の知る世界で…貴女はお父様を殺しました、そう、あなたが殺したんです」


「せめて…苦しまないようにします…抵抗しないでください、お母様…」ーー





ーールフレ「ーー……ええ、わかりました」


ーールキナ「ーー……っ!…で…できません……!!やっぱり私には…お母様を…殺すなんてこと…!」ーー




ーーファウダー「ギムレー様は竜として甦る、その器となる肉体から…」ーー



ーーファウダー「運命…が…破ら…れる…」ーー



ーークロム「これが…ギムレー…」ーー



ーールキナ「未来は…変わらないの…?」ーー



ーールキナ「復活…してしまった…邪竜ギムレー…私たちの未来を絶望に包んだ悪魔…」ーー



ーークロム「まだ、未来は絶望に包まれてはいない、それを信じてーー前へ進もう」ーー



ーークロム「神竜ナーガよ…我、資格を示す者」


「その火に焼かれ、汝の子となるを望む者なり」


「我が声に耳を傾け、我が祈りに応えたまえ…」ーー




ーーナーガ「ーー『覚醒の儀』を行いし者、私とあなたの力でも…ギムレーを滅ぼすことはできません」


ルフレ「時間を稼ぐだけ…ということですね」ーー


ーークロム「ーーギムレーは倒す、だが、倒せても滅ぼせないのでは宿怨を子孫に押しつけることになる、それではこれまでと変わらない…」


ルフレ「方法は…あるかもしれません」


クロム「なにか策が浮かんだのか?」ーー





ーークロム「ーー駄目だ、他の方法を考えよう」





ーークロム「ーーギムレー!全てに決着をつけさせてもらうぞ!!」ーー


ーーギムレー「ズニ…ノルナ…イマワ…シキ…セイオウ…ノ…コ…」ー





ーークロム「ーーギムレーは力を失った…今が好機だ!ルフレ、俺に任せろ!俺が奴を倒す!!ーー」ーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーー




ーーー間桐邸・地下ーーー


ーーー雁夜「ーー…っ……ハァ、ハァ…っ…!!…」


「…あの夢の続きか…」


臓硯「…ようやく起きたか、雁夜」


「…全ての蟲を使役するまで鍛練を続けるぞ」


雁夜「…休む暇が無いってか…」ーーー






ーーーアインツベルン城・庭園ーーー


ーーライダー「聖杯戦争とは、聖杯を取るに相応しい者を見極める」

「…だが、見極める為だけにむざむざ血を流す必要もあるまい」

「…そこで、余は考えたのだよ」

「英霊同士、お互いの格に納得が出来れば、自ずと答えは出るだろうとな」


セイバー「それで、まずは私と格を競おうという訳か、ライダー」


ランサー「…全く、話し合いで解決しようなどと考えるとは貴様、本当に征服王か…?」…スゥ…


ライダー「おぉ!!来てくれたか、ランサー!!」


ランサー「…主の事もある、そう長居はしないぞ」


ライダー「まぁ、ほれ!お前さんも一勺!!」…グイ!


ランサー「…ふむ、中々な酒だな」…ゴクッ!


アーチャー「…全く…犬も喰わない程、つまらん用件で、我を呼び出すとはどういう了見だ、ライダー」…スゥ…


ライダー「おっ!!アーチャーか!!」

「…となると、後はキャスターか…アサシンとバーサーカーの奴は誘えんかったが」


セイバー「…キャスターも此処に来るのですか…ライダー(汗)」


ライダー「おぅ、仲間外れには出来んからな、声はかけた」


セイバー「…彼女は来ません(汗)」


ライダー「何故、そう言い切る???」





セイバー「………(汗)」






ーールフレ「…余計に出にくくなったわね」

バーサーカー「…えぇ」


ライダー「…おっ、何だキャスター来ていたのか、一言かけてくれれば良いものを」


ルフレ「ーーげっ、見つかった」


セイバー「…キャスター、それに素玄人殿まで…(汗)」


ランサー「…男は見かけない顔だな………ん?……お前、ひょっとしてバー「私は、乱・素玄人と言う名であり、貴公の考えている人物とは人違いです、断じて!!」


セイバー「…素玄人殿…?」


ランサー「………」



「………フッ、今はそういうことにしておいてやろう… 乱 ・ 素 玄 人 」…2828



バーサーカー「…ランサー、貴様ぁっ…!!…ぐぬぬぬぬぬ…!!」



セイバー「………」


アーチャー「…おいライダー、何だこの安酒は!!こんなもの不味くて飲めた試しが無いぞ!!」…ペッ!


ライダー「…そうか???割りと値段貼っとるぞ、それ」



アーチャー「ーー我が真の酒というものを教えてやる」…ドヤァ…!!


…キラーン☆


ルフレ「『王の財宝』便利よね、それ」


バーサーカー「貴女も似た様なものを持っているではありませんか」


ルフレ「あ、そっか、私からも、おつまみ程度に何か出します」


…コトン☆

っガイアの高級菓子


アイリ「…家の庭園が、どんどん居酒屋になっていくわ…」…ギロッ…!


ウェイバー「…いやいやいやいや僕が止めろって言ってもアイツが言うこと聞かないんだってアインツベルン!!」…アタフタアタフタ…!…


バーサーカー「ある意味、ライダー陣営が一番最初に倒すべき相手かもしれません」


ウェイバー「ひぃぃぃぃぃいいいいいっ!!!!」



ライダー「…!?…こいつぁ、確かに極上の酒だわい!!」…ゴクッ…


アーチャー「だろ?」…ゴクッ…


ランサー「…これ程の味の酒があるとはな…!!」…ゴクッ…


セイバー「…初めてです、このような味わい…!!」…ゴクッ…

バーサーカー「お冷やです」 …スッ…

セイバー「…?…忝ないな素玄人殿」…ゴクッ…


ルフレ「…何だか身体が火照ってきたわ…/// ///」…ゴクッ…

バーサーカー「お酒に弱い口でしたら、ここで止めておくべきですよキャスター」


アーチャー「貴様も遠慮はいらんぞ雑種、今宵の俺は機嫌が良い、特別な計らいだ、雑種の貴様にも酒を飲む権利をくれてやる」


バーサーカー「断っては槍や剣が無数に飛んで来そうなので、ここはお言葉に甘え一杯だけ頂きましょう…」…ゴクッ…

「…お味はよろしいですが…これのアルコール濃度は幾つなんですか、いったい!?セイバー殿!!貴女方、婦女子はここまでにしておくことをお薦めしておきます、飲み過ぎは命に関わります!!」


セイバー「アルコール中毒で死ぬサーヴァントなど聞いたことないぞ!!?」



ライダー「ぼちぼちと盛り上がってきた処で、まずはアーチャー!!お前の聖杯に懸ける望みを聞かせて貰おうではないか!!/// ///」…グビグビっ…


アーチャー「我は聖杯への願望などに興味は無い」

「この世の万物、あらゆる宝物は全て我の所有物、好き勝手にして良いのは、英雄王たる我、ギルガメッシュただ一人のみ」

「故に、聖杯は我のものと決まっている、これはこの世の理、真理」

「此度の聖杯戦争たる茶番劇に参加したのも、我が宝物に手を出す貴様ら盗人の輩に誅を下すが為よ」


バーサーカー「理由と発想が本当に幼稚ですね」


ランサー「言うな、乱・素玄人」


ライダー「ふむ、まぁ、次はランサー、お前はどうだ?!/// ///」…ゴクッ…


ランサー「俺自身も、聖杯への望み自体は無い」



ライダー「なんだ、なんだ?!お前さんまでもか?!/// ///」


ランサー「…俺の願いを挙げるとすればだ、それは生前貫けなかった騎士道、忠誠を完遂すること」

「この聖杯戦争で、新たな主へ忠誠を誓い、騎士として戦い、聖杯を主に捧げることだ」


ライダー「つまり、この戦いこそがお前さんの願いそのものという訳か…参ったなぁ…話し合いで解決とはいきそうにもないか…/// ///」…グビグビっ…

「おぅ、次はキャスター、お前さーー」





ルフレ「ZZZzzz…!!…/// ///」…グデ~ん





ライダー「…こりゃ参った、早々に潰れちまったか/// ///」

「…全く、お前さん達には余と同じく欲望というもんを持っとらんのか?/// ///」…ゴクッ…


セイバー「なら征服王、貴様は何の願望を聖杯に望むというのだ?」



ライダー「…受肉だ/// ///」


セイバー「受肉?」


ランサー「…現世に再び生を儲けようというのか?」


ライダー「いくら魔力で現界しているとはいえ、所詮我らはサーバント」

「余は転生したこの世界に、一個の命として根を下ろしたい」

「体一つの我を張って、天と地に向かい合う」

「それが、征服という行いの全て」

「そのように開始し、推し進め、成し遂げてこその、我が覇道なのだ」


セイバー「…そんなものは、王の在り方ではない…!!…」


ライダー「では、貴様の懐の内、聞かせて貰おうか?」


バーサーカー「……………」



セイバー「私は、我が故郷の救済を願う」

「万能の願望器を以てして、ブリテンの滅びの運命を変える」


バーサーカー「……………!!?……」


ライダー「…ちょっと待て、なあ、騎士王?貴様、今、運命を変えると言ったか?」

「…それは、過去の歴史を覆すということか?」





セイバー「そうだ」





バーサーカー「……………っ…」…ギリっ…!!…





ライダー「…貴様、よりにもよって、自らが歴史に刻んだ行いを否定するというのか」


セイバー「剣を預かり、身命を捧げた故国が滅んだのだ、それを悼むのがどうして可笑しい?」


アーチャー「八八八八八ハハハハハッ!!聞いたか、ライダー?!この女は、あろうことか故国に身命を捧げたのだとよwwwwwwwwwwwwwwww!!」

???「運命を変える!」



セイバー「王たる者ならば、身を挺して治める国の繁栄を願う筈!」


バーサーカー「……………」


ライダー「いいや違う、王が捧げるのではない、国が、民草が、その身命を王に捧げるのだ、断じて、その逆ではない」


セイバー「…何を!…それは暴君の治世ではないか!」


ライダー「然り、我らは暴君であるが故に、英雄だ」

「だがな、セイバー、自らの治世を、その結末を悔やむ王がいるとしたら、それはただの暗君だ」

「余の決断、余に付き従った臣下達の生き様の果てに辿り着いた結末」

「まして、それを覆すなど!!」

「そんな愚行は、余と共に時代を築いた全ての人間に対する侮辱であるっ!!!!」





ライダー「王とはな、誰よりも強欲に、誰よりも豪笑し、誰よりも激怒する、清濁を含めて、人の臨界を極めたる者」

「そう在るからこそ、臣下は王に羨望し、魅せられる」

「騎士道の誉れたる王よ、確かに貴様が掲げた正義と理想は一度、臣民を救い、国を救済したやもしれぬ」

「だがな、ただ救われただけの連中がどういう末路を辿ったか、それを知らぬ貴様ではあるまい」


セイバー「……………っ…!?…」


バーサーカー「……………」


ライダー「貴様は臣下を救うばかりで、導くことをしなかった」

「王の欲の形を示すこともなく、道を見失った臣下を棄ておき、ただ一人で澄まし顔のまま、小綺麗な理想とやらを思い焦がれていただけよ」





「故に貴様は生粋の王ではない」





「己のためではなく、他人のための、王という偶像に縛れていただけの小娘に過ぎぬ」




セイバー「……………わ、私は……っ……ただ……」





バーサーカー「……………黙れライダー」…ボソッ

史実ではアリストテレスの教えを受けて尚外征の限度を計れず、Zero解釈に至っては国も民も自分の名前すら平気で
放り捨てるような、悪意を込めてしまうと勇壮だが他山の石でもある蛮王だったんだよな、「アレクサンドロス3世」は。

ガウェインとモードレッドがアップを始めました

ベディヴィエールさんも忘れないで

今回はセイバー萌え派隊長がいるから、フルボッコ論破にはならなそうだな
良いか悪いかは別にして

マダー

はよはよバンバンバンバン


遅くなってゴメソ体調崩して寝込んでた、再開

待ってた!



セイバー「素玄人殿…?!」


ライダー「…む」


バーサーカー「…貴様に王の何が分かるというのだ…!!…女性としての生き様を一生奪われ!!一国の王としてその身を縛られ!!」


ランサー「…お、おい!!素玄人!?お前…!?」


バーサーカー「即位して直後に反乱!!民からの期待という名の重圧!!どれだけ尽くしても人の心が分からないなどと抜かされ!!」


ルフレ「…ZZZzzz」


バーサーカー「信頼を寄せられた騎士から妻を奪われ!!ギネヴィアの処刑を阻止すべく騎士はかつての仲間、友を殺し逃げ!!」


アーチャー「…これはwwwこれはwww面白くなってきたなwwwwww」


ランサー「おい、素玄人!?落ち着け!!若干だが主観が入っているぞ!!?」



バーサーカー「反逆者を討つべく、秩序を守るべくして内乱は避けられず!!」

「それを見計らったのか、王の息子までもが反逆し!!不毛な戦で多くの仲間が死に!!」

「誰が彼女を責められる!!?一人の少女に、ここまでの責務を押し付けられ、しかし、それでも尚、王であり続け常々努力した彼女を!!」


セイバー「…素玄人…貴方は…一体どうして…まさか…」


バーサーカー「ーー私は知っております、王は国よりも人を愛していたことを」


「しかし、彼女はその為に己の人間性と人生を殺した」


「王の心と考えは人々には伝わることは無かった」


「始めから最後までーー誰にも愛されず理解されることは無かった」


「 ーー誰かが、誰かが彼女を救わなければいけなかった…!!…王に足りなかったのは、誠に彼女を心から理解し信頼してくれる存在…!!」

なんかおもしろいことになっている




バーサーカー「ーー私にとって、誰が何と言おうと、彼女は正真正銘の王でありーー」



「ーー素晴らしい御方に、騎士として仕えられたことこそが誉れだーー」



セイバー「…素玄人…貴方は…私の…」



ランサー「…なぁ征服王よ」


「確かにお前の覇道は一つの王の在り方として憧れを懐くものだ、漢なら誰でも見る夢だろう」


「だが、お前の言う様に全ての王が暴君であることは絶対に無い」


「お前の主張は俺の生前仕えた王、剣や槍を交えた彼らを野蛮などと認めることに他ならない、それはフィン、エフラム殿、セリス殿への耐え難き侮辱…とても許し難い…!!」


「己の為ではなく他者の為に尽くす王というのも、また一つの王としての在り方、決して否定されるものでも無い」


「騎士王アルトリアは、正しく王に相応しい御方だ、互いの武を交えてこそ分かる、俺が彼女を証明し幾らでも擁護してやろう…!!」

ルフレ「Zzz...」



セイバー「…ランサー殿…!!…」


バーサーカー「…ディルムッド殿…」


ライダー「………」…ゴゴゴ…


ウェイバー「………ら、ライダー…?!」





ライダー「………ククク…ガハハハハハっ!!!コイツは一杯、喰わされたわいっ!!!」


セイバー「…ライダー…?!…」


ライダー「…騎士王よ…友と呼ぶべき存在、こ奴らを誠、大事にせい」





「…王は孤高などでは決して無い」





「いや、あってはならんのだ、それだけは余の考えは譲らん」


「王には常に己を慕い最期まで尽き従う臣下、いや友と仲間がおる、彼らのことを忘れるな、決してな」





「ーー彼らが居たからこそ王であり続けられたと」





セイバー「………友……仲間……」ーーー



セイバー(ーー私は目の前の事にしか目が行かず、臣下については見向きもしなかった、何時だって、彼らに面と向かって心を通わしたことなど無い)


(…私には対等に話せる人はいなかった、誰もが私に頭を垂れ、それこそ他人事の様に、友情や絆など無かった)





(…しかし、私から彼らに、何かを求めたことなどあったのだろうか?)





(…そう、私は何時だって独りで全てを背負い込んで、彼らの助けなど借りず求めず、構ってすらやらず…)


(…私から彼らを頼っていれば、裏切りなど起こらずに国は滅ばなかったのかもしれない)





(…私が心の底から、彼らを信頼していたら…)ーーー






ライダー「ーーところで」


「…そろそろ、正体を現してくれんかのぉ、乱・素玄人…いや、大体見当は付いておるが…」


…たった今の会話で確信したぞ…バーサーカーよ」


「軍師がクラスを変更する宝具を所持していることからして、恐らく貴様は宝具の恩恵を受けて狂化を逃れるに至ったのだろう」


セイバー「…バーサーカー…?!」


アーチャー「………フッ、騎士王よ、最初から気付かぬとは、お前は益々滑稽な女よの」


ランサー「…アーチャーの奴、最初から気付いていたのか…!?」


アーチャー「でなければ、むざむざ、一般の雑種ごときに我の大事な酒をやるものか、狂犬には、ある程度楽しませて貰ったついでの礼だ」





バーサーカー「…ライダーよ、宴を台無しにして悪いが…貴様に一騎討ちの決闘を申し込む」


ライダー「…バーサーカーよ、それは王としての騎士としてか…?…それとも彼女の友としてか…?」


バーサーカー「…私には彼女の友と呼ばれる資格は無い、だが、かつて忠誠を誓った王を侮辱されたとあっては黙ってなどいられない性分でな」


「しかし、これは騎士の本分としてでは無い、紛れも無い私自身の怒りと憎悪だ、存分に笑うがいい…」



バーサーカー「…王、貴女にはどれだけ償っても償い切れない、それだけの咎を私は犯しました」


「…聖杯戦争(此処)に至っても狂気に逃げ貴女に剣を向け…ところ構わず暴虐を尽くし…騎士の名は二度と語ることは出来ません」


「…ですから、貴女の願いを止める権利も、変える権利など、私にはありません」


「…ですが…私としては…故国の救済など貴女に願って欲しくない…貴女には願いなど捨て置いて…一緒に食事を交わした時の、あの笑顔に溢れた…!!…一人の少女として生きて貰いたかった…!!」



セイバー「ーー待ってくれ!!ランス…!!」



ーーゴォォォォォォォォォォっ!!!!



バーサーカー「ーー我は疎まれし者ーー嘲きれし者ーー蔑まれし者ーー」


「我は英霊の輝きが生んだ影ーー眩き伝説の陰に生じた闇ーー」


「ーー人は我を『裏切りの騎士』と称する」





「ーー我はサー・ランスロット、『裏切りの騎士』とは他ならぬ我…!!!!」ーーー

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー




ーーー教会・聖杯問答前ーーー


ーー綺礼「ーーライダーの宝具の手の内を明らかにしたい…と仰いますと…」


時臣「『固有結界という情報はあるが、未だその全容が不明だ』」


「『セイバーは対城宝具である聖剣『約束されし勝利の剣』」


「『ランサーは魔力を遮断する槍『破魔の紅薔薇』」


「『キャスターはアーチャーの『王の財宝』に匹敵する『軍師の財産』、バーサーカーは手にした物を自らの宝具にする宝具…』」


「『キャスター、バーサーカー陣営と同盟を組んでいるライダー陣営は要注意すべき存在』」


「『秘匿がこれ以上、現代社会に晒されない内にライダー陣営を早期に排除しておく必要がある』」


綺礼「…アサシンを令呪で縛り使い潰せば、恐らくライダーは宝具を使わざるを得なくなるでしょう」


時臣「『期待しているよ、言峰君ーー』」ーーー



ーー綺礼「ーーさて、アサシンを使い潰すことになりそうだが、ギムレー?」


ギムレー「…使い捨てるにしろ、有用な手駒を完全に脱落させるのは我としても不本意よ」


「…特にあの小さいガキは後々のお楽しみにしているからな」


綺礼「妙に執着をする」


ギムレー「例えれば、そうだな、メインディッシュの前にデザートを食す奴はいないだろう?」


「令呪が三つ、上手く命令を使い分ければガキを残して残りを強制させるなど容易いであろう綺礼」


「まぁ、有用であった奴らの最期、せめて我の恩恵を土産として、くれてやるとしよう…」ーーー

UTSUWA足りてた



ーーーアインツベルン城・庭園ーーー


ーーライダー「ーーそれがお前の真名であり正体か」


ウェイバー「…ランスロット…アーサー王を裏切り、国が滅ぶ一端となった漆黒の騎士…!?」

「あの、でたらめな強さ…納得したよ…!!」

「…って!?今、此処で!?やる気なのか!?二人共ぉっ!!?」


アイリ「……………」…ゴゴゴ…!!…


ウェイバー「あわわわわわわ、アインツベルンが凄い眼飛ばして睨んでっ」…ガタガタ…!!…





ーーセイバー「………ランスロット…?…何故、狂戦士の座なんかに…?!………私が貴方をそこまで追いやる程、苦しめていたのですか…?!………私が人として至らないばかりに…?!………あ…っ…あぁ…っ…!!」


ランサー「…気に病むな、騎士王」

「奴が狂戦士に堕ちたのは他でもない」

「紛れもない奴自身の心の弱さ、逃げであり過失、決してお前が糾弾されることではない」

「…せめて同じ、騎士の身として言わせてくれ」





ーーアーチャー「ーーこの高級菓子、我が宝物庫に入れるとするか」…ポリポリ…!!…




ポリポリ…!!じゃねぇ



ーーアサシン「ーー楽しい宴は幕引きとさせて貰おうか、三騎士ら英霊達よ」


ウェイバー「…アサシン?!」


セイバー「…この数は…!?」


ランサー「…奴め、脱落したのではなかったのか…!?」


バーサーカー「…周りを囲まれていますね」


アーチャー「…チッ、時臣の奴め…つまらんことを…」


ルフレ「…ZZZzzz」


ライダー「…何だ、お前達も来てくれていたのか?!宴に参加したいのなら恥ずかしがらず、堂々と余に声を掛けてくれればよいものを!!」


ウェイバー「いや、アサシンが、それはないだろ!?」


ライダー「どうだ?!お前達も一杯やらんか?!中々に美味いぞ、この酒は!!」…グッ!!…


アサシン「…去ね、征服王よ」…ヒュッ!!…


ーーバリンっ!!…ビシャっ!!





ライダー「………丁度の良い機会だ、騎士王」





「ーー余の覇道の終着、今、この場で、真の王の姿を見せてやろうーー」


ーーゴォォォォォォォォォォっ!!!!



セイバー「…これは…?!」


アイリ「…これがライダーの奥の手…!?」


ランサー「…馬鹿な、固有結界とはいえ、これ程の…?!」


バーサーカー「…いや…これは…彼も、また王であるという証明…!!」


アーチャー「…ほぅ」





ライダー「見よ!!我が無双の軍勢を!!」


「肉体は滅び、その魂は英霊として世界に召し上げられて、それでも尚、余に忠義する伝説の勇者達!!」


「彼らとの絆こそ、我が至宝!!我が王道!!」





「ーーイスカンダルたる、我が誇る最強宝具『王の軍勢』(アイオニオン・ヘタイロイ)なり!!!!」





軍勢「『ーーうおおおおおおおおおおおおおおおーっ!!!!!!』」



ランサー「…これであの巨大な海魔を足止めしていたのか…!!」


バーサーカー「…これ程のものとは…!!」


ライダー「ーーアサシンよ、貴様らの隠れる影は此処には存在しない」


「貴様らの最期、征服王イスカンダルの武勇として捧げて貰おう!!」





アサシン?「ーーククク」


「『…ククククハハ!!』」


「『…クククククク!!』」


「『…ハハハハハハ!!』」





ライダー「…何だ、奴ら…?…余りの戦力の違いに可笑しくなったのか…?」


ウェイバー「…ら…ライダー…!?」


ライダー「…どうした、坊主?」


ウェイバー「…な、何でだよ…!?…どうして何だよ…!?」


ライダー「…坊主、何が見えた?」





ウェイバー「…跳ね上がっているんだよ…!!…アサシンの…ステータスの何もかもが…!!?」

成る程、分裂した分だけステータスが低下する処を、令呪を使って最大ステータスを維持したまま分裂したのか

それでも、万単位と言われる王の軍勢とは渡り合えそうには思えないが……


ウェイバーちゃん、ここは君も令呪を使うんだ

宝具を所有する者は武装しろ、みたいな感じで


何かしらの宝具で武装した万単位の漢達……これは

ルフレー!寝てる場合じゃないぞルフレー!



ライダー「…ものは試しと言うだろう、我が生涯の友、ヘファイスティオン!!クラテロス!!先ずはそこのアサシンを殺り、我が軍勢の士気を高めるぞ!!」


ヘファイスティオン「然り!!」


クラテロス「然り!!」


ヘファイスティオン「ーーお命を頂戴する!!」


クラテロス「ーーイスカンダル大王の名の下に!!」





…ガキンっ!!…


…ガキンっ!!…





ヘファイスティオン「…なっ!?…」


クラテロス「…ば、馬鹿な…!?…」


アサシン「…ククク」

アサ子「…フフフ」


ライダー「ーー!?」


ランサー「…馬鹿な…剣を生身で受けて傷が付かないだと…!?…仮にもアサシンがか…!?」


ヘファイスティオン「ーークラテロス殿!!大王の為にも一時退く!!」


クラテロス「…あ、あぁ!!」





ヘファイスティオン「…奴に突如として生えた邪な鱗…我が見立てが正しければ、あれが奴らの致命傷を防いでいる…お急ぎの報告を!!」

うげぇ…邪龍の鱗…

ギムレーのスキルか!

>>686
難易度ノーマルでなければファウダーも所持してる


……デュアルアタックに対しては発動しないけどな!

そう考えるとダブルは強いよね



ーークラテロス「ーー大王!!」


ライダー「…あぁ、ヘファイスティオン、クラテロス、分かっておる」

「この戦、一筋縄ではいかんようだ」

「…バーサーカーよ、貴様との決闘は一時お預けと行きたいが、どうかな?」


バーサーカー「…この状況を見て我欲を優先させる程、私は堕ちてはおりません故」

「今この時は貴公に助力を致しましょう」


セイバー「…待ってくれ、二人共!!私もーー」


バーサーカー「ーー我が王アルトリア、この愚かな不忠者を今再び、信じては貰えないでしょうか」


セイバー「…ランスロット」


バーサーカー「…私は王への忠誠、ギネヴィアとの愛、どちらを救うかと選択を求められた結果、ギネヴィアを選んだ」

「…だが、結果として、それは彼女を救うばかりか、更に苦しめることとなった」

「私は貴女に裁かれたかった」

「王という重荷を背負った少女、共に日々を過ごした彼ら円卓の騎士、故国…そして幸せを奪われた女」



「私は何一つとして守れなかった」




バーサーカー「…貴女は、私を赦すと仰った」

「…その時、私は貴女に、明確に憎悪を懐き狂ったのでしょう」

「何故、私に怒りを向けないのだと」

「…臣下としてではなく…騎士を捨て…貴女を人として憎悪すれば、私は救われると思い、私は狂戦士へと至りました」


セイバー「…ランスロット…すまない…!!…私が貴方のことを分かってやれなかったばかりに…!!」


バーサーカー「…王、貴女を憎む気持ちというのは、私の弱さ故の逆怨み」

「私が刃を向けたのは貴女に裁かれたいが為」



「…私は、貴女という御方を恨んではおりません、それだけはご理解頂きたいのです」



セイバー「…ランスロット」





アーチャー「ーーつくづく、残念な奴もいたものだな、謂わばヘタレという奴か」


ライダー「…騎士王、お前さんに足りんのが分かったわい、あれだ、良識ある臣下だ」


ウェイバー「根本が、ぶれぶれじゃん、なに?アルトリアを憎んでる?恨んでない?どっちなの?何なのこの人?」


ランサー「…ランスロット、俺とお前は似てると言ったが…あれは撤回する、俺はドMじゃない」


アイリ「…セイバーに同情するわ」





ルフレ「…ZZZzzz…起源が傍迷惑…」





バーサーカー「」


(返事が無い、まるで只の屍の様だ)


セイバー「ランスロットォォォォォオオオオオーーっ!!!?」

著名な円卓の騎士が揃いも揃って救いようのないヘタレ(ランスロット)、味覚音痴の脳筋(ガヴェイン)、肝心な時に不在の風来坊(トリスタン)ではなぁ……

そう考えると、自軍で忠実な騎士を部下に持つ王子や公子、貴族連中はアルトリアよりも恵まれているのか

ジェイガン、オイフェ、フィン、マーカス、ゼト、フレデリクといった面々がいかに優秀な騎士かが良くわかるな

>>691
他の円卓のメンツは…大して強くない毒舌家(ケイ)、優秀だけど聖杯見つけて昇天(ガラハッド)、反抗期真っ盛りの息子(モードレッド)とかか…ダメだな、うん



ランサー「…ライダー、昨日の戦いで俺達は疲弊し完全に力を回復し切れていない」

「…実際、どうするつもりだ」


ライダー「…さて、こういった事態に軍師が采配を取ってくれると助かるのだが…」


ルフレ「…ZZZzzz」


アーチャー「コイツ、未だに爆睡しておるなwww」


セイバー「誰のせいだと思っている」


バーサーカー「取り敢えず、叩き起こしましょう」


ーードゴォ!!(腹パン)


ルフレ「げふっ!!」


セイバー「ーーランスロットっ!!無抵抗の婦女子に乱暴を働くとはっ!!これ以上、御自身を堕としめたいのですかっ!?」


バーサーカー「ーー只でさえ評価が駄々下がりの私に失うものなど、もう御座いませんから!!」


ルフレ「」



ルフレ「…/// ///」…ポケ~゚。…


ランサー「…駄目だな、完全に思考を停止している」


バーサーカー「ルフレ殿!!気を保って下さい!!」


ルフレ「…るっひゃい、ヒクッ/// ///」


セイバー「…この状態で征服王の軍勢の指揮など無謀ですね」


ライダー「…なら、あの宝具はどうだ?あの紙っぺらの奴よ」


ランサー「成る程、魔符で優秀な指揮者ないし王を呼ぼうという訳か」


アーチャー「問題は酔っ払った奴が上手く応じてくれるか、だがな」


バーサーカー「ルフレ殿!!魔符です!!魔符!!何でも良いですから!!ハイ!!」…バンバン!!


セイバー「…ランスロット…(汗)」



ルフレ「………/// ///」

「…『再び蘇りし英雄達』/// ///」…ボソッ…


バーサーカー「おぉ!!」


セイバー「やったか!?」


ーー宝具『再び蘇りし英雄達』は通常の宝具とは少し勝手が違うことをセイバー達は知らなかった


ルフレ「…『我が呼び声に応えよ』…『消えること亡き』…『炎の魂を有する』…えーと…『17の英雄達』…?/// ///」


ーーこの宝具から召喚される英霊は他英霊同様、本人では無く伝承から生み出された産物であること


ルフレ「『汝らの力と知恵と勇気』…『この世に再び舞い戻れ』ぇ…っ/// ///」


ーーつまり発動するに至って、所持者の現時点の意思記憶、要は事前に得た伝承の知識を元に姿、人格、生い立ちなどが構成されること


ルフレ「『イーリスの軍師』ぃ…『ルフレの名において汝を召喚するーー』ぅーー/// ///」


ーー歴史というものは総じて輝かしい栄光ばかり描写している訳では無い


ルフレ「『ーー賢王(笑)』」


ーー中には当然、黒歴史に相当する英雄の残念な伝承も存在する


ルフレ「『ーーリーフ』wwwwwwwww」


ーー特に、この…


ーーゴォォォォォオオオオオっ!!!!


ーー裏の異名『山賊王』の彼には



リーフ「…レンスター王国の王子、リーフ」


「…ただいま、参上しました」…グググ…!!


帝国兵「た、頼む!!頼むから俺を解放してくれぇっ!!何回も何回も武器を入れ替えては繰り返して!!気が狂いそうだぁーっ!!」…ガタガタ…!!


リーフ「…此方に喚ばれた以上、中断しないといけないか…仕方ないなぁ…じゃあ終わらせるから、身に付けてるもの… 全 部 置 い て け 」…グググ…!!


帝国兵「…うわぁぁぁぁぁあああああ!!…つーか、ここ何処だぁぁぁぁぁあああああ!!」…タッタッタッ…!!


リーフ「…いやぁ、見苦しいもの見せちゃったね…でもアレ、僕らの日常だからさ、物資武器は基本奪って売って奪って売っての繰り返しなんだ」





英霊一同「「「「「」」」」」


マスター一同「「」」




葉っぱキター!!

マスターナイトで来てくれたら最強なのになぁ

トラキアってこんなカツカツ展開だっけ?!

>>699
武器や杖の値段が聖戦と大差ないのに資金の入手に難有り+武器の修理が基本的に杖頼り(失敗有り)だから武器も考えて使わないとすぐに武器や杖がなくなる


一応、リーフの光の剣とかナンナの大地の剣、フィンの勇者の槍みたいな専用武器は回数も多いけど、調子に乗って使うとやはりすぐに壊れる(特に勇者の槍。フィンの攻速が低くない上に最大4回攻撃なので消耗も激しい挙げ句にトラ7の祈りの仕様のお陰でフィンの運を+10する勇者の槍を使わない理由が無い)

トラキアは逃亡生活を続けるリーフ達の困窮具合を不必要なまでにリアルに描いてるからなぁ…
初期所持金ゼロ、村々からの援助金ゼロ、途中得られる軍資金ゼロ、挙句の果てに武器が他シリーズに比べて4倍の値段だから略奪なしじゃたち行かないし仕方ない

ちなみに末期になると捕縛システムなしじゃ物足りなくなる模様

トラキアはFEの中でも最高クラスの難易度だよね

杖使いこなしてルール把握すればそんなに難しくはないけどな犠牲無視でいいならクリアはできる

ゼーベイアは絶許



リーフ「僕を喚んだのは、君かい?」


ルフレ「…っえ?あんですってっ?/// ///」


セイバー「い、一応の召喚者は彼女だが…」


ライダー「この通りの泥酔だ」


リーフ「…では、僕は誰の指示を仰げば良いのかな」


ライダー「余が代理で務めよう」

「我が名は征服王イスカンダル」


リーフ「分かったよ、現時点では君に従おう」

「でも僕にも、喚ばれるに至っての目的に応えないといけない」


セイバー「目的?」


リーフ「召喚者が僕を喚んだ理由とでも言うのかな、その時の意思が、そのまま僕の目的となり優先される」


ライダー「して、それは?」





リーフ「ーー有り金を、かっ拐え」





ライダー「余の専門分野では無いか」





ウェイバー「意気投合する所かよ!?そこぉっ!?」


バーサーカー「…何だかんだ言って、大丈夫そうですね!!これなら、アサシン程度けちょんけちょんに出来ます!!」


アイリ「…本当に大丈夫かしらーー」ーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー




ーーウェイバー「ーーライダー…」…ゲッソリ…


ライダー「…坊主、話しかけんでおくれ…あれから何時間も休んでおらんのだ…」…ゲッソリ…

「…あの変な薬…何回飲んだかのぉ…結界を維持すんのに…」…ゲッソリ…


ウェイバー「…僕だって…疲労を無理矢理、抑えられて…お前に魔力を提供し続けているんだけど…」…ゲッソリ…





リーフ「あ、これ追加のSドリンクね」ニッコリ





ウェイバー「…きゅ、休憩させて…っ」…ゲッソリ…





リーフ「休憩?僕は休むことが出来ないのに、君は休憩なの??それって甘えじゃないかな???」





リーフ「…ぱ、パワハラだぁ…っ!!」…ゲッソリ…


セイバー「…こ、これは酷い…!!」


アーチャー「…ただのブラック企業ではないかーー」ーーー



ーーヘファイスティオン「ーー大王、我々は何時までこんなことを続ければ良いのでしょう…」…ゲッソリ…


マケドニア兵A「…この感覚は、ただひたすら二つのバケツに片方へ水を交互に移し繰り返す作業のソレに近いアレです…」…ゲッソリ…


マケドニア兵B「…盗んで渡して盗んで渡して…」…ゲッソリ…


マケドニア兵C「…もう、たくさんだ…」…ゲッソリ…


アサシン「…いや、こんなことに付き合わされる…此方の身にも…なってくれ…」…ゲッソリ…


ヘファイスティオン「…あ、ごめん…」…ゲッソリ…


アサシン「…そう思うなら…四方を囲まれて丸腰の俺を解放してくれ…」…ゲッソリ…


ヘファイスティオン「…それは出来ぬ…というか、身体が勝手に…」…ゲッソリ…


バーサーカー「…何をやっているのですか…アレは…?!…新たなカルト宗教か何かですか…?!」…ガタガタ…!!


ランサー「…敵も疲弊しているが、味方がそれ以上に疲弊しているぞーー」ーーー



ーークラテロス「ヒャッハーッ!!金を出せぇ!!金をぉ!!」


ーーボカスカ!!


アサシン「や、やめろぉ!!俺からはもう何も出ない!!」…ボロッ…!!


マケドニア兵D「リーフ様から頂いた宝剣の餌食となるのだぁっ!!」


ーーボカスカ!!


アサシン「うわぁぁぁあああっ、ギムレー様から頂いた鱗が、こんな所で仇になるとは思わんだ!!」…ボロッ…!!


マケドニア兵E「全部、置いていけぇっ!!」


ーーボカスカ!!


クラテロス「ヒャハハハハハハハハハっ!!!!」


アイリ「…只でさえ、征服、略奪を繰り返してきたマケドニアの兵士達」


セイバー「…金の成る剣…黄金は人を変えてしまう悪魔の果実」


アイリ「もはや軍ではないわ」


セイバー「えぇ、これはーー」





一同「「ーー山賊」」




だ、誰か解説してくれ

まるで意味が分からんぞ!



ーーランサー「ーーおい、ずっとこの調子だと陽が昇るまで戦闘が続くぞ」


セイバー「…だが、止めようにも」


ーーリーフ「ーー現時点で金塊が59個か、うん、上がるにはまだ早いね!!」


ーーウェイバー「ーーアイツ、止めることを勧めても言うことをまるで聞かないんだ…バグキャラなんだよ…!!…」…ゲッソリ…


ーーアサシン「…フフフ」

アサシン「…ククク」


…スゥ…っ!!


ーーセイバー「アサシンは、増え続ける一方…」


バーサーカー「…あの妙な魔方陣」


ランサー「…アサシンに魔術を使える術があるとは思えないが…此処は結界内、近くに魔術師がいるわけでもない」


セイバー「何れにせよ、この無謀な戦いを終わらせたいのですが…ここまで収拾が付かなくなると…」

トラキアだもんな、仕方ないね

育ての親の1人が元海賊の頭で山賊達を単独でシメた女だから仕方ないね


リーフに分捕るのを教えたのは彼女だし

>>709
>盗んで渡して~
→トラキアだと盗むのコマンドで敵にアイテムを押しつけることもできて、しかもそれで経験値が入るから武器を取り上げて無力化した敵を逃げないように追い詰めてエリートの剣装備で盗んで渡してを繰り返すのが手っ取り早い盗賊のレベル上げ方法だった

>金塊~
覚醒だとその山賊っぷりが公式でネタにされて、リーフの宝剣っていう敵を攻撃すると一定確率で金塊が手に入るネタ武器がある

>Sドリンク~
トラキアは疲労度という概念があって、疲労度が最大HPを超えると次章で出撃させられなくなるんだけど、その疲労度を全回復させるアイテムがSドリンクだった
だから高価なSドリンクを買うために擦り切れるまで働かせられるというまさに「働くために働く」を地でいく形になってしまった

>>714
盗んで渡してって、経験値稼ぎなんだろ?
金集めじゃなくね?
というか経験値ってこの場合は意味あるの?

>>715
それ、トラキアの話じゃね?>盗んで渡して経験値
今のリーフらはそれと同じことをして金塊を稼いでるってことかと。俺もよく知らんが

バケツリレーってあるから
敵→盗賊→○→○→○→って感じで物交換しまくってるんじゃね
盗賊はすぐ持ち物いっぱいになっちゃうし

マスターナイトのリーフならこんなことにはならなかったのに…
覚醒に該当するクラスが無かったせいなのか

もう(ギャグ)笑えばいいのか(シリアス)泣けばいいのかわかんねぇな

マスターナイトはチートじみてるからな、闇と高位の光と専用武器以外の全ての武器と魔法を使える上に高ステータスの騎兵だからな

もう(ギャグ)笑えばいいのか(シリアス)泣けばいいのかわかんねぇな

sドリンクを必要としないで無限の体力をもつはっぱこそ一番のチート



ウェイバー「…どうしよう、とんでもない奴を喚んじゃったのかも…!?」

「…所々変な行動をするし、召喚自体が失敗だったんじゃないのか…!?」


ライダー「うがーぁっ!!?あんな奴など我が軍門に要らんわいーっ!!?」


ーービリっ!!…


リーフ「…働かなければ、働けない…働く為に働く…今日も運ぶ戦う増えるそして……………」


…スゥ…っ!!


ライダー「えぇい!!者共、突っ込むぞぉ!!儂に続けぇいっ!!」


軍勢「うぉぉぉぉぉおおおおお!!!!」ーーー





ーーアサシン「ーー馬鹿な奴らめ、なりふり構わず突っ込んで来たか」


「一度、戦線を掻き乱されたが…ギムレー様の加護の下、我らの人員は底を尽きることはない」


「魔方陣はギムレー様の施した魔術、我らの魔力供給と分裂による弱体化を存分に補ってくれるもの」


「対して奴らは昨今の戦いにより肉体と精神共々に疲弊…やがて疲弊に倒れ、総崩れになるであろう…恐れるに足らん…クククーー」ーーー



ーーマケドニア兵A「ーーぐわぁぁぁあああっ!!」


ーーグサァ…っ!!


マケドニア兵B「うぉぉぉおおおっ!!」


ーーザシュ…っ!!


マケドニア兵C「がぁぁぁあああっ!!」


ーードサ…ぁっ!!


アサシン「ーーククク、愚かめ!!散々、強奪と意味☆不明な行動で疲弊仕切った貴様らが幾ら集まろうと敵ではないわ!!」


ライダー「怯むなっ!!我らがイスカンダルの王の軍勢は無敵なり!!ひたすら迎え討てぃっ!!」


アサシン「征服王一人に狙いを定めろ、他は棄て置き、将の首を取るのだ!!」


マケドニア兵D「暗殺者無勢に大王の下へ一歩足りとも近付けさせるな!!」


ーーグサァ…っ!!


マケドニア兵E「うぁぁぁあああっ!!」


アサシン「馬鹿め!!我らに傷一つすら付けられぬ雑兵ごときに何が出来る!!ハハハーー!!」ーーー



ーールフレ「ーーZZZzzz」


アイリ「…ライダーがアサシンに苦戦するなんて…おかしいわ…こんなの…」


セイバー「………」


「…?…これはーー」


「ーー…!!…ルフレ殿…貴女という人は…」


アイリ「セイバー?」


セイバー「アイリスフィール、貴女とライダーのマスターに頼むことが出来ましたーー」ーーー





ーーランサー「ーー不味いな…!!」


バーサーカー「…長期戦に縺れ込まれれば…彼の勝機は難しいものとなるでしょう」


「…ランサー、私は元より彼に加勢をするつもりですが貴方は?」


ランサー「俺も、征服王には借りがある、それに奴が、こんな所で死ぬなど俺は認めん」


セイバー「…待ってくれ、二人共」


ランサー「セイバーか」


バーサーカー「我が王!?」


セイバー「私も加勢させてくれ」





「…策を用意出来たーー」ーーー







ーー
ーーー
ーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーー間桐邸・翌朝ーーー


ーールフレ「ーー昨日の夜のこと、何も覚えていないのだけれど、あの後何かあったの?」


バーサーカー「…それはもう、色々と」


「…大雑把に言えば、アサシン陣営が敗退をしたことでしょうか」


ルフレ「アサシンが襲撃をしてきたの!?」


バーサーカー「…えぇ、結果、魔符を3枚も消費することになりましたが」


ルフレ「今、何て言ったの」


バーサーカー「…アサシンが敗退したと」


ルフレ「その後」


バーサーカー「………魔符を3枚も消費ーー」


ルフレ「は?」


バーサーカー「…貧困の賢王、緑髪の聖王と赤髪の聖女の魔符が昨日の内に消費されました」


ルフレ「」



バーサーカー「最初の1枚は酔った貴女が発動したことで英霊が謎の暴走を遂げました」


「それにより、敵も我々も大きく振り回されました」


「しかし、大量の金塊が置き土産となりましたので、結果オーライといった所でしょうか」


ルフレ「」


バーサーカー「残る2枚は前述の暴走により下がった士気を戻す為」


「妙な強化を施されたアサシンを駆逐する為」


「ウェイバー殿とアインツベルン殿が代わりに使用されました」


「酔い潰れた貴女が状況を見越して、無意識にそれを用意したと我が王は申しておりました」


ルフレ「」


バーサーカー「ご丁寧に魔符の伝承に携わる歴史書に挟めてありました」


「アインツベルンの助けもありましたがウェイバー殿の読解力は凄まじいものを感じました」


「異世界の文字を綴りの類似性から僅かな短時間で読み解いてました、何でも象形文字を読み解くのと変わらないとか」


「きっと、彼は大物になれますよ、教師の職に就けば教え子が良く育つことでしょう」


ルフレ「………あぁ、もう何も考えたくない…」…ガックリ…

ウェイバー君すごい

FE外伝の影の薄さまで再現するなよ……

乙!
エルト兄様の勇姿はよ



ーーー???の夢ーーー


ーールフレ「ーー分かっています」


「じゃあ、私も出発の準備をしますね」


クロム「!?ルフレ…!」


「マークは生まれて間もない」


「近くに母親がついていてやるべきだろう?」


ルフレ「ーー大丈夫、マークは貴方に似て強い子ですーー」ーーー





綺礼「ーー何とも不可解だな………………」


ギムレー「ーー夢を見たか、我の夢を、記憶を」


綺礼「………………私が以前に見た夢と、だいぶ中身が違うが………根本的には何も変わらない………しかし、夢の中身などはどうでもよい………が」


「………そろそろお前から、頑なに隠し続ける自身、此処の世界に至るまでの経由、手段を明かして貰いたいもの」


「最も、お前が顔を晒せば直ぐ様にも明確な答えが出るだろうがなーー」


ギムレー「お前の言わんとすることは分かる綺礼」


「明日に我々は本格的に行動を移す」


「良いだろう、聞かせてやる」





「ルフレ」


「邪竜の血を継ぎし我が半身が、此処に至るまでの曲折をーー」ーーー



ーーーライダー陣営・マッケンジー宅前ーーー


ーーコンコン…!!


マーサ「…はい?」


ーーガチャ…っ


マーサ「…あらまぁ…?」





バーサーカー「突然の訪問、失礼致します」


ルフレ「…此処に在宅中のウェイバー・ベルベット君のお友達なんですけど」


「彼に会わせて貰えないでしょうか?」


雁夜「………」


マーサ「…あら、あらまぁ…!!…あの子にまだ、こんなにも友達がいたなんて!!フフっ、上がって待ってて下さいまし、ちょっと呼んで来ますねーー」



ーーウェイバー「ーーライダー、どうしよう」


ライダー(霊体)「…そう、臆することはなかろう坊主」


「奴らは不意討ちを狙うような性根ではない」


「この征服王の眼、狂いはない」


「堂々と歓迎してやろうではないか」


ウェイバー「………お前、本当に分かって言っているのか?昨日のお陰様で、僕もお前も魔力がすっからかんなんだぞ!!戦うだけの力は無いんだぞ!!」


ライダー「いざとなれば、逃亡するだけの魔力は残してある」


「それに、この真っ昼間、無関係の一般人が在宅中の民家で戦など奴らは考えてはおらぬだろ」


「………取り敢えずチビを外へやれ、坊主」





ウェイバー「………なぁ、お前?ちょっとの間だけでいいから外へ出てくれるか?」


ちびアサ「………………」


ウェイバー「…ち、ちょっと、聞いているのか?!…き、聞いているのか…?」


ちびアサ「………あ、うん………ごめんウェイバー………部屋………出るね………」


ーーガチャ…っ!!




ちびアサ「………………………………」






ーーウェイバー「ーー朝からなんだよ、キャスター、バーサーカー、それに間桐?」


ルフレ「…ライダーは?」


ライダー「…此処におるわい、すまんな、昨日のことがあって魔力がすっからかんなのでな」


「霊体化で身体を休ませておる」


ウェイバー「…僕もライダーの魔力回復の為に身体を休ませているって訳さ」


ルフレ「…邪魔して悪いから、用件をなるべく手短に言うわ」


「昨日は私の不手際で無理をさせてごめんなさいライダー、ウェイバーさん」


ライダー「あ多忙よ、うぬらが謝ることではないぞ」





ルフレ「…その詫びを兼ねて再び休戦同盟を結びたいの」


「どう?」





ライダー「それは願ってもないぞ!!」


ーース…っ!!


ウェイバー「わっ!?突然、現界するなよ!?」


「………じ、条件次第だよ、そ、それは………そんな旨い話、簡単に乗る訳にもいかなーー」


ライダー「余は乗ったぞ!!」


ウェイバー「ーーだっ、からぁーっ!!早いってばぁーっ!!?それを決めるのはマスターの僕なんだぞぉっ!!?」



バーサーカー「此度の休戦と同盟の誘いには、私自身含めまして、我がマスターも賛同しています」


「これから予測される戦いにも備える為にも、貴殿方との同盟が重要と踏んだのです」


ウェイバー「…予測される戦い?」


ルフレ「アサシンの陣営はアーチャー陣営と強い結び付きがあって、互いに結託していた可能性があったの」


「昨日でアサシンは敗退した」


ライダー「成る程、つまりアーチャーとマスターは協力者がいなくなり他の協力者を探しておる可能性が高いと」


ルフレ「候補は恐らくランサーかセイバー」


「昨日の襲撃を聞く限りでは、影に紛れるべき筈のアサシンが、多勢で姿を徐に現わした所から察して」


「白昼堂々と宴を呼びかけていた貴方」


「ライダーの実力、特に固有結界の全容を計りたかったと考えるのが妥当だったわ」


「海魔戦の時、貴方の宝具は存在だけ示していたけど、その規模と概要をこの目で見た人はいなかったもの」


ライダー「セイバーや、うぬの宝具は海魔戦で皆、見ておるからの」


ウェイバー「…でも、間桐?お前達がアーチャーのマスターに同盟を誘われる可能性だってーー」



雁夜「無い」


「…万が一にも同盟の誘いがあったとしても、俺は遠坂時臣との誘いに応じる気は全く無い…!!」


ウェイバー「遠坂って、あの遠坂?!アーチャーのマスターは遠坂なのか?!」


ライダー「坊主がこの間に言っていた御三家か」


バーサーカー「…とのことです」


「話をまとめれば、我々はアーチャー陣営と、彼らに協力する勢力に対抗する為に一時的に力を貸して貰いたいということです」


「逆に言えば万が一にも貴殿方がアーチャーの味方になるのであれば我々は敵対せざるを得ないという訳でもあります」


ライダー「今日は釘を刺しに来た、それが訪問の真意か」


バーサーカー「…どう思うかは貴殿方の自由です、駆け引きしているのはお互い様」


「マスターや我々の総意として、アーチャーのマスターである遠坂とは断固敵対する方針の下」


「此方の提示する同盟の条件は、貴殿方が他陣営により脅威に晒された場合、我々が脅威の排除に助力すること」


「返事は今すぐとは言いませんが、後日再び此処へと伺います」


雁夜「その時までに考えを、まとめていてほしい」


ルフレ「良い返事を期待していますーー」ーーー



ーーー???の夢ーーー


チキ「ーールキナ、危ない!!」


ーーグサァっ…っ!!


チキ「…ぐっ!?」


ルキナ「チキさんっ!?」


チキ「…貴女は…まさか…イーリス城内に入ってくるだなんて…」


「…ルキナ…早く…逃げ…」


ーーバタっ…っ!!


ルキナ「チキさん!?チキさん…!…しっかりして下さい!!チキさん…っ!!!!」


チキ「………………………」


ルキナ「ーー貴様ぁぁぁ!!!!よくも…よくもチキさんを!!!!ーー」ーーー



ーー見覚えのある顔見知りは全て死んだ


ーーある者は、幼き子供を庇い死に


ーーまた、ある者は、産まれ間もない子供の顔を見ることなく倒れ息絶え


ーーまた、ある者は





何よりも大事な人から裏切られ、殺された





ーー聞こえてくるのは


逃げ惑う人々の悲鳴


人ならざる者の叫び


建造物が焼け崩れる音


剣と剣がぶつかり合う音


そして、


人々が斬られ、貫かれ、焼かれ、押し潰される光景


ーー地獄絵図に相応しき悪夢





そんな光景を笑う奴が一人いた


漆黒のローブに身を包む見覚えある、その姿


そいつの姿はまるでーー

ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー




ーーー間桐邸・日没後ーーー


ーールフレ「………」


桜「………お姉さん?」


ルフレ「………考え事…していたの…」


桜「………考えごと?」


ルフレ「そう」


「………ーー」ーーー





ーーバーサーカー「ーー『そう言えば、アサシン共は妙な強化を施されておりました』」


ルフレ「『強化?』」


バーサーカー「『…はい、奴らは何者かの魔術により強化を施されておりました』」


「『非力である筈のアサシンが生身一太刀で倒れなかったのです』」


「『奴らに突如として生えた禍々しい鱗、まるで蜥蜴や竜の様なーー』」



ルフレ「『ーーっ!!?』」


ーーガタッ!!


バーサーカー「『…どうか致しましたか?』」


ルフレ「『…い、いえ…』」


「『…大丈夫よ、何でもないーー』」ーーー





ーールフレ「ーー私の初戦が複数の人格を持つ英霊との戦いだったのは、ある意味、運命だったのかも………そう思えてきたわ………」





ルフレ「………そうね、ルフレ」





ルフレ「………滅びの世界の私、滅びを回避した私、邪竜の私」





「私は『私』(わたし達)だもの」





「………この血が流れる限り、私が、ギムレーが一緒に憑いて廻るのは避けられない運命」


ルフレ「………自分で撒いた種は自分で決着をつける………!!!!ーー」ーーー









ーー聖杯戦争が開始され一週間が過ぎようとしていた





ーーキャスターが討伐されて以降、七体の英霊は誰も脱落していない状況





ーーこれからが聖杯戦争の真の幕開けだと、マスターもサーヴァントの誰もが、そう思っていた





ーーしかし、聖杯戦争は唐突な佳境を迎えることとなる





ーーー第7章、完ーーー






ーーー第8章・予兆ーーー


ーーー聖杯戦争・開始から八日目・早朝ーーー





今朝方、ランサー陣営がセイバー陣営によって全滅した、という情報が各陣営に伝えられた





綺礼「…我が師よ、アインツベルンと同盟を組むおつもりで…?」


時臣「あぁ」


「彼女達の協力者に話は通してある」


「魔術師殺しと手を組むなど不本意だが、今は状況が状況」


「ライダーとキャスター、バーサーカーの陣営を最有力のセイバーと組み排除、これを優先させるべきだと踏んだ」


「直に来る筈だ」


綺礼(…衛宮切嗣…あの男がすぐ近くに…)


ギムレー(…奇遇だな綺礼、我の求めているものも近くとは運命という奴は気が効くものだな)


綺礼(…聖杯を降臨させる器…アインツベルンの提供するホムンクルス…あの男の代理マスターか…)


ギムレー(然りーー)ーーー



ーーー教会ーーー


ーーアイリ「ーーマスター衛宮切嗣の脅威となり得る、この言峰綺礼を聖杯戦争から排除すること、これが此方の提示する停戦協定、並びに同盟の条件よ」


綺礼「………」


(………ギムレー、どうするつもりだ)


ギムレー(………構わんさ、返事は適当で良い)


(ホムンクルスの捕捉)


(どの道、終着点は変わらぬ)


綺礼「…我が師よ、私は冬木から遠退きましょう、ここで同盟を不意にしてはなりません」


時臣「…すまないな、綺礼君」


「条件を呑もう、アインツベルンーー」ーーー



ーーギムレー「ーーさて、いよいよ我が表に立つ時が来たようだ」


ーースゥ…っ!!


綺礼「…見れば見る程、キャスターの姿と瓜二つだな、ギムレー」


ギムレー「…喜べ、綺礼よ、貴様の願いは我が成就させてやる」


「…ルフレ、感謝するぞ」


「…お前のお陰で、聖杯は難なく我が手元に来るーー」ーーー



ーーーセイバー陣営・潜伏先ーーー


ーーアイリ「ーーこれを返さないとね」


…スゥ…!!


アイリ「…貴方が戦いに挑む時、きっと役に立つわ」


切嗣「…アイリ…?!…サーヴァントは残り4騎、僕が使うような時では無い…!!…これはまだ、君がーー」


アイリ「…ねぇ、切嗣?私のことは大丈夫」


「イリヤの為にも、争いの無い平和で幸せな世界を築くんでしょ?」


「私よりも、貴方の無事の方が大事よ、切嗣」


舞弥「…切嗣、私もマダムの意見に賛同致します」


「サーヴァントと相対すれば、魔術師殺しの貴方と云えど敵いません」


「…それに何時、敵が同盟を破っても可笑しくはありません」


「『全て遠き理想郷』は常時、手元に置くべきと勧めます」


切嗣「…ぅっ…アイリ、すまない…僕は…」


アイリ「…切嗣、私は幸せなの」


「人として扱ってくれて、人並みの幸せを沢山、くれた」


「…そんな貴方が…愛しいの…」


切嗣「…僕も愛しているよ、アイリ」


「…行ってくるよ」


アイリ「…行ってらっしゃいーー」ーーー

ランサーが死んでた



ーーー城までの道・夕刻ーーー


ーーブーン!!


ーーアイリ「ーーふふっ、セイバーったらバイクを貰って、はしゃいでいたわね」


舞弥「…!!」


ーー…キキーっ!!


アイリ「きゃっ」


「な、何?!」


舞弥「いえ、マダム…殺気がしたものでつい…失礼致しました」


アイリ「大丈夫よ舞弥、気遣ってくれて、ありがとう」





舞弥(…殺気は本当に気のせいなのか…?)





ーーニヤリ





ギムレー「ーー『スライム』」





ーードっガァァァアアアーンっ!!!!






ーー舞弥「ーーくっ…ぅっ…!!…っ…」


ギムレー「ホムンクルスは頂いたぞーー」


アイリ「…っ…切…嗣…」


ーータッ!!


舞弥「…キ、キャスター…!!…っ…」…グググ…





ーー切嗣「『ーーどうした!?舞弥!?何があった!?アイリは無事か!?』」


舞弥「…マダムが…キャスターに…拐われ…」


切嗣「『!!!』」


「『令呪を以て命ず!!セイバーよ、直ぐにアイリの下へ向かえ!!!!今すぐに!!!!』」


ーーカッ!!





ーーセイバー「ーー!!」


…ヒュッ!!



ーースタッ!!


ーーセイバー「ーー舞弥殿!!」


舞弥「…早く…キャスターを…」


セイバー「…しかし、それでは貴女が!!」


舞弥「…直ぐに切嗣が…来てくれるから…」


セイバー「…分かりました…!!ーー」ーー





ーー綺礼「ーー器を手に入れたかギムレー」


ギムレー「後は、この中に入るだけ」





「中に潜む聖杯と繋がり、喰らい、その力で我は邪竜として力を取り戻す」





綺礼「…器から直接、聖杯へ通じようなどという芸当が上手く成功するのか、私は預かり知らぬ」


ギムレー「セイバーはルフレが代わりに引き付ける、我は安心して行動を移せる」



ギムレー「綺礼、お前も自らの渇きを満たしてこい」


綺礼「…渇きだと?」


ギムレー「そうだ、渇きだ、お前は常に人々の苦痛、悲劇、不幸から得る悦に飢えている」


「我と同じくしてな」


綺礼「ーー知った口を利くな!!化け物!!」


「ーー悦だと!!…抜かすな!!…確かに私は人として大きく欠落し脱線している!!…だが、人の不幸を糧とし悦に浸る等、聖職者としては落ちぶれてはいない!!」


ギムレー「それは聖職者としての信仰だ」


「飾りであり、お前などではない、皮を被るな」


「何を恥じる?拒む?認めぬ?悪は万人が少なからず持つ性質」


「お前も全てを受け入れる聖者であるなら、まずは己を理解し受け入れよ」


綺礼「サーヴァントが説法を垂れるか」


ギムレー「口を慎めろ人間、我は神」


「長年、お前が愛し、お前を愛する存在」





綺礼「ーーならば、貴様は!!こんな私を受け入れるとでも言うのか!!ーー」






ギムレー「ーー然り」


「お前の在り方は我が肯定し証明しよう、言峰綺礼」


「お前の信仰は決して無駄では無い」


「ーー長年の苦しみから解き放たれろ」





綺礼「ーーーーーー」


「ーー私は、まだお前を信じ切れない」


「…だが、何か胸の痞が取れた気がする」


「…お前の誕生、衛宮切嗣との邂逅、我が師との決別」


「これらを成し遂げれば、私は何かを得られるのかもしれない」


ギムレー「…行け、言峰綺礼…時間は有り余る、我は期待して待とう、生まれ変わるお前の瞬間を」


綺礼「…期待など私には重すぎる賛辞ーー」





「ーーたった今より、私は忌まわしき邪神に屈し、伏した、愚かな道化であり、信徒となろう」





「ーーギムレー様」






ーーー遠坂邸・広間ーーー


ーー時臣「ーー来たか」


雁夜「…決着をつけに来たぞ…遠坂時臣…!!」


時臣「…そちらから来てくれて、手間が省けたよ雁夜」


「此処等一帯、周囲の人払いは概ね済ました」


「今度は英霊を加えた決闘の続きといこうではないか」


雁夜「…望む所だ…時臣…っ!!」





アーチャー「ーーさて軍師、貴様に今一度問うぞ」


「俺のものになれ」


ルフレ「お断り、何回聞こうが、私の意思は変わらないわギルガメッシュ」


アーチャー「ならば、力で奪うのみ…!!」





ーーセイバー「ーー…キャスターぁっ!!!!」


ーーブーンっ!!!!


ルフレ「…セイバー!?」


セイバー「貴様ぁぁぁあああーっ!!」


ーーブン…ッ!!


バーサーカー「ルフレ殿!!」


ーーガキンっ!!


セイバー「…ぐっ!!…ランスロット…!!…そこを退いて下さい…!!」


…ギギギ…っ!!


バーサーカー「ルフレ殿!!王は私が対処致します!!苦しいでしょうが、貴女はアーチャーの相手を!!」


…ギギギ…っ!!



アーチャー「…宝具を使え軍師、それ位の猶予はやる」


ルフレ「…そうやって慢心していたら、いつか足元を掬われますからね英雄王!!」


「ーー宝具『再び蘇りし英雄達』」


「『ーー我が呼び声に応えよ、消えること亡き炎の魂を有する17の英雄達』」


「『ーー汝らの力と知恵と勇気、この世に再び舞い戻れ』!!!!」


「『ーーイーリスの軍師、ルフレの名において汝を召喚するーー』」





「『ーー暁の巫女』」


「『ーーミカヤ』っ!!!!」





「『ーー獅子王』」


「『ーーエルトシャン』っ!!!!」





ーーゴォォォオオオっ!!!!

アイク(`;ω;´)

おおお!AUOと対決か!
ミカヤは神使の血統だし鎖と相性悪そうね
がんばれエルト

マダー?



>>1です


残念な報告をします


時間的余裕が無くなり、SSに割く時間が取れなくなってしまいました


二ヶ月以上、更新が途絶えることが予測されるのでHTML化申請をし、


一旦、切り上げることを決断しました


続きを待ち望んでいる方には、大変申し訳ありませんでした


続きの方向性自体は、考えてありますが文章には起こしていないのが現状です


もし1月に長期の休みを取れた場合、続きを文に書き下ろしてから新たにSSを立ち上げ投下しようと思います


立ち上げは、1~3月辺りを予測してください


題は


ルフレ「問うわ、貴方が私のマスターですか?」
・修正版
または・完結
または・二部


の様なタイトルを予想しておいて下さい


長文を失礼しました、では申請をしてきます


一時、撤退します

ゑ?
…ゑ?

OK待ってる
お疲れ様

黙って失踪するよりは好感持てる
待ってるわ

これはかなり理想的な更新の途絶え方
乙、待ってるぜ

内容は残念だったがナイスな報告だ
来年が待ち遠しい

あら…

乙乙
楽しみに待ってるぜ

おや、残念
再開を楽しみに待ってますね

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom