建姫達の、何気ない日常【俺タワー】 (16)

このSSは、『俺タワー ~Over Legend Endless Tower~』

 の二次創作SSです。


 短編集。というか、4コマくらいの長さの話をいくつか書くつもり。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412092296

―改築匠の憂鬱―


バール「あー。来る日も来る日も改築作業……。しんどいわー」


木槌「えいッ!とりゃぁッ!!」


バール「木槌バリバリ頑張ってるしー……。えー。ダルいわー……」


ウォーターポンププライヤー「バールちゃん……お仕事しないのー?」


バール「だって、疲労度外視で改築させられてんだよー?
    温泉入った直後ですら働きたくないのに……。ひどくねー……?」


ウォタポン「あたし達はー。数少ない改築匠なんだよーって。
      オヤカタ言ってたしぃ」


バール「はぁ……。私備蓄匠とかがよかったわー……」


ウォタポン「バールちゃんが備蓄匠ってぇ……。なんか腐っちゃいそうだねー」


バール「腐ってるのはアタシであって。アタシが作る者が腐るわけじゃないって……。
    この弁解すら面倒くさいわー……」


木槌「っていうかそこ二人!サボってないで仕事しろォ!!」


バール「ああー。いや、ごめんごめん……」


木槌「建築は、確かに探索に比べて華の無いお仕事かもしれないケド!!
   立派なお仕事なんだぞ!!」


バール「えー?何キャラー……?
    なんでそんなやる気なのさー……。めんどいわー」


ウォタポン「よく温泉に入りに行ってるらしいから。ずっとキラキラしてるみたいだよぉー」


バール「ああー。オヤカタが嘆いてたわー……。
    どんな入浴剤入れても占領しやがる奴って……」


木槌「さあッ!仕事だぞ!!
   えいッ!そりゃぁ!!」


バール「たまにはゆっくり寝たいわー……」

―距離感―


ソケットレンチ「おはようございます。ラチェット」


ラチェットレンチ「うーん。おはよ~ソケット」


ソケット「今日も一日頑張りましょう!」


ラチェット「うん~。ぼくらがまた一緒に仕事できるのって、やっぱいいよね~」


ソケット「ええ、本当に。良いオヤカタサ様に巡り合えたものです。
     今までも。そしてこれからも、あらためてよろしくおねがいしますね」


ラチェット「うんうん。ぼくも同じ気持ちだよ~」


モンキーレンチ「あッ!!ソケットにラチェット!!
        おっはようだモンッき!!」


ソケット「ッ!!」
ラチェット「ッ!!」


モンキー「ん?どうかしたのかモンっき?」


ソケット「あ、いえ。なんでもありませんよモンキーレンチさん……」


ラチェット「う、うん……。なんでもないですよ~……あはは」


モンキー「え?何で敬語なんて使うんだモンっき!?
     昔みたいにモンキーって呼んでくれだモンっき!!」


ソケット「い、いや……それは……」


ラチェット「なんていうか……その……」


ソケット・ラチェット(レベル90越えのバリバリ1軍で。
           神にすら引けを取らない【四段構え】のスキル持ちで。
           更に見切りまで持ってらっしゃるアナタは……)



           (格が違います…………)


モンキー「なんでだモンっきー?なんでなんだモンっきー?」

―キャラ付け―


スパナ「ねえ……ペンチ……」


ペンチ「ん?スパナちゃん。いきなりなにかな?」


スパナ「ずっと……思ってたんだけど……。言おうって……。
    ねえ、ペンチ……。あなた、いつまで……」


スパナ「幼 馴 染 の ふ り をしているの……?」


ペンチ「えぇ?いきなり何を言い出すのスパナちゃん!!
    ふりって!?ええ?」


スパナ「だって……。オヤカタは……。大魔王様だし……。
    ペンチの幼馴染なワケ……。ない……」


ペンチ「え?いやいやいやいや!!私、オヤカタ君の幼馴染だよ!?
    寧ろ、そっちの方がおかしいよね?」


ペンチ「大 魔 王 様 って何!? オヤカタ君は普通の人だよ!?」


スパナ「いや……。それは置いといて……。そもそも私達。建姫なんだし……。
    なのに幼馴染って。そもそもが……破綻……してる。
    設定に無理あり」


ペンチ「いや、設定とかじゃないってば!!やめてよ!そういうの!!
    それならそっちだって!!大魔王がなんでモンスターやっつけんの!?
    私達、オヤカタ君の指示でモンスター倒してるんだよ!?
    大魔王だったらそれこそ仲間割れに等しくなっちゃうんじゃない!?」


スパナ「う……」


ペンチ「ホラぁ!そっちの方こそ、キャラ設定に無理があるんだよーだ!!
    いや、私は事実だけどね?」


スパナ「聞いて来る……。大魔王様に……。それで全てが解決する……」


ペンチ「え?あ、それは……。今、忙しそうだし……。
    ってか、それだったら私も、オヤカタ君は大魔王様なのか問いつめてやる!!」


スパナ「え……。それは……駄目」


ペンチ「えぇー?何が駄目なんですかー!?」




ラジオペンチ「…………。もう、大魔王で幼馴染ってことでいんじゃないの……?」

ーライバル?ー


ディスクグラインダ「今日こそ勝負よっ!!」


ノコギリ「え?何?」


ディスク「今日こそ、アンタに勝ってやるわ!!」


ノコギリ「えーっと。状況が呑み込めないけど……。とりあえずご飯にする?」


ディスク「しないわよ!!私は、アンタに勝つことが目標なの!
     切断スピード、精度、威力。どれでも構わないっ!!勝負よ!!」


ノコギリ「うーん。勝負も良いけど……。ご飯食べてからでいい?お腹すいちゃった……」


ディスク「う……。ま、まあ分かったわよ。
     空腹を言い訳にされたんじゃあ勝っても後味悪いからね……」


ノコギリ「うん!じゃあ一緒に御飯たべよう!!」


ディスク「なんで一緒にっ!!……。あ、でもそれおいしそうね」


ノコギリ「もちろん!!オヤカタが作ったハンバーグ~。ほっぺ落ちるよー」


ディスク「モグモグ……ん。おいしぃ」


以下、ループ。

―遊種から見れば…―


プラスドライバー「ていやぁっ!!三段構えェエエ!!」


 ドガッ!!バギッ!!

マイナスドライバー「穿孔撃ッ!!」


 ザシュッ!!


プラス「ふぅ……。僕ら、だいぶ強くなったね!」


マイナス「歪みのため、効率的に考えれば。私達の戦闘回数は自ずと上がりますし」


プラス「でも、なんだか。僕らだけレベルが上がって、敵はそのままだから。
    レベルがあがる度に、敵が可哀想になってくるよ~……」


マイナス「プラスドライバー……。何を言ってるの?」


プラス「何が?」


マイナス「私達が、敵を可哀想だとか思っちゃ駄目……」


プラス「えっ!?まさか、敵をただのアイテムドロップする塊とか、経験値製造マシーンにしか考えてないって事!?
    それはいくらなんでも酷いよっ!!」


マイナス「違う……。私達はまだ。手に持ってる武器で戦ってるけど……。
     例えば……アレ……」


ジブクレーン「ていっ!!」


 ドグシャァーーン!!


クローラクレーン「せいやぁっ!!」


 バギバギバギッ!!

シールドマシン「はぁっ!!」


 ビガビガーーーッ!!



プラス「うわあ……。重機攻め……怖い……」


マイナス「シールドマシンに関しては、もう重機とかってレベルじゃない攻撃だし……。
     憂愁の私達の攻撃は、まだ。慈悲があると思う」


プラス「拷問の一種だよね。鉄球ぶつけたり、押しつぶしたり……」

―三大欲求―


ノコギリ「生物のー!!」


曲尺「ムニャムニャ……三大……ムニャムニャ」


ウォーターポンププライヤー「よっきゅぅ~」


ノコギリ「食欲担当!ノコギリっ!!」


曲尺「ムニャムニャ……。睡眠欲……担当……。ムニャムニャ……曲尺……」


ウォタポン「…………納得いかない……」


ノコギリ「え?なんでー?」


ウォタポン「私が……その。私が、担当って言う欲求に納得がいかないの~!」


ノコギリ「え?なんでなんで?」


ウォタポン「なんで性欲なのー?私、そんなキャラじゃないよぉー……?」


曲尺「…………ムニャムニャ……」


ノコギリ「いやいや~。何を言ってるのさウォータポンププライヤーちゃん……。
     貴方は、立派な性欲担当だよ?」


ウォタポン「胸を張りたくないよぉ~……。改造趣味は。認めるけどー……。
      私はそんなオヤカタとそーゆーことしたいとか思ってないしー」


ノコギリ「あはは。いやいや、だって毎回言ってるじゃん?」


ウォタポン「何をー…?」

ノコギリ「探索の時、戦闘終了の時に……」

ウォタポン「だから何をー?」


『私、戦ったよー! エ ロ イ で しょ っ !』


ウォタポン「偉 い だもんーっ!!」

 既にネタが尽きてきつつある……。
思いついたら書きます。

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