京太郎「何でもいいから、そろそろ行動起こさないと……」洋榎「3スレ目や」【安価】 (1000)

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: : : : : : : : : :.:〃     八::l |   \≧x._ ‐---‐'     ,.ィ: |:| /
: : : : : : : : :/{___      | |  /     \ニニ===ニ二    :|:|
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前々スレ
京太郎「何でもいいから、そろそろ行動起こさないと……」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407765048/)
前スレ
京太郎「何でもいいから、そろそろ行動起こさないと……」玄「2スレ目だよ」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409238125/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412006138


と、言うワケで3スレ目でございます
前スレが終わり次第こちらに投下します


?「こらー!京太郎、彼女との最中に他の女と電話かー!」

京太郎「ちょ、馬鹿!静かにしてろって……!」

照『………』

京太郎「す、すいません!なんかテレビの音がデカかったみたいで……!」

咲『……もしもし、京ちゃん』

京太郎「あっ……咲!」

咲『今の声、電話越しに私にも聞こえたんだけど……後ろにいるの誰?』

咲『女の子の声だったけど、京ちゃんお姉ちゃんも妹もいないはずだよね?』

京太郎「だ、だからテレビだってば!誰もいないって!」

咲『……ほんと?』

京太郎「ホントのホントだ!」

咲『うん。じゃあ、信じる』

京太郎「へっ」

咲『彼氏のいう事だもん、信じなきゃね』

京太郎「そうか………ありが」ホッ

?「隙アリ!」バッ

京太郎「っ!!よせバカ!」

?「あー、もしもし?京太郎の"元"カノジョさんの宮永咲さんですかー?」

咲『えっ……だ、誰ですか?』


下3 人物


優希「分からないのか?ひどいじぇ、いっつも一緒に部室で会うのに」

咲『この声……!優希ちゃん!?』

優希「ぴんぽーん!大当たりだじぇ!」

咲『ど、どうして優希ちゃんが京ちゃんと一緒に……それに"元彼女"ってなに!?』

優希「そのまんまの意味だじょ咲ちゃん」

優希「京太郎の今の彼女は私ってことだじぇ!」

咲『……変な冗談は辞めてよ』ギリッ

優希「あーそっか、咲ちゃんは知らないんだ。そーかそーか」

咲『はっ?』

優希「京太郎が咲ちゃんと付き合った理由はなー、私に振られたからだじぇ」

咲『……どういうこと?』

優希「本ばっか読んでる割にニブいなー咲ちゃんは。要するに……」

優希「京太郎は私に振られたから代わりに咲ちゃんで妥協しようって思ってただけだじぇ」

咲『………』

優希「その証拠に私がさっき学校でちょっと迫っただけですぐ堕ちたからな!」

咲『なに……言ってるの?意味が分からないよ優希ちゃん!』

咲『京ちゃんにかわっ!』

優希「ぶちっとな」ポチ

優希「さ、続きに戻るじぇ」 ツーツーツー

京太郎「ああああ終わった……!明日からどんな顔して学校に行けばいいんだ」

優希「安心しろー!京太郎は私が守ってやるからなー!」

京太郎「はぁ……」


――――――――
―――――――


下3 判定
00~50 咲、転校
51~80 咲、ひきこもり化(優希エンド)
81~99 刺される
ゾロ目 咲に土下座して全て話す


咲「………」ゴトッ

照「……?」

咲「………」

照「咲、携帯落としたよ」

咲「……お姉ちゃん」

照「?」

咲「私も、白糸台に行っていいかな?」

照「え?急にどうした?」

咲「ダメかな?」

照「ダメじゃないけど。それじゃお父さんが……」

咲「私たち二人が説得すればお父さんもお母さんもまた一緒に暮らしてくれるよ」

咲「ね、お姉ちゃん?」ツー

照(血涙……!?)

照「咲、おまえ……!」

咲「なに?お姉ちゃん」

照「……いや、なんでもないよ」ガバッ

咲「わわ!どうしたの急に抱き付いてきて?」

照「ごめん、ごめん……咲」ガバッ

咲「お姉ちゃん?なんで謝ってるの?」

照「私はいなくならないから……」

咲「あはは、変なお姉ちゃん」


――――――
―――――


京太郎(あの本屋で別れた日以来俺は咲とは会わなかった)

京太郎(そして咲が転校したのを知ったのはあの優希と二股かけてることがばれた日から一週間後のことだった)


――――――
―――――


京太郎「インターハイ……清澄は2回戦敗退、準決勝は永水と宮守か」

久「ごめんなさい、全ては削られた私のせいよ。どんなことも甘んじて受け入れるわ」

まこ「よせ。あんただけのせいじゃない、うちらがまだ未熟だったって話じゃ」

優希「終わっちゃったじぇ……インターハイ」グスッ

和「終わってしまいましたね……」

まこ「……あんたバケモンいるとか聞いてなかったけの」

優希「きょうたろぉぉぉぉ!!」ビエーン

京太郎「よしよし」ナデナデ

京太郎(もしあそこで咲がいれば……勝てたんだろうな)

京太郎(白糸台の大将が2回戦で3校同時に飛ばしたって聞いたけど……もしかして)

久「まぁ、負けちゃったのは残念だけど……せっかくだし和と私の個人戦まではゆっくりしましょうか」

まこ「それがええ。まだあんたら二人の夏は終わったワケじゃないけぇの」


京太郎(しばらく東京にはいられるみたいだな)

京太郎(せっかく東京にきたんだし、観光でもしようかな)


下3 行動指定


京太郎「ほら、おいしいタコスの店連れってやるからもう泣きやめって」

優希「な、泣いてなんかないじぇ!」ゴシゴシ

京太郎「そんな顔ぐしゃぐしゃにして説得力ねーって」

優希「うるさいうるさい!さっさと連れてけー!」

京太郎「了解しましたよっと、お姫様」

京太郎「……ってことですいません、ちょっと出てきますね」

久「うん。それはいいけど、日が暮れるまでには戻ってくるのよ」

まこ「ここで迷子になったらわしらでも探しきらんけの」

京太郎「はい」

和「………」

京太郎(和には相変わらず無視されたままか……)


―――――――
――――――


優希「うまいじぇーーー!!!」バクバク

京太郎「切り替え早いな……」

優希「当たり前だー!タコスこそが私の力の源だじぇ!」

優希「よくこんなおいしい所知ってたな京太郎!」

京太郎「事前に調査してたんだよ。お前が喜ぶだろうと思ってな」

優希「っ!」カァァ

優希「きょ、京太郎のクセに生意気だじぇ!!」

京太郎「おいおい。彼女の為に一肌脱ぐのは当然だろー」

優希「うるさーい!!」



淡「ねぇ見てサキー!バカップルがいるバカップルが!!」

咲「……」

淡「あれ?ひょっとしてあの制服………前にサキがいた高校の」

咲「行こう、淡ちゃん」

淡「あ、でもひょっとしたらサキーの知り合いかもよ!」

咲「あははは。何言ってるの淡ちゃん」

咲「あんなの知り合いでもなんでもないよ」ニコッ

咲ルートだと完全に思っていたけどに堕ちたな



随分と遅くなって申し訳なかったです、今夜はここまでです
お疲れ様でした


まこ「一人で部屋に泊まらせてすまんのう」

京太郎「仕方ないですよ。流石に男の俺が女子がたくさんいる部屋に泊まるわけにはいきませんし」

優希「それじゃ私と一緒に寝るか京太郎!」

京太郎「はは、そしたら朝まで寝られなそうだからやめとく」

優希「私は一向に構わーん!」バッ

久「はーい、そこまで」グイッ

優希「ぐえっ!」

久「お盛んなのは分かるけどね……そういうのは長野に帰るまでお預けよ優希」

優希「うう……部長が言うなら仕方ないじょ」

優希「それじゃ京太郎、また明日」

京太郎「おう。おやすみ優希」

まこ「じゃあの」

久「おやすみなさい須賀君」

京太郎「部長に染谷先輩、お疲れさまです」


京太郎「……さて、と」

京太郎「優希も寝たしこれからゆっくり東京見物でもするか」


下3 行動指定


京太郎「ソープにでも行くか」

京太郎「東京来てからずっと優希が横にいるから溜まるモンも溜まるってもんだ」


――――――


京太郎「ついに来ちまった。憧れの吉原」ドキドキ

京太郎「日本一の風俗街なんだ……そりゃもうすげえんだろうな」

ソコノオニイサーン,ウチドウデスカー?

京太郎「え?」

コッチノガイイデスヨー?

京太郎「おおう……どちらも素晴らしいおもち」ゴクッ

京太郎「どっちもいいなぁ、これは悩むぜ」ニヘラ

?「………」ジーッ

京太郎「………」

?「………」ジーッ

京太郎(な、なんだ?後ろから視線を感じるけど)

京太郎(気のせいか……?)


下3 判定
00~70 振り返る+人物名指定
71~99 とっととソープに入る
ゾロ目 補導


京太郎「っ!」バッ

はやり「はや?」

京太郎(やっぱり…!なんか視線感じると思ったんだよ!)

京太郎「あの、俺になにか用事ですか?さっきからずっと見てるみたいですけど」

はやり「んー……別に用事ってほどじゃないんだけどね」

はやり「インターハイの会場で見かけた高校生がなんでこんな所にいるのかなーって思って」

京太郎「げっ!」

はやり「はやりの記憶違いじゃかったらだけどね☆」パチッ

京太郎(お、俺のこと知ってんのかこの人……まさかインハイ会場で見られててたなんて)

はやり「キミ高校生だよねー?こんな時間にこんなところにいたら補導されちゃうよー?」

京太郎「ほっといてくださいよ。あなたには関係ないでしょう?」

はやり「関係大アリだよ!はやりは牌のおねえさんなんだから」

京太郎「何だよ牌のおねえさんって……」

京太郎「じゃあなんだよ?アンタが代わりに相手してくれるのか?」

はやり「はやっ!?」


下3 判定
00~30 警察につれていく
31~80 力づくで連れ帰る
81~99 お相手する
ゾロ目 家へ連れ込みスキャンダルになる


はやり「はぁ……仕方ないなー」

はやり「そこまで頼まれたら断るわけにはいかないよね☆」

京太郎「え゛っ」

京太郎「い、いや……俺冗談で言っただけなんですけど」

はやり「そんなに遠慮しなくもてもいいって。さ、いこっ」グイッ

はやり「こんなに可愛くて若い子ならはやりも大歓迎だよー」グイグイ

京太郎「ちょ、ちょっと!待って!」ズルズル

京太郎「誰か!おまわりさーん!!」

はやり「いいの?おまわりさん呼んじゃって?」

京太郎「へ?」

はやり「高校生のキミがこんな時間にこんな所歩いてたら間違いなく問題になるよねー」

はやり「インターハイ中に警察沙汰起こした学校って、出場停止になっちゃうらしいしさ」

はやり「怖いよねー☆」

京太郎「………」

京太郎(お、俺のせいで和と部長に迷惑が……?いや、それは絶対ダメだ!)

京太郎「………分かりました」

はやり「呑み込みが早くて助かるよー、じゃあいこっか☆」


下3 判定
00~50 一回ヤって解放
51~80 脅されて呼ばれ続ける
81~99 はやりEND
ゾロ目 はやりん逮捕


はやり「んー……もっと強くしてもいいんだよ?」

京太郎「こ、これでも十分強くしてます!」パンパン

はやり「えー、嘘だよね?これで?」

はやり「ひょっとしてキミ初めてなの?」

京太郎「違いますよ!」パンパン

京太郎(咲と優希は小柄で胸が無かったから動きやすかったけど……この人全身ムチムチしててヤバイ!)

はやり「はやりこんなんじゃ全然足りないよ……動くの交代しよっか?」

京太郎「えっ?」

はやり「私が上にのっかってあげる☆」スッ

京太郎「いや、そ、それは……!」

はやり「んっ……」ズボッ

京太郎「っぁぁああああ!!!」

京太郎(こ、これは……!咲や優希とは違う大人の締りが……ううっ!)

はやり「ああ、コレすごくいいよ!はやりもハまっちゃいそう!」

京太郎「も……もうちょっとゆっくりお願いします」

はやり「無理だよー!そんなの絶対に無理に決まってるじゃん!」

京太郎「ああああ……」

京太郎(ヤバいってコレ、このままじゃ…全部搾り取られる!」

――――――――
―――――――

チュンチュン


はやり「今日はありがとう、はやりとっても楽しかったな」テッカテカ

京太郎「そうですか」ゲッソリ

はやり「もう帰ってもいいよー。キミが居なかったらみんな心配するだろうし」テッカテカ

京太郎「……はい」ゲソー

京太郎(もう朝の7時……帰っても寝る時間もねぇな)

京太郎(帰ってから何しよう……)


下3 行動指定


京太郎「優希」ゲソー

優希「ど、どうした京太郎……顔がゾンビみたいになってるじぇ」ビクッ

京太郎「今から俺にお前にタコスパワーを分けてくれ……頼む」

優希「えっ!」

優希「……で、でもそれは長野に帰るまでお預けって部長に」ゴニョゴニョ

京太郎「ダメか?」ウルウル

優希「ううっ……」

優希「……仕方ないな。そんな眼で見つめられると断れないじぇ」

京太郎「優希!」パァッ

優希「ただし部長には秘密!秘密だからなー!」

京太郎「分かってるって!じゃあ、ホテルだと部長達に見つかるかもだから外でヤろうか」

優希「外って……まさかお外か?それはまだ早」

京太郎「それじゃ行くぞー」ヒョイッ

優希「あっ!?こ、こら!離せこの駄犬!!」ポカポカ

京太郎「はは、照れんな照れんな」


京太郎「コレだよ!やっぱお前みたいな身体が一番なんだよ!!」パンパン

優希「きょ、京太郎!もっと優しくしろぉ……!」

優希「あと声がデカいじぇ!」シーッ

京太郎「んなこと言ったって……ああ締まる締まるっ!」

優希「もしこんなとこ誰かに見られた生きて行けないじょ……」

京太郎「大丈夫だって、もしそうなった時は俺が一生お前を守るから」

優希「じょぇっ!?……い、犬のクセにうるさい!」カァァ


京太郎「あー、気持ちよかった。やっぱ相手がムチムチかどうかよりも相性なんだよな」テッカテカ

京太郎「優希は風呂に入りにホテルに戻ったけど……さてこれからなにしようか」


下3 行動指定


京太郎「あいつがあがってすぐ食べれるように、タコスの作り置きでもしとくか」

京太郎「俺のわがままで付き合わせたんだからこのぐらいはしとかねーとな」


京太郎「"優希へ とっても気持ちよかったです、ありがとう。よければ食べてください 京太郎"」

京太郎「書置きはこんな感じでいいか」

久「へぇ、何が気持ちよかったって?」

京太郎「そりゃ優希の……っておわぅ部長!!」

京太郎「どどどうしてこんな所に!?」

久「それはコッチの台詞よ。あなたが私たちの部屋に入ってくところが見えたから、気になるのは当たり前でしょ」

京太郎「あ、あはは……!それもそ、そうですよね」

久「……見た感じこのタコスを優希に作り置きに来たってところかしら?」

久「だとしたらまったく……いい彼氏じゃない!」バシン

京太郎「いって!」

久「このタコスは優希に渡しとくから、ほらでてったでてった。これから美穂子たちがくるんだから」

京太郎「は、はい……失礼しました」


久「………」

久「……どうしてその優しさをもっと咲に向けてあげなかったのかしら」


――――――――
―――――――


京太郎「暇だな……何もやることねぇ」

京太郎「俺も個人戦に出てたらちょっとは忙しかったのかな」


下3 行動指定


京太郎「そういえば咲のいる学校もインハイに参加してるんだよな」

京太郎「確か今日の準決勝にも………あったこれだ。"白糸台高校"」ペラッ

京太郎「……よし、名目上は清澄の偵察ってことしにしといて咲とお姉さんの様子でもこっそり見に行くか」


―――――
――――


菫「今日の相手は全国ランキング2位の千里山と北部九州最強の新道寺……そして古豪の阿知賀女子だ」

淡「へー、その三つって強いのー?」

菫「それぐらい自分で調べろ」

淡「ぶー!菫先輩のけちんぼー!」

淡「まぁ、相手がどんだけ強くても関係ないんだけどね!でしょ?テルーにサキー?」

咲「………」ペラッ

照「………」ペラッ

淡「……ってまた二人とも本読んでるし。こらー!二人ともミーティング中だぞー!」

咲「あっ……ゴメンね淡ちゃん」

咲「でも大丈夫だよ、そんなに心配しなくてもちゃんと結果は出すから」

照「このミーティング自体が無駄な時間だと思うけど」

菫「なかなか言ってくれるなお前達。特に妹はお前に似てきたようだな照」

照「そう?」

菫(まぁ、現に結果を残してきてるわけだから口出しできないのが現実だが……)


京太郎(よかった……元気そうだな咲。本の虫は相変わらずみたいだけど)フムフム

京太郎(お姉さんともこっちの連中とも仲良くやれてるみたいだし、退散するか)


ガチャッ


京太郎「……!!」ビクッ

久や和に一直線だった頃がもう懐かしく思えてきたのです


今夜はここまでなのです
お疲れさまでした


ガチャッ


京太郎「!!」ビクッ

京太郎(やっべ!どっかに隠れねーと…!)

京太郎「……」キョロキョロ

京太郎「…」キョロ

京太郎(うわああああどこにも隠れるとこねぇ!)

?「……ん?」


下3 人物指定


京太郎「………」

京太郎「……えーと、その、ありがとう」

桃子「いいっすよ別に。たまたま通りかかっただけっすから」

桃子「あの人たちに見つかるとまずいことでもあったんすよね?」

京太郎「まぁ、な」

京太郎「ところであなたは確か……東横さんだっけ?鶴賀の」

桃子「そうっすけど……よく覚えてたっすね」

京太郎「え?」

桃子「あ、ごめんないさいっす。男の人で私の事覚えてる人って中々いないからちょっと驚いてしまったっす」

京太郎「はは……そりゃ覚えてるとも」

京太郎(だってこんなに可愛くて胸もデカいしな)

桃子(むむ、なんか身の危険を感じるっす)

桃子(助けてあげたはいいけどこの人なんか怪しかったし……)

桃子「あの、それじゃ私はこれで失礼するっすね」


下3 判定
00~50 姿を見失う
51~80 引き止める
81~99 強引にキス
ゾロ目 告白する


京太郎「ちょっと待って。せっかくだから何か御礼でも……させ……」

京太郎「……あ、あれ?あの子どこ行った?」

桃子(残念っすけどステルス状態の私は加治木先輩以外には見つけれないっすよ)

桃子(それじゃさらばっす清澄の雑用さん)


京太郎「ほえー……あれが噂のステルスモモってやつか」

京太郎「あんだけスタイルよかったら見逃すことなんかねーって県予選の時は思ってたのになぁ」

京太郎「ま、でも助けてもらったことはありがたかったし今度改めてお礼でも言うか」

下3 行動指定

ただしゾロ目でステルス破り


――――――
―――――
――――


京太郎「はっ!!」ガバッ

京太郎「………」

京太郎「え………夢?今までの全部。夢?」

京太郎「っていやいや待て!あんなにリアルな夢あるわけがねーだろ……!」

京太郎「携帯携帯っと」スッ

京太郎「今日はインハイ真っ最中だし、8月のはずだよな」ピッ


下3 時期&状況


咲「なにが嘘なの京ちゃん?」

京太郎「!?」クルッ

咲「うわっ!ど、どうしたのそんなすごい顔して?」

京太郎「……咲?」

咲「へ?私がどうかした?」

京太郎「お前ホントに咲か!?」ガタン

咲「わわっ!」

まこ「んんー?一体なんじゃ騒がしいのう」

久「突然爆睡しだしたと思ったら急に暴れ出したわね、彼」

咲「どどど、どうしたの京ちゃん!?」

京太郎「……あっ」

和「あの、どうかしたんですか須賀くん?」

京太郎「………いや、ちょっと寝ぼけてただけだよ」

京太郎(ああ、思い出した……優希にさっき告白されて悩んでてそのまま寝ちまったんだ俺)

京太郎「すまん咲、驚かせちまったな。みんなもごめんなさい」パッ

咲「はぁ」ホッ

咲「もー、脅かさないでよ京ちゃん……一瞬びっくりして漏らしちゃいそうになったよ」ボソ

京太郎「ホントゴメンって」

咲「だーめ、許してあげない!今日は罰として……」


下3 内容



咲「京ちゃんには夕飯の買い物と料理の手伝いをしてもらいます!」

京太郎「へっ?」

咲「もちろん食べるのも一緒だよ!」

京太郎「……ははっ」

京太郎「そんなことならお安い御用だよ、咲」

咲「えへへ、やった」

まこ「かーっ、若いモンはええのう!」

和「どこの親父さんですかまこ先輩は……」

久「私からすればまこも若いわよ」

久「あ、二人とも今日はもう帰っていいわよ」

咲「えっ?」

久「今日二人で仲良くご飯作って食べるんでしょ?なら、いつまでも縛り付けてるわけにはいかないじゃない」

京太郎「でもそれは流石に……」

久「はーい!意義は受け付けないわ」

久「部長命令、帰った帰った」グイグイ

京・咲「えええええ!?」


バタン


咲「………」

京太郎「………」

咲「い、行こっか!」

京太郎「そ…そうだな!」


優希「………」ジーッ

下3 判定
00~50 咲ちゃん、お幸せにだじぇ
51~80 やっぱり京太郎の事諦めれないじぇ……
81~99 咲ちゃん、幸せは一人占めできないんだじぇ……!
ゾロ目 部長のドッキリに付き合わされる身にもなってほしいじょ


和「二人とも行ったことですし、そろそろ出てきたらどうですかゆーき?」

ガチャン

優希「………」 ギィィィ

久「須賀くんのことボロボロ言っておきながら、なんだかんだで結局好きだったんでしょ?あなたも」

優希「……ち、ちがうじょ!」グスッ

まこ「まぁ、あれだけ言っとけば好意に気付かれること無かったよーじゃけど、ちょいと言いすぎたのう優希」

和「まったく素直じゃないですね、ゆーきは」

優希「だ、誰があんな変態なんか好きになるか!」

優希「咲ちゃんも咲ちゃんだじぇ!もうどうなってもしらーん!しらんったらしらん!!」

久「優希って意外にそーいう系のネタ本気で嫌うのね」ボソ

和「言う分や見る分には構わないんですけどね……いざ自分が対象になると」ボソ

優希(うう…悔しい…悔しいじょ……でも)

優希(咲ちゃん、お幸せにだじぇ……)


咲「今日ね、お父さんに京ちゃんの事紹介したいんだ」

京太郎「えっ」

咲「そろそろ隠し通すのもきつくなってきた頃だし……ね?」

京太郎「お、おう……!そうだな!」ハハ

京太郎(マジかよ……前に会った時は友達って思われてただろうし特に気にしなかったけど……)

京太郎(彼氏ですって言ったらまた別の話だよな。なんて自己紹介すればいいんだ)


下3 自己アピール


界「お帰り、咲」

咲「ただいまお父さん」

界「ん?スーパーにでも寄ってきたのか?」

咲「うん。後でご飯作ろうと思ってさ」

咲「それでねお父さん……」

咲「今日はお父さんに紹介したい人がいるの」

界「……?」

咲「京ちゃーん」

ガチャッ

京太郎「お、おじゃまします」ペコリ

界「……須賀くん?こんにちは、咲がいつも世話になってるな」

京太郎「そうなんですよまったくー!コイツホント……」

咲「……ほら、京ちゃん」ボソッ

京太郎「あ、すまん………ごほんっ!」

界「?」

京太郎「従二位勲一等伯爵、須賀京太郎です!」

界(外務大臣……?)

京太郎「単刀直入に言いますが娘さんを僕にください!!」

界「えっ」


下3 判定
00~50 幸せにしてくれるならいいよ
51~80 ついでに姉も貰ってくれ
81~99 帰れ
ゾロ目 駆け落ち


界「幸せにしてくれるならいいよ」

京太郎(軽っ!?)

界「ただし一つ約束してくれ」

京太郎「え?」

界「絶対に俺と母さんのようにはならないでくれ……それが約束だ」

界「子どもができた際に照や咲のような思いだけはさせないでほしいんだ」

咲「お父さん……」

京太郎「……」

京太郎「そんな約束はできませんね」

界「……なんだって?」

咲「っ!?」

京太郎「だって……」

京太郎「俺と咲が別れるなんて、絶対にありえないは話ですから」ナデナデ

界「……」

咲「うう……」カァァ

京太郎「ありえないのにそんな無駄な約束しても仕方ないですよね?」

界「……なるほど、十分よく分かった」

界「確かにキミの気持ちを受けったよ」

京太郎「そ、それじゃ……」

界「咲をよろしく頼むな」ペコリ


下3 判定
00~90 咲エンド
95~99 照「ちょっと待て咲。それはダメ」  
ゾロ目 夢オチエンド


京太郎「咲……俺が、守ってやるからな」スピー

京太郎「一生……守って……」ムニャムニャ


ギャハハハハ!! オイミンナー!スガナンカ オモシレーネゴト イッテルゾ!! ハハハ!!

咲「…」カァァァ

教師「はっはっは。宮永は須賀に愛されてるなー」

教師「でも授業中に寝るのは感心しないな、須賀ァ!!」バシン

京太郎「!?!?」ビクッ

京太郎「!?」キョロキョロ

京太郎「……咲?」

教師「愛しの宮永ならそこで顔真っ赤にして顔伏せてるぞー」

教師「とりあえずそのままたってろー」  ハハハハハ!! バカヤバカ!

京太郎(……ひょっとして今のもゆめだったのか)ガタッ

京太郎(あれ?でもその前の夢の中の夢も夢だったような)

京太郎(じゃあもしかしてこれも夢?)

京太郎(あれ?あれあれあれ?)

京太郎(……もうわっかんねー、全部わっかんねーや)



咲(京ちゃんの……ばかぁーーーーーー!!!!)




カンッ!!

結局優希との浮気も咲の白糸台転入もインハイ敗退も全ての出来事は京太郎の夢の中でのできごとでした(威圧)



じゃけん次いきしょうね~


京太郎「背景に溶け込んでかなり立ったが潮時だ」

京太郎「このままこの立ち位置に居るだけじゃ世界から消されちまうな」

京太郎「いつの間にかいなくなってました、なんてシャレにならねぇし……なんとか目立たないと」

京太郎「はやく学校おわんねーかな……」



下3 行動指定


久「はぁ……今年の県予選、あそこがいるから厳しい戦いになりそうね」

優希「珍しく部長が弱気だじぇ」

和「風越が名門なのは知っています。けれど、私たちも名門に負けないぐらいの実力は確かにありますよ」

咲「そ、そうだよね……」

久「いえ、違うわ和。厄介なのは風越よりも龍門渕よ」

まこ「あそこか……」

京太郎(龍門渕高校……去年の長野王者で全国べスト8)

京太郎(なんでも噂によるとインハイの最多得点王プレイヤーがいて当時全員一年生だったとか……)

京太郎(叩けば幾らでも埃が出てきそうだ。ちょっとでもみんなの役に立てるようにスパイでもしてくるか)

優希「でもそんな強い相手がいるなら私も腕がなるじぇ!……っとその前に犬、タコス買って来い!」

優希「………あれ?京太郎?」


――――――
―――――


京太郎「でっか……なにこの豪邸」

京太郎「セキュリティも半端じゃねーし、どうやって侵入しようか」ウロウロ


?「………ん?」


下3 人物指定


京太郎「うーん……困った困った」ブツブツ

一「あのー」

京太郎「……ん?」

一「ウチに何か御用ですか?」

京太郎「……」

京太郎(女の子?てか怖っ……!顔にタトゥー彫ってるし)

一「……そんなに見て、ボクがどうかしました?」

京太郎「あ、いえ……あなたは龍門渕の方ですか?」

一「はい、そうですよ」

一「あなたが先ほどからウチの門の前でウロウロしてたんで、ちょっと気になって声をかけてみたんですけど」

京太郎(うわあああああもうスパイ作戦失敗かよ!)

京太郎(くそっ……こんなに早くばれるなんて思ってなかったぜ)

一「それで、何の御用ですか?

京太郎「え、えーと……!」タジッ


下3 御用


京太郎「龍門渕の財産すべてをいただきに来た」

一「………」

京太郎「龍門渕の財産すべてをいただきに来た」

一「……」

一(この人ひょっとしてギャグで言ってるのかな?)

一(どう見えても泥棒しにきた格好じゃないし……)

京太郎「龍門渕の財」

一「分かった分かった!それはもういいから!」

一「今なら冗談として聞き流しといてあげるからさ、はやく帰りなよ」

京太郎「いや、冗談なんかじゃねーよ」

一「はぁ………キミさ、分かってる?今自分で堂々と"泥棒しに来ました"って言ったんだよ?」

一「通報されてもおかしくないんだ、そこら辺ちゃんと理解してるのかい?」

京太郎(ウダウダうるさいな)

京太郎(なんとかして黙らせて通してもらおう)


下3 行動指定


京太郎(……しかしよく見ると)

一「?」

京太郎(可愛いなこの子……最初は気が動転しててそれどころじゃなかったけど、よく見たらすっげー可愛いぞ)ドキドキ

京太郎(ボクっ子だし清澄にはいないタイプだな)

京太郎(……ちょっとアプローチかけてみるか)キリッ

一「う」ゾクッ

京太郎「よく見ると可愛いね君。名前は?」

一「く、国広一……です」

京太郎「一ちゃんね。いい名前じゃん……俺は須賀京太郎っていうんだ」

一(いきなり下の名前で呼ぶの!?)ゾゾッ

京太郎「一ちゃん彼氏とかいるの?」

一「あの、ホントもう帰ってくれませんか?」

一「これ以上しつこいようならSP呼びますよ!」

京太郎(うーん、取り付く島もないな)

京太郎(……じゃ、ちょっと強引にアプローチしてみよう)


下3 行動指定


京太郎「そうだよな……いきなり何言ってんだ俺は」

京太郎「ゴメンなさい!」ペコリ

一(あれ?さっきまでと違って意外に素直だなこの人)

一「わ、分かってくれたんならいいよ。でももうこんなことしないでね?」

京太郎「はい……本当にすいませんでした」シュン

一「いやー、ボクもちょっと言い過ぎたかなーって」ハハ

一「こちらこそすいませんでした」

京太郎「いえいえ、悪いのは俺なんですから……」

京太郎「……なんて思うワケねぇだろバァカ」バチチチッ

一「うぐっ!!?」

一(ス、スタンガン!?やられた……!)ドサッ

京太郎「こんな簡単な芝居に引っかかっちゃうなんて、龍門渕もチョロイよなー」

京太郎「さーてカギカギっと」ゴソゴソ

一「あ―――う―!!」

京太郎「お、あったった。これか」チャリン

京太郎「それじゃ確かに受け取ったぜ。じゃあな一ちゃん」


――――――
―――――


一「ううっ……」ググッ

一(身体が痛い……全身が痛い……だけど、だけど透華にだけは知らせないと……!服に仕込んでた無線で……)ポチ

京太郎「はい、これも没収」

一「!?」

京太郎「……」ニコニコ

一(……な、なんで!?もう行ったんじゃ……)


バチチチッ ギャアアアアアアアア!!

昏鐘鳴の音が聞こえたので今夜はここまでです
お疲れさまでした


京太郎「……」キョロキョロ

京太郎(誰もいないな……うし、侵入成功)

京太郎「……しっかし、本当に長野かよってぐらいただっぴろい敷地だなオイ」

京太郎「こりゃ情報持って帰るのに骨が折れそうだなぁ」ハァ

京太郎「で、まずどこから調べようか」


下3 判定
00~20 衣の部屋
21~40 透華の部屋
41~60 智紀の部屋
61~80 一の部屋
81~99 純の部屋
ゾロ目 ハギヨシに遭遇(逮捕END)


メイドA「衣様ー!?どこにいかれたのですかー!!?」

メイドB「もう、またいなくなっちゃったのあの子ども!」


京太郎「……」スタスタ

京太郎(ふっ、あまりの存在感の無さに普通に歩いても気づかれないとはな)スタスタ

京太郎「悲しいんやら嬉しんやら……おっ?」

京太郎(なんか一際バカでかい扉を発見)

京太郎(まずこの部屋からでいいか)コソコソ

京太郎(………)ソーッ

京太郎(……よし、誰も中にいないな)ガチャッ

ギィィィ バタン

京太郎「さーて、この部屋に龍門渕の手掛かりとなるものはあんのかなっと」

京太郎「いつこの部屋の奴が帰ってくるか分かんねぇし、はえーとこ漁っとくか」ゴソゴソ


下3 見つけた物


京太郎「うん?なんだコレ」ガサッ

京太郎「うおっ!?これはまさかテレビ通販でよく見るアレか!」

京太郎「えーと、アレだアレ……なんだっけ………あ、そうだ!豊胸器具!」

京太郎「ぶぷっ!こ、こんなモン本当に買う奴がいたなんて……!この部屋の主はよっぽど胸が小さいんだろうな!」ハハ

透華「それは悪かったですわね」

京太郎「そうそう、こんなモンに頼っても大きくなんねーぞ」

京太郎「……え?」

透華「余計なお世話ですわ!!」ポチ

ジリリリリリリ

京太郎「!?」

透華「私の部屋に勝手に入り込んだばかりか、秘密まで見てしまっては……生かして帰すわけにはいきませんわ」

透華「どこの誰だか存じ上げませんが、あなたには記憶を全て無くしていただいたうえで牢獄へ行ってもらいます」

京太郎「っ!どけ!」ダッ

透華「きゃっ!」

京太郎(やっべ見つかった…!ここはひとまずどっか屋敷の中に隠れるしか……)


下3 隠れる場所

90~99で独房
ゾロ目でハギヨシ


バタン!!


京太郎「はぁ……はぁ、ハ、ハンドボールで鍛えててよかった。なんとか撒いたぜ」ゼーゼー

京太郎(ここは……見た感じ厨房みたいだな)キョロキョロ

京太郎(警報のせいか丁度みんな出払ってるようだし、都合いいぜ)

京太郎「ちょっと一休みっと」スッ


ガツガツガツガツ


京太郎「んっ?」

京太郎「何の音だ……?」スッ

京太郎「!?」


純「んーー、うめぇ!」ガツガツガツ


京太郎(ええーーー……なんだアレ)

京太郎(いやホントなんだアレ、冷蔵庫から直接食糧食べてるぞアイツ……)


下3 判定
00~50 この場から逃走する
51~90 話しかける
91~99 独房
ゾロ目 ハギヨシ


京太郎(とりあえず退散しといた方がよさそうだな、関わっちゃダメな予感がする)スッ


ソッチハイタカー? イマセン!!

京太郎(くっそ、まだあのお嬢様風の女の子が豊胸器具使ってるぐらいしか分かったことねーのに……)  サガセサガセー!!

京太郎(流石にこのままのこのこ帰るワケにはいかねー、なんとか清澄のみんなの役に立てる情報掴んで帰らないと)

京太郎(待ってろよみんな!)ダッ

?「うわっ!?」バッタリ

京太郎「うおっ!?」バッタリ

京太郎(ちくしょおおお!!この館曲がり角多すぎだろーーーー!!)

?「………」

京太郎(やっべ!!見つかった……!)


下3 人物指定


歩「あわわわ……ま、まさか!」

歩「しんにゅ!」ムグッ

京太郎「大声出すな、静かにしろ!!」

歩「んー!!んー!」ブンブン

京太郎「………」

京太郎「殺されてぇかお前……?」

歩「!?」ビクッ

歩「……」グスッ

京太郎「よし、それでいい」

歩「ううっ…」ポロポロ

京太郎(しかし見つかっちまった以上ここに置いてくワケにもいかねーしな、どうしよう)


下3 行動指定


京太郎「あっ、そうだ」

京太郎「お前ちょっと眠ってろよ」バチチッ

歩「んんーー!?んんんーーーー!!」ブンブン

京太郎「うるせぇな、これ(ハンカチ)でも加えてろ」ギュッ

歩「~~~~!!」

京太郎「そんじゃ、ちょっとビリッとするけど我慢してくれよ」バリバリ

歩「~~~~!!~~!!~~!!」ブンブンブン

バチチチチチッ!!

歩「―――!!!」

歩「―――――」ドサッ

京太郎「………」

京太郎「おーい」ツンツン

歩「」シーン

京太郎「よーし、ちゃんと落ちたな」

京太郎「後はどっかロッカーにでも閉じ込めなきゃ」



京太郎「よいしょっと」ギィィ

バタン

京太郎「ロッカーに閉じ込めたしこれでよし。そんじゃ探索に戻るか」


下3 行動指定


京太郎「おらっ」バチチッ

SP1「ぐああああ!!」ドサッ

SP2「き、貴様ァ!」

京太郎「うりゃ」バチッ

SP2「ぬああああ!!」ドサッ

サガセー!! マダイルハズダー!!

京太郎「くっそ、次から次へと……」


―――――
――――


京太郎「はぁ…はぁ……さっきから動いてばっかで、流石にしんどいな」

京太郎「ちょっと休もう……どっかにいい休憩スペースでもないかな」


下3 場所指定


一「うう、まだちょっとヒリヒリする……」フラフラ

一「くっそー、あの悪魔……!通信機器と服まで取り上げるなんて」スッポンポン

一「もしこんなとこ誰かに見られたら……」

京太郎「あっ」

一「あっ」

京太郎「あ、アンタなんで!?縛っておいたはずなのに……!」

一「フフフ……あれぐらいの縄抜け、元マジシャンの卵だったボクには朝飯前さ」

京太郎「くっ!」

一「さぁ、今度こそお縄についてもらうよ!!」

京太郎「その格好だとお前の方がお縄だよ、痴女」

一「なっ!?ボクは痴女じゃな……!」

京太郎「……」つ鏡

一「……」スッポンポン

一「きゃ……!」

京太郎「おっと!静かにしろよ?」バッ

一「んんんん!!」

京太郎「お前だってそんな姿誰かに見られたら困るだろ?」

一「!」ハッ

一(そうだ……透華にこんな恥ずかしい姿見られるわけには……)

一「……」コクコク

京太郎「分かればいいんだよ、分かれば」パッ

京太郎「俺の目的さえ果たせれば服は帰してやるよ」

一「キ……キミは一体何が目的なの?どうして龍門渕に侵入してるの!?」



下3 目的


京太郎「俺がここにきた目的?」

京太郎「決まってんだろ、そりゃ沢村さんをレイプするためだよ」

一「っ!ともきーを!?」ドクン

京太郎「丁度いいや、沢村さんの部屋教えてくれよ。あんたこの館の人なら知ってるだろ?」

一「……知ってるけど」

京太郎「じゃあ早速案内してくれよ」

一「……」ブンブン

京太郎「はぁ?服返してほしくねーのかよ?」

一「服はまだいいよ……だけど、あの"手錠"だけは返して欲しい」

京太郎「別にどっちでもいいよ。だから返してほしかったら案内してくれ」

一「………」

一(ボ、ボクはもう仲間を裏切りたくない……けど透華のくれた手錠もボクにとって大事な大事なタカラモノなんだ」

京太郎「おい、早くしろよ!!人が来ちまうぞ!」

一「…!」グッ


下3 判定
00~60 仲間は売らない
61~80 ごめんねともきー
81~99 龍門渕のイケメン見参
ゾロ目 ハギヨシ見参


一「嫌だ……」

京太郎「は?」

一「嫌だ!ボクは仲間を売らないよ!」

京太郎「……じゃあこの手錠がどうなってもいいって?」ジャラッ

一「あっ…!返して!」

京太郎「おっと」ヒョイッ

京太郎「最後にもう一回聞くけどさ、本当に沢村さんの部屋教えてくれる気は?」

一「な、ないよっ!」

京太郎「そっか、残念だなそりゃ」

京太郎「……じゃーアンタ、覚悟はできてるってことだな」ジリッ

一「!」ビクッ

一(な、なにされるの!?)



下3 行動指定


京太郎(この子よく見たらすっげー可愛かったよな確か)

京太郎(よし決めた、連れて帰ってレイプでもするか)スッ

一「!?」ゾクッ

一「や、やだ……!こないで……!」

京太郎「沢村さんの代わりにお前が相手してくれんだろ?」

京太郎「じゃお前をお持ち帰りしてじっくり楽しませてもらうぜ」

一「ひっ……」

一(だ、誰か…誰か助けて……!ハギヨシさん!純くん!智樹!衣!……透華っ!!)


下3 判定
00~50 京太郎脱出成功&一お持ち帰り
51~80 透華が来て現金で一と取引きする
81~99 龍門渕メンバー登場
ゾロ目 ハギヨシ登場


透華「待ちなさい!!」

一「……!」

京太郎「っ!?アンタ豊胸の……!」

透華「うるさいですわよっ!」

一「と、透華!!」パァッ

透華「遅れて申し訳ないですわ一。ですがもう安心してくださいまし」

透華「この私が来たからには、もうこの男に悪さはさせませんわ!」

一「うん!」

京太郎「言ってくれるじゃねーか。どうやってだ?」

透華「……」スッ

京太郎「?」

透華「このトランクケースの中に一億入っていますわ。それで一を見逃していただけないでしょうか?」パカッ

一「いっ!?」

透華「もちろんSPも引きあげさせますわ」

京太郎「おお、すっげ!一億円なんて初めて見た!」

一「だ、ダメだよ透華!ボクのためにそんな大金を……」

透華「私にはお金よりも、あなたの方が大事ですのよ!」

一「……透華」グスッ

透華「それで、一を解放していただけませんか?」

京太郎「ダメだ。足りねーよ」

透華「な……!」

一(コイツ……っ!)

京太郎「もっと金あるだろ?こんだけいいトコ住んでんだからさ」

京太郎「そうだな、ざっと……」


下3 金額指定


京太郎「50億だ。50億」

透華「ごっ……!」

一「50億だって!?」

一「透華!こんな頭がオカシイ奴相手にする必要ないよ!」

透華「………」

京太郎「ならアンタが俺にお持ち帰りされるだけだ」

一「ボクのことは放っておいていいから、払わないで!」

透華「……分かりましたわ、払いましょう。50億」

一「透華!?」

透華「ちょっとお待ちになってくださいまし」


――――――
―――――


透華「50億の小切手ですわ」スッ

京太郎「本物か?」

透華「ええ、この私がそんな小細工などするはずがないでしょう」

京太郎(まぁ、見た感じちゃんと印もマジモンっぽいし大丈夫か)

透華「さぁ、約束どおり一を帰しなさい」

京太郎「……確かに。おら、行けよ」パッ

一「透華っ!」ダッ

透華「一っ!!」

一「怖かった……怖かったよぉぉ!!」グスッ

透華「よしよし、もう安心ですわよ」

一「ごめんなさい、またボクのせいで!!」

透華「いいえ、誰もあなたを責めたりしませんわよ」ナデナデ

京太郎「………」ケッ

京太郎(ま、当初の目的は果たせなかったけど50億ゲットできたしいいっか)

京太郎(そんじゃ清澄に帰りますか)


下3 判定
00~50 優雅に帰還
51~99 透華「ハギヨシ!」パチン
ゾロ目 帰るついでに衣も貰っていく


衣「……」トテトテトテ

京太郎「ん?」

衣「わわっ!」ドテッ

衣「………」

衣「……うっ」グスッ

京太郎(なんだあのちっこいのは……)

京太郎「おい、大丈夫か?」

衣「―――!」ハッ

衣「むっ、誰だお前は?!」ゴシゴシ

京太郎「通りすがりの京太郎だ」

衣「とおりすがりのきょうたろう?なんだそれは?」

京太郎「困ってる人を見たら助けたくなる人間の鑑のことだよ」

衣「ほう……そうか」

衣「ならば……!衣を助けろ!」

京太郎「は?」

衣「衣はお腹が減ったぞ!」ギュルル

京太郎「はぁ……」

衣「なぜかみな朝から出払っていて、衣のご飯を作ってくれる者がいないんだ」

衣「だから代わりにきょうたろうが作ってくれ!」

京太郎「………」

京太郎(な、なんて図々しい子どもなんだ……)

衣「ダメか?」シュン

京太郎「あ、いや……」

京太郎「……俺の家に来るか?そこなら軽いモンなら作ってやれるけど」

衣「本当か!?行く、行くぞ!!」

衣「わーい!外食だー!」

新連載、「衣の飼い方」はじまるよ!(大嘘)


お疲れ様でした
今夜はここまでですの~だ


京太郎「お嬢ちゃん、ちょっと銀行によってもいいか?」

衣「衣はお嬢ちゃんじゃないぞ!お姉さんだ!」

京太郎「はいはい」ポンポン

衣「頭をなでるなぁー!」

京太郎(それにしても、銀行に行くのはいいんだけど……)

京太郎(俺みたいなガキが50億なんて大金換金したら絶対怪しまれるだろうし……どうやって引き出そうかな)

京太郎(換金しなきゃマジでタダの紙切れだぞコレ)スッ

衣「うにゅ?何を見ておるのだ京太郎?」

京太郎「ん?ああ、おこまちゃまにはまだ早いものだよ」

衣「ぐっ、何度も何度も……!いい加減に衣は悲憤慷慨だぞ京太郎っ!」

衣「先ほどから言っておるが衣を子ども扱いするなー!」バッ

京太郎「あ、よせ!!」

ビリッ

衣「あ」

京太郎「あっ」

衣「………」

京太郎(ノオオオオオオオオ!?俺が命がけでもぎ取った50億がああああああ!!)

京太郎「お前!!」

衣「っ!」ビクッ


下3 判定
00~50 子どものやったことだし許す
51~80 罰として高い高いの刑
81~99 身体で支払ってもらおうか

ゾロ目だと以降龍門渕に


京太郎「この小切手、50億の価値があったんだよ!」

衣「50……億?」

京太郎「ああ……多分俺が一生働いても手にすることができない金だよ」

京太郎「あーこれどうやって責任とってもらおうかなー」

衣「べ、弁償すれば許してもらえるのか?」ゴソゴソ

京太郎「弁償なんてできねーだろお前みたいな子どもに」

京太郎「ここはやっぱり身体で支払ってもらうしか……」

衣「これに天江家の財産の半分が入っている。好きなだけ使え」スッ

京太郎「な………い…」

京太郎(うお!まさか……この黒く輝くのは伝説のブラックカード!?)

京太郎(なんでこんな子どもが!?)

衣「トーカに持たされていてよかったぞ」ホッ

京太郎(……あ、そうだった。この子確か龍門渕の関係者か。ならおかしくはない、か)

衣「それでなんとか許してはもらえないか京太郎?」

京太郎「そうだな……」


下3 判定
00~50 仕方ねぇな
51~99 50億分、とりあえず犯す


京太郎「仕方ねぇな」

京太郎「ただしこれはいただく」バッ

衣「あっ」

京太郎「サンキュ、早速下ろしに行ってくるぜ」


――――――
―――――


京太郎「とりあえず100万ほど下ろしてきた」

衣「そのカードはもうお前の私物だ。好きにすればいい」

衣「それより衣はお腹が減って仕方がないぞ……」グゥー

京太郎「ああ、そうだったな。悪い悪い」

京太郎(子ども一人に飯作るだけで何億ものカードが転がり込んでくるんなら、お安い御用だぜ)

京太郎(この100万何に使おっかな~♪)


下3 行動指定


京太郎「女子高生でも買うか」

衣「にゅ!?」

京太郎「なぁ、ここらへんで女子高生が売られているとことか知らないか?」

衣「……無知蒙昧にも程があるぞ京太郎。少なくともこの国では無い」

京太郎「えー」

衣「それと……今し方の女子高生で思い出したが、衣も一応女子高生なんだぞ!」

衣「だからこの先子ども扱いするのは禁止だ!」

京太郎「……へぇ」

衣「うう、信じていない眼だ」

京太郎「じゃあ女子校生衣ちゃんは幾らで俺に買われてくれるんだ?」

衣「……」

京太郎「例えだよ例え。値段をつけるとしたらだって」


下3 衣の値段


衣「ふっ……衣にお金で価値をつけようなど笑止千万!」

衣「世の中にはお金で買えぬ物もあるということをよく覚えておけ京太郎!」キリッ

京太郎「つまりプライスレスってことか」

衣「違う!どうしてそうなる!?」

京太郎「じゃあプライスレスの衣ちゃん、タダで俺の家にお持ち帰り決定だな」ヒョイッ

衣「話を聞けー!かつぐなぁ!」


―――――――


衣「京太郎!疾く疾く!」カンカン

京太郎「はいはい、お待たせしましたお姫様」コトン

衣「わぁっ!」

京太郎「材料あんま無かったからカルツォーネしか作れなかったけど、そこそこいい出来だ」

衣「うむ……それでは……!」

衣「いただきまーす!」


下3 判定
00~50 美味しいぞ!!
51~80 普通だな
81~99 オロロロロロ


衣「オロロロロロ」

京太郎「ぎゃー!!」

衣「げほっ、げほっ……!な、なんだこの味は……まさに魑魅魍魎と呼ぶにふさわしい……うっ!」

衣「オロロロロロ」

京太郎「待て待て!トイレまで持ちこたえてくれ!!」 オロロロロローン


京太郎「なんかすまん」

衣「気にするな京太郎。あのような料理を創れるのも才能と言えよう」

京太郎「魑魅魍魎とかさっき言ってなかったっけお前」

衣「しかしお腹いっぱい食べるはずが……逆にもっとへってしまったぞ」グゥー

京太郎「……外食行くか」ハァ

衣「外食!?」ガタッ

衣「ハミレス!衣はハミレスがいい!!」

京太郎「分かった分かった!」


下3 飯場所指定

ゾロ目で嘔吐って書き忘れてたナス!すいやせん!!


京太郎「こんにちわー」

まこ「おお、京太郎。珍しいなウチにくるなんての」

衣「え……ここは?」

京太郎「渋谷先輩んちが経営してる雀荘兼メイド喫茶、"roof-top"だ」

衣「……衣はハミレスがよかったぞ京太郎」

京太郎「まぁまぁそう言うなって。ここもファミレスに負けないぐらい美味いぞ」

まこ「なんじゃ、えらいちっこいのがおるの……まさか京太郎?」

京太郎「誤解ですってば誤解!!」

京太郎「単なる友達ですって!」

衣(友達……?)ドクン

衣(衣の……友達?)ドクン

まこ「この子すごいニヤついとるぞ……どうしたんじゃ?」

京太郎「さ、さぁ?」

衣「京太郎!」

京太郎「ん?」

衣「衣と京太郎は本当に友達か!?」

まこ「……おい」ジー

京太郎「あ、ああ!何言ってんだ俺ら友達じゃねーかよ!」

衣「!」パァァ

まこ「なーんか怪しいが、まぁいいわ。後で咲と和も来るけぇそれまでゆっくりしときなさい」


衣「~♪」ニマニマ

京太郎「お、おい……ちょっと近くないか?」

衣「許せ京太郎。衣と京太郎は友達だからな!」

京太郎(それ友達関係ないだろ)


チリーンチリーン

まこ「ほら、こっちじゃ」

咲「こんにちはー」

和「お邪魔します」

まこ「お前さん達のよく知っとる先客もおるけぇの」

和「先客?」

京太郎「あっ、咲に和も!」

咲「え……京ちゃん?どうして染谷先輩の実家に?」

衣「知り合いか京太郎?」

京太郎「ああ、同じ学校の」

衣「……ほう」ゴッ

咲「っ!」ビクッ

咲(な、なにあの子……なんだかお姉ちゃんみたいな)

咲「うぷっ……!」

和「宮永さん!?」

京太郎「おい、どうした咲?」

衣「京太郎!衣はこのすすみ焼きハンバーグが食べたいぞー!」ポケー


下3 判定
00~60 衣を優先する
61~99 咲を優先する
ゾロ目 俺が優先するのは俺だけだ


京太郎「ちょっとゴメンな!」

衣「あっ……」


京太郎「咲、大丈夫か?」

咲「う、うん……なんでもないよ。ゴメンね心配かけて」

和「顔色悪いですよ?本当に大丈夫なんですか?」

まこ「今日は無理せんほうがええかもしれんのう」


衣「………」ポツーン

衣「きょ、京太郎ー!衣はお腹が減ったぞー!」


京太郎「俺、ちょっと咲を家でまで送ってきますんで」

和「私も途中までついていきます」

まこ「それがええの」

咲「ごめんね和ちゃん、京ちゃん……京ちゃんはお友達がいるのに」

京太郎「いいって、今更そんなこと気にする仲かよ」


衣「きょうたろー……」


京太郎「衣のことお願いしますね。後で迎えにくるんで」

まこ「ああ、こっちは任せとって大丈夫じゃ。咲のこと頼むぞ」

京太郎「はい、すぐ戻ってくるんで」


衣「………」


まこ「さーて、あのちっこいのの相手せないかんのう………」

まこ「って、いない!?どこ行ったんじゃあの子どもは!?」

染谷先輩センセンシャル!!!ゾロ目書き忘れもセンセンシャル!!


今夜はここまでです
お疲れ様でした


チリーン チリーン

京太郎「戻りました染谷先輩」

まこ「おーご苦労さん。咲の具合はどうじゃった?」

京太郎「家まで送る頃にはだいぶ回復してました。後は和がついてくれてるんでもう大丈夫だと思います」

まこ「そうか、ほんならもう心配はええの」

京太郎「染谷先輩にも衣の面倒みてもらってしまって、本当にすいません」

まこ「……あー、そのことなんじゃが」

京太郎「………」キョロキョロ

京太郎「あれ?アイツは、衣はどこに行ったんですか?」

まこ「実はな……」

カクカクジカジカ

京太郎「行方不明!?」

まこ「すまん、お前さん達の見送りしとるわずかな間におらんくなっとったわ」

まこ「わしも近所探してみたんじゃが見つからなくてのう」

京太郎「と、とりあえず俺、探してきます!」

まこ「待たんか!もう暗くなるけぇ明日に………て早いのアイツ」


――――――


京太郎「はぁ、はぁ……どこに行ったんだよアイツ」

京太郎「どんどん日も暮れてってるし、なにより腹空かせてるだろうから早く探さねーと……!」


下3 判定
00~70 京太郎が発見
71~90 透華が発見
91~99 諦める 
ゾロ目 ハギヨシが発見


衣「………」トボトボ

衣(……京太郎にとって)

衣(京太郎にとって衣は数多大勢の友人の一人に過ぎないのかな)

衣(衣にとっては……龍門渕以外で初めてできたたった一人の友達なのに)

衣「………」グゥー

衣(ご飯も結局食べられなかったし……お腹空いてもう衣は死にそうだぞ)

衣「……ううっ」ジワッ

衣「トーカぁ!ハギヨシー!!」ビエーン

衣「お腹減ったお腹減ったー!」



京太郎(やっと見つけたと思ったら何だアレは……)

京太郎(子どもじゃない!とか言っておきながら完全に子どもにしか見えないぞ)

京太郎(やれやれ……)ハァ


下3 判定
00~60 迎えに行く
61~80 あえて焦らす
81~99 カメラで撮影
ゾロ目 ハギヨシ

京太郎(仕方ない、迎えに行くか)


衣「うっ……うっ」グスッ

京太郎「おい、衣」

衣「……!」ハッ

京太郎「お前なにやってんだよこんなトコで」

衣「………」

京太郎「今の自分の顔見てみろよ。眼真っ赤で鼻水垂れてるぞ」

衣「……」ゴシゴシ

衣「ふん、有象無象が何しにきた?」

京太郎(有象無象ってアンタ……)

京太郎「なんで突然出て行ったんだよ?染谷先輩心配してたぞ?」

衣「あの場に衣は不要と感じたから出て行ったまでだ。それの何が悪いのだ?」

衣「実際衣がいなくても何も変わらなかっただろう?」

京太郎「………まさかと思うが」

京太郎「俺が咲の方に構ってたから拗ねてるのか?」

衣「!」ドキッ

衣「……自意識過剰もここまで極まると滑稽だな京太郎。どうしてお前が他人に構ってるから衣が拗ねる必要がある?」

京太郎「そりゃ、お前アレだからだろ?」


下3 台詞


京太郎「寂しかった…とか?」

衣「っ!」

京太郎「なんて、ガキじゃあるまいしそんな理由なわけないか」

衣「………」

衣「そんなもの……寂しかったに決まっている」

京太郎(あ、あれ?"片腹大激痛!"とか言い出すもんかと思ったんだけど……)

衣「京太郎は衣の初めての友だ」

衣「衣にとって初めての友という存在がどれだけ嬉しかったか」

京太郎「……」

衣「けれどその友は衣の目の前で別の友を優先した」

衣「これを寂しいと言わずになんと言えるか?いや、言えないだろう」

京太郎「……あれは仕方なかっただろ」

衣「仕方なくなどない!!」ゴッ

京太郎「うおっ!」ビクッ

衣「衣は常に京太郎の一番でありたいぞ!」

衣「衣は京太郎の一番じゃなければ嫌だ!!」

京太郎「そ、そんな事言ったって……」


下3 判定
00~50 そんなの結婚でもするしかねーだろ
51~80 そんなの付き合うしかねーだろ
81~99 ちょっと我儘が過ぎるぞ
ゾロ  ハギヨシ


下3 行動指定


京太郎「そんなの結婚でもするしかねーだろ」

衣「けっ……こん?」

衣「そ、それは夫婦の契りを結ぶということか?!」

京太郎「ああ、"友達"である限りはずっとお前を優先するなんて無理だよ。俺には他に大事な友達もいるからさ」

京太郎「けど、もしお前と結婚したら俺は衣を最優先にするしかないだろ」

衣「ほう……されどなぜ急に結婚の話など……」

衣「っ!」ハッ

衣「もしかして…………遠まわしに衣を伴侶にしたいと言っているのではないだろうな?」

京太郎「ははっ、それは流石に」

京太郎(……いや、子どもの言う事だしいいか)

京太郎(どうせ結婚できる年齢になってる頃には俺の事なんて忘れてるだろ)

京太郎「ああ、そうだよ」ニコッ

衣「こっ、衣といたら不幸になるかもしれないぞ?」

京太郎「いいよいいよ」

衣「幸せになれる保障など微塵もないぞ?」

京太郎「どんとこいよ」

衣「………」

衣「その言葉に嘘偽りは無いのなら……衣を抱きしめてくれ」ボソッ

京太郎「?抱きしめればいいのか?」

衣「…」コクリ

京太郎「なんだ、そんなことなら幾らでもしてやるよ」

京太郎「ほら、これでいいか?」ダキッ

衣「……うん!」パァッ

京太郎「お、やっと笑ったな」

衣「もうずっとずっと離さないからな京太郎ー!」


京太郎(俺通報されてないよな?)キョロキョロ


ポトッ

京太郎「ん?おい。なんか落としたぞ」

衣「あっ…衣の生徒手帳だ」

京太郎「生徒手帳……?」スッ

京太郎(最近の小学校には生徒手帳なんてものがあるのか、進んで……)

京太郎「………」

衣「どうした京太郎?そんなに衣の生徒手帳が珍しいか?」

京太郎(龍門渕高校2年☆組○番……天江衣)

京太郎(龍門渕高校……)

京太郎(高校!?)

京太郎「お前高校生なのか??!しかも年上?」

衣「何を言ってるのか京太郎。衣はずっと女子高生だと言っていただろう」

京太郎(え?ウソ?あれって嘘じゃなかったのか?)

衣「だから、衣はもうもう結婚できる年なんだぞー!」ダキッ

京太郎「…」

京太郎「へっ?」

衣「今からトーカ達の所に行こう!衣は京太郎を紹介したいぞ!」

京太郎「ちょ、ちょっと待ってくれ……脳の整理が追い付かない」

京太郎(まず深呼吸……深呼吸)スーハー

京太郎(……よし)


下3 行動指定 台詞でも可


京太郎「あと2年待ってくれ。ちゃんと結婚できる年齢になってから会いたいんだ!」

衣「むぅ……2年は長いぞ京太郎」

京太郎「男は法律で18歳にならねーと結婚できねーからさ、こればっかりは仕方ねーよ」

京太郎「だからあと2年、2年だけ待っててくれないか」

衣「……納得いかないが敢えない」

衣「お前がそう言うのなら衣は2年でも10の年月でも待つぞ」

京太郎「ありがとな衣」

京太郎「2年後にきっとお前を迎えに行くからさ」

衣「うむ!待っているぞ!」

衣「とりあえずトーカ達に報告……!」

京太郎「それもあと2年は待ってくれ」ガシッ



京太郎「と、いうわけで衣と婚約(仮)したわけだけど」

京太郎「流石に2年は長いなぁ、ちょっとぐらいは……」


下3 判定
00~70 いや、俺はそんな男ではない
71~99 暇だし他の学校に遊びに行こう  
ゾロ目 やっぱ巨乳が一番だな!


京太郎「いや、俺はそんな男ではない」

京太郎「2年後に堂々と衣と結婚できるような男でなければ」

京太郎「とりあえず清澄に龍門渕のスパイ結果を報告しねーとな」


―――――
――――


実況『決まったー!天江衣、風越池田を飛ばしインターハイへの切符を掴んだー!!』

衣『京太郎ー!見てるかー!!』

衣『これで一緒に皇都にいけるー!』

衣『早く!早く衣はなでなでしてほしいぞー京太郎ー!』

衣『テレビの前で全国の者へ見せつけてやろうぞ!』


純「京太郎とかいうヤツ、一体どうやって衣をあそこまで懐かせたんだ?」

一「凄いよね。あんなに楽しそうに麻雀打ってる衣みたの初めてだよ」

透華「あの衣が心を開いた方ですわ、きっと素晴らしいお方に違いありません」

透華「どんなお方が衣の所に来るのか楽しみですわ」



京太郎「………」ダラダラ

和「もしかして……」チラ

優希「そ、そんなアホな話があるワケがないじぇ」

優希「な、犬?」

京太郎「………」アワワワワ

消せない罪という歌私は好きです(白目)


今夜はここまでです
ありがとうございましたのです!

黒い京太郎って初回に出てきただけで後は真っ白なんだよなぁ
募金で世界貢献してるわ地域貢献ボランティアに参加するわで

読み直すと今日はペースが遅い上に少なくて申し訳なかったです
みなさんで白い京太郎にしてあげてください(願望)


久「とりあえず行ってみたらどう?」

京太郎「えっ」

久「仮にもし人違いだとしても"あ、ごめーん"って感じで帰って来ればいいわよ」

まこ「いや無理じゃろ……テレビ放送じゃけぇのう、別人だったら大恥じゃ」

和「須賀くんが天江さんと知り合いというのなら話は違いますけどね」

京太郎「!」ドキィ

久「む?」

京太郎「………」ハワワワ

久「……はっはーん」

まこ(あいつ汗だらだらじゃのう)ボソッ

和(彼で間違いなさそうですね)



京太郎「結局行かされる羽目になるのか……」

京太郎「けどこのまま行ったら不味いぞ、なにか対策考えてからじゃないと」


下3 行動指定


衣「京太郎ー!!」バッ

京太郎「よく頑張ったな衣、おめでとう」ナデナデ

衣「えへへ……」

咲(!?)

ゆみ(なんだあのフルフェイスヘルメットは!?)

池田(怪しいヤツきたし!)

京太郎「ごめん、あんまり時間が無いからこれ」スッ

衣「うにゅ?」

京太郎「その紙、誰にも見せないでくれよ。そこで待ってるから」

衣「何をそんなに急いでるのだ京太郎?」

京太郎「詳しいことは離せん、じゃあまた後で!!」ダッ

衣「あっ!」


衣「……むー、衣はもうちょっとなでなでして欲しかったぞ。それになんだこの紙切れは」ガサッ

衣「"後でまこさんちに集合"」

衣「ま……まこ?」


――――――――


京太郎(早く龍門渕の奴らに見つかる前に控室に戻らないと)ダッシュ

京太郎(この会場さえ出ればもうコッチのもんだからな!)


下3 判定
00~50 見つかる
51~99 見つからない


純「おい、そこのフルフェイス!!」

京太郎「!!」バッ

透華「ちょっとお時間いただけるかしら?」

京太郎(うわあああ龍門渕に見つかったあああああ!)

透華「今し方テレビで拝見させてもらいましたが、あなたですわね?衣の交際相手と言うのは」

一「中々スタイルはいいね。背の高い純くんとあんまり変わらないんじゃない?」

智紀「問題は顏」

純「つーか、なんでヘルメットなんて被ってんだ?熱いだろ」

京太郎「……趣味で」

一「………」

純「………」

智紀「人にはそれぞれ趣味がある」

透華「ま、まぁそうですわね。もしよろしければお顔を見せてくださいませ」

京太郎「それはイヤです!!」

透華「……なにかご理由でも?」

京太郎「は、はい。ちょっと人に見せたくない傷があって」

透華「あっ……そ、そうでしたの。申し訳ないですわ」

一「なんだか悪いことしちゃったね」

純「だな。ごめんなアンタ」

京太郎(なんだ、案外チョロいな。このまま乗り切れそうだぜ)


下3 判定
00~50 しかし脱がされる
51~99 会場脱出


京太郎「それじゃ俺はこれで。急いでるんで」

純「ああ、じゃあな」

透華「いつでもうちに遊びに来てくださいまし」

一「待ってるからねー」

智紀「衣も待ってる」


―――――――


京太郎「なんとか乗り切れたなぁ、よかったよかった」

咲「よくないよ京ちゃん。これで3年生の部長は……」

京太郎「おいおい、まだ個人戦があるだろ?」

咲「部長、全国は"団体戦で行きたい"って言っでたでしょ?」

京太郎「あっ、そっか……」

京太郎(衣の龍門渕が優勝して嬉しい反面、やっぱりお世話になった最後のインハイになる部長にも勝ってほしかったな)

京太郎(……とりあえず染谷先輩んとこ行こう。衣が待ってるはずだ)



京太郎「こんにちはー」 チリーン チリーン

衣「京太郎!」

京太郎「おっす。悪いな優勝した直後で呼び出したりして」

衣「問題ないぞ。衣はここの場所を知らなかったから案内役もついてきたが」

京太郎「えっ」


下3 衣が連れてきた人物


衣「紹介するぞハギヨシ、京太郎だ!」

ハギヨシ「こんにちは」ニコッ

京太郎「え?ああ、はい!こんにちは!」

京太郎(執事さんか……よかった)ホッ

ハギヨシ「衣様からいつも話は伺っております。とても素敵な方と」

衣「ハギヨシ!一言多いぞ!」カァッ

京太郎「ははは……」

ハギヨシ「それと一つお聞きしたいのですが、よろしいでしょうか須賀くん?」

京太郎「なんですか?」

ハギヨシ「以前、どこかのお屋敷に侵入したことは?」ボソッ

京太郎「!」ガタッ

衣「わわっ!」ビクッ

ハギヨシ「……」ニコニコ

京太郎(この人まさか……)

衣「ど、どうした京太郎?急に立ち上がるから吃驚したぞ!」


下3 判定
00~10 透華お嬢様の命に従いあなたを捕縛します
11~99 衣様の恋路の邪魔はしませんよ


ハギヨシ「フフフ、ご安心を」

ハギヨシ「あなたが"衣様の恋人である限り"はその邪魔は致しません」

衣「何を珍妙不可思議な事を言ってるのだハギヨシ……まさかお前京太郎を」ゾクッ

ハギヨシ「滅相もありません。ただ二人の恋路を応援したいあけですよ」クスッ

ハギヨシ「私は衣様の幸せを願っていますからね」

京太郎(なに考えてるか分かんねー人だな……敵じゃないってのは分かったけど)

衣「話は済んだかハギヨシ?」

ハギヨシ「ええ」

衣「それでは本題に入るが、どうして衣をここに呼び出した?」

京太郎「ん?」

衣「んではない!なにか要件があったから衣をここに呼び出したのだろう?」

京太郎(あっ……そこんとこなんも考えてなかった)

京太郎(とりあえずあの会場から離れることしか頭に無かったからなぁ……何て言うかな)



下3 台詞



京太郎「とくになし」

衣「ほう……特に要件は無いが衣を呼んだというのか」ニヤニヤ

京太郎「ダメだったか?」

衣「そんなことは無いぞ。衣も京太郎に会いたかったからな!」

京太郎「はは、サンキュ」

京太郎「あとさ、改めて県大会優勝おめでとう。東京でも頑張って来いよ」

衣「うむ!………ん?」

衣「待て、それはおかしいぞ」

京太郎「はい?」

衣「京太郎も衣と一緒に東京に行くのだろう?」

京太郎「いやそれは無理」

衣「えっ……なぜだ!?」

京太郎「他校の俺が優勝校に交じってインハイ見に行くって、色々と気まずいからな」

京太郎(ってのは建前でホントは顔見られただけでアウトだから)

衣「そ、そんな事を皆は気にしたりはしないぞ!」

京太郎「俺が気にするんだよ。衣の恋人とはいえ、いきなり龍門渕の中に入ることはちょっとさ」

京太郎「まぁ、ちゃんとテレビの前で見て応援してるからそれで勘弁してくれ」

衣「……」

京太郎「なっ?」

衣「………京太郎が来ないと言うのならば」

京太郎「?」

衣「衣は東京に行かない!インターハイの出場権は清澄にでもくれてやる!」

京太郎(ええええーっ……どうしてそう極端なんだこの子は)

京太郎「それは流石にダメだろ!お前だけじゃ無く龍門渕の麻雀部事態の問題に発展するぞ」

衣「うるさーい!京太郎が居ない東京で過ごす日々など阿鼻叫喚と化すのみ!」



京太郎「……とか言ってますけど、どうしましょう」

ハギヨシ「フフッ、そうですね」


下3 台詞指定


ハギヨシ「他の方には内緒にしますので、どうか衣様のわがままを聞いてあげて頂けないでしょうか」

京太郎「内緒にって無理じゃないですか……衣といればどうしても龍門渕の人達と会うワケですし」

ハギヨシ「その点についてはお任せを。私が全身全霊をかけてサポートさせていただきます」

京太郎「それで大丈夫という根拠は?」

ハギヨシ「大丈夫という根拠………"私"じゃダメでしょうか?」



京太郎「あのさ衣、俺もやっぱり行くことにしたよ東京」

衣「本当か!?」

京太郎「ああ、マジで」

衣「わーい!これで京太郎と東京で遊べるぞー!」

京太郎「だからインターハイで、咲たちの分まで頑張ってくれよ」

衣「無論!京太郎の前で衣の力を全国の奴らに見せてやろう」


――――――


衣「とっうきょー♪とっうきょー♪きょーたろーとー♪」

ハギヨシ「ご機嫌ですね衣様」

衣「うむ!楽しみが増えれば増えるほど盆と正月が一緒に来る気分にもなろう!」

ハギヨシ「そうですね」フフ

果たして龍門渕は難関2回戦突破できるのか!?(某読み)



本日はここまでですのだ
お疲れ様でした


京太郎「……本当に大丈夫なんですかハギヨシさん?」

ハギヨシ「ええ、ご心配には及びません」

京太郎「本当の本当ですか?龍門渕が俺を嵌めようとか考えてないですよね?」

ハギヨシ「本当の本当ですよ須賀くん」

ハギヨシ「さぁ、透華お嬢様達がお待ちしておりますよ。行きましょう」


――――――――――


透華「お待ちしておりましたわ。貴方が衣の交際相手という方ですわね」

京太郎(うわ出たっ!)ビクッ

透華「まぁ……そこそこですわね、合格点」ジー

京太郎「えっ」

透華「私は龍門渕透華。龍門渕の部長で衣の従姉妹ですわ」

京太郎(……あれ?)

一「へぇ、この人が衣のねぇ……あ、ボクは国広一って言うんだ。よろしくね」

智紀「普通」

純「あんまり特徴って言った特徴はねぇな……で、どうやって衣を落としたんだ?ん?」ニヤニヤ

一「もう、二人とも失礼だよ。まず自己紹介からしないとさ」

京太郎(ハギヨシさんあなた一体何を?)チラッ

ハギヨシ「……」ニッコリ

ハギヨシ「私は衣様をお迎えにあがりますので、それまでごゆっくり雑談を」


純「なぁなぁ、お前さ?衣とはどこまで進んだんだよ?」

京太郎「え?」

純「恋人なんだからキッスの一つぐらいはしたのか?」ニヤリ

透華「んなっ!?」

一「ちょ、純くん!いきなりそういう事聞いちゃダメだよ!」ワクワク


下3 判定
00~50 まだ何も
51~80 はい
81~99 すいませんもう最後まで……
ゾロ目 お散歩とかならしましたね


京太郎「いや、まだ何も」

純「……は?」

京太郎「だからまだ何もしてません」

一「……」

智紀「……」

透華(よかった)ホッ

純「かーっ、ヘタレかよオメー!」

一(ま、まぁそうか……相手は衣だしそんな気持ちにならないか)

透華「当たり前ですわ!衣にそういうのは早すぎます!」

京太郎「えーと……同年代ですよね?」

透華「とにかくこの話題はもう中止!衣ももうすぐ到着しますわよ」


――――――
―――――
――――


衣「トウキョウだ皇都だ眺望絶佳だー!」ピョンピョン

衣「衣はまたここに来れて嬉しいぞ!それに今回は京太郎もいる!」

京太郎「はは」

純「またはしゃいで途中で寝ちまうなよ?おぶるのオレ………いや、今回は須賀がいるな」

一「そうだね。衣が寝ても須賀くんにおぶってもらえばいいよ」

衣「衣を子ども扱いするなー!」

京太郎「あのー……ところで龍門渕さんは?」

智紀「透華は部長だから抽選に行ってる」

京太郎「ああ、なるほど」

京太郎(……って、え?それじゃあ会場にいなくちゃいけないんじゃないのか?)

純「どこが来ても勝つから関係ねーけどな。あ、でも臨海にだけはも一回あたりてーわ」

一「うん。あの準決勝は衣がいたら勝ってたかもしれないからね」   ピピッ

智紀「……透華からメールきた」

純「お、きたか。オレ達どっちのブロックになったんだ?」


下3 判定
00~50 A
51~99 B


智紀「Aブロック」

純「Aブロックか………ってそれどうなんだ?」

一「そんなのトーナメント表見なくちゃ分からないよ」

智紀「ファイルでトーナメント表も来てる」

純「お、見せてくれ」

一「っ!白糸台に千里山……!」

純「んだよ、アイツ臨海と逆ブロック引きやがったな」

一「そんなこと言ってる場合じゃないよ……全国1位と2位のいるブロックに入っちゃったよボク達」

京太郎「……その二校そんなに強いの?」

衣「さぁ?」ポケー

京太郎「さぁって……大丈夫か?」

衣「そう案ずるな京太郎。強かろうが弱かろうが関係無し、全て衣がなぎ倒す」

京太郎(どっからその自身がわいてくるのか……まぁ、確かに県予選凄かったけど)

衣「……だ、だからその」

京太郎「?」

衣「もし優勝できたら、龍門渕にきてほしい」

京太郎「えっ」

衣「衣はもっと京太郎に一緒にいたいぞ……休日だけじゃ足らないんだ」

京太郎(無茶なことを……色々無理だろ)

京太郎「まぁでも、優勝できたら考えてやるよ」

衣「本当か!?」

京太郎「ああ、考えてやる」

衣「わーい!京太郎が龍門渕にくるぞー!」

京太郎「そうだな、じゃあ優勝できなかったら……」


下3 台詞


※ゾロ目出たので1回戦はカットします


京太郎「その次の日はナデナデなしな」

衣「なっ!」ガーン

衣「そ、そんな殺生な真似……あまりに酷いぞ」

京太郎「もし優勝できなかったらだよ」

衣「……そうか。優勝すればいいだけの話か」

衣「ならば是非も無し」ゴッ


純「いつにも増してやる気だなアイツ」

一「そうだね。衣は肝心なところで手を抜く癖があるから、やる気を出してくれた彼には感謝しないと」

智紀「実際県大会決勝も危なかった」


―――――――
――――――


純「1回戦余裕だったな、欠伸がでるぜ」

一「まさかまた3校も飛ばしちゃうなんて、流石に驚いたよ」

衣「ふふん」ドヤ

透華「問題は次の2回戦ですわ……千里山女子に劔谷と、強豪ばかり」

衣「京太郎ー!今日の褒美にいつものが欲しいぞ!」

京太郎「はいはい」ナデナデ

衣「えへへ」

透華「いや……大丈夫そうですわね」


2回戦
00~60 1位通過
61~80 2位通過
81~99 3校同時飛ばし
ゾロ目 敗退

>>606レスから下3でお願いします


恒子『2回戦終了ー!圧倒的点差で龍門渕、そして僅かにくらいついた千里山が準決勝進出だぁぁぁ!!』


純「わり、先鋒戦ちっと削られちまった」

一「相手は園城寺怜だったからね。仕方ないよ」

透華「そうも言ってられませんわよ……次の相手はあの宮永照率いる白糸台がいます」

透華「千里山はなんとかなりましたけど、白糸台はそう甘くないですわ」

智紀「飛ばないでね」

純「飛ぶか!」

衣「ただいまー!!」バタン

透華「お帰りなさい。見事なご活躍でしたわよ」

衣「うん!京太郎は!?」キョロキョロ

一「ああ、彼にはちょっと買い出しを頼んであるんだ」

衣「そ……そうか」シュン

純「そんな顔すんなって、すぐに帰ってくるに決まってるだろ」ナデナデ

衣「……京太郎の手より小さいぞ」


―――――――


京太郎「どうして率先して使い走りを申し出たんだ俺は……別に部員じゃないのに」

京太郎「まるで部長に教育されてるのかのようでこえーな……」

ゴンッ

京太郎「っ!」

?「いたっ!!」

京太郎(やっべ……!)


下3 人物指定


照「う…」ドサッ

京太郎「うわ、すいません!大丈夫ですか!?」

照「……前見てなかった私も悪いから、気にしないで」

京太郎「でも、思いっきりこけてましたし」

照「本当にだいじょ……うっ!」ズキッ

京太郎「ちょっと、脚見せてください!」バッ

照「あっ」

京太郎「うわっ……捻挫してるじゃないですか」

照「そんなに大袈裟なものでもない」

京太郎「医務室ってここら辺にあるんですか?」

照「……多分ある、はず」

京太郎「それじゃあそこまで行くのにおぶっていくんで、俺の背中使ってください」

照「いや、いい自分で……っ」ズキッ

京太郎「脚ひきずってるじゃないですか、いいからほら!」

照「………」

照「……お邪魔します」




衣「遅い」

衣「遅い遅い遅いぞー!」

一「確かにちょっと遅いね……電話してみようか」

透華「いえ、それには及びませんわ一。ハギヨシ」パチン

ハギヨシ「はっ」シュッ

透華「須賀さんの様子を。荷物が辛そうならお手伝いをしてあげなさい」

ハギヨシ「かしこまりました」

龍門渕が優勝し且つ京太郎が浮気しなかったら大団円になると思います(小並感)


今夜はここまでです
お疲れ様でした


京太郎「どうでしたか?」

照「うん、少し冷やせば大丈夫って」

京太郎「よかった大きな怪我が無くて」ホッ

京太郎「何て言うかほんと、すいませんでした」

照「こちらこそごめんなさい。色々と迷惑を」

京太郎「なんのなんの、日頃の苦労に比べりゃ屁でもないですよ!」ハハハ

照「……ありがとう。ところで時間は?」

京太郎「時間?」

照「両手に袋一杯の荷物持ってるからお使いの途中か何かと思ったんだけど……違う?」

京太郎「………」

京太郎「あああああーーーっ!!!」

照「!」ビクッ

京太郎(衣に菓子持ってく途中だったんだ……!早くしないとまたヘソ曲げるぞあいつ!)

京太郎「すいません!俺はこれで!」ダッ

照「あっ……ちょっと待って」

京太郎「なんですか!?」ピタッ


下3 台詞


照「お礼をさせて欲しいから喫茶店でも……って思って」

京太郎「はいっ?」

照「その荷物を片付けた後に時間がよければだけど」

京太郎(うおお……!これはもしやデートのお誘いというヤツなのか?!)

京太郎(いや、しかしなぁ……こんな美人さんにデートに誘われるのは嬉しいけど俺には衣がいるし)

京太郎「すいま……」

照「だめ?」シュン

京太郎(っ!)

京太郎「あ、あー!そういえばこの後暇だったんで丁度よかったです!」

照「……本当に?無理とかしてない?」

京太郎「はい、本当ですよ!」

京太郎(いやいやダメだろ何言ってんだ俺………んー、でもあんな顔見せられちゃなぁ)

照「じゃあ昼の1時に会場の外で、待ってるから」

京太郎「分かりました。後で行きますね!」



ハギヨシ(帰りが遅いと思ったらこういうことですか)

ハギヨシ(これはみなさんにどう報告するべきでしょうかね……)


下3 判定
00~50 見て見ぬフリ
51~80 全員に話す
81~99 衣にだけ話す 
ゾロ目 全員の記憶を戻させる


京太郎「すまん、遅くなった―」ガチャ

衣「おーーーーっっっっそーーーーーーいぞ!どこで油を売っていた!?」ピョーン

京太郎「わり、ちょっと道に迷ってさ」

衣「道に迷った?たわけめ、この会場の地図ぐらい頭に入れておけ!」ガバチョ

純「とかなんとか文句言いつつ飛びつくんだな」

透華(ハギヨシ)

ハギヨシ(はっ)

透華(道に迷った須賀くんを見つけられなかったと?あなたが?)

ハギヨシ(申し訳ございません。私の力不足です)

透華(いや、責めるつもりは無くてよ?ただ……)

一「あっ、そうだ須賀くん。お昼ご飯みんなでファミレスに行く予定なんだけど行くよね?」

衣「わーい!ハミレスだーハミレスだー!!」

京太郎「あっ……ちょっとそれは」

一「へ?」

京太郎「すいません、この後ちょっと予定があって」

衣「え…っ」

純「はぁ?」

透華「予定?衣より先に優先すべき予定が何かあるとでも?」

京太郎「先約があって、ホントすいません!」

衣「きょ、京太郎は……衣と一緒にハミレス行くのは嫌なのか?」グスッ

京太郎「違う!そうじゃなくてだな……」

透華「その先約とやらの内容を仰っしゃりなさい。それ次第で考えてもいいですわ」

京太郎「そのー……」


下3 判定
00~30 正直に話す
31~80 誤魔化す
81~99 やっぱハミレス行きますわ
ゾロ目 照襲来


京太郎(流石にウソつくのは不味いよな……)

京太郎「実は……カクカクジカジカで」

純「ほうほう、それで助けた女の子がどうしてもお礼したいと」

透華「そしてあなたは付き合うと、仰ったわけですわね?」

一「うわー…」

智紀「プレイボーイ」

衣「ぐぬぬぬぬ……!」

京太郎「というワケで、どうかお許しを」

衣「だめだ!」ガバッ

京太郎「うおっと!」

衣「京太郎は衣のだ!他の有象無象などにくれてやるものか!」

京太郎「衣……」

純「だってよ?どうする?」

透華「どうしても行きたいというのなら止めはしませんわ」

透華「……衣を振り払ってまで行くと言うのならですけど」

京太郎「………」


下3 判定
00~90 諦めます
91~99 振り払う
ゾロ目 俺ハギヨシさんと二人で食ってきます


京太郎(婚約者がいるのに行く方がおかしかったんだよな)

京太郎「分かったよ衣、ハミレス一緒に行こう」

衣「む?ほ、ほんとか?今度は狂言ではないな?」

京太郎「おう、変な事言って悪かったな」ナデナデ

衣「わーい京太郎とハミレスだー!法楽法楽ー!」

透華(もし本当に振り払ったらと思いましたが……考えすぎですわね)ホッ

純「よーし、んじゃファミレス行くかー!たらふく食うぞー透華の奢りだからな」

衣「おー!」

京太郎「おー!」

透華「まぁ、いいですわ……」


―――――――


淡「そんなおめかししてどこ行くのテルー?」

照「ん、ちょっとね」

菫「おいおい……スキャンダル事だけはよしてくれよ。お前は……」

照「分かってる、菫は心配し過ぎ」

菫「普段いつも制服のお前が急にオシャレしだしたら心配するだろ」

照「流石に制服じゃ失礼」

誠子「ま、いいじゃないですか!準決勝は明後日なんだし」

尭深「………?」

照「じゃ、行ってくる。夕方までには帰ると思うから」

菫「思うじゃない、絶対だ」


京太郎「じゃあ、ちょっと断ってきますんで」

衣「ちゃんと言うんだぞー」

京太郎「大丈夫だって。じゃあすぐに戻るから」

純「そのまま駆け落ちしたりしてな」

一「あはは」ゴン

純「冗談だって……いてて」


――――――――


京太郎(もう来てるし……!)タッタッ

京太郎「あ、あのー!」

照「!」クルッ

京太郎「すいません、遅くなりました!」

照「ううん、私もついさっき来たばかりだから」

京太郎「そ、そうですか」

照「……行く?」

京太郎「あっ!えっと……その、実はですね」

照「?」

京太郎「俺、行けなくなっちゃいました」

照「……さっきは暇だって言ってた」

京太郎「それは色々と……ええと、その」


下3 台詞指定


京太郎「本当にごめんなさい。婚約者がいるので」

照「は?」

京太郎「俺、婚約者がいるんです……」

照「……そう」

京太郎「だからあなたとは行けません!ごめんなさい!」

照「………」

京太郎(なんかホント申し訳ないことしちゃったな……ま、とりあえず今の隙に)スッ

照「待って」

京太郎「!?」ビクゥ

京太郎「……はい?」ドキドキ

照「……」


下3 照台詞


照「さようなら、私の…」

京太郎「?」

照「……何でもない」ゴシゴシ

照「それじゃ、お幸せに」ダッ

京太郎「………」

京太郎(ま、まさか泣いてたのか?)

京太郎「いやそれは流石にないか」ケロッ


―――――――
――――――


透華「準決勝!準決勝ですわ!」

一「去年のリベンジマッチだね、燃えてきたよ」

京太郎「………」アゼン

純「どした?そんなアホ面してよ」

京太郎「この白糸台の先鋒……宮永照って」

智紀「チャンピオンがどうかした?」

京太郎「チャンピオン!?」

一「ていうか麻雀やってる人なら誰でも知ってるんじゃないかな」


\ピンポンパンポーン/  『まもなく準決勝が始まります 先鋒の選手は……』


透華「来ましたわね……さぁ、出撃ですわ純!」

純「おう!」


下3 判定
00~50 2位抜け
51~80 1位抜け
81~99 3校同時飛ばし
ゾロ目 怒りの照により純くん飛び終了(BadEnd)


恒子『チャンピオン宮永照!東一局にして既に20満点を突破ぁー!!まさにこれが高校生1万人の頂点!』

恒子「既に八連どころではないぞー!私ももはや途中から数えてない!!」

健夜『えぇーー!?』

照「………」

純(おいおい!宮永照は東一局は様子見じゃなかったのかよ智紀……!)

純(とにかく、ここは早めに鳴いて流れを切っとくっきゃねー)

純「ポン!!」

怜(……アカン!その流れ切ったらアカンであんさん!)

純(通る!!)コッ

照「ロン」

純「っ!」

照「九蓮宝燈……48000」

純(う、うそだろ……!?)

恒子『で、で、出たぁーーー!幻の役満が龍門渕に直撃だぁぁーーーー!!!』

恒子『これで龍門渕の残りの点数は14000点!厳しくなってきました!』

純(やべぇ!次の局でなんとか挽回しねーと……)

照「ツモ……」

純「!?」

照「天和、国士無双」

恒子『試合しゅうりょーーーーー!!チャンピオン宮永照が龍門渕を飛ばし、東一局で準決勝決着っっ!!!』


純「……す、すまん……正直、立ち直れそうにねーわ」

一「しょうがないよ純くん!あんなの誰にもどうしようもないって!」

透華「そ、そうですわ……あなた一人のせいではありません!」

智紀「情報不足だった、ごめん」


衣「……」

京太郎「……衣」

衣「なんだ京太郎?」

京太郎「泣いてもいいんだぞ?」

衣「何を言っている。まだ、あと一年あるじゃないか」

衣「だから……衣は泣かない…ぞ」グスッ

京太郎「そんなみえみえのやせ我慢しやがって」ナデナデ

衣「やせ我慢などではない!もう、京太郎の前では泣かないって決めたのだ」

衣「だから、次こそは……!次こそは必ず頂点を、獲る!」ポロポロ

京太郎「ああ」

衣「京太郎が来年も一緒にいてくれるなら、衣はもっと強くなって、またここに帰ってくる!」ゴシゴシ

京太郎「ああ、来年でもいつまでもずっと付き合うぜ」

京太郎「俺は衣の婚約者だからな」




まだまだ闘いは続くEND

もんぶちが優勝してこのままころたんEND行くと思った矢先これは、悔しいですねぇ



今夜はここまでです
お疲れ様でした


京太郎「背景に溶け込んでかなり立ったが潮時だ」

京太郎「このままこの立ち位置に居るだけじゃ世界から消されちまうな」

京太郎「いつの間にかいなくなってました、なんてシャレにならねぇし……なんとか目立たないと」

京太郎「んじゃ、何から始めますかね」



下3 +行動指定


京太郎「部長、折り入って話があります」

久「んー?どうしたのそんな改まちゃって?」

京太郎「実はですね……」

久「なーに?」

京太郎「俺……俺、ハンドボールをも一回やり直そうと思って、それで……ええと」

久「……」

京太郎「麻雀部を…」

久「退部したいってワケか」

京太郎「っ!」

久「うーん、それは困るわねぇ。須賀くんは唯一の男手だし」

京太郎「俺が抜けることでみんなに迷惑がかかることは分かってます。けど」

久「けど?」

京太郎「俺、やっぱり麻雀部員なんだし雑用としてじゃなく……麻雀部員として必要とされたかったです」

京太郎「だから俺も咲が"麻雀部"で必要にされてるように、自分が本当に必要とされる場所へ行きたいんです」

久「……そっか。なら」


下3 判定
00~70 新しい道を頑張りなさい
71~99 ヤダヤダヤダ-!
ゾロ目 私も行くわ


久「新しい道を頑張りなさい」

京太郎「……はい、お世話になりました」

久「退部届とかはこっちで出しとくわ。みんなにも私から伝えてとく………ところで」

京太郎「?」

久「次は何の部活に入るの?」

京太郎「ああ、それはハンドボールを考えてます」

久「ハンドボール……ハンドボール?」

久「って、ハンドボール部私が1年の頃に廃部になってた気がするんだけど」

京太郎「………」

久「転校でもする気?」

京太郎「………は」

久「まぁ、別に止めはしないけどね」

京太郎「え?」

久「ウチを辞めるんだから、活躍しないと許さないわよ」



京太郎「以外とすっぱり辞めれたな」

京太郎「みんなにちょっと悪いことした気もするけど……俺もやっぱり自分に向いてることしなきゃ」


下3 転校先 


京太郎「あー、やっと着いたぁぁ………!」

京太郎「新幹線に飛行機に新幹線使って来なきゃいけないって相当キツイな鹿児島……もう疲れで死にそう」

京太郎「新居についたらゆっくり……って今荷物おいたら、すぐに永水行かなきゃなんねーんだよな……はぁ」


―――――――


京太郎(随分広い学校だな。パッと見ただけでかなり金持ち学校ってのが分かるぞ)

京太郎(えーと、職員室は……あ、ちょうどいいや。そこの人に聞こう)

京太郎「すいませーん!」

?「?」


下3 人物指定

一応後学のために質問なんですけど、もしかして「なぜかえーすいに転校していた咲さん」とかでもいいの?

安価下


巴「?」

京太郎「あの、職員室ってどこかご存じでしょうか?」

巴「職員室ですか?はい、知っていますよ。よろしければ案内しましょうか?」

京太郎「本当に?是非ともお願いします!」

巴「分かりました。じゃあ、ついてきてください」


巴「……」テクテク

京太郎「……」テクテク

巴(転校生かな?それにしても……)チラッ

京太郎(この人いい尻してんなー)ポケー


下3 判定
00~50 だらしない顔
51~80 特徴の無い普通の顔
81~99 一目惚れ
ゾロ目 堕ちたな

>>771
安価が全てなので安価次第で何でもアリですのだ


巴(だらしない顔してるなぁ……)

京太郎(にへへへ)ダラー

巴「つ、着きましたよ。ここです」

京太郎「お?」

巴「それじゃ、私はこれで!」ソソクサ

京太郎「あっ……ちょっ!」

京太郎「……」

京太郎(お礼も言う間もなく行っちまったけど、何か急いでたのか?なら悪いことしたな……)


――――――――
―――――――
――――――


顧問「今日は須賀のデビュー戦だ。頑張って来いよ!」

京太郎「はい!!」

顧問「全校生徒で応援してるからな。しくったら大恥だぞ」

京太郎「うへぇ……」

男子A「ってことは普段会えない麻雀部の人たちもいるってことか」ボソッ

男子B「マジかよ!!神代さんにいいトコ見せるチャンスじゃねーか!」

京太郎「?」


下3 活躍判定
00~50 無双
51~80 そこそこ
81~99 大コケ
ゾロ目 100得点


『須賀選手、100得点目ー!!歴代得点スコアを大きく上回りましたー!!』

トメロー!! アノキンパツトメロー!!   ダメデス!! トマリマセェェェン!!!

京太郎「なんだこりゃ……まだ長野の方が遣り甲斐があったぞ」

敵A「こ、このヤロ!!」ブンッ

京太郎「おっと」スカッ

敵A「!?」

京太郎「お前じゃ相手にもなんねーよ」

京太郎「俺に勝てるのは俺だけだ」

味方A「あいつ……遊んでやがる」

味方B「もうなんか相手が可哀想な気がしてきたよ俺……」


小蒔「……」


下3 判定
00~50 か、かっこいい……!
51~80 もうやめてあげてください……
81~99 Zzz……
ゾロ目 堕ちろ!


小蒔「Zzz……」

霞「あらあら、小蒔ちゃん寝ちゃってるわ。せっかく凄い試合なのに」

初美「すごいですねー!ここまで虐殺されてる試合見たの初めてですよー」

巴「いくらなんでもやりすぎじゃないですか……?あの人完全にスタンドプレーに走ってますよ」

春「………」ポリポリ


―――――――――


『試合終了ーーー!!まさに圧勝!114-19で永水の勝利ーーーー!!』

京太郎「………」

京太郎(面白くなかった……)

男子A「………」

男子B「………」

京太郎(最悪だこの空気)

京太郎(次からはもうちょっと力を抑えてやろう)

トントン

京太郎「ん?」クルッ


下3 人物判定


咲「来ちゃった♪」エヘヘ

京太郎「おー咲。どうだったよ俺の試合」

咲「ほんと、びっくりしたよ!京ちゃん昔からハンドボールだけは得意だったもんね」

京太郎「だろ?でもよ………ん?」」

咲「?」

京太郎「………」

咲「どうしたの京ちゃん?」

京太郎「……」

京太郎「ハァァァァァァァァ!!?」ハァァァァァァ!?

咲「わわっ!」

京太郎「お、おまっ!?え?」

咲「びっくりしたー……もう!急におっきな声出さないでよ!」

京太郎「なんでお前がここにいるんだよ!!咲!」

咲「え?なんでって、京ちゃんを追いかけてきたんだけど」

京太郎「追いかけてくる理由は!?ホワイ!?」


下3 理由


咲「私、ずっと京ちゃんのファンだったから」

京太郎「……ファン?」

咲「うん。中学の時ね、ずっとおっかけやってたんだよ私」

京太郎「マ、マジか……気づかなかった」

咲「だから、もう一度京ちゃんのハンドボール見れるって聞いたら……居てもたってもいられなくなっちゃって」

京太郎「麻雀部はどうしたんだよ?」

咲「……辞めてきた、よ」

京太郎「辞めてきたって、和や優希は何か言ってなかったのか?」

咲「最初はすごく反対されたよ。でも、最終的には分かってくれた」

京太郎「麻雀部には俺はともかくお前は必要だろ!なんでそんなこと……!」

咲「元々京ちゃんが無理やり入れたんでしょーもう」

咲「それに黙って麻雀部辞めて、転校までしちゃった人に言われたくないかな」

京太郎「うっ」

咲「それはとにかく……これからもよろしくね京ちゃん!ずっと試合見てるから」

京太郎(ホントに腐れ縁だなー……)


京太郎「まさかこんなトコでも咲の世話をやく羽目になるとは……本当に人生分かんないな」


初美「―――――ですよー!」


京太郎「……ん?」クルッ


霞「あら、そうなの?」ウフフ


京太郎「………」

京太郎(……おお、なんとも対照的な2人だな)

京太郎(巫女さんっぽいけど、親子かな?)

初美「それでですねー………あっ!」

霞「ん?どうかしたの?」

初美「あなたは!さっきのお兄さんですねー!」

京太郎「えっ、俺?」

初美「私あの試合見てました!大活躍ですごかったですよー!」

霞「あぁ……!ハンドボールの試合で凄かった男の子ね」


下1 はっちゃん判定
00~50 次も頑張って
51~80 ファンになった
81~99 一目惚れ
ゾロ目 ストーカーになるのですよー

下3 おばさん判定
00~50 次も頑張って
51~80 ファンになった
81~99 私ねぇ!キミみたいな可愛い子大好きなのよ!
ゾロ目 拉致

拉致はカムイ何とかじゃん


初美「私、あなたのファンになりました!」

京太郎「フ……ファン?」

初美「やっぱり豪快にがっぽり点を取るのはいいですよね!あなたとはとても気が合いそうですよー!」

京太郎「はぁ」

初美「私は薄墨初美って言いますよー。いつでも応援に行くのでよろしくお願いしますねー」

京太郎「改めて須賀京太郎です。こちらこそよろしくお願いしますね」

霞「……須賀くんって言ったかしら?」

京太郎「あ、はい」

霞「私ねぇ!キミみたいな可愛い子大好きなのよ!」

京太郎「!」ビクッ

初美「か、霞ちゃん?」

霞「よかったらお茶でもどうかしら?時間とかは大丈夫?」ズイズイ

霞「あ、それともうちに来てもいいわよ。美味しいお菓子とかたくさんあるから!」

京太郎「えっと、あの……ちょっと!」

京太郎(胸が当たってますって!ちょっと嬉しいけどこの人なんか怖い!)

初美(こんな霞ちゃん初めて見ましたよー……ご愁傷様です)

霞「ほらほらいらっしゃいな!」グイッ

京太郎「い、痛いですって!そんなに強く引っ張らないでください!」



初美「霞ちゃん……ちゃんと家に帰すんですよー」

京ちゃんに勝てるのは京ちゃんだけ!(主にゾロ目のせいで)



今夜はここまでですのだ
ありがとナス!

504 : ◆bwLzDAn7X1mb [saga]:2014/08/18(月) 02:06:28.26 ID:Tnpa7Gu80
小蒔「神威鎮々してください」

京太郎「………」

京太郎「えっ」

小蒔「だ、だから神威鎮々です!!何度も言わせないでください!」カァー

京太郎(何で赤くなってるんだ?)

京太郎(カムイチンチンで検索、と)ポチッ

京太郎(……ダメだ出てこない)

京太郎「あの」

小蒔「はい?」

京太郎「それ、どういう意味なんですか?」

小蒔「あっ……こちらの地方の方には通じないんですね」

小蒔「意味は……」


霞「意味は鹿児島で教えるわ」

京太郎「むぐっ!!」

霞「暴れないでね。大事な身体だから傷つけたくないのよ」

京太郎「んー!んー!」ジタバタ

小蒔「霞ちゃん…」

霞「ふふ。この方が小蒔ちゃんの選んだ新しい当主様なのね」

京太郎「っ」ゾク

京太郎(に、逃げなきゃ…!)


京太郎(なすすべなく強引に連れてこられたけど……)

霞「~♪」カチャカチャ

京太郎(俺は何をされるんだろう)ガクガク


霞「お待たせ。アイスティーしかなかったけどいいかしら?」

京太郎「あっ、お構いなく……」

霞「どうぞ召し上がれ」フフ

京太郎「は、はい。いただきます」

京太郎(変なモン入ってねーだろうな………)ズッ

霞「味はどうかしら?」

京太郎「美味しいです」

霞「ふふっ、それはよかったわ」ニマニマ

京太郎(んー普通に美味かったし、流石に考えすぎだったな)

京太郎(にしても、デカい家だなぁ。家というよりは神社だけど)キョロキョロ

霞「………」ニコニコ


下3 判定
00~50 普通にお喋りして解散
51~80 おばさん熱烈なアプローチ
81~99 京太郎「あれ、なんだか眠気が……」
ゾロ目 私の言う事聞かないと死んじゃうわよー?


京太郎「ほー!それはそれは大変な人生を」

霞「いいのよ、私も小蒔ちゃんは好きだしやりがいを感じてるから」

京太郎「まぁ………俺には分家とかそういうのよく分かりませんけど、応援してますよ石戸さん」

霞「ありがとう、そう言ってもらえると嬉しいわ」

霞「あとそんな堅苦しい呼び方しないで霞でいいわよ。その代わり私も"京太郎くん"って呼んでいいかしら?」

京太郎「石戸さんがよければ、俺も大丈夫です」

霞「あらそう?じゃあ、これから仲良くしてね京太郎くん」

京太郎「分かりました、霞さん」

京太郎(なんだ、最初がアレだっただけで全然普通の人だな。よかったよかった)


――――――


京太郎「ふぅー……やっと部屋造りが終わったぞ」

京太郎「腹も減ってきたことだし晩飯でも食べるか……って忙しくてカップしかないんだけどな」

コンコン

京太郎「?」

コンコン

京太郎(誰だこんな時間に?もう0時だぞ?)

京太郎「はーい!今開けまーす!」


下3 人物


ドンドン!!ドン!!

京太郎(うるせぇなったく、今何時だと思ってんだ)ガチャッ

京太郎「あのーもうちょっとお静かに……」

小蒔「あ、すいません!夜分遅くに失礼します!」

京太郎「……」

京太郎(え?誰だこの巫女さんは?)

小蒔「ここ、須賀京太郎さんのお部屋で間違いありませんよね?」

京太郎「そっ、そうですけど……!?」

京太郎(おいおい……なんで俺の名前知ってるんだよ)ゾクッ

小蒔「よかったぁ、結構迷いましたけどやっとつきました!」

京太郎「お、俺に何か用事ですか?」

小蒔「はい!実は……」


下3 行動指定


小蒔「お迎えにあがりました!」

京太郎「……は?」

京太郎「お迎えにあがりました!」

京太郎「ひ、人違いじゃないですか?」

小蒔「あれ?確かに地図はここであってるはずなんですけど……名前も須賀京太郎さんって」

京太郎「………」

京太郎(な…なんかよく分かんねーけど、やばい感じがする……!)バタン!!

>アッ! チョットマッテクダサイ!! ハナシヲ,キイテクダサイ!!

京太郎(こえぇよ……こえぇよ)  ドンドン!! アノー!!

京太郎(も、もう今日は早いとこ寝よう!朝になればいなくなってるだろ) ドンドンドン!!!


下3 判定
00~50 無事に朝を迎える
51~80 部屋に戻ると居た
81~99 どこかへ逃げる
ゾロ目 強制的につれていかれる


ガチャッ

京太郎(えっ)

小蒔「あの、失礼しますね」

京太郎「っ!」ビクッ

京太郎(な……なんで!?鍵閉めたのに……!)

小蒔「すいません、ちょっと強引な手を使わせていただきました」

京太郎「なんなんだよアンタ!?俺に何の用だよ!」

小蒔「え、えーと……お迎えにあがりましたとしか」

京太郎(意味わかんねーよ!)

京太郎(とにかく、早いとこ逃げねーと何されるか分かったもんじゃねー!)ダッ

小蒔「あっ!」


下3 逃げ込む場所

はっちゃんの布団

ま、まだ始まってないし…
ぞろ目が出なきゃ大丈夫ヘーキヘーキ(震え声)


京太郎「はぁっ……!はぁっ……!」ピポパポ trrrrrrrrrrrr

京太郎「くっそ早く出てくれ!」 prrrrrrr

ピッ

京太郎(きたっ!!)

咲『んもー、今何時だと思ってるの京ちゃん?』

京太郎「咲!!」

咲『うわぁ!?』キーン

京太郎「今からお前の所に行くから、鍵開けといてくれ!!」

咲『ちょ、ちょっとなに!?どうしたの?』

京太郎「事情は後で離すから頼むぞ!それじゃ!」

咲『き』

ピッ

京太郎(よし、後は咲の部屋まで全力疾走だ。それにこんだけ走ればもう……)チラッ

小蒔「………」シュタタタタタ

京太郎「うわああああああああああ!!」


下3 判定
00~70 咲の部屋に無事に着く
71~99 捕まる
ゾロ目 転んで骨折

でも咲さんの部屋が安全ともかぎらないんだよなぁ…

>京太郎「辞めてきたって、和や優希は何か言ってなかったのか?」

>咲「最初はすごく反対されたよ。でも、最終的には分かってくれた」

うん、この『分かってくれた』が、な…


京太郎「はぁ……はぁ…」

咲「ほんと、こんな時間にどうしたの京ちゃん?全身汗びっしょりだよ?」

京太郎(まだそこら辺いるんじゃなだろうな……)キョロキョロ

咲「ねぇ、京ちゃんってば!」

京太郎「ん?ああ、わりーわりー!ちょっとな」ハハ

咲「ちょっとって……」

京太郎「はは……まぁ、それはおいといてだ」

京太郎「とりあえず朝まで泊めてくれると嬉しいんだけど、さ」

咲「ええー!?」

京太郎「頼む!この通りだ!」

咲「うう、ずるいよぉ。京ちゃんにそこまで言われたら……断れないじゃん」

京太郎「サンキュー!やっぱり持つべきものは友達だなー!」ハハ

咲「もー現金なんだから……」

咲「………ところでさ」

京太郎「ん?」

咲「京ちゃん、そんなに汗かいてたら気持ち悪いでしょ?お風呂とか入ってきたら?」

京太郎「んー……そうだな。んじゃ風呂借りるわ」

咲「うん、それがいいよ。ゆっくり入ってきていいからね」


下3 判定
00~50 風呂からあがると咲は寝てた
51~80 風呂からあがると咲が鞄に何かをつめていた
81~99 一緒に風呂に入る
ゾロ目 風呂からあがると咲が血だらけで帰ってきて何かを抱えていた

明日の学校の用意をしてくれてるんやね
いい嫁さんやで(白目)


京太郎「ふぃー、気持ちよかったな。流石女の子の風呂だけにいい匂いしたし」ホカホカ

京太郎「おーい咲ー!あがったぞー」

咲「……」ブツブツ

京太郎「咲ー?」

咲「!」バッ

京太郎「ん?」

京太郎「今、何隠したか?」

咲「ううん、なんでもない!なんでもないから!」

京太郎「そうか?」

咲「あっ、もう2時だよ!早く寝なきゃ明日がキツいよね!」

京太郎「げっ……マジだ!」

咲「布団も敷いといたから電気消すね京ちゃん!」

京太郎「お、おう!」


京太郎「………」クンクン

京太郎(なんだこの臭い……うっすらだけど血の臭い?なのかこれ……?)

京太郎(臭いはあの鞄からみたいだけど)チラッ

咲「Zzz…」

京太郎(咲は寝てるな……よし、開けてみるか)


下3 判定
00~60 生理道具
61~99 血の付いた服
ゾロ目 生首

ハズレなし!


京太郎「こ、これは……!?」

京太郎「まさか俗に言う生理道具というヤツでは」

ガシッ

京太郎「はっ!?」

咲「京ちゃーん?」ニコニコ

京太郎「あっ、咲さん。起きてらしたんですか?」

咲「うん。横でずっとゴソゴソされてればねー……」

京太郎「それはすいませんでした。じゃあ、寝ましょうか」ゴソゴソ

咲「ん、そうだね」

咲「なんて言う思った?」

京太郎「ですよねー」

咲「京ちゃんの………バカァーーーーーー!!!」


―――――――――――――


咲「もう!信じられないよ!」

京太郎「す、すまん……でもあんなモン部屋においとく咲だって!」

咲「京ちゃんもトイレ使うと思って明日こっそり捨てておこうと思ったの!」

京太郎「タイミング悪すぎだろ!」


初美「朝っぱらからお熱い二人ですねー、焼けますよー」     <ギャーギャー

初美「ね、霞ちゃん?」

霞「………」バキッ

初美「か、霞ちゃん?」

霞「……」ブツブツ

初美(ふええー!?この人自分の爪食べてますよー)ビクッ

おばさんやめちくり~(涙目)


京太郎(あー、授業つまんねーなぁ)

京太郎(変な巫女に追いかけれるは咲は期限損ねるわでついてねーな……はぁ)

春「…」ポリポリ

京太郎「ん?」

春「…」ポリポリ

京太郎(なんだコイツ?授業中に何食ってんだ?)

春「?」チラ

京太郎「!」ビクッ

春「…」

春「あげる」スッ

京太郎「え……くれるの?」

春「…」コクリ

京太郎「さ、さんきゅ」

京太郎「じゃあ……いただきます」ポリポリ

京太郎「おっ?意外と美味いな」

春「うん……それが自慢」ニコッ

京太郎「俺も、これ好きになりそうだよ滝見」

春「……あ」


下3 判定
00~50 いい人
51~80 普通の人
81~99 一目惚れ
ゾロ目 藁人形制作


京太郎「ん?どうした?」ニカッ

春「………っ!」ドキッ

京太郎「?」

春「……」

京太郎「おーい、こっち向けよ」

春「…」カァァ

京太郎「滝見さーん?」

春(……須賀京太郎)

春(きらいじゃ……ない)

京太郎「お、俺なんか変な事言ったのかな……?」

春「!」ブンブン

京太郎「ああ、別にそういうワケじゃないのか」

春「うん」コクコク

京太郎「なんだよかった、てっきり変な事言ったんじゃないかと思ったよ」ニコッ

春「っ!」ドキッ

京太郎(これ以上女の子と面倒になるのはごめんだからなぁ)

春「……」

大正義はるるは天使ってハッキリわかんだね


今夜はここまでですのだ
ありがとウサギ!!!


次スレはまだ大丈夫か?


キーンコーンカーンコーン


京太郎「やーっと午前中の授業が終わったかー……さて昼飯でも食べに行きますかね」

京太郎「ここの学食はどんなメニューがあんのかな」ワクワク

男子A「おい須賀」

京太郎「ん?」

男子A「扉んとこで女の子が待ってるぞ。お前を呼んでくれってさ」

京太郎「女の子……?」

男子A「そうだよ。流石ハンドボール部のエースは違うな」ハハ

京太郎(あ、もしかして咲か?)チラッ


下3 人物



小蒔「こんにちは」ニコッ

京太郎「うわああああああああああああああああああ!!」

京太郎「うわあああああああああああああああ!!!!」  ザワザワ ナ、ナンダー?

小蒔「そ、そんなに大きな声出してどうしたんですか?」

京太郎「どうしたはこっちの台詞だ!ア……アンタ、昨日俺の家に来た!」

小蒔「覚えていてくれたんですか?嬉しいです!」

京太郎(昨日の今日であんな思いして忘れる方がどうなんだ?)

京太郎(とりあえず逃げ……!)

小蒔「あ、待ってください!」ガシッ

京太郎「ひっ!?」

京太郎「は、離せ!!俺に何の用だよ!」


下3 用事


小蒔「須賀くんお願いします!」

京太郎「何が!?」

小蒔「家へ……」

小蒔「家にお泊りに来てくださいお願いします!!」ドゲザー

京太郎「………」

小蒔「お願いしますお願いしますお願いします!!!」

京太郎「えっ」

小蒔「須賀くんが来てくれないと……わ、わたし!」ガクガク

京太郎「ちょ、ちょ!ちょっと待ってください!何やってんですか!?」  オイアレ!2ネンノ ジンダイセンパイジャネーカ!!

京太郎「とりあえずそんな格好するのはやめてくださいって!」 ウワー オンナノコ ドゲザサセテルゾ

小蒔「泊りに来てくれるならやめます」ブルブル

京太郎(そんなこと言われったって、素直にはいって言える筈ねーだろ!)

小蒔「お願いしますお願いします……!」

京太郎「っ!」

京太郎「……分かりましたよ!」

小蒔「!」パァッ

小蒔「ほ、本当ですか!?」

京太郎「だからそんなみっともない事しないでください!ほら、立って!」

小蒔「ありがとうございます……!ありがとうございます!」グスッ

小蒔「こ、この御礼はなんでもいたします!」

京太郎「……ん?」ピクッ

小蒔「?」

京太郎「今、なんでもって言いましたね?それじゃ……」


下3 台詞指定


京太郎「やらせろ」

小蒔「へ?」

京太郎「あなたの家に泊まりに行ってやってもいいですけど、それだけじゃ俺に何の得もないでしょ?」

小蒔「………」

京太郎「何でも御礼するって言ったんだから、じゃあ一発やらせてくれますよね?」

小蒔「あ、あの!」

京太郎「なんですか?今更無しとか言わないでくださいよ」

小蒔「"やらせろ"とは一体?」キョトン

京太郎「……はぁ?」

小蒔「すいません、具体的にどういったものなのでしょうか?」

京太郎「何言ってるんですか、そんなの決まってるでしょう」


下3 判定
00~50 身体を差し出せってことですよ
51~80 お付き合いしてくれってことですよ
81~99 結婚してくれってことですよ
ゾロ目 咲「京ちゃーん」


京太郎「お付き合いしてくれってことですよ!」

小蒔「なるほど、お付き合い………えええーーっ!?」

京太郎「ダメですか?」

小蒔「ダメですよ!そ、そんなことしたら私が霞ちゃんに……」

京太郎「霞ちゃん?」

小蒔「!」ムグッ

小蒔「と、とにかくダメなんです!」

京太郎「へー……じゃあ俺は泊りに行きませんけどいいんですか?」

小蒔「っ!?待ってください!それでは約束が違いますよ!」

京太郎「御礼は何でもするんじゃなかったんですか?」

小蒔「うっ……」

小蒔(これじゃどっちを選んでも一緒…!どっちにしろ霞ちゃんに……)

京太郎「で、どうするんですか?」

小蒔「うう……分かりました」


下3 判定
00~50 付き合います
51~99 お泊りは諦めます
ゾロ目 両立

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