【PSO2】ハムスターになるための遠い道のり(23)

逃げる、ただひたすらに。

後ろでは原住生物が群れをなし、その牙の餌食にしようと追ってくる。

自分の攻撃はまるで効かず、これは逃げるしかないと知った。

仲間はいない。

通信も届かない。

石につまずき、世界が回転する。

体を起こしたその先で黒霧の中から現れる無数のダーカーが。


ああ、自分はここで死ぬのだ。


そう思って武器を取り落す。


※書き溜めはないです。
 途中で安価をとってキャラを決めます。
 亀進行になるのでご容赦ください

さぁ、一思いに殺せばいい。もう……立ち上がる気力もない……

?「ラ・フォイエ!」

閃光――爆発。目の前のダガンが一撃にして爆ぜる。

?「先行しすぎよ。フォースでしょ貴女」

?「話は後だ。先にエネミーを殲滅する」

?「りょーかいっ」

大剣を体の延長のように振り切るキャストの女性がダガンを切り刻む。

双機銃を持つ男性キャストは後詰の敵をハチの巣に変える。

杖を持ったニューマンの女性は風を操っては原住生物を吹き飛ばす。

ニューマン♀「心配しなくていいよ」

「え?」

ニューマン♀「ここにいるのは最強のアークス! その麗しき戦技をごらんあれっ」

炎が爆ぜ、剣圧が土を抉り、銃声が鳴り響く。

すべてが流麗にして豪快。柔軟にして重厚。

死体すら消し飛ばして、残ったのは森林独特の静寂だった。

ニューマン♀「ふぃー。片付いたかな?」

キャスト♂「まったく、いきなり走り出して何事かと思ったぞ」

ニューマン♀「いやー、なんかこっちに危ない空気を感じて」

キャスト♀「だとしても、何か言ってからにしなさい。ただでさえ体力ないんだから」

ニューマン♀「にゃはは……」

「えっと、あの……」

ニューマン♀「あっと、ごめんごめん。まずは自己紹介かな? 私はウィーリア。よろしくね」

「え、あ……はい。」

ウィーリア「んで、こっちのキャス子ちゃんが」

キャスト♀「カレンよ。そっちのバカニューマンが驚かしたみたいでごめんなさい」

「いえ、そんな」

ウィーリア「ひどいなー。んで、そっちの箱が」

キャスト♂「誰が箱だ。セルブスだ。よろしく頼む」

「こちらこそ……その。助けてもらってありがとうございます」

※今更だけど参考 http://pso2.jp/


ウィーリア「いやいやー。困ったときはお互い様だよー」

カレン「ウィル。ちょっと……」ヒソヒソ

ウィーリア「ウンウン」

「あの……?」

ウィーリア「えーっと、ごめんね。ちょっとアークスカード見せてくれる?」

「あ、はい!」

キャラクター制作

性別(ウィーリアなどとの個別ルートあるかも?)
>>6

種族(ヒューマン、ニューマン、キャストの中からどれか一つ)
>>7

職業(ハンター、レンジャー、フォースの中からどれか一つ)
>>8

※指定外・ずれ込みの時には安価下を取ります。
 気が向いたらイメージのキャラ作ってスクショ投下




ビーストがいない…

キャストで

レンジャーッ!

レイキャシール最高!

ウィーリア「女性キャストのレンジャーさんかぁ。名前は――」

ノーレル「ノーレルです」

ウィーリア「ノーレルさんねー。っていうか今レベル6!?」

カレン「明らかに不具合ね」

セルブス「待ってろ。今問い合わせる」

ノーレル「あの?」

ウィーリア「あーうん。ここね、ベリーハードレベルでエネミー40lv以上なんだけど……」

ノーレル「え? え?」

セルブス「ブリギッタに連絡が取れた。キャンプシップのミスらしい」

カレン「洒落にならないわね……」

ウィーリア「んー。とりあえず帰ろっか。クエストクリアとかそんな事態じゃないし」

セルブス「こうなってしまった以上は、な」

カレン「何かしらの補填があってしかるべきね……」ブツブツ

ノーレル「私、どうすれば……」

ウィーリア「あ、じゃあパーティー申請送るから、承諾してね」

ノーレル「わかりました」

system[ウィーリアからパーティーに招待されました]

system[パーティーに参加しました]

ウィーリア「んじゃ、テレパイプ投げるよー」

ヒューン、キィン

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ウィーリア「ぉ?」

カレン「一体いくつパイプ投げてるのよ……」

セルブス「そうじゃない! くるぞっ!!」

ダーク・ラグネ 「ギャーォ」

ノーレル「ひぁぁ……」

ウィーリア「ただじゃ、返してくれないんだねぇ……」

カレン「どうする?」

セルブス「撤退だ! パイプに飛び込め!」

ウィーリア「ダーク・ラグネの向こう側だよん」

カレン「下がってもう一個出したら?」

ウィーリア「さっきのがラストワン賞~」

カレン「セルブス、持ってる?」

セルブス「使わないものは持たない主義でな」

ウィーリア「戦うしかないみたいだねー」

カレン「ウィル、あんた楽しんでるでしょ?」

ウィーリア「さぁ?」

ダーク・ラグネ 「」ガッ

セルブス「飛び掛かりだ! 散開っ!」バッ

ウィーリア「こっち!」

ノーレル「はいっ」

カレン「よける必要すらないわ」スッ

ノーレル「カレンさん!」

カレン「ハンターに攻撃は自傷行為よ?」ガキィン!

セルブス「俺とカレンで片づける。ウィーリアは新人の保護!」

ウィーリア「んじゃ、私とこっち行こうか」

ノーレル「は、はいぃ……」

激しい剣戟の音。その一振りで足の鎧を傷つけ、刻み、砕く。

繰り出される大量の弾が、百に届くほどの槍となってその巨躯を削っていく。

ウィーリア「ここら辺でいいかなー。ちょっと雑魚来たら教えてねー」

そういった彼女が取り出すのは鈍色の箱。青い電光をまとったタリスを取り出す。

ウィーリア「メタリイグニス、完成してないんだけどね……まあ補助には申し分な

いかなー?」

地を走り剣を振りかざす彼女の、宙を舞い巧みに銃を繰る彼の元へタリスが飛ぶ。

ウィーリア「みんながんばってー。シフタっ」

セルブス「離れろと言ったろうに……ウィークバレッド、装填!」

カレン「ナイスタイミング。んじゃ終わりなんて越えちゃってね」

ダーク・ラグネのコアに打ち込まれた特殊弾。

その一点をめがけて燐光を纏う巨大な剣が叩き込まれる!

ウィーリア「おーおー、今日もオーバーエンドが輝いてますねぇ」

ダーク・ラグネ「グォォォオオ」ズーン

ノーレル「」タタタターンターン(レベルアップ音)

カレン「他愛もない敵だったわ」

セルブス「雑魚も消えたか……」

ウィーリア「おつかれさまー。あとレベルアップおめでとー」

ノーレル「わ、わたし何もしてないですし。その……お怪我とかは?」

セルブス「問題ない」

カレン「ま、ダーク・ラグネだしね」

ウィーリア「はーい。みんなドキドキのボスドロップタイム!」

ウィーリア「あっけるよー」パコッ

※コンマ判定
 70-73 ウィーリアにレアドロップ
 80-83 カレンにレア
 90-93 セルブスにレア
 50-53 ノーレルにレア

ここは コンマは 無い。秒数 まで

ウィーリア「なんにもなし、かぁ」

カレン「そんなものよ。レアなんて」

セルブス「ともかく帰投する。事態が事態だ。おれたちも報告書をだす可能性があるぞ」

ウィーリア「めんどくさい。セル君まかした!」

セルブス「アホか。さっさと帰るぞ」

ウィーリア「ん? ノーレルちゃん早くー」

ノーレル「あ、はい!」

彼女たちのその背中に私は胸の高鳴りを覚える。

ああ、私も……いつかこんな風になれるのだろうか。

その強い憧憬が、熱く静かにこの胸に灯るのを感じるのだった。


※またしばらく離れます。
 これからは行動選択に安価を挟んでいけたらと思っています。

>>21
うげ、ほんとだ……
コンマでドゥドゥの鬼畜性を再現しようと思ったのに……
指摘感謝です

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