タミ「二人で!」ヤヤ「ジェラシー大作戦?」 (13)

休日 ヤヤ宅

タミ「というわけでねヤヤちゃん」

タミ「最近全然マチちゃんにかまってもらえない私と」

タミ「なるちゃんに全然自分の気持ちに気づいてもらえないヤヤちゃんで」

ヤヤ「うっ」

タミ「二人にやきもちをやいてもらおー」ドンドンパフバフ

タミ「っていう企画なんだけど」

ヤヤ「えぇ…」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411906489


タミ「むー…、じゃあ聞くけどヤヤちゃんはちゃんとなるちゃんにアプローチしてるの?」

ヤヤ「それはぁ…その…」

タミ「ヤヤちゃんのへたれ」ボソッ

ヤヤ「うぐっ!た、タミさんこそマチさんにアプロー…」

<回想>

タミ『マチちゃんマチちゃん!』

タミ『マチちゃん?』

タミ『マチちゃーん』

マチ『わかった、わかったから』


ーーー

ヤヤ「…タミさんは逆にアプローチしすぎな気が」

タミ「うぅっ」


タミ「と、とにかく!私とヤヤちゃんが仲良くすれば、なるちゃんもマチちゃんもきっとやきもちしてくれると思うの!」

ヤヤ「…わかりました。じゃあ早速作戦をつめましょう!」

タミ「うん、頑張ろうね!」



なる「それでね、今度のお休みにヤヤちゃんと…」

ハナ「ん?」

なる「ハナちゃん、どうかしたの?」

ハナ「いえ、その…あの人なんか見覚えあるなーって」

なる「え?…あぁ、確かに…」

ハナ「すいませーん」タタタタッ

なる「ハナちゃん!?」

ハナ「とうっ!」ドフッ

?「きゃあっ!?」


なる「はぁ、ちょっと待ってぇ…って、あれ?」

ハナ「マチさん!」

マチ「…もしかして、ハナちゃん?てことはなるちゃんもいるのね」

なる「はい!そうですけど…会長さん、メガネは…?」

マチ「ネジとレンズが外れちゃって、直しに行こうとしてたのよ」

ハナ「じゃあそのカッコいい服装はなんなんですか?」

マチ「メガネなしでふらふら歩いてるところをうちの生徒に見られるのを気にしてたら…」

ハナ「気にしてたら?」

マチ「顔を見せに来た姉さんにバッタリ…」

なる「あぁ…」


ハナ「でも、それで前は見えてるんですか?」

マチ「大丈夫…だと思うんだけど」スタスタ

コッ

マチ「っ!?」

なる「…危ないね」

ハナ「ですね…」

ハナ「じゃあ、手を繋いで一緒に行きましょう!そうすれば安心安全です!」ギュッ

マチ「…ごめん、地味に腕が辛い」

ハナ「おぉう…約20センチの差は厳しいです…」

なる「じゃ、じゃあ私が!」

マチ「ごめんなさい、迷惑かけて」

ハナ「いえ!私達もこれからどうしようかーって、お散歩してたとこなんです!」

なる「あっ!それじゃあマチさんのメガネが直ったら3人で…」

ワイワイキャッキャッ



ヤヤ「…じゃあ、そんな感じで明日から!」

タミ「そうだね!…あれ?」

ヤヤ「?」

タミ「かなり遠いけど……なるちゃん、とハナちゃん?……あと誰だろう?後ろ姿じゃ…」

ヤヤ「背も高いし…格好もなんだか…」

タミ「もしかして男の子だったりー」

ダッ、

タミ「なーんちゃっ…ヤヤちゃん!?」



なる「それで!次のデザインでは葉の部分もちゃんと綺麗に描いてみようと思って…」

「…ぁぁぁあああ」

マチ「…何?」

ヤヤ「なああぁぁぁああああるうううぅぅぅうう!」

なる「ヤヤちゃん!?!?」

ヤヤ「っ!」バッ

マチ「いっ…」ガリッ

ハナ「ヤヤさん!?どうしたんですかいきなり!」

ヤヤ「いや、そのっ、なるが、」

タミ「マチちゃん!?」ギュッ

マチ「…走ってきたままのスピードで突っ込んで来ない!」ズビシ

タミ「ぅあう!」

ヤヤ「マチさ…マチさん!?」

マチ「そうだけど…」

ヤヤ「な、なん、なんでそんな格好」ゼーハー

マチ「落ち着いて落ち着いて…」

ハナ「実はですねー」


カクカクシカジカ

マチ「…てことで」

ヤヤ(紛らわしいっ……!)

なる「大丈夫?ヤヤちゃん」

ヤヤ「もう落ち着いたわ…ありがとなる」

タミ「あっ!そうだマチちゃん!」パン

タミ「今度のお休みに、ヤヤちゃんと二人っきりで箱根の方に遊びに行くんだー♪」

マチ「?…えぇ、いってらっしゃい」

タミ「…うん……」しょぼ

ヤヤ(タミさんその話聞いてない!それに唐突!)

なる「今度のお休み…?」

ヤヤ「なる?どうしたの?」

なる「ううん、なんでもないよ」


ハナ「うー…今度の放しは置いといて!まずはマチさんの用事です!」

ハナ「それで、せっかくなのでそのあとヤヤさんちのお蕎麦を…」

ヤヤ「なにがせっかくなのよなにが!」

マチ「…まぁとりあえず行きましょう。考えるのは歩きながらでもできるし」

タミ「じゃあ私が案内するね」キュッ

マチ「ありがとう、タミ」ギュッ

タミ「!…ふふっ♪」

なる「私もヤヤちゃんと手繋いでもいい?」

ヤヤ「もちろ」

ハナ「はいはい!じゃあ私も反対!」

ヤヤ「ちょっ…もう、繋いであげるわよ」

ハナ「えへへ、ありがとうございます!」

ヤヤ(あれ?これ結局作戦失敗なんじゃあ……)

ヤヤ「まあ…いっか」



おしまい

HTMLに書き込めないぞ…

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom