希「ムラサキノヤカタ…執事付き?」 (79)

初投稿なので至らない点が多々あると思いますがご了承ください

ラブライブ!×ハヤテのごとく!のクロスです

時系列はラブライブ!→2期5話
    ハヤテのごとく!→西沢歩入居後です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411815629

TV『台風の勢力は依然とどまる事を知らず…』

穂乃果「もーせっかくの修学旅行が雨のせいで台無しだよー」

海未「台風が来ているんですから仕方ないですよ」

ことり「でも部屋の中ですることもなくなってきたよね」

海未「でしたらトランプを…」ウズウズ

穂乃果「えーまたー?もう飽きたよー」

ことり「海未ちゃん負けず嫌いだからねー」

TV『速報が入りました。都内の〇〇マンションで火災発生、すでに火は消し止められましたがマンションは全焼し…』

穂乃果「あれ?これ希ちゃんのマンションだよね…?」

海未「はい、おそらく…」

TV『幸い死傷者は0で…』

穂乃果「よかったー」ホッ

海未「しかし全焼したということは希の住む家が…」

穂乃果「電話してみよう!」

ソレゾレノスーキナー
希「あ、穂乃果ちゃん。どうしたん?雨大丈夫?」ピッ

穂乃果『やみそうにないよ…じゃなくて!火事になったマンションって希ちゃんちだよね!?大丈夫なの!?』

希「そうなんよー火傷もしとらんし衣装や制服も無事やけど住むのは当分無理やろうね」

希「今夜は警察のほうでホテルを用意してくれるみたい」

穂乃果『希ちゃんが無事で何よりだよー。でも明日からはどうするの?』

希「変わりの住むとこ探さないかんなー…あ、にこっちからキャッチ入ったから切るね。電話ありがとう、ほな沖縄楽しんでな~」ピッ

にこ『もしもし希!?あんた大丈夫なの!?』

希「大丈夫やでーでも部屋探ししなあかんから明日の練習はお休みさせてもらうわ」

にこ『それもそうよね…じゃあ明日は練習自体休みにするわ!そしてみんなで希の部屋さがしよ!』

希「ライブ近いのにごめんね。うん、じゃあまた明日ー」ピッ

希「さて、どうしたもんかなぁ…」

希「あ、凛ちゃん花陽ちゃんおは…」

りんぱな「希ちゃあああああん!無事でよかったにゃああ(よおお)」ダキッ

希「うわぁっ…もう、昨日電話で大丈夫だって言ったやろ?」ナデナデ

凛「でも昨日にこちゃんから練習お休みって連絡きたから怪我したのかなって」ウルウル

にこ「それは希の部屋さがしをするからよ!」

希「あ、にこっちおはよう。でも一晩考えたんやけどライブ間近でお休みはまずいと思うんよ。うち一人でも平気やし」

にこ「う、でも…」

絵里「おはようみんな。話が聞こえてたけどにこは希が一人だけで町中をウロウロするのが心配なのよね」

にこ「そ、そうよ。アイドルだからね…」

絵里「なら私が希についていくわ。大人数で行っても部屋を選ぶのは希なんだし」

にこ「絵里がそう言うなら…」

キーンコーンカーンコーン

希「あ、HR始まってまうよ」

凛「急ぐにゃー」

花陽「凛ちゃん待ってえええ」

にこ「今日中に部屋決めなさいよー!」

希「さて出発!と言いたいんやけど」

真姫「…」

絵里「真姫は練習でないの?」

真姫「…病院の患者さんでいい不動産屋さんに心当たりがあるから紹介してあげようと思ったの。作曲はもう終わってるから問題ないし」

絵里「真姫なら練習の遅れは心配なさそうよね」

真姫「それに朝は用事があって会えなかったし…」カミノケクルクル

希「ふふ、じゃあお願いしようかな。こんな先輩想いの後輩を持ってうちは幸せもんや」ギュー

真姫「からかわないで!」カーッ

絵里「それじゃあ行きましょうか」

真姫「着いたわ」


絵里「ふう、結構歩いたわね」

ウィーン

不動産屋「いらっしゃいませ。東條さんですね、お待ちしておりました。こちらへお掛けになって少々お待ちください」

希「よっと。足パンパンやー」

絵里「練習よりいい運動になったかもね」

真姫「会話が年寄りっぽいわね」

希「んー?そんなこと言う子は…」ワシワシノポーズ

不動産屋「お待たせしました。よ、よろしいでしょうか?」

希「あ、はい…」カーッ

えりまき「…」クスクス

不動産屋「それではこちらの物件から…」

希「ちょっと家賃が…」

不動産屋「ではこちらは」

希「今度は距離的に…」
------
----
--


絵里「決まらなかったわね」

真姫「新生活シーズンじゃないもの、しょうがないわ」

希「うちが出す条件が多いから…せっかく真姫ちゃんが紹介してくれたのに」

真姫「も、もう一件アテはあるから心配ないわ!だけど学校をはさんでまるっきり反対方向なのよね…」

絵里「もう夕方だから今日そこまで行くのは無理そうね…」

希「今日もホテルかなぁ…せっかくつきあってもらったのにごめん」

真姫「希は悪く無いわ!」

絵里「そうよ、元は火事のせいなんだし…あれ?」

希「どうしたん?えりち」

絵里「あそこの電柱に貼ってあるの入居募集のチラシじゃない?」

希「…ほんまや」スタスタ

希「ムラサキノヤカタ…執事付き?」

絵里「執事ってお金持ちの家にいるアノ?」

希「でも家賃はびっくりするくらい安いね、それにあんまり広くはないし」

真姫「学校からは近いみたいね」

希「ほんまやね」

絵里「今日中にもうひとつの不動産屋に行くのは無理みたいだしダメ元でこのムラサキノヤカタ…?を見に行くのはどうかしら」

希「ここからも近いみたいだし行ってみよか」

真姫「あの…言いづらいんだけど私音楽室に楽譜忘れていたみたいで…」

希「あ、学校戻るんやね」

真姫「そうなの」

希「わかった。手伝ってくれてありがとうね」ニコ

真姫「ど、どういたしまして。そこがだめだったら明日も手伝うわ。それじゃ!」タッ

絵里「また明日ねー」

希「それじゃいこか…と言いたいとこやけどこんな時間にいきなり行って迷惑やないかな」

絵里「そうねぇ…あ、電話番号が書いてあるわ。先に連絡入れれば失礼にはならないんじゃない?」

希「そうやね。それじゃあ03…」

prprprpr

???『はいもしもし』

希「…(女の人?それにすごいキレイな声)」

???『…もしもし?』

希「あっスイマセン!うち…私今部屋を探していまして…そしたらちょうどこの番号が載ってるチラシを見つけて」

マリア『まあ!入居希望の方でしたの。こちらムラサキノヤカタ、メイドのマリアと申します』

希「(メイド!?)えぇっと急で申し訳無いんですが今から部屋を見に行きたいんですけど…」

マリア『大丈夫ですよ。お名前だけお伺いしてもよろしいでしょうか?』

希「東條希です」

マリア『東條希さんですね。ではお待ちしておりますわ』

希「はい、では」ピッ

絵里「クスクス」

希「…えりちどうしたん?」ムスッ

絵里「ごめん、なんか希がかしこまってるのが珍しくって」クスクス

希「しょうがないやんいきなりメイドさんが電話にでるんやもん」ムスッ

絵里「メイドさん!?執事付きでメイドさんって一体どうなってるの…」

希「ほらえりちも驚くやろ?」

絵里「そうね…。じゃあ行きましょうか」

絵里「ここで合ってるのよね…?」

希「築30年って書いてあったしたぶんそうやね」

絵里「こんなお化け屋敷みたいなところに執事やメイドさんがいるとは思えないんだけど…」

希「でも住所はここで間違いないみたいやし」スタスタ

絵里「ちょ、ちょっといきなり歩き出さないで!もう暗くなってきてるし」ガシッ

希「(えりちこういうの苦手やもんな)ほら手つないどくからこれで平気やろ」ギュ

絵里「っ!?子供じゃないんだから平気よ、平気…」キュ

希「(結局制服の裾掴んでるやん…強がらなくてもいいのに)じゃあ中はいるよ?」

ガガ!!ッガガガガガ

絵里「きゃ!?なんの音!?」ギュー

希「中から誰か出てくるみたいやね(建てつけ悪いんかな?)」

ガガガガピシャッ!!

絵里「!」ドキドキ

希「…(暗くてよく見えない)」

スタスタ…

絵里「ぅー…」ドキドキドキ

希「(うちの後ろ隠れたらなにも見えないやん…あ、メイドさんだ)あのー電話した東條ですけど…」

マリア「お待ちしておりました。メイドのマリアです。えー後ろのお方は?」

絵里「付き添いで来ました絢瀬です」キリッ

希「(切り替え早っ)えーっとここがムラサキノヤカタですよね?」

マリア「はいそうですわ。空き部屋が一部屋ありますのでそちらでお話しましょうか」

希「わかりました」

マリア「それではついてきてください」スタスタ

希「はい。…えりちもう大丈夫?」

絵里「なんのことかしら?」キリッ

希「いや、なんでも…(にしても)」チラ

絵里「?」

希「(えりちと同じくらい…いや、それ以上かもしれない美人さんやね)」

マリア「この部屋ですわ」ガチャ

希「ひとり暮らしにはちょうどいい広さですね」

絵里「外見の割にすごいキレイな部屋…あっスイマセン」

マリア「お気になさらず。掃除はうちの執事くんが完璧にこなしてますからね」クス

絵里「その執事の方はどこに?」

マリア「今は学校に行っています。もうそろそろ帰ってくる頃だと思いますけど」

希「そうなんですか…(学生なんだ)」

マリア「それではお部屋の説明をさせていただきますね」

のぞえり「はい」

マリア「そのチラシに書いてあるとおり六畳一間、トイレはありますけどお風呂は共同となっています」

希「キッチンがないみたいですけど…」

マリア「その点は心配には及びませんわ」

マリア「3食とも私や執事くんがご用意いたしますので」

希「なるほど…(それはいいかも)」

絵里「他の住人ってどんな人がいるんですか?」

マリア「みんな女の子ですよ。東條さんと同じくらいの人がほとんどですね」

希「なんていうか執事の人、大変そうですね…」

マリア「たしかにそうですわね」ウフフ

マリア「他にご質問はございますか?」

希「いえ、とくには…」

マリア「ではつかぬことをお聞きしますがなぜこのような時期に部屋探しを?」

希「それは…」カクカクシカジカ

マリア「まあ!それは大変でしたね…あ、そうですわ」

のぞえり「??」

マリア「3日ほどこの部屋に仮入居してみてはいかかでしょうか?」

希「えっでも…」

マリア「事情が事情ですしその期間はお試し期間ということで無償でお貸しいたしますよ」

希「ほんとですか!?」

絵里「いいんじゃないかしら。ここがダメだったら私の家に泊めても良かったけどね」クス

希「あはは。それじゃあマリアさん、3日間お願いします」ペコリ

マリア「はい、こちらこそですわ」ペコ

絵里「とりあえず部屋決まってよかったわね、希」

希「そうやね。明日からは練習でれそうやん」

絵里「それじゃ私はそろそろ帰ろうかしら」

希「遅くまでホンマありがとうねえりち」

絵里「うん…それでねちょっとお願いが…」

希「心配しなくても明るいとこに出るまで送っていくよー」

絵里「ありがとう」テレ

マリア「うふふ」

希「さて、えりちを送ってきて、真姫ちゃんにも部屋決まったことをつたえたし…」

マリア「東條さん、衣類などはどこに預けているんですか?」

希「あ!忘れてました!昨日泊まったホテルに預けたままで…」

マリア「そうですか。ではホテルに荷物を受け取りに行くと伝えてください。うちの者にここまで届けてもらいますので」

希「何から何までありがとうございます。」ペコ

ピピピprprpr

希「東條ですけど…はい荷物を…はい…では」ピッ

マリア「終わりましたね。では3分程お待ちを」

希「結構荷物ありますけど…30分ではなく?」

マリア「はい、3分です。私はご飯の用意をしてきますので」バタン

希「は、はあ」

5話の時点じゃえりち以外のみんなはのんたんが一人暮らしなの知らないんじゃなかったか?

コンコン
希「(3分ぴったり)は、はーい」
ガチャ
黒服たち「…」

希「」
バタン

希「(あかんあかんあかん強盗よりやばそうな集団が)」ダラダラ
希「(でもうちの荷物みたいの手に持ってた気が…)」
ガチャ
希「(あかーん)」

マリア「もうみなさん早く荷物を運んでください。東條さんを怖がらせちゃいけませんよ」

黒服たち「…」テキパキ

希「(やっぱうちの荷物だったみたいやね。そしてすごい手際のよさ…)」

マリア「ありがとうございました。もう下がっていいですよ」ニコ

希「あ、ありがとうございました」ペコ

黒服たち「…」ポッ

マリア「さがっていいですよ?」ニッコリ

黒服たち「…」ダーッ

希「(マリアさんって何者やんやろ)」

ガラガラ タダイマカエリマシター タダイマナノダー

マリア「あ、帰ってきたみたいですね」

希「住人の方ですか?」

マリア「はい、家主と執事くんですわ」

???「マリアー?どこなのだー?」

マリア「はーいここにいますよー。それじゃ行きましょうか」

希「は、はい(ちょっと緊張するやん)」

マリア「紹介しますね。この家の家主の三千院ナギお嬢様とその執事の綾崎ハヤテくんですわ」

ナギ「…?」

ハヤテ「ど、どうも。えっとこの方は?」

マリア「新しい住人さんですわ。まだ仮、ですけどね」

希「えっと、事情があって急に越してくることになりました東じょ…」

ガラガラガラ
歩「ただいまー!ってなーんでここにμ'sののんたんがいるのかなー!」ビシッ
シーン

ヒナギク「ただいま。どうしたの歩ー?大きな声出して」

歩「ヒナさん!のんたんが!のんたんがいるんですー!」

ナギ「騒々しいぞハムスター」

歩「ハムスターじゃなくて私には西沢歩ってちゃんとした名前があるっていってるでしょー!」

希「えっと、私は…」

マリア「…自己紹介はみなさんが揃う夕飯の席でしましょうかね」ハァ

ハヤテ「そうですね」

歩「その前に握手をー!」

>>16
そうでした…いきなり間違えてしまいました

>>2
TV『台風の勢力は依然とどまる事を知らず…』

穂乃果「もーせっかくの修学旅行が雨のせいで台無しだよー」

海未「台風が来ているんですから仕方ないですよ」

ことり「でも部屋の中ですることもなくなってきたよね」

海未「でしたらトランプを…」ウズウズ

穂乃果「えーまたー?もう飽きたよー」

ことり「海未ちゃん負けず嫌いだからねー」

TV『速報が入りました。●●区の〇〇マンションで火災発生…』

海未「音ノ木坂の近くですね」

TV『すでに火は消し止められましたがマンションは全焼し…』

ことり「大変だね…」

TV『住人の避難は完了しており、幸い死傷者は0で…』

穂乃果「あれ!?今映ったの希ちゃんだよね!?」

ことり「う、うん、音ノ木坂の制服着てたしことりにもそう見えたよ…」

海未「しかし全焼したということは希の住む家が…」

穂乃果「電話して確かめてみよう!」

に差し替えでお願いします
申し訳ありませんでした

設定を練り直したいので今日はここまでです


更新は毎週土曜日を予定しております

>>3以降にも一人暮らしの点で矛盾が生じていますがそこは補完でお願いします

他にもおかしな点がございましたらご指摘よろしくお願いします

なおハヤテの方の王玉や同人誌対決には深くは触れない予定です

トリップてす

投下します

マリア「ご飯できましたよー」

ナギ「待ちくたびれたぞマリアー」

マリア「今日は腕によりをかけて作りましたからねー」

希「すごい…こんなにたくさんを2人だけで?」

ハヤテ「はい、うちの良さを知ってもらいたいですし頑張っちゃいました」ニコ

希「うれしい、です…」

歩「のん…希さん!私のとなり、空いてますよ!」サブトンバンバン

希「ありがとう。えっと…」

歩「ハヤテくん!もう自己紹介始めていいかな!?」

ハヤテ「はい!全員揃いましたし、それでは西沢さんからどうぞ」

歩「希さんはトリをお願いしますね!」

希「うん」

歩「潮見高校2年西沢歩です!特技はリフティングで練馬のベッカムと呼ばれていま…した!」

ナギ「1回しかできずに引退したからな」

歩「うぅ…えっとあとは…そうだ!μ'sの大ファンなんです!」

ヒナギク「さっきも言ってたけどみゅーずってなに?石鹸?」

歩「ヒナさん、μ’sを知らないなんて遅れているんじゃないかな」フフン

ヒナギク「そうなの?…意地悪言わないで教えてよ」

歩「いいかな?μ’sっていうのは…」

ハヤテ「あのー西沢さん…東條さんのことは最後にって自分で言ってたじゃないですか」

ナギ「そうだぞハムスター。あとひとりでしゃべりすぎなのだ」

歩「ごめんてばー。あ、希さん!私のことは歩って呼んでください!」

希「わかった、よ。えっと…歩ちゃん?」ニコ

歩「はぅあ!のんたんのマジカルボイスがぁぁぁ」パァァ

ナギ「もういい!次だ次!」

ヒナギク「次は私の番ね。私は白皇学院生徒会長桂ヒナギク。ヒナギクで構わないわ」

希「白皇学院ってあの超名門の…(どうりでさっきの制服に見覚えがあるわけや…)

希「うち…私のことは希でいいよ」

ヒナギク「それじゃ希、ちょっと気になることがあるんだけどいいかしら」

希「はい…?」ビク

ヒナギク「さっきから希が話すのを聞いていて思ったんだけど、何回か言い直してる…というかどこか喋りづらそうよね。それは何故?」

希「えっと今日会ったばかりであんまり砕けた言い方はどうかと思って…」エヘヘ

ヒナギク「うん…でも私達は今日から一緒に暮らすのよ?だからそういう壁はすぐに取り払ったほうがいいと思うの」

歩「そうですよ!早く仲良くなりたいです!ね!?ナギちゃん!?」ズイ

ナギ「私は…!まあ、そうだな…」ススス

歩「もう素直じゃないなぁナギちゃんは」ツンツン

ナギ「うるさーい!」ウガー

アハハハ

ナギ「…まあなんだ、変に気を遣われても気持ちが悪いしな」

ヒナギク「みんなもこう言っているし…もちろん希が良ければだけど。どうかしら?」

希(生徒会長か…納得やね…)フフ

希「そうやね…今から気遣いはなしや、よろしくねヒナっち」

ヒナギク(ヒナっち…)ええ、よろしくね希」

千桜「次は私だな。同じく白皇学院の春風千桜だ。一応生徒会で書記をしている。好きに呼んでくれていい」

希「じゃあ千桜ちゃんやね。…それにしても…」ジー

千桜「な、なんだ?」

希「…なぁ、うちとどこかで会ったことない?」

千桜「さぁ心当たりはないが…」

希「ほんと?前にメイドきっ…」

千桜「(ヤバッ…)それはきっと人違いだ!うんそうに違いない!次行こう次!」

希(んー。絶対そうやと思ったんやけどなぁ…なんていうかスキだらけな感じな子なのかな…)

カユラ「剣野カユラ。カユラでいいよ」

希「カユラちゃんやね、よろしく」

ハヤテ「ちなみにカユラさんも白皇の生徒ですよ。次はアーたんかな」

希「この子かな?お姫様みたいやねー」ナデナデ

アリス「みたいではなくて本物ですわ」

希「え…?」

マリア「アリスちゃんはとある国の本物のお姫様なんですよ」

希「へぇー!すごいなぁー」ギュー

アリス「わぷっ!溺れてしまいますわ!」ジタバタ

ヒナ「…」

ハヤテ「あとは僕達ですね」

マリア「先ほど軽くは紹介しましたけど、慌ただしかったですものね」

ナギ「そうだな」チラ

歩「?」

ハヤテ(自覚なし!?)ガーン

希「ううん、もう覚えたよ。マリアさんに、ハヤテくん。そしてナギちゃんやね、よろしく」ニコ

ハヤテマリア「よろしくお願いします(わ)」ペコ

ナギ「よ、よろしくなのだ」

希(あれ、この子…)

歩「さて、次は希さんのばんですよ!」

希「音ノ木坂学院3年の東條希です。μ'sでスクールアイドルをしてます。よろしくね」ニコ

ヒナギク「で、そのみゅーずっていうのは何なの?」

歩「おっとー、じゃあここからは私が語…紹介しましょう!ヒナさん、スクールアイドルは知っているかな?」

ヒナギク「名前は聞いたことあるけど、詳しくはあまり…」

千桜「簡単にいえば学生で結成させたアイドルグループのことだな。学生といっても客前でライブをすることもあるな」

ハヤテ「確か少し前に大会もありましたよね」

希「そうやね…」

ヒナギク「へぇ…」

歩(言われた…ていうかヒナさんラブライブも知らないのかな…)

ヒナギク「言ってみれば部活みたいなものよね。なんていうか…」

カユラ「中には見るに耐えないクオリティの人たちもいる。だけどμ'sは…」

歩「μ'sは全然別物だよ!スクールアイドルの中でトップクラスと言っても過言ではないんじゃないかな!」

希「なんか、てれるやん…」

歩「とにかく!μ'sはたくさんの女の子の憧れなの!すごい人なんだよ!希さんは」

ヒナギク「そうなんだ…ちょっと見てみたいかも…」

歩「じゃあご飯のあとパソコンでライブの動画一緒に見ましょうね、ヒナさん」

ナギ「そのパソコンって私のではないか!」

歩「そうだよー。あ、もちろんナギちゃんも一緒に見ようねー」ニコニコ

ナギ「私は食後に一人でザンボット3を見るつもりだったのだー!」ウガー

歩「いいからいいからー」

アハハ


ハヤテ「じゃあそろそろ食べましょうか」

マリア「そうですね」

希(なんか久しぶりやねこういう晩御飯…)

ハヤテ「それでは」


  いただいきまーす!

-食後

希「すいませんマリアさん、荷物の整理手伝ってもらって」

マリア「いえいえ、このくらいはいつもやっているのでなんともありませんよ。それよりもどうでしたか?」

希「ご飯とってもおいしかったです!あんなにおいしいご飯生まれて初めてかも」エヘヘ

マリア「うふふ、ありがとうございます。でもそちらではなくて…皆さんと会ってみていかかでしたか?」

希「みなさんいい人でよかったです…。特に歩ちゃんはすごいですね、色んな意味で」

マリア「そうですねー。西沢さんはお姉さんができた感じなのかも」

希「うちもあんな妹がいたら毎日楽しいだろうなぁって思いますよ。ただ…」

マリア「ただ?」

希「ナギちゃんはまだ時間がかかるかなぁって。なんとなくですけど」

マリア「そうですね…ナギは人見知りの気がありますからね…(他のみなさんがすぐに打ち解けたから気後れしてるのかも)

希「早く仲良くなりたいなぁ…」

コンコン

希「はーい」

ガチャ

ハヤテ「食後のデザートをお持ちしましたー。ってマリアさんいたんですね」

マリア「なんか失礼な言い方ですね…。あ、ちょうどいいですわ」

マリア「ハヤテくん、希さんの相談に乗ってあげてください」

希「え」

ハヤテ「で…でも」

マリア「こういうのも腕の見せ所ですよ」ウインク

ハヤテ「は…はい、わかりました」

マリア「では私はあの子たちの様子を見てきますので」

バタン

希(うわー男の子と二人っきりになっちゃったよ…どうしたらええの…)

ハヤテ(この空気…ヒナギクさんや西沢さんなら全然、ホント全然平気なのに…)


ヒナハム「ん?」イラ


希(こういうときは女の子から話しかけるものなんかな?うちわからんよ…)チラ

ハヤテ(なんていうか希さん大人っぽいから…いかん煩悩が…退散退散…)

希(一応うちのほうがお姉さんみたいやし、ここは)

ハヤテ(ふう…。そうだ、相談にのってあげてほしいって言われたんだった)

ハヤテ希「「あの!」」

ハヤテ「希さんからどうぞ…(あーもうお約束!きっかけが)

希「いや、ハヤテくんから」

ハヤテ「で、では」



ハヤテ「デザート食べましょうか」

希「あ、うん…」

希「んーおいしい、シャーベットかな?」シャリシャリ

ハヤテ「はい、ご飯が多かったのでスッキリしたものをと思いまして」

希「うん!ちょうどいい感じやん。一口あげよっか?」

ハヤテ「いや…でも」

希「あっ…え、えっとこれどこで売ってるん?今度みんなで食べに行きたいし」

ハヤテ「自家製ですよ」

希「えぇ!?ハヤテくんが作ってるん?すごいやん」

ハヤテ「あはは、これくらいは…執事ですから」

希「そ、そうなんや…なんでもできるんやねハヤテくんは…」

ハヤテ「なんでもはできないですけど…そうですね…困ったときは必ず助けに行きますよ」

希「そ、そうなんや…」

ハヤテ「はい」ニコ

希「…」シャリシャリシャリ



ハヤテ「…それで相談というのは…?」

希「うん、それなんやけどね…」

----
--

ハヤテ「お嬢様と距離を感じる…ですか」

希「そうなんよ。と言ってもさっき会ったばっかりだし、焦り過ぎかなとも思うんやけどね…」エヘヘ

ハヤテ「そうですねー…」

希「何かした方がいいのかなーなんて…」

ハヤテ「…」

希「ハヤテくん?」

ハヤテ「希さんはそのままでいいと思いますよ」

希「でも…」

ハヤテ「無理に近づこうと自分を偽るくらいなら、時間をかけてでも本当の自分を知ってもらうほうがいいと思いますし」

希「そ、そうかな…?」

ハヤテ「はい、それにお嬢様も希さんと仲良くなりたいと思っていますよ」

希「わかるん?」

ハヤテ「勘ですけどね。あとはなにかきっかけがあれば…」

希「さすがやね。でもきっかけかぁ」

ドタドタドタ

ガチャ バタン

ナギ「のぞみー!」

希「え!?どうしたん?」

ハヤテ「お嬢様?」

ナギ「すごいではないか!」

希「へ?」キョトン

タタタタ

歩「もーナギちゃんいきなり飛び出さないでよー」

ヒナギク「こんな時ばっかりは走れるのよねー」ヤレヤレ

ハヤテ「それでどうしたんですか?お嬢様」

ナギ「ライブ見たぞ!μ'sの!」

ヒナギク「ええ、正直予想以上だったわ」

歩「私が見せたんだからねー?忘れないでねー」

希「…ふふ、ありがとナギちゃん」ギュー

ナギ「うわぁ沈むぅー」

ヒナギク(また…)

ハヤテ「では僕はお風呂の用意をしてきますね。お嬢様、希さんに迷惑かけちゃダメですよ?」

ナギ「私が迷惑なわけあるまい。な、希」

希「そうやねー」ナデナデ

ハヤテ「あはは、では失礼します」

バタン

歩「わぁーライブ衣装だ」

ヒナギク「よくできてるわねー」

希「μ'sの仲間が作ってるんよ。…着てみる?」

ヒナハム「いやいやいや」

希「えー遠慮しなくてもいいのに」

ナギ「サイズが合わないだけだろ。とくにヒナギク」

ヒナギク「ナギも人のこと言えないでしょ」

ナギ「私はまだ変身を2回残しているからいいのだ」

希(最後縮んでまうやん)

ナギ「というか誰よりも似合うひとがここにいるではないか!」

希「おーじゃあ着てあげよっか?」

歩「ダメですよ希さん!アイドルなんですから安売りしちゃダメです!自分を大切に!」

希「そ、そうかな(別にいいんやけどなぁ)

ナギ「お前…足橋先生にもそれくらいの反応しろよな…」

ヒナギク「でもあんな映像見ちゃうと生で見たくなるわよね」

歩「ライブ行ってみたいよね!」

ヒナギク「次はいつやるのか決まってるの?」

希「うん。今度のファッションショーでやるんよ」

歩「見に行きます!ヒナさんも行くよね?」

ヒナギク「ええ、もちろん」

希「ふふ。ありがとー。ナギちゃんも来てくれる?」

ナギ「の、希がそう言うなら行かないわけにはいくまい」

希「ありがとうねー」ナデナデ

ナギ「んー」ギュー

歩「そのライブではどんな衣装を着るんですか?」

希「うちのはかっこいいタキシードやね。そうやね…ちょうどハヤテくんが着てるようなのかな」

歩「おー似合いそう!」

希「楽しみにしといてな」ニコ

オフロヨウイデキマシタヨー

歩「あぁーまだまだ聞きたいことたくさんあるのに」ウゥ

ヒナギク「歩ったら…明日も会えるんだから、ね」

ナギ「それに風呂のあとまた来るしな!」

歩「あー!私もー」

希「これは朝までかなー」クス

ヒナギク「歩はともかくナギは冗談にならないんだからほどほどにしておきなさいよ」

ナギ「なんかマリアみたいだぞヒナギク」

歩「たしかにー」

ヒナギク「いいから、早くお風呂行ってきなさい!」



ハヤテ「誰も来ない」


-翌朝・部室

希「…それでね結局ナギちゃんと歩ちゃんはそのままうちの部屋で寝ちゃって朝大変だったわ…それから…」ガサゴソ

絵里「…ふふ」

希「ん?なーにえりち、言いたいことあるなら言えばいいやん」

絵里「別にー希があまりにも楽しそうに話すから嫉妬しちゃっただけよー」

希「その顔はぜったい嘘や…ワシワシするよー」

絵里「どうぞー」ズイ

希「うぅ…なんなんやーこの余裕はー!」

絵里「あらいつもどうりよ?」フフン

希「…昨日怖がってたくせに」

絵里「な、なんとことかしら」

希「…うちの後ろでちっちゃなってたやん。キューって。ハムスターみたいに」

絵里「そんなこと」

ガチャ

にこ「あんたたちなに朝からイチャイチャしてんのよ…」

希「あ、にこっちおはよ」

にこ「ったく、部屋決まったんなら報告しなさいよね」

希「忘れてたわ…ごめんごめん」

にこ「しょうがないわね…」

絵里「それより希、プリントあったの?」

希「うーん…ない…みたいやね…ここにないとなると部屋に忘れたんかな」ガサゴソ

にこ「どうしたの?」

希「今朝提出の生徒会のプリントがなくてここかと思ったんやけどね…」ガサゴソ

絵里「そうね…先生のところに行って余りがあるか聞きましょう」

にこ「私は教室に戻るわよ。確認もしたことだし」

希「うん。またねにこっち」

----
--

絵里「余りは無いみたいね」

希「HRまであと5分…部屋までは片道10分はかかるし…」

絵里「ふぅ…しょうがないわあとで取りに行きましょ。一緒に謝ってあげるから、ね」

希「ごめんねえりち…」

絵里「火事があったんだもの、先生も大目に見てくれるわ。それより本当に部屋にあるのか確認したほうがいいんじゃない?」

希「うん、そうやね」

ピピピ prprprpr

希「もしもし、マリアさん?」

ハヤテ『もしもし?希さんですか?マリアさんなら家庭菜園の野菜にお水をあげてますけど』

希「あれ、ハヤテくん?学校はどうしたん?」

ハヤテ『いやぁお嬢様がなかなか起きてくれなくて…』

希「大変やね、ハヤテくんも」

ハヤテ『まあもう慣れましたけどね。それでどうしてこの時間に電話を?忘れ物ですか?』

希「そうなんよ、えっとね…」

ハヤテ『あープリントありましたよ。ってこれ今日の朝までって書いてありますけど…』

希「うん、もう間に合わんからあとで取り行くつもりで…」

ハヤテ『いえ、今から僕が持っていきますんで大丈夫ですよ?希さんは校門の前で待っていてください』

希「え?でも…」

ハヤテ『大丈夫ですから、待っていてくださいね』

プツ ツーツー

絵里「部屋にあったの?」

希「うん、今から届けるって」



絵里「今から?」

希「今から」

-1分後

シャー キーッ

ハヤテ「お待たせしました」

希「自転車で…こんなに早く来れたん?」

ハヤテ「元業界最速ですから。はい、どうぞ」スッ

希「あ、ありがと」

ハヤテ「では」
シャー

絵里「今のが例の執事くん?」

希「うん」


プーッドンッ イエ、ダイジョウブデスカラ シャー



絵里「すごいわね執事付き」

希「スピリチュアルやね」

今週分は以上です
ここまで予想以上に長くなってしまいましたが、やっと日常編に入れそうです

長らく更新できずスイマセン
少しですが投下していきます

あれ、名前が変だけど気にせずいきます

---昼休み

凛「あれ!かよちん今日サンドイッチ?…どこか悪いの?」

花陽「ううん、昨日穂乃果ちゃんと電話してたら食べたくなっちゃって…」

凛「ふーん、どんな話したの?」

花陽「えぇ!?うーんと…ダンスでわからないところがあったから聞いてたんだよ」

凛「…むむ、なんかかよちん焦ってないかにゃ?なんか変だよ?」

花陽「そ、そんなことないよぉ!?(凛ちゃんのこと話してたなんて言えないよー…)ダレカタスケテー

真姫「…その辺にしといたら?花陽が凛に隠し事なんてすると思う?

凛「そうだね…ごめんねかよちん」

花陽「ううん、こちらこそ!」

真姫凛「?」

希「おー、やっぱりここにいたんやね」

りんぱな「希ちゃん!」

希「ご飯一緒に食べてもええかな?」

花陽「うん、もちろん。お隣どーぞ」

希「ありがとー」

真姫「珍しいわね。絵里は一緒じゃないの?」

希「先生に捕まっちゃってね…」カパ

凛「あー!すっごいおいしそうなお弁当ー!」

花陽「お米が炊きたてみたくふわふわしていてなおかつ一粒一粒が立ってます!これはプロの技…希ちゃんこれはどなたがつくったんですか!?」

希「たぶんハヤテくんかな…いやマリ…」

りんぱな「ハヤテ…くん!?」

希「ん?」

真姫「違うわよ2人とも」

りんぱな「え?」

真姫「希、私は2人に部屋が見つかったことは伝えたけど詳しいことは言ってないのよ」

希「そうやったんか。えっと、住むことになった部屋がね…」
--

--

希「…で、その執事のハヤテくんが作ったんじゃないかなって」

凛「なんだーそうだったのかにゃー」

花陽「びっくりしたよー」

希「ごめんね、もう伝えた気になってたんよ…」

真姫「ほら、時間なくなるから早く食べちゃいましょ」

希「ん。いただきます」モグモグ

凛「希ちゃん」

希「ん?どーしたん?」

凛「一口ちょーだい!」

希「ええよー。はい、あーん」

凛「あーん」

凛「…」モグモグ

希「どう?」

凛「…うまい、うますぎるにゃー!」

真姫「ちょっとうるさいわよ凛!」

花陽「…希ちゃん」ボソ

希「花陽ちゃんも?はい、あーん」

花陽「そ、そうじゃなくて、今度のライブのことでちょっと思いついたことがあるからあとで来て欲しいんです」ボソ

希「…あ、凛ちゃんのことかな?わかったやん」

花陽「…それと」ボソ

希「ん?」

花陽「…ご飯一口ください」テレ

希「ふふっ…はい、あーん」

花陽「ん、おいしいですっ」モグモグ

凛「もっと食べたいにゃ―!」

真姫「ちょ、ちょっと希!」

希「お!真姫ちゃんも?はい、あーん…」

真姫「違うわよ!」

--夕方・ムラサキノヤカタ前

希「花陽ちゃんも思い切ったこと考えるよねーサプライズっていうんかなー?」

希「でもそれくらい凛ちゃんのこと想ってるんやなー…ふふっ」

ガラガラ

希「ただいまー」

歩「おかえりなさい!希さん!」

ヒナギク「おかえりーもうすぐご飯できるみたい」

希「…」

歩「どうしたんですか?」

希「なんでもないやん!…あー疲れたなー」ダキ

歩「ふぇ!?まだ心の準備が―」アタフタ

ヒナギク「もう、じゃれあってないで早く着替えてきてー?」

希「はーい……ふふっ」

歩「わーやっぱり私服もかわいいですねー」

希「もー昨日も見たやん」

歩「そうなんですけどねー」ハハ

希「そーいえばナギちゃんたちは?」

ヒナギク「なんか自分の部屋に閉じこもってるみたいよ?」

マリア「希さん、ご飯できたんでちょっと呼んできてもらえますか?」

希「わかりましたー」

コンコン
希「ナギちゃん、ハヤテくんご飯できたみたいだよー開けるねー?」

ハヤテ(?)『あ!希さんおかえりなさい!じゃなくてちょっと待って下さーい!』

ナギ『おかえり!良いではないか!開けていいぞ希!』
ガチャ
希「ただいまー…って…え?」

女装ハヤテ(以下ハーマイオニー)「あっ」

希「」





虎鉄「俺の綾崎がピンチだ!」

泉「ほぇ?」

ナギ「どうだ希!」

ハーマイオニー「違いますよ希さん!急に無理やり着させられたんですよ!」

ナギ「なんというかサプライズってやつだな!はっはっは!」

ハーマイオニー「これじゃサプライズというよりハプニングですよ!これじゃ完全に危ない人じゃないですか!」

ナギ「そんなことないぞ!希も似合っていると言っている!な!」

希「うーん…まあ…」

ハーマイオニー「流されないでください!」

希「…趣味は人それぞれやろうし、似合ってると思う…よ…じゃあご飯冷めないうちに来てね…じゃ!!」ダッ

ハーマイオニー(希さーん!!)ガーン






希「花陽ちゃん、凛ちゃんは女の子だから大丈夫だよ」

花陽『え?』

希「あかん、気が動転しすぎて花陽ちゃんにおかしな電話しちゃった」

希「あの後マリアさんに聞いたら…」

--
マリア「女装癖はないと思いますよ。ハヤテくんったら可愛いですからねー。ついつい悪ノリしちゃうんですよねー」

希「はぁ…」

マリア「私もたまにイジワルしてしまいますし…」
--


希「…って言うてたし逃げちゃったの謝らんとなー…」ブツブツ

???「…」ジー

希(それにしてもさっきから視線感じるんやけどなんやろ…)キョロキョロ

コンコン

希「!?はい!」

ガチャ
ハヤテ「…失礼します…あのさっきの件なんですが…」オズオズ

希「あー、マリアさんからちゃーんと聞いたから心配ないよー?」

ハヤテ「ほ、本当ですかー!」パァ

希「うん!とーっても変わった趣味を持ってるんやねーハヤテくんはー」ニヤニヤ

ハヤテ「えぇ!?マリアさんはなんて説明したんですか!」アタフタ

希「ふふっ、うーそ。ちゃんと普通の男の子だって言うてたよー」

ハヤテ「そうでしたかー」ホッ

希「ほんとハヤテくんはかわええなー」

ハヤテ「もう…からかわないでくださいよー」

希「ごめんごめん。さっきも話し聞かんと逃げてごめんなー」

ハヤテ「いえいえ(そういう扱いは慣れてますからね…)」

希「でも似合ってたのはほんとだよー?また見てみたいやん」

ハヤテ「それだけは勘弁して下さい…」

希(確かに苛めたくなるやん…)

???「…」ジー

希「…!」キョロキョロ

ハヤテ「どうしました?」

希「…なんか窓の外から視線を感じるんよ…」

ハヤテ「窓の外からですか?」

希「うん…ジーっと見られてるような感じ。あの木のあたりからかな」

ハヤテ「そうですか……あ」ピーン

希「なんかわかったん?」

ハヤテ「…はい。ちょっと除霊してきますね…」

希「除霊て…幽霊でもいるん?」

ハヤテ「いえ、ただのたちの悪いオタクですよ…あ、念のためカーテンは閉めておいてくださいね。では!」ダッ

希「あ!ハヤテくん!…行ってもた…」

希(幽霊なら見てみたい気もしたんやけどなー)

???「む!?カーテンを閉めたら中が見えないじゃないか!」

ハヤテ「あのー」

???「ええい、こうなったら突入するしかあるまい」

ハヤテ「もしもーし、神父さーん」

神父「うるさいぞ!いま考え事をしているんだ…」

ハヤテ「…滅しますよ?」ボソ

神父「うおぉ!?なんだ君か。脅かすんじゃない」

ハヤテ「何やってるんですかあなたは」

神父「何って…覗きに決まっているだろ?」フッ


ドカッ

神父「ぐはっ!…痛いじゃないか。止めるな少年!私の熱いパトスは誰にも…」

ハヤテ「…方囲…定礎…」ボソボソ

神父「待て!いろいろな意味で待て!」

ハヤテ「では絶界で跡形もなく…」

神父「やめろーー!!」

希「ハヤテくーん?どこー?」

神父「よ、呼ばれているみたいだぞ!」

希「ハヤテくーん、あ、いた!」

ハヤテ「はーい、ここですよー」ゲシ

神父「痛い!」

希「あれーなんか隠しとるん?」

ハヤテ「いえ!そんなことないですよ!」

神父「隠さなくても君と伊澄くん意外には見えないし、声も聞こえないだろ」

ハヤテ「あーそうでしたね。久しぶりなもんで忘れてました」ボソボソ

神父「ひどいな!」

希「大丈夫ー?」

ハヤテ「はい、もうなんともないですよ」

希「そっかー…そこになんかおったん?幽霊とか!妖怪とか!」

ハヤテ「そんな恐ろしいやつではないんですけどね…ええっと、希さんはそういうのは平気な方ですか?」

希「うーん…うちなんていうかスピリチュアルなものが好きなんよ、だからちょっと気になって来てみたんやけど…」

ハヤテ「見えるなら見てみたいですか?」

希「ちょっと怖いけどね」ヘヘ

神父「ゴホン…ウォッホン!」

ハヤテ「…なんですか?」

神父「紹介してくれてもいいんだぞ?」

ハヤテ「…でも見えないって自分で言ってたじゃないですか」

希「おー!ハヤテくん!そこになんかおるん?」

中途半端ですが今日はここまでです。
ちゃんと完結はさせたいと思っていますのでよろしくお願いします。

ハヤテ「僕の隣にいるんですけど…なにか見えますか?」

希「この辺かな?…うーん」ジー

神父「…」テレ

ハヤテ「…」イラッ

希「…モヤモヤっとした感じはするんやけどハッキリは見えないなー」

ハヤテ「やっぱり」

伊澄「やっぱり」ヌッ

ハヤテ「うおぉ!?伊澄さん、毎回のことながら突然現れますね…」

希「あれ、伊澄ちゃんや。また迷子になってしまったん?」

伊澄「まあ…迷子だなんて…私は道に迷ったことはないですよ?ただ途中で行き先を忘れてしまうだけで…」

ハヤテ「どこかで見たことのあるやりとり…じゃなくて、お二人ともお知り合いだったんですか?」

希「うん。うち神田明神で手伝いしててな、何回かお祓いで来てもらったことがあるんよ」

伊澄「ところで東條さん、このハヤテさまによく似た方はどなたでしょうか?」

ハヤテ「いや、本人なんですけどね…」

伊澄「まあ…ではなぜお二人とも京都に?」

希「ここ東京なんやけどね…」

神父「…おい」

ハヤテ「あ、忘れてました」

希「伊澄ちゃん、何か幽霊を見えるようになる道具ってあったりせえへん?」

伊澄「そうですねぇ…あるにはありますけど、見えないに越したことは…おや?」チラ

神父「む?なんだ?」

伊澄「ハヤテさま、東條さんが見たい幽霊と言うのはコレですか?」

ハヤテ「はいコレですね。ていうか今まで神父さんに気づいてなかったんですね」

伊澄「まあコレなら大丈夫ですかね…」

神父「コレいうな!」

伊澄「それでは…こちらを」

希「これは……うさ耳?」

伊澄「霊感上昇機、略してズラうさです」

希「頭につけるん?」

伊澄「はい、頭につけると普段幽霊が見えない人にも見えるようになるという…そんな気もする道具です」




ハヤテ「…あのこれペリカンの時にも使いましたよね?」

伊澄「まあ…ハヤテさまったら気のせいですよ」

希「じゃあ付けてみる…」ドキドキ

神父「…さあ来たまえ!」

希「よし…さあ、どこかなー?」ピョコン

神父「やあ!」キリ



希「え?あ、どうも…」ペコ

神父「ん?」



希「さてどこかなー」

神父「あれ、あれ?」

ハヤテ「…神父さんもしかして幽霊として認識されてないんじゃないですか?」

伊澄「東條さんは元々霊感が普通の人よりはある方でしたし…はっきり見えすぎているのかもしれませんね」

ハヤテ「そもそも見た目は普通の人ですからね」

神父「なん…だと…!…かくなる上は!そこの君!」

希「は、はい!」





神父「私は通りすがりの神父兼ゴーストスイーパーのリィン・レジオスターだ。どうぞよろしく」キリ

希「ど、どうも…」ペコ


ハヤテ「うわ…普通に嘘つきましたよこのエセ神父」

伊澄「私の決め台詞が…」オロオロ

神父「この辺りに微弱な魔の気配を感じたのだが…どうやら私に恐れをなして逃げてしまったようだ」ヤレヤレ

ハヤテ(なんか見ていて痛々しい設定ですね)

神父「おや?よく見ればあなたはμ'sの東條希さんではないか!ファンなんだ、握手してもらっていいかな?」スッ

希「は、はい、応援ありがとうございます」ガシ

ハヤテ(うわ…白々しい…ていうかそれが目的だったんですね)

神父「今夜は月が綺麗だからカーテンは開けたまま寝るといい…では、さらばだ」ダッ

ハヤテ(まだ覗くの諦めてなかったんですか!)

希「…伊澄ちゃん、これ返すね…」

伊澄「…はい」

ハヤテ「希さん…(結果的に幽霊を見れなかったんだ…なにかフォローを…!)」





希「…いやー!面白い幽霊さんやったね!」

ハヤテ神父(バレてるー!)ガーン

ハヤテ「いつから気付いてたんですか!?」

希「最初はほんとに知らない人かと思ってたんやけど、よくよく考えたら、ね…」ハハ

ハヤテ「でも気付いてたということは…」

希「ん?…ちょっとくらい嘘つきでもファンは大切にしなきゃダメやん?」フフ

ハヤテ(あー、これは神父さん恥ずかしい!)

希「さーて、幽霊さんとも会えたしうちはそろそろ寝よっと!伊澄ちゃん、うちの部屋に泊まっていく?」

伊澄「はい、お邪魔します」ニコ

希「じゃ、ハヤテくん、おやすみ!…神父さーん!もう覗きしたらあかんよー!…行こ、伊澄ちゃん」

伊澄「はい」

ハヤテ「おやすみなさい、希さん、伊澄さん。……神父さん?」チラ

神父「…」

ハヤテ(赤面したまま固まってる…)





希「ところで伊澄ちゃんとハヤテくんってどういう関係なん?」

伊澄「どんな関係かなんて…そんな…」ポッ

希(ハヤテくん、女装好きじゃなくて小さい子好き!?)ガーン

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月01日 (水) 02:23:37   ID: twD05IG7

おおおお、期待できそう
続き楽しみです

2 :  SS好きの774さん   2014年10月03日 (金) 21:51:38   ID: WuLCv2RZ

おもしろすぎ

3 :  SS好きの774さん   2014年10月05日 (日) 22:21:17   ID: d8JpxWL3

早く続きを

4 :  SS好きの774さん   2014年10月26日 (日) 14:34:30   ID: UYVPyn07

つ・づ・き

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