八幡「やはり俺の先輩たちは間違っている」雪乃「駄目な子ほどかわいい」 (765)



 お久しぶりです。リメイクバージョンです。


 □注意□

・俺ガイルのssです。

・主人公こと比企谷八幡が原作より一学年下です。

・それに伴って、人間関係が微妙に違います。

・八幡の対応も違います。

・川崎沙希の口調も違います。

・ゆきのんの行動も違います。

※基本ギャグです。

・そして、前回未読の方のために被ってるネタがあると思いますがご了承ください。


それでは、始めます。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411803908



 入学式に事故に遭って一カ月登校できなかった生徒がいるという――そう、俺だ。


 総務高校一年比企谷八幡は、逸る気持ちを抑えきれず予定より早く家を出た。

 玄関を開け、道路に出た週間、


結衣「や、や、や、やっはろーーーーー!」



 どーんっ。

 意識不明の重体。

 気づいたらベッドの上だった。


 後から聞いた話によれば、総務高校の先輩が姉の小町を迎えに来た時に自転車のブレーキが壊れ、仕方がないので加速したところで俺にぶつかったという。


 ……あのビッチ先輩だけは許さない。

 幸い怪我の治りが早く、一カ月で退院することのできた俺に待っていたのは――、


クラスメイト「………あれ誰だよ」ボソボソ

クラスメイト「しらねーよあんな陰険な奴」ボソボソ


 クラスメイトとの大きな溝だった。


待ってました!


 入学して二カ月目、ものの見事にボッチと化した俺は、トップカーストの一色いろはとかいう八方美人糞女に目をつけられないように、静かに学校生活を過ごしている。

 どうやら進学校でもある総務高校は、ボッチでもそれなりに生きられる場所のようで、昼休みには屋上、休み時間には図書室、放課後は直帰することで平穏を保つことができた。


 しかし、どこの世界にもお節介という厄介カテゴリーに所属する人間はいるもので、


平塚「比企谷、ちょっと来い」


 ちょっと、と言いながらお前の人生私が預かったと言わんばかりの目線を送ってくるのは、総務高校の行き遅れこと平塚静先生だった。


八幡「あ、いや、ちょっとお腹が――」


 これはやばい。八幡センサーが過敏に反応している。


平塚「拒否権があると思っているのか?」


 今までに食べたパンの枚数を覚えているのか? みたいなノリで言ってんじゃねーよ!


八幡「……いえ、ないです」


 ああ、哀れ、憐れ……。





 背筋をぴんと伸ばし、カツカツと迷いなく歩く平塚静を見て思い浮かぶ言葉。それは――、


八幡「女帝……」


 この世の全てを知っているとでも言わんばかりの暴君は、おそらく俺達底辺オブ底辺の人間などおもちゃのようにしか思っていないのだろう。

 それでも、教師とは時に残酷で非情な方が良い場合がある。

 特に俺みたいな勘違いを起こしやすいバカに対しては、これくらいの強引さがあってくれたほうが助かるのだ。


平塚「着いたぞ」


 と、立ち止まる女帝。

 そこは使われていない教室。


八幡「まさか、……こ、殺されるんですか?」


 人目のつかない場所へ引きずり込んで、若い男の精を貪る妖怪行き遅れ。

 この人にぴったりだ……。


平塚「瞬獄殺を喰らいたくなかったら、さっさと入れ」


 うわぁ、絶対今のしゅんは春じゃないよ、殺意に目覚めた方の技だよ。


八幡「は、はひぃいい」


 世紀末モヒカンに虐げられる村人でも出さないような情けない声で教室に入ると、そこには――、


雪乃「………」


 女神がいた――。




  やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。IF

 ~八幡「やはり俺の先輩たちは間違っている」
            雪乃「駄目な子ほどかわいい」~

    第一章 ぼーいみーつまんぼう









平塚「雪ノ下、律義に待っててくれたんだな」

雪乃「先生、入る時はノックしてくださいと何度も言っているはずです」

平塚「ああ、すまんすまん、次からは気をつけるよ」

雪乃「……それで、比企谷八幡が奉仕部に何の用ですか?」

八幡「え、俺の名前……」

八幡(も、もしかしてこの人……)ドキドキ


雪乃「何を勘違いしてるか大体見当つくけれど、奉仕部として生徒の名前を覚えているだけです」


八幡「」

平塚「まぁ、こういう奴だから気にするな比企谷」ハハハ

雪乃「それより、彼は依頼者なのですか?」

平塚「ああ、まぁそうだな」

八幡(び、美人だからって調子に乗りやがって!!)クソーッ






平塚「彼を奉仕部の部員にしてやってくれ」

雪乃「嫌です」






平塚「いや、人間関係の構築に慣れていない彼を奉仕部に入れることこそが――」

雪乃「先生、この世界に仏よりも穏やかな人間がいたとします」

八幡「………」

平塚「う、うむ」

雪乃「そんな人間を怒らせることはできると思いますか?」

平塚「どうだろうな。うんこを浴びせるとか」

八幡「………」

雪乃「先生の発想に愕然としました」

平塚「」


雪乃「答えは、信念のない人間に役目を与えることです」


平塚「……ふむ」

八幡「………」

雪乃「つまり、奉仕部に入りたいとも思っていない彼を奉仕部に入れないことこそが」

平塚「優しさだというのだな」

雪乃「ええ」



平塚「良かったな、優しい先輩で。色々と教えてもらえよ」

雪乃「」


八幡「いや……でも、俺いいっす」

平塚「?」

雪乃「………」

八幡「あの人の考えとか正直よくわからないし、先生にも悪いと思うけど……」

平塚「比企谷……」

雪乃(意外と聞きわけが良いのね……)



八幡「俺ナルシストな人嫌いだし、一緒の空気を吸いたくありません」



平塚「ばっ!!」

雪乃「」


平塚「お前! 本当の事でも言っていい時と悪い時があるんだぞ!」

雪乃「」グサッ

八幡「いや、別にあの人に嫌われようとどうでも良いですし」

平塚「あのなぁ比企谷。男には時として厄介な上司に付き合わなければならない時があるんだぞ」

雪乃「」サクッ

八幡「いや、あの人が上司だったら速攻で辞表書きますし」

雪乃「」ズブッ

平塚「……ゆ、雪ノ下、比企谷はああ言っているが、存外可愛い部分も……」

雪乃「ふ……ふふふふふ…」

平塚「雪ノ下?」


雪乃「決めました。彼の入部を受け入れます」

平塚「雪ノ下!」

八幡「ナルシストな上に傲慢かよ」ケッ

雪乃「精一杯頑張りますので、後は私に任せてください」

平塚「そうかそうか」アハハ

平塚(ああ言ってもやっぱり先輩なのだな。これなら安心だろう)

平塚「じゃあ、私は行くが、いつでも相談に乗るからな」ガラッ

雪乃「ありがとうございます」ペコリ

八幡「………」

雪乃「………」


八幡(この女……あんだけ拒否しておいて、しかも俺にあれだけ言われたのに入部させるなんてどういう神経してんだ……?)

雪乃「………」

八幡(つーか綺麗だな。姉ちゃんくらい……)

雪乃「歓迎するわ。比企谷八幡君」

八幡「……うす」

八幡(本当は良い人……なのか?)

雪乃「そこに椅子があるわよ」

八幡「うす……」

八幡(もしかして俺、言い過ぎたのかな)スッ



雪乃「誰が座っていいって言ったの?」



八幡「」


八幡「あ、あんたが椅子があるって!」

雪乃「あら、私は椅子があると言っただけよ。あなたの言うとおり」

八幡「ぐっ……」

雪乃「勘違いしてもらっては困るのだけれど、ここは仲良しこよしのお気楽部じゃないの。先輩後輩の上下関係はきっちり守ってもらいますから」

八幡(やっぱ糞だこの先輩!!)



雪乃「10周」



八幡「え?」


雪乃「聞こえなかったかしら、10周と言ったのよ」

八幡「そ、それがなんだよ……」

雪乃「人を助けると言うことは、知力、精神力、そして体力が必要なのよ」

八幡「つまり……」

雪乃「校庭を10周走ってきなさい。今すぐ」

八幡「」

校庭

八幡「くそっ……」タタタッ

八幡(なんなんだよあの先輩! 可愛い顔して無茶苦茶じゃねーか!!)タタタッ

八幡(……絶対ひと泡吹かせてやる……)クソッ







八幡「は、走ってきました」ハァハァ

雪乃「あら、意外に早かったのね。中学校生活は不良から逃げ回る毎日だったのかしら」

八幡「不良に絡まれる方が今よりマシだよ」ボソッ

雪乃「奇遇ね。私もそう思っていたわ」

八幡(ぐぬぬ……)

雪乃「………」

比企谷家※小町と二人暮らし設定です。



八幡「おかわり!」

小町「ひゃー、今日はよく食べるねー」

八幡「エネルギーを消費したから」

小町「小町の作ったご飯をいっぱい食べてくれるなんて、ポイント高いよ八幡」ギューッ

八幡(絶対にひと泡吹かせてやる……)モグモグ



翌日、放課後。


八幡「筋肉痛で階段を上がるのもしんどい……」

雪乃「あら、手すりを持って昇るなんて、年かしら」

八幡「……あんたより若いよ…」

雪乃「手伝ってあげるわ」

八幡「……そりゃ、どうも」

雪乃「当然よ。奉仕部の仲間ですもの」スッ

八幡(やっぱ良い人……いぎっ!?)ビリッ

雪乃「早く昇りなさい」グイグイ

八幡「ちょ、そ、そこ駄目! 無理! し、死ぬ!」

雪乃「何を言っているの? 私にお尻を押せって言うの? あなたはそういう性癖なの?」グイグイ

八幡「ふ、太ももは、太ももはらめぇええええええ!」ビクンッ



奉仕部教室



八幡「」

雪乃「………」ホクホク///

八幡(絶対許さん!)


雪乃「今日は奉仕部の心について学んでもらうわ」

八幡「いや、あんたが学べよ、先に」

雪乃「……はい」スッ

八幡「これは?」

雪乃「私は雪ノ下雪乃に尽くします、と書いてあるのよ」

八幡「……これをどうしろと」

雪乃「残りのスペース、全部その言葉で埋めるのよ」

八幡「」

八幡「何でそんなことを!!」

雪乃「奉仕とは」

八幡「!?」

雪乃「報酬や見返りを求めず、無私の労働を行うことを指すのよ」

八幡「それとこれと何の関係が……」

雪乃「分からないのに意見するっていうの?」

八幡「ぐっ……」

雪乃「あなたは、やってみる前から憎まれ口を叩いて、そうやって逃げてきたっていうの?」

八幡「………くそっ」カリカリカリ

雪乃「………」ペラッ


八幡「で、できた……」

八幡(なんで行の多いルーズリーフなんて持ってんだよ……)

雪乃「……あら、心は汚れてるのに文字は綺麗なのね」

八幡「余計な御世話だ」

雪乃「はい、それじゃあ朗読して」

八幡「は?」

雪乃「聞こえなかったの? あなたの耳は少し特殊だから大学病院に行くことをお勧めするわ」

八幡「ぐっ……」

雪乃「それとも何かしら、またあなたはやる前から――」



八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」



雪乃「………」ペラッ

八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」

雪乃「ええ、そうしてちょうだい」ペラッ

八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」

雪乃「悪くないわ」

八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」

雪乃「頑張って頂戴ね」

八幡「私は雪ノ下雪乃に尽くします!」

雪乃「仕方ないわね」

八幡「………」

雪乃「……後10行あるはずよ」

八幡(数えてたのかよ! くそっ!)

八幡「私は―――」


八幡「――尽くします!」

雪乃「………」

八幡「はぁはぁ……」

雪乃「………」

八幡「さぁ、約束通り教えろよ」

雪乃「ええ、良いわよ」

八幡「………(しょうもない理由だったら辞めてやる!)」



雪乃「私が良い気分になったわ。ありがとう」



八幡「」

比企谷家


八幡「おかわり!」

小町「やーん! 八幡が二日連続でいっぱい食べてくれてるーーー!」ギューッ

八幡(絶対にひと泡吹かせてやる!)モグモグ



雪ノ下家


雪乃「明日は何をさせようかしら」ワクワク

翌日


八幡「何か良い方法はないのか……」

八幡(このまま辞めたら先輩の邪悪な笑みをゆがませることができない……)

八幡「何か――」



――ドンっ!



八幡「あいたっ!」ドサッ

??「きゃっ」ドサッ

八幡(お、女のひとにぶつかった!?)

八幡「す、すみませ――」



戸塚「だ、大丈夫……」テテテ



八幡(超絶可愛い人いたーーーーっ!)ズキューーーンッ


戸塚「君の方こそ大丈夫?」

八幡「は、はい」

戸塚「良かった」ニコッ

八幡「僕もあなたに出会えて良かったです」

戸塚「え?」

八幡「い、いえ何でもっ」アセアセ

戸塚「今からそっちに向かうってことは、雪ノ下さんに依頼するの?」

八幡「あ、いえ、俺は……」

戸塚「懐かしいなー、一年前僕も依頼したんだ」エヘヘ

八幡(僕っ娘きたーーーっ!)

戸塚「昼休みにテニスコートの使用権を賭けてクラスメイトと戦ったんだけど、雪ノ下さんプロ級に上手かったんだ」

八幡(あの人、運動もできるのかよ……くそっ)

戸塚「ただ――」

八幡「?」

奉仕部部室


八幡「うす……」ガラッ

雪乃「挨拶の仕方がなってないわね」ワクワク

八幡「……うす」

雪乃「10周」

八幡「……うす」コクリ

雪乃「ふふふ、素直になってきたわね」

八幡「行ってきます」ニヤリ

雪乃(笑った……?)



雪乃(もしかして……先輩に厳しくされるのが嬉しいのかしら)




八幡「はぁはぁはぁ……」

雪乃「あら、この前より遅いんじゃないかしら」

八幡「はぁはぁ……そう…ですかね」

雪乃(もっと厳しい言葉をかけたほうが嬉しいのかしら)ドキドキ

雪乃「あなた、そんなんじゃ社会に出てもやってけないわよ」

八幡「!!」

雪乃「いくらぬるま湯の日本社会とは言え体力が資本よ。たった10周くらいで――」


八幡「だったら」


雪乃「バテて……え?」

八幡「見せてもらいましょうか」ニヤリ





八幡「先輩としての威厳を」





雪乃「い、威厳?」

八幡「ええ、あなたは言いました。体力が資本だと」

雪乃「え、ええ。当然よね」

八幡「さらに奉仕するにも体力が必要だと言いました」

雪乃「もちろんよ」

八幡「20周」

雪乃「え?」



八幡「俺より学年二倍なんだから、二倍走ってもらいましょうか」



雪乃「」

校庭


雪乃「」フラフラ

八幡(おいおい、まだ三周目じゃねーか。顔面蒼白だぞ)

雪乃(絶対に許さない)ハァハァ




雪乃「ぜぇぜぇ、んぐっ……はぁはぁ……」ポロポロ

八幡「………」

雪乃「ひゅーひゅー……ま、まぁんぐっ……こんな…ごほっごほっ……もんだわ…」

八幡(いや、5周しか回ってねーし)

結衣「ゆきのーん♪ さっき校庭ではし……うわっ、ゾンビがいる!!」ビクッ

八幡「げっ、ビチヶ浜先輩!?」

結衣「あれ? ハチ君じゃん! やっはろーーー!」

雪乃「かひゅーこひゅー、あなた……たち……はぁはぁ…しり…ぜぇぜぇ」


八幡&結衣「あんた「ゆきのんは休んでて」」




          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"




結衣「それじゃあ、ゆきのんは先輩として頑張ってたんだね」

八幡「(いや、人として困るレベルに頑張れてなかったけど)まぁ、そうですね」

結衣「分かったよゆきのん! 私が後は引き継ぐから!」グッグッ

八幡「は?」


               <頼んだわ

          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"


八幡「頼んだよこの人!?」

結衣「うー……やっはろーーーーー!」ドヒューーーンッ

八幡「はやっ!?」

校舎<うわ、またあいつが走ってるぞ!

バタバタ

校舎<誰か止めろ!

ドタドタ

校舎<美術品がぁあああ

ガシャーーンッ

校舎<楽器がぁあああ

パリーンッ






結衣「とうちゃーーーっく! えへへ、つい50周も走っちゃった」テヘ

八幡「俺のせいじゃない俺のせいじゃない俺のせいじゃない」ガクガクブルブル

雪乃「ふふふ、どうかしら、これが二年生の実力よ」

八幡「体力測定3歳は黙ってろよ」

雪乃「」

結衣「それにしても、ハチ君も奉仕部に入ったんだー」ナデナデ

八幡「うす……」

八幡(なんでこの人水晶玉撫でるように俺の頭なでてんの!? 俺はあんたの所有物なの!?)

結衣「はうー、若さが身体に染みる~」

八幡「い、いや、一年しか違わないし」

結衣「それが随分違うんだよー。おっぱいも大きくなるし」

八幡「へ///」パフパフ

結衣「や、やだ、八幡君のエッチ!」ドゴォッ

八幡「ごふっ……」

八幡(姉ちゃんは天真爛漫って評価したけど……こいつはただの暴走機関車だ!!)ドサッ

雪乃「………」ムクッ

結衣「あ、ゆきのん起きたんだ」

雪乃「………」

雪乃「あら、あなた地面に這いつくばって、そんなに校庭10周がしんどかったのかしら」フラフラ

八幡(あんたはまだフラフラじゃねーか。3周もできてねーし)

雪乃「ふふ、これに懲りたら今後二度と減らず口は利かないことね」

八幡(ビチヶ浜先輩の前で下手なこと言う訳にはいかねーな)

八幡「……うす」

雪乃「!!」パァッ///

八幡(なんだよその顔、そんなに嬉しいのかよ)イラッ

雪乃「そ、そうなのねっ、私の威厳にひれ伏したのね!」ツンツンツン

八幡「………」イライラッ

雪乃「やっぱり私の指導の賜物ね。一生懸命走ったかいがあったわ」フフフッ



八幡「………うっせマンボウ(あ、言っちゃった)」



結衣「まんぼう?」

雪乃「……ま、まんぼうとはどういう意味かしら……」プルプル

八幡「いや、マンボウってすげー弱いらしいっす。たった5周であんなになった先輩にふさわしいかなって……」

八幡(後、胸ぺったんこだから、ぺったんこのマンボウに似てるし)

雪乃「………10周」ボソッ

八幡「えっ」

雪乃「校庭10周追加よっ」ポロポロポロ

八幡(泣きながら命令してるーーーーっ!?)



八幡「マンボウは海に帰れぇええええ!」ダダダッ



結衣「いやー、ちゃんと言うことを聞くあたり、可愛いよねー」

雪乃「私はマンボウじゃないわ……」グズグズ

結衣「ゆきのん可愛い……」

比企谷家

小町「じゃーん、今日はお刺身だよー」

八幡「………」モグモグ

小町「そういえば、回転寿司のマグロって赤マンボウなんだって! テレビで言ってた!」

八幡「!!」ガツガツガツッ

小町「やーん、八幡ってばそんなマグロ好きだったんだ可愛い~~~♪」ギューッ

八幡(食ってやる! 食ってやる!!)



雪ノ下家


              <動けないわ

          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"



翌日、学校を休んだ雪ノ下雪乃であった。。。


第一章 ぼーいみーつまんぼう 完

□登場人物紹介□

☆一年生☆

主人公:比企谷八幡

 やっはろーに入院させられたせいでクラスに友達がいない。学年に友達がいない。学校に友達がいない。

 平塚先生に無理やり入れられた奉仕部で、雪ノ下雪乃と戦う毎日。

☆二年生☆

マンボウ:雪ノ下雪乃

 奉仕部の部長。

 自分にかなりの自信がある(体力はない)。

 八幡に先輩として接することに生きがいを感じている。


暴走機関車:由比ヶ浜結衣

 通称「総務高校に放たれた野獣」

 体力馬鹿で頭はお花畑。

 基本的には良い子なのだが、考えが足りず迷惑行為を繰り広げる。

 八幡のことが大好き。


☆三年生☆

ミスコン二年連続一位:比企谷小町

 眉目秀麗才色兼備。

 彼女が良い遺伝子を全て持ってたから八幡みたいな奴が生まれたと言われるほどの完璧人間。

 八幡のことが好きすぎてやばい。


その他

行き遅れ:平塚静

 美人で頭が良くてサバサバしてるため生徒の人気は高いが、同世代の異性からは「あれは重すぎるから無理」と言われ行き遅れた女。最近は生徒に唾をつけようか迷っている。


いったんここまで!

こんな感じで、前回のネタを掘り下げつつ新しいネタも入れていくつもりです!

どうかお付き合いくださいませ!

では!


やっぱ笑えるわ
ところで八股先輩原作読んだ?

ゆきのんの体力ない設定とか多少原作を踏襲しつつ全体的にはゴッソリ違うIFだからこそ面白いという事もあるのよ。
寧ろこの人は下手に原作読まないほうがぶっ飛んでて面白いんじゃないかって思えてきた。

面白いことは面白いんだが、マンボウネタしつこすぎて飽きてくる

>>50 なぜか二巻を3回くらい読み直した。その間にアニメは5回くらいみたけど(文化祭の相模をボコるところは三日に一回見ている)。

>>53みなみけのノリで行けと俺の中の悪魔が囁くんだ……

>>56大丈夫。今回はもっと色んなパターンを用意した。


たぶん本当に少しだけだけど続きー




 第二章 つまり雪ノ下先輩は履いていない



八幡「やはり俺の先輩たちは間違っている」雪乃「あなたを後輩にした覚えはないわ」
八幡「やはり俺の先輩たちは間違っている」雪乃「あなたを後輩にした覚えはないわ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390994740/)
八幡「やはり俺の先輩たちは間違っている上にエロい」雪乃「20周」ハァハァ
八幡「やはり俺の先輩たちは間違っている上にエロい」雪乃「20周」ハァハァ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391453873/)



とある日。


戸塚「やぁ八幡君」

八幡「えっと、戸塚先輩……」

戸塚「やだなぁ。僕と君の仲じゃない。彩加って呼んでよ」

八幡「うぇ!?」ドキッ///

八幡(お、俺と先輩はそんな仲だったのか!?)←女だと思っている

戸塚「はい、言ってみて」

八幡「さ……さいか……彩加先輩…」ゴニョゴニョ

戸塚「あはは、可愛いなぁもう」ナデナデ

八幡「うぅ……」


雪乃「あれは何……」ギリギリギリ


放課後。


八幡「……うす」ガラッ

雪乃「……あ、あら、は、はち……はちま…」プルプル

八幡「………?」

雪乃(頑張るのよ雪乃。あなたならできるわ)

雪乃「はちまんくん、きょうもげんきね」ニタァ☆

八幡「うわ、きもっ」

雪乃「」





校庭

八幡「なんでだぁああああ!!」ダダダッ

雪乃「………」グスッ


それからというもの、


戸塚「八幡君、おにぎり食べる?」

八幡「は、はいっ!(天使の作ったおにぎり!)」

雪乃「………」ギリッ


雪乃「は、はち……はちまんくん、おにぎりたべる?」プルプルプル

八幡「何ですかこの汚物」


八幡「自分で潰したんだろばかぁああああ!」ダダダッ

雪乃「………」グスッ


また別の日


戸塚「はい、チョコあげる!」

八幡「う、うす///(天使のチョコ///)」


雪乃「はちまんくん、チョコあげるわ」ドロッ

八幡「うわ、ウンコみてぇ」オエ


八幡「溶けるくらい握りしめんなばかぁあああ!」ダダダッ

雪乃「………」イジイジ

比企谷家


八幡「………」ガツガツ

小町(八幡が……スポーティに元気になっていく…)ウルウル

八幡「おかわり!」

小町「いっぱいあるからね!!」ギューッ

八幡(あの人の最近の嫌がらせは何なんだ?)クソッ



雪ノ下家

人形【お札に八幡】「………」

雪乃「八幡君、可愛い後輩のあなたにこれをあげるわ」つクッキー

雪乃「八幡君、可愛い後輩のあなたにこれをあげるわ」つ飴

雪乃「八幡君、可愛い後輩のあなたにこれをあげるわ」つお茶


雪乃「……完璧ね」フフフッ


翌日


戸塚「~~~♪」テクテク

雪乃「!!(あれは私のライバル!!)」サッ

八幡「………」

戸塚「あ、八幡君!」タタタッ

八幡「あ、彩加先輩!」パァッ///

雪乃(何であんなに嬉しそうなのかしらぁあああ)ギリリッ


戸塚「相変わらず可愛いねぇ八幡君は」アハハ

八幡「……か、可愛いのは……先輩っす」


雪乃&戸塚「!!」


八幡「………///」チラッ

戸塚「………う」

八幡(キモがられたか……?)ドキドキ



戸塚「嬉しいよはちまぁん!!」ギューッ



八幡「う、うす///」ハァハァ

八幡(彩加先輩のぺったんこおっぱい///)ハァハァ


雪乃「」

放課後

八幡「……うす」ガラッ

雪乃「……あら、今日も早いのね」

八幡「まぁ暇だし」

雪乃「友達いないものね」

八幡「関係ないでしょ先輩には」

雪乃「……そうね、関係ないわよね…」フッ

八幡「……先輩?」

雪乃「……関係…ないもの……」グスッ

八幡(泣いてる……?)


結衣「やっはろー! 由比ヶ浜結衣ただいまとうじょ……ってゆきのん?」

八幡(げ、ややこしい奴がきた……)

結衣「ゆきのんが泣いてる……」

八幡「あ、こ、これは……」

結衣「………」

八幡「あ、これ知ってる。死ぬパターンだ」

廊下

相模「えー、そんなことないよぉ」

ゆっこ「ううん、二年じゃ南が一番だよぉ」

相模「そーかなぁ///」

相模(まぁ、そうなんだんだけどね)フフッ



――ドゴォォォォォンッ!!



相模&ゆっこ「「ひっ!?」」ビクッ

相模(何かが飛んできた……)チラッ



八幡「」チーン



相模「し、死んでる!?」

結衣「は~ち~ま~ん~く~ん~?」ゴゴゴゴゴ

ゆっこ「ひっ!?」

相模「ゆ、結衣!?」


結衣「わるいごはいねぇか~」ゴゴゴゴゴ


八幡「くっ、俺は……」

相模「だ、駄目、今の結衣には――」

八幡「何もしてねーーんだよーーーー!」ダッ

相模「!!」ドキッ

相模(なんて凛々しい横顔……)ポーッ



―――ドゴォォォォンッ!!



          トv'Z -‐z__ノ!_

        . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く`
      ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. ,
    rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|:::  ,.、
    、  ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ   ミ ∧!::: .´
      ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf::::  ~
    r_;.   ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;.
       _  ::\,!ィ'TV =ー-、_メ::::  r、
       ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ:::  ._´
       ;.   :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.::  ,.
       ~ ,.  ,:ュ. `ヽニj/l |/::
          _  .. ,、 :l !レ'::: ,. "

雪乃「違うの由比ヶ浜さん」

結衣「えっ?」ピタッ

雪乃「悪いのは私なの」

結衣「え、ゆきのんが悪いの?」ジーーーッ

雪乃「ひっ!」ビクッ

雪乃(怖い!!)ガクガク


八幡「……くっ…」

八幡(なんつーパワーだ……本当に女かよあのゴリラ……)


結衣「結局、誰が悪いのゆきのん」

雪乃「………」プルプルプル




雪乃「あの死んだ魚の目をした後輩が悪いわ」

八幡「おい」

結衣「は~ち~?」



          トv'Z -‐z__ノ!_

        . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く`
      ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. ,
    rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|:::  ,.、
    、  ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ   ミ ∧!::: .´
      ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf::::  ~
    r_;.   ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;.
       _  ::\,!ィ'TV =ー-、_メ::::  r、
       ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ:::  ._´
       ;.   :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.::  ,.
       ~ ,.  ,:ュ. `ヽニj/l |/::
          _  .. ,、 :l !レ'::: ,. "

翌日、食堂。


八幡(彩加先輩は俺のこと好きなのかな……)ドキドキ

八幡(今日もいるかな?)キョロキョロ


戸塚「………」


八幡(いた!! ……ん?)


葉山「………」

戸塚「………」エヘヘ

葉山「………」ナデナデ


八幡「」

八幡(何を言ってるか分からないけど、仲良さげだ!)ガーン


戸塚・葉山視点。

葉山「それじゃ、今日もテニスの練習に付き合おうかな」

戸塚「ほんとっ!? 嬉しいな!」エヘヘ

葉山「彩加は頑張り屋だからな」ナデナデ

戸塚「えへへ、ありがと」



比企谷視点

八幡「終わった……」ボウゼン

八幡(お似合いのカップルすぎて、嫉妬もできない……)

八幡「ふ、ふふふ、最初から……期待しちゃいけなかったんだ」



腐女子「ぐへへへ、ハヤトツ! トツハヤ!」ダラダラダラ

三浦「あんた…擬態しろし……」ハァ…

放課後、奉仕部教室。


八幡「………」ズーン

雪乃「………」ズーン


二人「「………」」ズンズーン


八幡(俺の彩加先輩が……)グスッ

雪乃(私の後輩が……)グスッ


二人((誰かに盗られるなんて悔しい……))ウゥ…


廊下


相模「今日も飛んでこないかしら?」キョロキョロ

ゆっこ「南……」

翌日


八幡「………」

戸塚「や、八幡君」

八幡「先輩……うす」ペコリ

八幡(彩加先輩は付き合ってる彼氏がいるんだ……近づいたらだめだ…)フラッ

戸塚「えっ、どこにいくんだい!?」ギュッ

八幡「!! て、手を離してください」アセアセ

八幡(彩加先輩の手やわらけぇええええ!)

戸塚「やだよ。八幡君が苦しそうなのに、理由も知らないなんて」

八幡「た、ただの体調不良なので離してください」

戸塚「じゃあ、こっち向いて顔を見せて」

八幡「や、やです」



海老名「あれは……」

三浦「?」

葉山「どうしたんだ彩加」

戸塚「あ、隼人君」

八幡「!!」ガーン

八幡(二人は名前で呼び合う仲だったんだ……)

葉山「後輩か?」

戸塚「うん、比企谷君。可愛い後輩だよ」

葉山「へぇ……」ジロジロ

八幡「う、うす……」

八幡(めちゃくちゃかっけー……)



海老名(これはまさか……)カッ!!



海老名「三角関係!!」ブホォッ!

葉山「俺は葉山隼人、よろしくな比企谷君」ニコッ

八幡「う、うす」ペコリ

八幡(つ、ついへこへこしてしまう……これがトップカースト…)

戸塚「八幡君体調悪いみたい……」

葉山「体調といえば次体育だな」

戸塚「あ、うん、着替えなきゃね」

八幡(彩加先輩の生着替え!)ドキッ



葉山「彩加はみんなより着替えるの遅いんだから早くしないとな」ハハハ



八幡「なん……だ、と?」


戸塚「やだなぁ、僕そんなに遅い?」

八幡(い、一緒に着替えてるのか……?)

葉山「まぁ、皆が彩加の裸に興味があるから、恥ずかしいのは分かるけどさ」

戸塚「そ、そんな///」ナイナイ

八幡「!?」

八幡(こ、こいつ、彼氏のくせに彩加先輩の裸を見られて笑ってるのか!?)イライライラ

葉山「なぁ今日は皆で(テニス)やらないか?」

八幡「!?!?!?!」

戸塚「うん、いいよー」ニコッ

八幡「」



海老名「わ、私には分かる……これは…修羅場っ!」ブフッ

三浦「あーし教室戻ってるわ」ハァ……




葉山「それじゃあ比企谷君、君は保健室に行くといいよ」

戸塚「じゃ、じゃあ僕が――」

葉山「何言ってるんだよ。時間がないだろ」グイッ

戸塚「あっ……」



八幡「その手を離せクズ野郎」



葉山「……何?」

戸塚「は、八幡君?」



八幡「彩加先輩から離れろって言ってんだよクズ野郎」



ギャラリー「なんだなんだ」ザワザワ

雪乃「………?」

海老名(き、き、き、キマシタワーーーーッ!)


八幡「お前に彩加先輩と一緒にいる資格なんてないんだよ」

葉山「いや、俺と彩加は同じクラスだし」

戸塚「そ、そうだよ。ちょっと落ち着こうよ八幡君」

八幡「あんたはクラスメイトの大切な人を――」



八幡「他の男に輪姦したっていうのかよ!」



葉山「ぬぁっ!?」

戸塚「」


海老名「あ、あはあは、ここは楽園だわ」ドクドクドク


ギャラリー「まわした? あいつらってそういう関係だったの?」ザワザワ


葉山「お、おい、変な誤解が生まれるじゃないか」アセアセ

戸塚「そ、そうだよ八幡君。僕たちは――」


八幡「あんたは悪だ、葉山隼人。その綺麗な面の下にあるのは悪魔の顔だ」


海老名(ハヤトツえっと、彼の名前を調べなくちゃ)ハァハァ///


葉山「それで、どうしたいんだ君は」

戸塚「隼人!」

葉山(もうこうなったら、彼が満足するまで付き合うしかないだろ)ゴニョゴニョ

戸塚「……う、うん…」


八幡「俺の方が先輩を幸せにできる!」


葉山「へ?」

戸塚「っ///」ドキッ


ギャラリー「おーーーーっ」ザワザワ


海老名(あれ? ここはどこ? おじいちゃん、死んだおじいちゃーーーん)ウヘヘヘヘヘ


八幡「彩加先輩は天使だ」

戸塚「ちょ、ちょっと///」アセアセ

八幡「最高だ」

戸塚「………///」ウゥ

八幡「女神だ」

戸塚「えっ?」


八幡「俺の彼女になってください!!」ペコリ


ギャラリー「おーーーーーっ」

葉山「……もしかして」



海老名「」ピクッピクッ

雪乃(……そういうことだったのね)スッ

放課後


八幡「」ボケーーーッ

雪乃「……仕方ないわ。彼は可愛いから」

八幡(あんなに大勢の前で、男に告白……おわた…)ボケーッ

雪乃「………」

八幡「もう、駄目だ……明日から生きていけない…」

雪乃「………」

八幡「そうだ。俺は貝になろう。貝になれば何も考えなくていい」アハハハハ

雪乃「………」ハァ…



雪乃「比企谷君」



八幡「……なん…ぶふっ」バシッ

八幡(な、何だこれ……布!?)バッ

八幡「ぱ……パンツ…」

雪乃「………///」

雪乃「青春を謳歌する者は、多くの間違いを犯すわ」

八幡「………」

雪乃「そこから学ぶ時もあるでしょうし、何も学べない時もある」

八幡「………」

雪乃「でも、下を向いちゃだめよ比企谷君」

八幡「………」

雪乃「なぜなら私たちは、生きているから」

八幡「………」

雪乃「性に溺れることのないように、それで我慢しなさい」

八幡「これって雪ノ下先輩の……?」

雪乃「……ええ、不満かしら?」



八幡「きたねっ」ポイッ



雪乃「」



八幡「今回は俺は悪くなぁぁぁい!!」ダダダッ


雪乃「……汚くないもん」グスッ


ギャラリー「あの子、男の子に告白した子よ」

ギャラリー「やだー、きもーい」



 こうして、八幡の伝説はまた一つ増えたのであった。



戸塚「……なんだろう、ふわふわする…」ドキドキ///



 第二章 つまり雪ノ下先輩は履いていない 完

いったん離れます!

おう学校名気を付けろよ

リメイク前のスレよりどいつもこいつも残念さがパワーアップしてやがるww
>>1の構成力が上昇してるのがはっきり判ります、次も楽しみっす

>>87 総武高校! 総武高校! 総武高校! おっけーです!

>>91 あざす。下書きやプロット?の重要性を知った今日この頃です。

では、少しだけ続きー



 第三章 見よ、これがリア充だ


とある教室


戸部「いやー、昨日は災難だったらしいじゃん隼人くん!」

葉山「ああ、まぁ仕方ないよ」

戸塚「そ、それって僕が女の子みたいってこと!?」プクーッ///

戸部「っ///」ドキッ

葉山「そういうところだよ」アハハ

海老名「え、なになに!? 隼人君はとうとう目覚めたの!? ハヤトツ!? トツハヤ!?」

三浦「姫菜ぁ……」

葉山「いや、俺はサッカー一筋だし」ニコッ

海老名「っ///」ドキッ

戸塚「僕だってテニス一筋なんだからねっ」

葉山「ああ、分かってるよ、彩加が努力家なのは」ニコッ

戸塚「隼人君……」ポーッ///


クラスメイト((絶対あの噂は本当だし……))アゼン…


三浦「………」

昼休み 八幡の教室


八幡「………」ボケーッ

八幡(弁当食った後が苦痛なんだよな昼休みって……)

クラスメイト「………」ヒソヒソ

クラスメイト「………」クスクス

八幡「………」

八幡(別に、どうってことねーけどな……)フンッ



――ガラッ!!



一年生たち「!?」


 それは、災厄。

 誰が望まずとも起きる必然。

 起これば避けること叶わず、触れれば死。


 高校一年生の彼らでも、それをすぐに理解してしまうほど――圧倒的だった。



三浦「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


一年生たち「」



八幡(うぉおおおお、こえぇえええええ!! ありゃ絶対パターン青だよ! むしろ黒だよ!)


三浦「………」ジーーーッ


八幡(何を探してるんだ!? とりあえず目を合わせないように寝たふりをしておこう)バッ


生徒「あ、あの……三浦先輩ですよね?」

三浦「あぁ? あーしがいつあんたの先輩になったし」ギロッ

生徒「」

クラスメイト(同じ高校行ってるから間違ってないと思いますけど……)

八幡(やっぱこえーーーーっ! で、でも、俺は関係ないだろうし、このまま寝たフリで――)

三浦「ここに戸塚彩加に惚れた男がいるって聞いたけど、どれ?」


クラスメイト「「あいつです」」ビシッ


八幡「」



三浦「……あいつか」ツカツカツカ


八幡(終わった……てかなんで上履きのラバーはゴムなのにハイヒールみたいな音出してるんだよ)


三浦「おい」ガツッ


八幡「は、はひぃ!?」

八幡(つ、机に足を!? ……み、見えそう…)ゴクリ


三浦「見てんじゃねーよ、エロガキ」


八幡「はひぃ!」ビシッ

八幡(小町ねぇちゃん、助けてぇ……)



小町の教室


小町「!?」ピコーンッ

めぐり「ん? どうかした?」

小町「ちょっと、小町の八幡センサーが……」フム…

めぐり「小町さんは本当に弟君が好きなんだねぇ」

小町「あげないよ」エヘヘ

めぐり「どうかしらね」フフフッ

八幡「………」

三浦「………」ジーッ

クラスメイト((はやくどっか行ってくれ……))

三浦「………」チッ

八幡「!」ビクッ



三浦「ちょっとこいつ借りる」グイッ

八幡「」



クラスメイト「「どうぞどうぞ」」



八幡(そりゃそういうと思ったけど!!)

三浦「………」イラッ



三浦「あんたら、面識のないあーしに対しては後輩面してへこへこした癖に、一緒に過ごすこいつを簡単に売るなんて――」



三浦「ちょーダサくね」ハッ



クラスメイト「「………」」シュン…

八幡(この人……良い人なのか?)



屋上



三浦「お前のせいであーしの隼人がぁああああ」グググググッ

八幡(ですよねー)ブクブクブク


三浦「はー、すっきりしたし」

八幡「」ボロボロ

三浦「これに懲りたら、二度と隼人にちょっかい出すなし」ギロッ

八幡「」

三浦「………」

八幡「」

三浦(やりすぎた……いやいや、そんなことねーし)

八幡「」

三浦「………ああもう!」ダダダッ

八幡「よし、死んだふり作戦成功」

八幡(これでよくイジメのダメージを軽減したなー)

八幡「さ、教室戻ろう……」ハァ




三浦「ちっ、男のくせになよなよしてんじゃねーし! これでも飲んで――」つジュース

三浦「…………いねーし」グスッ



放課後


八幡「……うす」

雪乃「あら、元気ないわね。その表情は光化学スモッグと同じくらい人体に有害だわ」

八幡「………」

雪乃「………?」

八幡「……雪ノ下先輩は、三浦先輩を知っていますか?」

雪乃「三浦……優美子…」ギリッ

八幡「?」

雪乃「……っ」ハッ

雪乃「え、ええ、知っているわ。彼女がどうかしたかしら?」

八幡「……どんな人ですか?」

雪乃「一言で言ったら、傲慢で横暴で自意識過剰でナルシスト。自分以外の全てを見下し、蔑み、批判する。全ての人間が自分と同じようにできると信じていて、出来ない人間にはとことん冷たい。そんな孤独な人間だわ」

八幡「なんだ、雪ノ下先輩みたいな奴か」ハァ…

雪乃「」

雪乃「すごく聞き捨てならないけれど、その深刻そうな顔を見たら大体の事情は呑み込めたわ」

八幡「えっ」

雪乃「おおかた、昼休みに寝たふりをしていたら三浦さんに連れ出されて屋上でボコボコにされ、そのうえで罵詈雑言を浴びせられた挙句二度と葉山君に近づかないように脅された、と。そんな感じかしら」

八幡「……すげぇ」

雪乃(そりゃあ毎日見てますからね)フフッ

八幡「ストーカーみてぇ!!」

雪乃「」



八幡「まぁつまりそういうことです」

雪乃「……許せないわね」

雪乃(私の後輩を苛めるなんて)ギリッ

八幡「雪ノ下先輩……」

八幡(雑魚なんだからしゃしゃり出て欲しくないなぁ)

雪乃「行くわよ!」ダッ

八幡「………」ハァ

三浦「どっか寄ってく?」

海老名「もちろん!」

三浦「じゃあ、隼人達も……?」


雪乃「………」ゴゴゴゴ

八幡「………」サッ


三浦「雪ノ下ぁ……」ニヤァ

八幡(こ、こえぇえええ!?)


雪乃「久しぶりね、三浦さん」

三浦「そうだったっけ? あーしあんたのことなんて覚えてないんだけどぉ」

雪乃「それなら記憶障害か老化ね。そんな化粧しているから老化が速まるんだわ」

三浦「ぐっ!」イラッ

雪乃「………」フフンッ

八幡(すげぇ! やっぱ口だけは最強だこの人!)

三浦「………」ニヤリ

三浦「あー、あーし思い出したわぁ。そういえば去年の昼休みにテニスでぼっこぼこにしてやった相手が、確か雪ノ下雑魚とかそんな名前だったっけー」

雪乃「………っ」イラッ

八幡(すげぇ! あの鉄仮面雪ノ下の表情をゆがませた!)

三浦「で、その負け犬さんが今更何の用?」ニヤニヤ

雪乃「……テストでは一度も勝ったことないくせに」ボソッ

三浦「あぁ!?」イラァッ

雪乃「あら、聞こえちゃったかしら。でも気にしないで、あなたみたいな人は体力を生かして現場作業員になるべきだわ」

三浦「こいつ……」ギリッ

雪乃「今日は私の後輩を苛めてくれたようね」

三浦「………ああ、そういうことね」ニヤァ

八幡「ひっ!?」ビクッ

雪乃「年下を虐めるなんて愚かな行為だわ。悔い改めて謝罪しなさい」

三浦「………」

三浦「えーと、あんたなんて名前だっけ」

八幡「ひ、比企谷八幡……」ビクビク

三浦「はちまん……はち……ぱち……ぽち…」

雪乃「何を言っているのかしら三浦さん」


三浦「よし、こっちこいポチ」コイコイ


雪乃「!!」

八幡「………」

三浦「早くおねーさんの所に来いって」ニコニコ

雪乃「罠よ、比企谷君」

八幡(で、でも、後が怖いし……それにもしかしたら…)

三浦「ほーら、怖くねーから」ニコニコ

八幡(あんな無邪気な笑みを見せる人が、これ以上悪いことをするなんて……)テクテクテク

雪乃「比企谷君!?」

三浦「………」




三浦「よーし! よく来たなぁポチ! 可愛がってやるし!」グググググググッ

八幡(ですよねー……)チーン

海老名(優美子楽しそうだなー……)



雪乃「ひ、比企谷君を離しなさい」

三浦「はぁ? なんであーしがあんたの言うことを聞かなきゃいけねーんだし」

八幡(つーか背中越しにあたるおっぱいが……やわらか…)ハァハァ///

雪乃「……お願いします。離してあげてください」

三浦・八幡「!!?」

雪乃「比企谷君を……離してあげて」ポロポロ

三浦「な、泣くとかずりーし!」アセアセ

八幡「………」ボーゼン

雪乃「土下座しますから……お願いします…」スッ

三浦「し、しなくていーし!」パッ

八幡「………」タタタッ

雪乃「比企谷君……大丈夫だった?」

八幡「え、ええ、まぁ」

八幡(この人……俺のことをそんなに…)

雪乃「それじゃあ、あっち向いてちょうだい」

八幡「?」クルッ

雪乃「………」ガシッ



八幡・三浦「!!?」





雪乃「ふふふ、形勢逆転のようね」グイグイ



八幡・三浦「………」

八幡・三浦(何がしたいんだ……)


雪乃「さぁ、今度はあなたが謝る番よ」フフフ


八幡(ああ、そうだ。この人頭良いし行動力はあるけど……)


八幡(バカだったんだ……)ズーン


雪乃「………」フフン♪


三浦「………」


八幡(どんな罵詈雑言が……)


三浦「ぽ……」




三浦「ポチを離してあげてください」ドゲザーッ



八幡(バカがもう一人いたーーーーっ!)ガーン



いったん離れます!

第三章はもう少し続きます!では!

馬鹿(ピュア)だねぇ、どいつもこいつもww
てか三浦の笑顔に騙される辺り、ここの八幡は原作ほど腐ってないのかね?
小町(姉)に可愛がられてるとかで

どうせまた終盤だれてくそになるんだから書くなよ

そう言えば、姉小町は学校じゃ絡んでこんの?
つーか名字が一緒なのに姉弟に気づかんのかと

>>115 僕の中で入学式はルンルンだったし、高校一年生の終わりで原作八幡が完成したと認識してるので、一年の八幡は少しだけまだ純粋さがあるんじゃないかと……

>>116 途中までの輝きをご覧ください

>>118 隣に並べてください。ミス総武とヒッキーですよ(暴論)

今日は夜中に更新できないんで、今から少しだけ更新ー



雪乃「ふ、ふふふっ、無様ね三浦優美子」ニヤニヤ

八幡(うわー……この人ちっちぇー)

三浦「ど、土下座までしたんだし、ポチを離せし!」

雪乃「嫌よ」

八幡(つーか、感触を全然楽しめない……)スカスカ

三浦「なっ、卑怯者!」

雪乃「あら、去年の文化祭でギターのコードを抜いたのは誰だったかしら」

三浦「んぐっ、そ、それはあんたがあーしより目立つから!」

八幡(この人もちっちぇーーー)

二人「「んぎぎぎぎぎ」」バチバチバチ

八幡「帰りたい……」



戸塚「あれ? 皆?」



八幡「!!」



戸塚「何してるの?」キラキラキラ


雪乃「ライバル戸塚彩加君、あなたには関係ないわ」

戸塚「らい?」キョトン

三浦「彩加、危険だから離れてるし」

戸塚「え、危険?」ビクッ

八幡「………」

雪乃「ふふふ、良かったわね比企谷君。私のように知識も行動力もある先輩の部活にはいれ――」


八幡「どっせい!!」ブンッ


雪乃「へ――?」


戸塚「一本――」

三浦「背負い――」


        |l| | |l| | アリエナイワ
        _,,..,,,,_
       ./ ゚ 3  `ヽーっ
       l ゚ ll ⊃ ⌒_つ
        )`'ー---‐'''''"(_
        ⌒)   (⌒   ビターン!
           ⌒


雪乃「」

三浦「………」

戸塚「………」

海老名「………」


八幡「………」タタタッ


戸塚「………?」

八幡「失礼します」グイッ

戸塚「………?」ギュッ

八幡「さ、彩加先輩に捕まっちゃったー。これは仕方ない。いた仕方ない(棒)」

戸塚「ど、どういう」オロオロ



        _,,..,,,,,,_

       ./ ,' 3  `ヽーっ
       l   ⊃  ⌒_つ
        `''ー---‐'''''"



三浦「……なんかすっきりしたから、あーし達は行くし」

海老名「比企谷君、またね」ニコッ

八幡「……うす」

三浦「ポチ、また遊んでやるから楽しみにしとけし」バイバイ

八幡「………………うす」

戸塚「………」

雪乃「………」

戸塚(仰向けになったまま動かない……)

八幡「……さ、行きましょうか先輩」

雪乃「!!」

戸塚「え、でも……」

八幡「あんな後輩を人質にするような人は先輩じゃありません」

戸塚「人質……(何があったんだろう…)」

雪乃「………」

八幡「さ……行き――」



雪乃「ごほっごほっ」



八幡・戸塚「「!!」」

雪乃「あ、あー、地面に叩きつけられた衝撃で持病が再発したわー(棒)」チラッチラッ

八幡「………」

戸塚「だ、大丈夫!?」オロオロ

雪乃「これは駄目かもしれないわー。でも、後輩の比企谷君が保健室へ連れてってくれたら治るかもしれないわー(棒)」チラッチラッ

八幡「………」

戸塚「は、八幡君! 助けてあげなくちゃ!」

八幡(うわー、彩加先輩やっぱ良い人だなー)トオイメ

雪乃「………」チラッチラッ

八幡「………」ハァーーー…


八幡「軽っ!?」ヒョイッ

雪乃「ふふふ、無駄なものは積んでいないもの」

雪乃(後輩におんぶしてもらえるくらい慕われてる先輩なのね私)ニコニコ

戸塚(うわー、ほんとに治ってるー)スゴイヤ

八幡「……で、もう奉仕部の教室で良いっすか」

雪乃「ええ、良いわよ」ギュッ

八幡「………(無駄に良いにおいなんだよ…)」チッ///

戸塚「じゃ、僕は部活に行くね」バイバイ

八幡「うす」ペコリ

雪乃「また会いましょうライバル彩加」

戸塚「う、うん(何のライバルなんだろう……)」

八幡「………」テクテク

雪乃「………♪」ギュッ

八幡「………」テクテク

雪乃「………♪」イジイジ

八幡「……人の耳いじらないでください」テクテク

雪乃「あら、後輩の耳の管理は先輩の役目よ」フフフ

八幡「……姉ちゃんが耳掃除してくれてるから遠慮します」

雪乃「……残念ね」ハァ…

八幡「………」テクテク

雪乃「……残念だわ」ハァ…

八幡「………」テクテク

雪乃「……ざ「右耳」

雪乃「?」

八幡「右耳だけ……あんたに任せる…///」プイッ

雪乃「………ええ、任されるわ」ニコッ

八幡「………」テクテク

翌日 昼休み 食堂


三浦「ふふふ、今日ポチはあーしと食べるんだし」ゴゴゴゴゴ

雪乃「あら、それは聞き捨てならないわね」ゴゴゴゴゴ

戸塚「み、皆で仲良く食べよーよ」アセアセ

葉山「比企谷は皆とでいいよな」ニコッ

海老名「と、トツハヤハチ!!」ブッシャーッ

戸部「つーかあれっしょ! 比企谷まじモテ期!」

由比ヶ浜「ヒッキー私の作ったお弁当食べて!」

八幡「………」




クラスメイト(比企谷……あいつ実は人気者なのか……?)

クラスメイト(雪ノ下先輩に三浦先輩、男は葉山先輩に戸塚先輩……)


一同((うらやましい……))


八幡(こっちは穏やかな昼休みを奪われて迷惑なんだよ……)



 第三章 見よ、これがリア充だ 完


キリがいいところで今日はここまでにします!

時間があればキャラ紹介しようと思います! では!!

□おまけぺーじ□

~とべさいか!~


戸部「シーサーアンダギー」

戸塚「し、しーさーあんだぎー?」

戸部「///」

戸部「めんそーれー」

戸塚「めんそぉれ?」

戸部「///」

戸部「なんくるないさー」

戸塚「なんくるないさぁ」ニコッ

戸部「///」ドキッ



葉山「あれ何やってんだ?」

大岡「モテナイ男の……」

大和「哀しい行動……」



戸部「に、にーにー」

戸塚「にぃにぃ?」キョトン

戸部「///」



海老名「はぁはぁはぁ///」フラフラ

三浦「……擬態しろし」



とべさいか!続く?

小町メインの話が読みたいです

□人物紹介1□

>>46

□人物紹介2□

☆二年生☆

天然女王:三浦優美子

 二年カーストのトップクラス。

 その行動は自身の為にあり、その信念は自身のためにある。

 雪ノ下と敵対関係にあるが、八幡のことは可愛い後輩。

 原作以上に天然な部分が露出してしまい、しばしば?暴走する。


総武が生んだ男の娘♂:戸塚彩加

 見た目は完全に女。むしろ女の子よりも女の子。可愛い。

 最高。結婚したい。むしろ結婚するべき。

 世間知らずな面があり、しばしば周りとずれる。

 八幡のことは告白されて以来気になっている。


総武が生んだ主人公:葉山隼人

 イケメン。明るい。優しい。

 原作以上にハイスペックな噂。

 八幡のことは可愛い後輩だと思っている。

 だが、八幡のせいでホモ疑惑をかけられたことは怒っている。


>>134
サーターアンダギー?

>>138 素で間違えてしまったorz

>>135 それじゃあ、次は小町メインのお話を





  第四章 おののこまち伝説は間違っている



昼休み 食堂


戸部「はぁん!? お、お前が小町先輩の弟!?」

八幡「……うす(小町言うな)」

葉山「驚いたな……」

三浦「超意外だし……」

雪乃「あら、私は知っていたわよ」

結衣「私も!」

八幡(ビチヶ浜先輩は家まで押し掛けてきたから当然として、雪ノ下先輩は意外だな……)

雪乃「後輩を預かる身として、比企谷君の身辺は全て調査済み、もちろん幼稚園から小学校、中学時代の休日の行動についても調べつくしたわ」

八幡「」

三浦(雪ノ下……)ボソボソ

雪乃「何かしら?」

三浦(後でポチの幼稚園時代の写真よこせし)

雪乃「………」ニマァ

三浦(お願い……します///)

戸塚「比企谷先輩って美人だし明るいし、完璧な女性って感じだよね」

結衣「そうなんだよサイちゃん! 小町先輩はスタイルも抜群で頭も良いのに、すっごい優しいんだよ!」

戸塚「もうなんていうか……」

結衣「うん」


二人「「憧れだよねぇ……///」」ぽーっ


葉山(彩加……それは、どっちの…)

八幡「そんないいもんすかねぇ」

一同「えっ?」

八幡「……弟の目線からしたら、そうは思えないっすけど」

戸部「おまっ! この贅沢もん!!」

葉山「家ではだらしないとか?」

八幡「いいえ、家事全般は姉ちゃんがやってくれます」

戸部「最高じゃねーか」

八幡「………まぁ、ね」フッ

一同「?」

放課後 奉仕部教室


八幡「……うす」

雪乃「ごきげんよう比企谷君」

小町「やっはろー♪」ニコニコ

八幡「」

雪乃「あら、鳩が豆鉄砲食らったような顔して、鳥に退化したのかしら」

八幡「俺は鳥類の先祖持った覚えねーよ……」

小町「いやー、まさか奉仕部にいたなんて小町ポイントゲットだね八幡!」グッ

八幡「恥ずかしいから帰れよ」

雪乃「それは無理な相談よ比企谷君」

八幡「え?」

小町「うんうん、だって――」


小町「小町は依頼者だもん」エヘヘ


八幡「」

■次回予告■

 初の依頼者はなんと実の姉!?

 混乱する比企谷八幡に襲いかかる魔の手!(主に小町と先輩女性陣)

 城廻めぐりと八幡の初めての出会い!?

 そして、八幡が語る「おののこまち伝説」とは!?


小町「次も楽しみに待っててくれる人には、小町ポイントあげちゃうぞ☆」


 

短いですがいったんここまでです!

今回は若干長編かもしれないです。

VITAのゲームって原作のネタばれあるんかな?あるなら原作先に読むけど……

>>147
原作の4巻と5巻の内容をアレンジした感じ。
夏合宿では材木座もいたり、それ以降は由比ヶ浜ルートと戸塚ルートの場合は原作を若干アレンジした夏祭り、それ以外では全く違う展開になる。
なお陽乃は出ません。

>>148ダンガンロンパの新しい奴もしたいし買おうかなVITA……

少しだけ続きー

八幡「そ、それで、何の依頼なんだよ……」

小町「………」

八幡「?」

小町「いやー、本人に言うの照れちゃうなー」エヘヘ

八幡「本人?」

雪乃「比企谷小町先輩の依頼は、あなたに関することなのよ比企谷君」

八幡「へ?」



雪乃「依頼の内容は、“弟が最近構ってくれないから仲を取り持って欲しい”、よ」



八幡「」

小町「さぁ八幡! 小町と姉弟メイクラブしよっ☆」

八幡「い、嫌だ……」

小町「まぁまぁ、恥ずかしいのは最初だけだってぇ」ワキワキ

八幡「そ、その手はなんだよ!」ジリジリ

小町「何で逃げるかなー。お姉ちゃんがたーっぷり可愛がってあげるのにぃ」ワキワキ

八幡「あ、悪役のセリフだ!」

雪乃「比企谷君。前にも言ったと思うけれど、奉仕部の1人としてしっかり役目を果たしなさい」キリッ

八幡「だぁああ! こんなときだけ部長ぶるんじゃねぇ!」ダッ

小町「あ、逃げた!」ダッ

雪乃「………」

雪乃(一人ぼっち……)グスン…

八幡「くっそーーーーっ、何でこんなことに!」ダダダッ

小町「やーやー! 可愛い弟よ、逃げるなんてポイント低いよー」シュタタタタッ

八幡「は、はやっ!?」ビクッ

八幡(そ、そうだった……この人俺に行くはずだった運動神経全部かっさらっていったんだった……)

小町「はーちーまーん♪」シュタタタタッ

八幡「くっ、そぉ」ハァハァ

八幡(このままじゃつかま――)


??「こっちだよ!」グイッ


八幡「えっ?」

八幡「………」

<ハチマーン

??「しーっ……」ニコニコ

<ドコーハチマーン

八幡「………」ドキドキ

??「………」

<アッチカナー

八幡「………」

??「ふー、行ったみたいだねー」アハハ


八幡「えっと……ありがとうございました」

八幡「生徒会長」


めぐり「えへへ、どういたしまして比企谷八幡君」ニコッ


八幡「………」

男子トイレの個室


八幡「で、でも、何でこんなところに……」アセアセ

八幡(トイレの中から引っ張ったってことは、この人は最初から男子トイレに……)

めぐり「あー、気にしないで。趣味だから」

八幡(変態だ……)ズーン

めぐり「いやー、生徒会長なんてしてるとね。皆の視線が集まるじゃない?」

八幡「はぁ」

めぐり「興奮するじゃない?」

八幡「はぁ?」

めぐり「変態になるじゃない?」

八幡「………」

めぐり「エスカレートするじゃない?」

八幡「………」

めぐり「……男子トイレにも入るよね?」

八幡「いや、聞かれても……」

めぐり「………」

八幡「………」



めぐり「小町さーーん! ここにおと――」

八幡「だぁああ! そうですそうです! 入ります入ります!」ムギュッ

めぐり「やんっ///」ビクッ

八幡(や、柔らかい……///)

めぐり「……君も…変態さんだね」ハァハァ

八幡「いえ、違います」パッ

めぐり「男子トイレの個室に生徒会長と二人で入っているのに?」

八幡「不可抗力です」

めぐり「私のおっぱい触って興奮したのに?」

八幡「生理現象です」

めぐり「私の顔の系統が好みで、見かけるたびにちらちら見てくるのに?」

八幡「」

めぐり「私の変態スキルを舐めちゃだめだよー」アハハ

八幡(この人一番こえーーーーーっ)


<ハチマーンドコーッ


めぐり「実はね。前からずっと考えてたことがあるんだ」ハァハァ

八幡「はぁ(嫌な予感しかしない)」

めぐり「NTR属性ってあるじゃない?」

八幡「はぁ」

めぐり「親友の好きな人をNTRしたら最高に興奮するじゃない?」

八幡「……はぁ」

めぐり「しかもその好きな人が肉親で、その上私のことを好きになったら最高じゃない?」




八幡「ねえちゃぁあああああん! たすけてぇえええええええ!」




めぐり「ちょっと早いよ八幡くーん」アーア



小町「八幡!?」ダダダッ!

八幡「あのひどごわい……ぐすっ」ギューッ

小町「……やだなぁめぐりん。小町の弟泣かすなんてポイントマイナスだよー」

めぐり「そんなつもりなかったんだけどなぁ」

めぐり(小町さんの冷たい目!! 濡れる!)ゾクゾクゾクッ///

小町「いくら友達だからって……許さないよ?」ジッ

めぐり(はぁぁぁぁぁああん///)ビクビクッ

小町「さ、いこ、八幡」

八幡「………」コクリ

めぐり「ちょ、ちょっと待って」ハァハァ

小町「何かな?」ジトーッ



めぐり「ぬ、脱いでいいかしら?」ハァハァ



小町「………」ピッ

めぐり「………?」ハァハァ

小町「もしもし警察ですか? 学校に変質者が出ているんですけど」

めぐり「ふぁぁあああああ///」

めぐり(親友でも容赦なく通報する小町さん! 最高!!)ビクビクビクッ


八幡(夢に出てきそうだ……)ブルブル


>>149
飼った人は皆、口を揃えて言うんだけど、フルプライスの価値があるかと言えば微妙だよ。


めぐり「あーあ、行っちゃった……」

めぐり(でも、八幡君は素質ありそうね……)ニマニマ

めぐり「これから楽しくなりそーーーっ」


トイレ入り口


材木座「あいやまたれぃ!」

めぐり「………」

材木座「さっきの話、聞かせてもらった! この変態将軍材木座義輝があなたを真の変態へと導いてくれようぞ!!」

めぐり「聞いてたってどこでかな?」ニコニコ

材木座「もちろん女子トイレの掃除道具入れの中でござるよ!!」

めぐり「………」ピッ

材木座「?」

めぐり「もしもし保健所ですか? 養豚場から逃げ出した豚が学校に入ってきてるので駆除をお願いします」


材木座「あめーーーじんぐ!!」ビクビクビクッ///






いったんここまで! こっからまた姉弟の話に戻ります。

>>158 現物見て考えます!

VITA本体はあってもガイルのゲームってブックオフとかじゃ売ってないんですね……

続きー

小町「………♪」テクテク

八幡「………」

小町「ん? どしたのー?」

八幡「いや、俺のせいであの人と仲悪くなったのかなって」

小町「ああめぐりん? 大丈夫大丈夫! 後で唾つけとけば治るよー」アハハ

八幡(まじで喜びそうだ……)ゲンナリ…

小町「まぁそもそも、彼女をあんな風にしてしまった原因は小町にもあるからね」ボソッ

八幡「え?」

小町「ううん! 何でもない!」ニパーッ

八幡「………?」

奉仕部 教室

小町「たっだいまー♪」

八幡「………」

雪乃「あら、思ってたより早かったですね」

小町「うん♪ 八幡がめぐりんと一緒にいたから助かったよー」

雪乃「めぐりん? 城廻生徒会長のことですか?」

小町「うん、そだよー」

雪乃「………なぜあの人と…?」

八幡(嫌な予感……)



小町「男子トイレにいたところを捕獲したんだー」アハハ



八幡「」

雪乃「………」

雪乃「比企谷君」ゴゴゴゴゴ

八幡「は、はい……(めんどくせー!)」

雪乃「……男子トイレに行きましょう」

八幡「は?」

雪乃「あら、聞こえなかったかしら。今すぐ男子トイレに行くのよ」

八幡「え……」


雪乃「私と」


小町「いやー、雪乃ちゃんは積極的だねー♪ 小町ポイント高いよー」アハハ

八幡「な、なんでだよ……」

雪乃「それはもちろん、私以外の先輩で私があなたと過ごしたことのない場所にいるのが許せないからよ」

八幡「………」ドキッ

小町(あららー。それはちょっと誤解与えても仕方ない発言だよ雪乃ちゃん)

雪乃「さぁ、今すぐ行くのよ」

八幡「………」チッ///

小町「おろ?」

小町(八幡が……素直に言うこと聞いてる?)モヤッ

男子トイレ前


材木座豚輝「」ピクッピクッ

八幡「な、なんだこのボンレスハムのように縄でぐるぐる巻きになってる肉塊は」

材木座「た、たすけ……」ピクッピクッ

雪乃「地面に落ちた食材はただのゴミよ比企谷君。放っておきましょう」フミッ

材木座「あふーん///」ビクッ

八幡「………」ビクビク


雪乃「さぁ、どうしたの? 早く行きましょう」ワクワク

雪乃(後輩と新しい未知の場所へ行ける……こんな幸せなことはないわ)ハァ///

八幡(とか思ってんだろうなぁ……この人に関しては俺のことを完全に異性と見ていないのが分かるから楽だわ……)ヤレヤレ


廊下

小町「………」ジーッ

雪乃「ここが男子トイレ……」

八幡「満足したらさっさと行きましょう(誰かに見られたら俺の学校生活が終わりだ……)」

雪乃「こ、ここに立ってするのかしら!」ドキドキ

八幡「え、ええまぁ……っておーーーい!!」ビクッ

雪乃「えっ……?」

八幡「す、スカートを上げるなバカぁあああ///」バキッ

雪乃「いきゃんっ!!」ヨロッ

八幡「はぁはぁはぁ……」

雪乃「い、痛いわ比企谷君」アセアセ

雪乃(な、何か怒らせるようなことをしたかしら……)オロオロ

八幡「後輩として心が痛いわ!!」

雪乃「!!」ドキッ

八幡「……え、なんだよその嬉しそうな表情……」

雪乃「ひ……比企谷君が…」


手洗い場の陰

小町「………」ジーッ


雪乃「比企谷君が私を先輩として見てくれていたわ!!」キラキラキラ

八幡「………っ///」

八幡(何だよこいつ……頭いいくせにバカで、しかも純粋かよ!!)

雪乃「さぁ、戻りましょう比企谷君。教室でゆっくりと語らいましょう」ハァハァ///

八幡「……あ、俺今日漫画の発売日なんで帰ります」ジャッ

雪乃「」ガーンッ



雪乃「……漫画……以下…」ズーン



ちょっとご飯食べてくるのでいったんここまで!

こっからまた小町との話に戻ります!

艦隊これくしょん最近始めたけど、ssにしやすそうですね(ごくり)

続きー

比企谷家 食卓


八幡「………え?」


からあげ・オムライス・はんばーぐ(旗付き)・プリン・オレンジジュース


八幡「何これ……?」

小町「へ、な、なな、なんでもないよー」ヒューヒュー

八幡(小町ねぇが口笛吹く振りする時は、なんかあった時だ!)

小町「いっぱい食べて大きくなるんだよ八幡!」ニコニコ

八幡「………何があったんだ」ジトーッ

小町「んぐっ///」ゴホッゴホッ

八幡「………」

小町「な、なんでもないってばー」アハハ

八幡「………」

小町「………」




小町「八幡がゆきのんとばかり仲良くするから嫉妬しましたーーーっ!」ウェーン///



八幡「………なか…よく?」アゼン…

小町「だ、だって……八幡があんなに素直に言うこと聞くなんて、小町的にありえないじゃない?」

八幡「いや、あれは面倒だったから……」

小町「本当に面倒だったら、行かないでしょ?」ニコッ

八幡「……うっ…」

小町「……とうとう姉離れか…」グスッ

八幡「いや、最初からくっついてるのは姉ちゃんの方……」

小町「でもまぁ、ゆきのんが比企谷家に来るなら小町的に大歓迎だけどなー」チラッチラッ

八幡「……地球が爆発してもねーし」ハァ…

小町(良かったー! まだ彼女とかできそうにないみたい!)ニパーッ

八幡(男に告白してフラれたって知ったら、あれが再来しそうだな……)ゾクッ

小町「さぁ食べよー!」

八幡「………」コクリ



 その日、俺のベッドに侵入してきた姉は、朝まで全裸で寝ていた。



昼休み 食堂


戸部「はー、相変わらずお前の姉ちゃん美人だよなー」

八幡「……はぁ」

戸塚「うんうん///」

葉山「でも、浮いた話聞かないよな。何でだろう」

八幡「あー、あれじゃねーっすかね」

戸部「?」

八幡「姉ちゃんの同級生同じ中学出身が多いらしいんですけど」

葉山「中学の時に何かあったのか?」

八幡「俺が中学一年の時、クラスの奴らに苛められてるって知った姉は、


 斧を持ってクラスに殴りこんできたんです」


一同「」

八幡「まぁ実際にはホウキを持ってたらしいんですけど、あんだけ怒り狂ってたら斧に見えても仕方ないかと」

戸部「お前の姉ちゃんこえー……」

戸塚「かっこいいなぁ……」

葉山「じゃあ、中学の時にイジメはなかったんだ。良かったな」

八幡「……はっ、これだからリア充は」ケッ

戸部「おーい俺らは先輩だぞー」グリグリ

葉山「まぁまぁ」

八幡「集団でイジメをするような奴らが、簡単に改心する訳ないでしょ。姉が卒業したら鬱憤を晴らすかの如くいじめられましたよ」ヘッ

戸部「……それでそんな捻くれたんか」ナデナデ

戸塚「可哀想……」ナデナデ

葉山「少なくとも俺らが卒業するまでは守ってやるからな」ナデナデ

八幡「……余計なお世話です///」プイッ



小町「……はーちーまーんー?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



一同「ひっ!?」ビクッ


八幡(あ、あの時と同じ……いやむしろさらに怒ってる!?)

葉山(す、すごいプレッシャーだ……)

戸部「あひゃひょわー」ジワッ


小町「きいたよー、はちまんのことふったやついるんだってー?」


八幡「んぐっ!?」ビクッ

戸塚「!!」


小町「こまちてきにぽいんとさいあくだねー。だれかおしえてくれるかなーあははー」ゴゴゴゴゴ


八幡「お、おちつけ」ドウドウ

小町「さぁさぁはやくおしえてよふふふふふ」

八幡「え、えっと……」チラッ

戸塚「………」コクリ

八幡(いや、先輩には迷惑はかけられない……)



めぐり「おっひるおっひるおっひっる~♪」



八幡「あ、あの人です」ユビサシ

小町「めぇぐぅりぃいいいいいいいいい!?」ダダダダダッ



 その日、生徒会長がどうなったか、誰も知らない……。




 第四章 おののこまち伝説は間違っている  完




□人物紹介1□
>>46
□人物紹介2□
>>137
□人物紹介3□

三年生

変態生徒会長:城廻めぐり

 人に見られることに快感を覚えて以来、変態度が日々上昇し続けている鬼才。

 最近のお気に入りは屋上で裸になることで、学校七不思議に裸少女の霊が加わった。

 見た目はおっとり美人で、明るく、頭もいいので人望はかなりある。

二年生

変態将軍:材木座義輝

 原作と違い八幡という相棒がいなかった結果、変態の道に進んでしまった可哀想な男。

 本人としてはいたって幸せらしく、さらに城廻生徒会長に縄をまきつけられて以来、SMに開花してしまった。


ザ☆空気:戸部

 特に記述することがない。

 モテないので戸塚にエロ用語を言わせるのが趣味。

次の話考えるのに前の奴よんだら、優美子を葉山と取り合うくだりでタイの首都を聞くくだりが不覚にも笑ってしまった。

今回はああいう若干?シリアスな話を少なめにしてますが、需要はあるかな?

あいかわらず>>1のメンタルぱねえ


シリアスは合わない気がするのでない方がいいと思うが好きに書いてください

中途半端なシリアスは萎えるから今のままでいってほしい

>>181 文章力が乏しい>>1には精神力しかないので

>>182>>183 了解! とりあえずは当分ギャグで、スレの区切りあたりで少しだけ真面目な話?で行きます。

次にメインにしてほしいキャラとかもいたら教えてください!(>>1のいろはすは荒れる原因になるのでなしで)

ちょうどサキサキやろうと思っていたので、

サキサキ

ルミルミ

の流れで行きます!

もしそのあとのリクがあれば適当に出しておいてください。

続きー

□俺の先輩ガイル□

☆もくじ☆

第一章 >>2

第二章 >>58

第三章 >>94

第四章 >>142




第五章 これはシュシュですか。いいえ、シュークリームです。




八幡「うわー、遅刻するー」ダダダッ

八幡(ビチヶ浜先輩に壊されて以来、歩きなんだよなぁ)ハァハァ……


川崎「………」テクテク


八幡「………」

八幡(うわー、こんなギリギリなのに、まるで気にしてない……不良だ)


川崎「………」テクテク

不良「おい」

不良2「………」


八幡(うわ、不良が不良に絡まれてるよ……こえー…)


川崎「………」チッ

不良「こっちだ」

不良2「けけけ」


八幡(女の人が男二人に連れていかれてる!!)

八幡「どうする……」

八幡(でも俺と関係ある人じゃないし……)


雪乃『奉仕部とは――』


八幡「………ちっ」ダダダッ



不良「」チーン

不良2「」ボロボロ


川崎「………」


八幡「」

八幡(右手だけで不良二人をぶっ飛ばした……)アワワワワ


川崎「……ん? あんた…」

八幡「へ、へっ!?」ビクッ

川崎「………」

八幡(こ、殺される……)ガクガク

川崎「あたしを助けに来てくれたのかい?」

八幡「え!? えっと……」

川崎「でも心配いらないよ。あたし強いから」

八幡「そ、そうみたいですね」

八幡(は、早く逃げなきゃ……)

川崎「……そうだ、お礼をしてあげるよ」

八幡「い、いりませぇん!!」ダダダッ

川崎「……そっか」ハァ…

昼休み 食堂

戸部「ああ、そりゃ川崎沙希だな」

八幡「知ってるんですか?」

戸塚「うん、僕たちのクラスメイトだよ!」

八幡「つまり……二年生…」

葉山「うーん、少し大人しいというか、あんまり人には関わらないタイプだなぁ彼女は」

戸部「おいおい、大人しいって、話しかけてぶっ飛ばされた奴が言うセリフか」

葉山「いやー、あれはびっくりしたなぁ」アハハ

八幡(ぶ、ぶっとばされ……)ガクガクブルブル


川崎「あれ? あんた今朝の」


八幡「あぶべぼばぁぁ!?」ブフォッ

戸部「解せぬ」ビチャビチャ


川崎「こいつらといるってことは、あんたも二年生だったのかい!?」

葉山「いいや、八幡は一年生だよ。川崎さん」

川崎「そうなんだ!」

八幡「う、うす」コクリ

八幡(殺されないようにしなきゃ……)ガクガクブルブル

葉山「川崎さんも一緒に食べる?」

川崎「なっ///」バキッ

葉山「」ガクッ


戸部「ぬぁあああ!? 隼人君が一発KOしたーーーっ!」


川崎「あ、あたしは遠慮しておくよっ」タタタッ

八幡(と、通り魔だ……)ガクガクブルブル




川崎「……男と一緒なんて恥ずかしくて死ぬ…///」ハァハァ



授業中 

教師「それじゃあ次の問題を……」チラッ

川崎「………」ギロッ

川崎(当てられたら恥ずかしくて死ぬじゃないか!!)ゴゴゴゴゴゴ

教師「と、戸部! お前がやれ!」

戸部「うわちゃーっ、俺かーーー!」

生徒達(ひと睨みで教師の指名を逃れる川崎さんまじ不良!)

川崎(よかった……)ホッ

中途半端ですがいったん離れます!

いろはすは原作を読み次第!では!

少し時間ができたので続きを。

屋上

川崎「はー、今日も逃げてきちゃった」

川崎(ほんと人ごみ苦手なんだよね……照れちゃうし)

川崎「あーあ、どこかにあたしでも緊張しないような、低スペックの男いないかなー」


がちゃ。


八幡「はぁー……教室の空気が辛い…」

川崎「いた」

八幡「え?」


 その時! 特に理由のない風でスカートが舞う!


川崎「あ」ピラッ

八幡「黒……の紐パン」ボソッ

八幡「ひ、ひどい」カヒューカヒュー

川崎「………」ハァハァ

川崎(あれ? 殴ってる途中に気付いたけど、この子に見られてもあんまり恥ずかしくない……)

八幡「………?」

川崎「………」スッ

八幡(なんだ、不良座りで前に来たぞ……まさか頭を地面に打ち付ける気じゃ……)ゾクッ



川崎「………」ペラッ



八幡(なんだ、ただの変態かぁ)ホッ


 変態には慣れてきた比企谷八幡であった。


川崎「………」ペラッペラッ

八幡「……何してんすか」

川崎「……いや、なんだろ。テスト?」ペラッペラッ

八幡「……はぁ」

川崎「なぁ、えっと……」

八幡「比企谷八幡っす」

八幡(もう逆らったり誤魔化したりしても無駄だろうしな)

川崎「比企谷は女の子とか苦手なタイプ?」

八幡「……へっ、女の子なんて見るだけで死ねって言われるんで苦手もくそもないですよ」

川崎(そうか……比企谷は相手を異性として見ていないから、気にならないんだ……)

川崎「よし」グイッ

八幡「ふぇ?」

川崎「今日から比企谷はあたしの後輩だから」


八幡「………え?」


川崎「今日の放課後迎えに行くから」

八幡「………え?」

放課後 奉仕部教室


雪乃「………」ソワソワ

雪乃(今日は遅いわね比企谷君……)

雪乃「………」ウロウロ

雪乃(あれかしら。紅茶の匂いがなければだめなのかしら)トポポポポッ

雪乃「……美味しい///」ハーッ





雪乃「………」スゥスゥ

校舎裏


八幡「えっと、なんでこんなところに?」

川崎「いや、表通りは人が多いから」

八幡「……はぁ」

川崎「あれから考えたんだけど、あたしが教えれることって二つしかないんだよ」

八幡「いや、別に――」

川崎「ということで、かかってきな」クイクイ



八幡(死亡フラグきたーーーーっ)




雪乃「zzz」タラーッ

八幡「……いてて…あの人本気かよって……」

八幡(寝てるし……)

雪乃「……ふふふ、ほーら比企谷君。これがオードリーヘップバーンの風よー」ムニャムニャ

八幡「どんな夢見てんだよ……」

八幡「………」

八幡(この学校はおかしい。変態の巣窟だし、美男美女で溢れてるのに俺にかまってくる……)

雪乃「……あらあら、そんなところにいたらラピュタが口から出てきちゃうわ比企谷君」ムニャムニャ

八幡「………」

八幡(まぁ、拒否しようがないし、我慢してやりますか)パシャッ

雪乃「……?」パチクリ

八幡「もう時間ですよ、先輩」

雪乃「ニュートンは、ニュートンはいたのよ比企谷君」オロオロ

八幡「寝ぼけんなし」ハァ…

夜 比企谷家食卓


八幡「はぐっ、もぐっ、あむっ」ガツガツ

小町「ひゃー、今日はいつにも増して食べるねー」

八幡「……姉ちゃん。今日勉強教えてよ」

小町「!!?」ガタガタっ

八幡「………」

小町(八幡からお願い事が!? こ、小町ポイント振り切って失禁しそうだよーーー!?)ガクガク

八幡(雪ノ下先輩にも戸塚先輩たちにも恥をかかす訳にはいかないもんな……)

小町「ちょ、ちょっとトイレ」ダダダッ

八幡「……別に暇だからやるだけだし…」チッ///

昼休み

八幡「………」

川崎「どうしたんだい? 遠慮することないんだよ」

八幡「いや……」



 屋上に並ぶ、お弁当の数々。



八幡「いきなりなんすかこれ」

川崎「もちろん、比企谷に対する気持ちだけど?」

八幡「いや、重すぎるでしょ」

川崎「好きなだけで良いんだよ」

八幡「はぁ」

八幡(姉ちゃんの弁当があるなんて言えない雰囲気だなこれは……)パクッ

八幡「……んまい」

川崎「良かった」

八幡(小町姉ちゃんより味付けが濃いから、新鮮だ)パクパク

川崎「………」

食堂


三浦「あれー、ポチはー?」

葉山「川崎さんに拉致られたみたい」アハハ

三浦「ちっ、あの暴力女め」

海老名「去年シュシュ可愛いねって誉めた時に殴られて以来、苦手だよね優美子」

三浦「別に、あいつが他人を拒絶する限り、あーしはしらねーし」

戸部「大丈夫かなー八幡」

戸塚「心配ないでしょ」

一同「?」


戸塚「だって八幡君可愛いし!」


一同「ああ」ナットク

雪乃(比企谷君が川崎さんと!?)ギンッ

八幡「……食べた」バタリ

川崎「全部食べることなかったのに」

八幡「……楽勝っす」

川崎「……そっか」ニコッ

八幡「……倒れなければ良かった」

川崎「?」



めぐり「………」ニコニコ



八幡(全裸の生徒会長が建物の上にいるなんて気づきたくなかった)

めぐり(み、見られてるぅうううう)



八幡「……今日の放課後も」

川崎「もちろんだよ」

八幡「うす……」



めぐり(無視されてるぅうううう!)ビクンビクン

それから、数週間の時が経った。


八幡「……師匠、準備体操は終わりました」スッ

川崎「ああ、それじゃあ今日もやろうか」スッ

八幡(師匠に正面から行っても勝てない! ここは!)サッ

川崎「潜ってどうするつもりだい。私は――」ピィンッ

八幡(下と見せかけて!)グンッ

川崎「前転蹴りとは芸があるね!」パシッ

八幡(掴まれた!? だけど!)グリンッ

川崎「握力で無理やり身体を回転させるなんて成長したじゃない!」ブンッ

八幡「師匠のおかげです!」サッ

川崎「でも――」グイッ

八幡「掴まれ――」

川崎「まだまだみたいだね」ブンッ

八幡「っ!!」ダァンッ



めぐり「一本、ってね」ニコッ



八幡「……(あの人何挿してんだ?)」

雪乃「」ゲッソリ

由比ヶ浜「ゆきのん大丈夫?」

雪乃「え、ええ……」ニッコリ

戸塚「雪ノ下さんが透けて見えるようだよーーー!?」

三浦「八幡成分が足りないんっしょ」ゲッソリ

一同((お前もなー))

葉山「でも、毎日部活には出てるんでしょ?」

雪乃「………」コクリ

由比ヶ浜「来ても筋トレを始めて相手をしてくれないみたい」ボソボソ

雪乃「あれ? 比企谷君が見えるわ……」ウフフ


一同(かなりやばいんじゃ……)


八幡「何言ってんすか先輩……」

雪乃「………!!」ニパァッ///


一同「!!(雪ノ下さんがアイドルも顔負けの笑顔を見せた!!)」カァ///

雪乃「あ、あのね、私ね、あれから考えたの。今まで私も厳しかったと思うの。それで、もっと比企谷君のいう事聞いてあげたいって――」ボソボソ///


一同((DV受けてる人のそれだーーーっ!))


八幡「はぁ? 別に今まで通りでいいっすけど」

雪乃「そ、そうかしら?」

一同(良かったなぁ)ウルウル

雪乃「じゃ、じゃあ今日は最初から部活――」

八幡「あ、すんません。今日は師匠と用事があるんで」ジャッ


雪乃「」ポワーッ


由比ヶ浜「ゆきのんからゆきのんが出てきたーーー!」ギャーッ

三浦「は、はんっ! 情けない!」ポワーッ


葉山「ゆ、優美子! お前も抜けてる!!

戸塚(川崎さんとどこにいくんだろ……)ハァ…

戸塚「!! ぼ、ボク何考えてるんだろ……」アセアセ

放課後


川崎「………」

八幡「で、どこに行くんでしたっけ?」

川崎「………」ユビサシ

八幡「あっちっすか?」

川崎「………」コクン

八幡「………?」

八幡(なんか様子がおかしいな)

数時間前


川崎「………」ボーッ

川崎(あ、比企谷がテニスやってる)



テニスコート

八幡「………」タタタッ

八幡(俺……動ける)パコンッ

クラスメイト「……ちっ」

クラスメイト(先輩にちやほやされて調子乗ってんのかよ)

八幡「………」フゥ



川崎「!!」ガタッ///

クラスメイト「!?」ビクッ

川崎(な、なんだこの気持ち……)ハァハァ///

クラスメイト(なんか外を見てハァハァ言ってるーーー!?)

川崎(ひ、比企谷を考えると顔が熱いーーーー!)

現在

川崎「………」ドキドキ

八幡「……? こっちで良いですか?」

川崎「こっ……ち///」

八幡「………?」

川崎「あ、あそこ……///」

八幡「……カフェ?」

川崎「………」コクリ///

八幡「はぁ……?」

八幡(糖分を摂取しろってことか?)

川崎(雑誌に書いてたデートならここ百選のひとつだったけど……)


カップル「ふふふ」イチャイチャ

カップル「えへへ」イチャコラ


川崎「あ……う…///」ハァハァ

八幡「?」

店員「いらっしゃいませー。お二人様ですか?」

川崎「あ……う、ああ」コクリ///

店員「カップル割引ありますがカップル様ですか?」ニコニコ

川崎「あ……」

八幡「安いならそれでいいです」

川崎「へっ!?」ビクッ///

八幡(姉ちゃんとよく使ってるしなー)

店員「はいっ! それでは恋人つなぎしてもらっていいですか?」ニコニコ

川崎「ふぇ!?」カァ///

八幡「……師匠」スッ

川崎「はえっ!?」ビクッ///

店員「どうぞ!!」

川崎「……あ……う…あ…」プルプル///

八幡「……どうしました?」ギュッ



川崎「!!」ビクッ///



店員「はい! 確認しましたー♪」

川崎「………」ポーッ

八幡「……師匠?」

川崎「………」ポーッ


眼鏡「あれ? えっと……」


八幡「……?」

眼鏡「あの、同じ中学の同じクラスだったよね?」

八幡「あ、ああ……」

八幡(アドレス交換した人だ……)

川崎「?」

眼鏡「げ、元気してたんだね」

八幡「……ああ、うん」

八幡(いきなりなんだ?)


眼鏡友「………」プークスクス

眼鏡友2「………」ギャハハ


八幡「ああ、そういうことか」

八幡「大変だな、お前も」

眼鏡「えっ」ビクッ

八幡「好き勝手言っていいから早くお友達の下へ戻れよ」

眼鏡「あ……え…っと」

川崎「どういう事?」

八幡「ああ、この同じ中学の元クラスメイトさんは、罰ゲームかなんかで俺のことをからかいにきたんだよ」

眼鏡「………」シュン

川崎「………」



眼鏡友「眼鏡ー、早くしろしー」

眼鏡友2「きーけ! きーけ!」



八幡「はぁ……何を聞けって言われたんだ。答えてやるから早く言えよ」

眼鏡「あ……うん、えっと…」



川崎「はぁああああああ!!」バキッドカッ

眼鏡友「」ドサッ

眼鏡友2「」ドサッ



眼鏡「……え?」

八幡「師匠……?」

ファーストフード店


眼鏡「本当にごめんなさい!」

川崎「別に。あたしはむかついたから殴っただけ」

眼鏡「……私、高校で友達できなくて、同じ中学の子に依存してたみたい……」

八幡「まぁ、ぼっちは辛いからな」へっ

眼鏡「ご、ごめんなさい! 私、あの時……」

八幡「……いや、交換してくれるだけ易しいと思うぜ」フンッ

八幡(そして残酷でもあるがな)

眼鏡「………」

八幡「比企谷だよ。比企谷八幡。アドレス登録したんじゃねーの?」

眼鏡「……あ、あはは」

八幡(登録すらされてなかった……)

眼鏡「もう一回教えてもらっていい?」

八幡「お、おう……///」

川崎「……ところで」

二人「?」


川崎「さっき、なんて聞こうとしてたの?」


眼鏡「えっと……」




眼鏡「二人は付き合ってるのかな、って」エヘヘ///



八幡「ああ、それなら……」チラッ

川崎「あ……ああ…」プルプルプル///

八幡(ああこれ知ってるわ。死ぬってやつだな)フッ

川崎「いやぁあああああああ///」ボコォッ


               
          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"



それから――、


八幡「あ、師匠」

川崎「ち、近寄るなっ!」

八幡「………」シュン


八幡「師匠」

川崎「………」ダッ///


八幡「師匠?」

川崎「ち、近いよっ!」

八幡「」



奉仕部教室


八幡「」グスッ

雪乃「あなたには奉仕部しかないのよ。比企谷君」ニマニマ

雪乃(比企谷君が帰ってきてくれた!!)ルンルン♪




川崎家

川崎「ただいまー」

大志「お帰りお姉ちゃん////」チラッ

川崎「あ、ああうん///」サッ

二人「………」

二人「///」



 俺と師匠が共に訓練をすることは――もうなかった。


 第五章 これはシュシュですか。いいえ、シュークリームです。完

なんかシリアスしないって言いながらプチシリアスになってしまった。

次はルミルミです。

続きー





第六章 脱線した電車は留まることを知らない




ある日。

八幡(一時期ネットゲームにハマったことがある)カチャカチャ

八幡(まぁもちろんネットゲームでもぼっちだったのだが、一人だけ仲良くなった相手がいる)カチャカチャ

八幡(どうしても会いたいというので、お互いの距離も近かったこともあり、オフ会をしたことがある)

八幡(まぁ、結果相手は小学生だったわけだが)

八幡(その小学生から再び連絡が来た時、俺はどうすればいいのだろうか)



八幡(アンサー)



八幡(二人で写った写真を脅されたら、出会うしかなかったんでしたちゃんちゃん)



鶴見「……久しぶり」

八幡「ああ」

八幡「お前、さらにやつれたんじゃね?」

鶴見「……ふん、林間学校以来、すごーく厳しくなったんだよね、立場」

八幡「ああ、うちの学校のやつが余計なことしたんだっけか?」

八幡(あの時期のこいつチャットでもすげー荒れてたな……)

鶴見「イケメンのクソ野郎が“みんな仲良くしよーぜー”なんて言わなけりゃ、無視されるだけで済んでたのに」ギリッ

八幡「イケメンのクソ野郎……?」

鶴見「ゆるふわクソギャルが“あーし無視するやつとか大嫌いなんだよねー”とか煽らなければエスカレートしなかったのに」ギリギリッ

八幡「あーし?」

鶴見「ねぇ八幡」

八幡「相変わらず俺に対して年上扱いしないのな」

鶴見「復讐。手伝ってくれない?」

八幡「……はぁ?」

翌日


鶴見「………」キョロキョロ

八幡「おーい、キョロキョロすんな。ばれるだろ」

鶴見「だ、だって」

八幡「いくら女子が成長早いからって、中学一年生のお前は若すぎる。少し落ち着け」

鶴見「う、うん……」

八幡「で、そいつらは二年生なんだな?」

鶴見「たぶん……」コクリ

八幡「……二年。イケメン。あーし……?」



葉山「あはは」

戸部「まじおもしれーっしょ!」

三浦「隼人ちょーうける!」



鶴見「あーーー! あいつらだぁ!!」

八幡「……まじか」

鶴見「私をこんなことにしておいて、自分たちはリア充ライフをーーーっ」ギリギリギリ

八幡(うわー、俺を見てるみてー。卑屈で被害妄想たっぷりで憎しみに満ちている……)

八幡「………」


戸部「でさー」ドンッ

生徒「あっ」

戸部「いってー! ちょーいてー!」ギロッ

生徒「あ、ご、ごめん!」アセアセ


八幡(……まぁ、お世話になってる先輩ではあるものの、あの人たちは少し目に余るところがある)

八幡「お前はリア充のリア充によるリア充パワーに巻き込まれた残念な虫ってことか」

鶴見「あいつらは良いことしたって感情しかないのが腹立つ」イライラ

八幡「……なんだか俺まで腹立ってきた」イライラ


二人「ぬあああああ!」イライライライラッ


八幡「よし、作戦会議だ」

八幡(あの人たちも少しは弱い者の苦しみを知るべきだ。つーかいつもでかい態度で俺を見下しやがって、あれ、俺の恨みも乗せちゃってる?)

鶴見「うん」

八幡「いいか、相手は多数を得意とする生物だ」

鶴見「リア充だね」

八幡「いいや、実際のところリア充は二人だけだ」

鶴見「えっ」

八幡「三浦優美子……先輩と、葉山隼人だ」

鶴見「なんか三浦って人だけ反応がちがくない?」

八幡「い、いや……別に」

鶴見「……ああいう美人が好きなんだ!」プイッ

八幡「はぁ?」

鶴見「どうせ私は子供ですよ!」フンッ

八幡「……なぜそこでお前が出てくる」

八幡「おそらく、だが」

鶴見「?」

八幡「お前のその状況を招いたのはリア充二人だ」

鶴見「はぁ?」

八幡「残りのキョロ充+腐女子はノリについていっただけの凡俗だ」

鶴見「……でも、直接手を下さなくても――」

八幡「ああ、だろうな。罪の重さでいえばむしろノリに乗った奴らの方が重いようにも思える」

鶴見「う、うん」

八幡「けどな、お前は何に腹を立ててるんだ?」

鶴見「えっと……私を無自覚にこんな状態にしたこと……」

八幡「つまり、罪の重さじゃなく――」



 ――罪の原因こそが裁かれるべきなんだ。



鶴見「………」コクリ

八幡(……我ながら、詭弁だな)

八幡「じゃあ、復讐の相手は三浦先輩と葉山先輩で良いんだな?」

鶴見「……うん」

八幡「それなら俺に考えがある」

鶴見「……あの、さ」

八幡「?」

鶴見「……ありがとね。ほんと」

八幡「あ?」

鶴見「私の嘘でオフ会してさ。私の脅しでこうしてまた付き合ってもらって」

八幡「……お前、死ぬのか?」

鶴見「ぬぁっ!? 人がお礼を言ってるっていうのに!」

八幡「やれやれ。いいか。俺がオフ会に行ったのは、美人の姉ちゃんとお友達になれるって思ったからだ。脅しに乗ったのもびびったからだ。何一つお前のことなんて思っちゃいねーんだよ」

鶴見「……うん」コクリ

八幡「よし、行くぞ」ダッ

鶴見「っ!」ダッ

三浦「でさー……ん?」

葉山「……あれ、八幡?」

八幡「うぅ……痛いよぉ」ゴロゴロ

三浦「八幡!! 誰に何されたんだし!!」

葉山「大丈夫か!?」


ギャラリー「どしたどした?」ザワザワ


八幡「……あ、あの人が…」

鶴見「………」

三浦「あんた、あーしのポチに何してくれちゃったんだし!?」アァン

鶴見「ひっ……」ビクッ

葉山「痛いのか?」

八幡「……だ、大丈夫…」ウゥ

葉山「大丈夫じゃねーだろ!」


ギャラリー「おいおい」ザワザワ

ギャラリー「あいつが突き飛ばしたのか?」ザワザワ


三浦「………」

三浦「謝れ」

鶴見「え、わ、私は……」

三浦「謝れよお前!」ドンッ

鶴見「きゃっ」ヨロッ

葉山「優美子! やりすぎだ!」

三浦「だってあいつが八幡を!」

葉山「落ち着け。彼女だって反省してるみたいだよ」

鶴見「………」

葉山「ねぇ、なにがあったか分からないけど、モヤモヤするのも嫌だろうし、ここは素直に――」



鶴見「あの人が私に襲い掛かってきたんですけど?」ジロッ



葉山&三浦「「えっ?」」

ギャラリー「!?」ザワザワ

八幡(こっからだ……)

鶴見「あんた達、何、人のこと疑ってんの?」

三浦「そ、それは……」

葉山「ごめん! 勘違いしてた!」

鶴見「はぁ? 勘違いで私は悪者になるところだったんですよ? そしたら学校なんていけないところでしたよ?」

二人「………」

鶴見「……でもまぁ、素直に謝ってくれたんなら良いです。彼も魔が差しただけでしょうし」

八幡「………(それでいいのか?)」

鶴見「………」コクリ


葉山・三浦「………」


屋上


鶴見「んーーーっ、すっきりしたー」ノビノビー

八幡「ならよかったな」

鶴見「……あんた、何であんな平気で自分を犠牲にすんの?」

八幡「犠牲?」

鶴見「だってあのままじゃ八幡の評価最悪じゃない」

八幡「いや、十分やばいレベルだけど」

鶴見「なんか、見ててこっちがつらいよ」

八幡「大丈夫だ」

鶴見「?」

八幡「……底辺は底辺以下にならないんだよ」ヘッ

鶴見「捻くれてるんだね」

八幡「みりゃ分かるだろ」

八幡(久々にこのモードになって気づいたことが一つ)

鶴見「……じゃあ私帰るね」

八幡「ああ」

鶴見「………またね」ニコッ

八幡「………」

八幡「………はぁ~」ズルズル

めぐり「青春ですなー」

八幡「……裸じゃないんですね」

めぐり「裸が良かった!?」キラキラキラ

八幡「いえ、困ります」

めぐり「……後悔が押し寄せてきた?」

八幡「……そりゃ、世話になってる先輩方を裏切ったんですからね」ヘッ

めぐり「男の子だねぇ」

八幡「城廻先輩は……」

めぐり「めぐりんって呼んで?」ニコッ

八幡「城廻先輩は生徒会長してますけど、表面上で白黒つけなきゃいけない時、どうしてきたんですか?」

めぐり「………」

八幡「?」

めぐり「君は本当に……」

八幡「俺……?」

めぐり「ううん、私はきっと悩むと思う」

八幡「悩む……」

めぐり「悩んで悩んで……それで、悩んでないふりをしながら決断を下すと思うな」ニコッ

八幡「……さすが生徒会長様ですね」

めぐり「ふふーん、私の弟になる?」

八幡「……痴女を親戚に持ちたくないので」

めぐり「あふんっ///」ビクビク

放課後


八幡「……すんません」ドゲザ

三浦「………」

葉山「………」

八幡「俺、先輩たちのこと裏切ったっす」

三浦「どういうこと?」

葉山「ちゃんと説明してくれないとなぁ」





三浦「……ふーん」

葉山「すごい偶然だな」

八幡「………」

三浦「で――」

八幡「!」ビクッ

三浦「ポチはあーしらがキレると思ったんだ」

八幡「そりゃ俺は許されないことを――」

葉山「ああ、そうだな。お前は許されないことをした」

八幡「………」シュン…



葉山「お前は俺たちがそんなことで怒るって思ったんだからな」



八幡「……え?」

三浦「ポチ、あーしらさ、あの後自分たちのしたことに関して話し合ってさ。平塚先生に経過を聞きに行ったんだ」

八幡「………」

葉山「そしたら、いじめがエスカレートしたって聞いた。もちろん俺達が直接の原因って証拠がある訳じゃないんだけど、一つ言えることは……解決にも解消にも導けなかった……」グググッ

三浦「だから、二度とそうしないと決めた」

八幡「なら――」

葉山「でもさ、八幡。人間にはすべてを見通す力がある訳じゃないだろ?」

八幡「………」コクリ

葉山「だから――」




葉山「俺たちは仲間のことを信じ抜くことにしたんだ」




八幡「あ……」

八幡(だから俺の味方を……)




八幡「………」カチャカチャ


八幡『中学生活は向上しそうか?』

鶴見『どうだろ。あいつらに何かできる訳じゃないし』

八幡『あそ。まぁ、チャットくらいならいつでもしてやるよ』

鶴見『そりゃどうも』



八幡「……中学生活…ね」

眼鏡『私ももっと君と仲良くしてればよかったかも』ニコッ

八幡「……過去は振り返らない振り返らない、と」カチャカチャ



八幡『恋の一つでもしてみろ。すべては変わるんじゃないか?』

鶴見『ああ、それならもうしてるから大丈夫』

八幡『……まじか』

鶴見『……次のオフ会は――』



鶴見家

鶴見「い、言っちゃった……」ドキドキ///




 こうして、人は知らないところで関わりを深めていく。

 だが、それに気づけるほど比企谷八幡に経験値はなく――、



八幡『頑張れよ。応援してるぜ』

鶴見『死ねっ』



八幡「……なぜだ」



 俺という電車は荒野をひた走るのである。



 第六章 脱線した電車は留まることを知らない 完

……あれ? シリアス? あれ?

俺ガイルのアニメを見ているせいだ……。そうだ。




第6.5章 人はそれを別の名称で呼ぶ




街中。


戸塚「ご、ごめんね八幡君」

八幡「い、いえ、別に……」ポーッ///

八幡(何でこの人はこんなにボーイッシュな私服なんだ……ってボーイだった)ハハハ

戸塚「それでね、八幡君と一緒に買い物に行きたいなって」エヘヘ

八幡(なんだこの可愛い生き物。同じ人種か?)

戸塚「さ、いこっ、八幡!」ギュッ

八幡「えっと……」ドキドキ

八幡(えー、これってなんのイベントですかー?)

戸塚「………(勢いで誘ったけど、どうしたいんだろボク)」ハァ…

すぽっちゃ的なところ


戸塚「あはは」パコーン

八幡「え、えへへ」ぱこーん


映画館的なところ


戸塚「ぐすっ」ウルウル

八幡「………(可愛い…///)」ポーッ


カラオケ的なところ


戸塚「~~~♪」

八幡「……(一生聞いていたい…)」ポーッ


戸塚「きょ、今日はありがとね」ウワメヅカイ///

八幡「え、ええ……」ドキドキ

八幡(公園か? 公園追加イベントか?)

戸塚「また、ね」ニコッ

八幡「………」ニヘラ




夜 戸塚家


戸塚「いやぁあああ/// なんなんこれーーーっ///」ゴロンゴロン



一週間後

三浦「………」

八幡「………」

三浦「ポチ、お手」

八幡「………」ポフッ

三浦「ポチ、ジュース」

八幡「………」ドゾ

三浦「ポチ、肩もめ」

八幡「はい……」モミモミ

三浦「ポチ、抱きしめろ」

八幡「はいよ……って、え?」ギュッ

三浦「……やればできるじゃん」ナデナデ

八幡「………///」

その一週間後


川崎「………」カチコチ

八幡「………」

川崎「………」カチコチ

八幡「………」

川崎「………」カチコチ

八幡「………」

川崎「………」タタタッ

八幡(授業中になんで一年のクラス入ってきてんだあの人……)


クラスメイト((不良こえーーーーっ))ドキドキドキ


さらにその一週間後


小町「………」ナデナデ

めぐり「………」ナデナデ

八幡「………」

小町「………」ナデナデ

めぐり「………」ナデナデ

八幡「………」

小町「………」ナデナデ

めぐり「………」ナデナデ

八幡「……あの、ここ…」

二人「んー?」



八幡「お風呂なんですけど」チャプン



二人「「んーーーー?」」

八幡「」

一方雪ノ下、



八幡と戸塚が遊んでいるとき、

雪乃「今日こそ比企谷君来てくれるかしら」ワクワク


八幡と三浦が遊んでいるとき、

雪乃「今日はおいしいクッキーが焼けたわ」ワクワク


八幡と川崎が遊んでいるとき、

雪乃「今日はしりとりをしようかしら。比企谷君は語彙力がないから私の勝ちね」フフフ


八幡と小町とめぐりが風呂入ってるとき、

雪乃「やぁ僕八幡よろしくねっ」フクワジュツ




雪乃「……来てくれないわ」グスン




第6.5章 人はそれを別の名称で呼ぶ 完

今日はここまで!

そろそろ怪物陽乃を出すか、相模メインにするか……それとも葉山…

では、おやすみなさい!

>>1
前スレ終わったんならHTML化依頼しておきなさいよ。

おつおつー
ルミルミって前回は中3じゃなかったっけ?

ここの>>1は由比ヶ浜ヘイト凄いし出番がない方がまだマシかもね

>>260 出しました!忘れてました!あざす!

>>263 前回はルミルミ中3で大志高3でしたが、今回はとある理由でルミルミは中一、大志はそのままにしました!

>>267 そんな! ………確かにメインヒロインにした覚えはないな


それじゃあ需要にお応えしてさがみんメインで行きます!




第七章 そして相模南の脳内フェスティバルは最高に祭ロワイヤル。



相模南の部屋

相模「私! みなみん! 文明開化の音がする高校二年生だよ☆」テヘッ


コメント『みなみんさいこー!』

コメント『会いに行きたい!』

コメント『可愛い!!』


相模「………///」プルプル

相模(き、気持ちいい///)

翌日、学校

ゆっこ「えーっ、南またヨウチューブに動画載せたのー!?」

相模「うん! だってウチってばバカだし何の取り柄もないから、顔を出すくらいしかできなくて……」シュン…

ゆっこ「あ……」

ゆっこ(南、まだ去年の失敗を引きずってるんだ……)

相模「ゆっこ! こんなこと言えるのはゆっこだけだからね!」

ゆっこ「……うん、分かってるよ」ギュッ

相模「………」ギューッ

相模の部屋


相模(魔法少女コス)「みんなー! みなみんだよ♪」ニコッ


コメント『みなみん! みなみん!』

コメント『結婚してくれー!』

コメント『みなみんまじかわゆす!』


相模(ウチ……皆に必要とされてる!)プルプル///

相模「今日はいーっぱい盛り上がっちゃおう!」



八幡の部屋


スマホ<今日はいっぱい盛り上がっちゃおう!

八幡「………フヒ///」ニヘラ

八幡(みなみんまじかわゆす)

また翌日


相模(バニーガール)「……ちょ、ちょっと恥ずかしいかも///」テレテレ


コメント『最高!』

コメント『はぁはぁ、はぁはぁ』

コメント『一回転してー!』


相模「え、あ、えっと……こう?」クルンッ


コメント『一回転と聞いて前回りするみなみんまじ天使』

コメント『女神はここにいたんだ!』

コメント『俺明日も仕事がんばれるよ』


相模「………///」



八幡の部屋

八幡「みなみん……萌え」フヒヒ



部屋の外

小町(バニーガールか……)

翌日 放課後 奉仕部教室


八幡「……うす」

雪乃「あら、最近は真面目に顔を出すようになったのね。殊勝な心がけだわ」

八幡(何度目だよ。今月は毎日来てるっつーの)

雪乃(当分は許さないんだから……)プクーッ

八幡「そういえばもう一学期終わりますけど、依頼はまだ一件っすね」

雪乃「ええ、おそらく去年までは平塚先生の斡旋もあったからもっと頻繁に依頼が来たのだけれど、今年はそれがないせいね」

八幡「へー」

雪乃「でも依頼がないということは、それだけ皆に悩みがないということだわ。良いことよ」

八幡「……うす」

八幡(本当にそうだろうか……)



――ガラッ



ゆっこ「あ、あの……」


雪乃「友達に動画で顔を出している子がいて、それを止めたいと」

ゆっこ「………」コクリ

八幡(へー、どこにでもいるんだなー)


 黒歴史。それは誰にでもある。

 私こと比企谷八幡もそれは例外ではなく。


ブログ『世界に包まれし七つの祈り』


八幡「……(いかんいかん。過去を振り返るな…)」ゾクッ

雪乃「具体的には誰なのかしら。教えてもらわないと対処のしようがないわ」

ゆっこ「えっと……」

雪乃「あなた、その友達のことを本気で考えた結果ここにいるのよね」

ゆっこ「も、もちろん!」

雪乃「じゃあ、ここで躊躇することは保身でしかないわ」

ゆっこ「………相模、南です」

八幡「南……」




八幡「みなみん?」




雪乃「そう、相模さんが……」

八幡(まさかみなみんがこの学校の生徒だったなんて……)

ゆっこ「……このままじゃ、ネットに広がって南が外を出歩けなくなる……」グスッ

雪乃「………」

八幡(俺的には寂しいけど……学生なら仕方ないか)

雪乃「分かったわ。彼女がそうなったことに関して私にも責任がないとは言い切れないし」

八幡「え?」

ゆっこ「お願いします」ペコリ

八幡「何で先輩に責任があるんすか?」

八幡(引きこもりになるくらい言葉で凹ましたとか?)

雪乃「……あれは、去年のことだったわ」

八幡「………」

雪乃「私と相模さんは同じ文化祭実行委員だった」

八幡(うわ、やりそー……)

雪乃「私は一年生ながら副委員長を任され、相模さんは有志担当になったの」

八幡「一年で副委員長かよ……すげーな」

雪乃「本来であれば私が配慮すべきところだったのだけれど」

八幡「?」


雪乃「私……気づけば全ての仕事を1人で終わらせてしまったの」


八幡「は?」

雪乃「体力はないのだけれど、集中力を持続させることは得意だったから、三日間徹夜でやりつづけたら、文化祭の一週間前にはほぼ95%の準備を終わらせていたわ」

八幡「……(やっぱバカだこの人。文化祭は皆で協力してやるのが大事なんだろ……あれ? 俺協力したことあったっけ?)」

雪乃「でも、一つだけ終わらせてなかった仕事があったの」

八幡「……まさか」

雪乃「ええ、有志統制よ」

雪乃「相模さんは雰囲気を守ることには長けていたのだけれど、少しばかり優柔不断な所があって外部からの有志を引き込めなかったの」

八幡(あー、みなみんも雰囲気に流されるとこあるからなー……)

雪乃「でも、見栄を張った彼女は前日までそのことを隠していた」

八幡「……結局、何組集まったんすか?」

雪乃「最低必要なのが10組に対して、当日に集まったのが、三人よ」

八幡「さ、三人? 三組じゃなくて?」

雪乃「ええ。組で言うと一組だわ」

八幡「……で、どうしたんすか?」

雪乃「……とある人の協力で5組分くらいはどうにかなったわ。でも、残り四組分の時間が余った……」

八幡「………」

雪乃「焦った私は敬愛するでんじろう先生のネタを披露すると言ったの。風船で髪の毛を持ちあげるネタでなんとかやってみせるわって」

八幡(うわー、それその場にいなくてよかったー……)

雪乃「でも、却下されたわ」ギリッ

八幡(やりたかったのかよ!)

雪乃「そこで、相模さんは言ったの」



雪乃「ウチが何とかしますって」




八幡「何を……したんすか?」ゴクリ

八幡(まさか……脱いで…?)ドキドキ

雪乃「……漫才よ」

八幡「……へ?」

雪乃「とある男子とね。掛け合いをしたの」

八幡「まじかよ……鉄のメンタルだな…」

雪乃「結果は最悪よ。クスリとも笑いが起きなかったわ」

八幡(うわー、想像したくもねー……)

雪乃「それ以来、相模さんは少し変わったわ」

八幡「……そりゃ変わるでしょうね」

雪乃「……だから、私にも責任はあるの」

八幡(まぁ、追い込んだと言えばそうなのかもしれないけど……)

雪乃「じゃあ、行きましょう比企谷君」

八幡「……うす」

教室

相模「ふぇ!? わ、私が!?」カァ///

八幡「うす……」

雪乃「単刀直入に言うわ。そんな安っぽいことに貴重な時間を費やす暇があったら、もっと大事なことに使いなさい」

相模「……ウチ…」

八幡(生みなみん……まじで一人称ウチなんだ…)

相模「……あ」チラッ

八幡「?」

相模(ちょっ、な、何でこの人が雪ノ下さんと一緒にいるの!?)バッ///

雪乃「比企谷君。あなたの顔を見て相模さんが顔を赤くしたわ。どんな卑猥なことを悟らせたの」

八幡「中傷内容がガバガバすぎ!?」

相模「………」チラッ///

八幡「……(生みなみん…)」ニヘラ///

相模(可愛い!!)ズキューンッ///


雪乃「相模さん」


相模「へっ!? あ、ああえっと動画の話だったっけ!? 分かったわ!」

雪乃「……そう。なら良かったわ」

八幡「………」

相模の部屋

相模(ハルヒコス)「みんなー! 元気してるかー!?」


コメント『おーーーっ』


相模「世界を大いに盛り上げるさがみんの団! 略して!」


コメント『S・O・S!』

コメント『S・O・S!』


相模「SOS団!」ビシッ///

相模(皆アカウントを変えてもついてきてくれた……嬉しい)ニマニマ///



八幡の部屋

八幡「やっぱりな……」

八幡(だが、それ以上に何かが……)

翌日


ゆっこ「そんなっ!」

相模「裏切り者」

ゆっこ「私は南のことを思って!」

相模「そう言って文化祭では陰で笑ってたじゃない!」

ゆっこ「そんなこと!!」

相模「酷いよゆっこ。ウチ……本当の親友だと思ってたのに!」ダッ

ゆっこ「南!!」


ゆっこ「………」


駐輪場横


相模「……ぐすっ…ひっく……えぐっ」

八幡「……みなみん?」

八幡(しまった、今はさがみんか)

相模「!! ひ、比企谷君!!」アセアセ

八幡「……うす」







相模「……ごめんね。なんか愚痴聞いてもらって」

八幡「うす……別に慣れてますから(先輩達に振りまわされるの)」

相模「……あーあ、親友だと思ってたのになぁ」

八幡「………まぁ、この世で信じられるのなんて、己だけっすからね」

相模「……ウチは…信じたい……」

八幡「………」

相模「あ、あはは、でもゆっこも変だよね。落ち込んでたウチに動画を進めたのはゆっこなのに」

八幡「………?」

放課後 廊下


八幡「………」テクテク

八幡(どうにも繋がらない)

八幡(例えば相模南が俺だったら、ゆっこは完全に悪意を持っていると断言できる)

八幡(だが、親友ポジションの彼女を貶めるのが目的なら、なぜ動画を自分からすすめた?)

八幡(いや、彼女はきっと純粋に相模南を励まそうとしたんだろう)

八幡「なら……どうして…」

八幡(考えろ……きっと答えは…)



雪乃「あら比企谷君。廊下でぶつぶつと言っているからてっきり成仏したのかと思ったわ」

八幡「俺は地縛霊じゃねーっす」

雪乃「浮かない顔をしてるけれど、何か考え事かしら?」

八幡「……いや、ちょっと」

雪乃「……頼られないなんて心外だわ」

八幡「………」

雪乃「ゆっこさんが依頼をしてきた理由……」

八幡「……あの人、もう一人遥先輩って仲の良い友達がいるのに、彼女は動画のことを知らなかった」

雪乃「それはおかしいわね。私の知る限り、あの三人はいつも一緒だったはず」

八幡「つまり、本気で動画を止めたい気持ちはない……?」

雪乃「いいえ、それはないわ。自分の立場を危うくしてまで奉仕部に依頼する理由がないもの」

八幡「………」

由比ヶ浜「やっはろー♪」

八幡「げ、ビチヶ浜先輩……」

八幡(今このタイミングで……めんどくせぇ)

由比ヶ浜「ねぇねぇ何してんのゆきのん!」

雪乃「……部活動よ。それよりあなたこそ何をしてるの?」

由比ヶ浜「えへへ、久しぶりにゆきのんと帰りたいなぁって」

雪乃「ええ、それは構わないわよ」

由比ヶ浜「やった! ゆきのん大好き!」ギュッ

八幡「!!」


 ゆきのん大好き!

 大好き!

 大好き!


八幡「そうか、そういうことか……」

雪乃「比企谷君?」

八幡「ちょっと、俺行かなきゃ!」

八幡(手遅れになる前に伝えないと!)


由比ヶ浜「ちょっと八幡君!?」


八幡「由比ヶ浜先輩ありがとう! 最高です!」ダッ

由比ヶ浜「ちょっ///」ボフンッ

雪乃「……さ…いこう…」ガクッ

雪乃(由比ヶ浜さんに……比企谷君をNTRれた……)ガーン

路地裏

相模「え、ちょ、ちょっとやめてよゆっこ」

ゆっこ「も、もう駄目なの。これ以上我慢できない……///」ハァハァ

相模「す、好きって言われたって、ウチら女の子同士じゃん!」

ゆっこ「いまどき性別なんてあってないようなもんだよ」フフフ

相模「きゃっ、どこ触ってんの!?」カァ///

ゆっこ「だって、みなみんがあんなにエロい格好するから」ハァハァ///

相模「……ゆっこ…」ハァハァ

相模(怖い……助けて………)




八幡「あのー……ビデオ撮ってもいいすか?」



ゆっこ「!?」

相模「比企谷……君」

ゆっこ「そ、そんなの無理に決まってんじゃん!」

八幡「あはは、ですよねー」



八幡「……でも、あんたは親友を世界中に売った」



ゆっこ「!」

八幡「動画って今や世界中の人が見れますからねー。これで相模先輩はいついかなる時も身に危険が及ぶ可能性ができた」

ゆっこ「だ、だから私は動画を止めるように!!」

八幡「本気なら、どうして遥先輩には相談しなかったんです?」

ゆっこ「っ! そ、それは……」

八幡「おおかた、自分の欲望を本人にぶちまける訳には行かず、日々エスカレートしていく動画を止めさせるのは未練があったんでしょう」

ゆっこ「………っ」

相模「ゆっこ……」

ゆっこ「そうよ! 私は南が好き! 愛してる! 【ピー】を【ピー】してベロベロ【ピー】したい!」

相模「なっ///」

八幡「でも、女同士だからできない」

ゆっこ「……だから…私は……」

八幡「でもそれと相模先輩を泣かせることと、何の関係もないし――」

ゆっこ「っ!!」



八幡「許されないことだ」



ゆっこ「………」ガクッ

相模「ゆっこ……」

ゆっこ「ごめん……ごめんねぇ南ー」ポロポロ

相模「ゆっこ……」ポロポロ

ゆっこ「私、自分のことしか考えてなかった! 南を好きだって言いながら、自分の欲望を満たすことしか考えてなかった!」

相模「ううん! ゆっこはボロボロになったウチを支えてくれた! ゆっこがいなかったらウチはとっくに駄目になってた!」

ゆっこ「……南…」

相模「……その…気持ちには答えられないけど……でも、ゆっこと親友でいたい……かも」テレテレ

ゆっこ「……あう……みなみぃ」ウェェェン

相模「ゆっこ……」ギューッ

八幡「………」フゥ…




不良「あれぇ? さがみんじゃん!」




三人「!?」ビクッ

不良2「うわ、生みなみんだ。まじかわえー!」

不良3「ねぇねぇ、一回転やってよ一回転!」


相模「う、ウチ……」

ゆっこ「南……」ギュッ


不良「なんとか言えよこら!」ガンッ


二人「「ひっ!!」」ビクッ


不良2「まぁ、こいつ顔出してエロい格好するくらいだから、相当のビッチだろ」

不良3「だよな。ビッチの友達もビッチだよな」ヒヒヒッ

不良「……なぁ二人とも、良いことしようぜぇ?」ニマァ



八幡「あのー……迷惑してるみたいなんでやめてもらえますかね」



不良「あぁん!?」

八幡「………」

相模「駄目! 逃げて!!」

八幡(路地裏の行き止まりでどっちみち逃げられねーっすよ)ブンブン

ゆっこ「私のせいで……私の…」

不良「あー、そうだなぁ。こうしたら許してやるよ」

八幡「?」



不良「100万円か、二人を差し出すか。どっちかで許してやる」



相模「………」

不良2「うわー、不良まじやさしー」

不良3「天才じゃん!」

不良「だろ、俺様超ホトケ」


相模「……ウチが、払います」

ゆっこ「南!!」

八幡「………」

不良「ひひっ、良い心がけだねぇ」

不良(まぁ、貰うもん貰って、最後に犯すけどな)

不良2「んじゃ早く持ってこいよ!」ガンッ

相模「………」コクリ

ゆっこ「………」

不良「お前とお前は残るんだ」

八幡「………」

ゆっこ「南……」

相模「大丈夫。ウチを信じて……」コクリ

ゆっこ「………」コクリ



不良「さーーて、あいつが帰ってくるまで、良いことしようか姉ちゃん」ヒヒヒッ

ゆっこ「そんなっ! 約束が――」

不良2「約束? 俺らは許すって言っただけだけど?」

ゆっこ「!!」

不良3「うわー、俺らみたいなクズとまともに取引できると思ってるなんて、純粋だねー」

三人「「あはははは!」」

ゆっこ「………」プルプルプル

不良「それじゃあ、美味しく、いただきま―――」ストンッ

不良「……え?」ドサッ

不良「」



不良2「不良!?」

不良3「ど、どうした!?」



不良「」ピクッピクッ



ゆっこ「な、何が……」

八幡「………はぁ」

八幡(とうとうこの時が来たか……)スッ



不良2「何だよその構え」

不良3「キモいんだよ!」ダッ

回想


川崎「いいかい、比企谷。人を倒す技術ってのは、限界があるって言われてるけど、そんなことはないんだよ」

八幡「はぁ」

川崎「相手の意識を……」シュバッ

八幡(はやっ!?)

川崎「刈り取る。それだけでも、人間が一生かけて会得できないくらい奥が深い」

八幡「……うす」

八幡(相手の意識を……)シュバッ

不良2「つっ!?」フラッ

不良2(な、何をされたんだ!?)


八幡(刈り取る)ゴッ

八幡「っ!」


不良3「へ、へへへ……」

八幡(頭でガードを……)

不良3「さすがに膝から崩れ落ちてりゃ、顎か後頭部を狙ったって分かるだろ」

八幡「………」ズキズキ

八幡(折れたかな……)


不良3「……殺してやる」ジャキッ


ゆっこ「バット!?」


不良3「死ねやぁあああああああああ」

八幡「っ!」グッ

不良3「おりゃぁあああああ!」ブンッ

八幡(くっ、左腕を犠牲にしてでも!)バッ



――パシッ



不良3「へ?」

八幡「な?」



川崎「おい、あんた……」ゴゴゴゴゴゴ



不良3「」

八幡(本気で振り下ろしたバットを片手で受け止めるって化物かよ……)



川崎「私の比企谷に何してくれてんだ」ゴッ

不良「ぶふっ」ドサッ

川崎「………」

八幡「師匠……」

八幡「師匠!! ありがとうございます!」ギュッ

川崎「なっ、て、手を!?」カァ///

八幡「俺、ずっと無視されてて、嫌われてるのかと……」グスンッ

川崎「あ、あぶ……あべら…」ドキドキドキドキ///



八幡「一生ついていきぶべらっ!」ドゴォッ



川崎「比企谷のエロコンテンツーーーー!」ダダダッ///

ゆっこ「」


南(5万しかおろせなかったけど、少しずつ払っていこう……)タタタッ

南「お金持って……って、え?」


不良1~3「」チーン

八幡「」チーン

ゆっこ「」ボーゼン…


南「何……これ」

数日後、奉仕部教室。


八幡「………」プルプルプル

雪乃「比企谷君、利き腕じゃなかったら飲めないでしょう? 私が飲ましてあげるわ?」

八幡「……うす」

雪乃「……んくんく」

八幡「………?」

雪乃「……んんんん?(いくわよ?)」

八幡「飲めるかバカ」パチンッ

雪乃「ぶふっ」ビシャッ



動画<みんなー! 今日も始まるよー!



八幡「あれ……」

雪乃(比企谷君にぶたれた……これが先輩後輩の喧嘩なのね!)キラキラキラ

動画


相模「今日から私さがみんと!」

ゆっこ「ゆっこの二人で皆を幸せにします!」

二人「「よろしくねー♪」」


コメント『最高!』

コメント『メジャーデビュー待ったなし!』

コメント『ゆっこゆっこにしてくれぇ!』


相模「……ゆっこ、大好きだよ」ニコッ

ゆっこ「南ぃ……」グスッ


奉仕部教室

八幡「………」

雪乃「結果として、“相模さん単体の動画”を止めることができたから、依頼は成功ね」

八幡「……二人とも可愛いなぁ」

雪乃「!!」

雪乃(巫女さんに憧れてるのね! そうなのね比企谷君!!)



第七章 そして相模南の脳内フェスティバルは最高に祭ロワイヤル。完




なんだこれ。なんだこれ。なんだこれ……

八幡のスペックが向上しすぎて、前回ほどギャグにできない……

ちょっと紹介文とかまとめますー。次のメイン希望があったらどぞー

□人物紹介1□
>>46
□人物紹介2□
>>137
□人物紹介3□
>>179
□人物紹介4□

☆二年生☆

暴走系ネットアイドル:相模南

ショートカットが可愛い女の子。

ウチという言葉と、天然で押しに弱い所がネットで大好評。

幾度となくメジャーデビューの話が来ているが、ゆっこが全力で止めている。


南命:ゆっこ

相模南のために生き、相模南のために死ぬことを誓った女。

少しだけ、ほんの少しだけ八幡と川崎が気になる。

決め台詞は、「ゆっこゆっこにしてあげる」


☆一年生☆

自称総武一の完璧超人:いろはす

八幡が葉山グループに人気なのが死ぬほど許せない。

基本的にぶりっこで、一年生のアイドル的存在。

ファンクラブがあるとかないとか。

□俺の先輩ガイル□

☆もくじ☆

第一章 >>2

第二章 >>58

第三章 >>94

第四章 >>142

第五章 >>190

第六章 >>229

第6.5章 >>248

第七章 >>269

ちょっちガイルの続きとか買ったりしてくるんで離れます!

続きは夜になるかと!

海老名さんは了解です! ラスボスは考えておきます!では!

ラスボス前にもうチョイ八幡のレベル上げをしといた方が良いと思うんだが
同時に妹の残念ポンコツぶりを見るに姉も斜め上の方に突き抜けててさして問題無いんじゃなかろうかとも思ってしまうな

正直前の方が面白かった

>>308
そんなことわざわざ書き込まなくてもいいだろ

>>307たぶん姉の突き抜け具合は過去最高になるかと。。。

>>308それはたぶん連載より読み切りの方が面白かったみたいな現象だと思う。今回は流れも意識してるから、当然面白さよりも伏線だったり登場人物紹介だったりに重きを向けたり……いやたぶんしてねぇな

>>309、310 それはつまり前の方は面白かったってことだから、嬉しい話だけどね。たぶん。



ガイルの原作以前に本屋がねぇよ……どこ行ったんだよ本屋……


それでは、続きー。海老名さんは原作読むまでごめんちゃい(修学旅行かなんかでけっこう出るんだよね?)




第八章 目には目を、だが歯に歯をやればキスしてしまう。





八幡「おいおい、嘘だろ……」


期末テスト結果



3位 比企谷八幡870点







由比ヶ浜「え、嘘でしょ……」

雪乃「……(計算通り)」フフッ



ブービー 由比ヶ浜結衣 2点
最下位  雪ノ下雪乃  0点



小町「いやー、今回も頑張ったねーめぐりん」


1位 比企谷小町 1000点





319位 城廻めぐり 69点


めぐり「……完璧ね」ニヤリ



由比ヶ浜「ゆきのん何で0点なの!?」

雪乃「……これには、マリアナ海峡より深い……マントルにも届きそうな理由があるのよ由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「何言ってるか分かんないけど凄い理由があるんだね」ゴクリ


雪乃「これで留年すれば、比企谷君ともっと長く部活を続けられるじゃない?」フフンッ


由比ヶ浜「!! ゆ、ゆきのん!!」ガシッ

雪乃「な、なにかしら!?」ビクッ



由比ヶ浜「ゆきのんはやっぱり天才なんだね!!」キラキラキラ



雪乃「え、ええ、そうよ」フフンッ


葉山「いや、駄目でしょそれ……」

戸塚・三浦((その手があったか……))ハァハァ

海老名(まともな人がいない……)

八幡の教室


八幡「………」

生徒「……あ、あのさ、えーっと…」

八幡「……(始まった…)」


 基本的に、俺はやればできる男の子である。

 中学の時も、勉強をすれば点を取れたし、点を取れば順位は上がる。

 だが、そうすると二種類のややこしい人種が現れる。


生徒「こ、今度勉強教えてもらっていい!?」

八幡「……あ、ああ」ニヘラ

八幡(断りきれない俺のバカ…)


 一つはこう言った“美味しいところだけいただいちゃおう”と考える人種である。

 俺のことなど何一つ一切興味がなく、ただ単純に点を取る秘訣を知りたいがためにすり寄ってくる。

 ただし、俺の場合は才能と努力によって得た点であり、そこには秘訣も裏技もない。


 それを知ると――、


中学時代

クラスメイト『あなたってほんと教え方へたくそだよね』

クラスメイト『どうせあなた皆に点を取られたくないんでしょ!?』

クラスメイト『前々から目つきがキモイって思ってた』


 おい、目つきは関係ないだろ。


 そして、もうひとつ厄介な人種が……、


生徒「おい、お前」ガンッ

八幡「………」


 妬む人々である。

生徒「どうせ先輩たちに媚びてテスト出るところ教えてもらったんだろ」

生徒2「キモいんだよ。俺たちの前じゃ何もできねーくせによ」

八幡「………」


クラスメイト「………」クスクス


 彼らは、決して悪い奴らじゃない。

 捨て猫は拾うだろうし、おばあちゃんの荷物は持ってあげる。

 拾った財布は届けるだろうし、家族との時間も忘れない。


 ただ、自分たちにできないことをされるのがすごーく嫌なだけである。


生徒3「調子乗ってっと殴るぞ」

生徒2「おい、やめとけって。お前が殴ったらこいつ夏休みずっと病院だぞ」

生徒「確かにな」


クラスメイト達「「あははははは!」」


八幡「………」ヘッ


 中二病にしては他人に依存し過ぎで、高二病にしては内容が薄すぎ、か。


生徒「何がおかしいんだよ!」グイッ

八幡「……別に」ジッ

生徒「………」

生徒2「お、おいっ」

生徒「……ちっ」バッ

八幡「(何もしないのかよ……)」

生徒2「お前、よく我慢したな」

生徒3「すげーわ。俺だったら絶対殴ってる」

生徒「……俺だって、人生があるからな」フッ


クラスメイト「生徒君……」ウットリ


八幡(えーーーーーっ!?)

いろは「………」ハァ…

いったんここまで!少し離れます!

いろはすは今はモブなので気にしないでください!

では!

おっさんの前で偏差値の話しないでください死にたくなります。

少しだけ続きー

昼休み 屋上


八幡「めっさ疲れた……」ハウワー…

八幡(ほんと同年代合わねーわ……変にフィルターかけるし……)

八幡「あー、ほんと滅びればいいのに」ハァ…


いろは「ふーん」


八幡「……えっ!?」

いろは「………」ニヤリ

八幡「!!(誰か分からんが、悪いことを考える時の顔だ!)」ゾクッ

いろは「誰か分からないって顔してますねぇ」ニヤァ

八幡「………」ゾクッ

八幡(八幡警報が作動してる! これは危険な奴だ!!)

いろは「えっと……比企谷君…でしたっけ?」

八幡「俺の名前を間違えずに知ってるなんて珍しい奴だな」

いろは「えー? だって当たり前じゃないですかぁ」

八幡「?」


いろは「大切なクラスメイトの名前を覚えるくらい、ね?」ニコッ


八幡「」

いろは「はれ?」

八幡(こ、これは知っている……)

いろは「どうしたんですか?」

八幡「何が目的だこの石仮面」

いろは「うりー?」キョトン

八幡(く、崩れねぇ……)

いろは「比企谷君、あのねー」

八幡「断固拒否する」

いろは「まだ言ってないですよー」プクーッ

八幡(これは作りものこれは作りもの……)ブツブツ

八幡「そもそも俺はお前を知らねーし、友達でもねーし、話しかけられたら勘違いしちゃうからやめてくれ」

いろは「えー? 別に良いですよー」ギュッ

八幡「ぐっ……(こいつ…かなりレベル高いプロぶりっこだな…)」

いろは「そもそも、比企谷君は奉仕部ですから、困ってる人を見捨てたらだめですよねー?」ジーッ

八幡「……俺のストーカーか」


いろは「……そう言えばそうかもしれないですねっ☆」キラキラキラ


八幡「……負けた」ガクッ

いろは「???」キョトン

放課後 奉仕部教室


いろは「へー、けっこう快適ですね」ニコッ

八幡「つーか、えっと……」

いろは「いろはって呼んでくださいー」パタパタ

八幡(椅子パタパタすんな可愛いだろこら)

八幡「いろはさんは何で敬語なわけ? 俺ら同級じゃん」

いろは「あー、何ででしょう。比企谷君が大人のオーラだからじゃないですかね」ニコッ

八幡「ぐっ///」

いろは「あ、赤くなりましたね。可愛いですよ」ニコッ

八幡「………///」プルプル

八幡(演技演技演技演技……)ブツブツ



雪乃「………」ギリリッ



いろは「雪ノ下先輩はさすが比企谷君の先輩ですね!」

雪乃「えっ!」パァッ

いろは「先輩ってぇ、比企谷君を育てたんですよね?」

雪乃「え、ええ、そうね。その通りだわ」フフンッ

いろは「ぼっちだった比企谷君を救ったんですよね?」キラキラキラ

雪乃「ええ、もちろんよ」フフフンッ

いろは「やっぱり美人で頭が良くて頼りがいがあるから比企谷君も慕っているんですかね?」キラキラキラ

雪乃「………」プルプルプル

八幡「………」




雪乃「比企谷君。こんな良い子の頼みは聞いてあげるべきだわ」




八幡「だと思った」ハァ…

いろは「やったー♪」ニパーッ

八幡「……クラスメイトに」

雪乃「言い寄られてる?」


いろは「何度も断ってるんですけど……」ハァ


雪乃「それは本当にきちんと断ったのかしら。曖昧に返事したりはしてないの?」

いろは「もちろんですよー! ちゃーんと、好みじゃないですって言ったんですよ!」

八幡「もっと言い方あんだろ。そいつそれでも言い寄るって鉄のメンタルだな」

雪乃「それで、私たちは彼に対して二度と立ち上がれないほど凹ませればいいのかしら?」

八幡「お前ら絶対組むなよ。世界を滅ぼすぞ」

いろは「……クスッ」

八幡「?」

いろは「比企谷君って面白いんですね」ニパァ///

八幡「っ///」ドキッ

雪乃「………」プクーッ

いろは「別にその人を完膚なきまでに打ちのめして二度と立ち直れなくしてほしいとか、そういうことじゃなくてですね――」

二人「……?」



いろは「いろはのクラスにいる屑どもを一掃してほしいなって思ってるんですよ」ニパーッ



二人((こ、こわい……))ガクガクブルブル

いろは「比企谷君もそう思ってたでしょ?」

八幡「え?」

いろは「あの人達って結局のところ、クラスの中でしか自分を測れないんですよね」

雪乃「器の小さい人達の限界ね」ウンウン

八幡「雪ノ下先輩が同意してるじゃないすか」

いろは「それじゃあ比企谷君はどう考えてるの?」ジッ


八幡「………」

八幡(そうか……そういうことか…)


いろは「………」ジーッ

八幡「俺は……」

中途半端ですが、いったんここまでで寝ます。おやすみなさい

ガイル3・4・5巻ゲットだぜ!

続きー

八幡「俺は……そうだな。あんな奴ら興味ねーよ」

いろは「その心はぁ?」ジーッ

八幡「……うっ…」チラッ

雪乃「?」キョトン

八幡「ちょっと、来い」グイッ

いろは「きゃっ」



雪乃「……え?」ポツーン



廊下

八幡「………」

いろは「こんなところに連れ出して、何する気ですか~?」ウププ

八幡「そういうんじゃねーって……」チッ

いろは「……さっきの問いの答えが、聞かれたら恥ずかしいんですね?」

八幡「うぐっ! わ、分かってんならもういいだろ」

いろは「駄目です。いろはは比企谷君の言葉を聞きたいんです」

八幡「こいつ……」

いろは「さぁ、聞かせてください。あなたの本心を」ジッ

八幡「………」

八幡「もし……前までの俺だったら、あいつらのことを呪ってたと思う。ノートに1人1人の名前を書いて、それを修正液で消していくくらいに」

いろは「ぷっ、陰湿すぎますよ~」アハハ

八幡「……でも、今は本当にどうでもいい」

いろは「……先輩達、ですか?」

八幡「……迷惑かけられねーからな」

いろは「………」

八幡「特に雪ノ下先輩はジェンガみたいな心してるからな。俺が同級生を半殺しにしたなんて知ったら泣いて怒るに決まってる」

いろは「………」ニマニマ

八幡「うっ……べ、別に先輩後輩としてだぞ///」プイッ

いろは「そんなの決まってるじゃないですかー! じゃないと……」



いろは「いろはの入る隙間なくなっちゃうし」ボソッ



八幡「え?」

いろは「なんでもないでーす」ニコッ

いろは「それよりも……」

八幡「……ん?」

いろは「さっきから上の窓からこっちを覗いている先輩がいますけど?」

八幡「え……?」チラッ



雪乃「………」プルプルプル



八幡「」

雪乃「あ……」ズルッ



                   |l| | |l| |
                   _,,..,,,,_
                  ./ ゚ 3  `ヽーっ
                  l ゚ ll ⊃ ⌒_つ
                   )`'ー---‐'''''"(_
                   ⌒)   (⌒   ビターン
                      ⌒




八幡「………」

いろは「………」




          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"


二人((し、死んだーーーっ))ガーン

保健室

八幡「はぁ、怪我がなかったから良かったとはいえ、勘弁してください」

雪乃「………」プイッ

八幡「……は?」イラッ

八幡(ここまで連れて行ってやったのに、何だその態度……)イライラ

雪乃「……ずるいわ」ボソッ

八幡「へ?」

雪乃「……あんなことを聞いたら、まともに顔も見れなくなるもの……///」プルプル



八幡(聞かれてたーーーっ///)



廊下

いろは「やれやれ、今回は助け舟もとい、お助けいろはになっちゃいましたね」

いろは「まぁでも、奉仕部として今回の件をどう解決してくれるかはすごい楽しみですけど」

雪乃「比企谷君は、その……あれなのかしら?」プルプル///

八幡(耳真っ赤にしてそっぽ向いて震え声で語るな可愛すぎンだろくそっ///)ドキドキ

雪乃「……私のことを…先輩と思ってくれているのかしら?」チラッ///


八幡「ああ、そんなことっすか」シラー


雪乃「えぇ!? だ、大事なことよ比企谷君!」ユサユサ

八幡(いや、このバカはそんなもんだと思ってましたよ)シラーッ

雪乃「私を先輩としてもっと敬って比企谷君ーーーーっ!」ウェーン

八幡「あ、泣いた」

翌日 八幡のクラス

八幡「………」

生徒「はーっ、やっと夏休みだーっ」

生徒2「ほんと、あいつの顔見なくて良いと思うとせいせいするなー」

生徒3「そうだな。危うく病院送りにしてしまうところだ」

生徒「生徒3まじかっけー!」

クラスメイト達<アハハハハハ


八幡「………」


生徒「なぁ、いろはもそう思うよな」

いろは「えー、いろはそういうの良くわからないかもー」

生徒2「いろはちゃんって夏休み何する予定!?」

いろは「うーん、そうだなー、休んで、休んで、休むかもー」

八幡「ぷっ」

生徒2「………」イラッ

生徒「なぁいろは、いい加減俺と付き合えよ」

いろは「えっ」ドンビキ

女子生徒「そうだよいろはちゃん! 生徒君学年で一番かっこいいし、頼もしいから絶対良いよ!」

いろは「え、そ、そうだねー」アハハ

八幡(うわー、あいつの裏の顔が読み取れるようだ……)



八幡いろは((うわー……こいつら大量のスズメバチのいる部屋に閉じ込められればいいのに))マガオ



いろは「………」チラッ

八幡「………っ」

いろは「………」ニコッ

八幡「………///」プイッ

生徒「………」イラッ

生徒3「おい、さっきから何ちらちらこっち見てんだよ」

八幡「……ここの教室はどっか見るのにも許可がいるんですかねぇ」

生徒3「バカにしてんのかてめぇ!!」

生徒「おい!」

生徒3「止めんな! ぶっ殺すぞ!」

生徒「………っ」ビクッ

いろは(いつもリーダーぶってるくせに……ださ)

生徒「と、止めるつもりはねーよ。おい! 教室を閉めろ!」

クラスメイト「………」

生徒「お前らに言ってんだよ!」

クラスメイト「………」

八幡「こういう時、人望がないのが露呈してしまうなぁ」ハハハ

生徒「っ///」カァ

八幡(このままじゃ引き返せそうにないな……)ハァ…

生徒(……まぁいいや。どうせ殴るのは生徒3だ。俺は一応止めたし、おとがめなしだろ)

八幡「と、まぁ部外者を決め込もうとしてるんだろうがな」

生徒「!」ビクッ

八幡「お前が実質リーダーなんだから、友達の責任は取るよな?」

生徒「………」チラッ


生徒2「………」ジーッ

生徒3「………」ジーッ

クラスメイト達「………」ジーッ


生徒「な、何だよ……全部俺のせいかよ」

いろは「ねぇ、生徒君」

生徒「! い、いろはは分かってくれるよな? 俺は悪くな―――」



―――パシンッ!!!



生徒「つっ!?」ジンジン

クラスメイト達「」

八幡「………」ハァ…

いろは「………」




いろは「別にあんたと付き合う気なんてさらさらないけどね! こんな情けない奴に告白されたなんて知られたら、恥ずかしくて外にも出られなくなる!!」



生徒「………っ」プルプル

クラスメイト達「………」



いろは「……あん――」



―――ガシャァァァンッ!!



いろは「え……?」

生徒3「」チーン




八幡「………」




生徒2「い、一発で……」ビクッ

クラスメイト達「きゃぁあああああ!!」

放課後 公園


八幡「……終業式の日に停学くらうって、どういうことだよ」キコキコ

いろは「一週間外出禁止とか?」

八幡「……まぁ、引きこもりのボッチには関係ないけどな」

いろは「そうかなー」

八幡「……お前、敬語やめたのかよ」

いろは「うーん、ちょっと思うことがあって」

八幡「あそ」

いろは「その話に行く前に、さ。お礼を言っておこうかな」タッ

八幡「お礼……?」



いろは「あの時、いろはが生徒叩いたの帳消しにするために殴ってくれてありがと」ペコリ



八幡「……そんなんじゃねーし。ただ……」



八幡いろは「「むかついただけだし」」

八幡「………」

いろは「………」ニコニコ

いろは「はー、でも本当にあいつに告白されたこと自体に腹立ってきたし」ムカムカ

八幡「お前、案外石仮面じゃねーのな」

いろは「……うりーするよ?」

八幡(にわかかよ。でも可愛すぎんだろその表現……)

いろは「いろはは好きでニコニコしてるだけだから、普通の表情だっていっぱいあるよ?」

八幡「へぇ」

いろは「でも、こうなったらあの告白を帳消しにするしかないよね」

八幡「え?」



いろは「比企谷君……」ジッ///



八幡「え……」ドキッ

いろは「その……」

八幡(な、なんだこの空気……知らない。知らないぞこれ!)

いろは「いろはは……」

八幡「………」ゴクリ



いろは「は「おーーーい!!」


八幡「え?」

三浦「あーしを置いて帰るなんていい度胸だし!!」フライングクロスチョップ!

八幡「うげっ」ドサッ

海老名「比企谷君! 同級生の♂とチョメチョメしたんだって!?」ハァハァ///

戸塚「大丈夫だった!? 怪我してない!?」

八幡「う、うす……」

葉山「無事でよかったよ」

戸部「やるじゃーん! 見直したぜ後輩!」ハハハ

川崎「………」モジモジ



いろは「………」プルプル



八幡(!! と、途中で邪魔されたから怒るんじゃ……)

いろは「やーーん♪ 葉山先輩~~♪」キャッキャ

八幡「」

葉山「あれ? いろはもいたんだ」

いろは「はい! いろはちゃん、比企谷君と同級生なので、慰めてました」キュピィンッ☆

葉山「ははは、いろはは優しいな」ナデナデ

いろは「きゃ☆いろは超うれしー♪」キャッキャ

三浦「爆発しろし……」ゲンナリ

戸部「うらやましい……」グスン


八幡「」ボーゼン


いろは「………(中途半端は恥ずかしいから、ね)」ニパッ☆

八幡「っ///」



 こうして、色濃い一学期は終わり、激動の夏休みがやってきたのだった。



奉仕部教室


雪乃「比企谷君が喧嘩したらしいの由比ヶ浜さん。だから慰めるためにパーティを開きましょう」

由比ヶ浜「そうだねゆきのん! 私クッキー作るよ!!」

雪乃(ふふふ、後輩を励ますのは先輩の役目よ)ルンルン



 奉仕部の教室は夜明けまで明るかったという。



第八章 目には目を、だが歯に歯をやればキスしてしまう。 完

いったん離れます!

夏休み編は、皆で大旅行かそれぞれと小旅行ないしは小イベントにするか迷ってます!

では!

それじゃあ、とりあえずは大旅行だよ夏休み編からスタートさせていただきますー。




第二部 夏休み編

第一章 人はそれを命令と呼ぶ



比企谷家


八幡「あちぃ……」グデーッ

小町「そだねぇ」グデーッ

由比ヶ浜「だよねぇ」グデーッ



 夏休みが始まったばかりだというのに、比企谷家はクーラーが壊れるという大惨事に見舞われた。



八幡「由比ヶ浜先輩は家に帰ればいいじゃないですか。つか帰ってください」

由比ヶ浜「八幡君ひどっ! 私は八幡君に会いにきたのに!」

小町「へぇ……結衣ちゃんが……八幡に、ねぇ?」ジーッ

由比ヶ浜「」



ピンポーン



三人「?」

留美「………」つスイカ

八幡「は?」

留美「……ん」つスイカ

八幡「いや、何でお前にもらう義理があるんだよ」

留美「……お母さんが、八幡にお世話になったことを伝えたら持って行けって」

八幡「まじかよ」

留美(持って行って、押し倒してこいって言われたけど……それは無理)カァ///

八幡「お前なんで顔赤くなってんの? 熱中症か?」

留美「っ! そ、そうだよバカ!」フンッ

八幡「それじゃあ、スイカ切るから食おうぜ」

留美「え、上がっていいの!?」パァッ

八幡「もらうもん貰って追い返す訳ねーだろ」

留美「やった」ルンルン

八幡(まぁ、後悔するかもしれねーがな)ヘッ

留美「……何これ」ダラダラダラ

留美(何でこの部屋サウナみたいになってんの? 修行?)

小町「あうあー……いらっしゃい……」グデーッ

留美「ひっ!?」ビクッ

由比ヶ浜「よぉくきたねぇ……」グデーッ

留美「お化け!?」ビクッ


八幡「お化けじゃねぇよビッチだ」


由比ヶ浜「誰がビッチだし! 私はしょ――」

八幡「?」

由比ヶ浜「処女だし!!」

八幡「し、しらねーし///」プイッ

小町「ゆぅいぃちゃぁん」ガシッ

由比ヶ浜「」ゾクッ


留美「何でクーラー付けないの?」


八幡「壊れてんだよ」

留美「ふーん」

八幡「切れたぞ」つスイカ

小町「わーい」ニコニコ

由比ヶ浜「すいか♪すいか♪」ニコニコ

留美(小町さんは大人っぽいし、由比ヶ浜さんは可愛いうえにおっぱい大きいなぁ)ペタペタ

留美「……はぁ」

八幡「ん? どうした?」

留美「……別に」ヘッ

留美(どっちにしろ私は土台にも立ってないけどね)


小町「~~~♪」シャクシャク

由比ヶ浜「~~~♪」パクパク

八幡「………」スイッ

留美「スプーン使ってんの?」

八幡「ああ」

留美「珍しい。汚れるから?」

八幡「いや、すくった方がおいしいから」

留美「うそでしょ」

八幡「いや、根拠はねーけど」

留美「ちょっと確かめさせて」

八幡「おう」スイッ

八幡「ほれ」つスプーン

留美「ん」パクッ

八幡「どうだ?」

留美「……あんま変わんない」モグモグ

八幡「あそ」

八幡「ん?」チラッ


↓由比ヶ浜
    /\___/ヽ

   /    ::::::::::::::::\
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::|
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::| うわぁ……
.   |    ::<      .::|
   \  /( [三] )ヽ ::/
   /`ー‐--‐‐―´\



 _| ̄|_    //ヽ\

 |      '|/ / ノ  "´ ̄ ̄''''‐-...ノヽ
 |__|'' ̄!  !    /            丶 |
   ,‐´ .ノ''   /  ,ィ             \
   ヽ-''"   7_//         _/^ 、 `、
┌───┐  /          / 、_(o)_,;j ヽ|
|┌─,  .|  /.           -   =-{_(o)
└┘ ノ ノ   |/        ,r' / ̄''''‐-..,>
   //   {         i' i    _   `ヽ
          ̄フ       i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   n      / 彡       l  /''"´ 〈/ /
   ll     _ > .  彡    ;: |  !    i {
   l|       \ l 彡l     ;. l |     | !
   |l      トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     |彡     l    ; l i   i  | l
   ll     iヾ 彡     l   ;: l |  { j {
   |l     { 彡|.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n  l 彡   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!   l彡|    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o   l      :.         |


八幡「っ!?」ビクッ

留美「ど、どうしたんですか!?」

由比ヶ浜「ず、ずるい……」プルプル

八幡「は?」

由比ヶ浜「留美ちゃんだけ八幡君にあーんしてもらってずるい!!」

留美「………あっ」カァ///

由比ヶ浜「ずるいずるいずるいずるい!」ジタバタジタバタ

小町「うーん、確かに今のは小町的にずるいかなー」

八幡「どうしろと」


由比ヶ浜「私にも」「口移しで」小町



二人「え?」

八幡「……お前ら…」



ピンポーン



八幡「また?」




葉山グループ「「「「やっ」」」」



八幡「………」ガチャッカチッカチッ

葉山「ちょっ、な、何で鍵を!?」

八幡(これ以上暑苦しくなってたまるか!!)

三浦「ポチ」

八幡「!」ビクッ



三浦「開けろし」



八幡「………」ガチャッ

三浦「可愛い奴だ」ナデナデ

八幡「………あっ」ドキッ

三浦「ん?」

八幡「……せ、清楚系…」

三浦「ん? ああ、これか。だってポチギャルっぽいの苦手だろ?」

八幡「……ず、ずりぃ///」プイッ

三浦「……ははぁん、さてはギャップにやられたな?」ニマニマ

八幡「せ、清楚にしたってギャルはギャルですぅ」

三浦「こいつ!!」


葉山「はははー、楽しそうだなー」

戸部(八幡うらやましね!!)

戸塚「………」プルプル


戸塚「八幡!」

八幡「へ?」ビクッ

戸塚「僕は!?」ジッ

八幡「えーっと……」

八幡(ボーイッシュだけどゆるふわっぽくて……可愛い…)ゴクリ///

戸塚「……えへへ、どうかな?」

八幡「……す「言わせねーし!」

八幡「!!(危ない危ないまた同じ失敗をするところだった)」

戸塚「もう三浦さん!」

三浦「だってポチはあーしのもんだし」

戸塚「むぅ……」

八幡「あれ?」チラッ

八幡「師匠も来てたんですね」

川崎「っ!!」カァ///


 きてた。
 ↓
 うれしい。
 ↓
 好き。
 ↓
 結婚してくれ。


川崎「うぅ……」モジモジ///

八幡「師匠?」



いろは「もうっ、いろはは!?」ギュッ

八幡「!」

一同「!!」

いろは「お久しぶりだね八幡」ニコニコ

八幡「あ、ああ……そうだな」

八幡(近い柔らかい良いにおいがするー!!)ニヘラ///

女性陣+戸塚「!!」ゴゴゴゴゴゴ

海老名(やれやれ、相変わらずまともなのがいないかも……ただしトツハチはオッケー)ニヘラ

いったん飯食ってきます! 旅行ってどこがいいだろ。やっぱ海かな。

いろはの一人称は修正せずにこのまま突き通す感じ?

食べた。

>>394いやー、その理由は伏線かもしれないし触れないで欲しいなぁ。でもどうしても気になる人が多かったら、先に伏線回収から始めますんで!


やっぱ海ですよね!

では、ちょろちょろと続きー

昨日、河合壮?だっけ。あのアニメ見たけど、俺ガイルと親和性高そうだね。個人的には女子あーし様とラスボスとさいちゃん、男子八幡でやりたい(変態はそのままの方がいいかも)。

比企谷家リビング



一同((わりと命に危険を感じるレベルで暑い……))ハァハァ



三浦「戸部、帰れ」

戸部「ひどくねっ!?」ガーン

葉山「でも、このままじゃ本当に倒れちゃうな」

八幡(皆が帰ればいいんじゃないですかねぇ)

いろは「なーんて思ってたらぶん殴っちゃうぞ☆」コツン

八幡「」

戸塚「そういえば隼人っていつまで部活あるの?」

葉山「あー、大会があるからなー。夏休みは大体潰れちゃうかも」

戸塚「そうなんだ。テニス部は弱しやる気ないから夏休みけっこう暇なんだよね」チラッ

八幡「?」

戸塚「また一緒にデートしようね八幡」ニコッ

八幡「ぐっ///」コクリ



海老名「し、しあわせ……///」ドパァッ



三浦「姫菜……安らかに眠れし…」ガッショウ

小町「あ、そうだ」ピポパ

一同「?」

小町「もしもし、お久しぶりです」

小町「え、やだなー、そんなの声も聞きたくなかったからに決まってんじゃないすかー」

小町「あはは、え、それはこっちのセリフ? いやー、先輩も言うようになりましたねー」

小町「そういえば先輩の会社っていっぱいリゾート開発してましたよね」

小町「あー、察しが良くてポイント高いですー」

小町「その代わり雪乃ちゃんを? もちろんもちろん~♪」

小町「はい、……あ、あなたは来なくていいです(真剣)」

小町「………」ピッ


八幡「姉ちゃん……何を?」


小町「さ、行こうか!」

一同「え?」

瀬戸内海の無人島


小町「海だ!」

めぐり(全裸)「無人島だ!」

結衣(全裸)「旅行だーーーーっ!」


八幡「……いや、瀬戸内海って案外向こうから見えるぞ」

小町「あはは、大丈夫大丈夫。この子たちの写真なんてエロ目的でしか使われないし」

めぐり「さらりと酷い未来を予見する小町ちゃんさいこぉ///」ビクンビクンッ


雪乃「それにしても、随分といきなりじゃない比企谷君」

八幡「……嫌でしたか?」

雪乃「いえ、そういう訳じゃないのだけれど、私にも心の準備が」ソワソワ///

一同(嬉しかったんだな)


戸塚「でも、葉山君も戸部君も残念だね」

三浦「サッカー部の顧問に土下座までしたらしいけど、却下されたって」

いろは「ハーレム王だね八幡!」ギュッ

戸塚「え、僕は……?」

小町「はいはーい、ちょっと人数確認するから動かないでー」

参加者

・八幡
・小町
・結衣
・雪乃
・優美子
・めぐり
・いろは
・沙希
・姫菜
・彩加
・留美
・南
・ゆっこ


小町「そういえば、別荘は4人ずつだから1人あぶれちゃうなぁ」

八幡以外「!」ピクッ

八幡「それじゃあ、俺が外で寝るわ。別に夏だし大丈夫だろ」

八幡以外「却下」

八幡「」



小町「最初の遊びは決まったみたいだね」



八幡以外「「八幡争奪ゲーーーム!」」オーッ

八幡「なんでだよ……」

小町チーム(小町・めぐり・いろは・留美)

小町「さぁ皆で八幡ゲットしよー」

めぐり「おーっ」

いろは(めぐり先輩は変態だし、小町さんはお姉さん、留美ちゃんは小学生……このチームにいる限り、フラグはいろはのもの!)

留美(八幡と一緒にねんね……)カァ///


雪乃チーム(雪乃・由比ヶ浜・川崎・戸塚)

雪乃(敵チームには変態しかいない……絶対勝つわ…)ゴゴゴゴゴ

由比ヶ浜「楽しみだねー」

川崎「……あ、あたしは別に」

川崎(一緒に寝るとか殺しちゃうかも……)

戸塚(八幡と……一緒のベッド…)ハァハァ


三浦チーム(三浦・海老名・相模・ゆっこ)

三浦「あーしらが絶対勝つし」

海老名「わ、私は別に戸塚君が勝っても……覗くし」タラーッ

相模(八幡君……あの時のお礼は身体で!)

ゆっこ(八幡君と三人で……良い!)



八幡「……終わってるな、色々と」ハァ…

小町「ルールは簡単! この無人島を使って、サバゲーをします!」

三浦「サバゲーって撃ちあう奴?」

めぐり「そうだよー。ただ、これは少し特殊な奴で」タンッ


――バチッ!!


八幡「なんで……だ、よ」バタリ

めぐり「人一人気絶させる程度の電撃がはしりまーす」

由比ヶ浜「面白そうだねゆきのん!」

雪乃「そうね(由比ヶ浜さんと川崎さんがいれば絶対に勝てるわ)」

小町「各チームリーダーを決めてね。リーダーを撃破すれば5ポイント、それ以外は1ポイントだよー」



海老名以外((絶対に勝つ!!))

八幡「」ピクッピクッ

きりのいいところで終わります! 次回は八幡争奪ゲームです! どのチームを勝たせるかは全く決めておりません!では!

おはようございます。

流れは決めているので、勝利者だけコンマ判定(ただし>>1のレスのコンマかも)で行くかもしれないです。

では、乙女たちの戦をご覧ください。

続きー

雪乃「いいわ。それで行きましょう」チラッ

八幡「」ピクッピクッ

由比ヶ浜「と、ところで倒れた人っていつ頃起きるの?」

めぐり「そうだねー、たぶん一時間ってところじゃない?」

小町「無人島の広さからしても、30分もあれば決着つくでしょー」

戸塚「よーし頑張るぞ」

小町「それじゃあ、小町チームは北、ゆきのんチームは東、優美子ちゃんチームは西ね。配置着いたらラインちょうだい」

一同「はーい」



小町「やー、がんばっちゃおう♪」

めぐり「おーっ」

いろは「先輩達には悪いですけど、遠慮なく撃っちゃいます☆」

留美(八幡と一緒に……)ゴクリ




雪乃「由比ヶ浜さんと川崎さんがいる限り、このチームに負けはないわ」

由比ヶ浜「任せてゆきのん! (ゆきのんが頼ってくれてる!!)」キラキラキラ

川崎「ああ、経験の違いを見せつけてやるよ」

戸塚(八幡と一緒に……)ゴクリ


西

三浦「やるからには絶対負けねーし」

相模「もちろんよ。ね、ゆっこ」

ゆっこ「うんっ! 愛のパワーよね!」

海老名(八幡とさいちゃんが一緒に……)ゴクリ



ライン

雪乃【東チーム配置に着いたわ】

三浦【こっちもオッケーだし】

小町【よーし、それじゃあ開始!!】

雪乃チーム

雪乃「作戦はこうよ」

雪乃「由比ヶ浜さんは自由に動いた方が実力を発揮できるから好きにしてちょうだい」

由比ヶ浜「らじゃ―っ」

川崎(さらりとバカにされてる……)

雪乃「川崎さんはリーダーをしてちょうだい」

川崎「え、あたしが?」

雪乃「ええ、あいにく私は体力に自信がないの。最後まで戦い抜けないと思うわ」

川崎「ああ、分かったよ」



ライン

雪乃【東チーム、リーダーは川崎沙希です】

小町【おっけー、こっちは小町だよー】

三浦【あーしたちはもちろんあーしだし】



雪乃「私と戸塚君は最初にいた場所に行くわよ」

戸塚「え?」

雪乃「少なくとも、海老名さんは倒せると思うの」ニヤリ

三人(うわー、わるのんだー……)

三浦チーム

三浦「変に連携とっても無駄だし、あーしと姫菜。あんたら二人で行動するよ」

相模「分かった」

ゆっこ「がんばろうね♪」

三浦「姫菜」

海老名「えっ」

三浦「彩加とポチを一緒に寝させようと思ってるなら無駄だよ」

海老名「そ、そんなことっ」アセアセ

三浦「だって、雪ノ下がいるし」

海老名「……だよね」

三浦「あーしらが勝って彩加を呼べばいいじゃん」

海老名「!! キマシタワーーーー!」ブシャァ

三浦(よし、これでモチベーションは上がった)


三浦「絶対勝って、ポチで遊ぶし!!」


三人「おーーっ!」

小町「ゆきのんの事だから、さいちゃんを使って海老名さんを倒しにかかると思うの」

めぐり「え、どうやって?」

小町「まぁ、それは行ってのお楽しみ。めぐりんとルミルミはそこに行って漁夫の利を得てちょうだい」

留美「う、うん」

いろは「先輩、いろはは?」

小町「あなたは擬態が上手いから、気配を消しつつ狙撃して行って」

いろは「わっかりましたー♪」

いろは(全員倒してあげますからっ)フフフッ

小町「小町はリーダーだから混戦してる場所には行かず、一対一で撃破していくから」


小町(この戦い、実はめぐりんにかかってるんだよ)ポンッ


めぐり「え?」

小町「間違っても、自分から電撃浴びに行かないでね」ニコッ

めぐり「ぎくっ、は、はいぃ」コクコク

留美(小町先輩怖い……)

無人島 中央


相模「うわー、結構広いんだねー」

ゆっこ「………」

相模「ゆっこ?」

ゆっこ「二人きりだね、南」

相模「ちょ、ちょっと、今はゲーム中だよ」

ゆっこ「うん、でも我慢できない、少しだけ」ギュッ

相模「も、もう……///」ギュッ



川崎「………(バカなのか?)」



由比ヶ浜「あーーっ、いたーーっ!」

相模「ゆっこ!」

ゆっこ「任せて!」タンッ

由比ヶ浜「当たらないよ!」サッ



川崎(何で声あげたし……バカヶ浜…)ハァ…



中央 戦闘開始!

無人島南部


三浦「まずはポチを確保するよ」

海老名「どうするの? まさかみだ――」

三浦「しねーし」ゴスッ

海老名「痛いっ!」キャンッ

三浦「さすがにあの威力を知ってなおポチに向かって撃つバカはいねーっしょ」

海老名「盾にするんだね! さすが女王!!」

三浦「ふふふ、あーしが一番ってところ見せてやるし!」

海老名「いた! ……って、あれは!?」

三浦「……姫菜! 見ちゃだ――」




戸塚「八幡! 八幡!!」ユサユサ

八幡「」キゼツチュウ

戸塚「八幡! 僕、僕八幡のことが!!」

八幡「」

戸塚「……そっか、今なら起きないんだね……」ゴクリ



海老名「………きましたわぁ…」フラフラ

三浦「姫菜!!」

三浦(ちっ、もう姫菜は駄目だし!)ダッ

戸塚「今、ちゅーで起こしてあげるからね」ドキドキ

海老名「………」ハァハァ

戸塚「八幡……」スッ

海老名「………」ハァハァ



雪乃「チェックメイトよ」ジャキッ



戸塚「八幡!!」ガバッ

海老名「キマシタワーーーっ」ブシャァッ

雪乃「………」タンッ


海老名「」ピクッピクッ


雪乃(作戦どお――)バッ


――バチッ!!


雪乃「……相変わらず、嫌なところを突くのが上手いわね。三浦さん」

三浦「あんたに言われたくねーし」

雪乃「あの時の借り、返してあげるわ」

三浦「弱いもんが負けただけなのに、借りでもなんでもねーっしょ」

雪乃「……なんとでもいいなさい!」タンッ

三浦「負けねーし!」タンッ



――バチバチッ!



南部戦闘開始!

中央


相模「……っ」タンッ


――バチッ


相模(もうっ! 木が邪魔で当たらない!)

由比ヶ浜「今度はこっちの――」ピクッ



――バチッ!



由比ヶ浜「もう、後ろからなんて卑怯だよ――」



由比ヶ浜「いろはちゃん」



いろは「……あれを避けますか先輩(いやー、完全に死角だったんだけどなぁ)」

ゆっこ「三つ巴ってわけね」

相模「面白くなってきたじゃない」


川崎(混戦はなるべく避けたいね……)スッ

相模「ゆっこ! 結衣を倒すことは無理だからまずはあの一年を倒すよ!」ダッ

ゆっこ「おっけー!」ダッ

いろは「いやー、後輩相手に大人げないですよー」

由比ヶ浜「無視しないでー!」タンッ



――バチッ



由比ヶ浜「もーっ、木が邪魔だよー!」プンスカ

相模「もらった!」タンッ

いろは「いやー、残念です」ニコッ

相模「えっ?」



小町「もっと広い視野を持たなきゃね」ニコッ



――バチッ!!



相模「」ピクッピクッ

ゆっこ「みな――」バチッ

ゆっこ「」ピクッピクッ


由比ヶ浜「やったー! 当たった!」


小町「いろはちゃん、由比ヶ浜さんに勝てる?」

いろは「うーん、相打ちなら何とか」

小町「それじゃあ、ここは任せるわね」

いろは「先輩は?」

小町「もっと強い相手と戦ってくる」ニコッ

いろは(倒してくるとは言わないんですね)



由比ヶ浜「さぁ、次はどっちが相手!!」ジャキッ



いろは「先輩キャラ変わりすぎ……」ジャキッ

南部


三浦「……く、そ」バタリ

雪乃「あら、予想外だわ」


めぐり(全裸)「……雪乃ちゃんがいくら頭が良くても、小町ちゃんには敵わないんだから」

雪乃「……それは陽乃姉さんが小町さんに負けたから、という意味かしら?」

めぐり「うーん、それはそれ自体が誤解だけど、小町ちゃんはあなたと違って皆大好きだから」

雪乃「?」

めぐり「八幡君だけが命のあなたじゃ敵わないってこと!」タンッ


雪乃「っ!」バッ


――バチッ


めぐり「留美ちゃん!」

留美「くっ!」バッ

雪乃「あら、残念ね。そこには――」



戸塚「………ごめんね」ジャキッ



留美「え?」



――バチッ!!



雪乃「頼もしい相棒がいるわ」

留美「」ピクッピクッ


めぐり「やるねー」ニコニコ

戸塚「あ、あのね雪ノ下さん」

雪乃「何かしら?」

戸塚「ボク、勝てないかも」

雪乃「?」

めぐり「じゃあ今度はこっちの番!」

戸塚「……だ、だって」チラッ///


めぐり「やぁあああああ!」バインバインッ


戸塚「ぼ、僕だって男の子なんだよーーーっ」マエカガミ

雪乃「……誤算だわ」


――バチッ!


戸塚「」ドサッ


めぐり「あぁぁんっ///」ビクビクッドサッ


雪乃「!?」

雪乃(な、なぜ城廻先輩まで!?)


川崎「ふー……なんだいこの変態は……」ザッ


雪乃「川崎さん!」パァッ

川崎「おや、雪ノ下がその表情をするなんて珍しいね。よほどピンチだったのかい?」

雪乃「え、ええ、まぁそれほどでもないけど」ファサッ

川崎(相変わらず強がりなんだ……)

こんな時間から見てる人はいないと思うけど、いったん離れます!では!

いるんですねお暇な人たちも(正論)

それじゃあ仕方ないから続きやってあげます!

続きー

雪乃「これで私たちが海老名さんゆっこさんめぐりさん留美ちゃんを倒したから4ポイントね。向こうは相模さんと三浦さんを倒したから6ポイント」

川崎「まぁ、三浦チームは全滅だから、実質最後まで残ってた方が勝ちって気もするけどね」


小町「それなら、小町が生き残るから勝ちは揺るがないかもだね」ニコッ


雪乃・川崎「!」ザッ

小町「いやー、やっぱ由比ヶ浜さんと川崎さんは別格だねー。全然隙がないやー」アハハ

雪乃「あら、私は眼中にないのかしら」

小町「そんなことはないけど、……小町なら余裕かな」ニコッ

雪乃「!」ゾクッ

雪乃(これが陽乃姉さんを抑えつけて、ミスコン二年連続優勝した人の覇気……)

川崎「やばいね……この人喧嘩も慣れてるかも…」


小町「やだなー沙希ちゃん。小町喧嘩なんてしたことないよー」


川崎「嘘だね。間合いの取り方が素人のそれじゃない」

小町「だって、小町は生まれて一度も――」


小町「他人に攻撃を許したことないもんね」シュンッ

雪乃「消え――」

川崎「雪ノ下! 木の陰に隠れてて!」

雪乃「え、ええ!」ダッ

川崎「くっ!」タンッ

小町「へー、沙希ちゃんって意外と無駄撃ちするんだね」サッ

川崎(速いっ!? いや、“無駄がないんだ”……)

小町「沙希ちゃん相手ならいいよね」ブンッ

川崎「なっ!?」サッ

川崎(蹴り!?)

小町「実戦ありでも」ニコッ

川崎「面白い!」シュッ



雪乃(動きが速すぎてついていけないわ……)

八幡「」ピクッ

雪乃「………」



ガサッ



雪乃「!?」バッ

由比ヶ浜「ごめんね……ゆきのん」ドサッ

雪乃「由比ヶ浜さん!?」


小町「その銃を持ってるってことは、いろはちゃんを倒したんだね!」


雪乃「ということは……」

川崎「残ったのはあたし達だけってこと……」


小町「決着の時ってやつだね!」ジャキッ

川崎「くっ!」ジャキッ

雪乃「小町先輩、提案があるのだけれど」

小町「んー? 何かな」タンッ

川崎「っ!」バッ

雪乃「このままじゃ私が残っても川崎さんが倒されたら負けるわ」

小町「あー、そかもねー」

雪乃「だから、最後に立っていた者のチームが優勝にして欲しいの」

小町「相打ち狙いってこと?」

雪乃「どう捉えてもらっても自由よ」

小町「んー、小町は別に良いけど?」

雪乃「川崎さんもそれで良いかしら」

川崎「あたしが勝てばどっちみちチームの勝利だし、構わないよ」

雪乃「ええ、それじゃあ川崎さん――」



雪乃「撃たれる覚悟で小町さんを捕まえてくれるかしら」



川崎「……なるほど」

小町「ひゃー、さすがゆきのん。怖いねー」

雪乃「戦略と言ってほしいわ」ファサッ

川崎「そうと決まれば、銃なんていらないね」ポイッ

小町「!」

小町(さらに隙がなくなった……この子は本当に強い……)ゴクリ

川崎「行くよ!」ダッ

雪乃「ええ!」ダッ

小町「でも、負けないんだから!」ダッ



小町「………」バッ



川崎「銃を投げた!?」

小町「やぁ!」バシッ

川崎(しまった!? 今のは囮!?)ドサッ

小町「やぁあああああ!」ブンッ

川崎「くっ!?」グルンッ

小町(今の状況で身体を回して避けられるのは、沙希ちゃんだけだよ)



小町「でも――」パシッ



川崎(フェイントじゃ……)

小町「チェックメイトだね」タンッ



川崎「く……そ」ガクッ

雪乃「くっ……」ザッ

小町「終わりだね」ジャキッ



雪乃「いいえ、まだだわ」サッ



小町「え……?」




海老名「ぐへへ、サイハチ、ハチサイ!」ダンッ



―――バチィッ!!



小町「そ……んな…」ドサッ


雪乃「……ふぅ…」

海老名「作戦通りだね雪ノ下さん」

雪乃「ええ、あなたが弾に当たらずに倒れた時、この作戦を思いついたの」

海老名「いやー、まさか比企谷君を取引に使うなんて意外だねー」

雪乃「……あなたは見て楽しむだけだから比企谷君は汚れないわ」

海老名「そういうことかー」アハハ




――タンッタンッ!



雪乃「……なぜ」バッ

海老名「」ピクッピクッ



雪乃「あなたこそ本当に倒したはずよ」


めぐり(全裸)「………」

雪乃「城廻先輩」

めぐり「……いやー、なんていうか、その……」モジモジ



めぐり「電撃プレイとかやりすぎて慣れちゃった」テヘッ☆

雪乃「」

めぐり「それにしても恐ろしいのは小町ちゃんだねー」

雪乃「え……」

めぐり「最後の最後にこうなることは分かってたみたい」

雪乃「う、嘘よ……」

雪乃(でも、当初のルールなら城廻先輩が復活しても無効になる。……私が立っていた者が勝利と提案したから…)



雪乃「本当に……ここまで予測して…?」



めぐり「まぁ、何となくかもしれないけれどね」フフッ

雪乃「くっ」フラッ

めぐり「あらら、体力もなくなって、フラフラだね」

雪乃「いいえ、まだ終わりじゃないわ」

めぐり「んー、でももうチェックメイトだよね」

雪乃「あなたはまだ、しびれが残っている。だから私に当てれなかった」

めぐり「でも、もうほとんど消えてるよ。まぁもしかしたら外すかもね」ジャキッ

雪乃「………っ」ジャキッ



―――ダンッ!!



雪乃「………」

めぐり「………」

雪乃「……悔しい…わ」フラッ

めぐり「これで、八幡君は私たちの――」



雪乃「本当なら、私が勝ちたかったのだけれど、ね」ドサッ



めぐり「え?」

??「………」スッ

めぐり「君――」




八幡「………」スッ

めぐり「!?」



――ズキュゥゥゥゥゥゥンッ!!



めぐり「ふぁ、ふぁぁああ///」トローンッ

八幡「………」チュプッ

めぐり「ぁ、ぁぁあ///」バタリッ



八幡「……はっ、こ、ここは!?」



小町「……や、られたね」ハァハァ

八幡「小町姉さん!?」ビクッ

バーベキュー


小町「という訳で、優勝は八幡でーっす!」

一同「」パチパチパチ

八幡「はぁ(いや、そもそも何の勝負をしてたんだ?)」

小町「詳しいことは後にして、まずは」ジュルリ


一同「「バーベキューだーーーっ!」」


いったんここまで! 続きは夜になるかと!

ある意味でめぐりん大勝利みたいな感じだけど、八幡はゆきのんに洗脳(気絶してるところを)されてたので記憶にありません!

この旅行は三日編成なので、一緒の部屋になる人物だけコンマ判定するかもです!

では!

続きの前に平塚先生の出番がなさすぎて可哀想なので、小ネタです。

平塚家

平塚「………暇だ」グビーッ

平塚(夏休みだし、誰か遊びに誘ってくれると思ってたら、超予定なし子ちゃんになってしまった)ハァ…

平塚「……あ、そういえば、陽乃が自主製作アニメ作ったとか言ってたな。見てみるか」ポチっ



【名探偵だよ! 雪乃ちゃん!!】


平塚<へぇ、実在の人物を出すのか。うん、雪ノ下に似て可愛いな

※平塚先生のセリフは現実で喋っています。



雪乃「ねぇ暇だわ比企谷君。ちょっと舌を噛みちぎるか、舌を引きちぎるかしてくれないかしら」

クマ吉「嫌だよ雪乃ちゃん! もっとこの平和を享受しようよ!」

平塚<ぶふっ、ひ、比企谷なのかこれ!?

雪乃「何言ってるの。私達の青春は短いのよ。もっと青春を謳歌しなきゃ」

クマ吉「それもそうだね!」

雪乃「具体的には比企谷君の青春は後3分ってとこね」

クマ吉「なんでだよ! 僕の三分後に何が起こるって言うんだよ!」


生徒達「ざわざわ」


クマ吉「ん? なんか騒がしいな。行ってみよう」タタタッ

雪乃「………!」グワッ

クマ吉「雪乃ちゃん! なんか転校生がくるみたいって目こわっ!?」

雪乃「………」ジーッ

クマ吉(あ、あれは普段はクールな雪乃ちゃんが、相手を殺したいくらいに憎んだ時に見せる憎しみの目だ! あの目のおかげで皆に怖がられていつまでもボッチなんだ!)


雪乃「……比企谷君、あなた」


クマ吉(下半身裸)「なんだい? 僕に興味がわいてきたのかい?」

雪乃「とりあえず、死ぬか……死んでくれないかしら」

クマ吉「ちょっと待ってよ! 僕が下半身を露出することで得るものについて質問してよ!!」



校庭


雪乃「比企谷君、何か言うことはあるかしら?」

クマ吉「確かに僕は己の性に正直になったけど、それは僕が変態だからという訳じゃないんだ」

雪乃「………」

クマ吉「でもそうだね、僕ももう少しで由比ヶ浜さんに射精しそうだったし、借りに変態だったとしても、



変態と言う名の顔射オタクだよ! あ、今の電車オタクっぽくていいでしょ!」



警察「はい、大人しくしてねー」

クマ吉「……一つだけ、言わしてもらっていいかな」

雪乃「ええ……今生の別れに聞いてあげるわ」

クマ吉「雪乃ちゃんが目こわっってなった時、僕は……



戸塚彩加ちゃんで脳内おなピーポーピーポー!!




名探偵だよ! 雪乃ちゃん!! 続く!

平塚「………」



平塚「……何が哀しいって……」



平塚(こんなギャグ漫画の登場人物達でさえ、会話する相手がいるということだ……)ガクッ



平塚静の苦悩は続く。。。

一方無人島


小町「んー♪ おいしい♪」パクパク

戸塚「本当ですね!」パクパク

由比ヶ浜「ゆきのん! これ食べて!」

雪乃「ええ、ありがとう」モニュモニュ

由比ヶ浜(お肉を噛みきれないゆきのん可愛い!)

三浦「ほれポチ、食え」つ肉

八幡「ど、ども……」

いろは「はい八幡、野菜もね!」つ野菜

八幡「あ、ああ……」

川崎「栄養バランスを考えろ。魚も食え」つ魚

八幡「う、うす」

海老名「後は戸塚君のせい「お前黙れし!」ビシッ


<アハハハハハ


めぐり「………」モジモジ

相模「あれ? 生徒会長は食べないんですか?」

めぐり「あ、え、う、うん、ちょっと……」エヘヘ

ゆっこ「……怪しい」ジーッ

めぐり「えっ……」カァ///

相模「………?」


いろは「でも、ほんとまさかですよねー。最後に立っているのが八幡だなんて」

八幡「俺が一番びっくりだよ。気がついたら優勝とか言われてるし」

由比ヶ浜「ぜーんぶゆきのんの策略なんだよ!」

雪乃「……いいえ、それは違うわ由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「え?」


小町「そうだねー。雪乃ちゃんは、全部を見通して戦略を立てた訳じゃないもんね」


雪乃「……はい」コクリ

いろは「じゃあどうやって?」

小町「簡単なことだよー」

雪乃「………」カァ///

八幡「……?」

小町「雪乃ちゃんはただ、参加できなかった八幡君が可哀想だったから、良いところをあげたかったんだよね」

雪乃「………///」

八幡「………まじ?」ジーッ

八幡(あの負けず嫌いの雪ノ下先輩が?)ジーッ

雪乃「ち、違うわ……私はただ、あなたにも成長してほしかっただけよ……」プイッ///


一同((可愛い……))


雪乃「でもまさか、城廻先輩にキスをして倒すなんて、予想外だったけれど」

一同「!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!?!??」


八幡「うぇ!?」ゴホッ


相模「なっ!?」バッ

ゆっこ「そういうことかー」


めぐり「あ、あう……///」プルプル

三浦「……ぽーーちーー?」ゴゴゴゴゴゴ

八幡「ち、違うっ! 俺は!!」アセアセ

いろは「ふーん、上の童貞奪われちゃったんだァ」ゴゴゴゴゴゴ

小町「めぇぐぅ?」ごゴゴゴゴゴゴ


めぐり「………生まれてきて、一番気持ち良かった、かも…///」エヘヘ


三浦・いろは・小町・由比ヶ浜・川崎・相模「「ごふっ」」バタリ

ゆっこ「あらら……(良かったぁ南一番で。私も倒れるところだったわ)」

戸塚「………」モヤモヤ

海老名(どうせなら戸塚君としてほしかったなぁ)

八幡「………(いや、ファーストキスを覚えてない俺が一番哀しいだろ……)」

海老名「雪ノ下さんは平気なの?」

雪乃「何が?」

海老名「比企谷君のファーストキスが他の人に奪われたんだよ?」

雪乃「……逆に、なぜ私がショック受けなきゃいけないのかしら?」

海老名「………」

雪乃「私は比企谷君の先輩であって彼女じゃないわ。後輩が幸せになったのなら、むしろ喜ぶところよ」

海老名(うわー、自分の気持ちにも気付かないお子ちゃまがいるー)


めぐり「ひ、比企谷くん……///」モジモジ

八幡「な、なんですか?」

めぐり「……も、もう変態じゃないから!」

八幡「!! は、はぁ……」

めぐり「……私、努力するから!」

八幡「………頑張ってください?」

めぐり「!!」ニパァッ

八幡「うぐっ!(ニフラム受けたスライムの気分だ!!)」

めぐり(私にもチャンスがあるんだ……)ヨシッ

いったんここまで!

今から肝試しの話に入っていくんだけど、

安価の多数決で八幡のペアを決めるか、

こっちに任せるか、

一発コンマ判定か、

皆で行くか、

どれが良いかな?


皆で行った場合は個人との進展はほとんどないと思う。

安価ssじゃないけど、>>1としては楽しければ何でもいいんで意見おねしゃす。多い意見を採用します!

久しぶりに自分で書いた嗜虐心のssの後半読んだら大志クズすぎわろた(笑ってない)


それじゃあコンマ判定で

肝試しの相手
下一桁

1留美
2結衣
3雪乃
4優美子
5相模&ゆっこ
6姫菜
7めぐり
8小町
9川崎
0いろは

ゾロ目彩加


んじゃ運命は

下1の人に任せますわー

それじゃあ、肝試しはビチヶ浜先輩で!

後、ついでに一日目一緒に寝る人(1人だけ)をお願いします!

安価下1コンマ判定

よりによってビチヶ浜先輩かよ

>>470辛辣すぎわろた

一日目

八幡争奪ゲーム:めぐりん(キス)

肝試し:ビチが浜先輩

一緒に寝る:いろは


二日目予定

海で泳ぐ(遭難?)

花火

一緒に寝る


三日目予定

何かしらのトラブルもしくはイベント


でいきます!!

あ、続きは日付が変わってからになりますー。

そういえば眼鏡ちゃんって名前あるの?アニメでアドレス交換してた子。もしないなら可哀想なので名前付けて登場させるのもありかと思います(個人的に見た目が好みなだけ)



めぐり「夜になるとね、潮の満ち引きの関係で隣の島に行けるんだよ」

小町「へー、楽しそうだね!」

めぐり「ただ、そこは戦時に多くの人が死んだらしく……出るの」

三浦「で、出るって何が……」ゴクリ

めぐり「お・ば・け☆」

小町「きゃー! ということで大肝試したいかーい」

八幡「……まじ?」ゴクリ



いろは「それでは皆さん、くじを引いてくださーい」

いろは(もちろん細工したクジですけどね)



めぐり「……がばっ」サササッ

いろは「」



小町「じゃあ、小町はこれ!」サッ

雪乃「お、お化けなんて怖くないわ」ガクガクブルブル

三浦「へっ、に、逃げ腰じゃねぇか」ガクガクブルブル

海老名「あ、戸塚君一緒だね」

戸塚「う、うん!」

雪乃「………」つ3

三浦「………」つ3



二人((や、やべぇ……))ゴクリ




相模「ゆっことだね!」つ4

ゆっこ(二人きりの島で何しようかしら)ジュルリ

相模「……話を聞いて」グスン


小町「いろはちゃんとかー」

いろは「頑張りましょうね義姉さん!」

小町「あははー、埋めちゃうよいろはちゃん」ニコニコ

いろは「はいっ! いろははいつでも産めます!」

二人「「ふふふ……」」ニコニコ


めぐり「私は余ったから脅かし役に回るねぇ」フフフ


結衣「………」チラッ///

八幡「あ、由比ヶ浜先輩とか楽勝っすね」

結衣「えぇ!? な、何で楽勝なの!? 相手お化けだよ!? 太刀打ちできないよ!?」

八幡「大丈夫っす、向こうだって面倒なのに遭いたくないでしょうから」

結衣「だいぶ酷いよ!!」ガーン


川崎「鶴見、私に任せろ」ギュッ

留美「は、はいっ! (この人たくましい……じゃなかった、頼もしい!)」

川崎(幽霊相手なら恥ずかしくないし、余裕ね)フッ

隣の島


結衣「………」テクテク///

八幡「………」テクテク

結衣「………」テクテク///

八幡「………」テクテク

結衣「………」テクテク///

八幡「あー、珍しいっすね」

結衣「な、何が!?」

八幡「先輩が何かを破壊せずに歩くの」

結衣「私のこと巨神兵かなんかだと思ってる!?」

八幡「いやいや、命令を聞く分だいぶマシでしょ」ハハハ

結衣「どっちが!?」

八幡「元気ないんすか?」

結衣「ち、違うよっ、八幡君と久しぶりに二人だから緊張してるんだよっ」カァ///

八幡「へぇ、命を削るような?」

結衣「戦わないよ!? てか私扱い酷過ぎない!?」

八幡「……確かに」

結衣「認めた!!」ガーン

結衣「もうっ、私だって好きであんなキャラしてるわけじゃないってのにっ」プクーッ

八幡「え、作ってたんすか!?」

結衣「……ま、まぁね」ヒューヒュー

八幡「嘘か……」

八幡(いや、あながち……)

結衣「ねぇ八幡君……」

八幡「?」

結衣「ゆ、幽霊なんていないよね!」アハハっ

八幡「………」

結衣「な、何とか言ってよ!」

八幡「実は……見たことあるんです…」

結衣「えっ!?」ビクッ

八幡(あれ……可愛い…?)ドキッ

結衣「い、今も見える!?」ギュッ

八幡「っ///」ドクンドクン

八幡(お、落ち着けっ! この人は普段あれだぞあれ!)ドキドキ

結衣「うぅ……怖いよぉ」ナミダメ

八幡「……い、行きますよ」グイッ

結衣「……あ」ドキッ

結衣(手……引っ張って…)ドキドキ

八幡「……昔、小町が怯えてたら手を引いてあげたんです」

結衣「へー……男らしいところあるんだね」

八幡「……っ」

結衣「………」テクテク///

八幡「………」テクテク



塹壕



結衣「うわ、すごいね……」ゴクリ

八幡「足元気を付けて」

結衣「え?」

八幡「砲撃の後とかクレーターになってるから」

結衣「へー、頼りになる!」ニコッ

八幡「……っ/// べ、別にっ」グイッ

結衣「きゃっ!」ヨロッ

八幡「あぶなっ」ガシッ



結衣「………ご、ごめん///」ギューッ

八幡(……なんでこんなに柔らかくていい匂いなんだ?)ゴクリ///

二人「………」ギューッ



二人((これはやばい……))ハァハァ///

八幡「そ、そろそろ離れ――」

結衣「やっ!」ギューッ

八幡「なっ……」

結衣「だって、ヒッキーはモテるもん! 私の相手なんてしてくれないもん!」

八幡「そ、そんなこと!」

結衣「だから、もう少し! もう少しだけ!!」ギューッ

八幡「……(あ、あれ? なんか締め付け強くない?)」

結衣「もっと一緒にいたいもん! もっと!」ギューッ

八幡「………」ブクブクブク

結衣「…………あれ?」チラッ

八幡「」



結衣「ぎゃぁああああああああ!!」



この後、めちゃくちゃ気絶した。


この人の3月から9月頃の過去作って無いの?
そこだけ見つからないんだけど

>>485 八幡は最近やり直してるので、その期間はないかと。

その期間は忙しかったので、異世界喫茶シリーズに手を出そうとして失敗したり、禁書に手を出して叩かれたりしてました。

ダンガンロンパは半年以上手を出してないです。


という訳でゆっくりと続きー

夜中

いろは「………」

八幡「」

いろは「もーっ! なんで気絶してる時に限ってクジ当たっちゃうしー!?」

八幡「」

いろは「………」

八幡「」

いろは「………」スッ///

いろは(八幡と並んで寝てる……///)

八幡「……ちが…俺は……」

いろは「……大丈夫大丈夫」ナデナデ

八幡「……うぅ…」

いろは(毎晩うなされてるのかな……それとも今日だけ?)

八幡「………」

いろは「………」ゴクリ///

八幡「………」

いろは「……ズルは駄目…か」ハァ~



その晩、いろはは八幡の様々なところを観察し、触診し、吟味した!



その頃、平塚家


平塚「うぅ……サンでもアシタカがいるのに…」グスッ

平塚(なんかこう、もっと全員が不幸になる映画はないのか……)

平塚「SAWでも見るか」ハァ…



 平塚静の憂鬱は続く!!



翌日 砂浜


小町「夏だ!」

由比ヶ浜「海だ!」

一同「「砂浜だーーーーっ」」



八幡「……なんでそんな楽しそうなんだよ」

八幡(とはいえ、家族以外と海に行くことなんてなかったので楽しみな俺がいる……)



三浦「ポチ、括目するし!」バァン

八幡「うっ///」ドキッ

八幡(ま、マイクロビキニかよ!? って、名前知ってる俺も俺だが!)

三浦(ふふん、あーしが一番魅力的って今日こそ知らしめるし!)


小町「いやー、なんだか久しぶりで恥ずかしいなぁ」ボンキュッボンッ


八幡「………」ゴクリ///

三浦(そりゃ二年連続ミス総武に勝てる訳ねーし)ガクッ



戸塚「は、八幡っ///」ジッ

八幡「さ、彩加先輩っ///」

八幡(短パンにシャツって似合いすぎだから!)


海老名「ハチサイきたーーーっ」ブフッ

三浦(あんた……水着くらい着てくるし…)ハァ…

八幡「………(マンボウ先輩は大丈夫か? 水着の着方分かるのか?)」キョロキョロ

雪乃「目が血走ってるわよ比企谷君。よほど卑猥な妄想をしてたのかしら?」ファサッ

八幡「………え…」

八幡(スク水……)

雪乃「あなたが王道よりもむしろ意外性を好む傾向にあることは随分前から分かっていたわ」

八幡「………」ゴクリ

雪乃「ええ、好きなだけ見つめると良いわ。あなたが他所で犯罪行為しないようにするのも先輩たる私の役目だから」クネクネ

一同(絶対見せたいだけだこの人ーーーっ)




部屋

川崎「………恥ずかしいから出られない///」グスン

めぐり「………同じく///」グスン




三浦「雪ノ下、今度こそ決着をつけるし」

雪乃「あら、また土下座させられたいのかしら」

三浦「つーか実力じゃ負けたことないし」

雪乃「ぐぬぬぬ……」


八幡「よーい(どうでもいい……)どん」


三浦「うりゃーーーっ!」バシャバシャ

雪乃「あ、海水に目が」イタイイタイ




三浦<うりゃーーーーっ




八幡「マンボウのくせに泳げねーのかよ」ハッ

雪乃「……腕立て50回」



八幡「………」

雪乃「………」



八幡「なんだか久しぶりですね」

雪乃「ええ、そうね」



三浦<ハッハー!ユミコダイショウリー!……ッテアレ?


雪乃「……今回の旅行は本当に…」モジモジ

八幡「いや、俺に言われても、姉に言ってください」

雪乃「……でも、楽しいのはあなたのおかげだわ」

八幡「……っ///(この人、そういうところ真っすぐなんだよな…)」チッ///

雪乃「これからも――」


いろは「おーーっと、身体全体が滑ったーーーっ」ドンッ

雪乃「あぶっあぶっあぶっ」バシャバシャ


八幡「マンボウがおぼれてる……」

小町「はいクジだよー」つクジ

いろは「何のクジですか?」

小町「引いてからのお楽しみだよ!」

三浦「まぁ、どうせポチ絡みっしょ」

相模(もっと八幡君と近くに……)ハァハァ

ゆっこ(もっと南と近くに……)ハァハァ

小町「赤色のクジが当たりだよ!」



一同「「せーのっ」」グイッ



それじゃあコンマ判定で

ボートで二人きり→遭難の流れ

下一桁

1留美
2結衣
3雪乃
4優美子
5相模&ゆっこ
6姫菜
7めぐり
8小町
9川崎
0いろは

ゾロ目彩加


安価下1の人おねしゃす!!


アドレス交換した眼鏡の子との恋愛話書きたくなってきた・・・

では、少し離れます!

海上・手漕ぎボート


戸塚「楽しいね八幡!」プカプカ

八幡「瀬戸内海は波が穏やかですからね」プカプカ

戸塚「あ、あのさ……」モジモジ

八幡「(モジモジ彩加先輩可愛い……)なんですか?」


戸塚「僕のこと、同い年のように扱ってくれないかな!?」


八幡「へ?」

戸塚「僕……苦手なんだよね」アハハ

八幡「で、でも、それは……」


戸塚「僕と付き合ってたら敬語じゃなくなってたよね?」


八幡「んぐっ///」

戸塚「ふふっ、ごめんね。女の子の僕だったらって話だね」

八幡「……もしかしたら。まぁ付き合ったことないっすけど」

戸塚「……付き合ってみる?」ジッ///

八幡「ちょっ……」ドキドキ

八幡(お、俺の馬鹿! 断れよ!)

戸塚「僕……八幡なら…」

八幡「……お、俺…」ゴクリ


<ピピッ


八幡「?」スッ



カメラ「」ジーッ


八幡「………」

戸塚「あ、はは、海老名さんかな?」

八幡「………」ポイッ



<チャポンッ



戸塚「……ねぇ、さっきの話の続きだけど…」

八幡「い、いや……それは…」

戸塚「それじゃあ敬語をやめること。同い年のように扱うこと。良い?」ニコッ

八幡「………(もしかして、嵌められた?)」コクリ

戸塚「やった! よろしくね八幡!」ギュッ

八幡「お、おう……///」ポリポリ

川崎「今日は帰ってこない!?」

三浦「どういうことだし!」

小町「いやー、実はあのボート細工してるんだよねー」アハハ

めぐり「昨日行った隣の島のもう一つ隣の島へ着くようになってるの」

雪乃「なら、すぐ戻って来れるという事かしら」

小町「んー、どうだろ。ボートから下りるとボートは勝手にこっちへ戻ってくるようになってるから」アハハ

海老名(さ、サイハチが二人きりでむじん……キマシタワーーーッ!)ブボファァッ



隣の隣の島


八幡「あ、あれ!? ボート行っちまったぞ!?」

戸塚「ど、どういうことかなー(棒)」

八幡「ど、どうやって帰ればいいんだ!?」アセアセ

戸塚「まぁまぁ、大丈夫だよきっと」

八幡「まぁ瀬戸内海だし、大丈夫か」

戸塚「それにここも雪ノ下さんの別荘らしいよ!」

八幡「え?」

戸塚「ほら、ここに名前があるよ」

八幡「……ほんとだな」

戸塚「もしかしたら電話あるかもしれないし入ってみよう!」

八幡「あ、ああ……(ずいぶん手際がいいな)」

別荘


戸塚「わー、外国の家みたいだね!」

八幡「ああ、そうだな……。(ちょっと悪趣味だな…)」

戸塚「あ、電話がある! 僕は小町先輩に電話してくるから八幡はゆっくりしてて!」

八幡「……分かった」


戸塚「もしもし、あ、うん、僕だよ」


八幡「………」

別荘 一階奥


八幡「……ずいぶん暗いな。別荘は慰安するところ、こんな場所をわざわざ?」

八幡(わざわざ森に隠した別荘でもあるし、ちょっとバイオハザードっぽいな……)

八幡「……ん?」


【少し頑丈な扉】


八幡「なんだこれ」グッ

八幡「あかない……」

八幡「……まぁ、いいか」



<ハチマーン



八幡「……すごい研究所があったりして」タタタッ

戸塚「もー、どこ行ってたんだよ八幡」プクーッ

八幡「うわ、俺に毎日味噌汁作ってくれ」

戸塚「え、な、なんて?」

八幡「ああ、いや、すまん。間違いだ」

戸塚「………」ニコニコ

八幡「?」

戸塚「うん、やっぱ八幡とはこの関係がいいや!」アハハ

八幡「そ、そっか(俺はこれ以上仲良くなるとやばい……いろんな意味で)」

夕方

戸塚「えへへ、食材使っていい許可得たから料理作るね!」

八幡「お、おう」

八幡(え、エプロン姿の彩加……やべそそる///)ゴクリ

戸塚「なんだかこれってさ」

八幡「……?」



戸塚「新婚さん……みたいだね///」テレテレ



八幡「っ///」ドキッ

戸塚「しかも裸エプロンみたいじゃない? これ」アハハ

八幡「………(なんだこの本物のムドーを前にした時の抗えない感じは……)」

戸塚「はい、簡単なものしか作れなかったけど」ズラーッ

八幡「……いや、レストランでももう少し質素ですよ」

戸塚「八幡の味覚に合うか分からないけど……」

八幡「はぁ、いただきます」モグモグ

八幡「おいしい……」

戸塚「わぁ/// よかった!」ニコッ

八幡「………///」モグモグ

戸塚「いっぱいあるからね」ニコニコ

八幡(性別以外完璧すぎて泣きそう……)モグモグ

お風呂


八幡「………」ドキドキ

八幡(い、いや、そりゃ男同士だけども!)

戸塚「はちまーん? 入るねー」ガラッ

八幡「お、おう……」ザバッ

八幡(って、何で胸までタオルで隠してんだよ!!)ジーッ///

戸塚「……な、なんだか恥ずかしいね///」エヘヘ

八幡「そ、そんなことないし!」ザブッ

戸塚「洗いっこしようよ八幡!」

八幡「お、おう……」

八幡(うわ、背中エロイし、綺麗だし、本当に男かよっ)ゴシゴシ

戸塚「ちょっ、つ、強いよ八幡っ」アンッ///

八幡「っ!///」ドキドキ

八幡(何で喘ぐんだよ///)ハァハァ

戸塚「つ、次は僕の番だね!」エヘヘ

八幡「……お、おう」




戸塚「ど、どうかな?」ゴシゴシ

八幡「ん、いい感じだ」

戸塚「………」ゴシゴシ

八幡(人に洗ってもらうの、結構いいな)

戸塚「えい」モミ


八幡「!?!??」ビクッ

戸塚「あー、間違えて当たっちゃったー(棒)」モミモミ

八幡「や、やめろって」アセアセ

寝室

戸塚「あはは///」ツヤツヤ

八幡「………」グデーッ///

戸塚「いっぱい揉んじゃったね、八幡」エヘヘ///

八幡「すごくうまかったな」

戸塚「えへへ/// 一生懸命練習したんだ」

八幡「ど、どうやって!?」

戸塚「んー、友達とか、部活仲間とか?」

八幡「………」ムッ

戸塚「あ、嫉妬した!? 僕がほかの子を揉んだから怒った?」ジーッ///

八幡「そ、そんなことねーし」

戸塚「……これからは八幡だけだよ」

八幡「………///」ポリポリ




戸塚「僕が肩を揉むのは、八幡だけだよ」ニコッ




戸塚「ねぇ八幡、もう寝た?」

八幡「いや、まだ……」

戸塚「何を考えてたの?」

八幡「……ぼーっとしてた」

戸塚「そっか。僕は八幡のこと考えてた」

八幡「……お、おう///」

戸塚「明日もいっぱい遊ぼうね」

八幡「だな……」

ちょっとだけ離れます!

もし見てる人がいたら、最終日のイベント相手を決めるの手伝ってください!

コンマ下一桁

1留美
2結衣
3雪乃
4優美子
5相模&ゆっこ
6姫菜
7めぐり
8小町
9川崎
0いろは

ゾロ目彩加


安価下1の人おねしゃす!!

三浦了解です!

ちょっとこっちばっかやってるといつもの癖が出そうなので、渋の放置アカウントで八幡×中学時代にアド交換した眼鏡ちゃんの話書いてきます!!こっちはおやすみなさい!

ピクシブってあんな感じになってたんだ……機能が使いこなせん…。

ちょっと眼鏡ちゃんを登場させるまで向こうの更新をすると思うので、こっちは夜になります! では!

よし、続き行きます!

翌日


三浦「………遅い」イライライラ

雪乃(心配だわ……)オロオロ

川崎(泳いで迎えに行くべきか……)

小町「あ、戻ってきた!」

一同「!!」


戸塚「おーい皆ー」ツヤツヤ


一同((な、何があったーーーーっ))ガーンッ

海老名「キマシタワーーーッ」ブシャァッ

八幡「………」

三浦「大丈夫だったかポチ!」ナデナデ

八幡「う、うす……」

戸塚「楽しかったね八幡!」ニコニコ

八幡「ああ、そ、そうだな彩加」コクリ


一同「!?」


雪乃「ひ、比企谷君。先輩相手にため口はいかがなものかしら……(うらやましい!!)」

八幡「いや、だって……」

戸塚「僕達、もうただの先輩後輩じゃないから……」モジモジ

八幡「」

海老名「ぶっしゃぁああ!? しゃぁあんなろぉ!!」ビクンビクンッ///

三浦「海老名が異形のものになってくし……」ビクビク


小町「まぁまぁ、人の関係というのは日々変わっていくもんだよー」

めぐり「それより、最後のイベントをしましょうか」


一同「最後?」ピクッ

八幡(まだあんのか……)ハァ…

川崎「帰り道を」

相模「八幡と」

いろは「二人……きりで」ゴクリ


小町「やー、ちょっとバスが定員オーバーでさー」アハハ

一同(絶対わざとだ)


めぐり「八幡君は男の子だから、もちろんエスコートするよね?」

八幡「……あ、ああ…」

戸塚「な、ならぼ――」

雪乃「黙りなさい」ギンッ

戸塚「」ビクッ



めぐり「それじゃあ、準備は良い?」

一同「「せーのっ!!」」バッ




小町「それじゃあ八幡をお願いね三浦さん」

三浦「あ、はい。任せといてください」

川崎「………」ショボン

雪乃「」フフフドウセワタシジャナイワヨ

由比ヶ浜(走って帰ろうかなぁ)

めぐり(幹事側だし、仕方ないね)ハァ…

いろは「八幡、気をつけてね」

八幡「お、おう?」

三浦「……あーしが手とり足とり守ってやるし」ガシッ

八幡「………逆///」

三浦「っ!!」カァ///

三浦(さ、さらりと言うなし!)



バス<ブロロロロロロロ。。。



三浦「行っちまったし……」

八幡「それじゃあ行きましょうか」

三浦「うん」

新幹線


八幡「いや、だから俺たちは何も」アセアセ

三浦「いーや、あーしの目は誤魔化せないし。絶対昨日何かあった」

八幡「ほんとに何もなかったって……」

三浦「じゃあ……あーしにもタメのように接しろし」

八幡「へっ!?」

三浦「彩加にできたんだからあーしにできないなんて言わせないじゃん!」

八幡「い、いや、だって……」

三浦「返事は?」

八幡「は、はい……」

三浦「へ・ん・じ・は?」

八幡「あ、ああ……分かったよ」ハァ…

三浦「それでよろしい」ナデナデ

八幡(タメの扱いじゃねーだろ……)

新幹線 大阪辺り


三浦「………」スゥスゥ

八幡「………」

八幡(確かにこの人は見た目ギャルだし、カーストの頂点だし、人を見下す態度とるけど……)

三浦「むにゃ……これ食べろぽち……」ムニャムニャ

八幡「………」

八幡(この人の隣はすごく居心地が良い)

三浦「………」カクッ

八幡(あ、髪が顔に……)スッ


――ふぁさ。


八幡(うわ、すごい滑らかで……気持ちい……)

三浦「………」ジーッ

八幡「!!?(お、起きてたーーーっ!)」ガーン

三浦「ぽーちー?」ニヤニヤ

八幡「あ、えっとこれはその、わ、わざとじゃ」オロオロ

三浦「もう一回」

八幡「え?」

三浦「……もう一回……頼むべ///」モジモジ

八幡「っ///」ドキッ

八幡「………」ナデナデ

三浦「……もう一回///」

八幡「………」ナデナデ

三浦「……もう一回///」



名古屋辺り



三浦「……むにゃ…もう…一回」

八幡「………ふぁ」ナデナデ

八幡(俺も……眠くなってきた…)ウツラウツラ



静岡辺り


三浦「………」

八幡「………」スゥスゥ

三浦(生徒会長の奴はポチのファーストキスを……)モヤモヤ


三浦「おいポチ、起きるし」

八幡「あ、つ、着いた?」クシクシ

三浦「乗り過ごしちゃうから準備するし」

八幡「分かった」イソイソ

八幡(ん? 涎か?)ゴシゴシ

三浦「………///」プイッ



駅前

三浦「んじゃ、ポチ、お疲れさん」

八幡「送ってく――」

三浦「いやいいよ。親が迎えに来るし」

八幡「そ、そうか……」

三浦(まともに顔なんて見れねーっつの///)

八幡「それじゃ、また」

三浦「寝てる間に連絡先入れておいたから、電話出ろよ」

八幡「……分かった」コクリ

三浦「じゃあね」ニコッ

八幡「………」コクリ///




 大変で、楽しい大旅行が終わった。。。




平塚「!! チャンスが回ってくる予感!!」

平塚「………気のせいか」グビーッ///

ちょっと続けて更新しようと思ったけど、用事で来たので離れます!

つか、これってラブコメ要素需要あるんかな。一人相手だと荒れそうだけど……。

もし意見とかあったらお願いします! では!!

ラブコメ大好きだよ
最終的に誰かとくっつくのもいいけど
今の状態が長く続くといいな

今回はマンボウ要素少ないね

ラブコメもコメディのうち
要所要所で笑いが取れればなんの問題もない

そろそろ陽乃さんカモン!

正直マンボウをもうちょっと増やして欲しい

マンボウしつこすぎ
流石に飽きた

>>533>>535なるほどー、勉強になります!!

>>536 ラスボスはあなたの胸の中に。。。

>>534>>537>>538 二学期で本編は終わるので、そっからマンボウ要素は考えます!

では、続きー

夏休みのある日


葉山「おーい、遅いぞ八幡!」

八幡「う、うすっ」

戸部「久しぶりじゃね!? 元気してたかっ!」

八幡「うす……」

戸部「何で俺の時は反応薄いの!?」

大和「憐れなりキョロ充」

大岡「八幡、今日は楽しもうぜ」

八幡「う、うす……(誰だこいつ……)」

葉山「それじゃあ、男子会始めちゃおうか!」


一同「「おーーーっ!」」



戸塚家

戸塚「………へっくち」

戸塚(八幡は今頃何してるかなぁ……)エヘヘ


カラオケ

葉山「八幡、一緒に歌おうぜ!」

八幡「……うす」


ボーリング

戸部「うおりゃぁあああ!」ブンッ

大岡・大和「「そっちは隣のレーン!!?」」ビクッ


ゲーセン

八幡「………」ウィーン

葉山「お、可愛いぬいぐるみだな。誰にあげるんだ?」

八幡「………っ」カァ///

戸部「お、何々!? 誰かにあげんの!?」

大岡「くぅ~! うらやましい!!」

大和「モテたい」

一同「「あはははは!」」

ファミレス


戸部「……いいか、今から選ぶ女の子は単純に好みの話だ。恋とは別物だ。いいな?」

一同「「………」」コクリ

葉山「八幡、俺たちは絶対に内緒にするから、真剣にえらぶんだぞ」

八幡「うす……(信じてねーよ。あの猿とゴリラとキョロ充絶対言うだろ)」

戸部「せーーーのっ!」


雪ノ下「あら、比企谷くんじゃない。こんなところで何をしてるのかしら」ファサッ


一同「「!!」」バッ


葉山「………」つ雪乃

戸部「………」つ雪乃

大岡「………」つ雪乃

大和「………」つ雪乃


八幡「………」つ?



八幡の指差した人物


コンマ下一桁

1留美
2結衣
3雪乃
4優美子
5相模
6姫菜
7めぐり
8小町
9川崎
0いろは

ゾロ目彩加


安価下1の人おねしゃす!!



八幡「………ぁ」つめぐり


八幡(お、驚いた拍子に手が滑った……)

男子一同(絶対手を滑らしたな八幡……)


雪乃「……比企谷君、一体これはどういうことかしら」プルプル


葉山「ち、違うんだ雪ノ下さん!」アセアセ

戸部「そうだべ! これはただ、頭の良い人を指差しただけだべ!」

大岡「うんうん」コクコク

大和「うむ、そのとおり」


雪乃「………」ゴゴゴゴゴゴ




雪乃「私は三浦さんが一番面倒見が良いと思うの」つ三浦


戸部「俺は実は姫菜が一番気がきくと思うなー」つ海老名

葉山「相模さんは一番動揺しやすいよね」つ相模

大岡「川崎が一番腕っ節があると思うぜ」つ大岡

大和「由比ヶ浜が一番優柔不断」つ由比ヶ浜


八幡「雪ノ下先輩が一番情けない」つ雪乃


雪乃「表出ろ」

八幡「上等」



<キャーーーッ!



葉山「!!」

戸部「あれ、ひったくりじゃね!?」

大岡「いや、銀行強盗だ!」

雪乃「警察に……」

葉山「………」スクッ

八幡「葉山……先輩?」

葉山「ちょっとトイレ」タタタッ

銀行

強盗「おらおら! 金をつめやがれ!」

銀行員「ひぃ!」

強盗2「平和ボケしやがって!」パンッ

客「ほ、本物!?」

強盗3「お前らも大人しくしとけよ!」ジャキッ

一同「「ひぃぃぃ!」」



子供「おじちゃんたち、皆をいじめちゃだめなんだよ!」



強盗「あぁん!?」ジャキッ

親「も、申し訳ありません! 撃たないでください!!」

強盗2「うっせーんだよ!!」ジャキッ




――そこまでだ!!




強盗たち「!?」



葉山(スーツ)「この世に悪が栄える限り」

葉山「私の正義は終わらない!!」


強盗「誰だおめぇ!!」

強盗2「き、聞いたことがある!」

強盗3「千葉県を守る……伝説の白い隼……」


一同「「ジャスティスイーグル!!」」ワァァァァッ


葉山「とうっ!」バッ

強盗「跳んだ!? この野郎!」パンッパンッ

葉山「はははははっ! そう簡単に当たらないよ!!」ドスッ




                   |l| | |l| |
                   _,,..,,,,_
                  ./ ゚ 3  `ヽーっ
                  l ゚ ll ⊃ ⌒_つ
                   )`'ー---‐'''''"(_
                   ⌒)   (⌒   ビターン
                      ⌒


一同「」



強盗「やったか!?」

強盗2「へっ、調子に乗るから!!」

強盗3「あれは!?」



海老名「とう!」



客「あれは! ジャスティスイーグル敗れる時、どこからともなくやってくる正義の使者!」

一同「「クイーンロブスターっ!!」」ワァアアアアッ



強盗「次から次へと!」パンパンッ

海老名「強盗と隼人君……キマシタワーーーッ!」ブシャァッ

強盗達「な、なんだこれは!? 目が見えない!」


銀行員「あれは! 極限まで高められた妄想力から繰り出される鼻血の霧! 強い粘着力で一時間は視界を奪われるわ!」


海老名「ジャスティスイーグル!」

葉山「あ、ああ……」プルプルプル


二人「「正義!! 執行!!」」ズバァッ


強盗達「ぐぁああああああ」ドサドサッ


一同「ワァアアアアアアッ!!」

ファミレス


大和「また撃たれたな……」

戸部「いつも撃たれるんだ……」

大岡「それを海老名が無理やり……」


ピコンッ


戸部「あ、ラインだ」



葉山『ちょっと急用を思い出したから先に帰る。しばらく部活も休むから』



一同「………」



一同((ばれてないと思っている……))ガーンッ


八幡(ジャスティスイーグル……まさか千葉県にあんなヒーローがいたなんて……)ワクワク

雪乃(正体は誰なのかしら……気になるわ…)ウズウズ



そんな、夏休みの一日だった。



イーグルって鷹じゃね?
隼だったらファルコンじゃね?

>>552 大丈夫です。ちゃんとぐーぐるで調べてファルコンって出てきましたから!

とある島のとある場所


??「ひゃー、今日も疲れたなぁー♪」

??「わたし早く帰りたいんですけど?」

??「そんなこと言って、まだデートもできてないんでしょ?」

??「余計なお世話ですよ先輩♪」

??「……でも、少しばかり誤差も出てきたわ」

??「まー、人間ですからね。仕方ないんじゃないんですか?」

??「一応、演算してみたんだけどぉ、そしたら……」

??「そしたら?」



??「文化祭に参加すれば、彼はおそらく……」



??「………」

>>553
それ大丈夫じゃないwwww

夏祭り


八幡「……なんだよ、これ」



着信履歴びっしり



八幡(俺の知り合いほぼ全員から来てる……)

小町「あー、夏祭りだからだねぇ」

八幡「夏祭り……今日だっけ…」

小町「誰かと行ってきたら?」

八幡「……夏祭り…」

>>555大丈夫じゃないのは僕の頭です(正論)このssは大丈夫です!

夏祭りの相手、デートにするか、全員で遊ぶか、どうしよう。

また皆の意見を参考にしたいので、意見ください!

少し離れます!


例)

全員で遊ぶ

選挙して1人とデート

コンマで1人とデート

その他

全員で遊んでる最中にはぐれて二人になればいいんじゃない

>>560 天才がいたので、それで行きます(はぐれるのは一回だけで勘弁!)


では、続き行きます!

待ち合わせ場所


八幡「………おわ…」


女性陣「………」ズラーッ


通行人「おいおい、なんだよあれ」

通行人「美人しかいねーし」

通行人「ナンパしろし」

通行人「さっきナンパした奴、ぼっこぼこに貶されて泣いてたぞ」


生徒「ふふっ、祭りに来ればいろはがいるかも」

生徒2「あいつくるかなー」

生徒3「ふん、ぼっちが一人で来るのか? 滑稽な」

生徒「あれは、ヒキタニ!?」


八幡「………」

女性陣<ハチマーン♪ ポチッ♪ ヒキガヤクン…


生徒「」

生徒2「」

生徒3「」

八幡「………」

回想

小町『いい、八幡。ぜーったい皆の浴衣姿を誉めるべし!』

~~


八幡「……優美子」

一同「!?」

三浦「覚えてたじゃん、八幡」ナデナデ

戸塚(僕だけの特権が……)ガーン

八幡「ひまわりの黄色い浴衣、元気で明るい優美子にぴったりだ」

三浦「はわぁ!?」ドキィッ///

八幡「一緒に回れて嬉しいよ」ニコッ

三浦「」ボンッ///

八幡(あー、恥ずか死にたい……///)クルッ


いろは「うっ……」

八幡「紫陽花柄の大人っぽい雰囲気、大人っぽいいろはによく合ってる。綺麗だ」ニコッ

いろは「ず、ずるいっ///」カァ

いろは(後で誉めなかったことをいじってアピールしようと思ったのに!!)モジモジ///


女性陣(私たちも誉めてもらえる?)ドキドキ///

八幡「由比ヶ浜先輩はピンクの柄ですね。女の子らしくて可愛いです」

由比ヶ浜「ちょっ、ちょっと///」ドキドキドキ

八幡「一緒に回れて一生の自慢です」ニコッ

由比ヶ浜「あ、あう///」モジモジ


八幡(あと何人いるんだよ……)クルッ


相模&ゆっこ「………っ」ドキッ///

八幡「……セーラー服?」

相模「う、うん。ウチらレイヤーだし、八幡君にアピールしたくて……」

ゆっこ(私は南と一緒の服着たかっただけだけど……嘘です八幡君に見せたかったですはい)

八幡「……あとで写メに残して良い? めちゃくちゃ可愛いから」

相模&ゆっこ「か、かわいい///」ウゥ…


八幡「………」クルッ

めぐり「うっ……」ドキッ

めぐり(あ、あの日以来もう外に出るのも恥ずかしいよぉ……)モジモジ

八幡「私服で来たんですね」

めぐり「う、うん……」

八幡「……素材が良いから、何を着ても素敵ですね」

めぐり「は、はわぁ……///」


八幡(ようやく半分か?)

ごめんちゃい! 中途半端ですが離れます!

渋と並行してるから間違えて眼鏡ちゃん出しそうになっちゃうぜ。

後、一緒にはぐれる人物の選び方も希望があればお願いします!では!

はぐれる人はコンマで決めよう

>>574 まぁ、安価スレじゃないですし、コンマで適当に決めるのがいいかもしれないですね!

自分に絵心があればこのスレの内容を漫画化するのに悔しいです。続きー

八幡「彩加は……甚平?」

戸塚「う、うん……(本当は八幡が喜ぶ格好がよかったんだけど…)」ハァ…

八幡「み、乱れたらドキッとするから、気を付けろよ///」

戸塚「……八幡っ///」ギューッ

八幡「……ち、近い///」


八幡「あれ、留美は?」


留美「ここだよっ!」プイッ

八幡「おお、留美も浴衣なんだな」ナデナデ

留美「べ、別にあんたに見せたくて着てきたわけじゃないんだからっ」

八幡「そっか、でも俺は留美の浴衣姿見れて嬉しかったけどな」

留美「……べーっだ///」ギューッ



八幡「……雪ノ下先輩…」

雪乃「………///」スラーッ

八幡「………」ポーッ

雪乃「……みんなには言ったのに…」プルプル

八幡「!! い、いや、言いたくないって訳じゃなくて……」

雪乃「?」

八幡「……言葉にならないくらい…綺麗だったから///」ポリポリ

雪乃「!!」ズキューーンッ///


一同((あー……雪ノ下も参加かぁ…))


八幡(これで全員か?)

物陰

川崎「ああ……あああああ…」プルプル

川崎(な、何であたしは浴衣なんて着てきたんだぁ……)ガクガク

川崎「は、恥ずかしくて動けない……」プルプル



不良「おい、川崎」

川崎「!!」ビクッ

不良2「お前、浴衣着てんのかよ」

川崎「う、うるさいっ、どっか行ってよ!」

不良3「はっ、日ごろの行いを忘れたわけじゃねーだろうな」

川崎(ちっ、動きにくくて戦えそうにないや……)


不良1~3「「やっちまえ!!」」ダッ


川崎「くっ……」



不良たち「「嘘……だ、ろ」」ドサドサッ


川崎「……はち…?」

八幡「師匠……大丈夫ですか?」ハァハァ…

川崎「どうして……」ドキドキ

八幡「いや、師匠って照れ屋だから、どっかに隠れてるんじゃないかって……」ハハ…

八幡(ボッチスキル最高の俺にかかれば一瞬でしたよ)

川崎(八幡は……あたしのことを分かってくれる……)ドキドキ


八幡「……師匠、ユリの浴衣なんですね」


川崎「………」コクン///

八幡「白ユリの花言葉を知っていますか?」

川崎「………?」


八幡「純潔。照れ屋で初心な先輩そのものですね」ナデナデ


川崎「んーーーっ////」ドクンドクンドクンドクン

川崎(頭の中が八幡でいっぱいになるーーーっ!!)

八幡「師匠?」

川崎「……沙希…」

八幡「え?」

川崎「沙希って呼んで……」ウルウル

八幡「う……うす///」



一同((まーたライバルを増やしよって……))ハァ~~~

戸塚「あっちで金魚すくいやってるよ!」

三浦「八幡! やきそば食べよう!」

海老名「あっちでお面が売ってるよ!」

雪乃「パンツ穿かないとスースーするわね」

小町「はい、あーん」

めぐり「水分もとろうね八幡君!」

川崎「……水風船のヨーヨー…あげる」

いろは「はい、いろはす飲んで♪」

相模&ゆっこ「両手に花だね八幡♪」ギューッ

留美「前が見えない……」

八幡「……(皆優しい……)」ボーッ///

八幡(今までボッチだった俺にみんなはやさしくしてくれる)テクテク

八幡(嬉しいけど……ちょっと戸惑う自分がいる…)テクテク

八幡(………)テクテク



八幡「そうか、失うのが怖いんだ……」ピタッ



八幡「……あれ?」キョロキョロ

八幡(誰もいない……)




八幡「……ここ、どこだ?」





はぐれた八幡の前に現れる人物は?

下一桁

1留美
2結衣
3雪乃
4優美子
5相模&ゆっこ
6姫菜
7めぐり
8小町
9川崎
0いろは

ゾロ目彩加

安価下1の人おねしゃす!!

そしておやすみなさい!

気のせいかしら、メインヒロインであるハズのわた雪ノ下になかなかスポットライトが当たらないのだけれど

相模&ゆっこ了解です!

>>587運命です(小並感)


続きー

八幡「うえ……この人ごみであいつら迷いやがった……」

八幡(ん……この場合迷ったのは…俺?)


八幡「………帰るか」クルッ


相模「八幡!!」ハァハァ

八幡「相模先輩……とそのお供先輩」

ゆっこ「はうっ/// 名前さえ覚えられていないとは」ハァハァ///

ゆっこ(私Mなのかも……)ハァハァ///

相模「ウチのことは南って呼んで! こっちはゆっこね」

八幡「はぁ……」

相模「てか良かった~」ギューッ

八幡「!」ムニュッ

八幡(けっこう露出あるから、直接触れてますよ!!)ハァハァ///

ゆっこ「心配したんだからね」ナデナデ

相模「三人で手を繋いであるこっ♪」

ゆっこ「いいねっ!」


相模-ゆっこ-八幡


相模「っておい」バシッ

ゆっこ「てへぺろ」

八幡(これがJKトーク……)

相模「もちろん八幡が真ん中だし」ルンルン♪

ゆっこ「しかたないね」ルンルン♪

八幡「はぁ……」

相模「ねぇ八幡、ウチら八幡と一緒に祭りこれてすっごく楽しんだぁ」

八幡「う、うす……///」

ゆっこ「そうだね。何日も前から八幡君に注目される服探したもんね」

八幡「………///」

相模「だから、絶対にはぐれないでね」ギュッ

八幡「あ……(心配してくれたんだ……)」

ゆっこ「南ぃ……ちゅーし「駄目」



「あっれー、ゆっこじゃん?」



相模&ゆっこ「!!」

二年女子「ゆっこも来てたんだ」ジロジロ

ゆっこ「うん、そだよー」

女子達<クスクス

相模「………」イラッ

女子1「その真ん中にいるのって彼氏?」

ゆっこ「違うよー、仲良くしてもらってるだけ」アハハ

女子2「へー、ふーん、そうなんだぁ」ニヤニヤ

八幡「………(そうか、そういうことか)」

相模「………」イライラ

女子3「ていうか、男子と祭りなんてちょー楽しそう! 私達なんて女子ばっかだよねー」

女子達「ねー♪」クスクス


八幡(ここに俺がいたら二人が……)グイッ


八幡「……?」グイグイ

八幡(離してくれない?)


相模&ゆっこ「………」ゴゴゴゴゴゴッ

女子1「まぁでもあれじゃね? レベル低い男子連れて歩くよりか百倍マシじゃね?」ニヤニヤ

女子2「分かるー! 周りからの目とか超凄いし、絶対やだよねー」ニヤニヤ

女子3「その点、ゆっこはまぁさすがって感じよね」クスクス


八幡「お「八幡は黙ってて」

八幡「」


相模「ねぇゆっこ~、さっきから一体誰と話してんの~?」

ゆっこ「んー? 知らない人ー」


女子たち「なっ!?」


相模「普通女子だけで祭り来る? 変じゃない?」

ゆっこ「んー、ナンパされたかったんじゃない?」

相模「やだーっ、だからあんなに厚化粧なの? ビッチくさーい」クスクス

女子たち「………」プルプル///

ゆっこ「まぁでも誰も見てないし、どんな顔だろうと関係なくない?」

相模「それもそうだね。だって――」



二人「「人をレベルで判断するようなレベル低い人たちに誰も見向きしないもんね」」



女子たち「」



八幡(さっきから二人とも手が震えてる……すごく悔しいんだ)


女子1「い、言ってくれるじゃねぇかゆっこぉ」

女子2「あんた二学期どうなるか分かってんでしょうねぇ」

女子3「つーか、今リンチっしょ。人のこと侮辱したんだし」


不良「……てて、あいつ無茶苦茶しやがって」

不良2「ナンパもうまくいかねーし、さっさと帰ろうぜ」

不良3「そうだ……な」


八幡「………?」


不良達(さっきのクソガキーーーーっ!!)



女子1「! あ、さっきナンパした人たち!」

女子2「……ね、ねぇあんた達」

女子3「私達と遊びたいんでしょ!?」

不良達「………」ガクガクブルブル

女子2「あいつらぼこぼこにしてくれたら考えてもいいよ!」

不良達「へぁ!?」ビクッ

女子3「男三人にかかれば、余裕っしょ!」

不良達(おいおいおい!? こんなところで言うなし!!)


ギャラリー<なんだなんだ


不良達(引くに引けねーじゃねーか!!)

不良1「ごっ」ドスッ

不良2「がっ」バキッ

不良3「げぼふぁっ」スパァンッ


女子たち「」


八幡「………」

相模「相変わらず……」

ゆっこ「めちゃくちゃ強い……」


不良達「さ、さーせんしたーーーっ!」ダダダッ

女子達「あ、あんた達!?」

不良達「お前ら見てーなブスにかかわるんじゃなかった!!」バーカッ

女子達「なっ!!」


相模&ゆっこ「………」ポキポキ


女子達「……あ…」

八幡(駄目だ。このままじゃ二人の学校生活が……)ダッ

ちょっとはなれます!

相模「あんたら好き放題言ってくれたわね」

ゆっこ「我慢できることとできないことってあるよね」

女子達「「あ……ああ…」」ガクガク


八幡「ちょ、ちょっとタンマ」バッ


相模「?」

ゆっこ「八幡君?」


八幡「………」


女子達「ひ、ひぃ!?」


八幡「……ごめんね、俺のせいで大変なことになって」ナデナデ

女子1「ふぁ?」ドキッ

八幡「怖がらせてしまったね」ナデナデ

女子2「………///」ドキドキ

八幡「でも、女の子は優しくなきゃ、ね?」ニコッ

女子3「……は、はい///」ドキドキ


八幡「さ、皆遊んでおいで」


女子達「は、はいぃ///」


相模&ゆっこ「」

相模「な、何今の?」

ゆっこ「八幡君ってああいうのもできるの?」

八幡「いや、普段やっても目がキモイって殴られたと思う」

八幡(なんかの恋愛トーク番組でバーみたいな暗い場所のデートが良い理由を見ておいてよかった……)ホッ


二人((絶対、違う……))


この後、三人で楽しく遊んだ!



境内


八幡「はぁ~疲れた……」

三浦「何言ってんだし! あーしを放っておいて!!」グリグリ

いろは「そうだよ! ずるい!!」

川崎「………(一緒に遊びたかった…)」

めぐり「寂しかったなぁ」

相模「………」モウシワケナイ…

ゆっこ「………」ダネ…




―――ドォンッ!!




小町「わぁ! 花火!!」

雪乃「綺麗だわ……」

由比ヶ浜「ねぇねぇヒッキー! 花火だよ!!」

八幡「あ、ああ……」

戸塚(来年も八幡と見に行きたいな)

海老名(は、戸塚君が八幡を……ぶふっ!!)プシャァッ



八幡「……綺麗だな…」ギュッ

八幡(え?)



??「………///」

終わり方は決めてるんだけど、メインヒロインは決めていないので投票で決めようと思います!(誰になろうと、エンディングまでの道のりは変わらない)


・留美
・結衣
・雪乃
・優美子
・相模&ゆっこ
・姫菜
・めぐり
・小町
・川崎
・いろは
・陽乃


事実上、このスレにおける総選挙でもあります!

1人1票でお願いします!

一応20票を超えるか、明日の9時を過ぎるかで打ち切ります!(集計はするかもしれないけど有効票は20票まで)

それでは、離れます!

こまち

有効票 (同一IDにより616のみ無効)

>>624まで?

いろは4票

雪乃8票(うちマンボウ2票)

サキサキ1票

小町7票

で、あってるかな?

ということで、メインヒロイン雪乃ちゃんで行きます!

まぁ小町に関しても、けっこう重大な役目は背負っているので出番はかなりあります。

いろはも同様です。

サキサキは師匠という重要ポジションについたということで許してください。


ちゅーわけで、ラストエピソードへ向かって進んでいきたいと思います!


(こっからは笑い<いちゃらぶ?展開・シリアス展開になっていきますがご容赦を)




八幡「……え?」

雪乃「………」ギュッ

八幡(あ、あの雪ノ下先輩が……手を?)

雪乃(心臓が破裂して死にそうだわ)バクンバクン///

八幡「………」チラッ

雪乃「花火に集中しなさい」グイッ///

八幡「………」

雪乃「………」



二人(集中できる訳ない(じゃない……))ドクンドクンドクン///



――どぉんっ!!



 その日以来、夏休みが終わるまで雪ノ下先輩と関わることはなかった。



とある場所


??「雪乃ちゃん、あなたのしたことで完全に計画は破綻してしまったの。分かる?」

雪乃「ごめんなさい……」

いろは「まったく、わたしと陽乃さんの頑張りを全て無駄にするなんて、先輩らしいというか」

雪乃「全部が全部無駄という訳では――」


いろは「無駄ですよ!! 無駄!!」


雪乃「っ!」キッ

いろは「凄んだって駄目です。あの時、“先輩のことを何も考えなかった”あなたに反論できる権利はありませんから」

雪乃「………っ」

陽乃「こうなってしまっては仕方ないわ。雪乃ちゃんは比企谷君とは一切関わらないこと。良い?」

雪乃「………」

いろは「………」ハァ…

いろは「本当に先輩は!!」ガンッ

雪乃「………」

いろは「いつだって自分中心に物事を考えて!! 少しは先輩のことを心配したらどうです!?」

陽乃「………」

雪乃「……でも」ツーッ

いろは「!?」


雪乃「私は……比企谷君と…一緒にいたい……」ポロポロ


陽乃「雪乃ちゃん……」

いろは「………泣いたって…」



――あの時の先輩は、もう戻ってこないんですから。



二学期


八幡「………」

八幡(何で雪ノ下先輩はこっちが連絡しても無視したんだ?)

戸塚「おーい八幡!」

八幡「彩加」

戸塚「あ、あのね八幡……」モジモジ

八幡「?」


戸塚「二学期も、よろしくねっ///」エヘヘ


八幡「……俺のために」


――俺の為に毎日味噌汁を作ってくれ。


八幡「……っ!?」ズキッ

戸塚「八幡!?」

八幡「だ、大丈夫……」

八幡(今の……なんだ?)

三浦「おっす八幡、二学期もよろしくー」

八幡「うす」

葉山「八幡! 心配掛けたな!」

八幡「ジャスティスイーグル!」

葉山「!! だ、誰の事かな? ははは」


一同(気づかれてないと思ってるんだ……)


相模「やっほー八幡♪」

ゆっこ「また遊ぼうね♪」

女子達「………///」ニコッ


八幡「……うす」コクリ


由比ヶ浜「ヒッキーおはよう♪」

八幡「おはようございます。つーか、たまにヒッキーって言いますよね先輩」

由比ヶ浜「あれ? ほんとだ。何でだろ?」

八幡(まぁ、妙に耳触りが良いって言うか、聞きなれてる感じがしたから今まで気づかなかったけど……)

八幡「先輩、雪ノ下先輩知りません?」

由比ヶ浜「ゆきのん? そういえば会ってないなぁ。よくメールはするんだけど」

八幡(メールはする? じゃあ俺には……)

教室

いろは「おはよう八幡」

八幡「おはよう」

八幡(挨拶してくれるクラスメイトがいるって良いなぁ)

生徒1「お、おう比企谷」

生徒2「おはよう」

生徒3「……おす」

八幡「」

いろは「やーっと、八幡の良さに気付いたかぁ」ニヤニヤ


生徒達「う、うっせぇ///」


八幡「おはよう……」ペコリ

生徒達「「あ、ああ」」ペコリ

いろは「………」

いったん離れます。

昼休み

八幡「……えっ」

先輩「ごめんね、雪ノ下さん会いたくないって」

八幡「そ、そうですか……」

雪乃「………」

八幡(何だよあれ……)クソッ



由比ヶ浜「ヒッキー、何でこんな……ところ…に?」

八幡「………」ズカズカズカ

由比ヶ浜「ヒッキー怒ってる?」

川崎「………」

HR

平塚「えー、文化祭実行委員だが――」

いろは「はいっ! 私と「俺やります」


生徒達「えっ?」ザワッ


八幡「………俺にやらせてください」

いろは(そ……そんな…)


平塚「……よし、良いだろう」

いろは「先生!! それ――」

平塚「………」ジッ

いろは「……女子は私がやります!!」

平塚「……分かった」

いろは「何で文化祭実行委員なんて立候補したのよ!」

八幡「……やらなきゃいけない気がした」

いろは「そんなの! 八幡らしくない!」

八幡「……いろはだって、本当の自分を出す時は“わたし”って言ってるじゃねーか」

いろは「っ!! きづいて……」

八幡「はぁ……あのなぁ、一度しか言わないからよーく聞け」

いろは「う……うん」



八幡「一色いろはという可愛くて強くて優しい女はな、俺の初めての友達でクラスメイトなんだ。何でも知ってるに決まってるだろうが」



いろは「!!」ドキッ

八幡「だから……俺のやることには…賛同してほしい……」ポリポリ///

いろは「……ずるいよ、そんなの」ボソッ

八幡「いろは?」

いろは「もーっ、いろはちゃんにお任せなのだっ!」ツーッ

八幡「何キャラだよ(涙?)」ハハッ

放課後


めぐり「えー、それでは文化祭実行委員会のミーティングを始めます」

一同「おねがいしまーす」

八幡「………(やっぱり…)」

雪乃「………」

いろは「八幡、聞いてほしいことがあるの」

八幡「後にしてくれ」

いろは「………」


めぐり「まずは実行委員長を決めようと思います。えーっと、誰か立候補は……」


相模「はいっ! ウチにやらせてください!」

めぐり「相模さん……で、でもあなた…」

相模「……大丈夫です。去年のようにはなりませんから…」


八幡(去年……? 相模……?)


『あんたなんかにウチの気持ちが!!』


八幡「………っ!?」ズキッ

めぐり「じゃあ副委員長は」

雪乃「私がやります」

八幡「……な、ぜ?」ズキズキ

いろは「………」

ミーティング終了

生徒達「「お疲れ様ー」」


八幡「……どういうことだよ」

雪乃「………」

八幡「なんとか言えよ先輩!!」バンッ


めぐり「は、八幡君? どうしたのかな?」

相模「八幡?」アセアセ


雪乃「どうもこうもないわ。私は私のやるべきことをやるだけよ。


 比企谷君」ジッ


八幡「………っ」

いろは「……いこっ! 八幡!!」グイッ

八幡「お、おい……」

雪乃「………」グググッ

廊下

八幡「お、おいっ、どこまでひっぱるんだよ」

いろは「………」ピタッ

八幡「いろは?」

いろは「……“比企谷先輩”は…」

八幡「?」

いろは「比企谷先輩は……好きな人いるんですか?」

八幡「……いろは?」ズキッ



『えー、いないんですか?』

『じゃあ、わたし立候補して良いですか?』

『まぁ、そりゃ来年入学できたらの話ですけど……』

『やった! 絶対ですよ!!』



いろは「……八幡は、好きな人……いるの?」ポロポロ

八幡「……俺は――」

いろは「ぐすっ……うっ……うぅ…」

雪乃「一色さん……」

いろは「……慰めに来たなら無駄ですよ」キッ

雪乃「いいえ、違うわ」

いろは「………」


雪乃「私は、あなたにお礼を言いに来たの」


いろは「!!」ギリッ

いろは「何をその口――で……」


雪乃「………」ポロポロ

いろは「何を…泣いてるんですか……」ポロポロ

雪乃「私は……比企谷君を好きになる資格なんてない…」ポロポロ

いろは「とうぜ…ん……です」グスッ

雪乃「でも………それでも…」






雪乃「比企谷君とまた文化祭ができることが死ぬほど嬉しいの」






いろは「……ずるい」

雪乃「ええ、私はずるいわ」

いろは「わたしの方が先に比企谷先輩を好きになった!」

雪乃「時期は関係ないわ。私の方が気づくのが遅かっただけ」

いろは「わたしだけが先輩を信じてあげられた!」

雪乃「いいえ、それは違うわ一色さん」

いろは「!!」キッ

雪乃「……私はね、比企谷君を信じてなかった訳じゃないの」

いろは「何を……」



雪乃「私は、“比企谷君を信じる自分”を信じられなかったの」



いろは「……詭弁です」

雪乃「いいえ、違うわ。私の中には確固としてあの人を信じる部分があった。けれど、どうしてもそんな自分を信じきることができなかった」

いろは「同じ事じゃないですか! 比企谷先輩はあなたを信じた! 信じ抜いた!! それなのに!!」

雪乃「……だから、



 私は一生比企谷君を信じ抜こうと決めているの」ニコッ



いろは「……うっ……うぅ…」ポロポロ

雪乃「だから本当にありがとう一色さん」ギュッ

いろは「うぁ……ぁぁああああああああああ!!」ギューーーッ

雪乃「そしてごめんなさい。やっぱり私は比企谷君が好きみたい」

雪乃「落ち着いたかしら」ポンポン

いろは「子供扱いしないでください」ムスッ

雪乃「そうね。私より大人で、可愛くて、器も大きいわ」

いろは「なら、比企谷せんぱ「それは駄目」

いろは「………」

雪乃「でもそうね。文化祭まではこの気持ち、隠しておこうと思うの」

いろは「……なぜですか?」

雪乃「私は……私の力が至らなかったばかりに、たくさんの人を傷つけ、迷惑をかけた。だから――」

いろは「その贖罪って訳ですか? なんて自分勝手な」

雪乃「ええ、自分勝手よ。雪ノ下雪乃という人間は、とても自分勝手で――」



雪乃「独占欲が強いの」ニコッ



いろは「……二股狙いも無理って訳ですか」

雪乃「残念ながらね」ニコッ

いろは「………」

比企谷家


小町「はい、今日は小町カレーだよ!」

八幡「うん……」モグモグ

小町「……なんだか元気ないみたい」

八幡「……うん」モグモグ


『すまん、いろは』


小町「なんかあった?」

八幡「……うん」モグモグ

小町「………」


『俺は……が好きみたいだ』


八幡「………」ボッ///

小町「ひゃぁ!?」ビクッ

八幡「………」ポーッ

小町「……八幡?」ジーッ

八幡「姉ちゃん……」

小町「は、はいっ」ビクッ


八幡「……生きるって…大変だな」ボソッ


小町「は、八幡が壊れた……」プルプル

文化祭一週間前


陽乃「はーい雪乃ちゃん♪ 順調?」

雪乃「ええ、もちろんよ陽乃姉さん」

陽乃「そりゃ雪乃ちゃんが実行委員長してるんだし、当然よね」

雪乃「いいえ姉さん。それは違うわ」

陽乃「え?」

雪乃「委員長は相模南という同級生よ」


相模「戻りましたー」


陽乃「へぇ、実行委員に遅れてくるような子がねぇ」

相模「えっ、と……」アセアセ

めぐり「相模さん、OBの雪ノ下陽乃さんよ」

相模「さ、相模南です! よろしくお願いします!」

陽乃「で? 何してて遅れたの?」

相模「あ、それは、


 全学年の進行具合の確認と調整、足りない資材や人材の把握及び調達、当日のお客様の動線の確認、体育館の装飾イメージの最終チェックなどです。最後に怪我人がいたので保健室に連れて行ってて遅れました」


陽乃「そ、そう……すごいわね」

めぐり&雪乃「………」クスクス

八幡(あれが雪ノ下先輩の姉……)

陽乃「………」チラッ

八幡「!?」

陽乃「………」ニコッ

八幡「……(なんだ…?)」ニヘラ

葉山達のクラス


三浦「良い!? 八幡が実行委員してる以上、あーしらが一番をとって誉めてもらうっしょ!!」

戸塚・海老名・葉山・戸部・大岡・大和・川崎「「おう!!」」


他生徒((何だこの気合い……))


川崎「服装や装飾はあたしに任せなっ!!」ダダダダダッ!!

戸部「すげー……ミシンみたいに手縫いしてる…」


海老名「脚本は私にお任せ!! 愛あり涙あり笑いありの最高傑作ができたんだから!」


葉山「彩加!! 俺たちが力を合わせれば!!」ガシッ

戸塚「絶対に負けないよね!!」ガシッ


二人「はははははは!!」


海老名「さ、さいこぉっ///」ブシャッ


文化祭前日


八幡「………なんだ…これ…」ズキズキ

八幡(頭が……割れるようにいてぇ…)

八幡「……っ」フラッ


「情けないわね比企谷君」ガシッ


八幡「……雪ノ下…」

雪乃「あら、先輩を呼び捨てなんていい度胸じゃない」

八幡「……後輩を無視し続ける奴なんて、先輩じゃねーし」ハァハァ

雪乃「……それに関しては言い訳のしようもなく私のせいよ。ごめんなさい」

八幡「……どういう、ことだよ」

雪乃(そう……それほどまでにあなたは文化祭を……)ギュッ

八幡「お、おい///」



雪乃「比企谷君。一緒に来てほしいところがあるの」



八幡「……?」

いったん離れます!!

屋上

八幡「なんだ……これ…」ズキズキ

八幡(屋上に近づくと痛みが……)

雪乃「……本題に入る前に、聞いてほしい話があるの」

八幡「……長い話か?」ズキズキ

雪乃「そうね、なるべく簡潔に伝えたいのだけれど……」ファサッ

八幡「………」ドキッ



雪乃「私のあなたに対する思いは、そんな簡単なものじゃないから」ニコッ



八幡「………(痛みが少し引いた…)」

雪乃「入学して数か月、私は平塚先生の勧めで奉仕部を作ったの」

八幡「………」

雪乃「そしてすぐに一人の男の子が入ってきた」

八幡「それって……」

雪乃「ええ、あなたよ。比企谷君」

八幡「い、いや、だって俺は……」ズキズキ

雪乃「最後まで聞いて」

八幡「………」コクリ


雪乃「比企谷君は物事の本質を突くことには長けていたのだけれど、いかんせんコミュニケーション能力に不備があったわ」


八幡「不備っていうなし」オイ

雪乃「あなたが入って数日後、最初の依頼者が現れた」



雪乃「それが由比ヶ浜さん」



回想

由比ヶ浜「ひ、ヒッキー!? なんでここに!?」

八幡「ヒッキー言うなし。……で、だれ?」

由比ヶ浜「ひどい!!」ガーン





雪乃「クッキー?」

由比ヶ浜「う、うん」





八幡「は? お前本当に相手のこと考えてんの?」

由比ヶ浜「え?」

八幡「本当に相手のこと考えてたら、こんな牛のエサみてーなもん渡さねーだろ」

由比ヶ浜「………」プルプル

雪乃「比企谷君、本当のことでも言っていいことと悪いことがあるのよ」

由比ヶ浜「二人ともひどい!! ひどすぎるよ!!」ダッ

八幡「………」

雪乃「………」

雪乃「そのあと、比企谷君は由比ヶ浜さんでも分かるようにレシピを書いたわ」

八幡「え、何それ気持ち悪い」

雪乃「ええ、その時のあなたもそう思ったのね。私が作ったことにして私に渡させたわ」

八幡「………」

雪乃「次は、材木座君だった」

八幡「あの豚先輩?」

雪乃「……材木座君がトラウマになるほど批判したわ」

八幡「おいおい、いくら雪ノ下先輩でも言って良いことと――」

雪乃「あなたよ。批判したのは」

八幡「まじか……」

雪乃「次は戸塚君だったわ」

八幡「彩加……」

雪乃「テニスプレーヤーとして鍛えてほしいという彼は言ったわ」

誤字

雪乃「テニスプレーヤーとして鍛えてほしいという彼は言ったわ」



雪乃「テニスプレーヤーとして鍛えてほしいと彼は言ったわ」

回想 昼休み


三浦「あーしらにテニスさせろって」

八幡「……あ? なら許可もらってこいよビッチ」

葉山「おい、クラスメイトに悪口言うなよヒキタニ」

八幡「……人の名前を間違えるのは悪口じゃないんですかねぇ」

戸部「うるせーっての! さっさとどけろよ!」

八幡「……ちっ」



八幡「どうか俺たちの場所を奪わないでください」ドゲザーッ



三浦「……な、何してるんだし、キモッ」

葉山「……同じ男として情けないよ」

戸部「行こうぜ!」

雪乃「あなたは手段を選ばず、自分のことを顧みず、他人のことを考えずに原因の解消ばかりに全力だったわ」

八幡「いや、最低だろ俺……」

雪乃「そう思えるってことは、成長したってことだわ」

八幡「………」

雪乃「でも、あなたは夏休みに林間学校の手伝いへ行って大きな傷を負うわ」

八幡「えっ……?」

雪乃「参加メンバーは奉仕部と戸塚君、それに三浦さんグループよ」

八幡「………」

回想


八幡「こういうのはどうだ?」





戸部「却下!」

葉山「なぜ君はそういう手段ばかりとるんだ!」

三浦「あーしらだけでやった方が百倍マシ!」

海老名「………」





葉山「さ、みんな仲良くしようぜ」

小学生達「う、うん……」

留美「………」


雪乃「まずいわね」

八幡「……あんなんじゃ…駄目なんだ…」





雪乃「表面上は解決したように見えるから、彼らは成功を喜び、あなたを責めたわ」

八幡「……だろうな」

雪乃「あなたは生き方まで否定され、何も言い返せなかった……」

八幡「………」

雪乃「そして、二学期を迎えた」

八幡「……文化祭…」ズキズキ

八幡(くっ、また……)


雪乃「あなたは三浦さんグループに無理やり実行委員にさせられたの。相模さんと一緒にね」




 ――そして、それは起きたわ。


回想 屋上


相模「もう無理よ! そんな失敗してウチは生きていけない!!」

八幡「知るかよ! お前が戻らねーと話がすすまねーんだよ!」

相模「放っておいてよ! 馬鹿!」

八幡「いいから行くぞ。


 誰もお前のことなんて気にしてねーから」


相模「!!」


 ――あなたは、だから思いつめず戻って来いという意味で言ったわ。けど、


相模「そうよ!! ウチが死のうと、誰も悲しまないんだから!」バッ

八幡「おまっ!!」

八幡「あ……ああ…」ガクガク

雪乃「木がクッションになって、一命はとりとめたわ」

八幡「思い……出した…」

八幡(俺は……相模の代わりに…)

雪乃「いいえ、あなたはまだ全てを思い出していないわ」

八幡「………?」

雪乃「一命をとりとめ、病院で目を覚ましたあなたは、



 相模を突き落そうとしたと仲間から責め立てられた」



八幡「!!?」

雪乃「私は三浦さんグループや戸塚君、由比ヶ浜さんたちには説明をした。あなたが不器用なりに今まで全力を尽くしてきたことを」

八幡「………」

雪乃「だけど、私はあなたに陶酔していく自分を恐れた」

八幡「……え?」

雪乃「あなたは強い。誰にも頼らず、そして誰にも流されることなく己を貫き通す比企谷八幡。



 雪ノ下雪乃は、そんな孤独な男に惚れてしまっていたのよ」



八幡「雪ノ下……」

雪乃「でも、あの時の私は、それを否定した。あなたを好きでいる一方で、あなたを見下していたのね」

八幡「………」

雪乃「だから、あなたの自殺を止められなかった」

八幡「俺が……自殺…?」

雪乃「………」コクリ

八幡「じゃあ俺は……どうして生きてるんだ…?」

八幡(いや、そもそも、どうしてみんなより一学年下で……)


雪乃「ここからは、姉さんに説明してもらうわ」


八幡「!」

陽乃「ひゃっはろー♪ 久しぶりね比企谷君。こうやって会うのは一年ぶりかしら」

八幡「俺は……あなたと?」

陽乃「ええ、ショッピングモールや祭りであなたに会ったわ。あなたいつも一人だからおかしくって」クスクス

雪乃「姉さん。説明を」

陽乃「ああ、ごめんなさい。そうね。いつも一人だったあなたに興味を持った私は、あなたと接するうちにその強さに惹かれていったわ。年下を魅力的に思うなんて初めてだった」

八幡「……はぁ」

陽乃「だから……“死んでいくあなたを見ていられなかった”」

八幡「………?」

陽乃「あの瀬戸内海の別荘で、あなたは頑丈な扉を見なかったかしら?」

八幡「……あ、あれは…」

陽乃「あれは――」



 ――あなたを救うためだけに用意された研究所及び治療室よ。



八幡「!!?」ドクンッ

陽乃「いやー、あれのおかげで一瞬倒産しかけたわー」アハハ

雪乃「姉さん」

陽乃「……なんとか一命はとりとめたのだけれど、あなたは心に大きな傷を負った」

八幡「……覚えてる…」

八幡(俺は……もう死ぬ以外道はないと…そう思ってたんだ……)

陽乃「同時期に、あなたの同級生や知り合いが多数押し寄せてきたわ。自分たちはどうなっても良いから、彼を助けてくれってね」

八幡「………」

陽乃「だから、望みを叶えてあげたの」

八幡「……?」


雪乃「あなたと関わった人達全員の記憶を改ざんしたの」


八幡「な……んだって」ゴクリ

陽乃「ま、もともとボッチのあなたの周りなんて、記憶を改ざんする必要があるほどの関係性を持った人間は数人しかいなかったけどね」

雪乃「三浦さんグループや戸塚君、相模さん達よ」

八幡「……まじか………」

八幡(じゃあ俺は、本当は葉山先輩たちと同い年……)


陽乃「あなたと深く関わった人で、記憶を残しているのは、雪乃ちゃんと私、それから一色さんそして小町ちゃんくらいかしら」


八幡「いろははどこで知り合って……」

陽乃「そればかりは私も分かんなかったわ。たぶん、中学時代のあなたを知っていたんじゃないかしら」

八幡「………」

雪乃「比企谷君。私たちは……あなたを救いたくて……」ツーッ

八幡「……先輩…」


陽乃「……あまりに多くのことを聞いたから、処理が追いつかないわよね。今日のところは帰ったらどうかしら?」

雪乃「ええ、そうね。そうするべきだわ」


八幡「……あ、ああ…」

八幡(……頭痛が…いつの間にか消えてる……)

比企谷家


八幡「………」

八幡(なんだこれ……)

八幡(俺がみんなと同い年で、屋上から落ちて、自殺しようとして……記憶を改ざんされた?)

八幡「は、はは……どこのミステリーだよ…」

八幡(でも……ほとんど覚えてる…)



『やー、ごみぃちゃんには小町しかいないねぇ』



八幡「!?」

八幡(なんで……小町は俺を兄と……?)



小町「……八幡…?」

八幡「小町姉さ……いや――」



――小町。



小町「いやーばれちゃったかー」アハハ

八幡「どうやって……?」

小町「非合法の成長促進剤だよ! まぁ、飲んでからしばらくは激痛で死ぬかと思ったね、うんうん」

八幡「なん……で?」プルプル

小町「……そんなの決まってるよお兄ちゃん……」ツーッ



小町「大好きな人を守りたいと思って、何がおかしいのかな?」ポロポロ



八幡「お……お前だって…友達とか……いただろうにっ」ポロポロ

小町「いやぁ……ぐすっ…一時の友より、一生の兄だよ……えぐっ…ほんと…」ポロポロ

八幡「ばか……やろうっ…」

小町「うん……馬鹿だねぇ…ほんと。成長していく姿を見て戸惑うお兄ちゃんの顔を見れなかったなんて……さ」

八幡「………」

小町「でもね……小町、公開はしてないよ」ギュッ

八幡「……っ」



小町「この半年は、今までで一番楽しかった。大好きなお兄ちゃんが、楽しそうに学校行く姿を見て、ほんとに……」ギューッ



八幡「……こまぢぃ…」ギューッ

小町「やれや…れ…ぐすっ、お兄ちゃんは……えぐっ…ほん、と……甘ったれなんだから…」グスッ





――そして、祭りは始まった。



めぐり「みんな! 文化してるかー!」





相模「今日は、みんな来てくれて、あっりがとー♪」

生徒<さっがみーん♪





戸塚「ふははははっ! 現れたなジャスティスヒーローズども!」

葉山「くそっ、俺に力があれば!」


川崎「力が……欲しいか?」


戸部「あれは……」

大岡「師匠……」





いろは「八幡! もっと焼いて!!」ホラホラ

八幡「お、おう……」ジュージューッ

いろは「………」

いろは「休憩入りまーす」

八幡「いってきます」

生徒「おう!」

生徒2「楽しんでこいよ!」

生徒3「こっちは任せろ」

八幡「ああ」



いろは「すっかりクラスの人気者ですなー」

八幡「うるせー」

いろは「……本当に…昔のハチ君みたい」

八幡「いろは……?」

いろは「幼稚園の時はボッチじゃなかったよね、ハチ君」

八幡「……あ…、いろ…ちゃん」

いろは「へへー、やっと思い出したか」

八幡「年少組のボス! いろちゃん!!」

いろは「年長組のボス! ハチ君!」


二人「………」


八幡「まじか……お前、いろちゃんだったのか」

いろは「……うん、気づくの…遅いよ」

八幡「……すまん…」

いろは「うん……許す」

二人「………」

八幡「でも、ずっと音沙汰なかったのに、なんで……」

いろは「もーっ、やっぱり覚えてない」プクーッ

八幡「……あ…」

いろは「そうだよ。わたしが大人になった時、一番かわいかったら付き合ってくれるって言ったの、ハチ君じゃん」

八幡「………あー…言ったわ…」

いろは「自信がつくまで会わないって決めてたんだ」

八幡「そっか……」

いろは「それで、中学三年の文化祭で、ミスコンに選ばれてさ。もちろん学校には内緒のコンテストだけど」

八幡「………」

いろは「ハチ君に会いに行ったら……いなくて…」ツーッ

八幡「……すまん」

いろは「ハチ君、勝手に……死のうとしてるし…わたしに何も相談なかったし……」グスッ

八幡「…すまん」

いろは「ひどいよっ……付き合う前に未亡人だよハチ君っ」ポロポロ

八幡「…………」

いろは「ツッコミ入れてよ馬鹿っ!」バシッ

八幡「あ、ああ……」

いろは「……ぐすっ、でも……一番許せないのは…」ジトーッ

八幡「………っ」



いろは「わたしじゃなくて、雪ノ下雪乃を好きになったこと!!」プクーッ



八幡「あ……いや…それは……」

八幡「その、えーと……」チラッ

いろは「………」プクーッ

八幡「………」ポリポリ

いろは「………」プクーッ

八幡「………」ハァ



八幡「……すまん」ドゲザーッ



いろは「いらねーっつの!!」ガスッ

八幡「ふぐっ///」ニヘラ

いろは「何喜んでるし! キモイ!!」ガスガスッ

八幡「ああ、いや、なんかさ」

いろは「?」ピタッ



八幡「いろちゃんに昔、こうやって蹴られたなぁって」ニマニマ



いろは「……バカっ///」

八幡「………」

いろは「……一つだけお願いしても良い?」

八幡「応えられる範囲でなら」



いろは「……キス、して…」ジッ



八幡「………」

廊下


八幡「………」タタタッ


『それはできない』


八幡「……んぐっ…はぁっ…」タタタッ


『俺は雪ノ下先輩……いや、雪ノ下が好きだから』


八幡「……くっ…そ…」タタタッ


『ずっと、好きでいてくれて……ありがとう』


八幡「くそっ、くそっ、くそっ!!」ダダダッ


『いろちゃん。俺の大切な……初めての友達』


八幡「あぁあああああああああ!!」ダダダダッ




校舎裏


いろは「……ぐすっ…ひぐっ……」ポロポロ

三浦「良い女が泣くなし」ナデナデ

いろは「女王……」エッグッ

海老名「大丈夫。私たちがついてる」ナデナデ

いろは「海老名せんぱぁい」えぐっ

相模&ゆっこ「「みんな泣きたいのは一緒だよ!」」

いろは「先輩たち……」

戸塚「それにもしかしたら、喧嘩で別れるかもしれないし!」

川崎「……戸塚、まさかあんたも…」

戸塚「うん、もう自分に嘘はつけない」キリッ


戸塚「僕は八幡が大好きだぁあああ!!」


海老名<キマシタワーーーーーッ!!

体育館 ステージ


めぐり「みんな、今日は皆に聞いてほしい歌があるの」

観客「………」

由比ヶ浜「私達がこの半年間……ううん、一年以上の想い」

陽乃「時に泣いて、時に笑って、多くの気持ちを育んだこの場所で」

小町「この歌を通して、みんなにも知ってほしい」


四人「「聴いてください。私たちの、歌を」」


観客<うぉおおおおおおおおおっ!!!

【BGM:俺ガイルOP】


八幡「………」ダダダッ

八幡(最初はなんだあいつって警戒した)

八幡(次に理不尽な命令にむかついた)

八幡(こっちが反撃したらあまりの弱さに絶句した)

八幡(すぐに泣く癖にすぐに強がるし、めんどくさいし、あり得ない人だった)

八幡(でも――)ガラッ



奉仕部 教室



八幡(気づいたら……あの人のことでいっぱいだった)ハァハァ

雪乃「……あら、遅いじゃない。やる気あるのかしら」ファサッ

八幡「……やる気満々に決まってんだろ」ニヤリ

雪乃「とんだ変態ね。通報するべきかしら」

八幡「俺をこんなのにしたのはあんただからあんたが捕まるべきだな」ヘッ

雪乃「………」

八幡「………」



八幡「あんたはあり得ない先輩だ」

雪乃「あなたはあり得ない後輩ね」


八幡「体力ない癖に後輩走らせるし」

雪乃「後輩の癖に先輩を走らせるし」


二人「「本当に、どうしようもない人」だ」


二人「………」


八幡「でも、俺のことをいつも考えてくれていた」

雪乃「あなたはいつも私を優先してくれた」


八幡「雪ノ下先輩」

雪乃「比企谷君」


二人「………」



八幡「俺と「ごめんなさい、それは無理」


八幡「………」

雪乃「だってね、比企谷君。よく考えてみて」

八幡「?」

雪乃「私は独占欲の塊だし、プライドの塊だし、それでいて不安になると夜も眠れないの」

八幡「………」

雪乃「だから、“付き合う”なんて不確定な関係じゃ、三日と持たないわ」ジッ///

八幡「……まったく」ハァ



八幡「雪乃。俺と、結婚してくれ」



雪乃「何を馬鹿なこと言ってるの? そんなの信じられるとでも思ってるの?」プルプル///

八幡「……言ってることと表情が全然一致してねーけど」

雪乃「だ……だって、好きな人から結婚申し込まれて、にやけない女子なんていないわ」ニマニマ///

八幡「はぁ、で、返事は?」

雪乃「そんなことは、とっくの昔に決まっているのだけれど」

八幡「………」






雪乃「雪ノ下雪乃は、比企谷八幡に一生寄り添って生きていきます」






 こうして、一つの嘘が終わった。

 それは、新たな旅立ちを告げる鐘であり、多くの旅立ちの終着点でもあった。


 俺たちは常に間違え、悔やみ、悩んで生きていく。


 それでも、嘘で塗り固められた日常の中に、一つ、たった一つだけ真実があるとするならば、それは――、



雪乃「八幡、10周走るわよ」

八幡「お、おいっ、無茶すんなって!!」



 愛だけなのだと、俺はそう思う。




          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"
          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ    
          `'ー---‐'''''"     fin...



もうなんていうか………もう……少し風呂入ってきます…

エピローグか別ルートどっちがいいすかね?

風呂入りながら、次のssは八幡「安価で元クラスメイトにメールしてみる」とかにしようか考えたけど、やるかどうかはこっちを終わらせてから考えることにした。


エピローグ了解っす! 明日は早いことに気が付いたので、続きは明日にします!


小町ルートの場合は、

1小町姉で生きるエンド(兄姉愛)
2小町姉で生きるエンド(異性愛)
3小町妹に戻るエンド(兄妹愛)
4小町妹に戻るエンド(異性愛)

の4パターンがあるけどどれが希望かね? とりあえず1000までは何かしら続けようと思うから、希望があればどんどん言ってね。

おやすみなさい。

寝る前に小ネタ

パソコンの前

平塚「……あれ? これおかしくね? だって私の出番ないし」

平塚「くっそぉおおおお! リア充は死ねーーーっ」カチャカチャ

平塚「……八幡…主夫でいいから……」グスン



おやすみなさい!

了解です!! とりあえずエピローグ終わらせて、そのあと皆の希望をかなえられる話にしていきます!




エピローグ:後の祭りの後で



奉仕部 教室


八幡「………」ギュッ///

雪乃「何を呆けているの比企谷君。あなたの手は飾りなのかしら?」

八幡「マンボウなんて存在自体飾りみたいなもぐふぇっ!」ゴスッ

雪乃「比企谷君、マンボウはたくさん子供を産むのだけれど?」

八幡「そ、それって……」カァ///

雪乃「……マンボウの話をしたのだけれど?」

八幡「………」イラッ☆

雪乃「何を想像したのか見当もつかないけれど、あなたひわひゃっ///」ビクッ

八幡「………」コチョコチョコチョ

雪乃「ちょっ/// ひ、ひひっ、卑怯よっ、あははっ///」ハァハァ///

八幡「………」コチョコチョコチョ

雪乃「ふぁっ/// や、やめなさいっ/// ふひっ、ひゃっ/// おこっ///」ビクッ

八幡「え?」

雪乃「………」サァ…

八幡「ど、どうした?」

雪乃「……い、いいえ、何でもないわ」ツン///

八幡「………?」

雪乃「そう……。それがあなたの答えなのね」

八幡「ああ、俺は今の関係が大好きだから。それに皆にわざわざ負担をかける必要もないし」

雪乃「……いずれバレた時、すごく怒ると思うのだけれど」

八幡「……その時は、……土下座でもするか」ハハッ

雪乃「変わらないのね」

八幡「いいや、変わったよ」チュッ

雪乃「んっ///(首筋!?///)」ビクッ

八幡「……こんなにも、誰かを好きになったのは生まれて初めてだ」チュッチュッ

雪乃「ふぁっ/// や、やめ……///」

八幡「………」ピタッ

雪乃「んっ/// だ……え?」

八幡「ん? 止めただけだけど?」

雪乃「………」ジトーッ

八幡「おいおい、後輩は先輩の言うことを聞くもんだろ」

雪乃「……じゃあ先輩命令よ」

八幡「おう?」



雪乃「これからずっと、私のことは雪乃ちゃんって呼びなさい」カァ///



八幡「ま、まじ?」

雪乃「……ええ、まじよ///」

八幡「………」

廊下

<ユキノチャン

葉山「………」

<モウイッカイ

戸部「………」

<ユキノチャン

大岡「………」

<ギュッテシテ

大和「………」

<アア……



葉山「なぁ……」

戸部「そうだな」

大岡「うん」

大和「そうだな」


四人「………」

    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ つ
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
.   |    ::<      .::|あぁ
   \  /( [三] )ヽ ::/ああ
   /`ー‐--‐‐―´\ぁあ


    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ つ
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
.   |    ::<      .::|あぁ
   \  /( [三] )ヽ ::/ああ
   /`ー‐--‐‐―´\ぁあ


    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ つ
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
.   |    ::<      .::|あぁ
   \  /( [三] )ヽ ::/ああ
   /`ー‐--‐‐―´\ぁあ


    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ つ
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
.   |    ::<      .::|あぁ
   \  /( [三] )ヽ ::/ああ
   /`ー‐--‐‐―´\ぁあ


数年後。。。 同窓会的な?



八幡「……何年ぶりだろ…」

雪乃「ええ、何人か禿げていなければいいのだけれど」

八幡「まだ20代だぞ」

雪乃「……やっぱり」

八幡「え?」



由比ヶ浜「やっはろー!」ギューッ



雪乃「い、痛いわ……」

由比ヶ浜「ご、ごめん/// 久しぶりだったからつい」

八幡「おす」

由比ヶ浜「ヒッキー!! 大きくなったねぇ!」

八幡「近所のおっさんか」

由比ヶ浜「ちょっ、お姉さんって言えし!!」

八幡「へー、じゃあ、師匠は番組の打ち合わせで来れないのか……」

由比ヶ浜「うん、まぁ手でミシンのように服を縫う芸人なんて、世界でもサキサキだけだし」

八幡(恥ずかしがり屋の師匠が今や誰よりも有名だなんて……)

由比ヶ浜「戸部君も冴えない芸人ロケで来れないって」

八幡「ああ、別にいらね」

由比ヶ浜「だよね」アハハ

八幡「葉山先輩は?」

由比ヶ浜「海老名……あ、今は葉山か。姫菜と葉山君はもう来てるよ。子供も一緒」

八幡「ヒーロー同士の子供とか、すごそうだな」

由比ヶ浜「5歳にして姫菜の血を凄く感じるよ」

八幡「彩加は?」

由比ヶ浜「彩ちゃんは……見たら驚くよ」

八幡「……?」


彩加♀「八幡っ///」ギューッ


八幡「胸が……あるだと?」

由比ヶ浜「女性になられました……」アハハ……

彩加「八幡! 僕といっ……」


雪乃「………」ゴゴゴゴゴゴ


彩加「」

由比ヶ浜「さがみん&ゆっこはグラビア撮影があるから来れないって」

八幡「そうか。皆忙しいな」

雪乃「あら、あなたも相当忙しいと思うのだけれど?」

八幡「いや、家でいそいそとペン走らせるだけの仕事なんて、忙しいとはいわねーだろ」

雪乃「ふーん、じゃあ何で最近相手をしてくれないのかしら?」

八幡「あ、え、いや、それは……」

由比ヶ浜「ちょっと二人とも! 興奮するからやめて!」

二人「……はい…」シュン…


由比ヶ浜「めぐり先輩と陽乃先輩は国会があるから来れないって」


八幡「どんだけだよあの人ら……」

由比ヶ浜「何でも、一夫多妻制を押し通すらしいよ。良かったねヒッキー!」

八幡「……一夫多妻制…」ニヘラ


雪乃「………」ムカッ


八幡「そう言って嬉しいのはおばまっ!?」ゴスッ

由比ヶ浜「ヒッキー!?」

雪乃「………」スタスタ

座敷

八幡「それじゃあ、結局……」


葉山「久しぶり!」

海老名「八幡! 久しぶりー!」

娘「き、きましたわー///」ドテッ


八幡「か、可愛い///」


彩加「八幡! 隣座ろう!」エヘヘ

八幡「お、おう……」

雪乃「……由比ヶ浜さん、あっちに座りましょう」

由比ヶ浜「う、うん……(ヒッキーの隣が良かったな…)」



いろは「おっひさー♪」ギューッ



八幡「久しぶりって、昨日会ったばかりじゃねぇか」

いろは「仕事の時は会ったうちに入らないよ」

八幡「まぁ、そうか」

八幡(俺のこと好きすぎて、担当になるってどんだけー)

小町「ひゃっはろー♪ お待たせー」

由比ヶ浜「えっ?」

葉山「こ、小町先輩?」

海老名「……若い…」


小町「いやー、薬の影響で中学時代の姿のまま成長しなくなったんだよねぇ」アハハ


八幡(小町はあの後、薬の副作用に悩まされ続けた。……最近になって雪乃ちゃんが開発した薬で痛みや苦しみは取り除けたけど、子供のまま成長しなくなった……)

小町「まぁでも、ごみぃちゃんはロリコンだし? 別に大丈夫かなって」アハハ

八幡「おい」

雪乃「比企谷君。許せることと許せないことがあるわ」グググッ

八幡「痛いって、それ肉引きちぎってるだろ」



留美「八幡、久しぶり」ギューッ



八幡「る、留美!?」ムニムニ

留美「えへへ、驚いた?」

八幡「あ、ああ……(Gカップ……)」ゴクリ///

雪乃「………」ペターン

由比ヶ浜「えー、みなさん、今日は集まっていただきましてありがとうございます!」

雪乃「由比ヶ浜さんが挨拶をできるように……」ウッ…

由比ヶ浜「ちょっとゆきのん、酷いよ」

八幡「いいから続けて」

由比ヶ浜「高校時代は色々あったけど、今思い出しても、一番楽しかったと思います」

一同「………」ウンウン

由比ヶ浜「全員が集まることはできなかったけど、こうしてまた皆と会えてとてもうれしいです」

留美「私も!」

由比ヶ浜「今日は、限りある時間を共有できる喜びをかみしめながら、盛り上がっていきましょう!」

一同「はい!」

由比ヶ浜「それじゃ――」



一同「「かんぱーーーい!!」」




 さらに数年後、めぐりと陽乃は本当に一夫多妻制を通した。

 海老名以外の独身女性たちは、待ってましたかと言わんばかりに俺に婚姻届を押し付けてきた。

 最初は雪乃ちゃんも俺も断っていたのだが、時勢の流れと、あまりにしつこく続く説得にとうとう折れた。


 比企谷大家族誕生の瞬間である。


 まぁ、慣れれば俺は良いことづくめ(主に性的な意味で)だし、雪乃ちゃんも俺が仕事してても寂しくなくなった。

 生まれくる子供たちは戸惑うことばかりだろうけど、俺達の子供だからきっと大丈夫だろう(近親相姦だけが心配だが)。


 一つ一つのエピソードを書いていくと史書になってしまうので、この辺で締めておこうと思う。


 やはり俺の先輩たちは(色々と)間違っている、と。




八幡「……全然まとまりねぇなこりゃ」クシャッ

息子「………」スゥスゥ

八幡(まぁでも、子供たちの為にもうひと踏ん張り、だな!)

息子「……きま…したわぁ……」ムニャムニャ

八幡「海老名ぁああああああ!!」ダッ



 お・わ・り。



これで本編は本当の本当に終わりです。

ピクシブの分を放置してしまっているので、あっちを少し更新してから、こっちの小町ルートをやろうと思います。

では、ご愛読ありがとうございました!!

あーしさんェ

>>730 !!!!?!?!?!?!?

ま、まぁ、八股シリーズではあーし様が優遇されすぎてたから多少は、ね(白目)

久しぶりに俺ガイルシリーズの前の過去作見てたら想像以上に変態だった(ダンロンとか)

それじゃ、小町ルート行きます!

>>681の続き(ゆきのんへの好感度は先輩後輩の関係まで下げてます)


八幡「……いや、実際の所どうしていいか分んねーわ」

小町「んー? それは姉と思ってた人が妹だったからってこと?」

八幡「それももちろんある……けど…」ポリポリ



八幡「そこまでしてくれた人に、普通の感情を持てって方が無理だろ///」ポリポリ



小町「だよねぇ、普通好きに……にゃっ!?」ビクッ///

八幡「そ、そこまで驚かなくても良いだろっ!」

小町「い、いやいやごみぃちゃん。妹だよ!? 家族だよ!? いいの!?」

八幡「……お前はどうなんだよ。小町」

小町「……ずるいよ。……小町の行動知っててその質問」

八幡「俺はごみぃちゃんだからな」ギュッ

小町「……これからどうなるんだろ」

八幡「さぁな。まぁ今まで通りとはいかないだろうな」

小町「………だね」

小町「……っ」ズキッ

八幡「小町!?」

小町「あ、あはは……なんか小町の身体副作用でボロボロなんだよね」

八幡「は!? い、今までそんなそぶり一回も……」

小町「お姉さんは弟に弱みを見せたりしないものですよ」フフンッ

八幡「小町……っ」ギューッ

小町「あ……楽になったかも///」ギュッ

八幡「ほ、ほんとか!? もっと抱き締めればいいのか!?」ギューッ

小町「そ、それは苦しいだけだよっ/// 馬鹿だなぁ///」

八幡「でもっ、俺に出来ることがあればなんだってやってやりたいんだよ!!」

小町「……じゃ、じゃあさ///」

八幡「何かあるのか!?」



小町「キス……して?」



八幡「なっ!?」

八幡「い、いやっ、俺はさっき言った通り小町のこと好きだから良いけど」

小町「……さらりと言ったねぇ」ジトーッ

八幡「あ……」カァ///

小町「ちゃんと言って」ジッ

八幡「………全く、大した妹だよ」ハァ…

小町「………」ジーッ///



八幡「小町、好きだ」



小町「……うん」ギューッ

八幡「小町姉としても好きだ。おっぱいとか、スタイルとか」

小町「にゃっ!?///」ギクッ

八幡「最近ちょっと食べ過ぎてプニプニなところとか、自分のスタイルを鏡で見てニコニコしてるところとか!」

小町「なななっ、何で知ってるのかなぁ!?」カオマッカ///

八幡「いや、だって俺小町姉さんラブなとこあったし」

小町「//////」ボンッ

八幡「あ、壊れた」

小町「もう……ごみぃちゃんのバカ…」グスッ///

八幡「すまん、いじわるが過ぎたな」チュッ

小町「ふぁっ///」ンッ…

八幡「昔の小町も、今の小町姉も、大好きだよ」ギューッ

小町「……うん///」


―――パキィィィンッ


小町「え?」シュゥゥン

八幡「小町が……縮んだ?」

小町「あ、あれ? 何これ?」オロオロ

八幡「昔の小町だ」ギューッ

小町「んっ///」ビクッ

八幡「どうした?」

小町(どうしよう……すごい尿意が押し寄せてきた……)プルプル

小町「と……トイレ……」プルプル

八幡(昔の小町だ……妹の…)

八幡「トイレに行きたいのか?」

小町「……もう…駄目かも」ハァハァ///

八幡「え?」


小町「……ぁっ///」


八幡「」

八幡「つまり、キスしたせいだと?」

陽乃『うん、そうだろうねぇ。唾液に含まれる成分が、小町ちゃんの身体に反応して、本来あるべき身体へと戻したんだわ』

八幡「その時に尿意が?」

陽乃『たぶんだけど、身体の急激な変化で老廃物が大量に生成されたんだと思う。排便も凄かったんじゃない?』

八幡「……ノーコメントでお願いします」

陽乃『女性の恥ずかしい姿を見たらどうするか分かってるわよね?』

八幡「……覚悟はできてます」

陽乃『じゃあ、朗報を一つ。


あなたと小町ちゃんは遺伝的にはもはや他人よ』


八幡「えっ」

陽乃『難しいことは良いじゃない。要するに“エッチできる”ってことよ』

八幡「なっ……うぇ?」

陽乃『これは憶測だけど、男性の精子が身体に入れば小町ちゃんはお姉さんの姿に戻るから。じゃあね』ブチッ



八幡「……………え?」



陽乃の部屋

陽乃(ま、嘘なんだけどね。別に兄妹で交配したところで、問題なのはモラルだけよ)

陽乃「最悪、私が世間体は何とかしてあげるから、頑張った小町ちゃんを幸せにして見せなさい。比企谷君」

数カ月後。。。比企谷家の朝


小町「にゃーーーっ!? これじゃあ学校行けないじゃん!」ブカブカ

八幡「こ、小町が朝からキスするからだろ!?」

小町「だって大好きな八幡とキスしたいんだもん!!」

八幡「くそっ! こうなったら!!」グイッ

小町「にゃーーーっ!? キモイキモイ! 朝っぱらから何てもの見せるんだばかぁ!」ポカポカ

八幡「毎晩見てるじゃねぇか! 大丈夫だ! 小町の中なら30秒で終わらせてみせる!」ハァハァ///

小町「小町ポイント激低だよ! ちゃんと優しくしてよねお兄ちゃん!」

八幡「ああ任せろ! 小町の気持ちいいポイントは全部分かってるから!」



 二人はいつまでも仲良く暮らしましたとさ。



八幡「んぐっ!?」ビクンビクンッ

小町「3ストローク!?」



 おしまい♪


いや、やっぱこのssは八雪に決まってたわ。ごめんさい。

小町は可愛いんだけどね。ついエロに持ってちゃうね。

残り250レスどうしようかな……

次のssでやりたいこと何パターンかあるんだけど、ここで相談させてください。


1、

八幡「元クラスメイトに安価でメールを打ってみた」

 安価にするかどうかは未定。でも安価好きの>>1なのでやってみたいかも。


2、

八幡「葉山隼人をぶん殴ったら世界が変わった」

 スカッとする系? 正論かます葉山隼人をぶん殴るだけのスレ。


3、

八幡「ロールキャベツ系男子でいたら色々間違えた」雪乃「ハーレム」

 ボッチを利用して女を食うクズ八幡。



どれが興味ありますかね?

やっぱりあーしさん書いて下さい

平塚先生に救いの手を……

>>1も楽しめるのであれば1で
自分も皆も楽しめるし・・・

>>751 あーしさんだったらやっぱ3のロールキャベツ八幡が相性良いかも知れんね。草食に擬態した八幡にまんまと食い付くあーしさん。気づいたら八幡の思うつぼで……。

文体はやっぱ嗜虐心系かな?

それか後輩八幡の雪乃ちゃんをあーしさんに変えることはできるかも。

八幡「俺の幼馴染がカーストトップなのは間違えている」三浦「あ?」みたいな。

>>754平塚先生にも救いの手を差し伸べるならやっぱ>>3かな。

>>755とりあえず1を安価でやってみて終わったら3でも良いかもしれない。

決めました。南蛮戦時なるか分からないけど、間をとって

八幡「やはり俺の脳内選択肢はフェスティバっている」

にしようと思います。安価はなしです。生温かい目で眺めててください。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月29日 (月) 21:25:48   ID: 4Ibn9a8l

面白い♪
がんばってください

2 :  SS好きの774さん   2014年10月01日 (水) 07:24:56   ID: fYfulrsx

相模さんいいね(笑)
眼鏡さんももっと出してほしい☆

3 :  SS好きの0716さん   2014年10月02日 (木) 13:03:04   ID: 2X834346

小町姉の斧(箒)モチ乱入やっちゃえ~

4 :  SS好きの774さん   2014年10月06日 (月) 07:36:03   ID: O2cqCZXY

ちがうキャラも出してほし折本と

5 :  SS好きの774さん   2014年10月07日 (火) 19:11:24   ID: t_wlOsj1

折本さんとか仲町さんとかを
ぜひこのメンバーに入れてほしい♪

6 :  SS好きの774さん   2014年10月08日 (水) 13:00:02   ID: pvoIFOCI

あれ?どこからこんなシリアスに向かった…?

7 :  SS好きの774さん   2014年10月09日 (木) 08:54:29   ID: JAyXLusN

最www後wwwwwwwwwwww

8 :  SS好きの774さん   2014年10月13日 (月) 18:49:56   ID: BRRVR5SR

これも最高でしたわwww

9 :  SS好きの774さん   2016年04月24日 (日) 07:04:50   ID: t6SGexST

神作!!!!^_^

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