咲「須GARO?」 (87)

※京太郎が牙狼なSSです
※京太郎嫌い、クロス嫌いな方は注意
※口調が変だったり、更新遅かったりします
※時系列とか気にしたら負け


優希「ロン!リーチ一発三色ドラ2、12000だじぇ!」

京太郎「ぐああ!また振り込んだ!?」

久「また須賀君がラスね」

和「中途半端に確率計算したかと思えば、今度は咲さんを真似て役無し加カンですか」

久「もっと練習に時間使わないと、強くなれないわよ?」

まこ「雑用ばっかりさせとるあんたが言えるとこじゃなかろうに……」

咲「そういえばもう下校時刻ですよ?」

久「あら、ホントね!全然気付かなかったわ」

優希「もう外は真っ暗だじょ」

久「ちょっといいこと思い付いたんだけど……」

久「部員皆でなにか食べに行かない?結構お腹すいたでしょ?」

まこ「わしゃあええけど……」

優希「私も問題ないじぇ!」

咲「私も行きますよ」

和「咲さんがいくなら……」

京太郎「そんじゃあ俺も……!!」

優希「?……どうかしたのか?犬」

京太郎「いや、あはは……今日は俺用事があるんだ!皆で楽しんできてくれ!それじゃ失礼します!」

久「あら残念」

まこ「何を慌てとるんじゃろうか」

咲(京ちゃん、なんか焦ってたみたいだけど……どうしたんだろ……)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411760107

京太郎「気配はこの辺でいいんだよな?ザルバ」

ザルバ「ああ、この辺で間違いない」

「ギギギ……グッバッシャァァァ!!」

京太郎「そこか!」
ズバァァァァン!!

シュゥゥゥゥゥ……
京太郎「意外とあっさり終わった」

ザルバ「幸い出てきたばかりで、憑依すらしてなかったらみたいだからな」

京太郎「これならすぐ戻ってくるって言えば良かったぜ……」

京太郎「…………帰るか」

翌日

咲「ねえ京ちゃん」

京太郎「咲か、どうしたんだ?」

咲「何で昨日はあんなに急いでたの?」

京太郎「え?いや、別に……ちょっと急ぎの用があったのを思い出したんだよ」

咲「……ホントに?」

京太郎「ほ、ホントだって!」

咲「……そう。ならいいけど……」

京太郎「それより付き合ってくれよ……」

咲「えっ!?」

京太郎「俺の練習に……最近もう心が折れそうでさ……」

咲「……いいよ?京ちゃんがトップになるまでゴッ倒すからね!」

京太郎「ま、まあお手柔らかに……」


和「……須賀君……私の咲さんに馴れ馴れしく……」ギリリ……

咲「とりあえず部室にいこ?」

京太郎「おう」

廊下

モブA「あっ、宮永さん!この本教えてくれてありがとね!とっても面白かったよ!」

モブA「でもちょっと分かんないところがあってさぁ。……ページのここなんだけど……」

咲「ああ、これはね?確か…………」

京太郎(麻雀部に入ってから、咲がいろんな人と話せるようになって俺も嬉しいな……)

和「…………」ジーーーッ

京太郎「っ!?」

咲「どうしたの?京ちゃん」

京太郎「あ、いや、なんでもない!」

京太郎(気のせい……だよな?)

京太郎「……はぁ……」

優希「犬……流石に同情するじぇ……」

まこ「10局打って全部ラスは……流石にわしにも擁護できん……」

久「ま、まあそういう日もあるわよ!」

京太郎「分かってますよ……どうせ俺に麻雀の才能はないことくらい……」

咲「京ちゃん、完全に落ち込んじゃった……」

優希「そういえばのどちゃんはどこ言ったんだじょ?」

久「和ならさっき、野暮用があるとかいって出ていったわよ?」

京太郎「……!!……ちょっと夜風を浴びてきます」

京太郎「なんで学校の中にホラーが……!」

京太郎「この教室……って、あれは……和!?」


和「今日、咲さんとなんの話をしてたんですか?」

モブA「えっ?呼び出されたのってそういうこと?……単に教えてもらった本の話をしてただけよ?」

和「……本当にですか?」

モブA「わざわざ嘘なんてつかないわよ」

和「……どうせ……」

和「どうせ咲さんのことを私から奪おうとしてるに決まってます!!!」ダンッ!!

モブA「ひっ」

和「許さない……ゆるさないユルサナイ!!」
ジャラジャラジャラ……ジャキンッ……!

モブA「ば、化け物……!?」

和「せめて私の食事になってください」

モブA「ひっ、嫌……やめ……」
グチャッ!グチャグチャグチャ……

京太郎(夢中になって逃げ出してきちまった……)

ザルバ「おい!さっきのホラー、狩らなくて良かったのか?」

京太郎「分かってる……分かってるけど……」

ザルバ「おいおい、いくらおんなじ部の仲間だからって今更斬れないとか言うなよ?」

京太郎「……くそっ……俺はどうすればいいんだよ……!!」

優希「京太郎?」

京太郎「ふぇぁ!?ど、どうした?」

優希「京太郎こそどうしたんだじぇ?なんか、元気なさそうな顔してるし……大丈夫なのか?」

京太郎「あ、ああ。俺は大丈夫だから気にすんなって」

優希「むむむ……ま、犬の悩みごとなんてたかが知れてるから問題ないじょ!」

京太郎「なっ、大体俺は犬じゃないっつーの!」

優希「明日はタコスを作れ!飼い主の命令は絶対!」

京太郎「……はぁ……分かったよ……」

優希「タコスタコス?♪」

部室

京太郎(とにかく今晩考えてみるか……どうすれば和も助けられるのか……)

久「ねえねえ須賀君」

京太郎「なんですか?部長」

久「長野県ってさあ、有名な大邸宅が三つあるじゃない?」

京太郎「ええ、まあ、そうですね」

久「一つは龍門渕、一つは蒲原、そしてもう一つは……」

京太郎「須賀、ですか?」

久「もしかして……須賀君となんか関係あったりしたりしなかったり?」

京太郎「しませんよ、普通の一軒家ですって。咲なら知ってるよな!」

咲「うん、まあ2回か3回くらいはお邪魔させてもらったことあるしね」

久「あら……もしホントにお金持ちだったら部費とか色々工面してほしかったんだけどなー、なんて」

京太郎「笑えませんよ、それ」

久「あははー……やっぱり?」

まこ「そろそろ下校時刻じゃぞ?」

久「それじゃあ今日はこれで解散ね!」

京太郎「流石に馬鹿デカイ方が本物の家とか言えないよなぁ……」


京太郎「ただいま」

ゴンザ「お帰りなさいませ、京太郎様」

ハギヨシ「お邪魔させていただいております」

京太郎「ハギヨシさん?久しぶりですね。今日はなにか?」

ハギヨシ「はい、ゴンザ師匠に裁縫を教えていただいておりました」

京太郎「裁縫ですか」

ハギヨシ「取り敢えず今日だけで、ぬいぐるみをほとんど違和感なく縫い直せる程度には教えていただきました」

京太郎「どんどん完璧超人になりますね……あ、そうだ。なんならうちで食べていきませんか?」

ハギヨシ「いえ、遠慮させていただきます。私も執事の端くれ。お仕えしている身分でありますから……」

京太郎「龍門渕に戻らないといけないですもんね。気を付けて帰ってください」

ハギヨシ「はい。失礼いたしました」

ゴンザ「お食事はできておりますが」

京太郎「いや、それより調べてほしいことがあるんです」

ゴンザ「なんでございましょう」

京太郎「……人に憑依したホラーを、ホラーだけ狩る方法です」

翌日

京太郎「なあ和、ちょっといいか?」

和「なんですか?」

京太郎「放課後、話があるんだ」

和「……はあ?」

京太郎「校舎裏に来てくれ」

和「(まあこの程度の男なら、襲われても問題ありませんし……)……いいですよ」

京太郎「よっしゃ!絶対来てくれよ!」

和(……気持ち悪い)

放課後 校舎裏
和「…………」

和(せっかく咲さんから目を離してまで来て、5分も待っていると言うのに来ませんね……)

和「……一刻も早く戻りたいと言うのに」

和「6分も待ちましたし、もういいでしょう」

和「はやく咲さんを護衛しなけれb……」
ザシュッ……

牙浪「魔導火よ……!」
ボォォォォッ!!

和ホラー「ガァァァァッ!?!?アツイ、アツイアツイアツイィィィ……」


ゴンザ『こちらの資料にありました』

ゴンザ『突き刺した剣を介して、中のホラーだけを魔導火で焼き殺すというものなのですが……』

ゴンザ『どうやら成功率が低いようでして……やはり難しいかと』

京太郎『ありがとう、ゴンザさん。……俺の低い運に書けるしかないってことだな……』

ホラー「グゥアァァ…」シュゥゥゥゥゥ…

和「」ドサッ

グギィンッ!!

京太郎「う、うまいこといったか……」

咲「京ちゃん?原村さん?そこにいるの?」

京太郎「こ、この声は……!」

咲「……きょう……ちゃん……なんで、剣で……原村さん…血まみれで……え?」

京太郎「すまん咲!事情はいつか説明する!とにかく救急車!」

咲「えっ!?あ、うん!」

京太郎「応急手当ても救急車も呼んだ……これで大丈夫……」

咲「ねぇ……京ちゃん……これはどういうことなの!?何があったの!?」

京太郎「……なんというか、その……和が憎かったんだよ……」

咲「……」

京太郎「いっつも俺のこと……言ってることは正しいけどさ……馬鹿にするような言い方するし、俺なんかよりよっぽど強いし……」

咲「……」

京太郎「だから、だから……」

咲「……京ちゃん……」

咲「嘘は……だめだよ……」

咲「ねぇ京ちゃん、教えてよ?何を隠し事してるの?ねぇ!……ねぇ!」

京太郎「……今は言えない」

京太郎「でももう大丈夫だよな?」

咲「ど、どうしたの?」

京太郎「……大会、頑張れよ」サッ

咲「京ちゃ……いない……?」

咲(そのあとは救急車が来て、和ちゃんは一命を取りとめました。あの事件は学校に入り込んだ変質者の犯行とされ、収まりました)

咲(今日は和ちゃんの退院の日です。県予選まで1ヶ月を切りましたが、お医者さんからはちゃんと大丈夫だと言われました)

咲(麻雀部の皆でパーティーを開こうって言うことになって、今は皆で盛り上がっています。なのに……この麻雀部には……京ちゃんの姿はもうないんです……)

久「にしても、急に転校とはねぇ……ホントにびっくりするわ」

まこ「和の事件と重なってじゃけんのう……色々大変だったわ」

優希「約束をすっぽかすなんて、とんだ駄犬だじぇ……」

和「須賀君は本当にどうしたんでしょうね……。もし転校するなら、せめて皆でパーティーをしてからでも良かったのに……」

咲「うん、そうだね……」

咲(京ちゃんは今……どこにいるんだろう……)

同時刻 須賀邸内

京太郎「そろそろ長野ともお別れかぁ……」

ゴンザ「そうでごさいますねぇ……」

京太郎「長いことここに住んでたからかな……いざとなるとちょっと泣きそう……」

京太郎「……そういえばゴンザさん。俺の転校先はどこになるんですか?」

ゴンザ「はい。京太郎様の転校先は……」

取り敢えずここまでで。
一応時系列は県予選前と言うことにはしてますが、多分グチャグチャになります……。
京ちゃんの転校先は安価下で。

咲さん「ボタン連打で京ちゃんを救って!」

京ちゃん「クソース!」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom