瑞鶴「さっさと…さっさと私を殺しなさいよぉぉぉぉぉ!!!!!」 (154)







チクタクチクタク…









瑞鶴(あれからどのくらい経ったのだろうか…)







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411743012





瑞鶴(もういいでしょ…、やるならさっさとしてよ…)





瑞鶴(私を殺しなさいよ…)





瑞鶴(分かってる。私は助からない…)





瑞鶴(もう二度とここから生きて出ることはできない…、日の光を目にすることはもう無いんだわ…)





瑞鶴(兵器として戦う以上、死ぬ覚悟はもうできてた…。できてたのに…)







瑞鶴(何でとどめを刺さないの…?、何で徒に時間を使うの…?)







瑞鶴「いいかげんにしてよ…」ポロッ







瑞鶴「殺してよぉ!!!いいからさっさと殺してよぉぉぉ!!!」ポロポロッ





瑞鶴「私を弄んでそんなに楽しいのかぁぁぁ!!!」ポロポロッ







瑞鶴「もういいでしょ!!十分楽しんだでしょ!!!耐えられないのよ!!!」ポロポロッ







瑞鶴「こうやって…ただ何もせず、何もできずゆっくり近づいてくる死を黙って待つのは耐えられない!!!」ポロポロッ







瑞鶴「辛すぎるのよ…頭がどうにかなっちゃいそうなのよ…」ポロポロポロポロッ







瑞鶴「お願い…お願いだから…」ポロポロポロポロッ













瑞鶴「さっさと…さっさと私を殺しなさいよぉぉぉぉぉ!!!!!」
























龍田「あのぉ…瑞鶴さん?」


龍田「あまりうるさくしないでくださいね?他にも治療を受けに来た方がいらっしゃいますから」


瑞鶴「…すいません」


鬱・鬼畜系SSを期待した皆様申し訳ありません。
これはギャグSSです。大事なことなのでもう一度言います。ギャグSSです。


銀魂 二百六十三訓「幾つになっても歯医者は嫌」のパロディパロディになっています。
これはこれでいいという心優しい方は是非見ていってください。


瑞鶴(嫌だわ~。本当に嫌だわ歯医者)ズキズキ


瑞鶴(この独特な匂い、いかがわしいイージーリスニング、鳴り響くドリル音、そして死刑執行を待つようなこの時間…)


瑞鶴(てかいいのかしらイージーリスニング…仮にも日本軍基地内の歯医者よ!?何かいろいろ駄目なような…)


瑞鶴「……」


瑞鶴(帰りたい!!すっごく帰りたい!!!帰って吹雪さんに抱き着きたい!!めっちゃナデナデしたい!!!)


瑞鶴(でも歯は痛いしな~。でも治療が怖いし…)


瑞鶴(これ考えるの何順目かしら…もう堂々巡りよ。やるならさっさとしてよ本当に…)


瑞鶴(そもそも翔鶴姉に付き合ってデザート食べ過ぎたのが原因よね間違いなく…どうして私の三倍は食べてる翔鶴姉は虫歯にならなくて私が虫歯になるの!!!)


瑞鶴(何よ!!今まで虫歯になったことなんて無かったじゃん!!何で今更虫歯とかになるのよ!!)


瑞鶴(『大人になれば歯医者は怖くない?』…ふざけないで!!!怖いものは怖いのよ!!むしろ今までやったことないからとっても怖い!!!そう!!体は大人だけど心は子供なのよ!!歯医者に限ってはまさに初夜!!生娘そのものなのよ私は!!!)


瑞鶴(……何か脱線したわね)


瑞鶴(ああ~~。やっぱり怖い~~)


瑞鶴(やっぱりあれよね。口の中にドリル突っ込まれるのよね)


瑞鶴(口の中にドリル突っ込むなんて狂気の沙汰じゃない!!医者のやっていいことじゃないでしょ!!!)


瑞鶴「……」


瑞鶴(やっぱり……痛いのかな…)


瑞鶴(私の歯医者の知識って友人の話とテレビで見た情報でしかないからよくわからないのよね…近代化改修より痛いかな…)


瑞鶴(もし…ドリルを口に入れてる時にくしゃみなんかしたら死んじゃうのかな…?歯を削って出てきた粉を吸ったら肺に入って死ぬのかな…?舌をちょっとでも動かしたらドリルに舌を巻きこまれて死んじゃうのかな…?)ドキドキドキドキ


瑞鶴(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!もう無理いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!駄目駄目駄目ええええええええええええええええええええええええええ!!!!!)ガタッ!!


瑞鶴(余計なこと考えるのやめましょう…。考えても結果は変わらないわ…。やっぱり歯が痛いし)


瑞鶴(覚悟を決めよう…。どうせ治療は受けなくちゃいけないのよ…)


瑞鶴(とりあえず本でも読んで気を紛らわしましょう…)フー


瑞鶴「何かないかな…。あっ…『銀魂』がある…。私は『ONE PIECE』派なんだけどまあたまにはいいか…」スッ


グッ!!


瑞鶴「あら?」














加賀「……」


瑞鶴「……」


今日はここまでで。更新は不定期です。


あ、注意事項忘れた
・キャラ崩壊あり
・短編(にするつもり)
・更新は不定期の上、亀

よろしくお願いします。


更新。

今回は銀魂名物「gdgd小競り合い」なので盛り上がりには欠けるかもしれませんがよろしくお願いします。


加賀「……」グググ


瑞鶴「……」グググ



銀魂「」ミシミシミシ
















加賀「……」ググググググ!!!


瑞鶴「……」ググググググ!!!



銀  魂「」ミシミシミシミシミシ!!!


加賀「……」


瑞鶴「あのぉ…何か言ったらどうですかぁ~~~~」ヘッ!!





加賀「……」





加賀「ここは譲れません」ハッ!!


瑞鶴(何この顔むかつく)


瑞鶴「何ですか~?ご飯はここにはありませんよ~?さっさと食堂に行ったらどうですか~」


加賀「ここに食事に来るわけありません。見ればわかるでしょ。戦闘で被弾したときに歯が削れてしまったので直しに来ただけです。これだから五航船は…」


瑞鶴「ああ~。そういえば加賀さん出撃してましたよね~。ずいぶん張り切って出撃して?中破して帰ってきてましたよね~。ロートルのくせに無茶するからですよ~~~。つい先日まで秘書艦だったのにぽっと出の私に秘書艦の座を奪われたのがそ~~~~んなに悔しかったんですかね~~~。まあ性能が?あなたより私の方が上なのは?私が決めたわけではないんですけど?だから申し訳なく思ってるんですよ?本っ当にごっめんなさ~~~い(笑)」


加賀「他の鎮守府ではどうかは知りませんがここの秘書艦は提督の一存でコロコロ変わるのよ。それはある意味ここの常識…ああ、あなたは今まで秘書艦を務めたことがなかったのでしたね。恥知らずにも無知だったことはあ・た・り・ま・えでしたね。それに提督言ってましたよ。瑞鶴さん…もとい運だけ女は練度があまりにも低すぎて艦隊のお・荷・物になっているから秘書艦にして経験をつませてあ・げ・て・るんですよ。私はもうそうする必要はないので秘書艦にはまったくこだわりはありません」シレッ!


瑞鶴「……」ピクピクッ…


加賀「……」ゴゴゴゴゴ!!



銀     魂「」メリメリメリ!!!!!


瑞鶴「あの…離してくれませんか?私が先にとったので」


加賀「どこに目がついているのでしょうね。どうみても私の方が早かったです」


瑞鶴「はあ?」


加賀「それにたしか瑞鶴さんは『ONE PIECE』派でしたよね。ならばここは生粋の『銀魂』派である私に譲るべきです」


瑞鶴「ジャンプのリーダーとして他作品もしっかり見ておく必要があるのよ」


加賀「いったいいつの話をしているんですか?」


瑞鶴「だいたい『銀魂』なんてよそ様からネタをパクれるだけパクリまくってるパクリマンガじゃない。そんなパクリと下ネタでできているような漫画が王道中の王道である『ONE PIECE』に見てもらえるだけでありがたく思いなさいよ」


加賀「パロディとパクリを混同するなんてやはり三流ね。王道を絶対として邪道を良しとせずキャンキャンと騒ぎ立てているせいでちりばめられた伏線や笑いに目がいっていません。こうなると憤慨を通り越して哀れにすら思えます」


龍田「二人とも少し声が大きいわ…ほかのお客さんもいるから…」


瑞鶴「ちりばめられた伏線ってただ文字数多いだけじゃない。見にくいのよ見にくい。漫画なら絵で勝負しなさいって。あ、でも線は細いし細かい所は何か雑だし絵での勝負はとても無理か~~~。加賀さんってああいった細々してぐちぐちした漫画好きそうですよね~。ほ~んとそっくり」


加賀「ならそっちはストーリーとキャラで勝負しなさい。ルフィはいつになったら大人になるのですか。漫画の楽しみの一つにキャラの成長がありますがルフィたちの精神年齢初期からまったく動いてないじゃない。そのせいで大まかなストーリー進行もどことなく似通ってると感じてしまうのよ」


加賀「そういう意味ではあなたもそっくりですよ。特に戦闘で何度も何度も同じ展開を繰り返しているところとか。読者も敵もあきれ返って「またか」とか思ってましたよ絶対」


瑞鶴「ちょっと待てよオイ」


加賀「あとキャラで思い出しましたがボスを何とかしなさい。GL編はまだいいとして新世界編からひどすぎます。ホーディしかりシーザーしかり。絶望感も悲壮感も全くないせいでボスとしての貫録が全くないのですよ。今だって期待されていたドフラミンゴですらただの逆恨みのガキ扱いされていますからね。元天龍人(笑)みたいになってますからね」


瑞鶴「ネタバレすんなぁぁぁぁぁ!!!あんた私がコミックス派って知ってんだろうがぁぁぁ!!!!!てかキャラの成長うんぬんなんてどの口が言うんですか!!!あなたの所の主人公がパチンコ狂いのぷー太郎って認識あります?出てくるキャラ出てくるキャラがストーカーにドSにドMの露出狂と変態のオンパレードって認識あります?まるで性癖のデパートじゃない!!」


加賀「プーではありません!!…色々な所が少しだらしないだけです。提督と同じなんです。やるときはやるんです。人間だれしも欠点はあるのですから多少は目をつぶるべきですよ。あと性癖のデパートとかいうのやめろ」


瑞鶴「あとストーリーのことだってそっちが言えた義理じゃないじゃないですか。特に長編なんか短編ですらセリフ多くてグダグダしてるのにそれがさらに増加して必要以上に設定が増えていくせいで見ている方はだんだんと苦痛になってくるんですよ」


瑞鶴「ついでに言っちゃえばキャラの掘り下げだって下手だしさぁ!!結野アナなんて結婚してからコミックス何巻分時間が経ってると思ってるの?伏線(笑)とか忘れてるわよ!!!」


加賀「今もしかして結野アナ馬鹿にしました?お天気戦争編馬鹿にしました?」


龍田「瑞鶴さん?今挙げた欠点がもろに出てるわ。今まさに。とりあえず一旦抑えて…」


加賀「あなたにお天気戦争編の、長編の何が分かるというのですか。今まで大目に見てきましたが今回ばかりは許せません。王道バトルものは『ヒーローアカデミア』と『火ノ丸相撲』に任せてさっさと海へ沈みなさい。さもないとパンデモニウムさん食わすぞ」


瑞鶴「そっちこそ変化球でごまかしているようなコスイやり方はもう受け入れられないって気づきなさいよ。『SKET DANCE』と同じように「ある程度は人気があったけど知らない間にひっそりと終わっていた中堅漫画」として葬ってやるわ…」


加賀「ほう……」


瑞鶴「キレてるのはこっちも同じなの…。兵器は兵器らしく武力で決着をつけましょうや…」ゴゴゴゴゴ


加賀「望むところよ…」ゴゴゴゴゴ


龍田「ねえ…ちょっと…」


瑞鶴「爆撃してやるわ…五航戦の真の力を思い知れ…」ギシギシギシ…


加賀「頭にきました…一航戦との格の差を見せてあげる…」ギシギシギシ…


龍田「……」


龍田「……」スー、フゥー





龍田「これ以上ガタガタと騒ぎ立てるようなら二人仲良く雷撃処分して深海棲艦のエサにするわよ」ボソッ





瑞鶴・加賀「スイマセンデシタ」スッ…


龍田「よろしい」ニコッ


龍田「~~~~♪」


加賀(あまり会いたくない子にあってしまいましたね…)


瑞鶴(こんな場所で…よりにもよってあいつに会うなんて…)


加賀(弱みを握られるわけにはいかない…)ギリッ!!


瑞鶴(絶対に悟られてはいけない…)ギリッ!!





瑞鶴・加賀(正規空母のくせに歯医者が怖いなんて絶対知られたくないわ!!!)




加賀「……」ソワソワ


瑞鶴「……」ガチャガチャ


瑞鶴「…ねえ、さっきからなんです?そういうのやめてくれませんか?そわそわと膝さすったり腰を動かしたりして。おトイレならあっちにありますよ?」フキフキ


加賀「知っています。椅子の具合がよろしくないだけです。あなたこそ横で飛行甲板の手入れするのやめてください。気が散ります。そういった整備は自身の部屋か改装室で行うのが常識でしょう」ソワソワ


瑞鶴「あなたがそわそわしているからイラついているんですよ。他の作業をして気を紛らわせていることくらい察しなさいよ」



瑞鶴「アレ?アレレ?まさかとは思いますが…ひょっとして怖いんですか?正規空母筆頭の加賀さんともあろう方が?」


加賀「は?いやいや?意味が分かりません。そもそも歯医者に来て怖いことなんて存在しましたっけ?」


瑞鶴「ありませんね。ええ、まったくありませんよ」


加賀「自分で怖いと思っているからそのような質問が出たのでは?恐怖を感じているのはむしろあなたではないのですか?」


瑞鶴「そんなわけないでしょう…ただこの前吹雪さんが歯医者に行くとドリルの音が怖いって言ってたの思い出しただけですよ。いや、私にはまったくわからない感覚なんですけどね」


加賀「私にもわかりませんね。できることなら毎週通いたいくらいですもの。定期的にすべての歯をドリルで削って清潔な歯を保ちたいと考えてますもん」


瑞鶴「あれ?加賀さんやってないんですか?私なんて秘書艦になる前から通ってますよ。三日に一回は歯医者に行ってドリって貰ってますよ?ドリっとかないと口の中が気持ち悪くてしょうがないじゃないですか。秘書艦としての意識が低いんじゃ?」


加賀「あ~、私は歯医者に通う必要ないんですよ。自宅にマイドリルありますし。歯医者の方が綺麗にドリってくれるというだけで毎日欠かさずドリってますよ。私ドリラーですし」


瑞鶴(ドリラぁぁぁぁぁぁ!!?何よドリラーって!?マイドリルなんてどうして持ってるのよ!?ハンパないわ!!!さすがに激戦地とまで言われているこの鎮守府の第一線で戦ってきただけあるわね…まったくドリルにビビってないなんて!!!)


瑞鶴「へぇ~奇遇ですね。まさか加賀さんもドリラーだったなんて。やはりマイドリルは大型艦建造で作った大和式弩級ドリルですか?もしそうなら今度一緒にドリルコンテスト出ませんかね?いい線いけるかもしれませんよ?」ダラダラ


加賀(大和式弩級ドリルにドリルコンテストぉぉぉぉぉぉ!!???)


加賀「そうね、遠征の予定がかぶらなければご一緒させてもらおうかしら。なるべく空けるようにするわ。あとあたしも大和式持ってたんだけど壊れたのよ。今使ってるのは長門式」ダラダラ


瑞鶴「あ~あれもなかなかですよね~」ダラダラ


加賀(いやだぁぁぁぁ!!!そんな大会には絶対に出たくないわぁぁぁ!!!この子そんな恐ろしいものに出場してるの?てか大和型弩級ドリルってどんな化け物ドリルなのよ!!そんなものを日常的に口に突っ込むなんて考えただけでも寒気がする!!五航戦と侮っていたわ…なんて恐ろしい子なの!!!)


??「あれ?仲のあまりよくないお二人がこんなところで何やってるんですか?」


瑞鶴「あっ、あなたは…」


加賀「提督が考えなしにひたすら遠征に行かせ続けた結果、出撃回数の裕に十倍の遠征をこなしたとさえ噂されている『遠征の鬼』…」












瑞鶴・加賀「天龍さん!!!」


天龍「何ですかその二つ名…。初めて聞きましたよ」


今日はここまでです。長谷川さんポジは天龍に確定。

レスが結構ついてて嬉しかったです。ただ原作を追従するだけにならないように頑張ります。
『まるで駄目な天龍』…。ありだと思います。


更新します。

天龍が基本タメ口なのは知ってたんですけど目上とかには普通に敬語だと思ってました…。誰でもタメ口ってすごいですね。
あと他の話についてですが今の所やるつもりです。


天龍「どうやらお二人も歯やっちまったみたいですね」


加賀「ええ…ちょっと改装がてらドリリに」


天龍「ドリリって何すか?」


瑞鶴「天龍さんもドリリに?」


天龍「え、ええ…ドリリってか歯の治療を」


天龍「無理言って抜けてきたんですけど…。いやーほんと参っちゃいますよ」


加賀「と言うと?」







天龍「ここの治療、超痛いっすよ」ポンポン







瑞鶴・加賀「」


天龍「以前は基地内に歯医者が無くて外に行ってたんですけど、新しくできたこの基地内の歯医者は安いし早いし一回の治療で済むって評判で興味はあったんですよ。俺ちまちま何回も歯医者に来るのが嫌いで…一回で済んだ方が提督に迷惑かけませんし」


瑞鶴「へ…へぇ~」ダラダラ


加賀「天龍さんって…けっこう提督思いなのね…」


天龍「茶化さないでくださいよ//」ホッペポリポリ


??「天龍さ~ん。まだですか~?」


天龍「あっ、いま行きま~す」


天龍「それじゃ行ってくるんで。覚悟決めておいた方がいいっすよ」スタスタ


瑞鶴「……」


加賀「……」


瑞鶴「そ…そっか~痛いのか~。まあ歯の治療は痛くてなんぼって所もあるしね。仕方のない所ではあるわよね」


加賀「そ…そうネ…、逆に痛くないと本当に治ったの?って不安になるわ…」


瑞鶴「あ…加賀さん顔色悪いわよ…」


加賀「いや全然…」


ジュボーーーーーーーーーー!!!


天龍ボイス「あがあああああああああああああああああ!!!!!」メキメキメキメキ!!!


??「は~い!!じっとしててな天龍~。暴れると余計に痛いで~」


イタイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!


??「あかんな。これ縛るのが一番っぽいね。…そうそう、そんな感じで。指一本動かせへんようにして…、そうそう、そんな感じ」


イヤダアアアアアアアアアアアアア!!!!!


オネガイダカラ!!!オネガイダカラモウヤメテエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!


瑞鶴「ずいぶん…声がでてるな~~~~」ガタガタ


加賀「……」ガタガタ


瑞鶴(何この叫び声…尋常じゃないくらい苦しんでるんだけど…)


加賀(サーモン沖…あの激戦の中でもこんな叫び声聞いたことないわ…いったいどんな治療をしてるのよ…)


ピーーーーーーーー


??「先生~、何か脈が止まったっぽいっす」


??「平気平気…、とりあえず心臓マッサージを、あれだったら高速修復材使ってな~」


??「うぃーっす」


パシャーーン!!


??「そうそう、いい感じや」


加賀(高速修復材!?歯医者で?なんで歯医者でそんなもの使ってるのよ!!!)


アガアアアアアアアアアアアア!!!!


ブチブチブチ!!!


ブシャァァァァァァァァ!!!


??「先生~、治ったはいいんだけどアレが取れちゃった」


??「よくあるよくある」


瑞鶴(アレが取れたぁぁ!?アレって何だああああああああああ!!!何が取れたのよおおおおおおおおおおおおおおお!!!


??「取れたのは今は必要ないから大丈夫や。ポン酢につけて…そうそうそんな感じやで」


加賀(ポン酢!?ポン酢でいっちゃってるの!!?本当にあの中でなにをしてるのおおお!!?)


??「先生の好み的には多分ポーキサイトまぶした方がおいしいと思いますよ」


??「それ…ありやね」


瑞鶴(ありな訳ないでしょうがああああああああああああああ!!!)


加賀(ポーキサイトまぶしてるの!?薬味なの?薬味扱いなの???)


??「よっしゃ。これで終了~」


瑞鶴(終わっちゃったよ!!ポン酢で〆て終わっちゃったよ!!!)


??「気分はどうですか~」


天龍「ウソみたいに痛みが取れちゃったぞ。これなら大丈夫そうだ」


加賀(痛みどころか何か体の一部が取れたらしいわよ!!ポーキサイトまぶされたらしいわよ!!!)


??「んじゃま~朝晩だけじゃなくて食後は必ず歯を磨くように心がけること。これが痛み止めとウチ特製の歯ブラシもセットでつけておいたから」


天龍「悪ぃな。助かる」


??「じゃあお大事に~。歯を大切にしろよ~」


天龍「おう。今度飯にでも行こうぜ」ノシ


??「うぃーっす!!!チョー楽しみにしてるからね~~」ノシ


天龍「ふ~。すっきりすっきり。めっちゃ痛かったっすけど一発で治ったんでよかったですよ。それに見てくださいコレ。サービスで歯ブラシもつけてくれました!!」ガシャン!!


瑞鶴・加賀「」


瑞鶴・加賀(つけとくって腕にいいいいいいいいいいいいいいいいい???)


天龍「なかなかいかすな」シャキーン!!


瑞鶴・加賀(つけとくってそういう意味でえええええええええええええ???)


瑞鶴・加賀(てかそれ…)







瑞鶴・加賀(41cm連装砲じゃないのおおおおおおおおお!!?)


瑞鶴(え?歯ブラシ?へ?歯のゴミじゃなくて海のゴミ掃除でもするのかしら???)


加賀(あの子にはあれが歯ブラシに見えるというの?あんなもん口に突っ込むなんてどうかしてるわ…歯なんて全部吹き跳ぶわよ…)


天龍「ただ治療が終わった後、体は軽いんだけど左肩が異常に重くて…歯の痛みが無くなったから出撃した時の怪我でもぶり返してきちゃったかな…」


瑞鶴(間違いなく原因はその左腕えええええええええええ!!!コブラもどきのその左腕えええええええええええええええええええ!!!)


加賀(軽巡洋艦が41cm連装砲なんてつけたらそりゃあ重くもなりますわよね!!!)


龍田「じゃあ歯ブラシがパサパサになったらまた取り換えにきてくださいね」


瑞鶴(ちょっと待ってぇぇぇぇぇ!!!歯が治ったかわりにそれ以上に大事なものが持っていかれてるじゃない!!!さらっと流してるんじゃないわよぉぉぉぉぉ!!!)


加賀(歯を大切にしろとか言ってたけどもっと大切なものがあるんじゃないのぉぉ!!!等価交換どころのさわぎじゃないじゃない!!!)


天龍「なあ龍田…」


龍田「何?天龍ちゃん?」


瑞鶴(行け!!クレームよクレーム!!文句言ってやれ!!!あなたには訴える権利があるのよ!!!とんだヤブ医者よココ!!!)


天龍「この歯ブラシ…重くねぇか?」


加賀(そこじゃないわよおおおおおおおおおお!!!!!)


天龍「歯ブラシ重くて歯を磨くときもそうだけど特に戦闘中に邪魔になりそうなんだよね。俺あいつらに負けたくねえんだ」


瑞鶴(天龍さん気づいて!!負けてる!!あなたもう負けてるの!!!左腕失ってるの!!!)


龍田「だったらそのときは左腕を外して海に捨てて適当に戦ってね」


加賀(じゃあなんでその左腕つけたのよ!!!お荷物以外の何物でもないじゃない!!鬼ですかあなたは!!!)


龍田「あと股間の方にも別の歯ブラシつけといたからよかったらそっち使って。そっちはいじってたら固くなる歯ブラシだから」


瑞鶴(脈絡がまったく予測つかないいいいいいいいいいいいいいい!!!股間の歯ブラシなんて誰が使うのよおおおおおおおおおおお!!!パートナーくらいしか磨けねぇだろうがああああああああああ!!!)


天龍「股間の歯ブラシなんか俺使えないと思うぞ?いらなくねぇか?」


加賀(あなたじゃなくても使えないわよ!!それに使える人がいるのならそれはそれで大騒ぎになるわ!!!)


龍田「そうねぇ…」


龍田「最終的には私が使うから問題ないわ」フフフ


天龍「ん~?ならいいか」


瑞鶴・加賀(問題大ありだわあああああああああああああああ!!!!!)


??「お疲れ~っす!!お大事に~」


瑞鶴・加賀「!!!」バッ!!


赤城「あら加賀さん。あなたも歯の治療?」


加賀「あ、赤城さんもここにい…」


赤城「いや~~~。ここってなかなかいい歯医者よね。すっかり治ったわ」


赤城「それにほら見て。特別に電動歯ブラシもつけてくれたのよ。なかなかサービスがいいのも嬉しいわよね」ヴィーン


瑞鶴・加賀「」


瑞鶴(おでこに腕がついてるぅぅぅぅぅぅぅ!!?)


加賀(電動歯ブラシっていうか…それただの天龍さんの腕じゃない?)


赤城「ちょっとポン酢くさいのが難点だけどこれを付けてから体も軽くて今とても調子がいいのよ。常に戦意高揚状態。何でかは知らないけど」キラキラ


瑞鶴(ポン酢くさいって完全に天龍さんの腕じゃないのアレェェェ!!!)


加賀(頭にくっついてるその腕はボーキまみれですもん!!赤城さんの大好きなボーキサイト!!!馬の頭に人参引っ付けてるのと同じなんですからそりゃあ調子も良くなります!!!)


天龍「調子いいのは分かりますけどやっぱなんでもかんでも機械に頼るってやり方、俺は好きじゃないっす。歯くらいは自分の手で磨いた方がいいと思いますけど」


瑞鶴(あなた自分がどういう存在かって分かってる!?兵器って自覚あるの!!?てか気づいてよ!!目の前にあるそれが自分の腕だって気づいてよ!!?つーかすでにあなたの腕は歯ブラシになってんだから磨けねぇよ!!!)


龍田「それじゃあ天…天龍ちゃんの腕が腐ったら取り換えに来てくださいね」


加賀(丸出しじゃないか!!何故に言い淀んだの!!?もうストレートに言っちゃってるじゃない!!隠す気まったくないじゃない!!!)


赤城「『テンリュウチャン』…。変な名前の電動歯ブラシね」


瑞鶴(あほおおおおおおおおおおお!!!)


赤城「あれ?ごめんなさいチョット待ってもらっていいですか?この電動歯ブラシ口先に届いてないみたいなんですけど大丈夫なのかしら?」


龍田「大丈夫ですよ。届かなかったら自分の手で歯ブラシを持って自分で磨いてくださいね」


加賀(じゃあなんでつけたのよおおおおおお!!ただの嫌がらせじゃないいいいいいいいいいいい!!!)


加賀「……!?」ガタガタ


瑞鶴「何ですか?い…今更おじけついちゃったんですか?」ガクガク


加賀「ふ…ふふ…ご…五航船のあなたでは所詮気づくことはできなかったみたいね…」ガタガタ


瑞鶴「へ…下手な話のそらせかたね…」ガクガク


加賀「二人を…よく見てみなさい…。大きな異変があるわ…」


瑞鶴「異変だらけじゃない…」


加賀「違う…『お互いに共通している異変』よ…」


瑞鶴「!!?」


加賀「気づいたみたいね…」


瑞鶴「む…」









瑞鶴『胸がない!!?』









加賀「正確には『胸が無くなっている』…です…」


加賀「あの二人は私たちの中でもそれなりに胸が大きい側の艦娘だったはず…なのに今はそれがない…おそらく体や肩が軽く感じているのはそれが原因…」


加賀「天龍さんはともかくあの赤城さんの…赤城さんの!!!豊満な!!それでいて美しく!!可憐な!!!あのナイスバストが奪われてしまっているのよ!!!」


加賀「あの赤城山のように立派にそびえたっていた山二つっ!!!私の預かり知らぬところで関東平野になっているなんて…あんまりだわっ!!!まるで龍驤さんじゃない!!!」ウウ…


瑞鶴「やめましょうねナチュラルに龍驤さんけなすの。あってるけどね。龍驤さんが関東平野なのはあってるけどね」


赤城「そうだ!!天龍さんこのあと時間あるかしら?一緒にスポーツでもどう?」


天龍「いいっすね!!俺バスケやりたいっす!!」


赤城「それ採用!!私のダンクが火を噴くわよ」フフフ


天龍「手加減無用っすよ。自慢じゃないっすけど俺もバスケ得意なんで。腕が鳴るぜ!!」ジャキン!!!


赤城「楽しみね」ワクワク


龍田「お大事に~~~」ノシ


瑞鶴(お大事にじゃないでしょうが!!!まずあなたたちが患者を大切にしろおおおおおおおお!!!)


加賀(ど…どうなっているのこの歯医者は…)


瑞鶴(歯を直すどころじゃないわ…あんなのただの改造手術じゃない!!!)


加賀(やばい…)


瑞鶴(この歯医者はやばすぎるわ…)


加賀「……」


瑞鶴「……」


加賀(何をやっているの瑞鶴さん?さっさと帰ってもらえませんかね…ここはもう歯医者などと言う甘っちょろいものではありません。軍上層部も真っ青のクレイジー工房…ただのショッカー本部よ…)ダラダラ


瑞鶴(意地なんか張ってないでさっさと帰りなさいよ…。ねぇ何で帰らないの?茶化したから?私が茶化したから悪いの?)ダラダラ


加賀(何なのよぉぉぉ!!いいから帰りなさいよぉぉぉぉぉ!!!)


瑞鶴(空気読んでよぉぉぉ!!あなたが帰らないと私も帰れないのよバカヤロー!!!)


??「じゃあ次の患者さーん!!二人ずつお願いしま~す!!」


瑞鶴・加賀「……」ビクッ!!


加賀(……ウソでしょ…?)スッ


瑞鶴(本当に行くの?冗談でしょ?)スッ


瑞鶴「さあ…今回のドリルはどこまで私の中にえぐりこんでこれるかしら。あの水平線の夕日のように私の魂にまで届くといいのだけれど…」


瑞鶴(いやだぁぁぁ!!行きたくないぃぃぃぃぃ!!!何?魂に届くドリルって!!?自分で言ってて全然意味が分からないわよおおおおお!!!)


加賀「我々はなぜ穴を掘り続けるのか…そこにドリルがあるからよ」


加賀(何よコレ!!?バカなの!!?私バカなの!!?もういいから逃げなさいよぉぉぉ!!一航戦とか五航戦とかもうどうでもいいから今すぐ引き返して私の足ぃぃぃぃぃ!!!)







瑞鶴・加賀(誰かぁぁぁぁぁぁぁ!!!誰か私たちを止めてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!)






【後編へ続く】


今日はここまでです。

後編とか言ってますがスレは変わらないので大丈夫ですので。


ワンピの最新話見てドフラさんに土下座したくなった>>1です。
時間があまりなくて少ししかできてませんが投下します。

あと「ボーキサイト」の表記がボーキだったりポーキだったりしてるのは最初に私が「ポーキサイト」だとずっと思っていて、途中まで書いて間違いに気づいて直したためです。申し訳ありませんでした。


【前編のあらすじ】瑞鶴と加賀はとうとう戦場へと足を踏み入れた


瑞鶴「……」


椅子 オイルベッタリ


加賀「……」


壁 オイルベッタリ


龍驤「単冠湾泊地・軍用歯科病院歯医者の龍驤や。うちのことは二人とも知ってると思うけど改めてよろしくなぁ」


瑞鶴「……」ガタガタ


加賀「……」プルプル


龍驤「何や緊張してるんかいな?痛くしないから。リラックスリラックス」




瑞鶴・加賀(さ…殺人現場?)



壁「」ベッタベタ


瑞鶴(………治療室ってこんなにオイルくさかったっけ?もっと何かこう…白くて清潔なイメージがあったんだけど…)


機材「」ゴチャゴチャ


加賀(………これから私たちがするのって歯の治療よね…私たちが艦娘であることを差し引いてももっとこじんまりした道具を使わなかったかしら…歯医者にチェーンソーとか置いてあったっけ…)


龍驤「さささ、座って」


ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!!


瑞鶴・加賀(歯医者って…こんなんだったっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?)


龍驤「あー、二人とも結構腫れちゃってるな~どうしてこんなになるまでほっといたんや。自分ら忙しいからって歯のケアを怠ったらあかんで」


瑞鶴「……」


龍驤「口っちゅーのはいわば人間の玄関や。これは艦娘も同じ。ここが駄目になっちゃうと全部駄目になるんやホンマに」ウンウン


加賀「……」


龍驤「ウソやと思ってるやろ?うちも歯医者する前はそんなことないって感じやったけどいざやってみたらすぐに気づいたんよ…」


龍驤「こう注意深く見てみると歯の汚い人はだらしない人が多かったり…逆に歯をきれいに管理している人はちゃんとしている人が多い…」ウンウン


龍驤「歯を見ればどういった艦娘なのかは大抵わかるもん…艦娘っちゅーのはうまく出来とるわ。だからうちは来た患者さんには必ずこう言ってるんや…」

















龍驤「合コンやるときはまずはおっぱいじゃなくて顔を見ろってね」ニコッ


瑞鶴・加賀(先生、笑顔が怖いです)
















龍驤「顔さえ見れば性格なんて一発なんや…何で打ち合わせでもしたかのように男はみんなおっぱい見るんや?マジで?ほんと何なん?」


瑞鶴(ふざけんなぁぁぁ!!真面目な顔して何をいっとるんだコラァァァ!!!てかよく見たら目が死んでるぅぅぅ!!!ハイライト消えて暗黒空間が広がってるんですけどぉぉぉ!!?)


龍驤「おっぱい見たところで何にも得られるわけやないやん?ただ必要以上に飯食って無駄に脂肪ためてそれがたまたま胸に来ただけって話やん?その程度のことなのに何で見るん?そんでうちに会う奴会う奴なんで胸見てがっかりするん?胸なんて所詮は女と言う商品の付属品にすぎないんや!!そんなものに束縛されるなんて人生損してるで」ウンウン


加賀(もう全然歯なんて関係無くなってきてるわよ!!?この部屋で一番束縛されているのはまず間違いなくあなたよ!!!)


龍驤「むしろ危険だってことがいまいち認識されとらん。おっぱいの大きい女は高飛車で傲慢なビッチが九割を占めとるから近づかない方が安全や。おっぱい大きい女が好きな男も駄目な奴ばっかり。やっぱり人生のパートナーにするなら大きいより小さいを選ぶ奴が絶対いいって。節約できて現実性もあってでベストチョイスなんや。てかB以上の女みんな死ね」


瑞鶴(もうただの悪口になってる上に最後に本音出てるぅぅぅ!!隠し切れてない何かがこんにちわしてるぅぅぅ!!!)


龍驤「だめな男で思い出したけどこの前行った合コンはホンマひどかったで。特にあのおっさん提督。終始おっぱいってか乳輪の話してきて気持ち悪かったわ。乳輪綺麗とか言われても何もうれしくないんや。胸のこと言われても吐き気しかおきんのや…だからとにかく女はおっぱいより顔や…顔なんや」


加賀(初対面の女性に乳輪の話をしてくる男なんて総じてやばい奴に決まってるじゃない!!おっぱいの大きさとかまったく関係ないわ!!!それよりも乳輪が見える合コンってどんな合コン!!?龍驤さんがそんな合コン行ってることに驚いたわよ!!!)


ポトッ!!


胸パット「」


瑞鶴・加賀「」


龍驤「……」ササッ!!


龍驤「それじゃあぼちぼち治療の方を初めて行こうかいな」


瑞鶴(加賀さん!!このままいったらマジでやばいよ加賀さぁぁぁん!!!)チラッ


瑞鶴(龍驤さん完全に荒んでるわ!!このままだと私たちも天龍さんや赤城さんみたいに改造されちゃうわよぉぉぉぉぉぉぉ!!?今こそ一航戦のお力を見せてください加賀すぁぁぁぁぁん!!!!!)チラチラッ!!!


加賀(分かってるわよそんなに見つめんなぁぁぁ!!!私だっていっぱいいっぱいなのよ!!!一航戦でもどうしようもないときだってあるのよ!!!あなたの方が性能いいんだから必死に打開案考えなさいよぉぉぉ!!)チラチラッ!!


龍驤「じゃあまずは…」


瑞鶴(こうなれば…)


瑞鶴「その…龍驤さん?」


龍驤「どうしたん?」


瑞鶴「別にさ…ほら…いいじゃない…その…」





瑞鶴「胸が…小さくたって…」





加賀「!!?」


瑞鶴「胸が小さい人が好きな人だっていっぱいいるじゃない!!胸の大きさなんかで女を選ぶような変態なんぞこっちから願い下げじゃない!!そうでしょ?」


龍驤「……」


加賀(そうか…!!現実から目をそらさずにあえて真実を話してから龍驤さんの気を落ち着かせようという魂胆ね。五航戦の子にしては上出来よ!!!)ハッ!!


加賀(ならば私もサポートに回る!!)


加賀「そうね…気にするほどではないわ。あれ?もしかしたら龍驤さんより瑞鶴さんの方が胸が小さいんじゃないの?」プークスクス


瑞鶴「い、言ったな~~(棒)」キャピ


龍驤「……」


瑞鶴(耐えるのよ私…あいつはむかつくけど私の意図は察してくれた…このやり取りで胸の大きさランキングにおいて私を龍驤さんの下に入れる気ね…そうすればこの部屋に置いては加賀さん>龍驤さん>私の関係図が出来上がる…)


加賀(あとは刺激せずにこの関係性を維持できれば…)


瑞鶴(龍驤さんの態度に変化が出て光明が開けるかも!?)


龍驤「……」












龍驤「…関東平野」ボソッ












瑞鶴「へ?」


加賀「」


龍驤がつぶやいた「関東平野」が意味することとは!?

微妙な謎を残して今日は終わりにします。


少し更新します


龍驤「…どうせ私はあんたら空母組みたいなロケットおっぱいはもってないねん…」ブツブツ


瑞鶴「え…ちょっと…」


龍驤「…わかっていない、あんたらはまな板のすごさをわかってない…」ブツブツ


瑞鶴(もしかして…あっちでの会話聞かれてた?)


加賀「」ガタガタガタガタ


龍驤「さあ!!気ぃ取り直して治療の方始めようかいな!!!」ニコッ


瑞鶴(あ、これダメだ死んだ)


龍驤「まあうちがぶっ殺…もとい治療してもええんやけどとりあえず助手に見てもらってそれから色々決めさせてもらうようにするけどええよね?」


瑞鶴(ぶっ殺すって言おうとした!!やっぱりこれ完全にあっちでの会話内容ばれてるわよね!?そうなのねぇぇぇ!!!)


加賀(助手?今、助手って言った?)


龍驤「もしかしたら助手でもなんとかなるかもしれへんし。そんなら助手の二人にそれぞれ見てもらおうかいな」


瑞鶴(あれ?龍驤さんが治療するんじゃないの?)


加賀(しかしこれはチャンス。うまく龍驤さんに当たらずに治療ができればそれに越したことはない…)


龍驤「そんじゃまあ…」







龍驤「鈴谷と虐殺機械(ジェノサイド・マシーン)キリシマー。どっちがええ?」







瑞鶴(鈴谷さんんんんんんんんん!!!)


加賀(断固鈴谷さんでぇぇぇぇぇぇぇ!!!)


鈴谷「今度の患者さんは瑞鶴さんと加賀さんか~超~やばいっすね。正規空母って響きがもうイカスの何のって!!キリシマ―さんはどっちが見たいっすか?」


虐殺機械キリシマ―「アイル ビー バック…」デデンデンデデン!!!


瑞鶴(て言うか何なのよアレはぁぁぁぁぁ!!!なんで虐殺機械キリシマ―が歯医者にいるのよぉぉぉ!!!てか虐殺機械キリシマーって何だぁぁぁぁぁ!?)


加賀(あのデザイン何とかならなかったの!?怖い!!グラサンかけてると霧島さんめっちゃ怖い!!!白衣は!!?患者を癒す白衣の天使どこ行ったの!?真逆の黒いヤーさんが鎮座してるわよ!!?)



瑞鶴「怖すぎンだろぉがぁぁぁぁ!!!!!」


加賀「!!?」ビクッ!!


龍驤「!!?」ビクッ!!


鈴谷「うへっ!!?」ビクッ!!


虐殺機械キリシマ―「……」







虐殺機械キリシマ―「……」ビキビキ!!



瑞鶴(じ…自覚ありかよぉぉぉぉぉ!!!)


瑞鶴(つい声に出してしまったわ!!これは危険だ!!まじで危険だ!!!)


加賀(何余計なことしてくれとんじゃあのクソ五航戦がぁぁぁぁぁ!!!霧島さんの額に血管がビンビンに浮き出てるじゃないのよぉぉぉぉ!!!)


龍驤「まあこの二人が担当することになるんだけど瑞鶴さんと加賀さんはどっちに…」


瑞鶴・加賀「「鈴谷さんがいいです!!!」」


龍驤「あ、今のはちょっと瑞鶴さんの方が早かったなぁ。ってわけで瑞鶴さんに鈴谷さんつけるわ」


瑞鶴「制空権確保!!!」YES!!


加賀「ちょまっ今の待ってぇぇぇ!!!少しでいいから待ってぇぇぇぇぇぇぇ」


瑞鶴(ギリギリセーーーーーーーフ!!!助かったぁぁぁぁぁ!!!!!)


瑞鶴「じゃあよろしくお願いしますね鈴谷さん…」チラッ


虐殺機械キリシマ―「ファック ユー」デデンデンデデン!!!


瑞鶴「」


瑞鶴「あ…龍…その…え?」


龍驤「ああ、キリシマ―は瑞鶴さんの方やりたいみたいだったからそっちにあてたわぁ」


瑞鶴「最初のアレ、意味ないじゃぁァァァんんんんんん!!?」


瑞鶴(もしかして根に持ってた!?怖いって言ったこと根に持ってたの!!?)



イヤアアアアアアアアアアア!!!


加賀(…よくわからないけど過程がどうあれ私は虐殺機械キリシマ―を避けて鈴谷さんの治療を受けることになった。私は何も悪くない。あの子の日頃の行いが悪かったのよ…多分)


加賀(とりあえず最悪の事態は回避できそうね…ありがとう瑞鶴さんあなたの犠牲は無駄にはしないわ)


加賀「じゃあ…よろしくお願いね鈴谷さん」


鈴谷「トランスフォーム!!!」シュビ!!


加賀「は?」


ジャジャジャジャキーーーーン!!


虐殺機械スズヤ―「よろしく」クイッ


加賀「」


加賀(何でこうなるのよぉぉぉぉぉ!!!??)


龍驤「じゃあ二人ともよろしく頼むわ」


キリシマ―・スズヤ―「ラジャー」


加賀(結局キリシマ―さんも鈴谷さんも虐殺機械じゃないのさぁぁぁぁぁ!!!)


虐殺機械キリシマ―「それではまず治療の前に当歯医者のシステムに潰えて説明させていただきます」


瑞鶴(普通にしゃべれんのかよ!!)


加賀(それよりもまずあなたたちが虐殺機械になった理由を教えなさいよ!!鈴谷さん明後日私と演習する予定だったわよね!?戻るの!?すごくやりづらいんですけど!!?)


虐殺機械スズヤ―「当歯医者では歯の治療はもちろん二度と虫歯にならないよう予防対策の人体改造のオペもサービスで行っています」


加賀(問題は改造うんぬんよりもその内容なのよ!!そもそも改造は改装室でやるのが常識でしょうが!!歯医者でやっちゃいけないでしょうが!!!)


虐殺機械キリシマ―「歯の治療と改造手術がセットになっているのがAコース、Bコースには改造手術にドリンクバーが付く仕様になっています」


瑞鶴「Bコース最早歯の治療してないんですけどぉぉ?なんでドリンクバーがついてくるのよ!!なんでファミレス風なのよ!!!」



どうも遅くなりました。更新です。

最近は課題やら卒研やらバイトやらイベントやら城プロなどといろいろやっていたら時間が取れませんでした。本当にすいません。今日で完結します


虐殺機械キリシマ―「龍驤さんに言ってください」


瑞鶴「あの…すいません霧島さ「キリシマ―」…はいキリシマ―さん。ノリノリですね…」


瑞鶴「私は改造手術はいいんで歯の治療だけやってくれるコースがあったらそれにしたいな~と思っているんですけど…」


虐殺機械キリシマ―「治療と改造を別々にオーダーすると費用がかさみますのでAセットの方がお得よ」


瑞鶴「いやだから改造手術はいらないんだって。歯の治療のみしたいんだって」


虐殺機械キリシマ―「わがままですね」フゥー


瑞鶴(これキレていいかな?)アイコンタクト


加賀(気持ちはすごくわかるけど抑えなさい)アイコンタクト


殺機械キリシマ―「そうなると一番近いのはZコースかXコースですね」


瑞鶴「どんなコースなんですか?」


虐殺機械キリシマ―「Zコースは歯の治療の他メンタルケア、Xコースでは歯の治療に筋力トレーニングが付きますね」


瑞鶴(Xコース結局改造じゃない?肉体改造…)


瑞鶴「じゃあ…私はZコースにしようかしら」


虐殺機械キリシマ―「メンタルケアが付く方で?」


瑞鶴「あ、はいそれで」


虐殺機械キリシマ―「了解」


瑞鶴(ああ良かった…ひとまず改造手術は免れそうね)


翔鶴「……」ドッキングー


瑞鶴「……」


翔鶴「ああ…今日はこういう感じなのね…」ハァ…


瑞鶴(し…翔姉つけられたぁぁぁぁぁ!!?何よコレ結局改造されてるぅぅぅぅぅぅぅ!!!しかもこの改造って虫歯予防とか全然関係ないじゃないのぉぉぉぉぉ!!)


翔鶴「今日は目覚まし時計壊れなかったですし外歩いても鳥の糞落ちてきませんでしたし鎮守府でも何もない所で転んだりしなかったし素晴らしい日だと思っていたのですけれど…そうですかやっぱり最後はあれですか…所詮私には不幸じゃない日はないんだと…そうですか…」ブツブツブツブツ…


瑞鶴(しかも翔姉病み病みモードじゃん!!メンタルケアできる状態じゃないわよ!!むしろメンタルケアが必要な感じじゃないのぉぉぉ!!!この翔姉本ッ当にめんどくさいのに押しつけやがってふざけんなぁぁぁぁぁぁぁ!!!)


加賀(危なかったぁぁぁぁ!!あと一歩で私が翔鶴さんつけられるところだった…まったくあの子も学習しないわね。軽率に動けば痛い目を見るのは虐殺機械のくだりで分かっていたでしょうに…)


加賀(まあ確かにXコースの筋力トレーニングは何となく改造を示唆している言葉だから避けたくなるのも無理はないわ…あっちがはずれだからこっちが当たりって言うわけでもないのも問題なのよね…)


加賀(…でもZコース行くのも嫌だししょうがないか)


加賀「じゃあ私はXコースをお願いします」


虐殺機械スズヤ―「了解」


加賀(仮に、私にも誰かがつけられた場合…赤城さんがすでに犠牲者となっている今、この流れなら私につくのは蒼龍さん、飛龍さんのいずれかのはず…。それなら私はなんのためらいもなく…見捨てる!!!)ツーカアカギサンイガイハドウデモイイ


加賀(さあ!!来るなら来なさいな!!!)
















山城「不幸だわ…」ズシッ!!


加賀「」メキメキメキメキ

















加賀「空母一切関係ねぇえええええええええええええ!!!」


加賀(やられたああああああああああああああああ!!!!!全然予想外の奴が来やがったああああ!!!!!)


山城「せっかく扶桑姉さまが改二になったお祝いをしようと思ったのに気が付いたらこんなところに…これでは扶桑姉さまのお祝いができないではありませんか…一体私が何をしたというのですか…少しは私たちに気を使ってくださってもよいのでは…」ブツブツ


加賀(まずは私を気にかけてぇぇぇ!!!このままだと扶桑さんのお祝いよりも先に私の葬式が待ってるわ!!あなた重すぎて私の体V字になってるのよ!!!これ折れてないかしら?大丈夫?)グオオオオオオオオ


虐殺機械キリシマ―「それでは準備も整ったので始めていきたいと思います」


瑞鶴(準備って何!?これが何の役に立つのよ!!!)


虐殺機械スズヤ―「それでは治療を開始します」


加賀(歯の治療よりも山城さんとってよ!!死ぬから!!これホント死ぬから!!)メキメキメキメキ!!


虐殺機械キリシマ―「そういえばお二人は『ドリラー』と言うことでしたね?」


瑞鶴「え、ええ…」(私は嘘ついてたけど…)


加賀「そ…そうよ…」(そういえばそんな話もしてたわね…私は違うけど…)


虐殺機械キリシマ―「そんなお二人には普通のドリルでの治療は失礼に当たると思い…」


虐殺機械スズヤ―「当歯科で最も強力な…」


虐殺機械スズヤ―「大和式弩級ドリル『大和』と『武蔵』をご用意させていただきました!!!」デデーン!!


加賀(や…大和式弩級ドリル来たぁぁぁぁぁ!!?)


瑞鶴(ホントにあったのぉぉぉぉぉ!!?)


虐殺機械キリシマ―「はーい、口を大きく大きく開けてくださいね~。リラックスリラックス」ギュララララララ!!!


瑞鶴(そんなに大きいの入るわけないでしょぉぉぉ!!!天井が見えないんですけどこれどんだけ大きいのよぉぉぉぉぉ!!!)


虐殺機械スズヤ―「気を付けてくださいね~。下手すると顔が吹き飛んじゃいますからね~」ギュララララララ!!!


加賀(赤城さん…おさらばです…。いずれ辺獄(リンボ)で…)


ギュララララララ!!!


瑞鶴・加賀「うごがぁぶぁくぁwせdrftgyふじこぉぉぉぉぉ!!!!!」


虐殺機械キリシマ―「安心してください。改造によってあなたたちの体への負担は軽減されるようになっています」ギュララララララ!!!


虐殺機械スズヤ―「痛みの方はほとんど感じていないはずですがどうですか?」ギュララララララ!!!


瑞鶴(た…確かに言われてみれば…!?)ギュララララララ!!!


加賀(ほとんどどころか全く感じない!!?なんで?)ギュララララララ!!!


虐殺機械スズヤ―「私たちの治療は迅速かつ徹底的な治療をうりとしていますがそれこそいくらバケツがあっても足りないほど患者の身には負担がかかるのです」


虐殺機械キリシマ―「私たちが改造手術を推し進めるのはまずはあなた方患者様に治療に耐えうる体となってもらい安全に治療してもらうためでもあります」


瑞鶴(そもそも艦娘が耐えられないほどの痛みって何よ?これでも私たち砲弾の雨霰に体さらして耐えきってんのにそれでもダメってどういうこと?)


瑞鶴・加賀(…っていうか)


翔鶴・山城「ぎいやあああああああああああああああああ!!!!!」ブシャー!!!


瑞鶴・加賀(全部あっちに行ってるだけじゃないのさぁぁぁぁぁぁ!!!)


虐殺機械スズヤ―「痛みは全て彼女たちが引き受けますので安心して治療を受けてください」


山城「お姉さまああああああああああああ!!!お姉さまああああああああああああああ!!!」ミシミシミシ!!!


加賀(血涙流してて『大丈夫』はないでしょうが!!!まったく安心できないんですけどぉぉぉぉぉ!!!)


虐殺機械スズヤ―「彼女たちがいなければあの苦しみをもろに味わっていたのですよ」


翔鶴「いやあああああああああああああ!!!とめてええええええええええええええええ!!!」ゴバッ!!!


瑞鶴(もう止めてあげてよぉぉぉぉぉ!!翔姉死んじゃうってぇぇぇぇぇ!!)


翔姉「瑞鶴…もう私は駄目だけど…あなたは幸せになりなさい…」ゴフッ!!


瑞鶴(悟りの境地に入ったよ!!!本格的に三途の川を渡る準備始まってるからもう許してよ!!!そんな目で見ないで翔姉!!!)


山城「苦しいよぉぉぉ…辛いよぉぉぉ…お姉さまぁぁぁ…お姉さまぁぁぁ…」ポロポロポロ


加賀(泣きたいのはこっちよ!!これ私のせい?私のせいなの?私だって被害者なのに?)


瑞鶴(あれ?何だろう…)





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翔鶴「おいていくわよ瑞鶴~~~」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





瑞鶴(頭の中に変なビジョンが流れ込んでくる…)


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瑞鶴「今日もいっぱいよがらせてあげるからね翔姉」


翔鶴「ああ…期待してるわ瑞鶴…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





瑞鶴(何これ?これって走馬灯?もしかして翔姉の走馬灯?)






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翔鶴「もうあなたなしじゃ生きられないわ///責任とってね…」


瑞鶴「最初からそのつもりよ…私のかわいい子猫ちゃん」


翔鶴「いやん///」


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瑞鶴(つーか何を勝手に記憶の捏造してるの!?私たちそんな関係じゃないでしょ!!!翔姉いつもこんなこと考えてたの?)


翔鶴「瑞…鶴…」ゲホゲホ!!


瑞鶴(そんな目で見ないでよぉぉぉ!!!私は何にも悪くないのよぉぉぉぉぉ!!!勝手に改造されて勝手に死なれても私知らないわよぉぉぉぉぉ!!!!!やめてぇぇぇぇぇ!!!)



加賀(あれ?何だろう…)





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


扶桑「おいていくわよ山城~~~」


山城「待って~~~扶桑お姉さま~~~」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





加賀(頭の中に妙な映像が流れ込んでくる…)


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扶桑「山城?『私とずっといたい』なんてあなた何言ってるの?あなたは顔も性格もいいのだから今にきっとすてきな殿方が現れるわ。そうしたらあなたは嫁いでそこのお嫁さんになるの。私はさびしいけどそれがあなたのためなのよ?」


山城「……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





加賀(なにこれ?もしかして走馬灯?山城さんの走馬灯?)





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


扶桑「『お嫁になんか行きたくない』って…気持ちは分からなくないけど愛してくれる殿方と一緒にいることができるというのはとてもとてもすばらしいことだって…私もようやく気付いたの」


山城「……?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





加賀(……)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


扶桑「何?そんなにあわてて……あっ!?そうよごめんなさい!!あなたには報告してなかったわね。すっかり忘れていたわ…実はこの前提督に呼ばれてね…」


山城「…………」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





加賀(……オチが読めちゃった…)





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


扶桑「私たち、ケッコンしたのよ!!!」キャー


山城「」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



山城「あああああああああああああああ!!!!!」ガボォォォォ!!!


加賀(山城さん死ぬ!!!このままいったら山城さん最後の思い出が最愛の姉の結婚で幕を閉じてしまうわ!!いいのこれで?いや普通はいいのよ!!山城さんが特別なだけで…いやいやちょっと待って落ち着いてそもそも今回の目的は歯の治療よ!!!それに誰が来ても見捨てると心に決めたじゃない!!!そうでしょう一航戦加賀!!痛いほど同情するけどあなたに構っている場合ではないのよ!!!)


翔鶴「…景色が…かすんで……瑞鶴…私は…」ゲホゲホ!!


瑞鶴(私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!私は悪くない!!)


山城「お姉さま…何で…何で私を見て…くれないのですか…げぼっ…」ビチャビチャ!!!


加賀(私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!私のせいじゃない!!)


瑞鶴・加賀(そうよ…私たちは何も悪く…)


翔鶴・山城「ぎゃああああああああああああああああ!!!」ドフシャァァァァァ!!!!!


瑞鶴・加賀「」


瑞鶴(血が…血が…)


加賀(噴き出して…)


バタン




ーー

ーーー

ーーーー


潮「えっと…その…すいませんここは…外科で…歯医者じゃないんです…」


瑞鶴「知ってますよ」


潮「でも…その症状はどう見ても歯医者に見てもらった方が…」


加賀「いいのよ。虫歯なんか腐れば自然に落ちるから」


潮「じ…じゃあ今日は…どのようなご用件で…」



瑞鶴「それは…」ヨット


加賀「……」ヨット


翔鶴「」


山城「」






瑞鶴・加賀「彼女たちを直してください」





これで終わりです。結構間延びしてしまってすいませんでした。

感想や意見、間違い等があればぜひ教えてください。


ではおやすみなさい。


雪風「しれいぃ!!少しだけおまけがあるみたいですよ!!!」


瑞鶴「とりあえず翔姉たちも治ったし私たちからは取れたしで一件落着ですね」


加賀「そうね…危うくどうなることかと…」


瑞鶴「おやおや?この程度でビビるなんて一航戦も大したことないですね~」


加賀「……」


瑞鶴「あっるぇぇぇ???どうしたんですか~~~?まさか図星ですか~~~」


加賀「……」


瑞鶴「……」


瑞鶴「どうしたんですか?珍しく反論しませんね」


加賀「瑞鶴さん…」


瑞鶴「何ですか?」






加賀「何となく…体が軽くなった気がしないかしら?」






瑞鶴「そうですかね?まあ言われたらそう思えなくもありませんが…」


加賀「胸に手を当てて考えても?」


瑞鶴「ん~?胸に手を当てたところで特に…変わりは…」ペタッ


瑞鶴「…あれ?」スカッ…


加賀「……」


瑞鶴「胸が…なくなってる…」ワナワナ


加賀「やはりあなたもやられていたか…」


瑞鶴「いやちょっと訳が分からないんですけどホントナンデどうなって!!?」


加賀「虐殺機械やドッキングのインパクトが強烈過ぎて私たちは大切なことを忘れていたわ…」


加賀「先に入った天龍さんや赤城さんの胸がなくなっていたという圧倒的な事実に!!!」


瑞鶴「そ…そういえば…!!てっきり書いたはいいが後々めんどくさくなって>>1がなかったことにしている設定とばかりに…」


加賀「黙れ。これ以上喋るな」


瑞鶴「でもなんで今頃になって…」


潮「あのぅ…」


加賀「潮さんじゃない?どうしたの?」


潮「その…これを加賀さんに渡してほしいと龍驤さんから…」


瑞鶴「!!?」


加賀「見せて貰っていいかしら!!!」


潮「ど…どうぞ!!」


―――――――――――――――――――――――――

加賀さん、瑞鶴さん。調子はどんな感じや~

実は二人には言い忘れてたコース使用時の注意点があってな

あのドッキングされた二人はドッキング時のみ燃料ではなくて

脂肪、特に胸のあたりから絞り出して動くように設計していてなぁ

自分ら、今多分胸がすっからかんやろwww

しばらくは戻らなんだのでwww

AAAカップを思う存分楽しんでや~~~wwwww

―――――――――――――――――――――――――

加賀・瑞鶴「……」


加賀・瑞鶴「…は?」













加賀・瑞鶴「ふっ…ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」










おまけ終わりです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月11日 (木) 15:35:29   ID: r0S91yVq

>>6が寒すぎる…

2 :  SS好きの774さん   2016年09月18日 (日) 16:00:53   ID: s9P3ZiSR

完全に銀魂ですね

3 :  SS好きの774さん   2016年12月18日 (日) 08:19:58   ID: LGupzhAa

くそ

4 :  SS好きの774さん   2018年08月03日 (金) 20:52:57   ID: U4zojqVf

フセイン大統領時代、イラク秘密警察 の『拷.問』の一つ『歯医者』

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