イナズマイレブンpeace{オリジナルイナイレ} (31)

・このssはイナズマイレブンGO ギャラクシーの数年後という設定のSSです
そのため主人公達を含む多くのオリジナルキャラクターが登場します。苦手な方はオススメしません

・原作のキャラも何人か登場させる予定です

・原作の設定との矛盾が生まれたりする可能性もございます

以上の注意点を踏まえて読んでいただければ幸いです

よろしくお願いします



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411736029

僕は剣崎 冷太(けんざき れいた)

サッカーが大好きなただの中学生

学年は1年

今は冬、気温はとても低い

でも僕はそこまで寒いとは思わない

それもそうだ、僕が前にいた場所はもっと寒いだろうから

僕は親の仕事の都合で、この稲妻町に越してきた

そして今僕が立っている場所

サッカーをする中学生なら誰もが知っているらしい強豪校

イナズマのシンボルを掲げた中学校

そう、僕は


冷太「ここが、雷門中・・・」

多分、サッカー好きなら普通は期待に胸を躍らせるべきなのだろう

僕以外のサッカー好きがここで思わずはしゃいでしまう様子は想像に難くない

冷太「はぁ、なんでこんなことに・・」

これが僕の反応、僕は不安だった
ここでちゃんとやっていけるのか

引越しが決まった時だって僕は反対したんだ、向こうにはいっぱい友達もいたし、一緒にフットボールフロンティアに出場するはずだった仲間だっていた

でも、まだ中学生でしかない僕が大人の事情に勝てるわけもなく、こんな状況となってしまった訳で

とにかく全部振り出しのような気分だった

「君、いつまでそんなところに立ってるんだい?早く中に入りなさい!」

冷太「え?あ、はい!すいません!」

考えごとに夢中だった、先生らしき人に注意されなければ僕はいつまでここに立っていたのだろう

僕は校舎へと足を急がせた











イナズマイレブンpeace






>>教室>>

担任の先生「前にも連絡したけど、今日は転入生をうちのクラスに迎えることになった」

ザワザワザワザワ

教室の中がざわついている、きっと僕がどんな人物かで盛り上がってるんだろう

僕はこれからこの中に入るのか・・・
緊張する・・・



担任「入ってきなさい」



冷太「スゥー・・ハァー・・、うん」

僕は教室の引き戸を開けて中に入った

ガラガラ

さらに前に進む

よし、大丈夫だちゃんと歩けているはず




男の子「ははは、ガチガチじゃないか」

えっ

教室がまた笑い声で騒がしくなった
先生も苦笑い

ああ、帰りたい

先生「みんな静かに~、そう緊張するなぁ、さ、自己紹介してくれ」

冷太「は、はい」

冷太「は、白恋中から来ました!け、剣崎冷太です!よろしくお願いしましゅ
・・・・・・」

最悪だ・・・

再び、その場は笑いに包まれた

先生「ははは、こりゃ参ったな、彼は前の中学ではサッカー部だったそうだ、サッカー部の奴は仲良くしてやってくれ」

先生「ええっと、席は・・・」

僕はそこからしばらく頭真っ白だった・・・





???(ほう、サッカー部・・・)

>>放課後>>

簡単に放課後が来た

帰ろう、帰ってサッカーボール抱きながら布団にくるまろう、それがいい

僕はダッシュとまではいかないが、早歩きで校舎を出た

>>グラウンド>>

そういえば、朝は慌ててたからよく見てなかったけど、立派なグラウンドがある

急いで出てきたもんだから、誰もまだ練習には来ていないけど

冷太「ん?」

サッカーボールが転がってた
引越しで忙しかったしグラウンドにサッカーボールが転がっている光景を見るのは久しぶりだった

意味もなく眺めていると





???「どうした?グラウンドがなんか変か?」

冷太「うわぁ!!」

急に話しかけられたのでとても驚いてしまった

???「おわ!?一体どうしたんだよ?」

冷太「す、すいません!転校して来て失敗ばっかりで!」

僕は何を言ってるんだろう・・・

???「なんの話だよ・・・ん?転校?・・・ああ!そういえば1年に転校生来るって赤羽が言ってたな」

赤羽?とにかく転校生の噂を聞いたみたいだ

冷太「はい、今日来たばっかりで剣崎冷太って言います」

???「そっか、俺は2年 伊里瀬 涼(いりせ りょう)サッカー部だ」

冷太「サッカー部!!あ、すいません」

僕はその言葉に反応せずにはいられなかった

伊里瀬「はは、お前さっきから謝ってばっかりだな、ひょっとしてサッカーが好きだったりするか?」

冷太「はい!大好きです」

こう聞かれるとこう即答したくなってしまうのは僕のとても恥ずかしいクセのようなものだった

少し中断します

伊里瀬「よっしゃ!そうこなくちゃな、サッカー部は歓迎するぜ!」

・・・歓迎?

冷太「・・・え?いやちょっと」

女の子「涼?一体何してるのよ?」

女の人がやってきた、伊里瀬さんの知り合いだろうか

伊里瀬「お、よう!転校生で新入部員だ!」

ああ、やっぱりサッカー部に入る前提で話してる!!

冷太「ちょっと待って・・・」

「なんだなんだ?」
「何か見かけないのがいるっすね」
「ああ、新入部員とかいってるが」
「新入部員!?この時期に?」
「大丈夫なのか?経験とか・・・」

いつの間にか他の部員らしき人達も集まってきていた、まずい、このままだと後に引けなくなる

???「どうやら前の中学でもサッカー部だったらしいです」

伊里瀬「赤羽(あかばね)も来たか!」

女の子「え、あなたサッカー部だったの?どこ中?」

冷太「え、いや、その、あわわわわ」

ちょっとちょっと!どこで僕がサッカー部だったなんて噂が立ってるのさ!

赤羽「確か白恋中と聞いてます」

いよいよ手に負えなくなってきた

女の子「白恋中!うん、期待できるわね、名前は?」

伊里瀬「剣崎だとさ」

冷太「え?え?」

女の子「少々頼りなさそうだけど・・
剣崎くん、あなたポジションは?」

冷太「ディ、ディフェンスです」

この人ズカズカ来る!サッカー部のマネージャーか何か?

女の子「ふむふむ、ディフェンスね」

赤羽「ところで、あまり無駄話をしてる時間はないと思うんですが、そろそろ・・・」




???「だーはっはっは!!!」

また、なんかきた




伊里瀬「あ~そういえばそうだったな・・・山野中との練習試合」

赤羽「しかし、その登場の仕方はなんとかならないのか?白浜(しらはま)」

白浜「うるさい!今日こそ憎き雷門中をフルボッコにしてやる!!」

白浜の仲間「キャプテン落ち着いて」

女の子「は!私着替えなくちゃ、もうサッカー棟遠いよ、先にやってて!」

伊里瀬「お、おい!たくっ」

冷太「ポカーン」

伊里瀬「・・ま、ちょうどいいか」

ピィィィィィィ!!!

ホイッスルの音が聞こえる

もう一体何がどうなっているのだろう・・・

僕は学ランを着たまま、グラウンドに立っている

隣にはユニフォームを着た伊里瀬さん

僕は確かディフェンスだったはず

ところがここはフォワード

冷太「あの、伊里瀬先輩。僕はなんで・・・」

というか試合が始まったのにこの人はどうして動かないんだろう?

伊里瀬「ああ、悪りいな無理やり参加させちまって、あいつがいない分はセカンドチームから誰か連れてくればよかったんだけどな」

伊里瀬「せっかくだから俺たちがどんなサッカーをするのか見てもらおうと思ってな」

冷太「どんな、サッカー・・・」

今日はここまでです。明日はどんなチームメンバーがいるかを紹介します

続き書きます

白浜「ちくしょう、どこの誰かもわからん奴入れやがった挙句に動かねえとは、舐めやがって!!」

あれ?あの人既にディフェンスを突破した位置にいる

伊里瀬「よく見ておきな」

冷太「は、はい」



キーパー「全力で来い」

白浜「言われなくてもそうすらぁ!」

白浜は体をひねって倒し大きく振りかぶった
そこからゴールへ向けて一気にボールを蹴った

白浜「グ レ ネ ー ド シ ョ ッ ト V2」

あれはシンプルなシュート技だ、昔からあった技かな?でも凄く丁寧だ、どのくらい練習したかよく分かる気がする

キーパー「ふっ」

突如キーパーは飛び上がった、そしてゴールへと飛んできたボールへ空中からかかと落としを食らわせる

キーパー「シュ ー ト 落 と し」!!

ボールは地面に叩き落とされた

キーパー「いいシュートだ、だがまだまだだな」

白浜「くそおお!!」

冷太「なんて高精度のキーパー技なんだ、飛び上がってからボールにかかとをぶつけるタイミングが完璧すぎる。あのグレネードショットの勢いを全部吹っ飛ばすなんて!!」

伊里瀬「あいつは真田 元(さなだ げん)俺たち雷門中のゴールはであいつが守ってるんだ。あいつは家がなんかの拳法関係の道場やってて、そのせいかあいつのキック力は抜群だ!」

冷太「へぇ、すごいですね!!」

なるほど、拳法関係のキック力ならば、あのシュートを軽々と打ち落とせるのも納得だ
それは納得できるんだけど・・・

冷太「あの~、つかぬ事を聞きますが、キック力があるならフォアードの方がいいんじゃ・・・?」

伊里瀬「ああ・・・あいつキック力あっても、超が付くほど不器用で、ドリブルがまともにできないんだ・・・」

冷太「なんですかそれ!?」

~~~~~

場面は変わってボールはレフトミッドへと渡った

???「よっと、ボールが来たっす」

伊里瀬「あいつは、駒市 真之介(こまいち しんのすけ)だ」

相手「もらったぜ~!!」

駒市「渡さないっす!」

駒市「コマ回しピエロ!」

駒野はボールの上にのると、バランスを維持したままボールを回転させた、ボールは回転するうちにコマの形に変形する
そのまま相手にボールを奪う余裕を与えないうちに突破に成功する!

相手「な、おい!」

駒市「あはは、そんなんじゃオイラのボールは奪えないっすよ!」

冷太「おお!トリッキーですね」

伊里瀬「ああ、あいつは機転を利かせたプレイで相手を翻弄するサイドミッドの一人だ」

~~~~~

駒市「赤羽!そっちにパスするっす!」

ボールは駒市から赤羽へと渡った
パスの呼吸も合っている、まだ試合は始まったばかりだけど、僕は既にこのチームのチームワークがとても高い事を感じ取っていた

赤羽「受け取りました!」

赤羽「神城(かみしろ)さん!伊里瀬さんは剣崎への説明に徹っしています。ここは俺たちで仕掛けましょう」

神城「分かった!」

赤羽「行きます!」
赤羽は前にいる神城に向かってボールを蹴った
神城「それ!」
神城はそのボールをダイレクトでさらに前へ飛ばす、ボールは電気を帯びている
二人はそのボールにすぐに追いつき同時に蹴る

赤羽・神城「イ ナ ズ マ 2 号!!」

電気を帯びたボールがイナズマ状にゴールへ飛んでいく

相手キーパー「カウンター・・・」

キーパーはパンチでボールを跳ね返そうとした、しかし・・・

相手キーパー「うがあああああ!!」

伊里瀬「ゴール!!バッチリだな!」

僕は自然と声がでた

冷太「・・・凄い」

伊里瀬「えっと、あの二人が雷門センターミッドだな。片方は赤羽 薫(あかばね かおる)冷静な判断力を持っていて、うちのチームのゲームメーカー的存在だ」

伊里瀬「もう一人は神城 潤(かみしろ じゅん)だな、センターミッドだけど、ディフェンスもフォアードも負けず劣らずこなせるオールラウンダーだ」

~~~~~

白浜「ちくしょう、今度こそ!!」

???「・・・!」

白浜は簡単にボールを奪われてしまう

白浜「な!?お前不意打ちとは卑怯な!!」

???「・・・」タッタッタ・・・

白浜「なんとか言えよ!」

伊里瀬「あいつは黒沢 カイ、なんか不意をつくのが得意らしい。あと名前聞き出すのが大変だったほど滅多に喋らない」

冷太「白浜さんの言うこともひたすら無視ですね・・・」

~~~~~

白浜「これじゃ咬ませ犬だ!今度こそ!!」

???「熱 血 ス ラ イ ド!!!」

誰かが爆発しながらスライディングで突っ込んだ

白浜「な・なん・・だ・・・と」

???「甘い甘い、ははははは!!」

冷太「・・・うわぁ」

伊里瀬「あいつは、秋宮 大地(あきみや だいち)パワーのあるディフェンスで誰も通さない
さっきの奴とは真逆に熱血ですげえうるさい」

冷太「・・・ははは」

~~~~~

???「我が力の源が回ってきたぞ」

冷太「・・・?」

敵DF「なにをごちゃごちゃ言っている!」

???「ふん、その程度の防壁など」

突如???は光って消えた
と思ったら、また現れる。ワープだ
光っては消え、現れは消えを繰り返し
最後は敵の背後にワープした

???「シャ イ ニ ン グ・オ ブ・モ ー メ ン ト!!!」

冷太「長っ!!」

敵DF「しまった!?」

???「我が光の力の前には遅るるに足りん!」

伊里瀬「あ、ああ、あいつは石田 響矢(いしだ ひびや)このチームで一番スピードが早い。
みりゃ分かると思うけど、絶賛中二病発症中だ」

冷太「なんかこのチーム、変な人多いですね・・・」

伊里瀬「言わないでくれ」

今日はここまでにします
技の描写はこんな感じでいきます
批判も歓迎しますので、コメント貰えると嬉しいです

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