一夏「ISなんて俺は認めない」 箒「その2」-2 (46)

長らくおまたせし、ご迷惑をお掛けしました。
前スレが落ちていたので、新たにスレ立てさせて頂きます

前スレ
一夏「ISなんて俺は認めない」 箒「その2」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389234446/)

前作
一夏「ISなんて俺は認めない」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1341283823/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411734917

ジュンケッショウサンカイセン オリムラ、サラシキペアタイサラシキ、シノノノペア

箒「遠慮はしない、本気で行くぞ」チャキン

一夏「おうよ。こっちもそのつもりだ」チャキン

簪「姉さん……」

楯無「こっちも遠慮はいらないわ。全力でかかってきなさいな」

楯無「もっとも……手加減しても私には傷ひとつ付けられないとは思うけど」チャキンッ

一夏「(……)」

箒「(実の妹相手とはいえ……酷い……)」グッ

簪「心配しないで」

簪「一発ぐらいは、絶対ぶち込むつもり」ニヤリ

楯無「……」

一夏「だ、そうだぜ?学園最強さんよ」ニヤリ

楯無「……貴方のヘタな挑発に乗る気はないわよ」

ピィー!

山田「織斑先生」

千冬「何だ?」

山田「警察庁の風江警視がお見えです」

千冬「通せ」ズズ


千冬「今日はなんの用でしょうか。風江さん」

風江「学園長のところに寄ったついでです。貴方に見てもらいたいものがありまして」

千冬「見てもらいたいもの……?」

風江「まあ、後でゆっくりとお見せいたしますよ」ニヤリ

山田「……」ピクッ

千冬「……」ピクッ

風江「……と、IS競技の途中でしたかね?」

千冬「ええ。ちょうど更識姉妹も出ています」

千冬「貴方も見て行ったらいいでしょう。あの姉妹の保護者として」

風江「そうさせて頂きます」

一夏「チェストオオオッ!!」ズバァァァッ!!

箒「遅いっ!」ヒュンッ!

一夏「(まずいな……箒のやつ、以前と動きのキレが全く別物だ!)」

一夏「(マニューバそのものが異様に鋭くなってやがる……あんなカミソリみたいな飛び方は普通のISには出来ねえ……)」ヒィィィィ

一夏「(完全に展開装甲による変則機動を使いこなしてやがる!)」ヒィィィ

箒「どうした?一夏。?押されっぱなしだぞ?」ギュンッ

一夏「ああ。どうやらそうみたいだな」ヒィィィ

一夏「(ここは瞬時加速で上空に逃げて、そこから予測偏差で『クロムウェル』をぶっ放すか……)」チラッ

一夏「いくぜ、ついてきやがれ箒!」ギュンッ



楯無「そうすると思ったわ」


ピピッ!

簪「……っ!?『雪風』!?」

簪「一夏!ダメ!瞬時加速はッ!」

一夏「(簪とセンパイが会敵したか!)」ヒィィ

一夏「(援護に回るにも、コンディションも状況も悪すぎる……)」ヒィィ

箒「でぇぇいいっ!」ブワッ

一夏「くっ!」ガキイインッ!

箒「デート中に他の女のことを考えるのは良くないぞ、一夏」ギギギギギ

一夏「そうだった。済まねえな」ギギギギギ

一夏「(まあ、姉妹の間に余計な手出しは無用だな……)」


簪「(相対速度500ノット……仕掛けるなら今)」

簪「(長期的な撃ち合いになると、『島風』のアシストの癖が見ぬかれてしまう……)」

簪「(勝負は一瞬……ッ!)」バシュゥッ!

楯無「あら、鬼ごっこ?」

簪「『雪風』!アリーナ内状況解析データ提示!」ヒィィ

簪「……よし!」ギュンッ!

楯無「成る程……瞬時加速で逃げてからロングレンジ武装で仕掛けるつもりね」

簪「……っ!」ギュンギュンギュンギュンッ!

楯無「複雑な軌道でこちらを撹乱するつもり……?」

楯無「成る程。一夏君に影響されたのかしら」ギュンッ

楯無「……でも」

グラッ

簪「……っ!?」フラッ

楯無「考えなしに複雑な機動を続けていれば、運動エネルギーの不足で失速してしまう」

簪「しま……ッ!」

楯無「貰ったわ」ギュンッ

簪「……引っかかったね。姉さん」

バスッ! バスバスバスバスッッ!

楯無「何……っ!スラスターが……」

ピピピッピッ!

楯無「コンプレッサに異常圧力!?まさか……」

簪「でぇえええい!」バシュシュッシュシュッ!

楯無「……ッ!」

ズドズドズドズドオオオオオン!



楯無「……」

楯無「成る程、失速を装って、あえて一夏君の撒いた滞留薬品帯に私を誘い込み、滞留薬品でコンプレッサを故障させたわけね」

楯無「まさかこの私に一撃をいれるなんて……」

簪「姉さん……」

簪「これが私の、実力よ」

簪「(まあ、一撃入れた先の事は全然考えて無いんだけどね)」

楯無「それじゃあ……こちらも全力で行かせていただくわ!」

風江「ふむ……」

千冬「面白いですか?風江警視」

風江「何故そう思いますか?」

千冬「口元がほころんでいますよ」

風江「……そうですか」

千冬「貴方と会って三年になりますが、ようやく笑顔が見れましたね」

風江「……」

山田「……」

千冬「……」

ヒュゥゥゥゥゥ

山田「え?」

ズッッドオオオオオオオオオオオオン!!


風江「何事だ!」

山田「本学園に侵入機!5機が各アリーナに侵入しています!」カタカタカタッ

山田「IFF識別に全く反応なし!ISコアのシリアルナンバーも確認できません!」カタカタカタッ

千冬「何……!?」

風江「自衛隊は! 領空侵犯機ならばスクランブルがかかっているはずだ!」

山田「今照会してます!」カタカタカタカタッ

千冬「照会するだけ無駄だ。山田先生、百里基地及び厚木基地に緊急スクランブルを要請を」

千冬「全学に非常警戒態勢発令!一般生徒は地下シェルターへ避難、待機中の専用機持ち生徒及び教師は武装が完了次第事態収拾に迎え!」

風江「……ちっ」

以上になります……

簪VS楯無はもっと濃く書こうかと思ったのですが、正直言って自分の頭では策など思いつきもせず、どうにもならない感じです。
次以降はなるべく早く書き上げるつもりです。

まだ続いてたのかw

おひさー

箒「一夏、無事か?」

一夏「……またこのパターンか。いい加減飽きたぜ」ケホッ

一夏「誰だか知らんが、毎回毎回勝負が盛り上がるところで邪魔しやがってからに」

謎IS「……」ギギ

一夏「更識センパイ、簪、大丈夫か!?」

楯無「私は大丈夫。ただ簪が……」ムクッ

箒「どうしました!?」

簪「さっきの衝撃で、機動回路が一時的にダウンしてるみたい……」

簪「修復プログラムが働いているのだけれど、機動まであと4分は……!」

一夏「……了解!」


一夏「箒、アイツをどう見る?」

箒「フルスキン型のIS……意匠や侵入の手口からして、5月の襲撃事件の無人機の発展型か」

一夏「そうに違いないだろうな。現に最高レベルでアリーナ内がロックされているみたいだ」

謎IS「……」ゲポーン

一夏「さて……どう出てきやがる?」チャキン

謎IS「……」シュバウッ!

ガッキイイインン!!

箒「コイツ、思ったより一撃が重い!」ギギギギギ

一夏「動きも5月の無人機よかずっと自然だ……!」


簪「修復率30%……まだ起動できないの!?」

謎IS「……」ゲポーン

シュバウシュバウシュバウ

箒「マズい!荷電粒子砲だっ!」

一夏「(避け……いや、ありゃ面制圧目的の広域用だ!生身で避けれるもんじゃねえ!)」

楯無「簪ちゃんっ!」グイッ!

簪「ねえさ……っ!」

ズッドアアアアアアアアアアアン!!!


楯無「ギリギリ、間一髪ってとこね」ヒィィ

一夏「そのまま簪を連れて安全地帯を飛んでてください!打鉄の修復完了までコイツは俺達が引き受けます!」

楯無「確かに、それが懸命ね」

楯無「(確かに懸命だわ。レイディのコンプレッサー部分が不調をきたしている)」

楯無「(今メインスラスターに負荷をかけさせること自体が危険ね……)」

謎IS「……」ゲポーン

箒「行けるか?」ヒィィ

一夏「解らねえ。俺もお前もシールドエネルギーと推進剤はカッツカツだし、こっちは更に推進力が65%まで落ちてる」ヒィィ

一夏「頼みの『零落白夜』は10秒と出せねえし、『クロムウェル』も簪のアシスト無しでどこまで行けるか……」ヒィィ

箒「私の『絢爛舞踏』を使えば……」ヒィィィ

一夏「使った後にしばらく展開装甲の機能がダウンするんだろ。アレは」

一夏「使うにしてもトドメ刺すときだ。今じゃねえ」

一夏「……こりゃ、アイツの出番かな。あんなロマン武器使えねぇと思ったが」ヒィィ

一夏「(案の定こっちのレーダーとハイパーセンサーはジャミングがかかってる……だが、向こうはセンサーを平気で使ってるのを見ると、通常とは別のバンドを使ってるな)」

一夏「スモークグレネード、照明弾、発射!」ビシュッ

ッパアアアアアアアン!!

謎IS「……」ピピピピピ

一夏「(よし。レーダーを使ってきやがった!)」

一夏「『クロムウェル』、レーダー逆探照準……!」

一夏「……ドンピシャ、白式で探知できるレーダーバンドに引っかかってくれてよかったぜ」

一夏「白式、マグナァムッ!」ビシュワアアアアアアアアアッッッ!!!

ズドワァァァァァァァァ

謎IS「……」ズバァァァ

一夏「今だ!箒、展開装甲使って全速でで俺を押せ!」

箒「わ、わかった!」ギュンッ

一夏「『クロムウェル』、追加アタッチメント展開……」シュィィィ

一夏「『シールドピアーズ・バヨネット!』」ジャキンッ

一夏・箒「でえええいいやああああああっっ!!」

ガキュッ

一夏「銃剣パイルバンカーにするとか、メロウリンクの見過ぎだっつの」

ドンッッ!

一夏「さて、そのままもう一発お見舞いしておくかね!」

ビシュワァアアアアアアアアアッッッ!!

ズッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンッッ!!

一夏「っちゃ、すっぽ抜けやがった!」

一夏「お陰で壁の方までぶっ飛んでいきやがったぜ。こりゃファールだな……」

楯無「ファールで結構、上出来よ!」ギュンッ

一夏「センパイ、簪は!?」

簪「修復完了!これで一緒に戦える!」ギュンッ

楯無「ここから先は私に任せて!」

箒「大丈夫ですか!?」

楯無「この中で一番余力を残しているつもりよ。一夏くんも箒ちゃんもさっきの戦闘を見る限り、結構カツカツでしょう?」

簪「なら援護だけでも……」

楯無「……」

楯無「あなたの援護は必要ないわ。下がっていて」ギュンッ

簪「……」


楯無「(コンプレッサに負担をかけない程度に加速……)」ヒィィィ

楯無「(大丈夫、向こうさんもまだ機能修復に手間取っているみたいね!)」ヒィィィ

楯無「でええいやああああっっ!!」ジャキイイインッッッ!!!

楯無「(このまま『蒼流旋』で外部装甲殻を破壊して、内部機構を破壊すれば動きも止まるはず!)」ギギギギギッ

謎IS「……」ズシャアッ!

楯無「自己修復が完了したの……?」ギギギギギギギッ

楯無「ほんと、なんて厄介な無人機なんでしょうね」ギギギギギッ

謎IS「……」ザシュッ!ザシュッ!

楯無「……持久戦じゃ分が悪いかしら。コンプレッサも限界みたいだし」

楯無「レイディ、アリーナ内のデータ展開お願い!」

ピピピッ

楯無「……成る程ね。わかったわ」

楯無「あまりにも舐めた真似をしすぎた悪い子は、お姉さんがきっちりお仕置きしてあげるわ!」ギュオオオオオオオ

楯無「ミステリアス・レイディの最大火力で、この世から消し去ってあげるわ!」

ピピッ

簪「『雪風』……!?」

簪「(……レイディの水分子が一点に集中して……これって!)」

簪「姉さん!一体何をするつもり!?」

楯無「あなたには関係ない事よ!おとなしく引っ込んでいなさい!」ギュオオオオッ

簪「ねえさ――――」

楯無「ミストルティンの槍、発動ぉぉっ!!」

ズッッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!


千冬「何があった!?」

山田「エネルギーの一点集中からの大爆発……恐らく『ミステリアス・レイディ』の武装によるものかと!」

千冬「血迷いおってからに……!」

風江「……」タンタンタンタン

千冬「……あなたも意外に人間味があるのですね。風江警視」ボソ

簪「ねえさ……」ヒィィ

一夏「簪!何してる!今すぐアリーナの扉のアンロック処理を!」

簪「……」ヒィィ

一夏「お前の『雪風』じゃないと無理だ!早く!」

簪「……うん」ギュン!

箒「一夏、楯無さんは……」

一夏「たぶん大丈夫だ。勝算や助かる見込みも無しにあんな自爆かけるような人じゃねえよ」

一夏「それより……も、だ」

謎IS「……」ムクッ

一夏「戦術レーザー砲2発、パイルバンカー1発、更に戦術核級の攻撃を受けてケロッとしてるヤツなんて、初めて見たぜ」

箒「奴は無人、つまりISで最も脆弱な部分を持たないからな。恐らくどのISよりも内部機構は強固だぞ」

一夏「簪がロックを解除するまで持ちこたえられそうか?」チャキン

箒「セーブモードでならなんとか3、4分。だが、持ちこたえるしかないだろう?」チャキン



謎IS「……」ギュンッ!

一夏「『クロムウェル』はあと一射が限界。なら、『雪片』ァ!」

箒「『空裂』ッ!」

ガギイイイイイインッッ!!

一夏「畜生……なんて馬鹿力だ」ギギギギギッ

箒「セーブモードではどうしようもないな……これは」ギギギギギ

箒「『絢爛舞踏』が使えればこんなことはないんだが」ギギギ

ピピピピピピッ!

一夏「どうした!」

ピピッ!

一夏「絶対防御システムに支障、外部からの妨害の可能性、だと?」ギギギギギッ

箒「こっちも同じ警告が出てる」ギギギギギッ

一夏「なら、こいつの仕業ってわけか」ギギギギッ

一夏「史上初の本格的な対IS用ISってえワケか。微笑みデブとモルヒネデブが見たら泣いて喜ぶぞ」ギギギギギギ

ギュンウウウンッッ!!

箒「まずい!ゲートの方に!」

一夏「避けろ!簪!」

バシュバシュバシュバシュ!

簪「……っ!?」バッ


ズッガアアアアアアアアンンッッ!!

簪「……え?」ヘタッ

楯無「ギリギリセーフ……ね」シュウウウウ

簪「ねえ……さ……」

楯無「最後の最後で、コンプレッサーが息吹きかえしてくれたわ」シュウウウ

楯無「本当はもっとスマートにあなたを護るつもりだったんだけど……しくじったわね」バタッ

簪「そ……んな……」

謎IS A「……」ガション



一夏「……簪!無人機がそっちに行った!逃げろ!簪!」ギュンッ

一夏「ちっくしょ、聞こえてねえ!」

謎IS B「……」シュバウッッ

一夏「だああ!こんな時に新手かよ!ちったあ状況考えろ!」ガキンッ!


謎IS A「……」ジャキンッ!

簪「……なんで」

簪「(なんで私でなく、姉さんが)」

謎IS A「……」ブンッ!

簪「(私がやられるべきだったのに。姉さんが生きてるべきだったのに)」

簪「(こんな役立たずを助けるために―――)」

簪「(私なんかのために、お姉ちゃんが―――)」

簪「……ああ」

謎IS A「……」ヴォンッ

簪「こんなに世界は理不尽なんだ」

簪「ヒーローなんて、いないんだ」

ガキィンッ!!

一夏「……毎度毎度いいかげんにしろっっ!!」ギギギギギッ!

簪「……一夏?」

一夏「手前は自分を下に見過ぎなんだよっ!」ギギギギギッ!!

一夏「自分盾にした姉貴の傷を無駄にする気かよ!」ギギギギギッ!

バキイインッ!

一夏「ああそうさ。この世に完全無欠の英雄なんているもんかよ」ジャキッ

一夏「そう呼ばれてふさわしいのは、死んじまった奴だけだ」

一夏「生きてる奴は永遠にそんなのにはなれはしねえよ」ズシャアッ!

謎IS A「……」ジャキッ

一夏「だが、死んじまった英雄は例え誰かを護って死んだとしても、もう現在進行形で誰も護れやしねえし、何をすることも出来やしねえ」

一夏「だからこそ俺はどこまでもしぶとく生きて、目の前の全員きっちり護って、この認めたくねえ世界をねじ曲げてやるんだよ」ジャギンッッ!!

一夏「『零落白夜』発動。こっからは手前の処刑タイムだぜ。スカルガンナーさんよ」シュイイイン

謎IS A「……」バシュバシュバシュバシュ!

一夏「遅えっつの!」バッ

ジャッキイイイイイインッッ!!

一夏「胴打ち一閃、そして―――」クルッ

一夏「チェストオオオオオッッ!」ブワッ

ズドンンンッッ!!!

一夏「ふう……」シュン

一夏「一人で戦ってコアを潰せたのはいいが……もうシールド残値はゼロ。推進剤も残り僅か……つまり有り体に言って戦力外か」

簪「一夏……」

一夏「簪。あと頼むぜ」ポフ

一夏「俺とセンパイはもう戦闘は無理だし、箒が新手を抑えてくれちゃいるが……あっちも機体そのものがギリギリだ」

一夏「満足に戦えるのは、お前だけだからな」

簪「そんな……無理だよ」

簪「私、弱いし、臆病だもん……足がすくむ」

楯無「無理なんかじゃ……ないわよ……」ムク

簪「おねえちゃ―――」

楯無「私だって、臆病で弱くて、ずっと小さい人間よ」グググ

楯無「一世紀も前の亡霊に振り回されて、今も本当のことを隠し続ける卑怯者」グググ

楯無「こんな私だってなんとかなってるんですもの……簪ちゃんなら、きっとできるわ」グググ

楯無「臆病も、弱いのも、全部受け入れて、立ちあがって……」

簪「……」

楯無「この学園最強を一瞬でも追い詰めた、私の自慢の妹ですもの。絶対にできるはずよ」ポフ

簪「……うん」

簪「行ってくる。お姉ちゃん」シュバッ

楯無「これ……お守り代わりに……持って行きなさい」スッ

簪「アクア……クリスタル?」

楯無「とっておきの時に……使いなさい?」ニコ

簪「……」コク

一夏「俺からもだ。まだ収束モードの一発分と、マインスロウアーが半分残ってる」

簪「『クロムウェル』……」

一夏「お前とそのスーパーシルフなら、どんな状況だろうと絶対当てられるだろうからな」

簪「ありがとう、ふたりとも」バシュンッ


一夏「さて、俺らは引っ込みますかね……」ズズズッ

楯無「ねえ、一夏くん」

楯無「後で、簪にずっと隠してたこと、打ち明けるわ」

一夏「……巻き込みたくなかったんじゃなかったのか?」ズズズズッ

楯無「今のあの子は強いわ。今話しても遅いくらいよ」

一夏「……喋れる元気あるんなら、歩いてくださいよ。レーザーの的になりたいんですか?」ズズズズッ

楯無「がんばりなさい、一年生」

一応投稿ここまでです。多少原作とは流れ変えてやってます。

乙!
ようやく来たか!待ってたぜ!


期待でwktkが止まらない

簪「箒さん!」ギュンッ

箒「簪……か!?」ギギギッ

簪「あと何分持ちこたえられますか!?」

箒「もって3分、もたなければ1分程だ!」ギギギギッ

箒「『絢爛舞踏』も推進剤の補充とシールドを貫通したダメージの修復は無理だからな!」バキィィンッッ!!

簪「分かりました!」

簪「(タイムリミットは3分から1分の間、その間にあいつを行動不能まで追い込むには……)」

簪「『雪風』、アリーナ内の大気成分データを」

ピピッ

簪「(よし。まずは、マインスロウワーで……濃度もきちんと計算して)」カシュカシュカシュッ

謎IS B「……」シュバウシュバウ

箒「しまった!」

簪「……そんな片手間の砲撃、当たるわけ無いじゃない!」ギュンッ!

簪「よし、マインスロウワー残値ゼロ……!これで準備はよし!」

ピピピピッ

簪「『雪風』の観測システムも『島風』の兵装管制システムへ直結!」ピピピピピッ!

簪「大気状況、地球自転状況、各弾頭の軌道修正、タイムラグ、爆風干渉……照準は敵機ハイパーセンサー追尾によるエリント照準モード……!」ピピピピピピピピピピ

簪「ついでに『山嵐』の16から20番のユニットをマニュアル動作へ切り替え!」ピピピピピピピピピピ

簪「……」スゥ

簪「箒さん!今すぐ全速で離れて!」

箒「承知した!」ギュンッッッ!!

簪「『島風』、『クロムウェル』の射撃姿勢補助をお願い」ジャキンッ!

謎IS B「……」ジャキンッ!


簪「いっけええええええええええ!!」ビシュワアアアアアアアアアアアッッ

謎IS B「……!?」ズガアアアアアンッッ

簪「まだまだ!『山嵐』、1番から15番、21番から24番まで発射!」ズドドドドドドッ!!

シュバシュバシュバウッッ!!

謎IS B「……!?!?」ズガズガズガズガズガズガズガアアアアアアアアンッ!!

ピッ!

簪「よし、箒さんが被害圏内から離脱」

簪「それじゃあ、『山嵐』25から48番発射ぁ!」ドドドドドドドドッ!!

謎IS B「……!?!?」ズガズガズガズガズガズガズガアアアアアアアアンッ!!

簪「最後に、これで全部!」ドドドドッ! シュバウウウッ!!

箒「まずい!狙いを外れているぞ!」

簪「ううん?最初っから、これが全部狙い!」




ズッッッッッドアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンッッ!!!!!!!!!!!




箒「なんだあれは……」

一夏「……多分マインであの無人機を囲んで、爆縮を起こしたんだ」

箒「爆縮……?」

一夏「爆発の圧力を内側に向けて、全周囲からの圧力で相手を押しつぶすことだよ」

一夏「(そういや、アイツ前に図書館で見た時『核兵器辞典』とか読んでたな……爆縮レンズの応用だろうな。あれ)」


謎IS B「……」ギギギ

簪「あの爆縮食らって生きてるなんて、予想以上に硬い……」ジャキンッ!

謎IS B「……」ギギ

簪「(『春雷』の残弾も少ない。これじゃ外殻を吹き飛ばせても、コアに一撃を加える事は……)」バシュバシュバシュバシュバシュ!!

簪「(……そうだ。まだとっておきが)」

簪「なら……!」バシュバシュバシュ!!

簪「『雪片』!」ジャキンッ!

ギュンンッッ!!

謎IS B「……」ギギ

簪「スタングレネード!」シュバッ

キィィィィィィィンンッッ!!!

謎IS B「……?」ギギギギギ

簪「(やっぱり、内部回路が壊れて適切な判断ができなくなってる)」

簪「隙だらけよ、無人機さん」

バッキイイイイインッッ!!

簪「それと、これ」ガチッ

謎IS B「……」

簪「お守りだってさ」ニヤリ

楯無「これで、全部おしまい」ニヤリ

ズドォォォオオオオオン!!


箒「全く、恐ろしすぎる姉妹だな」

一夏「……爆縮思いついて実行する奴のどこが弱いんだよ。教えて欲しいぜ」ポリポリ

医療室

楯無「……?」パチ

楯無「ここ、医療室……?」

簪「お姉ちゃん、目が覚めた?」

楯無「簪ちゃん……?」

楯無「っっつ……」ジクジク

簪「あ、気をつけて!」

簪「命に別条はないって行ってたけど、結構深い傷みたいだから」

楯無「そう……」

コチ、コチ、コチ……

楯無「(姉妹揃って過ごす時間なんて、久しぶりね)」

楯無「(そうだ)」

楯無「簪ちゃん。時間ある?」

簪「う、うん……ちょっとくらいなら」

楯無「簪ちゃん。今からあなたにずっと秘密にしてたこと、話すわ」

楯無「あなたには知る権利があるはずだから」

学園地下解析施設

山田「今回の襲撃に使用された無人機のうち鹵獲成功した2機ですが、コアはやはり未登録のものでした」

千冬「ふむ……」

山田「空自からの返答ですが、JADGE改の索敵網に反応はなかったとのこと」

山田「同時刻相模湾で行動中だったミサイル護衛艦『あかぎ』、『あづま』のレーダーにも、当該機は反応していなかったとのことです。」

千冬「……まあ、そうだろうな」

風江「その口ぶりでは、今回の襲撃犯に大方見当がついてるようですな」

千冬「そう言うあなたもどうせ見当はついているのでしょう。風江警視?」

風江「……まあ、ついてはいますよ。ただ『うちの仕事ではない』ので、手こそ出せませんが」

風江「いわゆるお役所仕事の弊害ってやつですよ。管轄外のことはとんと手が出せない」

風江「もっとも、手が出せたところで相手が相手だけに、どうしようもありませんがね」

千冬「……」

風江「で、コアの処遇はどうするのかね?」

千冬「政府機関へは報告せずに、解析が終わり次第こちらで廃棄か破壊処置を取ります」

風江「それを当の政府の犬である私のいる前で言って大丈夫なのでしょうかね?」

千冬「貴方は自衛隊ではなく公安警察だ」

千冬「未登録の新しいコアが発見されたと公表すれば、コアを欲しがっている連中が次々エージェントや特殊部隊を送り込んでくる」

千冬「そんな事態を、多少の国益を損なってでも未然に阻止するのが公安警察の仕事でしょう?」ニヤリ

風江「全く、貴方は察しが良い」

風江「では適当にそちらで証拠写真をでっち上げておいてください。この事件は恐らく外事の仕事になるでしょうから、あとはこちらで処理しますので」

山田「(いい人なのだか……悪い人なのだか)」

千冬「ところで私に要件とは?」

風江「ああ、すっかり忘れてました」

風江「これです」ペラリ

風江「先日神奈川県警の捜査4課がウチに寄越してきたものでしてね。横浜市内の某所での有力暴力団の武器取引現場の写真です」

風江「相手は表向きは東欧の犯罪組織という名目ですが、実際は例の『ファントム・タスク』ですよ」

千冬「……これがどうしましたか」

風江「いえね、ここに写っているこの少女……」ピッ

風江「ちょっと解像度は悪いですけど、貴方そっくりじゃあないですか」

風江「貴方の弟さんを女の子にしたらちょうどこんな風にもなりますかね」ニヤリ

千冬「他人の空似でしょう」

千冬「世界には似たような人間が3人はいるといいますし」

風江「そうならば良いのですがね……」

風江「織斑先生や弟さんに疑いの目を向けさせたくはありませんからね。身の潔白は早めに証明すべきですよ」

風江「どうにもこの少女、英国海軍強奪機のドライバーらしく、貴方方の回りをSISが極秘裏に調査しているらしいですので」

千冬「……心に留めておきましょう。ご忠告感謝致します」

風江「では、私はこれで……」カツカツ

千冬「風江警視」

風江「なんでしょうか?」

千冬「更識姉妹の入院先、医療室102号です」

風江「……ありがとうございます」カツカツ

投稿終了しました。

あと最後のレスのセリフですが、更識姉妹→更識楯無です。

おつさん

追いついた

一夏「見舞いの品、ゲーム機とピンボールソフトとけん玉でいいのか?ほんとに」コツコツ

簪「あんまり凝ったのより、結構単純なゲームのほうが喜ぶから。姉さん」コツコツ

一夏「成る程ねぇ」コツコツ

簪「昔パソコンアクセサリのピンボールにずっと張り付いて、凄いスコア出してたし」コツコツ

風江「ん?」カツカツ

簪「風江のおじさま?」

風江「簪。君も姉さんの見舞いか」

簪「おじ様はもう済ませたところですか?」

風江「ああ。簪も早く行ってあげなさい」

簪「……はい」パタパタッ

一夏「いつかぶり……ですかね」

風江「そうなりますね」

一夏「あの様子だと、簪やセンパイの関係者ってとこですか」

風江「……そうなりますね」

一夏「……今さら自己紹介はいらないですよね。あんたは多分俺の素性を知ってるはずだ」

一夏「あの二人の関係者となれば、多分に公安絡みだろうからな」

風江「…………」

風江「風江涼介ともうします。以後よろしく」スッ

一夏「こちらこそ」スッ

初めて見たけどなかなかの出来、頑張って


或る休日

シャル「あ、一夏」

一夏「よう」ヒラヒラ

シャル「どこか出かけるの?」

一夏「ちょっと気になったことがあって、図書館にな」

シャル「また戦史漁り?飽きないね」

一夏「まあな、どうしても気になることがあって……」

シャル「なんだか知らないけど早めに帰ってきなよ。またすごい時間に帰ってきて織斑先生に怒られたくなかったら」

一夏「承知してらぁ。そんなことは」

永田町・国会図書館

一夏「……」ペラペラ

一夏「……国内の軍事雑誌、週刊誌、科学雑誌、全部漁っても駄目だったか」パタム

一夏「白騎士……不可侵の第零世代(グラウンド・ゼロ)。どの記事を見てもWikipedia以上の情報が書いてねえ」

一夏「防衛省や自衛隊の研究所の書類を漁ればなんとかなるんだろうが、公開されるのはあと50年は先の話だろうしな……」

一夏「さすがにこれに関しちゃ守秘義務の闇の中だ。あそこの連中もなんとかできねえだろうから」


一夏「(白騎士……グラウンド・ゼロ。アレは今までに開発されたすべてのISの中でも特にイレギュラーな機体だ)」ペラリ

一夏「(2341発の巡航ミサイルと弾道ミサイルを全てぶった切って、米中露の航空隊を一晩で一気に壊滅させるなんて荒業やらかしてるんだからな)」ペラリ

一夏「(第四世代を標榜する箒の『赤椿』も、基本性能とポテンシャルはグラウンド・ゼロには遠く及ばない)」ペラリ

一夏「(あの次から次へと新技術をぶち込みたがるストレンジラブ博士のオーダーメイド機ですら、だ)」

一夏「(そして……そのグラウンド・ゼロのコアは俺の『白式』に使われてる)」

一夏「(更に『白式』を狙うファントム・タスクに、俺の命を狙う自称『織斑マドカ』、無人機を有する謎の組織……)」ペラリ

一夏「(こいつらに対向するためにも、俺は『白式』……グラウンド・ゼロのコアを流用した機体をきちんと知らなければいけない)」

一夏「(良い方向にも、悪い方向にも、『白式』の持つポテンシャルは計り知れないからな。使い方次第では大やけどだ)」パタム

一夏「……と。もうこんな時間か」スタッ

この一夏は頭いいっつうより行動力があるな

まだやってたのか
期待して待ってます

ツギハクダンシタ クダンシタデス

一夏「……」

一夏「(白騎士。グラウンド・ゼロ。すべての始まりのIS……)」

一夏「(世界唯一ISを動かせる男の手に、それを継いだ機体がある)」グッ

一夏「(それがどんな結果になるか……俺には全く判らないが、きっと恐ろしい事なのは確かだ)」

一夏「(コアのブラックボックス解明すらできていない今のIS技術じゃ、想像もできないほどの何かが起こる)」

一夏「(篠ノ之束はそれを望んでいるのか……賽の目すら完全支配することを望むようなあの女が……)」

マモナク クダンシタデス クダンシタノツギ ジンボウチョウデス

一夏「神保町か……」

一夏「そういや修学旅行のガイド本も買わなきゃいけなかったっけ」

一夏「グランデでガイド本勝って、古本街でついでに世傑のバックナンバー漁って帰るか。自費出版系の本も欲しいしな」

一夏「京都……日吉大社か石清水八幡宮あたりはうまく騙せば行けるかもな。あとは飛行神社と鳥羽伏見の古戦場でも見て……」ブツブツ

同日 都内某所

束「うん。美味しいねえ。このワイン」ンクンク

束「相当いい銘柄じゃないかにゃあ? それこそここで出せる最高のやつ♪」

束「このお肉も最高だよ」

ミューゼル「お気に召しまして?Dr.篠ノ之」

束「まあねえ。そこの睡眠薬盛ってあるスープ以外は♪」

束「今どき三流のミステリでだってこんな古典的なことしないよ」カチャカチャ

ミューゼル「……」

ミューゼル「それで、我々ファントム・タスクにISを提供する提案、考えてくれますでしょうか?」

束「無理だね」アッサリ

束「あんまりアングラなとこと係るとさ、公安が邪魔してきて面白くないし、何より面倒くさいんだよね」

ミューゼル「では、こういった趣向はどうでしょうか」

チャキンッ

オータム「大人しくしてろよ、Dr」チャキンッ

束「……確かに、こう言う趣味も好きだね」スッ

バシュッ!

ミューゼル「……」ヒョイッ

バキィンッ!

オータム「な……!」

束「まあ」

ズガン、ズガンッッ!!

オータム「かは……ッ!」

ズシャアアアアアァァ

束「相手は選ぶんだけどね♪」

束「私、肉体の方も人外レベルだからねえ」

束「現状でこの束さんをぶっ殺せる人間って言えば、ちーちゃんぐらいなのさ」ニヤリ

ミューゼル「――ッ!」ギリリッ

束「でも久しぶりに良い物食べられたからありがとね。できればタクシーチケットも欲しかったんだけど」ヒラヒラ

ズッッッガアアアアアアアアアアアアンンッッ!!

エム「……そこを動くな」ジャキンッ!

ミューゼル「……ふふっ」ニヤリ

束「へえ、面白機体に乗ってるねえ」

束「サイレント・ゼフィルス、揚陸艦の衝突事故で北大西洋の藻屑になったんじゃなかったっけ?」

エム「……」パラララララッ!

ヒョイヒョイヒョイヒョイッ!!

束「ふふ、若いねえ」シュウウウ

ジャッキイイイイイインンンッッ!!!!

エム「な……」

エム「(剥離剤無しでISを解除……この女、化け物か……?)」

束「ん?」

束「あっははははは!」

束「本当にいい趣味だよ!キミ達!」

束「キミ、名前は?」

エム「……」

束「だんまり?ならば当ててしんぜよう」

束「織斑マドカ。ちがう?」ニヤリ

エム「な……」

束「ビンゴ!最高だよ!なにこれ趣味良すぎ!」アッハハハハハッ!

束「ねえ!この子の専用機なら作っていいよ!」アッハハハハハハッ!

ミューゼル「そ、そうですか……?」

束「その代わりさあ、ちょっとばかり付き合ってよ!」アッハハハハハハッ!

束「私の暇つぶしに!」アッハハハハハハッ!

束「まどっちも、キミ達も、そのほうが絶対都合がいいと思うしさあ!」アッハハハハハハッ!


ツギハ シンハママツ シンハママツ

箒「しかし、意外だな。一夏が修学旅行に積極的に加わるなんて」スッ

一夏「そうか? ほい8切り」スッ

ラウラ「キョートはお前好みの戦跡など無いだろうしな。てっきり抜けだしてマイヅルに行く算段でも立ててるのかと」パサッ

一夏「戦跡以外にも見たい場所はいくらでもあるっての。日吉神社とか、石清水八幡宮とか……」

セシリア「どんな場所ですの?」スッ

一夏「歴史ある神社だぞ。至って」

一夏「他にも壬生寺に延暦寺。見たいところはいっぱいだ」

シャル「ふーん」スッ

ラウラ「くっ……ここで2を出すなど卑怯だぞ」グヌヌ

シャル「さっき出す予定だったの切られたんだもん」

箒「私はパスだ」

一夏「俺もパス」

ラウラ「――ならば、これで!」スッ

一夏「あ。俺スペ3持ってるから、ジョーカーに勝てるわ」スッ

ラウラ「」

今日はここまでです。近いうちにすべて書ききる予定です。

なお一夏が行こうとしている日吉神社、石清水八幡宮はそれぞれ戦艦比叡、扶桑型戦艦の艦内神社の分祀がされていた神社です。

あと蛇足ですが

打鉄弐式・改
三菱重工・倉持技研の共同開発機。空自のF-35J代替機と海自の新鋭DDI(IS搭載護衛艦)搭載機として白式と同時期に開発された機体。
金融ショックで白式開発がストップした後も、実用機のため開発が続行されたが難航。
作中ではやっと量産機のロールアウトが始まったところで、簪の機体はDDI搭載型試作機の一番機をカスタマイズしたもの。
高い機動性と敏捷性は量産機と変わらないが、一夏の提案により、簪の特性に合わせて武装を調整。レーダー・センサー類やデータリンク機器をより強力なものとした。
これはIS運用時における管制とシギントを担当する戦術電子偵察機の能力を求めたもので、結果的にミサイルでのマルチレンジ戦闘を行う簪の戦法にもマッチした。
いくつか開けられた武装リソースには機体制御・火器管制を担当する補助AI「島風」と、情報処理・観測を担当する補助AI「雪風」の二つのAIが搭載されている。
(名前は一夏が付けた。元ネタは戦闘妖精・雪風)
一夏曰く「スーパーシルフ」

明けましておめでとう。最後修学旅行編頑張って

追い付いた
面白いので楽しみ

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