凛「モバPの鞄から妹もののエロゲーが出てきた」 (437)



注意書き

モバマスSS

久しぶりなんでキャラの口調へんかも

誤字脱字

二次創作です

以上がOKな方で


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411719549

モバP 自宅

モバP「ただいまぁ」

モバP「今日は早く帰れたし適当に飯食って寝るかな」スタスタ

モバP「あー、いやその前にエロゲーやらなくちゃな」ガサガサ

ポチポチポチ オニイチャーン

数時間後

オニイチャンスキダヨ

モバP「妹ねぇ」

モバP「いくら血が繋がってないからって兄弟だぞ……」

モバP「俺なら絶対無理だわ」

モバP「よし、今日も妹もののエロゲーを消化っと」

モバP「これで○○監督に会ったときにまた会話を盛り上げることが出来るな」

モバP「このまま妹系のエロゲーや本の話で仲良くなってうちの事務所に仕事振ってくれるようになればいいな」

モバP「しかし、まさかあの有名な○○監督が重度の妹萌えだったとはな」

モバP「しかもエロゲーマー」

モバP「こうやって妹もののゲームや本を読んでもいまいち良さがわからないんだよなぁ」

モバP「まぁ、別に好きにならなくても話せればいいからいいんだけどね」

モバP「ん? もうこんな時間か。そろそろ寝るかな」

――

次の日

チリリリリ

モバP「……ふあぁ」ゴシゴシ

モバP「あー、そういえば書類鞄の中にいれておかないと」ボケー

モバP「……」ガサガサ

――

事務所

ガチャ

モバP「おはようございます」キョロキョロ

モバP「俺が一番乗りか」

モバP「今日は面倒な仕事が山積みだからデスクワークはすぐに終わらせてしまうか」ガサゴソ

モバP「ん? なんか鞄の中にやけに大きくて四角い物体が」

モバP「あ!? エロゲーのパッケージ!?」

モバP「な、なんでこれがこんなところに……」

モバP「もしかして朝寝ぼけてて間違えていれたのか?」

モバP「うわー、やっちまった!」

モバP「どうすっかなこれ」

モバP「それに、もしこれがうちの所属のアイドルやちひろさんにばれたら……」

……

ちひろ「モバPさん、ドン引きです」

凛「幻滅」

みく「え……ひどくない?(趣味が)」

智絵里「プロデューサーさん……その……わたし、なにも見てませんから……」

……

あ、早速誤字しちゃった。タイトル『鞄』じゃなくて『机の引き出し』でした。すみません

モバP「ま、まずい! とにかくこいつをどうにかしないと!」

モバP「今からダッシュで家に帰って置いてくれば」

ガチャ

ちひろ「おはようございます」

バタン!

モバP「……」ダラダラ

ちひろ「ど、どうしたんですか?」

モバP「な、なんでもありませんよ(裏声)」

ちひろ「え? いやでも今思い切り机の引き出しを開けて閉めましたよね?」

モバP「え、ええ。ちひろさんの声に思わずびっくりしちゃって勢いよく閉めちゃったんですよ」

ちひろ「ああ! そうだったんですか」

モバP「そうですそうです。あ、あはは……」

ちひろ「さ、モバPさん、今日も一日頑張りましょうか!」

モバP「はい!」

モバP(上手く誤魔化せたみたいだ)

モバP(でも状況は変わらないなぁ)

モバP(今日一日ずっと胃が痛そうだ)

――

スタジオ

モバP(あのまま事務所の引き出しの中にエロゲを置いて、スタジオに来てしまった)

モバP(くそ、なんでこういう日に限ってちひろさんは席を立たないんだよ)

モバP(愛梨の付き添い誰かに変わってもらえばよかった)

モバP「心配だ……」ボソ

愛梨「どうかしたんですか?」

モバP「な、なんでもない」

――

事務所

凛「おはようございます」

ちひろ「おはようございます」

凛「モバPは?」

ちひろ「愛梨ちゃんの付き添いですよ」

凛「ふーん、そうなんだ」

ちひろ「今日はどうしたんですか? 仕事まではまだ時間ありますよね?」

凛「学校の課題終わらせようと思って」

ちひろ「あーなるほど」

凛「でも、学校に筆箱忘れちゃったんだよね」

ちひろ「だったらモバPさんの机の引き出しの中にたっくさんシャーペンが入ってますからそれ使っちゃってください」

凛「うん。使わせてもらうね」

ガラガラ

凛「……」

ガラガラ

ちひろ「どうかしたんですか?」

凛「ううん。なんでもない」

ちひろ「けど、顔赤いですよ?」

凛「なんでもないってば!」

ちひろ「ど、どうしたんですか急に?」

凛「ちょっと用事思い出した。外に出てくる!」タッタッタ

ガチャ バタン

ちひろ「どうしたんでしょうか」

凛(な、なんでモバPの机の中に裸の女の子のイラストが書かれた箱が……)

――



事務所

ガチャ

モバP「ち、ちひろさん!」

ちひろ「どうしたんですかそんなに慌てて?」

モバP「あ、いえ……その、俺の机って触りました?」

ちひろ「いいえ? 私は触ってないですけど」

モバP「そうですか。ならいいんです」

モバP「あ! ちひろさん! 疲れてないですか?」

ちひろ「な、なんですかやぶから棒に」

モバP「いやー、俺の知り合いにマッサージ師がいるんですよ」

モバP「俺がお金出すんでちひろさん行きませんか?」

ちひろ「ほんとですか!? 行きます行きます!」

ちひろ(タダでマッサージが受けられるなんて! そう、タダで!)

ちひろ「じゃあ、仕事終わってから――」

モバP「いえいえ今すぐに! 後の仕事は俺がやっておきますから!」

ちひろ「ええ!? いいんですか?」

モバP「もちろんです。日頃のちひろさんに感謝を込めて」

ちひろ(なんだかよくわからないけど今日のモバPさんは怖いくらいに優しい!)

ちひろ(今日はついてる!)

ちひろ「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいますかね」

モバP「はい!」

……

ガチャ バタン

モバP「ふぅ……これでやっと胃痛から解放されるな」

モバP「次からは気をつけような、俺」

――



凛 自宅

凛「……」カタカタ

凛「モバPが持ってたのこれだ」

凛「こ、これってえっちなゲーム、だよね」

凛「……」カァァ

凛「も、モバPだって男の人だしこういうの一つや二つ持っててもおかしくないんだろうけど……」

凛「これって妹と恋してその……あれこれするゲームなんだよね」

凛「事務所に持ってきちゃうくらいこのゲームが好きなんだ」

凛「モバPって妹みたいな子がいいのかな」

凛「……私はとてもじゃないけどそんな感じじゃないよね。うん」

凛「はぁ、落ち込むなー」

凛「とりあえず今日はもう寝よっかな」

ゴソゴソ

凛(妹か)

凛(モバPだったらいいお兄さんになりそうだよね)フフ

凛(もし、私がモバPの妹だったら……)

……

凛「兄さん、ちょっといい?」

モバP「なんだ?」

凛「ハナコの散歩一緒に行ってもらいたいんだけど……」

モバP「ああ、それは俺もちょうど今言おうと思ってたんだよ」

凛「どうして?」

モバP「夜道はなにかと危ないし凛一人じゃ心配だからな」

凛「そ、そうなんだ。ありがとう」

モバP「あはは、どういたしまして」ナデナデ

凛「もう、子供扱いしないでよ」

……

凛(……いいかも)

凛(でも、モバPが求めているのはきっと……)

……

凛「お兄ちゃん朝だよ!」

モバP「うう、もっと寝かせてくれよー」

凛「全くお兄ちゃんはいつもこうなんだから。あ、そうだ!」

凛「起きないと一緒の布団に入っちゃうぞ? えい☆」

モバP「こ、こら凛入ってくるなよ!」

凛「えー、でもお兄ちゃん起きないからー」

モバP「わかったわかった起きるから」

凛「やっぱ起きなくてもいいよ一緒に寝てたいから」

モバP「馬鹿なこと行ってないでリビング行くぞ」

凛「えへへ、うん!」

……

凛(うわーーーー!)

凛(今の完璧私のキャラじゃない!)

凛(自分で妄想してこんなに恥ずかしくなるなんて)

凛「はぁ……」

凛(でも、こういう感じにならないときっとモバPは振り向いてくれない)

凛「妹について勉強してみよっかな」

>モバP「次からは気をつけような、俺」

なんとなく下級生2の主人公を思い出した
よくこうやって自分(というかプレイヤー)に語り掛けてた

――

次の日

事務所

ガチャ バタン

モバP「凛か。おはよう」

凛「……おはよう」

凛「……」ジー

モバP「どうかしたんだ? 俺の顔になんかついてるか?」

凛「ううん」

凛「それよりもモバPなに読んでるの?」

モバP「え……? ああ! いや、これは何でもないんだよ!」

凛「俺の妹がこんなに――」

モバP「凛、そろそろ仕事の準備があるだろ?」

モバP「早く済ませちゃったほうがいいだろ、あはは」

凛「……そうだね」

凛(題名から察するに、モバPはやっぱり)

凛(それに今の小説10巻目だったぽいし相当好きみたい)

凛(今日の帰り買ってみようかな)

――

自宅

凛「あ、もうこんな時間」

凛「思いのほか買ってきた小説が面白くて長い間読んじゃった」

凛「モバPはこういう素直じゃない妹も好きなのかな?」

凛「妹って言ってもたぶん種類が色々あるんだね」

凛「ちょっとだけ光明が見えた気がしてよかった」

――

次の日

ガチャ

凛「おはようございます」

モバP「そういえば僕最近ハマっているものがあるんですよ!」

監督「へー、どんなの!」

凛(誰か来てる)

モバP「ちょっと古いんですけどシスタープリンセスっていう」

監督「えー、まだそのゲームやってなかったの?」

凛(シスタープリンセス?)

モバP「普通のPSのゲームですけどやっぱりしってましたか」

監督「そりゃ、DとOのコマンド押すとモザイクが消える時代からエロゲーやギャルゲーをやってるから知っていますとも、って、ん?」

P「楓さん! 俺のことを『えっち!変態!死んじゃえ!』って罵ってください!!」

凛「おはようございます」

モバP「ああ、うちの渋谷凛です」

監督「ああ、知ってる知ってる」

監督「綺麗だけど噂通り無愛想な顔してるね。でも……あの役に合いそうだ」

監督「莉嘉ちゃんと一緒に映画に出してみようかな」

モバP「え、いいんですか!?」

監督「あんまり大きな役じゃないけどね」

モバP「いえいえ、ありがとうございます!」

凛「あ、ありがとうございます?」

凛(映画監督の人かな?)

凛(それよりもさっきのシスタープリンセスっていうのが気になる)

凛(これも名前から考えるに妹系だよね)

凛(調べてみよっと)

モバP(いやー、苦労して妹もののゲームやったかいがあったよ)

――

ゲームショップ

凛「ゲームだったんだね」

凛「あんまりゲームやったことないけど買っちゃおうかな」

凛「確かこれをやるための機械うちにあったはずだし」

――

次の日

凛「おはようございます」

モバP「おはよう。今日も頑張ろうな」

凛「うん」

モバP「今日のスケジュールは勿論頭に入ってるよな」

凛「馬鹿にしてる?」

モバP「ごめんごめん」

凛(あ、そういえば昨日買ったゲームの続編を鞄の中に入れっぱなしだった)

凛(前作の方は昨日プレイしたんだけど)

凛(ま、いっか。トイレ行ってこよう)スタスタ

モバP「ん? 凛の鞄からなにかはみ出してるな」

モバP「なんだこれは?」

シスタープリンセス2

モバP「は? え? はぁ!?」

モバP「お、おかしいな。決して凛の鞄からは出てはいけないものが出てきてしまった」

モバP「しかもシスプリ2」

モバP「とりあえず戻しておこう」

モバP(今のは一体なんだったんだ)

モバP「も、もしかして凛は……」

モバP「妹萌えなのか?」

モバP「凛に限ってそんな」

モバP「でも物的証拠が出ちゃったし」

モバP「俺はこれから先凛とどう接すれば……」

モバP「しかも凛はもしかしたらレズってことに」

凛「モバP?」

モバP「り、凛か」

凛「どうかしたの?」

モバP「別にどうもしてないけど」

凛「そう」

モバP「……なぁ、凛」

凛「なに?」

モバP「妹に恋をすることについてどう思う?」

凛(も、モバPから切り出してきた!)

凛(でも、こういうことを言ってきてくれるってことは私への好感度のパラメーターが高いってことだよね)

凛(ここは選択肢を間違えないようにしないと)

凛「私はいいと思うよ。妹ってすっごく可愛い存在だし……」

凛「恋愛感情が芽生えちゃうのは仕方がないことなのかもね」

モバP「凛……」

モバP(まずい。こいつは本物だ)

凛(よし、モバPの妹好きは受け入れられることをアピール出来た)

DとOを~のくだりで>1が結構なエロゲーマーかネタ作りのためにWiki一生懸命調べたのか・・・
またはその両方か・・・もうわからなくなってきた・・・とりまおっさんホイホイすれなのはわかった

>>48

田中ロミオ好きなだけでこれといってコアなほうではありませんよ。

モバP「その、なんだ。おかしいとかって思ったりはしないのか?」

凛「そんなの思わないよ!」

凛「だって、好きになっちゃうものはしょうがないんだし」

凛「私は全然気にしないよ」

モバP(いやー、気にしたほうがいいだろうそこは。女子として)

凛(モバP結構気にしてるのかな?)

モバP(まぁ、でも妹萌は不治の病だし治ることはなさそうだな)

凛(妹好きな人ってなかなか治らないらしいから、直したくても直せないのかな?)

モバP「凛、ヨスガノソラっていうゲー……アニメ知ってるか?」

凛「え? なにそれ?」

モバP「い、いや! 知らないんだったらいんだ」

凛「そう?」

モバP「ああ、本当に。知らないんだったら、いいんだ」

モバP(よかった。まだその境地までは達していなかったか)

凛(モバP好きなのかな? 調べてみよ)

モバP「まぁ、なんだ。今の話はお互いの心にしまっておこうな」

凛「うん。そうだね」

モバP(はぁ……まさか凛にこんな思わぬ趣味があるなんて)

凛(ふふ、好感度はいいみたいだし私がもっと妹について勉強できたら、モバPを攻略出来るかもね)

――

一ヶ月後

凛 自宅

凛「……」カチャカチャ

凛「ダカーポPS2版のCGフルコンプ」

凛「色々と勉強できたしそろそろ実践でもしてみようかな」

凛「でも、いきなり妹っぽく振る舞うの恥ずかしいし家で練習しないと」

いろんなアイドル達が妹アピールすると思ってた

>>56 

最初それをやろうとしたんですけど、個別にやったほうがいいかなって。

凛「とりあえずハナコを相手にいろいろやってみよ」 

……

凛「ハナコそこでお座りしててね」

ハナコ「ワン!」

凛「い、いくよ?」

ハナコ「ワン?」

凛(まず、私みたいな無愛想な妹タイプだとお兄ちゃんってよりかは、兄貴とか兄さんとかって呼ぶのが基本)

凛「でも、私はあえてここでお兄ちゃんを選択しようかな」

凛「ギャップ萌えみたいなのは大切っていうのは勉強したし」

凛「おにい……」

ハナコ「ワン?」

凛「お、おにい……」

ハナコ「ワンワン!」

凛「……」

凛(お、おかしいな。イメージトレーニングでは楽勝だったのに)

凛「スーハースーハ」

凛「おにい……………ちゃん」

凛「や、やっと言えた」

凛「ハナコ相手にこんなに苦戦するなんて前途多難だなー」

凛「でも妹っぽく出来ないとモバPに振り向いてもらえるかどうかわからないし頑張らないと」

ハナコ「ワン!」

……

凛母「ねぇ、あなた」

凛父「なんだ」

凛母「最近凛の様子が変なのよ」

凛母「ハナコにむかってお兄ちゃん、なんて言っちゃって」

凛父「そういえば生まれてこの方ゲームなんてやってこなかったのに、いきなりゲーム機を貸してて言われたな」

凛母「あなた、ちょっと私心配だわ」

凛父「そ、そうだな。でも、きっとドラマの演技の練習か何かなんだろう」

凛父「ゲームだって演技の足しにしようとしたんだろう。そうに違いないさ」

凛母「だといいんですけどね……」

――

数週間後

事務所

モバP「……」

凛(モバPと二人っきり)

凛(今日こそは妹っぽく振舞おう!)

モバP(凛がまさか妹萌だったとはな)

モバP(今でもあの時の会話が鮮明に)

モバP(いやいや忘れよう)

凛(よ、よし)

凛「ねぇ、お兄ちゃん?」

モバP「……」

凛「お兄ちゃん!」

モバP「え!? 俺!?」

凛「そ、そうだよ……」

モバP(ど、どうして凛が俺のことをお兄ちゃんだなんて……)

モバP(もしかしておかしくなったんじゃ)

モバP(は!? もしかして先月のあれ!)

モバP(あれは凛からのSOSだったんじゃないか!?)

モバP(芸能界っていう業界に身を置き、それも最近は多忙)

モバP(周りの期待や大人たちの汚いやり取りを嫌でも見たりする)

モバP(おかしくならないわけがない。大人っぽいせいで忘れてたけどこいつはまだ子供なんだ)

モバP(アイドルの異変にすぐ気づかずに放置するなんて俺、プロデューサー失格だな)

凛「ねぇ、お兄ちゃん私……」

モバP「凛」ギュ

凛「も、モバP!?」

凛(こ、これだけで効果あるの!?)

モバP「ごめんな……俺もっとちゃんとお前のことみてあげられなくて」

凛「え? なに言ってるの? モバP私のことちゃんと見ててるよ」

モバP「そんなことない! お前がこんなんなっちまうまで俺……」

凛「ちょっとモバPなに言ってるのかわから」

モバP「もう二度とお前から目を離さない!」ギュー

凛「い、痛い痛い。落ち着いて!」バ

モバP「り、凛?」

モバP「そうか、そうだよな。すぐ気付けなかった俺のことを嫌いに」

凛「言ってる意味がわからないんだけど」

モバP「え?」

モバP「お前、頭がおかしくなったんじゃないのか?」

凛「私は正常だよ」

凛「むしろモバPのほうが……」

モバP「だって今俺のことお兄ちゃんって!」

モバP「それに妹もののゲーム」

凛「あ、あれはモバPが妹が好きだから勉強しようと思って!」

凛「ってなんで知ってるの!?」

モバP「俺妹は好きじゃないぞ?」

凛「え?」

モバP「え?」

P「俺妹は好きじゃないぞ」
凛「じゃあそれ以外が好きなの?シスプリとかヨスガとか」

訂正

モバP「俺、妹は好きじゃないぞ?」

二人説明中

モバP・凛「う、うわぁぁぁぁぁ!」

モバP(り、凛に妹もののエロゲー持ってるのばれてた!)

凛(私、勝手に勘違いして取り返しのつかない行動を……!)

モバP「……な、なぁ凛」

凛「なんとなく次に出る言葉はわかってる」

モバP「お互い忘れような」

凛「そうだね。お互いなにもなかったなにも見なかった」

モバP「……」

凛「……」

モバP「凛」

凛「沈黙が辛いのは痛いほどわかるけど、なにも思いつかずに名前を呼んだんだったらやめて。余計に辛くなるから」

モバP「ああ、いや違うよ」

凛「じゃあなに?」

モバP「ありがとうな」

凛「え?」

モバP「だって、俺のために妹っぽく振舞ってくれようとしたんだろ?」

凛「……そうだけど」

モバP「人が好きなものに合わせるのって結構体力のいることなんだよな」

モバP「俺にはそれが痛いほどわかるから、お前はそれを俺のためになんなくやってくれて嬉しかったんだよ」

凛「なんでそういうことストレートに言うかな」

モバP「ダメか?」

凛「ダメじゃないけど……恥ずかしい」

モバP「言いたいことはちゃんと言わないとな」

凛「でも、私もその言葉聞けて嬉しかったよ」

モバP「そっか。ところで、凛ものは相談なんだけどさ」

凛「なに?」

モバP「実は俺、ポニーテール萌えなんだ」

凛「……鞄からゴム取ってくるから待ってて」

モバP「いやっほーい!」

END

おつ

>>76
おまおれ

需要があれば別のアイドルで書く

番号から選んで

1 智絵里

2 みく

3 愛梨

>>78

>>81

乙ー

監督「長瀬湊ちゃんが好きなんて分かってるじゃないか」

まぁ、じゃあ3で決定ということで

キャラの回転数あげていきたいんでしぶりんに比べると文量少なくなるけど勘弁してね

次安価とるとき愛梨の代わりにアイドル一人増えます。

>>14 の続き

……

愛梨「それじゃあ、プロデューサーさんお疲れ様です!」

モバP「お疲れ様。じゃあ俺は他の現場あるから事務所戻って報告だけしておいてくれよ」

愛梨「了解ですっ!」

モバP「それじゃあな」

愛梨「……」

愛梨(プロデューサーさん今日は元気なかったなー)

愛梨(なにかあったのかな?)

愛梨(あ、そうだ! きっとお腹が空いてたんだ!)

愛梨(だったらお菓子でも作って事務所に置いておいてあげよう!)

愛梨「ふふふ、プロデューサーさん喜んでくれるかな」



事務所

ガチャ

愛梨「お疲れ様でーす」

ちひろ「愛梨ちゃん!」

愛梨「どうかしたんですか?」

ちひろ「今すぐに銀行行かなくちゃいけなくて留守番頼めますか?」

愛梨「ああ、そのくらいだったら全然平気ですよ!」

ちひろ「ごめんなさい! すぐに戻ってきますね!」タッタッタ

愛梨「ちひろさんも大変だなー」

愛梨「あたしももっと頑張らないとね!」

愛梨「待ってる間暇だし、クッキーでも焼いてようかな」

愛梨「あ、いいこと思いついちゃった!」

愛梨「袋に包んでプロデューサーさんの机の引き出しの中にクッキーを入れよう!」

愛梨「これはいいサプライズ!」

愛梨「プロデューサーさんびっくりするだろうなー」

愛梨「でも、クッキー入れられるスペースあるかな?」

愛梨「確認してみよう」

ガラガラ

愛梨「ん? なにこれ?」

愛梨「わー、※可愛い女の子のイラストー」

※裸の女の子が書かれていないパッケージ。しぶりんの時と違うけど気にしないのが大人。

愛梨「でも、この箱ちょっと大きいね」

愛梨「一体なんなんだろう」

愛梨「あだるとげーむ? へー、パソコンでやるゲームなんだー」

愛梨「あだるとげーむって大人のゲームって意味だよね?」

愛梨「これ、大人の女の人がプレーするようなゲームなのかな?」

愛梨「パッケージ可愛い女の子いるしきっとそうなんだろうなー」

愛梨「なんだろう。着せ替えゲームかな?」

愛梨「でも、なんでそんなものがモバPさんの机の引き出しの中に」

愛梨「間違えて買っちゃったのかな」

愛梨「えへ、プロデューサーさん散々私に抜けてるって言ってたのに自分だって変わらないじゃないですかー」

愛梨「でも、ゲームってあんまりやったことないけどこれは面白そう」

愛梨「家に、あんまり使わないパソコンあったからそれで出来るかな」

愛梨「借りてみたいけど……モバPさん収録中だから連絡とれないよね」

愛梨「あ、じゃあクッキーと一緒に置き手紙を置いておこう!」

愛梨「そうすればプロデューサーさんに借りてったことが伝わるよね」

愛梨「そうと決まればまずはお菓子作らないと!」

――



事務所

ちひろさんを追い出したところから

モバP「さて、仕事を片付けちゃうか」

モバP「その前にエロゲーを鞄の中に移して」

ガラガラ

ガラガラ

モバP「……」

モバP「え?」

『プロデューサーさん! クッキー焼いてみました! お口に合えば嬉しいです。それからあの可愛い女の子が書かれたゲーム借りてしまいました。全くプロデューサーさんってば女の子用のゲーム買っちゃうなんておっちょこちょいですね♪』

モバP「……」ヒクヒク

プルルルプルルル

十時愛梨

ピ

愛梨『ぷ、ぷ、ぷ、プロデューサーさん! 私が私の妹とえっちなことしちゃってます!』

モバP「あ……」

モバP「愛梨ぃぃぃぃぃ!」

――

愛梨 自宅

モバP「愛梨ぃ!」

愛梨「ぷ、プロデューサーさんー」

モバP「って、なんで上、着てないんだよ!」

愛梨「え? それは暑いからに決まって」

モバP「まずは服を着ろ!」

……

モバP「それで、どうしてこうなったんだ」

愛梨「違うんです! 最初は普通のゲームだと思って……」

モバP「だったら最初プレイしたときに気づくだろ。普通とは違うって」

愛梨「いえ、思ってたのは違うなとは思ったんです」

愛梨「でも私物語とかあまり読まないタイプで。難しい字が苦手なんです」

愛梨「それでこれならいけそうだと思ってついつい……」

モバP「はぁ……てか、アダルトゲームって書いてあるから普通気づくだろう」

モバP「まさか愛梨みたいな子供の手にこのゲームが渡っちまうなんて」

愛梨「私は年齢的にも精神的にも大人ですよ!」

モバP「まずは両方の髪にあるリボンを取ってから言おうな」

愛梨「……プロデューサーさんはこういうのが好きなんですか?」

モバP「ち、ちげーよ!」

愛梨「私でよければその……やってあげますよ?」

モバP「え?」

愛梨「ああいうの好き、なんですよね?」

モバP(いや、まぁ確かに好きですけど)

モバP(なに、これは誘われてるのか?)

モバP(やってあげるって、つまりはそういうことだよな)

モバP(待て待て相手はアイドルだぞ)

モバP(でも……)チラ

モバP(なに胸見てるんだよ俺!)

愛梨「プロデューサーさん?」

モバP「大好きです! やってください!」

愛梨「そうですか! では、ごほん」

愛梨「お兄ちゃん♪」

モバP「え?」

愛梨「お兄ちゃんはお兄ちゃんって呼ばれるのが好きなんですよね?」

モバP「……ああ。そ、そうなんだよ!」

モバP「あは、あはは」

モバP(そういう意味だったのか――!)

モバP(そして、ちょっと落ち込んでる自分が憎い!)

愛梨「えへ、なんだか少し気恥ずかしいですね」

モバP「そ、そうだな」

愛梨「でも、プロデューサーさんはお兄ちゃんだったらあたし甘えっぱなしかもしれませんね」

愛梨「プロデューサーさん優しいですから♪」

モバP「……俺も愛梨が妹だったら毎日楽しかったかもな」

愛梨「ほんとですか!?」

モバP「まぁ、あとは可愛いから変な虫がつかないか心配だな」

モバP「あ、これは今も変わらないな」

愛梨「ふふ、プロデューサーさんが守ってくれるから平気です!」

愛梨「それに、プロデューサーさんがいれば寄ってきても気づきませんよ!」

モバP「なぁ、愛梨。発言には気をつけような? 特に公の場では」

愛梨「どうしてですか?」

モバP「俺の口から言わせないでくれ」

愛梨「そ、そうですか」

モバP「愛梨、このままお兄ちゃんだけじゃ面白くないから、もう少し遊びを加えてみるか?」

愛梨「え?」

モバP「んー! 愛梨最高だ!」

モバP「いやー、この前使ったイベントのメイドの衣装愛梨にあげておいて正解だったな」

モバP「髪型もポニテで最高だ!」

愛梨「プロデューサーさん、やっぱりこの衣装胸元がきついです……」

モバP「我慢我慢」

愛梨「それでこれでなにをするんですか?」

モバP「そうだな、なんか演技でもしてみるか?」

モバP「兄弟だけど主従関係があるみたいな感じで」

愛梨「いいですね面白そうです!」

愛梨「じゃあ、三時のおやつを届けに来たって設定でやってみましょう

愛梨「ちょうど今日作ったクッキーと紅茶がありますから!」

……

コンコン

モバP「入っていいよ」

愛梨「失礼いたしますお兄様!」

モバP「今日はクッキーを焼いてきてくれたのか?」

愛梨「はい、今日は上手く出来たんですよー」

愛梨「私が食べさせてあげますね」

愛梨「はい、お兄様あーん」

モバP「……」モグモグ

愛梨「美味しいですか?」

モバP「うん。美味しい」

モバP(な、なんだろう。やばい。メイド、しかも自分の妹に奉仕されてる感じがとても背徳的で……)

モバP(な、なにかに目覚めそうだ)

愛梨「あ、ほっぺにクッキーのカスが」

愛梨「今取ってあげますね♪」

モバP(なんか意地悪してみたくなっちゃったぞ)

モバP「じゃあ、舌で舐めとってよ」

愛梨「え!? それは……」

モバP「お兄様の命令は絶対」

モバP(あはは、さすがにきついよな)

モバP(いくら演技でもこれは断るだろ)

愛梨「……」

愛梨「では、失礼させていただきます!」

モバP「はい!?」

愛梨「……」ドキドキ

愛梨「ん……」

モバP(やばい愛梨の顔近い! 頬を赤らめて目を瞑るな!)

モバP「しゅ、終了! おしまいおしまい!」

モバP「閉店ガラガラー!」

愛梨「もう終わりでいいんですか?」

モバP「このままやっちゃうと変なのに目覚めそうだから終わりだ」

愛梨「でも、時間……」

モバP「あ、終電過ぎてるじゃん!」

愛梨「だったら泊まっていきます?」

モバP「そういうこと男に軽々しく言うな」

愛梨「モバPさんにしか言いませんよ!」

モバP「ナチュナルにそういうこというの禁止!」

愛梨「す、すいません」

モバP「いいよ、ビジネスホテル泊まるから」

モバP「それにベッドひとつしかないだろ」

愛梨「一緒に寝れば平気です」

モバP「それはいくらなんでもまずいだろー」

愛梨「お兄ちゃんと一緒の布団に入るのがダメなんですか!?」

モバP「それ、もういいから!」

……

モバP(んで、結局押し切られちゃうのか)

愛梨「えへ、二人で布団に入るなんてなんだかドキドキしますね」

モバP「俺は自分の首が飛ばないかドキドキだよ」

愛梨「ふふ、暖かいですね」

愛梨「なんだか安心します」

モバP「……そうだな」

モバP(人と一緒の布団に入るなんて何年ぶりだろうな)

モバP(愛梨の言ってる不思議と凄く安心するな)

モバP「ああ、そういえば俺は妹好きなわけじゃないぞ」

愛梨「そうなんですか?」

モバP「あれはとある人と会話を合わせるために買ったものだ」

モバP「別に好き好んでかったわけじゃないんだよ」

愛梨「そうだったんですか」

愛梨「ちょっとだけホッとしました」

モバP「どうして?」

愛梨「あのゲームに出てくる女の子みんな身長小さくて胸も小さかったので」

愛梨「それでこういう妹っぽいのがプロデューサーさんの好みなのかと思ったんです」

モバP「全然違うぞ」

愛梨「ふふ、わかってますって」

モバP「そら、もう寝るぞ」

モバP「お前明日学校だろ」

愛梨「そうですね」

愛梨「最後にプロデューサー」

モバP「なんだ」

愛梨「あたしを日本一のアイドルにしてくださいね」

モバP「……お前は誰よりも頑張ってるからな。絶対するよ」

愛梨「えへ、ありがとうございます」

愛梨(そして、日本一の幸せ者にしてくださいね)

end

>>125

1 智絵里

2 みく

3 美波


みくにゃん


じゃあみくにゃんで決定で

明日、朝か昼頃に再開します。

夜更けまで付き合ってくれた方感謝します。

>>15から

事務所

ガチャ

みく「おはようにゃー!」

ちひろ「おはようございます」

みく「モバPちゃんは」キョロキョロ

みく「そういえば愛梨ちゃんの付き添いで今日はいないにゃ……」

ちひろ「あはは、今日は夜にならないと帰ってきませんよ」

みく「残念にゃ! 仕方ないからみくはモバPちゃんの机の椅子に座っちゃおっと♪」

ちひろ「コラ! 仕事用の机なんですからダメですよー」

みく「いいのいいのー。みくは特別にゃー」

ちひろ「まったくもう。あんまり周りのものはいじらないでくださいね」

みく「了解了解」

みく(モバPちゃんいっつもこの席でみくたちのために書類とかまとめてくれてるんだよね)

みく(んー、なんだかこの席に座ると落ち着くにゃー)

みく(不思議とモバPちゃんの匂いが……まぁ、それは気のせいにゃ)

みく(む、そういえばこの机の引き出し一回も中身を見たことがないにゃ)

みく(気になるから中身覗いてみようかな?)

みく(まぁ、どうせ仕事用の書類でびっしりなんだろうけど……)

ガラガラ

みく「にゃ……にゃ……」

みく「うにゃーーーー!」

ガシャン! タッタッタ

ガチャ バタン

ちひろ「あ……!」

ちひろ「んー? 一体どうしたんだろう」

みく(お、おかしいにゃ)

みく(なんでモバPちゃんの机の引き出しの中に裸の……)

みく(今日はみくの世界が歪んで見えるよ!)

――

みく「む、むむむ。モバPちゃんが持っていたのはこのゲームにゃ」スマホ

みく「……妹と恋愛してえっちなことをするゲーム」

みく「モバPちゃん妹が好きなのかな?」

みく「で、でもそれっておかしいよね!」

みく「兄弟はそういう関係にならないものにゃ!」

みく「モバPちゃんはおかしいにゃ! これはみくが直してあげないと!」

みく「それで妹じゃなくてみくを好きになってもらうにゃ」


――

みく(まずはモバPちゃんの性癖を強制しなくちゃいけないにゃ)

みく(そのためにはまず大量のグラビア写真集を購入してモバPちゃんにこっそりプレゼント)

みく(いや、グラビアじゃ緩いかにゃ?)

みく(ここはもっと過激なものをチョイスしたほうがいいよね!)

コンビニ

タラタラタラーラタララララー

みく(変装ばっちり! これでみくだってことはばれないにゃ)

みく(あとはどれを購入するか決めてレジに持っていくだけ……)キョロキョロ

みく(……)カァァ

みく(い、いっぱいあってどれを選んだらいいのかわからないにゃ)

みく(あ、これ! これなんかいいにゃ)

みく(猫耳つけた、みくみたいな体型の子が……凄い格好をしてるけど)

みく(これならきっと妹じゃない良さ、それからみくの良さもわかってくれるにゃ!)

みく(ふふふ、一石二鳥だね!)

>>148

矯正でお願いします。

みく(で、でも問題はレジにゃ……)

みく(上手くパスできるかどうか)スタスタ

店員のババア「いらっしゃいませー」

みく「……」ス

ババア「……」

ババア(どっからどうみても未成年よね。しかも女の子)

ババア「……未成年には売れないよ」

みく「にゃ!?」

ババア「それにあんた女の子でしょ。もっと普通なものを買いなさい」

みく「こ、これはみくのために買ったんじゃなくて」

ババア「とにかく未成年には売れないよ」

みく「そ、そこをなんとか、なんとかお願いにゃ!」

ババア「……」

ババア(とても一生懸命な目をしている)

ババア「はぁ……」ス

みく「にゃ? なんで財布を取り出してるの?」

ババア「アタシは店員だから未成年にはこういう本は売れない」ピ

ババア「でも、アタシがこれを買ってアンタに譲るんだったら問題はないはずさ」ガラガラ

みく「え?」

ババア「ほれ、もっていきな。お代はいらないよ」

みく「いいのかにゃ!?」

ババア「店長に見つかる前に早く行った行った」

みく「よ、よくわからないけどありがとうにゃ!」タッタッタ

ババア(あたしにもあんな時代があったな)

ババア(好きな男のために色々としてた時代がね)

タラタラタラーラタララララー

モバP(さっきみくに似たやつとすれ違ったような気がしたけど気のせいか?)

モバP(まぁ、いいか。今日はコミックホットミルクとを買おうかな)スタスタ

モバP(あ、後コミックLOも買っておこう)

ババア「いらっしゃいませー」

モバP「……」ス

ババア「……」ピ ピ

ババア(犯罪者予備軍が)

――

次の日

事務所

みく「おはようにゃ!」

モバP「おう、おはよう」

みく(ふふふ、鞄の中に昨日の本はばっちりいれてるにゃ)

みく(あとは隙をみてモバPちゃんのカバンに忍ばせるだけ……)

みく「にゃ!?」コケ

モバP「み、みく大丈夫か?」

――

次の日

みく「おはようにゃ!」

モバP「おう、おはよう」

みく(ふふふ、鞄の中に昨日の本はばっちりいれてるにゃ)

みく(あとは隙をみてモバPちゃんのカバンに忍ばせるだけ……)

みく「にゃ!?」コケ

モバP「み、みく大丈夫か?」

みく「つ、躓いちゃったぁー」

モバP「あーあ。鞄の中身ぶちまけて……って、ん?」

みく「にゃ?」

みく「あ」

モバP「お前……この本……」

みく「ち、違う! これは違うの! これはみくが読むようじゃなくて!」

モバP「そ、そうだよな。みくは年頃だもんな」

モバP「女の子だけど、やっぱりこういうのに興味はあるのか」

みく「は、話を聞いて欲しいにゃ!」

モバP「まぁ、なんだ。その、もっと健全なもので勉強しろよ?」

モバP「それに、大人になってから学んでも遅くないんだぞ?」

みく「だから違うって!」

モバP「悪かったな。ちょっと外出てくるな」スタスタ

モバP(みくショックだろうから一人にしてやらないと)

みく「あ……! ああ」

みく(ど、どうしてこうなるにゃ)

――

みく 自宅

みく「みくはめげないよ!」

みく「今回で不運で失敗したけど次は大丈夫!」

みく「次の作戦はお色気大作戦にゃ」

みく「明日、あらかじめ洋服の下に水着を着ていくよ!」

みく「それでモバPちゃんと事務所でふたりっきりになったときに脱いで誘惑するにゃ!」

みく「ふふ、モバPちゃんはきっと狼になるに違いないよね!」

――

次の日

事務所

みく(今日こそは! 今日こそはなんとかモバPちゃんに!)

ガチャ

みく「おは――」

モバP「いいよイヴ!」カシャカシャ

イヴ「ありがとうございます~」

モバP「ポニーテールに水着!」カシャカシャ

モバP「最高だ! 最高だぜイヴ!」カシャカシャ

モバP「お前は俺に最高のプレゼントをしてくれた。さすがサンタだ!」

イヴ「よくわからないですけど喜んでもらえたのなら嬉しいです~」

イヴ「あ、モバPさんそこ見ちゃだめですよ~」

モバP(くぅー。撮影前の予行練習と言ってまさか本当に水着の写真を撮らせてくれるとはな!)

モバP「い、イヴ一回ターンしてみようか!」

イヴ「こうですか~?」クル

モバP「うっひょーい!」カシャカシャ

みく「」

みく(さ、先を越されていたにゃ!)

みく(というかモバPちゃんもモバPちゃんにゃ!)

みく(みくというものがありながら鼻のした伸ばして……)

イヴ「あ……水着が~」ハラ

モバP「ぶは!」

イヴ「も、モバPさん!? 大丈夫ですか~!?」

モバP「は、鼻血が……」

みく(き、気分が悪くなってきたにゃ。今日は一旦退散するにゃ……)

――

みく「もうこうなったらみくは自分を曲げるしかないよ!」

みく「来週モバPちゃんをデートに誘うにゃ!」

みく「その名も!『おにいちゃん、みくを遊園地に連れてって』作戦!」

みく「みくが妹っぽくモバPちゃんをデートに誘ってOKを出させてみるにゃ!」

みく「妹萌えのモバPちゃんはみくとデートしたくなるはずだよね!」

―― 

一週間後 土曜日

事務所

みく「おにいちゃーん! みくを遊園地に連れて行って欲しいにゃ!」

モバP「遊園地? てか、なんだよお兄ちゃんって」

みく「ふふ、照れなくてもいいにゃ本当はそう呼ばれて嬉しいくせに」

みく「みくを明日デートに連れて行って欲しいにゃ!」

モバP「……あ、ああ。デートか」

モバP「ごめん。明日は無理だ」

みく「え……」

モバP「今週めちゃくちゃ忙しかったのお前も知ってるだろ?」

モバP「だから、明日も忙しいんだよ」

みく「……」

みく(昨日ちひろさんにモバPちゃんが休みかどうか聞いたにゃ)

みく(そしたら明日は一日オフだって……)

みく(でも、それでみくの誘いを断ったってことは)

みく「わかったよ。仕事じゃ仕方ないにゃ」

モバP「わ、悪いな」

みく「いいにゃ。みく、今日はもう帰るね」

みく「また明後日にゃ」

モバP「み、みく! 明日もしかしたら急に仕事入るかもしれないから空けておけよ!」

みく「了解にゃ」

――

みく 自宅

みく「……」

みく(モバPちゃんは本当の妹が好きだったのかな)

みく(ううん。でもイヴちゃんには物凄く興奮してたにゃ)

みく(単純にみくの魅力がなかったから……)

みく(だから、デートの誘いだって断ったにゃ)

みく「はぁ……」

みく(紙に落ちたインクみたいにみくの心に黒いものが広がっていくよ……)グスン

みく「寝よ」

――

次の日

ピンポーン

ピンポーン

みく「ん……?」

ピンポーン

みく「誰もいないのー……?」ゴシゴシ

みく「よいしょ」スタスタ

ガチャ

みく「はーい……」

モバP「おう、みくって、目どうしたんだよ!?」

みく「え……モバPちゃん!?」

みく「あ、か、顔見ないでよ! 今、酷いから……」

みく「それにしてもどうしてモバPちゃんがここに」

モバP「これに誘おうと思ってきたんだ」ス

みく「遊園地の、チケット?」

モバP「仕事先の人からもらったんだよ」

みく「でも、昨日みくの誘い断ってたよね?」

モバP「朝一にやってきて驚かせてみたかったんだよ」

モバP「昨日予め空けておけよって言っておいただろ?」

みく「あ……」

みく「じゃあ、昨日断ったのはみくに魅力がなかったからとかじゃ」

モバP「魅力がない?」

モバP「あはは、魅力がなかったらお前をスカウトしなかったよ」

モバP「みくは十分魅力的だ」

モバP「けど、悪かったな。昨日断ったこと結構気にしてたのな」

モバP「ごめん」

みく「そうか、そうだったのかにゃ」

みく「……」

みく「にゃああああ!」

モバP「ど、どうしたんだ急に?」

みく「なんでもないにゃ!」

みく「ただ気持ちを切り替えただけなのー」

モバP「そ、そうか」

みく「じゃあ、待ってて欲しいにゃ。着替えてくるにゃ」

モバP「おう」

みく「あ、モバPちゃん服装にリクエストがあれば応じるにゃ」

みく「それからお兄ちゃんって呼んで欲しかったら」

モバP「お兄ちゃん? そういえば昨日もそう言ってたけど……」

みく「にゃ? モバPちゃんは妹萌じゃなかったの?」

二人説明中

モバP「あれ、ばれてたのか……」

みく(モバPちゃんが妹が好きな人間じゃなくてよかったにゃ!)

みく「ねぇねぇ、モバPちゃん」

モバP「なんだ。今落ち込んでる最中なんだが」

みく「みくモバPちゃんに魅力的って言われて凄く嬉しかったにゃ」

モバP「当たり前のこと言っただけなんだけどな」

みく「みくもモバPちゃんのこととっても魅力的だと思ってるよ」ニコ

モバP「そうか。ありがとな」

みく「じゃあみくは着替えてくるにゃ!」

モバP「あ、待ってくれ! 服装、リクエストしてもいいんだよな?」

みく「みくが持ってる服ならなんでも着るにゃ!」

モバP「だったら下はショートパンツで、そのショートパンツが隠れるくらいの肩出しニットを着てもらえるか?」

モバP「それから靴下はニーソックスでお願いな」

モバP「髪型はポニーテールで頼む」

みく「予想以上に注文が多かったにゃ」

end




↓3

1 智絵里

2 あやめ

3 美波

ネタ出てこないからしばらく別のほう書いてます。

ネタ出てきたら続き書きます。

>>1は今何を書いてるの?

>>186

内緒です

>>14の続き

智絵里「お……おはようございます」

ちひろ「智絵里ちゃん、おはようございます」

智絵里「あの……プロデューサーは……」

ちひろ「あー、ごめんなさい。ちょうど出かけてるんです」

智絵里「そうなんですか……」シュン

ちひろ「伝言かなにかあるなら伝えておきましょうか?」

智絵里「い、いえ……四葉のクローバーを届けに来ただけなので……」

訂正

>>14の続き

事務所

ガチャ

智絵里「お……おはようございます」

ちひろ「智絵里ちゃん、おはようございます」

智絵里「あの……プロデューサーは……」

ちひろ「あー、ごめんなさい。ちょうど出かけてるんです」

智絵里「そうなんですか……」シュン

ちひろ「伝言かなにかあるなら伝えておきましょうか?」

智絵里「い、いえ……四葉のクローバーを届けに来ただけなので……」

ちひろ「だったら机の引き出しの中に入れておいたらどうですか?」

ちひろ「私が智絵里ちゃんからの贈り物だと伝えておきますんで」

智絵里「お願い……できますか?」

ちひろ「勿論ですよ」

智絵里「ありがとう……ございます!」

智絵里(プロデューサー、喜んでくれるかな……?)フフ

ガラガラ

智絵里「?」

智絵里(大きな箱……可愛い女の子の絵が書いてあるけどなんだろう……)

※裸の女のイラストじゃないけど気にしないのが変態紳士

智絵里「ち、ちひろさん……これはなんですか?」

ちひろ「はい? なんでしょうか」

智絵里「これ、プロデューサーの机の……その……中に入っていたんですけど……」

ちひろ「……」

智絵里「?」

ちひろ「……」タラタラ

ちひろ(な、なんでエロゲーが事務所に……!)

ちひろ(しかも題名から察するに妹もの!)

ちひろ「も、モバPさんのデスクの中にあったってことは」

ちひろ「ち、智絵里ちゃん! それをいますぐこっちへ!」

ちひろ「あなたが手に持ってていいものじゃありません!」

智絵里「そ……そうなんですか……?」

智絵里「じゃあ……」ス

ちひろ「はい!」ガシ

ちひろ(これは要対処案件!)

智絵里「それ……なんなんですか……?」

ちひろ「こ、これ!? そ、そうですねー……」

ちひろ「妹との淡い恋愛模様を描いたゲーム、ですかね?」

ちひろ(間違ってはいないはず……!)

智絵里「妹との……恋愛?」

智絵里「プロデューサーは……その……妹が好きなんですか……?」

ちひろ「んー、どうでしょうね! あはは、たまたまこういうのを持ってただけかもしれませんし……」

智絵里「……」

智絵里(プロデューサー妹が好きなんだ……)シュン

智絵里「すみません……今日は、もう帰ります……」

ちひろ「え? は、はい。わかりました」

智絵里「はい……失礼します……」

ガチャ バタン

ちひろ「うわー、ショックだっただろうな。自分のプロデューサーが妹萌えかもしれないって」

ちひろ「私も若干引いてますし」

ちひろ「まぁ、でもこれが如何わしいものだとばれなくてよかった」

ちひろ「ちゃんとモバPさんに注意しないと……」

ちひろ「いや、待って……これは私にとってはチャンス?」

ちひろ「そう……これはチャンス!」

ちひろ(これを使ってモバPさんを揺すり倒します!)ピキーン

――



事務所

ガチャ

モバP「ち、ちひろさん!」

ちひろ「ふふ、待ってましたよ」

モバP「え?」

ちひろ「モバPさんがそんなに慌てている理由はこれですね?」ス

モバP「そ、それは!?」

ちひろ「恋妹SWEET☆DAYS、恋妹SWEET☆DAYS、恋妹SWEET☆DAYS」

モバP「う、うわぁぁぁ!」

モバP「タイトルを復唱しないでください!」

ちひろ「モバPさん。これが私の手元にあるっていうことは、どうなるかわかっていますよね?」

モバP「……俺を揺する気ですか?」

ちひろ「そんなんじゃありませんよ」

ちひろ「ただ、ちょーっとスタドリの買ってもらえればいいんです」

ちひろ「ほんの二百本ほど」ボソ

モバP「200!? ちょっと給料日前にそれは……」

ちひろ「いいんですか? このこと、社長に言っちゃいますよ?」

モバP「ぐぬぬ……」

モバP「大体、それは俺が嗜むためのものじゃなくて○○監督との会話の幅を広げようとするためのもので……」

ちひろ「そんな言い訳が通用するとでも?」

モバP「うぐ……」

ちひろ「それに、なんですかこんな抜きゲー」

ちひろ「もっと泣けるゲーム。そう車輪の国のような……あ」

モバP「……お詳しいんですね」

ちひろ「ごほん。なんのことですか?」

モバP「ちひろさん」

ちひろ「なんですか?」

モバP「いやー! あの終盤のシーンはびっくりしましたよね!」

モバP「薬が切れて主人公がおかしくなっちゃったところ!」

ちひろ「そうなんですよね! めちゃくちゃハラハラしましたよー。でも、あの薬は実は……」

モバP「……」

ちひろ「……」

ちひろ「私たちはなにも見なかった。なにも聞かなかった」

ちひろ「そうですよね」ニッコリ

モバP「はい。そうですね」ニッコリ

――

智絵里 自宅

智絵里「はぁ……」

智絵里(もしプロデューサーが私のお兄ちゃんだったら……)

……

モバP「智絵里」

智絵里「お兄ちゃん?」

モバP「智絵里、ほら四葉のクローバー」

智絵里「わぁ……こんなにいっぱい……」

智絵里「とっても……とっても、嬉しいです」

モバP「あはは、喜んでくれてありがとう」

モバP「そうだ、今度一緒に出かけないか?」

智絵里「え……でも、お仕事忙しくないですか……」

智絵里「たまの休みくらい……休んだほうが……」

モバP「智絵里と一緒にいたほうが元気が出るよ」

智絵里「お兄ちゃん……!」ダキ

モバP「智絵里は甘えん坊だなぁ」

……

智絵里(……プロデューサーさんが私のお兄ちゃんだったらよかったのに……)

智絵里(プロデューサー、本当に……妹が、好きなのかな?)

智絵里(でも、プロデューサーに妹がいるって聞いたことがないし……)

智絵里(あ、じゃあ……もしかしたら恋が出来るような妹がほしいのかな……)

智絵里「私……なれるかな……?」


智絵里「ううん。ならなくちゃ……」

智絵里「私がもしアイドルとして成功できなかったら……」

智絵里「そんなことないと思うけどプロデューサーは私のことを見捨てちゃうかもしれない……」

智絵里「そんなの……そんなの絶対ダメ!」

智絵里「……私はずっとプロデューサーと一緒にいたい……」

智絵里「妹になっちゃえば……プロデューサーはずっと私のこと見ててくれるよね……」

智絵里「うん……きっとそう……」

智絵里(妹になるためにはどうすれば……)

智絵里(妹って血が一緒なんだよね……?)

智絵里「血……血……」

智絵里「そうだ……プロデューサーさんから血を少しだけ分けてもらおう……」

智絵里「そうすれば……兄弟になれるかも」

――

次の日

事務所

モバP「ふー、しっかし昨日は焦ったな」

モバP「上手くちひろさんがドジってくれたおかげで難は逃れたぜ」

モバP(まぁ、あの後一応怖かったから飲み代くらいはおごったんだけどね)

ガチャ

智絵里「おはよう……ございます」

モバP「おう、智絵里。おはよう」

智絵里「プロデューサー……」

モバP「どうしたんだ智絵里?」

モバP「ん? なんかやけに目が虚ろじゃないか?」

モバP「具合でも悪いのか?」

智絵里「いいえ……違います……」

モバP「そっか。なんかあればすぐに言えよ」

モバP「お前のお願いだったらなんでも聞いてやるからな」

智絵里「なんでも……ですか?」

モバP「ああ、なんでもだ」

智絵里「血を少しだけ……分けてください」シャキン

モバP「ひ……!」ゾ

ガシャガシャ

モバP「ち、智絵里! 落ち着け早まるな!」

モバP「そのカッターを今すぐ床におけ!」

智絵里「なんでそんなに怯えているんですか……?」

モバP「そら怯えるだろ!」

智絵里「大丈夫です……ちょっとだけ血を分けてもらってそれを私が飲むだけですから……」

智絵里「痛いかもしれませんけど……切れ目を少しだけ入れるだけなので大丈夫ですよ……」

モバP「目が、目が怖いから!」

モバP(く……こうなったら!)

モバP「も、モバPチョップ!」

ビシ

……

智絵里「す、すみません……私……どうかしてたみたいで……」

モバP「い、いいんだ。まぁ、そういうときもあるだろ」

モバP(智絵里との接し方を今後考えなくちゃいけないな……)

モバP(あー、体が冷や汗でびっしょりだよ)

智絵里「で、でも……その……血がほしかったのは本当で……」

モバP「なんでだ? 俺の血なんてもらっても献血センターに渡すくらいしかできないだろ」

智絵里「いえ……兄弟になりたかったんです」

モバP「兄弟? 馬鹿だな。俺の血を含んだところで本当の兄弟になれるわけないだろう」

智絵里「そ、そうですよね……今、冷静に考えればそうでした……」

モバP「それに、兄弟は血が全てじゃないんだ」

智絵里「そうなんですか……?」

モバP「ああそうだ。だから血が一緒じゃなくても兄弟にはなれるんだよ」

智絵里「じゃ、じゃあ私とも……なれますかね?」

モバP「いや……それはわからないけど……」

モバP(なんで智絵里はこんなことを言うんだ?)

モバP(まぁ、昔っからお兄ちゃんがほしかったとかそんな理由だろ)

モバP「試しに兄弟ごっこでもしてみるか?」

智絵里「は、はい……! お願いします……」

モバP「じゃあ、まずはお兄ちゃんって呼んでみるか?」

智絵里「や、やってみます……」

智絵里「スーハースーハー」

智絵里「お、お兄ちゃん」ニコ

モバP「……」

モバP「次はもっと上目遣いで」

智絵里「お兄ちゃん……」

モバP「……」

モバP「次は俺のジャケットの袖の裾を摘みながら言ってもらえるか?」

智絵里「お兄ちゃん……?」

モバP「……」

モバP(なんなのだ……これは一体!?)

モバP(この胸に響く甘美な声は!?)

モバP(今までゲームなんかでは一切響いてこなかったのに!)

モバP(そうか……俺はついにわかったぞ)

モバP(これが、これこそが妹萌え!)

モバP(俺はついに新境地を開拓することに成功した!)

モバP(智絵里こそが我が妹! ラブリーマイエンジェル智絵里たん!)

モバP「うっひょーい! さぁ、智絵里! レッツ背徳!」

智絵里「え、えと……はい……」

モバP「もっと、もっとお兄ちゃんて呼んでくれ!」

智絵里「お兄ちゃん……」

モバP「もっと!」

智絵里「お兄ちゃん……!」

モバP「弱い!」

智絵里「お兄……ちゃん……」

モバP「ダメダメどうして諦めるんだそこで! もっと応援してる人のこと考えてみろって!」

智絵里「お兄ちゃん!」

モバP「智絵里!」ガシ

智絵里「お兄ちゃん……!」ガシ

智絵里(よくわからないけど……この日から私とプロデューサーさんは兄弟? になりました……)

end

↓3

1 楓

2 あやめ

3 みなみ


楓さんで行きます

今日はとりあえずここまでで。明日何人かやる予定です

>>232

待たれよ

>>14 の続き

楓「おはようございます」

ちひろ「おはようございます」

楓「昨日話していた件で今日は来ました」

ちひろ「ああ、いい日本酒をもらったって話をしましたね」

楓「本当にもらえるんでしょうか?」

ちひろ「ええ、全然構いませんよ」

楓「ふふふ、プロデューサーさんと一緒に飲もうと思っています」

楓(プロデューサー、喜んで付き合ってくれるかしら……)

訂正

楓「ふふふ、プロデューサーと一緒に飲もうと思っています」

ちひろ「じゃあ、モバPさんのデスクの下あたりに置いてあるんで勝手に取ってちゃってください」

楓「はい。もらっていっちゃいますね」スタスタ

楓「ん……?」

楓(プロデューサーの机の引き出しが少し空いててなにか見えてる)

楓(なんだろう……)

ガラガラ

ガラガラ

楓「……」

ガラガラ

ちひろ「どうかしたんですか?」

楓「おっぱいが、いっぱい。ふふふ」

ガラガラ

ちひろ「え?」

楓「いえ、なんでもありません。じゃあ、この日本酒をもらっていきますね」

ちひろ「ええ、持って行っちゃってください」

楓「それでは……」スタスタ

楓(ふふふ、プロデューサーも男の子だったのね)

楓(最初は思わずびっくりして引き出しを開けてすぐに閉めちゃったけど……)

楓(妹ぱらだいす2……ね)

楓(プロデューサーは妹系が好きなのかな?)

楓(ふふふ、今度お酒の席で聞いてみようかしら)

――

楓 自宅

モバP「うー、酔いが結構回ってきましたー」

モバP「日本酒は早いですねー」

楓「そんなことないですよ」ゴクゴク

モバP「相変わらず楓さんは強いです……」

楓「プロデューサーが弱すぎるだけです」

モバP「でも、今後の売り出し方の相談について話すのに、わざわざ楓さんの家に招いてもらってよかったんですか?」

楓「いいんですよ。たまにはゆっくり二人きりで飲むのもいいじゃないですか」

モバP「そりゃまぁ、そうですけど」

楓「そういえば、プロデューサー」

モバP「なんですか?」ゴク

楓「妹ぱらだいす2、ご存知ですか?」

モバP「ブハ……! か、楓さんもしかして……」

楓「ふふふ、見ちゃったんですよ」

モバP(う、うわー! ばれてないと思ってたのに!)

モバP(ま、まぁ未成年のアイドルにばれるよりかはましか)

モバP(しっかり話せば楓さんならわかってくれそうだし……)

モバP「楓さんそれは……」

楓「して、みますか?」

モバP「え?」

楓「あのえっちなゲームみたいなこと」

モバP「そ、それはつまり、楓さん……」ゴクリ

モバP(だ、だめだ俺! 相手はアイドルだぞ! 自分の欲求を抑えろ!)

楓「プロデューサー今えっちな想像しましたね。めっ、ですよ」

モバP「え?」

楓「私がしてもいいのは兄弟ごっこです」

楓「兄弟で京大……ふふふ」

モバP「あ、ああ! なるほど……」

楓「ふふふ、期待しちゃいましたか?」

モバP「……やられました」

楓「もう……お兄ちゃんのえっち」

モバP「早速始まるんですか?」

楓「今夜は敬語じゃなくてもいいかしら?」

モバP「まぁ、そりゃ妹ならそうですけど……」

楓「ふふふ、ありがとう、おにいちゃん」

モバP「なんだろう、ドキドキします」

楓「あら、やっぱりそうなのね」

モバP「あー、いやいや。楓さん。あれは俺の趣味ではないんですよ」

楓「嘘。だってドキドキしてるわ」

モバP「それは楓さんみたいな大人の人にお兄ちゃんって言われるからです」

楓「じゃあ、大人の女性にお兄ちゃんと呼ばれるのが好きなのね」

モバP「それは……あ、いやそうなのか?」

モバP「実際ドキドキしてるし」

モバP(今までのエロゲーは中高生の妹、便宜上は18歳以上とはなっていたが)

モバP(そういった子達に俺は萌えないタイプの人間で)

モバP(大人の女性に言われると萌えるタイプなのか?)

モバP「……続けましょう」

楓「ふふふ、でも、お兄ちゃんが本当のお兄ちゃんならよかったかもしれないわ」

モバP「どうしてですか?」

楓「敬語禁止」

モバP「俺もです……俺もか」

楓「ふふふ、私一人だけじゃ恥ずかしいから」

モバP「それで、どうして俺ならよかったんだ?」

楓「面白いし、優しいし、素敵だからかな」

楓「生まれてからずっと一緒だったら、毎日が楽しかったはず」

楓「……けど、兄弟じゃなくてよかった」

モバP「なんか言ってることがころころ変わるな」

楓「だって、兄弟だったらお兄ちゃんと恋愛できないじゃない」

モバP「……」

楓「ふふふ、ごめんなさいね。困らせてしまって」

楓「今のは忘れて」

モバP「……そう言ってもらえて嬉しいよ」ニコ

楓「ふふふ、どういたしまして」

モバP(うーん、やっぱりいいな)

モバP(俺はどうやら大人の女性に……)

モバP(いや、違うな)

モバP(俺は知人の女性にお兄ちゃんと言われるのがいいのかもしれない!)

モバP(この前アニメや小説で読んだ『俺妹』でも桐乃よりあやせのほうが好きだったし!)

モバP(ん……そういえば楓さんってどことなくあやせに声が似ているような……)

楓「ふふふ、じゃあ兄弟ごっこ終了です」

楓「なんだかこのままいっちゃうと――」

モバP「楓さん。お兄さんって呼んでもらっていいですか?」

楓「え? いいですけど」

楓「お兄さん」

モバP「……フヒ」

楓「なんか今変な吐息が漏れませんでしたか?」

モバP「気のせいだ」キリ

モバP(やっぱり似てる!)

モバP「じゃあ次は、『エッチ、馬鹿、変態、通報しますよ』と言ってみてください」

楓「ふふ、なんだか急に積極的になりましたね」

楓「えっと……えっち、ばか、へんたい、つうほうしますよ」

モバP「違う! もっと気持ちを込めて言うんだ!」

楓「は、はい……」

楓「エッチ……馬鹿……変態……通報しますよ……」

モバP「ちっがーう! もっと罵るように!」

楓「レッスンの指導よりも気合が入っていますね……」

モバP「そりゃそうさ!」

モバP「もう一回!」

楓「エッチ――」

モバP「声が小さい!」

楓「……」




楓「エッチ、馬鹿、変態! 死んじゃえー!」

楓「どうしてお兄さんはいつもそうやって私にセクハラばかりするんですか!?」

楓「通報しますよ!」



モバP「……」

楓「……」

楓「なにかが降りてきました」

モバP「素敵!」

end

下3

1 時子様

2 あやめ

3 美波

4 杏

200人分きっちり書けば、ご褒美にイヴにボイスが追加されますかね?(白目)


>>14 の続き

バン!

あやめ「モバP殿!」

ちひろ「あやめちゃん、おはようございます」

あやめ「む……モバP殿はどこですか?」

ちひろ「あー、ごめんなさい。今日はいないんです」

あやめ「そうですか……」シュン

あやめ(今日は一緒に時代劇を鑑賞する予定だったのに……)

あやめ「いやいや! 主を待つのも忍びの努め!」

あやめ「ここは大人しく待つ。ニンッ!」

ちひろ「帰ってくるの夜遅くになっちゃうから、後日にしたほうがいいですよ?」

あやめ「そ、そんな……」

あやめ「じゃあ、あやめが持ってきたこの『忍びの者』はどうすれば!」

ちひろ(うわぁ……随分とまぁ古い……)

ちひろ(しかもVHSって! DVDがおじいちゃんって言われてる時代なのに!)

ちひろ「んー、モバPさんの机の中に入れておけばいいんじゃないですか?」

ちひろ「それを見てもらって後日二人でゆるりと感想の交換なんて素敵じゃないですか?」

あやめ「……いい考えですね」

あやめ「では、これをモバP殿の机の中に入れておきます!」

あやめ「それ故、しっかり見るようにご伝達のほど、お願いできますか!?」

ちひろ「ええ、かまいませんよ」

あやめ「では、モバP殿、少しだけ机の中をいじらせてもらいます。ニン!」

あやめ「ごめん!」

ガラガラ

あやめ「?」

あやめ「これは一体……」

あやめ(随分と目が大きな女の子)

あやめ(開けてみよう)

パカ

あやめ「ディスク?」

あやめ「ちひろ殿。しばしよろしいですか!」

ちひろ「なに?」

訂正

ちひろ「なんですか?」

あやめ「これは、どういったものなんですか?」

あやめ「わたくしこういった類のものには疎いんです」

ちひろ「そ、それは……!?」

ちひろ(モバPさん……! あなたは実際油断ならぬ人だった!)

ちひろ「あやめちゃん、すぐにそれをこっちによこしてください!」

あやめ「ど、どうしたんですか? そんなに慌てふためいて」

ちひろ「いいから早く!」

あやめ「そこまで言うならすぐに渡しますかけど」ス

ちひろ「はい!」ガシ

訂正

あやめ「そこまで言うならすぐに渡しますけど」ス

ちひろ(す、すぐにあやめちゃんの目の届かないところへ!)

あやめ「ちひろ殿、先程ははぐらかされてしまいましたが、それはなんなんですか?」

ちひろ「え、ええ? これはその……」

ちひろ「ほら! 時代小説でもよくあるじゃないですか! 兄弟の恋愛とか家族の恋愛を取り扱ったもの!」

あやめ「きょ、兄弟の恋愛……!?」

ちひろ「そ、そうそう! そういうのってあやめちゃんにはまだ早いかなー、なんて」

ちひろ「だから、すぐに取り上げちゃったんです!」

あやめ「きょ、兄弟の……」

あやめ「モバP殿はそういうのが好みなんですか!?」

ちひろ「よ、よくわかんないですけど、たぶん……」

あやめ「そ、そんな……」

ちひろ(モバPさん。これはケジメ案件ですよ)

ちひろ「まぁ、とにかくこれはそういう禁断の恋愛を描いたゲームなんですよ」

あやめ「……」

あやめ「いやいや、あやめ少し用事を思い出しました!」

ちひろ「え?」

あやめ「では、失礼します! ドロン!」

ちひろ「あ、ああ……行っちゃった」

ちひろ「お、オタッシャデー」

その後、モバPはちひろに揺すられそうになる

――

書店

あやめ(これと……これと、これ!)

あやめ(今から家に帰って妹について本で勉強しなくては!)

あやめ(モバP殿が妹が好きなら……あやめは妹系忍ドルを目指す!)

あやめ(主の好みに合わせるのは忍びとして、いや、忍ドルとして当然!)

あやめ(少し間違ってる気がしなくはないが、致し方ない!)

あやめ「モバP殿! あやめは努力しますよ!」

――

一週間後

モバP 自宅

モバP「あー、今日はまた一段と疲れたな」

モバP「そういえば、なんか今日あやめがおかしかったな」

モバP「なんでも売り出し方を少し変えたいだとか……」

モバP「あいつが自分を曲げるなんて珍しいこともあったもんだな」

モバP「まぁ、いいや。今日はもうめんどいから明日風呂入って今日は寝ちゃおう」

モバP「おやすみー」バタン

?「ひゃ……!」

モバP「ん? ベッドにやけに柔らかいものが……」バサ

モバP「……」

あやめ「……」

モバP「あ、アイエエエエエ!?」

あやめ「も……兄上殿」

モバP「な、なんであやめがこんなところに……」

モバP「どうやって家に入ってきたんだよ!?」

あやめ「忍術です」

モバP「ええ……」

あやめ「あ、あの兄上殿」

あやめ「あやめのお願いを聞いてくれますか?」

モバP「ま、待て。そんな薮から棒に言うな」

モバP「俺はまだこの状況を飲み込めていないんだ……」

モバP「なんでお前はこんなところにいるんだ?」

あやめ「それは……」

あやめ「よ、夜這いです!」

モバP「……はい?」

モバP「お前、意味がわかって言ってるのか?」

あやめ「本で、読みましたから!」

モバP「え、ええ!?」

モバP(まずい……まずい……!)

モバP(俺がもしあやめとまぐわえば事だ)

モバP(ファンの人間にネギトロめいた死体にされちゃうかもしれない)

モバP「で、でもなんで夜這いなんて……」

あやめ「わたくしは妹系忍ドルを目指さなくてはなりません……」

モバP「な、なんだよ妹系忍ドルって」

モバP「それに、それと夜這いがどう繋がるんだよ!」

あやめ「わたくしが読んだ本には妹が好きな兄上殿に夜這いする描写がありました」

あやめ「なので、あやめも大好きな兄上殿のところに夜這いをすれば」

あやめ「妹としての真髄のようなものを会得できると踏んだのです!」

モバP「ふ、ふざけんなー!」

あやめ「あ、安心してください!」

あやめ「あやめも勉強してきましたから!」

あやめ「順序については心得ています!」

あやめ「いざ、あやめ、参ります!」

モバP「参らんでいい!」

ガチャガチャ

モバP「ああ、俺のベルトに手をかけるな!」

あやめ「だ、大丈夫です!」

あやめ「気持ちがいいと聞き及んでいますから!」

モバP「そういうんじゃないんだよ!」

ガチャガチャ

モバP「ヤメロー! ヤメロー!」

モバP(く……こうなったら)

モバP(あれ? なんか既視感があるけど…・・・)

モバP(まぁ、いいや)

モバP「ちえりん秘伝のカラテ技! モバPチャップ!」

ガシ

……

あやめ「兄上殿~!」

モバP「ん? どうしたんだ?」

あやめ「兄上殿、今日は子連れ狼を一緒に見ましょう!」

モバP「ははは、あやめは本当に時代劇が好きだな」

あやめ「兄上殿は嫌いですか……?」

モバP「ううん。あやめが好きなら俺も好きだよ」

あやめ「あ、兄上殿……」

あやめ「こうやって毎日時代劇の鑑賞が一緒にできてあやめ幸せです!」

……

あやめ「ん……」

あやめ(夢か……)

モバP「起きたか?」

あやめ「モバP殿?」

モバP「全く、ちょっとは落ち着いたか?」

あやめ「あの……あやめは……」

モバP「お前さ。もしかして、俺の机の中から変なもの見つけたか?」

あやめ「え? もしかしてあの妹の……」

モバP「やっぱりそうだったのか」ズーン

モバP「あやめはあれを見つけてから妹系忍ドルになろうなんて思ったのか?」

あやめ「そ、そうです! あやめは主の好みに合わせようと……!」

あやめ「いや、違いますね」

モバP「ん?」

あやめ「単純にわたくしがモバP殿の妹になりたかったのかもしれません」

モバP「そうなのか?」

あやめ「妹になれば毎日一緒です……」

あやめ「時代劇だって一緒に見てもらいやすくなります」

あやめ「あやめは寂しかっただけなんです」

あやめ「きっと甘えたかっただけなんです……」

モバP「……そっか」

あやめ「この度のご無礼。どうかお許し下さい」ス

モバP「いいって、そんなの」

あやめ「ありがとうございます」

あやめ「……」

あやめ「……」ボフ

モバP「どうしたんだ。枕なんて顔に当てて」

あやめ「れ、冷静になったら今までの頃が恥ずかしくなっただけです……!」ボフボフ

あやめ「は、はしたない子だと思われたかもしれませんが……その……!」ボフボフ

モバP「いいって、言ってんだろ」

あやめ「も、モバP殿……」チラ


モバP「それよりも、今から時代劇でも見るか?」

あやめ「え?」

モバP「どちらにしても今日は夜遅いからな。泊まっていけ」

あやめ「じゃ、じゃあ!」

モバP「朝まで付き合ってやるよ」

あやめ「や、やったー! ……ごほん」

あやめ「か、かたじけない」

モバP「つっても、うちにある時代劇のDVDだから大したものないけどな」

あやめ「いえいえ、充分揃っています!」

あやめ「これと……それにこれも!」

モバP「おいおい、どれか一本にしてくれ――」

あやめ「全部見ましょう!」

モバP「アッハイ」

end

↓4

1 時子様 

2 だりーな

3 美波

4 杏

遠すぎたで ksk

美波に決定です

美波「おはようございます」

ちひろ「おはようございます」

ちひろ「今日はどうしたんですか?」

美波「いえ、今日は何も」

美波「ただ、モバPさんとお話したいなぁ、と思ってきたんですけど……」

ちひろ「ごめんなさい。今愛梨ちゃんの付き添いなんです」

美波「あー、そうなんですか。じゃあ、私は家に帰ります」

ちひろ「ああ、ちょっと待って! 今から休憩しようと思ってたところなんです」

ちひろ「ちょうどお菓子もあるので少しお話でもしませんか?」

美波「暇なのでいいですよ」ニコ

ちひろ「あは、モバPさんじゃなくてすみませんね」

美波「もう、意地悪言わないでください」

ちひろ「ふふ、それじゃあ、私はお菓子を取ってくるので」

ちひろ「美波ちゃんはモバPさんの机の中にある茶葉の缶を取ってもらってもいいですか?」

ちひろ「その茶葉は高級なやつで自分で買ったとはいえ、モバPさん独り占めしてるんです」

美波「そんなもの勝手にいいんですか?」

ちひろ「あの人、抜けてるところがあるんで少しくらいなら気づかれないんですよ」

美波「ふふ、なら、使っちゃいますか」

ガラガラ

美波「……」

ガラガラ

美波(落ち着いて私……)

美波(きっともう一度開ければ別なものが入っているはず……)

ガラガラ

美波「……な、なんで」

美波「なんでモバPさんの引き出しの中に裸の女の子のイラストが書かれたものが……」

ちひろ「どうかしたんですか?」

バタン!

美波「い、いえ! なんでもありません!」

ちひろ「?」

美波「すみません、私、用事を思い出しました!」

美波「今日はもう失礼しますー!」タッタッタ

――

美波 自宅

美波(あれはなんだったんだろう)

美波(私の見間違い、じゃないよね?)

美波(題名は覚えてるからネットで調べてみよ)カタカタ

美波「……」

美波「え……い、妹とそんなことしちゃうゲームなの……!?」

美波「で、でも、これが入ってるし……」

美波「う、うわぁ……」カァ

美波(モバPさん妹に……その……こういう感情を抱いちゃう人だったんだ……)

美波(ショック、というよりは残念だなって気持ちのほうがでかいなー)

美波(これじゃあ、どう考えても私じゃ……)

美波(でも、妹か)

美波(私の立場だったら弟……)

美波(確かに可愛い存在だけど恋愛感情とかそういう気持ちは湧いてこない)

美波(モバPさん……それはちょっとおかしいよ)

美波「そ……そうだ!」

美波「私が一肌脱いでモバPさんを普通にしてあげよう!」

美波「で、でも私そういうことってよくわからないしどうしたら……」

美波「も、もしかしたらモバPさんがリードしてくれるかもしれないし」

美波「その時に考えればいいか……」

――

車内

ブーン

モバP「悪いな。仕事長引いちゃって」

美波「モバPさんが謝らないでください」

美波「それに、監督さんを納得させる演技ができなかったのは私ですから……」

モバP「そうか……」

モバP(なんだか、元気がないように見えるな)

モバP(今日も朝からそわそわしてるように見えたし)

モバP(途中どっかで飯でも奢ってやるか)

美波(ど、どうしよう)

美波(チャンスは今日しかないのに……)

美波(なかなかそういう雰囲気に持っていけない)

美波(ここは勇気を出して……)

美波「も、モバPさん、少し酔ってしまったので車を止めてもらってもいいですか?」

モバP「ん? いいぞー」

キキー

美波「あ、ありがとうございます……」

モバP「おう。外の空気でも吸ってきたらどうだ?」

美波「いえ、大丈夫です」

モバP「……」

美波「……」

モバP(深夜の車通りの少ない場所で美人大学生と車内で二人っきり)

モバP(この状況、まずいな)

モバP(それに……)チラ

モバP(今日の美波の服がやたらとエロい)

モバP(いつもはもっとガードの硬い服なのにどうしてこんな日だけ……)

モバP(それにこの子)

美波「……」カミヲカキアゲル

モバP(地で色っぽすぎる)

モバP(ここはなにか考えて気を紛らせよう)

モバP(あー、ちひろさんは女神だなー。ドリンク代安くしてくれないかなー)

美波(なにすれば普通になってくれるんだろう)

美波(とりあえずまずは妹以外の人間の良さをわかってもらわないと)

美波「モバPさん……」ス

モバP「み、美波!? なんで俺の膝の上に頭を!?」

美波「体調が悪いので」

モバP「あ、ああ。体調が悪いんだったら仕方ないな」 

美波「……」

モバP「……」

美波(私がモバPさんを変えようと思ってこうしてるのに)

美波(どうしてだろう。今とっても幸せな気分……)

モバP(た、体温が……直接太ももに……)

美波「手、いいですか?」

モバP「いいけど……」

美波「……」サワサワ

モバP(う……! 手を触る指使いが無駄にエロくて上手い!)

美波(どうしよう。どんどん頭がボーっとしてきて……)

美波「モバPさん、膝の上、いいですか?」

モバP「え、でも、もう使って……」

美波「よいしょっと」

モバP(こ、この体勢!)

モバP(対面座位みたいじゃないか!)

モバP「み、美波、狭いからどいてくれないか?」

美波「嫌なんですか?」

モバP「そんなわけないだろ(イケボ)」

美波「だったらいいじゃないですか」

美波「それとも……外に、します?」

モバP「車内で結構です!」

モバP(やばい、俺の理性がマッハでやばい)

モバP(鋼鉄の理性と謳われた俺をもってしてもこの子のエロさの前では!)

美波「ん……ハム……」ペロ

モバP「み、美波、なんで耳を舐めたり甘噛みしたりしてるんだ……」

美波「頭がボーッとして……」

美波「なんだかこうしたくなっちゃったんです」

モバP(美波が発情してる!?)

モバP「美波まずいって」

モバP「俺はプロデューサーでお前はアイドル」

モバP「それにこんなのがパパラッチに撮られてたら」

美波「いいじゃないですか……」

美波「ふふ、どうですかぁ。妹よりも私みたいな女の子のほうがいいですよねー……?」

モバP「い、妹?」

モバP「お前はなにか勘違いをしてないか?」

美波「勘違いなんてしてませんよ」

モバP「俺は妹ってよりかはメイドのほうが好きだぞ?」

美波「……」

美波「え?」

……

モバP「……うわぁ」

モバP「うわぁ!」

モバP「美波があのゲームを見つけていたなんて!」

美波「……」カァァ

モバP「み、美波?」

美波「今は話しかけないでもらえると嬉しいです……」

モバP「そうか」

美波「……はぁ」

モバP「……まぁ、その嬉しかったぞ?」

モバP「お前が俺のことを普通にしようと一肌脱いでくれたことは」

美波(途中からは完璧自分の欲求に素直になってただけなんですけどね……)

モバP「んとー」

美波「帰りましょうか」

モバP「そうだな」

ブーン

美波「でも、モバPさんどうしてあんな雰囲気になっていたのに必死に抵抗していたんですか?」

美波「もしかして私とは……」

モバP「違うよ」

美波「じゃあ、単純にアイドルのプロデューサーの関係だからですか?」

モバP「それも違う」

美波「だったら……」

モバP「俺はお前のことを大切にしてやりたいんだ」

モバP「こういう一時の流れじゃなくて、ちゃんと順序を踏んでいきたいと思ってる」

モバP「だから拒んだ。それだけのことだ」

美波「……モバPさんはやっぱり素敵な方ですね」ニコ

美波「私、モバPさんがプロデューサーでよかったです」

モバP「どういたしまして」

モバP「今日、ご飯でも食べて帰るか?」

モバP「奢るぞ?」

美波「いいんですか?」

モバP「ああ。給料も入ったことだし叙々苑の焼肉でも食べるか?」

美波「そ、それはさすがに気が引けちゃいますよ」

モバP「あはは、そうだな」

美波「ふふふ」

end

このままだと、モバPの引き出しの中が四次元ポケットみたいになりそう

↓4

1 時子様

2 だりーな

3 ウサミン・日菜子

4 杏

5 持田亜里沙

選択肢が増えてることに関しては気にしないのがロリコン

このまま続けると、ネタが無くなってグダって自然消滅の未来が見える
安価下

>>336

まぁ、一理ありますね。グダるくらいなら杏の次のアイドルを最後にしようかな。

なので明日までには終わります。最後までよろしくお願いします

今日はここまで

明日、杏が終わったら選択肢をなくして自由にアイドルを安価をします

おやすみなさい

頑張って参りましょう

>>14から

杏「……」ノソノソ

ちひろ「あれ? 杏ちゃんですか?」

ちひろ「今日、事務所に来てましたっけ?」

杏「ふわぁ……昨日は遅くて、杏、家に帰るのが面倒だったから事務所に泊まったんだよ」

ちひろ「ああ、そうだったんですか」

ちひろ(いっつも家に帰りたい帰りたいって言ってる杏ちゃんなのにこれは珍しい)

ちひろ(まぁ、昨日はハードな仕事だったからね)

杏「全く杏を夜遅くまで働かせるなんて非常識な人間だよね。プロデューサーは」

杏「ん? プロデューサーは?」

ちひろ「今日は仕事に行っていますよ」

杏「また仕事? プロデューサーも好きだよね」

杏「あんなに働いたらいつか死んじゃうんじゃないかと、杏心配だよ」

杏「杏みたいにもっとゴロゴロしてればいいのに!」

ちひろ「私としては嬉しくないですね」

杏「プロデューサーが頑張らなくなったら杏は幸せなのにな~。仕事しなくてよくなるし」

ちひろ「それ、プロデューサーが聞いたらきっと怒りますよ」

杏「でも、残念だよ。折角プロデューサーに今日は杏を送らせてあげようと思っていたのに」

杏「まぁ、いないんだったらしょうがないよね」

杏「あーあ。じゃあ、タクシーで帰りたい」

杏「……」チラ

ちひろ「タクシー代は出ませんよ」

杏「杏はなんも言ってないよ!」

杏(まったく、プロデューサーがいないんだったら杏はどうやって帰ればいいんだよ!)

杏「昨日もらった飴も全部なくなってるし」

杏「プロデューサー早く帰ってこい!」ゴロン

杏(あ、そういえば、プロデューサーいつも杏に飴玉渡してくれるとき引き出しの中から出していたような)

杏「いい考えを閃いてしまった!」ニヤ

杏(プロデューサーの引き出しの中から飴玉をくすねよう!)

杏「……」コソコソ

ガラガラ

杏(ふっふっふ、プロデューサーの警備はザルだね!)

杏「ん?」

杏「なにこれ」ス

杏(うわー、エロゲーだ!)

ちひろ「どうかしたんですか?」

杏「別になんでもないよ」

杏(プロデューサーもこういうのやるんだね)

杏(あ、これを使ってプロデューサーに休みを増やしてもらえるよう交渉するのはどうだ!?)

杏「プロデューサーの弱みを握ってしまった……!」ニヤニヤ

杏(そういえば、杏このゲームやったことあるぞ?)

杏(全年齢対象版だけど)

杏(確か内容は……)ウーン

杏「そう。妹にベタ惚れする内容だ!」

杏(つまり、プロデューサーはそういうのが好きなんだよね)

杏「……」

杏「……!」

杏「いいこと思いついた!」

杏「今日は杏、家に帰るよ!」

ちひろ「え? 一人でですか!?」

杏「うん。さらばだ~!」

ちひろ「あ、あんなにやる気で満ち満ちている杏ちゃん初めて見た……」

ちひろ「やっとアイドルとしての自覚が出てきたのかな?」

……

杏 自宅

杏「確か明後日杏は仕事だったよね」

杏「よし、じゃあ、そのときに杏をプロデューサーの妹にしてもらおう!」

杏「プロデューサーの妹になればなにもしなくても養ってもらえるよね!」

杏「飴はいっぱいくれるし、ゲームだっていつでも一緒にやってくれる」

杏「最高じゃないか!」

……

モバP「ただいまぁ」

杏「おかえりお兄ちゃん。今日も杏のために一生懸命働いてくれた? 後、お腹すいた」

モバP「おう、頑張ったぞ」

モバP「晩飯はあとで作るからな」

モバP「それにほれ、今日はお前のために新作の飴玉を揃えてきたんだ!」

杏「ほんと!? さすがお兄ちゃんだよ!」ガシ

モバP「はっはっは、杏は今日も可愛いな」

杏「あ、そうだ。今日杏ね、お兄ちゃんと一緒にゲームやろうと思ってたんだ」

モバP「悪い、今日はまだ家でやらなきゃいけない仕事が……」

杏「杏と仕事、どっちが大事なの?」

モバP「もちろん杏さ!」

杏「そうだよそうだよ! 仕事なんかしないで杏と一緒にゴロゴロゲームしようよ!」

モバP「ああ、じゃあ用意するから待ってろ!」

……

杏「完璧……完璧だよ!」

杏「プロデューサーは妹萌えで妹が欲しい」

杏「杏は養ってくれる人が欲しい」

杏「Win-Winな関係!」

杏「杏は、プロデューサーの妹になることを強いられているんだ!」

もしかしてうまるちゃんは杏の進化系だった!?

――

二日後

杏 自宅前

モバP「はぁ……また迎えにくることになるのか」

モバP「ちひろさんの話しではまともになったと聞いたが」

モバP「全然まともになっていないじゃないか」

ピンポーン

モバP「おーい、杏」

モバP「寝てるか」ス

ガチャ

モバP「相変わらず鍵は掛けていないのか」

モバP「おい杏」スタスタ

モバP「うげ……また凄い格好で寝てるな」

モバP「部屋も汚いし。これはまた掃除してやるしかないのか」

モバP「あんまり甘やかしたくはないんだけどな」

モバP「おい杏起きろ。仕事だぞ」ユサユサ

杏「……」

モバP「杏、仕事だってば……」

モバP「……」

モバP「あ、今日はスケジュールの調整ミスで休みだった」ボソ

杏「……ん?」

杏「ふわぁ……今、休みって言ってなかった……?」

モバP(仕事って単語には反応しないんだよな)

モバP「気のせいだ。ほら、仕事行くぞ」

杏「……し、仕事!?」

杏「い、いやだ! 杏は絶対仕事には行かないぞ!」

モバP「無理矢理にでも今日は連れて行くからな」

杏「あ、待って。そういえばプロデューサー。杏言いたいことがあったんだった」

モバP「それを聞いたら仕事行くぞ」

杏「ねぇねぇ、プロデューサー。杏を妹にしてもいいよ?」

モバP「は?」

杏「プロデューサー、妹が欲しいんだよね?」

杏「杏を甘やかしてくれて養ってくれるお兄ちゃんだったら」

杏「杏はプロデューサーの妹になってあげるよ?」

モバP「はぁ……なに馬鹿なこと言ってるんだ?」

杏「え? おかしい……」

杏「嬉しくない?」

モバP「杏みたいな妹こっちから願い下げだ」

杏「プロデューサーは妹萌えでしょ……?」

モバP「じゃねーよ」

杏「う、嘘だよ! だってプロデューサー妹もののエロゲーもってたじゃん!」

モバP「ば……!」

モバP「なんでお前そんなこと知ってるんだよ!」

杏・モバP説明中

モバP「くっそ、よりにもよって杏にばれるなんて……」

モバP「一生の不覚」

杏「なんだ。そういうことだったんだ」

杏「杏はてっきりプロデューサーは変態なんだと思っていたよ」

モバP「ちげーよ!」

杏「でもさ。プロデューサー改まっていうよ」

杏「杏を妹にして!」

モバP「は? さっきの話聞いてたか?」

杏「ふっふっふ。杏はもうプロデューサーの妹になるって決めたからね」

杏「プロデューサーがイェスというまでここを動かないぞ!」

モバP「変なこと言ってないで行くぞ!」

杏「てい!」

モバP「あ、こら引っ付くな!」

杏「どうだ! 杏を妹にしないと離れないぞ!」

モバP「く……!」

モバP(前々から思っていたんだが、こいつは少し俺のことを舐めてるだろ)

モバP(ここは一つ一喝でもして)

モバP「コラ! 杏!」

杏「全然怖くないよ~」

モバP「く、くそったれが……」

モバP(どうすればいいんだ……)

モバP(あ、そうだ。幸いにも俺と杏は男女)

モバP(ふふ、だったら男の怖さを杏に教えてやろう……)

モバP「杏」バタン

杏「プロデューサー?」

モバP「大人しくしないと襲うぞ?」

杏「……」

モバP(ど、どうだ? 効いてるか?)

杏(襲われる→既成事実の成立→結婚→養ってもらえる)

ポクポクポク チーン

杏「いいよ。その代わり杏疲れるの嫌だからマグロだけどね」

モバP「なんでそうなるんだよ!」

モバP「はぁ……なんで杏はそこまでして俺に兄貴になってもらいたいんだ?」

杏「養ってもらいたいから」

杏「だって杏働きたくないし!」

モバP「いや、妹になっても働かせるぞ」

杏「な、なんですと!?」

杏「そんなの杏が想像してたのと違うよ!」

モバP「当たり前だろ! 妹だったら俺に養う義務はない」

杏「そ、そんな……」

杏「杏が想像した地上の楽園が……」

モバP「……」

杏「うう……そんなのってあんまりだぁ」

モバP「……養ってもらいたかったのか?」

杏「そ、そりゃそうだよ!」

杏「だって杏働かなくてよくなるからね!」

モバP「はぁ……じゃあ、養うのは結婚できたらな」

杏「え」

モバP「俺がお前を好きになって。お前が俺を好きになる」

モバP「そして、付き合って一緒にいてもいいと思えたら養ってやるよ」

杏「……」

モバP「とは言っても、杏が俺を好きになることはないか」

杏「杏、プロデューサーのこと好きだよ」

モバP「え……?」

モバP「な、なんだよ。養ってもらいたいからってそんな突然」

杏「嘘じゃないよ。ただ……この気持ちが恋かどうかは杏よくわかっていないんだ」

杏「でも、たぶん間違っていないと思う」

モバP「……」

杏「プロデューサーは……杏のこと好きだと思うけどそういう感情ではないんだよね?」

杏「だったら、杏プロデューサーに好きになってもらうよ!」

モバP「……出来るかな?」

杏「大丈夫大丈夫っ! プロデューサーは絶対杏に惚れるから」

モバP(変なところでこいつは自信家だよな)

モバP「じゃあ、それが出来たら養ってやるよ」

杏「ほんと!? やったー!」

モバP「だから、今日は仕事行くぞ」

杏「いや」

モバP「なんでだよ!?」

杏「いやだいやだ! 杏は仕事は行かないぞ!」

モバP「おいおい、俺に好きになってもらうんだろ?」

モバP「仕事に行かないと好きになってもらえないぞ?」

杏「それとこれとは話が別だよ」

モバP「もう、なんなんだよお前は!?」

end

>>364 調べて笑ってしまいました

↓3 自分の好きなアイドルで

藍子で決定です

とりあえず今日はここまでで

明日終わらせます

>>23 の続きから

モバP「さて、ちひろさんを追っ払うことも出来たし仕事でもするかな」

モバP「あ、でもその前に」

モバP「先にエロゲーを俺の鞄の中に戻して……」

ガラガラ

モバP「ふー、お前には手を焼かされたよ」

ガチャ

藍子「おはようございます」

モバP「あ」

藍子「モバPさん!」パァ

モバP「あ、藍子!? どうして……」

藍子「なんだかモバPさんが今日はいそうな気がして思わず来てしまいました」ニコニコ

モバP「そ、そうか」プルプル

モバP「ず、随分遅い時間にやってきたな」

藍子「それは……そうなんですけど」

モバP(ここは何事もなかったかのように冷静にエロゲーを机の中にしまうんだ)ソー

藍子「その手に持ってるものはなんですか?」スタスタ

モバP(げぇ)

藍子「わぁ、可愛い女の子の絵ですね」

モバP「あ、ああ。そうだろ。実はこれゲームなんだ」

モバP(冷静になれ俺。パッケージがエロいやつじゃなかったのが唯一の救いだ)

モバP(ここは動じず引き出しの中に戻せばやり過ごせるはずだ)

モバP(幸い藍子はゲームに食いつくタイプじゃないからな)

藍子「ゲームですか」

藍子「わ、私にも出来るようなゲームですか?」

モバP「な、なんでそんなこと言うんだ?」

藍子「それは……」

藍子「……私がゲームをやるのは変ですか?」

モバP「いや、変っていうかそういうのには興味がなさそうだったからな」

藍子「じゃあ、い、一緒にゆっくりとやりませんか?」

モバP「い、一緒に!?」

モバP(それはまずいですよ!)

モバP(エロゲーを未成年、しかもアイドル。そんなやつと一緒にエロゲーをするとかなんのプレイだよ!?)

モバP(でも、これはエッチなゲームだから一緒にできないとは言えないよな)

モバP「ば、馬鹿言うなよ。もう時間も遅いしまた今度な」

モバP「ほら、送ってってやるから」

藍子「だったら、私の家でやりますか?」

藍子「ここから近いですし」

モバP「なんでそうなるんだよ!?」

モバP(なんで今日の藍子はこんなに強引なんだ……)

モバP(普段のお前はもっと奥手だろう!)

モバP「大体、家に親がいるから、ゲームやるにしても気まずいだろ」

藍子「それは……」

藍子「実は私の家族が今家にいないんです」

モバP「え」

藍子「今日から二泊三日で旅行に行っていて……」

藍子「本当は私もついて行く予定だったんですけど」

藍子「明後日に仕事が入ってしまったじゃないですか」

藍子「そのせいで私は行けなくなってしまって……」

モバP「そ、そうだったのか」

藍子「今日、こんな時間に来たのも、恥ずかしいですけど寂しくなっちゃったんです」

藍子「それで、事務所に行けば、もしかしたらモバPさんがいるかもしれないって思ったんです」

モバP「へ、へー」

藍子「いざ、事務所に来てみたらモバPさんがいて……」

藍子「私、そのときに、雨の日の散歩のような寂しくて憂鬱な気持ちから」

藍子「よく晴れたぽかぽかした陽気を散歩しているときのような気持ちになれたんです」

藍子「それが嬉しくてもっとモバPさんと一緒にいたいなって思って……」

モバP「まぁ、それとなんでゲームをお前の家でやることと繋がるんだ?」

藍子「ゲームを一緒にやれば……も、モバPさんといられる時間が増えると思ったからです!」

モバP「その気持ちは嬉しいんだけどな……」

藍子「め、迷惑だったらいいんです」

藍子「モバPさんを困らせるのは……私としても嫌ですから」

モバP「……」

モバP(そう言ったお前の優しさが困るんだけどな)

モバP「まぁ、別に迷惑ってわけではないんだけどよ」

モバP「だからってお前の家に行くのはそれはまずいだろ」

モバP「親御さんだって心配するだろうし」

藍子「たぶん、私の両親は心配しないと思いますけど?」

モバP「んなわけないだろ。なんなら電話したっていいぞ?」

藍子「いいですよ」

モバP「……いいんだな」ピ

プルルル

モバP「あ、もしもし」

藍子母『あ、プロデューサーさんですか?』

モバP「はい、今からそちらの娘さんを家に送ってあげようと思っているんですけど」

モバP「家に上がって欲しいと言うのですが……」

藍子母『まぁ、それはいいですね』

モバP「え」

藍子母『プロデューサーさんなら安心して藍子を任せられます』

藍子母『それに藍子一人では心配なんですよ』

藍子母『あの子ちょっとふわっとしてて抜けているところがありますからね』

モバP(あなたもふわっとして抜けすぎじゃないですかね!)

藍子母『あ、どうせなら泊まっていったらどうでしょう?』

藍子母『私もそのほうが安心できます』

モバP「いやそれはだめですよ!」

藍子母『そんなこと言わずに。あ、充電が。藍子を頼みまし――』

ツーツー

モバP「……おいおいまじかよ」

モバP(未成年女子と成人男性を一つ屋根の下夜を過ごさせるとかどんな親だ)

藍子「なんて言われました?」

モバP「泊まってけって」

モバP(この娘にあの母ありだな)

藍子「え!? そ、それは私としても予想外です」

モバP「俺もだよ」

藍子「……」モジモジ

モバP「……」

藍子「その――」

モバP「行く行く」

藍子「いいんですか?」

モバP「その代わり、ゲームはやらないからな」

藍子「はい!」

モバP(……ゲームは一緒にせずに済んだがそれよりもやばい状況が構築されたな)

モバP(藍子を頼まれたからには泊まらないわけにもいかないし)

藍子「じゃあ、私モバPさんが笑顔になれるような美味しい料理作りますね」

藍子「頑張ってほっぺた落ちちゃうような料理を作ります」ニコニコ

モバP「……おう」

モバP(まぁ、いいかな)

……

藍子 家

食後

藍子「それでこの前散歩している最中に出会ったワンちゃんがとても可愛かったんですよ」

モバP「犬種はなんだったんだ?」

藍子「えっとー、なんだったかな? ゴールデンレトリバー? だったような気がします」

藍子「そのワンちゃんをナデナデしたんですけどとっても暖かくて――」

フワフワユルユル

モバP(あー、藍子と喋ってると本当に癒されるなー)

モバP(時が経つのを忘れて朝になっちゃいそうだ)ボー

藍子「ところで、モバPさんが持ってたあのゲームはどういうゲームなんですか?」

モバP「妹と恋愛するゲーム」

藍子「妹と恋愛をしちゃうゲームなんですか?」

モバP「……は!?」

モバP(ゆるふわした空間につられて思わず本当のことを言ってしまった!)

藍子「……妹と」

モバP「いや、あの、今のは忘れてくれ。な?」

藍子(モバPさんは妹が好きなんだ)

藍子(もし、私がモバPさんの妹だったら……)

……

公園

モバP「ここで一休みするか」

藍子「そうだねお兄ちゃん」

モバP「今日は暖かい陽気に包まれたな」

藍子「んー本当に暖かいね」

藍子「でも、私はこの陽気以上に体がポカポカしてるよ」

モバP「どうしてだ」

藍子「お兄ちゃんとこうやって散歩が出来てるから、かな?」ニコニコ

モバP「あはは、俺もお前の笑顔が見れて幸せだよ」ニコ

藍子「ほんと? 私もお兄ちゃんが笑顔で幸せになってくれて嬉しい」

モバP「そうか? ……俺は藍子が妹でよかったよ」

モバP「お前が妹じゃなければこんな幸せな気持ちになれなかったよ」

藍子「私もお兄ちゃんがお兄ちゃんでよかった」

藍子「お兄ちゃんとでなければ、こんな幸せな気持ちにはならないよ」

……

藍子「……」ポワポワ

藍子(モバPさんがお兄ちゃん……)

藍子(幸せそうな想像しか沸かない)

モバP「藍子?」

藍子「え? なんですか?」

モバP「いや、だからさっきのことは忘れて……」

藍子「さっきのこと……ですか」

藍子「モバPさんお願いがあります」

モバP「な、なんだ? 薮からスティックに」

藍子「あの、おかしい子だって思われるかもしれませんが……」

藍子「こ、今夜だけでいいんです」

藍子「その……わ、私のお兄ちゃんになっていただけませんか!?」

モバP「え!?」

藍子「い、嫌ならいいんです!」

藍子「ただ……今夜だけでもいいんです」

藍子「私のわがままに付き合ってくれませんか?」

モバP「……!」ドキューン

モバP「もちろんいいぞ藍子!」

モバP「さぁ、今から俺はお前のお兄ちゃんだ!」

藍子「あ、ありがとうございます!」

藍子「あの……お兄ちゃん」モジモジ

モバP(う……可愛いな)

モバP(おかしいな。妹萌えじゃないはずなのに心に響く)

モバP「それで、晴れてお兄ちゃんになったわけだが、なにかしてもらいたいことはあるか?」

藍子「そうです……そうだね。でもその前に私はお兄ちゃんに幸せになってもらいたいな」

藍子「だから、まずはお兄ちゃんが私にしてみたいことってある?」

モバP「し、してみたいこと!?」

モバP(そ、そんなのいっぱいあるけど……)

モバP(いやいや、待て待て。相手はアイドルだぞ)

モバP(それに俺がこの家にいるのは藍子が心配な母に頼まれたからだ)

モバP(あんまり不埒なことはできない)

モバP(……まぁ、不埒なことじゃなかったらいいよな)ニヤ

モバP「じゃあ、俺を膝枕してくれ妹よ!」

藍子「ひ、膝枕!?」

藍子「……」

藍子「は、恥ずかしいけど……いいよ?」

モバP「おっしゃ!」ゴロン

藍子「ああ……そんないきなり」

モバP(うーん、藍子の体温が直に伝わってきていいな)

モバP「藍子、俺は今とっても幸せだ」

藍子「そ、そっか。じゃあ、私も幸せ」ニコニコ

モバP「あー、時間の流れがゆったりだ」

藍子「お兄ちゃんはいつも忙しいからね」

モバP「そうだな。俺もたまにはこうやって休んだほうがいいよな」

藍子「じゃあ、私が疲れを取るために、頭をナデナデしてあげる」ナデナデ

藍子「ナデナデー、なんて」

モバP「あーきもてぃー」ニコニコ

藍子「お兄ちゃんが笑ってると私も笑っちゃうよ」

藍子「そうだ。耳かきしてあげようか?」

モバP「頼む」

藍子「じゃあ、私に任せてね」

藍子「えっとー、確か耳かきはここに……あった」

ホジホジホジ

モバP(うぅ……ゆるゆるふわふわした時間が続いてるぞーすげーや)

……

モバP「……」フワフワ

藍子「お兄ちゃん?」

モバP「ん、ああ。悪い。少し魂が抜けてた」

モバP「じゃあ、次に藍子。なにをやってもらいたいんだ?」

藍子「……」モジモジ

モバP「どうしたんだ? 急にもじもじし始めて」

藍子「こ、この年になってこんなこと言うのもおかしいかもしれないけど……」

モバP「なんだ?」

藍子「えっとー……そ、添い寝して……?」

モバP「え?」

藍子「添い寝してくれると……嬉しいな」

モバP「そ、添い寝ってお前!」

モバP「そんな男女で添い寝っつったら」

藍子「え……?」

藍子「あ、ああ! そ、そういう意味じゃないんです!」

藍子「ただベッドに一緒に入って寝てもらうだけでいいんです!」

藍子「やましい気持ちでいったんじゃないんです本当ですよ!」

モバP「敬語に戻ってるぞ」

藍子「あ……」

モバP「わかったわかった添い寝だな」

モバP(膝枕してもらったし断れないよな)

藍子「よ、よかった。信じてもらえて」ホッ

藍子「じゃあ、私の部屋に来てもらってもいい?」

モバP「え? そのまま寝るつもりなのか?」

藍子「……ダメ?」

モバP「そんなわけないだろ(イケボ)」

……

藍子 部屋

モバP「おお、このふわっとした感じの部屋はまさしく藍子の部屋だ」

藍子「恥ずかしいからあんまり見ないでほしいかも」

モバP「わ、悪い」

藍子「……」ス

モバP(あ、ベッドの中に入った)

藍子「……」

モバP(無言なのは入れってことなのか?)

モバP(じゃあ、遠慮なく)ス

モゾモゾ

藍子「ふふ、暖かい」

モバP「そうか」

藍子「なんだか私今夜はとてもいい夢が見れそう」

モバP「俺も色んな意味でいい夢が見れそうだ」

藍子「……なんだかドキドキするね」

藍子「私の心臓の音聞こえてないかな?」

モバP(俺はいつこのタイミングで警察が飛び込んでこないかどうかドキドキしてるよ)

藍子「……」

モバP「……」

藍子「モバPさん、今日はすみません。すっかり甘えてしまって」

藍子「迷惑じゃありませんでしたか?」

モバP「そんなことない」


藍子「今日の私、なんだか変だったみたいです」

モバP「まぁ、突然家に人がいなくなったら寂しいもんさ」

モバP「俺だって一人暮らし始めたときは寂しかったからな」

モバP「よくちひろさんに朝までお酒に付き合ってもらってたよ」

藍子「そうなんですか? なんだか可愛いですね」

モバP「そっくりそのままお前に返す」

モバP「まぁ、別に今夜は甘えてもいいぞ」

モバP「今夜だけはお前の兄貴だからな」

藍子「いいんですか?」

モバP「そういう約束だろ?」

藍子「じゃあ、このまま甘えちゃいます」

藍子「なんだかモバPさんにこうしてもらえると、とても気持ちよくて」

藍子「暖かくて、安心して、眠く……」

藍子「……」スヤスヤ

モバP「おいおい。もう寝ちゃったのかよ」

モバP「はぁ……この状況。冷静に考えてみるとまずいよな」

モバP「突然両親が帰ってきたら即通報ものだ」

藍子「モバPさん……」スヤスヤ

モバP「寝言か」

藍子「私……モバPさんや……ファンの方……みんなを……笑顔に、幸せに……出来ていますか?」スヤスヤ

モバP「……」

モバP「少なくとも、俺はお前に幸せにしてもらってるよ」ポンポン

モバP「さて、俺も寝るかな」

モバP「この状況でも眠れんだろ」

モバP「緊張で眠れないのは童貞くらいだ」

モバP「おやすみなさーい」

……



藍子「……」

モバP「……」

モバP「一睡もできなかった」

end

以上で終了です

最初は神のみのクロスか、マイボスマイヒーローのクロスをやろうかと思ってたんですかどうしてかこうなりました。

夜遅くまで付き合ってくれた方ありがとうございました。

似たようなスレをまた今度立てるのでそのときはお願いします。

ちなみに、こんなくそスレ転載するかどうかはわかりませんが、禁止の方向でお願いします。

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